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議論スレ

1名無しさん:2014/06/26(木) 19:23:34
設定、作品などに関する議論はこちら。

※書き込む前に深呼吸をしよう。落ち着きます。

681 ◆OSPfO9RMfA:2014/09/20(土) 16:06:11 ID:3XG2gvlQ0
・キンクリについて
把握しました。

・使い魔について
把握しました。
「感覚共有できず、即座に情報を収集できない」のであれば、個人的によいと思います(遠距離でも感覚共有できると思っていました)。

ところで、感覚を共有できないと言うことは、使い魔が命令に対し独自判断をすると言う認識ですが、
「図書館の内部に入り、検索装置の前に行き、見張る」と言うのは使い魔の知能的に可能なのでしょうか?
形通り蛇にある程度付与した知能程度しか無いとすれば、
「図書館に行き(できそう)、内部に入り(できるのか?)、検索装置の場所を調べ(できるのか?)、その前に行き(できそう)、見張る(できそう)」と、難しそうなイメージです。
ニンジャに殺された鬼面道師ぐらいの知能はあると言う感じでしょうか?

・学園閉鎖について
少し頭を冷やしました。

『放課後施設を開放する』と言うのと『次の話でヴォルデが放課後施設を使えなくしようとしてる(〈服従の呪文〉がある以上、ほぼ確定)』と言うのが、一つの話に纏まっていることに、手酌感を感じたのが根底でした。
同じ話で開放と封鎖を語られているのに、公平性を言われても違和感を感じました。
かと言って、私が次話を予約し、ヴォルデの要請を突っぱねるのも、間違ってる気がしました。

そして、『元々学園は部外者禁止の方が自然ではないだろうか』『他の参加者が堂々と学園に入らないところを見ると、他の書き手も元々学園は部外者禁止だと思っていたのではないか』と思い、進言しました。
勿論、私一人だけの考えの可能性もあります。

逆に、『月海原学園の図書館は、学園付属の別敷地内の別管理化であり、常に部外者にも開放している』とするのも有りかと思いました。

私としては、『元々学園は部外者禁止(ルーラーが強制的に排除するような、聖杯戦争としての禁止ではない)』に一票です。

682 ◆A23CJmo9LE:2014/09/20(土) 22:15:06 ID:SF9YELNI0
とりあえず使い魔について感覚共有について射程距離があるものとして修正入れたいと思います。
蛇の知能は使い魔として普通の蛇よりは頭もまわるでしょうが所詮蛇、といった感じで。
実際図書館での監視がうまくいくかはリレーに委ねたいと思ってるのですが、設定した方がいいでしょうか?


学園封鎖は同話中でやっているのはどうかと自分でも薄々思っていました。
ただ初めから部外者立ち入り禁止は学園関係者有利すぎないだろうか、そんな設定していいんだろうかと…

他に意見なければ>>681で仰られているように『元々学園は部外者禁止(ルーラーが強制的に排除するような、聖杯戦争としての禁止ではない)』としたいと思いますが

683 ◆5fHSvmGkKQ:2014/10/07(火) 04:19:47 ID:nnUbUZAg0
『第一回定時通達』を書いた者です。
今更ですが、登場話で一護が倒したサーヴァントなどのことを忘れて「脱落者はいない」と書いてしまっていたため訂正いたしました。
またついでにほかの部分も一部補足、修正をいたしました。
投下してからかなり時間が経ってからの変更となってしまい、誠に申し訳ございません。

684 ◆holyBRftF6:2014/10/12(日) 20:09:18 ID:U5WM1eEU0
◆Ee.E0P6Y2U氏作『同じことか』について指摘点があるようです。
詳細は要望・連絡スレを御覧下さい。

685 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/10/12(日) 20:55:03 ID:AnEm96TI0
確認しました。
修正に関しては問題ないです。お願いします。修正を投げる形になってしまってすいません。

686 ◆OSPfO9RMfA:2014/10/12(日) 21:06:15 ID:PnQ2HZ5.0
wikiの方、修正しました。

687 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/06(木) 02:56:05 ID:o0eotalc0
そして夜が来る の気になった点を指摘します。

>  そのたどたどしい指付きで押される番号を記憶した。

携帯端末機、普通の電話からも掛けることができたのか。
てっきりトランシーバーみたいに、特定の物からしかかけられない物かと思ってました。


> 『飛翔呪文』。キャスターほどの使い手ともなれば、一瞬で間合いを突き放すことが出来る。
>  だから、ダイやその仲間がバーンが使っているところを見たことのある呪文しか使えない。

バーン様、トベルーラ使ったことありましたっけ?
あと、瞬時に移動するのであれば、ルーラの方が適切だと思います(こちらも原作で使ってないような気がしますが)。

加えてゲイボルグですが、『技名は叫んだけど、技は発動していない』状態でいいのでしょうか?


>『余の陣地……大魔王宮殿には一つの逸話がある。それは膨大な魔力によって侵入も撤退も許さぬ、というものだ』
>『今はまだ不完全な城だが……魔力炉で生産されている魔力の大部分を障壁用として用いれば、その逸話が再現できる。
 念話が通じない、というのは……そのせいかもしれぬな』

原作でメルルの声が届いてたので、たぶん、勘違いか挑発だと思います。
状態表にも念話の阻害は書いてないので、実際には念話の阻害能力は無いとは思います。
が、そうなると、次の点が気になります。


> あん時令呪使えてたら助けられてたのにねぇwwwwww令呪の発動ミィが消したったぁああああああwwwwwwwwついでに凛たんの必死の念話も消したったああああああああwwwwwwwwいい顔してたっすねぇwww槍の兄貴wwwwwwww」

令呪と念話の阻害、クー・フーリンの凜への魔力パス誤認、足立に化けたマネマネの死体(すぐに魔力と化して霧散しそう)を確認しないミスなどは、『幸災楽禍の果てを望む力』によるものでしょうか?

念話と令呪、同時に阻害してますが、それだと『同一戦闘中一回のみ発動されたスキル1つをジャミング』の効果を超えていると思います。
また、令呪の阻害は効果を逸脱している気はします。
ですが、代替案が思いつきません。
カッツェの状態が魔力消費(極大)ですし、魔力をいっぱいつぎ込めば令呪も阻害できる、という感じに落ち着くでしょうか?


>             『強制転移呪文』

他の方も指摘してますが、バーン様が作ったただのモンスターが放ったバシルーラが、対魔力Aのエリザに効くとは思えません。
逆に、白野になら効きそうです。
ただ、無理に離ればなれにさせなくても、と言う気はします。


>[状態]:角一本欠損(魔力回復で復元可能)、満身創痍、魔力消費(大)
> ただし、クー・フーリンのゲイボルグで魔力炉が傷ついたため出力は落ちています。

魔力枯渇気味の兄貴と違い、万全の状態の、対魔力Aのエリザがちょっとボロボロすぎやしないかなとは思います。
また、状態表の魔力炉には、兄貴の攻撃による損傷しか書かれてないので、この戦闘で使用した消費も書いて置いた方が良いと思います。


長々となりましたが、以上です。

688 ◆ysja5Nyqn6:2014/11/06(木) 17:36:29 ID:0HFa9uKw0
では、『そして夜が来る』の気になった点を指摘させていただきます。

まず一つ目に呪紋と対魔力関連ですが、
対魔力の効果は一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減するというもので、その威力や術者の魔力値とは関係なく、またどれだけ魔力が籠められていようと魔術のランクが一定に届かなければ無効化されます。
そしてエリザベートの対魔力は原作のセイバーと同じAランクです(事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ないとされる。セイバーの場合、家の一、二軒を跡形もなく消し飛ばすほどの凜の魔術や、神代の魔術師である原作のキャスターの魔術も無効化できる)。
そのため、エリザベートが初歩の呪紋であるメラや中級のイオラでダメージを受けたのが気になりました。原作のポップも、魔法力が高いとはいえ、バーン様のメラを受けて焦げただけでしたし。
それにもし仮に世界観の違いや、膨大な魔力で一時的にランクを向上させたと解釈するのであれば、初級呪紋でも突破できる以上、カイザーフェニックスの対魔力ダウン効果は実質無意味なものとなってしまいます。
あと他の方が言われているように、使い魔のメガンテが無効化で来てバシルーラが無効化できなかったこともありますし。

二つ目に無数のメラに対する『鮮血魔嬢』の使用ですが、
ただメラの誘爆を狙うのであれば、『竜鳴雷声』で十分と思われます。
それにあの状況で広い射程距離とBREAK効果のある『鮮血魔嬢』を使用したのであれば、バーン様にもダメージが及びそうな気がします。

三つ目に悪魔の目玉の割り込みによるゲイ・ボルクのミスですが、
クー・フーリンたちが戦っていたのはキャスターの陣地の中です。なので当然罠や使い魔などへの警戒をしていたはずです。
そして実際に前話にて、クー・フーリンは微分達を監視する悪魔の目玉の存在に感づいていました。
なのでバーンパレス内の悪魔の目玉に気付かなかった、ということはまずないはずです。
またクー・フーリンほどの実力者ならば、自身に接近する存在に気付くはずです。原作中でも真アサシンの存在に、気配遮断のランクが下がる攻撃前に感づいていましたし。
仮にバーン様に集中していて接近に気が付かなかったとしても、張り付かれ視界を遮られた時点で宝具の発動を中止し、対処することが出来ると思います。でなければ悪魔の目玉の気配遮断能力がアサシン以上という事になってしまい、前話と矛盾してしまいます。
そして作中でもあるように、ゲイ・ボルクは因果を逆転させる呪いの魔槍です。
発動する前ならともかく、正しく発動されたのであれば『対象の心臓を貫いた』という結果が先に発生し、たとえ空間転移で射程外に逃げようともその『結果』に至る過程を埋めるために槍は対象の心臓を必ず貫きます。
そしてこれを回避するには素早さではなく、運命を変えるほどの幸運が必要です。ちなみに高ランクで稀に(よく)外れる程とされており、幸運Bかつ直感Aのセイバーでようやく心臓からややズレた位置に命中して致命傷を免れたレベルです。
作中のような、いきなり割り込んだだけの狙ってもいない対象に標的を変える、という事はありません。

四つ目に白野たちに対する令呪と念話の阻害ですが、
これも他の方が言われているように、カッツェさんの宝具では一度に二つ以上のものは阻害できないはずです。
それに陣地が突破された事に気付いた時点で、クー・フーリンとエリザベートの両方がマスターに念話を試みています。
ステータス表の方でも『同一戦闘中一回のみ発動されたスキル1つをジャミング、レンジ内のマスター・サーヴァント1組への放送ジャックなど』とあるように、二組以上に対する妨害はできないはずです。

689 ◆ysja5Nyqn6:2014/11/06(木) 17:37:39 ID:0HFa9uKw0
続き。

五つ目にルーラーがカッツェの尾行に気付かなかったことと、凜達の二度目の電話の対応ですが、
ルーラーは半径十キロ圏内に及ぶ強力な気配察知能力を持っており、A+ランクの気配遮断を持つアサシンであっても大まかな位置を、襲撃可能な距離であれば精確な位置を把握できます。
そのためカッツェさんが手元を確認できたり声が届く様な近くに潜んでいれば、まず間違いなく気付くはずです。
加えて真名看破のスキルにより、ルーラーはカッツェさんの真名、能力、宝具の詳細を把握できているはずです。
カッツェさんの正体や性格、能力を知り、かつ近くにいる事がわかっていながら、カッツェさんに情報を与えるようなマネを公平であるべきルーラーがするでしょうか。
さらに作中の描写では『ルーラーの声』として書き換えたとあり、ルーラー側の端末の番号は把握できていないと読み取れます。
現状、端末に連絡してくる相手は二人くらいしかいないとはいえ、凜達は電話をかけてきた対象の電話番号が違う事に気が付かなかったのでしょうか(携帯基準で考えれば、かけてきた相手の情報または電話番号が表示されるはず)。

