したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ・∀・)ヒート・オブ・ザ・ソウルのようです

40ブーン系の名無しさん:2014/03/23(日) 21:39:23 ID:NuFaU0o.
9.
にも関わらずモララーの体は活力にあふれ、一日に何十キロも歩いた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 団地を出て三日目。

相変わらず空は分厚い雲に覆われ、町にはいかなる生物の息吹も感じられない。

そこにはただ廃墟と、荒涼とした風と、絶望に身をよじるヴォイドの影だけがあった。

モララーは顔すら思い出せない少女の存在だけを希望に、ひたすら前進を続けた。


( ・∀・)(全然近づいて来ないなあ……この調子じゃ一週間くらいかかるんじゃないか)


 坂道の上でふと立ち止まり、地図と遠くの城とを見比べる。

町を出て郊外の住宅街に入ると、ヴォイドの襲撃が頻繁になった。


( ・∀・)「もうすぐ掲示板に書いてあった避難所だけど……あ、ここだ」


モララーは広大な駐屯地の前で立ち止まった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板