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ラーメン屋台
1
:
石田 淳平
:2015/09/15(火) 16:55:10
【入室しました】
そろそろ日も落ち始め帰宅する人が増えてきたオフィス区域。
そこでラーメン屋台をしているところがあった。
ラーメン屋台は車輪がついていて移動できるタイプであり
後面に一席、片方の側面に二席の計三席のこじんまりとした屋台だ。
日ごとにラーメンの味が変わる石田のラーメン屋台の今日のメニューはとんこつラーメン。
豚のパンチの効いた味が売りのラーメンだ。
なおチャーシューは大盛りでネギも大盛り。メンマも大量だ。
「ふぅ〜」
準備にも一段落つき屋台の中の椅子に座る。
「若い時は椅子に座らなくてもいけたもんだが歳を取るのは辛いね……」
ふとそうつぶやく。
【場所】オフィス区域
【説明】
帰宅する人が増えている時間帯。夏なのでまだ日は沈みきっていない。
【時間】夜6時頃
【規制】後入り三名まで
2
:
釈迦如来 雅
:2015/09/16(水) 00:43:43
【入室しました】
「ふんかふんかふっふ〜ん♪」
斜陽のオフィス街をご機嫌に歩く女子高生が一人。
その右脇には大きなヌイグルミ(確かクマムシさんとか言う大昔のキャラクター)を抱えている。
オフィス街にあると言う穴場ゲームセンターをやっと探し当て、ゲットした一品だ。
何だか可愛らしいそれをあっさりゲット出来て、とってもご機嫌なのである。
右手のスマホをぶんぶか振りながら歩いて居れば、良い匂いに惹かれて立ち止まる。
「こ、これは、とんこつらーめん…!」
ラーメン大好き女子高生の腹は、匂いを嗅いだ瞬間にぐるぐると音を立てだした。
腹が減ってはなんとやら〜、と言う事で、鼻を効かせて辿って行けば、そこには一件の屋台があった。
眼をハートにしながら覗き込めば、店主さんらしき人が居た。
「おっちゃん、もうやってる〜? やってたららーめん一つ!」
なんて、返事もまたずに人差し指を立てて注文してみる。
3
:
石田 淳平
:2015/09/16(水) 17:45:12
>>2
「おお〜やっとるよ」
今日始めての客に喜び、その感情を声に込めて言う石田。
こういうのは初めての客が肝心だ。
客がいないと一見さんからは悪いラーメン店の烙印を押されてしまう。
逆に客がいると次の客も入ってきやすくなるというもの。
「お客さん運がいいね。今日はじめての客だ。
だからサービスでチャーシュとメンマ大盛りにしておくよ」
そのためか元から大盛りなのだがさらに大盛りにするという宣言。
それでいてワンコインなのだから驚きである。
「しかし、熱い中ラーメンを食べに来てくれてありがとうね。
お客さんは何帰り?仕事帰りじゃないでしょ」
ラーメンを作りながら雅の姿を見てそう聞く。
4
:
釈迦如来 雅
:2015/09/16(水) 20:32:33
「わっ! やったぁ、ついてるー!」
無事にありつけそうな上、サービスまでしてくれるなんて!
にっこにこな笑顔でおっちゃんふとっぱら〜、と上機嫌継続。
さっそくとばかりに椅子に座って、鞄は椅子の下に、ヌイグルミは膝の上に乗っける。
ああ、もふもふ気持ちいい。
「えっへっへ、らーめん大好きですから!
