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SS投下・仮投下スレ Part.3

1706名無しさん:2024/12/17(火) 10:49:12
真実を知られ、もはやディオを支持するものは誰もいない
いちおう、ラクスと可奈美を気遣って殺されないようだが、それではアウラに報復できず、おそらく一生檻の中か、肉の芽を外せる者が召喚されればどのみち殺される可能性大だ

ディオ「この、モンキーどもがあ!」
ダクネス「ここまでだディオ、大人しくお縄につけ」
ディオ「まだだ!ヌケサクになったおまえらと違って俺は一人でも反逆を続けてやる!
   ラクス、可奈美!時間を稼げ!」

ディオが命じると肉の芽の効果なのか、ラクスと可奈美は本人の意思と関係なく体が動き、その体を持ってディオを捕まえようとした者たちの行く手を阻む
ディオは戦場の黒煙が日光を阻んだ内に逃走

だが、ラクスたちに妨害もそう長くは持たないだろう

ディオ(だが、このディオには今、デスノートがある!
   あの中の誰か一人を殺せば、デスノートを恐れた奴らは追ってこれまい!
    最後の一行は誰に飛んでくるかわからんからだ!
   だが運が良かったな、最後にデスノートを使うのはアウラと決めている。
   アウラが永久にあの船に居座るとは考えにくい、船を降りた瞬間を狙ってあのクソガキだけは殺す!

   ......その前に、このディオには生け贄が必要だ)

ディオはデスノートの切れ端に名前を書く
さあ、誰の名前が書かれたのか?

1707名無しさん:2024/12/17(火) 10:57:05
誤字

ラクスたちに妨害もそう長くは持たないだろう
→ラクスたちの妨害もそう長くは持たないだろう

1708名無しさん:2024/12/17(火) 12:05:21
>>1706
人数差的に二人で全員抑え込むのは無理がない?ラクスは簡単に取り押さえられそうだし
あとデスノートを使ってアウラを殺す気ならグルウェイグに居座ってても殺せると考えるんじゃないか?
ディオ視点だとグルウェイグに対異能バリアが張られてるの知らないから

1709名無しさん:2024/12/17(火) 12:14:55
>>1708
>>1779にてディオはラクス経由で対異能バリアについては情報仕入れているよ

1710名無しさん:2024/12/17(火) 12:17:11
ふと思ったが、ディオが大阪城にいたモブ兵士の血を啜ると同時にモブ屍生人をある程度用意して潜ませていた、ってのができそうかと思った

1711名無しさん:2024/12/17(火) 12:19:33
>>1709
本当だ、見落としてた

>>1710
個人的には出来ると思うけどやるなら他の人の意見も聞きたい

1712名無しさん:2024/12/17(火) 15:55:56
>>1710
OKだと思う

1713名無しさん:2024/12/17(火) 16:33:23
>>1710です、誠に勝手ですが>>1706を脚色してみました、判定お願いします)

真実を知られ、もはやディオを支持するものは誰もいない
いちおう、ラクスと可奈美を気遣って殺されないようだが、それではアウラに報復できず、おそらく一生檻の中か、肉の芽を外せる者が召喚されればどのみち殺される可能性大だ

ディオ「この、モンキーどもがあ!」
ダクネス「ここまでだディオ、大人しくお縄につけ」
ディオ「まだだ!ヌケサクになったおまえらと違って俺は一人でも反逆を続けてやる!
   ラクス、可奈美!時間を稼げ!」

ディオが命じると肉の芽の効果なのか、ラクスと可奈美は本人の意思と関係なく体が動き、その体を持ってディオを捕まえようとした者たちの行く手を阻む
ディオは戦場の黒煙が日光を阻んだ内に逃走

しかし、ラクスと可奈美では全員を抑え込むのには無理があり、何人かが彼女達の妨害を突破してディオを追いかける
対してディオは焦る様子もなく声を張り上げる

ディオ「いけ、屍生人(グール)ども!」

すると物陰や天井などから突如として人影が飛び出し、追跡者たちに襲いかかって来た!
実はこれより数刻前、ディオは力を取り戻すべくモブ兵士達の血を啜ると同時に生死を問わずエキスを注入し屍生人という手駒を用意していたのだ
(元々その時点では自己の弱体化に加えて戦争の雌雄・大阪城にいた第三軍の生死も分からなかったため、如何なる状況になろうとも対応出来るように戦力を確保していたのだ)
まとまった数の屍生人に囲まれるダクネス達、この状況ではノリスや香織も味方やラクス達を巻き込む危険性があるため下手に火器を放つわけにはいかなかった

ディオ(そして、このディオには今、デスノートがある!
   あの中の誰か一人を殺せば、デスノートを恐れた奴らは追ってこれまい!
    最後の一行は誰に飛んでくるかわからんからだ!
   だが運が良かったな、最後にデスノートを使うのはアウラと決めている。
   アウラが永久にあの船に居座るとは考えにくい、船を降りた瞬間を狙ってあのクソガキだけは殺す!

   ......その前に、このディオには生け贄が必要だ)

ディオはデスノートの切れ端に名前を書く
さあ、誰の名前が書かれたのか?

1714名無しさん:2024/12/17(火) 17:03:23
>>1713
1706ですがOKです

1715名無しさん:2024/12/17(火) 17:53:18
>>1713です、他に意見がなければ21時頃に投下します

1716名無しさん:2024/12/17(火) 18:06:58
>>1713
大丈夫です

1717名無しさん:2024/12/17(火) 18:08:38
>>1856
この契約変更を聞いたノリスと香織はロボから降りるしかなかったんだよな
ロボだとオーバーキルでディオやラクスを殺しかねないから
単純にロボだと他のメンバーと連携が取りづらいのもあるが

1718名無しさん:2024/12/17(火) 18:20:04
>>1717
いや、流石に降りる必要はないのでは?
ディオを追いかけるタクシーや攻撃の防壁ぐらいにはなるだろうし

1719名無しさん:2024/12/17(火) 18:23:53
>>1718
おk、取り下げる

1720名無しさん:2024/12/17(火) 18:32:49
屍生人の群れは巨大で火器を使えない現状ただの的になってるガンダムEXやゼニスVを集中的に攻撃する
これで元々ボロボロだったガンダムEXは更に損傷が激しくなりゼニスVも損傷した
ディオの力ならば少しずつ粉砕することも可能だろう

1721名無しさん:2024/12/17(火) 20:33:45
(他にも案はあるけどとりあえず最初に思いついた方を仮投下する)

>>1859
『NASTY VENT』

ダクネスはナスティベントを使用
屍生人の群れにダークウイングが超音波攻撃を放ち、撹乱させる
その隙にダクネスやノリス、香織はディオを追跡する

ディオ(何ィ!?そんな便利な能力が使えるのか、仮面ライダーとやらは!)

一瞬だけ動揺するディオだが、ここで逆転の発想をする

ディオ(だがあの能力……なかなか使えそうだな)

ゆえにディオはデスノートの切れ端にダクネスの名前を書いた
……だがダクネスが止まる様子はない。それもそのはず、ダクネスの本名はダスティネス・フォード・ララティーナなのだから。

デスノートの効果がないことから、ディオはダクネスがアウラのように偽名を使ってる可能性に思い至る
だがそれがどうした?
確かにデスノートは無駄遣いしてしまったが、どのみちデスノートでダクネスを殺しても対異能バリアを持つノリスと香織は追ってくるだろう。

そこでディオは空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)をダクネスに向けて放つ。
突然の攻撃だが孤児院でもディオが披露していたのを見たからギリギリ回避出来た

ダクネス(間一髪だったな……)

冷や汗を流すダクネスだが……その直後にディオが迫ってきた!
そして回避行動による隙が出来たダクネスのベルトからカードデッキを握り、奪い去る

ディオ「たしかこう使っていたな?変身」

ダクネスはディオを発見した後に変身した。
それはつまりディオに変身方法を見られてしまったということだ。

ダクネス「返せ!それは私の誇り――」
『SWORD VENT』

無機質な機械音が鳴り響き、ウイングランサーがダクネスの土手っ腹を貫いた

ダクネス「がはっ!」
ノリス「ダクネス!」

ノリスは咄嗟にディオを攻撃しようとするが、ディオはダクネスの頭を掴み、盾代わりにした。ノリスは攻撃を急停止せざるを得ない
ダクネスはタフだ。加減した一撃ならば、まだ息は残るとディオは推測していた
もっともダクネスが死ぬのは時間の問題だろうが、それまでは盾として有効活用しようとディオは考える

そうすることで厄介なノリスや香織の攻撃を凌げると思ったからだ
事実、攻撃を躊躇ったノリスの乗るガンダムEXには隙が出来た。ディオはそれを見逃さず、しっかりとカウンターの一撃を見舞う
ウイングランサーがガンダムEXの右足の装甲を貫き、ガンダムEXはバランスを崩してしまう…

1722名無しさん:2024/12/17(火) 23:07:00
>>1721
自分はいいと思う 一応他の意見待ち

1723名無しさん:2024/12/18(水) 00:09:27
>>1720 >>1721
おk

1724名無しさん:2024/12/18(水) 01:18:24
>>1721
冷静に考えるとEXには対異能バリアあるからディオの変身解けちゃう気がした

1725名無しさん:2024/12/18(水) 05:59:09
1724の件を踏まえても
>ウイングランサーがガンダムEXの右足の装甲を貫き、ガンダムEXはバランスを崩してしまう…
の下り以外は良いと思うよ

ただ、しいて言うなら別案も見てみたいな

1726名無しさん:2024/12/18(水) 17:19:24
(指摘を参考に修正。ディオの吸血鬼としての身体能力は無効化されない前提なので、もし無効化されるなら修正します。もう1つの案は辻褄和合わせが難しいと思ったのでなしで)

>>1859
『NASTY VENT』

ダクネスはナスティベントを使用
屍生人の群れにダークウイングが超音波攻撃を放ち、撹乱させる
その隙にダクネスやノリス、香織はディオを追跡する

ディオ(何ィ!?そんな便利な能力が使えるのか、仮面ライダーとやらは!)

