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◆grqZWuW4dcと◆MU.DuagW1U

1小夜左文字 ◆grqZWuW4dc:2018/07/04(水) 23:55:17
新しい…部屋、増築した…

※前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16897/1494264388/

536同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/29(月) 21:13:35
>>535
(少し幼い素振りで野菜を頬張る陸奥守を見ていると、愛らしい、という単語が浮かぶ)
寝てんのか……って、やけに甘えるじゃねえか
(小声で囁き、ほうじ茶を一口含むと恋人を引き寄せて唇を重ねる)
(口移しに飲ませてから、目を伏せてちろりと舌を忍ばせ)
(陸奥守の唾液の味に我慢がきかなくなり……それでも自制心で強引に貪らず)
(ゆるゆると浅く口吸いを続ける)
(こうして触れ合っていると、自分の内側が温かく潤うようで)
(我を忘れる前に鼻先を触れ合わせたまま息を継ぐ)
……次は、何が欲しい

537陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/04/30(火) 15:37:30
んー…?ん、ん…
(目を閉じたまま口移しされる茶を飲み込み、ささやかに触れ合う舌先に集中する)
(唇が離れるとムフフ…と笑い)
もっかい
(言いながら唇を近づけ、先ほどよりも深く舌を差し込む)
(ゆっくりと絡めながら両手で同田貫の背を撫でる)
(着物越しに実戦に鍛えられた筋肉の形をなぞり、尻の方へ滑らせ)
(軽く揉む)
……ちんぽ触ってや
(耳元に囁き、反応しつつあるソレを同田貫に押し付ける)

538同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/04/30(火) 20:54:29
>>537
(瞬き一つ、また口移しかと湯呑みに伸ばしかけた手がぴくりと跳ねて止まる)
……ん…っ
(両腕で彼を支える。肉体の輪郭をなぞる恋人の腕がくすぐったく、身をよじりたいが)
(抱きかかえていてはそうもいかず、呼吸を逃がして小さく震えるにとどめる)
ふ……っ、ん、ん……。ああ……っ
(片手で服越しに熱塊を握る。じわじわと強めになぞればくっきりと形を成す)
(陸奥守の形……、過去に誰と出会い何が起ころうと、今俺たちはここにいる)
(確かめて)
陸奥守、変だ。あんたを触っているのに……気持ちいい……
(ずくんと腰に集まった熱が、陸奥守を下から押し上げる)

539陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/03(金) 17:34:32
>>538
(薄っすらと目を開き軽く上気する同田貫の顔にヤニ下がる)
(布越しのもどかしい感覚を受けながら、じわじわと張り詰めれば浅く息をついで)
(腿の下から押し上げてくる弾力に少し腰をずらす)
(そのまま向かい合わせの床に降り)
わしも…触ってえいがか?
(言いながら、じゃーじの脇から手を潜り込ませ下穿きを掻き分けて)
(脈打つ肉棒をじかに握り込む)
同田貫…
(軽く腰を上げ、顔を寄せて唇を重ねる)
(あらゆる部分で繋がっていたい、と思ってしまう。結果やたらと口を吸っている気がするが)
(手を動かし、同田貫の亀頭あたりを捏ねるように刺激する)

540同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/04(土) 00:12:12
>>539
(離れる体を惜しみながら、陸奥守の手に合わせて膝立ち気味になり)
(自分のものでは無い指が直に肌に触れ、性器に絡むまでをつぶさに感じ取り)
(服越しに蠢く形を捉えていると、自身が張り詰めて布が突っ張る)
(自分が布越しに握る陸奥守も欲しくなって、恋人の先端がじっとりと湿り気を伝える頃に)
(袴の横から手を差し入れ直す。血管を浮き上がらせているだろう雄を強めに搾り)
あ、あ、はあ……っ。あ……あ、陸奥守……っ
(唇を吸う。じゅく、ちゅく、と唾液を飲む)
(求めて繋がって、陸奥守を雫一滴、髪一本残さず俺の物にしたい)
んくぅっ!!?
(不意に亀頭をくるくると揉みこまれて、重ねたままの唇から喘ぎと共に混ざり合った唾液が零れる)
……っ
(拭うのも忘れて、また陸奥守の唇を求め)

541陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/07(火) 13:06:37
>>540
(舌を差し込み絡める。ざらりと舐め上げては吸い)
(同田貫の手に握られた肉竿がぐっと固く太り、びくりと反る)
(口付けを交わしたまま腰を引けぬように抱き寄せ、手の中の肉棒に先端から溢れるぬめりを広げるようにしごき)
(すぐ近くで聞こえる抑えた喘ぎに煽られ、緩く腰を動かす)
あぁ…
(甘い吐息が漏れ)

542同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/09(木) 15:42:54
>>541
(体が更に密着すれば、互いの硬く滾った茎が服越しに擦れる)
ふ……ぅ……、吉行ぃ……っ
(陸奥守が気持ちいいと俺も気持ちいい。肉茎が力強く手の中で跳ねると、掌まで性感帯になる)
(一度袴から片手を抜き出し、袴の紐をつんと引く)
(許されれば、陸奥守の下半身を脱がせたい)
(ぽってりとした自分の亀頭は、想像しただけでだくだくと先走りを溢れさせて服まで湿らせる)

543陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/09(木) 16:14:17
>>542
なんや、脱がせたいかえ?
(腰をつんと引かれて小さく笑う。同田貫の仏頂面が欲情に染まって潤んでいるのが可愛らしい)
(腰紐を持った手に手を重ねて横へ引く。履き口の大きい袴はストンと落ちかけて)
(完全に勃起した亀頭に引っかかる)
(こちらも相手のじゃーじを腿まで引き下ろし)
(両手で同田貫の尻たぶを掴む)
(肉棒同士を擦り合わせようとしつつ、首を伸ばして耳元を舐める)

544同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/09(木) 23:06:39
>>542
……だめかよ
(拗ねた物言いだが欲情は隠しきれない)

(反り返る男根に引っかかった袴を、指先で除ければぶるんとそれが跳ねる)
(生唾を飲んで、されるがまま腰回りだけ肌を晒しあい身を寄せる)
(濡れそぼった熱い茎が二本、二人の間で絡み合う)
(見下ろせば心臓が高鳴る。零れた俺の先走りが今や陸奥守まで濡らし)
(両腕を相手の背に回す。もっと一緒になりてえ)
あ、あぁ……っっ!
(尻を掴まれて悶えた。どうしようもなく奥が疼く)
(尻の中だけじゃない。口の中も、……小便の穴の奥の奥も、全て陸奥守の侵入を待ち望んでいて)
(体の内がわから、勝手にきゅんとする)
(ふと近くなった気配が、耳元に吐息をかけて……小さく水音を立てた)
う……あっ!?な……っ、に……!!あ、あああっ!ひっ!く……うぅぅ!
(咄嗟に肩を竦め、びくびくと体が跳ねる)

545陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/10(金) 11:53:05
>>544
(互いの肉棒の弾力を感じる。クッと緊張し、先端の小穴をヒクつかせて)
(粘液を溢れさせる)
(ぬちっ、と音が立ち)
(下半身は直に触れ合っているのに、背に回された腕が布越しというのが)
(“いけないこと”をしているようでゾクゾクする)
ん…ん、ふふ……
(声を上げる同田貫の耳朶に吸い付き)
(耳孔に舌先を差し込んでくるりと舐める)
(掴んだ尻を引き寄せ、ぐにぐにと揉みしだきながら腰を軽く揺すって肉茎同士を擦り合わせ)
可愛えの…
(同田貫自身は感じやすい肉体を恥じているのか、仕込まれたせいだといつも謝ってくるが)
(それが今は、誰にでも見せる顔では無く)
(わしだけのモンやき…)
同田貫、口開けて
(舌を出させてぬるぬると舐め合う)

546同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/10(金) 22:40:10
>>545
(耳を吸われて、舐められて、脳に直に響く水音に悶え)
あ、ああ!……っんな所っ!はぁっ、やめ……っっ!
(耳の穴まで陸奥守の侵入に喜んでいるのか、上擦った声が止まらない)
(吐息は熱く、腰を揺さぶられると陰茎が擦られて……だが手でしごく程の強い感覚ではなく)
(とろ火で炙られるようないやらしさに酔い、潤み滲んだ視界で陸奥守を探す)
は……、はぁ……っ、は……ん、んん……っ
(気持ちいい。ちんぽも、舌も、陸奥守と粘膜を擦り合わせるのは恥ずかしくはあるが惨めさも嫌悪感も無く)
(もっと恥ずかしい事をしたいとすら思ってしまう)
吉行……っ、あ……ぁ、イきたい……っ!
なあ、俺……熔けちまう
(自らも腰を揺らして絶頂を請う。焦らされれば、更に理性が蕩けていくばかりだが……)

547陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/13(月) 13:42:04
>>546
(金色の目を潤ませて絶頂をねだる同田貫は愛らしい)
(ぐんと反応する陰茎で掻きあったまま)
(もうちっと…)
(このまま見ていたい、と思う。羞恥と快感で蕩ける恋人を強く引き寄せ)
このまんまでも、イけるじゃろ?
(背を丸めて、顎の下の少し柔らかな喉に吸い跡をつける)
そいとも…どがいして欲しいか、自分で言うてねだるか?

548同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/15(水) 00:24:15
>>547
(陸奥守の勃起が熱くて硬い)
(俺も煽られてびくつき、脈動して反る二本を擦り合わせているのだから)
(いつも同じ所に当たるのではなく、先走りでぬめる感触が不意に強く快楽を与えたり、もどかしかったり)
あ……うぅ、このまま……っ?
(迷いに目を泳がせていると、喉元を吸われて)
くあぁ゛……!!
(声帯の振動が陸奥守にも伝わるだろうか)
(ぎゅっと陸奥守を抱き返し)
さらしに……つい…ちまう……
(呟くが、目を伏せてかくかくと腰を揺らし始める)
(下から上へ陸奥守の勃起と下腹部を突き上げるようにすれば、無毛の股と陸奥守の男らしい下生えが触れてくすぐったい)
ふっ、ふっ……ぅっ、吉行……なあ
尻……を、掴んでてくれよ…ぉ。あんたのちんぽのせいでナカまで疼いて、腰抜けそうだ……っ!
(ぼそぼそと耳元に吹き込み、終いに耳朶に文字通り吸い付いて痕を残す)
(同時に陸奥守を掻き抱き、力強く大きく腰を振り始める)
あ゛、あぁ!ん゛っっ!!吉行っっ!よしゆきぃ!っっ!!
(込み上げる射精の快楽に、薄目を開けて眉を寄せ)

549陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/18(土) 16:20:56
>>548
(密着すると互いの腹の間に挟み込まれた肉竿が巣の中の鰻のようにヌルヌルと絡み合う)
(腰裏の傷を隠したサラシに擦れるざらりとした感触と、同田貫の無毛の肌の滑らかな感触)
ええよ…わしも、芯から…熱い…
(はっ、と短く息を吸う。同田貫の淫らがましい動きに合わせるように腰をくねらせる)
(ぐちゅ、と腹の間で粘っこい音がして)
(雄臭さが立ち上ってくる)
同田、貫っ…
(絶頂をねだる声を吸い取るように唇を合わせ、舌で口中を犯し抜きながら)
(ぎゅっと吊り上がった陰嚢から精管を押し広げて迫り上がる汚濁を放つ)
んん、っ…ん、むっ……!!
(びゅぐっと跳ね上がる熱い飛沫が顎まで届き)

550同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/19(日) 00:39:47
>>549
(ドロドロになって、体を擦りつけ合って、ただ恋人の体を感じる)
(高めあった熱を一つにする)
ああ、あぁ……っ、感じる……ぅ!あんたの、命……
(外側から犯すように陸奥守に下腹部を押し付ければ、五感から快楽が生まれる)
(腹の間で交互に擦れるいやらしい亀頭)
(上擦る声と生々しいぬめりの音)
(陸奥守の汗と雄の匂いが好きだ)
(触れあう肌の下に躍動する筋肉とどくどくと脈打つ心臓を感じる)
(そして)
んぅ゛ぅぅぅぅぅ!!!
(甘い唾液が入り込んで、呼吸を奪う勢いで舌が俺を犯す)
(上から下までぐちゃぐちゃになる。舌が……気持ちいい)
ぐうぅぅっ!ん゛!!っむぅ゛うううう!!
(悲鳴を飲み込まれながら、ぱくぱくと口を開く尿道口から射精する)
(大きく跳ねた陸奥守のそれと、濃く粘りどぷどぷと溢れ互いのさらしをすっかり染める俺の子種が)
(ゆっくりと滴って混ざり)
ふっ、ふっ、ふぅっ、は……っ、ぁ
(呼吸が戻らない。駄犬のように喘いで陸奥守の顎についた精に舌を伸ばす)
は……っ、はぁっ、ふっ、んくっ……
(ぺちゃぺちゃと舌を使い、夢中で雄の匂いを啜る)

551陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/19(日) 13:32:18
>>550
(同田貫の尻を鷲掴みにしたまま、息を吐く)
(短髪に鼻先を埋めて恋人の匂いを吸い込んでいると、舌の感触が顎を舐め)
(ちゅっと吸い付いて精を啜る)
(擽ったさに小さく笑ったものの、そのうちじきにまた硬く猛りはじめ)
(ゆっくりと立ち上がって、穂先を差し出す)
(唇に触れさせ)
(はだけた上着はそのまま、完全に脱げ落ちた袴を軽く脇へ蹴って脇へ追いやり)
欲しいがか?
(肉棒にたっぷりと絡んだ互いの精が混じり合ったものを同田貫の顔に塗りつける)

552同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 06:49:51
>>551
(肌に陸奥守の呼吸を感じながら、舌先で顎から喉へと白濁を掬い続けていると)
(じんわりと落ち着きかけた二つの肉茎が、陸奥守の方からまた熱を増し)
……あ、あぁ……
(恋人が立ち上がり、また上向いた勃起の先端が浅く開いた下唇に触れる)
(額から頬、鼻先へと生臭い欲を塗り付ける筆先を目を細めて受け入れ)
(問われて見上げる。力強さを増した肉体の陰影を乱れた黒い着物が縁取る)
(むせるような雄の匂いに唾液が溢れる。ぴくんとまた反応する陰茎を隠しもせず)
(口を開いて潤んだ舌を差し出し)
は……、は……う…ぅ……、欲……ひい……っ
(両手を床についたまま口だけ開けて強請る)

553陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/20(月) 10:21:13
>>552
(顔に残る傷跡の上に、糊のような汚れが残る)
(差し出された舌の上に亀頭を載せる頃にはもう)
(先端の小穴がひくりと蠢いては粘液を吐き出している)
ほなら、上手に舐めてや……
(言いながら同田貫の短髪に指を差し込んで、形のいい頭を撫で)
(そのまま後頭部を引き寄せる)
(鈴口から裏筋を撫でる舌のぬめりに、またゾクゾクと感じる)
(見下ろせば、ぎゅっと肉の詰まった恋人の艶めいた肌)
(張り詰めた胸が寄って深い谷間ができているのも)
(逞しい腿やむきだしの脛の丸みも)
(…目の毒じゃのう……)
(煽情的で、思わずニヤリと笑ってしまう)

554同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 11:38:05
>>553
(舌先に触れた熱塊は既に塩っぽい蜜を零し始めていた)
(考えるより先に、一滴も零さないように舌でずるんと裏筋をこそぎながら深く迎え入れ)
(淫らに匂い立つ精を唾液に馴染ませてすすぎながら唇を窄めて吸い取る)
(ゆるゆると頭を引き、先端に改めて口付けてから本格的に扱き始め)
んぐっ、ん、ぷ……っ!ふっ、んくっ、ん、おっ……んんっ!
(味と、匂いと、喉奥を突く音で頭ん中犯される)
(潤んだ口の中で陰茎を往復させるのに夢中になり、ちゅぽちゅぽと水音がする度に涎が顎から滴り落ちるのも構わず咥えていると、頭上で微かに笑う気配がして腰をもぞもぞさせる)

555陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/20(月) 16:22:40
>>554
(献身的な口淫に肉棒がぷるぷると跳ねる)
(ピチャピチャという空気の混じった水音と、同田貫の掠れた呻き)
(鼻から抜ける自分の喘ぎや呼吸音)
(達しかけると動きを止め、快楽の波をやり過ごしては再び腰を使う)
(じわりと体を揺らす同田貫に気づき)
(その体の内部のうねりを思い出して)
(アカン。もうガマンも限界じゃ)
同田貫…!
(肉棒を口から引き抜き、一気に畳の上へ押し倒す)
(性急に膝を抱えあげながら口を吸い)
もう…っ、いれたい