六つ目に、
凛が危険という状況で、白野がカッツェがいなくなった時点で念話や令呪の使用を試さなかったこと
令呪で呼ばれたクー・フーリンが凛とのパスの確認や、足立に化けたマネマネの死体を確認しなかったこと
の二つです。
これは ◆OSPfO9RMfA氏が言われているように、カッツェさんの宝具の効果によるものでしょうか。
特に後者に関しては、非常に気になります。
一部の例外を除き、サーヴァントはマスターが危機的な状況に陥った場合、その場所を正確に察知することが出来ます。
実際原作でも、士郎の危機を察知したセイバーが、行ったことのないはずの教会の地下に迷いなく直行しています。
そして今回の場合、無事な凛(のふりをしたカッツェさん)が目の前にいながら、(本物の)凜が危機に陥っているという状況になり、クー・フーリンが察知しているであろう状況と矛盾します。
またこの危機察知は念話とは異なるため、凛の念話とマスターの危機察知の二つを妨害していたのであれば、四つ目の指摘にも引っ掛かります。
◆OSPfO9RMfA氏が指摘したようにバーンパレスに念話阻害効果がないのであれば、話の構成的に、凜死亡の瞬間まで、その場にいないにもかかわらず白野とエリザベートの念話を妨害していた事にもなりますし。

七つ目にルーラーの啓示スキルによる脱落者の察知ですが、
ルーラーはもともと、啓示スキルとは関係なしに脱落したサーヴァントを察知できます。
わざわざ啓示によって察知させる必要はないかと。マスターはカレンの管轄ですし。

八つ目にゲイ・ボルクによる回復疎外の呪いと、バーン様の使用呪紋の制限ですが、
クー・フーリンが死亡し槍が消滅した時点で、呪いも一緒に消え去っています。
なのでバーン様の使える呪紋を『ダイの大冒険内で使用したもの』に限定する必要はないかと。なんでも使えるのも逆に問題だと思いますけど。


長くなってしまいましたが、気になった点は以上です。

690 ◆tHX1a.clL.:2014/11/06(木) 23:09:22 ID:M1igJ5v60
拙作への指摘、ありがとうございます
また、自身の構成力・文章力が低いためお手を煩わせてしまい申し訳ありません


さて、今回の矛盾点ですが量も多く、内容も(自業自得ですが)こんがらがっているので、議論が長引く恐れがあります
なので今回の話「そして夜が来る」を破棄します
優先すべきはリレーの展開の早さです。だらだら議論してていいことなんてありません


もし修正が終わり、その時点で当該組が展開に矛盾のない状態にあれば予約後即避難所スレに投下
矛盾がなければ本投下
再び矛盾点の指摘があるようでしたら、以後一日目夕方時点での当該組のリレーに参加する権利を破棄します
もちろん、その時点で当該組のあり方が大きく変わる話が書かれていれば潔くリレー参加を諦めます
なので皆さん明日の0時予約解禁のエリザベート・バートリーちゃんの予約を取って早速思い思いの可愛いエリちゃんを書いて投下してください

あと、修正が終わり即投下できるようになるまでは当該組の予約には一切関わりません、即予約からの予約ループとか絶対しません、絶対です
なので皆さん安心して明日の0時予約解禁のエリザベート・バートリーちゃんの予約を取って早速思い思いの可愛いエリちゃんを書いて投下してください

以上です
なにか質問があればこの下のレスにどうぞ

691 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/07(金) 00:14:00 ID:TMG6WjL60
破棄了解しました。

個人的には、令呪の阻害を除いて、微修正で問題ないと思っています。

ゲイボルグについてはギリギリで避けず、余裕を持って距離を取る。
念話の阻害はその場に二人二組居たから一緒くたと解釈する。『同一戦闘中一回のみ発動されたスキル1つをジャミング』を『念話というスキルをジャミング』と解釈する。
バシルーラは白野を飛ばす。もしくは飛ばさない。
魔力パス誤認や死体確認ミスは、兄貴の魔力不足や宝具によるジャミング。またはマネマネが死体がんばって維持した。
エリザはもう少し軽傷にし、魔力炉の消費具合を明記する。
◆ysja5Nyqn6氏の電話については、ルーラーが凜へ電話している最中に瞬間移動で探す。
ダイ大で使ったことのない魔法もバーン様は使える。

上記のような修正で事足りると思います。

ただ、令呪の阻害については、設定から逸脱し、また、令呪の行使も無しにそれを為すのは強力すぎると思います。
ですがここに修正を入れると、話が大きく変わってしまうのは承知です。
逆に言えば、『凜がカッツェと遭遇した際に、クー・フーリンを呼び戻さなかったor呼び戻せなかった』状況であれば、問題ないと思います。
例えば、足立の令呪を用いて、『バーンパレスの結界を、一時的に外部から完全に遮断できるレベルに強固にする』と言うのも一つの手だと思います。
あまり妙案が浮かびませんが、手助けになれば幸いです。

692サイバーゴースト名無しさん:2014/11/07(金) 00:24:11 ID:Wad0MVro0
個人的には、足立(に化けたマネマネ)の死体がマネマネに戻らず魔力に変わるだけなら、ムーンセルによる分解と見分けは付かないと扱ってしまっても構わない気はします。
NPCと比べれば速度に違いはあると言っても、死亡したマスターが消去されるのは変わりませんし。

693 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/07(金) 00:54:25 ID:TMG6WjL60
>>692
確かに言われてみればそうですね。
デップーが魔物倒して魔力回復してたので、マスターと魔物では違うとは思ってました。
ですが、返り血を浴びる距離でもないですし、注視しなければ見た目は変わらないですよね。

694 ◆ysja5Nyqn6:2014/11/07(金) 04:22:24 ID:jtVTnQlE0
破棄了解しました。
やたらと指摘しておいてこう言うのもなんですが、修正頑張ってください。

695 ◆y0PHxpnZqw:2014/11/10(月) 15:13:17 ID:wWnMux/k0
本スレで長々となるのは皆様本意ではないと思うのでここに書き込みさせて頂きます。


甲冑硬すぎ。

甲冑のランク以下の黒刀は大抵は弾くと判断していました。
ただそれは鎧の外面というだけで、内面にはダメージが通っています。
なので、ダメージ面ではほぼ同格で痛み分けという感じではあります。
修正が必要という意見が多く集ったら、甲冑に対しての該当の地の文を削除します。

ガッツ強すぎ。一護はこんなに弱くない。

ステータスではほぼ互角ではありますが、
戦闘続行+無窮の武練といった戦闘スキルの差+長期戦ではないということからガッツが有利と考え執筆しました。
さすがに戦闘描写を全部修正するのは私としても、辛い所があります。
この点に関して問題と感じる人が多いならば破棄という形にさせていただきます、どうかご了承お願いします。

対軍宝具をドラゴンころしで凌いだってよくわからない。

霊的存在を斬れる+令呪ブースト+宝具といったことから凌げると感じ、そのように執筆しました。
これに関しては現状、修正案が思い付かないので、何かベストな修正案があったらそれに差し替えたいです。
修正しなくてもいいといった意見が多いならばこのままで通すということにします。

魔力消費について。

これに関しては◆OSP氏と入念に意見を交わし合って決めたいと思います。


最後になりましたが、意見お待ちしております。

696サイバーゴースト名無しさん:2014/11/10(月) 15:40:01 ID:m4dm2YdQ0
甲冑に関してはオルステッドのブライオン(ランクが黒刀と同等)も弾かれてますし、
一護の筋力補正による衝撃で内部ダメージが通ってるなら刃自体は弾いても問題ないと思います。
黒刀自体が切れ味重視の日本刀ですし、どちらにせよ甲冑と相性は悪いんじゃないかなと。

ガッツVS一護に関してもあれでいいと思います。
ほぼ互角のステータスの白兵戦となれば狂化で技術喪失+甲冑との相性が悪い一護が不利になるかなと。
ガッツは更に無窮の武錬、戦闘続行と強力な実戦向けスキルを高いランクで備えてますし。

ドラゴンころしに関しても氏の解釈に同意で。

697 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/10(月) 17:57:18 ID:oaIIvYJI0
全般的に問題ないと私は判断します。

甲冑硬すぎ。

「ガッツも衝撃によってダメージを受けているが、戦闘続行スキルと無窮の武練スキル、狂戦士の甲冑の宝具の影響で万全と変わらない戦闘ができる」とまで丁寧に説明すると、些か冗長な感じもするので、悩み所なのはわかります。
「弾かれたとしても衝撃が伝わっているはずだが、怯む素振りを全く見せない」みたいな文がどこかに混じっていれば、なお問題ないと思います。

ガッツ強すぎ。一護はこんなに弱くない。

美遊は前話で2騎と戦闘したばかりで、魔力消費(中)のまま今作でアキトに挑んでいます。
そのことで、美遊は長期戦への不安を駆り立てて、焦ったのだと思います。
双方万全なら、途中でアキトが先にへばって、そこから一護有利に戦況が転がると思います。

対軍宝具をドラゴンころしで凌いだってよくわからない。

ガッツも無傷ではありませんし、ドラゴンころしのみで凌いだと言うよりは、ドラゴンころしで拡散させ、鎧とタフネスで受けきったような描写に見て取れました。

魔力消費について。

魔力消費に関しては、現状で既にアキトは美遊よりも多く消費しているので、後は彼にどれだけ試練を与えるかという判断になります。
魔力消費(大)以上は
・鏡子に殺されかけたクー・フーリン(凜:魔力ほぼ枯渇)
・ヒーリングファイターを使いまくったデップー(ウェイバー:魔力消費大)
・異能生存体使ったキリコ(ルリルリ:魔力消費大)
と、どれも立っているのも困難なぐらいな描写です。
バーサーカーとは言え、魔力を多大に消費するスキルや宝具を使ったわけでもない、通常の戦闘。
一日に一戦闘程度しかしないfate原作と違い、一日に何戦もする可能性があるパロロワです。
そこまで減らして良い物か、また、連戦ができないほど消費させてもいいものか、メタな立場も考えて悩ましいです。

個人的には「魔力消費(中)」のままで良いと思います。

698 ◆y0PHxpnZqw:2014/11/10(月) 21:30:27 ID:4JlWMNbk0
色々と顧みた結果、今回投下した話は破棄します。長期のキャラ拘束申し訳ありませんでした。

699 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/10(月) 23:44:36 ID:oaIIvYJI0
破棄了解です。

個人的には微修正で解決できると思っているので、本作を修正して再投下しても問題ないと思ってます。
無理は言えませんが、時間のあるときにご一考していただけると幸いです。

700 ◆holyBRftF6:2014/11/24(月) 14:36:06 ID:0bP6P0dM0
「ゼア・イズ・ア・ライト」の誤字修正や一部文章の改変などを行いました。内容に変更はありません。
また、今更ながら言峰オルステッドの登場話にミスを発見したので修正しました。

701サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 12:14:38 ID:rY0hZpLMO
美遊からバーサーカーへの指示は、無理だと思います。
前話ではそんな暇なく離れてますし、今予約されてる話の流れによっては念話した事を挿入する隙間があるかも分かりません。

702サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 13:55:58 ID:ONqG/gaM0
>【B-4】無きこの地では、《B-4に存在するサーヴァントを殺せ》の令呪による強化が働かない。

《B-4に存在するサーヴァントを殺せ》という令呪で強化されるというのは少しおかしい
これってサーヴァントが宝具を使うのに合わせて魔力を上乗せするような援護じゃなくて、本来ありえないことを命じる思考の強制だし

703サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 17:28:19 ID:DHAUYT3g0
読み返していて気付いたんですけど、『近似値』にてゼーレシュナイダーを使用している以上、霊力関連(霊子や霊圧など)についても知っていると思われます
また作品のすり合わせや、サーヴァントが本質的に霊体であること、二次二次のサーヴァントは方舟による再現であることを考えると、魔力≒霊力となる筈では?
その場合、霊圧の消し方は単純にサーヴァントとしての気配の消し方になると思われますが

704 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/26(水) 20:23:13 ID:waorQc6w0
本スレ>>609
>アーチャーは魂を持つ物までは解析できず、そして斬魄刀は持ち主の魂を元に作られています
>なので、斬魄刀であるという種類の判別はともかく、投影まではできないと思うのですが

その通りでした。
斬魄刀・神鎗を使うシーンは、ガラドボルグ(「虹の端から端までの長さに伸び、丘のてっぺんをそぎ落とす力がある」)に差し替えます。
斬魄刀・虹霞を使うシーンは、適当な目くらましにするか、カットします(マヌーサの効果を持つ光の剣を使いたかったのですが、こちらはDQ2でした…)。

>周囲を覆うように展開はできないと明言はされてませんが、やはり盾である以上一方向のみと考えるのが普通かと
>それに無意識で投影したとするのであれば、“無限の剣製”の特性上、やはり通常の2〜3倍の魔力を使う盾よりは剣の方がいいかと
>原作中で凛を閉じ込めた時のような巨大な剣であれば、充分に即席の壁にはなるでしょうし

そちらの方がいいかもしれません。
ほむらが用意した銃器ですが、魔力も大して籠もってないと思われるので、当たっても対魔力:Dで十分弾けそうに思えます。
なので、

巨大な剣を四方に投影する→途中で折れてエミヤに弾丸が当たる→対魔力で弾いて無傷

と行った展開に差し替えようと思います。

本スレ>>610
>実際に目にしたロトの剣はともかく、参戦してもいないキャラの刀を投影するのは反則でしょう。

前話「近似値」でぜーレシュナイダーを投影していますし、逆メタになりますが、登場人物以外の参戦作品の刀なら問題ないと思います。

>目の前の天鎖斬月を投影して、加速すればいいんじゃないでしょうか?

