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尚六幾星霜

213「後宮生活」7:2019/07/01(月) 00:08:24
びくんと腰が跳ね、身を捩りながら六太は首を振る。開かせていた脚が、尚隆の腰を挟んで締め付けてきた。
敏感な六太の反応が尚隆の劣情を一層煽る。指を少し曲げて探り当てた場所を柔く突くと、再び腰が跳ねた。
「あぁっ……、や、ぁんっ!」
逃げたいのか、奥へ迎え入れたいのか。六太は小刻みに腰を揺すっているが、この動きはきっと無意識なのだろう。
脈打つように蠢く肉襞の中へ、深く浅く抜き差しを繰り返す。締め付けられた指に内壁が纏わり付くようで、尚隆は自身の抑えきれない熱が内から高まっていくのを自覚する。早く犯したいという衝動と、もう少し慣らさなければという自制心が拮抗する。
欲をなんとか抑えながらも、自然と手の動きは早まってしまう。少しでも早く広がるよう、幾度も奥へと指を進めると、指を根元まで押し込むたびに、高い嬌声を上げ細い裸体が跳ねた。
「あっ、ぃやぁっ……しょう、りゅ……。も、むり……」
ぶるぶると首を振り、六太は途切れ途切れに懇願するような声を出す。無理と言われても今更やめられるはずもなく、逆に尚隆を煽る台詞にしか聞こえない。
「……本当にいい声で啼く」
囁いて、尚隆は指を引き抜いた。
「はぁ……」
掠れた吐息を漏らして六太は目を閉じた。拘束していた両手首を解放してやったが、腕は投げ出されたまま動かない。
微かに震える白い脚を抱え上げ、膝頭に口づける。細い腰を掴んで、限界まで猛っている自身を六太の後孔に当てがった。
「––––挿れるぞ」
言いながら掴んだ腰を引き付けると同時に、ぐいっと自分の腰を進め、ひと息で根元までを埋め込んだ。
「あ、あぁぁっ!…っや、あ…んんぅ、」
掴んだ腰が震えて、中がきつく締め付けられる。突き抜けるような快感が尚隆の中心を駆けた。
六太の両手は尚隆の腕を縋るように掴む。小刻みに腰を揺らして奥へ奥へと突いてやると、その手に力がこもった。
「あっ、……あ…ぁ」
脈打つ襞は吸い付くようにぴったりと尚隆のものを包み込んできて、あまりの心地良さに眩暈すら覚える。全身を巡る血が熱く、鼓動は早くなり、呼吸は徐々に乱れていく。
「いつもより、熱いな……六太」
呟いた声は、自分で思っていた以上の熱を孕んで響いた。
急くな、と自分に言い聞かせ、尚隆は腰の動きを抑制しながら、六太の中のもっと深くまで自身を沈み込ませていく。
「ぁ、あぁ、んっ……やっ…あぁ…!」
六太はもう全く声を抑えていない。そんな理性はどこかへ吹き飛んでいるのだろう。
その嬌声に煽られて抑えのきかなくなった情欲は、尚隆の身体を更に熱くさせ、腰の動きは速度を増す。汗が滴り落ちるほどに、体温が上昇していく。
最奥まで腰を打ち付ければ、呼応するように細い腰が自ら揺れた。
「や、あっ……!––––やだ、や、だぁ……」
六太は腰を揺らしながら、殆ど泣き叫ぶような嬌声を上げる。背をしならせて首を振り、長い金髪はその動きに伴って乱れていく。
ああ、と尚隆は荒い呼吸の中で溜息を漏らした。もっと時間をかけようと思っていたのに、快感に侵食された頭は早くも絶頂を欲している。
それ以上は何も考えられず、尚隆は本能の赴くまま腰を動かした。速く強く深く、激しく。
「やっ、ああぁ––––……っ」
ついに六太は悲鳴じみた声を上げながら、全身を震わせた。ぎゅうっと後孔が締まり、荒波のような快楽が尚隆を襲う。喉の奥で呻きながら、六太の中に熱い精を放った。
背筋が粟立つほどの射精の快感に浸りながら、尚隆は大きく息をつき、六太の身体の上に覆い被さった。


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