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番外企画スレ
1
:
管理人★
:2020/10/27(火) 16:39:53 ID:???
通常の妄想ロワとは違う企画を実施する際はこっちで盛り上がろうー。
2447
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:06:07
ちなみに冬木でありながら出番のなかった(この世界の)御三家はどうなったかというと
アインツベルン家→冬木の外にてムーンフェイスと協同で聖杯を作り出す研究をしていたが、対抗勢力の乱入により結果、セカンドインパクトばりの大☆爆☆発
これにより対抗勢力諸ともアインツベルン家全滅
なお撒き散らした特殊な魔力を含んだ物質が世界中に散らばってしまい、これに汚染された世界が荒廃してしまう
間桐家→間桐臓硯とは人間時代からの知り合いだったが、上記の事件の影響で不死性を喪失し、聖杯戦争が始まるずっと前に死亡
桜や(この世界の)ワカメなどの子孫・養子にあたる存在も動乱の中で皆死んでしまったらしい
遠坂家→此度の聖杯戦争を行う直前に襲撃し、邪魔者排除と擬似サーヴァント化に必要な魔力確保のために一家全員補食された様子
2448
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:07:22
ムーンフェイスの目的は原作(というかゲーム版)と同じく、地球を月面のように荒涼とした世界に変えること
ぶっちゃけ終末世界になったので目的果たしてんじゃんと思われそうだが、人類が思った以上にしぶとかったため、このまま待っても永い年月をかけて再び世界は再生して元通りになるとムーンフェイスは予測
だから聖杯戦争を引き起こしたんだよな
人類に世界を再生させず、このまま終末を迎えさせて月のような地上の楽園を作り出すために
2449
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:08:35
>>2444
監督者が三日月頭の異形で想像以上に人間離れした見た目なのは驚いたが、とりあえず目的は果たした郡ちゃんはその場を離れようとしたら、ギョロリと目を向けてきたんだよね
「むーん、こんばんは。今日も月が綺麗ですね。
この施設に何かご用ですか?、それともわたくしに?
それともーー」」
『気づかれた!?』
そして協会の構成員もといムーンフェイスが独自に作り出したホムンクルスに囲まれる郡ちゃん
急いでジンからの指示を貰おうと念話を飛ばす
2450
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:32:21
原作だとお尋ね者だけど、この世界ではルナール・ニコラエフとしてそれなりの地位のある有名な錬金術士という扱いらしいな
その地位があってこそ聖堂教会から監督者に抜擢された>ムーンフェイス
2451
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:33:41
>>2450
ホムンクルス集団であるLXEの勧誘を蹴った結果、人型ホムンクルスでありながら優秀な錬金術士として終末世界や冬木に技術貢献してきたそうな
......ただし、それは表向きの話。
裏の顔は世界に地獄を見せた元凶であり、人食い・非道な実験を繰り返し、人類に害をなす怪人ムーンフェイスだったという
2452
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 13:35:01
聖杯なんだが、黒い核鉄二つ@武装錬金に冬木の聖杯の力を落とし込んだものらしい
どうやら冬木の聖杯が不完全と見抜いたムーンフェイスが、聖杯を完璧にするために秘密裏に手に入れた黒い核鉄を使って作り出した
もちろん、鯖の魂を最後の1騎を除いて全員注がないと完成しないのは他と一緒
なお、完成し使用する時は胸に直接埋め込んでから使う
黒い核鉄としては聖杯の制御のためにリソースを大幅に割かれているため、カズキやヴィクターみたいに回りからエネルギーを吸収する災禍になったりはしない(使用する当人の願いが破滅的なものだったなら話は別だが)
2453
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 14:12:55
>>2446
ムーンフェイスは実験を重ねてきた結果、過去存在した一部の武装錬金の再現に成功したらしく、手紙を参加者に届けた聖杯の機能はヘルメスドライブの再現
エネルが万雷や雷迎で暴れても対処しなかったのはアンダーグラウンドサーチライトの再現により協会地下にシェルターを作ってやり過ごすことが可能だったかららしい
2454
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 15:15:28
ムーンフェイス、武装錬金のサテライト30を使えば分身能力で大抵のマスターは簡単に殺せるけどマスター狙いをするつもりはない様子
分身の一体一体はサーヴァントとしてはそれほど強くないけど、30にも及ぶ数の暴力は圧倒的だった
1体でも残っていればそこから再び増殖出来るというのは驚異的だけど、擬似サーヴァント化した影響で増殖する度に魔力を消耗するという明確な弱点も示唆されていたね
2455
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 15:28:23
>>2446
>>2439
>>2440
の後、拠点に戻って休息を取っていた若葉組も手紙を読んで、残り三組となり聖杯戦争が終盤に入ったことを実感していたな
2456
:
名無しさん
:2023/09/04(月) 19:50:45
>>2446
「残り三組……。つまりあと二組を倒せば、俺達の願いが叶うというわけか」
「いつの間にかもうそんなに減ってたんですね。あと一歩で、この聖杯戦争の被害を……めぐみんちゃんとゆんゆんちゃんの罪をなくして、また会うことが出来ると思うと頑張れる気がします!」
「ああ。そしておそらく二組のうち片方は、あの二人だろうな」
「……わかってます。あの人達はきっといい人ですが、聖杯を譲る気はありません。
マスターを含めて全員が生き返れば千夜もゆんゆんちゃんも救えるし、めぐみんちゃんを受肉させて……あの時、辛辣に当たったことを謝った後に、友達としてやり直したいんです」
「俺も同じ気持ちだ、シャロ。サーヴァントとして座に帰る前に……ゆんゆんと受肉しためぐみんに会って、一言謝りたい。ジャックと共に戦い抜いた、あの誇り高き少女を……千夜を救いたいとも思ってる。
そのためならば俺はどんな奴が相手でも、全力でデュエルしよう」
2457
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 10:39:46
>>2449
念話を飛ばすと同時にムーンフェイスはサテライト30を使用、30もの数に分身して千景に襲い掛かった
正体がバレた以上、無事に帰すつもりはないらしい。それに残り三組しかいないうちの一組が減れば目的まで更にグッと近付く
千景も宝具の呪霊・七人御先で分身してムーンフェイス達に対応しつつ監督役が分身能力を持つことを即座にジンに伝える
結果的に総勢37人+ホムンクルスが入り乱れるという何かすごい光景に
2458
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 12:34:22
>>2457
(一体一体はサーヴァントに及ばないけど、流石にこの数で攻められ続けると対応仕切れなくなるかもしれない)
(私の分身一体につき月顔を四体くらい、加えて変な化物も乱入してくる…流石に、これはまずい!)
千景は敵戦力を冷静に分析しながら上手く立ち回る
ゲーマーとして、そして勇者として大量の敵との戦い方はそれなりに熟知しているし、今は自分の分身でチームワークを組みながら対処しているためまだ幾らかの余裕は残っている
しかし問題もある、ムーンフェイスもまたある程度連携を取って巧みにこちらの隙を狙ってくる上に、たとえムーンフェイスを倒したとしても自分と同じようにすぐに分身が復活してくる
このまま戦い続けるとジリ貧になって数の暴力に負けてしまう、そう判断した千景はジンに念話で連絡する
『監督者を発見したけど逆に見つかってしまった、今は包囲されて交戦しているけど向こうの戦力が多すぎて手に負えない』
『だから、さっき話した奥の手を使って脱出する』
『…いいだろう、今はそこからすぐに離れろ』
ジンに了承を得るやいなや、千景は陣を組み替えて4体分を敵の群れに突っ込ませる
対してムーンフェイス軍団とホムンクルス達は物量で畳み掛けようとするが、突如として強烈な爆熱によってその大半を消失してしまう
――この時千景は敵陣に突っ込ませた4体の分身、いわば宝具をあえて自爆させたのだ
そのような宝具の運用方法は『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』を呼ばれ、その瞬間だけ宝具に内包された魔力を爆発させて高威力の攻撃に転ずることができる
だがその代わりに自身の象徴であり戦術・戦略の鍵となる宝具を失うことになるため、殆どの英雄がこのような大きなデメリットを選ぶ通常はありえない
その常識を覆して運用を可能にしたのが宝具『呪霊・七人御先』である。この宝具は“分身が一人でも残っている限りは残りの分身も再生される”という特性を持っているため、7体同時に消滅しない限りは宝具を失うことにはならない
つまり、1体さえ残っていれば幾らでも高威力の自爆特攻ができるのだ
元々は八体に分裂する源義経に対抗するために考えた戦術であるが、それを先んじてムーンフェイスに使用して敵戦力を一時的に削ぐことに成功した
その隙をついて千景は教会から離脱した
2459
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 12:40:58
>>2458
自爆攻撃を食らい、分身の大半と多くの配下を失ったものの、ムーンフェイスはサテライト30の力で生きていた
「まだ三騎も残っているというのに……私もツキがない......
大事の前に残りの二騎まで引き付けるわけにはいかなかったのに油断したようですね。
むーん、とりあえずランサー陣営は指名手配で。
私と『数名の民間人』はランサーに表向き殺されたことにしてほしい」
千景の存在抹消スキルは交戦対象の記憶を薄れさせて最終的に『ランサーのサーヴァントがいてそれと関わった』というほんの僅かな情報のみが残るだけになってしまう
だが、残りの陣営が当時どこにいるのかさえ探り、アリバイを考えれば逆算は可能
そもそも『ランサー』は当初から一陣営しかなく、そのマスターであるジンしかありえないのだ
仮に参加者であるマスターであればかき乱しも可能だったが、相手は監督者……握ってる情報やその使い方の幅に違いが出ていた
なお、この戦闘及びムーンフェイスを見た目撃した民間人はいたが、全員捕まり口封じに補食された
その罪はランサー陣営に擦り付けられた
2460
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 12:42:01
>>2459
聖杯に備えられたヘルメスドライブの機能により各参加者にランサー主従の討伐令が記載されている手紙が転送された。
理由は運営側へ妨害行為を加えたことと民間人の殺傷。討伐した主従には報奨として令呪1画が配られるとある。ちなみにジンたちにも討伐対象になったことを知らせる手紙が転送されていた。彼らを焦らせて他の主従とぶつけ合わさせるためである。
2461
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 15:19:43
>>2451
一般人でもルナール(ムーンフェイス)は技術者としては知られてるんだよな
汚染水を濾過して冬木に安全な飲み水を供給したり、土地を浄化して畑を耕しやすくしたりと
冬木のインフラの一部を担っていたため慕われていた…マッチポンプとは知らずに
なお、人前に出る時は比較的人の頭に近い半月の分身にマスクとカツラを被せていたらしい
シャロたちも直接は会った事ないが技術者として名前だけは知っている
あと、配られた手紙にルナールの名前が入っているのでこの世界出身者じゃなくても名前だけは聞き覚えある形になっている
2462
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 15:21:18
>>2444
で
正体バレの大ポカやらかしたのは、食人衝動を抑えられずに町に繰り出す必要があった
それでも外套くらいは被っていたけど
適当なモブを喰ってきて教会に帰って入口に立った時に纏っていた外套が突風で煽られて外れるハプニングが重なったんだよね
2463
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 15:22:35
例の世界を終末に導いた実験失敗事件
その折にアインツベルン家とムーンフェイスに襲撃を仕掛けたのは、錬金戦団とバタフライ率いるLXEが同時に総力をあげて攻撃を仕掛けてきたんだな
もちろん、両者共闘ではなく三つ巴の戦いになって、その過程で実験に使ってきた黒い核鉄や聖杯その他諸々が連鎖反応を起こしてしまい......
