したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

短編総合スレッド

160名無人目のスタンド使い:2025/02/27(木) 20:37:56
初カキコです。
普通男赤塚です。
和装を忍者装束と解釈したものとなります。
時系列的には港を出て船に乗ったところ。ダークブルームーン戦よりは少し前ぐらい。
勢いだけで書いてるので許してください
━━━━━━━━━━━━━━━
海風が心地よく、カモメが鳴きながら船出を喜んでいる。潮の香りが辺り一面を撫でながら船頭を切り裂いていく。
船に乗るのは初めてな気がする。………救助船を除いてだ。アレは初めての船旅にカウントしないでくれ。
「…うぷ」
「花京院、顔色が悪いようだが……」
横を見れば先程酔っ払ってナンパに失敗した可哀想な独創的かつ赤色の髪が呻いている。流石に船酔いと酒の酔いが同時に襲いかかってきたのだろうか。それをアヴドゥルが心配しながら背中を摩ってる。
「赤塚、君も酒を飲んでたが平気なのか?」
「私は平気だ。酔い止めを飲んでたのでね」
「それが余ってるなら花京院に差し出せばいいものを…」
「1人分しかなかったからな。飢渇丸ぐらいならあるが」
「キカツガン……?」
「人参、そば粉や酒を混ぜて乾燥させた非常食みたいなものだ。忍者御用達である」
「……うぷ、赤塚。僕は時々君が本物の忍者なんじゃないかと、時々……うっ、思うよ」
残念だが、俺は忍者もどきである。本物のJapaneseNinjaではない。
忍者に憧れる平凡な男である。
そもそも忍者はとても質素な生物であって、こんな現代世界じゃ馴染めず死滅する。あともう戦いの時代でもないしな。
「気分を悪くしてる花京院はともかく……お前たちその格好をどうにかしてくれ。見てるこっちが暑いわい」
「………」
「…ぅぷ」
「意外に動きやすいんですよ、この服」
そう言いながら花京院の隣で飢渇丸を食べた。元々飢えを満たすものなので小腹が埋まるような気がする。
それに、ポルナレフと泳ぐ約束をした。赤塚独学なんちゃって水遁の術がようやく日の目を浴びる時が来たのである。

そう思ってたはずだったのだが、この後敵によって船から落とされるし、漂流するしで早速水遁の術がお披露目されるとはこの時の私は思いもしなかったのである。
この隣でグロッキーな赤髪の男はいつ、船酔いと悪酔いが治るのだろうか。まぁ、漂流しながらでも考えてみよう。
了。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板