諦められない思い

33：受験生：2015/11/25(水) 00:50:18: 翌日、俺は由依に部活に行くことを伝えた。
俺:「…つー事で今日は部活行くから一緒に帰れないけどいいかな？」
由依:「…やったら優人の練習してるとこ見たい。ええやろ？」
マジかよ…。俺運動してるの見られたくないんだよなぁ…。
俺:「じゃ、じゃあいろんな部活見てきたら？ほら、由依って部活入ってなかったろ？」
由依:「…じゃあ優人とおんなじ部活入る。」
俺:「…ええっ！」
由依:「何？いかんの？」
俺:「いいんだけどさ、テニスできる？」
由依:「マネージャーする。」
そっちかよぉ…。まぁ、そうだよな。
実は前々から由依の運動神経には少し驚いていた。
体力測定の時のタイムが11秒…だった気がする。
何より走り方がすごい。可愛いがあれではスピードが出ないのも当然である。
俺:「…わかった。さっそく山下先…ってあれ？」
由依がいない。
どこだ…あ！もう提出してるやん！
由依:「これお願いします。」
山下:「お、おう。わかった、これから頑張れよ。」
由依:「これで文句ないやろ？」
俺:「ぁ、あぁ、大丈夫。」
こうして2人はテニスコートへと向かった。

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