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かわづさんとうしざわさん

1名無しさん:2015/01/03(土) 23:06:23 ID:y971/QVs
登場キャラ

河津ケロル・どことなく蛙っぽい女子学生
牛沢桃香・どことなく牛っぽい女子学生

童話の「牛と蛙」をベースにやっていけたらと思っています。
プレイの内容などはその都度意見交換などで決めて行けたらと思っていますが
メインは女子二人のレズ膨張ですと嬉しいです。

2名無しさん:2015/01/04(日) 17:45:58 ID:fVNAfK7U
むかーしむかし・・・では無い今よりちょっと未来のお話。
ここは女の人がお腹やおっぱいを膨らませることがファッションの一つとして認知されている世界。
どこまで大きくできるかが美しさの一つの目安になっています。

時たまやりすぎてパーンといっちゃう人もいますが、そういった事故専門の医療が充実しているこの世界では破裂は致命傷につながりにくくなっています。

ちなみに『あなたはどこを膨らませるのが好き?』という街頭アンケートによると・・・
膨乳派が40%、膨腹派が42%、両方派が13%、その他が5%、という結果になっています。


しかしそんな世界でも、体質や思想により膨らむことが苦手な人もいるのは当然のこと。

これはそんな彼女のお話です。

3名無しさん:2015/01/04(日) 17:56:37 ID:fVNAfK7U
>>1で『メインはレズ膨張』と書きましたが、他のスレで書かれているリレーに既にありましたので男性が登場してもOKということにさせてください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ねー今日さ、帰りにちょっと膨らませてかない?」
「いいよー。この前言ってたサロンにする?」

放課後の喧騒に包まれた教室で、制服に身を包んだ少女がそんな会話をしながら目の前を通り過ぎて行く。
そのすぐ後ろの席。少女たちををつまらなそうに眺めている一人の少女。

「・・・何が『膨らます?』だ。くだらねえ」

出席番号7番、身長168センチ、体重50キロ・・・。スレンダーな体系に、長い手足。ちなみに人より舌も長い。
美少女だがちょっと目つきが鋭いのがタマにキズ。そしてちょっとだけヤンキー体質。

「何が楽しくて腹や乳膨らますんだよ・・・あほらし・・・わっかんねえなぁ・・・」

河津ケロルはそんな少女であった。

4名無しさん:2015/01/11(日) 17:35:44 ID:x9fE9166
いつの時代にも、校則に縛られることはあるものだ。
この時代も例外ではなく、華美な染髪や化粧はもちろんのこと、この時代のファッションである膨腹膨乳はもってのほかであった。
それがため、学校帰りや休日、特に異性とのデートの時などは目一杯に体を膨らませておしゃれするのである。

「おい………あいつ………」
「あぁ、ケロルだろ?」
「ほんっとあいつ色気ないよなぁ………あれだけ美人なら………」
「胸とか腹とか目一杯膨らませたら………」
「「たまらねぇだろうなぁ……………」」

さらに遠巻きから彼女を眺める彼ら。
共学のここでは、思いのほか彼女は人気があるというか、妄想の対象というか…

要は「オカズ」にされていたのである。

5名無しさん:2015/01/12(月) 01:31:46 ID:kh3jVcHw
「でもよー、あいつ膨らむことに興味ないんだろ?もったいねえ」
「どうしてだろうなあ・・・体質かなぁ・・・まあそういうクールなとこ好きだけど」
「何とかして膨らませられないかな・・・?駄目だオレその妄想だけで抜けそう」
「あれ?お前ら知らないの?」

男子生徒の一人が訳知り顔で割って入ってくる。彼は情報通として皆に重宝されていた。
女子生徒の膨張データを取るのが趣味という変わった奴なのだ。

「これ内緒な?あいつ・・・昔は結構お腹膨らませてたんだってよ。○学生の時は、そこらの女子じゃ太刀打ちできないくらい大きくしてたんだって」
「うっそ!!マジで!!やばいその言葉だけでも抜ける!!」
「お前ちょっと落ち着け。ケロルはそれで調子乗ってたらしいんだな。取り巻きとか作ってたりして。でもある時さ、あいつより大きく膨らませることができる奴が転校してきて・・・」
「・・・まじか。それで・・・?」
「ケロルはそいつに何度も挑んだけど勝てなくてさ。今まで威張ってたから・・・その反動で皆から総スカンされたんだってよ。今はもう本人も反省してるし、周りとも和解したっぽいけどな・・・でもそれから膨らますの止めちまったんだってよ」
「なるほどなあ。苦手意識持ったか・・・抜ける、いや、泣ける話だ。もったいねえ」
「ちなみにその勝てなかった相手ってのが、あいつ」
「嘘!?このクラスの奴かよ!!」

事情通が指差す方向。そこにはまた一人の少女が。

ぱよん、ぽよん・・・
と音にするならこんな形だろうか。大きくて丸い、やわらかい何かが跳ねる音・・・

一人の少女がケロルに近づいていく。ぷよん!とその動きに合わせて揺れるソレ。

「ね、ねえ。ケロルさん・・・いっしょに、帰らない?」

出席番号5番、身長153センチ、体重55キロ・・・。肉付きのいい体系に、白い肌に映える黒髪。タレ目気味の少しおどおどとした美少女。そして何より、大きく前に突き出た特盛のおっぱい。


牛沢桃香はそんな少女であった。

「あぁ!?」
桃香をにらみ付けるケロル。そこらのチンピラなら大抵ビビると噂のガンつけであった。

「ひぃ!!」
「何だ・・・桃香かよ・・・チッ、おら!帰るぞ!!さっさと来い!」
「う・・・うん・・・」

乱暴にカバンを引っつかみ、足早に教室を出るケロル。
桃香は特大バストを揺らしてその後を追う。

「牛沢かぁー・・・あの二人仲良いよな」
「何だかんだで腐れ縁になったって話だよ」
「あー・・・たまんねえ。あのおっぱい・・・天然なんだろ?」
「みたいだなー。しかも桃香めっちゃ膨らむらしいからなー・・・・・・」
「限界まで膨らませたらどうなるんだろうなあー・・・・・・」
「「たまらねえなあ〜・・・・・・!!」」

桃香もまた、いろいろな意味で男子の憧れの的なのであった。

「いやーでもさぞ見ものだったろうな。あの二人の膨張対決」
「聞いた話じゃ最後まで牛沢の膨乳に追いつけなかったんだと」
「うわーマジでそういうの興奮する。見てえー!」
「・・・マジで見たいよな・・・」
「うん・・・何とかならんかな・・・」

「なあ、俺らで焚きつけてみるか?この話したら乗っかってくる奴結構いると思うぜ?」

事情通の彼が不意に出した言葉に、男子一同がピクリと反応した。

6名無しさん:2015/01/12(月) 02:18:37 ID:OV5OX5kM
「と………言ってはみたものの………どう焚き付けるかだよな………」

いつしかこのクラスの全員が頭を寄せ合っていた。どう彼女たちを限界まで膨らませ合うか……どうしたらケロルの闘争心を駆り立てられるか………。

「だってケロル膨腹膨乳から離れて久しいんだろ?どうやったってそんな……いい方法なんか………」
「それな。牛沢ならまだ膨らましてくれるかもしれねぇが……」
「んな格好で来させてみろよ。文字通り門前払いだろうがよ。結構厳しいのに………」
「いっそ無理矢理にでも二人とも膨らませちまいたいよなぁ」
「それそれ。二人に特大のぶち込んで…」
「胸も腹もどんどんどんどん大きく膨らんで……?」
「この教室を埋め尽くすほどになっても止まらなくて………」
「最後には…………」
「限界を超えてももっともーっと何倍も膨らんで二人揃って破裂しちまうかも………」
「「「「たまらねぇなぁぁぁあぁぁ」」」」

もはや男子生徒の股間の方が暴発しそうだ。

「…………これはなんとしても見ねば………!」
「どうするかだよなぁ…少しでもケロルの色気が引き出せればいいんだが………」
「恋でもしてればそいつの前では限界まで膨らませるんだろうなぁ………」
「恋………かぁ………」
「…………嫉妬にかられて限界を超える美少女…………あの娘より大きく……もっと大きく………ぐふふ……」
「………どうするかな…………」
「な……」
「…………(抜きてぇ)……………」

7名無しさん:2015/01/12(月) 03:21:58 ID:kh3jVcHw
男子の視線は自然と情報通に向かっていた。
しばらく無言を貫いていた彼が、不意に言葉を発する。

「・・・恋・・・か。オレ、知ってるよ。ケロルが好きな奴」

『!!?』
彼の一声に一斉に近寄ってくる男子一同。

「だ、誰だ!それは誰だ!?」「教えろ!!」「そいつがお願いしたらもしや・・・!!」
「まあ落ち着けよ。その男ってのはな・・・」

情報通はたっぷり溜めてから、一言呟く。

「オレだ」

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」」

「オレだ」

「「「「ふざけんなバカヤロー!!!!」」」」
情報通に向かって一斉にパンチとキックが飛んできた。

「てめえ今そんな冗談言ってる場合じゃねーだろうが!」「期待しちゃったじゃねえかよ!!」「ちくしょう!こうなったらお前で抜いてやる!良く見たらカワイイ顔してるし・・・」
「やめろぉー!!冗談でも嘘でもない!!これは確かな情報だ!!」

もみくちゃにされながら情報通が叫ぶ。

「あいつ、入学したての頃に3年のヤンキーとトラブル起こしてな。その時に手助けしたのが何を隠そうこの俺だ。
どうやらその時に惚れた・・・らしい」

「「「「・・・・・・・・・・・・・・。」」」」

「おいやっぱこいつ殴ろう」「どの道羨ましいことには変わりない」「と言う訳だ、死ねぇ!」
「待てって!いいのか?俺を殺したら。ケロルのあられもない姿を見る機会もなくなるぞ!?」

ぐぬぬ、と唸り拳を収める男子一同。

「まあずっと考えていたことではあるんだ・・・。ただアイツの感情を利用するようで悪いと思っていたんだがな。
ここまで皆が熱望してたんだとあれば・・・やらないわけにはいくまい」
「お前・・・」
「それに、この膨張社会でケロルが肩身の狭い思いをしながら生きていくのを見るのは忍びない。そのせいで友達も少ないしな・・・。
だから俺たちであいつのトラウマを払拭してやるんだ」
「おお・・・おお・・・!」
「牛沢の方はお前たちで何とかできるだろ?オレはケロルに集中するから。必要なものがあったら何でも言え」
「俺たちが悪かった・・・!やっぱりお前は最高だよ・・・!」
「何言ってんだ。俺たちの目標は一緒だろ?可愛い娘の膨らむ姿が見たい。ただそれだけだ」
「やべえテンション上がってきた・・・」「お前はやれる男だと思ってたよ!」「ああ、さすがだぜ。さすが俺たちの・・・」


「「「「生徒会長だ!!」」」」


「そんなに褒めるなよ。じゃあ俺あいつら追うから。お前らも、動け」

彼が指を弾くと同時に、集まっていた男子生徒が散会した。
皆の思いが一つになった瞬間であった。
彼らの動きの良さに思わず笑みを零す情報通。彼らならやってくれるだろう。

「さあ、楽しくなってきたぞ・・・!」
情報通こと生徒会長・・・佐伯福良『さえきふくら』はニヤリと笑った。

8名無しさん:2015/01/12(月) 18:26:38 ID:OV5OX5kM
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…………とまぁ…………」
「そういうことか。」
「そういうことだな。」
「いやどういうことだよ。」
「どういうことだろうな。」
「まぁいわゆる勘違いだな」
「「「勘違い」」」
「そう。勘違い。」
「恥ずかしいな。」
「「「恥ずかしい」」」

顔面を青あざとたんこぶで埋める情報通こと生徒会長。改め佐伯福良。

「僕のために限界まで膨らんでください」
「いい言葉だよな」
「立派な告白だよな」
「余計恥ずかしいな」
「恥ずかしい。」
「はぁぁぁぁぁ………違うかぁ………」
「美少女膨張計画………失敗………!」
「「「「無念」」」」
「言ってみたいな」
「言ってみたい」
「…………僕のために限界を超えて永遠に膨れ上がってくださいとか」
「「「言ってみたい!!!」」」
「……そこまで言わなくてよかったな。」

「……とまぁ、こうなったわけだが……」
仕切り直す福良。
「実はもう一つ有力な情報があるわけだ。」
「んだよ。」
「そっちから言えよ。」
「なんでわざわざ殴られにいった。」
「どうせ膨らむなら自分のために膨らんでもらった方が興奮するだろう。あわよくば……」
「あっ」
「おまえ」

情報通に向かってこれまた一斉にパンチとキックが飛んできた。

「てめえ今そんな願望言ってる場合じゃねーだろうが!」「期待しちゃったじゃねえかよ!!」「ちくしょう!こうなったらお前で抜いt・・・」
「やめろぉー!!これは………これは今度こそ確かな情報だ!!」

もみくちゃにされながら情報通が叫ぶ。

「………はぁ………はぁ…………あいつだ…………あの学年随一と呼び声高いイケメンの………」
「ま………まじかよ……?」
「あぁ、あいつがケロルの片思いの相手だ。これは確実だ。」
「か………片思い………?」
「あぁ。」
「で……でも片思いならなかなかそんなシチュエーションに………」
「もう一つ面白いこと教えてやろうか……」

生徒会長に注目する一同。

「そのイケメン野郎の片思いの相手は…………」
「相手は………」
「………牛沢だ…………!!」
「うぉ、まじか……!」
「くうぅうぅぅ!贅沢だねぇ!!」
「そしてひとつケロルにはどうしても足りないものがある。わかるな?」
「…………いや…………」
「おいおいおい、わかってもらわなくちゃぁ困る。イケメン野郎はこの学年屈指の………いや世界規模でも屈指かもしれん……」
「屈指の………?」
「超超超超巨大爆腹爆乳フェチだ…………!」
「「「「おおぉぉぉぉぉお!!」」」」

「つまり………わかるな…………?」
「もしケロルが牛沢よりも大きく膨らむことができれば………」
「………そういうことだ……!」
「どうする……どうする?」
「………上手くイケメン野郎に協力を仰ぐか………巻き込むか………だな」

またしても情報通こと生徒会長…佐伯福良『さえきふくら』はニヤリと笑った。

9名無しさん:2015/01/12(月) 22:25:12 ID:kh3jVcHw
そこからの佐伯の動きは迅速であった。

勘違いの一件でケロルには警戒されてしまっている(目が合っただけで殴られるようになってしまった)ので裏方に徹することにした。

まずはイケメンへの協力要請。体育館倉庫に連れ込み、クラスの強面数名とともに脅迫・・・もといお願いしてみる。女の子が膨らまされている画像をたたき付け、
「おめーこういうのが好きなんだろ?大人しそうな顔してる癖によう!ああん!?」
「くっ・・・!!」
「安心しろ。俺たちは同士だ。お前だって見たいだろ?ケロルの腹がぷくー・・・っと膨らんでいく様を・・・」
「・・・・・・!」
「お前のために、無理してさ、パンパンになっても空気を吸い続けて・・・」
「くぅ・・・!!」
「へへへ・・・それで最後には・・・張り詰めた真っ白な肌色の風船がこう、ぐぐっ!と限界を突破して」
「・・・分かった!分かった・・・!!協力する!!協力するから!!もうやめてくれ!!限界なのは僕のほうだ!!」

イケメンの股間はギンギンと主張を始めていた。早よ抜かんか、と。

「ただし、条件がある」
「何だ、言ってみろ。こちらも出来うる限りお前の要望は聞くつもりだ」
「・・・牛沢さんも・・・膨らませてみたい・・・!彼女のちみっこい体躯には不釣合いなあの爆乳を・・・もっと、もっと!」
「心配するな。それも計画に織り込み済みだ。ケロルと同時か・・・それともタイミングがずれるかは分からんがな」
「どちらでも構わない。よろしく頼む。もう妄想だけじゃ満足できないんだ・・・!」
「・・・その気持ちは痛いほど分かる。任せろ」

佐伯とイケメン、そして強面の男子数名は、力強く握手を交わした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

佐伯は次に噂を流した。

その噂とはもちろん、「イケメンは牛沢のことが好きらしい」ということだ。
クラスの空気にじわりと滲ませたその噂。どうやら効果はテキメンだったらしい。
明らかにケロルの態度が変わっていた。終始チラチラとイケメンに視線を送っている。

「効いてるな」「効いてる効いてる」「俺抜いてる」「あいつも結構乙女なんだなあ・・・」

女子からそのことをからかわれている牛沢が顔を真っ赤にして俯いている。
どうやらこちらもマンザラでは無いらしい。

と、その時桃香とケロルの目が合った。
両者複雑そうな顔をし、ふいと目を背け合う。

「・・・ちょっと罪悪感を感じる」「でも」「そういうのが」「興奮するんだよなあ・・・」

本当にどうしようもないロクデナシ共である。

そしてロクデナシ代表である生徒会長こと佐伯福良は次の段階に進む。
「イケメンはとにかく大きく膨らむ女子が好き」ということをクラス全体にばらすのだ。イケメンも了承済みである。
クラスの雰囲気を、そういう方向に持っていくこと。大々的にしてこそ、一気に外堀が埋まる。

「「「えー!お前こんなに大きいのが好きなのォー!?」」」
「やめろよぅー!言うなよぅー!声がでかいよぅー!」

演劇部の男子に演技指導をお願いして出来た、改心の叫びだった。それと共に床に落とされるグラビア雑誌・・・。
桃香とケロルの視線が動く・・・!
意図して開かれたページには膨らんだ女性の写真が。そしてその大きさは・・・巨大な部屋を埋め尽くさんばかりの、超膨乳&腹であった。

「おめーこれはちょっとよぉー!高嶺の花ってやつじゃねえのぉー!?」「こんなに膨らませたら、普通の娘はパンクしちまうよぉー!」「これじゃ彼女なんてできねえよなぁー!?」
「やめろよぅー!言うなよぅー!声がでかいよぅー!」

『へーイケメン君ってけっこう派手目なのが好きなんだ』『へーいがーい』『ほらほら、桃香もがんばらなくっちゃ!』
周囲の女子も乗り始めた。そう、それで良い。牛沢は俯きかげんで黙ってしまう、しかしその視線はしっかりと自分の胸に注がれていた。
ケロルも同様・・・頬杖をつき無関心を装っているが、その右手はお腹の辺りをさすっている!

