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素晴らしき膨らみの世界

19幻龍総月:2016/08/07(日) 14:00:12 ID:l7lkSHqw

 念のため簡易検査をし、妊娠が確実なものになった。両親も拍手と涙で喜んでくれた。
 その後すぐに登校し、クラスのみんなとの浮いてる感じを払拭した。なにより嬉しかったのは、仲が良い2人と会えたからだ。実に4日振りだった。
「妊娠おめでとう美玲!」
「いやいや、千子と比べたら足元にも及ばないよ」
「そう謙遜しなくてもいいよ。ところで何人孕んだの?」
「医者が言うには3人だって。出産は一ヶ月先だけど」
「そっかー、私は一旦身体を休ませないといけないからしばらく妊娠できないんだよね」
「私は膨腹トレーニングを現在進行形でやってるよ。ほら」
 京華はスカートをめくりあげ、穿いているパンティーを見せる。女性器には大量の機械が付いている。
「これでいつでも子宮の膨腹トレーニングができるの」
「へー、すごいね。私でも使えるの?」
「残念だけどこれは私専用。他の人が使うと危険だよ」
「それもそうか、ははははう?!」
 美玲が突然嘔吐するようなモーションになった。
「美玲大丈夫?! つわり?」
「あ、ああ。多分それかも、ちょっとトイレ行ってくる」
「私達も付いてくよ」
 2人に支えられながら、膨腹中専用のトイレに入って行く。なんとか便器に座らせて落ち着かせる。
「大丈夫だよ、さすってあげるから」
「何か飲み物買ってくる」
 京華は飲み物を買いに外へ出た。千子は美玲の背中をさすりながら声を掛ける。
「大丈夫だよ、私が付いているから」
「うん、ありがとう。うっ」
 吐きそうになりながらも少しこらえる。その時、この苦しさが吐き気ではない事が分かった。
「あれ?」
「どうしたの美玲?」
「つわりってさ、気持ち悪くなって吐くんだよな?」
「うん、そうだけど。それがどうかしたの?」
「いや、何か胃が圧迫されている気がして」
 美玲は気持ち悪くではなく、圧迫されて苦しいことに気付いたのだ。
「何だろ、お腹の中で何かが……」
 お腹をさすった瞬間、ボンッ! と、体内で爆弾でも爆発したのかと思うくらい勢い良く膨腹したのだ。その大きさは腹囲150㎝は超えていた。
「う、げ」
「!?」
 突然起きた異常事態に2人は困惑した。このような現象に遭遇するのは彼女達の今まで生きた中で一度も見たり聞いたり、体験したことがない。
「な、何だよこれ?」
「これって、急成長? でもこの大きさだと」
 千子はスマホを取り出し、ある人物に連絡する。数回コールした後、電話がつながった。
「『はい、福留です』」
「福留さん、今いいですか? 緊急事態なんです。急いで網谷さんにつないでくれませんか?」
「『わ、分かりました。少々お待ちください』」
 電話が切り替わり、網谷につながる。
「『網谷だ。どうかしたのか?』」
「実は------」
 千子は事細かく現状を報告した。美玲が急に膨腹したこと、現在の状態も話した。
「『なるほど、事情は分かった。それはおそらく赤子の大人化だ』」
「大人化?」
「『そうだ。何かしらの薬品で急成長したのだろうな、しかし産めないということは無い。その子を出産させるんだ』」
「ええ?! 私出産したことはありますけど手伝ったことはないですよ!」
「『急がなければ破裂する可能性がある。私もすぐにそちらに向かう。それまで出産準備をしてくれ』」
「え、ちょっと?!」
 まだ話そうとしたが、向こうから切られてしまった。
「や、やるしかないよね」
 千子が振り返ると、美玲のお腹は既に200㎝を超えている。その急な変化に美玲自身が追いついていない。相当な負担になっている。
「美玲、とりあえず息を整えよう。今から私のやり方を真似して」
「う、うん」
 痛みを少しでも和らげるために、ラマーズ法で呼吸を整えさせる。
「ヒッ、ヒッ、フー。ヒッ、ヒッ、フー」
「いい感じだよ、そのまま呼吸を続けて」
「持ってきたよってうわ?!」
 戻ってきた京華は今の状況を見て驚いた。千子はすぐに説明をして納得してもらった。
「そんなことが……」
「今は少しでも痛みを軽減させないといけないの。できれば出産もさせたいんだけど」
「なら私にまかせて」
 京華は腕まくりし、出産準備に取り掛かる。
「この間アイドル活動の一環で出産講義を受けてきたの、なんとかできるかもしれない」
「きょ、京華」
「安心して、ちゃんと出産させるから」


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