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【伝奇】東京ブリーチャーズ・玖【TRPG】

412御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc:2021/05/23(日) 21:41:19
>「死ね!多甫祈ィィィィィィィィィィィィ―――――――――ッ!!!!」

>「おめでとさん。大ハズレだ――――『幻装白景』」
>「……祈ちゃんには指一本触れさせませんよ。師匠」

が、貫いたのは氷の盾。
黒尾王が、先ほどノエルが授けた加護を見事に使い、アンテクリストを出し抜いて見せた。
それだけにとどまらず、そのまま攻撃に転じる。

>「『反転・幻想発勁』」

>「ッ!!ぐお……」

自らの攻撃を返され、ひるむアンテクリスト。

>「羽虫どもが……どこまでも神の行く手を塞ぎに来る!
 消え失せろと言ったぞ、ゴミども!!!」

アンテクリストは妖気を収束され、黒尾王に向けて呪詛の砲弾を撃ち放つ。
予備動作の長い遠距離攻撃となれば、当然ノエルが放ってはおかない。
放たれた呪詛の砲弾の前に何層もの氷のバリアーが現れてゆく手を阻むが、バリアーを砕け散らせながら砲弾が突破していく。

「そんな……!?」

黒尾王が回収した氷の盾でなんとか凌いだのを見て、ひとまず胸をなでおろす。
が、連発されたらどうなるかは分からない。

>『狼獄』

ポチにより、アンテクリストに無数の攻撃が加えられる。
しかし、いくらダメージを与えても瞬時に治癒してしまうのだった。
更にアンテクリストは、膨大な神気を放出し、一同を圧倒する。
祈はアンテクリストの背後に回って蹴りを叩き込もうとしているところだった。

>「弾け飛べ!!!!」

「祈ちゃん!」

氷の盾の生成も至近距離過ぎて間に合わず、祈はうつぶせに地面に叩きつけられた。
一方の後衛組では、危険を察知したハクトが防御妖術を展開する。

「危ないッ!! 月暈《ムーンヘイロー》!」

光のバリアーが現れたのは、ハクトではなく祈の援護のために少し離れていたレディベアの前。
ハクト自身は、ヘリポートの縁まで吹っ飛ばされてボロ雑巾のように転がった。
いくらノエルに怒られても玉兎の性質は抜けないようだが、戦略的にも間違ってはいない。
ブリガドーン空間の器として膨大な力を秘めているレディベアを失うわけにはいかないのだ。

「……乃恵瑠が言ってた。君は祈ちゃんと幸せにならなきゃいけないって……。
だから君に何かあったら困るんだ……」

別に間違ってはいないのだがこの言い回しは祈に言わせると若干ニュアンスが違うらしいが、
ハクトは乃恵瑠の忠実なペットなのでノエルの言ったことを素直に受け止めているのであった。


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