アインツベルン家諸とも、錬金戦団とLXEは組織的に壊滅
バタフライも死亡という誰も得しない最悪の結果に
2464
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 15:23:36
なお、この世界の攻爵は元々の病に加え環境激変で原作(及び参加者のような)のような騒動を起こす前にひっそりと死んだらしい
だから黒幕ムーンフェイスにとって別世界線の仇敵にあたる存在の孫が来るときはギョっとしたが、勝つためなら手段を選ばない闇を含んだ「眼」は気に入っており、参加者として選ぶことに
2465
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 20:43:11
>>4784
漠然的にランサー陣営と言っても通じないからジンの顔写真も添付されてたね
ただし千景の姿は存在抹消で記録されなかったので誰にも明かされてない。何らかのスキルに阻まれて記録媒体に残せなかったことが手紙には記載されていた
しかし唯一覚えている(存在抹消が無効化される)若葉だけがこのランサーを千景だという可能性に辿り着き、凶悪そうなマスターの外見も相俟って彼女の身に何が起こったのか確認するべく牛若丸と共に早急に駆け出すのだった
2466
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 20:43:57
>>2460
「……まだ、危険なサーヴァントが残っていたんですね」
「その可能性は否定出来ないが、この手紙は何か怪しさを感じる。民間人に対する被害はあの神を自称していたサーヴァントやパピヨンにアサシン。……そしてめぐみん達もしていたはずだ。何故、今になってそれを理由に討伐令なんて出すんだ?」
シャロの呟きに対して遊星は返答し、疑問を口にする
「たしかにそれも怪しいですね。特にあの神はすごい規模で被害を出そうとしてました。民間人のことを考えるなら、まずはあいつを討伐させるはずです」
「ああ。運営側への妨害行為と書いてあるが……きっと運営に不都合なことをこのランサー陣営はしたんだろう」
「そもそも運営側ってなんですか?」
「この聖杯戦争を監視している者。おそらく定期的に手紙を送ってるのが運営だと思うが、胡散臭さも感じるな。
どの道、聖杯のためにランサー陣営をいずれ倒す必要はあるが……この運営を信じ、言葉を鵜呑みにするのも危険かもしれない」
2467
:
名無しさん
:2023/09/06(水) 20:55:47
>>2460
「不手際だったな、ランサー」
「面目ないわね……」
千景が拠点に戻って早々冷たく言い放つジン。だが千景には返す言葉がなかった。監督者に探りを入れていることがばれた挙げ句、討伐令まで出されてしまった。
予想以上に監督者が好戦的だったこと、さらにランサーのサーヴァントが既に自分しかいないため存在抹消のスキルが意味をなさないという不運も重なってしまったとはいえ、自身の失態だと千景は感じていた。
「これが組織の人間だったら、粛清も有り得たが…有用な情報を持ち帰ったんだ。今回はチャラにしてやる。その月顔とやらもミスを犯したしな」
「監督者のミス?」
討伐令を出されて相当不味い立場になってしまったと千景は思っていたが、不思議とジンには余裕がある。どういうことなのかと理由を問うと、冷笑を浮かべながらジンは答えた。
「俺たちを民間人の殺害と運営側に危害を加えた罪で討伐対象にしたが、これが討伐の理由になるなら、俺たちより先に討伐の対象になっていなければならない奴がいると思わねえか?」
「成る程…あの雷を操っていたサーヴァントのことね」
殺傷した民間人の数においては、先程まで大っぴらに暴れまわっていた雷を操るサーヴァントの右に出る者はいないだろう。あれ程の無差別攻撃、大なり小なり運営側にも被害はあったはず。他にも堂々と街の住民に襲いかかり、騒ぎを起こした大男のサーヴァントもいた。つまり、自分たちに討伐令を出すなら、そういった連中もまた同様に討伐の対象になっていなければ、筋が通らず不自然だとジンは言いたいのだ。
「今までもこういった対応をしていたならともかく、あの自称神を放置しておいて、今更こんな理由で指名手配なんぞ白々しいにも程がある。これはむしろ監督者への不信感を煽ることに繋がりかねない」
監督者の怠慢を嘲笑うジン。彼も知らないことだが、監督者ことムーンフェイスにとって、派手に暴れてこの地に破滅と混沌を招く主従は自身の目的に沿う望ましい存在だった。それゆえそういった主従を放置していたのだが、今回はその方針が裏目に出たといえるだろう。
「今回の件も乃木との交渉材料になるだろう。奴の拠点は既に割れている。これから俺たちは、そこに出向いて連中と交渉する」
「分かっていると思うが、万が一交渉が決裂するまで手出しするな。少くとも”今のお前”を乃木の奴に悟られることだけは避けろ」
「仕方がないわね……」
渋々といった様子で了承するランサー。令呪によって反転させられた今の彼女にとって乃木若葉は大切な仲間ではなく、憎むべき存在だ。可能であるならば自らの手で殺してやりたい所だが、それが何の因果か共闘するかもしれないとは。
「フッ、そんな顔をするなランサー。別に乃木と仲良しこよしになれと言ってるわけじゃねえ。あくまで利用するだけだ。交渉が決裂するか奴に利用価値が無くなった時は、始末する指示を出す」
「その時が来ることを願っているわ」
本来の予定では乃木たちだけを監督者にぶつける手筈だったが、残り3組しかいない以上、監督者に各個撃破される方が不味い。それならばリスクはあるが、共闘して監督者を倒す方がいいとジンは判断した。聖杯戦争に関わらずとも生死を賭けたやり取りなんて散々してきている。今更臆しはしない。
(一度乃木には襲撃を仕掛けているが、こちらから堂々と出向いて戦意がないことをアピールすればお人好しな奴の性格上、少なくともいきなり襲いかかることはしないはずだ)
(問題は、もう一組の生き残り…乃木と話していた奴らだ。懐柔するか、始末するか…連中について乃木から情報を得られればいいが)
いよいよ聖杯戦争が最終局面に差し掛かったことを感じながら、ジンたちは拠点を後にした。
2468
:
名無しさん
:2023/09/07(木) 03:50:16
>>2460
、
>>2465
「ランサー陣営の、討伐令!?」
届いた手紙の内容を確認して若葉は驚く。
理由は運営側への妨害行為、およびランサーの民間人殺傷。討伐報酬として令呪1画が与えられる。さらにそのマスターである凶悪そうな男の顔写真も添付されていた。
ランサーの情報は記載されていなかったが、残り三組で残ったランサーといえば確実に郡千景であると若葉は確信していた。
(まさか精霊の影響で人を襲ってしまったのか、千景!?)
なにせ心当たりがある。
勇者として共に戦っていた際に“切り札”として精霊を憑依させて強力なバーテックスに対抗していたが、後に精霊をその身に宿す程に宿主の精神に悪影響を及ぼす事がわかった。
そのことが原因で千景は人間不信に陥り勇者を酷評した一般人を手に掛けようとしてしまい、さらには若葉への憎悪を膨らませバーテックスとの戦闘の最中に若葉の殺害を試みたこともあった。
それと同じような事が英霊として聖杯戦争に顕現した千景にも発露してしまったのでは、と若葉は思い至ってしまう。
――実のところ、サーヴァント化した事により宝具として“切り札”を使用しても精神的な負担を受けない様になったのだが、その事を若葉が知るよしもなかった。
「しかしこれは妙ですね」
「妙、って一体が?」
若葉が千景の凶行について危惧する一方で、手紙の内容を確認した牛若丸は明確な違和感を感じていた。
「この内容の一つ、ランサーが民間人を殺害したから討伐対象にしたということですが」
「それならば先の黄金の方舟による無差別な殺戮や、あるいは人をホムンクルスに変えてさらに人を襲わせていたアサシン陣営など、先に大きな被害を出した輩を討伐すべきです」
「ですがそれらの大事を無視してランサー陣営にだけ討伐令を出す、というのは些かおかしいのです」
「…確かに、なぜ今更になって討伐令を出す、というのはおかしいな」
牛若丸の指摘を受けて、若葉もまた此度の討伐令に不信感を抱く。
それと同時に、千景が民間人を襲ったこと事態もフェイクではないかと疑い、彼女の身の潔白を信じたくなっていた。
「それにこのタイミングで監督役を名乗る者が存在を明かしてこのような手紙を送ってくるということ自体、何か裏があると思います」
「聖杯戦争を運営する立場であるならば最初から参加者に公示しているはず、なのにそれを隠蔽して自分達の都合のいいように動かそうとしている、その様にも考えられるな」
「その通りです、なんであれこの手紙の送り主は信用なりませぬ」
この聖杯戦争の裏で暗躍している人物、あるいは組織があると二人は考え、そして自分達や聖杯戦争の参加者を利用して何かを為そうとしているのではと疑いを向けていた。
ランサー陣営を討伐対象にしたのも彼らにとって不都合があるから他陣営に嗾けようとしているのかもしれない、さらには令呪一画の報酬すら釣り餌であって渡さない可能性すら考えられた。
「ともかく、私は千景と会って話し合ってみたい」
「この手紙について、監督者について、その他にも色々と聞きたい」
「ですが危険もあります。ランサーはともかく、そのマスターは以前に主殿を狙い撃っています」
「それにこの討伐令の事もあって、今彼らに近付けば警戒されて攻撃される可能性もあります」
「それでも、今動かなければ事態が悪化するかもしれない、そんな気がするんだ」
「だから頼む!私の我儘で迷惑を掛けてしまうが、千景を探すのを手伝って欲しい!」
「承知!この牛若丸、主の頼みとあれば何処までも付き合いましょう!」
2469
:
名無しさん
:2023/09/07(木) 09:29:45
>>2458
幾らでも自爆特攻出来るとはいえ呪霊・七人御先は魔力消耗が激しく長期戦に向かないから時間が最大の敵ではある
ジンは初めて宝具で一気に魔力を消耗する感覚に苛まれるが、今後はそれも込みで作戦を練るための経験だと捉えた
2470
:
名無しさん
:2023/09/07(木) 19:56:29
>>2459
参加者にランサー陣営の討伐令を送付すると同時に、ムーンフェイスは冬木市内に紛れた配下達に指示を送り、各地に散らばる配下達は近くの人々にルナールの訃報を知らせる
荒廃した冬木市を立て直してくれた恩人の悲報に人々は悲しみ、さらに配下達はルナール殺害やここ最近の騒動の数々を黒ずくめの男、ジンによる犯行であると流布する
(ちなみに顔写真などは見せていない、文明が廃れた世界なので一般市民の間で写真を活用する場面は滅多にないため、口頭での伝達のみにする)
さらに「これ以上凶悪犯を野放しにせず、我々の手で討伐して平和を勝ち取ろう(意訳)」みたいな事を言って市民に武装化を促し
ジン達の進行ルートを予測した配下達が市民討伐隊を誘導、ジンを見つけたら「あいつが!あいつがルナール様をやったんだ!」と捲し立てて市民達をジン&千景に襲わせた
※なお、月顔とて隠密行動に長けたジンの行動を完全予測できる訳ではないので違う場所を捜索している配下&討伐隊もいます。
広範囲の捜査網によりジンを発見しやすい、あるいは彼らの行動を抑制しやすい、あるいは別の陣営と接触することもできる、等の意味があるのでジンと遭遇できない集団も無駄という訳ではありません。
2471
:
名無しさん
:2023/09/11(月) 07:24:12
>>2470
彼らはナイフなどで武装しているので見逃すわけにはいかず、殺さない理由もない
ヘルメスドライブのせいでジンが行った変装も意味がなく、十数人程度が襲撃を仕掛けてきた
ジンは最初は他の陣営に見られるのを警戒して気絶程度に留めようともしたが執念が凄まじく、意地でも立ち向かってくるので殺すしかなかった
方針を変えることに躊躇はなく、他の陣営に見られる前にサクサクと殺していく
途中で逃げようとする市民も居たが面倒事にならないように念入りに殺害
サーヴァントの力ならば瞬殺することなど容易
そして逃げ惑う最後の一人を殺そうとした時……一台のバイクが止めに入った
それは騒ぎを聞きつけてやってきた遊星とシャロであった――
2472
:
名無しさん
:2023/09/12(火) 14:42:22
>>2471
「俺のターン!シールド・ウィングを守備表示で召喚!」
最後の一人の前にシールド・ウィングが現れて盾となる。シールド・ウィングは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。その名の通り盾として優秀なモンスターだ
ジンは想定外の自体が重なったことに舌打ちするが、相手は聖杯戦争の参加者。願いの妨げになるであろうムーンフェイスの存在は間違いなく邪魔であり、黒幕という言葉を用いて事情を説明し、交渉を始めることにする
そして遊星とほぼ同タイミングで若葉組もやってきた。千景が最後の一人を襲い、遊星がシールド・ウィングで防ぐ瞬間を目撃して、何故あんなことをしたのかジン組に問い詰める
残りの陣営が一堂に会したこと、願いを妨げる可能性がある黒幕の可能性などを聞いて遊星とシャロも相手を倒すよりまずは対話する道を選んだ。運営に関して胡散臭さを感じていたのは、遊星達も同じだ
『遊星さん、こいつらを信じるんですか……?』
『いや……完全に信用するつもりはない。だが運営に対して嫌な予感がしているのは、俺も同じだ。確実に願いを叶えるためにも、今は少しでも情報が欲しい』
『たしかに運営は私も怪しいと思ってました。それに確実に願いを叶えられないと、誰も救えない。それだけは絶対に嫌です』
『ああ。そのためにも今は情報が欲しい。……相手は知らぬ間に手紙を差し出せる運営だ。きっと俺達の情報を握っているに違いない。場合にもよるが、こちらも相応の対策をした方がいいだろうな』
念話でやり取りした遊星とシャロは警戒の体勢を崩さないまま、ジン達からの情報を待つ。
ジン組にとっては上手くいけば厄介な監督者を倒せる好機だが、少しでも判断を間違えればその機会を失い利用しようとしていた若葉組も敵に回すことになる
2473
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:55:04
>>2472
ムーンフェイスのことを話そうとした時、遅れてきた若葉と牛若丸たちが割って入ってくるように来たんだよな
だが、二人が向けているのはジン組への敵意とシャロたちへの疑念
ジンは運営についてのことを含めて弁明するけど、
扇動されていたとはいえ、騙されていた一般人を虐殺したのも事実
少なくとも逃げる市民まで殺す意味はなかったハズだ
運営への疑念は確かにあるけど、それと同じくらい若葉と牛若丸はジンの行いが許せなかった
何なら仮に共闘しても、聖杯の横取りをしたり背後から狙われてるのがオチだと信用できなかった
千景についてもジンに絶対服従で何かがおかしいように見えた
シャロや遊星については市民を守ろうとしたので点は良いのだが、そのジンと戦わずに話し合ってる姿が気になっていた
――まるで多少の犠牲には目を瞑るかのような動きであった
こんな感じで残存陣営は一堂に介したけど、とても組めそうにないくらいギスギスした雰囲気が漂っていたな
2474
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 10:06:45
>>2473
ジンに絶対服従の千景について、若葉は問い詰める。どうしてこんな危険人物に従っているのかと。
千景とジンはどう返すか少し思案するが、ここで第三者である遊星とシャロが口を開く
「令呪じゃないか?」
「たしかに令呪なら、どんなサーヴァントでも強制的に言うことを聞かせられますね」
「ああ。……そのランサーは、きっと令呪で何か命令されたんだろう」
遊星とシャロの言葉を聞き、若葉がジンに詰め寄る
『恩義や情けには報いを。攻撃されたら報復を』
罪なき人々を殺したジンと千景には、報いを受けさせなければならない
令呪で操られてるともなれば、それが千景の魂を救済する手段にもなる
2475
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 12:44:24
>>2474
若葉にとっては外道のジンにもはや交渉の余地なし
運営の存在は確かに気になるが、話に乗ったところでジンに背後を取られる危険の方がでかい
仮に運営が危険であっても自分たちだけで倒す、悪党の手は借りない
ジンにはこの場で聖杯戦争をリタイアしてもらう
それが若葉の判断だったな
2476
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 17:21:14
>>2475
利用する気でいた若葉に逆らわれてジンは舌打ちする
こうなった以上、若葉組はもう始末するしかない
若葉が自分の意志を口にした直後、ジンは迷いなく千景に若葉を襲わせる
だがその一撃は若葉に届かない。牛若丸が前線に出て、千景と交戦開始したからだ
一方、シャロ組は少し距離を開けて戦況を眺めることにした。二人はどちらかに肩入れする理由がない
若葉を応援してやりたい気持ちもあるが、これは聖杯戦争。どちらが勝とうとも、いずれ自分達が倒さなければならない敵なのだ
遊星が何も手出しする気がないことを察すると、ジンは目の前の若葉と牛若丸を倒すことのみに集中する
2477
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 18:47:28
>>2476
遊星達が加勢しなかったの、運営側がドサクサに紛れて仕掛けてくるのを警戒したのと、万一そうなった際万全の状態で対処出来るようにってのも理由だったっけ
2478
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 21:32:15
>>2473
弁明する際に話した運営のことは
・月のような顔の見るからに不審者な男が運営で、それと遭遇したということ
・その後に討伐令を出されたが、運営に会った際はすぐに撤退して誰も殺していなかったこと
などだったね
2479
:
名無しさん
:2023/09/16(土) 00:46:22
>>2478
見るからに不審者なのはお前もだろって感想で突っ込まれてましたねジンニキ…
2480
:
名無しさん
:2023/09/16(土) 16:49:18
ジンは運営を探るまでは良かったんだけどなー
千景を令呪で人格を操ったのがバレたり、逃げる民間人まで殺したのが不味かった
この世界の住民を救いたい若葉・シャロ陣営に対し、他人など利用する道具にしか思ってないことをバレた時点で組みようがなかったとも
2481
:
名無しさん
:2023/09/17(日) 22:43:52
ジンは先のムーンフェイスで見せた分身からの壊れた幻想を牛若丸相手に千景に使わせるか迷っていたな
あれをうまく使えば倒せるかもしれないけど、消耗はでかいし後には遊星と戦う可能性もあるので手の内を晒してしまう
かといって、泥試合になれば遊星やムーンフェイスが何をしてくるかわからない
