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素晴らしき膨らみの世界

7幻龍総月:2016/03/17(木) 09:58:39 ID:tCsPoTqQ

 注入器から追加で液体が流し込まれる。お腹もそれに合わせて風船のように大きくなっていく。
「はあ、はあ、はあ……!」
 息が苦しくなりつつも、腹囲はあっという間に200㎝近くまで大きくなっていた。それでも膨腹が止まる気配が無い。
「順調に大きくなっていますね、後もう少しで終わりますよ」
 膨腹する勢いが徐々に弱まっていき、数分後、膨腹は完全に止まった。
「お疲れ様でした。終わりましたよ」
「は、はい……。ありがとうございました」
 起き上がると、お腹にずっしりとした重みを感じた。千子は腹囲280㎝まで大きくなったお腹を見る。
「この中に、赤ちゃんが……」
「お腹の中には6人の赤ちゃんがいます。初めての妊娠、おめでとうございます」
 周りから盛大な拍手が起こった。あちらこちらから、おめでとう、と祝福の言葉も贈られた。
「最初の出産が済むまで施設にいてもらう事になります。出産予定日は3日後なので、それまでは体を休ませてください」
「分かりました」
「本日は本当にお疲れ様でした。お気を付けて」

 ・・・・・

 千子はホテルの一室のベッドで寝転んでいた。体が重くてあまり動けないでいたのだ。
「なんか、あっという間だったな」
 まるで嵐の様な出来事だった。時間もそんなに経っていない様に感じたが、結構な時間が掛かっていた。
「……本当にお母さんになったんだ。私」
 大きくなったお腹を摩りながら、赤ん坊の存在を確認する。何となく動いているのを感じた。
「もう少しで会えるからね」
 無理矢理とはいえ、出来た赤ん坊を無下に扱うことなどできない。できた以上は、責任を持って育てていきたいと千子は思った。
「うっ」
 ただ、つわりだけはどうにかして欲しかったと思った。


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