えっと〜、何件か先を曲がった路地裏にゲーセンあるの知ってますー?」
そこに行ってこの子取ってきました! と膝の上のクマムシさんの頭を撫でて。
自分はと言えば、得意げに言いながらラーメンの製作過程をつぶさに観察。楽しんでます。
5
:
石田 淳平
:2015/09/17(木) 20:01:42
>>4
「はは、そう喜んでくれるとおじさんも嬉しいよ」
相手が喜ぶ様子を見て笑いながらそう言う。
「おお〜ぬいぐるみはそうやってとったのか。
可愛いぬいぐるみだね」
女の子の膝の上にぬいぐるみが載っている姿は絵になるなと
見ながら思う。
そしてちょっとした後
「はい、待ちど〜」
そうにこやかな笑顔とともに出来上がったとんこつラーメンを差し出す。
麺がチャーシューに隠れて見えないほど大盛りだ。それにチャーシューの
一枚一枚が厚い。さらに下は大量のメンマが隠れている。
また匂いも豚の油のいい匂いがするだろう。
6
:
釈迦如来 雅
:2015/09/18(金) 01:02:52
嬉しいと笑うおっちゃんに満面の笑顔を返し。
「そうそう! ね、可愛いよね可愛いよね、何十年も前のキャラとは思えないですよ!」
キャラ物としては今やアンティークレベルの物である。
あのゲーセンには、これからも行かないと、と拳を握って。
そんなこな話ながら、手際良く作られていくラーメンを待つ間、ぐるるる、と腹の虫が派手に鳴ったりして。
「まぁってました!
うわぁ、すごい本当に大盛りだ…!」
目の前に置かれたとっても良い匂いのラーメンに瞳を輝かせる。
前髪のピンを取って、そのまま後ろに流してある髪をまとめて手首に付けていたオレンジ色のシュシュで括って、準備万端。
いっただっきまーす、とお箸を手に取って、まずは分厚いチャーシューの下を覗いてみる。
メンマだ、メンマがたっぷりだ!
早速とばかりにチャーシューにかぶり付けば、口の中でほろりと解けて、肉と脂の旨みが口の中に沁み渡る。
一口齧ったそれをスープにしっかり浸して食して見れば、また旨みが加わって、もう…!
続いて掘りだしてきたメンマを数本、一気に口に放りこむ。
しゃきしゃきとした歯ごたえがなんと素敵なアクセント!
レンゲを使って一度スープを啜り、飲み込み。
あつあつの麺を手繰り上げれば、音を立てて啜り込む!
「はふ、ふはぁ…!」
とんこつラーメンにぴったりの麺がそこにはあった!
コシがあり噛み応えがある麺にスープが纏わりついてきて、これぞとんこつラーメン、と言う感慨と実感が舌と鼻腔を通じて押し寄せてくる。
味わう娘の表情は、至福そのものである。
その後も手が休まる事無く、おいしいおいしい、とがっついて。
7
:
石田 淳平
:2015/09/18(金) 19:47:54
>>6
「ははっそう急がなくてもラーメンは逃げないよ。
あんまりがっつきすぎて麺が喉につまらないようにね」
相手がラーメンを啜る様子を見てケタケタと笑いながら言う。
「でも嬉しいな。そこまで美味しそうに食べてくれると
おじさんもサービスしたかいがあるというものだよ」
しみじみと相手の食べる様子を見て言う。
これがあるからラーメン屋台を続けているという面もある。
今の世の中は平穏とはいえない。だがそんな中ラーメンという
ものが癒やしになり人々に笑顔を与えてくれるなら──
それはとても良いことだ。そう石田は思っている。
穏やかな表情で相手を見守る
8
:
釈迦如来 雅
:2015/09/21(月) 01:39:31
「はうあ! 逃げられても困りますけど……!
んぐ、……くはぁ、大丈夫、だった!」
実際ラーメンどんぶりに足が生えてすたこらさっさする図を思い浮かべたら、あまりの可笑しさに喉に詰まらせてしまった。
とんとん、胸の辺りを叩いて通す。
一度息を落ち着かせれば、今度はちょっとだけ落ち着いて啜り始める。
大盛りだったそれはみるみる内にお腹の中へと納められていって。
最後にスープまでしっかり飲み干せば、満足を絵に描いた様な笑顔で息をつき。
「御馳走様でした!
ラーメン好きってのもあるけど、おっちゃんのラーメン美味しいから!
