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安達としまむらで百合萌え 避難所3

702名無しさん@秘密の避難所:2015/09/11(金) 23:03:46 ID:PknSLZ0c0
思いつき即興

入学式を終えて間もなく、学部の飲み会に参加した。
そうしたらたまたま、安達の学部の飲み会と同じ飲み屋で同じ時間帯で、同じ座敷の隣通しだった。
始まる時間も同じなら、終わる時間も同じで、同じく二次会に参加しないというのでわたしたちは一緒に帰ることにした。
乗る駅も降りる駅もおんなじ駅だ。学部だけが違う、わたしたち。
友達であることには変わりがない。同じ大学に入って、学部は別れて、他には何が変わっただろう。
「しまむら、手、繋いでいい?」
「うん、いいよ」
「しまむら、腕、組んでいい?」
「うん、いいよ」
安達の要求も相変わらずで、私も相変わらずに返事する。何も変わらない、わたしたち。
「しまむら、キス、していい?」
お酒は飲まなかったけど。
あまりに騒がしい居酒屋の余韻がまだ続いてて、ぼうっとしてたから。
そよいできた心地いい夜風になびくように。
「うん、いいよ」
まだ肌寒い、駅へ至る夜道で、色気もへったくれもない場所で安達にキスを許した。
離れていった安達の顔は、街灯の下でもわかるくらい、がっちがちに固まってて、赤くってなんだか面白かった。
面白かったついでに、面白いことを言ってみよう。
「安達、キス、していい?」
今度こそ固まった安達が、ほんとうに面白かった。




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