556同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/20(月) 17:26:35
>>555
(言葉よりも雄弁に口の中に反応を返す陸奥守に、慈しむ唇使いで応える)
(頭に乗せられた手が時折静止を促すから、呼吸を整えて従順に待ち)
(また頬を窄めて吸い)
ん……?どうした……っ!うあ!
(ひっくり返り、両足ごと抱え込まれると秘部が丸見えになる)
(物欲しげな柔らかい縦スジが露わになる)
(ちゅ、と唇を吸った後、陸奥守の願いに頷いて、下半身の力を抜き待ち受ける)
いいぜ、こっちにも……欲しい

557陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/23(木) 12:51:35
>>556
(いきり立った穂先をあてがうだけで、先端が柔らかく口を開く肉に触れ)
(軽く体重をかけるだけで呑まれる)
(亀頭だけ数度出し入れして様子を見てから)
(一息に貫き通す)
(揺するように突いて根元までしっかりと埋め込み)
ふぅ……
(息を逃す。同田貫の膝に口づけ)
動くき
(言うなり、ごん!と突く)

558同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/29(水) 00:04:06
>>557
う……っ
(粘膜に熱い亀頭が触れる。一気に意識が集中して、馴染ませるのか浅く掻くそれをひくひくと肉筒が食む)
なあ、もっと……あ゛っ!?くあぁ゛あ゛ぁぁぁぁぁ゛!!
(一気に疼く場所まで深く埋められて上体が反り、膝を抱えられた両足がもがく)
(待ち望んでいた癖に、衝撃に耐えられず体を逃すようにくねらせ)
(引き絞る肛門の肉輪も、内側からじわりと揉みこむ腹圧も同時に陸奥守を圧迫する)
(ぶるぶると震えていたが、宥めるように膝に口付けられてふと手足から力が抜け)
……あ……あ?
(言葉に答えるが、意味を飲み込む前に最奥に滾る硬い逸物を叩きつけられ)
んぉぉおおおお゛お゛お゛っっっ!!!ひっ!ぎひっっっ!!
(悲鳴が押し出される。同田貫の腹の上で、一気に滾った陰茎が精の生臭い匂いを纏わせ、魚のようにびくびく濡れ跳ねる)

【悪ぃ、待たせた】

559陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/05/29(水) 14:17:49
>>558
(男を咥えることにすっかり慣れきって馴染んでいるくせに、緩みを感じさせない)
(鍛え上げられた筋肉が、物欲しげな肉襞が、男根を絞り上げる)
(エエ具合じゃ)
(奥を突いた途端に達したように跳ねる同田貫を押しつぶすように抱きながら)
(ごつごつと奥を叩く。亀頭の先端がコリコリとした窄まりにぶつかっては離れ)
(先走りの粘液を擦りつけていく)
どがい、した、…っ奥まで突いて欲し、がやろ?ホレ、おまんの大好きな、専用ちんぽじゃ
(ハッ、ハッ、と息を荒げながら叩き、かと思えばカクカクと小刻みに震わせ)
(同田貫の唇を塞ぎもせずに舌を絡め、くちゅくちゅと舐め合っては吸い上げ)
(膝が閉じかけるたびに無理矢理開かせては深く犯す)

【暑ぅなってきたのお。ほい。麦湯と塩飴持って行き】
【(当番で拵えた軽食のおにぎりと水筒を配って回っている)】

560同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/05/30(木) 20:46:03
>>559
(ぎゅっと体が締まると内側の陸奥守の形をまざまざと感じる)
あ、うっ!ぐっ……!はぁ、はあっ、はっ、あぁっ!
入っ……て…る!あぁ゛、深ぇ……っ!
(何度も何度も奥に叩きつけられて息を詰める)
(交わりが、粘膜と粘膜の接触が、気持ち良くて)
(理性を手放しそうになる。快楽だけに狂いそうになるのを本能的に恐れるが)
……ん
(両腕を陸奥守の首に回して、引き寄せて獣のような口吸いで答える)
(何度も捏ねられた最奥がくぷくぷと口を開きかけ、その度に体の芯をひっくり返されるような衝撃に体をぎゅっと縮こまらせるが)
(陸奥守が体を開く。見られる。びくびくと引き攣る陰茎。また精液を送り出そうとする陰嚢。陸奥守の形に丸く張り詰めた尻の穴)
う゛…あ、……っいる!はいるぅ゛っっ!!お、おぐに゛ぃぃぃぃぃ……っっっ!!!
(迎え入れる結腸が、強烈な締まりで陸奥守の張り出した亀頭を握り締める)

【ありがとサン。喰いきれねえ位獲ってくるぜ(今日は遠征、雲丹を探しに行き)】

561陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/10(月) 00:32:40
>>560
あっ、あ、同田貫っ、入る!入゛ッッッ
(ぢゅぽん、と抜けた先端が一気に締め付けられる)
(そこで縊れて千切れそうなほどの力と、竿に絡みついて蠕動する肉襞の動きに全身をぶるりと震わせ)
(出そうだ、が、キツ過ぎて出ない)
ぐ、う!もちっと…緩うしな、アカンか
ちっくと、我慢、な?
(同田貫の脚を抱え直し、全身でのしかかる。奥へ入った先端をさらに押し込むように)
(十分に浸した穂先を引くように重心を後ろへ動かす)
(とは言っても、下手に引けば食い千切られそうに締められているため)
(擦るというよりは捏ねるような動きだ)

【気ぃつけて行きy……】
【(手を振りかけて、雲丹→海→素潜り→褌一丁で飛び込む同田貫(幻視)まで想像して)】
【わ!わ!わしも行く!むしろわしが行くぜよ!海なら慣れちゅうき】
【(慌てて声を上げる)】

562同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/10(月) 13:16:04
>>561
(折りたたまれた体勢で、びゅるっ、と短く精を放った後、噴き出した潮が髪にまで跳ねる)
がひぃ゛ぃぃい゛い゛ぃぃぃッッッ!!!?
(ぐっ、ぐっ、ともがく肉体が陸奥守の全体重をかけて押し込められ、深く掘り進められる)
(身長にぐにぐにと結腸を捏ねられれば全身に震えが走り、続けて達しそうになるのが怖くて陸奥守により強くしがみつく)
うわ、あっ、あ゛っ、ひっ、ん゛ひぃ!あ゛……あぅ゛ぅぅ……っ!!
(圧迫感に頬を染めて小刻みに息をする。金の瞳は恍惚と上瞼に隠れがちで、呆けて潤んでいる)
(結腸の奥に亀頭がはまり込んでいる。ここまで、陸奥守の形になる。ちゃんと陸奥守の物になったような気がして、正気であればありえない甘ったれた声が出た)
ん……っ、よひゆき…ぃ♡

【(急に行く気になった陸奥守に驚きながらも、海に慣れているという言に納得し)】
【主、陸奥守も雲丹取りたいってさ。……じゃ、あんたも自分の分の水筒持てよ】
【(陸奥守も部隊に編制され、遠征のついでに磯で雲丹を探す事となる)】
【疲れてんだから、はしゃぎすぎるなよ】
【(僅かに口角を上げ)】

563陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/13(木) 23:44:28
>>562
(触れ合う体が熱い。しっとりと汗ばんだ肌が密着して、溶けてしまいそうだ)
(同田貫の男根がビクビクと反応している)
(尻穴も同様に)
(全身が甘く快楽に染まり、舌ったらずな声に名を呼ばれて)
(濡れた唇を舌先で撫で)
同田貫…可愛え、わしの…鞘……っ
(囁いて唇を塞ぐ。舌を絡めて吸い上げ、口中を舐りながら)
(ぐっ、ぐっ、と腰を突く)
(パンパンに吊り上がった陰嚢から溢れるような感覚が)
(肉棒の根元から駆け上がる。有様が同田貫にすら感じられるのではと思うほどの強さで尿道を押し広げ)
(文字通り、迸る。熱い粘液をびゅぐん、びゅぐん、と打ち出す度に全身がぶるりとふるえる)
あ、あっ…ぐぅ、…ぎょうさん出ちゅう…ほれ、まだ…

【(自分の分の弁当と水筒を常備袋(同田貫からの贈り物だ)に詰めるや、そそくさと)】
【まーかしとけ!まはははは!】
【(連れ立って海へ向かう。海水浴にはまだ少し早いが、外はもう十分に夏の気配だ)】
【まだ水が冷えちょるき、時間になったら上がって休憩じゃ】
【無理に欲張っちょったら溺れてしまうぜよ。泳ぐっちゅーのは思うより体力が必要じゃ】
【(素潜り漁である。袴と小袖を脱いで『大漁』と描かれた無駄に派手な褌姿で船べりを踏み)】
【(経験のない者達に説明している)】

564同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/16(日) 21:55:18
>>563
(体が勝手に動く。ひくついて、震えて、跳ねて、中まで蠢いて、陸奥守が中からも外からも触れているせいで、余計にはっきり感じられて)
(意思だとか、自我だとか、何の力も無くなって快楽にただ揺さぶられておかしくなる。おかしい俺を、陸奥守が、陸奥守の鞘だ……って)
はぁ゛……ッッッッぅう゛ぅうううぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!
(陸奥守と目を合わせたまま意識が飛び、また目覚め、橙の瞳を覗く)
(勃起させたまま、俺……イって……出してねえのに……)
くぅ……ん゛
(腹の奥に注がれる熱が溶けて、一つになるのを感じて、鼻から切なく息を逃す)
(思い通りに動かない四肢ですがり、吐息のように呟く)
ふ…、ふっ……好きに、して……いい…っ。は……、ふぅ……

【(わざわざその褌に着替えてきたか、と意識を逸らしながらも指導に頷き)】
【(黒い褌だけになって)】
【とっとと始めよーぜ】
【(冷たい塩水。眉間に皺を寄せながらそろそろと海に入り)】

565陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/20(木) 05:42:06
>>564
(同田貫の瞳孔が拡散し)
(収縮してまた目が合う。尻穴の感覚だけで達した、と告白しているのも同然の蕩けた吐息を吸い取る)
(抱えていた同田貫の脚を離し、まだ硬い肉茎できゅんきゅんと締めてくる肉壷の中をゆるく捏ねる)

(徐々に勃起が治ると、漸く本来の動きを思い出したような腸の動きに押し出され)
(嵌り込んだ亀頭が抜けて身を離す)
(隣に横たわりながら、恋人の肌を柔らかく撫で)
……大好きじゃ。…愛しとう
(囁いて、軽く口付ける)
(じかんをかけて引き締まった腹から下腹まで撫でてから起き上がり同田貫の身体を抱え)
(風呂へ連れ出す。下ろせ、と文句を言われてもそんなつもりはない)
(洗い場でも湯船の中も膝上に抱えっぱなしで)
(部屋に戻って新たしい布団に並んで横たわっても、まだ触れている)
(同田貫が、嫌だ、と言わない限り)
おまんが大好きじゃ
(何度でも言う)

【(同田貫の褌姿に一瞬見惚れる。気取られないように伸びをして自分も海に入り)】
【(一度頭まで潜ってから、ぴょこんと顔を出して)】
【冷やいのう!】
【(顔をしかめて見せる。無理しないように、と皆に告げて雲丹採りに精を出し)】

566同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/20(木) 23:28:00
>>565
(腹の中でゆっくりと陸奥守が動く。形を知らしめるように、縋る俺の肉壁を撫で)
ん゛、んむ゛っ、ふっ……ぅ゛!
(ぞくぞくする)
(されるがまま、触れられて愛を囁かれる。照れ臭い言葉と甘い触れ合いを何度も何度も重ねられて)
も……いい、下ろせって……!
(いつも通りに振舞おうとするものの、投げ出した足からかくりと力が抜け、腹の中深くに受け入れた精がどろりと流れて)
う……っ
(思わず陸奥守にすがる。触れられているとなぜだか安心する)
(夢心地で布団に横になり、正面からまじまじと陸奥守を見つめてからそっと体を起こす)
(くしゃくしゃと頭を撫で、こめかみから頬へ撫で下ろし、指先が首へと滑る)
(肩口に唇を押し当てて強く吸う。痕を残すほど息を止めて吸い付いてから、ちろりと舐めてまた横たわり)
俺だって、好きだ……
(出会い、結ばれ、時を重ねても褪せるどころか深くなる想いを唇に乗せて目を伏せる)


【(陸奥守が海に入り小さく波が立つ。真似て頭まで付けてみる)】
【(目を開けば澄んだ海の下に貝やら何やらが生きていて)】
【(手を伸ばした先で魚が逃げる)】
【さっさと集めようぜ】
【(カギの先で特徴的なウニを拾ってはタモの中に入れ)】
【(他の者の様子を見るに順調なようだ。じきに集め終わるだろうか)】

567同田貫正国 ◆MU.DuagW1U:2019/06/23(日) 17:22:21
【あー……問題ねえかもしれねえけど、しばらく酉無しで返事するかもしれねえから】
【不都合あったら悪ぃ】
【じゃ、雨で体冷やすなよ】

568陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/26(水) 23:33:15
>>566
(同田貫のしたいようにさせるが)
(跡を付けられると苦笑して)
こりゃ。ほたえなや、表で水浴び出来んようになるが
(言うが、気にしてはいない。むしろ嬉しく)
(目を閉じた同田貫の手をそっと握って繋ぎ)
……知っちょうよ
(小さく呟いて返事する。これからもきっとこの恋人のことで心乱されることもあるのだろう)
(だがそれも幸福だと感じる)
(ただの刀だった時には感じなかったもの)
(繋いだ手のひらに愛しさが募る)
ふふ
(ふにゃふにゃと笑みを浮かべ、そのまま眠りに落ちた)

【(雲丹を集め終わり本丸に戻れば、調査に誰が行く修行に誰が行くと騒がしい)】
【(が)】
【わしは昼寝じゃ】
【(さっさと風呂を使い、部屋に戻ると)】
【(褌一丁で海に潜る同田貫の肉体を思い出してニヤニヤし)】
【(終いにはゴソゴソと自慰に耽る)】

【(コホンと咳払いして気を取り直し)】
【おまんも、無理しなえ。急に寒ぅなったり暑ぅなったりするき】

569同田貫正国:2019/06/27(木) 23:12:14
>>568
……じゃあ次は違うとこに付ける
(仏頂面で片目を開けて言い返す)
(重ねた手はそっと握り返し)
(男の手だ。骨ばって、指はこいつの方が長いか。手の甲を指でなぞり、手のひらの厚みを重ね)
本当に、好きなんだぜ?
(呟いて眠る。明日も明後日も、陸奥守と生きる日々を疑いもせず)

【(水面に上がる刹那、しなやかに泳ぐ陸奥守の体に見惚れる)】
【(派手な褌も人魚のヒレに見えなくもない。いや、恋人の贔屓目か)】
【(流石だと思っていると視線が合い、その真剣さにどきりとする)】
【(本丸に戻り、調査に志願するが却下され、仲間を見送ったら暇になった。泳ぐのは妙に疲れる)】
【……寝るか】
【(当然のように陸奥守の部屋へ立ち入り、すっきりした様子の恋人の背中に頭を擦り付ける)】

【俺はこれで〆でいいぜ】

570陸奥守吉行 ◆grqZWuW4dc:2019/06/28(金) 03:28:56
>>569
【(後始末を終えて、一息ついたのを見計らったかのように現れた気配に口元を緩める)】
【同田貫】
【(他の誰でもない。気配でわかる。甘い声音で名を呼んで、背後に手を回して引き寄せる)】
【一緒に昼寝しよか】
【(目が覚めたら、手合わせか演練に誘おうと考えつつ)】

【わしの方も一旦〆じゃ】
【そんで、ああ、宝生ちゅう男が…】
【(言いかけの陸奥守を一気に脇へ追いやって、柔和だがどこか陰鬱な青年が現れる)】
【(半顔を隠す前髪を軽く指先で整え)】
【やあ。そろそろ…私の番でも良いかな?】
【(細く長い指を組んで目を細めながら“不死者”だという男を待つことにする)】

571シクステン:2019/06/28(金) 21:02:05
>>570
【(汗を流したばかりなのにまた引っ付いて)】
【んん】
【(同田貫は陸奥守の匂いに安心しながら眠り)】

【(焔が揺らぐような深紅の巻き毛を肩につかない程度に切り、目鼻立ちのくっきりとした巨躯の青年が宝生を見下ろし)】
【お前が俺を従えるって言うのか?】
【(片手を腰に当て不敵に口角を上げる)】

572宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/29(土) 13:59:11
【(見下ろされても怖気は無い)】
【(薄い笑みを浮かべたまま組んでいた指をほどき、深く息を吐く)】
【従えられない、と思うのですか?】
【(慇懃な口調で問ひ返す。こちらを侮っているのだとすぐにわかる態度が可笑しい)】
【(体格差か、体力の差か、欧米人はどうにも筋肉偏重主義な気がする)】
【(指先で、張り詰めた胸板を撫で上げ、顎に添え)】
【(横を向かせる。逞しく長い首に形の良い頭。実に美しいバランスだ)】
【(目を細め)】
【お前を躾けることなど造作もない】
【…ほかにしたいことがなければ、書き出すとしようか】

573シクステン:2019/06/29(土) 19:10:34
>>572
【(添えられた手があまりに自然で、ついそのまま横を向いた)】
【(分かりやすくむっとして口を尖らせて指先を払い)】
【(宝生とやら、郷里の呪い師か何かのような胡乱な気配がするが戦士の手だ。底が知れない)】
【じゃ、頼む。思い付いた事があったらしながら尋ねる】

574宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/29(土) 19:54:31
>>573
(深夜半、小雨の中に滲むネオンが裏通りまでを仄かに照らし出している)
(歓楽街に出来た僅かな静寂の谷間)
(足元には今し方心臓を抉り抜かれたばかりの死体が転がっている)
(とは言え、被害者の顔は穏やかだ。余命僅かと知って、或いは生きる意味を喪って自ら命を差し出す者はどう時代が変わろうと絶えはしない)
(さて、持ち帰って処理するか、と僅かな感慨を振り払った途端パトカーのサイレンがけたゝましく鳴り渡り)
(ドヤドヤと駆け回る警官の姿が見る見る増えていく)
(ここのところ…警察の連中の気が立っているのだろう、些細な揉め事や軽犯罪まで徹底的に追い詰めているようで)
(まさか俺が見つかった訳ではあるまい)
(とは言え、この状況を見られたら言い逃れは難しいか…)
チッ
(思わず舌打ちして心臓を捨て、足早に入り組んだ路地を歩き出す)
っ……⁈
(不意に横合いから現れた大柄な影に、咄嗟の動きで脾を打つ。タイヤでも殴ったような感触があった)

【とりあえず…現代の日本でいいか?他国でも構わないが、まあ何かと顔が効くのでな】
【(目に見えて不機嫌になる男に笑みを深め、再び指を組む)】

575シクステン:2019/06/30(日) 06:21:15
>>574
(燃えない光が灯り続ける奇妙な街。天上からいきなりここへ転移してからどれほど経ったか)
(プラムやチェリーの花が咲き、燕が飛び、俺の知っている夏にならず毎日雨が降っている。ここの言葉まで覚えてしまった)
(この街の大半を占める黒髪の小柄な民は丸腰で略奪は容易く、初めは向こうから絡んでくるガキや酔っぱらいを殺して身ぐるみ剥いでいたが、次第に気が大きくなって押し入り強盗をするようになった)
(この頃は金属の礫を打つ警察という兵士らがすぐ追いかけて来るから面倒だ)
(塀を越えて路地の奥を目指す)
(と、暢気に歩いている奴にぶつかりそうになる)
どけ!
(言いながら既に片手斧を振りかぶっていたが、迷い無く腹に一撃貰って袈裟懸けに斬るつもりの軌道が揺らぐ)
は……っ
(表情を歪めるものの、新鮮な血の臭いに高揚する。こいつも略奪者だろうか。だとしたら尚更、一発貰って逃がす訳には行かない)
お前、死にたいようだな
(今のは不意を突かれただけだ)
(こちらの装いは妖精物語の中から抜け出たようなチュニックとズボンにブーツを履き、略奪した女物の派手なストールを巻いている。柄と色が気に入った)
(獲物は今振り下ろした厚い刃の片手斧とベルトに差したナイフ)
(狭い路地で、次は斧を自身の右から左へと振り抜こうとする)

【不都合はない。いいだろう(尊大に腕を組み)】

576宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/06/30(日) 16:18:23
>>575
(倒れてもいなければのたうち回りもしない。最近の人間なら大概はこれで黙るものだが)
(それよりも、男の振り下ろした得物に左肩を斬られた)
(殴っていなければ真っ直ぐ頭を立ち割られていたという訳か)
(刃が鎖骨の端を切って跳ねたおかげで胸は薄く肉を開かれた程度で済んだ。が、これほどの怪我は数十年ぶりだ)
(黒いカットソーに濃い色のデニムのおかげで血はさほど目立ちはしない)
(一歩引いて相手を見る)
あゝ…追われているのは君か
(警官の数に納得がいった。最近世間を騒がせる強盗殺人犯)
(防犯カメラに映った一方的な虐殺とファンタジー世界の住人にでもなったつもりかと疑わしい格好、明らかに日本人離れした顔立ちも目立つ事この上ない)
(今や国民総監視社会と言っていい時代だ。道行く一般人の端末から瞬く間に居場所が知れる)
(ただ、何故かこの犯人の正体を誰も知らない。ネットもメディアも。噂や憶測ばかりだ)
(右から来る手斧を躱す。風圧に濡れた髪先が払われ、この凶器に十分な重みがあるとわかる)
(何故こんな暴力を伴った男がいる?)
(力をぶつけ合う戦争の時代はとっくに終わった)
(遠い路地で悲鳴が上がる。あの死体が見つかったか。今の状況からすれば一時の時間稼ぎにはなる)
(この男の犯行、という事になるかも知れない)
(兎に角、ここを離れなければ)
(手斧を躱し続けながら男の動きに注意する。ベルトに大振りのナイフが見える)
(どう攻めてこようともあのナイフに手をかければ、その一瞬、大柄な体格ゆえの死角が生まれる)
(腰の後ろ、ベルトにつけたホルダーの留め具を外す)
(こちらの獲物を仕留めるための高圧スタンガンを手の中に落とし)

577シクステン:2019/06/30(日) 22:29:11
>>576
ああ?
(いくらか手応えがあったのだが、冷静に問われていぶかしむ)
(続けて数度打ち込もうとしてかわされれば益々のめり込んで追う。やっとマシな奴と会えたのだ)
(何、少し手間取って警官が来ても、この暗さで俺の肉体にかけられた神の加護があればどうにかなる)
(しかし、小柄な民に合わせて作られた路地は狭い)
(空ぶった斧がエアコンの室外機に食い込み何かに引っ掛かった)
チッ
(身軽な相手を逃さぬよう、即座にベルトのナイフに手を伸ばす)
(相手も後ろに手を回した。ナイフか、拳銃とかいうのか、どちらにしろ恐ろしくは無い。一気に距離を詰め)
……あ……ぐッ?
(何かを押し当てられた途端全身がひきつる)
(再生力はあるが、強いショックに対し気絶するのは人と変わらず)
(視界が明滅した後かくんと据えた臭いのする水溜まりに倒れる)

578宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 00:06:16
>>577
(一瞬だ。ナイフを抜こうとする一瞬)
(低く踏み込んでスタンガンを脇に当てる。遠慮は無い。心臓麻痺で死ぬこともありうるが、そうなったらそうなった時だ)
(雨に濡れていたお陰か電流のまわりが良い。すぐにカタがついた)
…のは良いとして…どうするか…
(警官は走り回っているし怪我は塞がってきたとは言えまだ薄皮が張った程度)
(捨てた心臓の代わりにこの男の心臓を貰うか…迷惑料には丁度いい)
取り出すヒマは無さそうだな
(騒つく気配が迫っている。即座に電話を一本かける)
(七尺に迫ろうかという巨躯を右腕一本で苦労してどうにか路地の影に引きずり込み、隠しておく)

(じきに裏路地に似つかわしく無い黒塗りの車が滑り込んでくる。降りてきた男たちに『荷物』をトランクに積み込ませ)
(後部座席に収まるとすかさずグラスが差し出され、きつい酒を飲み干す)
家…いや、“作業所”へ
(行き先を告げ、深く息を吐く)

(地上1階地下2階の建物はミニマルで小洒落ている。地上と地下一階は落ち着いたインテリアで統一した生活スペース)
(地下二階は病院めいて清潔で白い。継ぎ目のないつるりとした焼き物…バスタブを部屋の大きさに引き伸ばしたように感じる)
(中央に大きめの排水口、シャワーと水道)
(ガラス張りの扉の向こうに頑丈なベッド)
(ベッドに備え付きの革ベルトで全裸にした男を拘束し終えると“部下”を返し)
(脇の棚から手斧を持ち上げようとする。案の定、重い。両手が必要だが左はまだ効かない)
(一体何に使う斧なのか。薪割りどころか大木でも伐り倒すつもりか)
…樵? まさか

579シクステン:2019/07/01(月) 06:08:15
>>578
(気絶の間に男は表の世界から姿を消し)
(ワイドショーで正体が解明されることも次の犯行が行われることも、おそらく、無い)

(服を奪われ仰向けに固定されると、肩から腰へ逆三角形に綺麗に肉がついている)
(長い手足には細かく古傷の跡。指には斧特有のタコ。ただの人間だった頃のもので治癒しなかった)
(恥毛は茶がかった赤。体格にみあった完全に剥けた肉茎が隠しきれずにぶら下がっている)

(持ち合わせていた斧には上向きの矢印のようなマークが刻まれている。軍神の加護を祈った符号だ)

(穏やかに呼吸で胸を上下させていたが、やがて目を覚まし天上の明かりに顔をしかめる)
(起き上がろうとして四肢の戒めに気付き、動く範囲で必死に首を巡らせる)
(白い部屋なのに神々の住まいのような神聖な気配は無く、宝生の姿にぐっと眉間に皺を寄せる)
放せ、これを……!

580宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 13:33:03
>>579
(樵というのは案外悪くない考えだ。戦前なら、と鼻で笑う間にベッドが軋むのが聞こえて振り向く)
(はっきりとした白い光の中で見ると、思ったよりも若々しい)
(ただどことなく…俺に似ている。いや、むしろ周に)
(もう長らく会っていない弟弟子の面差しを思い出しかけて軽く首を振る。心中では未だに昔の名が出てしまうのも、悪い癖だ)
目が覚めたようだ。言葉は?わかるかね?
(英仏西伊独露…男の知っていそうな幾つかの言語で試してみるが、片言の日本語に眉を上げ)
ふむ。完全に狂気の野蛮人、というわけでも無いのか
(失礼な感想を口にしつつ近づき、肩のあたりを押さえながら指を立てて唇の前へ。この仕草は万国共通だろうか?)
しー…静かに。騒がなくとも外すよ…後で
(古い傷跡はあるが、そのほかに目立った傷は無い)
(直近の警察のファイルによれば1週間前には死に物狂いの被害者に抵抗されて刺され、車道によろけ出て普通自動車に接触しているし、4日前には5発の弾丸が命中とあったが)
綺麗なものだ
(つい先ほどのスタンガンの跡はまだある)
(まあいい。少なくとも常人以上に心臓は健康そうだ)
心臓を貰う相手は静かに送っておくのが私のやり方だが…君の場合は必要ないな。無辜の民を意味もなく殺すような奴輩にかける情けは持ち合わせない
(メスの代わりに男のナイフを取り上げる。肉を開き、肋骨を剥がすのはこれだけでは骨だろう)
(ならば肋骨の下から切り開いて下から引きずり出すか。どちらにせよ男には長々と苦痛を与えることになりそうだ)
(陰鬱に眉を顰めたが、我知らず薄く微笑んでいる)
(どこから、と決めぬまま腹を開く。鎖骨と正中に沿ってY字に切り込む刃を臍の下、鼠蹊部まで走らせ)
(片手で苦労しながら重い肉を観音開きにすれば、健康的な色とハリのある内臓が剥き出しになる)

581シクステン:2019/07/01(月) 16:03:43
>>580
(交易や襲撃の対象として縁のあった独語に反応し一言二言返してみるが、こちらの独語は古風な上に訛りが強く、日本語が一番マシと感じ)
ゲルマンはここから近いか?
(と聞くだけ聞く。天上に帰る方法は皆目見当つかないが、自分がどこにいるか知って損はない)
(閉口して男の話を聞いていたが、知らない単語が混じる)
(何となく咎められている事と心臓を取られる事は分かった)
(もう一度拘束を軋ませてから諦めて横たわる。致命傷を受けてもいつもは気絶している間に再生する)
やれよ
(イライラと男を睨む。その左手を不自由そうにしているのが分かり少しだけ溜飲を下げていたが)
(ナイフの刃先の向けられた場所に頭を起こし)
アア?どこを……ッッア゛?!!!
(骨と肉を切り分けられ思わず声を上げ、慌てて歯を食い縛る)
(刃が走る一瞬の熱さの後に激痛がついてくる。鍛えられた肉が自分の意思で動かせなくなり重い)
ン゛……グ!くっ……ハァ……ハ……ッ!
(静かにしろだって?暴れるどころか息を浅く吸うだけでやっとだ)
(裂かれた腹を開かれ、内側が外気に触れるひりつく苦痛と寒気に鳥肌が立つ)
(鍛えようの無い脆い場所を晒し、苦しげに声を絞り出す)
ば……か、知らないのか、心臓……どこか……
(青ざめながらも必死に意識を保とうとする)

582宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/01(月) 21:20:23
>>581
(独語に反応した、と思ったものの恐らく男の母国語では無いのだろう訛りが酷くて伝わらない)
(どうやら日本語は多少通じるようだ。独り言にならずに済んだ)
ゲルマン? 古い呼び方をする。帝国はとうに無くなったが…未だに、気軽に行ける距離ではないな
(最後に独逸を訪れたのは確か戦中…戦争景気で良かった頃だから、もう80年も前か)

ほう
(と感嘆の息を吐く)
(腹膜を斬られる痛みが想像を絶するものだという事は知っている)
(否、そもそも生きたまま魚でも下ろすように切り開かれてこんな風に耐える事は不可能だ)
(俺自身も、数多く見てきた普通の人間も)
(思わず手を止め、白茶けた顔を見つめる)
(冷や汗を流し歯の根も合わぬほど震えながら、まだ意識を保っている)
(図らずも慣れた手技ではあるが、生きた身である。それなりに出血もある)
(このままだと遠からず失血で意識を失うか、死ぬ)
(その前に、と興味を向ける)
生きたまま腑分けされるのを受け入れる人間は初めてだよ…内側まで健康そうで何よりだ
(ナイフだけのつもりがきたが変わり、金網でも切るような金鋏を肩を使ってどうにか操り肋骨を切る)
(胸の上を蓋のように覆う骨を取り除くと、中央あたりに力強く拍動する心臓が露わになる)
(右手で触れる。それだけでは飽き足らず、口付け)
では、貰おう
(太い血管を切断すると同時に生暖かい血液が吹き上がり、腕を濡らす)
(血の匂いは好きではないが、長い間に慣れてしまった)

(取り出した心臓をトレイに置いて、体を洗うべく一旦上階へ移動する)
(地上階へは鍵をかけてあり、生体認証型のセキュリティーがかかっている)
(死体は地下2階に作り付けの炉で骨まで焼いてしまうとして、心臓の方は丁寧に炭にしなくてはならず)
(シャワーから出ると、さすがに疲れていたらしく眠気が襲ってくる)
(……一眠りして…それからでいいか…)
ふゎ…ぁ…
(欠伸をして、ベッドに倒れこむ。左肩の傷は朝を待たずに治る程度だ)
斬られたのは……久しぶり…だな…

583シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/01(月) 22:45:04
>>582
(故郷は近くないと分かり落胆するが、地か海が繋がっていれば一縷の望みはある)
(それ以上思案する暇は与えられず)

(まだ骨から肉が外されていない部分が苦痛に一気に緊張し、それにより体の内外が引き攣り更なる苦痛を生み)
(脂汗が滝のように流れるが、その上を跳ねた血が上塗る)
……ッ、……、……ッッッ!!!
(自身を嬲り侮る男への怒りだけを原動力に、「は、や、く」終わらせろと唇が動く。限界まで見開いた目は既に焦点が合わず用意された道具は見えていない)
(次々と肋骨を折られて喉から笛のような音が鳴る)
ヒッ??!!!!……ッッ!ヒュ……、フ……!!!!
(戦闘訓練で肋骨の一つや二つ折られた事はあるが、丁寧に剥がれるのは当然初めてで)
(もう碌に息ができない。意識はほぼ飛びかけ、与えられる刺激にめまぐるしく浮き沈みし)
(心臓は怯え切った小動物……と例えるには激しすぎるが、ばくばくと異様な速度で小刻みに蠢いている)
(苦しい、苦しい、胸が、い、痛い、あ、あ、糞ッ、神よ!!ああああああ!!)
(たっぷりと激痛を味わい、ぶつんと命が絶たれて静寂が訪れる)

