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便利屋さんたちのサイドストーリー投下場所
1
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/08/25(月) 22:37:18 ID:ym9ACcL6
【リレーSS】学園の便利屋さんたち
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16777/1408821798/
…に、出てくるキャラクターのサイドストーリーを投下する場所です。
★文体(小説形式、台本形式)はもちろん自由。
★誰が投下してもOK。
★リレーSSの方は1人1キャラまでですが、こっちでは出すキャラの制限無し。
★中学以前の話でも、現行(高校生)の話でも、未来の話でも、時間軸はお任せします。
★詳しい設定は本スレ(【リレーSS】学園の便利屋さんたち)を参照してください。
95
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/08/31(日) 19:28:20 ID:JJtGg3r.
>>94
折角自前の纏めブログ持ったからねぇ
活用したいよね
意外とスレの進行が早いから、近い将来になりそうやw
96
:
バブリシャス@佐藤先生、海里を知る
◆Ctawjhw2DI
:2014/08/31(日) 23:36:21 ID:JJtGg3r.
「──おい」
《……ん?》
「聞こえるか」
《あぁ、どうした。
定時連絡には早いぞ》
「お前に言われたくはねぇな」
《五月蠅えよ。
──で、用件は?》
「次の候補者を決めたが、報告書を作っておいて欲しい」
《おいおい。
そこまで含めて、お前の仕事だろうが》
「この後、職員会議があってな」
《……あのなぁ》
「それじゃ、言うぞ。
二年生の──藤堂、海里だ」
《カイリ?》
「あぁ。海の里、で海里。
変わった名前だよな」
《ほう? どうしてそう思う?》
「どうしてって……。
海里なんてのは、長さの単位だろう?
それを子供の名前にするなんて、少し変わってないか?」
《親の職業は?》
「調書には、船舶関係とある。
それはそれで安直だろう」
《──海里って単位はな、時代と共に表す長さが違ったんだ》
「……ほう、初耳だ」
《ついでに言えば、表記も変遷している。
片仮名で書いてみたかと思えば、さんずい付きの里の字を使うとかな》
「そんなことで、単位として成り立つのか?」
《現在では統一されている。
表記方法も「海」の「里 / マイル」に基づき、海里と決まった》
「へぇ」
《ふわふわと定まらなくても、しっかりした芯を持っている。
船乗りたちが信頼を寄せ、その信頼に応えて船乗りたちを導く──そう言う単位だよ、海里ってのは》
「へぇ、そんなものか」
《全く、興味が無さそうだな。
名は体を表す。名前は言葉で──》
「お前の話は非常に興味深いが、もう時間だ。
職員会議に行ってくる」
《あっ、おい!》
「悪いが、報告書は頼んだぞ」
《逃げるつもr──》
「それじゃな。
──交信終了」
97
:
バブリシャス@佐藤先生、海里を知る
◆Ctawjhw2DI
:2014/08/31(日) 23:37:31 ID:JJtGg3r.
─了─
98
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/08/31(日) 23:38:00 ID:.1bbx8Hk
すっげぇぇ!!!!!!!!!!!
なんかそれっぽい!!!!!
ていうか距離の単位の法の「海里」ってそうなのね、と勉強になった!!
そして海里がすげー重要人物に思えてきた!!!!!!(←
ありがとう、バブリシャス、ありがとう!!!!!!!
99
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/08/31(日) 23:47:06 ID:JJtGg3r.
>>98
実際にリレーを書いてみての印象も踏まえて書いてみた!
御気に召したなら安心やwww
親が船舶関係(ぼかした)とか勝手に設定してしまったんだが良かったかwww
100
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/09/01(月) 00:04:04 ID:hZNZwenw
>>96
かっこいいですバブ大先生!
海里にこんな秘話があったとは
つーか、佐藤先生は裏で何をやっているんだ!!!
伏線回収が楽しみで仕方がない
101
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:35:44 ID:.1bbx8Hk
サイドストーリー 〜 少佐と俺と木ノ下くるみ 〜
「九条君。今日はお疲れ」
俺にとって波乱の一日だった今日。
唐突に、教師の佐藤によって発足され、唐突に入れさせられたへんてこりんな部活動。
その部活動初日が終了し、精神的に大変な疲労を追いながらも玄関で靴を履いていると、背後から声を掛けられた。
振り向けば我が部活の部長である佐渡野先輩だ。
「部長」
彼をその役職名で呼ぶと先輩はおかしそうに笑った。
「部長、か。部活動外だけど」
「部長は部長ですから。時々先輩って呼ばせていただくかも知れませんが」
「順応が早いな、君」
「部長や藤堂や木ノ下ほどじゃありません、……正直まだ戸惑ってます。なんだかいきなり探偵クラブみたいになってるし」
俺のため息に彼は頷く。
「俺も。いきなり部長をやらされるとは思ってなかった」
「え?」
ああ、そういえばと職員室でのやり取りを思い起こした。
確かそうだ、三年間部長を務めたのと同等の状態にしてやるから部に入れ、と……俺が釣られたのと似たような提案をされてたんだ。
「……ほんっと、しょうもないですねあの先生は」
102
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:36:26 ID:.1bbx8Hk
「ま、俺も渡りに舟で助かったんだけど。三年生になってやっと腰を上げたヤツを入れてくれる部は少ないし、内申目当てだろって嫌がられるんだ。しかも部長なんて、夢のまた夢。それが三年分、……釣られるよな」
「そんなもんですか」
彼がじゃあ何で今までどの部にも所属しなかったのか、を今広げる必要はない気もしたのでそこに言及するのはやめておいた。
代わりに尋ねる。
「ちなみに、その軍人みたいな硬い感じの話し方はやっぱりあだ名の少佐……が影響してるんですか?」
「ん? 軍人?」
彼は一瞬きょとんとしてから。
照れくさそうに、頭を掻く。
「そっか、軍人みたいに聞こえた? はは、ちょっと部長職初日だからって気合い入れ過ぎちまったよ」
え?
