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チュン(・8・)チュン にお仕置きするスレ

105名無しさん:2019/09/10(火) 00:25:47 ID:elL5mc7s
>>104
乙!

106名無しさん:2020/02/05(水) 10:12:28 ID:5XQNtCtQ
糞鳥潰したい

107名無しさん:2020/04/19(日) 23:21:10 ID:FBF9K27w
チュン(・8・)チュンは猿に食べられました

108名無しさん:2020/07/04(土) 15:59:51 ID:BpaUgvhY
チュン(・8・)チュンは鳥に食べられました

109名無しさん:2020/07/18(土) 23:51:09 ID:N.GLwFSo
イヤチュン
タベヤエテナイチュン!

110名無しさん:2020/07/26(日) 09:04:57 ID:n5XAhsyU
コヨサエチャッタ...チュン.....タイセチュナ... ピヨチュン..コヨサエチャッタチュン.......
チュンチュンモ..モウ...アユケナイチュン....チュンチュン...ムシ..イカチュン?.....
チュンチュン....ノ... チュンセイ... .ウバワエテ....バカリチュン...チュン..チュン...

111名無しさん:2020/10/26(月) 20:11:46 ID:lTWLYuNY
ヂュン!?
イタチュン…チュンチュンノポンチュンイタイチュン……
ササッタチュン…ヌカナイトダメチュン…チュググ……
チカラ……ハイヤナイ……チュン…
チュンチュン……カエヤナイト……イケヤイ…チュン…
ヒナチュン……マッテ……ユ……チュン……
メガカスム……チュン……ヒナチュン………… 
…ハノケ…チェン………………

112名無しさん:2020/12/22(火) 22:19:17 ID:GNwm52qQ
チュン

113名無しさん:2021/03/23(火) 08:40:06 ID:MoMAI8vA
チュンチュンぶっ潰す

114名無しさん:2021/10/29(金) 23:08:47 ID:PrNDirTY
イジメナイデ・・・

115名無しさん:2022/02/18(金) 19:30:31 ID:tjf7eXIk
PC整理したら出てきたので供養

「スピー…プワー…」
穏やかな春の陽気。心地の良い風と木々の間から差し込む木漏れ日の下、一匹のチュンチュンが気持ちよさそうに寝息を立てている。
ほの印の練習着やスカートをたっぷりと敷き詰めたふかふかの寝床に愛用のワンヤフユヤッチュン。
手羽にも下着を抱え、そのまるまるとした胴を折り曲げて幸せそうに、一体どんな夢を見ているのやら。
非常に個人的なことになるが、自分はこの状態のチュンチュンをさらに折り曲げて、そのまま背骨をへし折りたい衝動を覚える。
――というわけで、実際にそうしてみよう。
自らに迫る死の影に気付かず眠りこけているチュンチュンの背後から、大きな黒い塊が音もなく接近する。
その塊は阿保面を晒しながら涎を垂らすチュンチュンを見下ろすと、静かにその頭部に手をかけた。
「チュン?」
執拗に自身の体を弄られる感触にさしものトンマ鳥も目を覚ました。
「ダレチュン!? オンナノコノカヤダニキヤスクサワユナチュン! チュンチュンノカアイイカヤダハハノケチュンダケノモノチュン!!」

「チュン…? オトモチュン?」
チュンチュンの前に立ちはだかっていたのは、自分と同じようなずんぐりとした体型に短い手羽、灰色の毛に覆われた一体の同族だった。
ただ、その瞳だけはまるでぬいぐるみに縫い付けられたプラスチックのように無機質で、こちらをじいっと見つめている。
「オトモチュン…ドウシタチュン?」
底抜けの鈍チュンでも何か得体のしれない雰囲気を感じ取って、不安げに後ずさる。
「……」
暫時の沈黙と緊張、その後にとうとう“お友チュン”がその嘴を開く。
ゴオオオオオッ!!!!
「ビィ!?」
そこから飛び出したのは言葉ではなくナパーム火炎の奔流だった。