(宝生が地下二階の照明を絞るか落とすかした直後)
(死体の傷口に沿って直線を組み合わせたようなルーン文字が次々に浮かび淡く輝く)
(粘菌か何かのように、体の周りの血だまりが持ち上がり体の中に還っていく。斬り開かれた肉体も、脇に置かれた肋骨までもが植物の成長を早回しで見るような異様な動きであるべき位置に吸い付く)
(体から離された部位は、一定以上の小ささ、一定以上の遠さであれば回収できないと見做され体内で創り直す)
(実際、細かい血飛沫は戻らずそのまま乾きかけている)
(だが心臓は)
(弱いながら引き寄せる力が働き少しずつトレーの縁に乗り上げるがそれ以上動かず)
(このまままた照明がつけば、微弱に動こうとするトレー上の心臓と、心臓が無いまま傷が塞がり最低限の生命活動を魔術で補おうとする肉体に分かれたまま、シクステンが目を覚ます)

【……魔術の効果は俺らのやりたい事に応じてその都度調整する、から】
【困ったら忘れてくれ】

584宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/02(火) 11:40:18
>>583
(ウトウトするつもりが眠ってしまったか)
(左肩は綺麗に元の状態に戻っている。あの怪我で大量に出血したせいで少し指先が冷たい)
(寝返りを打ったところで、ふと違和感に気づいた)
(掌の稚拙な三日月を見る。自身のうちに封じ込められた鬼がざわつくような感覚)
何だ…?
(起き上がり、墨色に流水を織り出した夏衣を簡単に羽織ると腰紐を結びながら裸足のまま下階へ向かう)

(掃除をしただろうか、と呑気な事を考えた)
(床一面に広がった大量の血が消えているのが部屋の外からでも見える)
(俺の手から落ちたと思しき滴下血痕はそのまま乾いている)
(深く息を吸う)
(部屋に入り、数度目を瞬かせてから大股に男へ近づく。両手の戒めを解き、掌を見る)
(刺青は無い)
(宝生に伝わる“鬼込め”ならば利き手の掌に必ず刺青をする)
(そもそも、あの…まだ動いている心臓が体に戻っていない)
(乗り上げるようにして胸に耳を当てる。鼓動は聞こえない)
(では何故)
(全く予想していなかった事態に、珍しく狼狽え、男が目覚めることに気付いていない)

585シクステン:2019/07/02(火) 18:36:14
>>584
(開ききった瞳孔に光が差してきゅっとすぼまる)
(手足の自由が無いままだと気付き、じっと宝生を待つ)
(何故か手を自由にした。前髪の先が治癒した肌に触れ、頭が乗る。俺から視線を反らした)
……!
(弾かれたように上体を起こし首に腕を回す。チョークスリーパーをかけ残る体力のすべてを掛けて締め上げ)
放してくれたな?約束通りだ……
(気絶で済ませるものか、心臓が止まるまでだ)
(殺したら足も自由にして、まず心臓を拾わないと)
(闇の中に入ったらすぐくっつくように)
(次にここを出て行かないと)

(一人ではその先に行けないと知らずにこの後の事を考えていたが)
(ローブのような服から露になった肩に傷がないと気付き)
お前、ルーンを使うのか
(思わず呟く)

586宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/02(火) 21:24:58
>>585
(考え込み、トレイの上の心臓へ目を取られた)
!!
(野生の虎にでも飛び掛かられた気分だ。いや、それより悪い。驚きで心臓が止まるかと思った)
(呑気に構えている余裕はない。丸太のような腕が明確な殺意を込めて一気に首を締め上げてくる)
(不味い、と思った瞬間には抵抗をやめ身を任せる。下手に逆らって脛骨を折られると面倒だが)
(血流が止まっての死であればすぐに蘇生できる)
(耳元に呟きが聞こえる…ルーン…何だったか……?)
(すう、と気が遠くなる)

(白い床が先ず目に入った。それからベッドの脚)
(フロアから出られず、さぞかし苛々しているだろう男の悪態(と思われる)が響いている)
(この階はシェルター並みに頑丈な作りになっている。ガラスは防弾仕様の二重構造、壁の向こうは分厚いコンクリート)
(無垢の一枚板に見えるのは表面だけで、寸毫の隙間なく密封可能な鋼鉄扉)
(斧で打とうが全身でぶつかろうが、無駄なことだ)
……。
(飽きるか疲れるかすれば部屋に戻るだろう)
(ベッドに腰掛け、裾がめくれるのに構わず足を組む。その上に肘をつき、掌に顎を預ける)
(トレイの上の心臓がなくなっている。本人が取り戻した、と考えるのが自然か)
(つまり、あの男は何らかの理由で不死であるという事か)
ルーンがどうの…と言っていたな…
(記憶と知識のページをめくる。北欧、ケルト。古い神話群の中の一節)
(なるほど…その辺りの出身か)

587シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/03(水) 06:55:10
>>586
(腕の中で男が息絶えてからしばし荒い呼吸を整える)
(心臓無しはやはり苦しい)
(重力のままに男の死体をベッドの横に落とし、自分は左手に心臓を、右手に斧を掴んで十分)
ハァ、ハァ……ッ、あ゛ぁぁッ!
(思いつく限りの罵声を浴びせ怒り狂って戸に斧を振りかざしたものの、また弾かれてへたりこむ)
(石の中に閉じ込められたように戸も壁もびくともしない。換気口らしい穴はあったが人の通れる大きさではない)
(部屋中を弄り回す間に照明のスイッチに気が付いた。先に心臓を戻した方がいいか)
(壁のボタンを弄ると暗くなる。胸の上にルーンが輝き、押し当てた心臓がずぶずぶと沈み込む)
ふ……っ
(人心地ついて灯りを戻す。戸にカギ穴は見当たらないが、あの男が何かしらのカギを持っていないか探る必要がある)

(気乗りしなかったが例の部屋に戻り、悠然と足を組む男を見つけて腹が立つやら呆気に取られるやら)
生きてたのか!!
(斧を向けるが、恐慌は無い。天井には俺と同じような存在がいくらでもいた。こいつも俺と似たような術で蘇生したな)
(話しができる内に面倒ごとを解消するに限るだろうと、少し怒りを飲み込み)
やはり魔術師か。外に、出せ。あと服だ。
(そういえば全裸のままだった)

588宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/03(水) 19:24:44
>>587
(ゲルマンは近いかと尋ねていたからそちらの系譜なのだろう…なるほど、それであの赤毛か)
(不死者なのだという以外に…詳しいことはわからない)
(となれば段々と思考が無関係な方へ向き始める)
(横を向いて、少し首をかしげるようにしながら夢想しているところに大雑把な気配が戻ってきて、目線だけ戻す)
(マグス、と聴こえて薄く笑う。確かに、そう見えるかもしれない。だが、『やはり』とは何だ)
(そんなに怪しい人物に見えるつもりはない。自惚れるわけではないが、日本人にしては珍しい六尺を超える長身に小作りな整った顔、(特に女性に)好感を持たれる方だ)
(少々臍を曲げ)
残念ながら、服は捨てさせてしまったよ。ずいぶん汚れていたのでね
(向けられた斧に、ふん、と鼻を鳴らし)
まったく、どこの野蛮人だか
(傷ひとつない胸を目を細めて見る)
血色が良くなったな…心臓が戻ったからか?お前を“そう”したのは誰だ?閻魔か?
(弟弟子を真っ先に疑う。米国軍も熱心に不死を研究していたが、成功のニュースはまだ聞かない)

589シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/03(水) 20:52:19
>>588
(斧を取り返した俺を見ても動じない。こいつはやはりただ者ではない)
(触れるだけで意識を落とし、窓の無い部屋に閉じこもり、眉一つ動かさず人体を弄ぶ)
(シクステンの目から見ても宝生はこの国の一般人と比べて浮いていた)
(なまじ見目が綺麗にできているのが却って不気味にすら思え)
どこって、スカーニーからだ。あー……えーと、スカンディナヴィア?
(土地の古い呼び方をしてから、大昔に他の国の奴らから呼ばれた言い方も添え)
俺にこの術をかけたのは神……オーディンだ
(得意げに言い切り)
……“エンマ”、がお前を復活させる神か?
(少々馬鹿にされている雰囲気と、オーディンの名まで出したのに期待するような反応がなく)
(喉の奥で唸る)

590宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/03(水) 22:26:51
>>589
(碌に話が通じるとは思っていなかったところに、意外とまともな返事が返ってきて)
(頬杖をやめる)
…は?
(今何と言った?スカンジナビア?いや、それはいい。出身地は問題ではない)
(唐突に出てきた古い神の名に、思わず素っ頓狂な疑問符が出た)
(何を馬鹿なと言いたいが…つまり、この男の中には西洋的に言えば神の力が込められていると言うわけだ)
(改めてその身を頭から爪先まで眺める)
(名だたる美術館の収蔵品が嫉妬しそうな、はち切れんばかりの筋肉。それでいて無駄は一切無い)
(そして美術品には無い、男性性の生々しさ)
(炎のような赤毛に彫りの深い顔立ち)
(神を容れる器に相応しいと思わせる姿をしている)
あ?…閻魔は弟弟子の名で…仏…神の名でもあるが…
(また、自分の考えに耽っていた。はっきりしない返事に不服そうに唸る男に向けて、いくらかきちんと話す)
私の中には、夜叉が捕らえてあるのだよ。神ではなく『鬼』が
(そうしても良い、と判断した。危険ではあるが、敵ではない)
(そういうものは飼い慣らせる、と経験で知っている)
君は、…何のために不死を得た

591シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/04(木) 07:53:36
>>590
(斧の先を下ろす。手放しはしないが、現状を確認する良い機会だと感じ会話に専念する)
(鬼。いつだったか盗みに入った家で老婆が俺を指してそう言っていた。良いニュアンスでは無かった)
鬼の、夜叉。
(こちらにも、神と敵対する巨人族がいた。見たことは無いが鬼に近い者かもしれない)
(こちらの事も少し説明しておくか)
俺の力は戦う為にある。死んだ人間の魂から、強い者、勇敢な者が選ばれて神の館に呼ばれる。
不死の兵隊になっていずれ来る戦いに備える為だ。まあ仕方ないな。俺は強いし
(これはとても名誉な事で、揚々と語っていたが徐々にトーンダウンし)
天上で訓練し酒を飲んで寝て起きて……毎日そうだったのに起きたら急にこの国にいた
初めは神に見捨てられたと思ったが、不死の加護はまだある
だが、神から何も命令がない。使いのヴァルキュリアも来ない……
俺は……なぜ死なない
(不死でも飢や寒さは感じる。目的を失った暴力は目先の欲の為に振るわれた)

(この国に来て初めて長く喋った。俺の事よりこいつだ。どうにかしてこいつに上の扉を開けさせないとならない)
お前はなぜ鬼を自分の中に入れた。どうやってここと外を出入りする。

592宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/04(木) 16:00:07
>>591
(組んだままの膝の上で指を組み合わせる。男の話を遮らず聞き)
なるほど…神話もあながち嘘ではないと言うことか
(神仏の存在を否定はしない。何しろ自らも鬼を封じているのだから、そう言うこともあるかと受け入れるのは容易い)
残念ながら、最終戦争は始まっていないようだから…休暇を取った、とか
(軽く肩を竦め)
あるいは、修行に出されたか。君の神がどういうものだかわからないが、神の使いといえば品行方正、公正明大、弱きを助け強きを挫く…そういうものと相場が決まっている
(飢えをしのぐのに力尽くで強奪するようではな、と遠回しに嫌味)

(矢継ぎ早の質問に静かに笑い)
さあ。どうしてだったか……
(前髪を手櫛で直しながら、少し悪戯心を起こし)
君のように躾のなっていない野蛮人を野放しにする訳にはいかないのでね、魔法をかけたのさ
(再び上がりかかる斧に眉を顰め、立ち上がって壁…に見えるだろう…の一部をスライドさせる)
(現れた棚から一振りの日本刀を取り出し、鞘を払う)
……その不死には興味がある…

593シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/04(木) 20:50:40
>>592
……さっきからお前、面倒な言い方をするが俺が気に入らないならはっきり言え
(こいつの感情表現は分かりづらい。先の見えない不安を頭の中から払い)
つまり、俺があんたの気に入るようになるか、あんたが俺の“頼み”を聞く気になるか
(斧を正面に構える。斬れば傷つく、縊れば息が止まるのなら、俺がされたように嬲る事だってできる)
修行って考えは気に入った。ヤシャ、お前を倒せば神も俺を呼び戻すかもしれない。
(思わずにやける)
(頭を捻って扉を開けるよりこちらの方が余程楽しい。相手の獲物は細い片手剣か)
(こちらの知る武器とは、質の揃わない鉄をどうにか集め、厚く重くする事で強度を保ち、切れ味は二の次という物)
(流石にこの片手斧はよく研いであるが)
(日本刀は突きにさえ気を付ければ容易く折れそうに見え)
お前も死なないのに、気になるか?
(今回は向こうの出方を伺い)

594宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/05(金) 22:03:43
>>593
(なんと野蛮人に嫌味が通じたぞ、という顔で片眉を上げてみせる)
(200年も人界で揉まれるうちに…要するに底意地が悪くなった)
(笑みを浮かべる男に向けて)
戦いが嬉しいか?野蛮人め
(言い放つ。刀の柄に両手をかける。左で握り、右を柄頭へ添える。基本の正眼。もとより裸足だ)
(すう、と意識が冴える)
(男との間合い、呼吸。周囲の様子も感じられる)
(江戸の終末、身分を捨て、彫師に弟子入りし…人道を踏み外すとともに刀を振るうことは無くなったが、剣術を捨ててはいない)
(時代とともに形骸化した部分もあるが、研ぎ澄まされた部分もある)
(分厚い鋼の…もしかするとただの鉄かも知れない…無骨で力任せの斧)
(捌き、凌ぐことは難しい)
(ならば、それごと断ち切るか)
(緩く息を吐く。半眼に伏せた瞳を開く)
参る!
(無意識に出た。180年ぶりか)
(摺足で踏み込み、籠手を打つと見せかけながら更に地を蹴る)

595シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/05(金) 22:59:14
>>594
ああ、嬉しい。俺はその為に生きている。
(そこに見栄も空威張りもなく)
(一度死しても、不死の存在エインヘリアルに変わり果てても、生来の単純さから己の存在意義を信じ)
(男の構えは見慣れないものだがよく鍛錬されていると見える。呼吸をするように自然だ)
剣を覚え、オニを宿している癖に、戦いは嫌いか?
(心臓が癒えて脈打つ。血色良く、瞳は輝き、じゃれつくまえの獣のように目に見えて高揚し)
オオォッ!!
(応じて吠える。滑り込むように向かってくる相手の刃先が狙うは手元かと、自身の左下から上へと斧で弧を描いて払おうとするが)
(フェイントだと気づき遅れて左足を引く。半身を捻って更なる踏み込みを受け流そうとし)
ウ……ッ

596宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 00:14:27
>>595
(いかに斧を扱い慣れていようとも、動乱の幕末期、倒幕の急先鋒だった長州でもそれなりに名を知られた俺の剣の方が疾い)
(不死ゆえの慢心…生き返るなら切られても良いという捨身は守りの動きを鈍らせる)
(男の引き足が遅い。振り上げて伸びた腕の下、肺に目掛けて突く)
(即座に引き戻し、脇を抜けながら上下真っ二つに胴を薙ぐ)
(終わった、と思ったのはこちらの慢心だった。相手が神兵だと言うことを失念していたのだ)
(横合いから、刃が落下する重力と加速によって弧を描く斧が戻る)
オオオオォォオオオッ!!!
(裂帛の気と共に刃を返す)
(やや下方から左上がりの真一文字)
(斧の半ばまでを絶った刀が不意に金剛石に当たったように止まった)
(矢印のような文様がやけにくっきり見えた)
(胴を払われる。巨大な質量で叩き斬られる感触)
(左腕が胴の方へひしゃげながら千切れ、同様に上半身がハエ叩きにあったかのようにすっ飛ぶ)
(衝撃で刀から手が離れた右腕は付いたままだが、左腕は別に転がり)
(臓物を撒き散らしながら下半身も倒れる)