一瞬だけ動揺するディオだが、ここで逆転の発想をする

ディオ(だがあの能力……なかなか使えそうだな)

ゆえにディオはデスノートの切れ端にダクネスの名前を書いた
……だがダクネスが止まる様子はない。それもそのはず、ダクネスの本名はダスティネス・フォード・ララティーナなのだから。

デスノートの効果がないことから、ディオはダクネスがアウラのように偽名を使ってる可能性に思い至る
だがそれがどうした?
確かにデスノートは無駄遣いしてしまったが、どのみちデスノートでダクネスを殺しても対異能バリアを持つノリスと香織は追ってくるだろう。

そこでディオは空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)をダクネスに向けて放つ。
突然の攻撃だが孤児院でもディオが披露していたのを見たからギリギリ回避出来た

ダクネス(間一髪だったな……)

冷や汗を流すダクネスだが……その直後にディオが迫ってきた!
そして回避行動による隙が出来たダクネスのベルトからカードデッキを握り、奪い去る

ディオ「たしかこう使っていたな?変身」

ダクネスはディオを発見した後に変身した。
それはつまりディオに変身方法を見られてしまったということだ。

ダクネス「返せ!それは私の誇り――」
『SWORD VENT』

無機質な機械音が鳴り響き、ウイングランサーがダクネスの土手っ腹を貫いた

ダクネス「がはっ!」
ノリス「ダクネス!」

ノリスは咄嗟にディオを攻撃しようとするが、ディオはダクネスの頭を掴み、盾代わりにした。ノリスは攻撃を急停止せざるを得ない
ダクネスはタフだ。加減した一撃ならば、まだ息は残るとディオは推測していた
もっともダクネスが死ぬのは時間の問題だろうが、それまでは盾として有効活用しようとディオは考える

そうすることで厄介なノリスや香織の攻撃を凌げると思ったからだ
事実、攻撃を躊躇ったノリスの乗るガンダムEXには隙が出来た。ディオはそれを見逃さず、しっかりとカウンターの一撃を見舞う……が、その瞬間にナイトの変身が解けてしまう

ディオ(対異能バリアには仮面ライダーの変身を無効化する力もあるのか。だが!)

生身になったディオはこれまでの激戦で脆くなったガンダムEX、その右足に拳を叩き込む
するとディオの剛力を受けたガンダムEXの右足の装甲にヒビが入り、このままいけばガンダム相手でも勝てるとディオは確信した

ディオ(勝てる……勝てるぞ!最後に勝つのはこのディオだ!)

1727名無しさん:2024/12/18(水) 18:32:35
>>1726
おkかと

1728名無しさん:2024/12/18(水) 19:48:07
>>1726に連結
美岬はロリカイザーたちから「母ちゃんたちだけじゃ、手が足りないかもしれないから行ってくれ!」
と言われてレンたちの援護を受けた後に、サンライトハートの力で強引に屍生人の群れを突破してきたな

美岬が目にしたのは瀕死のダクネスと、苦戦しているノリスと香織のガンダムとゼニス
まずは味方と瀕死のダクネスを救うため、ディオに向けて槍で突進した

ディオ「無駄だ、これでも食らえ!」

ディオは慌てることなく、そこらに転がっていたモブの死体を蹴って出した血の目潰しを美岬に浴びせて突撃を失敗させ、後の先によるカウンターでサンライトハートを持っていた両手を気化冷凍法でガシャンと砕いた

美岬「私の腕がぁぁぁー!」
ディオ「チッ、体が馴染みきってないせいか、気化冷凍法はまだ威力が低い。
    が、新しい盾が手に入った」

ディオはもうすぐ死ぬであろうダクネスの代わりとして美岬を新しい盾に使う

ディオ「こっちはそこのマゾ女よりは長持ちしそうだなあ」
ノリス「卑劣な......武人の風上におけない奴め!」
ディオ「プライドなどとうの昔に鼠に食わせてきたわ、このディオにあるのは征服して支配することのみ、どんな方法だろうが勝てば良かろうなのだ!」

ロボには対異能バリアがあるので、サンライトハートは意味なし
ディオは核金に戻ったサンライトハートをダクネスへのトドメとして、動けない体にぶち当てた
ダクネスの当たった腹から更に飛び出す鮮血!

ディオ「大当たりだ!」
香織「こいつ、なんて奴なの!!」
美岬「ああ......ダクネスさん......!」

1729名無しさん:2024/12/18(水) 19:55:40
>>1728連結
ダクネス(ああ、私もこれまでか......)



ダクネス(......?
    穴の空いたハズの腹が温かい気がする)



ダクネス(やはり、まだ終わりたくない。
    死んでいった者のためにも、家族の『母』としても!)


ディオは知らなかった
核鉄には治癒能力があることを
核鉄を使って蘇生した者たちの例があることを

1730名無しさん:2024/12/18(水) 19:56:25
>>1728
良く見たら核鉄が核金になってたけど、投下OKになったら直すよ

1731名無しさん:2024/12/18(水) 21:07:17
>>1728-1729
自分はいいと思う

1732名無しさん:2024/12/18(水) 21:41:19
>>1731
ありがとう、1726が来たら投下する

1733名無しさん:2024/12/19(木) 11:02:34
一方その頃、ロリカイザーたちは特定の方法じゃないと倒せない屍生人とラクス・可奈美たちに追い立てられていた
その最中、ロリカイザーは可奈美の一撃を防ぐも、肥溜めのような臭いがする場所......MURの死体がある場所へ弾き飛ばされた

ロリカイザー「最悪だ...こんな時にウンチまみれになっちまうかも......ん?」

ロリカイザーの手には汚物にまみれていたがMURの残したグランド淫夢ウォッチが握られていた

1734名無しさん:2024/12/19(木) 11:10:17
>>1733連結
MURはグランド淫夢ウォッチでアナルザーゲイマジェスティに変身していた
仮に変身できたらBB軍団を召喚してこの事態を一転攻勢できるかもしれないと考えるロリカイザー

マサツグ様「待て!それは呪われたアイテムかも知れないぞ!」
レン「見た目も三浦みたいな醜悪な怪人(意味深)になるかも!」
ロリカイザー「いや、俺はこの手にかけるしかないと思ってる!
       ア※ル丸出しでも良い、チ○ポ丸出し(今ないけど)でも良い!
       俺は可奈美やラクスを救うためにもこの手にかける!」

そして、ロリカイザーは覚悟の上でグランド淫夢ウォッチを押した
そして、

1735名無しさん:2024/12/19(木) 11:19:28
>>1734連結
するとどうだろうか、ロリカイザーはまばゆい光の中で魔法少女のように変身をした

MURのように性器も欲望も丸出しなアナルザーではなく、正義の味方然としたゲイマジェスティに

否、少し違う
その姿は今のロリカイザーにあわせて等身が低く、色合いもピンクでまるで女の子のようだ

降臨するはゲイマジェスティでもアナルザーゲイマジェスティでもない
某世界で幼女が変身したプリティ電王よろしくプリティゲイマジェスティだったのだ

祝え、新たなるロリとゲイの救世主を
舞い降りたる可愛い皇帝陛下(カイザー/マジェスティ)の御姿を

1736名無しさん:2024/12/19(木) 11:23:37
>>1735更に連結
MURのアナルザーゲイマジェスティがグロ系異形BBばかりだったのに対し、ロリカイザーのプリティゲイマジェスティはファンシー系やヒーロー系のBBを召喚できるようになっていたな

1737名無しさん:2024/12/19(木) 23:37:56
>>1733>>1734>>1735>>1736
個人的には好きな展開だけど他の人の意見も聞きたい

1738名無しさん:2024/12/20(金) 08:48:53
1733だけど反対意見なければ12時に投下するよ

1739名無しさん:2024/12/20(金) 09:06:11
>>1737
自分も個人的にはいいと思う

1740名無しさん:2024/12/20(金) 22:00:30
めぐみんをおぶりながら聖剣で屍生人達と戦うも、徐々に追い詰められていくマサツグ様
聖剣という属性上、屍生人を倒すのに適しているが数の差は埋まらない

めぐみん「敵は大量に居ますね……。私は自分が何も出来ないことが、悔しいです……!」
マサツグ様「お前はあの巨大ロボを倒しただろ。それだけで十分だ」

そう口にするマサツグ様だが、数の差は歴然で冷や汗が伝う
そして屍生人のうち一体がマサツグ様に飛び掛かる。マサツグ様は他の屍生人と戦うことで精一杯

そんな時――

???「――ウッス!」

屈強な上半身に対して下半身が貧弱な男が屍生人を返り討ちにした
それはプリティゲイマジェスティに変身したロリカイザーが召喚したBBだ
ある時はクッソ汚い存在だが、ある時はヒーローのような活躍をする男。彼のBBはヒーローらしい活躍をするMADでも使われるからこそ、そこが抽出された存在。

めぐみん「――タクヤ!」
マサツグ様「以前はよくわからない存在だったが、今回ばかりは助かった。……感謝してやろう」

KBTITのBB(死覇装)「ったくよぉ。この頃の若い奴はなってねぇよなぁ。――卍解!」

1741名無しさん:2024/12/20(金) 22:37:18
>>1740
おk

1742名無しさん:2024/12/21(土) 00:01:31
召喚されたBBに一同驚愕、思わずディオも目を見開く
現れたのは

うさ耳が生えた赤ちゃん
うさ耳が生えてマイクロビキニを着てる赤ちゃん
うさ耳が生えてアヘ顔ダブルピースしてる赤ちゃん
うさ耳が生えてアヘ顔ダブルピースしてるマイクロビキニを着た赤ちゃん
人面パンジャンドラム

ロリカイザー「なんだこれは……たまげたなあ」

10連BBガチャを回したところ出てきたのは、思いっきりなんの力もなさそうなファンシー?なBB達
ロリとゲイの風評被害のマリアージュが、全く持って戦力にならなさそうなものばかりでディオは思わず笑った

ディオ「フハハ……フハハハハハ! 天もこのディオの勝利を望んでいるよう「アサシン・パンチ!!」WRYYYY!?」

だが、高笑いが悲鳴に変わる
いつの間にか現れた筋肉質の男に腹筋ボコボコにパンチされたのだ

「俺が……アナルアサシンだ!」「俺はこの力を正義のために使う!」「命令しろよ、何をすればいい?」「うんちして?」「嫌です……」
「なんだよもおお!! また糞かよおお!!」

多数の性玩具を持った男が、ご当地ヒーローみたいな2人組が、ハゲ親父が、仮面ライダー俳優っぽい青年が襲い掛かってくる
淫夢、もとい悪夢再び
だがディオは諦めない、彼の目的地はすぐそこだ

レン「まずいよ、地下鉄の駅だ!」

1743名無しさん:2024/12/21(土) 05:55:51
>>1742
おk

1744名無しさん:2024/12/21(土) 15:42:00
>>1864
>>1873

  ドクン――

――何故だろうか?
ディオの一撃で、もう潰されたはずの心臓が鼓動をしているのは

      ドクン――

――しかもこの鼓動、妙に熱くて痛い。
その痛みはダメージに強い私でも耐えきれず、思わず眠気が……。
眠気?私はこのまま死ぬのか……?

