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番外企画スレ
1
:
管理人★
:2020/10/27(火) 16:39:53 ID:???
通常の妄想ロワとは違う企画を実施する際はこっちで盛り上がろうー。
2085
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/02(日) 20:05:33
>>2083
、
>>2084
了解、特に深い考えがあるわけではないし確かに脱線の恐れもあるから異世界からの住人はなしにしときます。
2086
:
名無しさん
:2023/07/05(水) 00:33:11
企画主に質問です
マリクのデッキに神スライムが入っていると記載されており、これはOCGのカード。つまり遊戯王本編では使われてないですが、後にマリクデッキの強化としてOCGで作られた新規カードです。
マリクがOCGの新規を使うなら同じシリーズの遊星やジャックもOCGのカードを使っても大丈夫でしょうか?
もちろんこれは彼らのために作られた新規カードのことのみを指します
個人的にはOCGの有無を先に決めておかないと色々とアレだと思ったので、質問させていただきました
2087
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/05(水) 06:53:07
>>2086
寝耳に水!(深夜2時頃に確認)
OCGカードとは知らずそこまで気が回らなかった!
個人的にはOCGカードはナシにした方が、って思っています。
原作漫画・アニメの範囲で語る事を想定していたので、OCGの追加&強化カードを把握するに一手間掛けずに語りたいところ。
あるいはデッキに入るOCGカードの枚数が少なければ一手間の把握程度で語れるとも考えますが、カード同士のシナジーやコンマイ語の読解などが絡むことも考えちゃう。
あとは闇マリクの作者が神スライムを入れた意図を聞きたいところ。
それと神スライムをナシにしても大丈夫かどうかも。
2088
:
Julgijmc
:2023/07/05(水) 07:05:47
神・スライムについてはカードとしてではなく原作の戦法の一つとして書いたつもりでした、ややこしくてすみません
カードとしては原作通りメタル・リフレクト・スライムなので修正した方がいいでしょうか
2089
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/05(水) 10:07:44
>>2088
ではそのように修正をお願いします。
2090
:
Julgijmc
:2023/07/05(水) 20:27:43
>>2088
について参加者名簿及び主従候補一覧の内容の修正しました
2091
:
名無しさん
:2023/07/05(水) 20:40:40
>>2087
了解です、実際OCGまで絡めると手間が増えますね
OCGに神スライムというカードがあっただけに誤解してしまって申し訳ない
2092
:
名無しさん
:2023/07/06(木) 00:52:20
今更ですが地図についてはこれに忠実に語った方がいいですかね?
ただそうなると場所の管理まで必要で、本家のロワと変わらない難易度になってくる気も
あと建物についてはそのまま残ってるのか、終末世界の影響で破壊されたものが一部存在するのか、どちらですか?
終末世界と聞くと破壊された建物、廃墟などが多いイメージですが、地図に記載されてる建物達はその中でも万全の状態で残ってるのでしょうか?
2093
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/06(木) 04:26:31
>>2092
>今更ですが地図についてはこれに忠実に語った方がいいですかね?
>ただそうなると場所の管理まで必要で、本家のロワと変わらない難易度になってくる気も
すみません、ここの部分について詳しく説明していただけませんか?
建物の現存・損傷・全壊などは語りの中で決めちゃってください。
個人的には最近アニメ放送した「天国大魔境」くらいのイメージ。
ちなみにまとめwikiの地図は冬木市の地理&大体の配置を把握してもらうための資料です。
終末前の冬木市の地図が手元にるけど終末後の実際の冬木市がどうなっているかは不明みたいな感じ、終末の具合は各キャラの視点で描いてみてください。
特異点Fで間桐家辺りが爆心地となり消滅している、みたいな地形の変化を語りで加えても構いません。
2094
:
名無しさん
:2023/07/06(木) 05:58:30
地図のエリア通りに語るとなると本家と同じく場所表記(A-1など)が必須になり、各々がどこにいるか把握する手間が増える。つまり今までの妄想通りザックリとした語りが出来なくなるのではないかと思いました
単に地図に1〜10、A〜Dのエリア表記があるだけで、そこまで細かい理由がないなら大丈夫だと思います
本家だと建物などがない際も【現在いるエリア名】を表記するのが必須なので、そういうものなのかな、と思ってしまいました
建物に関しては了解です、ご回答ありがとうございます
2095
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/06(木) 06:32:46
>>2094
本家のような場所表記は必須でなく任意でオッケーです。
語り・文章の中に地名(C-4あたり)とか書いたり、あえてエリアの明記を避けてキャラの現在地をはぐらかす、とか語りならではのやり方でご活用ください。(活用しなくてもよい)
本家SSのように状態表に逐次現在地を記載するようなことは流石に面倒ですしね。
2096
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/06(木) 18:40:37
>>2065
で告知したように、【名簿作成】は今日までとなります。
このまま何も無ければ
>>2070
の暫定名簿を此度の妄想聖杯の参加者名簿として確定します。
明日は【予備日】、明後日7/8(土)から【語り開始】となりますのでよろしくお願いします。
2097
:
◆gXaKV49AZQ
:2023/07/07(金) 18:42:23
妄想聖杯の企画主です。
ついに明日7/8(土)0時から終末聖杯戦争の語りを開始します。皆さん奮ってご参加ください。
なお自分は0時頃は眠っているので明日の朝以降に語りに参加します。自作のキャラも何かしたネタがあれば気兼ねなく使ってください。
では、語り前の挨拶はここまでで。
2098
:
名無しさん
:2023/07/07(金) 19:21:37
>>2097
睡眠は大事ですぜ
2099
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:09:51
ナッジスパロウこと五十鈴大智、知識欲もあって終末世界が何故そうなったのかの過程に対しても興味を持つの巻
エネルに仕える臣下という形で動きつつ、探ろうとも考えていたな
2100
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:13:36
「そういえばどうしてめぐみんは私の召喚に応じてくれたの?」
「ただの暇潰しですよ。ずっと座に居ては退屈ですからね」
本当はゆんゆんを心配して召喚されたのに、素直にそれを口にしないめぐみんであった。
「ねえ、めぐみん。今日は何の勝負する?」
「聖杯戦争が始まったというのに、呑気ですねぇ。そんなに私が召喚されて嬉しかったのですか」
「……うん。めぐみんとはもう会えないと思ってたから……」
「やれやれ。自称ライバルのあなたより先に私がくたばるわけないでしょう」
つっけんどんな態度でゆんゆんの言葉を一蹴すると、めぐみんは優しく彼女の手に触れた。
「ほら、今もこうして触れ合えます。これが私が今も存在してる何よりの証拠ですよ」
「そうだね。……ありがとう、めぐみん」
めぐみんのその優しさに安堵して――ゆんゆんは素直に感謝した。
(まったく――。やっぱりこの子は私がいないとダメですね)
そんなふうに心中で呟くめぐみんもまた――ゆんゆんと一緒に居るこの日常(しあわせ)が好きだった。
2101
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:14:12
「渡。私はこれまでクルセイダーとして皆を守ってきたが――この聖杯戦争では騎士ではなく、一介のマスターとして戦おうと思うのだ。……出来れば渡も共に戦ってほしいのだが……」
「……わかってます、ダクネスさん。必ず聖杯を勝ち取って――ダクネスさんが失ってしまったものを取り戻しましょう。そのために僕は召喚に応じたんですから」
「……ありがとう!改めてよろしく頼むぞ、渡」
ダクネスはこれから共に聖杯戦争を生き抜く仲間に微笑むと、手を差し出した。
……今まで地獄を見てきたせいで、以前ほど上手く笑えなくて。その笑顔は、どこかぎこちなくも見えるけど。
「はい。僕もダクネスさんのサーヴァントとして――いや、僕は僕として。全力を尽くして戦います!」
渡はダクネスの手を取り、固い握手を交わす。
人間やファンガイア――そしてサーヴァントではなく、自分自身として戦うという誓いと共に。
「ああ。渡と私はこれから仲間(パーティー)だ。サーヴァントなんて……そんな名前で呼ばなくてもいいし、その方が私も嬉しいな」
ダクネスにとって渡の言葉は嬉しかった。
彼女は主従関係には微塵も拘っていない。むしろパーティーメンバーを失ったことで寂しい思いをしていたし、仲間という存在に。絆に飢えていた節もある。
――だが彼らは知らない。
実はこの聖杯戦争に、かつて失った大切な仲間――めぐみんがサーヴァントとして参加していることを。
2102
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:14:44
「聖杯戦争って言われても、私はどうしたらいいのかしら??」
「勝てばいい。聖杯戦争だかなんだか知らんが、他のサーヴァントを薙ぎ倒して勝つのは俺達だ。――千夜、お前の安全はこのジャック・アトラスが保証してやる」
「ジャックさんはそう意気込んでるけど……倒された人はどうなるの?」
「案ずるな、敗退したサーヴァントは座に帰るだけだ。無論、この俺もな」
――気高きキングは、少女を引き連れ彼女を無事に返すと断言した
2103
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:19:12
千年ロッドで一般人を攫ってホムンクルスの実験体にして元の所に送り返す蝶野と闇マリクの主従コンボ
2104
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:21:15
「……まるでサテライトのような街だな」
ライダー――不動遊星は退廃した冬木市を見回して、正直な感想を口にした。
こんな光景に遊星は心当たりがある。
――サテライト。かつて遊星が居た場所も、昔はこれくらい荒んでいたし、治安だって悪かった。
ゆえに特に偏見もなければ、どこか懐かしさすら感じるが――遊星の表情は優れない。
「きっとこの冬木市も、昔はもっと栄えてたと思います。世界がこんなことにならなければ、リゼ先輩も……千夜も……っ!」
桐間紗路。
大切な者を理不尽にも奪われたこの少女こそが、遊星のマスターだ。
もしも世界が平和ならば――彼女のような犠牲者は生まれなかった。そして今も、この世界では――きっと彼女のように悩み、苦しんでいる者が多数いる。
そんなシャロと世界を救うために――遊星は召喚に応じた。
「シャロ。お前が失った絆は、俺が必ず取り戻す。……だから、すまないが……今はもう少し、我慢していてくれ」
――無力だ。
世界を救った英雄であれど、今は悲しんでる少女一人助けられやしない。
だが遊星は諦めない。この聖杯戦争を勝ち抜き、必ずシャロの絆を取り戻すという熱い想いを胸に――彼はこの聖杯戦争(デュエル)に挑んだのだから
2105
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:21:16
鱒が終末世界へ飛ばされて少ししてから鯖が召喚された…って感じでタイムラグがあった組もあったんだっけ
2106
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:28:09
聖杯戦争で訪れた終末を無かった事にしようと参加したアイン君、召喚した宮藤が生前軍人だった事に驚いてたね(後やっぱりズボンには突っ込み入れてた)
2107
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:38:10
蝶野、パピヨンになる前だから基本的にやることが徹底して悪どいんだよね。マリクとの相性はもちろん抜群
ただパピヨンだからこその魅力はないし、まだ蝶として羽ばたく前だからパピヨンを知る者が見るとちょっと精神的に未熟に見えるかもしれない
まあ序盤だから今後はまだわからないし、いつか蝶のように羽ばたく可能性があるかもしれないけど
2108
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:43:51
終末世界の有り様を見て心を痛める現人神と蒸気王
幻想郷に帰るのが目標だけどこの世界を少しでも良くしていきたいって気持ちは共通してあった
それはそれとしてバベッジの姿を見て蒸気機関の巨大ロボという浪漫を見る早苗さん
2109
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:44:38
>>2105
(番外企画スレ
>>1940
で企画主さんがモンスターとかは出てもいいけど頻繁ではない程度と言ってたので使ってみる)
戦兎とうどんげはそんな感じだったな
青羽の幻覚見たと思ったら突如見知らぬ場所に飛ばされてて、混乱してたら徘徊してたモンスターに襲われて…青羽を殺してしまった報いなのかと、逃げようともせずにあわや…ってところで縁召喚されて来たうどんげが間に合った形になった
2110
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:46:03
>>2105
互いに鯖が召喚される前にニアミスする形になったジンニキと我が魔王、ニアミスで済んでよかったねとなった
2111
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:49:13
終末世界の有様を見て自分が元居た、四国以外全部滅んだものの四国内は比較的秩序がある世界と滅び切ってないが秩序面がボロボロな終末世界…どちらも悲惨だとなるそんな若葉
2112
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 00:54:48
ザボエラは徘徊してたモンスターを見て自らのバイオ技術を用いて利用出来るだろうかと思案してた
2113
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:03:02
>>2099
色々な世界から参加者が集ってる、舞台自体も本人にとっては異世界と五十鈴大地の知識欲を刺激するものが多かったから、色々なマスターやサーヴァント、更には一般人までから知識を得ようともしてたなぁ
もちろんその情報は聖杯戦争にも役立てる前提で聞き出そうという算段だけど、信頼関係を築くのはヘタクソだからどこまで上手くいくか……
2114
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:12:03
渡のスキル『仮面ライダー』は渡自身も知らない単語だが、紅渡という人物を。いや、彼を含めた歴代の仮面ライダーを語るには欠かせないものとなっている。
そして此度の聖杯戦争には渡の他にも五十鈴大地、桐生戦兎、常磐ソウゴの3人も仮面ライダーが存在しており彼らの世界にその単語は根付いている
もっとも五十鈴大地の世界だけは少々、他と事情が異なるのだが……いつしかそのスキル名の謎を。仮面ライダーという称号の意味を、渡も知る時が来るかもしれない
まるで自分のルーツを探るように――
2115
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:18:31
>>2109
弾幕によりモンスターを撃退したうどんげだけど、何を考えて無抵抗で死にに行くかのような真似したのかととりあえず問い詰めようと考えながら波長操作で戦兎の今の感情を読み取ったんだけど、思わず言葉を失っちゃっていた
2116
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:42:09
>>2106
終末世界の惨状を聞かされまたその目で見た芳佳ちゃん、一歩間違えれば自分達の世界もネウロイによってこんな事になっていたかもと暗い表情を浮かべていた
2117
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:55:27
>>2116
それを踏まえた上でアインの願いを叶える為にサーヴァントとして協力するって決めてたね
ちなみに宮藤はアインに対して(バルクホルンさんと静夏ちゃんを足して二で割ったみたいな感じの人だ…)的な事を思っていた
2118
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 01:58:50
世界の終末っぷりに思わず面食らうも、この有様なら裏社会の人間が幅を利かせてるはずと読んで、鯖を伴って狙撃銃を手に入れる為にその手の組織を探して襲撃を目論んでたかジン
2119
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 06:09:22
>>2111
終末冬木に来るばかりの頃は四国以外にも人類生存圏があるのかと喜びつつ多少の疑問を抱いていた若葉だったが、冬木の人々から情報を得ていくうちにここは天の神とは別の終末を迎えた別世界だと知って複雑な心境になっていたよな
とりあえず小さなコミュニティでしばしば共にした若葉だったが、そこへ魔獣が現れて人々が逃げる時間を稼ぐために単身で対峙
しかし生太刀で戦えるとはいえ勇者になれなければ武芸達者な中学生、全体的にスペックの高い魔獣に防戦一方となりピンチに
その喉元を鋭い爪が切り裂く寸前、ってところでライダーが召喚されて魔獣を瞬殺してたな
2120
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 06:23:13
地下聖堂もあってホムンクルスの研究にちょうどいいと冬木教会に拠点を確保した蝶野闇マリク組
2121
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:15:22
余り多くはなくもと魔獣やモンスターが出現し、さらに荒くれ者とかも襲いかかる末法だから、ある程度の集団には自警団とかを結成してある程度武力で対抗していたな
その一つに子供〜青年達で結成された「鉄火団」がいて、様々な武装もあって自分達のシマでは比較的治安を維持していたようだ
2122
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:17:20
冬木市にも諏訪神社の分社がないかと様々な探索の一つに加える早苗さん
もし見つかれば…いいことがあるかも?