(全てがスローモーションのようにゆっくりと見えていたが、壁に跳ね返り、どん、と落ちたところで元に戻った)
あゝ…酷いな…。これは繋がるまでしばらくかかる
(苦痛に顔を歪めながら、右手で身体を支え顔を上げて男を見る)
君の方は?いや、見ていればわかるか
(運良く…悪く、か…心臓も脳も上半身の方に残っている。おかげで意識を保っていられる)
(治るまで一眠りしたいのは山々だが、男の不死性を見たい)
しかし…石斧(嫌味)も断てぬとは。斬り合いの世から離れて200年ほどか…衰えたものだ
(自嘲気味に言い)

597シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/06(土) 08:07:24
>>596
(相手の動きは見えている……が、速い!)
(突きの後即座に腹を開かれ、これで終いかと理解しながら、両足を踏みしめて斧を振る)
ッアアアアアアアアア゛ァァ!!
(肺に残る息を吐ききり、その剣を手折る心算だったが目を見開く)
(バターでも分けるようにぬるりと細剣が食い込むのがスローモーションのように見え)
(魔剣、という言葉が脳裏を過り)
(力の抜け始めた肉体がどさりとベッドの足にもたれる)

ヒュ……、ッ、ッ、……!
(あ、あ、畜生、胸のここやられると息できねえ)
(肺から溢れる血を口からブクブク吐くが代わりに吸えるものはなく)
(体の右端で繋がってはいるが十字に裂けた肉体からはらわたと血が溢れ、ヤシャの飛び散ったそれと混ざる)
(ヤシャの血まで間違って体に取り込んだら嫌だな、とよく喋る男がまた何となく俺をバカにしているのを聞きながらぼんやり思い)
(血の気を失った震える指でどうにか天井の照明を指す。せめて満月の夜くらい暗くならないとルーンが働かない)
(不思議そうにしている所を見るに、あいつは明るくても再生するのか……)

(こちらにそれを観察する時間はなく、ふつんと意識が途切れる)
(裂け目から覗く臓器も動きを止め仮死状態に入る)
(適度に刺激を与えれば意識だけ戻ると言う地獄が味わえるが、光度が落ちるまでは肉体に変化はなく)

598宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 14:22:01
>>597
あれ?…君?返事は?死んだのかい?
(返事がなくなり何度か呼びかける。意識を失ったか?いや、呼吸音がない)
(痛みや、臓物の流れる不快感を我慢して起きているこちらが馬鹿みたいじゃないか…)
(しばらく様子を見るが生き返る気配がないのに痺れを切らし、右腕で這う)
(蝸牛のごとく、のたのたとまず左腕に近づく。切り口と言うには荒々しい千切れた皮膚と肉、骨の砕け方)
(まじまじと眺めてから傷口に押し当てる。封じ込めた鬼が笑っている気がする)
(ひしゃげた肉同士が糸を撚りあわせ、編まれるように引き合う)
(腕が揃うと這うのも楽になる。下半身の近くまで戻り)
(大きく息を吐いて目を閉じる。少し眠ろう…ともあれ何もかもは再生してからだ)

(ぱちりと目を開く。体感で外は朝だとわかる)
(着慣れた着物はもうダメだが、肉体の方は完全に元に戻った)
(顔を撫で、前髪を整える)
(半顔に残る火傷の痕だけは、未だに完全には消えていない)
(立ち上がり、男に近づく。てっきりとっくに再生したものかと思っていたが)
(切り口を見せたまま、その場から寸毫も動いた気配がない)
……、まさか死んだか
(鬼込めを施された不死者は、正確には不死ではない)
(怪我や病気などで死ぬと言うことは無くなるが、寿命はあるのだ)
(普通の人間よりもはるかに長命になると言うだけで、1000年もすれば死ぬ…閻魔はそう言っていた…「俺たちにも寿命はあるんだ」と)
(この男も寿命が尽きたか、と考えた。だから神とやらはこの男を捨てたのではないか)
つまらないな……ッ、ぅ、あゝ…そうしよう
(体内を浸す苦痛に顔を歪め、愉しげにそうしている鬼に答える。苦痛から逃れるには人の心臓が必要だ)
(焼き締め、炭をひいて粉末にする。鬼が暴れるたびに耳掻き一杯程度のそれを舐めなくてはならない)
(正当に鬼込めを継いでいない俺は、その名の通り夜叉なのだ)

(男の上半身を抱え上げ、ベッドへ下ろす。死んだのならもう用は無い。当初の予定通り心臓を取り出せばいい)
(この状態からするに、もう復活はないだろう)
…つまらないよ…、長い時を過ごす友が出来るかと期待したのに…
(何に反応してか、死体の指先がひくんと動いたことに気づいていない)

599シクステン:2019/07/06(土) 15:30:28
>>598
(冷えきった死体のまま時間が流れる。夜叉の受ける苦痛をつゆ知らず)
(上半身がベッドに乗り、脇腹の筋肉と皮で繋がっていた下半身がぶつんと落ちる)
(指先が跳ねて瞳が揺れる)
――――ッ?!
(一瞬だけ傷の周りでルーンが光が照明の下では淡見えづらい。肉体が最低限の生命活動だけ再開する)
(瀕死のまま、死ぬに死ねず意識が戻る)
(片肺に穴があり呼吸できず。下半身の感覚は鈍く)
(露出した臓器と骨が外気に触れるだけで俺を苛む)
(はっきりと覚醒するより先に痛みが来て、ぼんやりとした視線をさ迷わせ緩慢に首を横に振る)
(夜叉の呟くような声は聞き逃した)
(内蔵に触れられ口を悲鳴の形に開く)
…………〜〜〜〜〜ク……ッ!!!
(やっと夜叉の姿を捉える。こいつの方が治りが早い……)
(俺の事を野蛮だと……死体を嬲るような奴がよくも……)
(首だけのけ反り、眉をぐっと寄せ)

600宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/06(土) 23:41:08
>>599
(心臓を切り出すべくナイフを取り出す。医療用メスよりも刃の部分が大きい)
(胸を切った瞬間、反応に息を飲む)
(悲鳴)
(実際にはほとんど声はなかった。肺に穴があるのだからそれもそうだろう)
(とっさに切り口から指を入れて直接心臓に触れる)
(弱く動いている)
生きている…死んだのではなかったのか?なんとか言いたまえ
(口が無くなったわけでも無いのに、と非道に言い捨て)
(ぺちぺちと頬を叩き、目を合わせる)
何だ?上?神でも呪うかね?…違う?
(指先がかろうじて上を指すことに気づき)
(そう言えば、と思い出す。初めに心臓を抜き取り復活した時、ここの灯りは落としていた)
光か!
(途端に疲れ果てたように落ちた腕が正解だと言っている)
(光の中では再生しない…或いは、その動きが非常に鈍い、と言うことか)
(面白い弱点だ)
このままだと、どうだね?傷は塞がらず、死にもしないが生きてもいない、という状態か?
返事もできないほどの怪我ではあるまい…戦士だと自慢する割にはひ弱だな
(仕方ない、と下半身の方も(腑はデロリと出たままだが)ベッドへ上げ)
(手足に枷を掛けてから)
灯りを落とせ
(と声をかける。スゥと暗くなった代わりに足元灯の小さな明かりが灯る)
さあ、どうなる…

601シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/07(日) 07:50:06
>>600
(こいつ……何を……、心臓に……や……め)
ヴ……ヴ……!
(ごぽ、と寒天状に固まった血を吐くと、残る片肺に少し空気が入り)
け……せ!
(どうにか一言告げ)
(殴り倒したい面に拳を振り上げる力すら残っていない)
(指先で指してからはぐったりと伸びる)
(痛みと寒さに朦朧としながらどうにかヤシャの言葉を聞き取ろうと視線を向ける)
俺が、弱い、だと……?
(飛びそうになる意識を呼び戻し睨みつけ)
(手を拘束されると分かり緩慢にもがくが、腹に力が入れられないため簡単に抑え込まれ悔し気に歯噛みする)

(部屋が暗くなればルーン魔術が発動する。頭のある側の傷に光る文字が浮かび)
(血だまりがスライムのように盛り上がり傷口に吸い付く)
(大きい欠損に対し引き寄せる力は強く働く)
(下半身全体がズッ、とずれて骨が繋がり、内臓、筋繊維、脂肪と皮が滑らかに癒着する)
(回復は速い。銃弾を受け、轢かれても警察から逃げられたのはこの為だ)
……ハ……ァ
(ルーンの治癒により痛みが癒え、思わず恍惚とため息をつくが)
(気付けばその様までヤシャに観察されていた)
(また表情を引き締め)

602宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/09(火) 21:52:58
>>601
(遠くなりかけてはもがいて引き戻される意識に揺れる表情を見ていたが、望むような返事は得られないと知る)
(胴を半分に割られて尚も話せるというのが、まあ…おかしいのか)

(蛍の光のように、ふわりと浮き上がる文字に弱く照らされた傷口が蠢いている)
(かと思うや下手な逆回しでも見ているかと思う速さで血肉が引き合い繋がっていく)
(早い。同様の傷でこちらが数時間かかるものが、ものの数分で癒着する)
(たっぷりとした溜息に、完全に治ったのだとわかって)
(緩んだ表情に薄く笑みを返し)
(手にした大振りのメスを肋骨の下辺に沿わせて切り開く)
(その端からぼわぼわとあの光る文字が浮かび、くっ付いていく)
(気道、腱、血管の上を切り開いても…同じだ)
面白い。灯りをつけてくれ
(散々試してみてから明かりの下で見ると、傷はひとつもない。男を無視してベッドの端に腰掛けて少し考え)
うん。そうだ。君、しばらくウチに居なさい
(優しげな教師のような口調だが、命令調である)
(俺の楽しみのために、などとは言わない)

603シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/10(水) 07:49:37
>>602
(朦朧とした頭の中でヤシャの笑みと翳されたメスの意図が繋がらず、遅れて慌て)
や……めろ!ウ゛ッ……!!
(切れ味の良い刃が骨の際に沈み歯を食いしばる)
(こんな物、すぐ癒える。すぐ)
フ……ッ、フゥ゛……ッッ、や…め…ン゛……グッ?!カ……ガフッ??!
(喉から熱い血が迸り唇を濡らすが、すぐに染みこむように吸収される)
(こいつを殴ってやりたいのに動けない)
クウゥゥ゛ッッ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
(ぶつぶつと腱を斬られては繋がり、数度遊ばれてから)
(力んで浮き上がった腕の血管をツツ、と刃先がなぞり、どっと血を失う不快感の後にすぐ癒され)
(何だ。こいつは何を考えている。俺は何をされている。何の為に、これは)
(不可解な物への恐怖と不安がふつふつと湧いてくるが、意志の力で押し込める)
(俺は戦士だ。弱くない。この程度、まだ耐えられる)
(小さく息を詰めながら体を強張らせ)
(ヤシャの魔法?で急に明るくなり、目を細めて見上げる)
……
(何やら機嫌良さそうなのに腹を立て)
後悔させてやる……。お前を完全に殺す方法を見つけたら…容赦しない
(それまではヤシャの命に執着すると含める)
(外に出たとて目的も無い。ここまで甚振られてただ逃げ出すのはプライドが許さず)
(かといって、この国に来てから初めて出会う手練れの不死者をすぐに倒す算段もなく)

604宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/07/19(金) 03:41:30
【返事が遅くなってしまってすまない】
【少し身体を壊していてね…まあ、人間200年も生きているとあちこちガタも来る。いくら鬼込めがあるとは言え、回復が追いつかない傷もあるんだ】
【すまないが、もう少し待ってくれ】
【そうそう…灯りは落としておくよ(うっすらと輪郭が見える程度に調整)】

605シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/07/19(金) 19:42:31
>>604
【ヤシャ……】
【少しなんてケチな事は言わない。十分に休め。神だって寝るものだ】
【……弱ったお前を倒しても名誉じゃないからな!】

606キース ◆MU.DuagW1U:2019/07/24(水) 10:27:31
【(そっと寝室を覗き、ベッドの上の一人分のふくらみを確かめ)】
【(街へと魂を飛ばしひそやかに呼吸を止めている乙羽の体を抱きしめる)】
【(向こうで治療を受けているなら良いが……)】
【あっ、ステイ、そしてステイ!】
【(起きたと勘違いしたか、愛犬が乙羽の匂いを嗅いで手を舐め)】
【ずるいよジョン、私だって……】
【(ためらいの後に目を瞑って唇を重ね)】
【(心なしか顔を赤くしながら元通り恋人を横たえ、しばらく顔を眺めていた)】

【こっちは平気だからちゃんと寝ろ、って言いたいだけなのにくどくて悪い、気にすんな】
【(と言いながら通り過ぎるのは同田貫)】

607宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/05(月) 15:48:27
>>603

(男の唸り声に噴き出す)
ほう。私を殺すのか……それは楽しみだ。せいぜい頑張るといい
(言いながら拘束を解く。お互いに不死者と理解した以上殺しあっても無駄なことだ。性懲りも無く襲いかかって来るほど愚かでは無いだろう、と考え)
(男を伴い上階へ向かおうとしてから、血ですっかり汚れているのを思い出した)
(男の血は大半が彼の体内に戻ったが、こちらは流しっぱなしだ。体が少し冷えている)
(ついでに、この野蛮人を洗っておこう)
(ホームレス同然の生活をしていたな、と思い出したと同時に妙な潔癖を発揮して)
食事を用意する…その前に、来たまえ
(広めのシャワー室へ引き込む。ガラス張りの壁の向こうでは惨状と言える室内の自動清掃が始まっている)
(着流しの残骸を捨て、裸身を晒すと温水を出す。天井の中央から少しぬるめの雨が降る中に男を引き込み)
(無理矢理しゃがませて髪を洗い、スポンジで背中を流してやる)
(逞しい背に触れていると、さっきまでの戯れのせいで発露しかけた劣情が、ぐっと頭をもたげ始めて苦笑する)
(意識をそらすように)
そういえば、名は?

【(盆に乗せた氷菓を運んでくる。薄いガラスの器に山のように盛ったカキ氷)】
【最近は益々暑いねえ…まったく。甘いものは好きか?嫌いでも付き合いたまえ】
【(氷蜜に、梅のシロップとジャム。さっぱりと甘酸っぱい)】
【長く留守にして、すまなかったね】

608シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/05(月) 21:21:23
>>607
……ふん
(解かれた腕で一発殴ろうとしたが躱される。舌打ちしてヤシャの後に続き)
何だ?……ああ
(べとつく血に塗れた男の姿を眺めて理解する。この国の浴場は上から湯を降らす事ができるのは覚えていた)
あ?俺を洗うのか?ン゛!?
(腰が引け、しばしもたつくが不服気に屈み)
(量の多い伸びかけの赤毛は中々泡立たないが、汚れが落ちれば色が鮮やかになる)
(肉体には無数の傷痕があるが肌色のせいか目立たない)
(続いて背中を拭われるが、先ほどまでナイフで甚振られた相手に背後を取られるのは落ち着かず)
(毛先から水滴を落としながら何度も振り返る。数度目に問われ)
シクステン、だ。
(血の匂いが清潔感のある匂いに上書きされ、温い湯が心地いい。気が緩みそうになる)

【(起き上がり)】
【雪なんて、どこから持ってきたんだ!?もらうぞ】
【(本人は自覚が無いが目に見えて喜び、舌鼓を打つ)】
【お前に勝つために、逃げずに待っていたぞ】
【……動いて大丈夫か】

609宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/06(火) 08:45:18
>>608
いいから、しゃがんでくれ。届かないだろう
(わしわしと赤毛を(薬用石鹸で)洗いつつ)
上なら湯船があるんだが…蚤やシラミを撒き散らされるのはごめんだからな…
(まるで野良犬でも拾ってきたかの言い草だ)

(所々に見える薄い肉の盛り上がり。さっき付けた傷は全て綺麗に消えている…不死になる前に着いた傷か。それにしても多い)
(相手がこちらを警戒するように見てくることにも気付かず、落ち着こうと試みて)
シクステン…ふむ。そうか。これで野蛮人と呼ばずに済むな
(背中から脇腹、尻の割れ目あたりまでを洗うとスポンジを相手の手に押し付ける)
前は自分でやりたまえよ。それとも洗って欲しいかね?
(言うだけ言って背を向け、自分も髪を(シャンプーで)洗う。終わると長く伸ばした前髪をかきあげてタオルを取りに行き)
(水気を拭き取るとシャワーを止めてシクステンを呼ぶ。湯でいくらか温まったせいか普段隠している半顔の火傷の跡が浮き出している)
終わったか?きちんと拭けよ

