[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
( ^ω^)ブーン系小説ラノベ祭り2014・春のようです
196
:
ブーン系の名無しさん
:2014/03/23(日) 22:42:42 ID:BnPNMriM
あなたの最後の登校日、放課後に呼び出すまではうまくいってたんですけどね。
でも、伝えられたのは当たり障りのない言葉ばかりでした。
好きのす、までは言えたのに、そこからすごい楽しかった、になるんですもん。
わたしったら、何てことやらかしちゃってるんでしょうね。
でも、しょうがないじゃないですか。
恐かったんですよ。あなたとの関係が壊れることが、最後の最後まで。
あのとき、いろんな想いが、頭の中をぐるぐると渦巻いてました。
あなたがいなくなるから、わたしは告白しないといけなくなった、とか。
だから逆に、わたしが告白しなきゃ、あなたはいなくならないような気がした、とか。
でも、絶対にそんなことはないから、やっぱり言わなくちゃ、とか。
成功するのかな、とか。
失敗するのかな、とか。
言わない方がきれいな思い出になるのかな、とか。
それで結局、わたしはきれいな思い出になることに決めたんです。
どうなるかもわからない未来より、すぐに消えてしまう現在を選んだんです。
それでよかったのかどうかは、いまもよくわからないです。
手紙は鞄に入れたままにしておきました。
触れたら、張り詰めていた何かが切れてしまいそうだったから。
家に帰って、教科書を詰め込んで、鞄の底に沈めてしまいました。
ちなみにその鞄は、いまも手紙を入れたまま、押し入れのすみっこで眠っています。
だいぶくたびれていたけど、捨てようとは思いませんでした。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板