今はジレンマを抱えつつ、打算で動かない若葉の愚直さ(まっすぐさ)を恨んだな
2482
:
名無しさん
:2023/09/17(日) 22:44:34
ジンは先のムーンフェイスで見せた分身からの壊れた幻想を牛若丸相手に千景に使わせるか迷っていたな
あれをうまく使えば倒せるかもしれないけど、消耗はでかいし後には遊星と戦う可能性もあるので手の内を晒してしまう
かといって、泥試合になれば遊星やムーンフェイスが何をしてくるかわからない
今はジレンマを抱えつつ、打算で動かない若葉の愚直さ(まっすぐさ)を恨んだな
2483
:
名無しさん
:2023/09/18(月) 14:10:52
>>2482
しかし、相手は壊れた幻想以外の千景の手の内を知る若葉
当然、牛若丸にも事前対策として教えられているので八艘跳などで躱されてしまう
泥試合どころか、このままだと千景が不利
自分も若葉相手に苦戦している始末
2484
:
名無しさん
:2023/09/18(月) 19:31:47
>>2483
やむを得ずジンは奥の手の壊れた幻想による特攻戦術を念話で指示
6体を牛若丸に絶え間なく自爆を仕掛けさせることで足止めし、残った一人とジンで若葉を仕留める短期決戦を選んだ
2485
:
名無しさん
:2023/09/19(火) 13:54:42
>>2484
この判断がジンにとってのミスになったな
牛若丸の自在天眼・六韜看破によって自爆寸前の分身六体がジンの近くに強制転移
逆に若葉に鎌を向けた千景の腹にギリギリで転移してきた牛若丸の刀が刺さるという
2486
:
名無しさん
:2023/09/19(火) 19:08:45
>>2485
近くに転移してきた自爆寸前の分身達に舌打ちしながらも、ジンの手腕は見事だった
流れるように狙撃銃を構えると、最期に報復せんと若葉を撃つ
しかし咄嗟の状況判断で行った一撃であり、狙いが正確とは言い難い。そんな余裕なんてジンに残されていなかったからだ
またこの直後、ジンは自爆に巻き込まれて死亡。報復が成功したかどうかもわからないまま、この世を去った。マスターを失った千景も間もなく消滅するだろう
【ジン@名探偵コナン 死亡】
2487
:
名無しさん
:2023/09/19(火) 20:41:00
少なくともまだジンが死ぬ前のシャロと遊星のやり取り
『どうして遊星さんはあの時(
>>2474
)、令呪って教えてあげたんですか?』
『あの二人は知り合い……もしかしたら友と言える間柄だったかもしれない。そんな二人の仲を裂くような令呪の使い方をするあの男に、思うところがあった。俺だってあんな風になったジャックと、理由も知らないままデュエルしたくないからな』
『やっぱり遊星さんは、優しいですね。私も千夜があんな風に、危険人物に従うようにされたら嫌なので、気持ちはわかります』
『……優しくなんてないさ。本当に優しければ、あの二人が戦わないようにする策なんてあったはずだ。……だが俺は、願いを叶えるために二人を戦わせることを選んでしまった。ジャックやクロウ……俺の仲間達が見たら、どんな顔をするだろうな』
『それは……私も同じです。こんなことをしてる私を千夜やめぐみんちゃん、ゆんゆんちゃんが見たら……。それでも、私は願いを諦めたくないです!』
『わかってる。その気持ちは俺も同じだ、シャロ』
2488
:
名無しさん
:2023/09/21(木) 20:57:54
>>2479
ワロタ
2489
:
名無しさん
:2023/09/21(木) 23:13:39
>>2486
ジンの放った凶弾ーー牛若丸は事前に爆炎の中から殺気を感じたものの、千景が腹部を貫いた刀ごと腕を掴んだため、助けにいけない
そして千景もまた、若葉の方向へ鎌を投げた
2490
:
名無しさん
:2023/09/21(木) 23:14:15
>>2489
ところが、この行動が予想だにしない事態を生む
なんと投擲された鎌が若葉の額に直撃するハズだった凶弾とぶつかって軌道を変えてしまい、弾丸は頭を掠めるに留まる
鎌もまた若葉の肩に刺さるが、弾丸が当たったことで威力が減衰したため、急所には届いていない
若葉「千景ーー?!」
2491
:
名無しさん
:2023/09/21(木) 23:14:47
>>2490
若葉は頭部と肩から出血し、弾丸の衝撃で脳震盪を起こして気絶してしまうが、致命傷には至らず
反対に同時に霊基に打撃を受けていた千景は消滅
千景が消える直前に若葉に向けた哀れみに似た視線の正体はトドメを指し損ねた悔恨か、それともーー
【郡千景@乃木若葉は勇者である 死亡】
2492
:
名無しさん
:2023/09/21(木) 23:15:20
>>2478
ジンは、一番大事なムーンフェイスが武装錬金で最大30体に分裂できる能力を2陣営に教えず(ないしは教える暇もなく)逝ったな......
遊星たちは能力に関しては事前情報なしで挑まないといけない
2493
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 11:55:11
「終わりましたね……」
「ああ……」
ジン組が討伐され、願いにまた一歩近づいたシャロと遊星だが顔色は優れない
「あの子達は……令呪で利用されて分かり合えないまま、こんな結末を迎えたんですよね……」
「……そうだな。俺やジャック……それにめぐみんやあそこのライダーも、マスター次第ではこうなっていたかもしれない」
二人は千景の知り合いじゃないが、若葉が千景に必死に話し掛け、変貌に驚いてる姿を見てわかった
彼女はきっと、元々はこんな悪人じゃなかったはずだ。しかしマスターに都合良く利用され、令呪で人格まで改変され……人々を殺すという罪まで背負うことになってしまった
若葉と千景に降り注いだ悲劇を察して、シャロと遊星は哀れみを向けるしかなく。特に遊星は彼女達の不幸を悲しんでやることしか出来ないことに、強く歯を噛み締めた
「とりあえずここは危険だ。ひとまず拠点に戻って、この子が復帰するまで待とうと思うが……それでも良いか?ライダー」
遊星が牛若丸に問い掛けると、彼女はシャロと遊星に残された良心に感謝して提案に乗った
「別に礼を言われる程のことじゃない。運営を倒すためには、協力が必要というだけだ。……運営を倒したら、最後はお前達とデュエルすることに変わりない」
「そうね。私達は運営を倒すために、一時的に協力するだけよ」
牛若丸の感謝の言葉がシャロと遊星の心にはチクリと刺さり、罪悪感からあえて素っ気ない態度を取った
彼らは本気で聖杯を狙っている。どれだけ相手が善人でももう退くことは出来ない。
そのために、若葉と牛若丸の協力が必要不可欠だから、助けるのだ。ジンに利用された千景や、友を悪人にされた若葉には同情するが……運営が怪しくなければ、今ここで牛若丸にデュエルを挑んでいたことだろう
『……悪人とはいえ、あのマスターはあの子が殺したようなものです。目が覚めた時、罪悪感に駆られないか心配ですね』
『ああ。それに彼女は友も……座に帰っただけとはいえ、失った。ショックは大きいだろうな』
遊星もシャロも根は善良だ。それは覚悟を決めた今でも変わることはなく、ゆえに若葉のことをどうしても気にかけてしまうのだった
2494
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 11:55:38
ちなみに遊星のデッキにはヒール・ウェーバーというLPを回復させるモンスターが存在する
ヒール・ウェーバーは僅かにしかLPを回復出来ないが、それでも効果を使えば若葉は気絶から回復させるくらいのことは出来ただろう。もっとも鎌の一撃は大きく、肩に受けた傷をどうこうすることまでは不可能だろうが。頭の傷も肩ほどじゃないが、ヒール・ウェーバーだけで治療するのは難しいかもしれない
遊星が一度拠点に戻ることを選んだのは、若葉の精神状態を考慮した結果でもある。今はひとまず拠点で落ち着き、出血した箇所の手当ても必要だと判断した
幸い、拠点に包帯ならある。応急処置くらいなら可能だ
2495
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 14:16:00
牛若丸が若葉を背負う形で、遊星達は拠点に戻った
若葉が負傷した箇所に包帯を巻き、止血する
暫くして若葉は目覚めるが、彼女に罪悪感はそれほど芽生えていなかった。それは罪なき人々を殺したという意味で、ジンをバーテックスと同等の存在と看做していたからだ。つまり自分は悪人に対して報復したのだと、若葉は納得している
だが千景の末路にはやはり思うところがあり、複雑な心境になっていた
ちなみに遊星とシャロに対しては助けられたことに恩義を感じ、ジンが居た頃のようなギスギスした雰囲気ではなくなっている
「ランサーは君が倒したおかげで、これ以上罪を重ねることもなく座に帰ることが出来た。……人格改変が令呪の影響なら、きっともう解放されてるだろう」
若葉を気遣うように、遊星が声を掛けた。
シャロも「ライダーさんの言う通りよ。これできっと、あの子も救われたと思う……」と口を開く。
そんな二人から優しさを感じた若葉は改めて感謝の言葉を伝えると、運営を倒すために二人と協力することを承諾した。もちろん牛若丸もそれを断ることはない
またジンが運営側の情報を提供した際、運営が一般人(ジンを襲撃しようとして返り討ちになったモブ達)を巻き込んでいる可能性が高いと露呈しているので、若葉はムーンフェイスに報復することを決意している
『ライダー。私たちは負けるわけにはいかない。この戦いも、必ず冬木市を守り抜くぞ!』
2496
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 14:20:35
なお遊星と牛若丸だが、運営を倒した後に互いに戦うと決めているので真名は明かしていない
しかしどちらもライダーでややこしいので、遊星はカードのライダー。牛若丸は刀のライダーと呼ぶことに決まった
2497
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 14:48:59
(
>>2495
、
>>2496
だけど仮投下スレと間違えた……何かあったら指摘お願いします)
2498
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 14:53:02
(やっぱりちょっと不安なので
>>2495
、
>>2496
は一度破棄扱いにして仮投下スレでOKでたら通しということにしてください)
2499
:
名無しさん
:2023/09/22(金) 19:34:42
(仮投下スレでOKが出たので
>>2495
、
>>2496
の破棄を撤回します)
2500
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 07:35:59
月顔の仕切る教会の地下には配下であるホムンクルスを作るラボがあるんだな
2501
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 07:50:56
ジンはムーンフェイスが居た教会のことは遊星達に話してたんだよね。それだけ情報を持ってると交渉を有利に進めるために
あと若葉が寝ている間に遊星は牛若丸用に簡易的なバイクを作っていた。Dホイールと違いデュエルする機能などがなく、あくまで簡易的なバイクなので迅速に作ることが出来た
遊星には遊星号、シャロには遊星が以前作ったDボードがある。牛若丸にもバイクがあれば、若葉と二人乗りで教会まですぐに向かえるというわけだ
ジンが一般人に襲われたという情報から、自分達も一般人に襲われる可能性があると遊星は考え、それらを突っ切るためにもバイクが必要だと判断した
まあ牛若丸の見た目的にバイクとは程遠い時代の人物だということは遊星も察したが、ライダーには騎乗スキルがあるので乗りこなせるだろうという計算だ
2502
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 07:53:27
ジン討伐から1日経った翌日
とりあえず、若葉の回復を待ってから運営にカチコミをかけようと考えていたライダー陣営ズだったが、夜間、三日月が出た直後
冬木をぐるっと囲むように接触するとモブなら即死する電磁バリアによく似た魔力の結界が現れ、さらにどこからともかく現れた無数のホムンクルスに民間人が次々と喰われていく事態に
2503
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 07:54:17
>>2502
ライダー陣営ズは打ってでようとするけど、全てを相手にしようとするには敵の数が多すぎる上にキリがない
しかも結界はゆっくりとだが、縮小していって内部の人間に迫っておりドンドン逃げ場はなくなっていく
2504
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 07:55:05
>>2503
しかし、この惨状の原因だけははっきりしているーー運営・聖堂教会そしてジンの言っていた月顔の怪人だ
月顔を倒さないと外の惨劇は止まらない
もはや、若葉の完全回復を待ってる余裕はなく、若葉自身もそれを承知の上で教会へ向かうことにした
2505
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 08:01:37
ずいぶん急ぎ足なムーンフェイスだけど、実はこれには裏事情があって
聖杯たる黒い核鉄が願いを叶えられるのは術式の関係上で赤い三日月が登った夜だけ
それを過ぎると聖杯戦争はまた何十年も待ってやり直さないといけない
だからヘイトを稼いでくれるエネルはあえて放置して暴れてもらう必要があったし、逆に運営の正体を知って聖杯戦争を止めかねないジンは討伐させる必要があった、と
2506
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 08:04:12
地獄となった冬木市
Blood・Cの最終回みたいな、力なき者たちがホムンクルスに肉を引き裂かれ屠られ弄ばれ喰らわれる、食人と殺戮のカーニバル
エネルの時は最悪町の外に逃げるということもできたが、結界で今度はそれもできはい
まさに終末、この世の終わりみたいな光景だ
2507
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 09:44:01
>>2502
>>2503
>>2504
(補完も兼ねてます)
ホムンクルスと結界による街の惨状は凄まじく、その悲鳴は拠点にいる遊星達にも届いた
『遊星さん、これは……!』
『運営からしたら聖杯戦争のためなら、この街はどうなっても良いというわけか……!』
『……もしかして、世界を地獄に変えたのも運営の仕業だったりして……』
窓を覗けば、地獄のような光景が広がっている。
終末世界出身のシャロは過去にリゼや千夜が殺された光景がフラッシュバックして、ムーンフェイスが世界を終末へ向かわせたのではないかと推測した。
『その可能性は、あるかもしれない。とりあえず今はこの状況をどうにか――』
と、遊星が念話で言い掛けた時。若葉がホムンクルス達を殲滅せんと駆け出した。
「ダメよ!あの数を相手にしても、私達が逆に殺されるわ!」
だが扉を開けようとする若葉を、シャロが呼び止める。恩人の言葉には耳を貸そうと、若葉は足を止めるが、どうしてシャロが自分を止めたのか、と聞いた。
若葉にはバーテックス達と戦ってきた経験ゆえに、ホムンクルスの群れを牛若丸と共に倒せる自信があった
「どうしてって……この世界がおかしくなったことを覚えてないの!?」
ここに来て、若葉は自分が異世界から呼び出されたことを語る。シャロと遊星は困惑するが、話しているうちにこの世界の歴史とは様々な点が違い納得した。
「……この世界は、見ての通り治安が悪いの。そしてここに住んでいた私は、悪人達を何度も見て……わかったのよ。強い人が居ても、数の暴力には勝てないって!だからリゼ先輩も――殺されたのよ!!」
リゼという名前を若葉と牛若丸は初めて聞いたが、きっと大切な人なんだと察した。それで居て、シャロにとって強い人なんだろうとも。
「シャロの言う通りだ。これだけの数を俺達だけでどうにかするというのは、無理がある。この悲劇を止めるには、元凶である運営を倒すしかない!」
シャロと遊星の言葉に若葉は納得。だがこの群れを無視してどう運営の元に辿り着くのか、牛若丸は遊星に聞いた。
「相手の数は膨大だが、誰も追い付けない速さで突っ切ればこの群れでも進めるはずだ」
遊星はDホイールに、牛若丸は若葉を乗せて遊星自作の簡易バイクに跨る。シャロもDボードの上に立った。
「行くぞ、みんな!」
遊星の声と共に、三台の乗り物がホムンクルスの群れを駆け抜ける。
――スタートの合図、叫べ。魂(こころ)求めるまま。
運営側の齎す悲劇など、飛び越えてやる。
彼らは明日へ向かって駆け出した。輝く未来を、手に入れるために
2508
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 15:45:11
>>2505
そして赤い三日月が昇ったのが最終決戦の日
この日のために聖杯戦争が終わるのが早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ
だから運営が疑われようが調整をかける必要があるんだよな(街がどうなっても良いという側面もある)
2509
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 15:45:53
殺し合いを止めかねないランサー陣営の謀殺だけは成功したルナールことムーンフェイス
できれば戦った若葉・牛若丸も相討ちしてくれたら良かったが、流石に贅沢は言ってられない
最後の戦いに備えてムーンフェイスは教会の地下で最後の二陣営を待つ
外の惨劇を止めるためにここに来るには自明の理
己の理想である世界を月のように美しい世界に変えるため、迎撃の準備を完了する
2510
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 15:50:09
>>2506
武装錬金原作中盤で銀成学園にてカズキや斗貴子が救援にこなかったら仮にこうなってたかもしれないという発想が起点となった展開らしいなっているらしいな
知らない人のために捕捉すると銀成学園は中盤でバタフライ率いるホムンクルスの大軍団に襲われる
原作ではカズキや愉快な仲間たちのおかげで被害ゼロで終わるけど、この終末世界では逆に、という感じ
2511
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 16:04:19
赤い三日月については、遊星達も気付いていた
そしてジンから聞いた運営が月顔の男という情報を思い出す
それらの情報から遊星に一つの推測が思い浮かんだ
(運営は化け物の作成以外にも何か月に関する能力を秘めているのか……?)
