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JUMP ・ NEWS story

1れっつ:2016/12/24(土) 00:49:57



Hey! Say! JUMP NEWSの小説書きます。



リクエストなどどうぞ

2れっつ:2016/12/24(土) 00:59:56
いの やま ①





「 ねえ山田ぁ 〜 ?」




「 ん ? なに 、どしたの 。 」




収録終わり。 ほかのメンバーが帰った中、山田と伊野尾はディレクターに呼ばれ 局に未だ残っていた。


お疲れ様でした、と廊下を すれ違うスタッフに丁寧に頭を下げる山田に 伊野尾は特有の間延びした声で話しかける。





「 今日さぁ 俺んち来ない ? 」






「 今日 ? でもいのちゃん疲れたでしょ 。」






ぱたり、控え室のドアが閉まったことを確認してから山田は伊野尾の頬に触れる。
頬から目の下当たりを指で軽く撫でれば 濃いめに塗られたファンデーションが落ち 忙しい勲章 とでもいうように 色の濃いクマが見えた。

またクマできてるじゃん、と 呆れたように笑う山田は自身のバックの中から クリームの容器を取り出し 伊野尾の濃いクマ 周辺に塗り込む。










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3れっつ:2016/12/24(土) 01:01:54






「 ん ... ぁ - それ 、この前ローションの代わりに使ったヤツじゃ ー ん 。」






「 も ー 。うるさいよ 。 馬鹿 」






「 だぁ っ て 〜 」






「 はいはい。分かったから、黙れって。」







ニヤニヤと笑いながら下ネタを吐く伊野尾に 山田は苦笑いを浮かべた。



まったく、この人は 。





伊野尾と山田が一線を超えた関係であることを知っているのは メンバーを含め、極めて少ない人数だけだった。

今年 数多くの番組に起用された伊野尾。俳優としても活躍し、某月9ドラマの主人公にも抜擢された山田。

今をときめく2人がゴシップ記事を書かれる事などあって良い筈もなく、ましてやメンバー同士 男同士というこの事実を知られてはならなかった。





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4れっつ:2016/12/24(土) 01:07:43







「 やまだ ... 」





「 ん ... いのちゃん 、 帰ってから、ね ? 」







伊野尾の細い腕が 山田を引き寄せるように抱き締める。
頬を赤く染める山田 だったが直ぐそこの廊下を通るスタッフの声に ゆっくりと身体を離した 。







「 はやく帰ろ ? 」








「 ん 、 かえ ろ ぉ 。 」







にこり 、2人で微笑み合い 一度手を繋ぎ合った。






控え室を出て、 予め用意されているタクシーへ向かう。

その 道のりでは あくまでも普通に。



...






暗い車内。 運転手にも、 射し込む東京の街の光にも見えない影の中で 再び 手を繋ぎあった。

5れっつ:2016/12/24(土) 01:12:42
















『ありがとうございました。またお願いします。』






降りたタクシーのドアの奥で 運転手の声が聞こえる。

山田は軽く会釈をし、その隣で伊野尾は眠そうに欠伸をしている。


タクシーが去って直ぐ、 伊野尾は山田の手を取りマンションのエントランスへと歩き出した。








「 ちょ、 いのちゃん ... 手っ 」






「 ... 」







山田の抗議の声も無視してマンションの中の自分の部屋へと歩いて行く。








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