――そしてダクネスは意識を失った

シャロ『久しぶりですね、ダクネスさん』
ダクネス『シャロ!?ということはここは死後の世界なのか!?』

シャロ『違いますよ、ダクネスさん。ディオがあなたに植え付けたもの――実はそれがあなたの新しい命――武装錬金なんです』
ダクネス『……よくわからないが、私は生きてるのか?まだ戦えるのか?』

シャロ『そういうことです。そして武装錬金は闘争本能に依って戦う力を得ることが出来ます。私も美岬も、そうやって戦ってきました』
ダクネス『闘争本能……か』

シャロ『簡単に説明すると、目の前の悪人を許せなくて、そいつを斃す覚悟を決める――とかでもいいです』
ダクネス『それなら簡単だ。私は家族の母として、みんなの仲間としてディオを斃したい!」

ダクネスの気持ちを聞いて、夢の中のシャロは微笑んだ

シャロ『ダクネスさんなら、きっと出来ますよ。それと美岬を――よろしくお願いします』
ダクネス『ああ、任せろ!美岬を助けて、ディオを倒してみせる!』

その言葉に安堵したような表情をすると、徐々にシャロが消えていく

ダクネス『シャロ……。また逝ってしまうのか……?』
シャロ『はい、私は死人ですから。でもダクネスさんの言葉を聞いて――安心しました。ありがとうございます』

ダクネス『こちらこそありがとう。……シャロ、お前から受け継いだ新しい命――武装錬金で必ずみんなを守ってみせる』

そうしてダクネスは〝真っ赤な誓い〟を口にするとシャロは最期にニッコリ笑うと消え去り――ダクネスの意識が目覚めた。

ディオはダクネスが蘇生したと思っておらず、主にガンダムやゼニスに向けて美岬を盾のように扱っている。流石のディオでもガンダムやゼニスの攻撃をくらえばまずいという判断だ。
そしてディオがいつの間にか現れた筋肉質の男に腹筋ボコボコにパンチされ、BB達が襲い掛かった時(>>1873)――流石のディオも負傷して隙が出来た
瞬間、ダクネスがサンライトハートを展開する。
そしてディオに向かって突撃し――すれ違い様に美岬を片手に抱えた

美岬「ダクネスさん……?」
ダクネス「逃げろ、美岬!時間は私が稼ぐ!そしてディオ!貴様を逃しはしない!」

ディオ「何!?ダクネス、貴様どうして!」
ダクネス「シャロや美岬から受け継いだんだ。新しい命――武装錬金を」

美岬を失ったディオに、ダクネスはサンライトハートで突撃する
必然的にディオは対応しなければならない。だが対処法は美岬の時に知っている。
――が、ディオに背後から銃弾が撃ち込まれる!美岬が無事になり、屍生人もBB達が相手をしてくれたおかげで自由になったレンがディオを撃った!

レン「ダクネスさんが生きてて良かった!私たちも頑張るよ!」
ダクネス「ああ!今こそディオを斃す時だ!」

そして迫りくるサンライトハートで突撃するダクネス!
レンの攻撃に気を取られたディオには回避行動が精一杯で、しかし僅かに胴体を掠れる

ダクネス「ディオ!貴様の野望は私たちが止める!」

――立ち止まる、暇なんかないさ。
考える、余裕なんかないさ。
有りっ丈の想いを胸に――灼熱の戦いの中へ

1745名無しさん:2024/12/21(土) 15:46:58
>>1744
大丈夫です

1746名無しさん:2024/12/21(土) 19:02:17
>>1744
おk

1747名無しさん:2024/12/21(土) 19:08:21
>>1744連結で
それでもまだ、地下鉄へ逃げることを諦めないディオ

しかし、ここでノリスと香織が動く

ノリス「倍返し、だ!!」
香織「ここは通行止めよ、他を当たりなさい」
ディオ「貴様らあああああああ!!」

逃げ道になるハズだった、地下鉄の入り口が
ガンダムEXの放ったレールガンとゼニスVのミサイル攻撃が命中
地下鉄への入り口が瓦礫で塞がれた

1748名無しさん:2024/12/21(土) 19:35:19
>>1747
おK

1749名無しさん:2024/12/22(日) 09:59:41
遅れに遅れてしまったし贔屓とか言われそうかつ色々と大丈夫なのか不安だけどとりあえず投げてみる
>>1866-1869
汚物まみれになりながらも、自分達を助ける為覚悟を決め変身を遂げたロリカイザーの姿を見た可奈美。
しかし…さやかや瞬、美炎やキリト達を尽く失い続け、MURを殺す事でしか止めれず、更に>>1855からのラクスが>>1857の反応をしたのを見てディオの本性を悟ってしまった事による失意も合わさり…思わず言葉を発する。

「…もう、いいよ…。ころ、して…これいじょう、だれかころすまえにっ…じゃなきゃ…わたし…ころし、たく…ないのにぃ…。…おねがい、わたしなんかより…ラクスさんを…!」

涙をこぼし、本来ならまず言わないような世迷言もとい弱音を吐く可奈美の目には、光がなかった。
それほどまでに彼女の心は傷付いていた事を察するロリカイザー、最もだからと言ってそんな懇願を聞き入れる気は無く、屍生人達にファンシー系やヒーロー系のBBを召喚し迎撃させ(>>1870-1871>>1873)可奈美の一撃をヅラの刀で受け止めながら、ロリカイザーは言い放つ。

「寝ぼけたこと言って諦めてんじゃねえ、可奈美!
…一緒に居た時間こそ少ねえし、大半は一秋から聞いたことだけどな、俺の知ってるロリ刀使(結芽のこと)は…叩きのめされて何度も泣きそうになって泣いて、それでも周りに支えられて、誰かの為に立ち上がって…最後は殺させない為に、戦い抜いたんだぜ。

…1回逸れてから、また会えた時(>>3762辺りの話)、あいつが言ってたんだ。
『ねぇねぇ、もし…もしさ、結芽じゃなくて千鳥のおねーさんなら…守れたり、殺させなかったり殺さずに済んだことも…あったのかな。
…今の結芽でも、勝てるかわからないくらいおねーさんは…強かったし』
って。
…あいつが戦いたがってた、強いって認めてたお前がそれで良いのかよ、『千鳥のおねーさん』!」

ロリカイザーの脳裏に浮かぶは、先程可奈美達と合流してさやか達の死を告げた時の事(>>1811)。

「…さやかちゃん、まで……そんな!!……なんで、なんでみんなっ…わたしをおいて…もう…失いたくないのにぃ…!!」

と慟哭していた所ラクスに

「…失いたくないという気持ちは…皆同じ筈ですわ。
…可奈美さん、貴女には悲しい夢が多すぎます、それこそ…キラのように。ですが…あなたはあなたでしょう?ここで自分を見失ってしまえば、酷な事を言いますが…戦いを止めることは出来ませんわよ」

と諭され落ち着き、そこから事の顛末を聞いて

「…その人、多分…寿々花さんやエースさんが気にして、嘆いてた…宝太郎さんって人だ…。
……そっか、成し遂げれたんだね、さやかちゃん……すごいや。
…これで寿々花さんやエースさんも、少しは……でも、でもっ…わたしは…生きて帰ってきて……ほしかったよ…」

と、涙ながらに言っていた可奈美の姿。

1750名無しさん:2024/12/22(日) 10:00:31
>>1749
(お前が他人を恨もうとしないで、あんな事を言える優しい奴なのは分かる、さやかが生きてたら、絶対止めようとしてる筈だ、だからその分俺が…止める!)
「それにな…もう失いたくないのは…俺も一緒だ!だから可奈美、お前もラクスも!死なせない…さやか達の分まで、お前達を助ける!!」

鍔迫り合いに勝ち、可奈美が一度距離を取る中そう、ロリカイザーは言い放った。

(…結芽、ちゃんが…そんなふうに…。
…ロリカイザーさん…。…そうだ、こんなところで…わたしは諦めてる場合じゃ、ない…!!
ディオさんを止めたい、誰も、これ以上仲間を死なせたくない…ラクスさんを助けたい…でもっ…身体が…!!)

