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本ストーリーの修正版を投下するスレッド
33
:
名無しさん
:2005/04/03(日) 00:37:04 ID:jsGBRiuU
>>32
詠子の口調もちょっと違うような……
「……待って、この奥に小屋があるみたいよ」
↓
「……うーん、この奥に小屋があるみたいだねえ」
「これは……地図、かしら」
↓
「これ……地図、かなあ?」
って感じの語りだと思っていたが……まあ、この辺は些細な問題か。
気にせんでくれ。
34
:
見ることの出来ぬ敵 4/5
:2005/04/03(日) 03:13:50 ID:gEh8/mHg
× 「いいえ、北東のビルに退避したようです。
○ 「いいえ、北西のビルに退避したようです。
御手数ですが、修正お願いします。
35
:
名無しさん
:2005/04/03(日) 09:59:58 ID:Iip3X4nE
>>33
おお、そっちの方がしっくりきますね。
まとめの方、サッシー捜索隊の会話部分を
>>33
に修正お願いします。
36
:
二万年前の知略 修正
:2005/04/06(水) 00:19:20 ID:/Nz4mW66
誤→「クソッ俺のバトルアックスさえあれば
正→「クソッ俺のトマホークさえあれば
お手数ですが、修正をお願いします。
それとこの話の周辺の話のタイトルと内容が一致していません。
こちらの修正も宜しくお願いします。
37
:
After Rondo 1 修正
:2005/04/06(水) 07:08:29 ID:X5E/cqXc
議論235の指摘に基づき関西弁を一部修正
「…………っと」
──正直、かなりきついわ。
己の無力さを認めざるを得ず、ベリアルは歯噛みした。
川から南西にあるビルの中。死にものぐるいでそこにたどり着き、幸いにも置いてあった救急箱から消毒液や包帯を引っ張り出して今に至る。
左腕と口を使い包帯を巻き終わったときにはもうスタミナを使い切っていた。
「もうあいつには会いとうない。誰かが殺してくれるのを待つしかあらへんな」
眼帯の奥に白い眼を持つ少女。あの強大な悪魔だけですら脅威なのに、正体不明の銀色の糸も使ってくる。
体術はたいしたことないが、場慣れしている印象を受けた。
「そもそも……なんで俺はここにおるんや」
一度死んで、しかも悪魔になり、そしてそれも消滅し──だが、今こうしてここにいる。
バールに呼び戻されたのなら──いや、肉体ごと復活しているのは明らかにおかしい。
「……生き返った、としか考えられへんな。ゾンビか、俺は」
苦笑する。あんな“悪魔"がいるならゾンビが出てきてもおかしくない気もするが、さすがにそれは行き過ぎだろう。
「まぁ、いまここにおるってことが大事や。理由はどうでもええ」
無理矢理自分を納得させ、ペットボトルの水を飲みほした。疲労は既にピークに達している。
「ここで休んだ後カプセル捜索。……いや、ある程度人数が減るまでここに隠れてた方がええかもしれへん」
ある程度実力がある者がそれなりに減った中盤以降。そこで参加者の隙をついて殺すしかない。
「あー、こそこそやるんは似合わんなー……、せめて右腕が折れてへんかったら肉弾戦が出来るんやけど」
利き腕を失ったのは痛すぎる。炎は出せるが──それだけだ。
「もしくは探知機に引っかかった連中をなんとかごまかして武器──できれば銃器を強奪、か……? まったく、こういうのはバールのすることやろ」
溜め息をついた。せっかく生き返ったというのに、行動が制限されすぎている。
38
:
</b><font color=#FF0000>(jfhXC/BA)</font><b>
:2005/04/08(金) 19:19:19 ID:vVVVZFg6
ものすごく今更で申し訳ないのですが、まとめサイトストーリーの027のタイトルを、
Sillies Night→Silly's Night
に変更お願いします。
39
:
宮野の刻印推論
:2005/04/09(土) 08:25:02 ID:O4HOskRM
お手数ですが、まとめサイトに乗せる際、以下の修正をお願いします。
「そしてもう一つ。茉衣子君も気付いておろうが、今現在我々のESP能力はかなり低下している」
「であろうな。なぜなら一つではありえないからだ。一概にESP能力といっても、効果は様々だ。テレパスやサイコキネシスに始まり、発火能力、透視能力、
どこぞの加速装置じみた能力もあったな。それら全ての能力は効果の違いに従い、発生のプロセスも違うはずなのだ。ならば、それぞれに対応した結界が必要となる!
その結界全てを島全体に張り巡らすなど無駄もいいところだ。各個人単位に、それぞれにあった結界をかけた方が遥かに効率が良いに決まっている」
上記二つの台詞内の、『ESP能力』と言う部分を『EMP能力』に変更をお願いします。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
40
:
過疎地脱出(5/7) </b><font color=#FF0000>(aeu3dols)</font><b>
:2005/04/12(火) 02:14:41 ID:NoPw7y7Q
166話の過疎地脱出に修正を加えます。
修正点はリナがマジクを知っている記述の削除です。
――――――――――――――――――――――――――――
「……多すぎるわ」
放送により公開された死亡数。23人という数字は、ほぼ5人に一人が死んだ計算になる。そして……
「涼宮ハルヒ、それに……」
朝比奈みくるが話していた彼女の友人の名前が二つも出てきた。
彼女の所属していたSOS団という集まりは半分以上が死亡していたのだ。
「さっき話してた、死んだ女の子の友人達ね。……月並みだけれど、運が悪かったのよ」
「……ええ、そうね」
ダナティアは無表情に頷いた。
5人に1人が死亡したという結果から見れば、1人は死亡していてもおかしくない。
だが、5人中3人もの死者が出た事は、不幸が偏ったとしか言いようがなかった。
「あたくしとあなたの仲間達は、生き残ったようね」
「…………ええ、仲間に死人は出ていないわ」
しかし、知り合い全ての範囲ならば、ガウリイを除いても2人死亡していた。
他ならぬリナが殺した暗殺者ズーマ。
そして、リナに対し中立の立場を取る事が多かった魔族、獣神官ゼロス
(能力に制限は受けてたんだろうけど、まさかあいつを殺せる奴が居るなんて……)
ゼロスの強さはよく知っている。正直、彼が居る事を知った時は寒気がした。
彼より強い魔族を打ち倒した事は何度か有るが、それは相手が自殺願望を抱いていたか、
あるいは有利な条件が重なりまくった挙げ句に自分より強大な助力が有った時だけだった。
(……つくづくよく生きてるな、あたし)
この戦いで敗れた時も、普通の相手ならそのまま殺されていた公算が高い。
自分の悪運に感謝する。
(とにかく、ゼロスを殺せる奴が居るんだ。警戒しなきゃならない)
そのゼロスを殺した男、ハックルボーン神父が気絶中に近辺を通過した事など知る由も無かった。
41
:
長電話にご用心 </b><font color=#FF0000>(uYUjSvZQ)</font><b>
:2005/04/13(水) 03:31:47 ID:WMIOVJBw
ミスを発見しましたので訂正します。
「保胤は携帯をセルティ渡す」と本文で書いてあるのに
最後の所持アイテムのところでは
保胤の道具欄に携帯電話が入ってしまっています。
まとめサイトに乗せる際、
セルティと保胤の所持アイテムを以下の通りに修正してください。
【慶滋保胤(070)】
[道具]:デイパック(支給品入り) 「不死の酒(未完成)」、綿毛のタンポポ
【セルティ(036)】
[道具]:デイパック(支給品入り)(ランダムアイテムはまだ不明)、携帯電話
よろしくお願いします。
42
:
寝起きハイテンション_修正
:2005/04/13(水) 22:37:44 ID:PPKYBePc
以下のアリュセの口調の差し替えをお願い致します。
「なに、どしたの?」
↓
「なに、どうしたんですの?」
「な、なにいきなり!? ……なんで前かがみなの」
↓
「な、なんなんですのいきなり!? ……なぜ前かがみ?」
「あのね、最初の広間でないすばでぃの人見かけたよ。背が高くて……」
↓
「あのね、最初の広間で"ないすばでぃ"の人見かけましたわよ。背が高くて……」
ついでに、以下もお願いします。
名を聞こうと話しかけようと――したところで、ガバッと勢い良く起き上がる。
↓
名を聞こうと――したところで、ガバッと勢い良く起き上がる。
43
:
禁止エリアがもたらすもの_修正
:2005/04/13(水) 22:42:04 ID:PPKYBePc
以下のアリュセの口調の差し替えをお願い致します。
「ねえ、これからどうする?」
↓
「ねえ、これからどうするんですの?」
「うん、大丈夫だよっ」
↓
「ええ、大丈夫ですわっ」
「ふぇ? わたし、自分で持てるよ?」
↓
「ふぇ? わたし、自分で持てますわよ?」
「そう? それじゃ、お願いするねっ」
↓
「そう? それじゃ、お願いしますわねっ」
44
:
Double passes_修正
:2005/04/13(水) 22:44:39 ID:PPKYBePc
以下のアリュセの口調の差し替えをお願い致します。
「ねえ、これからどうするの?」
↓
「ねえ、これからどうするんですの?」
出雲がその理由を尋ねるとアリュセは、「王子って盆栽が趣味だから、盆栽の有るところにいるんじゃないか
と思って」と答えた。
↓
出雲がその理由を尋ねるとアリュセは、「王子って盆栽が趣味だから、盆栽の有るところにいるんじゃないか
と思いまして」と答えた。
45
:
月夜に騒ぐマン・サーチャー(改訂1)
:2005/04/16(土) 09:02:06 ID:k/ZdXl9E
口調修正となります。
よろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――
海からの強い風に、せつらの髪がなびく。
海沿いに連なる、動かぬ冷たい機械の群れ。
F−1エリア、海洋遊園地にあるジェットコースターのレール。その一番高い場所に、秋せつらは立っていた。
「しかしまぁ、またよく分からないものを作ったものだ」
眼下に見えるアトラクションの山を一瞥し、嘆息する。
本来ならばカップルや子供連れの家族で賑わうべき遊園地も、この島においては不気味にその巨大な威容を誇示するだけだ。
「殺人ゲームの舞台に、こんなものまで用意するとは……主催者は相当に悪趣味だな。
いや、逆に趣味がいいと言うべきか?」
ぐるりと周囲を見渡すと、彼方に小さく動く影をいくつか見ることができる。
他の参加者たちだ。
月の光の下、お世辞にも良い視界とは言えないが、それでもせつらの視力はかなり遠くまでの確認を可能としていた。
元々いた位置から近いこともあり、まず目視で広範囲を偵察できる場所として、せつらはここを選んだのだ。
「とはいえ、どうやら見える範囲にアシュラムさんはいない、と」
そのアシュラムの捜索を依頼したピロテースは、鉄の塊である遊園地を嫌って近くの森に潜伏している。
危ないですから一緒に行動しましょうと言ったら、バカにするなと怒られてしまった。
あまつさえ、勝手に一人で周辺を捜索して回っているらしい。
「まぁ、彼女も十分戦えるし、いざとなったら姿隠しなんて反則技もある。あまり心配することもないか。
アシュラムさんのことを語ってる時は、恋する乙女って感じで可愛らしいんだけど」
本人が聞いたら本気で殺しにかかって来そうなセリフでも、こんな場所なら気兼ねなく吐ける。
一通り周辺を見回し終えると、懐から地図を取り出し眺め始めた。
近場で情報が手に入りそうな場所を物色する。
「やはり……城、かな。少し戻ることにはなるけど、ピロテースさんもアシュラムさんもファンタジー住人のようだし」
失礼な検討の仕方をする。
「もしくは、北上して町に入るか。……幾人か人がいるのは確かだ」
せつらはしばし黙考していたが、やがて方針を決定したのかレールを降り始めた。
レールからレールへひょいひょいと跳躍し、危なげなく地面に足を着く。
そして何を思ったのか、近くの従業員出入り口に近づきドアノブを回す。が、
「ふぅ。ま、閉まってるとは思ったけれど。仕方ない」
言うなり懐から銃を取り出し、ドンッと一撃。
蝶番を破壊してそのまま中に入っていった。
46
:
月夜に騒ぐマン・サーチャー(改訂2)
:2005/04/16(土) 09:02:58 ID:k/ZdXl9E
そのまま数分が経過し――
戻ってきたせつらの手には、20メートルほどの鋼線が握られていた。
これが、せつらが海洋遊園地を目指したもう一つの理由である。
"糸"の代用品となる武器の調達。
蒼い殺戮者(ブルー・ブレイカー)と遭遇した時に、配電線を"糸"の代わりとすることを思いついたのだ。
ここなら配電線の予備くらいあるだろうと当たりをつけたら、案の定であった。
「さて、どれほど使えるかな」
そっと、端を掴んだ鋼線を地面に垂らした次の瞬間――耳障りな音と共に、少し離れたアトラクションの柵が火花を散らした。
続いてアスファルトが、傍らの樹木が、背後の電灯が、音と火花を散らし弾け飛ぶ。
そして――、
「ふむ」
せつらのその呟きと同時に、辺りにまた静寂が戻った。
「切断も出来ず、精度も悪い。参ったなぁ……重いし太いし短いし、これは予想以上に扱いづらい」
本来のせつらの糸繰りなら、こんな騒々しいことにはならないのである。
静かに、誰にも気づかれることなく、目標を切断することも意のままに操ることすらも可能であったのだが……
さすがに、今回の無様な糸繰りぶりにはちょっと落ち込んだようだ。
だが、とりあえず戦闘になら使えないこともないと、無理やり自身を納得させるせつらであった。
とにもかくにも、いつまでもここにいても仕方がない。
近くに放置していたデイバッグを掴むと、辺りを見回す。
「さて、ピロテースさんはどこにいるのかな。……ピロテースさん、出発しますよ」
小声で呼んでみる。
反応なし。
ふむ、と嘆息。そして考える。
どうせ先ほど盛大に騒音を撒き散らしてしまったのだ。
音につられた他の誰かが来るなら来たで、情報源になって貰おうと割り切った。
「北の町に向かいますよ。聞こえていますか? ピロテースさん」
あろうことか、大声で呼びながら歩きだした。
せつらが、森から飛び出してきたピロテースに「騒ぐな!」と怒られるまで、あと30秒。
【残り90人】
47
:
チャンス到来/戦友 </b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>
:2005/04/17(日) 01:32:56 ID:Lfg1/.X6
作中全部の「・・」を「・・・」に。
「・・・」を「・・・・・」にしてください。
お願いします。
48
:
希望 </b><font color=#FF0000>(LJVmSKgk)</font><b>
:2005/04/17(日) 13:06:21 ID:5x7FWE3M
訂正お願いします。
【ミズー・ビアンカ】
[状態]:気絶。左腕は動かず。
[装備]:グルカナイフ
[道具]:デイバッグ(支給品一式、支給品の地図にアイテム名と場所がマーキングされています)
[思考]:気絶
【新庄・運切】
[状態]:健康
[装備]:蟲の紋章の剣 救急箱
[道具]:デイバッグ(支給品一式、支給品の地図にアイテム名と場所がマーキングされています) 部屋で発見した詳細地図