あ、え、……何だ? いきなり口調が砕けたぞ?
「んー、まあ何ていうか別に軍人意識してたんじゃねーんだけどさ。三年としての威厳、みたいの見せたくて気張った、っていうか。たぶんクラスの奴らと話してるところ見たらイメージ変わると思う」
「は、はぁ……」
いきなりの変わりようにしばし茫然としてしまう。
俺の様子を汲み取ったのか、彼が苦笑した。
が、すぐに宙へと視線を泳がせ。
「しかし、軍人。軍人か、いいな」
腕組みしてなんだか感慨深げに頷いている。
103
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:37:18 ID:SsCvgJW6
何を思っているのかは何となくわかったが、敢えて俺は尋ねてみる。
「と、いうと?」
「せっかく少佐ってあだ名なんだし、よし、君らの前では軍人キャラで行こう。あ、こうやって宣言してるんだからクラスメートの前でのギャップに驚かないように。わかったかな、九条君」
「あ、はぁ、はい。わかりました、……少佐殿」
この堅めの口調の方が聞き慣れていたから、まあそこはいい、いいんだが。
それにしても…………
謎だ。
藤堂も、ついでに言えば入部前に聞き込み調査を済ませている木ノ下も謎だけど。
この人もまた謎だ。
キャラで行こう、でそのキャラになれるもんなのか。
まあ、……あの変わり者の佐藤が選んだメンバーだから、何か一癖二癖あっても不思議じゃない。俺も自分で気づいてない、変わり者なところがあるのかも知れない。
「そういえば部長、職員室では俺のこと一樹って呼んでたのに、いつの間にか九条になってましたね」
「ああ、細かいところに気づくな君。佐藤先生に『一樹』って紹介されたから一樹君、って呼んだけど。そのあと藤堂君に名前で呼ばれて嫌がってたから苗字の方がいいのかな、と」
それだけか。彼のことだから何か深い意味でもあるのかと思った。
が。
104
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:38:21 ID:.1bbx8Hk
ふと、それが十分深い意味になってることに気づく。
他人の感情をいち早く察して対応するなんて、この人、もしかしなくても凄くないか。
「あれは、……アイツが九条君、って呼んでたかと思えば一樹、とかいきなり馴れ馴れしく下の名前呼びになってたりとかでなんだかバカにされてる気がしただけで、他意はありません。部長でしたら名前でも苗字でも、どちらでもどうぞ」
「そういえば君達は友人なのか?」
部長のそれはもっともな問いだった。
あれだけ親しげに話していれば友人同士であの部に誘い合って入ったと思われるのも当然の話で。
俺はかぶりを振ってみせる。
「部長と同じく、今日初めて会いました。アイツ2-Bらしいですけど、俺は2-Gだからまったくすれ違ったこともないんです」
「へぇ、そりゃまた……」
「アイツの営業向きの性格のせいですっかり乗せられたんですよ。うっかり俺も名前でアイツのこと呼んだりもしたけど、考えたらいきなりそんなに距離を近付けるのもどうかと思って」
「なるほど、距離感を表すために苗字呼びに軌道修正した、か。なんだか距離感に拘ってるようだけど……別にいいんじゃないかな。距離がいきなり近くなったって」
「……そう言われても」
105
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:39:04 ID:.1bbx8Hk
何となく視線をそらしながら答えると、先輩はふむ、と顎に手を当てて考え込む仕草を取った。
不意に。
「あっ。部長に九条センパイ、まだ帰ってなかったんですね!」
後ろからいきなり明るい声が響き渡る。
まだ仮入部だが間違いなく本入部する気満々の木ノ下くるみ、その人がカバンを手に立っている。
「木ノ下さんも帰るところか」
先輩に問われて彼女はこくりと頷いた。
「ちょうど良かった。明日、部で話そうと思ってたんですけど。飛鳥ちゃんやっぱり今回の入部は見送るって……」
「へぇ。何で?」
今度は俺が問うと、木ノ下は困ったように眉を下げる。
「実はあの子誘ったの、くる、あ、えっと、わたしなんですけど。彼女何かいつも家でやることがあるらしくて、それで部活動はそもそもやらないつもりだったらしいんです。でもせっかくだし、わたしと一緒にやろうよって誘ったんだけど、やっぱり今回は、って。家でやってること……よっぽど大事らしくて」
「バイトとかじゃなく?」
「バイトじゃないみたいです。ウチの学校、無許可でバイトやったらまずいじゃないですか?」
ふむ、と頷く。まあ人には人の事情がある、あまり立ち入っても仕方ない。
部員が減るのは残念だけど諦めるしかないだろう。
106