ロリカイザーの言葉により、諦めてる場合じゃないと奮起する可奈美。だがその想いとは裏腹に身体は思うように動かず、剣を振るう手を止めることすら叶わない。
悔しさに歯噛みしながらもどうにか足掻こうとする中…

『俺は願いを叶える神様だからな、願えば──叶う』

>>1738の後、エースが言っていた言葉が脳裏に浮かんだ。

(…そうだ、このペンダント……創世の力で…なら、もしかしたら…!
…一か八かだけど、このままなにもしないままよりは…!)
「…なせば、なる……だよね、美炎ちゃん…!」

並行世界の存在とはいえ、この戦争ではついぞ再会の叶わぬまま亡くなってしまった友の口癖を口に出し、彼女は願う。
『これ以上何も失いたくない、だから肉の芽をどうにかしたい』と強く強く願った……その瞬間、気付くと彼女の意識は精神世界へと跳んでいた。

----

「…ここは…」
「…フン。ようやく願ったか」
「…──ぇ、秋月、さ……違う、あなたは誰…??」

目前に居た秋月瞬の姿をしたナニカに、一瞬酷く動揺を見せるものの、そう可奈美は問いかける。

「あくまでこの姿と喋り方は、奴の物を模倣しているだけだ…直ぐ気付くとはな」
「…一応、あなたを持ったことはあるし、秋月さんが持ってたあなたと、何度も剣をぶつけてたから気付けたんだよ、『世界』さん」
「今の僕は残滓に過ぎない」

>>177での事を思い出しつつ、目前に居る『世界』の残滓との対話を図る可奈美。

「それでも、こうしてお話出来るのは嬉しいな。
…ここに呼んだって事は、私に何か用があるってこと…だよね?」
「話が早くて助かる限りだ。…本来なら貴様を乗っ取ってやっても構わんが、それをするにはあまりにも今の僕では不十分すぎる。
…あのアウラとかいう、テムオリンを思い出させる女狐の言葉を信じるならの話だが…どうせなら僕は、「世界」をも手中にしようと目論むディオに一杯食わせてやりたい」
「…出来るの?」
「創世の力の残滓を併せ、貴様が求め、誓い、そして強く願えば…或いはな。
その上で…貴様に問う、衛藤可奈美。僕の力を使い束縛を脱した後…どうしたい?」

そう問いかける『世界』。
聞かれた可奈美の中に浮かんだのは、3つの選択肢。

・ラクスの肉の芽をどうにかした上で、屍生人達をみんなに任せてディオを止めに行く。
・屍生人達を全て終わらせてからラクスをどうにかして、その上でディオを止めようと向かう。
・自分を利用しようとした上に、自分とラクスに肉の芽を植え付けたディオをこの手で滅するのを最優先とする。

「…私は……」
「ここは貴様の精神世界とはいえ、悩んでる時間はそこまで無い、早く決めてくれ」

…少し考えた後、可奈美は答えを決めた。

1751名無しさん:2024/12/22(日) 10:01:35
>>1750
「…私は、ラクスさんをまず助けてあげたい。
…今の私なら、迅移と八幡力併せた上でやれば、精密に肉の芽を、外科的…って言うのかな?そういう感じに取り出せるかもだから。
…ディオさんには信用してもらえなかったけど、一応ゲロウジームさんの時(>>1383)の事があったし……そういう正確に手際よくやる練習はしてたから、他の人がやるよりはマシだと思う。
…ディオさんを止めに行くなら、その後かな。
……利用する為とはいえ、それでも私を立ち直らせてくれたのは事実で、それには感謝してて、だからこそ……これ以上、罪を重ねさせたくない」

「…覚悟は決めているようだが…つくづく甘いな貴様は」
「それを捨てちゃったら、多分私……ただの人斬りに、なっちゃいそうで。……そんなの、私じゃないよ」
「…貴様がそれを選ぶというのなら、僕に拒否権は無いさ。
……しかし、割合としては創世の力の方が大きいというのに僕が奴の…秋月瞬の姿と喋り方になるとはな。存外貴様は奴の事を……」

そこまで口に出した後、可奈美の顔を見た『世界』は…語るに落ちているなと言わんばかりに黙った。
…暫く後、可奈美が口を開く。

「…最初は正直、あの人にはこう…禍神になった姫和ちゃんと立ち会いした時みたいに、ムカついてたんだ。
…こっちのこと、全く全然視てくれないから。…それもあって、あの時の模擬戦は絶対勝ちたかった。
…だからね、勝てた時…少しだけ、だけど…私の事を見てくれて…嬉しかったんだ。
けれど本気だったら、間違いなく勝てなかったのはわかってて。出奔してから、私より強い人と会ったのは初めてで。
剣術の部分だけで勝てても、意味が無い…全力の秋月さんと戦って、勝って…それでようやく、あの人は私をちゃんと視てくれる気がした。視てほしかった……秋月さんが首輪を外せて、あなたに乗っ取られてなかったらその時は……全力で戦って、ちゃんと勝ちたかったな。

…たしかに、さやかちゃんが言ってた通り性格も口も…悪かったかも知れないけど、あの人はそれだけじゃなかったから。
…越後から帰ってきた時、あの人は…秋月さんはね、敢えて普段通り振る舞って…いつも通り模擬戦にも付き合ってくれたんだ。
心配してくれたさやかちゃんも、普段通りで居てくれた秋月さんも…どっちも、とっても嬉しかった。
……2人共、なんでいなくなっちゃうかなあ……もう会えないのも、立ち会いできないのも……寂しいよ」
「…重たい奴め、しかし奴も…罪深いな」

弁解するかのように語った可奈美に、二言だけ述べたのち、『世界』は元はといえば自分が迂闊な事を言った結果なのもあり、話を元に戻しにかかる。

1752名無しさん:2024/12/22(日) 10:02:17
>>1751
「…方法としては、僕に遺った力を使ってオーラフォトンで肉の芽を焼き払う事だ。直接的な攻撃をする力は最早ないが、内なる敵になら話は別さ」
「…えっと、それじゃ私の脳も巻き添えにならない??」
「そのままでは諸共に燃えて死ぬな。そこで創世の力の出番だ。
強く求め、誓い、そして願う意志が在れば……創世の力で増幅させた、僕(『世界』)に遺った最期の力で脳の再構成・修復が出来る。
当然燃える事自体は変わらず激痛が走る上、意志を保てなければ修復出来ずに死ぬのみだ。
それとその際この戦争に呼ばれる間際から、奴が、秋月瞬が死ぬまでの記憶も流れ込むが…どうする?」
「…耐えてみせるよ、どれだけ痛くても…ラクスさんやみんなを助けて、ディオさんを止めることに繋がるなら。…記憶は、むしろ知りたいし、視てみたい」

アセリア本編にて『誓い』が瞬の肉体を再構成した様に、欠片とはいえ『求め』と『誓い』が合わさった『世界』に、創世の力の増幅があれば脳の修復程度は造作もない事だった。
そして提示されたリスクを、可奈美は受け入れる。

「ならば求め、誓いそして願うがいい。代償と引き換えに──僕は応えよう」
「……分かった。私は求めるよ、ラクスさんやみんなを助ける為に。…誓うよ、ディオさんを止めてみせるって。そして願うよ、これ以上……何も、何も失いたくないって!!」

----
「ぅゔっ!?あぁぁ"ぁ!!?」
「可奈美!?しっかりしろ可奈美…!!」

場面は変わって元の世界、突然動きを止めた可奈美が、激痛に苦しみ悶えのたうち回り出した事に動揺するロリカイザー。
しかしここで、身体を操られながらも、消耗を押してどうにかアコード能力を可奈美に使ったラクスが言葉を告げた。

「…可奈美、さん…は…今、戦っていますわ…彼女が、勝つ事をどうか…信じてあげて、ください…!!」
「戦ってるのか…俺に出来る事は願うことくらいだが、なら負けんじゃねえぞ、可奈美!!」

そう言い、ロリカイザーは可奈美が打ち勝つ事を願う、ラクスも、身体は操られているがその想いは同じであった。

1753名無しさん:2024/12/22(日) 10:03:12
>>1752
----

いたい。いたいいたいいたい!!あたまがのうがやけてわれてこわれそうでいまにもいしきがきえちゃいそうでいたいたいたいたいっ、ああああ"ぁぁ"っ!?!?いたい"、よぉ"…!!
…でも、でもっ…これ以上…失わない、ためにも…たえなきゃ…願いを、たやしちゃだめ…だ…!!

『篝火を絶やすな』

いつか紫様が言ってたということばがうかぶ。ここでこのおもいをたやしたら、だれもたすけれない、まもれない。……うしないつづけてきたけど、もう…そんなのはいやだ!!

『…可奈美、さん…は…今、戦っていますわ…彼女が、勝つ事をどうか…信じてあげて、ください…!!』
『戦ってるのか…俺に出来る事は願うことくらいだが、なら負けんじゃねえぞ、可奈美!!』

…きこえてきたのはラクスさん、ロリカイザーさんのこえ…ふたりのためにも、わたしは…わたしはぁっ!!!!

──そのときだった、わたしのあたまのなかに、あきつきさんの…あきつきさんをとおした『世界』のきおくが、流れてきたのは。

『もう終わりにしよう……。
俺たちはこの世界にいちゃいけないんだ……』
『コネクティドォォォォォゥウィルッ!!!』

そう叫んで、秋月さん…ううん、乗っ取ってた『世界』めがけて突っ込んできたのが、たぶん秋月さんの云う、『疫病神』さん…なんだろう。
『疫病神』さんはそのまま下に斬り下げて間髪入れずに上に斬り上げ、そこからまた下に斬り下げて…上に斬り上げながらジャンプ、落下しながら下に斬り下げて…連撃の結果、勝敗は決した。

『うあぁぁぁぁっっ!
そんな、そんな馬鹿な……ッ!!
僕が負けるなんて……あ、ぁぁぁぁっ!!』
『……お前も、佳織を殺したかったわけじゃないだろう?』

その直後、消え去るはずだった秋月さんは、この戦争の舞台の世界に召喚されたようだった。
そして……わたしの知らない秋月さんの姿も、記憶として流れ込む。

1754名無しさん:2024/12/22(日) 10:03:59
>>1753
《…僕に課せられた任務は関東軍の強敵が単騎侵攻して来ないかの哨戒。あのお人好しの馬鹿共なら兎も角、僕が助けてやる義理はない》
《…あの剣馬鹿共なら──》
『礼なら僕じゃなく、今も何処かで戦ってる魔法少女(さやか)と刀使(可奈美)にするんだな』(>>722)

『…一種の保険として使えるなと思ったまでだ。
僕にとって一番の最悪は、佳織を…僕を救ってくれた相手を殺めてしまう事だ。そうなるくらいなら死んだほうがマシさ。
僕は僕で出来る限りは足掻く。だがもし、『世界』に僕の人格が完全に乗っ取られた場合…その時はノートに僕の名前を書け、夜神月。
最も、それで僕が殺せたとしても、『世界』の方まで消えてくれるかは分からんがな。
……だが、少なくともそこの美樹さやかや……衛藤可奈美に介錯させるよりは、ずっと確実性はあるだろうさ』(>>569)

《…直撃していれば……あの時(>>722)気まぐれとは言え、僕が助けた彼女達も死んでいただろう。…もしも忘れ去られるとしても、無意味にはならないと、思いたいが。
…悔いはある。だが…佳織を殺めるような愚行をせずに済むだけ…マシではある。
……衛藤可奈美や美樹さやか、それにファンタズマ・ゴリアを救う為にエターナルになったあの疫病神(悠人)なら、こうしたんだろうか。
……ああそうか、僕もあの馬鹿共に影響された結果が、これか…》(>>820)

……涙が、止まらなかった。止まってくれなくて……秋月さんが命がけで守ったこの世界を、みんなを…守りたいって、改めて思った。その為にもラクスさんを助けて、ディオさんを倒して止めて…だから、私は…この程度の痛み、なんかにぃっ!!!!

