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「vipArmoredCoreSS外伝 ヒワイナントアンテナ」
291
:
名無しさん@コテ溜まり
:2009/10/12(月) 19:28:54
「先刻はすまない、年甲斐もなく取り乱してしまった」
男は少年と女児に頭を下げた、深く静かに。
二人は大人に謝られる状況になれていないらしく、言葉に困り顔を見合わせる。
「そんな、謝らないでください。長く寝ていたんですからわからなくもないですよ」
「寝ていた?」
「ええ、コロニーの外で倒れているのをアミが…あぁ自己紹介が遅れてましたね」
「僕はナナ、こんな名ですが男です。そしてこっちが妹のアミです」
「えと…あなたの名前は」
男は躊躇った、この二人に自分素性を教えていいものなのか。
整理の付かない現状で、自身を晒すのは利口な判断なのだろうかと。
「あ…嫌ならいいんです。気が向いた時にでも…」
「すまない…そうさせてもらう」
子供に気遣ってもらうのは気が滅入るようだ。
立ち上がり、外をみようと壊れた壁から顔を覗かせる。
しかし眼に映る光景は、到底気分転換できるようなものではなかった。
ナナはコロニーと言っていたが正確にはコロニーだったが適切だろう。
半球状の屋根はこの部屋のように崩れ落ち、下に広がる居住スペースが半分は潰れている。
その他にもMTの残骸が被さり潰れた建築物、大きな弾痕の残るアスファルト。
とても人の住むコロニーの光景とは思えなかった。
「…酷いな」
「仕方ないですよ、企業もあの一日でボロボロになっちゃいましたから」
「企業の立て直しが終わるまでコロニーの復興はないでしょうね」
「それにしてももう一年にはなるのに、食料やその他の物資は充分に供給されるようになりましたけど」
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