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掌編小説スレ
1
:
管理人
:2004/04/25(日) 13:38
いしごまで短い(30レスくらいまで)のが書けたら、
ここへ投稿していただけると、うれしいです。
23
:
夢ふわり
:2005/11/13(日) 00:33:59
梨華ちゃんの性質は知ってるから。
例えば年下相手には大人振りたいだとか。
例えばそのクセ甘えたがりとかいうフザケタ性格だとか。
そういうのはもうしっかりきっちり一応認識済みだから。
だから今さら三好ちゃんに妬いたりはしない。
しないけど。
やっぱり面白くはない。
「オモシロイユメヲミマシタネー。」
「なにそれごっちん。」
たぶん梨華ちゃんの『なにそれ』はごとーのカタコトにかかってる。
だけどごとー的にはあんまり意味はないし、なんとなく拗ねて見せようとしただけ。
それにしたって、拗ねる表立った理由とかも特に見当たらない。
いちいち説明するのもまどろっこしいから、『なにそれ』が『面白い夢』にかかってると勘違いしてる風を装う。
24
:
夢ふわり
:2005/11/13(日) 00:34:39
「みよしちゃんに襲われる夢見たんでしょ?」
「ええ?ああ、香港の?」
一瞬笑顔のままきょとんとして。
だけどすぐに思いついたように正解を唱える。
そう、それですよ。
「襲われてないよー。ただね、部屋にね、三好ちゃんが入ってきてね?」
くすくすと。
オンよりもちょっとだけ低めのトーンで、甘ったるく訂正を入れる梨華ちゃん。
ねぇちょっと。
エロいよあんた。
「てか『部屋に入ってきた』って。その時点で既におかしいよ。」
「知らないよ夢だもん。」
25
:
夢ふわり
:2005/11/13(日) 00:35:32
言いながら頬を軽く脹らませる。
そして『だもん』て。
年齢にそぐわず、しかし姿形にはぴったりと当てはまる言動にくらくらする。
誰を責めるわけにもいかず。
しかも自分ですら理解し難い感情をどう処理して良いのか分からず。
ソファの上で膝を抱える。
そのままぽてりと。
横に腰かけてる梨華ちゃんに倒れこんでみた。
やらかい肩に、ほっぺ押し付けて。
「・・・ごっちん?」
どうしたの?と。
ごとーに軽くすりよってくる梨華ちゃん。
なんでごとーの夢見ないのさ。
どーしてラジオゲスト呼んでくれないのさ。
ごはん食べいこーよ。
あそんでよ。
言いたいことは山ほどあるけど。
口に出すのも悔しいので。
「・・・梨華ちゃんハレンチ。」
いつもの憎まれ口でごまかした。
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