116名無しさん:2022/02/18(金) 19:34:05 ID:tjf7eXIk
「ピィィィィィィ!!! チュンチュンノカアイイリボンガァァ!! トサカガァ!! モエテユ!!!モエテユヂュウウン!!! アヂュウウウウウウウウウウッ!!!!」
パニックを起こし普段の鈍重さからは想像できない勢いで出鱈目に右往左往するファイヤーヘッドチュンチュンに、
“お友チュン”は容易く追いついてその燃え盛るサイドテールを乱暴に引っ掴んだ。
途端、ブチブチと音を立ててそれは引き千切れてしまう。燃えているのもあるが、“お友チュン”の力が強すぎるせいでもある。
「ダレカァァァァ!!! チュンチュンヲタスケテェェェェ!!!!!」
当の本人はそんなこと気にする余裕もなく、必死で助けを求めている。よし、望みに応えてやれ。
焼け野原になりつつあるチュンチュンの頭皮をむんずと掴むと、“お友チュン”は水場を探して移動を開始した。
「チュグッ!! イダヂュン!! モットヤサシク…ブビヤァァッ!!!」
嗚呼、美しきかなチュンチュン同士の助け愛。一刻も早い消火のため、“お友チュン”はがっちり固定したチュンチュンを引き摺りながら、
障害物を無視して一直線に森を駆けた。



「ヂュギ…ヒグッ…ヂュゲェエ…」
水辺に到着する頃には火はほとんど鎮火していた。ずっと地面を引き摺りどおしだったことで半身への延焼も防げた。
代わりにあちこち小石がめり込んで毛は摩擦で消失して土だらけの肌は薄汚い里芋みたいだけど命あっての物種だから仕方ないよね。
「グピュ…! ア…アチュイ…ノドガ…ノドカワイタチュ……オミヂュヲ…」
ひん曲がって歪んだ嘴から泥を吐き出し、チュンチュンが苦しそうに哀願した。
「オミヂュ…ノマセテ…ヂュヴ!!?」
うん、たっぷり飲ませてあげなさい。
「ヂュヴヴヴヴヴヴヴヴ……ゲホグッポ!!! ヤベッ…グヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!!!」
友達思いの“お友チュン”はチュンチュンの気持ちを汲み取ってその頭を何度も水面に突っ込み、
その度もはや自力で頭を上下することすらおぼつかない仲間の身を労わって頭部を掴みあげると、また水の中に戻してあげるのを繰り返した。
「ゲボッ…!!! モウヤベデ…!! チュンチュンノダイシュキナ オウタヲウダウガラッ…オネガァイ…」
「ピュ…ピュア〜…ラビュ〜」
その時、“お友チュン”の無機質な瞳が一瞬煌めいた。
「ヂュギャア!!」
突如として“お友チュン”は全体重をかけて背後からチュンチュンの下腹部に圧し掛かった。バキバキと色々なものが押し潰されて砕ける音が響く。
親鳥だったのか、その下腹部から溢れ出したどろどろとした赤黒い流体に灰色の破片が混じっていた。
「ヤメッ…イダギア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!!!」
耳障りな雑音を垂れ流すその嘴を上下から無理やりこじ開ける様に引っ掴み、釣られてチュンチュンの頭部だけが持ち上がって
さながらキャメルクラッチをかけられているような体勢となった。
「ゴレイジョウア゛ガナイッ!!!! サケヂュヴヴヴヴヴヴ!!!!!」
皮肉にも、“お友チュン”が嘴を開こうとするほどその絶叫は甲高くノイジーな音階を駆けあがっていく。だがほどなくしてそれも限界を迎えた。

117名無しさん:2022/02/18(金) 19:38:55 ID:tjf7eXIk
「ヂギエエエエエエエエエエエエエエエッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
うおっ、嘴ごと顎が裂けた。後はもはや言語化不可能な金切り声をあげるだけとなったそいつに、しかし“お友チュン”は追撃の手を緩めなかった。
ベリベリベリ!!!! バキバキッ!! バキンッ!!
おぞましい断末魔を上げながら、尚も強烈な力で裂けた上嘴を引っ張られ、フードを脱ぐようにチュンチュンの顔面の皮がずるんと捲れた。
よくよく見れば下半身を固定されたまま同時に頭部を限界以上に持ち上げられたせいか、背骨が折れて体外に飛び出していた。
思いがけず、当初のチュンチュンを折り畳むという目的が達成されたことになる。向きは逆だが。
それでもまだ“お友チュン”は溜飲を下げていないらしい。
思いつく限りの生き地獄を味わされ、既に三途の川の深瀬に両足を突っ込んでいるチュンチュンの頭部をガッチリとホールドすると、
ヘッドロックでもかけるのかなというこちらの予想はあっさり裏切られた。
ギギギギ…ミシミシッ!!ベキッ!!
ほとんどむき出しとなったその頭蓋を、“お友チュン”は万力のように締め上げて固定しながら同時にねじり始めたのだ。
「@,-%#:!!!!!」
恐らく、半分まで捩じったところでそのチュンチュンは血反吐を吐いてこと切れたことだろう。
けれども“お友チュン”はそのまま頭蓋を力ずくで一回転させ脊椎をねじ切ってしまった。
眼球や脳が収まったままの頭部が脱落してごろりと転がり、残った首なしの胴体から“お友チュン”はようやっと体を除けると、
そのまま俯いて動かなくなってしまった。
・・・。
それまで何をしても無感動、ただただ機械的にチュンチュンを痛めつけていた“お友チュン”の挙動に、チュンチュンのオウタを聞いてからは
明らかな殺意、怒りの炎が宿ったように思えた。だがこれは――
結論を出すにはまだまだデータが不足している。やれやれ、森まであいつを回収しに行かねば。