2123
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:23:01
遊星、とりあえずシャロの自衛用に動力付きのスケボー(Dボード)の開発を始めたか
シャロ自身もリゼの銃は持ってるけど、やはり遊星としてはシャロが誰かを殺める展開は避けたい模様
2124
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:39:52
小腹が減ってカップラーメンを漁るジャック……が、一向にカップラーメンすら見つからない。
「この冬木という街は、カップラーメンすらロクに存在しないというのか!」
「でも食材になりそうなものは、いくつかあったわよ?今からこれで料理を作るわね!」
となんだかんだジャックと千夜は親睦の深めるのだった
2125
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:45:45
「あの主人格様に縛られずに動けるのは気分がいいぜぇ…感謝してるよ主様ぁ…」
「そんな物騒な宝具を持っている奴に馴れ馴れしくされるつもりはない、しばらく目立つのは避けろよアサシン」
「おお怖い怖い…まあ今はここでかかる獲物を待つとするよ…ククク…」
聖杯よりまずは人間型ホムンクルスの製造に注力したいから潜伏する方針の蝶野
アサシンも今はそれに同意して潜むホムンクルスを探る陣営がかかるのを待つ
2126
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 12:57:49
>>2122
人々から情報収集して目的地が近い事を知った早苗は早速自身に縁のある諏訪神社(D-5の山中)へと向かったが
バベッジ「マスター、この先にサーヴァントの気配がある、ゆえに警戒を」
早苗「っ、早速当たりも引いちゃしましたか。さてはて、鬼が出るか蛇が出るか」
石段の最中に潜在的脅威を知覚した早苗達はゆっくりと登り、やがて境内の様子を確認する
鳥居の先は閑散とした広場となっており、この先には社殿が鎮座している
そして賽銭箱の前に、二人の少女が立っていた
少し前に遡って
乃木若葉はライダー・牛若丸と共に見知らぬ土地を探索する最中に諏訪神社へと行き着き、何かに惹かれるように中へと入って行った
そして参拝を始めたが、その最中に若葉は思い起こす、かつて天の神の怒りに抗った諏訪の勇者をーー
牛若丸「主殿、こちらに近づく気配を感じます。十中八九、聖杯戦争の参加者かと」
若葉「…」
参拝が終わり振り返る若葉は石段から姿を表した一人の少女を確認する(バベッジはまだ霊体化しています)
※とりあえずこの後小手調べ程度の戦闘が発生するだろうけど、まだ序盤なので本気の討ち取りはしないはず
※続きは他の方にお任せします。しばらく動かないようなら後で自己リレーしときます。
2127
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 13:25:01
「やはりもう廃れた家ばかりですねぇ」
「そうね、めぐみん。私の家も冬木市にはないし……」
「うーん……。このままでは家なき子になってしまいます。これは死活問題ですよ」
「この世界は元々、死活問題だらけよ?めぐみんは何も知らなかったの?」
「まあそういう世界だという覚悟はしていたつもりですが、いざ体験するとですね……」
「もう、めぐみんったらどう暮らすかも考えずに来たの〜!?めぐみんのバカー!」
「きっとなんとかなりますよ。ていうか、無計画に聖杯戦争に参加しようとしたゆんゆんだけには言われたくないです」
それから暫く歩くと、少しまともな1軒の家(衛宮邸)があった。
衛宮という表札こそあるが、人の気配はなし。インターホンを押しても返事なし。
「試しに入ってみますか」
「えっ!?これ人の家だよ!?大丈夫なの?めぐみん!」
「どうせ誰も住んでませんよ」
めぐみんがズカズカと入ると、ゆんゆんも申し訳なさそうについて行く。
建物の状態は多少の損壊はあるが、家として暮らすにはまだ問題ない程度。キッチンやトイレ、お風呂も使えるので二人はひとまずここを拠点にした
2128
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 13:30:09
>>2115
戦兎から感じ取った強い罪悪感にはだいぶ思うところあった感じだね>うどんげ
かつて月から逃げ出した頃の自分を思い返してた…とりあえず戦兎当人が混乱してるのもあり、落ち着いて貰う為にも波長操作を使ってた
2129
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 13:44:38
>>2124
転移してきたマスター勢は食料の確保や調達って点で色々考える必要あったからなあ
ジンニキとかは鯖が自炊出来ない子だったのもあってその辺苦労してたのが印象的
2130
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 14:23:33
食料調達云々だとソウゴは当人が適応力高いのと、鯖である咲夜さんが趣味が登山と釣りで野営とか考えたりするタイプなのもあってかその辺強かった
2131
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 14:36:33
ザコモンスターに一撃も攻撃を与えられず、勝手に苦戦してる(本人もめちゃくちゃ頑丈だから無傷)ダクネスで草
ちなみにそのザコモンスターは下級のファンガイアクラスなのか変身するまでもなく渡がボコボコにした。後から何匹か仲間を連れてくるも睨み付けるだけで退散するなど、過去にファンガイアの王を名乗ったことがあるだけの貫禄を見せ付ける
「すごいじゃないか、渡!」
「いえ、これくらい大したことないですよ」
2132
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 14:37:03
戦兎組はうどんげが願いなくてマスター任せなのにマスターの戦兎がメンタルボロボロだからまともな方針すら立てられないのが痛いし他の組より出遅れてる感がある
頭脳派の戦兎がダメになってこんな状態に陥ってるのはなかなか皮肉である
食料調達もこれうどんげがやってるんだろうか
2133
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 14:38:59
(すみません
>>2126
を細かいですが修正します。時間が無くて急いで書いたので若干の粗を直しておく)
>>2122
人々から情報収集して目的地が近い事を知った早苗は早速自身に縁のある諏訪神社(D-5の山中)へと向かったが、
バベッジ「マスター、この先にサーヴァントの気配がある。ここから先は警戒が必要だ」
早苗「っ、早速当たりも引いちゃしましたか。さてはて、鬼が出るか蛇が出るか」
石段の途中にてキャスターは霊体化を解き、潜在的脅威を知覚した早苗もまたゆっくりと登り、やがて境内の様子を確認する。
鳥居の先には閑散とした広場が映り、その奥にはそれなりの大きさの社殿が鎮座しており。
そして賽銭箱の前に、二人の少女が立っていた。
――少し前に遡って。
乃木若葉はライダー・牛若丸と共に見知らぬ土地を探索する最中に諏訪神社へと行き着き、何かに惹かれるように神聖なる領域内へと進んでいった。
そして社殿の前にて礼拝をする、かつて天の神の怒りに抗った諏訪の勇者を想い起こしつつ、この聖杯戦争に如何様に望むかを思い巡らせながら。
牛若丸「主殿、こちらに近づく気配を感じます。十中八九、聖杯戦争の参加者かと」
若葉「…そうか、わかった。まさかこんなにも早く、他の主従と出会うとはな」
参拝が終わり振り返った若葉は、石段から姿を表した一人の少女と、異形の姿をした巨躯を見入った
※とりあえず他の人が続きを書いてくれたらなー、と思いお任せしてみる。しばらく動かないようなら後で自己リレーしときます。
※個人的にこの後は小手調べ程度の戦闘が発生するだろうけど、まだ序盤なので本気の討ち取りはしないはず。
2134
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 15:01:20
>>3123
うどんげがやってたね>食料調達
>>2128
である程度落ち着いたとはいえ、それでもいっぱいいっぱいな状態だったし戦兎…うどんげも色々気遣ってはいるんだけども
2135
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 15:39:12
マクシム建造のため、まずは財産を貯まるのを待つことにした大智エネル陣営
大智は他陣営の戦力やこの世界について調査し、エネルはただ待つだけなのは暇なので霊体化して適当に歩くことに
最もこの散歩の目的は自分に挑みにくる者を誘き出す考えもあったが
2136
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 16:47:01
『夜な夜な現われる絶世の美女に出会った者は、全員何処かへ消えてしまう』
という噂がここ最近冬木市内で広まっている。
曰く、その色に当てられた男が惨たらしく殺されたとか、その女の機嫌を損ねた女性が食われたとか、様々な風評が流れてくる。
しかしその真偽を知る者はいない。終末を迎えた世界にて文明の利器たる通信手段が失われ、人々の交流も限定的になった今では眉唾物として扱われている。
しかして、今宵も何処かにて、また一人二人と姿を消している。
とまぁこのような噂が広まった原因は堕姫の仕業なんだけどね。
ザボエラに召喚されてからは別々に行動し、人間社会に潜みながら人を攫い食糧として食したり貯蔵している模様。
なお余談だが、自分の事を完全に手駒・道具と見做して威張りくさるザボエラの事をめっちゃ毛嫌いしている。
人喰いを咎められないとはいえ余りのウザさ、無惨以外に従わざる負えないこの状況に結構苛立っており、機会をみてマスターの鞍替えを狙っているようだ。
2137
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 17:42:28
最初は魔力食いの狂戦士というハズレを引かされたと思い込み荒んでいた慎二、その短絡的な怒りをバーサーカーに当たり散らしていたが殴っても蹴っても剣を刺してもビクともしない仏頂面にさらにイライラを募らせていた
しかし少し時間が経ってパラメータやスキルに宝具の強さ、そしてマスターの命令にはどんな内容でも従う従順さを見直して及第点を与え、とにかく自身の能力とこの英霊を駆使して聖杯戦争を勝ち残ろうと画策する
とはいっても最初は間桐邸を拠点にしつつ冬木市を索敵して回る、ぐらいしかできないのだが
ちなみに間桐邸には間桐臓硯を始め他の住人はいない模様、今は慎二が当主気分を味わいつつ自分勝手に色々と使っているようだ
2138
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 18:59:05
>>2119
のライダー召喚後、若葉はライダーと自己紹介および情報交換を行うが、
若葉「牛若丸……たしか、源義経の幼名……えっ、いや、しかし、女性…?」
と自身と浅はかならぬ伝承上の武将が“男性”ではなく“女性”であったことに若干混乱していた模様。
2139
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 20:06:35
>>2136
や蝶野が生み出したホムンクルスが終末世界の生活に溶け込み、バレないよう魔獣やモンスターの被害にかこつけて人を食ったりと一般人の被害者がわずかに出始めてたね
2140
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 20:11:09
「少しお腹減ってきたね、めぐみん」
「そうですね〜、食料調達に向かいますか」
「えっ、何かいい場所知ってるの?」
「はい。私に任せてください!」
……とそこでめぐみん達が向かったのは川。
「ねぇ、めぐみん。これ……どう見ても川じゃないの ……?」
「はい、川ですよ。今からここでザリガニを捕まえて、それを食料にします」
「ざ、ザリガニ!?本気で言ってるの!?」
「どうせこんな退廃した世界ですし、食料を見つけるのも難しいでしょう。でもザリガニなら……ほら」
めぐみんはザリガニを素手で捕まえて、ゆんゆんに見せつけた。
「こんな感じで普通に居ます。
味は慣れたことないゆんゆんがどう思うかはわかりませんが、食べることが出来るのは私やこめっこが実証済みです」
「ゔ……。世界はこんなことになってるけど、ザリガニを食べるなんて初めてよ。でも何も知らない冬木市で聖杯戦争を勝つためには仕方ないわ!」
ということでめぐみんとゆんゆんはザリガニを捕まえまくり、食料を確保していた
2141
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 20:16:27
>>2117
アイン側は(君がこちらの世界に居てくれれば、或いはこの世界も…)と若干複雑に思いつつも、高く評価してた
怒りと絶望に苛まれてたとはいえ、軍人としての義務や責務までは捨ててなかったのもあって性格面でも相性は悪くない…けど、なまじ悪くないが故にアイン君、宮藤側が生前ネウロイ相手ばっかりだったのもあって、悪人の類のマスターは自分の手で処断しにかかるべきって考えてるのが
宮藤は宮藤で、出来ればマスターに手を汚させたくないと、生前なら兎も角今の自分はサーヴァントだからとその時が来たら私が…って微妙にすれ違ってるというね
2142
:
名無しさん
:2023/07/08(土) 20:17:46
>>2130
二人は幽霊洋館を拠点にしてたんだっけ
困惑しつつも彷徨いてた(この時
>>2110
でジンとニアミス)後、雑魚モンスターに遭遇し放って置くのも…となって生身で立ち向かおうとしてた所召喚された咲夜と合流、彼女により撃破
その後周辺の散策とか食料調達とかやってた所で見つけた感じで
2143
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 00:58:28
終末世界、ボロ切れのような服を着た人から普通の服装の人まで一般人にも色々と居て貧富の差がすごいことも描かれてたね
2144
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 05:55:27
>>2132
やろうと思えば波長弄ってマスターを傀儡にとかやれなくもないけど、願いが無い上に戦兎が戦いたくない…ってなってるのは理解出来てて、それなのに無理矢理やらせるのも…って理由でやってないんだよな
2145
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 07:30:29
>>2129
>>2118
や
>>2121
も踏まえた上で、ジンはぐんちゃんを伴って裏社会寄りの自警団にカチコミしに行ってたな
スキルにより戦闘後相手から記憶が殆ど消えるぐんちゃんが陽動として適度に暴れる中、その隙をついてジンが食料確保しつつ狙撃銃を探していた
なおこの件は
>>2136
や
>>2139
の件同様に、「ある自警団が正体不明の何かしらからの襲撃を受けた」といった噂が流れ出している
(狙撃銃を見つけれたかは後続に任せてみる、流石に時期尚早かも知れないと思ったので)
(後襲撃した組織が
>>2121
で触れられてる鉄火団と関わりがあるかどうかとかも任せてみる、下手に決めると語りづらくなりそう)
2146
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 08:27:54
>>2142
聖杯についてとかを話してから、咲夜はソウゴにどんな願いを叶えるつもりなのかと問う
(なお最初は生前の主やその友人に対するように敬語で話してたが、ソウゴ当人に「普通に喋って大丈夫だよ」(意訳)と言われ変えている)
それに対しソウゴは、「俺が奪ってしまったライダー達の力と記憶を、全部返したい」と即答していた
一方咲夜は、直感スキルによって「マスターの願いは本当にそれなのか?」と疑問を抱き、確認も兼ねて再び問う
「…本当にそれが、貴方の願いなの?」と
しかしソウゴは「うん。……彼らの想いを、歴史を…掌の上って知らない内に、奪って踏み躙ってしまった…その責任が俺にはあるから」
と、少し考え込んだもののそう答えた
咲夜「…そう、ならいいわ。私は従者として…貴方の願いを叶える為戦う。よろしくね、マスター」
疑念はまだあるも、とりあえず咲夜はサーヴァントとして、ソウゴに仕え戦う事としていた
2147
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:05:51
「この世界は何が原因でこうなったのか、シャロは何か知らないか?」
「私もあまり詳しくは知らないです……。遊星さんはこの世界について気になりますか?」
「ああ。俺はこの世界を救いたいと思っている」
「それは聖杯の力でなんとかするって言ってませんでした?」
「……それもそうだったな。すまないシャロ、今の話は忘れてくれ」
遊星はDボードを開発しながらシャロと会話。その後、一人思案する。
(もしも聖杯が万能の願望器じゃなかった時のことも考えて、世界を根本的に救ってやりたいところだが……シャロは聖杯の奇跡に縋っている。今の彼女にこの話をするのは……あまり得策ではないだろうな。それに聖杯の力が本物じゃなければ、シャロの友は――)
2148
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:12:51
>>2112
現地の魔物を使って悪魔の目玉もどきを生み出し、使い魔として冬木市の監視に使っていたな
ただ魔物も多くは出現しないから監視も多くは作れなかったが
2149
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:25:41
>>2145
殺す事に躊躇いは一切無いけど無差別に殺す奴じゃないからねジンニキ
元の世界みたいに派手に暴れても揉み消せる黒の組織のバックアップが無いのと、千景が存在抹消スキル持ってるのもあってこの形を取った
2150
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:32:52
>>2148
それでも初動で動いた悪魔の目玉のおかげで
>>2131
でモンスターと戦うダクネス&渡を目撃できたようだ
この他にもザボエラは情報を得ているかもしれない
2151
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:35:55
>>2139
ホムンクルスのことが都市伝説的に噂されるようにもなったんだっけ
2152
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 09:36:12
「この世界だと、食料を手に入れるのにも苦労しそうですね」
「……まあ、そうだな。食料を巡って争い――なんて話も耳にするくらいだ」
「それは深刻ですね……。そういえばダクネスさんは食料はどうしてるんですか?」
「ああ、それについてだが――安心してくれ、渡!私も伊達にこの世界を生き抜いてきたわけじゃないのだ、食料くらいある」
ダクネスは聖杯戦争の噂を聞いた時から冬木市でこっそり準備していた(勝手に空き家を拝借した)自宅に向かうと、大量に抱え込んでいたブルーアイズヌードルなる謎のカップラーメンを自慢げに見せた
「すごい量のカップラーメンですね。これなら当分、安心出来そうです!」
「当然だ。この世界では食料がすごく大事だからな!それにブルーアイズヌードルは美味しいんだ、渡も遠慮なく食べてくれ」
「それは楽しみですね。ありがとうございます、ダクネスさん!」
2153
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 11:07:35
ザリガニ料理を堪能(?)するめぐみんとゆんゆん。
「見た目はアレだけど……い、意外と悪くない味ね……!」
「ザリガニも立派な食料ですからね。まさか聖杯戦争でこんな経験が活きるとは思いませんでしたが」
めぐみんはこめっこと暮らしていた頃を懐かしむように、ザリガニを貪る。
ふと、そんな時。一つだけ気になって、ゆんゆんに問い掛けた。
「そういえば、こめっこの様子はどうですか?」
「めぐみん……。こめっこちゃんは、もう……」
「…………そうですか」
ゆんゆんの回答を聞いて、めぐみんの心が痛む。怒りとか、そういう感情よりも哀しみが強くて。でもこんな退廃した世界で貧乏一家がどうなってるのかなんて――召喚された時からなんとなく想像は着いていたから、妙な納得もある。この世界では既に自分が死んでいる。もしかしたらこめっこも――というのは薄々、そんな気がしていた。
「ちょむすけは、どうですか?」
「…………」
「ちょむすけも……ですか……」
「じゃあ、カズマは!?アクアは!?ダクネスは……!」
「カズマさん達のことは、わからない。……でもきっと、カズマさん達なら大丈夫よ!生命力も高そうだし……」
「そうですか……。そうですよね!」
めぐみんは――紅魔族は知力が高い。
この様子だとカズマ達も生存している可能性も低いと理解して、その上でゆんゆんが必死に元気付けようとしてくれるのもわかって――。
(どどんこやふにふらも……多分もう居ないのでしょうね。ゆんゆんの友達はきっともう、私しか……)
「ゆんゆんの願いは私の受肉、でしたよね?」
「うん。……もうこめっこちゃん達も居ないのに、ごめんね。めぐみん」
「大丈夫ですよ。この分だと、私が居ないとゆんゆんがどうなるかもわかりませんし。――まあ、久々の共闘と行きましょうか!」
二人で魔王軍幹部を倒した、あの時のように。
かつての煌めきを、爆焔の熱を思い出し――めぐみんは強気な態度で聖杯戦争に臨む。
たとえもうこの世界にこめっこ達が居なくても――自分を一番の友達だなんて言ってくれた、自称ライバルが。大切な親友(とも)が居るのだから!