[思考]:1、ガユスが戻るまでまで休憩 2、佐山達との合流 3、殺し合いをやめさせる
【ガユス・レヴィナ・ソレル】
[状態]:右腿は治療済み。戦闘は無理。疲労。
[装備]:リボルバー(弾数ゼロ) 知覚眼鏡(クルーク・ブリレ)
[道具]:デイバッグ(支給品一式、支給品の地図にアイテム名と場所がマーキングされています)
[思考]:屋上で安全ルートの捜索。傷を悪化させてでも、B-1とD-1へ急行。
49
:
ゲームは一日一時間(4/5)修正 </b><font color=#FF0000>(p2cIn2/A)</font><b>
:2005/04/17(日) 23:17:25 ID:2SF39t2A
本スレ181の13行目
>出夢は両手をひろげ、舞台役者のように言った。
を
出夢は片手で長門を抱えたまま、チッチと指を振って、舞台役者のように言った。
に修正しといてください
50
:
狂戦士の会合の修正 </b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>
:2005/04/17(日) 23:47:06 ID:Lfg1/.X6
丸々1つになりますがお願いします。
森の中を男が歩いている。
彼の体には血が付いているが顔にはとても今さっき人を殺したとは思えない笑みを貼り付けている。
『ちっ、さっきのガキとっとと殺っちまったかのはまずったなぁ、もうちょっと楽しんでから殺すんだった。
それにしてもどいつもこいつも馬鹿みたいに馴れ合いやがって・・・反吐がでるぜ。
カシムの野郎も奴らみたいになってんだろ〜な〜、はぁ〜あ、全く腑抜けたもんだ。』
言葉と裏腹に益々笑みを深くする。
気がつくと目の前にまるで本人がいるかのように呟いている。
「とっとと本性現しちまえよ、一緒にゲームを楽しもうぜカシムゥ〜。」
益々笑みを深くする。
ふと向かい側の方に人影が見える。
気配を消しもせずにまるで散歩をしているかのように歩き回っている。
『おめでたい獲物ま〜た発け〜ん。』
先ほど殺した相手から奪い取った銃を
ためらいなく撃つ、距離は10m、弾は相手の眉間を打ち抜いた・・筈だった。
だが少年は気にすることもなく歩みを止める気もない。
『ああん?外しちまったのか?』
向こうから声がした
「隠れてないでてきたらどうだ?」
「へいへい!」
姿を表すと同時に3発放つと同時に義手の充電を始める。
「待っていてやる。」
その男の姿はごく普通だった、体にフイットした服には汚れ一つついていない、・・この森の中で。
「くたばっちまいな!」
容赦のない一撃が彼を襲った、骨すら残っていないだろうとガウルンは確信した。
「あ〜あ、また楽しみ忘れちまった。
ガキ相手に俺様としたことが・・・」
言いかけたところで彼の義手が・・・弾けた。
「おいおい!?」
新たな敵が現れたかと思ったところで彼にしては珍しく驚きを見せた。
目の前に男が立っていた、先程葬り去った筈の男が。
「どうした、まさかそんなもので俺を殺せると本気で思っていたのか?」
冷ややかな目で見下ろす彼の雰囲気は普通の少年のそれとは明らかに異なっていた。
「ああん!?普通思うだろうよ!」
「そんな程度で自惚れていたのか?お山の大将にもほどがある。」
「猿と同じ扱いたぁひでーなー。」
少年は怒っていた、彼が人を殺したことにではなく、
彼のような弱いものが自分に向かって来たその行為に対して。
『あ〜らら、どうやらここで終わりみたいだな、愛してるぜカシムゥ、続きは地獄で・・・』
彼の思考が途切れた
「俺と対等なものは一体どこにいるんだ?」
歩いていく彼の後ろには左腕と首のない死体が一つ、赤い花のように咲いていた。
(A-5/1日目/4:45)
【死者】ガウルン
【残り人数】96人
【フォルテッシモ】
【状態】やや不機嫌気味。
【道具】ラジオ
【装備】荷物一式(食料は回復する。)
【思考】 強者を倒しつつユージンを探す、一般人に手を加える気はない。
51
:
目は口ほどにものを言う? </b><font color=#FF0000>(uYUjSvZQ)</font><b>
:2005/04/20(水) 03:03:48 ID:yGCSgj1A
投稿したばかりで申し訳ないですが間違いを発見しました。
227の一番下の段落に間違いがあったので以下の通りに訂正します。
昨夜即席につくった符をフォルテッシモ投げつけた。
しかし、符はフォルテッシモに届く前にずたずたに切り裂かれてしまった。
保胤はためしに距離をとりながらフォルテッシモの側面に回りこんでから
同じように符を投げつけた。結果は同じだった。
保胤フォルテッシモに届く前に符はずたずたに切り裂かれて地面に落ちた。
「どうした?こんな紙切れを投げつけるのがお前の能力なのか。」
フォルテッシモは鼻先でせせら笑う。
↓
保胤は昨夜即席につくった符をフォルテッシモ投げつけた。
しかし、符はフォルテッシモに届く前にずたずたに切り裂かれてしまった。
保胤はためしに距離をとりながらフォルテッシモの側面に回りこんでから
同じように符を投げつけた。結果は同じだった。
フォルテッシモに届く前に符はずたずたに切り裂かれて地面に落ちた。
「どうした?こんな紙切れを投げつけるのがお前の能力なのか。」
フォルテッシモは鼻先でせせら笑う。
よろしくお願いします。
52
:
別れ5(修正文1)
:2005/04/20(水) 20:34:12 ID:D7qZuQnc
【C3/商店街/11:00】
【ザ・悪臭パニック一行】
残り88人
【相良宗介】
【状態】健康
【装備】ソーコムピストル、スローイングナイフ、コンバットナイフ 、ショットガン、暗視ゴーグル
【道具】荷物一式、弾薬
【思考】大佐と合流しなければ。
【千鳥かなめ】
【状態】健康、精神面に少し傷
【装備】鉄パイプのようなもの(バイトでウィザード/団員の特殊装備)、 賢石(終わりのクロニクル/文字は力になる)
【道具】荷物一式、食料の材料。
【思考】早くテッサと合流しなきゃ。
【小笠原祥子】
【状態】健康
【装備】銀の剣 、ギュエスの剣5本(終わりのクロニクル/アルミ定規ほどの軽さで鋭い)
【道具】荷物一式(毒薬入り。)
【思考】オドーに借りができた。祐巳助けてあげるから。
【しずく】
【状態】機能異常はないがセンサーが上手く働かない。
【装備】エスカリボルグ(撲殺天使ドクロちゃん)、賢石(千鳥と同じ)
【道具】荷物一式
【思考】BBと早く会いたい。
【オドー】
【状態】健康
【装備】アンチロックドブレード(戯言シリーズ)、シェイムフル2000、
V-Sw(終わりのクロニクル)
【道具】荷物一式(支給品入り)
【思考】協力者を募る。知り合いとの合流。出雲にV-Swを渡す。皆を守る。
追加
祥子は自分が祐巳を探している事しか告げてない。
祥子は商店街にはもう居ません。行き先は次の方にお任せします。
千鳥・しずくは次の放送までには賢石を使いこなせるようになります。
祥子は十数分後にギュエスの剣を使いこなせるようになります。
全員が食料・水は補給完了しました。
53
:
Tiamat(完全版) </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/20(水) 23:21:15 ID:w.qEFO5w
『死にたく…ない』
AM11:05
島中に響き渡った惨劇は、この一言を最後に幕を閉じた。
そしてそれを同じくして浜辺で絶叫する少年が一人…。
「なんでなんでなんだよ!」
兄に続いて従兄弟までもが…己の無力…そして残酷な運命にただ叫び涙する、竜堂終。
「竜になれ!竜になれ!竜になれ!竜になれ!」
頭を掻き毟り、砂浜でのたうち、己の中の超常の力を引き出そうとする終、
だが終の慟哭にも関わらず、一向に身体は竜に変化することはなかった。
すでに先程の変身によって、力を消耗してしまっていたのだ。
「こんな時に竜になれなくっていつ竜になるんだよ…ちくしょう」
「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!」
終は何も出来ない怒りをぶつけるように、波間に向かって叫び…足元の砂めがけ拳を叩きつける。
最初は自分の力なら皆を守れると信じていた、だが結果はどうだ?
誰一人…何一つ守ることが出来なかった…。
「何のために俺はこの力を持って生まれてきたんだ!」
泣いている間にも刻一刻と人が死んでいく…その恐怖に愕然となる終。
だがそれ以上に他の誰かが自分と同じ思いをしているということの方が遥かに嫌なことのように思えた。
「もう…いやだ、誰かが苦しむのを見るのは…」
【その願い叶えてあげましょうか?】
不意に響いた声に終は周囲をきょろきょろと見渡す…と、波打ち際に紫色の飾りが落ちている。
終は導かれるようにその飾りを手に取った。
【逞しき竜の若者よ…貴方は何を望むの?】
「みんなを助けたい…始兄貴や茉理ちゃんが出来なかったことをしたいんだ」
声は続いていく、より鮮明に。
【それは茨の道よ…犠牲なしでは成し得ない道】
「わかってる…だけど挑まなければ道は開かれないだろう?」
声に応じる終、もうその声から怒りは消えていた。
【なら、力を貸してあげるわ…そのかわり】
終は導かれるように宝石に手をやる、何の抵抗もなく…
すでに彼の精神はカーラに導かれるままだった、その意識、思考はそのままに、
幾多の勇者、賢者たちがそうだったように、彼もまたカーラの術中に嵌ってしまったのだ。
【受け入れなさい、私の全てを】
そして終はサークレットを自らの額に装着したのだった。
54
:
Tiamat(完全版) </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/20(水) 23:22:11 ID:w.qEFO5w
「ようやく身体を手に入れましたか、マダム…いえ今はボーイでしょうか?」
「竜族の肉体とはね、予想外よ」
竜堂終、いやカーラは声の方向に振り向く、そこには何時の間にか”魔術師”ことケンプファーが立っていた。
「正直私は”人形遣い”と違って、あまり介入は良しとしない方向なのですが…貴方の参入は当初の予定に含まれている以上、
一応確認した方がよいかと思いましてね…それにしても」
ケンプファーは頷くと、ポケットから小さな砂時計を取り出す。
「アカシックレコード、ですか?」
ケンプファーは砂時計を太陽にかざす、と中身は砂ではなく何やら複雑な何かがうねうねと螺旋を描いている。
「断片とはいえこの中にありとあらゆる世界の因果律が含まれているとは」
アカシックレコード…宇宙開闢以来の全ての存在の全ての事象をその誕生と未来に至るまでも記録したアーカイブだ。
「世界は単独で成り立っているわけではないわ、私たちの住まう世界にみならず…、
可能性の分だけ世界が世界の分だけ可能性が存在するわ…
それはでもドミノのように危うげなもの、一つの世界が僅かでも道を踏み外せば、
その結果は幾千幾万の世界に影響するわ」
「だから貴方は我々に力を貸す、というわけですか?」
「たまたま私とあなた方の目的の一部が合致したにすぎないわ…」
カーラはつれなく答える。
「この地に集いし者たちはすべて多かれ少なかれ世界を変革しうる可能性を持った者たち、
ですが全てを可能性のままにしておけば、いずれは崩壊を招くのみ…だれかが調停せねばならないのよ」
カーラは悲しげにため息をつく。
「皮肉なものね。皆己の世界を良くしようと戦って結果…他の世界を危機に陥れていることも知らず」
「私は知識の学冠の力を持って、自分たち以外の世界の存在を知り…そしてそれらがお互いに及ぼしあう影響についても
知ることが出来たわ…けれど肝心の干渉そのものについては叶わなかった」
「そこでこのアカシックレコードですか?」
「それを貴方たちに見せてもらったとき、私は私の考えが間違っていなかったことを確信したわ」
「こんな僅かな欠片でも、ですか」
細煙草に火を灯そうとするケンプファーだったが、カーラの視線に気が付いて苦笑しながら火を消す、
「わずかこれだけでも私たちの世界では入手は適わぬもの、ですけどこの欠片だけでも
操作ができれば、我が手中において幾多の世界の結果を操作できることでしょう…」
「それが世界の安定につながることになると」
「ええ」
皮肉げなケンプファーの言葉に気づいているかいないのか…しれっとした返事のカーラ。
「知らなければと思うこともあるわ、この事実さえわからなければ、私はただ私の住まう世界のみを
ただ守り安定させていればよかった…」
やはり悲しげに目を伏せるカーラ、彼女の脳裏に浮かぶのはかの繁栄を誇った古代王国の崩壊していく様だ。
あの悲劇をくりかえすわけにはいかない…いつ、いかなる時間、場所であろうとも。
終末の破壊、悲しみを防ぐためならば、いかなる犠牲を払ってでも食い止めなければならない、
その崩壊が引き金となって、いつロードスが、そしてフォーセリアが巻き添えになるか分からないのだ。
55
:
Tiamat(完全版) </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/20(水) 23:23:10 ID:w.qEFO5w
「あの少年の願いを裏切ることになるのですが?」
「彼には悪いことをしたと思っているわ、これから私の行うことは悪鬼の謗りを受けても仕方が無いこと、
けれども彼ならばきっと理解してくれるはず、危機を乗り越えるためには
流さねばならぬ血もあるということを」
そんなカーラをケンプファーはまるで古生代の化石でも見ているように一瞥し、そのまま
彼女に背を向け歩き出す。
「では当初の予定通り、と言いましてもあって無きが如しですが、動いていただけますかな?」
「あなた方の思惑はともかく、さし当たっての危機を見逃すわけにはいかないわね…」
彼女の頭の中にはすでに絵図が描かれているのだろう、だれを殺し…そして誰を生かすかを、
全てはバランスだ…、もっとも今からこの地で起こりうることに関しては彼女といえど知る由もない。
状況によってはいずれ「騎士団」とも戦うことになりうるかもしれず、
それもまた彼らには織り込み済みなのだろう。
終の姿、終の声で…他人の肉体を乗っ取り数百年の時を生きてきた魔女は複雑な心中を隠すように前髪を掻き揚げる。
そしてケンプファーは長居は無用とばかりに己の影の中に姿を消す、
「老婆心ながら忠告を…その姿で女言葉はおやめになられた方がいいかと思いますよ」
などと余裕の言葉を残して。
現在位置【C-1/浜辺/一日目、11:15】
【竜堂終(カーラ)】
[状態]:通常
[装備]:ブルードザオガー(吸血鬼)
[道具]:なし/ サークレット
[思考]:参加者に攻撃
(衣服のみ入手しているものとします)
56
:
名無しさん
:2005/04/21(木) 09:05:33 ID:HQJ0q5O6
230After Rondoの、
ゆっくりと立ち上がって、無理に階段を上る。血痕が残っている1Fにいるわけにはいかない。
を、
○ゆっくりと立ち上がって、無理に階段を上る。1Fにいたら他の参加者に見つかってしまうかもしれない。
に変更お願いします。それと、
※ミズーらの入った入り口とは別の入り口からある一室まで血痕が続いています。
を削除してください。
ほんと申し訳ない。
57
:
名無しさん
:2005/04/21(木) 09:24:39 ID:HQJ0q5O6
連続ですみません。
169Pursuerの、
そしてしばらく行ったところで、半身がない死体と放り出されたデイパック──そして奇妙なものを見つけた。
やばすぎるんじゃねえか──言葉を飲み込み、甲斐は戦慄した。
焦げ跡を残した、大人数人がすっぽりと入る大きさのクレーターがそこにあった。