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:39:56 ID:.1bbx8Hk
「まあ、部員についてはおいおい、だな。それに考えたら便利部の勧誘を我々が勝手にしていいものかも迷うところだ。何しろほら、便利部の特典……」
「ああ、はい。……ですよね。部員が無尽蔵に増えたら確かに困るかも」
少佐殿の発言に同意してみせるが、木ノ下は不思議そうに首を傾げた。
「便利部の特典? ってなんですか?」
「……聞いてない? 藤堂から」
「人助けする部だってのは聞きましたけど」
鈴木眞菜にはベラベラ話していたのに、木ノ下には話してないのか。
アイツ、いまいち捉えどころがない。
「じゃあ、木ノ下は人助け……ボランティアがしたくてこの部に?」
俺からのその質問に、木ノ下は思い切り首を横に振った。
「わたし、少年探偵団に憧れてるんです。みんなで調査したりするのってそれっぽくないですか? なんかかっこいいなって」
照れ笑いをしながら、しかし嬉しそうにいう彼女に思わず、
「……それって組織に薬を飲まされて身体が小さくなったとかいうアレの」
と訊くと、木ノ下はむぅっと頬を膨らませた。
「もーっ! 違いますっ! 明智小五郎っ!! 江戸川乱歩のっ!!」
「あ、は、はぁ、スイマセン」
むくれる様子は少し面白かったが、勢いに押されて思わず謝ってしまう。
107
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:41:01 ID:.1bbx8Hk
「もしかしてセンパイ、まだアニメとか見てるタイプですか?」
「いや、明智小五郎がすぐに浮かばなかっただけだから。ほっといてくれ」
「あれだけのあらすじでアニメだって一発でわかったくるみちゃんも、あんまり人のこと言えないんじゃなーい、かなっ?」
「だってくるみが生まれる前からやってるアニメなんですからそんなの、……ってあれ、藤堂センパイ?」
いきなり下駄箱の陰から現れた藤堂に、俺達三人は目を丸くしてしまう。
藤堂は可笑しそうに歩み寄ってきた。
「みんなでずーっと話し込んでるから、つい」
「つい? 立ち聞きしてたのか?」
「正解!」
「……」
呆れた眼差しを藤堂に向けるが、藤堂は俺にまったく構わず木ノ下を見た。
「崎守さん、残念だねぇ」
「あはは、藤堂センパイってばそんな時から立ち聞きしてたんですか? 飛鳥ちゃんは……残念だけど仕方ないです。くるみも、大事な用事がある時は部活出られないかもだし」
言ってから木ノ下は「あっ」と自分の口を手で塞ぐ。
「また『くるみ』って言っちゃった」
「一人称のことか? 可愛らしくていいじゃないか」
先輩のフォロー? に、木ノ下は首を思い切り振る。
「高校生になったんだから、ちゃんとわたしって言いなさいってお母さんに言われてて。もしまた言ったら、ガツンと注意入れてくださいね」
108
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:42:22 ID:.1bbx8Hk
いや、そこまでしなきゃならないもんなんだろうか、一人称の訂正って……。
などと思いつつ口には出さない。
と、藤堂が頭の後ろで手を組みながら言った。
「ま、くるみちゃんのそれはいいとして……崎守さん。何となく、いつか便利部に来そうな気がするよ」
「何でだよ」
「だから、何となく」
何となく、と言いながら何故か自信たっぷりの藤堂が不思議でたまらない。
このメンバー、本当に何なんだろう……。
大丈夫か、俺は果たして付いていけるのか。色んな意味で。
「俺もそう思う。随分興味深そうにさっきの会議を聞いてたしね」
先輩が藤堂に同意した。
「くるみもそう思います!」
木ノ下も同意の声を上げたものの。
「あっ」
さっそくのそれに自分の頭を軽く叩いて舌を出し、「わたしも、そう思います」と小さく笑った。
END
109
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:43:01 ID:.1bbx8Hk
読んでいなくても本編の進行にまったく問題のないサイド
110
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 19:49:15 ID:qt1lNgq.
>>101-108
おつおつ!
組織にwww薬をwww飲まされてwwwwww
そこで踏みとどまったのは評価するがwwwwww
それはそれとして、上手いこと纏めてるのに流れが自然で凄い
少佐とても良い感じ!!!ありがとう!!!
しかも俺が一樹に海里って呼ばせたのまで片付けてくれて感謝
くるみちゃんかわいいぺろぺろ
日常パート好きの俺には堪らん展開でした!!