ただ、斬魄刀の投影は無理そうなので、こちらの案は諦めます。

705 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/26(水) 20:23:30 ID:waorQc6w0
本スレ>>611,612
>所定の位置まで敵を追い込む、急所を狙わない他戦法の逐次変更、固有結界に入り戸惑う等、バーサーカーに知性があり過ぎます。
>本文中で理性を消失と明記されてる、美遊の指示が何もないにも関わらず、です。
>逆に言うと、美遊からの指示さえあれば諸々の問題はほぼ解消できることでもあります。
>直接登場させずとも、そう指示があったと地の文で書かれていれば予約ルールに抵触することもありません。

バーサーカーは『理性』を消失とあり、『知性』を消失したわけではないと思います。
ただ、どこまでを理性とし、どこまでを知性と判断するかは難しいと思います。
なので、美遊から念話で下記のような指示を入れたいと思います。

――バーサーカー、聞こえる? 【B-4】に行く途中にサーヴァントが居たら、死なない程度痛めつけて【B-4】に運んでから殺しなさい。正直に【B-4】でサーヴァントを探す必要は無いわ。ただ、無理に探す必要はないし、生かして運ぶのが無理だと判断したら、その場で殺しなさい。

ただ、予約中の美遊に抵触する可能性もあるので、美遊も予約しなかった私の落ち度でありますが、問題があれば申し訳ありませんがご一報願います。

>>702
>《B-4に存在するサーヴァントを殺せ》という令呪で強化されるというのは少しおかしい
>これってサーヴァントが宝具を使うのに合わせて魔力を上乗せするような援護じゃなくて、本来ありえないことを命じる思考の強制だし


そうですね。
全編にわたって微強化された描写を入れているので、この部分は修正します。
ただ、元々戦闘を左右するほどの効果では無いので、結果は同じです。

>>703
>また作品のすり合わせや、サーヴァントが本質的に霊体であること、二次二次のサーヴァントは方舟による再現であることを考えると、魔力≒霊力となる筈では?

どうしようかと迷うところです。
『一護が認識して、かつ近距離で実体化している鯖を感知』ぐらいに落ち着けようかと思います。
エミヤは一護がそう言う能力を持つことを知らないし、霊体化する余裕がないので、今作の戦闘中は感知されっぱなしの状況になります。



修正箇所が多く、修正に少々時間が掛かります。ご了承ください。
また、指摘などがあれば、お願いします。

706サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 20:29:17 ID:DHAUYT3g0
対魔力はあくまで魔術に対する作用ですので、
魔力で強化した物質や、単純な魔力の放出などは防げませんよ

707サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 21:24:46 ID:bWyf6FFAO
ただ橋に降りるためだけなら、正式な効果のわからないカラドボルグよりは、ライダー(メドゥーサ)の使う鎖付きの鉄杭でいいんじゃないかな
描写からすると振り子の原理で地面に降りたみたいだし、この鉄杭は妙に抜けにくいらしいし
投影自体も、剣じゃないけど宝具でもないから問題ないだろうし

708サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 21:25:19 ID:Qom1qkpc0
美遊の口調がまるっきり違います。
「?わ」「?なさい」口調はまず使いません。
目上の相手でないかぎり「?して、でいい」が妥当な形です。
もしくは「こういう指示をもらってる」と台詞でなく地の文で表すのもいいでしょう。

709サイバーゴースト名無しさん:2014/11/26(水) 22:48:47 ID:sLP/A68g0
>バーサーカーは『理性』を消失とあり、『知性』を消失したわけではないと思います。

理性と知性が違うなんて言い出したらきりがありません
たとえガッツや一護が命令なしに敵前逃亡をしても「これは理性を失ったが知性によって判断し行動したものだ」といえばなんとでもなってしまいます

追い込み漁や戦法変更については「B-4で殺すという命令達成のため」でいいと思いますが戸惑うシーンなどは改変をしたほうがいいかと
そもそも恐れや戸惑いみたいな戦闘の邪魔になる感情は理性の最たるものでバーサーカーからまず真っ先に取っ払われてるでしょうし

それと美遊に関してははっきりとした台詞ではなく限りなくぼかして書いたほうが問題は起きにくいと思います
今氏が書いている文章では美遊はアキト戦のあとで冷静さを取り戻し、状況を打破出来る的確な指示を出したとしか受け取れません
たったひとつの台詞ですがそこまで限定されてしまうと現予約と確実に抵触してしまうと思います

美遊についての描写は出来る限り伏せ、地の文で「令呪を下したあとで美遊がB-4に誘い込む方法を思いついて指示を出した」とか「令呪執行の際にバーサーカーが美遊の無意識の願いを汲んだ」とか書いた後で作戦の本丸を美遊に一切触れず明かしたほうが差し障りはないかと


長文申し訳ありません

710 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/27(木) 03:39:46 ID:XYR/rc320
未熟な小生に力添えいただき、ありがとうございます。

>>706
>対魔力はあくまで魔術に対する作用ですので、
>魔力で強化した物質や、単純な魔力の放出などは防げませんよ

申し訳ありません。
「弾丸に魔力を付与して、その魔力を当てる」みたいな考えをしていました。
素直に剣で防ぎきることにします。

>>707
>ただ橋に降りるためだけなら、正式な効果のわからないカラドボルグよりは、ライダー(メドゥーサ)の使う鎖付きの鉄杭でいいんじゃないかな

鎖付き短剣みたいですね。宝具でも無いみたいですし、問題なさそうなので使わせていただきます。
鎖がま(DQ3)も考えましたが、地面に刺さりにくそうという理由で却下してました。これなら問題なく刺さりそうです。

>>708,709

美遊のキャラを未把握のまま申し訳ありませんでした。
美遊からの指示は予約に影響がでるかもしれないので、以下の方法に変えたいと思います。

【B-4】に行く途中にエミヤの霊圧を感知する→兄の役目を放棄したコイツをぶん殴りたいけど、令呪で【B-4】のサーヴァントを殺さないといけない→そうだ、【B-4】に連れ込んで殺そう。それなら令呪も消化できるし、こいつ気にくわないしちょうどいい

と、【B-4】に連れ込んで殺すのがメインでなく、進行方向にちょうどエミヤが居たから引きずっていこう、みたいな方向でいこうかと思います。

>追い込み漁や戦法変更については「B-4で殺すという命令達成のため」でいいと思いますが戸惑うシーンなどは改変をしたほうがいいかと

戸惑いのシーンなども、修正します。



小生の力不足故、「これは違う」と言った物を書いてしまうこともあります。
できるだけそのようなことがないように、完成したものを書くつもりです。
ですが、もし間違いがあれば、お手数ですが指摘や助言していただければ幸いです。

711サイバーゴースト名無しさん:2014/11/27(木) 04:38:38 ID:RcpqRihY0
一点気になることが

一護には以下のスキルがあります
守護:B
生前、誰かを・何かを護るために戦い続けたものに付与されるスキル。
護る戦いにおいて、耐久が一段階上昇する。
しかしこのスキルのせいで、バーサーカーは戦意無き者、戦意消失した者を襲うことができない。

これを順守するならば、まず一護は戦闘不能状態である切嗣と戦闘回避に務めようとするエミヤを自分から襲うことは出来ません
使用された令呪は「B-4地区のサーヴァントを殺せ」
少々漠然とした令呪ですが殺害に関してはB-4に焦点を絞ってあります
ましてや理性のないバーサーカーですので曲解やこじつけも効かず、一護は「B-4地区のサーヴァント」を「殺す」ための「令呪」として受け取るはずです
なのでいくらB-4に誘い込んで結果的に殺す計画があるとしても「B-4以外の地区の参加者も襲えるよう令呪の力で守護スキルを一時的に剥奪した」というのも令呪の拡大解釈の域を超えるものであり実現は難しいと思います

ここについてはまだ私側に解決策がないため指摘しか行えませんが作者様の方で修正は可能でしょうか

712サイバーゴースト名無しさん:2014/11/27(木) 04:50:44 ID:tS6fOc720
ゼーレシュナイダーってクインシーの一般兵装(雨竜専用じゃない)だからまた別な気がする

713 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/27(木) 20:22:52 ID:XYR/rc320
>>711

守護スキルに関しては、「エミヤへの怒りを優先させた」か「前回不意打ちをしてきた」という理由で優先させようかと思います。
これ以外の解決策は今の所思い浮かばないので、一度修正した作品を投下し、まだ問題があればキャラクターの長期拘束という点で一端破棄し、再考したいと思います。

714サイバーゴースト名無しさん:2014/11/27(木) 21:24:04 ID:zVP18npw0
スキルのデメリットが、令呪ではなく本人の意思や怒りなど自発的な理由で何とかなってしまうのであれば、強制力などないも同然です
前回不意打ちしてきたという点についても、「(以前は戦意があったが現在は)戦意を消失した者」という範疇に収まるので難しいかと思います
本来問題なく発動する守護スキルをどうやって機能させないかを考えるより、「エミヤに襲われB-4に行く邪魔になるから反撃する」といった流れにしてはどうでしょうか

・切嗣を安全な場所に隠して偵察に出ていたエミヤがB-4へ急ぐ一護を発見する
・一護の進路上に偶然切嗣がいるので、エミヤは一護の気を逸らすために攻撃を仕掛ける、などで

715サイバーゴースト名無しさん:2014/11/27(木) 21:55:24 ID:DLDY/t3Y0
乙です。
感覚的なものが強いので指摘としてはそぐわないかもしれませんが、一点失礼させて頂きます。

追い込み戦法を狂化Aの一護単身で考え出せるというのはやはり、個人的には強い違和感を感じてしまいます。
令呪の穴に気づき自分の望みを叶えられるような新たな方針を生み出す。
>>710のような流れですと、それは思考しているということであり十分「理性」と呼ばれるものではないでしょうか。

例えば戦闘で相手の攻撃を読んだり弱点ついたりもできるのだからバーサーカーといっても何も判断できなくなるわけではない、となるかもしれませんが、
そういったものは極短期的なものかつ身体記憶に結びついていたりして感覚的に対処できるものであるのに対して、
今回のような場合は明らかに長期的「戦略」で、理知的に過ぎるように感じてしまいました。
(本来「無窮の武練」などがなければ戦闘技量などでさえ狂化により落ちるものです)