【(あからさまに出ている態度に、クス、と笑い)】
【…魔法で出したのさ】
【(と揶揄う。それにしても、この体格の良い男が持つと小さなスプーンはまるで耳かきだ)】
【(口元を緩めたまま、ゆっくりと食べる。キンと来るのとシクステンの言い様が可笑しくて、額を抑え)】
【何だ、戦士の意地かね?フフ……】
【まあ、酷く悪いわけじゃあ無い。君が殴りかかって来なければ平気さ…まさか「誇り高き神の戦士」が病人相手にそんな卑怯な真似はするまい?】
【(すっかり冷えたところで暖かい茶を二人ぶん淹れて出し)】

610シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/06(火) 22:19:26
>>609
(何となく、青年の気が逸れているのを感じるがどう表現したものか分からず、古傷を面白がられているのかと思い)
面白くも無いだろう。……そんなに見ても虫はいないぞ
(ヤシャの物言いに頬を引きつらせるが、石鹸をたっぷり使えるのはありがたい)
(がしがしと頭を掻き泡を流しながら)
お前……余計な事まで喋るのは癖か?あ、おい、わあっ!?
(腰の下の方まで擦られて、擽ったさにひょこっと腰を浮かして逃げる)
一人でできる!!
(隅の方でごそごそと体を洗う。ヤシャがこちらを見ていないのをいい事に、好きなだけ泡立て遠慮なく股座まで洗い)
(泡が全て流された頃合いに湯の雨が止んだ)
(タオルを渡されその匂いを嗅ぎ、自分の髪の匂いを嗅ぎ、首を傾げてから身を乗り出して)
(びしょぬれのままヤシャの首筋の匂いを嗅ぐ)
これの方がいい匂いだ
(シャワールームの中で漂ってきた匂いはこれかと納得して、顔を上げて全身を拭く)
……それ、は…オニを宿す前の傷か?俺より立派な物じゃないか
(色づく火傷の痕について、談笑するように気安く問う)

【(勢いよく口に氷を入れていたが、たちまち頭が痛くなって苦しみ)】
【(それでも懲りずにゆっくりとスプーンを舐め)】
【ふん、意地以外には何も持っていないからな】
【(頭の痛みが落ち着いてから指を鳴らすが、言葉を聞いていれば力が抜け)】
【お、お前……っ、そんなに喋る病人見た事無いぞ】
【(行き場の無い指先は仕方なく湯呑みを握る)】

611宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/07(水) 00:29:06
>>610
(片方の眉を器用に上げ、意外と恥じらいがあったのだな、などと考える)

(くんくんとにおいを嗅ぐ男に軽く首を傾げ、良い匂いだと言われて、ふっと笑う。野良犬は野良犬でも)
(たいした大型犬だな、これは)
(ちょうど少し腰をかがめているおかげで、頭にやすやすと手が届く)
(薬用石鹸のおかげで軋む赤毛を軽く手櫛でほぐし)
(ツヤツヤとしたまとめ髪のシクステンを想像して笑いを堪え、微妙な顔になりつつ)
(首筋、頸動脈の上に指を滑らせる)
気をつけたまえよ。また切りたくなるかも知れない
(後で欲情を処理しよう、と考える。爛熟した風俗産業に金を払うという手もあるが、シクステンを置いて家を留守にするのは不安だ。連れて行くのも不安だ)

(軽く振り向いて苦笑を返す)
いいや…これは……。ただの人間に付けられた傷だ、と言ったら…信じるかね?
(これでもだいぶ薄くなった傷跡を撫でる。未だに鬼込めの再生が追いつかないこれは、長崎で受けた傷だ)
(終戦間際の暑い日)
(既に人類は悪魔の火を手にしている。不死者であろうとも焼き尽くす炎を前に、この神兵なら生き延びるだろうか)
ま、いいさ。昔の事は。おいで
(滴っていた髪の水気もある程度拭き取るのを確認してから、上階へ向かう。シクステンの大暴れにビクともしなかった扉が生体認証を受けて静かにスライドする)
(箪笥から単衣を出して手早く着替え、もう一枚取り出した浴衣をシクステンに着せる)
(裄も丈もつんつるてんだが、他に着られる服は無いし、裸でウロウロされるのは精神衛生に良くない)

【(厳つい見た目に反して子供のように素直でリアクションが大きいのが面白い)】
【そうは言ってもね。喋る以外にやることもないし…】
【黙って見つめ合いでもするかね?】
【(机の上に肘をつき、両指を組み合わせた上に顎を置いて、じっと見つめてみる)】

612シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/07(水) 10:26:30
>>611
(急所をなぞる指先が闘争本能を甘く煽る)
はは……っ!喉を食い千切られたいか?
(とはいえ、丸裸での殺し合いでまた二日三日潰すつもりはなく)

(頭を拭うタオルの隙間から、改めて火傷痕を見つめる)
人間に
(出会って数日の満たない相手だが痕が消える様子はなく)
(よほど深く肉体を損なったのだろう。やり方が分かればヤシャにやりかえせるだろうが)
(等と考えているが、まさかそのために街一つ消さなくてはならないとは想像もつかない)
……??
(それよりも興味は扉の開け方に移る。見ても理解できず、閉まる前に慌てて通り)
(されるがまま浴衣を着せられる。こういうローブは(これまで襲撃した家では)あまり見ない)
……お前は分からない事だらけだ。この国の人間を殺した罰をくれようとしている……と思っていたが
奴隷にするでもない、自由にする気もない……
(自分の知る限りの古い時代の人間関係のいずれにも当てはまらず、相手の意図が読めない)
(奴隷が一番近いような気がするが、先ほどから何をしろと言われるわけではなく、むしろ仕方なしに世話されている有様だ)
(上階に上がっても窓が無い事に落胆しながら物珍し気について歩き)

【む……っ】
【(口を引き結んでしばらく睨むが、居心地が悪く)】
【(茶をすぐに飲み干してしまったのがもったいない)】
【もう一杯くれ】
【(先に言葉を発し)】

613宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/08(木) 01:12:39
>>612
(2間続きの自室、広い書斎と風呂とトイレ。案内するほどのものは無い)
(服も着せたし地上階へ連れて行って…万一人目に触れても問題ないだろう。風呂に入れ着替えさせただけで、殺人犯感は無くなった)
ん? 君を野放しにする気は無いよ。奴隷…奴隷ねえ…、どちらかと言えばペットだな
しかも随分手がかかる。躾のしがいがありそうじゃないか
(広く取った階段を上がると、リビングに出る。掃き出し窓から見える庭は手入れがゆき届き、昨日の雨のおかげで青く瑞々しい)
(さっさと食べさせて、何か暇つぶしを与えて…TVでも見せておけば良いのか…?)
(他の事で誤魔化しているが、体の奥底に情欲が淀んでいる)
その辺に座って待て
(カウンターを回って、あまり使った気配のないキッチンの冷蔵庫を開ける)
(有名ホテルのディナーセットが手付かずで入っている。これで良いだろう、とまとめて運び、ローテーブルの上に並べる)
(どれほど食べるかわからないので全部出した上に、パンもバスケットに山盛りだ)
(酒で眠らせる、という手もあるな)
(思いついて出しかけたミネラルウォーターをしまい、ワインをボトルごと出す)
ほら。シクステン、食事だ。裾を直せ
(着物は着せたが下着は無い。大きく捲れれば見えてしまう)

【(沈黙を破る相手に勝った、という顔を向けてやり)】
【病人を働かせるのか…やれやれ】
【(勿体をつけているが、電気ケトルのスイッチを入れるだけの作業である)】
【(湧いた湯を急須に入れ、グラスに茶を注ぎ足してやる)】
【(茶をすするシクステンを薄く微笑んで見ている)】
【(秀でた額、彫りの深い顔立ち。考えていることは、脳の一部を弄ってやったらどうだろう…などという剣呑さだが)】

614シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/08(木) 20:56:19
>>613
……ペット
(関連して思い出されるのは、洗われる犬やブラシをかけられるヤギ)
(納得すると同時に険しい表情になる)
余裕だな。その内後悔させてやろう
(が、階上に上がれば目に眩しい緑に暫く見惚れ)
あ、ああ
(体が沈み込むようなソファに大股開きで落ち着く)
(次々に出て来る料理を眺めながら、これはこれで天上とあまり変わらないかもしれないとふと思う)
(口に出したら神の罰が当たりそうで、思うだけに留めるが)
(毎日戦い、麗しいヴァルキュリアにもてなされ酒と馳走をいただく繰り返しの日々だった)
(ああ、誉めてもてなしてくれるヴァルキュリアが一言ごとに嫌味を言うヤシャになってしまった)
(……地上に降りてから女を抱いていない。略奪を行えばすぐに警察が駆けつけるし、元々女に泣いて嫌がられると興が冷める性分だった)
(視線を感じて我に返る)
いい物食べているんだな……裾?見苦しくて悪かったな
(細かい、などとぶつくさ言いながら股を隠し座り直す。手を組んで短く豊穣の神へ祈りを唱え)
(ヤシャも席につけば、まずワインに目が向く)
(いつも二本は飲めるが、空腹のため回るのは速いだろう)
お前も飲めるのか?

【(想定してはいたが得意げな顔に腹が立つ)】
【ワーアリガトヤシャサン】
【(棒読み気味に礼を告げる)】
【(茶を味わっていたが、視線に気づいて見つめ返す)】
【……お前の頭の中で俺に何をしているか知らんが】
【か弱い病人のする事じゃ無さそうだ】
【(歯を見せて笑う)】

【来週は神々に挨拶に行って来る。悪いが、返事がまちまちになるかも知れない】

615宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/09(金) 11:16:38
>>614
知人の祝い事があってね。残念ながら、普段はもっと質素だよ
(要するに政治家のパーティーを途中で抜けたら土産を持たされた、と言うだけの話だ)
(この国の中枢に深く食い込んだコネは便利だが、中身の無い集まりに顔を出すのはウンザリする)
(食事を摂らなくても死にはしない。死にはしないが腹は減る)
(昨今はすっかり便利になった。配送サービスも出前も、24時間何でもある)
日本人は恥じらいを持っているものでね。蛮族と違って
(それも昨今の若い者ときたらすっかり怪しいが、と考えてしまうのは幕末生まれだからか…いや、それほど耄碌したつもりは無い)
(神の館とやらで永遠に青年期を過ごすのとは違い、何しろ見た目こそそれ程変わらずとも既に200年。人の世の変化を見続けている)
(200歳の爺だものな…)
(しみじみと溜め息をついて(シクステンには嫌味に見えたかもしれないが)、ワインの栓を抜く)
これは君の分だ。私は遠慮するよ。昼日中から酒というのは性に合わん
(両手を合わせて軽く礼をすると、時期の魚のカルパッチョに箸をつける。シクステンにはナイフとフォークを用意したが)
(ま、手づかみでも驚くまいよ)
(野菜、魚、肉に果物。少しずつ摘むがどれも美味い)

少し休む。君と違って…流した血まで戻ってくるようなデタラメな身体では無くてね
(甘いものを食べるかは疑問だが、デザートに、とケーキの詰め合わせを箱ごと押し付け)
(TVを点ける。音声認識で操作できるため、簡単な使い方を教えて)
「てれび」だ。いいか。「テレビを消せ」消えたな。「テレビを見たい」点いたな。「音楽」「演劇」「ニュース」簡単だろう?
(バーカウンターから更に酒と…タチの悪い酔い方をされても困ると気付いてミネラルウォーターの瓶をまとめて用意して)
(階下の自室へ戻る。奥の和室に入り、帯を解く)
(半勃起しかけた男根が襦袢を落とす感覚に一気に硬くなる)
(元々、性欲旺盛とは言い難いし、女性に対して向ける…向けた…愛情は清らかとも言える)
(だが加虐的な欲望は別だ。そちらはどういう訳か、……先の大戦とその後の経験のせいか…肉欲に直結した)
好きなだけ切り刻んで…死なない男…俺と同じ、いやもっと……
(肉茎に指を絡める。早くも先端がヌルついているのを親指の腹で抉じる)
(これで、あの逞しい身体の穴という穴を犯してやったら…)

【それほど大したことは考えていないさ】
【(にっこりと笑い返す。一見すると人当たりの良い好青年…自分で言うのもどうかと思うが…に見えることは百も承知だ)】
【構わないよ。戦乙女に手紙を運ばせるわけにもいかないだろう?】
【(ゆっくりしておいで、と言いながらきちんと包装された菓子の包みを出し)】
【神々のお口に合うと良いが…】
【(何しろ見た目は青年、中身はお爺ちゃんである。手土産の一つも持たせようとして)】

616シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/09(金) 21:05:13
>>615
オニの知り合いはオニか?
(と聞いてみるがどうやらエンマの事では無いらしい)
(こちらも飢えれば苦しむばかりで死にはしない。奪い取らずに食っていけるなら内容にこだわりはなく)
(強いて言うなら酒があるかないか)
お前が、捨てたからだ。俺のズボン!
殺し合いでなければ先に服を探した
(日本語の拙さも相まって、外見そのままの生意気な若造らしく)
(まずは遠慮なくワインを注いでは飲み、少々振る舞いが雑なもののカトラリーを問題なく扱い馳走を味わう)

(美味い物は酒を進ませる)
(朗らかに酔い腹が膨れればヤシャの憎まれ口も多少は許せる気になり)
何だ?酒を飲まないと血にならないぞ……ぉ
(面倒くさい絡み方をする前にテレビを示されて関心が移り)
逃げないから安心しろ
(画面に目が釘付けになりながら手だけ振る)
(甘い菓子に合う甘めの酒を選んで飲み直す。ケーキは二つ食べて、勿体なくなり冷たい棚………冷蔵庫?に片づける)
(甘くなり過ぎた口の中を水でさっぱりさせ、「ニュース」を映させる)
おお
(警察から逃げた路地が映る。昼の絵だが変な看板があったから間違いない。食い物と装飾品を奪われた死体と心臓を抜かれた死体があった、と難しい単語が多い中で聞き取れる)
(どうやらどちらも俺のせいにされているらしい)
(ふと眉を寄せる。俺も一度は心臓を抜かれて大変な目にあった。雨の中で出会ったヤシャから濃厚な血の匂いがしたのは、この名前も分からない奴の心臓を抜いていたからか)
(マナーだ何だと常識人ぶった事を言うが、俺の知る限りこの国の民の一般から最も外れている存在はヤシャだ)
(寝込みを襲えば報復できると頭の隅で考えたが、それでは再生した時に卑怯だなんだと詰られる)
(倒すなら相手が万全の時にやり返し、最大限に悔しがらせてみたいものだ)
テレビを消せ
(ずっと食い入るように動く絵を見ていて疲れた。ソファの上に横になり胸元を開く)
(室内は適温に保たれていたが、飲んだせいか首筋が熱い)
(鉄斧を裂く魔剣。見た事の無い構え。あれを凌ぐにはどうすれば……)
(眠気に襲われ、泥のように眠る)

【な、なんだ。準備がいいな……供物か】
【(受け取り、中身が分からないながら任せろと請け負う)】
【お前も、あまり怪我をするなよ】

617宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/11(日) 01:08:55
>>616
(脱ぎ落とした着物の上に膝をつき、男根を弄う)
(もう片手で、ふっくらと吊り上がった陰嚢を慰めながら扱きたて)
んっ…く、
(達しそうになると緩め)
(小引き出しから太い革製の首輪を取り出す。サイズが明らかに動物用では無い)
(着けられたものが自分で外せないように、鍵がついている)
(とろりとした笑みを浮かべ、裸のままリビングへ向かう。さっきの様子だとTVに夢中だろう)
(不意をついてこれを掛けるくらいは出来るだろう、と考えたのだが、ソファの前まで行って少し考える)
(寝ている。どう見ても熟睡中だ)
(すっかり緩んだ合わせが、辛うじて帯で押さえられているという状態で)
ふぅん……
(無防備を絵に描いたような具合に、屈みこんで起こさないように気をつけながら首輪を着ける。ついでに短い鎖でソファの足に繋ぐ)
(更に一旦階下へ戻り)
(取ってきたケースを開くと注射器が並んでいる。小瓶から薬液を吸い上げて、両手足に打ちこむ。ただの麻酔だ)
(しばらく時間を図り、様子を見ながら手足の腱を断つ)
(日が暮れればこの血もどうせまた元に戻る…戻らなければ掃除が大変だが…)
(ぶつん、と動きから切り離された膝と肘から先が弛緩する)
(作業の間中、ズキズキと痛むほど猛った肉茎をそっと撫で)
(その手でシクステンの陰茎を握りこむ。軽くしごいてから膝の間に入り込み)
(尻穴周りをマッサージするように解しながらワセリンを塗り込み、指を差し込む。中でくにくにと動かしながら満遍なく捏ね)

