したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【お気軽】書き逃げスレ【SS】

363秘密の儀式(驍宗×泰麒)8/E:2007/09/05(水) 22:02:12
 驍宗はどもって答えると、「延麒も最初は感じなかったと延王もおっしゃっ
ていたしな……」とひとりごちた。
「延台輔? 延台輔がどうかなさったんですか?」
「あ、いや。その」驍宗は咳払いをした。「何しろ私は王になって間がないか
ら、ひそかに延王にご教示いただいたのだ。雁も男王と麒ゆえ、秘儀も戴と似
ているだろうと思ってな」
「ああ、そうだったんですか」
「もちろん秘儀ゆえ、普通は他国の王にも他言しないものなのだぞ。それゆえ
おまえも、たとえ景台輔が相手であっても、決してこのことには触れぬように」
「はい、わかっています」
 泰麒はにっこりとして答えた。驍宗は泰麒を抱きしめると一緒に臥牀に横た
わり、鋼色の髪をいとおしそうになでた。
「最後のあれもな、回数を重ねればおまえも気持ちよくなるのだ。前をこする
よりはるかにいいそうだぞ」
「えっ……」
 泰麒は顔を赤らめた。驍宗に愛撫されて大人の証を吐き出してしまったとき
は、あれほど気持ちいい思いをしたことはないと思ったのに、あれよりもずっ
といいなんて。いったいどんな感じなのだろうと想像すると、また心臓がどき
どきしてきた。
「この儀式は頻繁に行なう必要があるゆえ、おまえもすぐ慣れて気持ちよくな
るぞ」
 驍宗は低くささやきながら泰麒の頬をなで、胸元に抱き寄せた。そうしてい
る間にだんだん眠くなってきた泰麒は、やがてとろりとまどろみ、主の腕の中
で安らかな眠りに落ちていった。
----------------------------------------------------------------------


もちろん秘密の儀式なんて嘘っぱち。
泰麒を自分のものにしたかった驍宗が、近習の女官を使って仕組んだだけです。

いちおう明け方には泰麒はこっそり仁重殿に戻ることになります。
それから何度か驍宗と床をともにするものの正寝は遠い。で、漣から戻ったら
住まいが驍宗と近くなったので、もっと頻繁に召し出されるという展開の予定でした。
お粗末さま。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板