[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
AKB48+1
1
:
ステージ
:2013/06/16(日) 21:10:30
AKB49的な物語です
でも内容は違います
よろしくです^^
8
:
ステージ
:2013/06/16(日) 23:06:47
序盤はかなり49の方に似せて作りました
9
:
ちんぱる(板野友美4thシングル『1%』好評発売中!)
:2013/06/16(日) 23:14:55
寄せてますね(笑)
10
:
ステージ
:2013/06/16(日) 23:17:35
その日の帰り道。
瑠璃「ったくあいつら・・・ちょっと意見を述べたまでじゃんか・・・何も箒で叩くことはねぇだろ・・・」
そう言って頭をさすりながら歩いている瑠璃。
しばらくすると、交差点であるものを見つけた。
瑠璃「何?AKB48第12期オーディション開催?」
チラシを見た瑠璃は少し考え込む。
数分もすると、顔を上げ、満面の笑みでこう呟いた。
瑠璃「面白い・・」
この時、この決断が瑠璃の人生を大きく変えることに瑠璃はまだ気づいていない・・・
11
:
ステージ
:2013/06/16(日) 23:18:24
ちんぱるさん
ですねww
12
:
ステージ
:2013/06/16(日) 23:19:38
間違えて12期とかいてしまいました
書き直すのもあれなんでこのまま12期でいこうと思います
13
:
ちんぱる(ドラマ『家族ゲーム』来週水曜日最終回!)
:2013/06/16(日) 23:21:01
頑張ってください!
14
:
ステージ
:2013/06/16(日) 23:30:05
それから数週間後。
都内の大きなホールでAKB48第12期オーディションが開催されていた。
参加者は例年にも増して、多いようだ。
しばらくすると、歌唱審査が始まった。
係員の人にどんどん名前が呼ばれていく。
中には緊張して、震えている子もいたが、まるで自分に自信があるような胸を張った子もいた。
そしてその中に見覚えのある顔が一人。
顔立ちは綺麗で、入ったらすぐにでも人気になれそうな女の人だった。
数分もたつと、係員の人がその人を呼ぶ。
係員「え〜、12番の、”河山瑠璃”さん。どうぞ」
呼ばれた人はすぐに立ち、はっきりとした大きな声で返事をし、中へと入っていった。
15
:
ステージ
:2013/06/17(月) 00:36:15
審査室に入ると、何やら険しい顔をしたちょっと太ったおっさんが座っていた。
こいつが審査するのかといかぶりながらも、マイクを取る。
瑠璃「エントリーナンバー12、河山瑠璃です。よろしくお願いします」
そう言って彼女は頭を下げる。
そして頭を上げると、すぐに曲がかかった。
曲はヘビーローテーションだ。
歌い終えると、ぽっちゃりしたおっさんから質問が来た。
?「君はAKB48のメンバーで誰が好きですか?」
突然の質問に戸惑う瑠璃。
何せ彼女は最近まで、AKBなど、興味のかけらも無かったのだ。
戸惑うのも無理はない。
瑠璃「えっと・・・大島優子さん・・・です」
本当にこの名前で合ってるのか?という顔で、返答を待つ。
?「そうですか・・・では彼女のどんなところが好きですか?」
またまた突然の質問。
瑠璃「それはやっぱりあのルックスですね。見てて凄い憧れます。
後はあのダンスのキレ!あれに勝るものは無いと思います!
それにどんな役でもこなす演技力!尊敬しますね〜あれは。
ファンへの気遣い!プロ意識の高さ!言い始めるときりがないです!」
早口でペラペラペラペラしゃべる瑠璃。
その勢いはどんどん加速していく。
瑠璃「でも、そういう点ではお、じゃなかった。私も負けてないと思うんですよね。
ホラ、私って歌も下手ではないと思うし、演技上手いし、スタイルいいし、
こんな私を放っておいたら、後々痛い目みるのは目に見えてますからねぇ」
瑠璃は喋り終えると、少し溜息をついた。
瑠璃「以上!河山瑠璃の自己満足紹介終わり!ありがとうございました!」
辺りがシーンとなった。
聞こえるのは扉の外のまだ呼ばれてない子たちのひそひそ声だけ。
すると、おっさんが突然空気を破った。
?「ぷ、あはははははは!」
いきなり笑い出したので、これには瑠璃もびっくりしてしまった。
?「OKOK。実に面白かったよ。ありがとう。では、あちらの扉の向こうで待っててください」
瑠璃は言われるがまま、扉へと歩いて行った。
ドアノブに手をかけた時に、瑠璃はふと思った。
俺、何か笑われるような事したか?
