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中国憲法改正と日本共産党綱領

1クレシェンド:2004/03/09(火) 20:52
 中国が「私有財産の保護」を憲法にうたい、資本家保護を打ち出した。
毎日新聞は「クローズアップ」で「名は共産党だが、実態は日本の自民党など
西側の政権与党に近い」とまで書いている。
 日本共産党は中国の市場経済重視路線を評価する新綱領を採択したが、
果たして「共産主義を目指す」上で妥当な評価なのだろうか?

 共産党綱領
http://www.jcp.or.jp/jcp/Koryo/index.html

2最初は誰でも初心者:2004/03/09(火) 21:23
共産主義とは、私有財産制の廃絶を目指す思想である。

この命題が真であるか偽であるかを考えれば、すぐに答えは出ると思いますが。

3クレシェンド:2004/03/09(火) 21:26
 それが自然だと思います。 しかし、日本「共産」党の新綱領採択の党大会で
反対者は1人だけ。(しかも、文章が良くないという理由)
 その点、「日本共産党は本当に共産主義を目指しているのか?」という疑問が
当然出るわけです。(個々の党員には目指している人は少なくないと思うが。)

4最初は誰でも初心者:2004/03/09(火) 22:39
つまり、『擬態』なのか『変節』なのか。
公安当局は、当然前者ですよね。『さざ波』は後者の解釈。
ただ、どっちの立場もそれが100%だと考えてはいないでしょう。
例えば、擬態8割の変節2割、という具合に。

擬態の疑いが消えない理由は、『共産党』という党名への強いこだわり。
この執着をどう理解するかがまた問題となりますが。

5クレシェンド:2004/03/09(火) 23:22
 これも、100%と考えるのは誤りかもしれませんが一般党員の人たちには
「共産主義」へのこだわりがあるため、名称変更を行えば相当な抵抗が起きる
可能性があることを指導部も考慮していることがひとつ。
 もうひとつが、党指導部自体数年前に「党名変更は悪いことをした所がやる
こと」と発言していた記憶があるので、それとの整合性。
 さらに、「登録商標意識」もあるのでは。 確かに、ここ以外にも「共産党」
と名乗っている小グループはいくつか有るようですが、これを名乗り続けること
により、「我が党は1922年の結党以来の歴史と伝統を持っている」と疑いなく
存在した過去の共産党の後光を背負うことが可能になります。
 ほかにも、まだ有るでしょうが指導部レベルではこんな所かと。

6最初は誰でも初心者:2004/03/11(木) 15:33
共産党が党名変更に消極的な理由
1.一般党員の『共産主義』へのこだわり
2.「党名変更は悪いことをした所がやる
こと」論
3.登録商標意識

1は、むしろ指導部自身の信仰の告白ですね。
自分達はそう思ってるから一般党員もきっとそうに違いない、と。
2は、鉤十字がナチスの象徴であるが故に抹殺されることを想起すべき。
ちなみに、鉤十字の由来がサンスクリットである事は常識。
そういえば、昔ポケモンカードで一騒動ありましたよね。
3は、自分達がマニア向けのブランドであることを自覚してるかどうか。



結論。共産党指導部はアホの集団。

もっとも、閉鎖的コミュニティを維持したいのであれば、
党名変更という波風は自分から立てないほうが望ましいでしょう。
彼らが鼠を捕らぬ猫である現状に満足しているなら、アホの2文字は撤回します。

7クレシェンド:2004/03/11(木) 19:11
 イタリア共産党が左翼民主党になったときには少数派だが無視はできない
程度の党員が左翼民主党に参加せず、共産主義再建党を作ってそちらへ移った
ことがあります。 党名変更しても党員多数派は残るでしょうがブランド問題も
あいまって今の「非不破派共産党」という無視できる規模の小グループと違い、
「名称変更」により数千人単位(現党員の1%)でも「共産党」を称して、
「その正当を継ぐ」と主張するグループが出現して自分たちの「名称・系譜
独占」が崩れるのはやはり指導部としても恐れるところでは。