良い代案も出せずにこちらが書きたいことだけ書いてしまって申し訳ありませんが、もしよろしければ修正されるにあたってご一考頂けると幸いです。
長文乱文失礼致しました。

716サイバーゴースト名無しさん:2014/11/27(木) 21:59:18 ID:DLDY/t3Y0
と、既に修正投下されていたのですね。
失礼しました。

717 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/28(金) 00:05:26 ID:IE5HPMEM0
指摘ありがとうございます。

今回の話はこのままでは通すのが難しく、また修正も難しいので、破棄します。
多くの助言を頂いたのに、誠申し訳ありません。
キャラクターの長期拘束、申し訳ありませんでした。

718サイバーゴースト名無しさん:2014/11/28(金) 00:48:34 ID:/11JWSqM0
予約解禁について叩き台

   予約
    ↓
投下された? ―NO→ 予約期限終了後の24時間後の翌0時に解禁
    |
    YES
    ↓
A.修正が必要? ―NO→ 投下終了後の24時間後の翌0時に解禁
    |
    YES
    ↓
B.修正が投下された? ―NO→ 破棄宣言後24時間後の翌0時に解禁、指摘に48時間無反応の場合その翌0時解禁
    |
    YES
    ↓
さらなる修正が必要?(以後A.→B.→A.→B.の繰り返し)

719 ◆holyBRftF6:2014/11/28(金) 21:01:43 ID:OUQRswsU0
とりあえず個人的な意見としましては、修正投下or破棄宣言後の解禁はそれくらいの時間があったほうがいいと思いますね。
ほんとうに修正が終わったかどうか確認するには時間空けたほうがいいでしょうし、破棄も途中で修正案思いついて撤回するかもしれないし。

720 ◆F61PQYZbCw:2014/11/30(日) 11:52:50 ID:IzRmzXGk0
予約ルール中にすいません。
私としては修正後から数え始めたほうが問題は薄いと思います。(時間は掛かりますが)

投下しました『標的を斬る』につきまして。

>>657
>「己の鼓動を限界まで抑えてやり過ごす」というのが良く分からないのですが、一護を撹乱してから隠れる方針ということでよろしいのでしょうか?

そのつもりでした。ただ本スレでも言われている通りリスクは高いですね……ご指摘の通りです。当該部分であります、

>その間にビルの中へマスターを移動させ、己の鼓動を限界まで抑えやり過ごす。

を下記の通り修正いたします。

○ その間にビルの中へマスターを移動させ、目を覚ますまで狂戦士と交戦し時間を稼げばいい。


>>657 その2

>あと、洞察力のスキルである心眼(真)持ちのエミヤが見たばかりの飛ぶ斬撃を失念していたのはちょっと不自然な気がします。

書いている時には気付きませんでいたが言われてみるとその通りです。
心眼とは何だったのか……申し訳ありません。
次レスに該当箇所を修正いたしましたので投下いたしします。

721標的を斬る>>650修正 ◆F61PQYZbCw:2014/11/30(日) 11:56:16 ID:IzRmzXGk0

 弓兵とてそろそろお開きにしたい気持ちが在る。
 未だマスターは気絶しているようだが此方が持たないだろう。
 狂戦士相手には充分戦った、戦線離脱したいのが本音、しかし立ち塞がる狂戦士。
 辺りを見渡せばホールは瓦礫の山だ。これ以上の戦闘はビルが倒壊してしまう故に――。


 狂戦士も戦いを長引かせるつもりはない。
 立ち止まっていてはマスターに危険が及んでしまう。
 令呪の命令も消化していない今、時間は無駄に消費出来ない。
 再生も魔力消費を伴うため、これ以上の戦闘は好ましくない。故に――。


「次の立ち会いで終わらせてもらう」


「■■■■■■■■■■■、■■■■■■」


 動いたのは狂戦士、今まで以上に感じる速度で距離を詰める。
 弓兵も対の剣を投影し向かい受ける。

 正面からの攻撃を弓兵は受け止め切れない、選択する行動は回避。
 狂戦士が斜めに振り下ろした一撃を後方に飛ぶことで回避、次は此方から踏み込む。

 間合いを詰め接近すると弓兵は交差させるように対の剣を振るう。
 狂戦士は斬魄刀を横に構えることで防ぐと弓兵の身体毎押し飛ばした。
 だが弓兵とて何度も防がれ飛ばされる訳ではなく、手に握っていた剣を投擲。
 弾き飛ばされる瞬間に放ったため狂戦士はこれを防ぐ術が無いのだ。
 斬魄刀を振るった後の隙を突いた投擲は狂戦士の右肩に突き刺さった。

「■■■■――!!」

 吠える狂戦士は何度目になるか解らない再生を行いながら再度弓兵に突撃を行う。
 学習しない奴だ、そう思いながらも弓兵は再度投影を行い、迫る狂戦士に備える。
 
 狂戦士は斬魄刀を投擲、その速度は弓兵よりも早く貫かれれば即死は免れない。
 しかし弓兵はこの攻撃を何度も目指している、半ば慣れた手付きでこの一撃を受け流す。
 その間に距離を詰めてくる狂戦士の行動も読めている。
 向かって来る事が解り切っているならその空間目掛けて斬り付ければ片が付く。

「――これは」

 弓兵を襲ったのは赤黒い液体、視界が覆われた。
 それは魔術的な概念ではなく血、赤黒い血液であった。
 狂戦士は戦闘にて流れ出た己の鮮血を斬魄刀に乘せ振るったのだ。
 その血液は弓兵の視界を奪い結果として大きな隙を作ることに成功した。
 狂戦士が之を狙って行ったかは不明だが弓兵を斬り捨てるには充分過ぎた。

 弓兵が貰うは斜めの裂傷、防ぎようもなく直撃を貰い鮮血をぶち撒ける。
 意識が遠退きそうになるが彼は倒れない、此処で倒れては総てが終了してしまうから。
 足元には血溜まりが誕生、それでも彼は抗い目の前の狂戦士から視線を外さない。

 倒れてしまっては総てが終わってしまう。
 彼の、マスターの。憧れが、夢が、聖杯戦争が。
 倒れる訳には――いかない。

○上記の通り修正させていただきます、ご迷惑をおかけしました。

722サイバーゴースト名無しさん:2014/11/30(日) 13:19:16 ID:VCWNROuA0
修正乙です!
これで問題無いと思います。
偶発的と思える目潰しによる不意討ち、そして義父への思い。
不自然な点が修正されただけでなく、ぐっと良くなったと思います!

723 ◆OSPfO9RMfA:2014/11/30(日) 13:43:29 ID:1trD.F0M0
>>718
>>719

●予約ができるようになるタイミングは以下の通りです。
・投下完了宣言から24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 03:00に投下完了→24時間後の7/28 03:00の翌0時→7/29 0:00予約解禁)

・予約破棄宣言後の再予約は24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 20:00に予約破棄→24時間後の7/28 20:00の翌0時→7/29 0:00に予約解禁)

・予約破棄宣言の無い予約期限切れの場合、24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 23:00に予約→1週間後の8/3 23:00に締切時間、連絡なし→24時間後の8/4 23:00の翌0時→8/5 0:00に予約解禁)

・投下破棄宣言後の再予約は24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 03:00に投下→7/28 03:00に破棄→24時間後の7/29 03:00の翌0時→7/30 0:00に予約解禁)

・投下への指摘に未修正の場合、48時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 20:00に投下→22:00に指摘→48時間後の7/29 22:00まで無反応→7/29 22:00の翌0時→7/30 0:00に予約解禁)


今までのテンプレにあわせると、こんな感じになるでしょうか?

724サイバーゴースト名無しさん:2014/11/30(日) 15:07:12 ID:JkQNBk5M0
SS修正&まとめ乙です

>>723
あとは修正投下があり、それで問題がなくなった場合でしょうか
>>718での2回目以降の「A.修正が必要? ―NO→ 投下終了後の24時間後の翌0時に解禁」のところ)

・修正がある場合、修正作の投下完了宣言から24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 03:00に修正投下完了→24時間後の7/28 03:00の翌0時→7/29 0:00予約解禁)

ただこの書き方だと、誤字修正やちょっとした修正でも予約解禁が遅れてしまうことになるかもしれないので
もう少しルール詰める必要があるかもしれません

725 ◆IbPU6nWySo:2014/12/02(火) 21:39:37 ID:qAD/oiOI0
投下しました「シュレディンガーの性別」の修正です。


本スレ>>663

サーヴァントはニタニタと笑みを浮かべ、聞かれてもいないのに答えた。

→アサシンのサーヴァントはニタニタと笑みを浮かべ、聞かれてもいないのに答えた。


セイバーも真玉橋も
嘲笑するサーヴァントが隠密特化のアサシンであるとは、まだ知らない。
アサシンならばマスターと同行しないのは頷けるが、アサシンと判断できなければこの問いはおかしくない。

→全て削除します。


本スレ>>666

「近くにはいません。瞬間移動――もしくは気配遮断……アサシンのサーヴァントでしょう」

→「瞬間移動――もしくは気配遮断でしょう。恐らく近くにはいません」


部分的な修正になりますが、指摘された箇所の問題解決になっていると思います。
何か見落としがありましたらお願いします。

726 ◆OSPfO9RMfA:2014/12/02(火) 23:05:05 ID:/nHFi7qY0
◆FFa.GfzI16氏の『近似値』で、切嗣がアーカードを視認してましたが

>そして、朱の外套を纏ったサーヴァント。
>隠そうとも隠し切れない、異常性がにじみ出ている。
>正規の英雄とは思えない、『結果が英雄となり得た』だけの英雄であろう。
>数分、切嗣はその二人組を見つめていた。

◆DpgFZhamPE氏の『闘争弓兵クロニクル』にて、キャスターと誤認してましたね。

>サーヴァントは、再生能力に無数の魔を使役する能力持ち。クラスは予想するにキャスターか。死徒の可能性あり。再生能力、魔の限界は不明。今一度偵察が必要か。


『マスターはサーヴァントを視認すると、パラメーターおよびクラスを確認できる』はルールに記載しないと、この辺錯誤が生まれそうですね。

727 ◆OSPfO9RMfA:2014/12/02(火) 23:07:44 ID:/nHFi7qY0
>>724
個人的には状態表に修正が掛からない限りは大きな影響は無いと思います。
逆に言えば、状態表に修正が掛かると言うことは大きな修正だと思います。
なのでこのような形はどうでしょうか?


・状態表に修正がある場合、修正作の投下完了宣言から24時間後以降の翌日0時に予約解禁
(7/27 03:00に修正投下完了→24時間後の7/28 03:00の翌0時→7/29 0:00予約解禁)

728サイバーゴースト名無しさん:2014/12/02(火) 23:57:32 ID:3Zap1o3o0
そういえばマスターによるサーヴァント視認でどれほどの情報が得られるのでしょうか
クラスやパラメーターは確定として、スキルも確認可能…?

