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試験投下スレッド
169
:
血を分けた者の死神と(6/9)◆1UKGMaw/Nc
:2005/05/08(日) 18:11:33 ID:3ABiJhFQ
「ほう……」
声に従い出てきた面々に、ウルペンは内心舌打ちした。
確かに凪達は全員姿を見せていた。
ただし、巨木の左側からいーちゃん、頭上の枝に零崎、巨木から伸びる根の右側から他の木の背後を経由して覚、根と地面の隙間にアリュセ、
そして中央に凪、と、それぞれが離れた位置にである。
「これで全員だ。言っておくが、お前が妙な真似をした場合、俺達は全力でお前を潰す」
中央に立つ凪が堂々と宣言する。
ウルペンは、口の端を歪め、視線だけで相手の面々を見渡す。
もし、ここで念糸なり炭化銃なりで攻撃を加えた場合どうなるか。
相手の間隔が狭ければ問題はないだろう。
だが、ここまで開いていては……この距離なら二人三人は自分のところまで到達する。
これだけのの人数が固まっているとは予想外であった。
(考えたものだ)
こんなところで手傷を負う気はない。
相手としても、仲間を失う気はないだろう。
互いに相手を傷つけたが最後、確実に互いにとって不幸なことになる布陣。
ここでの最善の行動は、お互い無傷で収めることであった。
(仕方があるまい)
最善の行動を選択する。
フリウ・ハリスコーはこの状況で出てこない娘ではないと思えた。恐らく、本当に彼女はいないだろう。
ならば、もうここに用はなかった。
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