なおサテライト30は分身能力だが、月齢に合わせて増殖するという能力なのでこの予測自体は間違ってもいない
化け物(ホムンクルス)についてはマリク戦でその存在を認知していたので暴れ回っている異形の正体がホムンクルスだと判別出来た。
『遊星さん。この化け物達、パピヨンが利用していた奴らと似てますよね』
『ああ。もしかしたら、パピヨンと何か繋がりのある奴が運営なのかもしれない』
シャロと遊星はホムンクルスという共通点から、運営はパピヨンの知り合いだと考えた
2512
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 16:07:02
配下のホムンクルスをバイクで突破して、とうとう聖堂教会の地下へたどり着いた一行
待ち構えるはジンが言った通り、月顔の怪人――ホムンクルスのムーンフェイスであった
「むーん、ようこそ。聖堂教会へ。
その物々しさ……ランサー陣営討伐の報酬を受け取りに来たわけじゃないですね。
……もうお気づきの通り、終末の起点はこの私、元宇宙飛行士にして錬金術師のルナール・二コラエフ。
またの名をムーンフェイスとなります」
なお、計画の目的が世界を月のように変えるためと聞いた時にはドン引きされた
2513
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 16:48:25
>>2512
立場上もそうだが、この世界における麻婆神父みたいな立ち位置なムーンフェイス
だが、気になる台詞も吐いているんだよな
月顔「むーん、この世界の人々を救うには、世界を月のように変え、人の歴史を終わらせるしかないと考えるけどね。
生命維持装置に繋がれ望まぬ延命を課された寝たきりの老人のように、
こんな世界で人が無理して足掻いてまで生きる価値などあるのだろうかな?」
「私の研究が世界を終わらせなくても、アインツベルンが、友人のマキリが、他の誰かが似たようなことをやっただろうさ。
なぜなら技術者や魔術師たちは、先人の想いを無視し、せっかくの願いを己の民族のため、己の社会のために使おうと、
殺し合うこととなり、無残な悲劇を繰り返す。
行き着く先は人類同士の共喰い、カニバリズムのカーニバル。
このまま人類が生き続けても歴史を繰り返すだけ、だからもう私の手で終わらせる。
終末や滅亡は人類が必ず体験する出来事なのだからね」
……ただの自己弁護の詭弁である
でも、fate原作考えるとムーンフェイスがいなくても世界が滅びかけることが多々あったからな
2514
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 17:37:16
「ふざけないでよ!そんなことのためにこの世界をめちゃくちゃにしたっていうの!?千夜やリゼ先輩は、あんたのせいで……!」
「やはりお前がこの世界をこんなふうにした元凶か……。ここに居るシャロは、お前のせいで大切な友を失った!お前が余計なことをしなければ、誰も悲しむことがなかったんだ!!」
遂に現れた終末の元凶。
彼の語る目的は滅茶苦茶で、遊星達は怒る
これに対するムーンフェイスの反応が
>>2513
だった
2515
:
名無しさん
:2023/09/23(土) 17:37:49
>>2512
報酬の件について若葉は「おまえからの褒美なんかいらない」と返したんだよね
2516
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 08:42:15
>>2513
「こんな世界にしたのは、あんたじゃない!リゼ先輩も千夜も……救われるどころか、あんたのせいで殺されたのよ!!」
「人々の日常を終わらせる権利なんて、誰にもない。そこにどんな理由があろうとも、人々の未来を理不尽に奪う行為を、俺は許さない!
――勝負だ、ムーンフェイス!お前の野望は、俺達が打ち砕く!そしてこの世界の未来を切り開いてみせる!!」
「そうよ。あんたのせいで滅茶苦茶にされたけど……私はまだこの世界を諦めてないの。だから遊星さん達と一緒にデュエルして、未来を勝ち取ってみせるわ!」
ムーンフェイスに対して、シャロと遊星が啖呵を切る。
二人の瞳は、未来を見据えていた。
当然だが若葉もその性格からムーンフェイスの過去の行い(あまり詳しくは知らないが、この世界を衰退させた元凶だということは理解した)やこれからやろうとしてることを許容出来るはずもなく、報復するつもりである
世界を終末に導こうとする男と、未来を切り開こうとする者達の決闘(デュエル)が、始まろうとしている
2517
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 10:34:52
>>2516
月顔「なるほど、願いのために友人を殺しただけはありますねえ」
若葉「待て、友人を殺した......?」
月顔「おや、教えられてないのですね?
アーチャー・エネルを倒した功労者の一人、ダスティネス・フォード・ララティーナ、通称ダクネス。
彼女はそこにいる桐間紗路に殺されています。
我々の持つ技術でしっかり確認しています」
遊星「待て、それは彼女が襲いかかったからーー」
月顔「彼女は目覚める前に気を失っていた。
殺さずとも無力化したり、事前に武器だけ没収する方法もあったハズ。
それを渋ったのは殺すための口実が欲しかっただけじゃありませんか?」
2518
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 10:51:13
>>2517
そして、証拠と言わんばかりに墓から掘り起こしたダクネスの死体を突きつけるムーンフェイス
月顔「眉間にある銃創、これはあなた(シャロ)の銃によるものですね。
口径や使用弾薬の関係上、冬木には流通してないタイプの銃と弾丸ですから、あなた以外はありえない」
そして、ダクネスの死体を投げてよこすムーンフェイス
月顔「腐りかけて蛆虫も湧いてるので、これは食べたくないですねえ。
...むーん、話が脱線いたしました。
そろそろ気づいたらどうです?
あなたは私と同じく願いに狂っている。
そして、そんな狂った少女とライダーに手駒にされている、もう片方のライダーとマスター様は御愁傷様と言えるでしょう」
2519
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 11:03:55
>>2517
>>2518
「そうね、たしかに私はこの人を殺したわ。でもあの時が初対面で友達じゃないし……眠っていた時は何もわからなかったわ。
とにかく目が覚めたこの人は本気で私達を殺しに掛かってきたのよ。あの様子は、狂気に満ちたあの目は――どう見ても、話し合いでどうこう出来るものじゃないわ」
シャロはムーンフェイスの嘘を否定しつつ、ダクネスを殺害したことは素直に認めた。
たとえ悪人(シャロ視点ではダクネスがそう見えていた)だとしても、他人を殺したことは罪だ。ゆえに過去の罪を突き付けられても否定しないし、それを背負ってでも願いを叶えると、ダクネスを殺した時に決意した。
「私は願いに狂っている。それも否定しないわ。大切な友達のために、罪を償うために。……あんたが滅茶苦茶にした世界のために。どうしても叶えたい願いが、私達にはあるのよ!」
「ああ。たしかに俺達は願いに狂っているのかもしれない。だがそれは、この世界の人々の未来のためでもある!
若葉やライダーとは一時的な協力関係だが……手駒だと思ったことは一度もない!」
シャロと遊星の言葉を聞き、ムーンフェイスに揺さぶられていた若葉の心が再び定まる。
二人は自分に最も都合の悪い殺人を否定せず、その罪を受け入れていた。サーヴァントで間接的にとはいえ、悪人(ジン)を殺した経験は若葉にもある。
それにムーンフェイスの目的は、どちらにせよ阻止しなければならないものだ。そのためにもシャロや遊星との協力は必要不可欠だし、罪なき人々を殺戮し世界を衰退に追い込んだ――まるでバーテックスのような気狂いの言葉に耳を傾けてブレるつもりもない。
なにより若葉は二人に助けられている。いつでも殺せるような状況で、応急処置までしてくれたのだ。そんな恩人達を今更疑うつもりもない
2520
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 12:15:56
>>2516
「私は、この世界に何があったのかはまだあまり分かっていない…だが、お前が過去に起こした行動の結果、今の終末に近付いた世界がある事は理解できる。
そもそもの元凶が何を言おうと…お前は私の…私達の敵だ!それにお前が行動しなければ…千景も召喚されず、あんな目には遭わなかった…その報いを受けてもらうぞ!ムーンフェイス!」
2521
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 12:37:43
>>2519
シャロの罪を突き付けてもなお狼狽えない四人に、ムーンフェイスは観念した。彼らの協力関係を崩すことは出来ない、と
ゆえに実力行使だ。ムーンフェイスは自身の武装錬金、サテライト30で分身を生み出す。
様々な月の形のムーンフェイスが現れたのを見て、遊星はデュエルの開始を決闘者の直感的に感じる
「行くぞ、シャロ!若葉!ライダー!」
「わかりました、遊星さん!」
「「デュエル!!」」
シャロと遊星の声が重なり、決闘(デュエル)が始まった
2522
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 12:39:01
サテライト30のおかげで持久戦は歴代妄想聖杯でも最高クラスのムーンフェイス
結界は教会を中心にどんどん縮小しているので相手に逃げ場なし
また、火力不足も再現した武装錬金で補っていくスタイル
時間をかければかけるほどライダーズが不利になっていく
2523
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 12:40:43
最終決戦の地である聖堂教会の地下はバイクで疾走できるくらいには広かったのよね
ムーンフェイスが再現した武装錬金の力の一つ、モーターギアを足に装着して遊星のバイクに追いすがって来たりしたな
牛若丸+若葉はバイクから降りて他の月顔分身と戦ってる感じ
2524
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 13:02:15
若葉は大量のムーンフェイスを見た瞬間、迷わず令呪を一画使い“英霊憑依”を使用した
英霊憑依は本人への負担もあり長期戦に向かないが、どの道この数が相手では時間をかけるほどジリ貧になるのが目に見えている。短期決着を見据え、牛若丸に余計な気を使わせないための戦略だ
それに自らの手でムーンフェイスに報いを受けさせたいという気持ちもあった
2525
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 13:10:24
>>2521
「俺達の――」
「私達の――」
「「ターン!ドロー!」」
遊星が遊星号で、シャロがDボードで聖堂協会の地下をサーキットのように走り、カードを引き抜く。
アクセルシンクロを得意とする遊星は、スタンディングデュエルよりもライディングデュエルを得意とする。
「俺はシールド・ウィングを守備表示で召喚!更にカードを1枚伏せる!」
手札4
守備表示のシールド・ウィングが遊星の隣に現れ、並走して走るが追いすがったムーンフェイスが即座にそれを粉砕しようとするが、破壊出来ず。だが分身体が即座に2体襲い掛かり、粉砕した。(シールド・ウィングは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない)
しかし遊星は、それを前提に動いている。相手の攻撃(バトルフェイズ)が終わり、自分のターンが回ってきたことを察する
遊星の場ががら空きになり、ムーンフェイスが攻め込もうとするが分身体達と戦っていた若葉が『自在天眼・六韜看破』 で遊星の近くに居たムーンフェイス達を自身の近くに強制転移させ時間を稼ぐ
「俺のターン!ドロー!俺は手札から魔法カード、調律を発動!レベル4のチューナー、デブリドラゴンを手札に加えデッキの上から4枚を墓地に送る!」
若葉達が稼いでくれた時間を無駄にはしまいと、遊星は怒涛の勢いで展開する
「そして俺はデブリドラゴンを攻撃表示で召喚!墓地のシールド・ウィングを特殊召喚する!更に、調律で墓地に送られたボルトヘッジホッグの効果を発動!フィールドに特殊召喚する!」
「レベル4、デブリドラゴンにレベル2、シールドウィングとレベル2、ボルトヘッジホッグをチューニング!」
4+2+2=8
「集いし願いが、新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」
手札4
そして遊星の切り札、スターダスト・ドラゴンが現れた
2526
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 13:16:17
>>2524
若葉自身が負傷してるから、長い戦闘はできないということもあるんだよね
さらに外の結界が狭まってるということはそれだけ多くの一般人が犠牲になるということ
一人でも多く助けたい焦りからもあったんよな
2527
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 14:07:43
ムーンフェイスは数こそ圧倒的だが、一体一体の強さは並のサーヴァントよりも劣る。
英霊憑依した若葉は次々とムーンフェイスを打ち倒し、遊星の場から強制転移させた三体も難なく撃破した
その後も大量のムーンフェイスが若葉に襲い掛かるが、『吼丸・蜘蛛殺』 で打ち払った。これまで勇者として戦ってきた経験が、この聖杯戦争でも活きている
30体ほど居た分身体は、この短時間で半数近く殲滅したはずだ。しかしそれは同時に若葉の肉体に無理を強いることでもあり、負担も掛かっている。
「スターダスト・ドラゴンで攻撃!シューティング・ソニック!」
スターダストの一撃によって何人ものムーンフェイスを破壊した。これによって数は更に減る、が――
――瞬間、ムーンフェイスは再び30人に増殖した。
「また増えた!?」
「あの分身能力は、魔力が尽きない限り何度でも使えるということか……!」
シャロが驚き、遊星が冷静に分析する。
若葉はその光景に一瞬だけ驚愕するも、すぐに気を引き締めてムーンフェイス達を殲滅せんと戦う
何度も分身することは驚異的だが、魔力にも限界がある。
遊星や若葉の身が果てるのが先か、ムーンフェイスの魔力が尽きるのが先か――