「うん!私のワガママに付き合わせちゃって悪いけど……頑張ろうね、めぐみん!」
2154
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 11:24:07
(早苗は諏訪出身であること、守矢神社のモチーフが諏訪神社であることを踏まえて、とりあえず早苗に多少残っている諏訪への郷土心や守矢と関連深い諏訪神社に惹かれて立ち寄ったことにする。ただしどんな関係性にするかは曖昧にしとく。)
>>2133
相対した早苗と若葉はそれぞれ名前を名乗り、二三語らう中でそれぞれに譲れぬ願いがあることを知り、互いに引けないならばと聖杯を巡る初戦に挑むことにした。
なお、神聖なる境内を戦場にするわけには行かないので山中へと場所を移し、互いのマスターに危害を加えず英霊同士による勝負によって雌雄を決するなど配慮を加えて。
少し開けた森の中でライダーとキャスターによる戦闘が始まった。
…
…
…
数分経過、まだまだ英霊同士による決着が見込めない最中に予想外の事態が発生。
数人の一般人が現われたと思ったら突如異形の姿へと変化し、早苗や若葉に襲いかかった。
それは蝶野が市内に放ちマリクの洗脳操作で市内の索敵をしていたホムンクルスの一部であり、戦闘の気配を察して偵察にやってきたのあ。
そして英霊同士の戦闘と無防備なマスターを発見し、あわよくばマスターを始末しようと襲来したのだが、しかし早苗や若葉がある程度戦えたので目論見が外れる。
そして彼女らが応戦している間にライダーとキャスターも戦闘を中断してホムンクルスの討伐にシフトした。
そして襲撃が収まった後、両陣営は戦闘をやめて魔獣やモンスターとは違うホムンクルスについて話し合った。
2155
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 12:02:40
>>2153
「おい、お前ら。ここで何をしている」
そんなゆんゆんとめぐみんの元に招かれざる来訪者が現れた。
それは慎二とくまの主従。
索敵で市内を回ってた慎二は衛宮邸に人の気配を感じ、立ち寄ったのである。
「ダメじゃないか、家主に無断で住み着いちゃ。全く…」
口調自体は軽い方だったが表情は苛立ちを隠さずに相手を睨みつけていた。
(ゆんゆん…)
(分かってる…)
当然ゆんゆん達も相手の敵意を感じており、彼らが聖杯戦争の参加者であることは悟っていた。
「ぶっ潰せ、バーサーカー!」
ほんの僅かの静寂の後、慎二はバーサーカーに命じていた。
2156
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 12:31:37
波長操作のスキルが正体秘匿と気配遮断を兼ねてるのと単独行動スキルもあって、食料調達のついでに散策してたうどんげ
>>2136
の上弦の陸による失踪や
>>2145
のジン達の自警団襲撃、
>>2151
の蝶野によるホムンクルスの情報を噂って形で耳にした…はいいけどマスターに、戦兎に伝えるかどうかで悩んでたか
多少マシになったとはいえまだ危ういのもあって案じていた
2157
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 12:42:31
>>2155
慎二が衛宮低に無断で住み込む二人に苛立ったのは、士郎に対して少なからず何らかの感情を持っていたというのも大きい
ある意味これは“友人”と何らかの大きな繋がりがある者達の邂逅――なのかもしれない
「そっちこそダメじゃないですか、他人の家でそんな物騒なものを出すなんて!マナー知らずにも程がありますよ」
「――ファイヤーボール!」
めぐみんが慎二に煽り返すと同時に、ゆんゆんはバーサーカーに向かって中級魔法のファイヤーボールを繰り出していた。
『まずはあのバーサーカーに対魔力スキルがないか、これで確かめてみるわ!』
『この攻撃が通れば魔法に対する手段が無い、ということですか。なるほど、考えましたね!』
2158
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 12:52:42
「ここは随分と貧富の差が激しい街だな。まるでシティとサテライトが一纏めに濃縮されたみたいだ」
「シティ?サテライト?」
「そうか、千夜にはわからんか。……まあ俺の住んでいた世界のことだ、そこまで気にするようなことでもない」
「私も単語なら知ってるけど、そんな地名は聞いたことないわよ?」
「だから、俺とお前では住んでいた世界が違うと言っている!この世界もお前の知る世界じゃないだろう」
「それもそうね。……私、元の世界に帰れるのかしら?」
「俺が帰してやる。何故お前のような無害の一般人が巻き込まれたのか知らんが――聖杯を勝ち取り、元の世界に帰りたいと願えば済む話だ」
「ありがとうね、ジャックさん。じゃあ私も腕を奮って――次は和菓子を作るわ!」
「ほう。お前の飯は確かに美味かった。……デザートも期待しているぞ、千夜」
異世界や聖杯戦争から帰還する方法をようやく知る千夜と、自分の世界を思い出しながら彼女の料理を楽しむキングの図
2159
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 14:09:45
>>2154
「潜伏させていたホムンクルスがいくつかやられただと?」
「2騎のサーヴァントとそのマスターと交戦してなあ…サーヴァントはもちろんマスターもそこそこやるようだったぜ…」
「クソっ面倒なことになるな」
ホムンクルスの存在が他の陣営にバレたことで自分の研究を邪魔される可能性が大きくなったと考えた蝶野
すぐこの場所が特定されるとは思わないが、時間をかければいずれ発見されるのは間違いない
ならばその前にこちらもサーヴァント以外の迎撃手段を用意しておく必要があると判断した
「護衛用のホムンクルスを用意しておくか…」
ここで蝶野は実験用や偵察用ではない実践向けのホムンクルスへと研究の段階を進めると決めたのだった
2160
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 15:38:02
>>2157
実際バーサーカーに対魔力のスキルはない。
が、ある意味それよりも厄介と言える宝具がある。
放たれたファイヤーボールを見て、バーサーカーはただ向かってくるそれに手をかざす。
肉球があるバーサーカーの手を見て2人は一瞬呆気に取られたが、それがファイヤーボールを弾き返し、こちらにそのまま返してきたのを見てすぐに驚きへと変わった。
すぐさまゆんゆんはファイヤーボールを放ち相殺、そんな様子を見て慎二は余裕の表情を見せるのだった。
2161
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 15:45:22
夜間に現われる美女と失踪の噂を耳にしたアイン達、それが聖杯戦争絡みの事件ではないかと睨み実際に夜間の哨戒に出てみた
芳佳は空から地上を見て回り、アインは地上から異変がないかと探していたが
いつの間にか、アインの背後にその女が立っていた
「そこのお兄さん、こんな夜中に一人でほっつき歩いて、何をしているんだい?」
「……お前が、失踪事件に関わっている女か」
女に声を掛けられて振り返ったアインは何とか言葉を返したが、実際には女から放たれる妖艶で威圧的な気配に圧倒されかける
とにかく当たりを引いたと感じたアインは芳佳に念話で伝達したが、目の前の美女が瞬く間に接近してアインの片腕を掴み取った
2162
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 16:23:44
>>2160
『アレは、反射ですか……!?これは厄介ですね、爆裂魔法を撃てばこちらまでやられてしまいます!』
爆裂魔法の威力は広範囲に及ぶ。今ここで放てば反射されたとしてもマスターの慎二を巻き込み、バーサーカーを打破する可能性もあるが――自分達まで巻き添えになる時点で選択肢から消える。爆裂魔法の威力を信じているからこそ、自分達が受ければ危険極まりないことをめぐみんは理解している。
『どうしよう、どうしよう……。私達とは相性最悪のサーヴァントじゃない?』
『一応、勝ち目はあります。ですが……』
めぐみんが思い浮かんだのは、マスターである慎二を狙うこと。まだ実力は未知数だが、バーサーカーを狙うより幾分か勝ち目があるようには見えた。
それにマスター狙いというのは即ち人殺しだ。ゆんゆんにそんな十字架を背負わせたくないともめぐみんは思う。
『――もしかして、マスター狙い?』
『そっ、そんなわけ――』
『念話だけど、声が震えてるわよ。――きっと、それしか勝ち目がないんでしょ?』
意外と土壇場に強いのが、ゆんゆんという少女だ。慎二を狙う覚悟を決めると、彼をしっかりと見据えた。
『それはそうですが……とりあえず今はダメです!今の私達が勝てる相手ではありません!』
負けず嫌いのめぐみんだが、聖杯戦争ではそうも言っていられない。冷静に状況を判断し、“今の”自分達ではマスター狙いを含めても勝ち目がないことを察した。……それに相手がこんな悪どそうなマスターと言えども、ゆんゆんの手は汚させたくないから
2163
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 16:32:07
>>2161
「ぐっ!?が…ぁあ…!!」
「マスターさんっ!?」
勢いのまま片腕を持ってかれ痛みに声を挙げそうになるアインと、咄嗟にユニットの出力を最大限にしアインの元まで突っ込み、治癒魔法をかける芳佳
しかし出来たのは止血のみで、相手の女(堕姫)の次なる攻撃に対しシールドの展開で防御せざるを得なかった
2164
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 18:26:53
>>2163
伸縮自在の帯による絶え間ない攻撃に晒される芳佳達、シールドで防げるとはいえアインを抱えたまま低空を航行し続けるのは厳しい状況だ
ゆえに一か八か、芳佳はストライカーユニットの出力を強めて上空を目指す
アインに負担を掛けてしまうが、攻撃の手が及ばなければ安全を確保できると思っての行動だった
事実、女(堕姫)は高く跳躍して帯を伸ばす事はできても途中で限界に至り、遙か下で顰めっ面を浮かべていた
なんとか敵の追撃を振り切り安堵の表情を浮かべた芳佳は、すぐさまアインの治療を試みる
直後、一筋の雷鳴が鳴り響き、途轍もない衝撃が芳佳達を襲った
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
間一髪、シールドが展開していたおかげで雷光の直撃は免れたものの、それを受け止めた際に生じた衝撃と干渉によりストライカーユニットの制御を失い、芳佳達は真っ暗で荒廃した街中へと落ちていった
「ヤハハハ、神を差し置いて空を征こうなど、実に不敬な存在だ」
「ゆえに、それ相応の天罰をくださねばな!」
一方、手下人であるアーチャー・エネルは上空を飛んでいた何か(芳佳達)に雷撃を当てて声高らかに満悦していた
大智とは別に単独行動をとって荒れた冬木市を歩き回っていた彼は、夜間に飛翔する英霊らしき存在を見つけ一発攻撃してみたのだ
ちなみに今のは全力の攻撃ではない、なにせマスターの魔力供給が届かない状態なのだ、なので特に追撃するつもりもなくその場を立ち去った
「雷…あんな攻撃をできる英霊なんて、どんな奴だろうか」
「雷では私は殺せない、とはいえ鬼狩りの柱以上に手強いかもね」
(でも、大丈夫。お兄ちゃんがいればどんな相手でも負けはしない)
一方、轟音と稲光を目撃したアサシン・堕姫は一度静観の体勢に入り、追い掛けていた主従が墜落した当りと雷撃の主が居たであろう周辺を見据えていた
深手を負った獲物を追い掛けたい気持ちもあったが、新手に自分の存在もバレて面倒な事態になるのを避けるために動きを止めていた
そして今夜はこれ以上の深追いを止めることにしたが、帯の一つを墜落地点へと差し向けて監視を試みることにした(ついでに嫌々ながらに糞マスターにも報告しといた)
2165
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 19:40:03
>>2162
『わかった。それなら――』
めぐみんの言葉を聞くと、ゆんゆんも思考を切り替えた。
このまま挑んでも一か八かの賭けになることはわかっている。ならば今は撤退するべきだと二人の間で意見が一致したのだ
「ライトニング!」
「まずい、バーサーカー!」
マスターである自分を見ての攻撃。嫌な予感がした慎二はバーサーカーの名を呼ぶと――慎二を守るように行動したバーサーカーの目の前に眩い雷が大地に直撃し、爆ぜる。攻撃を反射されると理解したからこその判断だ。
ライトニング。中級魔法ではあるが、モンスターに直撃した際に軽い爆発を巻き起こした程の魔法である。
これを地面に当てることで目眩しに利用し――
『行くわよ、めぐみん!』
『わかりました!』
めぐみんの手を取り、駆け出した。
「な、なんだよあのマスター……。それにこれじゃ相手のサーヴァントがどんな奴かわからないじゃないか!」
せっかく見つけた獲物を取り逃し、慎二は毒づく。間違いなく有利な状況だったのに、躊躇なく自分が狙われそうになったことで保身的な行動に走ったことが仇となったのだが……慎二は別に自分を責めたりしない。
逃げた二人と彼女達を取り逃したバーサーカーに対して怒りを募らせつつ、あの瞬間――間違いなく自分の命が狙われそうになったことで恐怖を覚えた。
「まあいいさ。どうせあいつらは今度会った時にバーサーカーでぶっ潰せることがわかった」
相手のサーヴァントは謎に包まれてるし、マスターは手強かったがそれでもこのバーサーカーならいける、と。
恐怖を揉み消すように慎二は呟くが、バーサーカーが返事をすることはない
2166
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 20:57:38
>>2154
若葉「人が…化物に…」
早苗「妖怪は見慣れていますが、これはちょっと…」
バベッジ「少し調べてみてたが、多分これらはホムンクルスの類と予想する」
早苗「ホムンクルス?」
バベッジ「本来は錬金術によって作り出された人造人間の事だが、その技術を応用した小さき人造生命が人間の脳に寄生し、このような怪物に変じさせたのだろう」
牛若丸「それが交戦中の我々を他所にマスターを狙いに来た。十中八九、他の主従による仕業ではないかと思います」
早苗「そんな…」
若葉「…人を、何だと思っているんだ」
2167
:
名無しさん
:2023/07/09(日) 22:05:25
>>2166
聖杯は狙ってるけど終末世界を荒らすのはどちらの陣営も看過出来ないから一先ずホムンクルスを生み出したりする他の危険な陣営を打倒するまでは手を組むことにしたんだよね
2168
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 04:53:33
ゆんゆんとめぐみんを追い払った慎二はとりあえず二人の情報を得ようと衛宮邸を散策するが、見つかったのは何故か大量のザリガニ。
二人が食料用として確保したものだが、当然慎二は苛立つ。そりゃこんなものが食料だと思うはずもないし
「クソッ、僕のことをナメてるのか!?」
衛宮士郎の友人の声が、虚しく響き渡る。
そんな慎二を嗜める士郎の姿は、もうない
2169
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 05:34:50
元々外面は良い方だったため、世間話のように
>>2136
や
>>2139
、
>>2145
と言った最近の噂も聞きつつ、この世界について調べていた大智
世界の終末についてはまだはっきりとしたものが分からないため不明だが、聖杯戦争については噂を元に戦略を立て始めた
ここ最近で出てきたこれらはほぼ確定で聖杯戦争絡み、ならばその主犯達を討伐――ではなく手を組める相手として思案する
優先して倒すべきはその噂から動き出すお人好しの陣営であり、陣営が少なくなる前に倒してしまうのがいいだろう
完全な利害関係の方が分かりやすく、最終的に戦うにしても単独戦力としてはかなりのアーチャーが遅れを取るのはほぼないと言ってもいい
仮にそんな強さのサーヴァントがいるならばそれこそお人好し陣営をぶつけてやればいい
そんなことを考えながら大智は噂の元となった主従を探索することに決めたのだった
2170
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 06:59:41
バーサーカーで口からビーム吐かせればゆんめぐも潰せたかもしれないけど、何気に衛宮邸をぶっ飛ばすつもりがないので選択肢に入れていなかった慎二
(でも戦闘で邸宅内や庭が荒れる程度は普通にやる、それと相手がもっと好戦的だったらビームも解禁していたかも)
2171
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 07:54:38
>>2166
ひとまず手を組んだ早苗達は一旦諏訪神社を離れて下山し、若葉が身を寄せている小さな集落に招かれた
そこの人々に歓迎されつつ一緒に食事をして交流を経たあと、早苗と若葉は一つの空き家で宿を取ることにした
(この間、場違いな姿のバベッジは空気を読んで霊体化している。牛若丸は何気に馴染んでいるが、以前お酒を飲んで醜態を晒しているため若葉に禁酒を命じられている)
少女二人は再度聖杯戦争について話しつつ、当たり障りのない範囲で自分達の元いた世界についても語り合っていた
(余談だが、うどんvsそばの論争も勃発していた、かもしれない……?)
