前スレ
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「やる夫達のいる日常」
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／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） | γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. | （__人__） │ ＜ 1スレで終わらなかっただろ… ..|
| ｀⌒ ´ |. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
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┃ ヤラーの知るデッキーのやり方とは程遠い
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≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
,， -─‐- ､
γ ヽ
/ ' ,
./ ＼ ／ i
l ( ● ) ( ＜ ) ｌ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 丶 ｌ. ＜ コスパ重視＆効率厨のデッキーです |
i |. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ゝ､ Τ￣フ ノ
＞､ `‐´ __ ∠´
, ､ ＿＞､___／.／ ,，＞､
＼＼ ﾊヽ | 〉__|／ ∠ ﾍ
γ´ﾋ⌒ゝ､_ _,ノ /ヽ ｌ´ ／ , -‐' Γ ⌒ ,ﾍ
｛＿｝＞/ λ ', .レ´" ∨ ヽ
ゝ-'ゞ‐--‐´ | <O ＼ ゝ
/ | ／´ ＞ ／
/ ｛ ／ |／ ／
l | / く .／
| 入 ヽ／
|＿∧-i _」
ヽ |￣'i｀ ‐-‐´ヽ
∧ | ヽ ', ｛
∧ ｛ 'i ', ﾍ
| ゝ ﾊ ', ヽ
/ ｝ | ', |
ﾉ_ -､_ | | ｛
γ三三三」 rﾆ三ﾆ｀∨
´￣ ￣￣ lﾆ三三ﾆi
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
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┃ デッキーは目的の為に手段を選ぶ神では決して無いからだ
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＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ いやはや……
／ u （＝） （＝） ＼
| __´___ | 確かに兄さんの仰られる通り
＼ `ー'´ ／
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
. ／ （一） （ー） ＼
. | ´ ij | ですから、その理由は勿論―――
＼ ⊂つ ／
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーが苦笑し、それでヤラーも察した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ノし
／￣￣＼. て
／ _ノ ＼. (
| （ ●）（●）
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ああ、お前もオヤジに能力を封印されてるのか…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
＿＿＿
／ ＼
／_,ﾉ ＼ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| ' | ええ、そういう事です
,'⌒ ＿ ＼ ⊂ﾆﾆ⊃ ／
ヽ＿ノ ／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーが蘇生と瞬間移動を封じられたよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀
／￣￣＼ ＼人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人／
/ _ノ;jijii;丶_ ! ＜ . ＞
,ク(゜_)）ij（_゜)）!`i ＜ あっのっクソオヤジ……！ . ＞
| ﾋlli（__人__）.ｿ / ＜ . ＞
l ＼ .,ｷ呪ｶ'/ / ＜ いい加減にしろよコンチクショー！ .. ＞
.＼ ヾ狂ﾘ | { ＜ . ＞
/ヽ |ｰ-ｲ!_ﾉ`､ ＜ キレるぞ、マジで！！ . ＞
/::::/i_ﾉ|_／:;l:::::::| ＜ . ＞
|::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y. ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
|/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ﾉ
|:::::;;:|;;:::::::::::::::r
＼;;/;;::::::::::::::::!
|:::::::::::::::::::/
|:::::::::.::::::/
|:::::::::::::ｲ ※第二話
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーもまた主神に能力を封じられている
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i|!| |i┏┓! i!┏┳┓| |||i|!i| ||!i|| |||ii| ||| ||| |i||!|i│i!┏┓i!|
|i|┏┛┗━╋┻┛|i!||!|ii|| i|!i||i|┏━┓ ┏┓i|i| i┃┃i!|
i||┗┓┏┓┃||i┏━━━━┓┗━┛ ┃┃|i||!i┃┃i!|
|i |!|i┃┃┃┃i||┗━━━━┛|i|| || ||||!┃┃i|i| i┗┛!i|
i||i ||┃┃┃┃|! |||i ||i !|||!|┏━━┛┃|i||!i┏┓i|!
|i!i |!┗┛┗┛i|!i| ┗━━━┛i|i| i┗┛i!|
i| |||i|!i| ||!|i||i! ＿＿＿_ |!i| ||| |i||!|i|i|||| ||i
|i|| ||i!i|| ／ノ ヽ､_＼ ! | |!i||!|ii||!|ii|
i|ii ／（ ○）}iil{（○）＼ i|i!|i|
|i ／ __´___ ＼ |i
!. | ヽ |!!il|!|!l| / | |
i ＼ |ｪｪｪｪ| ／ ｌ
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ この中にいれば制限はないんですけどね
／ （ ー） （ー） ヽ
| u ___｀___ | 外には力が届きにくいんですよ
ヽ、 `ー '´ ／
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ おかげで使徒達に命じる事しか出来なくなりまして…
／ （ ●） （●） ヽ
| u ___｀___ | なんとも厄介な事です
ヽ、 `ー '´ ／
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
.
＿＿
／ ／)､
／ ／ ／ ＼
ハ / /ヽ、 ／｀i
/ ﾉ / /（●／ ｨ´
| ﾚ' └一' ／ ﾄ､ ……それが使徒を量産していた理由か
l └‐┴ )
', r‐┬く
ヽ ￣｀ ﾉ
） ／￣
/ ／ヽ
/ ／ │
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
_＿＿＿＿_
_＿＿＿＿_ （⊂二二二⊃）
（⊂二二二⊃） ￣￣￣￣
￣￣￣￣ _＿＿＿＿_ r― ､
＿＿＿＿ （⊂二二二⊃） .￣＼}ｘ=====ミr=ﾐ、
_.. -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi ￣￣￣￣ ／⌒ ｀⌒＼)＼
. ∠ﾆ＞ '"´ ＿＿＿＿＿|__ ＿＿＿. ' ∧)､|
.〈ﾆ／_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ! . ＿＿＿＼ / | / . ∧ﾉ}
>'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-────-=' ／ ／ . -‐ ‐-ミ . / ‐- 、 /, -‐ |｜|ノ
. <ﾆﾆニ／´: : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ' ／: : : : : : : : : : : : : ヽ | {ｲ‐t_ｧ＼/ t_ｧ‐＼} |/
｀¨7´: :/: : : :/:.:∧: : |: : ､:ヽ: :.:‘,/: : : /: :／|: : ∧: : ',: : ｉ | ) | /
{: : : : : : :/／ ＼|＼_:｀ﾆ=‐ﾉ: : : /:／_,. |／ ､_＼:}: :ﾉ.....| {≧s｡ゝ_' ｡s≦/ /
. ‘, : i: : : :ｉ ○ ○ jイ. :'＼〈´ ○ ○ jイ. |人{:,ｨ(_}三{_ﾉヽ:./イ
. }从: : : | , ﾉ:|.: :.ｉ ｢ З ハ. /:.:.:/:::::∧:.:∨::/
｀ヽ{≧=‐- -‐=≦＼!: : | |≧=‐- -‐=≦ |: :i 〈＿/:.:.:.:.:.:.＼_,ｲ
／:::{{ 〈_,小〉 }}:ヽ: : : : | |:::{{ 〈_,小〉 }}:ヽ|: :|. }＿＿＿＿＿_〉
┏ ┓
┃ デッキーズ アポストル .┃
┃ ┃
┃ 全員故人 ┃
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┃ デッキーほど真面目な神であれば、使徒を生成するに当たって無数の試練を与える筈だ
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│ ┠┤├┤├┤├┤├│使徒の志望動機と使徒の社会的意義について論述せよ │├┤├┨ │
│ ┠┤├┤├┤├┤├│神の偉大さと存在級位について考察せよ │├┤├┨ │
│ ┠┤├┤├┤├┤├└──────────────────────────┘├┤├┨ │
│ ┠┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤ ├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┤├┨ │
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┃ こんな肥溜め世界の住民に己が祝福を与えるなど、断腸の思いであろう
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＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ;::::::::⌒ ＼
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;; ＼
| ,__´___ ⌒ | ………
＼ `ー'´ ／
／ ＼
＿＿
__. ／ ＿__｀ヽ、 ♪
. ♪〜 ／￣￣￣ヽ. ∨ﾍ. ／ , ／.; : : :/ ､:＼} 〜
／＞ ´￣￣￣＼ ∨,ﾍ / / /: :/⌒:/ ⌒ ､＼
ｙ ´ ＞.: :¨¨,:￣｀ヽ|. ∨,ﾍ. ＼_| !: :.| ┃ ┃＼|
〈 ／.: :/⌒:/ ⌒ ､: :＼ヽoニヽ、 |:| ヽ:.|⊂⊃ ⊂⊃}
У: : :/ ＞ ' ＜ ＼: :}//Vﾊヽ｀,. ,' | |: ＞､(_>＿__ イ
―{: (ヽﾍ⊃ ＿ ⊂⊃:Ⅵ__ン┘ﾉ... /: :|＿|ゝ／}} ﾊヽ､|_.|
／／⌒):＞ﾍ (＿ 〕＿ 人:ト--' ￣.... / : : : : i_/ 〃У}匚} 〉、
ｒ‐' 7 ⌒ _r‐＜ ﾉ }/＼ }} ｒ―┘. >: : : ∠＞ｲ=二}X{ﾆﾄ､_}う｢￣|＿,.へ
‐く¨'⌒｢_j､_／∠====}|/. く_ : : : : ヽ∠二二二 >:/ `┴―‐ ￣
{丁 Ｔ } _」¨＼_((_}匸ｋｭ.. ( ( く_: : : : : : : : :∧―|┤: :〉
( ( 乂__.L,_ / `ー‐^―へ ) ∠: :-へ_, へ:_∧‐∨ー`
く_八 イ ／>｢ `ｰ'
. `¨｀ー'´ ｰ'へ_,＞
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
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┃ しかし背に腹は代えられぬ、といったところか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／ 自分の世界から直属の使徒を連れて来れば良かったんじゃねーのか？
. | ﾉ l;;,´
| ∩ ノ)━・'. 優秀な奴ばっかりだろ、お前の使徒は
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ー） （ー） ＼ いえ、彼らには僕の世界の維持管理を任せています
| u ___´__ |
ヽ、 `ー '´ ／ それにこんな汚濁に塗れた世界を見せたくありませんから
/⌒ヽ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
./ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;)
| （ ─） （─）/;;／
. | （__人__） l;;, なるほどね……
| ∩ ノ)━・'
. | / ノ´ } まあ道理だ
. ヽ / / }
ヽ/ / ノ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――と、デッキーの顔が怒りに歪む
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
￣￣￣￣￣￣ ./ ﾍ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿ ＼ 〈 ﾍ
＿＿ ＼ ', l 〉 × ┌┐
─ ::::- ＼ ﾍ i / ／´ ‘, | |
─ 〃 ｀ ＜ ::::::::::::::: :::::::> ´', | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,､∧,､| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
{ﾄ ｛・｝ ヽｪｰ ,.} ノ:::::::.}=ッ ｛・｝ ｲi ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨`'`.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ﾍ ｒ ､ ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ !ﾐ＿__,／ .i └┘
:::::::゛'''─┴ー彡::::::::::: ＼::::::: .i ┌┐
＿ ::::::::::::::: ゝ └┘
── 「 ＿＿＿＿＿＿＿ つ /
── ／ ∨/////ｲ ／
＿ ／ /////ｲ .／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
── / }////ッ /─────────────────
＿＿ i { ヽ .}///／ ／
￣￣￣ ＼＼ ヽ､_＿二ﾆ ー´_. イ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 同時に右腕から巨大な光弾が放たれた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿__,,,,,,,,............--――'''''''''''"ﾞﾞﾞ￣ﾞ＿,,,,,,.... --―'''''''″
＿__,,,,,,,............-;;ｯ;;―￢'''''''"ﾞﾞﾞ￣￣ . ＿,,,,,,.... --―'''''''../＼ /＼ /＼ ／| /|
........... --――'''''''''''"ﾞﾞﾞ￣￣ _ /二二二二''''､ ,,.... --ｰ￢'''^ﾞ￣´ / | く | | | .| | / |
___,. ／ .／ ｰ''''''''ﾞ" .｀- ﾐ;;-､ .....──丶'"ﾞﾞ´...| | | | | | | | | |
＿,,,,,,.... --―''''''''ﾞﾞ￣´ ／. ／ ｀ハ ,,.. -ｰ'''''"´ ￣´ﾞ'i /.. | | | | | | |~| .|/ |/
'''''ﾞﾞ￣´ / .／ ._,, ｰ''''''ﾞﾞﾞ￣￣ﾞ"''ｰ ､ │.| : -ｰ''".| | | 〉 | / | | /| /|
l,ﾞ .〈..、,,.. -ｰ'''二￣゛ ｀'- ,,, ｰ''". ｌ.! | |＿ヽl |＼_| | | | |/
_,,,,.. -ｰ''' ﾞ''､. ヽ .,..-'´ ヽ .| ｌ ,.. -''' . | ＼ L＿└┐ |/
_,,,.. -ｰ'''''"´ ヽ.!.'゛ ﾞl, _,, - l !. .| i､_ ＼_ i､_ | i‐┘
｀´ ／ l ﾞl !″ /,! _..-.| | ＼ .~| |_ ｀└-､
／ ..! ! ＿_＿,;;;;;ｉｼ┘,..-'"゛ .,.. ｀| | ＼| ￣! i､,_| 〈~|
／ .ヾ.゛ ／ﾞ￣゛ ! ._..-'" .,..-'´ ,.| | | | ,,,__〉 !‐二 〉
_,,.. / ゞ /.-'"゛ _ ／ .,／゛...＼ | | / |__,.ﾍ〈 く／
._,, -''''"゛ ,i′ / ._ ／ ,..-'゛ ＼| .|/ | |
... -''''"゛ / " ‐″ ._／゛ . ／ .／. |/
/ ,ﾞ''-,ﾞ''-..、 ,..-'゛ ／ .／
lﾞ / ｀'i !.゛ . ／ ,./
._， l ／ ／ lﾞ│ ／ .／
_,, -''"゛ l ／ . ／ !､.ヽ .,／ .／
. ‐'" ｌ --- ｉ,ﾞ゛ ／ .,! ／ .／ /
.,i ヽ , _／ _￣ﾞ'ヽ ｀'-､,／ ／ ／ ／ /
,! .＼ ,i/ _..-'".,..‐″ .ヽ ／ ／ .／ /
'!､、 _..- .〃...,_ _,,,.. -'''″.,／゛ ヽ./ . ／ .／ /
つｰﾆ,,＿,/〉 ,､￣ﾞﾞﾞ￣´ ,..-'゛ ,／ .／ /
_..-'" ｀'-, ...-彡‐´ ,／゛ ,／ ／ /
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――当たれば惑星であれ粉微塵にするほどの破壊力を秘めた神の技
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＼ _, - ― … － - ､_ ／
丶 ,.:: '´:: :::::: _＿__ :::::: ¨丶_ , '
丶 ／:::::_ -－' ´￣ ￣ 'ー ､ ::::::: ヽ , '
丶 ／::_;; -'－―＝= ------ ―－- ゝ- -－'- ､＿
_,. -－:::' :::￣￣:::::::: :: 二三三二二二:::.＿＿＿三二 :::::::::::::: ¨'－-､_＿
,.:::'´:::::: 丶_:::, -- ー－'´￣: : : : : : : : : : : : : : :￣￣´¨丶- ､:::::::::: :::: :::::::::::::::: ￣::丶
, イ::::::::, -‐'´／:. :. :. :. :., '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ': ;￣´¨¨:.丶､￣ヽ:: :::::i
/:::;:: ィ´{ ,.:':. :. :. :. :, :': : : : : : : : : : : :丶:. :. :. :. :. ヽ ¨ヽ::ﾍ
/::i ´丶´` － -_:. ; ':_:_ :-:－― - - _ : : : : : : 丶:. :. :. :. :. ヽ / 丶:}
丶::.､ _, -－ '´￣-― ￣ : : : : : : ヽ:. :. :._:. ノ '´ /
¨丶,r'´￣:. ; ': : : ー -- ＿ : : : : ヽ:._;: -ー:ｔ '´
/:. :. :. :./: : ＿ _ ＿ ￣冖￢=-､＿:. :.',-‐'
／:. :. :. :./: : :丶!