2528
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 14:25:11
>>2527
再び30人に増えたムーンフェイスが、若葉を無視して一斉にスターダストへ駆けると攻撃を繰り広げた。
瞬間、若葉は再び『自在天眼・六韜看破』 でムーンフェイス達を強制転移させることで同士討ちさせる。だがまたすぐに増殖。
一体でも残っている限り、ムーンフェイスに敗北はない。もっとも増殖する度に魔力は消耗しているのだが、それは若葉とて同じだ。
しかしこの攻防のおかげで、再び遊星にターンが回ってくる
「俺のターン!ドロー!」
手札5
遊星がカードを一枚引くと同時に、大量のムーンフェイスがスターダストを襲う
今度は数体が若葉の相手をすることで『自在天眼・六韜看破』を妨害しており、攻撃に成功する。これはターン制のデュエルではなく、戦いだ。
「迎撃だ、スターダスト!シューティング・ソニック!」
それは遊星も覚悟していたことであり、スターダストのシューティング・ソニックが何体ものムーンフェイス達を破壊する。
しかし即座に増殖したムーンフェイス達は攻撃を続行。数の暴力がスターダストを襲い、破壊された。同時に超過ダメージが遊星を襲う。
LPという概念はないが、痛みと傷が遊星の肉体を襲った
「くっ!だが、まだだ!罠カードオープン!星屑の残光(スターダストフラッシュ)!俺は墓地からスターダスト・ドラゴンを特殊召喚する!」
この時、足止め係のムーンフェイスの討伐を終えた若葉がスターダストに攻撃したムーンフェイスの群れに突撃。必然的にムーンフェイス達は分散される
「更に手札から魔法カード発動!白銀の翼をスターダストに装備する!」
白銀の翼
装備魔法
レベル8以上のモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。
装備モンスターがカードの効果によって破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する事ができる。
超過ダメージによる傷を負いながらも、遊星は走り続けることをやめない
「更にカードを一枚セットし、宝具発動、『集いし星(シンクロ召喚)』!魔力を支払い――ジャンク・ウォリアーを特殊召喚する!」
手札3
スターダストの攻撃が対策されたなら、他の攻撃方法を用意する。ジャンク・ウォリアーなら接近戦もこなせるという理由から、遊星は宝具により召喚条件を無視して特殊召喚した
普通のデュエルならば有り得ないことだが、此度は聖杯戦争。普通のデュエルではない
2529
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 14:26:38
>>2528
ちょっと書き直す前のものを間違えて投下してたので一度破棄します
2530
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 14:27:15
というか仮投下スレと間違えてた…申し訳ない
2531
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 18:23:44
(事故多発のためage)
2532
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 18:29:46
>>2530
よくあるよくある
2533
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 18:47:00
>>2527
再び30人に増えたムーンフェイスが、若葉を無視して一斉にスターダストへ駆けると攻撃を繰り広げた。
瞬間、若葉は再び『自在天眼・六韜看破』 でムーンフェイス達を強制転移させることで同士討ちさせる。だがまたすぐに増殖。
一体でも残っている限り、ムーンフェイスに敗北はない。もっとも増殖する度に魔力は消耗しているのだが、それは若葉とて同じだ。
しかしこの攻防のおかげで、再び遊星にターンが回ってくる
「俺のターン!ドロー!」
手札5
遊星がカードを一枚引くと同時に、大量のムーンフェイスがスターダストを襲う
今度は数体が若葉の相手をすることで『自在天眼・六韜看破』を妨害しており、攻撃に成功する。これはターン制のデュエルではなく、戦いだ。
「迎撃だ、スターダスト!シューティング・ソニック!」
それは遊星も覚悟していたことであり、スターダストのシューティング・ソニックが何体ものムーンフェイス達を破壊する――と思いきや、同じ手は喰らわないとここでムーンフェイスは武装錬金『ソードサムライX』を使い、攻撃を無効化する。シューティング・ソニックがエネルギー攻撃だからこそ、出来た芸当だ。
そして数の暴力がスターダストを襲い、破壊された。同時に超過ダメージが遊星を襲う。
LPという概念はないが、痛みと傷が遊星の肉体を襲った
「くっ!だが、まだだ!罠カードオープン!星屑の残光(スターダストフラッシュ)!俺は墓地からスターダスト・ドラゴンを特殊召喚する!」
この時、足止め係のムーンフェイスの討伐を終えた若葉がスターダストに攻撃したムーンフェイスの群れに突撃。必然的にムーンフェイス達は分散される
「更に手札から魔法カード発動!白銀の翼をスターダストに装備する!」
白銀の翼
装備魔法
レベル8以上のモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。
装備モンスターがカードの効果によって破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する事ができる。
超過ダメージによる傷を負いながらも、遊星は走り続けることをやめない
「更にカードを一枚セットし、宝具発動、『集いし星(シンクロ召喚)』!魔力を支払い――ジャンク・ウォリアーを特殊召喚する!」
手札3
スターダストの攻撃が対策されたなら、他の攻撃方法を用意する。ジャンク・ウォリアーなら接近戦もこなせるという理由から、遊星は宝具により召喚条件を無視して特殊召喚した
普通のデュエルならば有り得ないことだが、此度は聖杯戦争。普通のデュエルではない
2534
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 19:29:20
遊星と若葉は必死にムーンフェイスと戦っているが、その数にはキリがない。特に若葉は何度も宝具を連発したことで魔力を、負傷した肉体で全力で戦っていることで体力を削られてる
対してムーンフェイスは魔力が高いのか、なかなか魔力切れになりそうな気配も見せない
「若葉!分身能力は厄介だが、一人も残すことなく一気に倒すことが出来ればもう分身出来ないはずだ!」
クリボーの増殖を代表に、何かを増殖させるには元となる対象が必要となる。増殖する対象が存在しなければ、何も増えないからだ。
遊星はそこに目を付け、魔力切れ以外の攻略法を探り当てると若葉に伝えた
2535
:
名無しさん
:2023/09/24(日) 22:28:19
>>2521
「む〜ん、実に強情だ。錬金戦団を思い出す。やれやれ仕方がない、実力行使といこうじゃないか」
全てのマスターに拒絶されたことで、いよいよ黒幕自らが戦いに臨む姿勢を見せ、その姿に若葉は身構える。
ムーンフェイスのあまりにも身勝手な目的にはシャロだけではなく若葉もまた激しい怒りを感じていたが、怒りに任せて無謀な突撃を牛若丸に命じる程、冷静さを失ってはいなかった。
(千景が勝てなかった程の相手…相当の力を秘めているはずだ)
千景たちがムーンフェイスと遭遇し撤退したということは、彼女一人では勝てなかったのだろう。悪意あるマスターに選ばれてしまったがためにこの場では袂を分かつことになってしまったが、共に勇者として戦った戦友。その実力はこの場の誰よりも知っている。その千景を退けたとなれば目の前の怪人は1対7の不利すら物ともしない力を有しているということになる。
警戒する若葉たちの姿が愉快に思えたのかムーンフェイスは笑いながら語り出した。
「む〜ん、慎重だね…君たちが今考えていることを当ててみせよう」
「ランサーを退け、サーヴァント二人が相手でも余裕を保つこの男はどれ程の力を秘めているのか、とね」
仰々しい身振り手振りをしながら、こちらの考えを当ててみせたムーンフェイスに若葉たちはさらに警戒を強めるが、怪人の表情から笑顔が消え、さらに話を続けた。
「それは買い被りすぎというものさ。私はそこまでの力は持たない。サーヴァント二人相手どころか、1対1でも私は遅れをとってしまうだろうね」
やれやれと言わんばかりに頭を振るムーンフェイス。しかし、おもむろに懐から三日月状の物体を取り出し——
「だが、君たちは一つ勘違いをしている。それはこの戦い、1対2ではなく——」
「「「「——30対2ということさ」」」」
一瞬でその数を増やすムーンフェイス。満月から新月まで、その数は宣言どおり30体。千景の精霊である七人御先の実に四倍以上。
ここで、若葉は千景が勝てなかった理由を悟った。あまりにも単純かつ馬鹿げた理由——ムーンフェイスは千景を遥かに上回る数の暴力を備えていたということを。
「「「「さあ、私の理想郷のために聖杯の礎になりたまえ」」」」
2536
:
Aルート
:2023/09/26(火) 10:08:19
ムーンフェイスの策の前にも必死に戦ったライダーズ
しかし、結末は無情であり、若葉が倒れて魔力の供給を失った牛若丸は再現したバルキリースカートで腸をぶちまけられ、遊星はシルバースキンの防御を破りきれずに拳で心臓を貫かれ英霊は二人とも消滅した
シャロは最後の抵抗で、銃を撃つが全く効かず弾切れ
全ての抵抗手段を失った若葉とシャロに魂で満たされた聖杯を手にしたムーンフェイスを止める術はない
月顔「むーん、チェックメイトだね」
シャロ「どうして...!?」
若葉「私たちに何が足りなかったんだ?!」
月顔「さあね?
強いて言うなら先を見越して戦力を温存できてたら結果は変わってたと思うがね」
月顔「少なくとも防御力に優れたダクネスと策謀に長けたジン、そして秘匿性を持つランサーが生きていたら私はもっと手こずったかもしれない」
「「!!」」
月顔「君たちは救いだ報いだ、と己の業を優先しすぎて合理性を無視した。
救われるから、今は殺しても良い。
報いが必要だから、今すぐ倒す。
なんてことはない、先を見据えずにこちらの戦力を侮った故の選択ミス。
俯瞰すれば、どんな言葉で飾り立ててもやっていたことは共喰いでしかない。
その場その場の感情ばかり優先したのが運の「ツキ」だとお見受けします」
月顔「むぅん? お喋りが過ぎましたね。
では、素晴らしき新たな世界を始めましょう。
人がくだらない業に縛られない荒涼で美しい月のような世界を!」
そして、聖杯となった核鉄から巨大隕石衝突に匹敵する火力を秘めたICBMの武装錬金が現れ、無数に放たれた
もう1つの願いで加護を受けたムーンフェイスと彼の配下のホムンクルスだけはその破壊を免れる
冬木市どころか終末世界を生き残った人間・動植物は死滅し、世界は月面同然となっていく
シャロ「どうして、こんなの、いやあああああああ!!」
若葉「すまない、牛若丸......」
最後に残ったシャロと若葉も絶望と衝撃波の中で肉体はバラバラになり、灰と化した
もう1つの月と化した地球だった世界
その片隅で世界の月面下をやりとげたムーンフェイスは歓喜の涙を浮かべた
1つの世界が完全なる終末を迎えた
岩と灰とクレーターと、もう1つの月しかない荒涼たる死の世界
しかし、それは人が願いを叶えるために、生きるために同じ人同士で共喰いすることも二度とない
澄み切った世界とも言えた
少なくとも14のマスターと英霊は、己が抱える欲望や願いーー言い換えれば業が過ぎたが故にたった一人の怪人に敗れた
これがこの世界が迎えた1つの終末であった
2537
:
Cルート
:2023/09/26(火) 15:25:38
(
>>2535
以降で分岐した【Cルート】を投下します)
>>2534
「わかりま……ッ!?」
若葉が手短に返事をしようとすると同時に、彼女の胴体を突撃槍の武装錬金――サンライトハートが貫く。
身体を捻ることで直撃は免れたが、負傷はあまりにも大きい。
更に遊星の方も白銀の翼によりスターダストが健在とはいえ、超過ダメージで満身創痍になっている。
(私も、ここまでか……)
意識が遠のき、視界が霞む。
今にも命が途切れてしまいそうな瀬戸際――脳裏を過ぎったのは、千景の最期の瞳。
「……いや。まだ、だ!私は――私達は負けるわけにはいかない!」
「む〜ん。内蔵に直撃しなかったとはいえ、すごいしゅうね――」
――気合一閃。
自分を貫いたムーンフェイスを切り裂き、刀を構える。
からん、からん――。殺されたムーンフェイスの手にしていたサンライトハートがその場に落ちた。
「若葉ちゃん……!」
「大丈夫か!?若葉!」
心配するシャロと遊星に若葉は力強く頷いた。
「私は大丈夫です!遊星さん、シャロさん――私は今から、最後の技を使う!……出来れば、合わせてほしい!」
そんな若葉に遊星とシャロは心配そうな視線を向けるが――
「この世界は、私たちが守る!何があっても!」
――そこまで言われたら、若葉を止める権利はもう誰にもない。
「わかった!俺も若葉の一撃に合わせて――最高戦力をお見舞いしよう!」
「令呪でお願いします!遊星さん、勝ちましょう!」
刹那――遊星にシグナーの痣が復活し、一身に集まる。
「私達の――」
「俺達の――」
「「ラストターン!ドロー!!」」
――救世竜 セイヴァー・ドラゴン。
そのカードは宝具として昇華されていなかったが、救いを願う皆の心が。そしてシャロの令呪が奇跡を引き起こした
そして手札の救世竜 セイヴァー・ドラゴンが光り輝き――スターダストがセイヴァー・スター・ドラゴンへと進化を果たす
2538
:
Dルート
:2023/09/26(火) 15:49:17
ムーンフェイスと若葉&牛若丸・シャロ&遊星の戦いの果て、最後に最大火力を互いに撃ち合った結果…虫の息になったムーンフェイス
だが牛若丸と若葉は斃れ、シャロも遊星もまたダメージが深く風前の灯状態となっていた
それでも自らの願いを、地上を月のような世界へと変えるという願いを叶えようと足掻くムーンフェイスだったが、現界に必要な最後の魔力を使い切り消滅するのと引き換えに、遊星によりとどめを刺された
遊星が消滅していき、またシャロもピクリとも動かない様子な所を見ながらムーンフェイスは思考する
(聖杯まで目前というのに…誰の願いも、叶わないまま……私が、終わらせなくとも…人類の、いや…世界の終わりは近いと、でも……?)