2172
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 07:58:40
>>2150
ザボエラの悪魔の目玉もどきは他にも、
>>2142
後周辺を散策していたソウゴを捕捉…したはいいけど、気付いたソウゴ(当人曰く「なんか視線を感じる気がする」とのこと)が念話により咲夜に伝えてた
咲夜(…多分使い魔の類ね、泳がせるか、ここで消しておくか…どうするの?マスター)
ソウゴ(…泳がせるってのもいいとは思うけど、ここで消して出方を見てみた方が良いと思う。出来るよね?咲夜)
咲夜(当然よ。私は完全で瀟洒な従者だから)
そうして気配遮断スキルを用いてソウゴの元に向かった咲夜は、目玉を見つけ、自らの異能である時間を操る程度の能力で周辺の時間を止めた上で、銀のナイフを投擲し目玉を壊した
ザボエラからすれば捕捉出来てたと思ったらいきなりその目玉が壊された形となる
2173
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 07:59:20
>>2156
悩んだ末、うどんげは得た情報を戦兎に伝える事にしてたな
そしてそれと同時に「マスターがどんな選択をしても、私はそれを否定しませんよ、その点は安心してください。
…叶えたい願いはないですけど、だからって死なれちゃったら目覚めが悪いですし…サーヴァントとして現界してる間は、貴方に着いて行きますから」と、そう声をかけてた
(まあそもそも…まだ事情は聞けてないけれど、自分可愛さに月から逃げ出した私には、貴方を責めたり糾弾したりする資格は…きっと端から無いからね)
と、内心で思ってもいたけど
2174
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 08:23:09
「外がやけに騒がしいな……。まさかもう誰かデュエルを始めたのか?」
「デュエル?」
「ああ。俺の世界では決闘を意味する言葉だ」
「それって……誰かもう戦争してるっていうこと……!?」
「早い話が、そういうことだ」
ゆんゆん組vs慎二組の戦闘音を聞き付けたジャックは、早急に駆け付けたい――と思ったが、ここで心配事が一つ。
(今すぐにでも向かってやりたいところだが……千夜を一人にすることは出来ん。それに千夜を戦場へ連れて行くには、あまりにも事態を理解出来ていなさすぎる……!)
ゆえに今は静観するしかない、と。
ジャックが悔しさを滲ませた時――入り口の扉がガチャガチャと動き出した。
『……おや、この家は鍵が掛かっていますね。ハズレでしょうか?』
『しーっ!中の人に失礼よ、めぐみん!』
『どうせ念話なので聞こえてませんよ』
(これは――間違いなくサーヴァントの気配だな)
「入り口が騒がしいわね。どうしたのかしら?」
「俺に任せろ、千夜!」
ジャックが乱暴に入り口を開けると――そこに居たのは二人の少女。
「……こんな時間に子供が何をしている。それにこんな子供まで聖杯戦争に巻き込むとは、聖杯も質が悪いものだ」
「違いますよ。私たちは巻き込まれたのではなく、自分達の意志で参加したのです!」
子供達が聖杯戦争に巻き込まれた――と思い込んで聖杯に対して怒りを募らせるジャックと、それを即座に否定するめぐみん。
ジャックは「ほう」と感心したように口を開き、デュエルディスクを展開しようとすると――。
「ちょ、めぐ……キャスター。たしかにこの人はサーヴァントだけど、いきなり喧嘩腰になる必要はなくない!?」
マスターのゆんゆんが急いでめぐみんを嗜めるものだから、矛を納めた。
いつもの癖で“めぐみん”と言いかけたのは単純に聖杯戦争にまだ慣れていないこと。そして以前からの友人ゆえにその名で呼ぶことに慣れてしまってるのが大きい。
「……ふむ。どうやらそこのマスターは話が通じるようだな。良いだろう、入れ」
「千夜、客だ。こいつらもマスターとサーヴァントだが――どうやら敵意は無いらしい」
「厳密には今は敵意が無い、ですがね。最後には私たちが聖杯を貰いますよ、アーチャー!」
「フッ……良かろう。お前達が最後まで聖杯戦争に勝ち残ったならば――このアーチャーがキングとして正々堂々とデュエルを受けてやる!」
いつもの癖でジャック・アトラスと言いたくなるものの、なんとかクラス名で受け答えるジャック。
「あのー……キャスター、アーチャーさん。そろそろ情報交換しない?」
「良いだろう。……と言っても俺達はまだ互いの出自くらいしか知らんがな」
「ゆんゆん。この自称キング、一発殴っていいですか?」
「まあまあ、落ち着いて……。アーチャーさんはあのマスターと戦ってくれるって言ってるんだから……ね?」
「ゆんゆんの言う通りだ。そして俺は“自称”キングではない!
……で、お前達が話していたその“ワカメのような髪のマスター”はどんな奴だ?」
それからゆんゆん達はジャック達に慎二やバーサーカーのことを話し始めた。もちろん名前なんて知らないので、その特徴的な髪型から“ワカメ”なんてあだ名をめぐみんが勝手に付けて
結果的に危険な陣営を一掃するまで手を組み、最終的には卑劣な手段に頼らず戦う意志のある者同士で決闘することに決定。ここにアーチャーとキャスターの同盟が生まれた
2175
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 08:24:35
聖杯戦争に参加してからDボードの制作に着手していた遊星だが、ようやく完成した模様
シャロに乗り方を教えると、そう難しくもないのでスムーズに飲み込んだ
(これでまず最初にするべきこと――シャロの自衛手段は整ったな。どんな理由があるにせよ、銃なんて使うべきじゃない)
――と、遊星は安心するがシャロの覚悟は未だ変わらず。危険なマスターや荒くれ者は最悪、自分がこの銃でなんとかする予定である
2176
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 13:06:48
>>2145
裏事情のある自警団をランサーが襲撃したことによりジンは目的の物資である食糧、1丁の拳銃、そして1丁の狙撃銃を調達することに成功した
ただし狙撃銃の弾薬は3発しか見つからず、拳銃の弾薬も心許ない数なので、やはり慎重に状況を見極めつつここぞという時に使うつもりだ
2177
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 18:01:46
>>2170
ビームを吐いて追い詰めてたら最終的にめぐみんが無詠唱爆裂魔法による広範囲巻き添え攻撃で慎二を道連れにしてた可能性もあるし、マスター狙いに切り替えようとしたゆんゆんにも対抗手段がないわけじゃないから聖杯戦争に勝ち残る、自分が生き残るという意味では正しかったのかもしれない
これが衛宮邸じゃなければ躊躇なくやってそうな性格ではあるから、結果的に士郎のおかげで誰一人として犠牲者の出ない小競り合いに終わった感はある
しかし士郎の居ない衛宮邸を眺める慎二、ちょっと複雑そうな顔をしてたなぁ
あと慎二はゆんゆんに遭遇したことで自分より上位の能力を持つマスターが他にも存在する可能性を思い浮かべてイライラ気味
2178
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 18:02:19
>>2173
「そうか……。冬木市の人達が、そんな目に……」
桐生戦兎は頭が良い。混乱した今の状態でも、これら一連の出来事が聖杯戦争絡みであるだろうことは理解出来た。
「……俺が戦うしか、ないのか……?」
青羽を殺した罪からはもう二度と逃げられない。
聖杯戦争で青羽を生き返らせる?……そんなことは更に自分の罪を重ねるだけだ。
だから戦兎には願いなんてなかったし、今だって何もない。
――だが、願いにも似た信念が彼の胸にはある。
それは正義の心。それはラブ&ピース。
今はビルドドライバーもフルボトルもないし、腑抜けてしまっているが――それでも桐生戦兎は仮面ライダービルドだ。
だから無関係の人々が聖杯戦争に巻き込まれてると知り“戦うしかないのか?”という気持ちが芽生えた
平和を乱す輩から人々を守るのが、仮面ライダーだから。
だがそれでも戦兎の顔色は優れない。
何故なら彼もまた人間だ。すぐに立ち直ることは出来ない
それでも使命感に突き動かされるように、マシンビルダーに跨り。
「俺はいったい、どうすりゃいいんだ……!」
けれどもまだ本調子ではなく、迷いを抱えたままに、心の慟哭を叫び――桐生戦兎は駆け出した
2179
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 21:44:49
「シャロのDボードが完成したことで、俺もライディングデュエルが出来るようになった。時間はそれなりに費やしたが、移動手段としても逃走手段としても使えるDボードは、きっと役に立つはずだ」
「ライディングデュエル……?」
「ああ。バイクに乗りながらデュエルをすることだ」
「あはは……。遊星さんの世界のカードゲームってすごいんですね」
遊星がカードゲームで戦うサーヴァントだということやバイクに乗りながらデュエルをするということは知っていたが、本人の口から改めて聞くと意味不明過ぎて苦笑いするしかないシャロであった
2180
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 22:01:47
>>2169
美女(堕姫)の噂が主に風俗街付近で被害に遭ったというパターンが多いことに気付いた五十鈴大智は、単独行動から帰還したエネルに事情を話すと同行してもらい、まずそこへ向かってみることに決めた
危険な噂ではあるが、いざとなれば仮面ライダーナッジスパロウに変身出来る。なによりエネルが居れば、対処なんていくらでも出来る。
最悪交戦しながらでも説得自体は可能だろう。もちろん向こうが手を組む気がなく、襲撃の手を止めなければこちらも相応の手段を取るつもりだ
2181
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 22:54:31
「俺は暫く銃のメンテナンスを行う。ランサー、その間お前は表に出て情報収集に当たれ」
「仮に他陣営と当たった場合は交戦してもいいが、深追いせずにキリのいいところで引き上げろ。なるべく相手の情報を探っておけ」
「…了解」
隠れ家に戻ってきたジンだが、持ち帰った銃器は手入れが不十分であり、場合によっては実戦にて不備を起こしかねないため一度分解・整備を行うことにした
しばし集中して作業するため、その間手持ち無沙汰になるであろうランサーには冬木市の現状を探ってもらう事にした
ランサーは特に異を唱えることなく承諾し、ジンが潜む隠れ家から離れたランサー・千景は周辺を探索し始めた
しばらくしてサーヴァントの気配を感じてそれを確認しに向かう
そこでは人々に襲いかかったであろうモンスター達と、それを食い止め応戦している男女(ダクネス&セイバー)がいた
無辜の民を助けようとする二人の様に少し思うところあれど、別方向から現われた新手の魔物を見つけてしまったランサーは思わずそれらを始末しておいた
「おお、助太刀感謝する。おかげで彼らも安全なところまで逃げることが出来た!」
「…気をつけて下さい、ダクネスさん。今、目の前にいるのは、サーヴァントです!」
「へっ?」
「人助けは済んだかしら。なら、今度は聖杯戦争らしいことを始めましょう」
2182
:
名無しさん
:2023/07/10(月) 23:21:47
>>2164
シールド展開したまま墜落したのもあって芳佳は軽傷だったものの、アインは止血したとはいえ片手もがれたダメージもあって気絶しちゃってたね…
2183
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 01:07:59
>>2181
「とりあえずこのサーヴァントの相手は僕がします。ダクネスさんは、僕の後ろに下がって――どこかに隠れてる可能性がある相手のマスターに注意してください」
「わかった。……相手も何か事情があるのかもしれないが、私も願いを叶えるために負けるわけにはいかないんだ。遠慮なく戦ってくれ!わた……じゃなくて、セイバー!」
「はい。この聖杯戦争を勝ち抜いて、願いを叶えましょう。――変身」
ダクネスの言葉に頷くと、渡の宝具である『キバットバットⅢ世』 が彼の腕に噛み付き――キバの鎧が装着された。
後に門矢士や常磐ソウゴから“仮面ライダーキバ”と呼ばれる存在に、変身したのだ。
2184
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 07:01:56
>>2180
「ほう?私の威光を借りたいと?」
「ええ、僕だけでは力及ばず申し訳ないと思っている」
「構わんさ、相手に格の違いを見せてやるのも神の慈悲だ」
一通りの散歩を終えて帰還したエネルに堕姫のことを話し、力を借りようとした大智
エネルも相手に自分の存在を見せつけてやるのもいいだろうという形で承諾した
「それで?貴様の狙いは何だ?」
「間引きのためだよ、貴方の手を煩わせるほどではない相手を早々に消すためのね」
「ヤハハハハ、まあ相手にする価値もない雑魚を片付けるのには役に立ちそうだ」
手を組もうとしてる相手に対する評価をするエネル
プライドの高い相手ならば決裂必至の態度であったが、大智には考えがあった
(提示できる大きなメリットは一つ、このアーチャーを当分の間は相手にしなくてもいいということだ)
こんな序盤でアーチャーとやり合うリスクを考えられる相手ならばまずそれは避けるはず
手を組めずとも穏便にことを納めようとするだろう
そしてもし仮に交渉が決裂するのであればその時は単純にアーチャーで始末すればいいだけなのだから
2185
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 14:08:34
「ところで、『夜に現われる絶世の美女』とやらの基となった者共の行動原理を、貴様はどのように読み取る」
太陽の日差しが差し込む日中の通りにて、大智とアーチャーは件の女、ひいては聖杯戦争に関わっている人物を探している
ここは新都の駅から少し離れた花街だった場所、以前であれば華やかな看板が目立っていただろうが、今や見る影もない程に廃墟と化している
そんな寂れた区画を未だ誰ともすれ違っていない二人だが、アーチャーは心綱により疎らだが建物の中に人間が存在していることは感知していた
その正体の殆どが遊女の類かそれに近しい者達であり、終末の世界にあっても欲望に飢える客から物資を貢いで生活しているようだが、さすがにそこまでの事情をアーチャーは知ろうとはしない
「まぁ色々と考えられるが、以前に聞いた魂喰いをして力を蓄えている、ってのが大きいだろうな」
本来ならばこのような問い掛けをするのは自分の方だと思う大智だったが、ここで変にアーチャーの機嫌を損ねるマネは良くないとも理解しているため沸き立つ想いをぐっと堪えながら、逆に自らの見識を存分に披露することで解消しようとする
「ほぉ、それ以外に思うところは?」
「あとは…噂を聞く限り、その女は本当に夜にしか出てこない。
もし仮にこの事件がサーヴァントの仕業であれば、昼間であろうとも同様に人攫いは容易にできるはずなのに。
逆に考えるならば、訳あって昼間に行動できない、あるいは別の行動をいて、人間を狙うのは夜間に限定している、とも考えてはいる」
「つまり、その女は昼が嫌いで夜が好き、ということか。これは興味深い」
「とはいえこれは推測の一つだ、他にも色々と考えようはある。ただ、他の都市伝説より噂の数や共通点が多い事から、この可能性は充分にあり得る」
その大智の推理は実に核心に近い答えであった。
さすがに件の女が鬼であり日光が弱点である所までは突き止められないが、断片的な情報からほぼ真に迫るほどの洞察と分析を行える程にこの男は頭脳明晰なのだ。
「確かに、その情報は今後役に立つかもしれないな。
まぁしかしこの話はここまでだ。どうやら我々に向かってくる者がいる」
アーチャーがそう言うや否や、二人の目の一人の女性が現われた。
「あ、あの、そこのお二方。あ、あなた方を呼んでいる人が、い、います。あ、あの館まで、お越し頂けませんか」
その女は明らかに異様な態度で大智達を呼び止め、通りの先に見える建物を震えながら指さした。
その挙動から恐怖が読み取れる、だとするならばこの女は件の噂でも聖杯戦争の参加者でもなく、いいようにこき使われているただの一般人ではないかと二人は当りを付ける。
とはいえ、このような反応があるということは十中八九あの館の中に目当ての相手がいると確信を得た二人は、その誘いに乗って館に向かうことにした。
※大智の台詞がおかしかったらご指摘お願いします。他にも変な所があれば教えて。