近くにある死体の半身は、これが出来たときに消えてしまったのだろう。……跡形もなく。
異常すぎる。
を、
そしてしばらく行ったところで、まっぷたつに切り裂かれた死体と放り出されたデイパック──そして奇妙なものを見つけた。
「おいおい、これは……」
やばすぎるんじゃねえのか──言葉を飲み込み、甲斐は戦慄した。
焦げ跡を残した、大人数人がすっぽりと入れそうなクレーターがそこにあった。
……異常すぎる。
に変更お願いします。
58
:
口先の龍理使い(1/4)改訂 </b><font color=#FF0000>(uJKJ5sPs)</font><b>
:2005/04/23(土) 17:32:03 ID:TpTz/NtE
俺がヨルガを取りに行く間に二人が冷たくなっていたら何の意味もないのだ。
↓
俺がマグナスを取りに行く間に二人が冷たくなっていたら何の意味もないのだ。
でお願いします。
59
:
Are You Enemy?修正その1 </b><font color=#FF0000>(p2cIn2/A)</font><b>
:2005/04/24(日) 06:45:16 ID:2SF39t2A
本スレ261-264の修正
>黒帽子は困っているような、楽しんでいるような、左右非対称の笑みを浮かべた。
を
黒帽子は困っているような、楽しんでいるような、左右非対称の表情を浮かべた。
に。
黒帽子はすまなさそうな、哀れんでいるような、左右非対称の笑みを浮かべると
を
黒帽子はすまなさそうな、哀れんでいるような、左右非対称の表情を浮かべると
に、しといてください。
60
:
Are You Enemy?修正その2 </b><font color=#FF0000>(p2cIn2/A)</font><b>
:2005/04/24(日) 06:46:30 ID:2SF39t2A
【宮下籐花(ブギーポップ)】
[状態]:健康
[装備]:包丁
[道具]:支給品一式。デイパックの中にブギーポップの衣装
[思考]:世界の敵を探す。
を、 ↓
【宮下籐花(ブギーポップ)】
[状態]:健康
[装備]:ブギーポップの衣装、包丁。
[道具]:支給品一式。
[思考]:世界の敵を探す。
61
:
化け物 </b><font color=#FF0000>(yAJurGEw)</font><b>
:2005/04/24(日) 14:05:22 ID:5x7FWE3M
そして少し考えた後、口を開いた。
↓
そして男は少し考えた後、口を開いた。
お願いします。
62
:
その瞬間はこともなげに_修正稿
:2005/04/25(月) 23:24:58 ID:6HoOAYgQ
ウルペンは銃を知らないんですよね……なんで普通に持ってかせてるんだ、俺。
申し訳ありませんが、【260:その瞬間はこともなげに】ラストのウルペンパートを、以下の文に差し替えお願いします。
毎度、お手数おかけします。
---------------------------------------------------------------
「いつだって、その瞬間はこともなげに訪れる。悪く思うな」
脱力したリリアの身体を地面に寝かせ、ウルペンはハーヴェイに歩み寄る。
そしてナイフを掴み、勢いよく引き抜いた。
反動でハーヴェイの身体が一瞬跳ね上がる。
「ハーヴェイと言ったか。お前のナイフと……」
ちら、と炭化銃に視線を走らせる。
この妙な武器で、ハーヴェイは自分に遠距離から攻撃を仕掛けてきた。
放たれた何かが当たった場所は、黒く炭化している。
(今後の戦いで使えるかもしれんな)
念糸使いに念糸で挑むのは諸刃の剣だ。フリウに技量で負けるとは思わないが、念には念を入れたい。
それに、これなら他の者との戦いでも容易にイニシアティブを取れるだろう。
「……この武器もだ。両方とも、俺が使わせてもらうぞ」
炭化銃とナイフの鞘を回収し、ずっしりとしたその重みを確かめる。
(だが、ミズーとの再戦では、これは使うまいな)
当然だ。自分と義妹の最後を、こんなものを使って興醒めさせるわけにはいかない。
その瞬間を思って一つ身震いし、ウルペンはその場を後にする。
自らが殺すべき相手を探すために。
(待っていろ……フリウ・ハリスコー、そして我が義妹よ)
63
:
</b><font color=#FF0000>(qBC89beU)</font><b>
:2005/04/26(火) 18:33:55 ID:wMojAoZA
>>56
で「230After Rondo」が修正されたのと同様、「258ベリアルは沈黙する」から、
※ミズーらの入った入り口とは別の入り口からある一室まで血痕が続いています。
という一文の削除をお願いします。
64
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 22:38:47 ID:U6w3/L2o
『死にたく…ない』
AM11:05
島中に響き渡った惨劇は、この一言を最後に幕を閉じた。
そしてそれを同じくして浜辺で絶叫する少年が一人…。
「なんでなんでなんだよ!」
兄に続いて従兄弟までもが…己の無力…そして残酷な運命にただ叫び涙する、竜堂終。
「竜になれ!竜になれ!竜になれ!竜になれ!」
頭を掻き毟り、砂浜でのたうち、己の中の超常の力を引き出そうとする終、
だが終の慟哭にも関わらず、一向に身体は竜に変化することはなかった。
すでに先程の変身によって、力を消耗してしまっていたのだ。
「こんな時に竜になれなくっていつ竜になるんだよ…ちくしょう」
「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!」
終は何も出来ない怒りをぶつけるように、波間に向かって叫び…足元の砂めがけ拳を叩きつける。
最初は自分の力なら皆を守れると信じていた、だが結果はどうだ?
誰一人…何一つ守ることが出来なかった…。
「何のために俺はこの力を持って生まれてきたんだ!」
泣いている間にも刻一刻と人が死んでいく…その恐怖に愕然となる終。
だがそれ以上に他の誰かが自分と同じ思いをしているということの方が遥かに嫌なことのように思えた。
「もう…いやだ、誰かが苦しむのを見るのは…」
【その願い叶えてあげましょうか?】
不意に響いた声に終は周囲をきょろきょろと見渡す…と、波打ち際に紫色の飾りが落ちている。
終は導かれるようにその飾りを手に取った。
【逞しき竜の若者よ…貴方は何を望むの?】
「みんなを助けたい…始兄貴や茉理ちゃんが出来なかったことをしたいんだ」
声は続いていく、より鮮明に。
【それは茨の道よ…犠牲なしでは成し得ない道】
「わかってる…だけど挑まなければ道は開かれないだろう?」
声に応じる終、もうその声から怒りは消えていた。
【なら、力を貸してあげるわ…そのかわり】
終は導かれるように宝石に手をやる、何の抵抗もなく…
すでに彼の精神はカーラに導かれるままだった、その意識、思考はそのままに、
幾多の勇者、賢者たちがそうだったように、彼もまたカーラの術中に嵌ってしまったのだ。
【受け入れなさい、私の全てを】
そして終はサークレットを自らの額に装着したのだった。
65
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 22:39:32 ID:U6w3/L2o
ようやく身体を手に入れることが出来た、しかも竜族の肉体とは嬉しい予想外だ
竜堂終、いやカーラは満足げに歩く
数百年の時を生きる魔女である彼女は知識の学冠の力を持って、自分たち以外の世界の存在を知り…
それらがお互いに及ぼしあう影響についても知ることが出来た…。
そしてその研究の果て、
アカシックレコード…宇宙開闢以来の全ての存在の全ての事象をその誕生と未来に至るまでも記録した
アーカイブの存在にまで行き着いたのだ。
しかし肝心の干渉そのものについては叶わなかった。
生まれては滅び行く世界の数々、そしてその影響を受けフォーセリアが、そしてロードスもまた
次々と変遷していく…。
世界は決して単独で成り立っているわけではない、自分の住まう世界のみならず…
可能性の分だけ世界が世界の分だけ可能性が存在し、ドミノのように危うげなバランスでギリギリの共存を保っている、
一つの世界が僅かでも道を踏み外せば、その結果は幾千幾万の世界に影響する。
防がねばならない…。
だが、彼女といえども世界の壁を乗り越え、異なる世界へと移行することは叶わなかった。
やり方は何とか編み出すことができた、だが壁を乗り越えるのは単独では力が足りない。
向こう側から呼んでもらわなければならなかったのだ。
ただ日々変わり行く世界を眺めては一喜一憂する空しい日々、
そこにこの一件である…まさに千載一隅だった。
カーラは迷うことなく次元転移の大呪文を実行した、そしてその代償に己の肉体は滅んだものの
またこうして再び肉体を入手することが出来たのだった。
この地に集いし者たちはすべて多かれ少なかれ世界を変革しうる可能性を持った者ら、
だが全てを可能性のままにしておけばいずれは崩壊を招くのみ…
だれかが調停せねばならない、それは自分の役目ではないか。
カーラは悲しげにため息をつく。
「皮肉なものね。皆己の世界を良くしようと戦って結果…他の世界を危機に陥れていることも知らず」
正直知らなければと思うこともある、この事実さえわからなければ、彼女はただロードスの安定だけを
ただ考えればよかったのだから
66
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 22:40:18 ID:U6w3/L2o
やはり悲しげに目を伏せるカーラ、彼女の脳裏に浮かぶのはかの繁栄を誇った古代王国の崩壊していく様だ。
あの悲劇をくりかえすわけにはいかない…いつ、いかなる時間、場所であろうとも。
終末の破壊、悲しみを防ぐためならば、いかなる犠牲を払ってでも食い止めなければならない、
その崩壊が引き金となって、いつロードスが、そしてフォーセリアが巻き添えになるか分からないのだ。
この宿主の…まっすぐなまでに純な願いを裏切ることになるのも彼女にとっては辛いことだった。
だが彼ならばきっと理解してくれるはずだ、危機を乗り越えるためには流さねばならぬ血もあるということを。
カーラの足はいつしか商店街へと向いていた。
その目に連れ立って歩く4人組が入る、老人とあとはまだ10代半ばの子供たちという奇妙なパーティだ。
(あれは…)
一度死んだのと次元転移の荒技とで、何を成すべきかという記憶をほとんど失っている彼女だったが、
その一部残った記憶の中にあの老人は存在していた…確か。
カーラはゆっくりと呪文を唱え始めた。
「ともかく慎重にだ、実際に動いている輩を確認した以上、一箇所に留まるのは危険だ」
あの衝撃の放送は無論、彼らの耳にも届いていた。
こうなってしまえば事態は急変する、慎重にしかし一刻も早く本来の仲間たちと合流しなければならない、
彼らは矛盾した命題を抱えつつも、とにかく商店街を離れようとしていた、その時
「!?」
突如飛来する巨大な火球、いち早く察知したオドーが指の一振りでそれを叩き落す。
炎が弾け飛び、熱気が周囲に立ち込め、陽炎が立つ。
その向こうには少年の姿を借りたカーラが不敵に構えているのだった。
67
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 22:42:34 ID:U6w3/L2o
「ここは引き受けます!大佐は早く退いてください」
言葉と同時に発砲、しかし標的はひらりとビルの影へと姿を隠す。
「いや、私が残る…君こそ退きたまえ」
「お言葉ながら私には軍略の才はありません、しかし大佐がおられれば…」
オドーは宗介の言葉を手で制する。
「軍曹、冷静になれ、今は君自身が守るべきものを優先したまえ、君が守らなくて誰が彼女を守るのだ」
オドーはかなめを示して宗介を説得する。
「しかし!」
「ならば命令しよう、君はただちにこの場から退き…彼女らを守れ
それに、このような戦いともなれば、君の存在も私にとっては足手まといになりかねんのだよ」
オドーの目が不敵に輝く…老いたりとはいえやはり彼もまた戦士だった。
「了解…大佐、どうかご無事で」
それだけを伝え、宗介はかなめとしずくの手を引き、街を離れるのだった。
そして1人残ったオドー…その口元には笑みが浮かんでいる。
面白い…震えが止まらない…、年を取り今では大佐などと祭り上げられてはいるが、
やはり自分は軍人であり戦士なのだとこうなると再認識してしまう。
もしかすると彼らを先に行かせたのは…今の自分を見られたくなかったからなのかもしれない。
「さあこい…少年!」
オドーはまるで初陣の若者のようにカーラに向かい、吼えた。
現在位置【C-3/商店街/一日目、11:45】
【オドー】
【状態】健康
【装備】アンチロックドブレード(戯言シリーズ))
【道具】荷物一式(支給品入り)
【思考】協力者を募る。知り合いとの合流。皆を守る。
【竜堂終(カーラ)】
[状態]:通常
[装備]:ブルードザオガー(吸血鬼)
[道具]:なし/ サークレット
[思考]:世界を救うため他の参加者に攻撃
(衣服のみ入手しているものとします)
68
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 22:43:42 ID:U6w3/L2o
【相良宗介】
【状態】健康
【装備】ソーコムピストル、スローイングナイフ、コンバットナイフ
【道具】荷物一式、弾薬
【思考】大佐と合流しなければ。
【千鳥かなめ】
【状態】健康、精神面に少し傷
【装備】鉄パイプのようなもの(バイトでウィザード/団員の特殊装備)
【道具】荷物一式、食料の材料。
【思考】早くテッサと合流しなきゃ。
【しずく】
【状態】機能異常はないがセンサーが上手く働かない。
【装備】エスカリボルグ(撲殺天使ドクロちゃん)
【道具】荷物一式
【思考】BBと早く会いたい。
69
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 23:34:14 ID:U6w3/L2o
先制攻撃はオドー、指を打ち鳴らすと同時に上からの圧力がカーラを押しつぶそうとする。
だがカーラも宿主の身体能力を生かして素早くその圧力から逃れ、反撃の火球を次々と撃ちだす。
「甘い甘い、少年!!」
しかしそれらは全てオドーに届く前に見えない圧力に潰され消滅していく。
(……)
カーラはその様子を怪訝な顔で見る。
何故だ?何故そんな回りくどいことを…空間や重力を操れるのならばもっと楽なやり方があるのではないか?
その疑問を確かめるべくカーラは今度は射撃攻撃ではなく、範囲魔法を詠唱する。
と、炎の渦がオドーを取り囲んでいく。
が、それも指の音と同時に次々とかき消されていく。
カーラは舌打ちをするとまた火球を連発する…、少しでも僅かでも相手に反撃のスキを見せてはならない。
だが…それらは全てオドーに届く遥か先で撃墜されていく…。
「少年、少年、どうやらそこまでのようだな」
攻撃の合間に己の勝利を確信したか、オドーが余裕の言葉を吐く。
キッとオドーを睨むカーラ、その手にまた炎の煌きが生まれる…だが。
「少年少年、無駄だ」
横っ飛びと同時に放たれたそれに向かいまた指を鳴らすオドー、しかし…
今度はこれまでまっすぐだった火球が軌道を変えオドーの頭上から落ちるように飛来する。
それを無造作に避け、また指を鳴らそうとした彼だったが…。
「そこまでなのはあなた」
カーラの一言と同時に打ち鳴らそうとした指が突然動かなくなる…足元を見ると、
(図ったか!!)