118名無しさん:2022/02/18(金) 19:42:44 ID:tjf7eXIk




真っ暗な部屋の中心、四方をロープで覆われたリングを、天井の小さなライトだけが照らしていた。
「ホントウニ タマチュンカエシテクエユチュン?」
青コーナーで待機するチュンチュンがちらりとリングの外に目をやった。
そこには自らの命と同じくらいに大切なタマチュンが、勝者に授けられるトロフィーの如く専用のカップに収まって台に並べられている。
約束しよう。そのために、君は今から命と卵をかけてお友チュンと戦ってもらう。どちらが勝っても恨みっこなしだ。
「ワカッタチュン…ヤッテヤユチュン」
ぶるっと武者震いをして、覚悟を決めたチュンチュンが立ち上がる。こうでなくては。
よくチュンチュンは自然界一臆病で脆弱な生き物と言われる。
確かにその通りかもしれない。しかし自分はチュンチュンに様々な可能性を見出したい。
食物連鎖のピラミッドの最底辺として、ただただ憐れに踏み躙られて虐げられるだけの姿は見飽きた。
もっと違う姿も見てみたい。そう例えば――
お友チュンにカナディアン・バックブリーカーを仕掛ける姿とか。

119名無しさん:2022/02/18(金) 19:49:57 ID:tjf7eXIk
「ヂュブッ!!!!!!!」
脳天からリングの固い床に叩きつけられ、挑戦者のチュンチュンは血反吐を吹いて絶命した。
そいつにブレーンバスターをかました主――常勝無敗、王者の“お友チュン”は赤コーナーに仁王立ちして、そのプラスチックの様に無機質な瞳で灰色の遺骸を見下ろした。
「ヂュッ…アイチュホンキデオトモチュンヲコヨシチャッタチュン…」
「アンヤノガアイテデカテユワケナイチュン…」
「デモ アイチュニカタニト チュンチュンタチノタマチュンカエッテコナイチュン…」
リングの脇で控えていた次なるチャレンジャーたちは、自分とさほど変わらぬ背丈の“お友チュン”がまるで熊か何かの類に思えただろう。
タマチュンを人質に取られているとはいえ、臆病な本性が発露して今にも逃げ出してしまいそうな風でもある。
よし、ハンデをあげよう。王者一体に対して挑戦者五匹。まとめてかかっていいぞ。
「チュン…ソエナヤ」
「チュンチュンタチガチカヤヲアワセエバ アイツヲタオセユチュン」
「ミンナデガンバユチュン…イクチュン!! プワプワオ〜!!」
試合開始のゴングが鳴る。チュンチュンたちは王者“お友チュン”を取り囲み、四方から一斉に突撃した。
「クヤエ!!」「チュン!チュンチュンチュン!!」「ビィ!!」
あるものは手羽で、あるものはその足の爪で、あるものは嘴で健気な連続攻撃をくり出すも、王者にさしたる動揺は見られない。
「ヂュッ?」
王者はまず手始めに正面のチュンチュンを引き寄せホールドすると、ベアハッグの要領で思い切り締め上げた。
「ヂュギギイイイイイイイ!!!!! ハヤセッ…!!!」
「オトモチュンヲハナスチュン!!」「コイチュ…!!!」「チュンチュン!!」
周囲の雑音など無視。カスが効かねえんだよとでも言わんばかりに王者は目の前の抱き枕チュンを締め続け、しまいにそいつの体がくの字に折れ曲がった。
「ピギェェェェェ!!!!!」
嘴から泡を、尻穴から血便を吹き出して、最初のチュンチュンは絶命した。
「オトモチューン!!」
絶叫したチュンチュンを、次はお前だと言わんばかりに捕捉した王者が米俵を担ぎ上げる様にリフトアップし、ゆさゆさと揺さぶり始める。
「チュブッオェ…! キモチワユイチュン!! イマスグヤメチュン…!!」
「イダッ…セナチュンイタイ!! ホネガオエチャウチュウウン!! オネガイヤメテェ!!」
「オトモチュンヲオヨスチュン!」
雑魚鳥の懇願や抵抗など王者は意に介さぬ。チュンチュン神輿は激しく上下に揺さぶられ、その度上下の口から吐瀉物と糞便が漏れ出てびちゃびちゃとリングに降り注いだ。
「ヤンヤン!! キタヤイチュン!!」「チュンチュンノカアイイカヤダガヨゴレチュン!!」「クチャイチュウウン!!」
振り撒かれた汚物を浴びて周囲の三匹が嫌がりながら離れていく始末である。
「マッテ…オトモチュ…タシュケ…ゲボッ!!」
担ぎ上げられたチュンチュンは既に虫の息。でもまだチャンスはある。素手だけで戦うのがプロレスの醍醐味ではない。
「コエハ…」
リングの隅に一時退却した三匹は気付いた。そこにある長机の上に針金の埋め込まれた棒きれや金属製の椅子といった武器が並べられていることに。