「きてるな・・・」
佐伯福良はその様子を確認し、静かに微笑んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんなことがあってしばらく後の放課後・・・

いつものように、桃香とケロルが一緒に下校している時だ。ケロルは、静かに話し始めた。

「なあ・・・桃香」
「・・・なあに?ケロルさん・・・」

10名無しさん:2015/01/12(月) 23:47:45 ID:OV5OX5kM
「あんた……あいつのこと………」
「…………………」
「あ、あいつのことさぁ、どう思ってるの?」
「…………………」
「……どう思ってんだって訊いてんだよ!!」
「べ………別に………かっこいいな……とは思うけど…?」
「……好きなの?」
「そ………そんなんじゃないよっ!ただかっこいいとは思うけど………こないだの……見たでしょ?」
「こないだのって?」
「………グラビア…………だってあんなの実在しないよ?わかるでしょあれ、CGだよ。CG!CGじゃないとしてもせいぜい偽物の巨大風船か……誰だってパンクしちゃうよあんなの………」
「じゃぁあれくらい膨らめたら付き合うの?」
「………それは違うよ………あそこまでは流石に怖い………し、そんな別に好きなんかじゃ……」
「あんた知ってるよね………」
「……………………」
「わたしがあいつ好きなの…………」
「……………………」
「…………そっか。あんたが別に何とも思ってないなら、わたし頑張っちゃおうかな。」
「…………え………?」
「あいつのためにパンパンにしてみようかな!って言ってんの!この胸と腹限界まで膨らまして!!!」
「……………………」
「………その身体抱えて告っちゃうんだから………あんたより先に………破裂寸前のからだで!!!」

そんな彼女らの背後に、電信柱から覗く影があった。いや、影達がいた。
((たまらんなぁ…………))
(抜ける……………)
(おい………おい!アホ、抜くな………!)

〜〜〜〜〜〜〜〜

その日から、学校の外で急に色づき始めたケロル。
その日もサロンに寄る帰りであった……。

11名無しさん:2015/01/13(火) 01:10:32 ID:c6Kqmq6c
ケロルはブランクがあるにも関わらず、その膨らみっぷりは目を見張るものがあった。
きめ細かく瑞々しいその皮膚の伸縮性は、サロンの店員にも太鼓判を押されるほどである。

この世界の女性は体質によって膨らみやすい方法、部位が違う。大体が思春期までにカウンセリングによって把握することになる。
ケロルの場合は、胸はそこそこだが腹の膨張指数が頭一つ飛びぬけていた。相性が良い内容物は気体である。
名前の通りのカエル腹。大きく空気を孕み膨らむ彼女のボディは、休日の街でも注目の的であった。


話は戻り、学校帰り。行きつけのサロンのドアを潜るケロル。

「あら、いらっしゃいませ。ケロルちゃん♪」
「や、今日もよろしく。猫宮さん」
猫宮と呼ばれたどことなく猫っぽい店員。この店の主任を任されている腕の良い膨張師であった。

「今ちょーっとね、お店が立て込んでてさあ。少し待っててもらってもいい?」
「ああ、いいよ。買い物してるから」
「ちなみに今日のご予定は?」
「昨日よりも大きくしたいんだ。めいっぱいやっちゃって」
「うぉ・・・それ本気?昨日だって結構いっぱいいっぱいだったじゃ・・・」
「足らないんだよ、あれじゃ。もっともっと・・・膨らめるようにならないと・・・!」
「そ、そーう?何かのっぴきならない事情がある顔だね?うん、分かった!お姉さん頑張っちゃう!」
「ああ、よろしく」

猫宮さんは細い目をかっと見開き気合を入れた。彼女はケロルのファンなのだ。融通を利かせてくれるため都合が良い。

ケロルは店の待合室にある物販コーナーを物色し始めた。
『自宅で手軽にインフレーション!』最近はこういった品物も多く流通している。
小型の空気入れやガスボンベ、更には母乳促進剤に、水を吸って膨らむボディスポンジなどなどなどなど。

(もうちょいデカイ奴がいいんだけど・・・仕方ねえか)
ケロルはガスボンベを数本籠に放り込む。専門店に行けばもっと豊富な商品が取り揃えてあるのだが、彼女のお財布事情ではここいらが限界であった。

(そろそろバイトでもしないとな・・・あ、うちの学校ってアルバイト禁止・・・?いや、いいや。知ったこっちゃねえ)
愛用のガマ口財布からお金を支払い、待合室に戻るケロル。そこには数人の女性が椅子に座っていた。

『河津さーん。5番のお部屋どうぞー』
「はーいよ」
「あ、ケロルちゃん。ごめんねー今日さあ、相部屋でもいい?」
「ああ、別にいっすよ。5番って初めてだね」
「うん、大部屋だからね。個人のお客さんじゃ使わないのよ」
「へー。楽しみ」
「今もう一人のお客さん呼ぶから、ちょっと待ってて・・・」

『牛沢さーん。5番のお部屋どうぞー』

「あ・・・?」
ケロルの眉根が一気に締まる。アナウンスを聞いて振り向いたその方向には・・・

「あ・・・け、ケロルさん・・・」

牛沢桃香が、トイレから出てきた瞬間であった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふむ。上手く相室になったな。良かった良かった」
薄暗い店員休憩室。佐伯福良が監視カメラを眺めて満足そうに頷いた。
ここの店長は学校のOBである。こういったパイプを至る所に伸ばしているのが、彼が情報通たる所以であった。
生徒経由で牛島桃香を店に誘導し、店長経由で客の動きを操作する。それが今回の暗躍だった。

「さあどう出る河津ケロル・・・ここで少し、ライバルの力を推し量ってみるか?それとも・・・ごぶ!」
「なにかっこつけてんだ!俺にも見せろ!!」「バカ!俺が先だ!!」「クソガキ共どきやがれ!俺の店だぞここは!!」「店長まで!?」
狭い休憩室にむさい男がぎゅうぎゅうに詰まり、ことの展開をのぞき見ていた・・・。

12名無しさん:2015/01/13(火) 01:37:33 ID:2rNN2ry6
「ケ………ケロル………さん?」
「桃香………」

「はい!あれ、二人ともお知り合い?偶然ね〜!それじゃ、膨らます準備するねー」

そう言って猫宮さんはケロルの下着を下ろし、股間にボンベを繋げた。こんなこと日常茶飯事で、恥ずかしくともなんともない。
ケロルは極力牛沢の方を向かないようにして横になっていた。

「今日は胸も膨らましとくー?」

静かにうなずくケロル。

「あーい。でもちょっと待っててねー。牛沢さん今日はお腹も結構大きめで良かったのよね?先に繋いじゃうわねー。」

つい牛沢の方を振り向くケロル。彼女の膨乳はいくらでも見てきたが、彼女の膨腹、しかも「大きめ」とは滅多に見たことがない。

「あんた…………」
牛沢もまたケロルとは目を合わせないようにしていた。

猫宮は慣れた手つきで特大のボンベを牛沢の股間に繋げた。
気まずい空気で満たされるが猫宮はそんなことおかまいなしである。

「はい、力抜いて待っててねー。次はおっぱいね!」

〜〜〜〜〜〜〜
「どぐぼぉ……ど………どうなってんだよ……今……!」
「落ち着け、まだ膨らましてない!」
「うひょー!今日牛沢腹もいっちゃうみたいだぜ!」
「まじかよ!完全に意識しちゃってんじゃん!」
「見せろ………みーせーrどぐぼあぁ」

13名無しさん:2015/01/13(火) 02:26:04 ID:c6Kqmq6c
猫宮が持ってきた、乳房用のボンベと、アタッチメント器具のごつさにケロルは驚く。

「じゃあ繋げマース。りらーっくす、りらーっくす」
猫宮はアタッチメントを牛沢の巨大な乳房の先端に設置し、ハンドルを締めて固定した。

「ん・・・」
「んふふ?牛沢さーん、おっぱい敏感なんですねー。こーんなに大きいのに」
「そ、そんなこと、無いです・・・」
恥ずかしそうにそっぽをむく桃香。猫宮はニヤニヤしてそれを見つめている。

「じゃあ次はケロルちゃんねー」
「・・・へい」
ケロルは貧乳・・・いや、慎ましやかな女性用の膨乳アタッチメントを差し出されて少しへこんだ。

(何食ったらあんなにでかくなるんだ、くそ・・・)
「はーい繋げマース。りらーっくす、りらーっくす」
「ね、猫宮さん。私にもさ、桃香と一緒のボンベにしてよ」
「ええー?だめよー。やめときんさい。あなたのおっぱいに入りきるわけないでしょうが」
「ぐ・・・正面から切り捨てやがる」
「この部屋に入った以上、膨張師の言葉には従う義務がありまーす。ケロルちゃんにあんなの繋げたらパンクしちゃうからね」

(それぐらいじゃねえと・・・勝てないのに・・・)

ケロルは不満げに自分の乳房にホースがセットされるのを見つめていた。


「はい準備完了です。では始めマース。力抜いてねー?はいはい、そうそう・・・。
じゃあ最初はゆっくりねー」

猫宮がボンベと繋がったパネルを操作する。これで同時に操作できるのだ。

しゅうううううううううう・・・

どこのお店もそうだが、最初は慣らしとしてゆっくりとガスを満たしてゆく。そのいつもの行為が、ケロルとしては開戦の合図であった。

(あの頃からどれくらい膨らむようになったか・・・見せてもらおうじゃねーか桃香!気合だったら負けねーぞ・・・!)
(ケロルさん・・・)

徐々に腹と胸が満たされていく。それに連れて張り詰めていく感覚。ぴりぴりとして、心地よい、女の子だけの感覚・・・。

「二人とも何か飲む?」
「緑茶」
「み、ミルクティーで・・・」
「はいよ。じゃあこれ雑誌ね。適当に読んでてー。じゃあこれから15分くらい放置デース。たっぷり膨らんじゃってくださいな!!」

猫宮がお茶を淹れに部屋を出て行く。それによって空気が一気に重くなった。

「負けねーぞ。桃香」
ケロルの言葉に、雑誌で顔を隠した桃香の肩が、ぴくっと揺れた。

二人の体が、膨らんでいく・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「おお!おおおおお!ついにきた!!膨らんできたああああああ!!」
「ああ!すげえケロルの生膨張だ!!たまんねえちくしょう!!」
「俺は抜くぞ!止めるなよ!!」
「桃香のおっぱい盛り上がってきたああああああ!!」
「お前ら・・・・・いいから・・・・・どけ・・・く、る、し・・・・・・・」
「おい生徒会長!やったな!第一の目標はこれでクリアだな!!」
「・・・・・・・」
「おい、会長?会長・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「息してねーぞコイツ」
「・・・・・・」

「「「「お前のことは一生忘れないよ」」」」

14名無しさん:2015/01/14(水) 17:58:31 ID:etkXBraU
今さら思ったんですけど、>>10の終わりってサロンに寄った後ってことでしたかね?
だとしたらすいません

15名無しさん:2015/01/14(水) 18:02:13 ID:etkXBraU
もし今の展開がやりづらい様でしたら時間を巻き戻してもらっても結構ですのでー

16名無しさん:2015/07/09(木) 04:20:59 ID:QZuB9d8U
半月ほど更新がないようなので続けさせていただきます。

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シュゥウウウウウウウウウウウウ…

部屋の中に流れるのは、ガスの流れる音だけであった。それ以外にあるのは重苦しい沈黙と
体を丸く膨らませた二人の少女だけである。

「………はぁ」
不機嫌なため息をつくのはケロルだった。彼女のお腹は大きく張り出している。白い肌が薄く丸く、塗られた保護ジェルのせいで光沢を放っている。
それはまるで水から這い出た両生類の皮膚のようだった。

「…………(ちらちら)……」
ケロルの息遣いに反応してしきりに目を向けてはそらすを繰り返しているのは桃香だった。彼女はお腹もそうだが、それよりも胸のほうが一層大きく膨らんでいる。まるで一抱えはありそうな程だ。
張り詰めつつも柔らかさを損なわずに少しずつ大きくなる乳房にはほんのうっすらと血管が浮き出ており、それはまるでミルクを溜め込んだ乳牛のようだった。

お互いに意識をしまくっている。

二人の膨張具合だが、明らかに桃香の方が勝っていた。胸に隠れて分かりづらいが、彼女のお腹もケロル並に膨らんでいるのだ。

(ふん、相変わらずよく膨らみやがる。)

ケロルはライバル心むき出しの視線を桃香に向けた。昔勝負した時よりも明らかに許容量を増している。
既に大き目のボールを抱えているほどに大きくなっている自分のお腹を撫でる。

(腹の膨張ペースはほぼ同じくらいか…しかしあの胸…!)

ケロルは貧乳なのであまりおっぱいは膨らまない。お腹の許容量が同じであれば勝負は胸の大きさにかかってくる。
しかしそっちはまるで相手にならないのだ。桃香の膨乳力は同年代の少女の中でもトップクラスだろう。悔しいが認めなくてはならない。

ケロルは膨腹力で勝負するしかないのだ。

(どうすればもっと大きくできるんだ…)
ケロルはバランスボールを詰め込んだような自分のお腹をゆっくりと撫でた。

ぷくー、と内側からゆっくりと大きさを増す感触を確かめる。そろそろ限界が近づいていた。自分の体とは言えだらしない。
もっともっと膨らみやがれ!

