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素晴らしき膨らみの世界

4幻龍総月:2016/02/21(日) 02:28:38 ID:bgZ9BNc.

 見学当日。千子は列車やバスを使い、予約したステーションに到着した。大きなゲートを目の前にして、施設の大きさを実感する。
「ここがステーションの入り口、結構大きいのね」
 ゲート横にある受付で入場手続きをすることにした。
「すいません、予約していた福原千子と言う者なんですけど……」
「はい、福原様ですね。少々お待ちください」
 受付のお姉さんが対応してくれた。彼女のお腹は臨月並みに大きくなっていた。
「はい、確認取れました。正面のゲートを開けますね」
 ガコン、と大きな音を立ててゲートがゆっくりと開いた。すると、施設の中から一台の軽自動車が近付いてきた。千子の目の前で止まり、一人の女性が降りてきた。
 女性のお腹も膨腹しており、臨月を超えて、小学校低学年の子が入っていてもおかしくない大きさだった。
「こんにちは、福原千子さん。本日は遠路はるばるお越しいただきありがとうございます。担当の福留です」
「あ、この間電話に出てくれた」
「はい。お電話で対応した者です。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
 元気よく挨拶を返し、改めて確認をした。
 
 ・・・・・

 千子は車に乗せられ、施設内を案内された。
「当施設は敷地だけで東京ドーム20個分あり、大小5つの施設が存在します」
 福留さんは運転しながら施設の内部を説明していく。
「1つは千子さんが希望した『超多胎妊娠膨腹ステーション』。この施設は名前の通り、超多胎妊娠と膨腹の研究と実践を行っている場所です」
 車を走らせていると、大きな施設の群が見えてきた。どの施設も背は高くないが、大きさは大型ショッピングモール並みだと見える。
「2つ目の施設は『母乳型膨乳ステーション』。母乳による膨乳を行っている施設です。抽出した母乳は多角的に利用されています」
 大きな広場に到着し、車を一旦そこで止めて2人は降りた。
「3つ目は『超膨腹ステーション』。超多胎妊娠膨腹ステーションとは違い、あらゆる方面から膨腹の研究に特化した施設です。今は膨腹のギネス記録に挑戦中だそうです」
 広場を歩きながら全施設が見える場所まで案内される。
「4つ目が『全身子宮出産型膨乳膨腹ステーション』。膨乳膨腹後、膨張した部位で出産を行う研究施設です。こちらでは超多胎は行っておりません。5つ目が目の前にある『被験者専用ホテル【ノア】』です。以上が全施設の大まかな説明です」
 一通り喋り終わり、ホテルの応接間にあるソファに腰掛けた。
「いかがでしたか?」
「えっと、色んな施設があった正直驚きました」
「そうでしたか、他に何かお聞きしたいことはありませんか?」
「えーっと、そうですね、今のところは何とも……」
「もし今お決まりになられるのであれば、無料で一つ、選択したステーションでの肉体改造を行うことができますよ」
 無料という言葉に千子は反応した。あくまで膨腹膨乳は義務であり、決してタダでは無い。いくらか負担はしてくれるが、それでもお金がかかってしまうのは義務教育と同じ。そのため、貧富の差が露呈することも珍しくは無い。
「(お父さんやお母さんにはあまり迷惑かけたくないし、お金がかからないならいいよね)」
 自分の事でもあるので、自分で判断して決めることにした。
「分かりました。今決めます」
「ありがとうございます。どの施設で改造なさいますか?」
「そうですね、最初に言った『超多胎妊娠膨腹ステーション』がいいかなって思ってるんですけど」
「こちらですね、早速手続きをしてまいりますので、少々お待ち下さい」
 福留さんは奥の方へ歩いていった。千子はソファに深く腰掛けてしばらく待つこにした。
「(今日から私の肉体改造が始まるんだ。ちょっと怖いけど、頑張らなくちゃ)」


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