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【蛮民王国・とめぞう】

28P子:2003/02/27(木) 16:22 ID:W.3s1qFA
ちょっと気になるので、書かせていただきます。
「盗作」「著作権」の問題は、大変難しいものです。
まず言えるのは、「盗作」だと思われる場合でも、「取り下げるのが当然」ではないという事です。
この時点では、もし、「自分の作品が盗作された」と思うならば、「相手に対し『それは盗作である』といって、謝罪と損害の賠償を請求する事が出来る」だけです。そして相手が応じないならば、「裁判に訴える事が出来る」
もちろん相手側にも「反論する権利」があり、「裁判で闘う権利」があります。
これが法治国家の原点であり、民主主義の基本です。
裁判の結果次第で、「取り下げる、取り下げない」が確定します。
もちろん、当事者同士の話し合いで解決するならば、裁判する必要はないでしょう。
「盗作でした。ごめんなさい。裁判はしたくありません。損害は賠償します」という場合だって、あるでしょうから。
ただし、ここで肝腎なのは、「明らかに盗作であるとどちらか一方、または周囲の誰かが考えている場合でも、それはもう一方が取り下げるのが当然と言う事にはならない」という事です。
取り下げるのは、あくまで相手が「盗作であると認めた場合、自主的に」もしくは「裁判で判決が出た場合、仕方なく」です。
原告側の判断も、周囲の人々の考えも、一切関係ありません。
先か後かというような事も、無関係です。
どれくらいの量の文章や画像が、どんな形で盗用されたかだけが、問題点です。
ネタとか設定とか人名、タイトル、などにも、著作権は発生しません。
いわゆる「ぱくり」の大半も、これには相当しないであろうと思われます。
そして、もう一つ重要な事はこれらは全て当事者同士の個人的な問題であり、利害を共にするものと(例えば出版社など)法関係者以外、立ち入ってはならないということです。
全ての創作は模倣から始まるものであり、悪意を持って盗作をしたという証明は、非常に微妙で難しいものなのです。
盗作という事実があったかどうかの判定には、多大な労力と時間がかかるものであるという事を心に留めておいて頂けると、幸いです。
そしてなぜそれだけ難しい問題なのかという事を考えれば、軽々にこの問題に踏み込む事がいかに危険かもおわかりになると思います。
ことの成り行きと影響の面だけでなく、そもそも「盗作は(ここで言うのはあくまで盗作、であり、ネタかぶりやぱくりですらありません。はっきり言って、そんなものは問題外)いかんだろう」という考え自体がすでに、不特定多数に対してぶつけるには無理のあるものであったことを、ここに訪れられる全ての方たちにも確認して頂ければと思います。


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