すでにカーラは見抜いていた、この老人の攻撃の特性とその弱点を明確に
オドーの攻撃は基本的には打撃攻撃、それも上方からのみの打撃に終始している…。
したがって自分の頭上と足元には攻撃できない。
70
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 23:36:41 ID:U6w3/L2o
オドーの足元の地面が妖しい輝きを見せている、見る人が見ればそこから
オドーの全身を戒めるロープのような物を見ることができるだろう。
そして先ほどの火球が無防備なオドーの体を焼き尽くさんとまた軌道を変える。
「舐めるな舐めるな、若造」
叫びと同時にオドーを戒める魔法のロープがぶちぶちと切れていく。
そしてまた指の音…オドーの眼前で消し飛ぶ火球。
だが、掻き消えた炎の背後にオドーが見たもの、それは。
大剣を構え、自らへと突進するカーラの姿。
そして吸血鬼の刃が…宿主である終の命を吸って鮮やかに輝き…オドーの体を貫いていた。
「馬鹿な馬鹿な…」
「私とは年季が違うわね…坊や」
さんざん若造呼ばわりされた鬱憤をこの場でぶつけるカーラ。
「何故だ何故だ…何故私を狙った…」
最後の疑問をぶつけるオドー、彼が宗介たちを先に逃がしたのはわけがあった。
最初の攻撃…あれは明確に自分のみを狙っていたというのを彼は悟っていたのである・
「全竜交渉…こちらの都合で解決するのにあなたは邪魔だったの」
「そんな…りゆう…で」
カーラは返答と同時にまた刃を深くオドーへと沈める。
オドーはまだ何か言いたげだったが、それから数秒後物言わぬ躯となった。
オドーの死体を無感動に眺めるカーラ。
さて次は誰が標的だ…戦いの最中に思い出した記憶を整理する。
一番の目標であった涼宮ハルヒはすでに死んでいるようだが…ならば
己の魂に宝物を秘めた少年か、それとも3つの目を持つ少女か…
彼女の標的には善悪も強弱も関係はない、彼女がロードスにとってフォーセリアにとって
脅威であると思えばその瞬間から討つべき敵となる…それだけのことに過ぎなかった。
現在位置【C-3/商店街/一日目、11:50】
【オドー:死亡】残り87人
【竜堂終(カーラ)】
[状態]:やや消耗
[装備]:ブルードザオガー(吸血鬼)
[道具]:なし/ サークレット
[思考]:フォーセリアに影響を及ぼしそうな参加者に攻撃
(現在の目標、坂井悠二、火乃香)
71
:
Howling! </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/04/26(火) 23:41:41 ID:U6w3/L2o
捕足
カーラはまだ目的に関する記憶をまだ一部しか思い出していません
72
:
感染:(+WvX4a0L)
:2005/04/27(水) 19:53:09 ID:rA3V8e5g
行動の「城に向かう」を「捜索再開」にお願いします
73
:
紳士たるもの(修正版) </b><font color=#FF0000>(O8WH7kR2)</font><b>
:2005/04/28(木) 06:03:58 ID:BZHogKC6
アメリアを埋葬した後、子爵はD−4エリアの崖下から続いている彼女の血の跡をたどっていった。
子爵は罪悪感を感じていた。結局、自分は彼女を助けることが出来なかった。
埋葬する段階になって初めて、彼女の名前を知らないということに気づいた。
このままでは、墓に名前を書き込むことすら出来ないないではないか。
自分と会う前に彼女の身に何が起きたのか、そこに何か手がかりがあるのかもしれない。
子爵は行動を起こした。
途中、どこかで銃声が聞こえた気がしたが、今の子爵にとっては些細なことだった。
今はこの血の跡をたどることに専念したかった。
C−4エリアの崖下で血の跡は途切れていた。
周辺の木々には衝撃の跡らしきものが残っている。
(ふむ。戦闘中に切りつけられてこの崖から落ちたということだろうか)
子爵は崖をしばらく『見上げ』た後、周りを探索し始めた。
すぐ近くから血に染まったデイパックが見つかった。
先ほどの死んだ彼女の荷物とみて間違いはないだろう。
※C−4エリアの高架近くの森に落ちていたアメリアのデイパックは子爵に回収されました
(彼女が何者かなのか、それを確認出来る物があれば良いのだが)
デイパックの中には支給品一式が入っていた。
当然ながら、どれもこの世界に来てから支給された物だ。
さすがに、ここから彼女が何者かを特定するのは無理だろう。
諦めかけたその時、子爵はふと支給品の一つである名簿に目を留めた。
彼女の名簿には以下のような印が書き込まれていた。
◎リナ・インバース
◎ゼルガディス
○物部景
△甲斐氷太
他に、海野千絵が大きく丸で囲われている
74
:
紳士たるもの(修正版) </b><font color=#FF0000>(O8WH7kR2)</font><b>
:2005/04/28(木) 06:06:20 ID:BZHogKC6
子爵はしばし考える。
この印は彼女の仲間か何かをさしているものと考えられる。
だが、前者の二人と後者の三人ではあきらかに名前の雰囲気が違う。
後者のほうは日本人の名前のようだ。
前者の二人は彼女がいた元の世界の仲間達
後者の三人はこの世界で知り合った仲間とその仲間達
そんなところだろう、子爵はそう判断した。
(よかろう!紳士たるもの、ここまで解ればとれる行動は一つだけである。
このゲルハルト・フォン・バルシュタイン、
責任を持って貴女の仲間たちに貴女の最後を伝え、形見の品を渡すことを約束しよう。
これが貴女を助けることが出来なかった私のせめてものお詫びの気持ちである。
安心して安らかに眠りたまえ。)
子爵は心の中で死んでいった少女に語りかけ、しばし黙とうをささげた。
そして、子爵は行動を開始した。
【C−4/崖下/一日目、10:00】
【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン(子爵)】
[状態]:健康状態
[装備]:なし
[道具]:デイパック一式、 「教育シリーズ 日本の歴史DVD 全12巻セット」
アメリアのデイパック(支給品一式)
[思考]:アメリアの仲間達に彼女の最後を伝え、形見の品を渡す/祐巳がどうなったか気にしている
[補足]:祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません
この時点で子爵はアメリアの名前を知りません
※アメリアはD−4エリアに埋葬されました。(ただし、墓に名前はありません)
75
:
彼の屍を超えてゆけ(lmrmar5YFk)
:2005/04/29(金) 01:46:02 ID:Uz.jlW82
『―ここで禁止区域についての一切を聞いていなかった事が、後に彼女の明暗を分ける。』
の一文を、以下の文章に訂正願います。
このときの彼女は、少し、ほんの少しだけいつもより焦りすぎていた。
想い人の死という重みが招く判断力の低下。―その事に、しかし当の本人でさえ、全く気づいてはいなかった。
76
:
初めてのピクニック(修正版)1/3 </b><font color=#FF0000>(jjRBLcoQ)</font><b>
:2005/04/30(土) 10:01:18 ID:rA3V8e5g
幹から額を離し火乃香は、ほぅ、とため息をついた。
今度は幹をそっと抱え、その初めての感触を確かめる。
シャーネには悪いと思いながらも、火乃香はじっくりと木の存在を心に刻んだ。
洞窟の外の2人が去ったのを確認して、シャーネと火乃香は出発した。
ところが海洋遊園地を目指すにあったって、二つ問題ができた
一つは禁止エリアの存在である。しかも回り道はかなりの距離を歩くことになる。
時間的には余裕があるものの、動けなくなる場合や、ゲームに乗った人物の存在を考え、
追い詰められる可能性のある【h-2】はなるべく避けたい、というのが二人の意見になった。
もう一つは火乃香自身だった。生体建材の町に岩と砂の砂漠、荒廃した時代を生きる彼女にとって、
海も、森も、草原もすべてが新しく、しかしどこか懐かしいのだ。
打ち寄せる潮の波にくるぶしを浸し、草の絨毯に転げまわって、今は森林浴にご満悦なのだ。
当然行軍は遅々として進まない。
……シャーネもあんまり悪い気はしてなさそうなんだよね。
木登りに挑戦し、頂点を極め、あたりを見渡しながら、火乃香は自分に言い訳をする。
ふと下を見ると、シャーネがディバックから刀を取り出していた。
ただ、どうもその手つきが怪しい。
火乃香はぱっと空中に身をおどらせ、2メートルの高さを難なく着地する。
「いまさらだけどさ、シャーネ。あんたの戦闘手段てなに?」
シャーネは考えるそぶりを見せて、軽く素振りをして見せた。
「やっぱ短剣の類か……」
頬をかきながら答え、んー、としばらく天を仰いで、決めた。
「その刀と、この剣、交換しない?」
頷いて、シャーネはそっと刀を火乃香に差し出した。
――武器を手放すのは抵抗あるかと思ったけど、案外あっさりいったわね
自分が思うほど、みなが好戦的というわけでもないのかもしれない。
そう思いつつ、火乃香も腰の双剣をはずして
天宙眼に背後の森から接近する何かを捕らえた。
双剣を渡しつつ目配せをする。
――ケツから女を襲うなんて、どっかの誰かみたいだ。
ため息が出る。
どうにも生き物が多すぎて天宙眼の働きがよくない、さっきよりも悪化している。
おまけにまだ試し切りもしていない刀。
不安要素ばっかりだ。
でもこれぐらいのハンデはどうということはない。砂漠でいくつもの死線を越えてきた。
77
:
初めてのピクニック(修正版)2/3 </b><font color=#FF0000>(jjRBLcoQ)</font><b>
:2005/04/30(土) 10:04:30 ID:rA3V8e5g
そして天宙眼が見えないモノをとらえた。
一方、ヘイズ一行はエドゲイン君捜索中、ほのかを視認で確認する。
二人うなずきあい、戦闘態勢に移った。
(I-ブレイン35%で起動、未来予測開始)
ヘイズは木の幹に隠れつつそちらを向く。女?が2人、バンダナが長物で金色の目が短刀を装備。
こちらは森、向こうは草原、おそらく視認まではされて無はず、
それでも相手が先に気づいたということは相手は何らかの索敵能力を有すると考えられる。
下は地面、靴での理論回路形成は無理、
ヘイズは慎重に策を練リ続ける。
こちらの攻撃手段は基本的に遠距離攻撃、相手は近接が主体の可能性が高い
こちらに近接武器は無し、相手の遠距離攻撃能力は不明だが仕掛けてこないところを見ると主力ではない
相手はこちらに比べ優秀な策敵能力を有する
相手に警戒態勢、ただし敵意があるかどうかは不明
大雑把な選択肢は3つ、
1攻める2逃げる3呼びかけを行う
「逃げるのはなしだな、索敵能力と短刀が危険すぎる、追い詰められる可能性が大だ」
コミクロンにささやいた。
「敵意があるとはかぎらんだろ、ここは平和的に話し合いを…」
「俺もそうしたい」
ヘイズは続ける
「だが、コミクロンは近距離戦闘は専門外だろ、殺意があった場合、即ゲームオーバーになる、
武器を狙え、無力化して降伏勧告をする、話し合いはそれからだ
もし格闘を挑んできたら見晴らしのいい草原へ弾幕を張りながら逃げる、いいな」
「了解だ」
「俺はバンダナ、もう一人は任せる、2人同時発動は出来ないからアンタが先だ。
うまくすればあのどちらかが騎士剣かもしれない、いくぞ」
コミクロンが構造を組み立てて、ありえないことが起こった。
バンダナが金色の目を突き飛ばした。二人とも構造の外へ転がっていく。
「なにっ」
(――稼働率85%で再設定 ノイズ減算成功、予測演算成功、『破砕の領域』発動)
ヘイズは急いでバンダナの手元に計算をあわせ、指をはじく
またもバンダナがそれに気づいた、腰だめに刀を構え
『砕!』
(――未知のノイズ感知、稼働率80パーセントに低下)
その一閃で理論回路はかき乱された。
しかしヘイズも今回は予測していた、見えているなら消される可能性もある、と
だから冷静に、三撃目の用意をしていた。
(――予測演算成功、『破砕の領域』発動)
刀をめがけ理論回路が展開される。見えているなら、見えていてもよけれないタイミングで攻撃するだけのこと。
バンダナは手を押さえ込み、刀が手から零れ落ちる。
78
:
初めてのピクニック(修正版)3/3 </b><font color=#FF0000>(jjRBLcoQ)</font><b>
:2005/04/30(土) 10:09:55 ID:rA3V8e5g
「森から出る、接近させんな、手を上げて攻撃の意思の無いことを示しとけ」
コミクロンに指示を飛ばし、自分も両手を上げながらゆっくりとした足取りで森を出る。
バンダナは目をしばたかせながら、無手で構えるた。
――こいつも理論回路が見えてる、刀も解体できなかったところを見ると普通の武器じゃねぇな
一方金色の目のほうはバンダナのほうを向いてわけが分からないという顔をしている。双剣をしっかり構えてはいるが……
――あっちは見えてねえか、おそらく策敵能力を持っているのもバンダナだな、森に逃げ込まれると厄介だ、
森と二人の間に入るよう、両手を挙げつつ移動する。
もちろんコミクロンとヘイズは両手を挙げたところで攻撃に支障は無い、戦闘はまだ続いているのだ。
【F-5/北東境界付近/1日目・11:00】
【チーム・ソードダンサー】
【火乃香】
[状態]:利き手に軽い麻痺(情報解体の影響 一過性)
[装備]:無手
[道具]:デイパック(支給品一式) 魔杖剣「内なるナリシア」は落としている
[思考]:1戦闘からの離脱 2シャーネの人捜しを手伝う
【シャーネ・ラフォレット】
[状態]:健康
[装備]:騎士剣・陰陽
[道具]:デイパック(支給品一式)
[思考]:1状況を把握する 場合によっては赤髪 三つ編は殺す 2クレアを捜す
【凸凹魔術師】
【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】
[状態]:健康
[装備]:砂袋
[道具]:支給品一式
[思考]:1バンダナ、金眼の武装解除 騎士剣なら交渉、決裂なら奪取 2刻印解除構成式の完成。
[備考]:刻印の性能に気付いています。
【コミクロン】
[状態]:軽傷(傷自体は塞いだが、右腕が動かない)
[装備]:未完成の刻印解除構成式(頭の中)
[道具]:無し
[思考]:1戦闘が終わったから相手との平和交渉、情報交換 2刻印解除構成式の完成。3クレア、いーちゃん、しずくを探す。
[備考]:服が赤く染まっています。
【備考】
戦闘状況は現在も続行中、
両チームとも海上遊園地へ向かう。
【残り85人】
79
:
不幸の打ち止め 2(修正)
:2005/04/30(土) 14:26:01 ID:D7qZuQnc
有機コード伝いならコミクロンの頭に声を直接送ることができる。
(ぺらぺら喋るな馬鹿。刻印には盗聴機能があり、音声は開催者側に筒抜けだって
教えといただろーが!これ以上独り言を漏らしてたら、魂を消し飛ばされちまうぞ!)