16
:
ステージ
:2013/06/17(月) 02:29:00
瑠璃は扉から出てすぐのところにあった椅子に座っていた。
瑠璃「あんな事聞かれるなんて知らねぇよ・・・」
ふと溜息をもらす。
実は瑠璃は別に受かりたくて来たわけではないのだ。
オーディションのチラシを見たとき、ふと思いついたのがこの計画。
もしもAKBのオーディションに男が混ざっていたらどんな感じなのかというものをしてみたかっただけなのだ。
元から女顔だったので、あまりメイクをする必要もなく、女の子らしくなれた。
後はかつらをかぶるだけだ。
それにオーディションでのあのペラペラしゃべっていたのも全てでまかせ。
つい口から出た嘘ばっかりである。
この時、彼女は合格する気なんて微塵も無かった。
数十分後。
全てのオーディションが終わった。
係員の人が出てきて、合格者を読み上げる。
それぞれ歓喜する者、泣き出す者、色々いた。
すると係員が他の係員に耳打ちされて、発言した。
係員「えー、12番!」
この時から、運命の歯車は、さらに加速して回り出した。
17
:
ステージ
:2013/06/18(火) 21:45:29
瑠璃「・・・・は?」
彼女の上にはてなマークが躍る。
係員「それではこれでオーディションを終わります。お疲れ様でした」
係員の呼びかけを皮切りにぞろぞろと部屋から出て行く少女達。
そんな中、瑠璃はずっと固まったままだった。
全員が居なくなって数分が過ぎると、瑠璃は正気に戻り、何やら独り言をつぶやきだした。
瑠璃「え?何で俺受かったの?あんだけやりたい放題やったのに・・・
受かる気なんか微塵もなかったよ?むしろ落ちて当たり前だと思ってたんだから。
それに何より俺、男だよ!?男がAKB入っちゃまずいっしょ!
あのおっさん何やってんだよ・・・でも・・・・面白い・・・」
序盤は戸惑っていた瑠璃だが、一言しゃべるにつれて、徐々にこの状況に楽しささえ感じているようだ。
瑠璃「こんな事予想してなかったけど、受かっちまったもんはしょうがない!
やりとおしてやるぜ!12期!」
そう叫ぶ瑠璃がいる部屋の扉の向こうではオーディションの時にいた、あの太ったおっさんが聞き耳をたてていた。
聞き終わるとおっさんはフッと笑って・・・
?「君がAKBをどう変えてくれるのか楽しみだよ・・・」
そう言い残しその場を去って行った。
18
:
ちんぱる(ドラマ『家族ゲーム』今週水曜日最終回!)
:2013/06/18(火) 21:47:16
あちゃちゃ〜、“やすす”に聞かれてたか〜
19
:
ステージ
:2013/06/18(火) 21:57:28
ちんぱるさん
はいww
20
:
ちんぱる(ドラマ『家族ゲーム』今週水曜日最終回!)
:2013/06/18(火) 22:01:49
12期のメンバーって誰がいますかね?
21
:
名無しさん
:2013/06/18(火) 22:05:16
水着になるときにちんこ見られておしまい 完
22
:
ちんぱる(ドラマ『家族ゲーム』今週水曜日最終回!)
:2013/06/18(火) 22:07:40
今調べましたところ
カレン(岩田華怜)、じゅり(高橋朱里)、たのちゃん(田野優花)、とむ(武藤十夢)、みゆぽん(大森美優)、ゆかるん(佐々木優佳里)、ひらりー(平田梨奈)
が在籍中です!
23
:
名無し
:2013/06/18(火) 22:08:07
>>21
パレオで隠せばセーフ
24
:
名無し
:2013/06/18(火) 22:08:20
って漫画のほうでもそうだったぞ
25
:
ステージ
:2013/06/18(火) 22:10:41
ちんぱるさん
ありがとうございます
それに加え、オリキャラもどんどん出していこうと思います
26
:
ちんぱる(ドラマ『家族ゲーム』今週水曜日最終回!)
:2013/06/18(火) 22:27:29
頑張ってください!