111
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:55:27 ID:.1bbx8Hk
ごめん、一文修正しようと思ってたのにミスった。
>>106
「まあ、部員についてはおいおい、だな。それに考えたら便利部の勧誘を我々が勝手にしていいものかも迷うところだ。何しろほら、便利部の特典……」
「ああ、はい。……ですよね。部員が無尽蔵に増えたら確かに困るかも」
少佐殿の発言に同意してみせるが、木ノ下は不思議そうに首を傾げた。
「便利部の特典? ってなんですか?」
「……聞いてない? 藤堂から」
「人助けする部だってのは聞きましたけど」
鈴木眞菜にはベラベラ話していたのに、木ノ下には話してないのか。
アイツ、いまいち捉えどころがない。
「じゃあ、木ノ下は人助け……ボランティアがしたくてこの部に?」
俺からのその質問に、木ノ下は思い切り首を横に振った。
「それもあります。それとわたし、少年探偵団に憧れてるんです。みんなで調査したりするのってそれっぽくないですか? なんかかっこいいなって」
照れ笑いをしながら、しかし嬉しそうにいう彼女に思わず、
「……それって組織に薬を飲まされて身体が小さくなったとかいうアレの」
と訊くと、木ノ下はむぅっと頬を膨らませた。
「もーっ! 違いますっ! 明智小五郎っ!! 江戸川乱歩のっ!!」
「あ、は、はぁ、スイマセン」
むくれる様子は少し面白かったが、勢いに押されて思わず謝ってしまう。
上記に脳内修正お願いします。
元の文のままだと、くるみちゃんが人助けとかどうでもいいように考えてるようになってしまう……申し訳ないです白たん……
112
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 19:59:31 ID:.1bbx8Hk
>>110
このネタはたぶん俺がコナンファンでなくても使ってたと思うwwww
っていっても説得力無いなすいませんwwwwww
もうなんかちゃんと本文の方でちゃんと回収出来てなかったのでほんま自分で穴がありまくりやんと
投下してから気づくこの現象に名前は付きませんか……(´;ω;`)
このサイドにすら穴がボッコボコや
くそう
読んでくれてありがとうござました〜〜〜(*´∀`*)
113
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 20:13:21 ID:JJtGg3r.
>>100
秘話と言うか、名前だけ見てワイワイ言い合っとるだけやけどな!w
ほんで提案と言うか相談なんだけど、
佐藤先生の正体と一樹たちの「能力」を結び付けるのは安直やろか?
114
:
白レンの人
◆EvBfxcIQ32
:2014/09/01(月) 22:13:21 ID:vsUbRN/M
>>101-108
んはぁあああああああ!! くるみちゃん可愛いよぉ!!! 「少年探偵団」とか言い出した時には瞬獄殺ろうかと思ったけど、くるみちゃんが可愛かったから水に流すよぉ!!! くるみちゅわぁあああああん!!!!
――――さて、それはそれとして(真顔)
くるみちゃんの一人称をしっかりとカバーしてくれてありがとう! っていうか、もうこれ読んでたら一人称「くるみ」でえぇんとちゃうかなwww って思ってきてしまったw 一応「あたし」メインで行くけど、「くるみ」も多分に使わせてもらうわw
しかし、上手いこと纏めたね。少佐の口調、一樹の海里呼び、くるみの一人称、崎守さんの一時退場と、まるっと回収するとは思ってもみなかった。黄色氏のクセに……(ボソッ)
ワイも何かサイドストーリー考えようかなぁ(遠い目)
115
:
バブリシャス@胡桃を聴く
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 22:38:25 ID:JJtGg3r.
《おい! これは一体どういうことだ!?》
「何だ何だ、突然どうした」
《どうしたもこうしたもあるか!
候補の報告も無く、いきなり入部だと!?
こっちにも準備ってもんがあるんだよ!!》
「あぁ……いや、済まない。
報告書が無いのは事情があるんだ、そう怒らないでくれ」
《……怒る?
俺が怒っているように聞こえるのか?》
「違うのか?」
《俺は今、途方も無く興奮しているんだ!
この新入部員、一年生の──》
「木ノ下、くるみか」
《そうだ!
アンタ、何なら常任の指導官にならねえか?
俺が推薦してやるぜ?》
「……光栄なことだが辞退申し上げる。
それより全く以って話が見えない。
木ノ下くるみが、どうかしたのか」
《ん?
まさか、知らずに入部させたのか?》
「恐らく、そうだ」
《マジかよアンタ……。
──良いか、クラシックの『くるみ割り人形』は知ってるな?》
「チャイコフスキーだな。それ位なら」
《『くるみ割り人形』には原作の童話があってな。
その名を『くるみ割り人形とねずみの王様』と言う》
「鼠の王様……?」
《あぁ、地中から現れた鼠の軍勢を、胡桃割人形が率いる人形たちが迎え撃つ》
「つまり、指揮官か。
木ノ下は、そんな風に見えなかったがな」
《……何を言っている?》
「ん? 胡桃割人形の話だろう?」
《いや──胡桃の、話だ》
「なに……? どういう、ことだ」
116
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 22:38:31 ID:.1bbx8Hk
>>114
くるみちゃんの言ってる少年探偵団はちゃんと俺の頭の中で先に、
コナンのではなく江戸川乱歩のが出てきた結果なのでご安心くださいwwwww
もうほんと、色々と見落としとか色々あったんで
これでもまだなんかある気がしますがすんませんが
こんな感じで一つお願いしますm(_ _)m
くるみちゃんはなんかキャラ設定とか見てても育ちのいいコだと思うのですよ
だからちょっと陰のあるイメージの飛鳥ちゃんとも仲良く付き合える性格、というか性根?というか
みんなの手によるくるみちゃんの今後の活躍に期待している!!