｣:. :. :. :./: : : !
/:. :. :. :./: : : ! !
l::. :. :. :./: : : ! !
＿ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿_:＿_
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:::: : : : : : : : :: ::: :::::::::::::::::::: :: :::: ::: :::::::: ::
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┏━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしそれは――――
┗━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
/
. / ＿/ ＿/
/＼ |
／ミ/ ＼/ ＿/ /
<._＿/ ￣ / | ＿＿/ /
, へ-､::..| _ __ ＼/ ＿| / ／￣￣＼
/:: .. Y´￣ - : : : . .:::: : :ﾚ'￣ ./ ／ _ノ ヽ､_ ＼
_ ヾ:: .. ､ヽ＼ .. ::: __ |i ､'´| i. ＿＿ノ...l! . . .. . | （●）（●） |
⌒ミ: ::. __ 〝⌒ヽ_ _.じ'. : :| ／ . . ..:::::: : .| （__人__） |
, =- く､､`ﾐ て( . . : :| ∧ ／〃 . ... :::::::::::: : :.: : :. | ｀⌒ ´ .|
i{ r' i| 三Ξ二 ゛ :γ⌒ヾ/.. : :|ﾄ､ | 7/ : : : : :: : .ヽ /
- く<:::: . . . .::: : : :: i i{...:: : :|| l /｀ __＿ ー二二 ゝ イ＿
￣ __Ｌ r=″ ...... _ _} l{...:: : :|r . _ﾆ二三三三 ..._ = `ーーーーー′〉ヽ
￣ i ＜_::::. r､:: : :Σ ::: : : : : :|| ㍉ ―=＝＝ ＝ﾆ二三 ｀|_＿ / ヽ
`ヾミ}:: ` N i{.: : :/| |} _ ＿ __二二__＿ l － |
_ 三二ﾆﾆ < i{.: 〃:| _L --＝ﾆﾆﾆ三三￣￣........ Ξ ∧_ ,ｲ
,へ､ ー ）´ . :| 「 --､彳 . . ........::::::::::::Ξ / 〉 |
〃 ヾ `ヾ√| ﾉハ 〃 .. ::::::: : : :: : ::} 〈 | |
// > . . ....:: : :|´ ヾ ﾉ . ... . .: :::::::::::::: : :..::!_/ヽ ﾍ, | |
_ _ ／ . . ....:: : :ﾄ､i i| > . ..::::: ::::::::::::::::::::::.. ... .... | 〉 l |
′″⌒ﾐ . . . ....::::::::: : :| ゞ ⌒＼.:: : :::::::.. . |､_ 〃 l ｌ
｀￣く ﾄー―――＜´ヽ / 〉
､ ヽ | ､ `^ｰ'
l λ
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
／￣￣＼
／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） | おいおい、いきなりどうした
|（__人__） |
{（｀⌒ ´ |. 何してんだよ
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
/⌒'' |
/ / |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーによって、あっさり防ぎ止められる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしデッキーの視線はヤラーを通り過ぎていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､ /´〉,､ |￣|rﾍ
,ｒ' 三 ＼ l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
/ ―'三 ＼ ヽ,. 二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
（ ⑪） 三 `― ..i /＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
i. （ ⑪） |. '´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
＼ _´＿_ / `ｰ-､__,| `"
＼ ＿_／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーの狙いは、ヤラーの後ろに控える三人であったからだ
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┌┐ r‐――‐ 、
| | | r--- 、 ｌ
| | └┘ ノ ﾉ
| | i"´／
_.....__...,-‐- . └┘ └┘
┌-ゞ> ,,´/,,´ ,--.._゛‐-.. ＿.... ┌┐ ┌┐
｣ヽ/‐-‐ﾞ´´￣´ヽ- ``‐=二 └┘ └┘ .-‐ '´￣￣｀ヽ、 ；
ヾ{ )‐- ニ.._‐＜ { ／ ､ し ＼ て
； <} ＼ u ／ ｀`ゞ_ヘ .Zｰ´ ；. ； .∠／ / ＼ 、 ヽ て
| ● ● i! !^ }彡 ｶﾞｸｶﾞｸ.. ノ／/ /ノ ＼ヽ、 ヽ ｜
l⊃ ､_,､_, ⊂⊃ｰi´ ; ｲ / 从○ ○ | |、｜ ；
ﾍ { } _/ ； .|ﾊ {⊃ ､_,､_, ⊂⊃/ﾉ / ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
；: r'⌒)､._￣_ (´ j { /⌒ヽ_､ヽ、 { } . | /⌒i ；
ｶﾞｸ …/ヽ＿}/ ▽ﾉ {彡:} ； ＼ ／ ∨＞ _￣_ ィｊ/ / ｱｳｱｳ…
; ｌ:::::::::ﾉ∨ |｜∨|::::::::l 〈 ∠_{ _／/ ﾍ._ ∧ ；
; ゝｰ'::::::::::V::::::::ヽ＿j ； ； .＼ 辷｢´ ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーが防がなければ、三人は肉体はおろか魂ごと奇麗さっぱり消滅していた筈だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＿＿＿_
／::::::::::::::::::＼
／::::－::::::::::::－:::＼
／ （ ○ ）:::::（ ○ ） ＼
| :::::::__´___::::::: | いえ、そこのゴミどもが口を挟もうとしてきたので……
＼ :::::::::::::::::::: ／
/ ::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
...|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーは剣呑な声音で言う
┗━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ;::::::::⌒ ＼ 兄さんと―――神との会話に立ち入ろうとは、貴様達は正気か？
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;; ＼
| ,__´___ ⌒ | 許されざる大罪だぞ
＼ `ー'´ ／
／ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） まあ、そういう事だ
| ｀ ⌒´）
| } とりあえずお前らは口を噤んでろ
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／￣￣＼. l ほれほれ、行った行った .|
／ ＼. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
| _ノ ヽ､ .| _,, = - ､、
! （＿） （＿） ! ,:r '" ヽ
| （__人__） | / ,/ u υ 丶
| ｀⌒´ | r､. i′／i′; ,ｨ , !
{ } |:l1）. i' /::::l -ﾅ<l ,:ﾘ ｨ i l
ヽ ノ ﾉ｀ ｝...l /rヾｨ//-､l//lﾅ^ii ,
γ⌒ ⌒ｰ───''´` 'ｿﾉ. l/ﾊ'･'ﾚ (＠ﾉ rおi)X/ しんづれいしましたー
i ｲ ,,-───--''´. ' l ,i^i, u `''"/ ﾘ
| | |. Vﾚ|ヽ、 <コ ／
| | | ,ﾍ、｀'i'' く´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言って、ヤラーは三人を後ろへ追いやる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
/ヽ､_ ＼
（● ） | とにかく―――デッキー
（__） |
（ ´ | お前は力を封印されたと
. { |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ⌒ ヽ
/ |
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） |
|（人__） | その時点で諦めようとは思わなかったのか？
| ⌒ ´ |
. | | 明らかにオヤジはお前の行為を歓迎してないって事だろ？
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
。
O
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ここがどれだけ腐った世界でも、一応は三千世界の一部
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
,..-'"￣￣￣"'-､
／'´`ｰ- -‐'｀ ＼
/ ヽ込ﾘ> <込ﾘﾌ ',
{ （＿,､＿） } ｷﾘｯ
'
＿＿ヽ ｀¨´ ／
＼／ ＞ -‐''´――――- ､
＿.....＿_|_ ／ ／ 〉＿_
,r≦:::::::::::::::/ ､ヽ) i _,,/ ／:::::::::::::≧ｭ､
|::::::::::::::::::::::j Y i l'´::::{ ﾉ:::::::::::::::::::::::::::i
|:::::::::::::::::::/ ､__ノ ,ｲ |:::::::::ゝ'￣::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::ヽ.＿_,,..-'/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::: , l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::, |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
イ⌒ヽ――┘:::::::::::::::::::::::::::::::, ＞―- 、 .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::├――ｨ⌒ヽ
/.:.:.:.::.:.:.:',.:.:.:.:.:.:.i::::::::::::::::::::::::::::: , ＞ ´ ＼ .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.:.:...:.:/..:::.:.:.:i
',.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:.:.:..::.:.',:::::::::::::::::::::::::::, ／ ＼.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:,.:.:.:.:.::.:.ﾉ
`≧ｲ.:..:::.:,.:.:.:.:.:.:.:',:::::::::::::::::::::: i ./ i ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.:.:.:i:.:.:./￣
',.:.::.:.i.:.:.:,x ≧―――........ ,.-‐ヽ、 ＼....................―――｀ヽｲ.:::/
',:.,∠´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､ / ､ l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ′
イ.:..::―――――――― ー―‐i ＼ !..ﾞ―――――――.:.:.:..:ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ! |／ ＼ /.ﾞ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: , !:.:.:.:.:.:.:ヽ-‐':.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
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/三三三三三三三三三三三三, '.三三三三三三三三三三三三三三三丶
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ., /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
, /
`ー―― '
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 主神ヤルーが創造した万物の一つでもある
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーの行動は、父の創造を否定する行為でもある
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,＿ヽll_ ＿＿＿_
￣） ｀ヽ、 ／ ....::::::::::::＼
_ .'ー´＼ ／ :::::::::::::::::::::::::::＼
ﾔヽ、_ ＼| :::::::::::::::::::::::::::::::::| . 人__／
{ ＿ 丶 | ::::::::::::::::::::::::::::::::| ⌒ヽ(
'′ ＼ ＼ ＼ ::::::::::::::::::::::::::／ )て ＿＿_00 ┌―┐
＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ . __ノ(｀ └‐┐l ｀フ∠ [][]「l
｀ー──‐-＝､ ::::::::::::::::::::ﾑ ｀Y^＼ (ノ └'＾ｰ┘ くノ
三三三三三三三三ニ≡≡≡ヽ ::::::::::{==────
＿＿＿＿＿＿＿/ ::::::::::::::::::::::|
／ ＿ :::::::::::::::::::::/
／ :::::::x──/￣ ....:::::::::::::::::::::/
＿_／ :::::::／ / .......::::::::::::::::::::＞ ´
:::::::／ ./ ....::／￣￣￣￣
ー─一´ / ::::/
i ::::i
! ...::::!
／ ::／
┏ ┓
┃ 十一柱が第五位デッキー .┃
┃ ┃
┃ 神域以外での能力発動を99％封じる . ┃
┗ ┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 封印も当然の措置と言えたが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしデッキーはかぶりを振る
┗━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼ いえ、むしろこれは父さんの承認だと受け止めましたよ
／ （●） （●） ＼
| ´ | ‐-､
＼ ｰ=‐' ／.....＿＿,ナ‐､
ノ ＼ __＿,ノ
／￣￣￣＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼ 本気で父さんが僕を止めたいなら、召喚命令を出せばいいのです
／ （●） （●） ＼
| 、 ´ |.. そうすれば僕に抵抗の術はありません
＼ ￣￣ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／＼ しかし父さんは力の封印だけで僕を放置した
／ （●） （●） ＼
| ___´__ |. これはつまり、好きにしていいとの意思表示でしょう？
＼ `ー'´ ,／
ノ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） | んー……
（__人__） |
r-ヽ |. そう言われてみれば確かにな
（三） | |
> ノ く
/ /､＿ ／ )
./ /─“ ／ .／|
|＿__,,─￣ ＿.／ |
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
（●）（● ） | それじゃあアレか
（人__） |
|⌒´ | ネウロを呼んだのも力が封じられているからか？
| /
ヽ /
ヽ. /
,-‐)__, ／⌒l
／;─ー〉》 ／l
（＿ﾝー‐-,r'´ . |
| |
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
,. -- ､、 __
／, .:'"⌒ヾｰｧty'´::｀ヽ
-‐ァ'／::::::::::,ｨ:､:Y;.::|;､:::::::::::',、
／' /::::::::::／￣｀ﾘ::/`''i::::::::::l ヽ
,ｲ ,ィi:.:.:.:.:./_ l:ﾉ !::::::::::l ハ
z彡ｨ'/ ! /、｀ヽ /,..-―|::.:.:.:.::! |
イ/ ,j|:.:.:.ｨ;ﾐiヽ`／/.:,=＝l: :.: .:!. ':､
/l ,ｲ,'::::/￣´／ ,' ､fti /// ｒ＼
´ﾚｲlﾉ:::/ ;.:. ｀7:.:.:.:/,'./イ :. ヽ
彳lﾒ:ノ 丿: /:::::::ｲ//彡| ∧
/l／ｲﾄ､ ヽ――- ､_ /:::／l// /ｲﾙ'!ヾ:.