(すまん。少し冷静さを欠いてたみたいだ。こんなことで死んだら笑いもんにもならないな)
(刻印のほうは今俺が情報処理に特化したI−ブレインで、己の情報を偽って侵入してる。
論理回路とは若干異なる系統の構造や、未知の力の働いている部分も多いんで
分からないことが多いんだが…今お前の脳にだいたいの構造を送ってみる)
ヘイズが送って来たのは、幾種類の魔術構成から成る<呪いの刻印>の構造式だった。
(うおっ!なんだこりゃあ?随分と複雑でしかも強力な構成だ)
コミクロンが派手に驚く。ヘイズはなかなかのリアクションだと思いながら、
(何か分かるか?)
(人の精神…いや魂その物と強く結び付いてるようだ…無理に引き剥がすと、
恐らく魂がダメージを受ける。最悪死ぬな)
主催者が説明していた事だが、ハッタリではなかったらしい。ヘイズは天を仰いだ。
(厄介なもんつけられちまったぜ。取るのミスれば即昇天かよ)
まだ不幸は打ち止めではないらしい。
しばらく二人ですったもんだしながら、I−ブレインの機能低下による演算効率の悪さと、
手強いガードにてこずりながらコミクロンの協力でなんとか解析してゆく。
しかし、ある地点で二人の全く知らない構造にぶつかってしまった。
(ヴァーミリオン、ここから先は俺の知らない魔術の構造だ)
(ここまで分かりゃあ上出来だぜコミクロン。とりあえずはここまで解析した構造を
元にして俺が刻印の解除構成式を組み立てる。だが俺のI−ブレインは記憶容量不足だ。
代わりにお前の脳に構成式を保存する…良し、終わった)
80
:
奇人と変人、そして狂犬3/4
:2005/04/30(土) 14:58:20 ID:8sMUamU2
そのまま茂みの奥へと押し倒され――同時、遠くで何かが破裂するような音がした。
……銃声、かな?
佐山はその鋭い瞳で、油断無く周囲を見回している。
それは近隣エリアでの、哀川潤に対する萩原子荻の狙撃音なのだが、二人はそこまで知りはしない。
「静かに。どうやら誰かが狙撃を受けているらしい――我々も狙撃手の射程に入っている可能性がある。森に逃げよう」
そのまま詠子を抱き上げると身を屈め、佐山は森の奥へと駆ける。
人一人背負っているにしては、かなり速い。
枝の間をすり抜け、障害物を踏み抜き、躍動する獣を思わせる動作で森の奥へ――
と、かなりの距離を稼いだ所で、その足が止まった。
「おい、そこのお前。――お前らはこのゲームに乗ったクチか?」
「唐突に何かねそこのヤンキー。人にものを聞く前に、まずは名乗りたまえ」
詠子を抱えたままで、佐山は言葉を発する。
体勢の関係で、詠子は佐山の会話の相手が見えない。
「……ん」
く、と佐山の腕の中で身を捩ると――そこに居たのは、鋲の打たれた革のジャケットを着込んだ人影。
鉄条を束ねたような、精悍な印象の男だ。
「ったく。またコレか……俺はこの島で変人奇人にしか会えねぇ運命なのか? それともこの島に集められたのが俺以外変人奇人なのか?」
まあいい、と男は呟く。
「俺は甲斐氷太。お前らは?」
「簡潔に言おう。私は宇宙の中心、佐山御言だ。こちらは十叶詠子君……ああ、二人ともゲームには乗っていない」
佐山が答える様子を見て、詠子も一瞬黙考。
「“欠けた牙”さん、かな。豪胆だけどどこか怜悧で――欠けた部分を埋めたくて、常に何かに噛み付こうとする」
「あン? 何だその女は……見透かすような事を」
甲斐が一瞬、容易ならぬ敵と対峙するような気迫を垣間見せる。
それに対して、占いのようなものだと佐山が返し、距離を取ったまま甲斐を見据える。
「さて、我々は人を探している。できれば情報交換といきたいのだが……君は、ゲームに乗っているのかね?」
佐山の問いかけが、木漏れ日の中に響いた。
81
:
奇人と変人、そして狂犬4/4
:2005/04/30(土) 14:59:54 ID:8sMUamU2
【D-5/森の中/1日目・9:43】
【佐山御言】
[状態]:健康。疾走でそれなりの疲労。
[装備]:Eマグ、閃光手榴弾一個、メス
[道具]:デイパック(支給品一式)、地下水脈の地図
[思考]:1.仲間の捜索。2.地下空間が気になるが、街付近の狙撃手を警戒。
【十叶詠子】
[状態]:健康
[装備]:魔女の短剣、『物語』を記した幾枚かの紙片
[道具]:デイパック(支給品一式)
[思考]:1.元の世界に戻るため佐山に同行。2.物語を記した紙を随所に配置し、世界をさかしまの異界に
【甲斐氷太】
[状態]:左肩に切り傷(軽傷。動かすと僅かに痛みが走る程度。処置済み)
[装備]:カプセル(ポケットに数錠)
[道具]:煙草(残り14本)、カプセル(大量)、支給品一式
[思考]:1.眼前の変人たちをどうするか。 2.ウィザードと戦いたい。海野をどうするべきか。ゲームに乗る?
82
:
奇人と変人、そして狂犬1/4
:2005/04/30(土) 15:14:59 ID:8sMUamU2
「あ……」
木の根に足が引っかかり、転びかけた。
と、左手側から回りこんだ腕が詠子を支えた。
「大丈夫かね?」
問いかける佐山に、詠子は微かな苦笑を返す。
「ごめんね。こんなに森を歩くのには、やっぱり慣れていないから……」
「気にする事はない。私も慎重に行こうと思っていたところだ」
森の外縁部。
平野部に対して視界を確保し、何かあれば森側へと逃げ込める位置を確保しながら、二人はE−5まで歩いて来ていた。
「小休止としよう。我々都会人には辛いものがある道行きだからね」
そうは言うものの、佐山が山林を歩く事に慣れていること程度は、詠子にも分かる。
詠子の体力に心を配り、しかしそれを表に出すことなく、何やかやと小休止を取ってくれる。
……やっぱり“裏返しの法典”君と一緒にいて良かったな。
彼ならば異界でもそう簡単には壊れないだろう。多分、“シチュー”ではなく“魔女”になれる。
……嬉しいなあ。やっぱり“できそこない”になっちゃうのは可哀想だもの。
「ありがとう。それじゃあ、私に何かする事はある?」
「書き置きをお願いしたい。オーフェン君へ、そうだね……
『魔女と世界の中心は例の場所へ向かう。“二本目の刀子”君にも、その気があるならば同行を許可しよう。
なお、マジク・リンは第一回の放送の死亡者リストに含まれていた。』
というような文章を筆記して紙縒りにし、目立つ木の枝に巻きつけて頂きたい」
運が良いな、と詠子は思う。
これでまた、物語を紡ぐことが出来ると。
83
:
初めてのピクニック(修正の修正願い)3/3 </b><font color=#FF0000>(jjRBLcoQ)</font><b>
:2005/04/30(土) 16:26:31 ID:rA3V8e5g
初めてのピクニック3/3の
>森と二人の間に入るよう、両手を挙げつつ移動する。
>もちろんコミクロンとヘイズは両手を挙げたところで攻撃に支障は無い、戦闘はまだ続いているのだ
を
森と二人の間を塞ぐようにヘイズは両手を、コミクロンは左手だけを挙げて移動する
もちろん二人とも手を挙げたところで攻撃に支障は無い、戦闘はまだ続いているのだ。
への差し替えお願いします。何度もスミマセン
84
:
もう一組の未知との遭遇(1/3) ◆l8jfhXC/BA
:2005/04/30(土) 16:31:38 ID:r5z1ihHQ
時間部分と槍関連を修正しました。
----------------------------------------------
(あーくそ、まだかよ……)
いつもの数倍遅い身体の修復に胸中でぼやく。もうあれから三時間くらいは経っているであろうに。
嫌みなくらいに澄んだ青空を眺めながら、ハーヴェイは自らの身体の修復を待っていた。
脱水症状はなんとか治った。が、肺の修復がまだうまくいかない。
この分だとあと三十分から一時間はかかりそうだ。
(こうして倒れてる間にも、“乗ってる”奴らが誰かを殺してるんだよな)
あのウルペンと名乗った男のように、人を躊躇なく殺すことができる奴らがここには何人もいる。
そのことは一回目の放送で流れた大量の名前からわかっていたのだが。
(キーリ……六時間も生き延びられたってだけでも運がいいんだろうな)
放送では、彼女の名前は呼ばれなかった。そのことは本当によかった。
だが、今も生きているかどうかは、実際に姿を見かけるか三時間後の放送でしかわからない。
……彼女に戦闘能力はない。ごく普通の少女だ。
ゲームに乗ることも、主催者に抵抗することも、殺人者に対抗することもできない。
霊とコンタクトが取れるという能力は、死人が多く情報が乏しいここでは便利なのかもしれないが──情報があっても誰かの庇護がなければ生き残れない。
──そして、庇護すべき自分自身はコンクリートの上で大の字になって横たわっている。
「…………」
己の無力さに溜め息が出る。こうして倒れている間にも、“乗ってる”奴らがキーリを殺してしまうかもしれないのに。
かと言ってここで無理に行動しても、キーリに会う前に自分自身が殺されてしまうだろう。
武器は、あの助けられなかった少女の傍らに落ちている槍がある。だが、体力がなければ重い武器はうまく扱えない。
結局、殺人者に会っても逃げられるくらいの体力が戻った後に動くしかない。
幸い右胸を突かれて血まみれの身体は、じっとしていれば死体に見えるのでなんとか人をやり過ごせる。
……キーリに会えるのは、さらに先になりそうだった。
85
:
もう一組の未知との遭遇(2/3) ◆l8jfhXC/BA
:2005/04/30(土) 16:32:44 ID:r5z1ihHQ
(この町を簡単に探索して、予備の武器と食料も出来れば用意した方がいい。……誰かが潜んでいるかもしれないな)
ゲームに乗らずに、誰かが隠れている可能性がある。もしかしたら、キーリがいるかもしれない。
もちろん、ゲームに乗った者が罠を仕掛けていたり、待ち伏せしている可能性もあるが。
奇襲には十分気をつけなければいけないだろう。やはり体力は必要だ。
────と。
(…………)
かすかに見られている気配を感じて辺りを見回す。
しかし、そこには少女の死体と血溜まりがあるだけだった。
(気のせいか。…………いや、ちょっと待て)
確かに少女の傍らには血が飛び散っていたが……あそこまで大きな水たまりができるほどだったか?
なにより少女が死んでから二時間も経過している。あんなに赤々とした色をしているわけがない。
(じゃあ、あれはなんだよ?)
今になって少女から血が溢れてきたとでも言うのだろうか。
……このゲーム自体が異常すぎるので、そういうありえない事象が起こっても不思議ではないかもしれない。
そう無理矢理結論づけて、また視界を空に戻そうとしたとき────血が、動いた。
「────っ?!」
なぜかこちらに向かってくる血液。とっさに立ち上がろうとするが、肺に痛みが走り立ち膝をついてしまう。
「なんだよ、これ……」
思わずつぶやきが漏れる。すると、血はぴたりと動きを止め、そして────
【驚かせてすまない! 我輩はゲルハルト・フォン・バルシュタイン!
子爵の位を賜り、グローワース島の元領主であり現在は隠居中の吸血鬼でありこのゲームに巻き込まれた一人の紳士である!】
────文字をつづった。
唖然としているハーヴェイをよそに、血はさらに文字をつづる。
【このレディと共に倒れていたので既に死亡したか気絶しているものと思っていたが──いやはや、無事でよかった!
それにしても、ふむ、君は何者だね? 魂からして人間でも吸血鬼でもダンピールでも食鬼人でもないようだが……】
「……お前こそなんだよ…………」
感嘆符から三点リーダまで再現する血液に、ハーヴェイはそれしか言い返せなかった。
……キーリに会えるのは、相当先になりそうだった。
86
:
もう一組の未知との遭遇(3/3) ◆l8jfhXC/BA
:2005/04/30(土) 16:34:00 ID:r5z1ihHQ
【No Life Brothers?】
【C-8/港町/1日目・11:00】
【ハーヴェイ】
[状態]:肺がまだ修復中。後30分〜1時間くらいで完治予定
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]:とりあえずこいつをなんとかする(混乱していると言うより半ば諦めている)。
キーリを探す。ゲームに乗った奴を野放しに出来ない。特にウルペン。
【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン子爵】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、 「教育シリーズ 日本の歴史DVD 全12巻セット」
[思考]:目の前の人物と会話。
祐巳と潤の不在を気にかける。食鬼人の秘密を教えたのは祐巳だけであり、他者には絶対に教えない。アメリアの死を悼む。
※祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません
87
:
◆l8jfhXC/BA
:2005/05/01(日) 17:10:10 ID:94xxDrvQ
上の子爵の状態をさらに修正します。なんどもほんとすみません。
【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン(子爵)】
[状態]:健康状態
[装備]:なし
[道具]:デイパック一式×2、 「教育シリーズ 日本の歴史DVD 全12巻セット」
[思考]:目の前の人物と会話。祐巳がどうなったか気にしている
アメリアの仲間達(リナ・ゼルガディス)に彼女の最後を伝え、形見の品を渡す。
※祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません。また、アメリアの名前を知りません
88
:
& </b><font color=#FF0000>(9sC3tEkM)</font><b>
:2005/05/03(火) 00:02:49 ID:PO1IA.1s
修正、お願いします。
誤:なんの衒いもなく廃屋の中に進む宮野
↓
正:なんの躊躇いもなく廃屋の中に進む宮野
89
:
犠牲が出た時点で幸福ではない(1/5) ◆R0w/LGL.9c
:2005/05/03(火) 18:59:47 ID:U/lyfmso
哀川さんの呼称と一部を変更しました。宜しくお願いします
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぼんやりとした意識。
こんな経験は始めてだった。
請負人として今まで数々の修羅場をくぐった。
曲弦糸を極限に鍛えた大好きな娘と戦ったときも。
最悪の殺し名<零崎>を2人相手にしたときも。
親父を二人殺したときも。
アタシは常にクールで、シニカルに笑ってたはずだろう?
それがなんだ。策士にごときに。
策? 全部力で打ち砕いてやる。
祐巳。すぐに助けてやる。
依頼は絶対に遂行する。それが最強の義務だ。
体の痺れを無視して。目の前は真っ暗で見えないが、起きる。
ぼたぼたぼたっ
何か液体が落ちる音。自分の腕でももげたか? 脳漿でもブチ撒けたか?