一樹にしろ、部長にしろ、くるみちゃんにしろ、崎守さんにしろ、生みの親のみなさんのイメージとズレてたら
申し訳ないです……
とりあえず俺の頭の中のイメージとして吐き出させていただきましたが、
今後の展開でまた色々みんなのキャラ楽しませてもらえたら嬉しいでおます(*´∀`*)
あ、ちなみに海里のキャラはみなさんの出してもらってる形ですげー俺のイメージどおりっス、
みんなありがとう!!!!!
117
:
バブリシャス@胡桃を聴く
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 22:38:56 ID:JJtGg3r.
《人形は人形、胡桃は胡桃だ。
──物語冒頭、胡桃割人形は大きな胡桃を割り損ねて傷を負う。
見兼ねた持ち主が寝床を用意してやると、そこに鼠の軍勢が現れる》
「胡桃は……割れるべきなのか?」
《胡桃が割れれば物語は始まらない。
だからと言って、鼠が現れないとは限らない》
「割れなければ……」
《割れなければ、物語が始まる。
人形は傷を負ったまま、戦いに身を投じることになる》
「……」
《どちらに転んでも、彼女が鍵になる。
全く、アンタは凄い人材を見つけてきたもんだ》
「いや……違う。俺じゃ、ない」
《──なに?》
「さっき言い掛けた、報告書を出していない事情だ。
彼女を誘ったのは、九条と藤堂だと聞いている」
《人形が、自ら胡桃を選んだ──?》
「少なくとも、俺から直に、声を掛けてはいない」
《……くくっ》
「……」
《はっはっはっはっはぁ!
人形が! 自ら! 胡桃を選んだ!
実に、実に面白いじゃないか!!》
「つくづく、嫌になる」
《そう言うな。
いずれにせよ、胡桃は必要だった》
「だとしても、だ」
《恐るべき、七つの首を持つ鼠の王。
佐藤先生と人形たちは、どう戦うかな?》
「……やめてくれ。趣味が悪い」
《ははっ、よく言うよ。
いや、しかし、こいつは本当に楽しみだ。
期待以上だよ、佐藤先生》
「──悪いが、そろそろ休ませて貰う。
今日は少し色々あってな、疲れたんだ」
《そうかそうか、ゆっくり休んでくれ。
アンタは休むのも仕事の内だ》
「報告書が無かったことは、済まなかった」
《事情が事情だ、構わないさ。
胡桃──いや、木ノ下のことは上手くやっておこう》
「あぁ、頼む。任せた」
《了解了解。
そんじゃ、佐藤先生。良い夢を──》
「あぁ、おやす──
……あの野郎、切りやがった」
─了─
118
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 22:39:04 ID:.1bbx8Hk
バブシャスのくるみのサイド来てた!!!!!
119
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 22:42:11 ID:JJtGg3r.
「話し相手」の佐藤先生に対する二人称が、お前からアンタに変更されてます(cv.藤原啓治)
120
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 22:46:50 ID:.1bbx8Hk
すっげーすっげーいいないいな!!!!!
バブシャスはこういうサイドの話埋めるのが本当に上手い!!!!
>人形が! 自ら! 胡桃を選んだ!
ここすっげー好き!!!!!!
あとバブシャスが物語書く度に佐藤先生がものすごい勢いで持ち上げられてて
変な笑いが出るwwwwwwww
これからも楽しみにしてるで!!!!!!(´▽`*)
121
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 22:47:24 ID:.1bbx8Hk
>cv.藤原啓治
wwwwwwwwwwwwwww
脳内再生余裕
122
:
白レンの人
◆EvBfxcIQ32
:2014/09/01(月) 22:55:00 ID:SA2R5xoQ
何度読み返しても、謝られた理由が分からない。いい感じじゃないですか、くるみ割り人形ストーリー。
今後、佐藤先生率いる人形たち(便利部)と「ねずみの軍勢」との戦いが繰り広げられるかと思うとすんげぇワクテカする。しかも胡桃がキーパーソン!
バブリ氏と桐井氏がキャラ設定追加してたからワイも書いたろって思とったんやけど、この辺踏まえて、そろそろ能力も考えてみようかな。
けどな、能力設定するなら、くるみの人格に見合ったものにしたいんだよな……。まぁじっくり考えよう。
最後になっちゃったけど、投下乙やで!
123
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/01(月) 23:12:55 ID:.1bbx8Hk
>>122
待ってる待ってる!!!設定追加待ってる!!!
あと、白たんがサイド書いたりとか本編の安価踏んでくれるのも待ってる!!!
リレー小説楽しいぃぃ!!!!
124
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 23:19:53 ID:DFrsT4Ts
>>120
こじつけだと言う自覚はあるんやでw
後付けで設定したり何かに準えたりするのが好きなだけやwww
しかしドヤ顔で書いてた所が好きって言って貰えると嬉しいwww
俺氏、少佐よりも佐藤先生を書いてる方が多い気がしてきたやで
後は少佐と飛鳥ちゃんやなー
>>121
感謝wwwwww
佐藤先生は誰が良いかなぁ
>>122
おおお、マジか良かった!!!