△イ「l/ﾘl>､ ｀` ﾆﾆ ‐ ｼ／／,ｲイﾊ从 | ﾘ
▽ /ﾙ'|i＼ ﾞ"ﾞ /:/,.ィfﾃ八l>/ﾚﾍ !
▽ ﾘ| ｀ ―△'´／|▽ ▽
＿/ '´_∠ ┴z_ '′
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 魔神将ネウロ―――ドーラン王都を襲ったデーモンの総帥
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーは『臆病者は我が軍に不要』などと命じたらしいが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀
: : : :.::l /:::::::::/ /
: : :.:l ／ l:::::::/ /
' _, ,イ ,':::::/ /
‐- ＿＿ -vwｬｯ'",.ｲ /ﾘ ,!:::/| /
､ .,＿＿,. - '"´／ l_/ll /!:/l_l /
､ ,,,＿,,, . ／ .:: ,|_7l/ﾄL!▽,' しかしシュミット王は、『我が配下に臆病者は要らぬ』と命を出され―――
丶、 ＿__ ,. '" .:: トL_l_,ィ"lﾘ
.:: ,/ l
.:: / ｀'ー- ､、
.:: ,/ ,,:::'" l｀` ―- ､、
.::／ ,,:::: '' l:.:.:.:.:.:.:＼｀丶
／ ,, :: ''" l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.
｀＞‐'^ヽ,__／ ,, : '" ,,.: ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ※第四話
ヽ、 '", - ,,::''" /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この世界の生命を根絶する目的の神にとっては、ただの方便だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＿＿＿
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼
／:::::: __´___ ::::::: ＼. いえ、ネウロを呼んだのは、僭越ながら兄さんへのメッセージです
ｃー､ | |r┬-/ ' |⌒,一っ
,へ λ ＼ `ー‐' ／ 入 へ、
<<<／ヽ /＼）））
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ メッセージ？
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ 僕がここにいると
／ （ ●） （●）＼
| 、___´__ |. 僕がここで待っていると
ヽ、 ／
／ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 事実、兄さんはここまで来てくれました
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ | 本当にありがとうございます
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .|
. | （●）（●） |
| （__人__） | ん……いや礼には及ばんが
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ .,＿,, ' ヽ,
. { }
| i ｨ |
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ 非礼はお詫びいたします
／ ノ ヽ､_ ヽ
| （ ●） （● ） | しかし僕がここから出られなかった事をご考慮いただき、お許しください
＼ ｌ^l^lｎ ｀ ／
／ヽ L
ゝ ﾉ
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
.| （ ●）（● ） |
.| （__人__） │ いや、許すも許さないもねーよ
| ｀⌒ ´ |
.| |. 弟が何をしようと
r､ r､ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ /
＼>ヽ |｀ ｝ > <
ﾍ lノ `'ｿ ヽ
/´ /,1 | |
＼ ノ .｜ | |
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ | はは、やっぱり兄さんはお優しい
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | そしてその優しさに縋ってお願いがあります
＼ `ー'´ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
.| （__人__）＿ ……なんだ？
| `⌒´.￣
.| ﾉ 言ってみろ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
.
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ,
（ ●） `― ..i 兄さんが封じられたのは僅かな力のみ
i. （ ●） |
＼ _´_＿_ /. 僕とは違い、神の力を存分に振るえます
＼`ー'´ ＿_／
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
＿＿＿_
／::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::＼ その力で、この世界の腐った生き物を全て消滅させてください
／ （:::::::::::::::::（ ⑪ ） ＼
| :::::::__´___:::::: | それで掃除が一つ片付きます
＼ ::::::::￣::::::: ／
/ ::::::::::::::: :::::::::::: ＼
|::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: |
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣
| ( ( ﾉ ……そうきたか
.ｌ^l^lｎ ⌒ }
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（⌒ ） （⌒ ） ヽ
| __´___ | そうきました
＼ `ー ' ／
/ ＼
.
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;)
| （ ─） （─）/;;／
. | （__人__） l;;,
| ∩ ノ)━・' いやー……そうきたかー
. | / ノ´ }
. ヽ / / }
ヽ/ / ノ
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（⌒ ） （⌒ ） ヽ
| __´___ | そうきてしまいました
＼ `ー ' ／
/ ＼
.
,, -─- ､._
／ ヽ
| |
| ノ ヽ､_ |
| （─）（─ ） | ―――もしかして最初からこれを狙っていたか？
| （__人__） |
ヽ ／⌒´ ﾉ
（::: ふー ／／ .,＿,, ' ヽ, ):::::)
（:::( ）／ } (:::(
（:::... ..:::） | i ｨ | )) ｷﾞｭ
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ええ、ドーラン国……でしたか？
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ |. そこには渚の遺した通行証があると知っていましたからね
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ なんでそれを？
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く.
| ＼
| |ヽ、二⌒)
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） 服ろう民全員の行動を把握しているわけじゃあるまい
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }. 400年前からこの世界に目をつけていたのか？
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
.
／￣￣￣＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| 、 ´ | まあ、それもありますが……
＼ ￣￣ ／
ノ ＼
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ,
（ ●） `― ..i それ以前に、渚は僕の思想の同調者です
i. （ ●） |
＼ _´_＿_ /. この腐りきった世界を何とかしたいと、彼は神域を出たのです
＼`ー'´ ＿_／
.
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
／,γ ／ , ＼ ＞､｀ ＼
,´,イ ,' / / /', , ﾄ､ ､ ', ,∧ ヘ
'´ ,' , ,' ｲ ｲ,/| ,ﾄ､',ﾍ ｀,､ ', ', ', , ',
,',ｲ ' /i /'/ , ,' ﾏ,＞,ﾄ ,´､ i! , , ,i ヽ
'´| , ,'￣｀ ヽ , ,/ ／',| ﾞ,上x､ |ﾄ, i '´ﾍ入ﾄ､
, ｲ ' ,ｨ=-x､ ,ｲ ,イﾟ｡利｀'} i! ヽ i! ,/;;',､′ できる夫様が赴くまでもありません
'´ V {ﾞﾄ､乍ﾑﾞ "弋ｚ)ｿ '', 仆/仆从;;;;;ﾘ
', '∧ﾞ戈ｿ ﾉ ,'-ﾒﾄ､/ ヽ′ . この世界の浄化は僕にお任せください！
', ',､ ﾍ;;;. , イ /,/
＼ﾄ､ ',;ﾄ､u ｀ / イ､x､
＼ﾄ､｀ ー‐ ' ／ﾞ, ＼会itx､
＞ イ/ } ヽ寺圭会ｉtx､
／ ￣ ／ ' ',寺圭圭会ｉtx､
イ' ,ヘ､ ' , /,､ }圭圭圭圭圭}＼
／i/ /ｨⅣ＼ ﾄ､ // ｀､ /斧圭圭圭圭,' ヽ
┏ ┓
┃ 潮田渚 ┃
┃ ┃
┃ 服ろう民の一人にして ┃
┃ 400年前にドーランを建国した . ┃
┗ ┛
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
.
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´ _ | もっとも渚は、この世界を守りたかったのでしょうが…
＼ ￣ ／
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
,､ ／ i ＿ _ ＜ ／ ＿
/ У _⊥´ ／ / ＜
く _=- ´ ￣ ｀＞ _／ ∠
／ ＼ ＼ ／
ｲ i Ⅳ ヽ ヽ
/ / i | ∨ Ⅳ ∨ ヾ'´ ...................................
/ ./ .i i } _V l.i V Ⅳ V l ＼. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ / i ∠! / ｀i ├‐Vト-｝} l ヽ. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l { i / v i / _!__ i l }. ::::::::::::::: :::::::::::::::
l／l /ﾘ u v ／! ,ヽ lll | | |::::::::::::::: :::::::::::::::
i { ニﾆ 弋’ﾉ .i l ｲ i.:::::::::::::: できる夫様はやると言ったら本当にやる御方だ::::::::::::::
V ∧ll´{ ・.｝ 彡lll i /iｲヽ } :::::::::::::: その前に僕が何とかしなければ…… :::::::::::::::
V l/ﾊ 弋彡 u i ｲ v ﾉV / ::::::::::::::: :::::::::::::::
ヽ l/ハ u , ﾚ , ._ノi'＿. ::::::::::::::: :::::::::::::::
｀ ｀ u / ＼ . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ u ﾏ ￣ヽ ／/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ- ― ' ／// ...................................
＞ ＜/// u
￣l ヽ′
／ | ! ＼
／ | ヽ ／
i ／ ＼ ＼＿_ '
i ヽ ＼ 丶 ｀
i ＼ ＼ ＼＿_ノ
i ＼ ＼ ＼: : : :
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ --‐ ‐-- ヽ
| （◯） （◯） | どちらにしろ結果は無残なものでしたよ……
＼ ' __,／
／ ＼
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : ＿ ＿ ＼
／: : : : ´ , ｀ ´ ｀ ＼ 何も変わらない、何も起きない
: : : : :／´ ｀ヽ r´ ｀ヽ. ＼
: : : ::（ f;;;;j l, l f;;;;j ） l 自身の国ですら腐り、子孫すらも腐る…
: : : : ヽ_ ｀ _ノ ヽ_ ´_ ノ;;::: |
: : : : : : ´"''" ' "''"´ l 哀れなものです
: : : : : : . . ` ／
＼: : : : : : :. ー -- - - ／
／ヽ: : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／ - ヽ ＼ ともあれ、渚の作った国には父さんが下賜した通行証がある
／ （● ） （● ） ＼
| _`___ |. 上手く追い込めば、誰か神域から引っ張り出せるとは思っておりました
ヽ、 ／
／ ＼
／￣￣￣＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| 、 ´ | そうすればその者に協力を求めようと……
＼ ￣￣ ／
ノ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （ ー） （ー） ヽ
| u ___｀___ | まさかそれが兄さんとは夢にも思っておりませんでしたが……
ヽ、 `ー '´ ／
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー '. ｀i
| （ ●） .） それについては全く同感だ
|. （__人）
| `⌒i なんで俺がこんなお使いをさせられてるのか完全にイミフだったからな
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
. > <
| |
| |
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ それでは兄さん
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ |. 改めてお願いいたします
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 僕の仕事を手伝ってください
／ （●） （●） ＼
| __´___ |. この世界の腐った生命を一掃してください
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
.
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人）
| ｌ んー……
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ー） ）
.| （__人） うーん……
| rつ
.| (（三） うーむ
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
.
＿＿＿
／ ＼
／― ― ＼
／（● ） （● ） ヽ
| ´ | ……何をお悩みで？
＼ ￣ ／
/ ＼
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ いや、お前の言ってる事は正しい
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. 正しいとは思うんだが……
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ もしや後ろの三人が気になっておられるのですか？
｜ ､ ´ | (( ∩))
＼ ￣￣ ／ （ ⌒）
／ ＼
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼ それなら兄さんが引き取ればよいでしょう
／ （●） （●） ＼
| __´ _ |. ご自身の世界に連れていくも良し、服ろう民に加えるも良し
＼ ￣ ／
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
.
＿＿＿
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼
／:::::: __´___ ::::::: ＼. 望まれるのであれば僕が引き取っても構いませんが？
ｃー､ | |r┬-/ ' |⌒,一っ
,へ λ ＼ `ー‐' ／ 入 へ、
<<<／ヽ /＼）））
＿＿＿
／）／＼ ／＼
／ .ｲ ' （●） （●）＼
/,'才.ﾐ). ､_',__, ＼
| ≧ｼ' | 大罪人ですがその罪は許し、高次の存在となるよう磨いてあげますよ
＼ ヽ ／
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ああ、そういう事ではなくて、だな
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .|
. | （●）（●） |
| （__人__） | いや、後ろの三人に情が移っているのも確かではあるが……
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
. { / ＿ノ }
| / / ｨ |
.
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ー） ）
.| （__人） 要するに今回の件はオヤジの目論見通りだろ？
| rつ
.| (（三） オヤジはお前がこの世界にいる事を知って、俺を遣わしたんだからな
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
／￣￣￣＼
／ ＼
／ ─ ─ ヽ
| （●） （●） | それは確かにそうでしょうね
＼ ∩__'__/777 ／
／ （丶＿//// ＼
.
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ この流れでお前の仕事を手伝うのが正しいのかどうか……
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. それがどうしても引っかかる
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
＿＿＿
／ ＼
／ ノ ヽ ＼
／ （●） （●） ＼
| ´ | 父さんの事は気にされなくてよろしいのでは？
＼ ⌒ ／
ノ ＼
.
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼ 『姫に同行し敵軍を追い払え』
/ ⌒ ヽ,
（ ●） `― ..i 兄さんに下された命は、既に完了しております
i. （ ●） |
＼ _´_＿_ / 後は兄さんの意志だけでしょう
＼`ー'´ ＿_／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ や、それはそうなんだが…
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは思案する―――
┗━━━━━━━━━━━━───
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼ ...................................
l .l/ /／ ∠___ | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l / ／ ／ _､,,.ノ | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r /___) | ::::::::::::::: :::::::::::::::
/ / | ::::::::::::::: :::::::::::::::
/ ノ |. ::::::::::::::: 何が正しい？ 正解はなんだ？ :::::::::::::::
{ jヽ / ::::::::::::::: :::::::::::::::
.| i > 人＿ ::::::::::::::: :::::::::::::::
| |／ ￣ ヽ. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.| | ｨ ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
┌──────────────┐
│オヤジは何を考えている？ │
└──────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ ┌───────────────┐
／ ー‐ ＼ │どこまでが仕組まれていた？ .│
└───────────────┘
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.