どうでもいい。
不意に視界が戻る。目の前は赤くて紅くて。
─オーバーキルドレッド─
「動いたら駄目デシ!」
意識がいつものクリアーな状態に戻る。視界もフルカラーだ。
自分では起き上がったと思っていたが実際は上半身だけむっくり起こしていた。
目の前にはでかくて白い竜が、自分の前足に裂傷をつけて血をかけていた。
90
:
殺戮者と姐さん1/2
:2005/05/04(水) 00:01:53 ID:8sMUamU2
石碑より脱出した二人は、森の陰に隠れて互いの情報を交換していた。
互いの捜索する相手や、これまで出会った者たちの様相、行動。
そして――
「物部景という少年が死亡。放送の分を加え、現在確認された死者は24人か」
「ええ。私がもう少ししっかりしていれば、アイツも死なずに……」
蒼い殺戮者は、何を言えばよいのか分からない。
――昔にも感じた困惑だ。
と、その思いを敏感に感じ取ったのか、風見が苦笑を浮かべ。
「ごめん。今言うべき事じゃないわね……とりあえず暫く時間を置いて戻って、アイツを埋葬して、それから――?」
「そのまま地下を探ってみたい。何か有益な情報が得られるかもしれない」
火乃香、パイフウは放っておいても死にはしないだろうという確信がある。
むしろ禁止エリアが増えてからの方が探し出せる確率は高いだろう。
しずくがこの状況で生存できるかは不安要素が多いが、焦燥から無茶な探し方をしても我が身を危険に晒すだけで益は無い。
……ならばやはりエリアが狭まるのを待つべきだと、蒼い殺戮者は判断する。
「次の放送を待ち、禁止エリアの指定によって発生する人の流れを地下に潜って回避」
「そして地上が再び落ち着くまで地下を探り、狭まったエリアの中で目標の七人を捜索、ね」
蒼い殺戮者は、得られた情報を元に再び思考。
まず、自分の目的は正常な命令系統への復帰。
そしてそのために情報を収集し、それを火乃香に届け、恐らく脱出のために動いているであろう彼女に協力する。
途中、可能な限りはパイフウ、そしてしずくとの合流を果たしたい。
ここまでが単独行動時の思考。
これに加え、風見の話に出てきた佐山、新庄、出雲、オドーの四人を捜索対象に追加。
恐らく彼女の思いは、自分がしずくを気にかけるものと同質だと判断し、優先順位は同格に。
更に、風見は己の武器である槍を探しているという。
原始的な武器だが、火乃香のカタナのような事例もあるため侮るわけにはいかない。
優先度を一段落として、捜索の対象に。
そして二人は、静かに放送を待つ――
91
:
フラジャイル・ワンダリング(眠れない子供) ◆7Xmruv2jXQ
:2005/05/04(水) 22:10:09 ID:JdwCcAMg
状態表のすぐ上です。
やがて夢が始まるまで.
頬を伝う涙に気づかぬまま、少女は無力に境界をさまよい続ける。
↓
やがて夢が始まるまで。
頬を伝う涙に気づかぬまま、少女は無力に境界をさまよい続ける。
に修正お願いします。
92
:
Terrible Joker </b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/05/05(木) 02:25:25 ID:9Jj8/lhA
修正です
(逃げ出す前に確認した時間が11時40分だったから…)
を
(逃げ出す前に確認した時間が11時30分だったから…)
に修正
さらに場所を
【D-6/地下/1日目/12:00】
から
【C-5/地下/1日目/11:50】
に変更いたします
93
:
存在しえない守るべき者3/4 ◆lmrmar5YFk
:2005/05/05(木) 14:56:23 ID:bDeK9AF2
彼の怪我が最低限治まったら、ここを脱出して長門さんを探しに行く。『ミラ』については、道中で適当に話を合わせておけばいい。
わざわざ自分から彼を襲ってまであの銃を奪うつもりはない。
そんなリスクの高い賭けをしても得られる物は少ないし、そもそも自分には人を殺傷できるに足る銃撃の腕がない。
あんなに巨大な銃だ。自分などではまともに扱うことさえ不可能だろう。その点、彼がいれば使用者には困らない。
銃単体ではなく狙撃手ごとを己の武器に出来れば、あるかどうかも分からない包丁などを探すより、より高確率で戦闘能力を高められる。
強い者の利用と操縦。それこそが、今の自分に実行できる数少ない生き残るすべだ。
「その怪我でミラさんを守れるんですか? 貴方には休息が必要ですよ」
「でも……」
眼前の彼が放った単語は二度とも同じものだった。だが、それを口にした時の表情は一度目と二度目で真反対に豹変していた。
刹那、青年は脇に置かれた銃を神速のスピードで抱えると、至近距離で銃口を無機的に古泉に向けた。
引き金に掛けた指に力が込められる。
――ダンッ!
鋭い銃声が狭い室内に響く。一瞬の後、古泉は業火の塊が炸裂したようなひどい激痛に襲われた。
恐る恐る目線を己の左肩へと向ければ、禍々しい穴がぽっかりと口を開け、そこからだくだくと勢いよく血潮が噴出していた。
傷付けられたそこがひくひくと脈打ち、抉れた肩口からは白い骨がうっすらと覗き見られた。
痛覚と視覚と、言い換えれば肉体と精神との双方に巨大すぎるダメージを与えられて、古泉は獣のように咆哮した。
「いっ……ぐ、あぁーっ!」
流れる血液が袖を伝って服全体を色濃く染め、弾け飛んだ肉片は薄汚く床へと飛散する。
弾丸によってごそりと掬い取られた肩の肉は随分に多量で、溢れ出る血はそれにも増して多い。
血脈が律動する一度一度に合わせて痛みが波のように押し寄せ、同時に古泉から残る意識を奪い去ろうとしていく。
地獄の拷問もかくやという苦痛はむしろ気絶した方が幾分マシに思えたが、今この場で気を失うのは死を宣告されたも同然だった。
微かに残った意識を全て一点に動員させて、唇の端を固く歯で噛み締める。そうすることで、消えそうになるそれを何とかこちら側に繋ぎ止める。
(まずい……です…ね)
顔面の筋肉を引きつらせながら、必死で生の糸に縋り付く古泉の姿は気にもとめず、青年は急ぎ足で部屋から出て行った。
無感動な、それでも何かを決意したような声で台詞の続きを呟きながら。
「でも、それでも俺は…ミラを守らなきゃいけないんです…」
94
:
存在しえない守るべき者4/4 ◆lmrmar5YFk
:2005/05/05(木) 14:57:28 ID:bDeK9AF2
【残り85名】
【G-4/城の中/1日目・07:30】
【アーヴィング・ナイトウォーカー】
[状態]:情緒不安定/修羅モード/腿に銃創(止血済み)
[装備]:狙撃銃"鉄鋼小丸"(出典@終わりのクロニクル)
[道具]:デイバッグ(支給品一式)
[思考]:主催者を殺し、ミラを助ける(思い込み)
【古泉一樹】
[状態]:左肩に銃創/意識朦朧
[装備]:なし
[道具]:デイパック(支給品一式) ペットボトルの水は溢れきってます
[思考]:長門有希を探す/怪我の手当て
95
:
神様さんていないけどもし居たら(1/4) </b><font color=#FF0000>(UaErayeY)</font><b>
:2005/05/05(木) 18:17:19 ID:wz10NBOg
大丈夫、カードで鍛えたシラフで切り抜ける。→大丈夫、カードで鍛えたポーカーフェイスで切り抜けられる。
に変更お願いします。お手数掛けてすみません。
96
:
神様なんていないけどもし居たら </b><font color=#FF0000>(UaErayeY)</font><b>
:2005/05/05(木) 23:17:43 ID:Btwexsvo
すみません。あと子爵の修正お願いします。
【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン(子爵)】
[状態]:健康状態
[装備]:なし
[道具]:デイパック一式、 「教育シリーズ 日本の歴史DVD 全12巻セット」
アメリアのデイパック(支給品一式)
[思考]:アメリアの仲間達に彼女の最後を伝え、形見の品を渡す/祐巳がどうなったか気にしている
[補足]:祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません
この時点で子爵はアメリアの名前を知りません
※アメリアはD−4エリアに埋葬されました。(ただし、墓に名前はありません)
*ハーヴェイは不死人・核の事については話してません。
子爵も祐巳の食人鬼について話してません。
あと(1/4)子爵の会話
【傷の具合はどうだい?】を【傷の具合はどうかね?】に変更です。度々すみません。
(1/4)と(2/4)の会話の!も一個づつでお願いします。
97
:
The quartet goes to the westの1 ◆7Xmruv2jXQ
:2005/05/06(金) 18:45:26 ID:JdwCcAMg
同じバックを右手で抱えた少年――――コミクロン。
↓
同じバックを左手で抱えた少年――――コミクロン。
に修正お願いします。
98
:
紅白怪我合戦!(3/4)
:2005/05/07(土) 13:27:58 ID:mhhsWZag
哀川さんの思考の臨也を消しました。後本文を少し変更しました。修正お願いします
商店街はすぐそこだからあたしの聴力なら悲鳴は聞こえる。
せめて足だけでも直して、あいつらと一緒に祐巳を探す。
あいつらと一緒ならば、きっとあの娘も笑えるはずだ。
あたしの支給品がまともなら持って行かせたのにな…
デイパックをごそごそ探る。
出てきたのはペットボトル。硬い栓がされてある、銀色のボトルだ。
中身の説明がフランス語で書かれている。極悪な紋章と一緒に。
『種類:生物兵器
プラスチック・ポリエステルを分解するバクテリア
摂氏37度前後で大増殖・数時間で死滅
副作用:肩こりが治る』
流し読みしただけだが、どうやらバカ兵器の一種か。
「ふん」
また鼻を鳴らして手元の子犬を撫でる。
ファルコンは死なせはしない。
あいつらも全員守る。そう思って聴覚を研ぎ澄ました。
なにやらふもふもいう音が聞こえて遠ざかっていったけど、まぁ関係ないだろう。
【C−4/ビル一階事務室/一日目/11:00】
【哀川潤(084)】
[状態]:怪我が治癒。内臓は治ったけど創傷が塞がりきれてない。太腿と右肩が治ってない。
[装備]:なし(デイバッグの中)
[道具]:生物兵器(衣服などを分解)
[思考]:祐巳を助ける 邪魔する奴(子荻)は殺す アイザック達に何かあったら絶対助ける ファルコンを守る
[備考]:右肩が損傷してますから殴れません。太腿の傷で長距離移動は無理です。(右肩は自然治癒不可、太腿は数時間で治癒)
体力のほぼ完全回復には12時間ほどの休憩と食料が必要です。
99
:
Cross Point(修正) 6/6 </b><font color=#FF0000>(CR6xsOqM)</font><b>
:2005/05/07(土) 23:12:28 ID:EGTFaGMo
デイパックから地図を取り出し開く。現在地はF-4。すぐ南に城があるらしい。
人がいないとは言い切れないが、市街地よりはマシだろう。
少数ならば説得する自信もある。何より今はか弱い少女の姿なのだから。
そう方針を決め、進もうとした時再び眩暈に襲われる。
今度は無様に両手を地に突いてしまい、強烈な嘔吐感が込み上げてきた。
少し自分の状態を甘く見ていたかもしれない。思いのほか精神力を消耗してしまっている。
肉体を手に入れてからこれまでの短い時間に連続で魔法を使いすぎてしまったようだ。
特に変化魔法での消耗が著しい。これからは逃げるにしても方法を考える必要があるだろう。
加えて、肉体が不安定な状態での強引な治癒による体力消耗。
最悪の状態で自分は憑依してしまったらしい。辛うじて嘔吐を堪え、自嘲する。
「ふふふ、これが彼と、この娘への裏切りの報い、かしらね。
だけど、それでも私は倒れるわけにはいかない……必ず世界を理想へと導いてみせる。
黒でも、白でもない灰色の世界へ」
そう呟いて、カーラは城へと向かって足を踏み出した。
【F-4/森の中/一日目、12:18】
【福沢祐巳(カーラ)】
[状態]:看護婦 魔人化 失血による貧血 精神、体力共に深刻な消耗
[装備]:サークレット 保健室のロッカーに入っていた妙にえっちなナース服(血まみれ)
[道具]:ロザリオ、デイパック(支給品入り)
[思考]:早急に休養を取る/フォーセリアに影響を及ぼしそうな参加者に攻撃
(現在の目標、坂井悠二、火乃香)
【C-4/崖の上/一日目、12:18】
【竜堂終】
[状態]:あちこちにかすり傷 かなりの疲労
[装備]:ブルードザオガー(吸血鬼)
[道具]:なし
[思考]:市街地へ向かい仲間を探す/カーラを倒し、少女を救う
100
:
</b><font color=#FF0000>(5jmZAtv6)</font><b>
:2005/05/12(木) 01:16:35 ID:Kdvo/N3A
184話 修正
その美しさ…またそれを目の当たりにして志摩子はある話を思い出していた。
「聞いたことがあります、魔界と化した新宿に信じられないくらいきれいで凄腕のお医者様がいるって
あなたのことなのでしょう? ドクター!ドクターメフィスト!」
メフィストと呼ばれた男はふっと微笑んだ。
「どうか力を貸してください!」
を
その美しさ…この世界に天国があり、そして天使が本当に存在するのならば
きっとそれはこんな姿をしているのだろうと志摩子は思った。
この人ならば…
「どうか力を貸してください!」
何故か自然に言えた、鳳月も緑麗も何も言わない、むしろそれが当然のごとく
ただ目の前の現実に存在する奇跡を呆然と凝視している。
に変更します。
101
:
名も無き黒幕さん
:2005/05/12(木) 22:19:34 ID:Hw7b583Y
本スレ214『弾丸の選ぶ道』その2のアイザックとミリアの台詞
「いいかミリア。日本の伝説によれば、勇者だったら、
タンスの中身を持ってっても怒られないんだぜ!」
「泥棒勇者だね! 私たちと一緒だよアイザック!」
「食料はあったけど救急箱が見つからないな!」
「救急箱なんてあんまり売ってませんよ、
諦めて民家に入りましょうよ。
哀川さんに12時までに戻ってこいって言われたのに…。」
「駄目だよ!正義の味方は泥棒なんてしないんだから!」
「泥棒って家の持ち主はいないし、緊急事態なんだから…。」
「待てミリア。日本の伝説によれば、勇者だったら、
タンスの中身を持ってっても怒られないんだぜ!」
「そうか!泥棒勇者だ!だったら私たちも大丈夫だねアイザック!」
「ハァ…じゃあ僕は外にいますから探索はお願いしますね。」
に変更してください。
102
:
</b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>
:2005/05/12(木) 22:20:17 ID:Hw7b583Y
いかん、トリップ付け忘れた。
103
:
</b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>
:2005/05/12(木) 22:34:51 ID:Hw7b583Y
さらに、修正の中の『哀川さん』を『潤さん』に変更よろしく。
ゴメン。
104
:
『……死んじゃえ』(8/9)→『伝えたいこと』(8/9) </b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/15(日) 00:27:59 ID:OHE/2YqE
気がつくと黒い感情は収まり、由乃は荒い息を吐く自分に気付いた。
呼吸が安定し冷静になると、理解が頭に浸透してくる。先程の放送。
あの人は悪い人だったのではなく、私の事も殺したくて殺した訳じゃなかったのかもしれない。