そしてムーンフェイスは無念を抱いたまま倒れ、この聖杯戦争の参加者及び運営は全滅
結界こそムーンフェイスの死により解除されたものの、人型ホムンクルスはそのまま住人達を喰らう
粗方住人を食べ殺してから、残ったホムンクルス達は聖杯の元へと向かった…ものの、その頃には既に聖杯は力を失っていた
ホムンクルス達の統率者であったムーンフェイスが死んだ今、世界をどうにかしようと動ける者は最早おらず…ここに終末世界自体が剪定される対象となり、やがて消滅する運命が確定した
この聖杯戦争には、勝利者などいなかった
2539
:
Bルート
:2023/09/26(火) 21:48:24
ムーンフェイスを辛くも打ち破った、ライダーズ
最期の笑顔が不気味であったが、世界を滅ぼしかけた月顔の怪人は確かに消滅した
そしてボロボロになりながらも両陣営は互いに譲れぬ願いのために、聖杯を巡って最後の決闘を始める
激闘の中で決着は―――つかなかった
赤い三日月が沈み、朝日が顔を出した瞬間
牛若丸と遊星は消えだしていき、若葉も元の世界に送還されようとしていた
影響を受けていないのはシャロだけだが、そんなシャロでもわかるくらい聖杯が力を失っていくように見えていた
遊星「まさか……」
牛若丸「聖杯には刻限があったとでも言うのか!?」
……ライダーズは直前まで知らなかった
この黒い核鉄に落とし込まれた聖杯の力は赤き月が出た時しか願いが叶わず、それを過ぎると貯められた魔力がリセットされてしまう
すなわち、英霊は座に還り、外の世界の住人であるマスターは元の世界へ送還される仕組みであった
この仕様を知っているムーンフェイスは、制限時間までにライダーズの決着が間に合わないことを悟り、最期に嘲笑っていたのだ
シャロは今まで犯した罪や犠牲はなんだったんだと怒り、悲しみ、奇跡を信じて聖杯に願ったが、結末は無情
英霊二人は成す術もなく消え去り、若葉も願いが叶わないことに悔し涙を流しながら元の世界へ返された
1人残されたシャロは壊滅状態の冬木や失った友に何もしてやれなかったことに慟哭する……
だが、物語はこれで終わりではない
2540
:
Bルート
:2023/09/26(火) 21:50:10
一度、力が失われた聖杯たる黒い核鉄だが、聖杯そのものは失われたわけではない
月日を待ち魔力さえ貯め直したうえで赤き三日月が出る日を把握し、再び聖杯戦争を起こせば願いを叶えるチャンスが来るのだ
それをムーンフェイスの館から簒奪した資料から知ったシャロは、今度は自分自身が聖杯戦争を引き起こす立場になった
全ての犠牲や終末世界の悲しい歴史を願いでなかったことにするために
なお聖杯の魔力のため直しと赤い三日月が重なる時期のために50年も待つ必要があったが、
シャロはムーンフェイスの研究から、自らを人型ホムンクルスに改造し、若さを保ちつつパワーアップしていた
今度は確実に優勝し、願いを我が物にするために彼女は覚悟の上で自らを怪物へと姿を変えたのだ
……無論、それまでに食人本能から多くの人を喰らったが、それさえも必要な犠牲と割り切り、願いの力でチャラにできると信じて
そして再召喚されるライダー・不動遊星
再び出会った時には見た目と願い以外、ムーンフェイスと同じ存在になり果ててしまったシャロに一時は困惑しつつも
遊星は変わらず、彼女と一緒に罪を背負い、二度目の聖杯戦争を勝ち抜くことを決めた
かつて聖堂教会だった場所の最奥で、近衛騎士を従える魔王のように、シャロは椅子に佇んだ
一方、シャロの起こした聖杯戦争に再召喚されたのは遊星だけではなかった
若葉と牛若丸も再び召喚された
若葉視点だと数か月しか立っていないが、降り立った終末世界は50年の月日が立っていた
冬木はもはや廃墟と化していたが、だからこそもう一度願いを叶え、人々を、この世界を救うために
2人の少女はかつて冬木市を言われた廃墟を駆けだした
2541
:
Aルート補完
:2023/09/26(火) 21:52:56
サテライト30のタネが割られたムーンフェイス
しかし、焦る様子がまるでない
まだ策があるのか?と疑うライダーズだったけど......
一方その頃、ライダーズの預かり知らぬところで聖堂教会もといルナールの研究所回りには人が集まっていた
結界が聖堂教会を中心に狭まっているので必然的に人々の逃げ場になっていくのだ
そして、聖堂教会には先ほどまでいたホムンクルスがなぜかいない
「門を開けてくれ!怪物に喰われてしまう!」とせがむ人々に対し、教会から人が出てきてこう言った
「お待たせしました、ここへ避難してください」
そして、ルナールの研究所の門は開かれたーー
2542
:
Aルート補完
:2023/09/26(火) 21:54:33
>>2541
ムーンフェイスはこれが最初から狙いだったんだよな
死の結界が狭まり怪物に追われれば、街を支えてきた研究所に逃げ込もうとするモブの心理をついた作戦
それまでに令呪フル使用で遊星・牛若丸のコンビにフルボッコにされた月顔軍団だけど
そこへ一気になにも知らないモブが地下に雪崩れ込んできて、月顔が全員吸収補食して全回復
短期決戦に持ち込もうとしたことが、完全に裏目に出る
2543
:
Aルート補完
:2023/09/26(火) 21:55:04
原作だと自分を倒したシルバースキンを纏うムーンフェイス
防御力と状況に応じてリバースで相手の力を封印したり網に変えられる汎用性に特化したムーンフェイスの本当の奥の手だったな
A ルートの世界線では打撃力と魔力不足でついにその堅牢なジャケットを突破できなかった
それでも俯瞰すれば理不尽というほどじゃなかったけど、せめてあと一陣営残ってれば楽だったかもしれない
2544
:
Cルート
:2023/09/27(水) 09:29:57
>>2537
「集いし星の輝きが、新たな奇跡を照らし出す。光さす道となれ!シンクロ召喚!光来こうらいせよ、セイヴァー・スター・ドラゴン!」
その瞬間、誰もがセイヴァー・スター・ドラゴンを見た
今こそが決着の時だと覚悟を決めた若葉は壇ノ浦・八艘跳を発動。自身の残り僅かな生命力が、魔力が消耗するのを感じながら――八人に分身。ムーンフェイス達に猛攻を仕掛ける。
これによりムーンフェイスは一気に減るが、咄嗟にシルバースキンを装着したムーンフェイスだけは無事だった。
「む〜ん。コレがなかったら危なかったね……」
シルバースキンの防御力を前に若葉の攻撃は意味を成さない。ムーンフェイスは余裕の態度を見せ、再び増殖しようとし――
「セイヴァー・スター・ドラゴンでムーンフェイスを攻撃!シューティング・ブラスター・ソニック!!」
セイヴァースターの攻撃がムーンフェイスを襲うが、それでもなおシルバースキンにより無傷だった。そこで遊星は今のムーンフェイスは絶対的な防御力を得ていると確信。
(他のムーンフェイスはコートを着ていなかった。つまりあのコートが何らかの効果を持っているはずだ!)
「セイヴァー・スター・ドラゴンの効果発動!このカードをリリースすることでお前のそのコートの効果を無効化し、相手フィールド上のカードを全て破壊する!スターダスト・フォース!!」
セイヴァー・スター・ドラゴンが戦場から消え、その効果によりシルバースキンとサテライト30が破壊される
2545
:
Cルート
:2023/09/27(水) 09:32:38
>>2544
絶対防御と増殖を失ったムーンフェイスだが、遊星に急接近。ホムンクルスの突出した身体能力、擬似サーヴァントにより強化されたパワーにより遊星の腹を拳で貫いた。
「遊星さん!」
「ぐふっ……。だが、まだ俺達のバトルフェイズは終了してない……!」
刹那――。
「あああああああっっっ!」
雄叫びと共に、若葉が最後のムーンフェイスを断罪した。
世界を月に変えようとした男の計画は、今ここに頓挫したのだ。
「言ったはずだ、私達は負けるわけにはいかない。貴様ら化け物は一匹残らず、殲滅する」
それだけ言い切ると、若葉は遂に命を失った。必然的に、牛若丸も消滅する。
「若葉ちゃん……!?」
最後に命懸けで戦わなければならない相手であったが、それでも心配で若葉の身体をシャロが揺する。
しかし達成感に満ちた表情をした死骸が動くことは、二度となかった。
「若葉は……最期にやりたいことを、やり遂げたようだな。シャロ……聖杯は……俺達のものになった……」
「遊星さん!」
皆でムーンフェイスを撃破した遊星だが、その身体はもう消え掛かっていた。
ムーンフェイスの悪足掻きは、遊星の命を奪うに十分な一撃だったのだ。
「シャロ……。悪いが、俺も限界だ……。お前だけでも、願いを叶えて……強く生きてくれ……」
その言葉を最期に、遊星もまた消耗する。
「遊星さん……」
遊星はサーヴァントだ。
この聖杯戦争が終われば消えるのは、必然。
しかしこれまで共に戦ってきた相棒の消滅に涙しないほど、シャロも強くない。
だから、シャロは泣いた。
聖杯戦争に優勝したというのに、溢れる涙を我慢出来ず……いっぱい泣いた
【ムーンフェイス@武装錬金 消滅】
【乃木若葉@乃木若葉は勇者である 死亡】
【牛若丸@Fate/Grand Order 消滅】
【不動遊星@遊☆戯☆王5D's 消滅】
2546
:
Cルート
:2023/09/27(水) 09:33:26
>>2545
暫く泣いた後、シャロは涙を拭った。
『シャロ……。悪いが、俺も限界だ……。お前だけでも、願いを叶えて……強く生きてくれ……』
遊星の最期の言葉を思い返す。
「そうよ。私はこの世界のために、願いを叶える。それが遊星さんの望みでもあるから……」
だから、立ち止まってなんかいられない。
シャロは聖杯で願いを叶えることを決意する
「私の願いは――――」
2547
:
Cルート
:2023/09/27(水) 13:29:02
>>2546
聖杯戦争が終わってから、暫くの月日が経った。
シャロの願いにより、聖杯戦争で命を失った終末世界の人々は蘇ることが出来た。
マスター達についてだが遊星が願いを叶えられなかったことでめぐみんを受肉する術がなくなり、ゆんゆんのみを世界に呼び戻すことは彼女にとって理不尽だと判断。
またパピヨンなど超人的な力を持つ悪しきマスターについてはめぐみんとゆんゆんならば再び討伐してくれただろうが、シャロの力だけでは止められない。
実際はパピヨンやジンは異世界から来たのだが、そんなことシャロは何も知らないのでマスター達の蘇生については見送りとなった。
世界は相変わらず退廃的で、ムーンフェイスが聖杯戦争の前に残した爪痕は今もなお残っている。
終末世界の人々は聖杯戦争の記憶を保持して気が狂う者も居たが、なんとか立ち直った者も居た。
荒くれ者は聖杯戦争終了直後こそかなり減っていたが、また徐々に増え始めている。
冬木市の治安は特に悪かったが、シャロはそんな冬木市に住むことに決めた。
誓いの銃と、遊星消滅後も残っていたセイヴァー・スター・ドラゴンとスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンのカードを大切なお守りに。
2548
:
Cルート
:2023/09/28(木) 09:20:38
「ヒャハハハハ!食料だ〜!」
木組みの街でリゼ先輩や千夜のお墓参りから、冬木市に戻った時。
――野蛮人が冬木の人達を襲っていた。
私は聖杯戦争でも使っていたリゼ先輩の銃を構えて――
「やめなさい!それ以上したら、撃つわよ!」
「お前みたいな女に出来るわけ――ひでぶっ!」
斧を持った男が私を襲おうとしてきたから、迷わず返り討ちにした。
「言ったわよね。それ以上したら、撃つって」
「「ひぃいいいい!」」
逃げ惑う残党達を無力化するために背後から腕だけ撃って、私は襲われてた人達の方を向いた。
「大変でしたね。もう大丈夫ですよ」
「きゅ、救世主様!あ……ありがとうございます!」
聖杯戦争の後。野蛮人を退治しているうちに、私はいつの間にか一部の人から救世主なんて呼ばれるようになっていた。
リゼ先輩ほどじゃないけど銃の腕も上がって、さっきみたいに倒せるようになって……それでも救世主なんて呼ばれる資格は、私にはない。
「……私は何も大したことしてないですよ。ただ罪を償い続けてるだけです」
それだけ言うと、私は移動した。
まだ街には悪人が沢山居るし、復興作業もなかなか上手くいかない。それでも一歩一歩、着実に世界はいい方向に回ってる。
私も悪人を倒したり、復興作業を手伝ったり……自分に出来ることをして、この世界をなんとかする。
ムーンフェイスの残した爪痕は大きいけど。この世界の未来は、私達の……この世界のみんなで掴み取ってみせるわ。
……結局、聖杯戦争ってなんだったのかしら。私は願いを叶えたけど、それは冬木市の人達の命を元に戻しただけ。
街は更に破壊されて、何も良い事なんてなかった――と悩む時期もあった。
でも、聖杯戦争がなかったら“この世界を生きる”ことに真摯に向き合えなかった。聖杯戦争で命の尊さを知って、罪を背負って、世界の真実を知って――遊星さんに世界を託されて。
色々なことがあったから、この世界と向き合えた。聖杯戦争の前に起こった悲劇――リゼ先輩や千夜の死を乗り越えて、少しは前向きになることが出来たのよ。
それに……聖杯戦争で千夜にも託されたから。めぐみんちゃんやゆんゆんちゃん、若葉ちゃん達にも胸を張って“私も頑張ったわよ”と言えるように、今出来ることをする。
私は救世主なんかじゃないけど。
それでも、世界の真相を知った人間として。……そして街をめちゃくちゃにした聖杯戦争の参加者の代表として。
これからも冬木市で、償いの日々を送り続けるわ。
こんなどうしようもない世界だけど――ここが私達の生きてる世界で。遊星さんや若葉ちゃんが守ろうとした場所だから。
だから私は戦い続けて――死ぬなら、みんなと同じ戦いの荒野で。この世界のために命を燃やしたい。
私の墓標に名前は要らないから。みんなのために。世界のために。罪を償い続けることが出来れば、それで十分よ!