＿＿＿_
／ ＼
‐ ─ ＼
（ （ ●） ＼
（人__） |
｀⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
O
O
／￣￣＼ ┌────────────────┐
／ ＼. │オヤジは俺に何を望んでいる？ │
| _ノ ヽ､ └────────────────┘
. | （ー ） ､!
| （__ﾉ_） ┌────────────┐
. | ｀⌒ﾉ │オヤジの目的は――― .│
. ヽ } └────────────┘
ヽ ノ
.> < ┌────────────┐
| | │俺が為すべきは――― .│
| | └────────────┘
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼
／ （●） （●） ＼
| ' | 兄さん―――
＼ ￣ ／
ノ ＼
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| __´ _ | 何が正解かを考えるのはお止めください
＼ ￣ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（○）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ デッキー……？
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
. ／￣￣￣ ＼
（ ／ ノ ヽ ＼ ` ､ 父さんの命令を深読みしても仕方ないでしょう
（ ﾞ''ｰ-- ／ （ー） （ー） .___,,..) )
ﾞ''ｰ-- | __´ _ | --‐''´ 結論の出るものではありません
＼ ￣ ／
. ノ ＼
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/―′ ヽ,
（ ●） `― i まして、父さんが『かくあれかし』などと望むはずもない
i. （ ●） |
＼ _´＿ / そんなものは神の本質を知らぬ戯言です
＼ ｀ ＿_／
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ まったくだ―――
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ / その通りだよ、デッキー
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 神は絶対にして完成された存在だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━
┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━
／￣＼ ＿＿＿＿＿ ＿＿_
. | | /! ＿＿＿/_///| /:|
＼＿／ / / ｵﾌﾟｰﾅ/|_ |_|_/ |
＿|＿_ / |￣￣￣ |/ｵﾌﾟ/ |
／ ＼/,,,,_/￣ｵﾌﾟｰﾅ/|,,,,/ !
／:＼:::::::／::: ＼ ￣￣￣￣// | |
／ <●>::::::<●> ＼ // | A
| (__人＿) | // | /ヾ',
. ＼ ｀⌒´ ／ // | ||-O|
. /| ＼ // | /＼!/
//| ＿＿ ', //＿＿＿|/
.(￣＼ ／ _ ヽ //
'＝UUU＝＝UUU＝＝＝/
┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━
┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 何を知ろうが、何を見ようが、その完璧なる魂は些かの変化も見せはしない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━
┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━
＿＿＿＿
／ ／|
|￣￣￣￣| |
| お ぷ ぅ .|／|
|￣￣￣￣| |／￣＼
| お ぷ ぅ .|／|| |
|￣￣￣￣| |＼＿／
| お ぷ ぅ .|／|＿_|＿
|￣￣￣￣| |::⌒::::⌒::＼
| お ぷ ぅ .|／|.⌒ ::::: ⌒ ＼
|￣￣￣￣| | （__人__） ＼
| お ぷ ぅ .|／| . |::::::| |
|￣￣￣￣| |. l;;;;;;l ／
| お ぷ ぅ .|／|∩ `ｰ' ／ ヽ
|￣￣￣￣| 彡）＼ ／ ／i
┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━
┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━
.
┌――――――――――――――――┬―r―┬―――――――――ー―ｰ―ｰ――‐┐
├―ー―‐――ｰ――ｰ―――――┐ ｌ | | l ┌―――――――――――ｰ――┤
├ー――ー――ー――――┐ｌ｜ | ｜ | | | | | ｌ┌―――ー―ｰ―ｰ――ｰ―┤
├――ｰ―ｰ―――――┐ｌ ｜|｜ | ｜ | | | | | |｜ ｌ┌――――ｰ――ｰ――┤
├――――――――┐|｜| ｜|｜ | ｜ | | | | | |｜ |｜|┌――――――――┤
├――――ー――‐ｌ |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ ｌ――――ー――‐┤
├―‐―――――ｌ | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | l―――ー――ｰ┤
├‐―ー―ー―‐|｜ | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | |――――ー―┤
├ｰ―‐―ー―:|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |:―ｰ―ー―ｰ┤
├ｰ―ｰー―ｰ|.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.|――――ー┤
├―─‐―一 |.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.| ―――ｰ―┤
├ｰ―――ｰｌ |.|｜| ┌─────────────────────────┐ ー┤
├ｰ―ｰ‐―‐| |.|｜| │神が『経験を積んで変わる』事はありえないのだ――― ....│..―ｰ|
├――――!| |.|｜| └─────────────────────────┘ ―┤
├ｰ―ｰ‐―‐| |.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.| ｌ―ｰ―‐―ｰ|
├ｰ―――ｰｌ |.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.| l――‐―ー┤
├‐―――一 |.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.| ―――‐ｰ‐┤
├ー―ｰｰ―ｰ|.|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |.|――ー――┤
├ｰ―‐―ー―:|｜| | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | | |:―ｰ―ｰ―ー┤
├ー―ー―‐―‐|｜ | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | | |――――ー―┤
├‐――――――ｌ | |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ | l――ｰ――ー―┤
├――ー――――‐ｌ |｜|｜ |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|｜ ｌ――――ー――‐┤
├――――――――┘|｜| |｜| | ｜ | | | | | |｜ |｜|└――――――――┤
├―ｰ――ｰ―――――┘! |｜| | ｜ | | | | | |｜ ｌ└――――ｰ―ｰ―――┤
├ｰ―ー―ｰ―――ｰ―――┘!｜ | ｜ | | | | | !└―――ｰ―ｰ――ｰ――ー┤
├ー―ｰ――‐――ｰ――――――┘ ｌ ｜ | l └―――――――――――‐ｰ‐―┤
└ｰ―――ｰ――ー―――――――――┴‐┴‐┴―――――――ー―――――ー――┘
.
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ヽ ＼
／（● ） （● ） ヽ
| ´ , | 大切なのは兄さんの意思だけです
＼ ￣￣ ／
/ ＼
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ |
r /___) |
/ / | ……そうだな
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人＿
| |／ ￣ ヽ
.| | ｨ ヽ
.
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
/ （●） ＼
l | 兄さんもこの世界は穢れてると思っている筈
￣ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー '. ｀i
| （ ●） .）
|. （__人）
| `⌒i そうだな
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
. > <
| |
| |
.
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼ ならば御助力を
／（⌒ ） （⌒ ） ヽ
| __´___ | この世界から生命を消し去ってください
＼ `ー ' ／
/ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ 消し去ってから……
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃ それからどうする？
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
,.-､
/ /,.┐}
/.l. , // .//
. :: : : ::... :: . . : : : : : : : : : /./ /.! l.{ //
. :: : : ::. .: ...:: : : γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ.* ﾟ. l / /.,' '- '
. :: ::. .:: .:: : : l 新しき命の種を蒔きます .| l/ l./
::. .:: .:: : ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ l' ＿＿
:: :.. ..: :: ::: ::: .:: : ::. ＿-＝,.ｧ ／
: :::.. . .::: : ::: :, ――‐ 、 :: : : ::. //'"
::. ｡ /⌒ヽ ／ ＼ ／ ヽ :: : : ::. ::. 〃
． ＋:. ＊.| ＼ ／ ⌒ ⌒ ヽ ／ | : : : :. .: /' ./! ,ｨ
．∴’ ’ × 。 ..: : : : ＼ ＼| （⌒） （⌒） |／ ／ :: ::.. . . .: ////,ｲ
。 o .: : :.ﾞ＼ ⊂⊃ ___´__ ⊂⊃ ／. :: :: '" '"//
。+ ﾟ ﾟ 。 * :: ::...... ＼ ＼＿ `ー'´ ／ ／ :: : : :: / '
° ::.. . . ..::.. ＼ ／
ﾟ ＼
... : : : : | |. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. : : : : | l.. l 高次の生命の種子達を .|
: :: | |. ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
:. .:: :: :: | |.
: :. . .:.:. :: | __ |
:: :: | | l |
::. . . .:: | | l |
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ それが萌芽した時、この世界は祝福されるに相応しい存在となるでしょう
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ |. 汚泥は消え去り、清浄な空気で満たされる事となるでしょう
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ 素晴らしいな
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
.
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（⌒ ） （⌒ ） ヽ
| __´___ | でしょう？
＼ `ー ' ／
/ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／ そこまで骨を折る気か
. | ﾉ l;;,´
| ∩ ノ)━・'. 大したもんだ、デッキー
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼
| __´___ | ありがとうございます
＼ `ー' ／
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） |
|（人__） | でもな―――
| ⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 背後の三人の事を思う――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ (ヽ、００ ∩
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶.. ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!. （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ}. ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′
, -‐ｬ' ＼ - ｧ''／ `ヽ､llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ､_,-,
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′. -―--`lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllﾉ
`ヽ､lllllllllllllllllllllllllll, - ､ll､_ll､ヽlllllllllllllllノ-,
￣ヾllllllll/⌒ｌ､lllllll-- `ヾシﾉ|彡 (ヽ、００ ∩
_ノll/ ⌒l `|ll/´ ＿ / ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
`)ll| (`Y´ ＿ ､_ | ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
／lll`l`-| u （ U '´,イ （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
,-'´／|`ヽ-┐u `￣' ﾉ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
＿_, -‐/;;;;;;/ | | u l
;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;| `l l､ ` , -'
;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;| `l､ `ヽ､ -――-/
ヽ､ `ヽ､ 人 l::::::::::::｣::::::::::l:::::::ﾄ.:::|:::::::::::ヾ::l.::＼:::::lヾ:::::::| ヾ､:.、
`ヽ､ `＞┬イ `､ . 〉:::::::l::|:::::::::::ｌ:::::|:.ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ.＼ｌ:.|::､:::| ｀
' |:､:::|:::',::::::::::ヾ::|: : ｀: : : : : : : : ノ: : : l::l.∨
1 l:;:ヾ､ヾ:::::::::Ｎ U ＿_ /::!
ﾘ ヾ:::｀ト.､:::| ／ /,ｲ|::|
∨ﾘ ヾﾄ､ ｀ー´/l| ｀
/ｰ ､._ ｀ ｀ - ､_ _/
r､ ｀ ‐ ､.._ 7ﾆ´
/:.:.:｀ヽ 、 ｀7 ﾄ､
,<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ 、 /'´: :ヽ‐､.._
':.:.:｀ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽﾍ: : : : :ヽ:.:.:.:ヽ
.
┌────────────────┐
│三人は懸命に自分に祈っている ...│
└────────────────┘
＿＿ ＿ ＿
∠二 ―--イ 二 ｀ ヽ 、
, :'" ｀ヽ､ ＼
／ , ｀ヽ .ヽ
／ ,:' / ヽ ':,
,:' ／ / ./ , l '; ヽ ﾊ
/ ／ / ｲ / /l l l l＿', !
// /_l /l / } / .l j! l ; l lＷ7 !
,: / / ./ j ト-!-l-j /、 | ! ﾊ l l l¨´ l
l' ﾊハ ./ 芹ｫヽ l ./ ｀ ド,'‐l-,: } j l l .l
! }j / 廴リ V 斧気`:､ .| / .ﾊ ┌────────────────────────────┐
,ｨヾ_! ｀￣ u. 乂ｪｿ | / } ,: . │俺が肯ずれば自分達どころか、この世界がまるごと滅ぶのだ ...│
/ {ﾊ , ｀￣ | / j ﾉﾚ. └────────────────────────────┘
/ ヽ u. ∠ノｲ/ ヽ `
/ ! - - ／j￣ﾉ / .ヽ
/ .| !ヽ , イ,!_/ ／ ';
ﾉ イ '; } |_j ヽ 二 ≠' /_/ / l
__l＿､ ヽ/ /｀ヽj, ∠＿ ／ノ / |
/ ＿＿j｀j | V - ハ- ﾚjノ / .l、
{ ＿＿ } '| ': Vヽ,-ヽ＿ノ ,: l ';
/l ＿＿〉| ﾊ ＼!!／ ｨ二‐ ､! / ,: ,! ┌──────────────────┐
/ lヽ ＿ノ | / ｀ト- -､ / /｀ヽ､ ｀} ' jﾉ. │剣が峰などという騒ぎではないだろう ....│
l {ヽ ―イ ハ/ / ヽ ヽ､ ｿ ヽ ﾉ＼ ノ j. └──────────────────┘
ヽ ノ / ﾍ ＼ {｀ヽ ｀ ノl ヽ ヽ !
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
―――しかしそれは関係ない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 父の事を思う――――
┗━━━━━━━━━━━───
, '''"￣￣￣ `‐- ､ __
/ `ｰ‐ﾑ ,| ￣￣
{ `ヽ / 丶
／￣ ｰ─ﾄ＿ノ i
＿＿＿＿＿ . i 八 ＿＿＿ |
／ .＼／ ー── ＜´／ ／´
／ ｒ‐────‐（ { 丿 γ /
／ ‐ 八 i i `ｰ─── " ´ | /￣￣￣
／ .,..| T───────── ､ ／
／ （＞i､_ |. l ● ） ＼ `､ /
| ｀/ | ヽ.ｰ ' |. | ./
| " / |__人_＿__）⌒ﾞ |.... i' !
＼ {,-ｰ- 、! ／. { i
＼ / ﾋ-‐─────--- ‐‐‐‐| |
/ 八 |
/ _ _＿＿＿＿＿ゝ__ー,‐'
/ } ￣￣
/ _ _-‐"´
`
_ ｨ´
丿
.
