したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

素晴らしき膨らみの世界

18幻龍総月:2016/07/17(日) 08:01:06 ID:t.cjiBEg

 家に帰った後、夕飯と風呂を済ませて自室に戻っていた。押し付けられた荷物はとりあえず自分の部屋に持ち込んだ。
「これ中身なんだろ?」
 荷物である大きなボストンバックを開けてみる。中には液体が入った大量の小瓶と細いチューブが付いた注射器、説明書の紙、電極パッドが付いた機械が複数入っていた。
「……なんだこれ?」
 とりあえず説明書に目を通す。
『商品名:超簡単膨腹妊娠セット
 この商品は誰でもお手軽に妊娠できる超便利グッズです。
 使用方法: 
 1.小瓶に入っている液体を注射器で子宮に注入してください。
 2.しばらくしたら、電極パッドをお腹に貼って機械を作動させて下さい。
 3.数分もすれば、立派な妊婦に!』
 大体の内容を読み取り、説明書を置く。
「うーん、うさんくさい」
 そう言いつつもこのセットに興味があった。周りのみんなは妊娠ブームで妊娠し、友人たちはそれぞれやりたいことを見つけたからだ。自分だけ何も無いことにどこか疎外感を感じていた。
「……物は試しだ。やってみよ」
 早速小瓶の液体を注射器で吸い上げる。
「何か足りないな」
 1つ入れてみたが、注射器の3分の1にも満たなかった。量が足りていないと思い、小瓶をさらに4つ使って満タンにする。
「これでいいかな?」
 細いチューブをセットし、自分の女性器にチューブの先端を挿入する。ぬるぬると入っていき、子宮に到達する。
「うう、冷たい! ちょっと温めてから入れればよかった」
 文句を言いながらも、慎重に子宮内へ入れる。注射器に入れた液体を子宮内に注入する。
「うひゃあ!?」
 液体も冷えたままだったので、入れた瞬間びっくりしてしまったのだ。
「うう、またやっちゃった」
 注入を完全に終え、お腹がタプタプになったのを確認する。そして、電極パッドを付けて機械の電源を入れる。
「さて、どれくらいで大きくなるかな?」
 ワクワクしながらお腹が大きくなるのを待つ。
 
・・・

 30分経過。
「中々大きくならないなあ」
 美玲のお腹はまだ大きくならず、平坦なままだった。
「まあ個人差もあるだろうし、もうちょっと待つか」

・・・

 1時間後。
「……全然大きくならない」
 お腹は以前として大きくならず、前兆のようなものも起きない。
「もう少し待とう。もう少し」

・・・

 2時間後。
 お腹はうんともすんとも言わず、大きくならなかった。
「ちくしょー! インチキじゃねーか!」
 さすがの美玲も腹を立てた。
「あーもう寝る! もう遅いから寝る!」
 なんだかバカバカしくなってしまい、そのままベッドに横になる。
「はあ、期待した私が馬鹿だったよ」
 文句をいいながらそのまま眠りに付いた。

・・・

 そして、一夜明けて。
「う、ん……?」
 太陽の光で美玲は目を覚ました。
「もう朝か、ふああ……」
 起き上がろうとすると、身体が重かった。
「あれ? もしかして」
 視線を落とすと、そこには立派なまでに大きくなった自分のお腹があった。腹囲は既に100㎝超えている。
「やった! ボテ腹になってる!」
 大きくなった副作用なのか、胸も一回り大きくなっている。
「へへへ、これで私も妊婦の仲間入りだ」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板