2186
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 14:10:21
>>2185
ごめん、仮投下するつもりが誤爆してしまいました…orz
ダメ出しあればなかったことにします。
2187
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 20:12:48
渡がキバに変身すると同時に千景も勇者に変身したけど、互いに変身するタイプのサーヴァントであることに驚いてたね
2188
:
名無しさん
:2023/07/11(火) 20:22:21
>>2183
、
>>2183
セイバーvsランサーの勝負を観察する陣営も複数いたな
一つは前々から監視していたザボエラの悪魔の目玉もどき、一つは蝶野陣営が市内に解き放ったホムンクルス(まだ人状態)
この他にもこの勝負を目撃したり、乱入するかもしれない陣営がいるかも
2189
:
名無しさん
:2023/07/12(水) 17:32:25
翌朝になって早苗組と若葉組は二手に別れて情報収集に当たってたな
昨日初めて目撃したホムンクルスの出所がわからないし、地道に異変を見つけて敵の拠点を見つけるしかない
後で情報共有をする時間と場所を決めて、より早く多く危険な陣営を見つけるべく各々行動を開始した
2190
:
名無しさん
:2023/07/12(水) 17:33:00
>>2178
マシンビルダーで我武者羅に疾走する戦兎、その姿をソウゴ達が目撃していた模様
(うどんげをどうするか未定、別行動か霊体化で目撃されなくてもいいし、戦兎を追い掛ける姿を目撃されるのも考えられる)
2191
:
名無しさん
:2023/07/12(水) 18:41:14
危険な陣営の手がかりを探すのと一般人の被害を防ぐためにバベッジのヘルタースケルターを市内で巡回させる計画をしてたね
聖杯戦争に関係ない魔獣とかの抑止にもなるってのもあったし
2192
:
名無しさん
:2023/07/12(水) 19:04:15
ただ機械兵は目立ちやすいから扱い次第でこちらに注目が集まりやすいのと、数を出すほど魔力消費が増えるのがネック
でも索敵や戦力として充分な性能を持っているし、早苗も魔力消費を気にしていない、むしろロボを操るロボに盛り上がっていて計画を推す気まんまん
一方その頃、若葉達は人々に迷惑行為をする荒くれ共を懲らしめて(終末世界では貴重な動く)バイクを入手して機動力をアップしていた
2193
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 07:45:24
>>2182
先のように攻撃を受ける可能性があるのもあって、拠点に戻った上でアインの治療を行いたい所ではあったんだけど…帯に気付いてどうしようかと、このまま拠点に戻ったら場所がバレた上で奇襲されるかもと悩んでたな宮藤
2194
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 13:15:03
セイバーとランサーの勝負は互いに様子見しつつ数撃打ち合うばかり、相手の力量を量る程度の小競り合いとなった
これで相手の宝具開帳や真名に至る情報の一端でも手に入ればと思えど、まだ聖杯戦争の序盤でありまだ本気を出す時期ではないためか勝負に出る場面を見極められずにいた
(…ここら辺で潮時かな、直接戦闘でも互角だし、これ以上戦って変な横槍を入れられても困るし)
今の状況を冷静に分析したランサーは、マスターに言われていたように深追いを止めて撤退へと思考をシフトした
今はセイバーと接敵して分かった範囲の特徴と、そのマスターの容姿や特徴などを持ち帰るだけで充分だろう
それに、セイバー達以外にもこの戦いを注視している陣営がいるだろうとランサーは推測する
実際に観察者を見た訳でもなく明確な根拠があるわけでもないが、FPSやバトロワ系のゲームも精通しているからこそ、戦力分析や漁夫の利を狙って見ている者がいる可能性が高いと踏んでいる
存在抹消のスキルによって自身の情報は記憶・記録されにくいとはいえ、状況を長引かせるほど第三者が何を仕掛けてくる可能性も考え得る
ゆえに、ここはセイバー陣営をスケープゴートにして自分は姿を眩ますつもりでいた
一応、何者かが自分の方を追跡するという万が一の状況にも備えて、拠点には真っ直ぐには向かわずに場合に応じて対処しようとも考慮して
ランサーはセイバーの攻撃を受け流した後に大きく後退し、獲物である大鎌を消滅させて体勢を整えた
「今回はここまで、それじゃ」
「おい、待て!」
セイバーの制止の声を無視して、ランサーはその場から離脱した
2195
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 13:49:28
>>2188
「アレは……仮面ライダーか?」
マシンビルダーで走ってた戦兎、渡が変身する瞬間を遠距離から眺めて少し興味を示してたね
戦兎が仮面ライダーという存在や在り方に拘ってる存在だからこそ
2196
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 21:44:03
>>2194
「逃してしまったか……」
「はい。……すいません、ダクネスさん」
「気にしないでくれ。こうして渡が無事で居るだけでも私は嬉しいぞ」
ダクネスは渡がランサーを討伐出来なかったことを嘆くこともなく、責めることもなく、その結果を真正面から受け止めた
「それにしてもあのサーヴァント……僕と同じタイプでしたね」
「変身のことか」
自分と同じく変身するタイプのサーヴァント。まさかそんなタイプが他にも居るとは思わず、渡とダクネスは色々と思案していた。
――が、こちらに向かってくる気配に気付き、渡が前に出てダクネスも剣を構える。
「……安心してくれ、俺は聖杯戦争に乗るつもりはない。それよりその変身について、俺も聞きたいことがあるんだ。ちなみにあらかじめ自己紹介しておくと、俺の名前は桐生戦兎。このアーチャーのマスター……らしい」
男――桐生戦兎は両手を上げて無抵抗を示す。アーチャーのサーヴァント(うどんげ)を引き連れているが、うどんげも攻撃の意思は示そうとせず。
渡がダクネスの方を見ると、彼女はコクリと頷いた。
「わかりました。答えられる範囲のことなら、僕が答えます。……でも聖杯戦争に乗らないのなら、戦兎さんは今回どうするつもりなんですか?」
「それは――俺もまだ決めてない。でも冬木市の人を守りたいとは思う。……それが仮面ライダーだからな」
仮面ライダー。
自分のスキルと同じ称号を持つ戦兎に、渡がピクりと反応した。
「仮面ライダー?」
「ああ。それであんたは――仮面ライダーなのか?」
「……仮面ライダーって、なんですか?」
まだあまり素性を知らないゆえにスキル名のことは明かさず、渡は仮面ライダーについて問うた。
戦兎はそれに対して、隠すことも無く――こう言うのだった。
「わかりやすく言うと正義の味方。……ヒーローっていうやつだな」
2197
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 21:44:44
>>2190
戦兎=仮面ライダービルドのことは元から知ってるし、彼が参加してるのを見て複雑な心境になってたね
2198
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 22:29:57
>>2174
とりあえずお互いの戦術を知らなければ戦闘時に何かと支障が出る、ということで互いの持ち味を語るジャックとめぐみん……と、戦うマスターゆんゆん
「俺はデュエルモンスターズで決闘(デュエル)を行い、この聖杯戦争を制覇する!切り札は我が魂、レッドデーモンズドラゴン!そして荒ぶる魂、バーニングソウルで召喚する――スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンだ!」
「は?カードで戦うって頭がおかしいのですか?」
「きゃ、キャスター。何もそんな言い方はないじゃない!」
「甘いですよ、ゆんゆん。聖杯戦争とはカードゲームで勝負するものじゃないのです」
「ほう。ならば貴様の戦法を教えてもらおうか、キャスター」
「まあそちらが戦法を話したので、それくらい教えてあげてもいいでしょう。私が得意とするのは、爆裂魔法!ただ一つしかない奥の手ですが――これこそが最強の魔法なのです!!」
「ほう、キャスターらしく魔法を使うというわけか」
ここまでジャックはめぐみんを評価していた。そう、ここまでは。
「そうですとも。もっとも爆裂魔法以外は覚えてませんし、一回撃てば魔力回復など何らかの対策がない限り、暫く身動きが取れなくなりますが――」
「何ィ!?貴様、頭がおかしいのか!?」
ジャックとめぐみん、お互いに頭がおかしいサーヴァントで意見が一致した瞬間である。だが互いに強気でズカズカと言う性格が幸いして、結果的に親交や理解は深まったとかなんとか。
この後、ゆんゆんが自分は様々な魔法を扱える、体術も出来ると説明して、その優秀なマスターっぷりジャックは感嘆した。
とりあえずめぐみんのことは頭のおかしい妙なキャスターだが、ゆんゆんは優秀なマスターだと認識する。――が、爆裂魔法のロマンに。その熱に焦がされる想いはしっかりと評価。
そしてめぐみんもまた、ジャックのデッキやレッドデーモンズに対する熱き魂に共感した
2199
:
名無しさん
:2023/07/13(木) 22:30:28
>>2191
実際これでホムンクルスによる一般人の被害は減ったから、魔力消費した甲斐はあるんだよね
ヘルタースケルターのことはすぐに噂になり広まって、ホムンクルスや堕女の噂とは正反対に、正義の味方的な語られ方をしていく
そして蝶野はキレた。自分の作ったホムンクルスが次々とよくわからない機械兵士に撃破されて気分が良いわけがない
「どうせ聖杯狙いの癖に、格好付けるなよ。偽善者」
「おーおー、怖いねぇ。だが相手のサーヴァントの手札が一枚見えたことは、有利に働くだろうよ」
一方、マリクはヘルタースケルターという手札の一つを何らかのサーヴァントから引き出したことを素直に賞賛。とはいえこのままホムンクルスを倒され続けても困るので、機械兵士を操る主従を討伐するという方向で話は纏まった
2200
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 00:50:19
>2197
ソウゴ「今のは、戦兎…!?」
咲夜「…マスターの知り合いかしら?」
ソウゴ「うん、桐生戦兎。仮面ライダービルドに変身してた人。…俺が最初に、ライダーとしての力と記憶を奪ってしまった相手。
…ビルドになれない筈なのに、何が…?」
咲夜「 …貴方の説明通りなら、彼はライダーとしての力と記憶を、歴史の継承とやらによって失ってるのよね?なら彼は貴方の事は知らないだろうけど…とりあえず追ってみる?」
ソウゴ「俺と同じ…マスターかも知れないから?」
咲夜「これは勘だけど…その可能性も有り得るとは思ったの」
なおこの時点ではうどんげは戦兎とは未合流だったのもあり、咲夜は戦兎がマスターだと確信を持ててはいない、直感スキルが働いた形になっている
(※そのまま追わせていいか悩み中なのもあってとりあえずここまで)
2201
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 00:59:31
>>2199
「とはいえ当てはあるのか? 忌々しいが戦闘力は高めだぞ」
「なぁに…洗脳した奴は全てホムンクルスにしたわけじゃない、こういうの手合いは一般人に手を出さないからなぁ…」
アサシンはそう言うと敢えてホムンクルスにはせずにしておいた洗脳した一般人を操り、ヘルタースケルターの追跡をさせた
ついでに他の陣営がちょっかいをかけてこないかも観察しつつアサシンもまた動き出そうとしていた
2202
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 02:24:38
>>2185
の後
館に招かれた大智達は、少し広くて薄暗いエントランスにて女(堕姫)と対面する
目の前の女がサーヴァントだと分かった大智は警戒しつつ手を組む話を持ち掛ける
そうして女と二三問答している間に、今度はヨボヨボで小さい爺さんのようなアサシンのマスター(ザボエラ)が姿を現し話に加わった
(ちなみにだが、大智達の接近を知ったザボエラは相手の思惑が分かるまでは身を隠していたが、相手がこちらと争わず同盟を結ぼうとしていることを聞いて姿を現したのだ)
そして情報提供の一環として悪魔の目玉を介したセイバーvsランサーの戦闘および新たに現われたアーチャー組の映像を見せた
2203
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 02:27:02
>>2175
、
>>2179
Dボードの試運転&運転教習がほぼ終わったところでワカメ&バーサーカー組と遭遇してしまうんだよなー<シャロ&遊星
2204
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 07:38:21
>>2202
ザボエラと大智は聖杯戦争だしお互い仲良しこよしではなく実利で動く相手だと思ったから割と悪くない相手だなとは思ってたね
最も利害関係だから当分はないけど時がくれば2人ともそれぞれで出し抜く気満々だが
2205
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 09:33:25
>>2203
「お前達、聖杯戦争の参加者だな?今ここで、僕が――ぶっ潰してやるよぉぉおお!」
「ああ、たしかに俺は決闘者(デュエリスト)だ。――このデュエル、受けて立つ!」
「は?決闘者?何言ってんのかよくわかんないけど――ぶっ潰せ、バーサーカー!」
「遊星さん。あんな相手でも……勝てるんですか?」
「もちろんだ、シャロ。俺が信じている限り――デッキは必ず応えてくれる!」
聖杯戦争ということでリアルファイト形式になる初のデュエル。しかし遊星は焦ることなく、あくまで冷静に対処する。
まず形式はライディングデュエルではなく、スタンディングデュエルとなる。相手が乗り物がなく、ホセのようにイカれてもないから当然だ。
そして先行後攻という概念もない。ゆえに遊星は――。
「先行は俺が貰う!ドロー!」
相手に先手を打たせる気もなく、カードをドロー。素早く場に一枚伏せ、更にスピードウォリアーを召喚。効果により攻撃力1800に。
手札6→4
「バトルだ!スピードウォリアーで相手サーヴァントに攻撃!ソニック・エッジ!」
――が、バーサーカーは宝具により攻撃を反射。同じ攻撃力を受けたスピードウォリアーは破壊されるも、攻撃力に差分はなくLPに損傷はない。
「何!?スピードウォリアーの攻撃を……反射したというのか!?」
遊星は決闘者。やはり相手の能力を察するのが早いが、流石に驚きは隠せない。
そしてバーサーカーが容赦無くビームを発射する、が――。
「罠カード発動!くず鉄のかかし!」
くず鉄のかかしにより、ビームが防がれる。
「なんだよあいつ、ふざけたカードなんて使いやがって!どうして僕に気持ち良く聖杯戦争させてくれないんだよ!!」
やたら強いマスターと戦わないサーヴァントの次は、カードゲームを駆使して戦うサーヴァント。真っ当に聖杯戦争に参加してる慎二からしたら、曲者ばかりでムカついて仕方ない
「俺のターン!ドロー!!」
バーサーカーが攻撃(バトル)を終えたことにより、必然的に遊星はカードをドローする権利を得た
手札4→5
(あのマスター、何か嫌な感じ……)
そしてシャロは慎二に対して不快感を抱いていた。
その乱雑で粗暴な態度は、まるで――木組みの街を荒らした無法者共みたいだったから。
「俺はシールド・ウォリアーを守備表示で召喚。ターンエンドだ」
手札5→4
「まずはあの厄介な伏せカードからだ。やれ、バーサーカー!」
なんと慎二は厄介な“くず鉄のかかし”自体を破壊するように命令。スキルによる圧倒的な力のビームはくず鉄のかかしを破壊した。
これはスキルによる攻撃が、効果モンスターによる破壊効果と同意義と看做されたのだろう
「くっ……!」
遊星を支えてきたカードが破壊されるが、彼の表情に諦めはない。だがリアルファイト形式のデュエルでもくず鉄のかかしが破壊される可能性はよくわかった
そしてバーサーカーのバトルが終わり、遊星はカードをドローする
手札4→5
「俺のターン!ドロー!俺は手札からジャンク・シンクロンを召喚!効果により墓地からスピードウォリアーを特殊召喚する!場のジャンクシンクロン、スピードウォリアー、シールドウォリアーでシンクロ召喚!