何か勝手に生贄みたいなことを書いてしまったので、どうなんやろうと心配しとったんや!!!
おつあり!
設定追加、待ってるやで〜
>>123
いや、マジで楽しいw
125
:
白レンの人
◆EvBfxcIQ32
:2014/09/01(月) 23:23:09 ID:SA2R5xoQ
>>124
ところで、バブリ氏。少佐殿レギュラーメニューのドリンクは、「ミルクと砂糖アリアリのバーホーデンココア」じゃなくて良かったん?w
126
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/01(月) 23:27:55 ID:JJtGg3r.
>>125
そりゃーモチロン考えたんだよ?w
でも折角のオリジナルリレーやし、総統代行からは出来るだけ離そうと思ってさ
うすーくネタを入れられたらなとは思ってるんだけどねw
127
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/09/02(火) 01:17:43 ID:vqD7Jn7A
>>101-108
乙でした〜!
みんなが集まるとこうやって話すのか、と感慨深く読んでしまった
今後の参考にさせてもらいますん
一樹はおもくそ先輩に気使ってる感じだなwいいよいいよ!
少佐殿が軍人キャラで通すというエピソードがw
そしてくるみちゃんは江戸川乱歩読むのか…!
>>113
>佐藤先生の正体と一樹たちの「能力」を結び付けるのは安直やろか?
むしろそのつもりで能力書いてました!
またバブさんに佐藤先生のエピソードに関する処理をお願いしてしまう事になりますがw
>>114
>ワイも何かサイドストーリー考えようかなぁ(遠い目)
投下期待(迫真
では、これからバブさんのサイドストーリー読みます!
128
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/09/02(火) 01:23:00 ID:vqD7Jn7A
>>115-117
くるみちゃんに壮大なエピソードキタ━(゚∀゚)━!
>恐るべき、七つの首を持つ鼠の王
これが何の隠語なのか、今後の展開に超期待
今のクエストには関わってくるのかな?
それともこれから先の伏線やろか
話し相手cv.藤原啓治かwww
いつか本編に出して欲しいけど、このままサイドストーリーだけの活躍でもおいしい気がする
129
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/02(火) 06:58:46 ID:JJtGg3r.
>>127
> むしろそのつもりで
おおお、良かった良かったw
佐藤先生のエピソードは寧ろ書きたいので喜んでwww
佐藤先生たちが潜在能力を見出して引き出す、もしくは与える──くらいかなぁ
もう一捻り欲しい気はするが
>>128
鼠の王は、佐藤先生たちがこんなことしている目的、要はラスボス的な意味合いで書いてみた
けど、どんな解釈でもおkやで!
話し相手は……そうだねぇ、本編では存在だけ登場させて発言は無し、とかだと美味しいかも知れない
何かしら通称が無いと不便やね、これも考えとこう
130
:
バブリシャス@飛鳥を送る
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/02(火) 10:04:57 ID:JJtGg3r.
「──報告は以上だ」
《御疲れ様でした。交信をしゅうりょ──え?》
「なんだ、どうした」
《失礼しました。貴方の“話し相手”がお話ししたいそうです》
「いや、俺は話したくな──」
《今、代わります。御待ち下さい》
「やめろ、代わらなくて良い」
《よぉ。
そんなに嬉しそうにしなくても良いじゃねえか》
「……何の用だ」
《今までとは、かなり雰囲気の違う候補者だな》
「ん……?
あぁ、崎守か。それだけに、入部するかは分からない」
《一年生、崎守 飛鳥》
「木ノ下の友人らしいが……どうなるか。
前回の件もあるからな、取り敢えず報告だけしておいた」
《そいつは御気遣いに感謝。
しかし、奔放な名前と対照的に、なんと言うか、こう──》
「影がある?」
《そうだ。そんな感じだな》
「調書によると、幼い頃に身内の不幸を経験している。
それが彼女に影を落としているんだろう」
《地に堕ちた、飛ぶ鳥か》
「……」
《──ん? なんか不味いこと言ったか?》
「いや、ただな。
飛ぶ鳥が自由だと、誰が決めたんだろうな?」
《……どういうことだ》
「羽を休める枝が無ければ、翼を持つ我が身を呪うかも分からないだろう」
《……ふん。アンタに一本、取られるとはな》
「漫画の受け売りだ」
《それにしても──そうだな。
地に降りて、羽を休めて……また大空に飛び立つことだろう》
「まぁ、それも分からないがな」
《いや、しかし、アレだ。
佐藤先生は生徒に対する信頼と愛情が深いな。
このまま二足の草鞋を履き続けたら、どうだ?》
「俺に上手いことを言われたからって、茶化すのは止めろ」
《う……》
「ふふん。もう切るぞ」
《……あぁ。くそっ、今回は負けを認めるよ》
「素直で結構。それじゃあ、またな。
──交信終了」
─了─
131
:
イエローの人
◆sLaYellOWQ
:2014/09/02(火) 21:07:59 ID:SsjvblC.
>>127
一樹は気を使ってるっていうか、たぶん少佐を尊敬してるんだと思うよ、思うよ!
まだ出会って一日だけど!!