8最初は誰でも初心者:2004/03/12(金) 00:56
結局、『真理は1つ』という観念から逃れられないんだよね、共産党は。
共産ブランドの独占とは、彼らにとって真理の独占だから。
だが、真理の独占という観念こそが共産党の反民主主義的体質の現れであり、真理の
体現者としての傲慢さが故に敬して遠ざけられるという事が彼らには解ってない。
本当に救いようがないねぇ。

9クレシェンド:2004/03/16(火) 21:49
中国憲法改正に対する赤旗記事
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-03-16/06_01.html

10メゾフォルテ:2004/03/16(火) 22:07
>>9
 赤旗は、中国美化ですな。
生産手段における私的所有を認め(強化)しているわけだから、不破新綱領の
社会主義の立場から言うと、生産手段の社会化に「真っ向」から反する事態だ
な(w
 まあ、中国は社会主義ではなく、それを「めざす国」だというから、どうで
もエエのでしょうが。しかし、「めざしている国」が次第に生産手段の私有化
を強化しているんじゃ、めざしているとも言えないな(w

11クレシェンド:2004/03/16(火) 22:21
 中国の現在の立場は微調整(胡氏は江氏より、「改革」に慎重)はありながらも、
何も考えずに見れば「普通の資本主義国への移行」をしている以外に見えないと
思います。
 ただし、現在の日本共産党(特に新綱領採択以降)にとっても「市場経済を
通じて社会主義へ」というダミーというか、「左派の反論封じ」用のタイトルを
掲げる現在の中国の路線は「市場経済勢力」との連立政権を追求するのに有効
なのです。
 「市場経済勢力」との連立に異がある人たちに、「お隣に市場経済を通じて
社会主義を目指す実例たる中国があるじゃないか。」と言えますから。
 確かに、行政的禁止令を用いて短期に市場を廃絶することなどはできませんが、
「市場経済勢力=ブルジョワ政党」と自分の政策を犠牲にして連立を組むのは
別の話ではあります。

12メゾフォルテ:2004/03/16(火) 22:53
>>11
 21世紀にアジアにおける「超大国」となる中国の指導部とねんごろな関係を
結んでおくことは「野党外交」(って、外交は政府の専権事項じゃないのか)か
らみても、「おいしい」話しだということでしょう。

 市場と政府は単純な「対立」にあるわけではなく、政府のない「市場」はあり
えないわけですね。現在の国民国家が存在している限り。市場のコントロールが
グローバル化の下で、アメリカ主導になることをヨーロッパは嫌って、資本も含
めて「反グローバリズム」を標榜している理解をしています。
 
 市場を通じて社会主義に、というスローガンそのものが間違っているわけでは
なく、市場を政府=権力がどうコントロールするのか、その内容が問題だと思う
わけです。

 中国は普通の資本主義国家に向かっていると見るのは、ちょっと間違い。
労働者を保護する法律が、進んだ資本主義国に比して格段に弱い。プロレタリア
独裁国家ですから、民主主義が薄弱。ということで、「開発」にはもってこいの
体制。GNP拡大には「合理的」な体制でしょう。

13クレシェンド:2004/03/16(火) 23:05
 確かにおっしゃるとおり、「先進資本主義国」と同様の資本主義国に向かっている
というより、「遅れてきた開発独裁国家」になりつつあるとした方が正確でしたね。
 かっての国民党台湾を模範にしたような。
 なお、資本主義国というのはいわゆる先進資本主義国だけでなく、インドや
ブラジル(一党制ではないが)も包含する人口では「先進資本主義国」をしのいで
おり、「資本主義国の典型」=「先進資本主義国」というのは考えなくてはいかん
かもしれません。

14クレシェンド:2004/03/16(火) 23:11
 なお、付け加えれば「市場を通じての資本主義」(行政的手段で短期的に
市場を廃止できないことと、発展途上国では商業的交換の拡大の時代が必要
なこともあるだろう)そのもののスローガン自体には直接反対ではありませんが
中国及び日本共産党が同じことを言った場合その真意は反対のベクトルである
気もします。


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