729 ◆7DVSWG.5BE:2014/12/04(木) 12:30:12 ID:Q3K1tZ2g0
本スレに投下した「スタンド・アップ・フォー・リベンジ」のウェイバーの状態表に誤字があると指摘されましたので修正しました

【B-4 野原家周辺/一日目/夕方】

【ウェイバー・ベルベット@Fate/zero】
[状態]魔力消費(大・食事を取って回復中)、心労(中)
[令呪]残り2画
[装備]なし
[道具]仕事道具
[所持金]通勤に困らない程度
[思考・状況]
基本行動方針:現状把握を優先したい
1.キャスター(大魔王バーン)の陣地に乗り込む。だが18時までに連絡が来なかったら自宅に帰る
2.バーサーカーの対応を最優先でどうにかするが、これ以上、令呪を使用するのは……
3.B-4地区のキャスター(大魔王バーン)は要警戒。要警戒だぞ! わかってるな、バーサーカー!!
4.バーサーカーはやっぱり理解できない
[備考]
※勤務先の英会話教室は月海原学園の近くにあります。
※シャア・アズナブルの名前はTVか新聞のどちらかで知っていたようです。
※バーサーカー(デッドプール)の情報により、シャアがマスターだと聞かされましたが半信半疑です。
※午前の授業を欠勤しました。他のNPCが代わりに授業を行いました。
※野原しんのすけ組について把握しました。
※アサシンからキャスター(大魔王バーン)とそのマスター(足立)、あくまのめだま・きめんどうし・オーク・マドハンド・うごくせきぞうの外見・能力を聞きました(じんめんちょうについては知りません)
  また、B-4倉庫の一件がきめんどうしをニンジャが倒したときの話だと理解しました。
※キャスター(大魔王バーン)の『陣地構成』を『魔力を元に使い魔(モンスター)の量産を行う場所を生成する』であると推察しています。
  また、『時間が経てば経つほど陣地が強固になる』というキャスターの性質上、時間経過によってさらに強靭なモンスターが生み出されるのではとも考えています。
  結果としてキャスター(大魔王バーン)を『できる限り早いうちに倒す・陣地を崩す必要がある存在』と認識しました。
※アサシン(ベルク・カッツェ)の外見と能力をニンジャスレイヤーから聞きました。
※ランサー(クーフーリン)が。令呪で「日が変わるまでにキャスター、足立透を殺さなければ自害」という命令がされていることを知りました
※足立透とキャスターの陣地の住所を聞きました。
※バーサーカーから『モンスターを倒せば魔力が回復する』と聞きましたが半信半疑です。
※放送を聞き逃しました

730 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/05(金) 14:34:53 ID:WGozUtJ20
本スレで指摘があった部分の修正を投下します

731>>721修正 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/05(金) 14:38:18 ID:WGozUtJ20

日常は盤石だと、思っている。
それは何とも無警戒で、ある意味で愚かしく、しかし――

「私は、それが欲しい」

――とても羨ましいものに見えた。

時には退屈で、時には悲しい、そんな日常が欲しい。
廊下で多くの生徒たちとすれ違いながら、ミカサはたった一人で学園にいた。
当たり前のように彼らは笑っている。自分と違って。

輪に馴染めないのは、きっと心の底に羨望があるからだ。
自分と彼女らが同じ立場にいると思えないから、どうしても距離ができてしまう。

それでも何とかして、付き合った方がいいかもしれない。そう思いはする。
彼女らだって何時までも輪に馴染まない者に良い顔はしないだろう。
異邦人は排斥される。そういうものだ。
とはいえ――同時に思うのだ。

恐らくこの日常も長くは続かない。
所詮は仮初のもの。何時壊れるとも分からない。
だから、この程度のことは何も問題にならないに違いない。

その事実が、何よりも……

『また、会ったな』

――不意に、声がかけられた。

ミカサは足を止める。同時に制服の袖に隠したナイフを握りしめる。
感覚を研ぎ澄まし辺りを窺った。中等部三年と二年の教室を繋ぐ階段はがらんとしている。
専ら教室移動などでしか使わない階段だ。こんな時間にうろついている生徒は少ない。
放課後の喧騒が遠くに聞こえる、学園の片隅に――蟲がいた。

階段の踊り場に蟲が集結している。
ブウンと不快な翅音を立てながら蟲たちは徐々に濃さを増していき、最後には女の輪郭を結んだ。
その姿は他でもない、昼間に接触したキャスターのサーヴァントである。

『何の用だ、蟲のキャスター』

ランサーの敵意の滲んだ言葉に対し、蟲のキャスターは涼しげに「同盟を結んだ相手だろう?」などとうそぶいた。

「いわば私たちは仲間な訳だ。仲間の前に姿を晒すことに理由がいるか?」
『慣れ合うつもりはない。用件があるなら手短に言え』

言うとキャスターは何が面白いかふふ、と笑った。
ミカサは彼女と相対しつつも辺りを窺った。生徒の人通りは少ないとはいえ、全くない訳ではない。
今キャスターはどういう訳か霊体化を公然と解いてしまっている。人目に付くかもしれない場所で、だ。

「気になるか? 安心しろ、別にこの場で事を構えるつもりはない。
 言われた通り手短に済ませよう」

キャスターの言葉に、ミカサは眉をひそめる。
見透かされたようで不快だった。
とにかく油断のならない相手だ。同盟など、所詮は仮初のものに過ぎない。

「さて、お前たちはこれからどう動く。
 思うに私が教えたマスターの下に向かうのではないか?」

試すようにキャスターは問いかけてきた。
ミカサはキャスターから目を逸らさず無言で頷く。
キャスターより与えられたマスターの情報、その真贋を確かめる為にも他のマスターと接触するつもりだった。
それを聞いたキャスターは愉快そうに目を細め、

「なるほど、迅速な行動だ。私もそれは賛成だ。
 ところで、幾つか助言をしておこうと思ってな?
 まず、教師のマスターは止めておけ。アレは強敵だ。下手をすれば逆に取り込まれる。
 お勧めは黒髪のマスターだな。見たところ力量はお前より下だ」
「……誘導でもしているつもり?」
「とんでもない。ただただ忠告しただけだ。仲間であるところだしな」

白々しい言葉だ。
そう思いはしたが、顔には出さない。
その無表情を、キャスターはしかし特に意に介さず「次は提案だが」と口を開いた。

「もし黒髪のマスターと接触するというのならば、積極的にこちらから協力しよう。
 同盟の強化、という奴だな。休戦と情報交換以上の関係を結ぼうじゃないか。勝つためにな」
「……何をする気?」
「何、ただこちらで場を取り計らおうか、ということだ。
 お前たちはただ待っていればいい。学園の片隅、日常の裏側にあれを誘導して見せよう。
 そこで聞くが、交渉と交戦――どちらがお好みだ?」

キャスターはそう言って舐めつけるような視線を送った。
厭な視線だ。何とうそぶこうが、信用できる相手ではない。
とはいえ――今は自分の敵ではない。

732>>722修正 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/05(金) 14:39:07 ID:WGozUtJ20

その上で蟲の提案を考える。
交渉か交戦か。
どちらを前提にした接触を選ぶか。
情報や協働を求めるならば一度は話してみるのも手だが――

「…………」

ミカサは霊体化している己のサーヴァントを窺った。
彼女、ランサーは黙っている。意見を求めれば応えるだろうが、彼女はあくまで自分の槍に過ぎない。
振るうのは、自分だ。
ミカサ自身がこのキャスターと渡り合わなければならない。
逡巡したのは一瞬のこと、キャスターを見据え彼女は言った。

「……分かった。動きやすくなるのなら、それに越したことはない」
「では成立だ。共同作戦、という訳だな。それでどちらを選ぶ」

ミカサは一拍遅れて言った。
交戦を、と。

「駆け引きをするつもりはない。元より私は闘いに来た」
「そうか――了解だ。交戦だな。では戦いの場を用意しよう。
 同盟を持ちかけたのは私だ。この同盟の有用性を示してやろう」

キャスターは不敵に笑って、その『共同作戦』算段を教えてきた。
ミカサが漏らさず理解したのを確認すると「では」と言い残し、不意にその姿が音を立てて消えていく。
キャスターを象っていた輪郭が解け出し、不快な翅音を立てて毒蟲と別れていった。
そうして残ったのは埃の目立つ階段――元の日常だった。
ミカサは完全に気配が消えるまで、警戒を解かずその場に留まっていた。

「どう思う?」
『無論、あれも奴の奸計の一つだろう。
 何を考えているのかは分からないが、わざわざ実体化している辺り餌でも撒いてるつもりかもしれんな』
「……何にせよ、やることは同じ」

あのキャスターがどんな策を張り巡らしているのかは知らない。
しかしそんなことは関係ない。駆け引きで競い合うつもりはない。
故に戦いを望む。自分は兵士だ。交渉よりもそちらを選ぶべきだ。
目の前に敵が現れるというのなら、それを突破するだけだ。
――それが自分がこの方舟にやってきた意味。

「ランサー、槍を」
『…………』
「サーヴァント同士の戦闘になる」

ヴァルキュリアの槍。道具として自分に渡されたものだ。
しかし今それを秘蔵しておくのは無駄だ。戦力を無駄にするつもりはない。
そんなことはランサーも分かっているだろう。しかし、彼女の運用法を決めるのは、自分だ。
あくまで道具として――武器として彼女を扱う。そのために必要なやりとり。
ランサーは何も言わない。しかしその沈黙だけで十分だ。

――これから『戦争』に臨む。

その覚悟を、ミカサは固めた。
放課後の喧騒はもはや気にもならない。

「ふわぁ」

と、そこで欠伸をしながら別の生徒が歩いてきた。
知らない男子生徒だ。何の用があったのかは知らないが、彼は放課後にこの場所にやってきた。
彼は踊り場で立ち止まっているミカサを不審そうに一瞥しながらも、気だるげに去って行った。
彼は思いもよらないだろう。つい先ほどまで、この場で『戦争』が進行していたことなど。

ミカサは思う。
学園の生徒たちは日常を疑っていない。
それが盤石のものだと思っている。
しかし、一歩踏み外せば、その先に何が潜んでいるのか分からない。

この日常に『壁』はない。
それでも、日常を外れた先の闇はやはり存在しているのだ。
そうと知らずに生きていける日常をミカサは羨んだ。
その為に――彼女は日常の裏側へと足を踏み入れる。

733 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/05(金) 14:39:31 ID:WGozUtJ20
以上です。確認お願いします。

734サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 15:06:36 ID:mUAZakrg0
修正乙です。
この内容で問題ないと思います。

735サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 15:07:19 ID:s0BS.GeE0
修正お疲れ様です。
ただ、槍はミカサ宅に置いてきているみたいです…
幸いミカサの家はA-3なので、サーヴァントの身体能力なら取りにも行けそうですが。
あと、できればミカサ、セルベリアの状態表についても修正頂けるとありがたいです。

736 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/05(金) 15:57:55 ID:WGozUtJ20
槍については本人の宝具ですし取り出せるかなと思ったのですが、どうでしょう。
状態表については了解です。以下のように修正します。

【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
[状態]:吐血、片腕に銃痕
[令呪]:残り三画
[装備]:無し
[道具]:シャアのハンカチ 身体に仕込んだナイフ
    (以降自宅)立体起動装置、スナップブレード、予備のガスボンベ(複数)
[所持金]:普通の学生程度
[思考・状況]
基本行動方針:いかなる方法を使っても願いを叶える。
1.月海原学園で日常を……
2.紫髪の生徒(シオン)と額の広い教師(ケイネス)に接触する。
3.シャアに対する動揺。調査をしたい。
4:蟲のキャスターと組みつつも警戒。
[備考]
※シャア・アズナブルをマスターであると認識しました。
※中等部に在籍しています。
※校門の蟲の一方に気付きました。
※キャスター(シアン)のパラメーターを確認済み。
※蟲のキャスター(シアン)と同盟を結びました。今夜十二時に、学園の校舎裏に来るという情報を得ました。
※ほむら、シオン、ケイネスの容姿を聞きました。確定はしてませんが、マスターという前提で対応します。接触後は同盟、情報交換、交戦など、その時の状況で判断します。

【ランサー(セルベリア・ブレス)@戦場のヴァルキュリア】
[状態]:魔力充填
[装備]:Ruhm
[道具]:ヴァルキュリアの盾、ヴァルキュリアの槍
[思考・状況]
基本行動方針:『物』としてマスターに扱われる。
1.ミカサ・アッカーマンの護衛。
[備考]
※暁美ほむらを魂喰いしました。短時間ならば問題なくヴァルキュリア人として覚醒できます。

737サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 16:02:32 ID:Ine6RmaI0
槍は鯖の武器出し霊体化できるんじゃないの?

738サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 16:19:17 ID:aWhQ29Do0
人間が巨人に喰われるような世界で、それに抵抗する側だったミカサが、
この聖杯戦争では他人を喰うのをよしとするのに違和感を感じます

739サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 16:22:32 ID:mUAZakrg0
まあサーヴァントの武装ですし、取り出しに関してはある程度融通効いてもいいかと思います
あるいは普通にセルベリアさんが家から持ち出していた形でも良さそう

740サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 16:29:15 ID:mUAZakrg0
>>738
魂喰いに至るまでの過程はミカサの心情込みでしっかり書かれていたと思うのですか…

741サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 16:30:06 ID:mUAZakrg0
×思うのですか
○思うのですが

742サイバーゴースト名無しさん:2014/12/05(金) 18:10:54 ID:qu74tYyk0
修正乙です。
私もこれで問題無いと思います。
良く読み返したら、「ヴァルキュリアの槍」って宝具じゃなくて、イスカンダルのキュプリオトの剣とか、鏡子の手鏡みたいな宝具発動に必要なただの武器なんですね。
勘違いしてました……。

743 ◆OSPfO9RMfA:2014/12/05(金) 20:26:34 ID:8d8pM3Rg0
投下、修正乙です。

シアンの状態表が気になりました。

>1.紫髪の少女(シオン)、額の広い教師(ケイネス)との接触。
>2.陽動に来る者への対応。
>3.桜に対して誠意ある行動を取り、優勝の妨げにならないよう信頼関係を築く。
>4.今夜十二時にもう一度学園の校舎裏に行く。

おそらく前回のままです。
1と2はこの話で達成してますので、新たな思考が必要かと思います。

指摘のみとなりますが、以上です。

744 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/06(土) 15:42:23 ID:5ppV.aL.0
了解です。
状態表の修正しておきました。

745サイバーゴースト名無しさん:2014/12/12(金) 17:28:00 ID:.qkQnO2g0
>>744
遅まきながら指摘させていただきますが、蟲の数について、シアンの状態表にも修正が要るようです。

>※C-1の山小屋に、約三百六十万の蟲を待機させています。

となっています。

746サイバーゴースト名無しさん:2014/12/12(金) 17:46:57 ID:GDE7BLOM0
既に指摘されていた誤字の訂正くらいは報告込みで有志がやってもいいのでは

747 ◆Ee.E0P6Y2U:2014/12/13(土) 00:59:25 ID:vqp74WPU0
やっておきました。

748サイバーゴースト名無しさん:2014/12/15(月) 02:56:36 ID:cwc1W80s0
days/best friend ◆Ee.E0P6Y2U

【キャスター(シアン・シンジョーネ)@パワプロクンポケット12】
[状態]健康
[装備]橙衣


橙衣?

本スレでは[装備]学生服でしたので、wikiの方、直しておきました。
橙衣で正しければ、または別のものであれば、修正お願いします。

749サイバーゴースト名無しさん:2014/12/15(月) 21:13:32 ID:OO7IqX3U0
劇中では確かに橙衣を着てたんですが、そのシアンはお辞儀様に攻撃されて死んだので……
とはいえ残った蟲たちも学生服を着てるわけではないような。群体型だから色々謎ですね

750サイバーゴースト名無しさん:2014/12/15(月) 22:14:13 ID:nq7CSDmY0
原作でも橙の衣服を身に纏っていますし、それが鯖としてのデフォルトの衣装なのでは…?

751サイバーゴースト名無しさん:2014/12/16(火) 01:08:04 ID:ojGHvsSc0
なるほど、『橙色の衣』という意味でしたか。
『橙衣』という種類の服か、誤字かと思い、ググって見つからなかったので誤字だと思ってしまいました。

wikiでは既に [装備]橙衣 に修正されてますね。ご迷惑お掛けしました。

752 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:42:38 ID:KJpAksz20
失礼します。
指摘点の
・バーンが何故足立の元へ戻らなかったのか
・瞳化の使用不可
・ウェイバーの放送
についての加筆修正が終わりましたので修正部分を投下したいと思います

753 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:45:51 ID:KJpAksz20
本スレ801部分修正

「───余としても再びこの姿になるとは思っていなかったぞ」

土煙の中から、声がする。

「ここまで余を追い詰めたこと、褒めてやろう。
さすが英霊だ───余のマスターの腑抜けた人間とは大違いよ」

土煙の中から飛び出した腕に、皺はない。
落とした杖も、もう消えていた。

「テメェ……」
「うそ……」

二人のランサーが驚愕する。
その二人を他所に───バーンは、その姿の全貌を現す。

「改めて名乗ろうか……余こそ大魔王バーン。
その、真の姿だ」

───真・大魔王降臨。
力の全てを残した、その究極の姿。
そして、無言で差し出した掌から。
黒い霧が、発生する。

「……ミストよ、今一度余の為に働いてもらう」

バーンがそう呟いた瞬間、黒い霧は形を変え……まるで、人のような姿に変化した。
魔力を感じ、声を放つ───魔物だ。

『死して尚バーン様の為に働ける……こんなに嬉しいことはありません、お任せください』
「余のマスターを守れ。多少なら無理をしても構わん」

その言葉を最後に、黒い霧は消滅した。
否、移動したのか。
マスターを護れと命令された魔物に構っている暇はない。

「……嬢ちゃん、逃げろ。ここから出て、坊主と凛連れてな」
「……何でよ」

その姿を見たクー・フーリンがエリザベートに命じたのは、退避だった。
その顔には、冷や汗が浮かんでいる。

「……わかってんだろ。嬢ちゃんじゃアイツには勝てねぇ」
「───それ、は」

その先から、エリザベートは言葉を紡げなかった。
今のバーンからは、先ほどとは比べ物にならないほどの力を感じるのだ。
老人だったバーンにすら技量で劣っていたエリザベートでは、勝てるはずもない。
つまりは、足手纏い。
どう足掻いても勝てないのならば、エリザベートはマスターの守護に回れと。

「アンタはどうするの?」
「決まってんだろ。
───コイツの首を獲るんだよ」

その状況でも、クー・フーリンは笑っていた。
当たり前だ。生前の彼は一人対軍など日常茶飯事だった。
今更強敵に出会ったところで、恐怖などするものか。

「……わかったわ。逃げ切ったら令呪で呼ぶから、それまで生きなさいよ」

それを最後の言葉に。
エリザベートは戦線を離脱した。

「待ってるとは気楽な野郎だな」
「ふふ、そう言うでない。
陣地も無力化された。魔力と叡智を授けた体も失った。
認めよう───これは余の失敗だ。
だがしかし……敗北ではない。
大魔王として今から貴様を殺し、逃げたあのランサーも殺す。
一人ずつだ。一人ずつ魔力に変換し───余の糧としてやろう」
「やってみろ!」

ドンッ!と。
両者の足元の床が、踏み出した衝撃で破壊される。
再び、光の御子と大魔王の勝負が始まった。






◆ ◆ ◆

754 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:47:20 ID:KJpAksz20
本スレ802修正

「もう一度言う、足立=サンよ。
その令呪を用い、キャスター=サンにセプクを命じよ」
「ぁ……」

魔力炉が存在していた部屋にて。
足立は、アサシンにインタビューされていた。
両太腿にはスリケンによる裂傷が。
両膝はカラテにより砕かれている。
操り人形めいたその姿は、一般人なら既に失禁し気絶していることだろう。
足立は実際失禁していた。
辛うじて、意識は保っているが。

「───嫌、だね。どうせお前なんか、キャスターがくれ、ば」

足元が令呪によって命じたのは『魔物への魔力供給の停止』。
それはつまり、足元を護衛していたまおうのかげの消滅にも繋がるのだ。
そんなことすらもはや頭になく、生きる一心で令呪を使った足立は、まおうのかげが消えた瞬間にアサシンに捉えられたのだ。
マガツイザナギを出すことができたなら、マスターを失ったアサシン相手なら防戦程度ならできたかもしれない。
だがしかし、急激な魔力吸い上げにより意識が朦朧としていたのだ───応戦など、できようはずもない。

「そうか。ならば更にこちらも……」
「ガ、アァァァァァァァッ!」

アサシンが、折れている膝を踏みつけた。
喉がはち切れそうなほど絶叫する足立を、アサシンは冷たい瞳で見つめる。
足立が意識を保っているのは、キャスターの絶対的な力故。
キャスターが戻ってくればアサシンなんて瞬殺だ、そう考えているからである。
それが故に、諦めない───または、力に縋り付く。
その時。
シュウシュウと、音がした。

(フジキド……!今すぐ此奴を殺せッ!)
「何だナラ……ッ!?」

反応した時には、遅かった。
何処からともなく現れた黒い霧が───足立を、包み込み始めていた。

「ヌ……!」

すかさず、アサシンは後退する。
足立を殺す訳にはいかない。
マスターが健在の時でさえ魔力不足だったのだ───今足立を殺せば魔力の供給源を新たに探さねばならなくなる。
協力者のいる凛を狙うより、単独の足立を狙った方が早い。

『この者は魔力だけは多いようだ……良い体だ、バーン様のマスターなだけはある』

どこからか、声がする。
その声は禍々しく、低い。
言葉からして───バーンの魔物か。

『今のバーン様は無駄な魔力を使うことを控えている。
だからこそ私だけを産み出したのだ……私を信頼してくださっているのだ、期待に応えねばならない』

足立の肌が、黒く染まる。
苦しそうに唸る声すらも、消えていく。

「オヌシ……キャスター=サンの配下か?」
『忌々しいサーヴァントの制約によりバーン様とパスが繋がっている者にしか憑けないが……魔力の少ない貴様程度なら、コレで十分』

ニヤリ、と足立の顔が歪む。
苦悶ではなく、喜びで。

「さあ───バーン様の勝利のための礎となるがいい」

ここでも、新たな戦いが始まっていた。


◆ ◆ ◆

755 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:48:49 ID:KJpAksz20
本スレ809修正

「『マガツイザナギ』!」
「グワーッ!」

赤黒く禍々しい、その身に走る神経の如き紋様。
アクマめいたアトモスフィアを醸し出すその姿───マガツイザナギは、その手に持つ巨大な剣を振り回す。
足立、いやミストバーンはマガツイザナギの能力は使わない。
無駄な魔力の消費を抑えるためだ。
しかしアサシン・ニンジャスレイヤーは次々と振るわれる斬撃を躱すことで精一杯……いや、既に押され始めていた。
元のマスターからも魔力を存分に供給されていなかったのだ。
そこでマスターを失ったニンジャスレイヤーは、弱体化の一途を辿るしかない。
もはやニンジャ動体視力を持たないものでも目で追えるほどに、ニンジャスレイヤーは弱体化していた。

「いい……いいぞこの体ッ!」

足立の肉体を奪い取り、マガツイザナギでニンジャスレイヤーを殺す。
かつて大魔王バーンの肉体を護り、使用していたミストバーンだからこその戦略。
実体を持たないミストバーンを、ニンジャスレイヤーに倒す道はない。

(グググ……フジキドよ、なんと無様な!
以前の貴様ならばこのような相手、即座に縊り殺していた!
堕落、堕落、堕落の極み!!
ワシに体を渡せ……さすれば即座にあの奇怪なジツを砕き、セプクさせよう)
「黙れ……」

身体の奥、その更に奥から───ナラクの誘惑が響く。
だがフジキドは、その言葉を蹴る。

(フジキド……キサマはオフトンに包まれているだけでよいのだ……。
復讐を果たせずして、消えてもよいのか)
「黙れ……!!キサマが殺すのではない、ワタシが殺すのだ!
この復讐は、ワタシのものだ」

キャスター=サンはワタシが殺す。アサシン=サンもワタシが殺す。
これはニンジャスレイヤー・フジキドの戦いなのだ───この怨みをは彼のものなのだ。
それを、誰かに預けるなどできない。

(((グググ……ならばヤツに勝ってみせろ。
ヤツには実体がない、故に魔力でしかダメージを与えられぬ……狙うならヤツの露出している頭部、あの場所にスリケンを直撃させる他方法はない)))