「はいお疲れ様ー」
と、猫宮がやって来た。二人の体を見て、かるく触れる。

「はいOKですー。一回ガス止めるねー」
猫宮が機械を操作するとガスの注入が止まった。椅子を少し立たせる。

「はいお疲れ様でしたー。ちょっと体休ませましょうねー」
「…はいよ」
「あれ、ケロルちゃん元気ない?もしかしてガス入れすぎた?」
「そんなことないよ。いつも通りぴったりお腹いっぱい。ありがとうね猫宮さん」
「そう?じゃあよかったー!」

ケロルは再び桃香を見た。あえて胸は置いておくとして、お腹の具合はほぼ対等ということが分かった。
(大きめって言ってもこの程度か。まあ私も昔に比べて膨らめるようになってるしな。よしよし)
期待はずれと安堵を同時に覚えた彼女。まだだ。まだ負けてない。

しかし…

「じゃあ牛沢さんは引き続き注入しまーす。リラックスしてねー」
「へ!?」
ケロルは大いに驚いた。相部屋ということもあって、てっきり自分と同じコースだと思っていたのだ。

「追加!?これから?それほんと猫宮さん!?」
「そうよー?」
「つ、追加ってどれくらい…?」

「えー…」猫宮は桃香を見た。桃香はその視線に気付き、ぽそりと呟く。

「…倍の量で…お願いします」
「倍!!!??お前そんなに入れたら…」
「あ、ご心配なくー。カウンセリングの結果それくらいだったらまだ余裕だからー」
「ヨユウ!!!!!!?????」

ケロルはショックのあまり固まってしまった。嘘だろ。自分はこの大きさでもう限界近いというのに。
腹に限っては同年代の中ではまず敵無しの膨張力だというのに。自分の唯一の取り柄だというのに…。

「あ、あの…猫宮さん…」
「ん?」
「倍っていうの、無しにしてもらっていいですか?もう、これくらいで…十分ですから」
「あらそう?」

桃香はケロルの方を申し訳なさそうに見ながら呟いた。その視線の正体にケロルは気付いた。

(こいつ…私に気を使ってやがる!!!)

「ね、ねえケロルさん、良かったら一緒に帰りま……あ…」
話しかけてきた桃香を無視し、ケロルは部屋を飛び出してしまった。

(負けた…負けた…ちくしょう!ちくしょう!!)
ケロルは目に涙を浮かべながら、ロッカールームに飛び込んだ。一刻も早く、この場から立ち去りたかった。

17名無しさん:2015/07/09(木) 22:05:31 ID:POkQk7fk
「ケロルさん………ねえ……!待っ……ケロルさん!!」
後を追おうとする桃香。
しかし、ケロルに足すことさらに二つの巨大な風船を胸元に抱えているわけだ。
どうしても立ち上がるのには手こずってしまう。
「ちょっと………!」

その間にもケロルは服装をただし、ロッカールームから出て行こうとする。
バランスボールのような爆腹。桃香には叶わないながら、小振りのスイカのように膨れた巨乳。
一時代前ならLLサイズよりもずっとお腹周りの大きいマタニティだと思われるだろう。
この時代でも大きめな服をみちみちに伸ばしながら、なんとか着こなす。

それでも……

(ちくしょう………ちくしょう……!!)

頬を伝う涙。あっという間にケロルは店を飛び出していった。

「ケロルさん………!はぁ………んん………」

ようやく店を桃香が出て行った時には、とうにケロルの姿はなくなってしまっていた。

「…………ケロルさん…………」

〜〜〜〜〜〜〜〜

「ちょ……おい!どうなってる……!ケロルが立ち上がったぞ………」
「なんだなんだ」
「おい………おいおいおいおいおい………!」
「あぁぁ!」
「出てった………出てっちまったよおい!」
「えぇぇぇぇえ……!」

一方ここは休憩室。当然ざわめく男子諸君。

「何が起こった?!」
「わかんねぇよ!怒ってるのか……?」
「ぁ………牛沢まで………」
「えぇ………あっ!あぁ…………」
「………出てっちまった………」
「どうなっちまうんだよ対決…………」
「牛沢の爆乳を除いてはどっこい………どっこい……だったよね………」

「…………え…………それで………」
「…………それで………?」

暫し顔を見合わせ、流れる沈黙。

その時……

「んんんん………んん………っ!……こ………ここはっ………!おい!どうなった、対決は!!え………おいおいおいおいおい………え…………?」

モニターを唖然と眺める生徒会長。

「ぁんだよぉ‥‥‥‥終わっちまったのかよぉ…………うわぁあぁああ世紀の超絶膨張対決………」
「会長」
「どうなった!?どっちが勝った?どっちがより巨大に………」
「おい会長」
「部屋を埋め尽くしたんじゃ………!わかった……この空気……どっちかが……いや両方……」
「か い ちょ う!!」
「両方とも破裂……いや大爆発して救急車に………くそぉぉ!どうなった………!どう…………!」
「「「会長!!!!」」」

周りを見回す生徒会長。

「……………え………………?………えっ…………何…………?」

モニターの向こうですごすごと部屋に戻ってくる桃香。

どうやら失敗に終わったことを生徒会長が悟るのに、そう時間はかからなかった。

18名無しさん:2015/07/10(金) 01:58:46 ID:tmdtq7TE

サロンでの一件以来、ケロルは再び人前では膨腹をしなくなってしまっていた。
口数も減り、複雑そうな目で時折イケメンと桃香の様子を見やるくらいしか目立つ動きはしなくなってしまった。

薄暗い生徒会室の机。そこには組んだ指で口元を隠した生徒会長と、周囲には計画のメンバーが集まっていた。

「これは由々しき事態だ」
「まさかあれ程までに許容量の差があるとはな…これじゃやる気なんて起きるわけ無いよ」
「どうすんだよ…ケロルは完全に諦めモードだぞ」
「残念だが会長…これ以上は…」

メンバーの一人が会長に問う。会長はと眉間に皺を寄せ、何かを考え込んでいる様子だ。そしてたっぷりと間を取ったのち、言葉を放つ。

「…お前たちはケロルという女を甘く見ているな」
「!!」
不適に笑った会長が放った一言に、生徒たちはどよめく。

「あいつはお前たちが思っているほどか弱いタイプではない。あいつがこれしきのことで大事な恋心を手放すものか!ヤンキーそうに見えて実はかなり乙女だぞ!!」
「でもよ。最近は全くお腹も膨らませてないじゃないか…」
「ふん…女心が分かってないな。だからお前には彼女ができんのだこの童貞野郎が」
「「「お前も同じだろうが!!!」」」
「ふん…総ツッコミありがとう。とにかくだ。それは彼女の性格の問題だろう。何せ…」

「プライドの高いケロルのことだ。限界を超すための特訓を…人に見せるわけ無いだろう?」
生徒会長は確信に満ちた目を輝かせた。

========================

「…っはあ…っはあ…はぁ…あん!うぅうん!!」

夜中に響き渡る苦しそうな声。その主は河津ケロルのものであった。
日付が変わる程度の夜。彼女は自室のベッドの上で喘いでいた。床には数本の小型ガスボンベが倒れている。
その全てが、中身を放出しきった、スッカラカンの空ボンベであった。

「もっと…もっと…!膨らまなきゃ…!!もっとぉ…!!」
ケロルは全裸となり自分の股間に手を当てている。そこにあるのは真新しいガスボンベ。スイッチを押し込み体内にガスを注入していく。
ぷしゅぷしゅと断続的に気体の漏れ出る音がする。それもそのはずだ。
彼女のお腹は先日のサロンの時よりも一回り以上大きく膨れ上がっていた。

パンパンになったお腹には目いっぱいガスが詰め込まれており、入りきらないガスが溢れているのだ。しかしそれでもゆっくりとではあるが、ケロルのお腹は更に大きさを増していく。

「入れ…入れぇ…くそ、これくらいでパンクなんてするもんか!!私はもっとでかくなれる!!負けねえぞ桃香ァ!!!」

ぶしゅうううううううううううう!!…ぷす、ぷす、ぅうう…

「くあああああああああっん!!」
無理やり押し込んだガスが最後にもう一回り腹を満たし膨張させる。もうほんの少しの余裕もない、破裂寸前のカエル腹だった。

「はぁ…はぁ…明日は…もう、一本…だ…」
疲れきったケロルはそのまま眠ってしまった。ガスは放出しなくてもいい。睡眠時間で皮膚を馴染ませるのだ。
ベッドの上で肌色の巨大ボールが上下に動く様子は、なかなか見ごたえのあるものになった。

=====================

「ケロルさん…」
所変わってここは牛沢邸。桃香は机に座りぼんやりと虚空を眺めていた。
「私…どうしたら…」
彼女は悩んでいた。ケロルのことは大事な友達だ。粗暴な性格だが弱いものいじめは絶対にしない。昔から引っ込み思案な私のことを気にかけてくれた。
ことあるごとに膨らませっこを申し込んできたのは大変だったが…今となってはいい思い出だ。
しかし…

「イケメンくん…」
彼のことを思うと胸が苦しくなる。いや、実際にブラとパジャマを押し上げるように、彼女の豊満なバストが膨張しているのだ。
「…あ、やだ、だめぇ」

乳房というものは体調や精神状態、それにより分泌されるホルモンの影響を受けやすく、細かい数値は日々変動しているものなのだが…
桃化の場合はそれが特に顕著だった。珍しい天然の膨乳体質。それが彼女の膨張力の正体なのだ。

「ふう…はあ…」
深呼吸して気持ちを落ち着かせる。大きな胸がそれにあわせてぷわぷわと動いた。
最近はいつもこうだ。イケメンのことを思うたびに、ドキドキしてバストが膨らんでしまう。

(……私、やっぱりイケメンくんのことが好きなんだ…)
桃香は悲しそうに目を伏せた。しかし自分の気持ちに嘘は吐けない。

「ごめんね…ケロルちゃん…私、負けたくないみたい…」

少女たちの深い夜は、こうして今日も更けていく

19名無しさん:2015/07/18(土) 03:37:27 ID:BXmaxKDo
「ふぅ……んん………もっと…………もっ…………とぉぉぉ…………んん……!あぁ!!」

みぢぢぢ!!

「…………なんで…………なんでよ……なんでだよ!!全然………全然………」

ケロルは伸び………いや、膨らみ悩んでいた。
それも仕方がない。大型のバランスボールのように膨れ上がるのはいいが、それでも牛沢には到底敵う大きさではない。
そして、こちらも到底敵わない胸……常識的な目で見れば十分な爆乳なのだが、相手は牛沢だ。

「こんなんじゃ……あいつに……………くそ………くそっ…………!」

絶望しながらベッドに横になるケロル。目には涙が滲んでくる。

「もうすぐ………もうすぐなのによ………チッ………いっそイケメンの前で破裂してやろうか……全部ぶちまけて……ははっ……」

半分ヤケクソになりながら、スマホを手に取る。ただなんとなしに、気晴らしにネットサーフィンをするだけだ。

「へっ………『彼女の身体が大爆発寸前な件』…………何が破裂寸前だよ………こんなんだったらわたしなんかとっくに大爆発して……あ、クソ………邪魔な………」

不注意から広告へ飛んでしまうケロル。美容関係の広告だ。もちろん、この頃の美容ということだが……

「………『ぺったんこだった私が今では破裂しそうに膨れ上がる毎日です!彼氏も満足!』……へっ………馬鹿か………『1錠でも破裂寸前なのに、彼氏に無理矢理3錠も飲まされて………』………それでようやくこれかよ………情けねぇ……」

自分の爆腹爆乳と見比べるケロル。写真に写る女性の腹はそれより三周りほども小さい。

「薬飲んでいくらでも膨らめるなら苦労しねぇよ………馬鹿馬鹿しい………20錠でも30錠でも………」

全然彼女はこんなもの興味ないはずだった。だいたい効果も疑わしいし、販売元もメジャーな会社ではない。

「………1セット50錠……か………」

========

「でもよ、でもだぜ。生徒会長。いくらケロルが特訓したってな。」
「そうだぜ。こないだみたいな経験しちまったら牛沢とやり合うような気分にもならねぇだろ。」
「そうだぜそうだぜ。こないだみたいに苦労して仕掛けて失敗とかなったらもう」
「がっかりだぜ?なぁ?」

ところはまた戻り生徒会室。

「何かあんのかよ生徒会長!!」
「どうしても無理ならもう無理矢理でも膨らましたいんだぜ!」
「そうおれたちは!」
「「「溜まってるんだ!」」」
「なぁ生徒会長」

「うるせぇこの猿ども。」
「猿どもだと。」
「このやろう。」
「ふざけるn………」

「まぁまぁ待て!おまえたち!今月が何月か忘れたか!」
「ぁ?2月だけどそれが……」
「2月!だな?おいおいおいおい、膨フェチがこの日を知らないとは言わせないぜ?なぁ?今月あるよなぁ?」

顔を見合わせる男子一同。

「間抜けな顔しやがって………あるよなぁ?1年に一度……日本中の女性が思いの男性のために、思う存分身体を膨らませて、思いの丈をぶちまける日が………!」

「……………!!!!それって………」
「あぁ…………そうだ…………」

「「「バレンタインデイ!!!」」」

20名無しさん:2015/07/19(日) 05:46:48 ID:VPhsZRMg
バレンタインを三日前に控えたその日。ケロルの元に小包が届いた。

「やっと来た…間に合って良かった…つーか遅いつーの感じ悪い会社だな」
小包を開きながら愚痴るケロル。簡素なダンボールの中に入っていたのは、ピンク色のプラスチック容器であった。
そう、これはまさしく先日偶然ネット広告で見つけた膨張薬であった。
広告を見た感じだと、ケロルにしてみたら一錠の効果は然程強力なものでは無かった。
なので1セット50錠を×3。合計150錠分を注文していた。

こんな眉唾モノに頼るのは本来ケロルの性格からしてあり得ないことだったが、自力でのトレーニングに限界が見え焦っていた彼女はなりふり構っている余裕を失っていた。
何せ運命の日、バレンタインはもうすぐなのだ。

(早いとこ決めないと…アイツと桃香は付き合っちまう…!)
ケロルは逸る気持ちを抑えて同封されてあった説明書を読み始めた。

(なになに…?えーと、一般の方の場合、一錠で腹部がおよそ…妊娠8ヶ月程度の大きさに膨らみます(体質により個人差があります)。それに伴い、胸部も…。一度の使用回数に限度はありません。ご自身の体と相談しつつ、素敵な膨張ライフをお楽しみ下さい、と…尚、使用の際に発生した事故、副作用におきましては、当社は一切の責任を負いません、か。ふん)
ケロルは容器の蓋を開け、中の錠剤を一粒取り出した。

(…本当に飲んでも平気なモンなんだろうなこれ…)
匂いをかいでみる。無臭だがとても胡散臭い。しかし学生としてけして安くは無いお金を使ったのだ。このまま何もせずにスルーする訳にもいかない。
それになにより

(…私の膨張力は限界だ…もう、これしか方法はないんだ!どうとでもなりやがれ!!)

ごくり。
ケロルは意を決し錠剤を飲み込んだ…………。

(…何も起きない?)
ケロルが眉根を寄せ、何とはなしに自分の腹を撫でてみた、その時。

ぐぐ…ぐぐぐ!

「お、おおおお!?」
手のひらを押し返す感触に、思わず驚きの声を上げる。

「嘘!!まさか本当に…うわマジだ、膨らんでる!!」
見れば、部屋着のスウェットのお腹の部分が、見る見るこんもり盛り上がり始めていた。いや、腹だけではない、胸も…

「おお、おお、ちゃんと胸も膨らんできやがる…!!え、でも、何か変な感じ…うわ、腹の中が熱い」
ガスを注入する時とは違い、体の内側が熱くなり、その熱が出口を求めるように体を押し広げていくような…。

「あは、やべえ。何か、テンション上がってきた!」
ケロルは膨らみが収まるのを感じるやいなや、上着を下着ごと脱ぎ捨てる。そこにあったのは、丸々と張り出たお腹とバスト。
彼女としては、まだまだ序の口の大きさだった。

「ま、まだ大丈夫だよな。もう一度!」
ごくり。二回目は効果が早く現れる。ぐぐぐ…ぷくぅー…!