----

暫く後、可奈美は動きを止め、目を開いた。
涙がまだ零れながらも、BB軍団に動きを止められていた屍生人を…二刀の元に斬り捨てる。

「…やったのか!?可奈美…!」
「やりまし、たのね…可奈美さん」

「……うん。今助けるからね、ラクスさんも…!!」

その瞳には光が戻っていた。

1755名無しさん:2024/12/22(日) 10:04:56
>>1754
----

(…ペンダントが…無くなってる。…みんな、気付いてないの??…いや、そんな場合じゃない、よね)

ペンダントの消失が、『世界』の云う所の代償だと判断した可奈美。
しかし本当の代償はそれではない。
この場合は、秋月瞬がこの世界に存在したという最期の痕跡である『世界』の破片…が変じたペンダントが消滅した事により、秋月瞬という存在がこの世界に居た事実が無くなり、直接記憶を視た上、『世界』の力を受けた可奈美以外の生者から忘却されてしまったという形で代償が払われた。
本来エターナルは異なる宇宙へと移動した際、それまでに居た宇宙からの痕跡が全て消滅するようになっている為、彼が関わった出来事等も全て無かったことになる筈だが…>>1836のアコード能力やマサツグ様のスキル、そしてエースの創世の力同様世界の違い故か、瞬の顔や名前は思い出せないが出来事自体はあったという形になったようだ。
最も原作でもこの忘却について、抜け道などがある為に絶対に忘れ去られるという訳ではないが。

──自分が肉の芽から解放された対価となって、瞬が居た事が忘れ去られてしまっているという真実を、衛藤可奈美はまだ知らない。

1756名無しさん:2024/12/22(日) 12:15:58
>>1755
おk

1757名無しさん:2024/12/22(日) 21:49:53
肉の芽から解放された可奈美が迅移と八幡力併せた上で精密にラクスの肉の芽を外科的に摘出
更にロリカイザーが此度は悪人なれど、次元――数多に存在するMADではヒーローとしても活躍する一人のホモを呼び出した

MUR閣下BB「――聖拳『月』」

パシンッ!
聖なるエネルギーが込められた正拳突きが鋭く繰り出され、ラクスの肉の芽も消滅した

ロリカイザー「召喚した俺が言うのもなんだけど、すっげえ一撃だな……」

そして肉の芽を浄化したMUR閣下BBはディオに近付く

ディオ「なにィ〜!?三浦、貴様生きていたのか!」

だがディオは咄嗟に空裂眼刺驚でMUR閣下BBの心臓を撃ち抜き、MUR閣下BBは消滅しかけるが――

「もしお前が――自分より強い男が、戦いを挑んで来たとする。
それを無視してその男を……射殺する。
それは負けを認めたのと同じ事じゃないのか?」

MUR閣下は死ぬ間際にそう口にした後、潔く消えた

ディオ「そんな精神はこのディオにない!勝てば良いのだ――ッ!」

MUR閣下の言葉を振り切るように、叫ぶディオ

1758名無しさん:2024/12/22(日) 21:52:56
>>1757
自分はOK
他の意見次第

1759名無しさん:2024/12/22(日) 23:38:08
>>1757
自分もOK

1760名無しさん:2024/12/23(月) 00:34:14
ダクネスたちやBB軍団に完全包囲されたディオ
それでもBB軍団に肉の芽を植え付けるという、本物のMUR戦でも行った手段があった

ところが、>>1873で召喚され役立たず扱いされた赤ちゃん軍団もといHSIの口から炎が放たれ
肉の芽は植え付けられる前に焼かれて消滅した
そう。うどんげによく似たBBであるHSIは火を吐けるのだ
ついでに人面パンジャンドラムに体当たり・自爆されて吹っ飛ぶディオ
そして最後の追撃

ディオ「WRYYYYYYYYY!?」
ダクネス「覚悟しろディオ!」
可奈美「もう終わりにしましょう、ディオさん」
ディオ「馬鹿な、可奈美に植え付けた肉の芽がなくなっているだとお!?
    だが、まだこのディオには……!」

ディオは仮面ライダーナイトに変身してファイナルベントをもって最終決戦を挑む

ディオ「仮面ライダーだぁ!! ぶっ潰れよおおおおおおおお!!」
ダクネス「盗んで奪っただけで、ライダーの魂が引き継がれるわけがない!!」

ぶつかり合う飛翔斬とサンライトハート

ディオ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
ダクネス「この戦争に、散っていった命に、引き継がれたものに無駄なものなんてあるか!!」


押し切られそうになった時、ダクネスはこれまでの悲劇や仲間との絆を思い出し、それを足で踏ん張る力に変えてエネルギー源である飾り布を強く巻いた
するとサンライトハートが更に光、それはまるで山吹色のような光を放った
かつてのライバルが持っていたような波紋のように
その技に名前をつけるとするならば

ダクネス「サンライトハート・オーバードライヴ!!(限界駆動!!)」
ディオ「何ィィィ!? このディオが、このディオがあああああああああああああ!!」

仮面ライダーナイトとなっていたディオは足の方からサンライトハートのエネルギーにより砕けて崩壊していった
デスノートが入った腕時計も砕けて切れ端が燃えていく

1761名無しさん:2024/12/23(月) 00:37:37
>>1760連結
そこへさらに可奈美が崩壊するディオの肉体から追い打ちのようにその首を斬首した
しかしそれが殺すためではない、ディオを助けるための行為だった
吸血鬼であるディオは首だけになっても死なない


可奈美「香織さん!」
ノリス「これを使え!」
香織「わかったわ! みんなどいてどいて!!」

香織はノリスから比較的小さくて頑丈そうな鉄のコンテナを、可奈美は首だけになったディオを香織のゼニスにパスした
するとディオの首をコンテナの中に閉じ込めた後、修理装置バックパックで溶接して無理やり封印した、自力での脱出はもはや不可能である

香織「ふう、これで契約は成立よね、アウラ」
アウラ『うむ、ラクスが肉の芽から解放された時点でディオは殺しても良かった気もするが、まあ良しとしよう。
    ……我々の戦争はこれにて終わりとしよう』

ダクネスたちはアウラからの契約を成し遂げた
その証なのか、ラクス含め首輪が遠隔で解除された



【ディオ・ブランド―@ジョジョの奇妙な冒険 再起不能】
※首だけですが死んではいません



【関東軍 召喚者全滅及び降伏】
【第三軍 数名が生存(形式上は、降伏)】
【関西軍 勝利】

1762名無しさん:2024/12/23(月) 00:43:57
>>1760-1761
おk

1763名無しさん:2024/12/23(月) 01:45:26
マサツグ様&めぐみんエピローグ『Together』

――やれやれ、この長い戦いもようやく終わったか。
思えば東卍とミラージュの抗争よりも激しく、えげつない戦争だった。……まあ内戦なんてどこの国もそんなものかもしれないが。

とにかく――俺は色々なものを失った。
本来ならば元の世界でリュシア達の面倒をみるべきだったもう一人の俺、かつて俺を救ってくれたキリト、かつて俺をいじめてきた癖に改心を果たしたブロリー、めぐみんが巨大ロボを倒すために散ったマーベラスやエース――挙げればキリがない。

だが失わなかったものもある。

……俺もヤキが回ったのか。
誰よりも大切で、誰よりも好きで、誰よりも愛してる――めぐみんがまだ俺には残っている。

やれやれ、この俺が色恋沙汰など……本当に我ながらおかしくて笑えてくる。

めぐみん「ようやく戦争が終わりましたね、マサツグ」b
マサツグ様「フッ……。そうだな」b

めぐみんがサムズアップするから、思わず俺も返してしまった。……正直、照れ臭いが悪い気はしない。俺は本当にどうしたんだ?

ドクン、ドクン――。
めぐみんを見てると胸の鼓動が高なるのがわかる。

ああ――やっぱり俺はこいつが好きなのか。
このどうしようもなく残念な爆裂娘なんかを――好きになってしまったのか。

やれやれ――本当にどうかしてる。

めぐみん「そんなに見つめてきてどうしたのですか?マサツグ」
マサツグ様「ふん。なんでもない。……そんな不思議そうな顔でまじまじ見てくるなっ」

めぐみん「ほう?マサツグのその反応――まさか私の素晴らしさに気付いたのですか?」
マサツグ様「う、うるさいっ」

バクン、バクン、バクン――

ああもう、こいつには本当にペースを乱される!
だが――やれやれ、仕方ないか。

マサツグ様「お前みたいなクソガキにはお仕置きだ!」

そして俺は――めぐみんにキスをした。
うるさい小癪な口を黙らせるには、こうするしかないから仕方ないだろう。

めぐみんの頬がほんのりと紅くするのを見て唇を離すと――

めぐみん「やっぱり私の勘違いじゃなかったんですね、マサツグ」

そう口にしてめぐみんも俺の唇にキスを――!?
な、何をしてるんだこいつは!?