┌───────────────────┐
│父神は何を考えて自分を送り出したのか │
└───────────────────┘
. __＿＿
. ／ ＼
／ ＼ ┌──────────────────────────┐
／ ⌒ ー ＼. │デッキーと会い、ヤラーがどう行動すると読んでいるのか .│
| （●） （●） | └──────────────────────────┘
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
. , ' ｀￣ ＼
┌───────────┐
│何を望んでいるのか ......│
└───────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
―――しかしそれも関係ない―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
それは人の成長を信じているが故に
なんて台詞をどっかで見たな…
┏━━━━━━━━━━━
┃ デッキーが言った
┗━━━━━━━━───
┌──────────────────────┐
│大切なのは兄さん―――貴方の意思だけだと .│
└──────────────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼ ┌──────────┐
／ （●） （●） ＼ │悩む必要はないと ..│
| ' | └──────────┘
＼ ￣ ／
ノ ＼
┌──────────────┐
│正解を求める必要はないと │
└──────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━
┃ 僅かに瞑目する
┗━━━━━━━━───
／￣￣￣ヽ
| i
ノ |
, ィ"´ 7 ""´￣￣`ヽ
_ -／ ｖ/ ､､ ￣＞ ､
, イ／‐ﾆヽ ヽ// ヽ∨＞ ､ ヽ `ー＝-､
／ " , , / ┌────────┐..ミ＿ ＿ ＼
/ / ／三 ミ.│俺の意思…… │∨ ヽ ､ ヽ
, へ/ / ,,,／ ﾐ､└────────┘ ﾍ ヽ ヽ
／ , `ヽ／〈 ､ｙ ヽﾒ///／ ヽ/／, ￣‐＝ ､ヽﾍ ﾐ li
/ ／ / l l ∨/／ ､､､ / " , ヾ/､x/ iｌ
l i , ｨメl,i ,､._ヽ /´ ,ｘ≧三三 i ﾞ彡 ﾐ/ﾊ'＼l
,! ､ｘ///i/l/ ＼ヽ l li 〆 l ､ヽ ﾆﾍヽ＼//i_ ヽ
, -‐" ／／￣､,i/l､ ヽli ､li li ﾍ ミ/ﾒ `ヽ､ ｀ ヽ l
／ , / /// ﾍヽ┌─────────┐ ///,l ヽ//l ヽ _ ｀ヽ､
/ /i'//// ／//l／/...│―――俺の意志 │.////ﾊ､ ーﾍ ヽ ｀ ､ ､､､ ＼
/ ｖ////／ ／//,///ィ" l└─────────┘//////ヽﾆ＿､ ヽ ､､ヽlﾍ ＼‐`ヽ､ ﾍ
l ﾐ/// /////////// l/ |i ' ﾍl ヽ// //／ 二//i ＼ ヽ////ﾊ､＼ ＼ ＼
l 'l/ ///////////ィﾍ | ,l/ `/ /lｲ 三//､＿ l ﾄ＼＼―＼＼ ヽl /､ ＼
.l l ////////／ / 二ー──‐'―=―ヽ‐'＝ニﾆ==─‐` ＼ ヽ ＼＼＼､ `ヾ/∧ ＼
l l i '/////∧､_ 〈／/メl, ィ＝ニ二ニ"ヽ､＿ ／ヽケi(ヽ￣`ヽ ＼∨///////////ｘ ∨/, ヽ
li l l////////ハ／ l､＼＼ i´'' l/ i/l メｰ ヽｰ＝ﾆﾆ=ﾐ､ ＼////////////ｨ ∨/ ヽ lハ
/ ー" ∨///////／ // ! ｨ l＼`,, ⌒` ヽ､ ヽ､ ｀`=‐-ﾆニ///ハヽ＿//メ/l
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして最後に弟の事を思う――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
┌──────┐
│デッキー ..│
└──────┘
―――― ､
／ ＼ ┌─────┐
／ ＿＿ ＿＿_ ＼ │俺の弟 │
／ ＼ └─────┘
／ ,z=＝ﾐ､ ,.z=＝ﾐ､ 丶
/ 丶
{ l
、 ￣ ￣ ′
＼ ／
／｀ ´＼
／ ＼
┌───────────────────┐
│真面目で、愛すべき、曇りの無い我が弟 .│
└───────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そしてヤラーは静かに告げた―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ ＼
| _ノ ヽ､
. | （● ） ､!
| （__ﾉ_）
. | ｀⌒ﾉ でもな―――
. ヽ }
ヽ ノ
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. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ 俺はお前に協力できない
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. この世界を滅ぼすのはゴメンだ
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
――――つづく
.
お付き合いくださった方、どうもありがとうございました<m(__)m>
短いですが、ここ以外に区切るところが無かったもので…
予想はしていたがヤラーはデキーにどう理由を説明するのだろうか？
楽しみです
やらない神の決断はなぜなのか・・・
旅を始めた直後なら、悩むことなく滅ぼした希ガス
やる夫の思惑が当たって変わることができたのかな？
それがヤラーの意思なのね
家の庭にある蟻の巣を潰すか残すか話し合ってるイメージ
「神が『経験を積んで変わる』事はありえないのだ―――」
でもヤラー世界を管理せずに己を鍛え続けて変わろうとしてるんだよな
本気がどうか知らんけどデッキーが三人引き取っても良いとか言い出したのは意外だった
その辺慈愛の神らしいな
初回いきなりぶっ殺してた神とは思えぬほど人の道理が通じる神になったな
元はこんな感じなんじゃないかね
まあ俺らにしてみれば肥溜めの掃除をしろではなく、
いきなり肥溜めにぶち込まれたわけだからな
そりゃイライラもする
どういう結末になるのか楽しみ
今度はヤラーの意図も分からなくなったな
これまでのヤラーなら躊躇なく皆殺していたと思ったのに
物語当初のヤラーなら文句言いながらも弟の為にやっていただろうな
ヤラーの教えは不殺だぞ
神 → 人 駆除、間引き OK
新たな高次の生命として生まれ変われるのなら紛れもない救済なんだが
初っ端に弥子達三人を殺していたんですが…
おまえは日本住血吸虫症根絶の為に撲滅されたミヤイリガイにも救済される価値があると思うのか？
（一応供養碑は建ってはいるが）
神の意図か…
やら「やだよ汚い」
多分こんなところだろう
江戸時代の穢多・非人がごとく
経験によらないことであれば変わることもあるってことなんかな
いつも通り、明日の20時より投下させてください。
そしてこれが最終回となります。
お時間のある方、なにとぞお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
最後まで応援してます
本日もよろしくお願いいたします。
┌────┐
│ 最終話 │
└────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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|┃.ストレンジトゥエルブ...┃|
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. | ｀⌒ﾉ でもな―――
. ヽ }
ヽ ノ
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. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ 俺はお前に協力できない
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. この世界を滅ぼすのはゴメンだ
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
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＿＿＿
／ ＼
／ ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）＼
| ' | 何故です？
ヽ、 ⌒ ／
ノ ＼
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/―′ ヽ, 兄さんにとってもこの世界はクソ溜めでしょう？
（ ●） `― i
i. （ ●） |. 何故、滅ぼそうとなさらないのです？
＼ _´＿ /
＼ ｀ ＿_／
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
. | （ ●） ）
. | （__人）
. | ｀ ⌒ﾉ そりゃまあ……こんな連中でも生きてるからな
. | r-‐
ヽ （（三）
ヽ } 〈
. 〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .|
. | （●）（●） |
| （__人__） | 懸命に生きてるヤツらを殺さなくても―――
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ .,＿,, ' ヽ,
. { }
| i ｨ |
,.．¨￣￣¨丶
. / ＼
/ ｀ヽ ヽ,
/（ ○） ´￣ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. i （ ○） |.. l 嘘ですね |
＼ ´ /. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
＼ `ｰ ＿_／
/ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言下に否定するデッキ―
┗━━━━━━━━━━━───
.
＿＿＿
／ ＼
／ ＿ ﾉ ⌒＼
／ （ ●） （●） ＼
| 、 ´ | 兄さんはそんな事を思ってはいらっしゃらないでしょう？
ヽ、 ￣￣ ／
ノ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼
| ___´__ | 本当の事を言ってください、兄さん
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（人__） |
|⌒´ | ……まあこの世界にもいいところはあるからな
| /
ヽ /
ヽ. /
,-‐)__, ／⌒l
／;─ー〉》 ／l
（＿ﾝー‐-,r'´ . |
| |
＿＿＿
／ ＼
／ ＿ ﾉ ⌒＼
／ （ ●） （●） ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 、 ´ |... l 嘘ですね |
ヽ、 ￣￣ ／ . 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
ノ ＼
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ,
（ ●） `― ..i 兄さんはそんな事を考えてはいないでしょう？
i. （ ●） |
＼ _´_＿_ /. 本当の事を教えてください、兄さん
＼`ー'´ ＿_／
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´） 後ろの三人と仲良くなっちまったからな
| }
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ （⌒） （⌒） ＼. l 嘘ですね |
| ___´___ |. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ あまり殺すのもどうかと思ってね
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼
／ （●） （●） ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ´ |... l 嘘ですね |
＼ ｰ=‐' ／. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
ノ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´）
| } この臭さも慣れればやみつきに…
ヽ }
> ノ
⊂てヽ ／ ＼ ／て⊃
{三＿ ｨ `´ ／ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
.＼__／ | | ＼__／.
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ （ー） （ー） ＼. l 嘘ですね |
| __´ _ | 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
＼ ￣ ／
ノ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●））
. | （__ﾉ_）
| ｀⌒ﾉ この世界にもいいところが……
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
＿＿＿
／ ＼
／ノ ヽ ＼
／（● ） （● ） ヽ
| ´ | それは先ほど仰られました
＼ ｰ=‐' ／
/ ＼
.
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） (⌒) ……ふー
| ｌ.. 三 ⌒)
. | |. ( _ﾉ¨
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼ 兄さん
／ （ー） （ー） ＼
| __´ _ | ―――優しい兄さん
＼ ￣ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼ 僕の頼みを断る理由は何です？
／ （●） （一） ＼
| __´___ |.. 僕の頼みよりも大切な事とは何なのです？
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿
／ ＼
／__ノ ヽ___ ＼
／ ─） (─) ＼ 恐れずに言ってください
| _´＿ |
(.!､_ ∩ ＼ `ー' / . 隠さずに答えてください
｀＼ ＿ ＼ ／ （⌒c⊃ ）
. ＼ ゛ ／ | | ／ ／
＼ ／ ＼ ／
.
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ー） ）
.| （__人）
| rつ デッキー……
.| (（三）
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼ 兄さん
/ （ー） ＼
l | . さあ―――
￣ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは嘆息した
┗━━━━━━━━━━───
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ / ＼ -､
. / ノゝ /.. （__丿
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 照れているようでもあった
┗━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| xxx ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ――――不貞腐れているようでもあった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
________
／) / .) ＼儿
/ ./::/ ./:::／ ） ﾌ「
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ |
r /___) |
/ / |
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人＿
| |／ ￣ ヽ
.| | ｨ ヽ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（●）
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ まあ、なんていうか……だ
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
＿＿＿
／ ＼
／― ― ＼
／（● ） （● ） ヽ
| ´ | はい
＼ ￣ ／
/ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ―）（―） ｼｭﾎﾟ 俺はな
.| （__人__）
| .,ﾉ )／´二⊃ この世界がな―――
人 /"／ '‐､ﾆ⊃
./ ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ⌒ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
/ （●） ＼
l | はい
￣ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣
| ( ( ﾉ
.ｌ^l^lｎ ⌒ } ―――そんなに嫌いじゃねーんだよ
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
人__／
⌒ヽ(
／￣￣￣＼ )て
／ ＼. __ノ(｀
／ ─ ─ ヽ. ｀Y^＼
| （ー） （ー） | ………！
＼ ∩__'__/777 ／
／ （丶＿//// ＼
.
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟo:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :
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::::○ﾟo:::::::｡ ｡:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::: この世界がそんなに嫌いではない――― ::::::::::o:::::::
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::::○ﾟo:::::::｡ ｡:::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ::::::::::::::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::
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／ ＼
/ ‘:,
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. ／ ,=－‐’′
. ／ ヽ /
＼ /
｀””-..,,＿＿ /
｀ヽ
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┃ ヤラーがそう言った時―――
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_, -ｧ＝ ､_
ノｨ/孑,.､ﾄ!｀i,
'ﾁｼ7ノｨﾊHi､,}
'ｨｼ戈/lMｿﾘ′
,竺Z、ゝ-'
, -‐'":::::::::..｀丶､
r' l, ;il':::::::::::::::::::'li;,｀丶
i´.:lヽ!::::::::::::::::::::::::liﾘｲ: }
/ ::ヾｿ::::::::::::::::::::::::::::::::} 〉
/..::::::/{:::::::::::::::::::::::/::::::: ﾉ
,!::::::::/､ヾ:::::::::::::::::::l:::::::. ,!
,':::::::,ﾉ:ゞ｀:::ヽ::::::::::::ll::::::::..!
l:::／:::::::::::::::::＼:::::::jl::ノ:: l
,ﾑ´-―‐- ､､::::::::::::f,ﾐ::::::: l
}:｀Zム'－-''ミ､:::::::::l:::::::::::.l
《ｷ'7ﾌT ''7iｧ-ﾐ`'くﾞl .::::::::: !
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┃ ナルホドとコイズミは気付かなかったろう
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── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
`ヽ､llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ､_,-,
-―--`lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllﾉ
`ヽ､lllllllllllllllllllllllllll, - ､ll､_ll､ヽlllllllllllllllノ-,
￣ヾllllllll/⌒ｌ､lllllll-- `ヾシﾉ|彡
_ノll/ ⌒l `|ll/´ -､ U /
`)ll| (`Y´ 二`ヽ､_ |
／lll`l`-| U （ |;;lll| '´,イ
,-'´／|`ヽ-┐ `￣' ﾉ
＿_, -‐/;;;;;;/ | | l
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ヽ､ `ヽ､ 人 l:.:.:.:.:l:.:l:.:.:l.､:.:｀､:.:.:._,-'´:.:.:.':,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l,.'｀､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ:.:.:.:
`ヽ､ `＞┬イ `､ l:.:.:.ｉ:.!:.:!:.:.l ｀､:.:,､'､:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.,＼.:.:.:.:.:.:.:.l'｀､ '.,:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:
l:.:.:,l:.:',:.:',:.:', .,.'｀ ､_｀ ､:.:.:.:.:.:',:.:.＼:.:.:.:.:.l', ', 〉:.:.:.:.:.:l:.:.:.:
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',', .'., .l:.:.:.l: : : : :.ｉ:.:l,:.:.:.:.:l:.:.!:.:.
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┃ しかし弥子は気付いた
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ｯ'／ ┌┐
/ ,／ | |
ｨ'/ i. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,､∧,､| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/;/ ,' | i...￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨`'`.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
',/ / /! , | i | └┘
/l / l | ｜｜ l| ┌┐
/ ! ./ // ﾘ ﾉ ,ﾘ └┘
/ ,' / .ﾚ /,ｲ/l l|l,、 ...................................
