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鏡の世界の迷子の旅路 無断転載
402
:
語り(管理人)
:2018/03/14(水) 22:59:17
>>109
>>401
「……引っ張ってった言う女の子もやっぱりかわいかったん?」
「ああ、一緒に居たその子の友人は3人ともタイプは違うが容姿は整っていたぞ。
ところでシャマル、確認しておきたい事がある。俺の目には会話が進むに連れて、はやての怒りゲージが溜まっていってる様に見えるんだが気のせいだよね?だって笑顔なんだモン」
「うわっ、キモッ!」
「心細さが語尾に顕れてるわね。
大丈夫よ恭也君。あなたの見立ては正しいわ。笑顔に見えるのは気のせいだから」
「何も大丈夫じゃないし。今の会話の何処に怒りを買う要素があった!?」
「本気で言ってる様に見える所が凄いわね。あれだけ語るに落ちてれば怒るでしょう」
「…え?俺、何か隠し事してたのか?」
「アタシに聞くな!」
「ムゥ…」
何等疚しい事はありませんと返されては、はやても呻く事しか出来ない。「浮気者!私と言う者が在りながら!」とか言う台詞が思い浮かぶが口には出さない。転がりようによっては自分が羞恥にのたうちまわるか、思いもよらない大ダメージを受ける可能性がある。
最近はやては恭也に対して隠しておきたい感情が芽生えている事を自覚しつつある。万が一にもこんな冗談のやり取りで知られる訳にはいかない。
怖がってる訳やないよ?勘違いやったら困ると思とるだけなんよ?だって家族やし?
言い訳など探せばいくらでも見つかるものである。
「…ひょっとして、俺がかわいい女の子と知り合いになっていた事か?」
「エッ!?そんッ…」
隠そうとしている事をあっさりと指摘されてあからさまに動揺するはやてを眺める恭也の表情に表れているのは純粋な“呆れ”だった。あれ!?
「シャマルとシグナムの胸では足りないのか…。
念のために言っておくがあいつらははやてと同じ歳だから知り合いになっても手を出すのは何年か経ってからにしておけよ?
あと、本人の同意が得られなければ同性であっても犯罪だと思うぞ。
それ以前に友人無くすから止めておけ?」
「そう来るか!恭也さん、私のことどういう目で見とるの!?視線を逸らさんといて!いや、優しく肩に手を置けと言う意味でもなく!」
「なんだ自覚がなかったのか。
安心しろ、はやて。最近は同性愛者への理解も世間に浸透しつつある。俺も自分が巻き込まれない限りは寛容だぞ?」
「待たんかい!爽やかな仏頂面でサムズアップすな!背中押してどないすんねん!ここは引き留める所やろ!」
「引き止められたいのか?」
「勘違いや言うとんねん!
シャマル達の胸揉むんは気持ちええからや!あの何物にも替えがたいフカフカの感触は手放せんのや!」
「ほぅ」
「もとい!今のは忘れて?」
「無理だろ」
「ひーっ!?ちゃうねん!今のは言葉の綾やねん!私にはちゃんとっ…!?」
「…ちゃんと?」
「ナッナンデモアリマセン!」
「好きな男がいるなら誤解を招く真似は止めた方が良いんじゃないか?」
「イヤ〜〜ーーッッッ」
数分前の思いも虚しくあっさり暴露しかけるはやて。
そんなお笑い芸人の道を爆進するはやての姿にシャマルがそっと涙する。
「昔はここまで酷くなかったのに…」
否定する気は無いらしい。
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