3+2+3=8
「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!」
そして遊星の場に『集いし星(シンクロ召喚)』によってシグナーの竜――スターダスト・ドラゴンが現れた
手札5→4
2206
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 09:34:29
>>2201
一般人がホムンクルスに襲われた感じを装って上手いことヘルタースケルターを誘き寄せるというゲスな手段で追跡させたのは、流石この二人というか…
2207
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 18:57:52
深山町からヘルタースケルターによる人海戦術によってホムンクルス事件を追っていた早苗達は、集まった情報を元にホムンクルスの出所が新都方面であるところまで突き止めた
この結果を導き出した頃には若葉達との約束の時間に迫っており、ひとまず集合場所に向かおうとしたが、そのタイミングで逃げまどう人々と追いかける魔獣、その中に混じっているホムンクルスを発見する
「キャスターさん、応戦お願いします! 私はあの人達の避難誘導を行います!」
「了解した。ただし、もしかしたらあの人々の中にホムンクルスが混じっているかもしれない、マスターも気をつけろ」
「大丈夫です、多少であれば私も対応できますから! それにピンチになったら令呪を使います」
こうしてキャスターは暴れる魔獣とホムンクルスの討伐に向かい、早苗は近くの広場まで人々を誘導する
この時キャスターが召喚したヘルタースケルターの大半は冬木市各地にて情報収集や人々を守るために活動中のために出動しているため、キャスターと共に魔獣たちに対応できる機械兵の数は少なかった
また避難先に指定した広場の方にもヘルタースケルターを数騎向かわせており、他の襲撃者や人々の中に紛れたホムンクルスにも対応出来るように準備も進めていた
そのため早苗に付き添う護衛を用意することは出来なかったが、非常時にも早苗は対応できるし、避難先の広場まで距離は長くなかったため、何とかなると主従共に思っていた
――が
「みなさん、あともう少しです! この先の広場に向かえば安全です、とにかく頑張ってください!」
「それは残念、君たちの頑張りもここまでだ」
「きゃっ!?」
突如として腕を掴まれ強引に急停止させられる早苗、すぐさま声のする方へと振り返る
そこには禍々しい表情を浮かべた褐色の男がこちらを見つめつつ、手に持った錫杖を早苗の頭に近づけていた
「マスター!!」
「おおっと、動くなよ。変な気を起こしたらこの女が傷つくぜ」
マスターの異変を感じ取ったキャスターは踵を返して広場方面へと急行し、その道中で気を失った早苗と彼女を捕まえ刃を突きつける男を見つけた
状況からして目の前の男は十中八九サーヴァントであると見抜いたキャスターは、その並々ならぬ凶悪な雰囲気を感じとり、マスターに害が及ばないようにただ言うことを聞いて戦慄を抱く他がなかった
「んん、あぁ…」
「マスター!」
程なくして気を失っていた早苗が目を覚ます
しかし、未だ彼女は敵の手中にいるため、キャスターは声を掛ける以外に動きようがない
せめて、一瞬でもアサシンの隙を突くことができれば、彼女を救出できるかもしれないが――
「…キャスター、令呪をもって命じます」
「このアサシンに従い、その宝具を受け入れなさい」
「マ、マスターっ!?」
だが、キャスターの淡い望みを打ち砕くように、生気の無い早苗の命令が霊核を貫いた
――実は、前もって千年ロッドによって早苗を洗脳していたアサシンがタイミングを見計って彼女に令呪を切らせ、キャスターすらも従属させる算段を立てていたのだ
早苗が気絶していたのは千年ロッドによる洗脳を行った際の反動であり、彼女が目覚めて令呪を使わせるまでにキャスターの行動させないためにアサシンは彼女を人質にとる“演技”をしていたのだった
「これが、貴様の狙いか…っ!」
「その通り、この女共々貴重な戦力として扱ってやるから安心しな」
そういってアサシンは千年ロッドをかざし、キャスターの意識はそこで途絶えてしまった……
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
キャスターがアサシンの傀儡になる少し前
魔獣&ホムンクルス達の襲撃に応戦したキャスターは、若葉達との集合場所に近いヘルタースケルター一騎を遣わして彼女達にも協力して貰おうとしていた
しかしアサシンの登場により事態が一変、早苗が人質に取られ身動きが取れない間に遣わした機械兵に別の指令を送り若葉達に危機のメッセージを送ることにした
『非常事態、敵対的英霊にマスターが捕まり人質にされている。
マスターを生け捕りにしている状況からして、我々を何かしらに利用しようと画策しているかもしれない。
場合によっては貴殿たちと敵対する可能性も考えられる。
故に、気をつけろ。』
以上のような書き置きを地面に残し、以後何者かに利用されないように自壊したヘルタースケルターがその場に残されていた
その光景を目撃した若葉は驚きの表情を隠せず、ライダーは周囲への警戒を強めつつまだ見ぬ敵へと睨みを利かせていた
「そんな、早苗…」
「マスター、この場から一旦離れましょう。
敵の正体が掴み切れていない上にキャスター達が寝返った可能性も考えるならば、ここで相まみえるのは危険であると」
「まて、それじゃあ早苗達を見捨てるのか!?」
「今はまだ、です。 今は兵力を整え、機を窺い彼女達を救う手立てを考えましょう」
「っ!……わかった、そうしよう」
耐え難き苦悩と力なき己の弱さに苦虫を噛み潰したような顔を浮かべつつも、ライダーに諭され残された理性を無理矢理前面に押し出しながら、若葉はライダーと共にその場から離れることにした。
※個人的には夕方を想定
※闇マリクは宝具『千年錫杖(せんねんロッド)』を用いて東風谷早苗とキャスターを支配下に置きました。
※デュエルモンスターズ的な裁定として、マスターやサーヴァントは特殊召喚(生贄・融合・シンクロなど)に使えません。ヘルタースケルターなど一部の召喚物は特殊召喚に使用できます。
※余談、ここに至るまでの闇マリクのダイジェスト
・
>>2201
の後、早苗達の目撃現場&機械兵たちの出所である深山町へと赴く
・洗脳一般人などの監視網により早苗を発見、監視して若葉達が不在であることを確認
・洗脳一般人やホムンクルス、あと近場にいた魔獣などを利用して上記の一芝居を打つ。早苗達の近くにいた人々を襲った他にも、他陣営の介入に備えてホムンクルスになれる人間もある程度配置。
2208
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 19:08:32
>>2207
首尾よく一組の主従を取り込んだことにご満悦のアサシン
しかしキャスターが支配に抗おうとする素振りを見せており、それに気づいたアサシンは千年ロッドの支配にも上限が見えたことを察する
「いかに千年ロッドと言えどサーヴァントを御せるのは一騎までのようだな…」
「だがコイツなら下手な一騎よりは十分戦力になる…精々使い倒してやるよ…貴様のマスターも主様の手土産にしてな…アハハハハァァァ」
そうして彼らは拠点とする冬木教会へと戻っていったのだった
2209
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 19:26:05
>>2204
一方、ザボエラ嫌いで鞍替え狙いの堕姫は大智のマスターとしての質や性格を値踏みしようとしていた
エネルは心綱でその感情を知っていたが咎めもせず、ザボエラには教えぬままに面白がる
2210
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 19:54:56
>>2193
少し逡巡した後に芳佳は決断し、アインを抱えて全速力で空へと飛び立った
今いる場所は新都側の港に近い街中であり、そこから深山町方面へとただただ猛スピードで進み、追っ手(帯)やその他の存在をとにかく振り切るというシンプルな手段に出たのだ
ちなみに途中で進む方向を変更して行き先を悟らせないように動いたり、先程の雷撃にも耐えられるようにシールドを貼りつつ万全の警戒をしながら飛びきるつもりだ
とにかく拠点とは別方向に飛び、何処か落ち着ける場所でアインの治療に専念する算段だけを立てて、アテも打算もなく空を疾走した
その結果、帯は上空の相手を追尾するのは困難となり、さらに川に阻まれて一時標的を見逃してしまった
さらに朝日が昇る時間が迫ったために日光に弱い鬼の一部である帯は追跡を断念せざるを得なかった
その後、芳佳は学園の屋上へと降り立ち、何かしらの追跡の気配が感じられないことを確認してからアインの治療に専念した
2211
:
名無しさん
:2023/07/14(金) 21:37:45
ひとまずザボエラ組と大智組は敵の数が減るまで手を組むことに
とりあえずここまで集まった情報は
・映像で見たダクネス組と戦兎組
・昨晩アサシン(堕姫)が襲撃し、アーチャー(エネル)が撃墜したアイン組
・監視の目玉を潰したソウゴ組(アサシンの存在は確認できず)
・各種噂(機械兵、自警団襲撃事件、あと夜間に出没する美女)
ちなみにザボエラ組は日中は各地の監視に集中して大智達に伝達し、夜になったらアサシンを適材適所に送り込むと伝えた
これには
>>2185
で予想したように、この主従には夜しか動けない困った事情があると察する大智達であったが特に触れないでおいといた
ザボエラ達も相手にバレていると想定してはいるもののあえて明言せず、とにかく大智組を利用するつもりでいた
(余談だが、ザボエラ達は洋館から地下下水に繋がるルートを確保しており、洋館以外にも隠れ家を用意している)
2212
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 07:23:33
拠点に戻ってきたアサシンは地下で研究していた蝶野に情報と戦果を報告する
蝶野は黙したキャスターを見ながら今後の方針を思案していた
「コイツらがあの機械兵を操作していた奴らか」
「今はどっちも千年ロッドの支配下だ、それでどうする主様?俺としてはこのキャスターの雑兵は重宝したいんだがね」
「キャスターに関しては一先ずお前に任せるぞアサシン、俺はこっちのマスターに興味がある」
そう言って蝶野は早苗の方へと目を向ける
「護衛用のホムンクルスのサンプルとしてはちょうど良さそうだな」
2213
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 07:55:44
>>2212
「その女はマスターの好きに使っていいが、使いどころには注意してくれよな。
そいつはキャスターや機械兵へ魔力を供給する操り人形だ、だから弄くり過ぎて魔力供給に支障が出たり、死なないように面倒を見てくれよ」
「承知している。とはいえ貴重な素材だ、丁重に扱いつつ研究に活用させてもらうよ」
2214
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 15:24:32
>>2205
(アレが遊星さんの切り札――スターダスト・ドラゴン……。すごく綺麗ね)
それは終末世界とはあまりにも正反対で、優美な白銀のドラゴン。
その星屑の煌めきに照らされ、シャロは感動すら覚えた。
遊星はあえてバトルを行わず、相手の行動を待っていると――
「それが君の切り札か?じゃあ今すぐ粉々に破壊してやるよ!」
バーサーカーがビームを発射し――
「俺はスターダスト・ドラゴンで迎撃する。シューティング・ソニック!」
スターダスト・ドラゴンが口から光線を発射し、バーサーカーのビームと激突。見事に相殺した
「なるほど。やはり反射される条件は“あの妙な掌に触れること”か」
遊星はスピードウォリアーの攻撃が弾き飛ばされた時、掌で受け止められたのを見た。そこにはクマのような謎の肉球があり、それが原因かと推測していたが――どうやら当たっていたようだ
シューティング・ソニックを弾き返さず、無事にビームを相殺出来たというのはそういうことだ
2215
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 17:07:10
>>2194
千景は戦場から離れた後、念のため追跡がないか警戒して回り道をした後、ジンがいる隠れ家へと戻りセイバー組の情報を伝えた
その頃にはジンも銃器の手入れを終えて、そろそろ聖杯戦争が動き出す気配を感じたジンは自分も表に出ることにした
方針としてはランサーが表立ってサーヴァントと戦い、ジンは狙撃銃を構えてマスターを狙うつもりだ
2216
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 17:22:21
>>2214
「フン、流石に切り札だけあってそう易々とは倒せないか。なら!」
慎二がそう言った途端バーサーカーは肉球で大気を弾き出し、スターダスト・ドラゴンに衝撃波を飛ばす。
「バーサーカーの肉球は攻撃を弾き返す以外にも色々と出来ることがあるんだよ!」
衝撃波はそのままスターダストの方へと向かっていくが、ライダーは冷静にその攻撃を対処する。
「甘いな、スターダスト・ドラゴンの効果発動!ヴィクテム・サンクチュアリ!」
「何!?」
スターダスト・ドラゴンは破壊効果に対して自身をリリースすることで無効にして逆にその相手を破壊する。
圧力砲の破壊攻撃を受け止め、そのままバーサーカーへと反撃する。
しかしバーサーカーもまた肉球によりその反撃を全て弾き、防ぎきった。
2217
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 17:40:24
>>2211
録画された映像を鑑賞した際に、ダクネス組が戦っていた存在にモヤが掛かっていたことが不自然で違和感を覚える大智
サーヴァントと互角に戦っている点からサーヴァントだということはわかるくらいで、外見すらわからない
この違和感についてはザボエラやエネルにも話し、共有した
2218
:
名無しさん
:2023/07/15(土) 21:20:37
>>2216
「くっ……!」
ヴィクテム・サンクチュアリはスターダスト・ドラゴンによる攻撃ではなく、効果だ。
ゆえにそれを弾こうともLPにダメージ自体はないが、その余波として爆風が吹き荒れる。
それらを弾いたということは、必然的に風が遊星に向かう。
今はこれを防ぐ術はなく、肉体に幾つかの擦り傷が出来、服の所々が破かれる。とはいえ、大した傷ではない。
そしてターンのエンドフェイズ時――つまりバーサーカーとスターダスト・ドラゴンの攻防の後、再びスターダストは場に現れた。
(まずいな……。このままでは埒が明かない)
遊星は冷静に状況を分析した上で、自分とは非常に相性が悪いことを理解した。
相手は無敵のサーヴァント。となれば勝ち筋はサーヴァント狙いとなるが――遊星に殺意はない。
『シャロ。……悪いがここは一旦退いて、対策を練った方が良さそうだ』
このまま勝負しても、バーサーカーも自分も無駄に魔力を消耗するだけ。聖杯戦争としては悪手だ。
ゆえに遊星号に乗り、それを見たシャロはDボードで逃走を――
ズカン!
――逃走をする前に、隠し持っていた銃を咄嗟に発砲した。
逃走前提ゆえに焦って狙いが定まらなかったが、その攻撃は慎二の頬を掠め――血が滴り落ちる。
「うわああああああ!!あいつ、今、僕に、僕に……!あのバカ女をぶっ潰せ、バーサーカー!!」
慎二の絶叫が響き、それに呼応するようにバーサーカーがビームを放つもスターダストドラゴンの攻撃により相殺。
『シャロ……』
『行きましょう、遊星さん』
『ああ。……すまない、シャロ』
遊星とシャロはそれぞれ遊星号とDボードで逃走した。
もしかしたら遊星が避難するように誘導していなければ――狙いを定めていれば、頭に当たっていたのかもしれない。
シャロはあの瞬間、間違いなく本気で銃を撃ったのだ。聖杯戦争を勝ち抜くために。
相手が無法者のような粗暴なマスターだったから、抵抗感もあまりなかった。
だが遊星はシャロが銃を使ったことに罪悪感を覚える。
サーヴァントとして不甲斐ない一戦をした――だがこうしなければ。引き際を考えなければ聖杯戦争で優勝することは難しい、と。
無念さを抱えながら、遊星はシャロと共に走る
「クソ……!どいつもこいつも、マスターの僕を狙い過ぎだろ!!」
慎二は頬から血を流しながら、恐怖と怒りに駆られていた。
バーサーカーはたしかに強力無比な性能を持つ。だがそれは、覚悟を決めた者にはそれだけマスターが狙われやすいということだ
ここに来てようやく、慎二も自分の身が危機に晒されてることに気付いた。戦場に立っているのはサーヴァントだけではないのだ、と
2219
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 05:17:07
「おい、バーサーカー。まさかお前、実はハズレでしたなんて言うんじゃないだろうな?」
「……」
聖杯戦争開始から二連戦。まともな戦果もあげられず、挙句の果てに自分より弱そうな少女のマスター達(ゆんゆん、シャロ)に恐怖心を植え付けられて慎二のプライドはズタズタだった。魔力だって消耗し、肉体的にも多少しんどい
やがてバーサーカーに対して最初に抱いた怒り(
>>2137
)がぶり返し、再び八つ当たりを始める。だが何を言っても返事はないし、この仏頂面はビクともしない
「マスターのことを無視するなんて、やっぱりお前はハズレサーヴァントだ」
先程のライダーの柔軟性を見た後だと、どうにもバーサーカーのことが気に入らない慎二であった
2220
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 07:54:34
キャスター陣営を取り込んだ蝶野マリク組はひとまず正義の味方という噂に便乗し、ヘルタースケルターを他陣営発見の偵察機として市内を巡回させることにした
見つけた陣営の戦闘や拠点の監視等は機械兵では目立つため、擬態したホムンクルスや洗脳した一般人を使うなどして彼らは冬木市内に独自の監視網を敷き始めた
その間に自身の研究を進めている蝶野、そして他陣営発見の報を待つ闇マリク
「さて…この世界で神の初陣を飾る最初の贄は一体どこの誰になるのかな? フフフ…」
2221
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 08:02:03
>>2199
で機械兵の噂は広まっているからそれを聞いたり目撃している陣営も蝶野組以外にもいるんだよな
その一つが千夜組&ゆんゆん組だけど、その時は巡回していて周囲に人もいない状況だったから「もしや敵では?」と思って戦闘、それなりには強かったが難なく撃破したようだ
2222
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 10:58:04
ひとまず大智達は監視していて所在が把握できるダクネス組を夜に襲撃する事で合意したな
ちなみにアサシン(堕姫)が帯を使ってアイン組を追跡していたけど深山町方面に逃げられて撒かれたとも報告していたから、所在の分からないアイン組を襲撃するのは断念している
(この失敗を必要以上にいびるザボエラ、今にも殺しかねない程に殺気立つ堕姫、その様子に呆れる大智と愉悦するエネル)
そしてザボエラ達は監視を続けるために居残り、大智達は外に出て夜に合流するまで別行動をとることに
その足で新都にある元は銀行だった場所に赴き、分厚い金庫を破って金塊を手に入れる
これだけでは黄金の方舟を造るには足りないが、とりあえず時間になるまで金庫破りに回るつもりだ
2223
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 15:54:45
>>2221
「この世界のものとは思えないくらいハイテクなロボットね」
「いいや、これはどう見ても何らかのサーヴァントが原因だな。残念だがこの世界にこんなテクノロジーが存在するとは思えん。――そうだろ?ゆんゆん」
「アーチャーさんの言う通り、この世界は退廃してます。だからこれはサーヴァントがやったと考えた方が良さそうですね」
「ふむ。まあこのデザインは悪くありませんが、この程度なら大したことありませんね!」
「何もしてないキャスターがそれ言う?まあ、そういうところもキャスターらしいけど」
何もせずに勝ち誇りイキるめぐみんに対してツッコミながら、こんな昔みたいなやり取りをしてること事態が微笑ましくて。
ゆんゆんの顔はニッコリと笑っていた。
「何をニヤニヤしてるのですか、気持ち悪いですね!」
――まったく、この子はわかりやすいですね。
私がいない間、そんなに寂しかったのですか。自称ライバルで、私を一番大事な友達だなんて言った――このぼっちは。
本当にどうしようもなく私のことが好きなようで。サーヴァントの身とはいえ、そんな彼女と過ごす時間は――。
「キャスターもニヤけてるわよ?」
楽しそうな表情で、そんなふうに言ってくるゆんゆん(あなた)が――。
「なっ……!そんなことないじゃないですか!妙な捏造はやめてください!」
私には色々と感慨深かったのですが……恥ずかしいので、咄嗟に取り繕ってやります
「そう?私にもゆんゆんちゃんが言う通り、ニヤけてるように見えたわよ?」
「俺もだな。いったい、何を考えてたというのだ」
「千夜とアーチャーまで言いますか!まさかこれが集団幻覚というやつなのでは!?」
「いや、それは違うだろう。やはり頭のおかしいキャスターだな、お前は」
2224
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 16:20:33
>>2196
「正義の味方……ヒーローですか。僕はそんなすごい存在じゃありません」
渡の返答を聞いて戦兎は「そうか」と短く返す。
だがその瞳は未だ渡を眺めていた。ただの直感だが、どうにも彼が悪人には見えなかったし――あの姿は。変身はどう見ても仮面ライダーだったから。
どちらかと言えば今の言い方も正義の味方やヒーローという言葉に謙遜してるように感じる。
だから暫く行動を共にしたい、と戦兎が切り出そうとした時。
「でも……仮面ライダーというスキルならたしかに持ってます」
「なるほど。仮面ライダーを知らない、仮面ライダーか……」
スキル名に仮面ライダーがあるということは、彼は間違いなく仮面ライダーなのだろう。その称号が存在しない、何処かの世界の。
「俺は冬木市の人たちを守りたい。あんたが優勝狙いなら、それを邪魔する気もない。……そういう条件で俺達と手を組んでくれないか?」
戦兎に提案された渡がチラリとダクネスの方を見ると、ダクネスは頷いた。
「私はいいと思うぞ。パーティーメンバーは多い方が楽しい!……でもどうして、手を組みたいのかだけ知りたいな」
「俺も元々は仮面ライダーなんだけど……まあ色々とあって、心が迷ってる。だから同じ仮面ライダーの戦いを見届けたいし……仮面ライダー同士なら冬木市の人々を守るために手を組めると思ったんだ」
「なるほど。たしかに僕達は冬木市の人達に手を出すつもりはありません」
「ああ。私達も守れる民は、なるべく守りたいと思ってる。そういう意味だとお前と同じだな、戦兎」
「……やっぱりそうか。仮面ライダーとそのマスターなら、そういう方針だと思ったよ」
「うむ。これから私達は、パーティーメンバーだ!よろしく頼む、戦兎!」
「ありがとう。これからよろしくな」
2225
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 16:21:05
>>2200
結果的にソウゴ達は戦兎を追跡しようと思うがここで問題が1つ
ソウゴの身体能力ではマシンビルダーで走る戦兎には追い付けないということだ
バイクがあれば簡単に追い付くことは出来ただろうが……ここは背に腹はかえられないと、敏捷に優れた咲夜に抱えてもらい移動するという手段を選んだ
そしてソウゴが見たものは――
(アレは……仮面ライダーキバ!?)