めぐみん「マサツグの気持ち、なんとなく察してましたよ。それにミサイルから私を守ってくれたり、私をおぶりながら大量の敵と戦うマサツグは――カッコよかったです。だからこれは、その……そんなマサツグへのお礼なのです!」

やれやれ、まったくコイツは――。

マサツグ様「そうか。何故だか知らないが……いつの間にか俺はそんなお前を気に入っていた。愛してるぞ、めぐみん」

めぐみん「わ、わわ、私こそ……って何を言わせるんですか!」

なんとなく、コイツの気持ちが伝わってきた気がする。
もしもそれが俺の思う通りなら――やれやれ、コイツは本当に素直じゃないな

だが、それでいい。
そんなめぐみんを俺は好きになったんだ……。

マサツグ様「やれやれ。暫くこの世界に滞在することになるだろうが――それも悪くないな」

俺が唯一好きになった女と一緒に居られるのだから。

めぐみん「元の世界のみんなには心配をかけてしまいますが……それもそうですね」

めぐみんは頬を朱に染めたまま、そう答えた。
やれやれ、素直じゃないがバレバレだぞ。
そして俺がめぐみんの出を握ると――めぐみんも握り返してきた。

暖かい。
この温もりが――過去の嫌なイジメやトラウマを忘れさせてくれる。
ずっとこの温もりを味わっていたい。この刹那を永遠に――。

ああ――ようやくわかった。
だから俺は、コイツのことを好きになったんだな
きっとこれは理屈じゃなくて。俺の〝心〟がめぐみんを好きになってしまったんだ


――愛を知り、新しく歩き出した。
守るべきものを知り、強くなれた。
光なら、未来なら、この手にある。
二人なら、もう何も恐くはない

1764名無しさん:2024/12/23(月) 07:02:30
>>1763
いいと思う

1765名無しさん:2024/12/23(月) 10:05:19
A√では人間電池であるルルを使わずに召喚装置使用を模索するという形でアウラと和解した第三軍(とラクス・香織)
だったけど、肝心のルルの代用品がエピローグ中では見つからず、召喚者たちはちゃんと帰れたのか、香織とラクスは想い人たちを蘇生できたのか劇中ではわからない結末だったな
……見つかる可能性もあるから希望のあるエンディングではあるけど

なお、関東軍側でルルにされた人たちは約束通り保護された模様

1766名無しさん:2024/12/23(月) 10:18:21
ヴェルム&ネームドを完全に失った関東軍は完全に烏合の衆だったな
残された異世界の兵器は扱いきれず、大量破壊兵器を使い過ぎた反動で一気に関東の民衆の不満も爆発
一度は大阪まで伸びた勢力図が一気に関西軍に奪いつくされ、最後ろくな抵抗もできずに本拠地東京まで無血開城となった

ヴェルムに付き従っていた、またはBR法を牛耳っていた上層部は尽く追放・粛清された(なおBR法に関しては肯定的だった関西軍側の上層部も用済みと言わんばかりに追放された模様)
これにより悪法であるBR法はこの世から姿を消した

こうして内戦は本来はクーデター側である関西軍の逆転勝利となった
外国からの介入もギリギリのところではあったが回避されることになる

また、大東亜共和国は大東亜興国とその名を変えることにもなった

1767名無しさん:2024/12/23(月) 13:42:26
>>1765
いいと思う

>>1766
いくつか気になるところあるんだけど、とりあえず関西軍にそんな攻め込む戦力残ってなくないか?
今までモブがロボット乗ってたりしたのに扱えなくなるっていうのも唐突だし

1768名無しさん:2024/12/23(月) 16:14:24
では修正

ヴェルム&ネームドを完全に失った関東軍は完全に烏合の衆だったな
特に大量破壊兵器を使い過ぎた反動で一気に関東の民衆や兵士の不満も大爆発
占領地内で暴動が起きたり、関西軍に寝返る兵士が後を絶たず
一度は大阪まで伸びた勢力図が関西軍に奪いつくされ、最終的に関東軍は降伏した

ヴェルムに付き従っていた、またはBR法を牛耳っていた上層部は尽く追放・粛清された(なおBR法に関しては肯定的だった関西軍側の上層部も用済みと言わんばかりに追放された模様)
これにより悪法であるBR法はこの世から姿を消した

こうして内戦は本来はクーデター側である関西軍の逆転勝利となった
外国からの介入もギリギリのところではあったが回避されることになる

また、大東亜共和国は大東亜興国とその名を変えることにもなった

1769名無しさん:2024/12/23(月) 21:13:53
>>1768
結末に大きく関わるから他の人の意見が聞きたい

1770名無しさん:2024/12/23(月) 21:59:25
>>1768
自分は別に構わないけれど>>1769同様他の意見次第

1771名無しさん:2024/12/23(月) 21:59:26
>>1768
自分は別に構わないけれど>>1769同様他の意見次第

1772名無しさん:2024/12/23(月) 23:01:00
>>1768
個人的には大丈夫だと思う

1773名無しさん:2024/12/24(火) 13:38:17
原型を保ってたワンフォールさんの死体は美岬やロリカイザー達によって戦争後に発見されて墓に埋葬されたね
ワンフォールさん以外でもさやかとか原型を留めてる死体は丁重に埋葬されて墓を建てられた

1774名無しさん:2024/12/24(火) 17:10:18
>>1773
全然OK

1775名無しさん:2024/12/24(火) 20:28:45
ダクネス、ディオとの戦闘で力尽きたかに思えたけど、死んだように眠っただけでギリギリ命をつないでいたんだよな
病室で目覚めると1ヶ月くらい経過しており、内戦が完全に終わったことを仲間たちに伝えられたという

1776名無しさん:2024/12/24(火) 20:30:45
アウラ主導のもと、ラクスと香織、第三軍だったものは大東亜共和国(後の興国)復興に尽力していたな

1777名無しさん:2024/12/24(火) 21:41:18
>>1775-1776
大丈夫です

1778名無しさん:2024/12/27(金) 22:19:38
そのままだと第3軍が民集に石を投げられる立場なんだけど「第3軍の暴走はゆきという魔性の男に操られたものだった」「そいつが死んだことで一部例外(ディオとか)を除いた第3軍が関東軍撃破に貢献してくれた」カバーストーリーを用意することで帳尻を合わせ、立場の保護を保ったな

1779名無しさん:2024/12/27(金) 22:35:16
>>1778
いいね

1780名無しさん:2024/12/28(土) 00:05:18
ノリス・パッカードエピローグ
『嵐の中で輝いて』

ヴェルムが倒された爆裂魔法の爆心地にできた慰霊の公園
何十万人もの名前が刻まれた数え切れないほどの石碑の一つに、当時の大東亜共和国では見慣れないアルファベットの名前が3つある
それを眺める一人の白人の中年男性は、凍りつくような嵐の中、何時間も立ち続けていた

「人の生は何を成したかで決まる……ギニアス様は夢を成し遂げられた。立派です。アイナ様、貴女の望みがこの戦いを止めることなら、それを助けるのがサハリン家に仕える私の役目。私は……役目を果たせたでしょうか?」

ノリスはあたりを見渡す
あの戦いが終わってちょうど一年、依然として大阪の復興は進んでいない
折れた通天閣はスクラップになり、焼け落ちた大阪城には仮設住宅が並び、火の海と化した大阪市内からは工場が消えた
近畿では奈良についで人口が少なくなった大阪に、かつての盛況ぶりは見られない
それでも大東亜興国全体では復興は進んでいる
グリーグが撃墜されるまで使わなかったか最後のGUSOHや、様々な理由で実践で使われることの無かった危険な兵器は、その本領を発揮しなかったことでギリギリで国の形を保てたのだ

「アイナ様、やっとそちらに合流できそうです。自分は死に場所を見つけました」

ノリスは石碑に背を預けると、こめかみに拳銃を当てた
海の向こうに見える神戸では、内戦終結の記念日に外国の代表を招いての式典が行われている
かつての大東亜共和国では考えられなかったことだ

パァンと音が鳴って、慰霊に来ていた人は空を見上げる
凍りつくような強い風でさえ
その空に輝く花火を消したりなんてできなかった

1781名無しさん:2024/12/28(土) 06:02:44
>>1780
悲しいけど素晴らしい、OK

1782名無しさん:2024/12/28(土) 06:17:53
>>1780が投下される前提での連結

香織は終戦までの一年の間、ノリスとは本物の親子のような暮らしをしていたんだよね
その暮らしでもノリスの心の傷は癒しきれなかった...否、逆に心が満たされきったからこそこの結末になったんだよな

香織はこの時、ノリスから使いに出されていて、(私用で軍から借りていた)ファンファンに忘れ物をしたから取りに行って欲しいと離れていたんだよね
それはノリスが香織や仲間たちに当てた遺書であり、ノリスの顛末を知った香織はもちろん仲間たちも涙するしかなかった

『私にはどうしても行かねばならない所がある。
 みんな、本当にすまない。
 娘よ、ありがとう。
 越後のあの日からずっと、香織とゲッタに会えて本当に良かった』

後年、ノリスが乗っていたガンダムEXは修繕され、香織が引き継いで搭乗
その復讐の鎮魂歌を奏でていたガンダムは、今は大東亜興国を守るための礎となっている

1783名無しさん:2024/12/28(土) 06:46:38
>>1782
いいね

1784名無しさん:2024/12/28(土) 15:53:32
ダクネスエピローグ『またあしたーいつか祝福されるべき素晴らしい世界が来る日までー』


ダクネスはカズキよろしく心臓の代わりに核鉄が入ってるが、それだといつかは周囲のエネルギーを見境なく吸収してしまう怪物・ヴィクター化の危険があるとアウラから指摘された

それを教えられて仲間や無辜の民まで傷つけたくないダクネスは最初はノリスと同じく自害を考えた、

たがロリカイザーたちのダクネスやアウラへの必死の説得もあって"再殺"は回避された
いつの日か召喚装置が起動すれば心臓の核鉄を生きたまま取り外せる日が来ると言われ、その日が来るまでコールドスリープ@ボトムズ最終話のアレしてダクネス自身の時間を止めるということで手を打つことになったのだ

しかし、ルルを使わない召喚装置稼働まで何年かかるかわからない
50年経っても100年経っても終わらないかもしれない眠りになる可能性だってある
それでもダクネスは迷うことなく、家族たちが興国となった内戦国を素晴らしい国に作り直すことを信じて、眠りにつくことにした

「戦争は悲しく辛く、私は自分たちの正義に酔っていたり、戦争の終わった先のことを何も考えてなかったりと、未熟な面も痛感させられたよ。
アウラたちに負けたのは必然だったのかもしれない。

それでもおまえたちと仲間、いや『家族』だったことは逃げじゃなかったと信じたい。
私は家族の絆は本物だと信じ、目覚めたら興国は素晴らしいものになってると確信してるからな。

それじゃあお休み、みんな......またあした」

ダクネスは冷凍睡眠装置の中で瞼を閉じた

1785名無しさん:2024/12/28(土) 16:06:28
>>1784
いいと思う

1786名無しさん:2024/12/28(土) 16:26:30
>>1896
内戦を終えて完全にものにしたラクスのアコードの読心能力が外交に使われると無敵過ぎる
興国の国益になる国とは国交を結び、害になる国はシャットアウトor距離を置くことができるから外交面ではほぼ無双でき、まだボロボロの興国が外国に攻められるピンチは躱していたな
ついでにディスティニープランを押し広めることも忘れておらず、しれっと政府高官を洗脳していく......