27
:
ステージ
:2013/06/20(木) 16:38:56
数日後
瑠璃はAKBの劇場を訪れていた。
瑠璃「AKBを知るためには公演を見る方が早いぜ!」という考えのようだ。
チケットなどなくとも、入館証さえあれば大丈夫なので、便利である。
瑠璃は関係者専用入口から入った。
今日はチームBの公演だ。
それに加え、何やら今日は誰かの生誕祭?らしく、劇場も大変混雑している。
その間を潜り抜け、立見席に入る。
数分もすると、公演が始まった。
圧倒的なパフォーマンス、MC、どれも飛びぬけていて瑠璃は度肝を抜かれた。
正直、AKBなんて秋元の名前でのし上がった成り上がりアイドルだろ。なんて馬鹿にしてたからだ。
そして公演のMCの最中、あるメンバーが手紙を読み始めた。
麻友「ゆきりんへ
誕生日おめでとう!毎年ゆきりんが誕生日を迎えると、自分の事のように嬉しくなります。
あなたと出会って、数年たちました。
一緒にオーディションを受けた日、初めて喋ったのがあなたでした。
それから合格して、メアドも交換して、一緒に遊んで、一緒に泣いて、色んな日々をあなたと過ごしてきました。
メールをあまり返してくれないあなたに怒ったり、くだらないことでケンカしてしまった日々が懐かしく思えます。
気付けばいつも隣にはあなたがいた。
こんな恋愛小説に出てきそうなセリフを人に感じたのはあなたが初めてです。
つい最近、あなたとこれまでにないようなケンカをしてしまいました。
本当は違う、こんな事言いたくないって思ってるのに口から出てくるひどい言葉の応酬に、
自分自身、怖くなりました。
きっと・・・それは仲がいい印だよね!
そうであることを祈ってます。
これをきっかけに仲直りできるといいな・・・
最後に・・・本当に誕生日おめでとう!
無二の親友、片山陽加」
メンバーが手紙を読み終えると、今日誕生日らしき人がワッと泣き出した。
瑠璃「・・・いいもんだな・・・・・・AKBって・・・・・・」
そう呟くと、瑠璃の左目から一筋の光が流れた。
30
:
ちんぱる(吉本荒野よ、永遠に…)
:2013/06/20(木) 22:09:04
いいですねぇ〜
瑠璃のAKBに対する気持ちが徐々に変わっていく様子が分かりました!
31
:
ステージ
:2013/06/20(木) 23:10:09
それからまた数日後
瑠璃達研究生はレッスンスタジオを訪れていた。
記念すべき最初のレッスンである。
やはり、初めてのレッスンということもあってか、研究生達は盛り上がっている。
みのり「ほぉ〜、結構広いんだな」
そう言っているのは同じ12期研究生の浦川みのり。
彼女とは、この前のチームB公演で偶然出会い、仲良くなった。
何かしらと男らしいので、瑠璃は親近感を覚えている。
瑠璃「よっしゃ〜!がんばるぞ!」
気合を入れてスタジオに入る。
すると、入るや否や、奥からすごく大きい怒鳴り声がした。
?「出来ないんなら外で練習してこい!!」
大人っぽい女性にそう言われた少女はふてくされた顔をして、悪態をつきながら出て行った。
瑠璃「一体どうなってんだ・・・?」
32
:
ちんぱる(吉本荒野よ、永遠に…)
:2013/06/20(木) 23:32:13
まさかのみのり現る!?
33
:
ステージ
:2013/06/20(木) 23:32:50
ちんぱるさん
はい(笑)
登場させました(笑)
34
:
ちんぱる(吉本荒野よ、永遠に…)
:2013/06/20(木) 23:34:37
あの、ちなみにこっちのみのりは…♂じゃないですよね?
35
:
ステージ
:2013/06/20(木) 23:37:15
ちんぱるさん
・・・さぁ?どうでしょう(笑)
これからも親友というポジションで出していくつもりです!