くるみちゃんの情報収集能力の高さを勝手設定してしまったので(……)
その理由付けを考えたら、推理小説好きかなとか色々思ってしまった……
>>130
飛鳥のエピソードキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
相変わらずの素晴らしいバブリシャス節!!!!
佐藤先生が相手と話すの嫌がっててワロタwwwwww
しかしこの組織の正体は一体なんなんや……日本怖い
132
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/02(火) 21:24:09 ID:JJtGg3r.
>>131
さきもり=防人、で掛けようかとも思ったんだけど流石に自重したw
佐藤先生は嫌がってるけど、話し始めると意外とノリノリなのです
腹の出たツンデレ親父とか、俺以外の誰が得するんでしょうね
この組織の正体は、(省略されました。続きを読むにはここをクリックしてください)
133
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/09/03(水) 14:42:55 ID:CINs1d2U
>佐藤先生は生徒に対する信頼と愛情が深いな。
>このまま二足の草鞋を履き続けたら、どうだ?
なんかこれが最終回の伏線っぽくて切ねえ
佐藤が教師を辞めてみんなとお別れする未来が見える
今から最終回を予測とかアホすぎなんだけどもw
いやあ〜、それにしてもこの人達の会話好きだなあ
これで崎森・くるみ・海里・一樹の裏話が終わったのか。
よくぞこれだけ書き上げた(なぜか上から目線)乙乙乙です!
佐渡野部長の裏話もあるのかな?
それとも就任前夜がそれにあたるのかな
134
:
バブリシャス
◆Ctawjhw2DI
:2014/09/03(水) 15:03:13 ID:8Ech8rpA
>>133
教師と生徒の別れと聞いて、うえきの法則が真っ先に浮かんだwww
最終回どうなるやら、今から楽しみで仕方無いぜ
好きなんて言って貰えて光栄の極み……!
勝手に始めて書き散らしている身には勿体ないw
そして乙あざーす!
佐渡野いじりも考えては、いる
手前味噌になり過ぎないよう、さらっと書きたいかな!
135
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:06:44 ID:mdcSD1jk
《絶好調だな、佐藤先生》
「──まぁた、お前か」
《遂に三年生まで入部させるとは……大したもんだ》
「あぁ、推薦入試の為に部活動の在籍経験が欲しかったらしい。
あっさり署名してくれたよ」
《佐渡野 将──少佐殿、ね。
……赤い彗星か?》
「いや、公安九課かも知れんぞ」
《……切り返しが早くなったな》
「お陰様でな」
《それにしても、めでたく部長も決定。
これで部活としての体裁は成り立つな?》
136
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:07:21 ID:mdcSD1jk
「……ん。
まぁ──そうだな」
《どうしたどうした、佐藤先生。
歯切れが悪いじゃないか?》
「奴らは、普通の高校生だ。
何の因果も無い、ただの、普通のな」
《あー……うん、その話か。
まぁ、そうだよな》
「たまたま俺が赴任した先で、
たまたま素質を持っていたが為に、
たまたま俺に声を掛けられて、
たまたま便利部に入部させられて──」
《……》
「たまたま戦場に放り込まれる」
《……仕方が無いことだ》
「なに……? 仕方が無い……?」
《それが……俺たちの仕事だろう》
「仕事?
高校生を戦場に放り出すのが俺たちの仕事だと!?」
《アンタの気持ちは分かr──》
「いいや、分かっちゃいない!
俺たちの仕事は! 奴らを!」
《……》
「守ることだろう?」
137
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:08:07 ID:mdcSD1jk
《その通りだ。
だが──いや、だからこそ、俺たちが負ける訳にはいかないんだ》
「だからと言って……!」
《アンタは分かってる筈だ。
俺たちが負ければ、犠牲は便利部の部員どころじゃ済まないことを》
「……」
《アンタの気持ちは、分かる。本当だ》
「いつまで……いつまで、こんなことを続けなきゃならない」
《この戦争が終わるまで──》
「……」
《違うな──勝つまで、だ》
「……くそったれ」
《そうだ、くそったれな戦争だ。
さっさと仕舞いに、しなきゃならねえ》
「全く……因果な商売だよ」
《違いない。
だが──俺もアンタも、これ以外に飯の喰い方を知らない》
「転職でも考えるか。
この戦争が終わtt──」
《そこまでにしとけ》
138
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:08:39 ID:mdcSD1jk
「?」
《そう言うのは、無しだ。
縁起が悪いぜ?》
「あぁ──まぁ、そうか」
《あの……その、アレだ。
アンタの好きな、アップルパイを焼いといてやるよ》
「いや、それも縁起が悪いじゃねぇか」
《はん。やっと落ち着いたか》
「……あぁ。済まなかった」
《なぁに、気にしちゃいけねえ。
同僚の愚痴を聞くのも勤めの内だ》
「恩に──」
《着る必要も無い。
勝って、還って来い。それだけで良い》
「あぁ、そのつもりだ」