【(中身は老舗パーラーの果物ゼリー(詰め合わせ)だ。ナマモノだと腐っても困るし、とカ◯ピスの詰め合わせと悩んだ結果である。こう見えても根っからの庶民)】
【こういう付け届けが先々役に立つ……事も、ある】
【私の事より君だろう。無茶をするなよ。いや…しても構わないが、五体満足で戻ってくれなくては。私の楽しみがなくなってしまうじゃないか】
【(澄ました顔で言い放ち)】
【行っておいで。気をつけて】

618シクステン:2019/08/11(日) 20:34:06
(しっとりとした首筋に乾いた首輪が通り、心地良さそうに少しのどを反らせ)
う……ん
(注射針にピクリと反応するが、すぐに何も感じなくなり、音を立てて切れた腱から静かに血を流す)
……っ、……
(寝息を立てているが、かなり久しぶりに他者に擦られて股間が脈打って反応を返す)
(周りの肌と比べ色素の濃い逸物が反り返り、先端から赤く色づいて)
(血管が根本から飾るように浮き上がる)
は……っ、は……、はっ……
(静かに吐息が熱くなる)
(酒気で弛んだ未通穴が滑りを帯びた指をつぷんと受け入れる)
うぁ
(初めての感覚に細く目を開くが、酩酊が深く)
ア……ァ、ヤシャー……?ふっ、ン、ンンッ…!…ハアっ
(快楽で何も考えられない)
(内側でくねる指がある一点を掠めると、分かりやすく腰が跳ねて陰嚢がきゅんとつり上がる)
……ゥ?
(朦朧としたまま赤らんだ顔で酒臭いため息をつく)

【お前が選んだならさぞ文明的なんだろうよ】
【大丈夫だって、信じろ!】

619シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/21(水) 07:47:48
【おーい、遅くなって悪かった。帰ったぞ!】
【供物もちゃんと捧げて来たからな。あんまり喜ばれたから、お前のみたいな魔剣でも貰えないかねだってみたが】
【ま、この通りだ。ほら】
【(一定期間の不老不死をもたらす黄金のリンゴのパイを持たされた)】
【あんたは元気か】

620宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/08/22(木) 21:10:13
>>618
(反応にスッと目を細める。薄い唇を舐め、隆々とエラの張った亀頭を口に含んで飴玉のように舐め回す)
(先程風呂を使ったばかりだからだろう、体臭はあまり感じない)
(その間も指は尻穴の中を探り続け)
(シクステンの反応した箇所を重点的に、押し上げるように揉む)
(酩酊状態らしい甘い声に、どうした?と返し)
そのまま……力を抜いていろ
(言って、指を抜くと、すぐさまきゅっと閉じかかる後庭へ己の穂先をあてがう)
ッ……は、ぁ…
(あまりのキツさに溜息が出た。徐々に馴染ませながら埋めていく)
(特別に男色の気がある訳ではない。が、女のように行き止まりの有る穴と違って根元まで飲み込む尻穴の具合と)
(己と同じように猛る雄を征服する優越は、これを堪らず夢中にさせる)
(シクステンの男根を握って扱きながら、その動きに合わせて腰を振る)

【おや。お帰り】
【(朝晩はマシになったとはいえ、まだまだ残暑は厳しい。ソファにだらしなく伸びていたが起き上がり)】
【(ちゃんと戻ったな、と手を伸ばして赤毛をぐしゃぐしゃと撫でる)】
【(土産を受け取りながら、魔剣などでは無いと説明してやるべきか、黙っていた方が面白いかと微妙な顔をするが)】
【素麺でも喰うか? おお、そうだ。中元にだだちゃ豆が届いてね。ビールでも用意しようか】
【(シクステンの帰還に我知らず機嫌が良く)】

621シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/08/24(土) 07:04:57
>>620
んくうゥゥゥゥ……っ!?ん……うぁっ、は……っ!
(先端をくちゅくちゅと舐め回す舌先に悶え、思わず腰を使おうとするが)
(膝から先が役に立たず、何度試しても太腿がばたつくだけで仕方なく小刻みに腰回りを戦慄かせる)
う……う゛ぅぅ……!
(その度に内側の指をまざまざと感じ、中のいい所を弄られると痺れたようになって鼻息が漏れる)
あ……ア、「何で」……?ヤシャ……ぁっ
(故郷の言葉で寝言のようにぐずぐず呻きながらもまだ頭ははっきりしないまま)
(入り込む肉茎にびくりと全身が強張るが、馴染ませる動きにゆっくりと力が抜けて行く)
(ずる、ぐちゅ、と中から音を立てて異物が入ってくるが、裸のヤシャと、男根の快楽と、状況が結びつかず)
ふぅ、うぅ、んっんっ、くふぅ、はっ……はっ……、あ、あああぁ……っ
(断続的に排泄するようにいきみながら眉を寄せる)
(性器を擦られながら突きこまれ、たまらず首を横に振る)
んん、く……んっ
(何か変、だが気持ちいい。なのにどうして視界にヤシャが映る)
(徐々に目覚めて来た意識でヤシャを払いのけようと腕を持ち上がるが、力の入らない末端が自分の筋肉のために重たく)
(苦心してもぞもぞと肩を捻って右腕を振る。当然届かず空を切り、折れた草のようについてきた肘から先が、自分の肩を抱くような恰好でだらりと下がる)
(胸の上に血が滴るが、なまじ痛みが無いため自分のものだと意識できず、ただ血の匂いに高揚して潤んだ目を細める)
フゥ……ッ
(熱い手が陰茎を強く擦り、尻の穴がずぽずぽと拡げられて深くの気持ちいい場所を捏ねる)
(何度か絶頂しかけてぶるりと震え)
くう゛……っっ!!あ、な……ぜ、ヤシャ……!?うあ、ァ、どけ……っ!
ん゛ひ……!!っっっ離れろ……ォっ!
(青い瞳に意志が戻り、男に抱かれている所までは理解して不自由な体で藻掻き始める)
(だが快楽に火のついた体は、突かれる度に跳ねて動きを止め)

【なんだ、だらしない】
【(まるっきり犬か何かのように撫でられて、口を尖らせて自分で手櫛をする)】
【(既に魔術の影響下にある我らに黄金のリンゴは不要だろうが、古傷のダメージを残すヤシャには少しは効くだろうか)】
【それは食べた事が無い。ビールはくれ】
【(冷蔵庫の前までついて歩き)】

622宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/02(月) 14:39:28
>>621
悦さそうだ…初めて、と言うわけではないのだろ
(きゅっと締め付けたかと思えば押し出すように肉壁が押し寄せ、続いて引き込まれる)
(離れろ、と言うわりに反応は快楽を強請っているようにしか見えない)
(特にこの張り詰めて跳ねる陽根)
(くっきりと浮いた裏筋、絡みついて浮き出た血管。既に十分にぬるついた亀頭が手の中でくちゅくちゅと音を立てる)
(ソファに乗り上げ、さらに体重をかける)
可愛いものだ
(はっ、と息を継いでシクステンの耳朶を噛む)
神兵も地上にあれば、その主人に従いたまえ。…私に
(腰を捻り中を搔きまわす。つんと尖った小さな乳首を摘み、抓る)
(燦々と射し込む午後の光が赤毛を燃え立たせて見せ、上気した肌にくねる陰影が艶めかしい)

【(ビールの栓を抜いて渡し)】
【……。いつまで付いて回る気かね】
【(塩茹でしただだちゃ豆を笊ごと渡してソファへ追いやりにかかり、面倒になって素麺はやめ、アップルパイを切る)】
【(さっくりとした生地の中にぎっしりと詰まった黄金色のリンゴは、蜜を溢れさせている)】
【(食欲をそそるスパイスの香り。羊の丸焼きでも齧っていそうなシクステンのイメージ(偏見)との差に思わず見比べ)】
【(毒殺などというセコイ真似はすまい…)】
【(切れ端を摘んで驚く)】
【……⁈ 美味い…】

623シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/03(火) 20:08:26
>>622
やめろ……やめろ……ッ!入……っるな……ァ!!
(体を捩ってもいきんでも尻の穴を貫く肉杭は抜ける様子が無い)
(耳に吹き込まれた言葉に硬直し、パニックに陥っていた頭の中が一気に怒りに染まる)
俺が、何……だと?こんな侮辱……受けた事がない!男……に!……ッッン゛、ゥ…!
ク……、筋を切ったな……糞ッ!卑怯だ!!
(眉間に皺を寄せて睨みつけるが、突かれる度に瞳が揺らぐ)
(尻を男根でこじあけられ、ともすれば体が裂けてしまいそうな太いそれに対し浅く呼吸して耐えるしかなく)
(肉を掻きわけてずくんと深くを突かれると何故か陰茎の奥が痺れて思考がまとまらなくなる)
(勃起した俺の茎がびくつくのは俺の意志じゃない。こんなの俺の快楽じゃない。俺のせいじゃない。だからこれ見よがしに先っぽだけ弄るのは……)
くァ゛ッッッ!!?ひっ……気持ち、悪ぃ、ッは、ヤめろ……ォッ!!
(何が楽しいのか、ヤシャが俺に圧し掛かり更に深く陰茎を突き立てる)
(耳に吹き込まれる堕落の言葉にゾクゾクと震え)
ウ゛、ゥ゛……!?汚らわしい……変態野郎、自惚れるな……俺は、神に、選ばれた……う゛、ぉ゛、お゛ぉ……!
(腹の中からぐちょぐちょと音がする。今まで意識した事すらない小さな乳首に痛みと疼きを与えられて首を横に振る。違う、怒りに、集中、しなくては)
ほォ゛おぉぉぉッッ!!!?お゛っっっ、俺はぁ゛!!エインッッ……ひぇリアりゅゥウウ!!!!
(役に立たない両肘両膝を突き出して抵抗しながら、その内腿の筋に目に見えて緊張が走る)
(睾丸がぐんと吊り上がって、陰茎が一際血を集めて大きく戦慄く)
(ぎゅっと腹の内側にヤシャを握り締める。高慢な意志に反し、肉体は初めての鶏姦で浅ましく絶頂を覚えようとしている)

【おお!ありがとう(瓶に口をつけながら)】
【竈の使い方が分かれば俺にも料理できるだろ】
【(もうこの発言の時点で嫌な顔をされるが、ヤシャの手元しか見ていない)】
【火が出ないのはその石板が熱くなるからか?なあ、おい……ええ……】
【(渋々豆の笊を運び、ほこほことした匂いに生唾を飲みながらソファに収まって「テレビを見たい。格闘技」とやってからぼやく)】
【俺だって骨付き肉の焼いたのくらい作ってやれると……】
【(お察しの通り、シクステンの料理は良く言えばワイルドだが、パイは神の僕が作った物だから安全だ。ヤシャの声に顔を上げ)】
【豆も美味そうだぞ】
【(手招き)】

624宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/05(木) 08:37:49
>>623
そうかね…その割には、随分といい具合じゃないか
(足掻こうとする肘を軽く押さえ、密着させた腹の間でシクステンの肉棒を擦る)
(手でするよりももどかしいはずだが、萎える様子はない。尻穴で感じているとわかる)
神が何処にいる。今、この地には不在のようだが?
(そうでなければ、お前をこんな目には合わせるまい、と笑うが怒る相手に肉茎を引きしぼられて息を詰める)
……、ッ、
(危うく達するかと思った。半ばまで引いてから一気に突き入れる。反動をつけて激しく繰り返し)
お前も、限界だろう? 触れずに達せられたら大したものだ
(ごちゅごちゅと叩きつける勢いのまま深く差し込んだ先で精を放つ)
(熱いぬるみをシクステンの中に注ぎ込み)

【(素直な礼の言葉に片方眉を上げ)】
【(竃…久し振りに聞いたな)】
【へえ、そうかね(棒読み気味)。パイは君が作ったのじゃ無さそうだ】
【(少量切り出した小皿を二人分持ってソファの方へ向かう。また格闘技か、と呆れながら隣に腰を下ろす)】
【(パイに舌鼓を打ち、シクステンのビールを横から飲み、豆も同様に横から摘む)】
【(気づいていないが、半世紀以上も消えなかった鈍い痛みと火傷痕が消え、無意識に掻き上げた前髪の下の顔は(多少老けはしたが)玲瓏な青年のそれだ)】

625シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/05(木) 20:26:42
>>624
勝手を゛……言って、くれる……ぅン゛ッッ!!
(肩を浮かせようとしても簡単に抑え込まれる。男の引き締まった腹の凹凸でやわやわと股間を擦られ)
(今の内に息を整えようとしても腰を揺さぶられる度に声が上擦る)
(熱を集めた勃起がビクビクとヤシャの腹をつつく)
オ゛……ァッ!俺には、加護がある……ゥ゛!!おレ、は、見放され゛ッッぇ、ないッッッ!!
(信仰心は深く、怒りと快楽と酒気とで赤く染まった顔にふつふつと汗を浮かべ睨み)
…………ッッッァァァアアアアアア゛!!!!
(すぐさま瞳が揺らぐ。更に深く、激しく繋がって悲鳴を上げる)
(無力に抑え込まれ、尻を犯され、痛みより屈辱よりも得体の知れない快楽が上回っている事実に本能的に恐怖する)
ふ!!っアぁ゛ぁ゛!!クッ!!ぅう゛っっっ!
(腹の中を拡げる肉塊が無理無理絶頂へと追い詰める。情けない声が、押し出される)
「やめろ」……「止め」……ひア゛……ッッ!!!
(力強く肉体が叩きつけられ、ヤシャのカリ首が一際強く前立腺を突き上げて段差を引っかけながら更に深く埋まる)
(じわりと熱い物がその深くに染みこむのを感じると同時に、陰嚢がぐいと二人の体の間で押し上げられ)
(もう、抵抗を考えるよりも先に、出すと意識するより先に、どうしようもなく)
(溢れた)
ク……ォ゛おぉぉぉ……ッッッッ!!!!!
(深く密着した腹の間でぶるりと震えた肉茎から、白濁が溢れて止まらない)
(何度も脈打ち跳ねながら、勢いよく精をまき散らす)
(ヤシャを視界に納めながら、身体の中も外も痙攣させて脳内を快楽に塗りつぶされる)
ひ……っ、ひィ゛……ァ゛、ア……っ゛

【そりゃそうだ。神々からの土産だからな】
【(人の家のソファをバシバシ叩いて、機嫌よく隣を指し)】
【(香りのよい豆のほの甘さを引き立てる仄かな塩味を味わいながらビールを呷る)】
【ん……】
【(横からビールを貰われている間にパイを頬張り、もうそろそろいいかと瓶を自分の口に運ぶ刹那)】
【(傷の癒えたヤシャの面が見え、思わずまじまじと見つめる)】

626宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/06(金) 14:20:06
>>625
(時折混じる今では使われていない古い異国語は懇願か)
(恐らくそうだろう。重ねるほどにこちらを煽る事をこの男は知らない)
(腹から胸、顎まで跳ねてきたシクステンの精液の勢いを見下ろしながら笑い)
随分濃いじゃないか
(まだ硬さを保った肉棒を差し込んだまま、また揺する)
そら、もう一度だ。ここがイイのだろう?
(グチュ、とかきまわす)

(テーブルに残っていたワインを瓶から直接飲む。すっかり温くなっていて眉を顰める)
(シクステンに咥えこませた大振りのバイブレーターが肉を捏ねまわす音が喧しい)
(ひり出したら更に大きいものに変えると脅してある)

【(豆が旨い。ビールに合う)】
【(指先についた塩気を吸っていて、シクステンの視線に気づく)】
【(行儀が悪かったか…)】
【…どうかしたか?】
【(もしや、パイのカケラでもついているかと口元を拭う)】
【(頬に触れた指に、滑らかで柔らかな肌の感触)】
【⁈ ……シクステン…私の…顔は、】
【(恐る恐る尋ねる)】

627シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/06(金) 23:10:50
>>626
(絶頂に呆けた視界をヤシャの笑みが埋め、屈辱に頬が引き攣る)
殺す……!切り刻んで、犬に、くれてや……は……ッ!??あぅ゛!!!?
(まだ尻の穴を拡げ続ける逸物が存在を主張するように腹の中を掻く)
い……ッ、いや……だ!ひっ!!ァ゛、嫌だ!!!い゛っっっ゛ああああああ!!??
(激しく首を横に振って正気を取り繕おうとするが、ヤシャの一突きごとに肉壁ごと理性が捏ねられ)
ォ゛……っ!!
(達したばかりの陰茎がぴくりと震える)

(傷が塞がりかけてもまたのたうち、革張りのソファの上は煮詰めたワインをぶちまけたかのように汚れ)
お゛オオオォォォ゛ッ!!!ん゛ッッッオ!!!んぉ゛――ッッ!!!!
(役に立たない手足を持て余し、図体のでかい家畜が仰向けのまま悲鳴を上げている)
(細めた目から涙を零し、鼻水と涎と頬で混じり合い乱れた髪が張り付いている)
(何度達したか分からないまま、全身が馬鹿になって鳥肌が立ち、過敏になっている)
(振動とうねりで腹の中を荒らすグロテスクな道具が厚く筋肉で守られた腹を内側から叩き、ボコボコと音を立てている)
ひぃ゛ぃぃぃぃぃ゛――っっっ!!!!!
(太腿がぶるぶると痙攣し、陰茎がビッと跳ねるが先端からは申し訳程度の潮がぷしゃ、と一度漏れたきり)
(暗い赤の恥毛は自身の精と潮と小便で和え物のようになっている)
(撃ち尽くしてきりきり痛む陰嚢の下では、彼を苛む拷問具の端が振動し続けていた)
(いきもうとしても到底出て来ないと思われたそれは初心な肛門を限界まで張り詰めさせていたが)
(果ての無い振動と掻き出されるヤシャの精でじっくりと馴染まされ、少しずつ位置を変えようとしている)
ふっ……ふん゛ぅぅ!!!ンぐぅぅぅぅぅ!!!!
(こう成り果てるまで、絶頂と絶頂の合間に脳裏で神の名を呼んだ。己を奮い立たせ、救いを求め、慈悲を強請った)
(だが、神の奇跡は顕れず、対象を誤った請願はこの部屋の主に届かない)
ひぅ゛ッッッッ!!!!!!!
(また白目を剥いて達する。ぐっと引き絞られた腹圧に負けて、バイブがずりゅんと粘液まみれの胴を外気に晒す)
(足の間でびちびちと跳ねるそれは益々騒々しくなり、亀頭を模した部分だけが辛うじて肛門の肉輪の内側に引っかかってはいるが)
(暴れるそれが抜けてしまうのは時間の問題だった。状況を確かめるヤシャの視線に、一挙一同に怯え)
ち……がう。俺、は何も……ォっ!んっ、んく!
……ろせ、殺せよォ!!ヤシャ……!!