120名無しさん:2022/02/18(金) 19:51:47 ID:tjf7eXIk
「コエヲツカッテ オトモチュンタスケユチュン!!」
思い思いの凶器を手羽に取り、再びいくらかの闘志を取り戻した臆病鳥たち。
「オ、オモイチュン…」
おや、パイプ椅子を持った一匹がふらふらと千鳥足だ。そういえばこいつらはタマチュンより重いものを持ったことがないと聞くが。
やはりというか、そいつは椅子の重みを支えきれず、その場でひっくり返ってしまった。それどころか体に覆いかぶさった椅子を自力で退けることが出来ずその場でもがいている。
「ウゴケヤイチュン!! オトモチュンタシュケテホシイチュン!!」
「オマエハアトチュン! マズハアッチノオモチュンヲタスケユチュン!!」「ソウチュン!!」
賢明な判断だ。そんな二匹の背に「ソエヨリコッチヲタスケチュン!! ハヤクスユチュン! チュンチュンヲミステユノカチュン!?!」などと罵声を浴びせる自己中鳥の浅ましさよ。
こっちも決めた。まずはあいつから仕置きしてやろう。
「オ…オヨシテ……モウ、ユサブヤナイデ……オェェエッ」
瀕死のチュンチュンを担いだまま、悠然と王者はリングを歩いていく。
「クヤエ!!」「チューン!!」
左右で針金バットを振り回す二匹は相変わらず眼中になく、
「ク、クユナ!! クユナチュン!! オトモチュンハヤクコイチュヤッチュケユチュン!!」
椅子の下でじたばたもがく薄情鳥のもとへたどり着くと、その上に担いだチュンチュンを振りかぶって勢いつけて叩き落とす!
「ギェブヂュッ!!!」「ッポァグオーッ!!」
これぞサンダーファイヤーパワーボム。パイプ椅子に後頭部と背中から叩きつけられたチュンチュンの柔らかな体は中ほどでぱっきりと折れ、L字の形を作ったまま動かなくなった。これが見たかったんだ。
一方その下で、固い椅子とお友チュンの体重で押しつぶされたチュンチュンも、嘴から逆流した臓腑を吐き出し胴をVの字に引き攣らせながらこと切れた。

121名無しさん:2022/02/18(金) 19:53:53 ID:tjf7eXIk
「マタオトモチュンガ…」
「ドウシテコッチノコウゲキガキカナイチュン…?」
疲労と絶望の中、ようやく鈍いこいつらも訝しがり始めた。絶対王者にはいかなる攻撃も通用しない。針金バットがその身を引き裂いても、顔色一つ変えることはない。
こいつはそういう風に『作られている』
さて、そろそろ種明かしをしてやろうか。プロレスも飽きてきたことだし。

