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やる夫で学ぶ柳生一族(やる夫スレヒロイン板版3)

466やる夫で学ぶ柳生一族(総括篇その1・完結編(上)):2021/06/28(月) 01:23:32 ID:jfQRcK/I00

 一行とは別に御旅館(おそらく本陣)に泊まっていた俊益には、
物頭用人兼儒臣の岡村鼎三が上方の状況を説明、
事態を重く見た俊益の命により、一刻も早く国入りすることで決まった。

         ____
       /     \
.    /       \      .正直、どうなるかと思ったが、
.  / /) ノ '  ヽ、 \     .なんとか辿り付けて命拾いをしたな。
  | / .イ '(ー) (ー) u.|....  .しかし、上方の状況がそのようになっていては、悠長な事はできぬ。
.   /,'才.ミ)トェェェェェェェイ)/....  一刻も早く国許へ参ろう。
.   | ≧シ'ヽェェェェェ/ \
 /\ ヽ          ヽ


      、 トトヾ\ゞトx仆K=ニ三≦<くィィ__,
    >=≧ニ=テァ7フイハ小ヾトミヾミヾミド欠ィ
  __ゞ斗ソヂテノ:j彳イi:| |i:|:',ヘハトヾヘト、iドt:く
  >彡少 仏イ;'/ハリ///'ノi|:|i|{ハハヘi:〉}:}}トゝ
  ブ/イ;'//';/,'//////'//;'川ト{i i:',i}ト1!|川}
  ノイソソ〃/ハリ/ノ'///イi/ハ!ハ{:{.N:i川ハリ!
   公イハ!if/ノ/〃//メイノイ/ノ ヾ`,ィ'二゙ ,ト、       承知仕りました。
   ス;ム川i ヾニ ==ミx、、   f冶リ¨フ':|!.}      では、明八ツ時(おそらく夜2時)には出立できるよう致します。
   f m Y!  ミ'´{叮)ヽ ,`   ',`¨´丶 :!/
    ハ リ! |!   ` ̄´''"      ',    j
   ノヘヽ〕            ,_  〉   :l
    ノ小、_j         ,、、xぃ;rくyx、  '
    ,ノク'゙ | 、      ,:'ー¬ー ' ̄´;V- 、
    /.:.:.:.:l 、\   ;il   t==テ  メ.`i:.:.:.丶、
 ,. イ:.:.:.:.:.:.:.:l \i`ヾ!i|i、、     ,:ィ゙ __ |:.:.:.:.:.:. i` ‐ .
 .:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:l.   ヽ、 `゙''≠=彳 ./   i:.:.:.:.:.:.:.:i :.:.:.:.:.:.:
 .:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l     \   :i; ;:;' /   l:.:.:.:.:.:.:.:.:i :.:.:.:.:.:.:
           岡村鼎三達
      .(おかむら ていぞう たつし)

 【一徳日記(「柳生の里」より)】
  『十日 昨九日夕七ツ時頃、鳥羽へ御着船被遊候と申候に付、我等一統大に慶、雀躍不堪、
  前夜よりの草臥も相忘れ、差急ぎ鳥羽近く参り候処、不思向より萩原房二郎、倉山市兵衛御足軽三人
  小者も両三人召連参り候に付欣喜不堪、先々蕪恙を互に祝し、上方の模様も荒方申置相別、
  鳥羽木綿屋方へ向け参り候処、岡村鼎三、野殿平次郎、中村二角も同宿にて、互に蕪恙を祝し
  上方筋形成色々と種々様々の話いたし、最早及黄昏時、岡村鼎三御旅館に参り、右の様子申上候処、
  上方筋左様の次第に候はば、一刻も早く着柳可致との御沙汰有之、弥明八ツ時に御供揃の由承る』


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