「はは、いいぞ!最高じゃんこの薬!!しかもこれ、突っ張る感じがしねえ…!!」
不思議なことに、ある程度の大きさに膨らませた際に感じる体の張りが、全くと言っていいほど感じられないのだ。

あれよあれよという間に、一抱えほどはあるだろうバランスボールくらいに膨らむ腹。そして胸も小ぶりのスイカほどに実っていた。

「胸もぜんぜん苦しくねー!!」
膨らんだ胸をバインバインと揺らす。

「もしかしてこれ、私の体と相性バッチリなんじゃ…?もっとだ、もっと!!」
完全にハイになり、今度は5錠ほど纏めて飲み込んでみる。水が無いと辛い量だが意にも介さず飲み込んだ。

ごく、ごく、ごくん!!…ぶくぅ!!むっくうううううう!!!
先ほどとは比較にならない速さで再び膨張を開始するケロルの体。まるでガスボンベに繋がれた風船の様だ。

「本当に私の体かよこれぇ!?どこまでも膨らめそうだ!!もっと、もっと、もっと!!」

じゃらじゃら、ごくん。ごくん。…ばりばり、がり、ごくん。ごく、ごくん。
既に数は把握していなかったが、片手から零れるほどの量を貪るように嚥下する。

どくん…どくん…ばつん!!ぐぐぐぐぐぐぅううう!!!
その大きさは昨日の限界値を軽く突破していた。しかし、そこまで膨らんでもなお、多少の張りを感じるだけで負担は殆どない。
これなら、勝てる。

「はははっはは!!よっしゃあああ!!!待ってろよイケメン、お前のためにどこまでも膨らんでやるかんな!!!」
ぐんぐんと膨れ上がる乳房と腹に押されるようにひっくり返ったケロルは、潰れたカエルのような姿で大声で笑い続けた。

完全に、舞い上がってしまっていた。

21名無しさん:2015/07/20(月) 02:58:37 ID:QTeBdRdE
「てめえ今そんな冗談言ってる場合じゃねーだろうが!」「期待しちゃったじゃねえかよ!!」

22名無しさん:2015/07/20(月) 03:00:41 ID:QTeBdRdE
ごめんなさい、21はミスです……スルーしてください。
ーーーーーーー

一方例の事件が不幸にも起こってしまったサロン。

「ちょ………何よあれ…………」
「高校生……じゃない?」
「いや、わかるけど………」

その一室の前に、小さな人だかりができていた。
まだこれから膨張する女性も、双児の臨月のように膨れ上がった女性も。

「わかるけど………わかるけど………!何よあの…………」
「あの……有り得ないサイズ…………」
「わたしなら10回破裂したってあんなの………」

四つ子を宿したような爆腹を抱えた大学生ほどの美少女が、呆気にとられたように呟く。
そう、彼女たちの目線の先に、ドアの小窓越しにいるのは他でもない。
牛沢桃香である。

「ね…………猫宮……さん………あともう一本だけ………お願いですから……」
「ねぇちょっと牛沢さん?今日何本入れてると思ってるの?流石に大き過ぎデス!」

猫宮の言うとおり、実際今の彼女は中型のバランスボールくらい膨れ上がり、パンパンに張り詰めている。
まったくの猶予がないとは言わないが、外に人だかりができるのも無理はない。
実際10人は子供を宿しているような有様なのである。
そう。もしもそれが彼女の下腹部ならばの話であるが………

「牛沢さん!今もう赤ちゃんが10人は入りますよ!おっぱいに!それに………」

両胸合わせて20人は入りそうな超乳。
そしてその下に膨れ上がる球体は、その二つを合わせたよりもさらに大きく大きく、まんまるに膨れ上がった………

「お腹なんて………牛沢さん全然動けないでしょ!今までこんなに大きく膨らました人ほとんどいないデスよ!」
「猫宮さん………お願い……です!もっともっと大きく膨らまなきゃ………何倍も膨らまないと………!」
「そんなこと言ったって、グラビアでこそこの倍も大きいの見るけどね、あんなの偽物なんですよ!風船!」
「あと一本だけ………でいいですから…………!」
「なんでそんなこと急に言い始めるの!膨張師の言うことは絶対です!それとも何か理由があるんデス?」
「そ………それは…………」

一気に勢いを落とし、目を背ける牛沢。

「それは?」
「そ………それは…………ちょっと………なんとなく…………」

頭の中にイケメンの顔が浮かぶ。
そしてイケメンが落としたグラビア雑誌。
部屋一杯に膨れ上がり、今にも爆発しようと張り詰めた超巨大風船。
どこもかしこも限界まで張り詰め、あと1ミリでも膨れ上がったら確実に弾けとんでしまいそうな……
自分が今もしもこの部屋を埋め尽くすほど膨れ上がったらと想像してみる。
限界まで膨れ上がった自分を、いや、あのグラビアの何倍も大きく膨れ上がった自分をイケメンが後ろから抱き締めてくれることを想像する………

「………………」
「なんでなんデスか!!」
「べ………別に…………」

その瞬間、牛沢は胸が熱くなるのを感じた。
小型のバランスボールのような超乳が、ぐぐっと中から押し出される。
そして一気に二周りほど膨れ上がった。

「……………な………いや………これは………ッ!」
「………ははーん………牛沢さん………?そういうこと??」
「な……なんの………ことですか………べ……べつに……」
「あなた何年間わたしがあなたの膨張師をやってると思ってるの?ねぇ?恋煩いさん?」

一気に顔が紅潮する牛沢。

「…………それにしてもずいぶんな人狙ってるのね………流石に現実離れし過ぎな彼だと思うけど………」
「……………だめ…………ですか…………」
「そうとなったら………しょうがないでしょ?」
「……………」
「……あと少しだけだからね?」

ぱぁっと顔が明るくなる牛沢。

「ただし!膨張師の言うことは絶対デース!最善は尽くしマスが、本当に限界になったらそこでストップです!」
「は………はい………!」
「ここで破裂されちゃ溜まらないからね………よしっ……と!」

そう言うと猫宮はさらに特大のタンクを一本追加で部屋に持ち込んだ。

23名無しさん:2015/07/20(月) 03:01:14 ID:QTeBdRdE
長くなったので分けます。
========

「でもよ……でもよでもよ、生徒会長。いくらバレンタインってったってなぁ」
「だいたいの女子上手いこと男と2人っきりになって目の前で膨らんでみせるじゃんかよ?」
「家とか……ホテルとか………」
「ちょっと臨月くらいの膨腹は学内でも黙認だけどよ、生活に支障があるレベルは校内には………」
「あぁ……クソ教師うるさいぜ〜?」
「限界まで膨れ上がった状態で2人が来るのは有り得ないだろ?」
「だから要はよ、どうやってイケメンと牛沢とケロルの………なんていうか…………」
「その………3Pに持ち込m……」
「つまり競わせる状況に持ち込むかだな。」

そう、ただでさえ1対2なんていう告白合戦に持ち込むなんていうのはドラマの世界でもなかなかない展開だ。
それを、2人の膨張合戦に持ち込むというのは………

「それはだな…………おまえら…………!!」

「………………!!!」

「………………」

「………………!!!」

「………………俺もワカラン……………」

「あんだてめぇ」「ふざけんな」「期待したじゃねぇかよ」

「「「はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜」」」

一同机に突っ伏し、策を練るのであった………

24名無しさん:2015/07/21(火) 04:07:26 ID:lPUJr6MQ
バレンタインまで残り二日。

急を要する事態に生徒の焦りばかりが募るその日。意外な方向から状況は一変した。


「なあイケメン。ちっと話があるんだ」
ケロルが不意にイケメンを誘ったのである。

「桃香、ちょっとお前も来い」
そしてあろうことか、恋敵の桃香までも。

二人を誘ったケロルは、放課後の校舎裏で言い放った。

「お前らもう付き合ってんの?」

「…ケロルさん!!」
「いや、そんな…こと、ないけど?」

顔を真っ赤にする桃香と状況が飲み込めないイケメン。そんな二人を見ながらケロルはにやりと笑う。

「そうか、なら良かった。…ていうかさ、イケメン。お前も気付いてるんだろ」
「………」
「私たちがさ。お前のこと好きってコト」
「!!」

余りにも唐突な言い草に、桃香もイケメンも目を白黒させている。何もかもがいきなりすぎる。

「イケメンお前はどうすんだよ」
「は?」
「どっちと付き合うかって聞いてんだ」
「へ、いや、その」
「いいか、よく聞け。私と付き合ってくれるんだったら…この腹をさ、限界まで膨らませてやってもいいんだぜ」

と、ケロルはブラウスを捲くり上げ、白くて細いウエストを見せ付けた。
桃香は信じられないような目でケロルを見つめる。
こんな風に押し付けるタイプの人間では無かったはずだが…。

「なあ…好きなんだろ?そういうの…。言っとくけど私さ、桃香より膨らめるようになったんだ」
「…な!?」
「しかも腹だけじゃない。胸もさ。今の私はどこまでも膨らんでいけるんだ。本当だよ?何なら今ここで試してみても…」
「ケロルさん!!」

思わず声を荒げた桃香に対し、ケロルは座った視線を向ける。

「…何焦ってんだ桃香。安心しろよ。ここでなんて膨らまないさ。私が膨らむのは…イケメンの前だけで、さ」
「……!!」

ケロルはそのままイケメンにしな垂れかかる。その目は妖艶な光に満ちていた。

「ケロルさん…どうしちゃったの?あなた、そんなことできる人じゃ…」
「人は変わるんだよ。今の私はいろんなもんに満ち溢れてる。無敵なのさ」
「そんな…」
「なぁ桃香よ…そろそろ決着つけようぜ?」
「!!」

「バレンタインの日にさ。こいつの前でどれだけ膨らめるか…勝負しようや。あの頃みたいにさ」

「…ケロルさん…」
「今ここでお前の限界の数倍膨れ上がってイケメンを虜にするのは簡単なんだ。でもよ、それじゃ余りに不公平だろ。勝負にならねえ
どうせならロマンチックに…完膚なきまでに…お前に勝ちたいからな」
「………」

「どうする?」

「………分かった。やりましょう。ケロルさん」
普段の引っ込み思案からは想像できないくらいにはっきりと、桃香は言い放った。

「私だって…イケメンくんのことが好きだもん…。ケロルさんよりも…膨らめるもん…!」
「ははは!!上等だよ!!!かかってこいや!!!おいイケメン。それでいいよな!?より大きく膨らんだ方と付き合うってことでさ!!」
「は、は、は、ハイ!!それで良いです!!!」

「よし、OKだ。んじゃ場所はだなー…」

25名無しさん:2015/07/21(火) 04:08:10 ID:lPUJr6MQ

==========================

「イケメン!!お前の家に誘ええええええええええええ!!!!」

生徒会長が叫んだ。

イケメンに渡してあったインカムに向けて全力で支持を出した。何かあったときに即対応できるように、彼には盗聴器も渡してある。
会話は全て筒抜けであった。

「イケメン!!お前の家にはだだっ広い部屋があるだろ!!お前とっておきのコレクション満載な!!あそこに誘え!!」

=========================

「あ、あのさ…んじゃ、僕の家…くる?」
「え、いいのか。私らなんか場違いじゃねえかな」
「問題ないよ、クラスメイトだもの!」
「んじゃお言葉に甘えまして…いやー、あの豪邸にお邪魔できるなんざな。楽しみだぜ。桃香もそれでいいよな」
「…うん」

何を隠そうイケメンの家は金持ちであった。彼は国内有数の膨張アイテムメーカーの御曹司だったのだ。
彼の桁外れな性癖は、アイテムの試験運用で膨らむ女性たちを物心付いたときからずっと見てきているせいなのだ。

==========================

「まさか向こうから勝負の形に持ってくるとはな!!いやー策が浮かばなくて冷や冷やしちまった!!」

生徒会長が机の上に立って高笑いをする。

「でもよ何かでもいつもとケロルの様子が違ったな」「ああ、何かやたら余裕つーか」「あんなに一気に変わるもんか」

「大丈夫だよ!!きっと頑張って膨らめるようになったんだって!!こりゃ楽しくなってきたぞ!!」
生徒会長は浮かれて表情で男子生徒の肩を叩いた。

「よし動くぞ野郎共!!今日はイケメンの家に泊まりこみだ!!録画機材を搬入せよ!!」
「「「「おー!!!」」」」

============================

「じゃあ決まりだな。あばよ」
「…ケロルさん」
「あん?何だよ」
「………無茶、しないでね?」

「……何だよ、なに敵の心配してるんだ。お前のさ、そういうところ…むかつくわ。
はっきり言ってやる。私は生まれ変わったんだ。ぜってえ負けねえからな。覚えとけ」
「……」

「じゃあな」

そう言ってきびすを返すケロル。その表情は険しく強張っていた。

(負けるもんか…負けるもんか!!私にはあの薬があるんだからな!!)

風雲急を告げる風が、寒空の下に吹き荒れた。

そして、運命のバレンタインがやってくる。

26名無しさん:2015/07/22(水) 14:44:06 ID:nV8lsI0E
「よぉーし!ついにこの日が来た!」
「牛沢と!」
「ケロルの!」
「「「大膨張対決!!!!」」」

ついにバレンタイン当日。快晴の休日となった。
ここはイケメンの豪邸。彼らは2人の風船少女の決闘の場となる、地下の大部屋に終結していた。
とにかく広い。面積は60畳は下らない上に、天井高も7m以上もある。ここが彼の父が何名もの女性を巨大に膨らましてきた試験場なのである。
もちろん、この一画には何十種類もの膨張アイテム。どれも実際に使えるものばかりだが、もはや博物館の様相である。

「にしてもだだっぴろいなぁ、イケメン………こんなに広さ必要なのか………ってのは…………」
「いや、流石にこの部屋一杯に膨れ上がるほどのことはないよ………ただ狭くてストレスを感じるよりはっていう配慮で………」
「だよな、こんな天井につくほどの大膨張なんてな……」

一同が生唾を飲むのが聞こえる。想像するだけで彼らの股間は元気100倍だ。

「………でも何人も女性が膨れ上がるの見てきたんだもんな………」
「………まぁ一応………このテの実験にある程度慣れてる人もいて、そういう人は悠に1m以上は膨らんだり……」
「………(抜ける)…………」

一同紅潮してきてしまう……。

「………おい、妄想に耽ってる場合じゃないだろ!!今日おれたちは!!カメラを通してではあるが!2人もの女性の超巨大膨張を見られるんだ!!イケメン、時間は………?」
「あと20分ぐらいで……玄関前集合ってことになってるんだ。」
「よし、おまえら!カメラチェック!」
「1カメチェック!」
「2カメチェック!」
「3カメ!」「4カメ!!」「5k(ry」
「以下略!そしてモニター動作確認!」

「よーし、20台全部動いてるな!イケメンよ、おれたちは別室でモニターをしているからな。上手くやれよ!」
「あ…………あぁ…………」
「…………どうした、イケメン。乗り気じゃないのか?今から史上最高のおかz………対決を見られるというのに。」
「い………いや、なんとなくなんだけど、胸騒ぎというか…。マズいことが起こる予感がするんだ……取り返しのつかないことになるというか……」
「なーにを言ってる贅沢もの!!直接目の前で膨れ上がる2人の女性を見られるというのに!嫌なら俺が変わったっていいんだぞ。」
「……………」
「どうする?」

「「「……(いや、無理だろ)……」」」

「いや、僕にも責任はあると思うんだし、ちゃんと対決は見届けるよ……大丈夫。」
「よし!じゃぁしっかり2人を限界まで膨らましてこい!!いつも通り、通信ができるようこれを渡しておくからな!何かあったら知らせてくれたまえ。」
「お………おう!」

「よーし、それでは牛沢vs.ケロルの大膨張対決……」
「「「「開幕だ!!!」」」」

うおぉぉぉぉぉぉぉぉっと叫びながら部屋をわらわらと出てゆく男性軍団。
誰もいなくなった部屋をイケメンは後にし、玄関前へと階段を昇っていった。

========

「牛沢のやつ………絶対に………絶対に負けないから………」

そう言うといつものベッドの上で瓶を手に取るケロル。

「出鼻を……挫いてやるんだから………」

一振り、錠剤を瓶から取り出し、一気に口に放り込んだ。

27名無しさん:2015/07/23(木) 13:23:10 ID:xSQo8hKI
※相談なのですが、膨張する部位は二人とも胸とお腹にしますか?それともケロルはお腹・桃香は胸を特化強調させる感じにしましょうか。
個人的には後者だと違いが出て楽しそうだと思いますが、いかがいたしましょう。

