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魔法少女まどか☆マギカの鹿目まどかです 避難所★2

320306:2014/09/13(土) 16:25:06
もしほむらとさやかの立場が逆だったら:5

マミ「あなた、いつまで強情張ってるつもり?」
ほむら「悪いわね…手間を取らせて…」
マミ「あなたらしくないわね…」
ほむら「ええ…もうどうでもよくなっちゃったわ…。
もう私…何が大切で何を守ろうとしていたのか…何もかもわからなくなってしまったわ…」
マミ「!?」
ほむら「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだと、あなたいつか言ってたわよね…。今ならよく分かるわ…
確かに私は何人か救ったりもしたけれど、その分心には恨みや妬みが溜まって、一番大切な友達さえも傷つけた…。」
マミ「暁美さん…あなた!!」
ほむら「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。魔法少女は、そういう仕組みだったのね…。
私って…本当にバカだわ……」(魔女になる)
マミ「暁美さん!!」


マミ「何なのよあなた…暁美さんに何をしたの!?」

さやか「マミさん、掴まって」
マミ「何を?」
さやか「いいから」
マミ「あの魔女…一体何なの?」
さやか「かつてほむらだった奴だよ。マミさんも見たでしょ?」
マミ「逃げるの?」
さやか「嫌だったら今すぐあの魔女を殺すけど、出来るの?」
マミ「ふざけないで!!」
さやか「今のマミさんじゃ足手まといにしかならないから一旦退くよ」

まどか「ねえ、ソウルジェムは?ほむらちゃんはどうしたの!?」
さやか「ほむらのソウルジェムなら、グリーフシードに変化した後、魔女になって消えたよ」
まどか「え…嘘…だよね…」
さやか「本当だよ、それがソウルジェムの最後の秘密。この宝石が濁りきって黒く染まったら、
あたし達はグリーフシードになって魔女として生まれ変わる。
つまり魔女は、魔法少女のなれの果てってわけ」
まどか「そんな…どうして…?ほむらちゃん、魔女から人を守りたいって、
杏子ちゃんの分までこの街を守るって、そう思って魔法少女になったんだよ?なのに…」
さやか「その祈りに見合うだけの呪いを、背負い込んだまでだよ。
ほむらは誰かを救った分だけ、これからは誰かを祟りながら生きていく」
マミ「何でそう得意げに喋っていられるの…この子は暁美さんの…暁美さんの親友なのよ!?」
さやか「さすがにもう分かったでしょ?あんたが憧れてたやつがどういうものか。
それ(ほむらの死体)、どうするかよく考えたほうがいいよ。
迂闊な場所に置いとくと後で厄介なことになるから」
マミ「あなた…それでも人間なの!?」
さやか「違うよ、マミさんもね」


マミ「暁美ほむらさん…助けたいと思わない?」
まどか「助けられる…んですか…?」
マミ「助けられないとしたら放っとく?」
まどか「……」
マミ「変な聞き方してしまったわね、バカだと思うかもしれないけど、
私は本当に助けられないのかどうか、それを確かめるまで諦めたくないの…
あの子は魔女になってしまったけど、友達の声は覚えてるかもしれない。
呼びかけたら、人間だった頃の記憶を取り戻すかもしれない。
それができるのだとしたら、多分あなたね」
まどか「う…うまくいきますか?」
マミ「わからない…けど、わからないからこそやってみる価値はあるわ。
もしかしてあの魔女を倒したら、中からグリーフシードの代わりに、
暁美さんのソウルジェムが落ちてくる可能性も無いとは言い切れないから。
そういうものでしょ?愛と勇気が勝つストーリーというのは…」
まどか「……」
マミ「これでもね、そういうものに憧れていた時期もあったのよ。
もう何年も忘れていたけど、暁美さんのおかげで思い出せた…。
もちろん無理強いはしない。危ない橋を渡ることになるし、
私も何があっても絶対に守れるなんて保証はできないし…」
まどか「ううん、手伝う…手伝わせてください。
私、鹿目まどかです」
マミ「ふふっ、本当に可愛い子ね」
まどか「えっ?」
マミ「巴マミよ、よろしくね」




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