アウラ「とはいえ、召喚装置がすぐ使えなくなった以上、ディスティニープランで世界を覆うには今のままでは時間がかかるかもしれんな......
かといって性急に進めればまた戦争になるやもしれぬし。
......まあ良い、妾の代で間に合わなくとも、ラクスの代なら理想社会になるかもしれんしな」

アウラも内戦と以前の敗北(種自由)で思うところがあったのか、多少であるが己が短気さを反省したようだ
ディスティニープランによる世界征服はラクスのような後進が成し遂げれば良いとも考えるようになった
ついでに件の召喚失敗で呼び出した肉塊の中にオルフェが混じってたこともあとで知り、遺体に謝罪をしてちゃんと弔ったそうな

1787名無しさん:2024/12/28(土) 16:34:21
内戦が終わった後、ロリカイザーと美岬は疑似家族の墓を建てるために死骸を探して全国あちこち回った
だが土方など死骸が見つからない者もいる。
この世界には様々なロボットが存在し、そのビーム砲で葬られたことを想像するのは容易い。等身大の人間があれを食らえば死骸も残らないことはロリカイザーや美岬にも理解出来る。

それでも根気良く主に戦場となった場所を探し回って……ようやく見付けたのは腐り果てたヅラの死骸。そこにはあの容姿端麗な面影はどこにもなく、ハエがたかり、あまりにも穢いものだった。
しかしそれでも――ロリカイザーはヅラの死骸を抱えた

「ヅラカイザー……俺がここまで戦えたのは、お前のおかげだ」

自分と同じく〝カイザー〟の名を背負う者。
ノリが良く、特にロリカイザーと意気投合していた。そして疑似家族結成のキッカケを作ってくれたのが、ヅラだ。
共に過ごした時間こそ長くはないが、思い入れはある。だからロリカイザーは最後までヅラの刀で、ヅラの志と共に戦ってきた。

ゆえにヅラの死体がどれだけ醜かろうが、関係ない。
ヅラの死体を背負い、美岬と共にその場を去り――慰霊の公園にあるヅラの墓の下に埋めた。
そして墓の前にヅラの刀を突き刺す

「今までありがとう、ヅラカイザー。この刀、お前に返すぜ」

そう言って手を合わせた後、帰ろうとしたロリカイザーの耳に――

『ロリカイザー殿……俺の無念を晴らしてくれたこと、感謝するぞ。だからこの刀は――お前が持っていてくれ。俺はいつでもお前達の〝父親〟だ』

それはきっと、幻聴なのかもしれない。
だがロリカイザーはニッコリと微笑んで、ヅラの刀を墓から引き抜いた

「ロリカイザーちゃん、どうしたんですか?」
「ヅラカイザーの声が……聞こえた気がするんだ。この刀は持っていてくれって。ヅラカイザーはいつまでも俺たちのパパだって」
「そうですか。それは良かったですね!」

ロリカイザーの言葉を聞いて、美岬も微笑んだ。
ダクネスはコールドスリープし、未だ意識がある疑似家族はロリカイザーと美岬のみだ。
それでも二人は忘れない。自分達には立派な家族達が居たことを

1788名無しさん:2024/12/28(土) 16:42:38
>>1787
おk

1789名無しさん:2024/12/28(土) 17:07:19
ディオの生首はコンテナからグルヴェイグ船内の奥、一人では絶対に脱出不可能な硬質ガラスの壁で覆われた檻に移し変えられていたな
ディオが生かされてる理由は吸血鬼の血肉がルル代用品探しの研究に役立つかもしれないお題目のためである

ディオにとっては屈辱極まりない

そこへ可奈美がやってくる

ディオ「どうした可奈美?
    この落ちぶれたディオを笑いに来たか?」
可奈美「あなたはとんでもない悪人でした......それでも私を励まし、内戦を生き残れたのはあなたの励ましのおかげでもあるんです」
ディオ「なら、このディオを解放してくれ」
可奈美「それはお断りします......この世界での悪事は......さほどしてなくても、戦争のルールの範疇であったとしても、元の世界で犯した罪を償ってません。
    その様子だと、まだ反省は欠片もしてないようですね」
ディオ「......チッ」
可奈美「本当に心を入れ換えたようならアウラにこの檻から出すように頼んでみます、ただその時には、ラクスさんがいるから嘘は無駄です」
ディオ「それは永遠にないかもしれんな......クソッ」
可奈美「また、面会に来ます」
ディオ「改心すると思ってるなら時間の無駄だぞ、俺は無駄もあまっちょろい思想も嫌いだ」
可奈美「私は無駄だとは思いませんよ、このまま放って置いたらディオさんは『そのうち考えるのやめた』『死なないだけの物体』に成り果ててしまうと思うから」

ディオ「......」
可奈美「こんな喧嘩でもなんでも良い、またお話しましょうディオさん」
ディオ「本当にどこまでも甘い奴だな、君は.....」

可奈美はディオに背を向けて去っていき、ディオはそれを見送った

1790名無しさん:2024/12/28(土) 17:17:06
レンは剣崎の死体を回収した
彼の死体は腐敗してるけど〝仮面ライダー〟としての生き様を貫いた剣崎の死体を穢いだなんて思うことない

「剣崎さん、ありがとうね。剣崎さんが私に勇気をくれたから、なんとか戦う覚悟が出来たんだよ」

そして敵である勇次郎の死体も回収する

「あなたのことは、よくわからないけど……最期の言葉は私を鼓舞してくれた。それに戦争はもう終わったから、あなたのお墓も建てるね」

その後、剣崎だけでなく勇次郎の墓も建った
最期まで乱暴だった勇次郎の墓に花を添える者は少なかったが、レンと彼女の疑似家族であるロリカイザー、美岬だけは花を添えて墓参りすることを欠かさなかったという

1791名無しさん:2024/12/28(土) 17:27:41
宝太郎、最期に正気に戻ったからロリカイザーとレンが剣崎など仮面ライダー達の近くに墓を建てるように意見して、実際それが叶ったんだよね

ロリカイザー「こいつは……本当は許せないことをした奴なんだけどさ。正直、ヅラカイザーを殺したことは今でも許せねぇけど……きっと戦争に巻き込まれるまではヒーローだったんだと思う」

レン「うん。この人のしたことは、私も許せない。……でも最期に正気を取り戻した姿を見て、この人も戦争の犠牲者だってわかった。だから、この人のお墓も建てたいよね」

1792名無しさん:2024/12/28(土) 17:42:45
>>1790 1791
おk

1793名無しさん:2024/12/28(土) 17:48:49
>>1786
>>1789
いいと思う

1794名無しさん:2024/12/28(土) 19:46:12
A√グランドエピローグ「夢轍」

ある日、元関東軍のタカ派残党がルルにされた人々の保護区を襲撃する事件が起きる
理由はルルを召喚装置の生け贄に捧げれば召喚で願いが叶う=困窮状態からの脱出&大東亜共和国復活のためである

それを阻止するは、偶然近くを通りかかっていたロリカイザー、レン、美岬、可奈美、そしてガンダムEXに乗る香織であった
しかし、今回は敵も本気であり数が多く、あの内戦を生き抜いた五人でも厳しい戦いが繰り広げられた

遠くで指示をするアウラもまた
『あの数は無理じゃ!撤退しろ!』と言う

それでも......

可奈美「ルルにされた人にはあなたたちに指一本触れさせません!」
レン「まだ争いがしたいの?あれだけのことがあったのに!」
美岬「そっちにも譲れない理由があったとしても、人を殺して叶える願いは間違ってます!」
香織「『お父さん』と『お兄ちゃん』が作り上げた平和、壊そうとするならこのガンダムが『地獄の壁』になるわ!」
ロリカイザー「ダクネスの、母ちゃんが起きた頃に平和になったこの世界を見せてやりたいからな!!」

アウラ『そなたら......』
ラクス『絶対に生き延びてください、皆さん』

そして五人は敵の大軍の中へと飛び込んで行った
この事件でルルにされた人々の被害は奇跡的にゼロだったという
しかし、五人が果たしてどうなったのかはこのSSでは語られない
ただ、ラクスがアコード能力を使って装置で眠るダクネスと檻の中のディオに事件の顛末を語ったとある

ダクネスもディオも微かに笑みを浮かべていた
それが全ての答えなのかもしれない

1795名無しさん:2024/12/28(土) 20:07:28
>>1794
自分はいいと思う。

思い付きでオールジャンル4エピ

補完スレ>>65直後、紅美鈴と犬吠埼樹の二人は謎の幻を見る。

それは先ほど凌辱・殺人を犯したブリジットが、眼鏡の少年に澄んだ微笑みを向ける様子や、その少年の死に悲しむ様子、長髪の少女と白髪の青年に後を託し死んでいく姿だった。

―もう嫌だ!ブリジットさんまで失いたくない!

