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十二国記SS「† 夜に別れを †」

23名無しさん:2004/08/21(土) 01:57
楽俊のことを考えても陽子は胸が痛かった。陽子は腐女子である。楽俊は自分が
半獣ということもあり、又、その高潔は人柄もあり、けして人を何かの理由で
差別したりなどする人ではない。しかしもし陽子の腐の部分を知ったらどうだ
ろう。陽子を普通とは違う人間として色眼がねで見るのではないだろうか。
けして知られてはならない、と陽子は思った。

そんなことを考えてしまうのも、これから雁主従に会うせいである。実は陽子
は雁主従に禿げ萌えだった。しかし彼らは陽子にとって大の恩人である。これ
ほど大恩ある人たちに萌え萌えしていいものだろうか。でも陽子は六太に
初めて会ったときからその美しさに衝撃を受け萌えずにはいられなかったのだ。
この二人は絶対にあやしいと陽子はにらんでいた。ともかく陽子の腐の部分を
刺激しまくる雁主従なのであった。以前、王になるかどうか迷ったときも、
実はこのことがネックとなっていたのだ。冗祐だけは陽子の秘密を知りながら
も陽子を王へと推奨してくれた。そしてこの秘密は決してもらさないと約束
してくれた。陽子は冗祐の心の広さに感激し尊敬の念を抱いていた。
なんのかんの意っても陽子は雁主従に会うのがとても楽しみだった。


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