《俺たちも可能な限り支援する。
必要であれば、ヒトもモノも準備してやる。
……戦ってんのは、アンタだけじゃねえ》
「──そうだな」
139
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:09:15 ID:mdcSD1jk
《あぁ、そうそう。
例の失踪事件については、こちらでも追っている。
どうにも──嫌な感じがする》
「俺も明日から部員を動かすつもりだ」
《少佐と木ノ下の署名には、意志がある。
しかし──少佐は兎も角、木ノ下の署名まで取ってくるとはね。
詐欺の才能でもあるんじゃないか?》
「失礼な。仮入部申請の代わりに入部届を書かせただけだ。
気が変われば破棄しておくと約束してな」
《それが詐欺だって……いや、まぁ、良い。
少佐と木ノ下に関しては、早ければ今夜中にでも芽が出るだろう》
「藤堂は意志こそあるが、署名に誤字があった。
自分の名前を間違えるとはな……」
《まぁ、誤字は直せば済む話だ。
問題は──》
「あぁ、九条だ。アイツには意志が無い。
俺が半ば強制的に入部させたからな」
《已むを得ない措置だったとは言え……自覚には時間が必要になる》
「明日にでも、自分の能力を教えてやる」
《荒療治だが──それもまた、已むを得んな》
「駄目なら木ノ下と少佐をアテにするしかない」
《俺たちは既に、後手に回っている可能性がある》
「場合によっては直接支援を頼む。
俺と、部員の動向には気を払ってくれ」
《当然だ。そうしていない時など無い》
「頼む」
140
:
バブリシャス@佐藤先生と愉快な仲間たち
◆ppck5xcEk6
:2014/09/05(金) 13:09:46 ID:mdcSD1jk
《そんじゃ、準備があるから切るぜ。
アンタも明日に備えて休むことだ》
「いや、明日は生徒会の会議でな。
今から書類を作らなきゃならない」
《……好きにしてくれ。じゃあな》
「あぁ。
これからも、宜しく頼むよ」
《え?》
「──相棒」
《え、おい、何ていtt──》
「交信終了」
─了─
141
:
黄色
:2014/09/06(土) 00:18:08 ID:lIzTNL6E
どうでもいいけどコテにサブタイ入れるというルールすっかりきれいに忘れ(……
戦場に放り込まれる生徒たち……一体この世界では一体何が起こっているんだ
とか思ってたら佐藤先生が死亡フラグ立てかけてたwwww
しかし佐藤先生は謎の組織でどういう立ち居地なのかも気になるところですなあ
>アンタの好きな、アップルパイを焼いといてやるよ
ヒューズさん関係者乙
>「藤堂は意志こそあるが、署名に誤字があった。
> 自分の名前を間違えるとはな……」
これ、逆に裏がありそうで怖いぃいいいいいいいいいいいい
よくあるやん、わざと間違えた的なアレ
しかし藤堂がそこまで何かを読む性格かどうかは生みの親の俺も知らない(……
今回もサイドストーリー乙乙でした!!
142
:
バブリシャス
◆ppck5xcEk6
:2014/09/06(土) 13:11:10 ID:pleNOXjs
>>141
> コテにサブタイ入れる
指摘するのも嫌らしいかと黙ってたなんて、いや、そんな、まさか
> 戦場に放り込まれる生徒たち……一体この世界では一体何が起こっているんだ
> 佐藤先生
異世界間の全面戦争でも、うえきやガッシュみたいな後継者決定戦でも、皆の料理次第やで!
でもアレだ、戦場と戦争は“”で囲っとくべきだった……
そのつもりで読んで下さい……
> ヒューズさん関係者乙
バレたか
何気にアップルパイも死亡フラグなんだよねぇ……
> よくあるやん、わざと間違えた的なアレ
> しかし藤堂がそこまで何かを読む性格かどうかは生みの親の俺も知らない(……
取り敢えず本編の海里の態度(佐藤先生の話を聞いてた時)を回収してみたつもり
何なら二日目中に開花しても良いと思うやで〜
おつありでした!
毎回、無理矢理な話を申し訳無いです……
143
:
桐井
◆j17.TZptqE
:2014/09/09(火) 22:54:17 ID:4mZ/ln7k
赤い彗星はガンダムってのはわかったけど、公安九課がわからなかった/(^o^)\
>たまたま戦場に放り込まれる
戦場ってどういうことですか佐藤先生――!!
バトルアクションものフラグ?
能力の話云々を、サイドで補完してもらえて嬉しかったです。
バブさんならやってくれる気がしたw
すんません!甘えたわけではないんですが!!
これってゲームにした場合、このサイドストーリーがTIPSとかになるのかな
とか妄想してみた
144
:
バブリシャス
◆ppck5xcEk6
:2014/09/10(水) 07:52:33 ID:lP/il99c
>>143
公安九課は攻殻機動隊の素子さんやで!
佐渡野のモデルは、どちらでもないがw
> バトルアクションものフラグ?
のつもりで御座ったが、極論するなら此処から究極のメニューを探すストーリーだってアリな訳でw
それこそ皆の料理次第、俺ばっか作ってしまうのは申し訳ないのでwww
> 能力の話云々
書きたくて書いただけやで!
甘えられた気はしてないから謝らんとってwww
> ゲームにした場合
俺の書いてるのはMGSPW、GZのカセットテープをイメージしているw
本編中にカセットテープを入手するとメニュー画面から裏話的な音声を聞くことができるんよ!
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