ナラクの、一つのアドバイス。
これは足立の頭部に露出している黒い霧……あの場所に、魔力を込めた一撃を放てと。
ミストバーンのみを仕留め、足立にはスリケンが刺さらない程度の、絶妙な力加減で。

「バーン様に噛みつく害虫は、消しておかねばならん!
もはや降伏すら許さん」

足立の───ミストバーンのマガツイザナギが、後退する。
魔力の節約のため、次の一撃で決めようとしているのだ。
必殺の準備。そのための、後退。
ニンジャスレイヤーの攻撃のチャンスは、それしかなかった。

「オヌシのような他人の体を借りるしか脳のないモノには一滴の魔力すら惜しい。
───次のワタシの一撃が、キサマの存在を消し去るだろう」

ニンジャスレイヤーの手元に現れたのは、一枚ののスリケン。
それを、強く握り締める。
対するマガツイザナギも、その大剣を構える。
恐らく、交差は一瞬。
それで、勝負が決まる。

756 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:49:25 ID:KJpAksz20
グググ、とニンジャスレイヤーの筋肉が盛り上がる。
まるでそれは綱のように……その筋肉に、力が溜められる。

その瞬間に、マガツイザナギは発進した。
自動車の如きそのスピード。
大剣は振り上げられ───ニンジャスレイヤーの頭蓋を砕くべく振り下ろされる。

───その一瞬。
ニンジャスレイヤーは、その大剣に突進していった。
大剣がニンジャスレイヤーの頭蓋まで残り1センチに近づいたところで───スラリ、とその身体を左にズラす。
大剣はニンジャスレイヤーの鼻先を掠め、地面を砕く。

「な……ッ!」

そして。
渾身の力を───そしてちょっぴりの調整を───込めたそのスリケンを、投擲する。
マガツイザナギの防御は追いつかない。
足立の脚は既に限界を迎えているため、動かない。
どうすることも出来ぬまま……スリケンは足立の脳天を捉え。

『ぐううああぁぁぁッ!!!』

ミストバーンのみを、貫いた。

『あ、ああ、認めよう……その実力、尊敬に値すると……』
「……」

今際の際に残すのは、強者への賞賛。
鍛錬の末にその域まで昇った者に対する尊敬の念。
そして。

ああ、お役に立てず先に散る私をお許しください───バーン様』

そして。
最後に敬愛する我が大魔王に伝え切れぬ謝罪を胸に。
ミストバーンはその姿を、消した。

「グゥ……!」

ニンジャスレイヤーは、その場に膝をつく。
魔力を、使い過ぎた。
元より少ない物を、更に。
早く補給せねば、と足立に近寄った───その時。

「……貴様、であったか、アサシンよ」

大魔王バーンが、帰還した。
最初は誰だかわからなかったが───魔力の質が、キャスターであることをニンジャスレイヤーに伝えていた。

「……ミストは、死んだか」

その瞳に映るのは、事を成し遂げた臣下に対する感情。
それが賞賛なのか、罵倒なのかは───ニンジャスレイヤーには読み取れなかったが。
そして。
バーンはひょいと足立を持ち上げる。
くるか、とニンジャスレイヤーは即座に反応し宙に飛び上がり距離を取るが、バーンはニンジャスレイヤーを追いすらしない。

「……え?」

意識が戻った足立が、素っ頓狂な声をあげる。

「ふ、ハハ……足立よ、貴様には最後の仕事をしてもらう」
「最、後……?おい、最後って何だよ」

バーンの魔力に当てられて意識を取り戻したのか。
途切れ途切れに喋る足立に、大魔王バーンは見下したように目線を向ける。

「最早貴様は用済みだ……余の中で魔力を供給するだけの存在として生きるがいい」
「な……ッ!」

そして、己がマスターの足立を懐に抱え込み。
キャスターは、半壊した魔力炉へと腕を差し込む。
ルーラーの令呪により、既に機能を停止した魔力炉へ。

「アサシンよ……丁度いい、貴様に見せてやろう……。
余の、最後の姿を───!!」
「キャスター=サン、キサマ───」

機能を停止した魔力炉に残った僅かな魔力を右腕で吸い取り。
その左腕で───額の瞳を、抉り取った。
その額の瞳……鬼眼が光を放つ。

「これは、最後まで使うつもりはなかったのだがな───」

その言葉を最後に、バーンの肉体を硬い何かが覆っていく。
足立も共に、覆われていく。
ゴゴゴゴ、と。
段々と巨大になっていく。
アサシンは、困惑していた。
まさかここにキャスター=サンが戻ってきたということはランサー=サンが勝ったのか。
だとしたら、もはや再契約の相手は足立=サンしかいなくなる。
だが足立=サンは既にキャスター=サンの姿の一部に……。

そしてそう思案する内に。
巨大化していくバーンは、陣地と異次元すら貫き、その姿を外へと飛び出していく。




◆ ◆ ◆

757 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:50:29 ID:KJpAksz20
809

758 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:51:53 ID:KJpAksz20
途中送信でした
809ではなく810部分ですね
こちらが809の修正部分です

「───で、どうするよウェイバーちゃん、完全に俺ちゃん達置いてきぼりだけど」
「……引き返そう。アサシンの助けはもう十分にしただろ。
あのランサーのマスター達が逃げて行ったってことはそれだけ危険なやつがいるってことだと思う。
僕たちがしてやれることはもう終わったよ。
後一つ残ってるけどさ」

そう言い終えて、ウェイバーはカレン───監督役に、目線を向ける。
聞き逃した通達。
ここで、聞いておこうと。

「……私に何か?バーサーカーのマスター」

監督役のカレンが、視線に気づいたのか、そう呟く。
ルール違反のペナルティ施行は終了した。
ならば、監督役がここにいつまでも留まる必要はない───自らの居場所、教会へと戻るべきなのだ。

「ルーラー、彼等が何か用があるらし……ルーラー?」

ルーラーからの、返事が返ってこないことにカレンは疑問の言葉を投げかける。
興味の無い話だったのか、つまらなそうにしていたバーサーカーが振り返ったのも、同じタイミングだった。

「この魔力は、まさか……!?」

ゴゴゴゴゴと、地面が震える。
ウェイバーが戸惑い、バーサーカーが跳ねる。

「まさか───!」








◆ ◆ ◆

759 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:54:29 ID:KJpAksz20
そして足立の状態表を

[状態]両膝破壊、身体の至る所に裂傷、『瞳』化
から
[状態]両膝破壊、身体の至る所に裂傷、鬼眼王取り込まれている(バーンと同じように上半身露出)

に変更します

760 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:57:41 ID:KJpAksz20
バーンの状態表を

[状態]魔力消耗(大)、心臓二つ破壊一つ傷付(治癒不可)
から
[状態]魔力消耗(大)、心臓二つ破壊一つ傷付

に変更し、備考の欄に
※霊核である最後の心臓が傷付いたため、消滅しかけています
を追加します

761 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 00:59:42 ID:KJpAksz20
指摘点の主な修正としては
・バーンが何故足立の元へ戻らなかったのか
→ミストバーンを護衛として派遣
・瞳化の使用不可
→共に鬼眼王へ
・ウェイバーの放送
→問いかけようとしたところで鬼眼王で中断

に変更致しました
いかがでしょうか

762サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 03:11:26 ID:lyZyL4Mk0
自分はそれで大丈夫だと思います。

763サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 05:16:20 ID:bYvFwQy20
修正乙ですが、いくつか疑問があります

まずこの状況は
・ニンジャスレイヤーによって魔力炉が破壊された
・魔物作成で生み出された魔物はすべて魔力炉から魔力を供給されていた
・短時間とはいえ250匹分の魔物への魔力供給を足立が負担した
・ルーラーによって陣地の機能(半壊した魔力炉含む)が全て停止している

が前提としてあります。つまりこのときの足立・バーンペアは、
「足立は急激な魔力消費により意識が朦朧としており、バーンも光魔の杖でいくらかの魔力を消費しており、さらに陣地によるバックアップが受けられない」状態です。
ミストバーン作成についてはバーンが自前の魔力で行ったということで可能でしょうが、足立に憑依してマガツ イザナギを使用できるか、となるとかなり困難ではないかと思われます。
このときのバーンは真バーン状態であり、魔力消費は倍加してバーサーカー並みです。
魔力炉圏内なら通常消費で運用できますが、このときは陣地が停止していて消費は完全に足立に依存します。
総合すると、この時の足立は
「真バーンのバーサーカー並みの魔力負担+マガツイザナギの魔力負担+ミストバーンが現界する魔力負担」という三重苦を背負っていることになります。
足立が万全ならこれでも短時間は可能でしょうが、このときの足立は意識が朦朧とするほど瞬間的に魔力を吸い上げられた状態です。
いくらマガツイザナギの固有能力を使わず肉弾戦に限定させて消耗を抑えたとしても、とても戦闘をしている余裕 はないのではないでしょうか。

そしてミストバーンですが、修正の中では足立の頭部に露出している黒い霧に魔力を込めた攻撃をして消滅させる、とあります。
ダイ大原作では光の闘気を会得したヒム、あるいは実体の無い存在を滅ぼせるアバン流刀殺法「空」の技を使用できるアバンの二人でも、ミストバーンに憑依されたヒュンケルを救出できませんでした。
このことから被憑依者の頭部にミストバーンの霧が描かれていることには作画演出以上の意味はなく、たとえこの部分に光の闘気を直撃させてもミストを排除することは不可能です。
ニンジャスレイヤーがミナカトールなどの破邪呪文に類するような浄化の力でも持っていない限り、外部から物理的な手段でミストバーンを排除することは 不可能だと思います。


そもそも、マスターが危険にさらされているとわかっていて、でもその危険がなにかを具体的に認識していなければ、バーンならまず自身の目で確認すると思いますが……リリルーラなら一瞬で合流できますから。
魔力炉が破壊され、魔物が消え、陣地まで無効化され、マスターが襲撃されるという事態にまで追い込まれてなお、マスターを連れて撤退することより目前にいるランサーたちを優先させるというのはちょっと理解し難いです。
足立を確保すればあとはルーラなりトベルーラなりで逃げることは容易ですし。
大魔王のプライドというものがあるにせよ、原作ではあくまで自分さえ負けなければ問題なかったのに対して、こちらでは足立が死ねば即消滅です。
敗色濃厚どころではない チェックメイト寸前の状況で、いったん仕切りなおすことよりもプライドを優先させるほどバーンは愚かではないと思うのですが……

764サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 07:29:13 ID:Fdd9N5pY0
足立はバーン、マガツイザナギ、ミストの三重苦に耐えられない
ミストバーンはニンジャスレイヤーでは倒せない

なら足立が耐えられないという魔力負担の内のマガツイザナギとミストバーン現界の負担をミストバーンに押し付ければいいのでは?
これなら足立は耐えられるだろうし、倒せないミストバーンも魔力切れで消滅するでしょう
今度はミストバーンが耐えられるかという話になるかもしれませんが、バーンが来るまでの時間稼ぎなら可能ではないかと

765 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 10:51:24 ID:KJpAksz20
>>763
そうですね……
魔力関係は>>764様の意見を使用させていただきたいと思います

確かにバーンはプライドは高く、自らを追い詰めた存在を自分の
手で倒したい時にそこで自分のマスターを他の魔物に任せるのならばおかしいですが、任せたのはミストバーンです。
ミストバーンはバーンの本当の体を長い間預かっていたバーンの配下です。
自らの体を預けていたのですからミストバーンはバーンに能力を含む他の事を認められている配下の一人であり、身体を守るという指令だけならばバーンの配下の中ではミストバーンより適任な存在はいないと思います。
それ故にバーンはランサーと他を気にすることなく存分に戦闘できたと考えています。