性別は・・・ねぇ(笑)
36
:
ちんぱる(吉本荒野よ、永遠に…)
:2013/06/20(木) 23:38:10
>>35
いいねぇ〜
37
:
ステージ
:2013/06/20(木) 23:40:33
そうですか?(笑)
38
:
ステージ
:2013/06/20(木) 23:56:07
研究生たちは、何なんだといかぶりながら入って行く。
すると、先ほど怒鳴っていた人が瑠璃達の方を向いて言った。
?「こんにちは!」
いきなり大きな声で挨拶してきたのでビックリした様子の12期生。
瑠璃・みのり「こんにちは!」
二人が深々と頭を下げた。
それにつられて皆も頭を下げる。
?「・・・そこの・・・そう後ろの子・・・」
指さされたのは、後ろの方にいた大人しそうな子だった。
?「クビ。荷物まとめて帰りな」
一同は驚愕したような表情を見せる。
すぐさま大人しそうな子が反論した。
?「な、なんでですか!?」
すると、首を宣告した人が冷酷にもこう言った。
?「挨拶もまともに出来ない人はAKBにはいりません。わかったら早く帰って」
鋭い目つきでにらむ。
それに触発されてか、その子はあっさりと荷物をまとめ、去って行った。
去ったのを確認すると、女性が言った。
ひろみ「私はAKB48専属振付師の田中ひろみです。さっきもあったように、私が担当するからには、何か出来ないことが一つでもあれば、即刻出て行ってもらいます」
早口で話していった。
その話を聞いてる間、瑠璃はずっとイライラしていた。
瑠璃「たったそんだけの事で、人の夢台無しにしていいのかよ・・・」
42
:
ステージ
:2013/06/22(土) 00:49:20
ひろみはなりふり構わず話を続けている。
ひろみ「生活態度を気を付けること!・・・それとさっきの子みたいに馬鹿な事して首にならないようにね」
この言葉で瑠璃は堪忍袋の緒が切れた。
瑠璃「あんたさっきから何なんだよ!散々人の事バカにしやがって!そんなに楽しいか?楽しいのか?
専属振付師だか何だか知らねぇけどよ。ちょっとは物の言い方ってもんがあんじゃねぇの!?」
するとひろみは何かを投げつけたそうな表情で言った。
ひろみ「何あんた、偉そうに。知ったような口聞いちゃって・・・
あんたもクビにしてやろうか?私にはその権限があるのよ!」
様子からしてすごく怒っていらっしゃるようだ。
瑠璃「あぁ、クビでもなんでもしてみろよ!俺はまた這い上がってくるからな!」
ひろみはギョッとした表情で言った。
ひろみ「してみろよって・・・あんたクビが怖くないの?」
すると瑠璃は胸を張ってこう答えた。
瑠璃「クビなんかを怖がって何か出来ないより百倍ましさ!
俺だって何か存在意義を残したくてここにきてるんだ。クビを恐れてやりたいこと、言いたいこと言えねぇなら最初から来てねぇよ!
あんたがさっき送り返した人も帰る時泣いてたぞ?
きっと彼女も同じ気持ちだったと思う。
なのにクビっておかしいだろ?あんたの一言が人一人の人生変えんだぞ!?もっと責任持てよ!
確かに挨拶や礼儀は大事だよ?それは俺もわかってる。
でも、それ以上の物を掴めるかもしれないのがAKBだろ?
人間どこかで間違いや失敗はあるんだよ!
少なくとも・・・私はそう思ってる」
真剣なまなざしでひろみを見つめる。
ひろみが口を開いた。
ひろみ「じゃあ問うけど・・・あなたにとってAKBとは何?」
すぐさま瑠璃は口を開いた。
瑠璃「誰もが誇れる自分を見つけるべき場所!」
この様子に研究生達も聞き入っていた。
ひろみ「・・・なるほどね・・・あのおっさんが合格にするわけだ・・・」
やれやれといった表情で瑠璃を見つめる。
ひろみ「・・・いいね!あんた!」
ニコッと笑うと、彼女はその場から去って行った。
43
:
ちんぱる(明日、福岡にてAKBの新曲PV撮影!)
:2013/06/22(土) 00:57:34
何となく夏先生を思い出す…
46
:
名無しさん
:2013/06/22(土) 15:47:30
その時、さっき追い出されたはずの少女が帰ってきた。
?「さ、レッスン始めるよ〜」
入って来ていきなり仰天発言をかます。
みのり「え?さっきのが講師じゃないんですか?」
みのりは首を傾げる。
友里「あ〜、まぁさっきのはテストっていうか・・・まぁ!とにかく私が本物の講師!吉岡友里です!よろしくね」
そう言ってウインクをする。
それでも研究生達は頭の上に?マークを掲げている。
すると友里が説明しだした。
友里「さっきのはね・・・テストだったんだよ」
研究生「テスト?」
友里「そ。あなた達が本当にAKBでやって行けるかのテスト。つまり何かに怯えて何も言わない、出来ない子はAKBにはいらないってことかな」
瑠璃はこれで全貌を理解した。
瑠璃「つまりさっきの人は・・・」
友里「うん。秋元先生が送り込んだ刺客ってとこかな?」
みのりはホッとしたように床に崩れた。
みのり「じゃあ私たちは・・・?」
友里はやさしい笑顔で言った。
友里「うん。合格!君達で二組目だってさ」
瑠璃は頭を傾げる。
瑠璃「二組目?」
友里「うん。一組目は確か初期だったと思うよ。さて、レッスンを始めよう!」
くったくない笑顔で友里は笑った。
いよいよ記念すべき最初のレッスンが始まる。
47
:
ちんぱる
:2013/06/22(土) 23:20:51
まさかのニセモノって…(笑)
48
:
ステージ
:2013/06/23(日) 22:15:09
レッスンが始まって数日が過ぎた。
最初はぎこちない踊りでついていけなかったが、日がたつうちにうまくなっていった。
そんなある日、AKB劇場に一枚のファックスが送られてきた。
それは秋元康からで、内容は今度から始まる研究生公演のポジションだ。
それに劇場支配人、戸賀崎智信が目を通す。
その瞬間、腰が抜けたようにその場にしゅんと座ってしまった。
その状況に疑問を抱いた他のスタッフが、研公の紙を見た。
その紙のど真ん中にはこう書かれてあった。
”センター、河山瑠璃”
49
:
ちんぱる
:2013/06/23(日) 22:23:15
おお!瑠璃やるじゃねえか!
