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キスから始まる恋の予感

1ちんぱる:2014/07/30(水) 23:17:52
まゆゆをヒロインに、恋愛小説を書いていきたいと思います。
なおかつ、今回は初めて官能要素も取り入れていきたいと思っておりますので
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

2ちんぱる:2014/07/30(水) 23:32:53
じりじりと照りつける太陽のもと、渡辺麻友はとある場所に向かって歩いていた。
過ぎ行く近所の人たちが挨拶をしてきた。
麻友は笑顔でそれを返し、先を進んだ。
駅前に最近できたカフェに彼女を待つ人がいる。
久々に会うので、麻友も少し緊張していた。
ようやくカフェに到着し中に入ると、彼女が先にテラス席に座っていた。

「お待たせ、ぱるちゃん」
「あっ、麻友ちゃーん。久しぶりぃ」

島崎遥香、麻友の高校からの友人で、社会人になった今は
有名な服飾系の仕事に就き、海外を転々としていた。

「どれくらいぶりかな?」
「うーんと、最後に会ったのが…。高校の同窓会じゃなかったっけ?」
「えっ、もうちょっと最近会ったよ」
「えー、もう忘れちゃった」

相変わらずのマイペースぶりに、麻友は思わず笑みをこぼした。
そんな彼女の左手をじいっと見つめながら、遥香はカプチーノを一口啜り、喋りだした。

「相変わらず、幸せそうだね」
「えっ?あっ、うん」
「博人くんは?元気してるの?」
「うん。あー、でも最近ちょっと太ってきたかなぁ」
「幸せ太り?」
「違う違う。会社の付き合いで外で食べてくるのが多いんだって」
「それって本当に会社の付き合いかなぁ?」
「ちょっとやめてよ、そういうこと言うの!」
「アハハハ、ゴメンゴメン」

麻友の左手の薬指には、少しサイズの大きい指輪がはめられていた。


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