,'/｀ｿ/、/,' ,. //」l_,! _lLl ,' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/_// ノ/ｲ //７// /ﾘ| / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾞﾒ/､ l !| // ////ﾑLl ,ｲ/! ::::::::::::::: :::::::::::::::
'/｀' ﾘ ! // -'z彡=ェﾃ/ﾒ､|. ::::::::::::::: :::::::::::::::
/ ,' ／ '/´,-{「Yハﾄﾘ ::::::::::::::: やらない夫様は――― :::::::::::::::
__ ' ′ ｜ ､:ﾉ,ﾉ| ,ﾘ,' ,' ::::::::::::::: :::::::::::::::
丶＿_ノ, ´/ /. ::::::::::::::: :::::::::::::::
｀"'' ‐'′ﾉｨ/! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
{、 / l /! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〉> ／ ,'ﾚ l / ...................................
/' ,' lｲ !
/ l/
─────── ───── ───────── ── ─
─── ─ ─ ─────── ─── ─
.
┌────────────────────────┐
│この世界を肥溜めだ、蟲毒だ、タン壺だと散々に貶し │
└────────────────────────┘
━ ━ ┳━ ━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━ ┳━ ━┳━┳…‥
┻━ ┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻
＿＿
； ／ . （＼ ；
；／ ヽ,,,)ii(,,,ノ＼；
； | （｡ ）).(（ ゜） .| ；
； | （__人__） | ；
； .| iｌ´ |r┬-|｀ｌi } ；
； | !ｌ ヾｪｪｲ ｌ! } ；
； ヽ ノ（ / ；
； ﾉ ヽ ⌒／⌒ ヽ ' ,
； ／ ＼' ,
, ' / へ ＼' ,
； （ ヽγ⌒) | ＼ ＼' ,
＼＿＿／
━ ━ ┳━ ━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━ ┳━ ━┳━┳…‥
┻━ ┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻
┌──────────────────────────────────────┐
│住んでいる者たちも、ゴミだクズだゾウリムシだ魂が穢れていると散々に腐していたが ...│
└──────────────────────────────────────┘
━ ━ ┳━ ━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━ ┳━ ━┳━┳…‥
┻━ ┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻
／￣￣＼ ガッ
／ _ノ ､_ ＼ |
| | （ ○）（○） |
|i ダンッ | （__人__）
|ｉ| | |r┬｀| ﾉ
| `ー'´ } |
ｌi| ＿ ヽ } i| ゴッ
ｌ｢｀￣"´ ´⌒＼､ ノ､ |i
| ヽ__､_ ＼ , ￣ ｀ ´ ￣⌒ﾍー│-ｫ､ |
| ,ｲ ￣.､`ヽ/ ヽ／ 〉i|
| | l ゝ ゝ ／⌒｀ヽ /ｲ ￣゛ﾄ /
|ｉ ｌ ゝ､ ﾄ ||ｉ/ ｲ | /ゝ /
ﾄ ﾔ メ | | / ﾄ |/ くヽﾆｲﾄ
゛￣ | ｌ|i/ ゝ |ｌ ｀ヽイ ･．…
| / | | | ：： ．；
// i| i| | | ．･¨
ダンッ /ｲ |ｉ | | ｉ i| ：’
/ | |i | ||
| ；． ﾉ| | ||i| |ｉ
＼＿ _,ｨ´ ﾉ||iｌ | ||| |
｀ｰ､ i|| | |ｉ ||i|ii| “
━ ━ ┳━ ━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━ ┳━ ━┳━┳…‥
┻━ ┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻
.
┌──────────────────────────┐
│ただの一度も、「この世界が嫌い」とは口にしていなかった │
└──────────────────────────┘
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （ー ）
|::::::::::: （__人）
|:::::::::::::: ⌒ﾉ
|:::::::::::::: }
ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!. ::::::::::::::: :::::::::::::::
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ}. ::::::::::::::: :::::::::::::::
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ. ::::::::::::::: 口にしていなかったのだ―――！ ..:::::::::::::::
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/ ::::::::::::::: :::::::::::::::
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′ ::::::::::::::: :::::::::::::::
, -‐ｬ' ＼. ﾆ''／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
＿＿ |∬|:. ＿＿ |∫|:. ＿＿ |∬|:.
||: : |: : || |∬|:. ||: : |: : ||. |∫|:. ||: : |: : ||. |∬|:.
||―|―|| |∬|:. ||―|―||. |∫|:. ||―|―||. |∬|:.
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￣￣ |∬|:. ￣￣ |∫|:. ￣￣ |∬|:.
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･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∬| ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∫| ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∬| ･*:.｡. .
====================|∬|====================|∫|====================|∬|======:
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
| ( ●) （●) 確かにこの世界は肥溜めだ
.| （___人__）
| ﾉ. 元々の性質が狂っているし、魂は穢れている
.| |
人 丿
/⌒ ＼ __ _ ／
/ ＼
./ 人 ./ ヽ
〈 < / ＼ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ヽ＼
| （ ●）（●）| 聖性なんてカケラもない、エゴと強欲の坩堝
| （__人__）|
| ｀ ⌒´）} 救いようのない連中の救いようもないクソ溜め―――
| }
ヽ }. 近付きたくも無いし、関わりたくもねえ
ヽ /
| ''⌒ヽ
| ヽ ヽ
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
| （ ●）（● ） |
| （__人__） │ 今回だってオヤジの命令じゃなければ、降臨なんざとんでもはっぷん
| ｀⌒ ´ |
| |. 実際、あまりの激臭に気が遠くなりかけたしな
ヽ /
ヽ 人
⊂てヽ ／ ヽ
{三＿ ｨ `´ ／| ｨ |
.＼__／ | | |
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－
＿＿
／ ＼
／ _ノ ヽ､_＼ 死ぬ！マジで死ぬ！
| （ ）}liil{（ ） !
|. （__人__） | . 鼻が腐る！
| ヽ |!!il|!|!l| / j
|. |ｪｪｪｪ|. / 喉が焼ける！
ヽ ー‐ /
, -‐ (_) ヽ ｨ ヽ. 目がヒリヒリしてきた！！
ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と) i
￣`ヽ ﾉ | l
/´ ヽ | l ※第一話
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） それでもまあ……
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 嫌いって程じゃねーんだよ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__） 少なくとも、一切合切を滅ぼしたくはない
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } それが俺の偽らざる本音ってとこかな
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そう言ったヤラーの表情は―――先程とは異なり―――明確に照れていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ mn）（mn）
. | ////.| |人| | って、何を言わせるんだよー
| | |⌒| |
. | | |. | | やめてくれよやめてくれよー
. ヽ. / / } /
ヽ / / ノ ノ
/ ノ,,ノ |
| |
| |
._ _ _ ｺﾝ☆
(ヽl_l_ll_l,l
|／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （＞）（●） |
. | //（__人__）//|
| ｀ U ´ ﾉ 俺ってば、お茶目さん？
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
l/ く ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーはそんな兄を見やって微笑する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 兄さん
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ |. そういうのなんて言うか知ってます？
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●）
.| （__）
| ｀ ） うん？
.| }
.i }
ヽ _ノ
/ ⌒ヽ
| ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼
／ （●） （一） ＼ 兄さん自身が言ってましたよね？
| __´___ | ・ ・ ・ ・
＼ `ー'´ ／ そういうの、ツンデレって言うんですよ
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
┏━━━━━━━━━━━━
┃ヤラーも笑声を返す
┗━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
| （__人__） そうかそうか
| ｀ ⌒´ﾉ
,| }. やはり俺はツンデレだったか
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
。
O
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ mn）（mn）
. | ////.| |人| |
| | |⌒| | お前たちの為にやってるんじゃないんだからね！
. | | |. | |
. ヽ. / / } /. 父上に言われてやってるだけなんだからね！
ヽ / / ノ ノ
/ ノ,,ノ |
| |
| | ※第四話
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） まあ……そういうのもいいんじゃねーの？
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ ……たまにはな
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼ ですが兄さん
／ （ー） （ー） ＼
| __´ _ | 僕にとっては、『ああやっぱり』といった気持ちですよ
＼ ￣ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣
| ( ( ﾉ なんじゃそりゃ？
.ｌ^l^lｎ ⌒ }
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
.
＿＿＿
／ ＼
／ - ヽ ＼
／ （● ） （● ） ＼
| _`___ | この大掃除を始める前、オプー兄さんに相談したんです
ヽ、 ／
／ ＼
＿＿＿_
／ ＼
. ／ ＿,ﾉ ⌒＼ 三千世界に穢れを許していいのか
ｌ^l^lｎ （●） （●） ＼
ヽ L ､ ｀ |. 掃除の必要はないのか、と
ゝ ﾉ ￣￣ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
＿＿＿
／ ＼
. ／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼
| 、___´__ | ―――そしたら、オプー兄さんはこう言いましたよ
. ヽ、 ／
. ／ ＼
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
_ _ _
|/| l_ｌ l_ｌ
|/ｌ＿__ ＿_ ___
／￣＼. |/////〉 l///l ///
| | |/i ￣ ￣ ／//
＼＿.人-─‐- ､. V ＜///
, ´:::::::::::/ ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ヽ:::::::<●> ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
, <●>::;＿_） ヽ. ::::::::::::::: :::::::::::::::
/ ､_ノ | |. . ::::::::::::::: :::::::::::::::
| ＼_ノ / ::::::::::::::: 俺は三千世界の全てを愛している―――とね :::::::::::::::
＼ <. ::::::::::::::: :::::::::::::::
` ー r -‐' '、 ::::::::::::::: :::::::::::::::
,' ／⌒ぅ ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ｧ'´￣｀⌒´ /ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ _人＿_ / 丶
|/´ ／￣￣￣ 丶
.
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿.
／⌒::::⌒ ＼
／ ⌒ ::: ⌒ .＼
／. ''''.（__人__）'''' ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ノ VV | .|. l 穢れていても澄んでいても同じ世界だ .|
＼ （＿＿/ ／. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
／.￣＼
.| .|
＼＿／
＿_|＿
／ノ ::::ヽ .＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ⌒::::::⌒''' .＼. l 俺の愛は無限なんだぜ、知らなかったのか？ |
／ （__人__） ＼. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
| ヽ_/ |
＼ ／
／ ＼
(⌒ ／| |＼⌒)
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;)
| （ ─） （─）/;;／
. | （__人__） l;;, ふん……
| ∩ ノ)━・'
. | / ノ´ } . 兄貴なら言いそうな事だな
. ヽ / / }
ヽ/ / ノ
＿＿＿_
／ ＼ でもね、兄さん
／ ― ― ＼
／ （●） （●） ＼ 僕はオプー兄さんのようにはなれなかった
| ' |
＼ ￣ ／. とてもそうは思えなかった
ノ ＼
.
＿＿＿_
／::::::::::::::::::＼ 穢れた世界は醜い
／:::::::::::::::::::::::::::::＼
／ （:::::::::::::::::（ ⑪ ） ＼. 怖気が走るほどに
| :::::::__´___:::::: |
＼ ::::::::￣::::::: ／ 虫唾が走るほどに
/ ::::::::::::::: :::::::::::: ＼
|::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: |
＿＿＿＿
／ ＼
＿ﾉ ー ＼
（ ●） （ ●） ＼
| ' | でもヤラー兄さんもまた、そんな世界を「嫌っていない」と言う
＼ ￣` ／
/ ヽ
/
.
,. ¨￣￣¨丶
. / ＼ これが神格の差なのでしょうね
/ ー ::::::::: ヽ,
/（ ○）::::::::::::`ー 兄さん達と僕は違う
. i ::::: （ ○） |
＼ ´ / 悲しい事にね……
＼ ⌒) ＿_／
/ ＼
＿＿＿_
／ ＼ だから僕は止めませんよ
／ ─ ─＼
／ （＿） （＿） ＼ 兄さんの協力が得られずとも、この世界は滅ぼします
| ' |
＼ ⌒ ／ そして清浄な世界に作り替えて見せます
ノ ＼
.
＿＿＿＿＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼ ですから兄さんはお戻りください
／ ヽ
| ￣｀丶 ' ´ ￣ |. そこの三匹は持ち帰っていただいて構いませんので…
| ‐ｭ::::ｪ‐ ‐ｪ::::ｪ‐ |
| |. 大変お手数をおかけいたしました
. ＼ ´ ／
. ＼ - ――- ／
／ヽ イ＼
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーの宣言に対し
┗━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼ ところがどっこい！
（ ＞）（ ●） |
（__人__） | ..／}. そうはいかねえ！！
_ ヽ｀⌒ ´ | / / __
(＾ヽ{ ヽ { ./ / . ／ .ﾉ
(￣ ヽ ヽ i ヽ / 厶- ´ ／
.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉ. ヽ / ／
ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣）
i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣
ヽ. `ｰ '/ / /＼ ＼
`ー ' ￣￣! | ヽノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは大げさに見得を切った
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） おい、ゾウリムシ
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ. ちょっとこっち来い！
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ﾋﾞｼｯ
/ く＿＿,-ｭ__ て
| ＿＿＿ 三） （
| | ￣ ´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そしてヤラーは背後の弥子を呼びつける
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
_,, = - ､、
,:r '" ヽ
/ ,/ u υ 丶
i′／i′; ,ｨ , !
i' /::::l -ﾅ<l ,:ﾘ ｨ i l あ、あのー……
l /rヾｨ//-､l//lﾅ^ii ,!
l/ﾊ'･'ﾚ (＠ﾉ rおi)X/ なんでございましょうか？
' l ,i^i, u `''"/ ﾘ
Vﾚ|ヽ、 <コ ／
,ﾍ、｀'i'' く´
,! l, ｀ﾐゝfヽ〉､
l Vフ;i;)ﾆ;〈 ヽ、
l く;r';i;;;ヽﾉ ヽ ＼、
l し､;;;ノ′ ＼ ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 神の会話に圧倒され、怯えていた弥子だったが、ヤラーに背を押される
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
`
＼ ,,_人､ノヽ
)ヽ （ r-〈｀, 三
- ＜ ＞─ | ', ',｀, 三
) て ! ', ', ', . ∩.⊂⊃◎ ｎ ∩
／^⌒`Y´^＼ l ', ', ', l | ⊆⊇ . /厶__ ＿__ ∪
{｀ヽ ｝ ', ', ', 三 Ll(⊆广 └'＾ｰ┘ `つ_) ｏ
',´ ヽ / ｝
', ヽ､_/ /
ヽ /三三
`, 〃
ゝ ,'三
ヽ !三
ｌ ｌ三
| !