ミストバーンの倒し方についてはこの場には光の闘気などの浄化の力を使える存在が数える程しかおりません。
パッと見たところではルーラー(洗礼詠唱)ジョセフ(波紋ならもしかして)ぐらいでしょうか。
キャスターのクラスから生み出した宝具でもない魔物が多くのサーヴァントからの攻撃を一切受けない、そして体に入ることさえできればミストバーンだけを倒せない仕様では一スキルから生まれた魔物、使い魔のレベルとしてはバランスが壊れてしまいます。
そして脳天の影に攻撃辺りは完全には原作では名言されていなかったので、ミストバーンは
・サーヴァントとしての召喚じゃない
・宝具でもなくスキルからの誕生である
この二つの理由により魔力での攻撃も入るように弱体化させていただきました。
ロワで言う制限のようなものです。
と思うのですが、やはり額の弱点はギリギリアウトに近いと
おもうので、ここはやはり>>764様の案がしっくり来ましたので使用させていただきたいと
思います。

バーンがミストバーンにランサーを倒して己が来るまでの時間稼ぎを命じる→ミストバーンは己の魔力を使いマガツイザナギを使用→バーンが到着と同時に消滅
にしたいと思います

766サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 11:35:05 ID:AmH7LotA0
ミスとバーン作れるなら前までの話で下位バージョンのまおうのかげを足立につけてたのはなんで?てことになるんじゃないでしょうか
強力すぎるから弱体化するよりそもそも作れなさそうですけど

767 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 11:46:40 ID:KJpAksz20
>>766
まおうのかげは足立自身がマガツイザナギを使いつつ足立の側でまおうのかげがサポートor攻撃ができます
ミストバーンは対象にとりついてしか攻撃できず足立に取り付くとなったら足立も拒否するでしょうし最悪令呪でやめさせられかねません

まおうのかげとミストバーンは上位互換どころか全く役割が違いますので……

768サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 11:50:42 ID:hTs7hiH2O
修正乙です。

令呪は「その時存在してる魔物への魔力供給を停止」だから、新たに魔物を作成するのは平気なのか。

769サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 12:07:43 ID:PaexIZV20
修正乙です。
再度の修正の方も頑張って下さい。

あと、誤字というか表現の指摘ですが、本スレ809の修正にあるナラクの
(フジキド……キサマはオフトンに包まれているだけでよいのだ……。

という台詞の「オフトン」は「フートン」に変えた方がより忍殺らしい表現になると思います。

770サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 13:21:00 ID:4eB7QUXk0
魔力問題に関しては陣地にストックされた魔力で賄ってたのかと思ってた
陣地の機能は停止してもプールされた魔力までは消えないだろうし

771サイバーゴースト名無しさん:2014/12/18(木) 18:35:21 ID:bbt/r9Qo0
修正乙です!
あの、再度の修正作業でお疲れのところ、ご迷惑でしょうが一つだけ質問があります。
ウェイバーの状態表に特製デップーバットがありませんが、これは書き忘れなのでしょうか?

1 ハンサムなデップーは死亡フラグになりかねない小道具をあっさり廃棄した。
「俺ちゃん『もう何も怖くない』なんて言わないかんな!」
「ああ、映画化がコワイ。映画化がコワイなー」

2 魔物の群れ相手に使い捨てられた。
「ホラ、野球だと全力で打った時にバット砕けたりすんじゃん。俺ちゃん大活躍の陰でウェイバーちゃんもそれくらいガンバったんだよ!書かれて無いけどな!」

3 ウェイバーの筋力値が低すぎて、結局装備出来なかった。
現実は非情である。
「ウェイバーちゃんも、毎朝大さじ山盛りシリアル食べてマッチョになんなよ!代わりに俺ちゃんは毎朝ステーキ食べるけどな!」

別に、選択肢に限定しなくても、お答えいただければ幸いです!

772 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 22:30:47 ID:KJpAksz20
>>769
確かにフートンですね、思いっきり勘違いしていました……修正します

>>771
状態表に書き忘れていました……
代案ありがとうございます、とても助かります

では修正版を投下します

773 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 22:32:32 ID:KJpAksz20
「『マガツイザナギ』!」
「グワーッ!」

赤黒く禍々しい、その身に走る神経の如き紋様。
アクマめいたアトモスフィアを醸し出すその姿───マガツイザナギは、その手に持つ巨大な剣を振り回す。
足立、いやミストバーンはマガツイザナギの能力は使わない。
無駄な魔力の消費を抑えるためだ。
しかしアサシン・ニンジャスレイヤーは次々と振るわれる斬撃を躱すことで精一杯……いや、既に押され始めていた。
元のマスターからも魔力を存分に供給されていなかったのだ。
そこでマスターを失ったニンジャスレイヤーは、弱体化の一途を辿るしかない。
もはやニンジャ動体視力を持たないものでも目で追えるほどに、ニンジャスレイヤーは弱体化していた。

「いい……いいぞこの体ッ!」

足立の肉体を奪い取り、マガツイザナギでニンジャスレイヤーを殺す。
かつて大魔王バーンの肉体を護り、使用していたミストバーンだからこその戦略。
実体を持たないミストバーンを、ニンジャスレイヤーに倒す道はない。

(((グググ……フジキドよ、なんと無様な!
以前の貴様ならばこのような相手、即座に縊り殺していた!
堕落、堕落、堕落の極み!!
ワシに体を渡せ……さすれば即座にあの奇怪なジツを砕き、セプクさせよう)))
「黙れ……」

身体の奥、その更に奥から───ナラクの誘惑が響く。
だがフジキドは、その言葉を蹴る。

(((フジキド……キサマはフートンに包まれているだけでよいのだ……。
復讐を果たせずして、消えてもよいのか)))
「黙れ……!!キサマが殺すのではない、ワタシが殺すのだ!
この復讐は、ワタシのものだ」

キャスター=サンはワタシが殺す。アサシン=サンもワタシが殺す。
これはニンジャスレイヤー・フジキドの戦いなのだ───この怨みは彼のものなのだ。
それを、誰かに預けるなどできない。

(((グググ……ならばヤツに勝ってみせろ。
ヤツには実体がない、故に特定の方法でしかダメージを与えられぬ……
しかしヤツの残存魔力は少ない…サーヴァントから送られている魔力が僅かなのだ)))
「そうか……ならば」

ニンジャスレイヤーのその手に無数のスリケンが生まれる。
この戦法は、一か八かの大きな勝負。
しかしニンジャスレイヤー───フジキドにとっては窮地など日常茶飯事。
復讐のために動き続ける彼に、危険だからと止まる選択肢などありはしない。

「イヤーッ!」

投擲するのは、スリケン。
しかし、一つや二つではない───その量はミストバーンの視界を塞ぐほど。

「グッ!」

それをマガツイザナギは剣を回転させ、シールドとして活用する。
ニンジャスレイヤーの投擲速度は遅い。
マスター不在の彼では全力には程遠い───それ故にマガツイザナギに防がれている。

「本気できたか……だが」

マガツイザナギの回転が増す。
もはやバーンからミストバーンに渡された魔力は極僅か。
だが、しかし。

「一度朽ちたこの命、もう一度拾うことができたのだ。
バーン様の為に働くことができるのだ───まだまだ消える訳にはいかんッ!!」

ミストバーンがマガツイザナギに魔力を回す。
足立の魔力はバーンが使用している───バーンの邪魔をしないためにも、ミストバーンは自らの身体を犠牲にしていた。
己が主人がこの場に戻ってくるまで、何としても耐え抜いてみせる。

774 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 22:33:51 ID:KJpAksz20
そして。
スリケンとマガツイザナギの攻防が、続く。

「イィィィヤアァァーッ!」
「ぐぅぅぅあああああッ!」

湯水のように失われていく魔力。
消えていく己の意思。
それでもこの、不名誉で忌々しいこの霧の身体は、バーン様のために。
そして───ついに、崩壊が始まった。
霧の身体が空気に溶けていく。
今は足立の身体を使っているのだ、魔力を吸い上げればまだ存在できるだろう───だが、バーンは自らの手での全力の戦いを望んでいるのだ。
そのための足立の魔力を、自分が使うことなどミストバーンに出来るだろうか。
そして。
長く続いた戦闘は、ついに終結を迎えた。
マガツイザナギが消え、スリケンの投擲が終わる。

「グゥ……!」

ニンジャスレイヤーは、その場に膝をつく。
魔力を使い過ぎた。
元より少ない物を、更に。
ミストバーンは消えかかっているが、未だ健在だ。
早く補給せねば、と考えた───その瞬間。

「……貴様、であったか、アサシンよ」

大魔王バーンが、帰還した。
最初は誰だかわからなかったが───魔力の質が、キャスターであることをニンジャスレイヤーに伝えていた。

「……ミストよ」
「───バー、ン、様」

その瞳に映るのは、事を成し遂げて、守り通して消えていく臣下。

「───良くぞ、守り通してくれた」

その臣下に、短く送られた言葉。
それは、ミストバーンにとってどれだけの価値を持つ言葉だったのか。

「有り難き、幸せ───」

霧の魔物は最後に満ち足りたような言葉を発し、消滅した。
そして。
バーンはひょいと足立を持ち上げる。
くるか、とニンジャスレイヤーは即座に反応し宙に飛び上がり距離を取るが、バーンはニンジャスレイヤーを追いすらしない。

「……え?」

意識が戻った足立が、素っ頓狂な声をあげる。

「ふ、ハハ……足立よ、貴様には最後の仕事をしてもらう」
「最、後……?おい、最後って何だよ」

バーンの魔力に当てられて意識を取り戻したのか。
途切れ途切れに喋る足立に、大魔王バーンは見下したように目線を向ける。

「最早貴様は用済みだ……余の中で魔力を供給するだけの存在として生きるがいい」
「な……ッ!」

そして、己がマスターの足立を懐に抱え込み。
キャスターは、半壊した魔力炉へと腕を差し込む。
ルーラーの令呪により、既に機能を停止した魔力炉へ。

「アサシンよ……丁度いい、貴様に見せてやろう……。
余の、最後の姿を───!!」
「キャスター=サン、キサマ───」

機能を停止した魔力炉に残った僅かな魔力を右腕で吸い取り。
その左腕で───額の瞳を、抉り取った。
その額の瞳……鬼眼が光を放つ。

「これは、最後まで使うつもりはなかったのだがな───」

その言葉を最後に、バーンの肉体を硬い何かが覆っていく。
足立も共に、覆われていく。
ゴゴゴゴ、と。
段々と巨大になっていく。
アサシンは、困惑していた。
まさかここにキャスター=サンが戻ってきたということはランサー=サンが勝ったのか。
だとしたら、もはや再契約の相手は足立=サンしかいなくなる。
だが足立=サンは既にキャスター=サンの姿の一部に……。

そしてそう思案する内に。
巨大化していくバーンは、陣地と異次元すら貫き、その姿を外へと飛び出していく。




◆ ◆ ◆

775 ◆DpgFZhamPE:2014/12/18(木) 22:36:25 ID:KJpAksz20
修正終了です。
また、修正に関しては>>764様の代案を使用させていただきました、ありがとうございます。
残りの修正点の時間間違い、ウェイバーのバットはwiki収録の際に直したいと思います。
問題がなければ収録したいのですが、どうでしょうか

776サイバーゴースト名無しさん:2014/12/19(金) 01:36:23 ID:Fv7wWH5U0
修正お疲れさまです。
この内容で大丈夫だと思います。

777サイバーゴースト名無しさん:2014/12/19(金) 04:09:56 ID:1u5CneTQ0
修正乙です!
そして、ご返答ありがとうございました!
私もこれで大丈夫だと思います。

778 ◆DpgFZhamPE:2014/12/19(金) 08:54:46 ID:w4mTrU820
ありがとうございます。
ではこれで、収録したいと思います

779サイバーゴースト名無しさん:2014/12/19(金) 21:16:01 ID:36zUW9cM0
修正お疲れ様でした。
この場合予約解禁はいつになるんでしたっけ?

780サイバーゴースト名無しさん:2014/12/19(金) 22:53:30 ID:4aXe/XZ.O
14/12/18(木) 22:36:25の24時間後以降の午前0時からなので、
20日からですね。


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