2549
:
名無しさん
:2023/09/28(木) 16:14:53
ダグネスの死体だけど、実は体の中に遠隔操作式の爆弾仕込んでいてムーンフェイスが仕掛けた罠の1つでもあったんだよね
2550
:
名無しさん
:2023/09/28(木) 16:17:49
>>2549
その末路はというと
Aルート(敗北)→ライダーズは誰も気づかず、密集したところを爆破されそれぞれにダメージ
このダメージが原因で若葉がダウン、遊星の乗っていたバイクが破損し機動力喪失
B・Cルート(勝利)→途中で罠に気づき、ムーンフェイスに逆に爆発するダクネスを叩きつけてダメージを与える
Dルート(相討ち)→途中で罠だと気づきはしたが、少しタイミングが遅くAルートほどではないが打撃を受ける
2551
:
名無しさん
:2023/09/28(木) 17:50:45
出自含めてどこまでも不幸だったダクネス
ついには骸まで爆弾に仕立てあげられている始末
ただ、B・Cルートだけは彼女のおかげで黒幕に一矢報いたとも取れるし
爆弾として利用しなきゃならない点ではライダーズも「ごめん」と思っていたな
2552
:
名無しさん
:2023/09/30(土) 09:49:27
いろんなパターンの結末があるの面白かった。
シリアスな展開だけどICBMにはワロタ
2553
:
Eルート
:2023/09/30(土) 15:59:48
>>2544
以降で派生したEルートを投下します
>>2544
絶対防御と増殖を失ったムーンフェイスだが、遊星に急接近。ホムンクルスの突出した身体能力、擬似サーヴァントにより強化されたパワーを秘めた拳を遊星の腹に――
「――させないわよ!」
瞬間――ムーンフェイスの胴体目掛けてシャロが突撃した。その手には先程ムーンフェイスが落としたサンライトハートを手にし、その能力でムーンフェイスに突撃したのだ。
シャロはマスターだが、ずっと無駄に見学していたわけじゃないのだ。
むしろ立ち止まる暇なんてない。
サンライトハートが落ちた瞬間、シャロはそれに目掛けて走り出していた。
だがムーンフェイスは擬似サーヴァントのホムンクルス。錬金の戦士でもない少女の一撃など――
「む〜ん。惜しかったね。君では私に届かないよ」
ムーンフェイスは火の粉を振り払おうと、シャロに拳を向けた。
それはあまりにも大きな力の壁。世界の闇。
「そんなの、最後までわからないわ!私は私の想いを貫く!!」
絶対に負けるもんかと、限界を超えて――。
そのありったけの想いは。燃えたぎるハートは。
罪を償い、この世界を救うという真赤な誓いは――巨悪(ムーンフェイス)を貫いた。
「がっ……!?」
武装錬金はホムンクルスを斃す力を秘めている。サンライトハートの一撃を受けたムーンフェイスは、こんな小娘に斃されたことに驚愕しながら、その命を終えた
【ムーンフェイス@武装錬金 消滅】
2554
:
Eルート
:2023/09/30(土) 16:00:15
>>2553
「やっと……終わったな。ライダーさん、シャロさん……私の遺志を……二人に託してもいいだろうか……」
「若葉ちゃんの遺志?」
「この地に生きる人々を……これからもずっと守ってほしいんだ……」
「もちろんよ。若葉ちゃんの遺志は……私達が受け継ぐわ」
「サーヴァントの俺は、座に帰るしかないが……シャロならきっとこの冬木を守ってくれるはずだ。それにこの俺達にはまだ仲間がいる。彼女達も力を貸してくれるに違いない」
「そうか。それなら良かった……。ライダーさん……シャロさん……そして牛若丸……。ありがとう……」
シャロと遊星の言葉に安堵の表情を浮かべ、安らかに眠った。マスターが死亡したことで、牛若丸も消滅するが……その表情、どこか達成感に満ちたものだった
そして残るサーヴァントは遊星ただ一人。
この瞬間、シャロ組の優勝が決まったのだ。
【乃木若葉@乃木若葉は勇者である 死亡】
【牛若丸@Fate/Grand Order 消滅】
2555
:
Eルート
:2023/09/30(土) 16:00:48
>>2554
「聖杯戦争もこれで終わりか。過酷な戦いだったが……めぐみんやゆんゆん、若葉達と良い出会いもあったな」
「はい。みんなが居たから、私達は聖杯に辿り着いたんだと思います」
「ああ、そうだな」
聖杯戦争で出会ってきた参加者達を脳裏に浮かべ、二人は微笑んだ。
そして二人は聖杯の前に立ち――願いを告げる。
「この聖杯戦争の犠牲者達やマスターを蘇らせてくれ」
「キャスター・めぐみんちゃんをサーヴァントじゃなくて人間として受肉させて!」
――願いは叶う。
「あれ?座に帰ったはずなのに、どうしてまた冬木に居るのですか!?――って、ゆんゆん!?」
「ん……。私はあの時、めぐみんと一緒に……。あれ?めぐみん?それにシャロさんと遊星さんも……」
無事に蘇ったゆんゆんと受肉を果たしためぐみんを見て、シャロは大粒の涙を流した。
「良かった!二人とも、お帰りなさい!」
感極まって二人を抱き締めるシャロに、めぐみんとゆんゆんは状況がわからず困惑する。
「どうしたのですか、シャロ。あなた達は私達のことが嫌いじゃなかったのですか?」
「そうよ、めぐみん。私達が無能で、罪のない人達を殺しちゃったから……」
そんな二人に遊星は頭を下げた。
「あの時はすまなかった。一度、距離を置くためにああやって突き放してしまった。
罪悪感に苛まれてるお前達に手を差し伸べず……あんな酷い手段に出てしまったんだ。本当に、すまない……」
「私達はめぐみんちゃんとゆんゆんちゃんのことを、ずっと友達だと思ってたの。でもあの時は突き放すために二人を傷付けちゃって……後から戻った時には、手遅れになってた……」
「別に謝らなくてもいいですよ。私達が大勢の人を巻き込んだ罪人であることには、変わりないのですから」
「それは聖杯戦争の参加者、みんなに言えることよ。聖杯戦争でこの街は更に荒れた。めぐみんちゃん達だけが悪いわけじゃないのよ」
「……そうですか。でもどうして私やめぐみんは生き返ったんですか?」
「俺達が聖杯で願ったんだ。マスターを含めた聖杯戦争の犠牲者の蘇生と、めぐみんの受肉を」
2556
:
Eルート
:2023/09/30(土) 16:01:47
「遊星さんの言った通りよ。だからめぐみんちゃんやゆんゆんちゃんの罪も……これでもう許されたはず」
「……ありがとうございます。シャロと遊星には、感謝してもしきれませんね」
「めぐみんの受肉は私の願いでした。めぐみんとこの世界で、生きるのが私の夢だから……。シャロさん、遊星さん。ありがとうございます!」
「ううん。私達は何も感謝されるようなことしてないわよ。……でも、いつかまた二人と友達になれたら……」
「何を言ってるのですか?私達はもう友達じゃないですか。
ずーっとぼっちだったゆんゆんも、きっと喜びますよ」
「もう、何がずっとぼっちよ!……でも、シャロさんが友達になってくれるなら、私は嬉しいです。これからよろしくお願いします!」
「フッ……。どうやら俺達の願いは、本当に叶ったようだな」
三人のやり取りを微笑ましく眺める遊星もまた、嬉しそうだった。
しかし残された時間はもう短い。
「さて。そろそろ俺は、座に帰らなければならない。シャロ、めぐみん、ゆんゆん。この世界の未来はお前達に託す」
遊星はスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンをめぐみんに、セイヴァー・スター・ドラゴンをシャロに渡す。
「私が願いを叶えられたのも、ここまで生きてこられたのも……遊星さんのおかげです。遊星さんのデュエルを通して、学ぶことも色々とあって……。今までありがとうございました!」
シャロは涙を流さずに見送ろうと決めていたのだが……やはり聖杯戦争を共に生き抜いた遊星との離別に涙が溢れてしまう。
それでも前向きな気持ちで、感謝を伝える。
「遊星。あなたと過ごした時間は短かったですが……あのデュエルでジャックにも似た熱い想いを秘めていることは伝わりました。座でジャックと仲良く、そして熱く全力のデュエルをしてくると良いのです!」
「めぐみんを受肉させてくれて、ありがとうございました。私やめぐみんが立ち直れたのは、シャロさんと遊星さんのおかげです。座でもお元気に!」
三人に見送られて――遊星は遊星号に跨る。
「過酷な聖杯戦争だったが……お前達に出会えて本当に良かった。俺はみんなのことを、誇りに思う」
そして遊星は――走り出す。
「この世界の未来はみんなに託した!
走り続けようぜみんな!人生と言う名のライディングデュエルを!」
遊星の姿が薄れてゆくが、それでも彼は叫ぶ
「ライディングデュエル・アクセラレーション!!」
【不動遊星@遊☆戯☆王5D's 消滅】
2557
:
Eルート
:2023/09/30(土) 16:02:15
聖杯戦争終了後。
異世界のマスター達は自分達の世界で、この世界のマスター達はこの世界で目を覚ました。
後にパピヨンは武藤カズキに出会い、孤独ではなくなり。時折”聖杯戦争の偽善者達”のことを彼に語ったりするようになった。
ジンの帰還をウォッカが喜んだりもした。
善人だけでなく、悪人も皆平等に生き返り。
そして――
「千夜!今までどこに行ってたのよ!」
「ジャックさんっていう王者と一緒に、壮大な旅に出てたわ!」
「わけのわからないことを言わないで!」
「ふふ。ただいま、シャロちゃん」
「……おかえり、千夜」
千夜もまた元の世界で蘇り、久々に再会したシャロと喜びを分かち合った。
聖杯戦争こそ終わったが、彼らの物語は終わらない。
彼らはこれからも自分達の人生を歩み続ける。
2558
:
Eルート
:2023/09/30(土) 23:17:23
聖杯戦争を乗り越え、人々は生き返ったが世界は依然として退廃としている。ムーンフェイスが付けた傷痕は、そう簡単に消えない。
それでも聖杯戦争のマスターだった者達は手を取り合い、復興に務める。
「ねぇ、めぐみん。この世界はいつになったら、元に戻るのかな?」
「それはわかりません。でも私たちは、私たちに出来ることをするしかないのです。そしていつの日か、爆裂魔法を得意とするアークウィザードが世界を救ったという伝説を作ってやりましょう!」
「二人とも、相変わらず仲良さそうね。この世界はまだボロボロだけど、遊星さんや若葉ちゃんに託された未来を自分達で切り開くしかないわ。
だから私達はいつまでも走り続けるのよ。人生という名のライディング・デュエルを!」
「遊星が去り際に言ったことですか。シャロもまた随分とその言葉が気に入りましたね。結構な高頻度で聞いてる気がしますよ」
「遊星さんが教えてくれた大事なことを、忘れないためよ。私達はこれからも色々と過酷な運命が待ち受けてるかもしれない。冬木の治安は相変わらず悪いし……。
それでも走り続けるしかないのよ。未来に続くこのライディング・デュエルを!」
「私もジャックから伝わった爆焔の想いは、この胸に今でも燃え盛っています!そして……ゆんゆんとの愛も、爆熱です!
