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ξ゚⊿゚)ξ街角絵本と奇譚のようです

5ブーン系の名無しさん:2014/03/23(日) 23:08:05 ID:zwh.XI/U
`

ξ;゚⊿゚)ξ「ええと、どなたですか?」

おずおずと聞いてみる。

('A`)「あ? あー俺は」

青年が答えようとしたところで、うわ、と変な声を出してその場にくずれた。
あっという間のことで、早月は目をぱちくりとさせる。

倒れた青年の腰の上で、今まさに走ってやってきた、というより助走つきで青年に体当たりをかました少女が、
明るい色の髪をぴょこんと跳ねさせた。

ミセ*^ー^)リ「館長っまた倒れてるー! しょぼーい!」

('A`)「ミセリお前、図書館では静かにしろといつも言ってんだろうが」

青年が低い声でそっと言う姿は猫を叱る飼い主のように見えた。

ミセ;*゚ー゚)リ「よよっ」

ミセリと呼ばれた少女は俊敏に青年の上から降り、そのまま早月の後ろへ隠れた。
ふわり、と花の香りが漂う。
手元に目をやると白い鈴蘭が見覚えのある花瓶から顔を出して、小さく揺れていた。

ξ゚⊿゚)ξ「それは」

ミセ*゚ー゚)リ「みゃっ?」

くりくりとした瞳がこちらを向く。
改めて見ると、少女はまだ幼子と呼んで差し支えないほどの年齢のようだった。
早月はしゃがみこんで目線を合わせ、微笑みかける。


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