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――この期に及んでなお
┗━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ○）（○ ） | うわっ、きたなっ！
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |. まーたゾウリムシを触っちまったよ
. | u. |
. ヽ /
_,､n「! ヽ / 「!n,､_
＼ヽ Y') > < ('Y ／
ヽ l | | / /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ いつもの悪態を忘れないのはさすがであったが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） | お前、言ってたよな？
|（人__） |
| ⌒ ´ |. 神に理由を聞きたいと
. | |
. ヽ /. その上で恨み言を言ってやりたいと
ヽ /
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 言ってやれ
| （ ―）（●）
. | （__人__）. できる夫に言ってやれ
| ｀ ⌒´ﾉ ))
. | } ∩,, ゾウリムシの意地と誇りを見せつけてやれ
. ヽ } ( <彡}
ヽ ノ .| ゝi´
/ イ`ー―┘ .}
| r―― - ´
.
／＼
／ ／
､、 ＼／ ／>
,. -―-､ゝヽ_,. -―- ､. <／
,:くr '´￣｀' '"´￣ ｀ヾゝ､ . ┌─┐
/::/ , ｀ヽ ヾ::ﾄ、 └─┘
,'У / / l|! ,, ', ヽヾ !
l/ i i,' / i、 |li /! ,ﾘ ﾄ、, l ヾ!
,' , | l /l |/|ﾄ、l|/ l/､Llィ | l , 」
/!i | l l/ｧ=ﾐﾅ | l/ ﾘｨ=ﾚ<!l l ,!ﾄ ＿/＼／＼/＼／|＿
ﾘ | /ﾘ{'l ') l ` |/ / ﾊ ') ﾉlﾊ, ,'/ﾘ. ＼ ／
|/!/l' l||liiT´ i:. ￣´ﾉﾘ!l/ﾊ! ＜ ファッ！？ . ＞
丿ﾚK ''″ ' ι' /,ｲ/ ／ ＼
ﾘゝ、u ,.=＝＝ｭ ,ｨ7/. ￣|／＼/＼/＼/￣
|>､ ｀"二"´ ,ｨlﾌ|/
ﾚトi 、＿ ／lﾘ＿ _,.
r‐=ｷ| '､７ ヽ-‐ ''"
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ とんでもないフリである
┗━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーから見れば、正真正銘ミジンコ以下の弥子に何を言えというのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚ
―――――――― ､ /´〉,､
. ／::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :＼ l､￣￣了〈_ノ<_/
... ／:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :＼ 二ｺ ,|
..... ／::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : ＼ /＿＿」 |￣|rﾍ
/:::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : ヽ '´. （＾ｰヵ L__」L/
......./::.:.:.:.: : :::::::::::::::: :. r三'_
|.:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : | ∧
|:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : | r--､ （/
|:::::::::.¨二ﾆ=幺≧__ﾉ.:ｉ|:ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ .|. _,,,ﾆｺ〈 〈〉
|::::::::.ｉ{ ( ・ ) 从 l...li|il 从 ( ・ ) }ｉ |. （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
|:.::: "'≧=´¨¨｀ミ.: : : ミ´¨¨｀=≦'ﾞ ::| /二~|/_/∠／
|:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ;;l :::| /￣ 」
.......:. : : : : : ,_ _, / ~~￣
ヽ ヽ 'ｧ ,_ ｰ─ｰ ｰ─ｰ _, ｧ' / / ／^ヽ､ ／〉
／＼. ﾞ' ─ ─ 'ﾞ ／＼ ャｰ-､フ /´く／／>
／ .: : : : :.:.:.:.:.＼ `ｰ-､__,| `"
＿__ ＿_
／／ t-､ﾑ二、 ｀ヾ二ﾐヽ
/ / ,z'´,｀, ､⌒ヾ} ,__,i トミﾐ!,..､,.-、
,! _i_lｯ'VL,_l lj /〃｀丶ミｿ:イl::::::ヽ
／ Vｨｪｭ fｪｭｿ｀ト､_／ 〉､:::::/{:::::ﾉ
／ ,ノヾ '､┬ｯ'/｀`' ノ､__／ _}／
〈 `"ヽ､ `ﾞ＝ﾞ′_∠、／￣´
＼_／｀三ぅ r≦´ ノ
｀￣￣ ￣￣´
ゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚゞ从ﾚ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 何を言ったところで、ヤラーの威を借る遠吠えに過ぎぬではないか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしそれでも――――
┗━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
: : : : : : : . : :/／／｀ーf . : : . : : : : . : :/: : : : /|: : . :, : .i:
: : : : .: : . . : . : : : /´／:,. :-‐/: :./: : . : : : ,: : . : : ,/: : : ／: !: : . :/: : . :ﾊ
: : : : . : : : . . : : . : : ,. ‐'‐く／: : :,ｲ: :./: : . : : : /: : : ／/: : ,.< : :|: : . /: : . : /!:
: : : : : : : : :. . : : . : :, ' ,ｨ⌒>,ヽ_／/: :/!: : : . : : : :/!: :／__/: ／ ヽ :!: : : /: : : . :./ |:
: : : : : : : : : : : : : : / ,:' - ' :ﾉ j'" /: :/ |: : : : : : : / |:/r=≧三ﾐヽ : :/: , :/!: : : : :/ 、
ｨ: : : : : ｨ: : : : : : : : ! r‐ｧ'´ l: :/: :.|: : : : : : /: ,/ ﾞl「 ,ｲi||ﾄ: :/: /:/ |: : : :./
,!: : : : /:|: : : : : : : : l ヽf l:/ : : |: : : : : / ij /し'ｿ :/:イ:./ |: : : /
|: : :／: :|: : : : :i: : : :'､ ﾉ ' : : |: : : : / ､〈::/ '′´ ﾚ' |: : /
:.／|: : : |: : : : :|: : : /ヽ、 : : ',: : :/ ｀´ '、 |: /
',.-､! ／|: : : :/|: : :/ : : :｀￣ : : ',: / ヽ |/
|/｀,ﾒ: :／: |: :/ : ∨ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 眼前の男が―――眼前の神が父を、家族を、皆を殺したのだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿_
／::::::::::::::::::＼
／::::－::::::::::::－:::＼
／ （ ー ）:::::（ ー ） ＼
| :::::::__´___::::::: |
＼ :::::::::::::::::::: ／
/ ::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
...|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
.
┌─────────────────────────────────┐
│世界に価値が無いとか、自分たちがゴミだとか、そんな事は関係ない！！ │
└─────────────────────────────────┘
ノｨ/孑,.､ﾄ!｀i,
'ﾁｼ7ノｨﾊHi､,}
'ｨｼ戈/lMｿﾘ′
,竺Z、ゝ-'
, -‐'":::::::::..｀丶､
r' l, ;il':::::::::::::::::::'li;,｀丶
i´.:lヽ!::::::::::::::::::::::::liﾘｲ: }
/ ::ヾｿ::::::::::::::::::::::::::::::::} 〉
/..::::::/{:::::::::::::::::::::::/::::::: ﾉ
,!::::::::/､ヾ:::::::::::::::::::l:::::::. ,!
,':::::::,ﾉ:ゞ｀:::ヽ::::::::::::ll::::::::..!
l:::／:::::::::::::::::＼:::::::jl::ノ:: l
,ﾑ´-―‐- ､､::::::::::::f,ﾐ::::::: l
}:｀Zム'－-''ミ､:::::::::l:::::::::::.l
《ｷ'7ﾌT ''7iｧ-ﾐ`'くﾞl .::::::::: !
,/〃// // ,ﾘ｀l>Y´￣;/
て''ァ"⌒ヾt､_/ ,!,ﾘl;r-､;;l..
｀7 /:.:f~`ゝｿ/ﾑﾂ〉' .
. / /‐-! ﾞY l ｀^i l
,/ / ,' てj l::l.
. _／ / / ,zｷt‐:-｡{_〉 .
';;;;｀丶.／ / lZ=キ=r- lヽ
;;;;;;;;;;;;;〉 /,;-‐y' { Lミﾐｺ:l
┌───────────────────────────────────┐
│この世界にはこの世界の現実があり、神のそれと異なるのは必然ではないか .│
└───────────────────────────────────┘
.
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶.
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ} 神よ……
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/. 私は貴方に否と言いたい！
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′
, -‐ｬ' ＼ - ｧ''／
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′.
,:r''" ミ､、,,,､
／ ｲ};;!
/ ,r ＼ ヾ;jﾐヽ
,! / ヽ ﾄ、
,! j / f ヽ, 、 ヽヾ
l l,i′ l M ﾞi i ぃヽ 、 ﾞi!
l! l ! l lﾊ,、 N､l l､ト,.x'"i l
V! ､、!j'iﾘ iﾄ、 ﾄNヽrｪ弐=,! ! j､ 私たちは生きている！
ﾞll ｲ｀ﾆi-､､ヽjﾞl'",ｲo::::l,ﾉ i ll^i
!l, ﾊ '"~`ヾ l! ﾞ'‐''"ヽj l,ﾉ. 私たちには感情がある！
l ,<!ヽ u. ﾞ',ｿ
ﾚ^ヾﾄ>、 _,`,.-‐ｧ､ ,ノﾘ`
／｀ヽ、ヽﾞ７ﾞﾞ´ ,} ／ /
,r" Hヽ.ヾ､__ノ／,..、/
,r<" Y ｀ﾞir'''"
.
＿＿ ＿ ＿
∠二 ―--イ 二 ｀ ヽ 、
, :'" ｀ヽ､ ＼
／ , ｀ヽ .ヽ
／ ,:' / ヽ ':,
,:' ／ / ./ , l '; ヽ ﾊ
/ ／ / ｲ / /l l l l＿', !
// /_l /l / } / .l j! l ; l lＷ7 !
,: / / ./ j ト-!-l-j /、 | ! ﾊ l l l¨´ l
l' ﾊハ ./ 芹ｫヽ l ./ ｀ ド,'‐l-,: } j l l .l
! }j / 廴リ V 斧気`:､ .| / .ﾊ ハ';＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
,ｨヾ_! ｀￣ 乂ｪｿ | / } ,: ﾊ { ヾ ≫ ≪
/ {ﾊ , ｀￣ | / j ﾉﾚ ヾ!...≪ 神であろうとそれを自由にしていい権利はない筈です！≪
/ ヽ ＿ u. ∠ノｲ/ ヽ ` ≫ ≪
/ ! lィ⌒ヽ ／j￣ﾉ / .ヽ. ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
/ .| !ヽ !､ ﾉ , イ,!_/ ／ ';
ﾉ イ '; } |_j ヽ 二 ≠' /_/ / l
__l＿､ ヽ/ /｀ヽj, ∠＿ ／ノ / |
/ ＿＿j｀j | V - ハ- ﾚjノ / .l、
{ ＿＿ } '| ': Vヽ,-ヽ＿ノ ,: l ';
/l ＿＿〉| ﾊ ＼!!／ ｨ二‐ ､! / ,: ,!
/ lヽ ＿ノ | / ｀ト- -､ / /｀ヽ､ ｀} ' jﾉ
l {ヽ ―イ ハ/ / ヽ ヽ､ ｿ ヽ ﾉ＼ ノ j
ヽ ノ / ﾍ ＼ {｀ヽ ｀ ノl ヽ ヽ !
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 弥子の魂の言葉―――
┗━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしそれはデッキーの能面を滑り落ち、なんら反応を引き出す事は出来なかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
―――― ､
／ ＼
／ ＿＿ ＿＿ ＼
／ ＼ ｎ. ＿
／ ( (::;;) ) ( (::;;) ) 丶 | ! 「l｀ﾆ.′<⌒ ｰ- '＾>
/ 丶 v ヽﾆフ └'つ ） `⌒ ー'´
{ l ￣
、 ￣ ￣ ′
＼ ／
／｀ ´＼
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 人間に微生物の声が聞こえぬよう、デッキーにも人間の声は届かない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿＿
／ ＼
＿＿ノ ゞ､＿＿ ＼
／＿＿_ ＿＿__ ＼
／ l {j ﾃ 三 l {ij } ﾉ ＼
| ー≠ ＝＝- |
| /) |
＼ ／`'`' /ー＝= ／
／ / ﾉ ＼
/ / ））
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__） うーむ……さすがは鉄面皮
.| __ﾉ__
| _／ ___＼ヽ_ 完璧なノーリアクションだぜ……
､ '-／____ヽ |
ﾉ ､ .＿'-〈 、ヽ |
,´ ヽﾉ} |
/ { /
./ / / {
, -－≦ﾆ =､
/ ,, ｀ヽヽ
//i ll,ﾊ ,ｨM l ,l, l;} ',
l l ,W‐V l-ﾘl l l ll l,!
l,ｲY ‐ ‐ l八ｸ/ﾘ そのようで……
i,ﾍ ＿ u ｨﾘﾂ″
｀' ;-:‐''´}､
_/ l_,／ /ﾖ､、
／/イljﾍ,_/ｦ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ー）（ー ） | よしそれじゃあ後ろに戻った戻った
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |. |.「「「l_ヽ お前の役目はこれで終わりだ
. | |. ､!j l l l }ヽ
. ヽ / /⌒ ヽヽヽ .
ヽ /. 〈/ｌ ｌ ｌ ｌ.} 〉〉
|.!JJJ'
| | ノノ
_,, = - ､、
,:r '" ヽ
/ ,/ u υ 丶
i′／i′; ,ｨ , !
i' /::::l -ﾅ<l ,:ﾘ ｨ i l
l /rヾｨ//-､l//lﾅ^ii ,!
l/ﾊ'･'ﾚ (＠ﾉ rおi)X/ お疲れさまでしたー……
' l ,i^i, u `''"/ ﾘ
（（ Vﾚ|ヽ、 <コ ／
,ﾍ、｀'i'' く´
,! l, ｀ﾐゝfヽ〉､
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーは苦笑して肩をすくめ
┗━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒::::＼ 兄さん
／ ﾐ・彡}ili{ﾐ・彡::::::＼
| __´___ :::::::| 茶番もいい加減にしてくれませんか
＼ `ー'´ ...:::::／
／ ＼
／￣￣＼
／_ノ ヽ､ ＼ いや？
| （●）（●） |
| (__人__) |. 茶番じゃないんだな、これが
ヽ ｀⌒´ |
. | /／￣￣｀ー‐┐
／￣￣}ヽ ( r‐一'
(／＿_ノ } Λ } ＼
. ／ / | ＼ ＼＼ ＼
. (_／／ ／ ／| | ＼ ＼＼＼_)
(_,（_／ ／ ＼)＼)､_)
￣
.