いいねぇ…
51
:
名無しさん、いらっしゃい!
:2013/06/25(火) 20:07:22
瑠璃「え?センター?」
後日、戸賀崎からポジションを伝えられた瑠璃はぽかんとした。
戸賀崎「そう、お前が真ん中で踊るんだ!」
瑠璃「・・・真ん中?」
瑠璃は目をパチパチしている。
瑠璃「いや、無理ですって!俺が真ん中?」
反抗する瑠璃の顔を戸賀崎はつねって
戸賀崎「もう決定事項だ。反論は許さん。まぁ頑張れよ」
そう言って戸賀崎は去って行った。
瑠璃「マジかよ・・・センターかぁ。・・・・ま、決まっちまったもんは仕方ねぇな。やるか」
こんな時でも持ち前の気楽さを見せる瑠璃。
しかし彼はまだ知らなかった。
AKBにおいて、例え研究生公演だとしても、”センター”というものがどれだけの影響力を持つのか。
そして・・・メンバーの・・・センターにかける想いを。
52
:
ステージ
:2013/06/26(水) 18:42:23
翌日。
この日は朝からレッスンだ。
いつものように鼻歌を歌いながらレッスン場のドアを開ける瑠璃。
瑠璃「おはようございまーす」
いつもの挨拶。
ここまですべてがいつも通り。
唯一違ったのは・・・メンバーの瑠璃に対する視線だった。
いつもなら皆そろって「おはよー」と返してくれるのに返事が来ない。
さすがの瑠璃も異変に気付いた。
瑠璃「ねぇ?皆どうしたの?」
すぐそばに立っていたみのりに瑠璃は声をかける。
みのり「さぁ?」
みのりもさっぱりわからない様子だ。
その日は一日変だった。
センターに選ばれたので、そのポジションでレッスンしていると、皆からの目線を感じたり、自分のいないところでひそひそ話をしていたり、とにかく瑠璃は居心地が悪かった。
瑠璃「ねぇ!言いたいことあるなら面と向かって言いなよ!」
この状況に耐えかねた瑠璃は声を荒げた。
瑠璃「私何かした?意味わかんないんだけど!」
すると、とあるメンバーから答えが返ってきた。
?「気に入らない!」
53
:
ちんぱる
:2013/06/26(水) 18:56:19
だ、誰だ…?
56
:
ステージ
:2013/07/12(金) 19:54:43
声のした方を振り向いてみると、凄くかわいいが、気の強そうな女の子が立っていた。
瑠璃「何がだよ?」
その女の子に負けじと瑠璃も言いかえす。
?「あなたがセンターだってこと!この私が誰かの後ろで踊るなんてありえない!」
何とも勝手な言い分である。
瑠璃「はぁ?お前バカか?こっちだって選ばれたくて選ばれたんじゃねぇんだよ!」
?「じゃあ降りなよ!私に代わって!」
女がそう言うと、瑠璃は溜息をつきながら言った。
瑠璃「お前、ホントにバカだな!選ばれたもんは仕方ねえんだよ!
どんな時でも、何があっても、センターじゃなくても、輝けねえから外されたんだろ。
自分の未熟さを他人に押し付けんな!わかったか?お客さんにとってはな、どこのポジションにいようと、
自分の推しがいるところがセンターなんだよ!そんなのもわかんねえならAKBなんて辞めちまえ!」
辺りがしんと静まり返った。
すると、気の強い女の子はその場から足を踏み鳴らして出て行った。
57
:
ちんぱる
:2013/07/12(金) 23:28:13
おお!いいこと言いますね〜
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板