【ああ……】
【(ただため息をつき、両手を伸ばして頬を包む。戸惑う表情をからかうのも忘れ)】
【痛くはないか】
【(白磁を扱うようにそっと問うてから、我に返ってテレビに向き直る)】
【オニにも神の魔術が効くとはな!万全なら俺も戦いやすいという物だ。は、ははは!】
【(どぎまぎし)】

628シクステン:2019/09/07(土) 00:01:33
【あー……訂正だ】
【(誤:傷が塞がりかけてものたうち)】
【(正:血が固まりかけても〜〜)】

629宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/08(日) 07:30:15
>>627
(先ほどまでの熱に浮かされたような情欲とは違う、些か冷ややかな視線を向ける)
(煩く叫ぶシクステンに戦士の面影などない。肉付きの良い豚だな、と鼻じらみはするが、純粋な肉欲とは違う…夜叉自身としては実に自分らしい…欲望を滲ませながら)
(白い尻の間から生えた『尾』を振りたくるシクステンを見下ろす)
殺す? 不死者を、か? どうやって
(馬鹿にしたように嗤う。野蛮人ときたらすぐにそれだ。「殺す」か「殺せ」か)
(神の御業であろうと、鬼の呪いであろうと簡単には覆せぬ不死の肉体から命を奪うことは難しい)
(ただ)
そう…望むのなら、殺してやろうか
(優しげな笑みを向ける。心臓を得る代わりに安楽死させる今までの獲物とは違って、このまま、心を壊してやろうかと言う意味だが)
(シクステンには判らないだろう)
二度と神の館へは戻らず、身も心も私に委ねるなら。……つまらないが…それもまあ、いいさ
(独り言のように言う間に、ゴトンと音を立てて落ちたバイブが床の上を這いまわっている)
我慢のきかない尻だな
(更に太く、長いものを取り上げる。自分の手首よりも太いそれをまだ開いたままのシクステンの尻穴にあてがい、力任せに押し込む)
(どうせ死にはしない、という容赦のなさで根元まで叩き込み)
どちらにしても…この快楽は覚えておくがいい

【(瞬き、シクステンの声を聞きながら洗面所に駆け込む)】
【(鏡の前で前髪を上げれば、こちらを見返しているのはまるで鬼込めを施したばかりの頃の自分)】
【(傷が消えるに留まらず、いくらか若返ってすらいる気がする。鬼込めを施した者は不死となるが、おおよそ10年にひとつ歳をとる程度には老けていく)】
【(幕末から数えて少なくとも15、6年分。そろそろ40を迎えようか…という見慣れた顔が)】
【……神の力、か】
【(シクステンの前へ戻り、頭を掴んでこちらを向かせる。では相手はどうなったのかという好奇心だ)】

630シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/09(月) 10:21:10
>>629
(得体の知れない物を体に入れられ、絶頂の高みへと追い立てられ続ける)
(ヤシャの応えを理解しようと、達する合間に必死に首を巡らせ)
ン゛……ッッ!!
(バイブが抜ける。馬鹿になってひくつく粘膜の事を考えないように苦心しながら)
(やっと言葉を組み立て)
お前に、仕えろ……だと?ハ……、ありえ……ない……!
(ぐしゃぐしゃになった顔で眉を寄せ、不気味なほど穏やかに笑むヤシャへと唾を吐く)
(躱されれば自分の頬に返ってくるだけだ)
(不死となってから殺しも殺されも数えきれないほどしたが、これほどまで惨めな仕打ちを受けた事が無く)
(ボロボロになった矜持と怒りをどうにか手繰り寄せて虚勢を張ろうとする)
う、う……馬鹿な、入らない……ッ、ああ、クソッ、変態野郎!!!!
(野太いそれから逃れるように緩慢に体をくねらせ、目を見開いてカタカタと鳴りそうな奥歯を食いしばる)
(尻孔の限界より大きい物が宛がわれ、ぎちゅ、と力ずくで体内に押し入り、一気に最奥を殴る)
グゥ……ッッッッッ!!!!!オ゛、オ゛ヒッ!!!ひぃ゛いぃぃぃぃぃぃ!!!!
(体が裂ける!腹が破れる!苦しい、苦しい……!やはり殺す気なんじゃないか!)
(ばねのようにのけ反った肉体の腹に薄く長物のの形が浮き上がっている)
(悔し気に歪められていた表情は、数秒の内に瞳がひくひくと上瞼に隠れ、堪えきれず悲鳴を絞り出す口の中で舌が頼りなく震えている)
(それがただの悶絶でない証拠に、バイブが抜けてから一度落ち着きかけた肉茎にまた芯が通り)
(吐き出す精が無いままぴくんと跳ねた)
(苦痛や葛藤を上回る快楽が本能的に肉体を動かす。虚勢を取り繕う事もできず、脳裏が真っ白になる)
(ふつりと失神し)
(目覚めればどうせ悔しさと惨めさに苛まれる)

【お、おい、大丈夫か?】
【(気分でも悪くなったかと冷や汗をかきながら待っていたが、戻ったヤシャに頭を掴まれ)】
【何だ!?】
【(20歳の姿のまま変わらず、ただ全身に刻まれた薄い傷跡が失せて)】
【(長い放浪の間に荒れた赤毛に艶が戻り、豊かに滑らかになったのは明確な変化か)】

631宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/09/21(土) 21:43:20
>>630
変態、ね。君の方がよほど好き者に見えるが
(のたうつシクステンを見下ろしながら吐きかけられた唾を拭う)
(もうじき日が暮れる)
(血液の汚れはある程度シクステンの体内に戻るだろうが、排泄物は…)
無理だろうな…
(ハウスクリーニングを頼まなくてはならないし、ソファは捨てるしかあるまい)
(急に脱力しきったシクステンを覗き込み、溜息をついて、まあいい、と呟く)
(一番大きいバイブまで入った。その上この有様だ)
(気絶してなおも硬いまま反り返る男根と、腹に浮き出てぐねぐねと蠢く玩具の形に満足して)
(口ではどう言おうと、肉棒を見れば物欲しさで尻穴をヒクつかせ、その形に似ていれば挿れてみたくて堪らなくなるのもすぐだろう)
(たかが酒に酔った程度でこれだ)
(……次は麻薬の類いを直接塗り込んでやろう)
(肛虐の妄想に浮かれながらテーブルの周囲を片付け、シクステンに開口器タイプの口枷を嵌める)
(後頭部の留め金は鍵付きで、手足が戻っても一人では外せないようになっている)
(少し考え)
(折角だしな、と、そこへ肉棒を差し込む。軽く顎を引いて上げさせ、喉まで一直線にしておいて)
(一気に犯す。ガボガボと無様な音を立てる喉から引き抜きざま、舌の上に射精し)
(ついでに顔めがけて小便を放つ)

【(いかにも若者らしい顔つきのシクステンを思わずまじまじと眺めて)】
【若造め】
【(思わず口に出してから、ぷるんとした唇に吸い付いてやる)】

632シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/09/22(日) 21:48:23
>>631
(暗い部屋の中で気絶したまま魔術の治癒が働く)
(手足の傷は血を吸い取って塞がり、挿入にひりつく内臓も癒える。だが、異物を咥えこんだ場所は癒えても受け入れた形のまま、柔軟さを保つようになってしまう)
は……ぁ、あぐ……っ
(開いたままの口に金属の枠が押し込まれ、両側の奥歯にぴたりとはまる。これでもう口を閉じられない)
(もがく内にソファの端へとずれた頭が、導かれるまま喉を逸らす。逆さになった上あごが唾液に濡れ光り、軽く巻いた舌が赤い)
(一気に喉奥まで陰茎が通る。生々しい肉体の匂いと熱を擦りこまれ、とろとろと唾液が溢れる)
ん゛…………ェ゛……っ!
(薄っすらと意識が戻るが、朦朧としたまま苦し気に何度もひくひくと喉を締め、お構いなしに出し入れされる物が何だか分からず口を閉じようとしても)
(開口器が鈍くがちがちと鳴っただけ)
ンむ゛……ぅ、ふぅ゛……っ
(舌の上に押し付けられた熱塊からえぐい味の何かが溢れて、つんと鼻の奥が精の匂いで満たされる)
ふぁ、は、は……ぁ?
(瞬いてから視界に映るのはぬらぬらと光る亀頭の、尿道口が小さく開く所で)
ん!!ン゛ぅぅぅ!!!あ゛ああ!!!!
(目を閉じて首を振っても、小便が口に入る、鼻にかかる、髪を伝う。汚臭に包まれ)
うっっっっ!!オ゛ォ!ア゛、ア゛ーッッ!!ヤ……ヤヒャァァ……!!!!
(呪わしく叫ぶ名も、開口器のため拙い上に尻のバイブによってまだ絶頂に追い立てられて腹に震え)
(力の入らない下半身に比べ、パニックに陥った両腕が顔を拭おうとし、開口器を外そうと頬を狂ったように掻きむしる)
(これは部屋が暗いままならすぐにでも治る)
(跳ね起きようとして首輪の鎖がピンと張ればまたソファに倒れ込むしかない)
オ゛……ぁ……っ
(刺激を受けた喉が汚臭に反応して顔を横向けてえづき、酒と胃液交じりの吐しゃ物を汚れたソファに零す)
(悪夢でしかない状況下で勃起の収まらない自分が信じられなく、青ざめてヤシャを見上げる)

【それは……んっ】
【(また嫌味か、と追及しようとした口を塞がれ)】
【(男の唇ながら、さらりとしていい匂いで、不思議と嫌でなく)】
【(片腕を背に回してゆっくりと撫でてみた)】

633宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/10/15(火) 06:28:53
>>632
(早回し映像のように傷の治る様は見ていて面白い)
(試しに指先を摘んで見た方の腕がぐいぐいと本体の方へ引っ張られる)
ふぅん…

(気づいたらしい。途端に騒ぎ出したシクステンに軽く眉を顰めながら)
静かにしたまえよ。君の躾が悪いから、少し…行儀を教えてやろうかと思ってね
(ソファから離れられないままの偉丈夫を見下ろしながら静かな…つまりは普段通りの…口調で声を掛け)
(すっかり暗くなった室内に、間接照明だけを僅かに灯す)
(薄く頬の肉が削げた痕が残っているが、もうほぼ元どおりだ)
どうする?
大人しく私に従うか、そのままそこで過ごすか
(恐れもなくその頬を撫でる。たとえ掴まれようとも何ということはない)
(完全に繋いでしまっている)
発情しきって緩んだ頭では考えられないか?
(嘲るように笑い、小便で濡れそぼって異臭を放つ髪に顔を寄せヒソヒソと声を潜めて)
神は、ご覧になってはいないさ

【(背に触れる手の自然さに、そのまま膝の上に座る)】
【(ついでにたっぷりと舌を使って口中を舐り回し)】
【(小さな一切れの効果が切れて来たのか、じわじわと痛みと熱がぶり返すのに、ゆっくりとため息を逃す)】
【少し…このまま椅子でいたまえ】
【(胸にもたれ掛かるように体重を預け、時折顎先や首筋に口付ける)】
【(完全に食事の邪魔をしつつ)】
【……長く待たせてしまってすまないな…】

634シクステン ◆MU.DuagW1U:2019/10/17(木) 11:36:01
>>633
(首輪に気付き、両手で指を輪と喉の間に差し込んで掴んでいると、ヤシャがこちらに触れて来る)
(冷え始めた小便が匂いたち肌寒い)
(このまま……汚物の中に這いつくばったまま永遠の生を過ごすか、ヤシャのペットになるか……)
(この男ならやりかねない。飢えようが蠅がたかろうが他人事のように見下ろすだろう、今のように)
(汚い……ヤシャの精と小便が体中に染み付きそうだ)
(……嫌、だ)
(頬に触れられても、見開いた目で一挙一動を追い、全身を強張らせて荒く息をつくだけ)
(もうこの時点で既に、ヤシャが次に何をするつもりなのか恐れている)
ク……ゥ
(答えなくてはならない、が、ただ一言を発するのに長く苦しむ)
(シクステンにとって神は物語の中の遠い存在ではなく、実際に死後魂を拾い上げ不死のエインヘリアルとしての生を与えてくれた実在のモノだ)
(もともと古い時代の生まれもあって信仰は深い物だったが……)
(それを覆すほど、犯されて絶頂した事実に打ちのめされ)
…………ン、ン
(口輪の為はっきりと物が言えない。目を伏せて小さく頷き)
(念を押されれば、薄目を開けて請う)
ァ……ヤヒャァ……。ヤ、ハァ
(神の名ではなく、目の前の男を呼ぶ)
(隙あらば飛びついて来るような威勢を失い、自分自身の選択に失望して力を抜く)

【(膝の上に乗る重みを咄嗟に両手で支え)】
【んっ】
【(入り込む舌に一度驚くが、ほの甘く感じられてぴちゃりと舐め返し)】
【(その内に腕の中で高まる熱と乱れる息は心地よいというよりも辛そうで)】
【寝なくていいのか……?】
【(ソファに横たえようかと場所を譲ろうとすると体重を預けられ、迷ってから命令通り大人しくヤシャを抱える)】
【(ビールをちびちびと舐めていたが、触れる唇がくすぐったく)】
【こっちだろ】
【(瓶を机に置いて、頬に手をやり唇を重ねる)】
【“待て”くらいはできる。……まあ、たまに、鳴くかもしれないが】
【(笑い)】

635宝生夜叉 ◆grqZWuW4dc:2019/12/29(日) 05:20:58
【シクステンに留守電の聞き方がわかるといいが…もしもし】
【長く留守にしてしまってすまない】
【長く生きているとやはり何処かしらガタが来るな…】
【正月には帰れるだろうと思ったら、病室から出るなと怒られてしまってね。2月か3月あたりには解放される…と思うんだが】
【ハァ……お前に会いた…いや、何でもない】
【クリスマスプレゼントを贈り損ねたので、宅配便で送っておいた】
【肌触りのいい大判の、というかお前に合わせた特注品だ。毛布…包まると妙に安心すると思わないか?】
【風邪などひかぬように、使い給え】
【……、…では、な。よい新年を】


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