あの時あんなに取り乱してなかったら、もしかすると助かっていたかも……。
私、馬鹿だ。令ちゃんに合わす顔がない。
でも、もう会う事はできなくても、せめて言葉だけでも伝えなければ。
令ちゃんを放ってはおけない。
……色々伝えたいことはあるけど、何から伝えれば良いものか。
令ちゃん、だーいすきっ! てのは必須よね。それからそれから――。
「あ……」
――と、キーリが声をあげた。目を覚ましたようだ。
さっきの放送は聞いていなかったみたいだけど、キーリに伝えるべきだろうか。
島中に協力を呼びかけた人達のこと。銃声のこと。
そして、その人達の一人が私を殺し、またその人達も殺されたかもしれないこと。
いや、結局成功しなかった呼びかけだ。あまり意味は無い。
危険な人物がいる、という事実だけそれとなく伝えれば良いだろう。
私自身、まだ心の整理がついていないし。
「探さなきゃいけない人が増えちゃった」
どこか憮然とした表情で、寝惚け眼のキーリが切り出した。
なんでも夢の中でことづてを頼まれたらしい。
それが、城門で聞いたあの声の主だという。
にわかには信じられない話だったが、その夢で会った男の語った名前は名簿に載っているようだ。
ソースケ・カナメという名前は、相良宗介・千鳥かなめという人物に該当する。
テッサという名前はおそらく、テレサという人物の愛称だろう。
「別にそんな頼み、無視しちゃってもいいんじゃない?」
私がそう言って水を向けると、
「それはそうなんだけど……」
どうにもはっきりとしない。
曖昧なキーリの回答に、その男が一体どんな人物だったのか少し興味が沸く。
「その人、どんな人だったの?」
105
:
『……死んじゃえ』(9/9)→『伝えたいこと』(9/9) </b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/15(日) 00:30:40 ID:OHE/2YqE
何が『モテる男は辛いねえ』よ。確かにモテそうな容姿だったけど……顔だけは。
あんな事言ってる暇があったなら、早く名前を教えてくれれば良かったのに。
『死ぬな』って冗談めかして言っていたけど、声に一番力が籠もっていたのはあの時だった。
ふざけてるフリをしていたけど、『本気だ』って分かってしまい、おかげで無視できなくなった。
あ〜あ。
そんなふて腐れた私に由乃が訊く。『その人、どんな人だったの?』
……あーいう人って、なんて言えばいいのだろう? 一番しっくりとくる言葉は――
「……馬鹿な人」
色々な意味で。
【F-3/崖のふもと、森の入り口付近の小屋/1日目・11:25】
【島津由乃】
[状態]:すでに死亡、仮の人の姿(一日目・17:00に消滅予定)、刻印は消えている
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:支倉令への言葉を誰か(祥子・祐巳・志摩子が理想)に伝え、生き残って令に届けてもらう。
【キーリ】
[状態]:多少睡眠が取れた。健康
[装備]:超電磁スタンガン・ドゥリンダルテ(撲殺天使ドクロちゃん)
[道具]:デイパック(支給品一式)
[思考]:ハーヴェイを捜したい/宗介・テッサ・かなめにことづてを
(クルツの容姿・言動は知っているが、名前は知らない)/由乃に協力
106
:
</b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/15(日) 00:33:12 ID:OHE/2YqE
本スレ(ラノベ・ロワイヤル Part4)223-231のうち、(8/9),(9/9)部分の修正です。
それに伴い、タイトルも変更お願いします。お手数書けて申し訳ない。
107
:
切れた運命、散る薔薇、そして眠る獅子(3/7) </b><font color=#FF0000>(10UnKI5A)</font><b>
:2005/05/15(日) 04:33:21 ID:A7AxE4d2
ミズーはテーブルを挟んだ反対側に座っている。しかし先ほどから一言も喋らず、射すくめるかのように聖を見ていた。
斧は手を伸ばせばすぐ届くように置いてある。
以下に↓の文章を追加。
「ガユスさん達まだ来ないのかなあ……」
「先ほど話していた二人ですか?」
「そうそう。変な着ぐるみに追われてて、ここで合流しようって言ってたんだけど……」
「そうなんですか……」
「ごめん、話がそれちゃった。それで、佐山君がまた壊れちゃってね」
108
:
切れた運命、散る薔薇、そして眠る獅子(3/7) </b><font color=#FF0000>(10UnKI5A)</font><b>
:2005/05/15(日) 04:35:34 ID:A7AxE4d2
もしかすると、オドーのように何か特異な力を持った『戦士』なのかもしれない。
そんな人間を生かしておいて、祐巳を助けることが出来るのか。
以下に↓の一文を追加。
先ほど新庄が話していた二人が来れば、もはや殺害のチャンスなど訪れやしないだろう。
109
:
◆3LcF9KyPfA </b><font color=#FF0000>(cF9KyPfA)</font><b>
:2005/05/17(火) 13:46:24 ID:IUdB/xsA
Refrainの1/5(本スレ表示は1/6)、ベリアルの科白を
「……便利な道具、や。あの白いマントの奴が説明書持ってへんかったからな、細かい使い方までは解らへんけど」
から
「……便利な道具、や。あの白マントが持っとったハズの説明書、バッグ諸共全部灰になってもうたからな。
細かい使い方までは解らへんけど」
に、状態表を
【緋崎正介(ベリアル)】
[状態]:右腕・あばらの一部を骨折。精神的、肉体的に限界が近い。
[装備]:探知機 、光の剣
[道具]:支給品一式(ペットボトル残り1本) 、風邪薬の小瓶
[思考]:カプセルを探す。他に、なんか人おったり物落ちてたりせぇへんかな?
[備考]:六時の放送を聞いていません。 骨折部から鈍痛が響いています。
*刻印の発信機的機能に気づいています(その他の機能は、まだ正確に判断できていません)
に、修正お願いします。
なんでこんなポカミス……お手数かけて申し訳ないorz
110
:
</b><font color=#FF0000>(qBC89beU)</font><b>
:2005/05/19(木) 12:28:42 ID:gze6IUQc
【魔法と魔剣と断末魔】の(4/5)、10〜11行目の
>知っている剣ではある。最初の会場で、真っ先に殺された騎士が使っていた剣だ。
>この不吉な予感は、かつての持ち主が二人とも死んでしまったからだろうか。
を削除して下さい。……ホントに、すいません。
111
:
魔女の休息(1/2) </b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/19(木) 23:51:43 ID:OHE/2YqE
「どうやら今は誰もいないようね」
人が居た形跡は散見されるも、今現在は誰も居ないようだ。
それでも警戒を緩めず、無人の城内を歩く。
消耗が激しい。どこか休める場所を見つけなくてはならない。
途中、男の死体が放置されている部屋を見つけたが、部屋中血まみれだったのでそこは避ける。
幸い、他にもいくつか部屋は見つかった。
呪文を唱え、内側から扉に魔法の鍵を掛ける。
この扉は魔法によって鋼鉄よりも固くなり、『ラスタ』と唱えない限り決して開かない。
「竜牙兵も作っておきたい所だけど、牙が無いものね……」
もし竜の牙が有っても作れなかったかもしれない、とカーラは気付いていた。
消耗が激しい。
本来存在すべきでない世界に居るせいだろうか。
一つ一つの魔法を唱える度に、通常に倍する精神力を消費してしまう。
それでもなお多くの魔法を扱えるのは、
古代魔法王国カストゥールの生き残り、いや、亡霊たるカーラならではだ。
激しい戦いのおかげか、着ていた服は破れ、血に塗れている。
このままでは悪目立ちしてしまうと思い、城内で発見した貫頭衣に着替えていると、軽い目眩を覚えた。
冷たい床にふらりと腰を降ろす。
血が足りない。
食欲は無くむしろ嘔吐感が有る。しかし、食べねばならない。
デイパックに入っていた食物を無理矢理喉に詰め込み、咀嚼もそこそこに水で飲み下す。
意志を強く引き締め、沸き上がる嘔吐感を堪えた。
112
:
魔女の休息(2/2) </b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/19(木) 23:55:22 ID:OHE/2YqE
ようやく一息ついた頃、妙な事象にカーラは気がつく。
疲労は残っているのだが、先程までは不安定だった宿主の肉体が安定してきているのだ。
変質し続けていた身体が定着し、己の意志がしっかりと伝わるようになる。
同時に、何故か運動能力が落ちている。
「身体が安定するのは良いけど、運動能力まで落ちてしまうとは困ったものだわ」
……カーラには知る由も無かったが、
先の戦いで失血した事により、祐巳の躰に混ざっていた竜の血の多くが失われた。
割合が少なくなった竜の血は薄く薄く拡散し、結果、祐巳は単なる食鬼人に戻っていたのだ。
『単なる食鬼人』とはいっても、身体能力は常人を凌駕する。
もっとも、この島に集められた人間の中で、常人がどれだけいるのかは疑問だが。
疲労を回復する為、灰色の魔女は眠りにつく。
少女の額にはめられた意匠を凝らされた額冠には、人間の双眸にも似た模様が刻まれている。
閉じられた少女の目とは対照的に、額冠の目は開いたまま。
その目は片時も閉じられることはないのだ。
ロードスの空から灰色の雲が晴れぬよう、気を配らねばならないゆえに。
【G-4/城の中の一室/一日目、13:05】
【福沢祐巳(カーラ)】
[状態]:食鬼人化。精神、体力共に深刻な消耗。睡眠にて回復中。
[装備]:サークレット 貫頭衣姿
[道具]:ロザリオ、デイパック(支給品入り/食料減)
[思考]:少しの睡眠後、行動/フォーセリアに影響を及ぼしそうな参加者に攻撃
(現在の目標、坂井悠二、火乃香)
[補足]:『祐巳』は12時の放送は聞いていない
(但し、『カーラ』は聞いているので、記憶の共有により認識している可能性も)。
113
:
</b><font color=#FF0000>(pn0IwZnc)</font><b>
:2005/05/19(木) 23:56:31 ID:OHE/2YqE
本スレ
>>345-346
の修正です。まとめサイト更新の際にはこちらをそのまま載せて頂ければ。
お手数掛けます。ううー、細かいミス多いー。
114
:
手段の合致1/3
◆a6GSuxAXWA
:2005/05/24(火) 00:52:30 ID:K2iQuOdo
時計で大まかに二十分。
それだけの時間を置き、ベリアルは部屋に戻る。
新庄とミズー、そして名も知らぬ少女の支給品。そして隠されていた咒弾を左手に抱えて。
「なんか、壁際で膝抱えてるのがエラい似合ってるけど――どや、落ち着いたか?」
うずくまっていたガユスに声をかける。
「ほっとけ。……ああ、そっちは何とか……な」
言うものの、ガユスの顔色は悪い。失血のためだけでは無いだろう。
ベリアルはガユスの隣に腰掛け、数人分のデイパックを置く。
そしてその中の一つに手を突っ込み、取り出したのは小さな瓶。
「――死にたいんか? なら飲んでもええで」
ひょいと投げ渡すと、ガユスは眼鏡越しにその瓶を見て顔をしかめた。
「青酸カリか。どこにあったんだ? こんなモン」
放置されたデイパックの中だと説明しつつ、新たなデイパックの中身を整理する。
重複する地図や名簿を捨て、ついでに六時の放送分も確認。
「んで、まだ死にたないんやったら手伝ってくれ。十二時の放送も聞いてないやろ?」
小瓶を懐に収め、ガユスがその言葉に頷く。
親しい者の死というショックから虚脱状態に陥った人間には、まず時間を与えて落ち着かせる。
そうして落ち着いた人間は、やるべきことを与えてやると意外に動くのだ。
一種の逃避なのだろうが、それでも気が紛れはするらしい。
しばらくの間、延々とデイパックの整理を続ける。
「武器類も全部頼むわ。他の参加者との交渉材料にもなるし」
不要になったデイパックと名簿、地図は小型の火の玉を使って燃やす。
地図に書き込まれたアイテム情報は、やる気になっている参加者にとっては危険な品だ。
「ともかく、お互いこの怪我や。ろくに動きもとれへん……駆け引きは抜きで、一時休戦。同盟といこうやないか」
「ああ。了解……する以外に無いな」
ちなみに。無論この二人は知らぬ事ではあるが、これほど怪我だらけのチームはこの剣呑な島でも有数である。
115
:
手段の合致2/3
◆a6GSuxAXWA
:2005/05/24(火) 00:53:39 ID:K2iQuOdo
「さて、武器の分配はこれでよし、と」
と、ベリアルの言葉に分別の済んだ武器を見――ガユスは溜息。
「思いっきり偏っている気がするのは気のせいですか馬鹿野郎と、お前の右隣の左隣の奴に言ってくれ」
「不満でもあるんか? 戦えるの俺だけやん」
光の剣、蟲の紋章の剣がベリアルの側に。
残りの、ある意味で重いだけな刃物類や現在使用不可能な咒弾が、ガユスの側に。
「――いや、妥当な選択だ。足を汚した人間に荷物持ちをさせようと言うその心根を除いてはな」
「荷物持ち、兼索敵手や。虎の子の探知機やるんやから、その眼鏡と合わせてしっかり調べてくれな」
とどのつまりは荷物持ちさせるんじゃねえか、と呟きながらも、ガユスは再び回転を始めた頭脳で思考。
我が身の危険は置いておくにしても、新庄やミズーのような状況を二度見るのは勘弁して欲しい。
それが今の正直な気持ちだ。
……となると、やはりクエロを含む危険人物たちをどうにかする必要がある。
色々と思うところがある。が、何をするにもどうするにも、戦力が足りない。
ベリアルという男は、まだ裏切りはしないだろう。
理由として挙げられるのは怪我と先程の戦闘を目撃したこと。
クエロや先ほどの岩の肌の男のような、魔人蠢くこの島の状況。
そこでこの怪我を負ったまま立ち回れるほどの能力は、恐らく今の彼には無い。
となれば、まずはさして使えぬにしろ手近な人間を味方として確保しておきたい……と考えるはず。
こちらはそれに乗り、こちらの目的を達成するのが正しい選択と言うものだろう。
そしてまずは戦力を――そう、場合によってはあのクソ忌々しいギギナを含めて――確保する。
その上でクエロと対峙し……自分は、どうしたいのだろう……そう、自分は、
「ま、ともかく食事といこか。休まんと治る傷も治らへんし」
と、ベリアルの言葉にとりとめもない思考を中断させられ、ガユスは溜息。
苦笑を浮かべ、ペットボトルとパンを取り出す。
「まだ未配布アイテムの記載された地図がある。体力が戻った時点で調べてみるか」
……何とか、しないとな。
116
:
手段の合致3/3
◆a6GSuxAXWA
:2005/05/24(火) 00:54:40 ID:K2iQuOdo
【D-1/公民館/1日目/12:52】
『されどDクラは竜と踊る』
【ガユス・レヴィナ・ソレル】
[状態]:右腿(裂傷傷)左腿(刺傷)右腕(裂傷)の三箇所を負傷、及びそれに伴い軽い貧血。
心身ともに疲弊の極みだが、休息によって徐々に回復する見込み。
[装備]:知覚眼鏡(クルーク・ブリレ) 、グルカナイフ、探知機
[道具]:デイパックその1(支給品一式。ナイフ。アイテム名と場所がマーキングされた詳細地図)
デイパックその2(食料二人分、リボルバー(弾数ゼロ)、咒弾、手斧、缶詰、救急箱)
[思考]:1.休息。 2.戦力(武器、人員)を確保した上で、クエロをどうにかする。
【緋崎正介(ベリアル)】