いつもこの辺りでやってるんです〜?」
おっちゃんの心中しらず、平和と暖かさを貰って元気に笑顔に生きる女子高生の姿。
にこにこ笑顔で尋ねるのは、この屋台の味がいたく気に入ったからで。
タイミングと時間があれば、また来ようと心に決めての事だった。
も、もちろんサービス目当てと言う訳では、断じてない!
9
:
石田 淳平
:2015/09/21(月) 16:56:14
>>8
「ほらほら、急ぎすぎるから」
麺が詰まりそうな様子を見て心配げに言う。
大丈夫そうだったので少しほっと息を吐いた。
「ん〜いつもじゃないかな。日にちごとに場所を転々としていて
一通り回り終わったらまたここにって感じかな。
良ければ場所とか時間帯とか分かるチラシあるんだけれどもいる?」
そう相手にチラシを差し出す。
「ああ、そうそう言い忘れるところだった。その時の仕入れ状況によっては
ラーメンの味が変わるから注意してね。今日はたまたま豚骨だったけれども
醤油だったり味噌だったりするからさ」
10
:
釈迦如来 雅
:2015/09/24(木) 22:04:37
「かたじけない〜、ついつい……!」
頭に手を当てて、てへへ! とばかりにてへぺろポーズ。
差し出されたチラシ、歓喜の声と共に受け取って、眼を通す。
「なるほどなるほど、結構回ってるんですね!
へぇへぇへぇ! じゃあ色々食べてみたいなー!」
今度タイミング来てまた来ますね、と親指立てて宣言した。
とんこつは勿論好きだけど、どの味でも大好きなのである。
もちろんつけ麺も好きだしもはや素ラーメンでもいける程だったりする。
それで太る事が無いのは、若さもあるのかも知れない。
「よーし、お腹一杯になったし、また遊びに行ってこよっと!
おっちゃん、お値段おいくらです〜?」
ごそごそ、鞄の中を財布を探しながら尋ねて。
11
:
石田 淳平
:2015/09/26(土) 16:24:32
>>10
「本当にラーメンが好きなんだね」
ハハと笑い白い歯を見せて言う。
色々と食べてみたいと言われて
嬉しい気持ちがあった。
こういうのがあるから石田はこの商売を続けているのだ。
「ワンコイン五百円だよ」
笑顔のまま言う。
ラーメンの相場からすると少し安い額だ。
この額でやっていくために
色々と苦労しているのだがそれはまた別の話。
「学生さんの財布にも優しいと自負しているよ」
そう胸を張って言った。
12
:
釈迦如来 雅
:2015/09/30(水) 17:45:26
「ふふ〜、JKですから!」
決してJKとラーメン好きはイコールにはならないはずだが、何故かドヤ顏をした。
ワンコインと言われれば、わっふー! と歓喜の声。
と言うかそもそも金額を確かめずにありついた辺り行き当たりばったりが過ぎる娘っ子である。
「はいじゃあ、これで!
本当学生の味方だよね、こんどガッコで噂を広めておこう!」
ただし場所とかは教えずに。
そんな事して自分が食べたい時に食べられなくなったら困るし、という食い意地のはりっぷり。
胸を張るおっちゃんに五百円玉を手渡せば、いぇーいと親指立てた。
「はー、おいしかった、改めて御馳走様でした!
それじゃあおっちゃん、また来るね!」
軽い動作で椅子を降りれば、ぽんぽんとお腹を叩く。
見るからに満足気な表情浮かべれば、鞄にチラシをしまって、クマムシさんを抱き直し。
ぶんぶん、勢いよく手を振れば、足取り軽く屋台を後にする。
さて次来るときはなんだろな? 同じのでもいいな〜、とか想像を掻きたてながら。
『退室しました』
13
:
石田 淳平
:2015/10/02(金) 17:27:30
「またね〜」
元気いっぱいの女子高校生を笑顔で見送る。
若い子と話すのは中々刺激的だ。若返った気分になる。
そう石田は思った。
そしてラーメン屋台を続けるのであった
『退室しました』
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