他のサーヴァントと戦う、キバに変身した渡の姿だった
2226
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 17:10:45
慎二達から逃げた後、シャロは空を見上げる。
こんな退廃した世界からでも――空だけは以前と変わりなく、綺麗だった
「遊星さん。私、どうしても勝ちたいです」
「……ああ。お前の友を想う気持ちは、俺にもよく伝わっている」
先程の戦闘でシャロは粗暴なマスター相手とはいえ、引き金に手を掛けた。もしも狙いが定まっていれば、きっとあのマスターは死んでいただろう。
だがそんな血に塗れた結末は遊星の望みじゃない。彼女には手を汚させることなく、願いを叶えて友人達と再会させてやりたいと思ってる。
「千夜は大切な幼馴染で、リゼ先輩は私の憧れで。……そんな二人を一気に失うとは思いませんでした……」
終末世界はあまりにも過酷だ。
日常を過ごしていた少女が地獄へ突き落とされるまでの時間は、そう掛からず。
しかし世界の厳しさはシャロを強かにし、殺人の覚悟まで決めさせるに至った。
「私は絶対に千夜とリゼ先輩を取り戻したいです。だから遊星さん、力を貸してください……!」
「わかってる。俺もこの聖杯戦争――全力を尽くして優勝するつもりだ」
遊星が力強く頷き、シャロは安心した。戦闘後に彼が少し落ち込んでいたのが、目に入っていたから。
(千夜。もしもあんたが生きてたら――今もこうして空を見上げてたのかしら)
世界が退廃してから。
千夜とはよく空を眺めることが多くなっていた。
『いつか、きっと――この青空みたいに、世界も平和になるはずよ。だから、シャロちゃん。私達はそれまで頑張って、生きるのよ』
『そうね。いつかまた――この世界が元に戻ったら、昔みたいに……。だからそれまで、千夜も死んじゃダメよ』
そんな会話を交わしたことを思い出して――シャロの瞳から、一雫の涙が落ちた
2227
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 17:11:12
>>2221
、
>>2223
の出来事もあり闇マリクは現場へヘルタースケルターを再び送り出す、さらには洗脳一般人を目立たぬように付き添わせて
周囲を探索して同じ集団を見つけたヘルタースケルターは、今度は指令により積極的に攻撃を仕掛けた同じく破壊されてしまった
しかし今回は物陰から洗脳一般人がそれを目撃し、バレないように尾行して集団の拠点を見つけることに成功
また、マリクは自分と同じカードの使い手を知覚したことにより興味を持ったちめ、彼ら彼女らの苦悶に満ちた表情を拝むために襲撃することを決めた
2228
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 17:39:59
>>2226
(この世界でも、空は綺麗ね……)
千夜はふと、空を眺めた。
周りの風景がどれだけ変わろうとも、空だけは元の世界と変わらない。
(シャロちゃん、今も元気にしてるかしら?)
空を見ながら思いを馳せるのは――元の世界で待ってるであろう幼馴染のシャロのことだ。
昔からずっと一緒だった。高校こそ違うけど、それでもこの絆は途切れることなく、永遠で――いつしかココアやチノなど、その輪はどんどんと大きくなった。
千夜は木組みの街が好きだ。
みんなとの日常を。そして大好きな幼馴染――シャロとの幸せ(当たり前)を愛している。
だから早く元の世界に戻りたいし、取り残してしまったシャロのことが心配でもあった。
それこそ聖杯戦争なんて摩訶不思議なものに巻き込まれた自分以上に――シャロのことが心配だ。
(今はココアちゃん達がいるから大丈夫だと思うけど……やっぱり心配ね)
――世界線こそ違えど、シャロと千夜は互いに互いのことを想いあっていた
2229
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 19:07:42
>>2196
の前
『いいんですかマスター?私は姿を見えなくしてた方がいいんじゃ…』
『いや、姿が見えてた方がいい。俺は…聖杯戦争に乗る気はないし、彼女等(ダクネス&渡)に聞きたい事があるから…俺たちに戦意がない事を示す為にも今は使わないでくれると助かる』
『わかりました。ただいざとなれば…その時は動きますからね。
それと2つ…1つは、私とマスター、それにあの2人以外に何か…波長みたいな物(悪魔の目玉の物)を感じます。ひょっとしたら別の陣営が、盗聴なりなんなり、してるかも知れません。
もう1つは…少し前まであの2人と誰かが戦ってたんですけど、撤退してから…その相手がどんな波長だったのか思い出せない(ランサーの存在抹消スキルによる物)んですよね…何かしらの異能による可能性があるので、気を付けた方がいいかと』
ダクネスと渡と話す前に、念話でうどんげと戦兎はこんな感じのやり取りしてたね
2230
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 19:08:15
>>2224
(…マスターもだけど…何と言うか、お人好しなのね…あのセイバーもそのマスターも…)
三人の会話を聞きながらも、一応周辺の警戒を行ううどんげに対し、ここでダクネスが声をかける
「戦兎はこう言っているが、お前もそれで良いのか?」
「はい、私も無関係な人達へ被害が及ぶのは…好まないので。なのでこちらも…よろしくお願いしますね?」
(…まあ、貴女達とは違って…そうなると目覚めが悪いからって利己的で、打算的な理由だけどね)
内心でそう自嘲しながらもうどんげは、戦兎に従い手を組む事にした
(仮面ライダー…正義の味方…ヒーロー、ね…私とは、程遠いなあ…)
かつて逃げ出した過去が知られれば、拒絶されてもおかしくないとふと思うも…そうなるとしても、願いも無いのにどういうわけかサーヴァントとして呼ばれてしまった以上は、このお人好しのマスターを生還させたいと、そう思うのであった
2231
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 19:41:07
>>2222
「この都市は金があまり豊富ではないようだな、まあどこだろうとアッパーヤードほどとはいかないだろうがな」
「あくまで財産の徴収というのであれば宝石店や貴金属を扱う店も見て回った方がいいだろうね。最もこれほど荒廃した世界でどの程度残ってるかは期待できないだろうけどね」
銀行のみならず貴重品のありそうな所を手当たり次第に荒らしていくけど、黄金律スキルのおかげか狙った所には何かしら品が残ってたりしてたね
2232
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 20:05:12
>>2227
「またこのロボットか。しかも今回は攻撃性が増しているな」
「何か執拗に狙われてる気がしますが、ストーカーなんてゆんゆん一人で十分ですよ」
「え!?誰がストーカーよ、誰が!」
「だから、ゆんゆんです。あれだけ付き纏って今更それを否定しますか?」
「それは……!めぐ――キャスターが私のライバルだからであって、別にストーカーというわけじゃ……!」
「二人共、仲良しね〜」
相変わらずな調子の凸凹コンビとそれを微笑み、見守る千夜。そんな中、ジャックはこのロボット――言い換えるならば機械族のモンスターとも呼べるような存在について思案していた。
「このロボットを使役しているサーヴァント……もしや俺と同じ決闘者か?」
聖杯戦争的には使い魔やらなんやら考えるのが常識だろうが、生憎とジャックは魔術師でも一般的なサーヴァントでもない。決闘者だ。
ゆえにモンスターを使役するサーヴァントのことは、必然的に自分と同じ決闘者であるという考えが思い浮かんだ。
「決闘者って、アーチャーさんと同じタイプのサーヴァントっていうことかしら?」
「ああ。理解が早いな、千夜。ようやく多少は聖杯戦争のことがわかってきたか」
決闘者という言葉に反応した千夜に感心しつつ、ジャックは自分なりの推測を話し始める。
「相手はおそらく情報収集のためにこんな奴らを向かわせてきたのだろう。そして今回の攻撃性だ。――そろそろ本人が来てもおかしくないだろうな」
「え?情報収集した上で来るって……私達四人に勝てる自信があるってことですよね?」
「うむ。よほど腕に自信があるか、それとも向こうも誰かと手を組んでいるのか。どちらかまでは流石にわからんが、今のうちに気を引き締めておけ」
ゆんゆんの質問にジャックが答えると、状況を理解した三人は気を引き締める。
「もっとも――相手がどんな決闘者であろうとも、勝つのは俺だがな」
2233
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 21:19:38
これまでの出来事を踏まえて慎二は戦術を練り直す
今までは敵を求めて狂戦士と共に索敵していたが、この場合敵の発見および遭遇は逆に自分の姿も晒してしまい敵に付け入る隙を与えてしまう
それともう一つ、流石バーサーカーだけあって魔力の消耗が激しい、現状は身体的にまだ大丈夫な慎二だがこれ以上暴れるとなると厳しくなるかもしれない
ゆえに、慎二は次のように指令を出す
「バーサーカー、何処の誰でもいいから魂食いをしてお前の魔力を補え。
そして騒動に釣られてノコノコとやって来る聖杯戦争の参加者をぶちのめせ。
僕は少し離れた場所からお前の様子を見ている、だからお前は存分に暴れろ」
そうだ、わざわざマスターがサーヴァントと共に前線に出なくてもよい
むしろ、マスターは姿を隠して状況を観察しながらサーヴァントに指示を出すのは聖杯戦争の定石でもある
これなら慎二もむざむざ身の危険を晒す必要はない、それにマスターを庇う必要がなくなればこの暴力装置も戦いに集中できるというものだ
さらにこちらから何処にいるか分からない主従を探すより、騒動を起こして駆け付けた他陣営をバーサーカーに当たらせる方が手間が省ける
そうと決まれば慎二達は動き出す、近場の集落へとバーサーカーが向かい、慎二はこれから大惨事となる現場を眺められる場所へと移動した
(余談、バーソロミューくまの魂食いはニキュニキュの実の能力を使って一般人の魔力を奪い取る形となる。原作で「痛み」や「疲労」を弾き出すのと同じ要領。
あと魔力を奪われた人間は倒れてしまうが命に別状はないと思われる。でも病弱な人にそれをやったら保たないかもしれない)
2234
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 21:19:41
>>2231
目立つような行動を堂々としてるけど終末世界だとこれくらいする荒くれ者は普通にいるし、仮に他の陣営に見付かってもエネルなら余裕で返り討ちに出来るという自信がこんな手段を踏み切らせるに至ったか
2235
:
名無しさん
:2023/07/16(日) 21:23:44
>>2234
それにアーチャーの心網でマスターやサーヴァントが近づいてきても周囲の気配は完全に把握できるからってのが大きかったからだろうな
2236
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 11:27:44
今は夜
人々はあちこちに焚き火を燃やし、一日の終わりに食事や談話で安らかな一時を過ごしている
この場所の集落には自警団も在駐し、拳銃などを携えながら夜盗や魔獣に対応できるように警備に回っている者もいる
それでもここ最近は大きな襲撃もなく比較的平穏に過ごしていた彼らの元へ、突如として大男が現われた
バーサーカー、バーソロミューくまはニキュニキュの実の能力による瞬間移動のような超高速移動を使い集団の真ん中に飛び込み、腕を一振りするだけで数人の魔力を奪い取った
一瞬で意識を失い倒れる姿を見て、そして夜盗や魔獣より未知で恐ろしい存在の登場により、迫る危険から逃げまどう住民達、しかし暴君は容赦なく、慈悲もなく次々と魔力を抜き取っていった
やがて自警団が到着して銃器や槍で応戦するが強き神秘で構成されたサーヴァントに通用するはずもなく、逆に反撃を食らって倒されてしまう
たった数分で数十人分が魂を喰われ、銃声と喧噪に導かれてやってきたアインとキャスターはその光景に息を飲む
「ひどい…アインさん、私はあのサーヴァントを惹き付けます。あなたは人々の救援をお願いします」
「わかった、そっちは君に任せる」
バーサーカーがまた一人、一般人を追い詰めて魔力を奪おうと手を伸ばす最中に飛翔したキャスターが救出し、近くで降ろして逃げるよう指示を出してからバーサーカーに向けて射撃する
しかし大男の頑丈な身体に銃弾が当たってもビクともしない、いくらキャスター自身の魔力を込めてはいるとはいえ扱っている武器が近代兵器の叡智=神秘とは無縁な銃器では火力が足りず有効打にはならないのだ
逆にバーサーカーもキャスターを認知してビームを放つが、それは強力なシールドによりキャスターには届かず防がれてしまう
それを見たバーサーカーは機械化された巨体に物を言わして弾幕の中へと突っ込み、腕を振ってキャスターに攻撃を仕掛ける
その攻撃もシールドで防がれる、がバーサーカーの肉球がシールドに触れた瞬間キャスターはシールドごと後方へと弾きとばされてしまった
建物に激突するキャスター、そこへ間髪いれずバーサーカーが急接近して追撃を加えようとするが、横から急接近する英霊の気配を感じるや否や肉球を弾いてその場から急速離脱する
そして紙一重の差で神速の一撃が空を斬る、その場に現われたライダーは大男の首を討ち取れなかったことに落胆することなくキャスターに声を掛けた
「助太刀いたす、怪我はないか?」
「あ、ありがとうございます。私は大丈夫です、まだ戦えます」
「そうか、ならばよかった。ところで、この集落を襲ったのはあの大入道で間違いないか?」
「はい、たぶん人々から魔力を奪っています。今すぐ止めないと、また人々を襲いかねません」
「それでは、今は手を組んであの大入道を討ち取ろるとしよう」
「よろしくお願いします。それと、あの手の肉球に気をつけてください」
一方その頃、若葉は人々を避難誘導したり取り残された人がいないか集落を見て回っていた
アイン達と同様に騒動の気配を感じ取った彼女達はすぐさま二手に分かれてそれぞれの行動に出ていたのだ
一応人の姿のままのホムンクルスが襲ってくることも考えて警戒を怠らなかったが、この時ホムンクルスは集落内に存在していなかったのでそのような事態に遭遇することはなかった
殆どの人々の避難が終わったところで若葉はライダーの元へ向かおうとするが、その道中で思わぬ人物と出会ってしまう
「「えっ」」
「どうして…ここにいるんだ」「どうして…ここにいるの」
「千景」「若葉」
一方その頃、アインは倒れた自警団員から拝借した拳銃を手に持ち周辺を索敵していた
キャスターには人助けを頼まれていたが、彼はそれを反故にして黙って敵マスターを捜し回っていたのだ
無辜の民を襲うサーヴァントがいてその傍にマスターがいない、ならば少し離れたところでその凶行を観察しているに違いない
そう考え至ったアインは憤慨し、この蛮行を仕掛けた敵を見つけて無力化することで沈静化を計ろうと動いていた
もちろん敵マスターに容赦するつもりはない、キャスターの想いとは裏腹に、彼は自分の手を汚すことも厭わなかった
その姿を、周囲の建物をキョロキョロと見回しながら何かを探しているアインの姿を、ジンは狙撃銃のスコープ越しに観察していた
ジンとランサーもまた騒動に乗じて動いていた、作戦通りにランサーが戦場に向かって陽動となり、ジンがマスターを狙い撃つべく狙撃ポイントから標的を探していた
ただ、ランサーが現場に到着する前にとある男女の姿を目撃し、それがサーヴァントとそのマスターであると見抜いたジンは男の方を注目して彼の行動を追いかけた
狙撃は寸分違わぬ精密さが要求される、なので男を狙い撃つにはまだ機が熟していないため狙撃は無理だが、彼の動きから暴れるサーヴァントのマスターを探している事を察することができた
これはチャンスとばかりに男の姿を逐次追いかける、他のマスターと邂逅して動きが止まった時が引き金を引く合図となるのだから
2237
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 11:28:37
夜になったらザボエラ達も動き出したな
今回は堕姫だけでなくザボエラも現場近くまでは向かうようだが、いきなり姿を現すことはせずに遠くから戦況を見極めるようだ
それはまぁ自己保身的な部分もあるが、相手の出方や状況次第では自分も前に出て策を講じるつもりのようだ
堕姫や大智達が戦っている途中で自分が手助けすることで自分の功績とし彼らに恩を売ることも狙っているようだが
2238
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 12:26:10
(次はどんな人と戦うんだろう……)
『どうしました?ゆんゆん。そんな浮かない顔して』
『……めぐみんはさ、戦うことが怖くないの?』
『当然です!なにしろ私には最強の魔法――爆裂魔法があるのですから!』
まあ――本当は怖くないと言えば、嘘になるのですが。
私の爆裂魔法は多様出来ません。ここぞという時の最終兵器で――それまでゆんゆんを危険な目に遭わせることだって本当は嫌です。
でも私が弱気だと、この子まで怯えさせてしまうかもしれませんし。それなら私は大胆不敵にこの爆裂道を貫いてやりましょう!