[状態]:右腕と肋骨の一部を骨折(処置済み)。心身ともに疲弊の極みだが、休息によって徐々に回復する見込み。
[装備]:光の剣、蟲の紋章の剣
[道具]:デイパック(支給品一式) 、風邪薬の小瓶、懐中電灯
[思考]:1.休息。 2.とりあえずガユスと組んで最低限の危機対応能力を確保。 3.カプセルを探す。
*刻印の発信機的機能に気づいています(その他の機能は、まだ正確に判断できていません)
117
:
Walking with the decision◇7Xmruv2jXQ
:2005/05/24(火) 06:38:48 ID:MK/bu.h6
状態表の【D-6/教会/1日目・13:10】 を、【D-5/教会/1日目・13:10】に修正です。
よろしくお願いします。
118
:
哲学の小径 ◇MXjjRBLcoQ
:2005/05/25(水) 16:12:58 ID:pBSSTsig
本文の修正お願いします。
保胤は暗闇の中を歩いていた。月も星もない、夜ではありえない闇の中、傍らにはあの化け百足、足元に数多の蟲たち。
彼らはただ親しげにキチキチと笑う。
敵意はない。なんとなしにだが、保胤にはそれが分かった。
彼らは皆、蠱毒の成れ果てなのだ。
食われたもの。倒れたもの。生き残り、そして退治されたもの。死は必然とはいえ、怨に飲まれた彼らの死は、いずれにせよ安らか
なものではありえない。
そして今、自分は彼らと同じ道の上にいる。
吸精術は使えない。山一つを飲み干し、確実に相手を屠る術は、しかしその先に、やはり確実な自滅が待っている。
まったくもって不便な力だと保胤は思う。諍いを止めることも身を守ることもできない。
しかも、セルティの話では、自分は千年も過去の人間らしい。
名簿を見ても、見慣れぬ名のほうが多く、昨日見た夜空の星も、自分の知っているものとは少しばかり異なる。
知らない技術、知らない武器、知らない道具。おそらく一人では、自らの置かれた状況すら満足に理解できないだろう。
だから彼らは笑うのだ。
自分が彼らと同じ立場に立ち、強力な切り札を失い、しかもこの殺し合いの場で人に頼らなければならないことを、親しみと侮蔑を
もって笑っているのだ。
保胤は暗闇を歩く。道に凹凸はなく歩きやすい。考え事をするにはいい場所だ。
まず、どうすればこの殺し合いをとめることが出来るのか。
いったん蟲毒の壷に入れられて密閉されてしまえば、後は利用されるだけである。最後の一人になることに意味は無い。
やはり、これを皆に伝えていくのが最善だろう。幸い電話もある、彼女たちにも手伝ってもらい呼びかけていこう。肝心なのは諍い
に疑問を持たせることだ。躊躇いは戦場でこれ以上ない足かせとなり、その分だけ積極的な争いは減る。話し合いの機会も増える。
ただ話し合いに持っていくには、こちらもそれなりの戦力が必要だろう。
身を守るには、やはりある程度強い力のある符が必要になる。さしあったって欲しいものは墨とつづりに筆、そして霊力のある木と
水。後者の2つは少し入手が困難だろうが、最終的には主催者たちと話し合い、場合によっては争う必要がある。早いうちに用意して
おきたい。
と、そこまで考えて保胤は足を止めた。
主催者たちは時間も超えることが出来る。千年後でもそのようなことは不可能だそうだ。そのような存在が、果たして何を目的にし
て蠱毒を扱っているのだろう。蠱毒で得られる効果はいくつかあるが、そこまで高度な術というわけでもない。保胤は時間を越えるた
めに書を志した。その時間を越えた者達は、はるかに格上のはずだ。しかし保胤ですら、蠱毒で得られる程度の効果なら、もっとうま
いやり方がいくらでもあるのも事実である。
――やはり自分の推論が間違っているのだろうか。
保胤はまた歩き始めた。無論、考えるためである。
否、この儀式のようなものが蟲毒でなくとも関係ない。利用するために一人を選び出すことにはちがいない。
殺して、生き残って、それでも得られるものは何も無いのだ。皆にそれを理解してもらわなければならない。
それだけでこの戦いがどうにかなるわけでもないだろうが、漫然と待っているだけでは、時を逃してしまう。
一人の女性の姿が、白檀の香りとともに脳裏に浮かんだ。
行動の上で機を待つ。さしあったっては話し合いの素地を作ることだ。これだけの多種多様な参加者が集っているのだ。協力する時
が来れば、おのずと道は開けるだろう。
道に終わりは見えない。かしゃかしゃという足音を聞きながら、保胤は暗闇を歩いていく。
119
:
短文感想
:2005/05/26(木) 00:55:40 ID:A7AxE4d2
5スレ目77レス、『集結に向けて(10/11)』の修正です。
[チーム備考]:C−6へ移動。
セルティの依頼で平和島静雄を捜索。
島津由乃を見かけたら協力する。定期的に『ライダーズ&陰陽師』と連絡を取る。
に変更をお願いします。
120
:
◇Sf10UnKI5A
:2005/05/26(木) 00:56:37 ID:A7AxE4d2
あー、やっちまった。↑は自分です。
121
:
◇Sf10UnKI5A
:2005/05/26(木) 18:42:05 ID:A7AxE4d2
『集結に向けて(11/11)』、状態表の修正です。
>【慶滋保胤】
>[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復
を、
【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復、貧血状態(行動に多少支障あり)
へと変更します。よろしくお願いします。
122
:
帰りを待つ者のために◇Sf10UnKI5A
:2005/05/26(木) 18:47:27 ID:TOrUmA.s
こちらも保胤さんの状態表を修正します。
>【慶滋保胤】
>[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復
↓
【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復、貧血状態(行動に多少支障あり)
よろしくです。
123
:
帰りを待つ者のために◇RGuYUjSvZQ
:2005/05/26(木) 18:50:22 ID:TOrUmA.s
おっと、私のトリップは◆RGuYUjSvZQですねorz
失礼しました。
124
:
罠、そして……(4/7)
◆pTpn0IwZnc
:2005/05/28(土) 05:44:08 ID:yl5Di1eM
本スレ(ラノベ・ロワイヤルpart5) 108レス目の最後の行、
『咄嗟に飛びずさるが、銃口は既に――』を
『咄嗟に飛びずさるが、引き金は既に――』に修正お願いします。細かい修正ですみません。
125
:
罠、そして……(2/7)
◆pTpn0IwZnc
:2005/05/28(土) 23:08:13 ID:ffj9IXUI
もう一つ。106レス目の2段落目すぐの宗介の会話ですが、
「今の所、禁止エリアは南に集中している。南に居た参加者が北上する、もしくはしている可能性は高い。
さらにここ一帯の森林は島の中心部に当たり、水場もある。人の行き来は多いと推測できる。
以上の理由により、この辺りに広がる森林内で人が通りやすい箇所に、いくつかの罠を仕掛けるつもりだ」
↓
「今の所、禁止エリアは南に集中している。南に居た参加者が北上する、もしくはしている可能性は高い。
さらにここ一帯の森林は島の中心部に当たる。人の行き来は多いと推測できるだろう。
以上の理由により、この辺りに広がる森林内で人が通りやすい箇所に、いくつかの罠を仕掛けるつもりだ」
に修正お願いします。真ん中の行だけです。
地図の色が似てるので草むらを水場と勘違いしてました……。あ、アホや……。
126
:
フレイムヘイズ◇WqFkbhvlZA
:2005/05/30(月) 19:31:34 ID:f.0Fr1Nk
フレイムヘイズ 3/6
「 治らない。自在式が霧散する。修復の自在式を悠二に掛けることができない。
悠二についた呪いの刻印が干渉し、シャナの自在式を打ち消していた。 」
を
「本当はシャナには分かっていた。悠二の存在がすでに治癒不可能になっていることに。
それを認めたくない自分がいるだけということに。」
に修正お願いします。
127
:
金棒を持つ鬼と地獄の仏との出会い(6/7)
◆eUaeu3dols
:2005/06/02(木) 10:20:44 ID:o3j/ZK5.
歩くと以降の内容に間に合わない事に気づいたため、該当部分を修正します。
――――――――
「今の時間は……11時40分か。この通路が無ければ帰りが間に合っていないな」
「だからこそ縫合までしたんでしょう? あの治療は10分以上も掛かりましたよ」
「すまない。医術は専門でない事が祟ったか」
サラの治療は特別遅かったわけではなく、むしろ開業医になれる程の手早さだったのだが、
世界最高――いや、ここに連れてこられた者達の元居た世界全ての歴史を全て掘り返しても、
一人とて居ないほどの超人的医者を親友に持つせつらから見れば、稚拙に映った事は否めない。
だから、流石に『そうでもない』等という言葉は掛けず、ただ走り続けた。
持久力の無いサラをせつらが抱き抱え、高い足音を響かせてひた走る。
所々に付けられた光量の低い照明に照らされ、薄暗い通路は延々と続いている。
僅か十数分で出られるというのに、永遠に続いているような錯覚すら感じる。
「ところで、あのワイヤーの具合はどうだろう?」
唐突にサラが訊いた。
「ああ、良い物でしたよ。僕の本来の妖糸ほどでは無いにしても、かなり質の良い物です。
ただ……少々頑張って洗わないといけないでしょうが」
ワイヤーが有った場所が場所だ。
ワイヤーは入れ物である筒ごと、べっとりとクルツ・ウェーバーの血に沈んでいた。
他の武器ならいざ知らず、細く軽く鋭くしなやかなのが売りの金属ワイヤーはそうは行かない。
「帰ったら、化学室から金属を腐食させずに凝固した血液を溶かせる薬品を出してこよう。
水で薄めてバケツに入れて、部屋の隅において2〜3時間。それで使えるようになる」
「それじゃ、そうする事にします。助かります」
「いやいや、わたしの方が助かっている。荷物が多いのに見事な体力だ」
せつらは、色々と物が入ったデイパック付きのサラを抱き抱えて走り続ける。
息を切らしもせず、まるで散歩道を歩くかの如く話しながら。
せつらは地下通路を走り続けた。
彼らの仲間の一人は、遂に帰還できなかった事を露知らず。
――――――――
この前の内容、及びこの後の報告内容に変更は有りません。
どうかよろしくお願いします。
128
:
メイド天使誕生
◆VoEIlrZXW2
:2005/06/02(木) 23:50:19 ID:MqxFG5Y.
奈津子のエプロンドレス姿を想像してしまったのか、コキュートスは「げえっ」と声をあげた。
↓
奈津子のエプロンドレス姿を想像してしまったのか、コキュートスは「う」と声をあげた。
それと、本文中の「コキュートス」を「アラストール」に変更をお願いします。
129
:
好奇心のもたらすもの◇7Xmruv2jXQ
:2005/06/05(日) 02:28:20 ID:MK/bu.h6
状態表の【戯言ポップぴぴるぴ〜】 の方を
【F−4/森の中/1日目・12:40】→【F−4/森の中/1日目・11:45】
に修正お願いします。
130
:
雷速の殺し手(1/10)
◆J0mAROIq3E
:2005/06/05(日) 16:10:28 ID:rbtlF9OM
豊花の死体に関して矛盾があったため、1レス目の差し替えをお願いします。
「これが先ほど言っていた死体か?」
「ええ。三時の時点で死後硬直が始まっていたから、死んだのは多分開始直後」
ゼルガディスとクエロは海の見える高台に足を伸ばしていた。
そこに転がっていたのは俯せに倒れる少女。一条豊花の死体だった。
「背中の刺し傷が死因というのはさっきの男と同じね」
「傷口も似ているな。……同じ奴か?」
「可能性は高いわ。腐敗の進み具合から見ても、こちらの方が先のようね。
手口がスマートといえばスマートだけど……動揺も大きかったみたいだし」
肩をすくめて指し示したのは死体のすぐ傍に広がる吐瀉物。
「素人が腹を決めてゲームに乗った、といったところか。……許せんな」
「そう? 何の能力も持たない一般人がこんなとこに放り出されて、冷静でいられると思うの?」
「錯乱など理由にはならん。異常な状況で殺人に走る人間は、最初から人を殺せる人間だ」
「いちいち私の方を睨まないでほしいんだけど。
……でも、そうね。確かに最初会ったときにもクリーオウはナイフを振り回さなかったわ」
話題を逸らすように『仲間』の少女の名を口にする。
彼女が状況によっては刃物で斬り掛かる猟奇少女であることは、さしものクエロでも想像の外だったが。
しかしゼルガディスは警戒を解かず、真っ直ぐにクエロを見つめる。
「――お前は表情一つ変えず人を殺せる人間だ。演技力は認めるが誤魔化しきれると思うな」
「……いい加減にして。先入観を捨てないと見えるものも見えなくなるわよ」
「これは勘と言うより確信だ。気を緩めては尻尾を見逃すことになるのでな。悪く思うな。
……お前が元の世界で何をしようと勝手だが、ここではおとなしくしててもらおうか」
「言われなくても事を荒立てるつもりはないって何度も言ってるはずだけど」
その苛立ちの表情さえ演技。
化かし合いでは自分に分があることを、クエロはよく理解していた。
131
:
魔女の消失2/7
◆a6GSuxAXWA
:2005/06/05(日) 21:13:47 ID:K2iQuOdo
佐山は歩む。路地の影を縫い、先程の音の元となった気配を探り、十字路に差し掛かる。
光と闇が交錯し、アラベスクの布を思わせる風景のその路地に、一歩――
「何者かね?」
「あんた、誰?」
佐山の眉間に、槍の穂先。
赤毛の男の眉間に、銃口。
「私は佐山御言、世界の中心に立つ者だ。ゲームに乗っていないのならばそれを下げたまえ」
「……ハーヴェイ」
眼に映ったのは、見知った槍。このハーヴェイなる男の支給品だったのだろうか。
佐山の奇言にも、ハーヴェイは僅かに眉を動かしただけの無関心な対応。
「なかなか新鮮な反応だが、無関心は現代人の悪癖と――」
「女の子を捜してる」
更には相手の言葉をぶった切っての質問。
かなり淡白で執着の無い性格なのだろう、と佐山は思いつつ、
「どんな女の子なのかね?」
「…………」
言葉を探しているようだが、なかなか見つからないようだ。
女の子、という以外に年頃の女性を形容する文句を殆ど知らないらしい。
語彙が貧困、というよりは性癖に根ざした問題だろう。
「……髪が肩の前後まではあったはず。あと、幽霊なんかが見える」
暫し考えてのハーヴェイの台詞に、佐山は黙考。
肩ほどまでの髪で霊能力者。――詠子君の言っていた知人か?
ならば会わせるべきだろう。そしてここはやはり感動の再会を演出せねば。
「それは私と同年代の女性だね?」
確認をとると、ハーヴェイはたぶん、と頷く。
「心当たりがある。ついてきたまえ」
そう言うと、佐山とハーヴェイは歩き出す。
互いに盛大な勘違いを抱えたまま。
132
:
メイド天使誕生
◆VoEIlrZXW2
:2005/06/06(月) 20:56:06 ID:MqxFG5Y.
【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復
↓
【慶滋保胤】
[状態]:不死化(不完全ver)、疲労は多少回復、貧血状態(行動に多少支障あり)
こちらに変更お願いします。
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