============================

玄関に到着したイケメンは、肌寒さに軽く身震いすると時間を確認した。あと10分。

「少し早かったかな…」
とはいえ落ち着いて待つなど今の彼にはできやしない。豪奢な門扉に寄りかかり二人を待つことにした。

それから2分もしないうちに…

「あ…イケメン、くん。お出迎え…してくれたんだ。ありがとう…」
牛沢桃香が現れた。
いつもの制服姿とは違う私服の彼女。控えめな色のロングコートを羽織っているが、それでも立派なバストがこれでもかと服を盛り上げている。

何だかまた少し大きくなってるような…

ごくり

唾を飲むイケメン。これから目の前の豊満な桃香の乳房が、さらにさらに…。

「イケメンくん?どうかしたの?」
「あ、いや。ごめん。何でもないさ」

へらへらと笑って誤魔化すものの、どうしても少しばかり前かがみになってしまうのは悲しい男の習性である。

「ケロルさんは…」
「まだ、来てないみたいだね。先に入る?」
「い、いえ…待ちます…一緒に」
紅くなりながら桃香は応えた。さりげなく彼の傍に近寄り…それでも3歩ぶんの隙間はあったが、彼女としては頑張った方なのだ。

しばしの沈黙。桃香は何か会話をしようと焦るもののこういうときに限って頭が回らない。とりあえずこういう時は天気の話だ。

「あ、あの!き、今日は寒いです……ね…?」
「…………」

桃香の言葉が詰まる。イケメンの顔に驚いたからだ。彼は目を丸くして、何故かこちらを凝視している。

いや、よくよく見れば視線はかすかに桃香の肩越しに向けられていた。そう、彼女の後ろに続く道路の…その先
いったい何が…

「…は、はひぇ!!?」

そこにあったのは、直径1メートル近くあるであろう肌色のボールであった。ばるんばるんと揺れながら、それがこっちに向かってくるのだ
そのボールはよく見れば手足と顔がくっついている。よくよく見れば、その顔は顔見知りのものだった。

「おう二人とも!待たせちまったか!?」
河津ケロルが現れた!!…現れたのは、いいのだが、様子がおかしい。いや、服装がおかしい。

2月の寒空だというのに、ケロルは何と、水着に薄手のブラウスという出で立ちで現れたのだ。しかも腹を丸々と膨らませて。
ケロルの細く引き締まった長い手足、キレのある美貌、それを引き立たせるナチュラルメイク、ツヤのある明るい髪、ビビットな緑色の水着。そして揺れるカエル腹。それはまるで風船モデルのグラビアのごとき完成度であった。

改めて言うまでもないが。ケロルは絶世の美少女なのである。

28名無しさん:2015/07/23(木) 13:24:20 ID:xSQo8hKI
※長くなったので二つに分けます

====================
「……あ、ああ。いや、ぜんぜん、まってないっすよぅ…えへへ」
イケメンは呆けたように笑って応えた。

「……!!」
桃香は慌てた。まさかいきなりケロルが膨張してやってくるなんて思わなかった。確かに「よーいどん」で始めるなんて言われてはいなかった。しかし根が真面目な彼女はそんな発想が浮かんですらこなかった。

「何だぁ桃香?お前もしかして何にも用意してこなかったのか?既に勝負は始まってんだよ。見ろよこのイケメンのだらしない顔!!こりゃイキナリ私に惚れちまったんじゃねえのぉ?なぁ、どうなんだよ…い・け・め・ん」
ケロルは大きなお腹を彼に押し付けるように迫る。

「いや、こ、こまるよ。こんな、外でさあ」
顔が全然困ってない。

「け、ケロル、さん…寒く…ないの?」
「あ?いや、あんまり。何か腹の中が熱くてさ…」
ケロルは愛しそうに自らの腹を撫でる。むにゅんと柔らかく変形したそれは、まだまだ余裕たっぷりといった感じであった。

「ま、確かに外じゃ落ち着いてタイマンも張れねえか。じゃ行こうぜ。な、イケメン」
「う、うんん…ん」
ケロルはわざとらしく腕を絡ませるとそのまま家の中に連れ立って入っていく。明らかな挑発だ。

「ま、待って!」
慌てて桃香は二人の後を追った。いきなりリードを許してしまった。その事実が彼女の中でゆっくりと膨らんでいく。
それと同調するかのように、焦りの感情が高ぶったせいだろう。ゆっくりと桃香の胸も膨張し始めていた。

(…ケロルさんのいじわる…!私だって…負けないもの…!…この胸があれば…!)

そうだ。これから一生懸命膨らめばよいのだ。日ごろは大きすぎる生で何かと苦労する彼女のバストだが、今はこれ以上に頼れる味方もいないだろう。大丈夫。ケロルさんには悪いけど、先日のサロンでの膨らみ方から見るに許容量に関しては腹で言えば数倍以上。胸に関しては数十倍以上だ。
ケロルさんが勝つ可能性は…間違いなく無い。

普通に考えたらそうなのだ。

しかし…

(やっぱり、変よ…ケロルさん…)
気にかかるのは、彼女の変容だった。明らかに根拠のある自信に満ちている。その自信が、彼女をひどく大胆にしている。

(…心配だなあ)
彼女の不安はもうしばらく後に的中することになるのだが、当然ながら今の時点でそれを予想できる人間などいようはずも無かった。

そして舞台は地下室へと移る。

29名無しさん:2015/07/24(金) 01:21:20 ID:PctC6H9o
※ご相談に関してですが、どっちも生かしつつというのはいかがでしょう?
つまり、最初のうちはそれぞれ膨腹アピール、膨胸アピールですが、最終的にイケメンの性癖にそって全開膨張……というような。
========

「っへぇえ……初めて中入った………イケメンあんたすごいなぁ………」
「ほ………ほんとに……こんなに広い部屋があるなんて………」

件の地下室、イケメンが豪邸に住んでいることは周知の事実だが、中まで入った者はまだ少ない。(もちろん、先の大量の男子を除いてだが。)

「ぼ………僕の父は膨張器具メーカーで、それで………」
「はぁぁ、ここで実験台に女の子が膨らむってわけか。それであんたそんなパンッパンなのが好きなワケね……」
「すごい………」
「はぁ、どうする?桃香?ここじゃ天井低過ぎるかもしれないなぁ?」
「さ、流石にパンクしちゃいますよぉ……!」

(……ケロルさん……)

内心は過剰なまでに挑発的なケロルに戸惑いながらも、敢えておどけて返事をする桃香。

御曹司はその言葉にさらに股間がいきり立つのを隠し得ない。だんだんとおかしな姿勢になってくる。

「きょ………今日はちょうど両親とも一日家を空けてるしさ、2人とも好き放題膨らんでもらえるんじゃないかと思って…」
「イケメンくん、これは……?」

大量に置かれた膨張器具に近づく桃香。

「あぁ、それは僕の父が開発した膨張用品の数々だよ。あんま出回ってないのとか、ちょっと出力が強過ぎるのもあるけれど……好きに使っても……」
「わぁぁい、じゃぁわたし、これ……!」
「ちょ………!」

そういうと桃香は手近にあった巨大なタンクを手に取り、迷うことなくホースを服の下に沿わせた。
いつものサロンで使ってる特大サイズよりさらに一回りは大きいだろう。

「ん……んん………」

ほのかに顔を紅潮させる。そして、すぐにその豊満な二つの山の先に装着を完了させた。

(………ケロルさんに先手を許しちゃったから、頑張らないと……)

満面の笑みを浮かべると、イケメンの方に向き直る。彼女も彼女で、ケロルとは違うベクトルで負けじと可愛らしい。

「じゃぁ……イケメンくん?せっかくだから、イケメンくんに膨らまして欲しいな?わたし……」

まだ始まってもいないのに、股間が痛くなってくるイケメンであった……

========

(おい………おいどうなってる……!!)
(……イケメン……イケメンに膨らましてくれって……)
(え……それ……あいつが主導権握って膨らますってことかよ!)
(いきなり責め過ぎだろ!!ひゅううウゥゥゥ!!)
(俺は………俺は抜くからな……………!!!)
(早いって……はy当たってる!当たってる!!)

30名無しさん:2015/07/24(金) 14:49:42 ID:7dhIkSd2
※良いですねー。了解です。ではそういった感じで
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「ぼ、僕が…?…い、いいのかい…!?」
「うん…あなただから、いいの…あなたに…、膨らませて、ほしいの…」
顔を真っ赤にしながらそう言う桃香に辛抱できなくなったイケメンは、早足に彼の身長ほどはあろうかというなタンクに近づいていった。
安全ロックを解除し、震える手でバルブに手をかける。

「じゃ、じゃあ、いくよ!!」
「う、うんっ!!」
イケメンは緊張した面持ちでゆっ、くりとバルブを捻った。

シュー…とガスが流れる音が聞こえる。
流れ出たガスはホースの中を進み行き、やがて到達するのは…

「あん…」
桃香の豊満な乳房の中である。アタッチメントにより広げられた乳首からひんやりしたガスが流れ込み、乳内の隅々にいきわたっていく。

「あ、ひぅ…いっぱいに、なってきた…」
徐々に張り詰めていく胸を撫でながら彼女は呟く。いつもお店でやってもらう時よりも興奮度が高まってきている。
やはりイケメンの手により膨らまされるというのが精神に大きな影響を与えているのだろう。

そしてついにガスは豊満なバストを満たした。ぱつんと張りが増し、大きく前に突き出ている。
ここからが本番だ。後から絶え間なく注入されるガスが、行き場を求めて彼女の乳内を押し広げていく。

「あ、あっ…くる…見ててイケメンくん!私の胸が…膨らむよぉ…っ!」
言われずとも彼の視線は釘付けだった。

むくぅ…ぷくうううー…!

じわじわと桃香のセーターが盛り上がり始めた。まるで服の中に風船を入れているのようだが、間違いなく膨らんでいるのは彼女自身のおっぱいである。

「ぬ、脱ぐね?すぐにきつくなっちゃいそう…!」
桃香はもたもたとセーターを脱ぎ始めた。伸縮性のある縦セーターは膨らむ胸に合わせて丸々と出っ張っていく。
それはその下にある彼女の風船おっぱいの形を想像させるのに十分なものだった。

「ま、まって!脱がないで!もう少し、そのまま!!」
「へ…?そ、そう…?……こういうのが、好きなの…?」
「あ、う…えと、うん…!」

そういう間にもセーターはぐんぐんと引き伸ばされていく。伸びた縫い目が膨れ上がる彼女の乳房の皮膚を現しているかのようだ。

「はぁ、はあ、ちょっと、きつくなってきちゃった…!ぬ、脱がないと…破けちゃう…!」
「う、うん。分かった。い、いいよ。脱いで!さあ!」

桃香は苦しそうな吐息を漏らしつつ、セーターに手をかける。大きくなった胸が邪魔で上手く脱げないらしいが、やっとこさ捲り上げると、そのままの勢いで大きく体を逸らせた。

その下から飛び出てきたのは、薄手のシャツに覆われた、高校生のものとは思えないほどに発育した桃香のおっぱいである。
そんなおっぱいがガスを溜め込みぐんぐんと大きくなっている。シャツの上から透けて見える大きな肌色に、イケメンはもう大興奮であった。
しかもなんということだ。彼女はノーブラであったのだ。薄く見えるホースと頂点に接続された機械的なアタッチメントがかもし出す背徳感たるやす凄まじいものがある。

(ぼ、僕がこの乳風船を膨らませているのだ…!!僕が、この手で!!)

イケメンは我慢できずにバルブを少しだけ緩め始めた。

「あんっ!」
注入量が増えたのを胸で感じたのか、ぴくりと身震いする桃香。既にPカップ以上はあるだろうバストも、ぶるんと揺れる。

「…あせっちゃ、だめ…!ゆっくり、ね…?私の胸は、もっともっと、膨らめるから…!」
「ご、ごめん!つい!」
「いいの…いいのよ、ふふ…イケメン君には、じっくり、私の胸で楽しんで欲しいから…。」

桃香はけなげに笑って見せた。イケメンもそれにつられてにへらと鼻の下を伸ばしている。
すっかり自分の胸に首っ丈のようだった。桃香は少し安心する。
と、そこで気になりちらりとケロルの方に視線をやる。

彼女は口の端を上げ、薄い笑みを浮かべながら壁に寄りかかっていた。余裕たっぷりといった体である。

(…何だろう……私は全然余裕の大きさだけど、ケロルちゃんの胸の限界値は、とっくに超えてるっていうのに…)

31名無しさん:2015/07/24(金) 15:24:32 ID:PctC6H9o
みち……みち………

桃香がケロルに気を取られている間も胸は爆乳は膨張し続け、Sカップをも超えようとしている。
そして、ついにはシャツをめいっぱいに引き延ばし始めた。

「あ………どうしよ、キツくなってきちゃった……ねぇ……イケメンくん、脱いでもいい?」
「え……え?」

うろたえるのも無理はない。彼女がここで脱げば、言うまでもなく上半身は全裸である。

「で……でも……」
「大丈夫だから…今日はそのために来たんだよ?イケメンくんが楽しんでくれるなら……この体見られても……」

シャツが目一杯に伸ばされ、とうに彼女の真っ白で柔らかい腹部は露になってしまっている。

「ねぇ……イケメンくん……脱ぐね……じゃないとシャツが……」

裾に手をかける桃香。しかし、力一杯捲り上げようとするが、Tカップをも超えようとしている超乳に引っかかってしまい脱げない。
バスケットボールを二つもシャツの下に隠しているようだが、それは紛れもなく彼女の胸そのものである。

「イ……イケメンくん……お願い、手伝って…圧迫されて苦しくなってきちゃった……」
「あ……あぁ……でも……」
「お願い……」

イケメンは彼女のシャツの裾に手をやる。
すると当然彼女のとてつもない超乳に触れることになる。

「ん………っ」
「……あ………」
「ひゃん………ッ!」
「ご……ごめ……」
「………ううん……イケメンくんなら……」

2人の間に流れる甘い時間。
(よかった……イケメンくん……わたしに見とれて………)

……しかしそうは問屋が卸さない。

「ひゅー熱いねお2人!……でもいいのか?イケメン?そんなことしてる間にもしあたしが勝手にどんどん膨れ上がってたらどうする??」

その声にケロルの方に目をやる2人。イケメンは思わず目を丸くした。

「ケ………ケロルさん……?!」
「一体ど……どうやって……!」

壁際に立っているケロルの爆腹、1m近くあった爆腹がむくむくと膨れ上がっていく。
まるでボンベを繋いで全開にしているように……そして、それだけではない、胸もだ。
桃香には到底及ばないが、水着を目一杯に押し広げ、下乳が、いや全体的にはみ出してしまっている。
それどころか3つの風船はさらに膨らみ続けている……1m近い大型バランスボールは次第に1mを超え……まるで少なくとも20人は子供を宿しているように……それが臨月をさらに超え目の前で成長し続けているように。

「なぁ……イケメン…………」

今もなお膨れ上がり続けている体をを大胆に揺らしながら、イケメンと桃香に近づいてゆく。
そして近くのホースを手に取り、イケメンの目の前に突きつけた。

「わたしもこのお腹を……もっとぱーんぱんに膨らましてくれないかしら……?」

そう言いながら自らの体をもたれかからせるケロル。
妖艶に膨れ上がった腹がイケメンの体に当たり、それが尚も膨らみ続けイケメンの体を押し返してくることを感じる。

「勝手に膨らんじゃうのと、自分で膨らませるの…どっちが好きか自分でわかるよねぇ?」

イケメンの手を取り、自分の腹に当てる。そして、まるで今我が子が胎内で成長してゆくのを慈しむかのように、撫でさせてみせる。

「ほら……こう見えてまだまだ余裕なんだよ……?イケメンのためなら、この部屋いっぱいにだって膨らめるよ?」

上目遣いをしながらそう語りかけるケロル。
突然見せられた乙女としてのケロルにイケメンは限界だった。

32名無しさん:2015/07/25(土) 07:24:14 ID:OcR0zK8k
キュッ…キュッ…。
「イケメン、くん?」
桃香は驚いた。イケメンがバルブを捻り、ガスを止めたからだ。

「ご、ごめんね桃香ちゃん!また、後で膨らませるから…!」
イケメンはそう言い放つと、ケロルの持っていたホースを指差し
「ケロルさん、それ…挿してもらえらる?」

「へっ…素直だなぁお前は…かわいいじゃん…分かったよ」
ケロルは嬉しそうに微笑むと、持っていたホースを股間に持って行き、躊躇いなく挿入した。
イケメンはホースの大元である特大のフットポンプを持ち出してきた。

「おおーすげぇなぁ。こんなんで空気入れられたら、さぞかし膨らむだろうぜ…。なぁ、早く食わせてくれよ」
「ああ、分かったよ」
イケメンは恐る恐るといった風にポンプを踏み抜く。

ぶしゅーぅ!