―その子の気持ちを台無しにしたくなければ、逃げろ

―のび太さんほどやないけど、誰かを変えられたらそれで―

―ふふ……。仲間って、意外と良いものね。

幻を見た二人は顔を見合わせ、訳が分からないと樹は眉を顰める。一方の美鈴は憂いを帯びた表情で俯いた。

(もし何か状況が違っていたら、あなたとも仲間として一緒に戦えていたのかな……)

つい先ほど吸血鬼が自滅したのもあり首輪解除に躊躇が起きてしまうが、ここで出てきたうさぎに外すように迫られ、解除に成功。
それからうさぎの後を追ってきた翔一たちと合流し、この場にいた対主催の首輪を解除させた
そして、ロワ会場内に残ってるであろう他の対主催たちと合流するため一同はその場を後にするのだった。

彼女たちの物語はここで一旦おしまい。
事態が好転したわけでもなく、絶望的状況に変わりない。
だが対主催達の眼に諦めは無かった。
仲間を死なせないため最善を尽くした野比のび太の、エースの、暁美ほむらの、そしてブリジットの遺志を知った彼女達なら、何か変えられるかもしれない……

1796名無しさん:2024/12/28(土) 20:28:51
(可奈美エピに繋げる用、とりあえずここまで)
>>1895
真っ先にダクネスに駆け寄る可奈美
しかしピクリともしないダクネスを見て
「……そ、んな…わたしまたっ…まもれ、なかったの……??」
ってなりかけてたけど、生体反応がまだ消えておらず生きてる事に気付いたアウラが
「落ち着くのじゃ衛藤可奈美、そやつは…ダクネスはまだ生きている。最もこのままでは危うい…直ぐに治療を受けれるよう手配しておく」
と言ってくれ動いてくれたのもあって安堵を覚えていた

ただこの後、ペンダントの件について聞いたのに誰もその事を覚えていない(何それ?そんなの付けてたっけ?みたいな反応された)事に
(…私がペンダントを付けてたのすら覚えてない…?……なんで……??)
ってなりながらも、
「付けてたよ!?…だってあのペンダントは……命とっ、引き換えに……GUSOHを撃墜してくれた秋月さんの…形見を……エースさんに頼んで」
とまで言う
だが聞いた皆は、「秋月って誰?」という感じで困惑した様子

「……──ぇ、っ、みんな…なに、いって……」
『代償と引き換えに──僕は応えよう』(>>1881)
「……まさ、か……っ!…そんな…そんなの、って……!」

呆然と、声を震わせ言う可奈美は思い至ってしまう
自分を助けた代償として、秋月瞬と『世界』はその存在自体を犠牲にしてしまったのだと
その瞬間、可奈美の脳裏に浮かんだのは

「わたしのせいだ」「わたしがうばってしまったんだ」「なら」「せきにんをとらなきゃ」「つぐなわなきゃ」

という思い、そして衝動のまま御刀を手に取り、切先を自分へと向けて──

「…可奈美さん!?誰か、彼女を止めてください…!!」

明らかに動揺した様子だった可奈美にアコード能力を使ったラクスが止めるよう皆に言うも、既に遅く……しかし血溜まりができることは無く、カランと御刀が落ちる音がした

「…き、ない……できない、よっ…!!だって、ここで…私が死んじゃったら……それこそ秋月さんや『世界』さんは……なんの、ためにわたしを……ぐす、っ…うぅ…!!」

自死を選ぶ寸前、ギリギリの所で衝動よりも理性が勝ったのだ
手を震わせながら、可奈美は泣き崩れる
暫く泣き喚いたのち、瞳を潤ませたまま、皆に事情を話すこととした

1797名無しさん:2024/12/28(土) 21:31:58
>>1796
おk

1798名無しさん:2024/12/28(土) 21:32:59
>>1795
おk

1799名無しさん:2024/12/28(土) 21:48:56
>>1910
めぐみんとマサツグ様は新しく開いた孤児院で内戦で孤児になった子供たちの面倒を見てたからその日は近くにいなくて、後からその事件を知ったんだよね

ダクネスやディオと同様に後から顛末を知り、笑みを浮かべていた

1800名無しさん:2024/12/28(土) 22:45:37
>>1799
修正版が来たから取り下げます

1801名無しさん:2024/12/28(土) 22:53:18
マサツグ様とめぐみん、マサツグ様&めぐみんエピローグとグランドエピローグの間に小さな孤児院を開いて戦争で親が亡くなった子供たちの面倒を見てたんだよね
それを認知してるアウラやラクスはグランドエピローグでマサツグ様とめぐみんが戻るまでの間、代わりに孤児たちの面倒を見る約束をした

1802名無しさん:2024/12/28(土) 23:28:04
>>1801
個人的にはいいと思う

1803名無しさん:2024/12/28(土) 23:37:05
(エピ繋ぎその2、これで後はエピを書くだけ)
>>1912
アウラからすれば召喚したはずなのに誰を呼んだか思い出せないって状態だったんだっけ
ともかく、可奈美の話からGUSOHを撃ち落としたのが瞬だと悟ったアウラは、>>836>>858のこともあり瞬がその身を犠牲にしていなければそもそも関西軍-第三軍間での停戦は出来ず、また『世界』が可奈美の肉の芽をその存在を対価として消し飛ばして無ければラクスは肉の芽入ったままエネルギーの代替手段探して春日召喚(>>1856)まで待たなければいけなかったのもあり…

「…憶えていないのが口惜しいが、記憶を引き継いだそなたに代わりに言うとしよう。
…礼を言う、秋月瞬。妾は…我が軍は…いやこの国は、そなたの犠牲により最悪の事態を回避しどうにか救われそうだ。…せめてもの、だが…命の恩人の墓を立てぬわけにも行くまい」

と、可奈美に代わりに礼を告げる

「……秋月さんは、あの人は……あなた達の為にやったんじゃないですよ。
──でも、ありがとうございます、アウラさん……お墓くらいは、立てたいって思ってたんですけど…わたし、っ…以外…誰も覚えてないんじゃ……ってなってた…から。
…そうだ…立てるなら、他の人達とは…離して、ほしいです。……きっとあの人なら、その方が良いって、言うと思う…ので」

そう返した可奈美に、「善処する」とアウラは答えた

またこの時、可奈美に対しめぐみんが

「…私のせいで、ってなる気持ちはわかりますが…あえてこう言わせてもらいますね。…生きてください、可奈美。
あなたが生きることがきっと、その秋月って人が生きた証になるって思うんです。
……──私は生きますよ、もうひとりの私やゆんゆんが生きた証が、今の私ですからね!」

と伝えており、これもあって可奈美は

「……わたしが、生きることで……秋月さんが生きた証に……。
……ありがとう…めぐみんちゃん」

と、涙を拭い、立ち上がることを選んだ

その後、約束通り他の召喚者達の所から少し離れた箇所に立てられた墓には時たま少女が訪れ、墓の前で伝えるかのように話をしている姿が何度も目撃されたという

また少女は>>1890後、墓に訪れていた帰り道にてたまたま鉢合わせたマサツグ様に
「めぐみんちゃんの事、幸せにしてあげてくださいね、あんないい子なんですから」
「…マサツグさん、ちゃんと素直に応えてあげれてます?……二度と会えなくなってからじゃ、もう遅いんですよ?」
と言ったりもしていた

マサツグ様側は
「お前は……やれやれ、言われなくても分かっているさ」
と返したそうな

1804名無しさん:2024/12/28(土) 23:51:55
>>1803
いいと思う

1805名無しさん:2024/12/29(日) 21:43:51
(めちゃくちゃ時間かかったけどエピ書き上げたので投下)
終戦から月日が経ち、秋である9月のある日。
この日衛藤可奈美は月が光る夜、墓へと訪れていた。
基本彼女は復興活動やルルの代替手段の捜索に、>>1916の孤児院の手伝い、また暇な瞬間が来た時は、剣術を更に磨く為の鍛錬等を行いつつ、寂しくなった時は時間を問わずここへ訪れ、語りかけることとしている。
しかし今日はそれだけではなく……可奈美の手元には供花があった。

「…こんばんは。秋月さん、それに『世界』さん。
今日は……伝えたいことと、それと…がんばって、みんなにも協力してもらってどうにか手に入れれた造り物、造花だけど…気持ちを伝えるには一番良いかなって思ったから…話し終えたら供えるね」

そう言った可奈美は、言葉を紡ぎ始める。

「…私、実は最初は…帰れるようになっても、この世界に骨を埋めるつもりだったんだ。
…だんだん落ち着いてきたから、そのことをみんなに伝えたんだけど…その時が来たら元居た世界に戻るべきって、言われちゃった。
…特にノリスさんには何故か強く言われて…

『可奈美、おまえにはまだ帰るべき居場所があるだろう。ならば向き合うべきだ』

って。それとアウラさんにすら…

『そなたは帰るべきじゃ。…元の世界に帰ったとして、また利用されるか…関東軍のような愚行に出ないか懸念しておるのなら、心配は要らん。
この戦争の凄惨さを纏めた資料でも作って持っていけば、愚行に出る確率は減るじゃろう。自力で作れぬのなら、妾やラクスに言うがいい』

って……正直、意外だったんだ。そこまで言ってくれるって…思ってなかったから」

アウラとしては、デスティニープランを本格導入となれば、その才覚故に殺しも含めた戦士としての役割を可奈美は間違いなくこなさなければ行けなくなる。
精神的に生半可には癒えない傷を負ってしまった彼女にそれをさせると、役割を十全に果たせないまま今度こそ自害のような事になりかねない。
かと言って割り切る方向に行かれると、それはそれでただの人斬りに成り果て
(可奈美当人が>>1880で優しさを捨てたらただの人斬りになっちゃいそうでと言っていたのもあり)
、やがて災厄を齎す方向に行く可能性もあると危惧したのが大きな要因であるが…それを知る可奈美ではなく。
ともかく彼女は、墓へと向け言葉を続ける。

「…出来れば元の世界にも立てたい……んだけど、流石に無理があるって思うし、ダメ元で言ってみたけど…やっぱりアウラさん達にも言われちゃった。
だから…いつか、帰る事になったら……秋月さんや『世界』さんのお墓に私は来れなくなっちゃうけど。
……でも、あなたのことを忘れる気はないよ、私。…居なくなってから、一瞬たりとも忘れたことはないし、これからも一生……秋月さんや……『世界』さんのこと…忘れたりなんてっ…絶対、しないから!!」

そう、涙を零しながらも墓前で可奈美は誓った。

「…それじゃ、さやかちゃん達のお墓にも行かなきゃだから……またね、秋月さん、『世界』さん」

造花を供えた後、可奈美はその場から去っていく。
花の色は紫色…供えられた花の名は紫苑(シオン)だった。
余談だが、紫苑の花言葉には『追憶』『追想』『あなたを忘れない』『遠くにある人を想う』『別れの悲しみ』『思い出』等がある他、西洋では『忍耐』『繊細』『愛の象徴』等がある。




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