ゴオオオオオオオオオオオオオオオー
「チュン!?」
「ションナ…ナンデ!?」
「アイチュオソラヲトンデユチュン!!」
王者“お友チュン”が直立不動の姿勢で宙に浮いていた。空を飛べないはずの自分たち――しかし同じ姿をした同族は、
まるで二匹を嘲笑うかのように、はるか頭上から感情のない瞳で喚く自分たちを見下ろしている。
「オイテコイチュン!! ヒキョウチュン!!」
「ビィ!! ナンデオマエトベユンダチュン!! チュンチュンダッテ…ビィィィ!!」
地上では二匹が地団太踏んで悔しがっている。手羽を振り乱してジャンプし、その度自分は飛べないことを嫌でも自覚させられてはビィビィ喚くことの繰り返し。
「ズユイチュン!! ナンデオマエバッカリ!! ビィイイイイイエエエエエエエ〜〜エァッ!!?」
二匹のうち、特に青筋立てて怒り狂っていたチュンチュンが、突然泡を吹いて昏倒した。
「シッカリスユチュン!」とお友チュンが揺さぶって呼びかけても、もう一言も応えようとはしなかった。
これが憤死というやつか。飛べないのがよほどコンプレックスだったとみえる。
そんな愚かな身の程知らずを尻目に、王者は悠々地に降り立つ。
残された最後の一匹は、その姿を見て涙目で怯え――
「アエ…? アノヒカッテルノハナニチュン…?」
そのチュンチュンは気付いたようだ。先程の針金バット攻撃で千切れた王者の灰色の毛の下から、ぴかぴかと光を反射する銀の地肌がのぞいていることに。
そう、こいつの正体は――
パァァァァァァァァァァァ
「ウッ…! マブシイチュン…」
一瞬で王者“お友チュン”を覆っていた体毛が発火して燃焼し、その下に隠れていた真のボディが露わとなる。
「コ…コイチュ! オトモチュンナンカヤナイチュン!!」
いや、形だけはチュンチュンだ。しかし血の通った生物ではない。こいつはロボットだ。名付けてメカチュンチュン。
ビィィィー!!
メカチュンの瞳が発光し、そこに初めて光らしいものが宿った。
「ギェアアアアッ!!」
次の瞬間にはそこから放たれたビーム光線が最後のチュンチュンの胴を射抜き、内臓が燃えるような激痛を感じながらチュンチュンは絶命した。

122名無しさん:2022/02/18(金) 19:58:35 ID:tjf7eXIk
ある日、ふとジャーマンスープレスで脳天から地面に叩きつけられるチュンチュンの姿を見たいと思った。
鯖折りをかけられ、文字通り背骨をへし折られ苦しみ悶えて絶命するチュンチュンが見たいと考えた。
人間がチュンチュンを殺すのは容易い。大の大人が本気で殴れば、一撃で致命傷を負わせることも難しくないほどに脆弱な生き物だ。
だから古来より人々はチュンチュンを出来るだけ長く『痛ぶる』方法を思案してきた。そのための様々な器具も発明された。
だが人間がチュンチュンの目線になってこいつらを痛めつけることは難しい。そもそもの体格からして違い過ぎる。常に圧倒的な力でもって、上から見下ろすようなやり方ばかりになってしまう。
無論それも悪くないが、たまには気分転換するのもいい。一番理想的なのは自分たちがチュンチュンのサイズになって直接殴りにいくことだが、そんなことは現実問題不可能だ。
そこでこいつを作った。きっかけは今日のように、胴に小型のカメラを付けた野生のチュンチュンたちをリングで戦わせていた時のことだ。
その頃はチュンチュン目線でのお仕置き、それはチュンチュン同士の戦いによって叶えられるのではないかと考えていた。
しかしこいつらの戦いは見ていてひどく単調で退屈だ。攻撃手段は貧弱な手羽と、丸っこい嘴と、今にも折れそうな細足の爪の三つだけ。
元来臆病すぎて闘争本能の欠片も持ち合わせていないこいつらを、様々な手段を駆使して殺し合わせることに成功しても、
その試合内容はひどく地味で精彩さと多彩さ、一言でいえば面白みに欠けていた。
メカチュンチュンはチュンチュンと同じ姿を持ちながらも、プログラムされた多様な格闘バリエーションで、チュンチュンたちに派手な“死”をもたらすことが出来る。
もちろん限界はある。チュンチュンの骨格構造をベースにしている以上、やりたくても出来ない動きの方が多い。(投げ技中心なのもそのせいだ)
それでもチュンチュンの見た目に拘ったのには理由がある。
これまでチュンチュンを殺すのはいつだって他の生物だった。しかしこいつは自分と同じ姿をしながら、桁違いの性能でもって自らに死をもたらすパニッシャーだ。
訳もなくお友チュンに殺されるという恐怖と絶望、対照的に浮き彫りになる自身の余りの無力感。
先程空を飛ぶメカチュンを見て悔しがるチュンチュンの姿を見てこの発想は成功だったと確信した。

チュンチュンVSメカチュンチュン (了)

123名無しさん:2022/02/18(金) 20:12:38 ID:tjf7eXIk
恐らくこの後もプロレスとチュンチュン目線でのおしおきをテーマに続くはずでしたが
これで終わりでもキリがいいのでご容赦を

それと湖北省氏の最後の作品を保存している方はいらっしゃいませんか?
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10536/1499401457/218-219
↑にあがっていたPixivにも無い作品です


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