勢い良く空気の迸る音が響く。そしてそれと同時に。

ぐぐぐっ!
と、ケロルの腹がせり上がる!

「おっほぉ…!こりゃすげぇや、一踏みで、こんなに!」
ケロルは膨らんだ腹をポンポンと叩く。
それを見たイケメンが堪らずポンピングを開始した。

ぶしゅー…ぶしゅー…

「おっ…あっ…んっ…いいよぉ、入ってくるぅ…!すっげぇ気持ちいい……もっと、もっと!」
「あ、あまり無茶はしないよ。ゆっくりとさ、ね」
イケメンが諭す様に応える。が、ケロルはキッと彼を睨みつけ

「おいおい…私を桃香みたいなケチくさい奴と一緒にしないでくれよ。まだるっこしいことは無しだ。ハナから全力でこい!」
「は!?いや、でも」
「いいから!お前私の腹を思い切り膨らましたいんだろ!?だったら遠慮なんかすんな。私は大丈夫だよ。お前のためなら何だって耐えてやる。お前の欲望を全部受けてやる」

そう言いながら優しく笑いかけるケロルは、普段の粗暴な彼女からは想像も出来ないほどの包容力に満ちていた。このギャップがイケメンの股間を直撃する。

「い、いいんだね?」
「ああ。私はお前の…お前だけの風船だ!」
「う、う、うお、おおおおおお!」
イケメンは堰を切ったように猛烈な足踏みを開始する。

ぶしゅぶしゅぶしゅぶしゅ!
むぐっ!ぶくっ!ぶくぅうう!

「んむっ、はぁ!いっぱい、いっぱいきたぁ!」
ケロルが嬌声を上げる。ポンピングに合わせてカエル腹が跳ね、膨張していく!
1m20…25…35…50…65センチ。見る見ると腹囲を増して行くケロルの体。しかもまったく張り詰めた感じは無い。

「あはぁ!やべぇよぉ!気持ちいいよぉ!もっと、もっと膨らませてぇ!!」
ケロルの熱の籠もった喘ぎに興奮が高まるイケメン。一心不乱にポンプを踏みまくる。最早桃香のことは眼中に無かった。

(嘘…何で…)
当の桃香は完全に困惑していた。あんな勢いで膨らまされたら、いかにケロルとは言え負担が激しい筈だ。しかし彼女は平然と空気を貪っている。何かがおかしい。いや、それよりも、今は…

(イケメンくんが、取られちゃう…)
そんな桃香の視線に気づいたケロルは、わざと聞こえる様にイケメンに問う。

「な、なあ…イケメンよぉ、んふ、私のお腹とさぁ、んっ!桃香の、胸、どっちが大きく膨らんでるぅ?あんっ!」
「えぇ?そ、そりゃもちろん…君のお腹の方が、とってもとっても、大きいよぉ!」

「……!」

「あははは!だよなぁ!だよ、なぁっ!はは!っん!もっと膨らませていいんだぜ!?まだまだ余裕だからよ!」
ケロルはがばとイケメンに抱きついた。明らかな挑発だ。
「うひょおー!」
膨れた腹にめり込んだ彼は歓喜の声をあげた。

そして桃香は…
「…大きい…ケロルさんのお腹が、私の胸より…」
彼女の中に初めての感情が渦巻き始めた。

(もっと、もっと、大きくしなきゃ…私のおっぱい!!)

33名無しさん:2015/07/29(水) 14:50:52 ID:HXJ2FWlU
※一応確認ですが、ケロルは腹囲でいきますか?直径でいきますか?直径1m60超えだとかなりのスピードで膨らんでいますね…。
========

咄嗟にバルブを捻る桃香。今度は少しずつではなく、力の限り開いた。

みちみちみち……!

一気に引き延ばされるシャツ。
バスケットボールのようだった超乳は、ビーチバレーになり、ビーチバレーも破裂するような大きさへと成長してゆく。
ついには下乳がはみ出し、キツそうに彼女の胸を締め上げ始める。

「イケメン……くん………!」

ギチ………ギチ………

「………イケメン……くん………?」

しかし彼は桃香のことを見向きもしない。

「なぁイケメン……もっと膨らましていいんだぜ……?おまえの好きなグラビアみたいに………」

あまりにも巨大な、それでも不思議な柔らかさを讃えているケロルの腹に包まれ、完全にイケメンはのめり込んでしまっている。
彼の頭を撫でながら、優越感に浸った目で桃香を見つめるケロル。

「なぁ……フットポンプなんてまどろっこしいのでいいのか?もっと手っ取り早いのあるだろ………?」
「すごい……こんなに大きく………でも、膨らましていくのが溜まらないんだ……」
「でも日が暮れちまうよ?それと、ついでにこの胸も膨らましていいんだぜ?桃香の何倍も大きく……破裂寸前までしてくれて……」

ケロルの挑発は厳しくなる一方。

「想像してみろよ……この部屋の天井につきそうなバカでかい腹と、桃香が限界まで膨らました腹よりももっとデカいサイズの胸を………」

(ケロル………さん…………!!)

彼女の嫉妬心は既に溢れ出そうとしていた。
ほとんど全開になっていたバルブを力任せに全開まで開く桃香。

ギチ………ギチギチ…………

「イ……イケメン………くん!!!!」

自らの胸が膨張で締め付けられ、次第に苦しくなってくるが、声の限りに叫ぶ桃香。
もう片方で直径は40cm近い。シャツのあちこちがほつれ始める。

しかしイケメンはケロルの腹に没入してしまっている。そして……

ミチ………ミチミチミチ………!!!

……………バツン!!

34名無しさん:2015/08/06(木) 03:30:13 ID:oqOHMFKE
※腹囲でお願いします。まだまだペースは遅めですしね。

シャツの弾ける音が地下室に響く。そして

「きゃっ!」
桃香は小さな悲鳴をあげた。ばるん!と風船の様に膨らんだ胸が服を突き破った衝撃で、尻餅をついてしまったのだ。

「ど、どうしたんだ桃香ちゃ…」
音に驚いたイケメンが振り向き、硬直する。それもそのはずだ。

シュー…!ぷくううううううううううううう!!!

桃香の胸には、今バルブ全開でガスが注入され続けている。しかもシャツの締め付けから解放されたそれは、膨張のスピードを一気に速め…

「あ、や、わ…っ!」
桃香の眼前で、勢いよく膨れ上がっていく両の乳房。その様子は肌色の大きなボールを抱えているようだった。

トップレスの状態になり、より一層迫力が増した彼女のバスト。しかもそれはぐんぐんと膨らみ圧力を増していく。

「あ、や、やだ…強…」
転んだ痛みで冷静になった桃香は少し慌てているようだった。今まで体験したことのない注入スピード、乳内の圧力増加に多少の恐怖感を感じたらしい。
(バルブ…締めなきゃ)

そう思い桃香がガスボンベに手を伸ばそうとした瞬間

「桃香ちゃん…!!素晴らしいよ…!!!」
「え?」

イケメンがあげた感動の声が耳に届いた。

「今まで色んな女の子の胸を見てきたけど、間違いない、最高のおっぱいだ!!」
「え…え?…ふぇ!?」
「きめ細やかな白い肌、張りと柔らかさを兼ね備えた圧倒的肉感、十代だけが持つ弾ける瑞々しさ!!」

いきなり語り始めたイケメンが早足で桃香に近づいてくる。そして大きくなる胸の前に立つと、目を潤ませて伝えた。

「我慢できない…桃香、ちゃん…君の胸を…触らせて、くれないか…?」
「!!!」

桃香は彼の声に驚くが、戦況のこちらに傾いていることを確信すると、震える声で叫ぶ。

「い、いいいいよおおおお!!い、いっぱい、いっぱい!好きなだけ!!」
「ほ、本当かい!!」
彼は目を輝かせでさっそく腕を伸ばしてきた。が、そこで桃香はとあることを思いつく。

「い、イケメンくん!ちょっと待って…!…あの、あのさ、イケメン君は…自分の手で大きくするのが好きなんだね?」
「あ、ああ。そうか、じゃあガスじゃなくて空気入れに…あ、いやでもそれじゃ揉めない!!何てこった!!」
「お、落ち着いて、ね…?実はね、私、秘密にしてたことがあって…」

桃香は膨乳の圧力に精神を押されたせいか、熱に浮かされた顔で口を開く。この方法なら…他の人には真似できないこの方法なら!

「私…ドキドキすると胸が大きくなっちゃうの…だ、だい、好きな、イケメン君が、揉んでくれたら…私の胸…いくらでも膨らんじゃう、かも!!」
「何だってぇええええ!!!??」

ぴく。今まで余裕の笑みを張り付かせていたケロルの頬が、一瞬揺れた。

35名無しさん:2015/08/07(金) 01:52:11 ID:C6vMdlyg
「だ………だからね……イケメンくん……いいよ……?お願い……」

目を潤ませながらイケメンに上目遣いをする桃香。
とうに股間に痛いほど血が集まっている。イケメンからそれを断れるだけの理性は飛び始めていた。
イケメンはそっと両手を掲げ、桃香の胸へと持ってゆく。自然と頬が弛み、鼻の下も伸びに伸びる。

「………お願………い………はぁん……!!」

桃香が言い切るよりも一瞬早くイケメンの手がその爆乳に触れた。

ぐぐぐぐ………!!

「ぁ……ぁあ……イケメンくん………」
「ふぉぉおぉおぉぉぉお!!」

弾けんばかりの超乳は一気に二周りほども膨張し、強くイケメンの手を押し返した。

「膨らむ……膨らむよぉ………!こんなに……こんなに早く膨らむの……初めて……ふぅっ…ん!!」

ぐぐぐ……!

「膨らむ……膨らむの……気持ちいい……ちょ……ちょっとぉ……強いよぉ……」

当たり前だ。一瞬の隙もなくイケメンの手を押し返し続ける風船を揉んでる以上、常に強い力で揉み続けてることに変わりはない。

「ちょ……んんん………!膨らんじゃう………」
「すごい……すごいよ!!もっと……もっと大きく………!」

ぐ……ぐぐう……

「んはぁ……ちょ……ちょと……スト……」

ぐぐぐぐぐ!!

一気に直径が5cmばかりも膨れ上がる。

「もっと…………もっともっと………!!!!!」

「ス……ストップ………!!」

ぐぐぐぐ……みちち……!!

一瞬流れる沈黙。

「ご……ごめん……調子乗り過ぎたかな……」

桃香の超乳は、ついに片方で直径40cmはあろうかという大きさにまで膨れ上がっていた。

「ふぅ……ううん……ちょっと……だけ息抜き……んん……」

イケメンはまだ気付いていないが、桃香の秘部は確実に蜜をたたえてきてしまっていた。
彼女なりに、自制を試みたのである。

「すごい大きさ……すごすぎるよ……!グラビアアイドルみたいだ………」
「ちょっとぉ………グラビアじゃないよ…!……あれよりももっと大きくなっちゃうもん………!ふぅ………」
「が……我慢できない……もっと大きく膨らましても……!」
「だめ!待って………!」
「……………そう……だよね………そんなすぐに大きく……」
「違うの………」
「………??」
「……今度はそのチューブも繋いで空気も入れながら……揉んで欲しいの………」
「………???!!」
「もっともっと………大爆発しそうに大きくして欲しいの!」
「ファァァァァァ!!!」

雄叫びをあげるイケメン………しかし………

「ちょっと待ってくれよ……イケメン!」

完全に没入してしまっていた2人の世界を突き崩すケロル。

「……わたしは気持ちよくしてくれないの……?言ってなかったけど、わたしも気持ちよくなるほどどんどん膨らんじゃうんだけどなぁ………?お腹も……おっぱいも膨らんじゃうかもよ……?」

彼女の口の中には、こっそりと頬張った薬が数錠入っていた……

36名無しさん:2015/08/26(水) 06:24:40 ID:NjbabpSg
「「え…!?」」
突然の告白に、驚きの声を挙げる桃香とイケメン。そしてそんな二人をニタニタと見つめるケロル。

「……!!う、嘘!!」
思わず桃香が声を荒げた。
嘘だ。そんな筈はない。私のこの体質は数十万人に一人という確立で発生する、非常にレアな現象なのだ。
しかも…百歩譲ってホルモンの影響を受けやすい胸ならばまだ分かる。が、腹まで膨らむといったケースは聞いたことが無い。

「ケロルさん…そんな、嘘つかないで…よ…!」
桃香は悲痛な視線をケロルに向ける。自分のアイデンティティを真っ向から否定された気分だ。
これは、私だけの秘密兵器なのだ。イケメンに喜んでもらえる、まさに必勝の最終手段。だったハズなのだ。

「ん〜…?へへ。嘘じゃねえよ。お前に出来て私に出来ないことなんて無いんだよ…。ま、イケメンが触ってくれりゃすぐ分かることさ」
ケロルはわざと大げさに膨れた腹を揺らし、近づく。
「さあ、好っきなだけ…膨らませてごらん?」

イケメンは、その挑発的な表情と仕草にまたも引き寄せられる。シーソーゲームは止まらない。

「ま、待って。イケメン君ったら!」
桃香の願いも空しく。
「ご、ごめん、桃香さん、ちょっと…待っててね…」

イケメンはケロルに近寄り、その腹に手を伸ばしていた。

「んっ…」
手が触れた瞬間、ケロルが甘く声を漏らす。
「そう、そう…いい子だ。さ、好きなように楽しみなよ」
「う…うん」

イケメンはつつー、と彼女の腹に指を滑らせる。かすかに丸々と張りのある、柔らかで真っ白で滑らかな腹の皮膚。指先から痺れる様な感触が伝わってくる。
へその周りを一周させるようになぞると、次は手のひら全体で腹に触れた。

「ひぃっ…ん!」
彼の手の感触に、思わず声を上げるケロル。好きな男から触られることが、ここまで気持ち良いことだとは思いもしなかった。
まだ、ほんの軽く触れられた程度なのだ。

(…危ねえ。忘れるところだった)
ケロルは、こっそりと口内に隠していた薬を一錠。奥歯で噛み砕く。
変化はすぐに現れた。

「……おお?」
目の前のイケメンが、目を見開く。それもその筈だ。何せ手のひらに伝わる感触が…

「おおおおおおお?」
ぐぐ…と微かだが、押し返してくる。ケロルの腹内からの

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」
圧力が増してくる。彼女の腹が膨らんでくる!!

