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ξ゚⊿゚)ξ街角絵本と奇譚のようです

11ブーン系の名無しさん:2014/03/23(日) 23:29:49 ID:zwh.XI/U
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o川*゚ー゚)o「ねえねえ、聞いた?」

ξ゚⊿゚)ξ「はいはい聞いた聞いた」

o川;*゚ー゚)o「ええっ!? あたし、まだ何にも話してないんだケド」

そう言って、高梨九(ココノ)は二つに結わいた髪を大きく揺らした。
豊かな黒髪は窓から差し込む朝日に艶めいて、なんでもない教室の風景に華を添える。

ξ゚⊿゚)ξ「冗談よ」

o川*゚、゚)o「むむっ。ツンちゃん真顔で言うもんだから」

頬を膨らませた高梨の呼ぶツンとは、早月のニックネイムだ。
御ヶ津早月――「五月(ゴガツ)」が「二つ(フタツ)」でツン、ということらしい。
高梨は九という名前から、キュウやキューちゃんと呼ばれている。

ξ-⊿-)ξ「でもねぇ、何にも話してないのに聞いたかどうかなんて、わかるわけないでしょ」

( ФωФ)「相変わらず手厳しいな」

ξ゚⊿゚)ξ「あら」

o川*゚ー゚)o「ロマ!」

早月の隣の席へ鞄を下ろした淡路真琴は、大柄な体型に似合わない丁寧さで椅子を引くと浅く腰かけた。
座っていても、立ったままの高梨と顔の高さがあまり変わらない。
小柄な高梨と大柄な淡路、二人の間にはずいぶんな身長差があるのだ。

( ФωФ)「だが、その様子なら聞いていないようだ。キュウ、隣町の話だろう?」

o川*^ー^)o「そうよー」


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