だからこういう大切な想いを胸に、これからも人生という爆裂なデュエルを続けてみせましょう!」
「もう……恥ずかしいこと言わないでよ、めぐみん。でも私もパピヨンを倒して罪を背負ってでも、めぐみんとずっと一緒に居たいって。めぐみんを愛してるって思った。
だから私はこれからもめぐみんを愛し続けて、シャロさんの友達として。めぐみんの彼女として生きるわ」
それぞれの想いを胸に、空を見上げる。
退廃した冬木でも空の色は、平等に青かった。
今日は曇ひとつない晴天。晴れやかな太陽が、三人を照らす。
2559
:
Eルート
:2023/09/30(土) 23:17:55
>>6
「ヒャッハー!食料だ!!」
三人が黄昏ていると、荒くれ者が現れて風情を台無しにした。
だが、黄金色の鎧を纏った騎士が彼を容赦なく殴る。剣を持ってるというのに、腕に自信がないのか何故か殴った。
「甘かったな、外道め。この私――仮面ライダーダクネスがいる限り、冬木の平和は私が守る」
荒くれ者を退治したダクネスはそう呟くと、シャロ達の方へやってきた。
「シャロ達もここに来てたのか。復興作業に精が出ているようだな」
「ダクネスさんもいつも野蛮人の退治、お疲れ様です」
シャロとダクネスは聖杯戦争が終わった後、和解していた。
〇
「ダクネスさん。あの時は何も知らずに撃ってごめんなさい!」
「いや、いいんだ。実際、あの時の私はどうかしてた。聖杯戦争に嫌気が差し、迷走して……本気でシャロを殺そうとしたし、聖杯を破壊しようとした。
だが最後にシャロが撃ってくれたおかげで、目が覚めた。
あのまま暴走していたら、私に“仮面ライダー”の生き様を教えてくれた奴らが悲しんでしまう。だからありがとう、シャロ」
〇
そんなやり取りの後、シャロとダクネスは交流を深め、仲良くなっていた。
復興作業を地道にするのがシャロ、めぐみん、ゆんゆんの役目ならば、仮面ライダーとして無法者を裁くのがダクネスの役目だ。
「今日はいい天気だが、どんな日も悪党は居る。奴らから人々の音楽を守るのが私の使命だ」
「ダクネスも聖杯戦争で変わりましたよね。急に仮面ライダーなんて単語を言い出して」
「めぐみんもデュエルという単語を使い始めたじゃないか。それに以前はゆんゆんを好きなんて言わなかっただろう」
「私もダクネスも、お互い聖杯戦争で得るものがあったというわけですね」
「ああ。当時はあんな迷走をしてしまったが……渡や戦兎、イナバ達と仲間になれたことは私の誇りだ。仮面ライダーの魂は、私が引き継ぐ!」
……と、ダクネスが宣言しているとまたしても近隣の建物から荒くれ者の声が聞こえてきた。
ダクネスはすぐにそこへ向けて走ると、この場を去った
「ダクネスさんが元気そうで何よりね。あの人がいる限り、本当に冬木の平和が守られ続ける気がするわ」
去っていくダクネスの後ろ姿に、シャロが微笑む。
「まあダクネスは昔から正義感が強いですからね。それに加えて聖杯戦争で何かあったのでしょう。聖杯戦争で得るものがあったのは私やゆんゆん、シャロだけじゃなかったというわけです」
「私やシャロさんみたいに、ダクネスさんも大切なものを受け取ったのかもしれないね」
三人に見送られて、仮面ライダーダクネスは今日も戦う。
常磐ソウゴや桐生戦兎や鈴仙・優曇華院・イナバ。そして紅渡から受け継いだ、仮面ライダーの誇りを胸に
2560
:
Eルート
:2023/09/30(土) 23:34:36
簡易だけど、既に書かれたり触れられてるシャロ、ゆんゆん、ジンニキ、蝶野、千夜、ダクネスを除いた目覚めてからのマスターの動向とかその後を纏めてみた(ザボエラだけ書けなかったけど…)
補完とかは自由に(指摘があれば訂正したり破棄したりもする)
・五十鈴大智
元の世界に戻された上で目覚めるも以降は本編と変わらない流れ…だったが、鈴仙に言われた「私には後を任せれる仲間がいるけどあなたは?」(要約)という言葉には思う所が残っていたようで、原作通り色々あった末の改心後に、英寿や景和に終末世界での一件を話したりしている
・桐生戦兎
元の世界に戻された上で目覚めるも、目前には原作通りカシラこと一海の姿が
状況を読み込めず困惑していたものの、聖杯戦争の中で「変身できなくても自分は仮面ライダーだ」と答えを見つけていたのもあり原作よりも早く立ち直る形となり、その後のスターク(エボルト)からの呼び出しからの特訓にも最初からやるしかないと乗っていた
・乃木若葉
若葉が目覚めると、そこには幼なじみにして親友の巫女上里ひなたが、目に涙を浮かべながらもホッとした様子で居た
どうも聖杯戦争に巻き込まれている間行方不明になってた扱いらしく、
「心配してたんですよ…!突然若葉ちゃんが居なくなって…このまま、高嶋さん達みたいに二度と戻って来なかったらと思うと…私は…!」と不安と安堵から出た涙を溢しながら言うひなたに対し謝りつつ若葉は、(シャロさんとライダーさんのおかげ…だろうか。…ありがとう。私も…2人のように、諦めない。私達の代で届かなくとも…いつか人類が、天の神に打ち勝って再び…四国の外でも生きれるようになる日が来るように)
そしてひなたにも聖杯戦争の件を話した末、検閲こそされたもののこの一件について書いた資料が後世に残り…300年近くの後に、勇者御記と共にそれが若葉の子孫である乃木園子らによって発見されたという
・東風谷早苗
洗脳されて以降の記憶が無いまま幻想郷にて目覚める羽目になった早苗
ただ、ドラゴンの形をした炎を見た覚えはうっすらあるようで…自分がアサシン(闇マリク)になにかされてしまった末、止められたのではと考えつつ、誰とも知らぬ自分を止めた相手へ感謝の念を持っていた
・アイン・ダルトン
最序盤に脱落したのもあって、訳がわからず混乱していたもののシャロらと遭遇
詳細を聞き、自分が判断ミスをしてしまった事を悟って申し訳無さそうにしつつ…軍人として、シャロ達の復興及び治安維持の手伝いをする事を決意していた
・常磐ソウゴ
託す側として咲夜に託し息絶えたと思ったら目覚めると牢屋に逆戻りしてたソウゴ
混乱する中ノリダーに出会うのは原作通りの流れになったが、聖杯戦争の中で自らの原点を既に思い出してたのもあり立ち直るのが早くなっていた他、オーマフォームになり時間操作能力を発揮している際には(ツクヨミや……咲夜もこんな風に、止めたりしてたんだ)と何処か感慨深そうにしていた
そしてクォーツァーを撃破後、ゲイツらに聖杯戦争での事を話していた
・間桐慎二
本編だと不明だった参戦時期が、ライダーの仮マスターになる少し前だった事が判明
聖杯戦争の過酷さと終末状態となった別世界の冬木市を目の当たりにし実感したのもあって何かしら変わる可能性がある事を示唆されている(士郎が衛宮邸に居るかをわざわざ確認しに行き、何処か安堵した様子であった)
後死因となったのもあって発砲音を聴くと怯えを見せるようになってしまったとかなんとか
2561
:
名無しさん
:2024/03/09(土) 00:00:02
架空世界、開幕
2562
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:02:27
架空世界交流会、スタート!
2563
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:07:07
交流会だからか拓也さんが呪霊にならずにワンフォールさんら綺麗なホモと会えたのには一種の感動があったな
同性愛差別に苦しむ者同士理解しつつも、自棄になっちゃ駄目だと優しく論してくれた
2564
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:12:30
転移五条先生と夏油の遭遇とかもあったけど、案の定お互いめちゃくちゃ驚きなり思う所なりがあった模様
2565
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:14:49
かすかべ防衛隊の面々の前ではエリートっぽく振る舞う風間くん
でも皆がいないところでは早苗さんに甘えているという(しんのすけは既に知ってるが)、その光景を見たハーゲンがショック受けてたのは吹いた
2566
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:16:35
架空世界アスランとGF(グランドフィナーレ)アスランの殴り合いが勃発したのには草だった
発端は架空世界アスランがカガリと添い遂げようとしてる事や破廉恥な妄想の件を知ってGFアスランに「この!!1!!リア充ムッツリスケベ野郎!!!1!!仮にも同じアスラン・ザラだというのにお前は!!!1!!」と殴りかかったのが原因という
2567
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:17:49
(ミスしたので
>>2566
修正)
架空世界アスランとGF(グランドフィナーレ)アスランの殴り合いが勃発したのには草だった
発端はGFアスランが、架空世界のアスランがカガリと添い遂げようとしてる事や破廉恥な妄想の件とかを知って「この!!1!!リア充ムッツリスケベ野郎!!!1!!仮にも同じアスラン・ザラだというのにお前は!!!1!!」と殴りかかったのが原因という
2568
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:18:49
変身少女の主催側に居た北崎、架空世界の掘られた末精神崩壊した北崎に思わず言葉を失う
2569
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:20:40
ひょんな事からおっぱい談義をし始め仲良くなる一誠@架空世界と瑚太朗@スーパー妄想大戦には参るね…
2570
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:22:15
呪霊直哉を見て「俺あんなんなるん?色々とドブカス過ぎへん?」となるGFの直哉くん(リピ21)
ただ強さ自体は認めてはいた
2571
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:22:35
交流会でもハーレムを作ろうと目論むHACHIMANはさぁ…アマミヤ先生との純愛はあったけどそれはそれって感じで女を落とそうと暗躍し…
最低系SS展開にする能力を上回る母性色の覇気を受けハーゲンにオギャったのは草
しかもその現場を魚雷先生が見たせいで、魚雷ガールvsハーゲンという交流会屈指の迷勝負になったのは草が抑えられなかった
2572
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:25:47
架空世界の拓也さんの顛末を知った衣玖さんは曇ってたな
「…人格と外見に多大に問題はありましたが…私の知る拓也は…最後まで正義のヒーローだったので…そんな事に、なってしまうとは…」
2573
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:27:35
呪霊化晴人を見てオルカの仁藤やシャーリーが引き攣った顔になったてたの、仕方ないけど草
2574
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:29:03
>>1771
デュエルと聞いて私も混ぜてよとやって来てたなアリカちゃん@オール4
2575
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:29:15
>>2571
ボーボボ×ローゼンガーテンサーガとかいう狂気の沙汰に巻き込まれたHACHIMANには流石に同情する
2576
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:30:21
別世界のとはいえ旧架空学園4のトリ子ことバーヴァンシーの有様に曇るモルガン@安価3
……まあモルガン当人も元ロワだと大概な有様だったけどな!
2577
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:30:51
架空世界参加者から混沌5結芽@架空世界の活躍を聞いたクレイトス驚いてたね
かつての戦いで自分に挑みかかり1レスであっさり死んだクソザコ…それが力も精神的にも大きく成長して生還したからなぁ
それはそうと前回の交流会で不遇団に加わって暴れ回ってたことは結芽にとっては恥ずかしい思い出だったそうな…
2578
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:32:32
「五条悟が魔王に…??…そんな面白い混沌とした世界が在るとはね…」
と、魔王五条について知ったウォーズの羂索は言ってたね
2579
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:33:40
そういや前回の交流会の出演者、またもや摩訶不思議な空間に来れたことへ驚いてたな
一夜限りの夢と思ってたけど、もう一度再会が叶ったりもできたので喜んでたが
2580
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:33:53
>>2577
(あっ、クレイトスは混沌5の方ね)
2581
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:34:51
架空世界フラン、架空世界しんのすけだけじゃなく他ロワのしんのすけ達にも会って逆ハーレムみたいになってたの草生えた
2582
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:35:37
>>2567
GFアスランはメテオに、架空世界アスランはドライブに変身してまでやりやってたの草
交流会でやる事か?これが…
2583
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:37:33
#QP、アズール、リグレットの三人が誰が一番総悟に相応しいメスブタかで争った結果
三人纏めて総悟にみっちり再調教されたの草
2584
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:38:02
やっぱりというかなんというか、京子がロワ内で発現させた螺旋力に反応を見せるアンスパさん@オール3
2585
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:39:43
架空世界霊夢は自分を助けてくれたお礼にとにせしんのすけマンのお願いを聞いて二人で散歩をしていたね
ちなみにその光景を見た架空世界しんのすけが二人がおデートしていたと色んな所に言いふらした模様
2586
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:41:13
クリア・ノートとクリアソウゴの相対とかあったなあ
最期まで省みたりとかなかったクリアと、自分を助けようとした対主催らには思うところありげなクリアソウゴ
2587
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:43:16
「登場話退場に意義を唱える!」とか言ってたベレニケ・ガブリエリ@モブロワ
2588
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:44:05
うてなちゃん、案の定というか他の世界の魔法少女及び変身ヒロイン系のみんな相手に平常運転し始めて草生える
被害者の皆さん(一部):ストパン勢及びマジカミ勢のみんな、美遊@リピ20、その他etc
2589
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:44:20
(誤変換したまま書き込んじゃったので修正)
>>2587
「登場話退場に意義を唱える!」とか言ってたベレニケ・ガブリエリ@モブロワ
→「登場話退場に異議を唱える!」とか言ってたベレニケ・ガブリエリ@モブロワ
2590
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:46:04
架空世界マサオくん、魔族化が解かれてないせいで交流会でも女の子をレイプする気満々だったな
ただそんな悪行を許さない者達が…
架空学園3ピンキー「い ち ま ん え ん く れ た ら しゃ ぶ っ て あ げ る よ」
オルカ2ピンキー「アンタみたいな悪ガキ、お仕置きしないと分かんないみたいね?」
マサオ「ああああああああああああもうやだあああああああああああああああああ!!!(絶望)」
ミイラみたいになるまでしゃぶりつくされ(意味深)たんだよね、因果応報じゃない?
2591
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:46:12
城戸@架空世界「蓮…お前はなるべく、生きろよ」
蓮@オール4「…お前のデッキを使ってる以上、俺は馬鹿げた殺し合いを止めるだけだ」
2592
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:46:20
オルカ2の戦兎は元ロワで対峙した原典の浅倉とは違う妄想ウォーズの綺麗な浅倉を見て困惑してたね
2593
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:47:41
>>2565
ちなみにこの光景、オール3風間くんも見ててあの世界の僕に何があったんだってなってたな
2594
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:48:01
>>2582
真希さん探してた寿々花が見かねて介入してなきゃ延々互角の殴り合いが続いてそうだったんだよね、酷くない?
2595
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:50:46
>>2588
サーニャ(リピ20)「やぁっ…♡美遊ちゃんお願い…♡見ないで…っ♡」
美遊「サーニャさんを離し…んあああっ♡そんなとこ触らないで…っ♡」
いやー眼福でしたね
2596
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:52:09
>>2590
しかも架空世界レミリアもたまにあの時のスイッチが入る時があって一緒になってイジめていた時もあったな…
ま、因果応報だな
2597
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:52:13
>>2569
原作だと条件次第だとおっぱいエンド迎えるんだよね瑚太朗の大元の出典元のRewrite
そのせいでまさか妄想大戦の世界も最終的には…?なんて一部読み手に勘ぐられてたのには草
2598
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:52:23
>>2589
まさかまた不遇団が現れるのか…!
と思いきや前回で不遇団を操っていた黒幕である名称不明@主催ロワはしっかり管理されてるし
どうも今回のは単に1レス退場に不満を訴えかけてるだけのようだな
2599
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 00:54:36
牛若丸@終末聖杯に案の定反応する義経になりたかった人こと西条大河@オール4
2600
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:00:01
>>2598
文句言ってるキャラだと沢木さん@オール4もだったね
「そして死柄木弔ァ!奴は私のソムリエとしてのプライドと命と復讐心を踏みにじった!!
今からヘリで辻と死柄木を殺しに行く!!!」とか喚いてた…死柄木はともかく辻さん居ないよここに
2601
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:02:58
バラートの本気おじ化を聞いた時にはリピ17永夢も頭抱えてたなぁ
同時に自分の不始末の尻拭いを結芽にさせてしまった事や、バラートが犠牲になった事を謝ったりもしていた
2602
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:03:31
落ち込んでたスレッタ@ウォーズだけど、そんな彼女に声をかけたのがオール4のグエル君だったか
2603
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:04:25
架空世界のエスデスに困惑を隠せずにいるタツミ@オール4
2604
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:07:30
終末聖杯の慎二、くまの過去を今になって知り絶句するの巻
2605
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:11:32
>>2601
あれは仕方ねぇよ……残留思念がバグスターウイルス化して次元渡って影響及ぼすなんざ誰にも予想できねぇって
アッシュくん@混沌4は「あいつマジか……」って頭を抱えて、ファレグおばさん@GFは「あの御仁ならやっても違和感ないですね」と普通に受け入れてた
2606
:
名無しさん
:2024/05/18(土) 01:11:35
オルカ1でひで化したせいでカーマちゃんを自分の仲間扱いして擦り寄って来る色んなロワのデビルひでほんときらい
そいつらを纏めてしばき倒す虐待おじさん連合(対主催者)すき
おじさん「ざけんじゃねぇよおい!誰が逃げていいつったオラァ!」
ひで「あーいったい痛い痛い!痛いんだよおおおおおおおお!(ガチギレ)」
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