「ほ、ほ、本当に…!!?」
「だーかーらぁ言ったろ!?私も、気持ちよくなると、体が膨らんじまうんだって!ほら、腹だけじゃなくてさ。胸も、さっきよりでかくなってんだろ?」
「あ、あ、ほんとだ。あはは。すごい。すごいよケロルさん!!」
「だろぉだろぉ?可愛いなあお前ほんっと…!ガキみてえにはしゃぎやがって。そんな顔されたらよ。もっともっと膨らみたくなってきちまうじゃねえか。遠慮すんな。揉め揉め」
「ぅわーい!!」

普段のキリっとした彼からはかけ離れた、オモチャを与えられた少年のように目を輝かせたイケメンは、ケロルのお腹を揉みまくった。
その度に、ぶく、ぶくっと。彼女の体が膨れていくのが遠目からでも桃香に分かる。

37名無しさん:2015/08/26(水) 06:25:24 ID:NjbabpSg
※長くなったので二つに分けます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「んっ!んむ!…ははっ…ははは落ち着けよ…ぉ!そんなに急いだら、すぐにパンクしちまうかもよ?…ふふ。冗談冗談…あんっ…!遠慮するな!ほら、もっと…!もっともっとだ!!」
ケロルは今度は二錠の薬を噛み砕く。
「分かった!お、お腹も、胸も…もっと…もっとだね!!」
ぷわわー!と、膨乳と膨腹の速度が更に増していく。
腹囲は1mと80を超え、もうすぐ2mの大台に突入せんとしている。
腹に隠れてはいるが…その胸も、桃香のものに引けを取らない大きさだ。

「嘘…ほんとに…膨らんで…」
桃香は信じられないといった表情で成り行きを見ているしかできない。
だめだ。このままでは…負けてしまう。もっと、もっと、大きくしなくては。
大きく、膨らまさなくては!

もっと、もっともっと!過激なやり方で!!!


「んんんんんっ〜〜〜〜〜!!!」
突如響いた大きな嬌声に、イケメンとケロルの動きが止まった。

「何だ…?桃香、いきなりでかい声出し…!」
「…!!も、も゛も゛か゛さ゛ん゛!!?」

「はぁ…はぁ…待たせちゃって…ごめんね…?い、イケメン、くんっ!」
視線を向けた二人が驚くのも無理はない。
桃香の乳首に挿入されているもの。それは、

「な、なんだか…良さそうなものがある、から…勝手に、つかっちゃった…」

多連結用の注入アタッチメントである。しかも、片方からそれぞれ数本のチューブが伸びていた。チューブの先にあるものは、言うまでも無く、先ほどのエアボンベ。違うのは数が3本であるということだ。
手軽に注入量を増やせるということで、主に海外のヘビーユーザー向けに作られた部品である。
しかしここにあるものは試作品であり、内圧を感知して注入を止めるストッパーは付いていない。もちろんそれは付属の注意書きに書いてあった。
が、桃香は敢えてこれを選んだのだ。
それが彼女の乳首に、深く挿入されている。乳頭からくる刺激に声を震わせながら、無理やり作った笑顔で彼女は言う。

「えへへ…さ、3本もいっぺんに…入れたら、私のおっぱい、どうなっちゃうんだろ…?イケメン君、知りたくない?…きっと、きっと、ものすごい勢いで、膨らんじゃうんだろうなあ」
「い、いや、でも…それは、危ない、んじゃ…」
「危なく、なんか、ないもん…!さっき言ったでしょ?『もっともっと、大爆発しそうなくらい大きくして欲しい』って…!」

桃香は、注入パーツに付いているボタンに手をかけた。ボンベのバルブは既に開いてある。あとはこれを押すだけで、とてつもない量のエアが彼女のおっぱいに襲い掛かるのだ。
無論、そんな経験は今までにない。まったく未知の世界だ。正直、本当に大爆発したらどうしようという恐怖もあった。しかし

(ケロルさんには…負けたく、ない…負けない!私の方が、膨らめるんだ!!戦意を無くすくらい、大きくしちゃえば!!)

「い、いけめんくんっ!わたし、がんばるからっ!!早く、私の胸に、とびこんできて!!」
そう言うと桃香は、躊躇い無くスイッチを入れた。

38名無しさん:2016/03/18(金) 00:47:40 ID:BjNAjjsw
※長く放置してしまってすみません…もしよろしければまた繋げさせてください。

〜〜〜〜〜

ぶっしゅううううううぅぅぅぅぅ!!!!

「ふぁ……んはあぁあああぁ……!!膨らむ…膨らむよおぉぉ……!」

桃香の超爆乳が再び見たこともないような速度で膨張を再開する。
既に片乳で直径50cmを超えようとしている超巨大風船。その巨大に膨れ上がった胸が、目視出来るだけの速度で膨れ上がっているのである。

「イケメンくん、み……見てぇ!!早く来て!!」

毎秒で直径が2cmずつだろうか。このまま1分も膨れ上がれば、あっという間に直径1mを超えてしまうかもしれない……

(いや、すごい……こんな……こんな速さ……!でも……でもイケメンくんが見てくれるなら……いや、でも……ちょっと……もし破裂しちゃったら……)

今までに桃香自身も経験したことのないような超絶膨乳。高まって来る乳内の圧力に、恐怖がないわけではない。
しかし、その恐怖がさらに桃香の体質に働きかける。

(きゃ…ダメ……冷静にならなきゃ……)

ドキ……ドキ……胸の鼓動が高まる度、それに合わせてムクッ、ムクッと膨れ上がる超乳……もはや2つのバランスボールを並べて膨らましていくよう。

「すごい…凄過ぎるよ!!桃香さん!!今にも爆発しそうなのに!!」

桃香のことを呆気に取られて見つめていたイケメンの股間は、すでにずぶ濡れである。いや、それでも尚こちらの方が破裂しそうかもしれない……

「桃香さん………!!!!あぁぁぁぁぁあああも”も”か”さ”ん”ん”ん”ん”!!!!!」

理性を失ったイケメンは、ケロルそっちのけで桃香の方に走り出す。

「い……イケメンくん……きてぇぇぇぇぇ………!!」

中型のバランスボールならとっくに大爆発をしているであろう超絶巨大乳……刻一刻と破裂に……いや、大爆発に近づく美学……
それでも無限の包容力をたたえた彼女の胸はまだ何倍にも…何十倍にも膨れ上がりそうな余裕を見せ、彼の抱擁を待って瑞々しく張り詰め……

「もぉもぉかぁさあぁぁぁぁああああんんん…………!!!」
「イ……イ、ケ、メ、ン、、くううぅぅぅぅぅん…………!!!」

彼を待ち、高まる胸……そして同時に過激に膨れ上がる胸……
桃香のとても抱えきれない超絶乳という甘い花……蜜を吸おうとする1匹の飢えた蝶は………さらに一気に5周りほども膨れ上がった胸に……

「おいおいおいおい!!!イケメン!!!桃香なんかに構ってていいのか??!」

………辿り着かず、思わず声の方に振り向くと口を開いた。そして、ずぶ濡れだった股間から、今一度熱いものが射出されるのを感じた。

その光景はそれだけの威力を放つものだった。

39名無しさん:2016/03/19(土) 12:54:22 ID:ZaXde3cc
※いえいえ気にしないで下さい…!またよろしくお願いします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

すぅうううううううううううううう…!!

ケロルは息を思い切り吸い込んでいる。

するとどうだろう、その呼吸に合わせて、彼女のお腹がぷくー、っと膨れ上がっていくではないか。
もちろん、実際に吸い込んだ空気がお腹に溜まっているわけではない。錠剤を噛み砕いたあとに息を吸い込むポーズを取っているだけだ。

「ぷはぁ…空気を吸って腹を膨らます…やっぱ基本はコレだよな?」
しかし、直接の性的描写が無いそのシンプルな膨張だからこそ、フェチの魂を根源から揺さぶるのだ!

皆さんも経験があるのではないか!?アニメや漫画、特撮などで、ギャグやジョークとしてお腹が膨らまされるキャラに対し、妙な気持ちを覚えたことが!
要するにそういうことである!!

「素晴らしい…ケロルさん…アナタ、スバラシイ…」
順調に頭のねじが外れているせいだろうか、壊れかけのロボットみたいな片言を呟きながらフラフラと踵を返すイケメン。

「いっ、イケメンくん!?またそっちいくの!?」
桃香は一旦ガスボンベを止め、イケメンに問うた。しかし彼は聞こえていないようで振り向きもしない。

「なあイケメン?お前の好きな腹の大きさってさぁ…?これくらいか?」
すううううう…ケロルが息を吸い込む。彼女のお腹が膨らむ。

「い、いいや…まだ、まだだ」
「じゃあ、これくらい…?」
すううううううううう…ケロルは先ほどよりも深く息を吸い込む。彼女のお腹は風船のように膨らむ。

「いいや!まだ、まだまだ!もっとだよ!もっと!」
「欲張りな奴だなあ。じゃあ、これっくらいかぁ?」
すうううううううううううううう!!ケロルは肺が割れんばかりに空気を飲み込む。彼女のお腹はカエルのように大きく膨れ上がる!

「も、もっと、もっと!もっと吸い込んで!もっと…」
荒れ狂うように求めるイケメンに対し、ケロルは更に息を…吸い込まなかった。その代わり…。

「ま、まだ膨らませるの…?だめぇ、これ以上は…お腹パンクしちゃう…」
一気に声のトーンを甘えたものに変化させ、囁くように言い放つ。
もちろん演技なのだが、そのギャップにイケメンは。

「あ ぐ ふ ぅ あ ゛ っ っ く す !!!」
満面の笑顔で吐血しながらケロルのお腹に抱きついた。

40名無しさん:2016/03/28(月) 02:53:34 ID:nrF9W8Ak
========

「おい…………おい、ちょ………どうなってる………!!」
「どうって……おま………押すなよ………おい……!」

一方ここはモニタールーム。暗い部屋に十数台のモニターがあり、どんな角度からでも被験体を観察できるようになってる。
普段はせいぜい3人入れればよい。つまりはそこまで広い作りになっているわけではない。
そこに幾十人ものオスが群れを成している。その有様は当然……

「おま……おまえ……押すなって……見えないってば!!!」
「むふぉ……この胸は!!」
「おい……痛い……痛いっておま…」
「当たってる……当たってるぞこの堅いの…おい!」
「あぁ…なんて素晴らしい……」

……全く秩序を得ない。

「おい………おい!!生徒会長!!なんでおまえそんな画面のど真ん前で座って……!!」
「フフッ…君、誰のおかげでこの環境が仕立てられたと思っているのだ?この他でもない、佐伯福良様のおかげではないのか?」
「クッ……でも……」
「僕は別に君たちに無理してまできたまえとは言っていないはずだぞ?
「おい!でも誰のおかげでこんな………おい………押すなよ……グフッ!」
「ハハハッせいぜいそうやって………おおぉぉ……!おおおぉぉ?!」
「おい…おいどうした、生徒会長!!」
「ケロルが……ケロルが膨らんでる……!!」
「……ったりめぇだろテメェ!!もっとこう……もっと詳細にだな……」
「そうだよ……息を吸って……すごい……!息を吸って膨れ上がって……これこそまさに蛙とゥッ………??!」
「なんだって!!」
「ケロルが!!」
「ケロルが膨らんでる!!」
「あいつ本当に蛙だったのか!!!」

一気に会長を押しのけて画面に殺到するオスの大群。

「ちょ………ちょ………!君たち………君た……おい!押すなって……押す…乗るな…!の……重い……!重……お……へぶふ………!!!」

彼はその時視界の中で微かに遠い光景を見ていた………巨大に膨れ上がる、母なる太陽のような豊満な恵み……そこに向かい群れてゆく黒い飢えた羊の群れ……だんだんと遠ざかる声……薄れゆく意識………

「あ……おい…会長が……会長……かい………ぅ…………」

========

「ねーぇ、イケメンくん。あなたが見たお腹は、どれくらい大きかったの?これくらい?」

すーぅと息を吸うケロル。一回り膨れ上がる爆腹。鼻血を垂らすイケメン。

「もっと?じゃぁ……こーれくらい??」

さらにすうぅぅぅ……っと息を吸うケロル。さらに二回り膨れ上がる超腹。首を振るイケメン。

「じゃぁ……もーっともーっと………これくらい……………??」

すううぅうぅぅうっ!!っと息を吸うケロル。さらに五回りも六回りも膨れ上がる超絶腹。鼻血を撒き散らすイケメン。

目の前で信じられない光景が繰り広げられていた。それは誰にとってもそうであったが、特に彼女は絶望の淵に立たされていた……。

(嘘……でしょ………なんで………ケロルさん……なんで……?)

決して桃香に勝てるはずなんかなかったケロル。胸こそは桃香には及ばないが、それでも今にも追いつきそうに巨大だ。そして、桃香の超乳を遥かに凌駕する超絶腹……

(か………勝てない…の………?このままじゃ………このままじゃ………!!!)

桃香はとっさに止めてあるボンベから伸びたチューブを胸から引き抜き、秘部へとあてがった。
そして彼女は、手当たり次第のボンベをアタッチメントで繋ぎ始める……

(………絶対に………負けないんだから…………!!!)

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42名無しさん:2016/04/07(木) 01:21:35 ID:b15haaWw
桃香は勢いに任せてホースに繋がったボンベのバルブを解放し始める。

キュッ!キュッ!・・・・・シュー!!

「んん…!!」
お腹にガスが進入してくるすっかりお馴染みの感覚。思えば今日初めての膨腹だ。
普段ならここから徐々に慣らしていくのだが、そんな余裕は彼女には無い。

(まだまだ…!これじゃ足らない!今からケロルさんに追いつくには…)
キュッキュッ・・・・・・シュー・・・
間髪入れず2本目のボンベを開ける。彼女のちょっとぽっちゃりとしたお腹が、少しずつ盛り上がってくる。

(私のお腹だって…あれくらいすぐ…)
キュッキュッ・・・キュッキュッ・・・ぷしゅ、プシュー…!
3本目、4本目。お腹が一気に満たされるような、内圧を覚える。それに合わせて桃香のお腹は一回り大きさを増す。

「うっく…!」
急激な膨張で体内から押されたせいか、跳ねるように背筋が伸びる。ここまで一気に注入するのは初めてだ。
そのことが桃香に緊張と興奮を与え、彼女のバストにも影響を与える。

むくりむくり、と再び膨乳が始まった。先ほどよりもペースが速い。今にも弾けそうな桃色おっぱいが、心臓の鼓動に合わせて大きさを増していく!

「む、胸が…!いや、だめ、こんなことで怖がっちゃ…。私だって、私だって…!」
桃香は首を振ると、再びボンベに手を伸ばした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(お…桃香め。やっと腹を膨らませ始めたか)
ケロルは空気を吸い込みながらも、しっかりライバルの様子を観察していた。

(私の腹を見て焦ったか?あんな必死な顔しやがって…ふん、無理してパンクしても知らねーぞ?)
彼女は余裕の表情で膨張するお腹を揺らした。ここまで大きくしたのに、まったく苦痛を感じない。

(ダメ押しだ!!とっとと勝負付けてやる!)
桃香の勢いに圧されたか、ケロルは後ろ手でこっそりと薬の瓶を取り出した。パレオの内側に隠していたのである。
ジャラジャラと適当に手に取り、一瞬の動作で口に頬張る。

(む、ちょっと量多すぎたか。まあいいや、全部飲み込んじまえ…!)
ケロルは不自然にならないように上手く顔を背けながら、薬を租借し、飲み込んだ。

その瞬間だ。じわり、とケロルの胃を中心として、熱いものが広がっていった。

(あれ?何だこれ、腹が、熱い…?)
初めて薬を使ったときにも感じた熱だった。のだが、その時よりも妙に重いというか、主張が激しいというか…。

「ケロルさぁん!もっともっとぉ!!」
「うぉ!?」
気を取られた隙に興奮したイケメンに飛び掛られ、思わず声と体が上ずるケロル。

カラン…!