『そっか。めぐみんらしいね』
そんなゆんゆんの言葉は――念話とはいえ、少し弱々しく感じて。
『めぐみんは……私がマスターを狙っても。殺しても、嫌いにならない?』
『ならないですよ。それが聖杯戦争というものだということは理解しています。――ゆんゆんがそれだけ願いに真剣なら、そんなあなたのことも、しょうがないので受け止めてあげましょう』
とはいえ、なるべくその手を汚させたくないとは思うのですが。
いざという時に――願いを叶えるためにそういう手段を選んでも、私は否定しません。それを受け入れた上で前に進んで――聖杯を勝ち取ってみせます。
『めぐみんって意外と優しいところあるわよね。……ねぇ、めぐみん。手を繋いでもいい?』
『まったく、仕方ないですね。……ほら、いいですよ』
私がゆんゆんの手を掴むと――彼女は朗らかに微笑みました。
『ありがとう。めぐみんの手、暖かくて安心するわ……!』
ゆんゆんの手こそ暖かくて――サーヴァントの身でありながら、人の温もりというやつに触れた気がします。
まあそんなこと、口には出してやりませんがね
2239
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 13:07:37
>>2230
うどんげが了承した後、四人は名前など(渡とうどんげはクラス名)を軽く自己紹介。
その後、戦兎はふと気になったことを聞いてみることにした
「そういえば……ダクネスとセイバーは何のために聖杯戦争で戦ってるんだ?」
「私はこの世界で失ってしまった仲間達を蘇生したい。そのために聖杯を使う予定だ」
「僕はそんなダクネスさんの力になりたいと思って、召喚に応じました。……大切な人を失う気持ちは、よくわかるので」
戦兎はそれぞれの動機を聞いて得心した。やはりこの二人は私利私欲のために願いを叶えるつもりがないらしい。
仲間の蘇生を願う気持ちはダクネスの身勝手な願いと言われても仕方ないものではあるが――戦兎はそんな野暮な考え方をしない。むしろ応援してやりたいとすら思える、切実な願いだった。
「いい願いだな。……アーチャーが言うには、俺達は誰かに盗聴されてる可能性があるらしい。もしそれが間違いじゃないなら――そろそろ誰か仕掛けてきてもおかしくない」
戦兎はうどんげから伝えられた情報を共有し、ここからどうするべきか考える。
気配の場所を知りたいが、相手がそれなりに距離を取っているのかあまりわからないときた。
「とりあえず敵襲に備えた方が良いということだな」
ダクネスがそう言うと、戦兎は頷き――うどんげの方を見る。
(本当は俺が戦うべきなんだけどな……)
サーヴァントとはいえ、自分よりも幼く見える少女に“戦争”をさせることに戦兎は不甲斐なさを感じる。本当なら自分が仮面ライダービルドとして戦うべきなのに、と。
2240
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 13:08:15
渡達の戦闘終了後も、ソウゴは遠距離からずっと様子を眺めていた
会話の内容は流石に聞こえないが、戦兎がキバに変身していた青年とそのマスターらしき女に接触して、その後にサーヴァントが姿を現したのが見えた。
気配遮断しながら見ていた咲夜もそれを視認して、彼女が戦兎のサーヴァントじゃないかと伝える。その見解はソウゴも一致し、仮面ライダーが二人も聖杯戦争に存在することを確信。仮面ライダーを倒すことはソウゴの意に反するし、罪悪感もあるので迷いが生じる
とりあえず暫く彼らの様子を窺うことにした
2241
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 17:15:07
>>2212
蝶野は早速、早苗に護衛用ホムンクルスを寄生させた
これは聖杯戦争に勝つためであり、人間型ホムンクルスとして自らが羽化するためでもある
もっともその前に自分が殺される可能性は十分にあり、そのリスクを減らすための護衛用ホムンクルスだ
試しに地上で人間を襲わせたが、その力は増している。それでもサーヴァントには及ばないだろうが、今までのホムンクルスよりはマシだと蝶野は思った
その後マリクが他陣営を襲撃すると決めた際(
>>2227
)、蝶野はこの早苗を保険として連れて行くことにした
襲撃の時は遠距離から観戦するが、もしも自分が見付かって狙われそうな時はこの早苗を利用するつもりである
2242
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 17:15:50
>>2238
『あの二人、本当に仲が良いわね』
仲良く手を繋ぐ二人を見て、千夜が微笑む
『うむ。……まあ俺には女の友情というものがよくわからんが、アレはどう見ても仲が良いだろうな』
『ああいうのを見ると、私もまた早くシャロちゃんに会いたくなるわ』
『フッ……。その気持ちはわからんでもないな。俺もまた友と――遊星とデュエルしたいものだ』
四人は皆、大切な絆を胸に――同じ空間を過ごしていた
ゆんゆんと千夜は、願いの内容こそ違えど――その願いは大切な者のため。だからこそどんな陣営が来ても、勝利を譲る気はなかった
2243
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 17:17:12
>>2238
――どうしてだろう?
めぐみんの手をギュッと握ると――暖かい気持ちで心がいっぱいになるの。
この世界でめぐみんを失って――その時にはふにふらさんやどどんこさんも。ちょむすけもこめっこちゃんももう居なかったから……正真正銘、本当のぼっちになっちゃって。
もうこんな世界、嫌だって――私も楽になりたいと思ったことも何度もあるわよ?
でも、もしかしたらいつかめぐみんが帰ってくるかもしれないから――その時は私が笑顔で出迎えてあげたいから。
だからずっとめぐみんを待ってたのに、なかなか帰って来なくて……。
そんな時に聖杯戦争の噂を聞いて……これしかない、って私は思ったの。
そしたらいきなりめぐみんが召喚されて――私の前に帰って来てくれて。
だから私は、この聖杯戦争に絶対に勝つって決めたのよ。ほら……私たちってライバルじゃない?
だから今まで何度も勝負してきたけど――今回は共闘して敵を倒すのよ……!
……なんて。
めぐみんと手を繋いでるだけなのに、心の中ではしゃぎすぎたかな……。
「すぅ……はぁ……」
「急に深呼吸なんかして、どうしたのです?」
「な、なんでもない!なんでもないわ!」
「ふぅん。まあそれなら良いのですが、変なゆんゆんですね」
ドキドキ――。
――めぐみんと手を繋いだら自然とこうなったのよ!
……なんて、そんなこと言えるはずもなくて。深呼吸で少し落ち着いたから……今はこの心地好い暖かさを。温もりをゆっくりと感じても、いいよね……
2244
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 17:54:16
>>2236
慎二は少し離れた場所から戦場を観戦する
バーサーカーは超高速移動を駆使しながら今まで以上に暴れている、空飛ぶサーヴァントには攻撃力が足りず牽制役となり、変な鎧を纏ったサーヴァントがメインアタッカーとなり素早さで翻弄するが狂戦士上手く立ち回り付け入る隙を与えていない
2対1の状況でありながら互角以上に戦う様を見て慎二は昂揚する、やっぱり自分の考えは間違いでなかったと心の中で自画自賛してた
これなら英霊同士の戦闘を任せられると思い慎二は頭を切り替える、自分が戦場にいなければ敵のマスターが探しに来るかも知れない、と
そこで今度は自分の周辺を見回してみたが、実のところ既に遅く自分の後方から物音が聞こえた為に振り返ると拳銃を持った男に脚部を撃ち抜かれてしまった
この時の激痛で絶叫する慎二だが、彼はすぐさま隠し持っていた拳銃を取り出して反撃に出た
(ちなみにこの拳銃は集落襲撃前に自衛武器を持っていた男から(狂戦士を使って)奪い取った物である)
(本来魔術師であれば銃器などとは無縁なのだが、そこら辺の知識もなく銃器を持った相手に対抗するために強奪したのがある意味慎二らしい)
しかし、銃器の扱いに慣れていない上に激痛で狙いが定めづらい慎二では男に掠めることもできず、逆に手心を加えた一射が慎二の顔を横切った
「お前があの大男を使って人々を襲うマスターか!」
「そ、そうだよ! けど、それの何処が悪い! これは聖杯戦争だ! 利用できるものを利用して勝たなければ、何の意味もないだろう!!」
「…お前が、人の痛みを知らず自分だけのことを考える、ただのクズ野郎ということが分かった。 だったら、ここで終わらせてやる!」
二三言葉を交わした後、目の前の男・アインは殺意の目を慎二に向ける
そして銃口を彼の顔に定めて、引き金に手を掛けた
パァァァーーーーーン
鳴り響く銃声が、遠くから耳に届いた
目を瞑っていた慎二は、自分の意識がまだ残っている事に気付き、恐る恐る目を開く
そして映り込んだ光景は、額から血を流しながら倒れ伏した男の姿であった
・ ・ ・
話は少し前に戻って
ジンはスコープから目を離すことなく、この戦場を自分なりに分析して状況を把握する
大男のサーヴァントが集落を襲い、そのマスターの姿は見えない
後にやってきた空飛ぶサーヴァントは人助けをしつつ戦い、男のマスターは大男の契約者を探している様子だ
その次に登場した武士風なサーヴァントは飛翔少女を助け二騎掛かりで大男と戦っている、そのマスターらしき人間は近くに見えないことから人々の避難誘導でもしているのかもしれないと推測する
さて、そうなると後者の主従二組はお人好しとみなし、今後は手を組んで行動する可能性が高い
一方、暴走している英霊はたぶんマスターの指示によるものであり、なりふり構わず敵を蹴散らそうとする輩である
この場合ジンにとって都合の良い方は後者である
聖杯戦争は残り一組になるまで殺し合う儀式であるが、二組以上が手を組んでいるとその驚異度は高まり撃退するのが難しくなる、場合によっては自分達にとって不利な状況になってしまう
ならば共闘しているであろう主従を崩すことを優先すべきである、上手くいけば二組をここで消すこともできるかもしれない
そして狙撃銃で狙うならば今現在も捕捉している男の方だ、彼が姿を隠したマスターを見つけたところで射殺するのがベストだと判断する
そのタイミングならば男は足を止めている可能性が高く狙いを付けやすい上に、姿隠しのマスターを捕捉して同盟を結ぶ足掛かりになるかもしれない
(ほぉ、間髪入れずガキの足を射貫くか。 その手際はいいが甘いな。 俺だったら初手から急所を狙っている)
(ともかく、標的の動きが止まった………今だ!)
ジンは躊躇いもなく引き金を引き、間違いなく男の眉間を弾丸で貫き、すぐさま狙撃ポイントを離脱する
狙撃手は居場所をバレないように行動するのが定石だが、それとは別に今は足に怪我をした少年の元へと向かうために動き出していた
(あの男も丁度いい具合にやってくれた、おかげで足に怪我をしたガキに接触しやすくなる)
(あのガキはまだ使い道がある、手懐けて上手く利用できればいいのだが)
(…もし使えないガキなら、その場で始末すればいい)
【アイン・ダルトン@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 死亡】
2245
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 17:55:51
>>2236
「千景、本当に千景なのか!」
「っ、若葉、ひとまずこっち!」
「え、えっ!?」
まだ頭の整理が追いつかない若葉は千景に腕を掴まれて近くの建物に連れこまれた
色々と聞きたいことがあるのだが、切羽詰まったようにこちらを睨む彼女の表情を見て出かけた言葉が止まってしまった
「まさか若葉、あなたはマスターなの」
「あ、ああ。そういう千景は…サーヴァント…なのか」
マスターはサーヴァントを目視すればパラメータ等を視認することができる、なので若葉も千景を集中してみれば何かしらのイメージが見えている
その上、自分とは違い今の千景は勇者装束を纏っている、その様からこの先の戦場に向かおうとしていることも察してしまう
サーヴァント、つまりは過去の英霊の影法師、死者の再現体であるということが、彼女を目の前で失ってしまった若葉に深く動揺を与えた
「色々と言いたいことがあるけど…若葉、表に出ないで。今外に出ると危険だから」
「…っ、しかし私もあの大男を止めなければならない。危険だろうと、私はライダーの所に向かわなければ」
「…私のマスターが貴女を見つけたら容赦なく殺すかもしれないから。…私は、もう貴女を傷つけたくないから」
「いや、そうだとしても、って千景!」
「ごめんね若葉、今は貴女をここに置いていく」
それだけを告げると、千景は若葉を部屋の奥へと突き飛ばした後に扉のドアノブを破壊して外に出る
そして部屋の扉の前にバリケードを敷き、彼女がすぐさま外に出られないようにその場でできる最低限の細工をしといた
そして千景は戦場に赴く、これ以上姿を眩ましていたらマスターに疑念を抱かれるかもしれない、だから若葉との接触は最小限にしてすぐに動かなければならない
「待て、千景! ここから出してくれ!」
後ろから聞こえる友達の声に後ろ髪を引かれながらも、千景は思考を切り替えて跳躍した
2246
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 19:37:51
>>2227
自分の知る物とは少し異なるが、アレは男が付けていたアレは間違いなくデュエルディスク
自身が持つ初期型に当たる物でないことから自分より後の時代を生きた決闘者であることは推測できる
(三幻神の存在は知っているだろうが、効果まで把握してるかは何とも言えないか…。最も神の存在は目の当たりにした者にしか理解できないだろうがな…)
護衛として率いるヘルタースケルターを見ながら、襲撃の準備を整えつつアサシンは蝶野に語りかける。
「さてマスター、今から敵の拠点に乗り込むわけだが…一つ忠告しておこうと思ってな…」
「忠告だと? 貴様が俺に?」
「ああ…大事なことだからな。向こうには俺と同じ決闘者がいる、相手の出方次第だが俺は闇のゲームを展開するつもりだ」
フフフと笑うアサシンはそのゲームの内容を蝶野に語る。
「簡単に言えばモンスターと決闘者、マスターとサーヴァントの苦痛を共有するゲームだ…」
「何?」
アサシンが語った内容は蝶野には看過できないものだった。
わざわざサーヴァントが受けた苦痛を自分も受けなければならないのだと。
「それはゴメンだろ主様? だからあの女と主従契約の交換を提案したくてね…」
「……なるほど、それが貴様の狙いか」
つまりアサシンと早苗、キャスターと蝶野という形に主従を変えないかという話であった。
だがこうなった場合、アサシンは完全にフリーとなり、自分はアサシンの制御下でキャスターを引き受けなければならない。
令呪で洗脳を解除してもこちらに反感を持つキャスターがそのまま自分の指示に従うとは思えないため、面倒が増えてしまう。
そう結論づけて蝶野はアサシンに啖呵を切る。
「今更苦痛がなんだ、貴様の枷を手放して俺の悲願が遠のくぐらいならそれぐらい受けてやるよ」
「フフフ…良い答えだマスター。これで心置きなくデュエルを楽しめそうだ」
高揚を隠さないアサシン、それを忌々しく見る蝶野。
そんな蝶野にアサシンは神のカード――ラーの翼神竜を見せて語る。
「安心しろマスター、俺たちには神がいる。拝ませてやるよ、太陽神(ラー)がどれほどのものかをな…」
2247
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 19:42:12
>>2239
不甲斐なさを感じながらこちらを見ている戦兎に気付いたうどんげは、
「マスターが気負う必要はないですよ、これでも私、元ですけど軍人なので!」
と、安心させる為かそう明るく言った
(…自分の命惜しさに逃げたんだけどね)
と内心でそう、かつての苦い過去を後ろめたく思いながらも
2248
:
名無しさん
:2023/07/17(月) 19:44:25
>>2240
咲夜(…あの兎耳は…はぁ、貴女も呼ばれてたのね、道理で捕捉出来なかった訳だわ)
ソウゴ(…もしかして咲夜の知り合い?)
咲夜(ええ、まあ…あの兎は鈴仙、薬師よ。波長を操って姿を隠したり色々出来るわ…互いに真名も手の内も割れてると言っていい
気配遮断のお陰なのかまだ気付かれてないけど…迂闊に動くのは危険と思うわ)
2249
:
名無しさん
:2023/07/18(火) 00:52:00
慎二との一戦を振り返り、遊星は考える。
あのデュエルはもしも遊星がマスターを躊躇なく狙えば、そこに勝機を見い出せたはずだ
相手はあの粗暴な態度からして悪辣なマスターの類と見て間違いなかっただろう
だが遊星はあくまで聖杯戦争ではなくデュエルとして、サーヴァント同士の戦いに固執してしまった
結果的にシャロが銃を撃ってしまい、それがずっと引っ掛かっている
(やはり……相手が悪人のマスターならば俺も相応の覚悟を決めるしかないか。あんなバーサーカーを野放しにしたら、世界の治安も悪くなってしまう)
遊星はシャロの願いを叶え、更には世界を救うために召喚に応じた。
ならば治安を悪化させる者は倒さなければならない。それが結果的に相手の死に繋がったとしても――野放しにしたら、聖杯獲得が遠ざかるどころか世界が更に荒らされてしまうだけだ
2250
:
名無しさん
:2023/07/18(火) 06:34:28
ついに闇マリクバベッジ組がめぐみんジャック組を襲撃
蝶野と早苗は当初の予定通り遠くからの観戦であり、前線には出てこない
マスターもいないため速攻でケリをつけてしまおうとめぐみんは爆裂魔法を撃とうとするが、それに警戒した闇マリクは一緒に連れてきた洗脳一般人数人で周りを固めて牽制
マスターを殺す覚悟はあっても流石に一般人を巻き込んで殺すのは二の足を踏むゆんゆん
その行為に憤るジャックと千夜に闇マリクは嘲笑しながら言い放つ
決闘者ならデュエルで決着をつけようじゃないか、と
2251
:
名無しさん
:2023/07/18(火) 08:54:26
>>2250
めぐみんの情報はあまりない(デメリットの関係で聖杯戦争ではまだ爆裂魔法を使ってないからめぐみん、ゆんゆん、ダクネスしか知らない)ものの、ロクに戦わない魔法使いが居たという情報は得てるから何かのために魔力を温存してると警戒して洗脳一般人で牽制したんだよね
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