「はれぇ?何だいこれぇ…」
「!!!」

その拍子で床に落ちた薬の瓶に、イケメンが気づいてしまった。

43名無しさん:2016/04/07(木) 02:37:47 ID:3jcLtGaI
「なんだい……コレェ……?」

興奮しすぎて頭が沸騰しかけてるイケメン。夢だか現実だか、区別がつかない目でぼやぁ……と瓶を見つめる。

「う〜ん……びん……瓶……って……そ……それはっ…………!!」

そこらの胃腸薬でも入っていそうな小瓶。しかしその中の錠剤を見た瞬間、イケメンの全神経が覚醒した。

「ケ……ケロルさん……!その薬は……んむぅ!!」
「ちょ、ちょっとぉぉ??何かあったかな?な……なんでもな〜いよ!ね?」

瞬時、ケロルはイケメンにその抱えきれないほどの超絶腹を押し付けた。
自然とイケメンに跨がり、のしかかるような体制になる。厳密には、ちょうど彼の股間に、彼女の秘部が密着するような形に……

「むぅ!んむぅぅぅむ!!むむ!」
「な〜に?そんなに大きいお腹に埋もれて嬉しいかなぁ……??」

腹の下で暴れまわるイケメン。しかしケロルも今や必死だ。無意識のうちに、股間を擦り付けるような形になってしまっている。
それでも悠にイケメンの顔面に覆いかぶさる腹……それなりに彼が長身だったことを考えると、彼女の腹は既に相当なものであった。

(んんん……腹の中が……熱い……それになんか……なんだかさっきまでと……)

それでもまだまだケロルの腹には、信じられないような余裕があった。イケメンにぐいぐいと押しつけているのに、彼を包み込むほどだ。
しかし、その腹が、なんというか、次第に張りを増してきている……限界が近づいているのとはまた違う、内側からこみ上げる感覚……

(えぇい……もう……わたしの勝ちも決まったようなものだし、この際……!)

ちょうど手元に転がっていた瓶を開け、残り4分の1程度残っていた錠剤を、ジャラジャラと口の中へ流し込む。

ガリ……ガリ………ごくん…………

(うふふ……これで……証拠隠滅……っと……)

微かな瓶の音を聞き、さらに激しく暴れるイケメン。

「むうぅぅ………!!!」
「ちょっとぉぉ、暴れないで??わたし破裂しちゃうぜ……?……くっ………」
(あ……熱い………全身が………胸も……ん………!)

煮えたぎるような体。ケロルの全身から汗が噴き出してくる。体が火照ったように熱を帯びているのがわかる。

「あ……ちょっと……イケメン………暴れ……」
「っんんん……ぷは……ロルさん………ケロルさん!!今すぐに……その薬を………むっぷ……」
「な〜に?薬ってなんのこと??」
「……ぷは……ケロルさん!!!吐き出すんだ!!!早く!!!」

「………え………?」

一瞬の沈黙。ほとんど必死になって無意識だったが、確実に彼を攻め立てていた動きが止まる。
そして、次第に張りを高めていく腹の向こうで、叫んだイケメンに今一度訊き返す。

「イ……イケメンくん……今なんて………」
「ケロルさん!今すぐに薬を吐き出すんだ……!その……その薬は…………!………んぷ…………!!」

イケメンが言い終わらないうちに、ケロルの腹がまたイケメンの顔面を包み込む。
腹だけではない、目の前の双丘が、いや、双特大バルーンが、ぐぐぐっと大きさを増す。

「え……ちょ……ちょっと………!!」

ぐぐ……ぐぐぐぐ…………!!

次の瞬間、ケロルの超絶腹が、そして超乳が躍動した。

44名無しさん:2016/04/09(土) 22:44:37 ID:QpQtL5Z.
「うわ…うわっ、うわぁあああッ!?」

ぷくぅーーーーーーーーーーー!!

ケロルの体に起こった変化は、擬音で表すならまさにそうとしか書きようが無いものだった。
即ち、圧倒的な腹部の膨張!

「な、なんだよこれ…!なんでこんな、いきなりぃ」

さっきまでの緩やかなものとは違う、自分の意思に反した暴力的な膨腹にケロルの表情は一変した。
視界が自分の腹と胸で埋まっていく。体内から発する熱のせいか、吹き出した汗がうっすらと肌を濡らしている。滑った光沢を放つそれはまさしく膨らんだカエルのお腹だ。

「この…おさまれって!私の腹だろうが!言うこと聞け!!」
ケロルは慌てて拡がり続ける体を抑えようと手を回す…が、既に腕が回る大きさではない。無常にも腕は腹部の曲線を撫でるだけであった。

「け、ケロルさん…君は、なんてものを使ってしまったんだ…」
「な、なんだよぉ!イケメンお前、何か知ってんのか?」

イケメンは頭を抱えながら説明する。
「その薬は、以前うちの会社が抱えていた製薬会社が開発したものだ!でもそこの責任者はどうにもマトモじゃなくって…いや、そんなことどうでもいいんだ!とにかくソレはとっくに製造中止になった危険なものなんだよ!」
「え、え…?でも…」
「裏ルートで流れてるって噂は聞いてたけど…まさか君が…」
「危険、って、さぁ!おい!どういう薬なんだよコレ!?」
「…あ、ああ。普通に使う分なら、飲んだ女性のお腹や胸を膨らませる…そこらの市販品と同じ効果なんだけど…。一度に大量摂取した場合…」
「し、した場合…?」

「使用者の体をゴムみたいに軟化させて、常人より遥かに巨大に膨らむことのできる、突然変異体に変態させる!そしてそうなったら最後、限界を突破するまで膨張は止まらない!人間風船になってしまう!!」

イケメンが顔を手で覆い、よよよと泣きながら、でも勃起しながらその場に崩れ落ちる。
「はぁー!!?限界まで、って、じゃあこのまま私は…うぷ!」

ケロルは自らの胸に押されて顔を背けた。あっという間に、バランスボールレベルにまで成長してしまっている。
中型ボールな胸の下に、超大型ボールがどどんと鎮座している状態だ。

「私は、破裂しちゃうってことか!?」
「………」
「オイコラ何とか言えイケメン!勃たせてる場合か!!」
「仕方ないでしょ下半身は別なんだ!…落ち着いて!その薬は使用者の精神状態によって効果が違うんだ。怒ったり、性的なことをしなければ膨張速度は遅くなる、はず」
「落ち着け、ったって、これはよぉ…んむぅ」

ケロルはもじもじと内股をこすり合わせる。膨れた体をさする。体が熱い。脳みそが痺れてくる。

「い、イケメン…私…」
「イケメンくぅううううううううううんッ!!!」

ケロルの言葉は突然の叫びにかき消される。何事かと声の方向を振り向けば、そこには

「私、もっと、もっともっと大きくなるからねぇ!?おっぱいもぉ、お腹もぉお!!」

ぐぐぐ、ぐぐ、ぶくぅーーーーーー!みちみちみち…!!

十数本ものホースを秘部に接続し、ケロルすら上回る速度で膨張し続ける桃香の姿があった。

「ほ、ほら、ほら!!すごいでしょ!?これなら、あっという間に、ケロルさんにも追いつくよぉ!!胸だって、さっきから、どんどん…あぐっ!…膨らむ速さが、増し、増して、んぎっ!」
ぎちぎちぎち!と桃香の体から異音がした。急激過ぎるガスの注入とホルモン過多による膨乳が、彼女の体に悲鳴をあげさせているのだ。

こちらはケロルとは違い、大型ボールのお腹の上に、特大ボールの風船バストがぶるんと乗っかっている状態だった。

「もっともっともっと…膨らませてあげるからね…!」
そして更にガスボンベに手を伸ばす桃香であった。

45名無しさん:2016/04/10(日) 02:15:36 ID:91Pc8JRA
キュッキュッキュッキュ………ブシャァァァァァ!!

その大型ボールになった腹部に、さらにさらに空気を詰め込む桃香。
ミチ……ミチ………と音を立てていた体が、さらに膨張を求めてググンと跳ね上がる。

「ちょ、も……桃香さん……アァァァァァァモ”モ”カ”サ”ン”……!!」

目の前で貪るように膨れ上がっていく桃香。背後では自制が効かず無情にも膨張をし続けるケロル。
悲しいのか嬉しいのか感情が昂ぶり過ぎたイケメンは、もはや上も下も大洪水のぐっちゃぐちゃである。
内股になりながら、ヨタヨタと桃香の方に歩き始めるイケメンだった。

「ちょ……ちょっとイケメン!待てよわたしどうすれば……!!ふぐぅ……むぐ……!!」

ぐんぐんと膨れ上がる超巨大風船の下で、モジモジしながら必死でもがくケロル。

「だって……だって桃香さんが……」
「お……むっぷ……おい!!桃香がじゃねぇよ!!どうすればいいんだよ!!おい!!待てって……うわっぷ……!!!」

その瞬間ぶっくうぅぅぅぅ……っと超絶爆腹が3回りほども膨れ上がる。確実に大型のバランスボールでも弾け飛ぶサイズだ。
腹だけではない。一気に大型ボールの胸も、二抱えほどの大きさに……普段平常時の桃香が膨らますよりももっと大きい。

「お……怒っちゃダメだよ、ケロルさん……怒ったらあっという間に……」
「お……怒るなって言われても……お……おいってば!!」

ぶっくぅぅぅぅぅ……!!

「お……いや……止まってぇぇえぇ………」
「と……とにかく……とにかくケロルさんは落ち着いて………じゃなきゃ………」

その時反対方向からミチミチミチッ……と音が聞こえる。

「イ……イケメンくぅぅぅん………!どんどん……どんどん膨らむよぉぉぉぉぉ!!」

桃香も負けてはいない。巨大腹はあっという間に直径1メートル近くまで膨れ上がり、その上にはさらに大きい胸が……もはや胸と呼ぶのかもわからないような巨大風船が二つ………こっちに大勢の子供を身ごもっていてもおかしくはない。

「なんでこっち来てくれないのおぉ……まだ足りないなら……まだ足りないならこっちだって……」

そして手元にあったチューブをよくも見ずに、股間へと突っ込み、バルブへと手をかけた。

「ちょっ、桃香さん………!!何でもかんでも注入しちゃ………!!」

ブッッシュウウゥゥゥゥゥゥゥ!!
ブックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウ!!

「いやぁぁあぁぁぁあぁあ………ぁン!!すっっごい膨らむよおぉぉぉ………!」
「ちょ……そのボンベのガスは………ア”ァ”ァ”ァ”ァ”ア”!!」

言い終わるまでもなく内股で駆け寄っていくイケメン。ぴちゃぴちゃと何かよく分からない液を垂らしながら……

(ちっくしょう………イケメンのやつ………いや……大丈夫だわたし……落ち着け……落ち着け……)

よたよたと走るイケメンの後ろ姿を見ながら、自分に言い聞かせるケロル。

(大丈夫……怒らなければいいだけなんだ………興奮しなければ………あぁ……ん……んんん!)

ぐぐぐ…ぷくぅ……!

いつも男勝りだったケロル。しかし、実は決して男性経験は豊富ではなかった。というより、皆無であった。
だからといって、経験人数がこの期に及んで重要になるということはないのはお分かりいただけるだろう。
結果的にこんな様相であるが、飽くまで膨張対決だからである。大事なことはそこではない。

(怒ってないのに……怒ってないじゃない……なんでこんなに……んん………こんなに………)

股間をモジモジと擦り付けながら働かない思考を巡らすケロル。
つまり重要なことはこうだ。
彼女の経験の薄さは、今この場に及んで彼女自身気づいていなかった性癖を露呈することになってしまったのである……

(なんで………なんでこんな危ない状況なのに………膨らみすぎてやばいのに……なんでこんなに気持ちいいんだよおぉぉぉ………)

……ドMという、その容姿には似合わない性癖を……

46スパムの疑いにより管理者権限削除:スパムの疑いにより管理者権限削除
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47名無しさん:2016/04/13(水) 03:39:55 ID:i/a44v1Q
(何で…なんで…!!)
ケロルは混乱したまま、膨張し続ける体を見ていることしかできなかった。
(おかしいだろぉ!?何でこんなのが気持ちいいんだよぉ…こんな、無理やり、膨らまされてる風船みたいな…)

キュン!

「はんっ!?」
無理やり膨らまされてる風船。彼女がそんなイメージをした瞬間、強烈な疼きが濡れた股間を襲った。
と同時に、ぶくっと腹部が大きくなる。腹囲3メートル強といったところだろう。

「だめっ、だめぇ」
普段は勝気な表情を崩さないケロル。しかし今の顔はどうだろうか。眉は下がり、目には涙を浮かべ、まるで幼い子供の様だ。

「考えちゃ、だめだって!!」
イメージの連鎖は止まらない。自分は今、無理やり膨らまされている風船状態だ。このまま際限なく膨張を続ければ、膨らみすぎた風船の末路は。
破裂する!パンクする!自分の体が!そうなると一体私はどうなる?痛いのか?分からない。怖い。怖い。

キュンキュンキュンっ!

「んんっ!!?あふぅ…!!」
恐怖すれば恐怖するほど、感度が上がっていくのが分かる。体が何かを欲していた。大洪水な下腹部へと手が伸びる。

(おい、おい…何考えてんだ私は…イケメンが言ってたろ、今、そんなコトしたら…!)

しかし体が言うことを聞かない。細長く美しい指先が、秘裂をゆっくりと摩り始めた。

===========================

「桃香さん!そ、そのボンベは…!ダメ、だって、ば!」
ちょこちょこと内股で桃香に駆け寄るイケメン。度重なる放出によって心なしか頬がこけている。

「い、イケメンくぅん!やっと来てくれたんだ…!待っててね、私、もっともぉっと」

「話聞いてぇ!そもそもそのボンベはお腹用じゃない!!乳房用だよ!!そして…」
「…へ?」
彼の言葉の意味を、桃香は一瞬理解できなかった。しかし、理解する必要も無いほどに、彼女の体が反応を示す!

どく、どく…

「…何?む、胸が…苦しい…!!?」
桃香の胸が脈動した。膨張が止まり、ぷるぷると柔らかそうに震えている。

どくどくどくどく!

「はぁあああっ!苦しい…!胸が…張り裂けちゃいそう……!!」
心臓がまるでスーパーボールの如く跳ね回る!

「張り裂け…張り、張るっ!おっぱい張ってる!…何か、来ちゃうううううう!!」

プシューっ!!

「そして、母乳促進剤が混ざってるんだぁ!!」

桃香の巨大な胸から放たれた温かい液体が、イケメンに降り注いだ。

48名無しさん:2016/04/14(木) 01:26:25 ID:UDvVQZ2Y
プッシャァァァァァァァアアアア………

刹那、温かく降り注ぐ、天然のシャワー……溢れ出る母なる恵み………

「アァァ……ナンテ、アタタカナ………アハハハ……って桃香さん!!!なんていう……」
「あは…おっぱい吹き出しちゃった……イケメンくん……満足して…くれる……??」
「いや……満足とかどうとかより………」
「まだ満足してくれないの……?ごめんね……まだまだ足りないよね……わたし…わたしもっと……」

ぐんぐんと膨張してゆく腹を抱え、次第に涙目になる桃香。こちらも直径は3m近い。それがケロルをも凌ぐスピードで膨れ上がる。
一方噴乳を続ける超乳。ところがどっこい、全く萎む様子もなく、むしろスピードを上げて膨張を続けていた。これは片乳で直径1m超。手が回らないというレベルではない。

「ち……違うんだよ!満足とかそうじゃなくて……」
「……ううん、いいの。わたし、まだまだ膨らめるから……!」

桃香はそのあどけない顔に無理やり微笑みを浮かべると、さらに別のボンベをひねる。

「ちょ、桃香さん……それも……!!」
「大丈夫……大丈夫だか……らあぁあぁぁぁああ………!!!」
「それは……それは確かにお腹用だけど……アァァァアア………!!!」

……イケメンの理性の決壊も、遠い話ではなかった。

========

「おい………おい!!どうして真っ暗になった!!」
「知らねぇよ!!急にブツって……」
「おい!他のカメラ切換えろ!」
「ダメだ!なんかわからんけど全部物陰に……」
「バカヤロウなんでそんなセッティングを………」
「ウオォオォォ我慢できん……それでも俺は抜くぞ……!」

メインカメラに母乳がかかった結果、回路はショート。
思わぬ事態に荒れるモニタールームのことは、誰も知る由もない。

49名無しさん:2016/04/21(木) 01:42:35 ID:mZouhZcA
※すみません、今見たら桃香のことを間違えて大きく膨らましすぎていました…

×ぐんぐんと膨張してゆく腹を抱え、次第に涙目になる桃香。こちらも直径は3m近い。
◯ぐんぐんと膨張してゆく腹を抱え、次第に涙目になる桃香。こちらも腹囲は3m近い。

これでお願いします……


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