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/―′ ヽ,
（ ●） `― i
i. （ ●） | ……どういう事です？
＼ _´＿ /
＼ ｀ ＿_／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´） 俺がお前を止めるって事だよ、デッキー
| }
ヽ }
> ノ
⊂てヽ ／ ＼ ／て⊃
{三＿ ｨ `´ ／ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
.＼__／ | | ＼__／.
.
／￣￣￣＼
／ ＼
／ ─ ─ ヽ 兄さんが？
| （●） （●） |
＼ ∩__'__/777 ／. 僕を？
／ （丶＿//// ＼
＿＿＿_
. ／ ＼
. / ─ ＼ 兄さんがこの世界を嫌っていないのは分かりました
/ （●） ＼
l |. しかし、それとこれとは話が違うでしょう？
￣ ／
. ｀ｌ ＼
. ｌ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _,ﾉ ＼ ＼ 僕を止めてまでこの世界を守りたいと？
／ （●） （●） ＼
| ' |. どうしてです？
＼ ⌒ ／
／￣￣￣＼
／ ＼ 可愛い弟の仕事を―――
/ --‐ ‐-- ヽ
| （◯） （◯） | 世界の再生を止める理屈が兄さんにあるのですか？
＼ ' __,／
／ ＼
.
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー ‐ i
| （ ●） （ ●）
| （__人__） いや、正直言うとなんもねえ
| `⌒´i
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
. > <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼ さっきから言ってるよう、この世界は肥溜めだからな
| （ ●）（●）
. | （__人__） 大掃除大歓迎だ
| ｀ ⌒´）
| } 俺はやりたくねえが、是非やってもらいたいとは思ってる
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
.
＿＿＿
／ ＼
／ノ ヽ ＼
／（● ） （● ） ヽ
| ´ | それならどうして―――
＼ ⌒ ／
/ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） まあそこがツンデレってヤツなんじゃねーの？
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 言葉と行動が逆なんだよ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ノ ヽ､_ ヽ
| （ ●） （● ） | ……僕と真面目に話すお気持ちは無いという事ですか？
＼ ｌ^l^lｎ ｀ ／
／ヽ L
ゝ ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ いや、そうじゃねえ
| （ ●）（●）
.| （__人__）＿. お前は可愛い弟だよ
| `⌒´.￣
.| ﾉ そこに変化はなにもない
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ―）（―） ｼｭﾎﾟ ただまあ……
.| （__人__）
| .,ﾉ )／´二⊃ 大掃除は早すぎるんじゃないかと思ってな
人 /"／ '‐､ﾆ⊃
./ ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ⌒ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
＿＿＿＿
／ ＼
＿ﾉ ー ＼
（ ●） （ ●） ＼
| ' | この世界にとって―――ですか？
＼ ￣` ／
/ ヽ
/
.
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/―′ ヽ,
（ ●） `― i 渚もそんな事を言ってましたが……
i. （ ●） |
＼ _´＿ / 結果はご覧の通りですよ？
＼ ｀ ＿_／
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;)
| （ ─） （─）/;;／
. | （__人__） l;;,
| ∩ ノ)━・' いや、そうじゃねえ
. | / ノ´ }
. ヽ / / }
ヽ/ / ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーはかぶりを振る
┗━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／
| （__人__）l;;,´|
| ./´ニﾄ━・' .ｌ ―――お前にとってだよ、デッキー
| .l _ニｿ }
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
/ （ー） ＼
l | ……意味が分かりませんね
￣ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣ 本当か？
| ( ( ﾉ
.ｌ^l^lｎ ⌒ } 本当は分かってるだろ？
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/―′ ヽ,
（ ●） `― i ええ、分かってます
i. （ ●） |
＼ _´＿ / 僕が言っているのは、何故兄さんがそんな事を仰るのか、です
＼ ｀ ＿_／
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／ まあいいじゃねえか
. | ﾉ l;;,´
| ∩ ノ)━・'. 俺はツンデレなんだろ？
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
,, -─- ､._
／ ヽ
| |
| ノ ヽ､_ |
| （─）（─ ） | ツンデレは素直じゃねーんだよ
| （__人__） |
ヽ ／⌒´ ﾉ
（::: ふー ／／ .,＿,, ' ヽ, ):::::)
（:::( ）／ } (:::(
（:::... ..:::） | i ｨ | )) ｷﾞｭ
.
. ＿＿
／(＼ ＼
／ ＼ ＼ ＼
i´＼ _,ハ | r‐､
. ＼ ＼●） | | ﾉ |
/ | ＼ ｰ‐┘ ∨ │ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
. ( ┴‐┘ │ そしてお前もそうでないと誰に言える？
〉┬‐ｧ |
( ´￣ /
. ￣＼ (
/ ＼ ヽ
│ ＼ ‘，
／(＿
（
／￣￣￣＼. (
／ ＼. ´
／ ─ ─ ヽ
| （ー） （ー） u. | ぬっ……！
＼ ∩__'__/777 ／
／ （丶＿//// ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） お前が素直になっていないだけとは、誰も否定できないだろ？
| （__人__）
| ｀ ⌒´） そう考えれば今回の大掃除は早過ぎるかもしれない……ってね
| }
ヽ }
> ノ
⊂てヽ ／ ＼ ／て⊃
{三＿ ｨ `´ ／ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
.＼__／ | | ＼__／.
.
なんという無茶ぶりｗ
＿＿＿_
／ ＼
／ _,ﾉ ー ＼
／ （●） （●） ヽ
| u. ' | ……そうきましたか、兄さん
＼ - ― ／
／ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ | そうきたよ
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ー） （ー） ＼
| u ___´__ | いやー、そうきましたか、兄さん……
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
/ヽ､_ ＼
（● ） |
（__） |
（ ´ | そうきちまったよ
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ⌒ ヽ
/ |
.
. ／￣￣＼
. ／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） |
|（__人__） | とりあえず今日のところは退いときな、デッキー
{（｀⌒ ´ |
. { |. 悪いがこれは兄貴からの命令だ
{ ﾉ
ヽ ノ
/⌒'' |
/ / |
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） オヤジには俺から言っとく
| ｌ
. | | 後の事は俺に任せろ
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかし―――ヤラーにとっては意外な事に―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| ´ | 嫌です
＼ ⌒ ／
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼ 僕は退きません
／ （●） （●） ＼
| __´__ |. 道半ばで諦めたりはしません
＼ '‐‐一` ／
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーは引き下がろそうとはしなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●） ……ホント、クソマジメだなお前は……
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ. 俺に逆らってどうするんだよ
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃ 結果は一緒だろうが……
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
＿＿＿
／ ＼
／＼ ／ ＼ 確かに兄さんは強い
／（●） （● ） ヽ
.| _´＿ |. 一対一で戦っては、どうやっても勝てないでしょう
＼ V＿ _ヽ ／
/ ＼
.
,.．¨￣￣¨丶
. / ＼
/ ー ::::::::: ヽ, しかし後ろのその三匹―――
/（ ○）::::::::::::`ー
. i ::::: （ ○） | 彼らの存在はどうです？
＼ ´ /
＼ ー ＿_／
/ ＼
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ ┌┐
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ | |
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶.＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,､∧,､| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨`'`.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ} └┘
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ ┌┐
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/ └┘
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′
, -‐ｬ' ＼ - ｧ''／
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′.
.
＿＿＿
／ ＼ rl^i､
／ :|il 「| 戦いになったら僕は彼らを狙いますよ
／ ヽ_, , ノ | ./ 〉
| （○） （○| } そうすれば兄さんは人間を守りながらの戦いになる
＼ ___ノ /
γ ⌒｀￣￣´ ／. 相当窮屈な思いをすると思いますが
〈 、 ＿_＿／
∨ / /
〉 ＿／ /
/ ｰｧ ／:＼
/ `ｰ='イ: ＼ _ｎ_ｎ__00
／ ／ `＼ ＼ └i_n┌' [][]「l
／ ／ ｀ﾝ ! く丿 くノ
／ ／ ／ ／
／ ／ !､＿＿＿_｀)
(´____＿ ___ﾉ
｀￣ ￣
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒、::::::: ヽ,
/（ ○）::::::::::::⌒ ..i
i. ::::: （ ○） | 何しろ人間なんて、僕らの余波一つで魂ごと消し飛びますからね
＼ _´_＿ /
＼ ￣ .＿_／
.
┏━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは嘆息した
┗━━━━━━━━━───
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .| お前は本当に真面目だな……
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） |. こんな戦いでも最善を尽くすつもりか
. / ミ） ｀⌒´ / ＼ -､
. / ノゝ /.. （__丿
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .|
. | （●）（●） | だけどそんな事で俺との差が埋まると思っているのか？
| （__人__） |
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
. { / ＿ノ }
| / / ｨ |
＿＿＿_
. ／ ＼
. / ─ ＼ いいえ
/ （ー） ＼
l |.. しかしそれしか方法が無いのですからやるだけです
￣ ／
. ｀ｌ ＼
. ｌ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ なるほどな……
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ |
r /___) |
/ / | ―――ならこっちも少しは腹括るか
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人＿
| |／ ￣ ヽ
.| | ｨ ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言って、再度後ろの三人に視線を送る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） |
|（人__） |
| ⌒ ´ | ………
. | |
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
,ｲ三三二ﾆ＝=ｪｭ 、_
,. -‐ｧ仁,x＜三三三三三三≧=ｭ 、
ﾔ´ﾆﾆ/ﾆ／,ィ二三三三三三三三三三≧ｭ、
ﾞﾒ､ﾍﾑ彳´" ｀Ｙ三三三三三三三≧＜_ ＿ , /.: ｀ー-. .
〉ﾞ7´ ｀ﾞﾒ二三三三三二＞‐''" ／. : : :/ : : : :.ヽ: : :＼
`ｊ ,ｨ≦-、 ｀ヽﾆ＞＜三三三＞ , ′: : : :.{: : : : : : : : : : .:.＼
〈‐-､ '" ゞﾂ ′ |l ハ l三三ﾆ＝ . /: /:/: :.,ィ: : : :',: : :.＼: : : : ､ヽ
ﾔiｦ u. .....ζ /三ア´ /: /:/: :/ ',: : :.:i: : :.､: ヽ: : : :ヽ.｀=
|/ _ノﾆ７´ |:.:.i:/: :/_｀ヽ{: :i: :ﾄ､: : ',: :.i: : }: ハ
. !ゝ ' u. ...j´ヾﾆ/ /,ｲ|i: : i乍;ﾒ､',: l: :}.」､:-:-ﾐ: : i: : : }.. ,ィz＝ ,. -‐- ､、_,.へ、ヽ
', ｒ‐ ､ / ﾞ'{ {:ﾊ ヽ:.{! ￣ ヽ: :i乍;7ﾒ: /:.:.|:|: /!. ／"⌒ ｀ヾ:ﾍ::',
ヽ ゝ._ﾉ .イ l ,ﾑ、 ｀ Vﾊヾ u. ,′ ｀¨ |: //:.:/:|// . , ' ヾ!:}
', _,. ,.斗 ＜ .ハ ｲ:.ﾍ _ ′ /; /:.:/i:/´..../ i ヽ', 丶、､ヽ
｀¨¨´Ｖ ,.．＜ ,ｲ:::::::ﾞi-.、 / |ﾍ ' _‐ ' . ィ: ｲ;'／ /..... l / l ﾄ、 l ﾄ､l l､、丶ヽ
, ' ヽヽ . ＜} V´ ,〃 ! i l ,ﾊ l N､ l !',j仏メ、､ヽヽ
-─ 〈 /.=く }_. l | | | Nヽﾄi ヽ l イ,ｨ=tﾐ､ヽ
', /.:.:.:.:.:.}､ i ｀ ､ ', l l 行云ミ､ヽj 久）::l,ハ!ヽ
i .／ヽ.:.:.:.:ハ | ｀ ｰ- V'、Ｋ 彳J:::i｀ 'ﾞ"ﾞ´
ヽ!､ヽ ゝ'" u. /
Vﾄ､ ､_ ／
ﾘ丶､ 、｀ ／ ／
｀ ‐-イ ／
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして次の瞬間に放たれた言葉は、心底デッキーを驚愕させた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿＿＿＿＿
／ ＼ ┌┐
／ ── ──. ＼ | |
／ ,r'"￣"'､ ,r'"￣"'､ ＼.＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,､∧,､| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ! ○ l ! ○ l . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨`'`.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ ゝ､＿,.ノ .ゝ､＿,.ノ ＼ └┘
| ＿_´＿_ | ┌┐
| | | | └┘
＼ l l. ／
＼ ￣￣￣￣ ／
／ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
.
┌──────────────────────┐
│ヤラー兄さんが―――絶対である神が――― .│
└──────────────────────┘
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ＼
／ ＼
／ ／￣＼ ／￣＼ ＼
: :＼
／￣＼ 三三三三 ／￣＼ : : : :＼
| (::::) | 三三三 | (::::) | : : : :',
＼＿／ 三三三三 ＼＿／ : : : :',
: : : :|
〈 : : : :|
: : : :|
,-───- ､ : : : :／
/＿＿＿＿＿} : : : :／
: : : :／
: : : :＼
┌───────────────────────┐
│よりにもよって、こんなゴミのような連中に――― ....│
└───────────────────────┘
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） γ´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ｌ . l 悪ぃな . |
. | |. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
┌─────────┐
│謝っただと！？ .│
└─────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その言葉と同時に、弥子達は奇麗さっぱり消滅した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━ ――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／ ,/ ,ｲ ,ｲ ＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜ ／/ //// ○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O // /| ﾚ ﾚ ゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜. // l | . _,.. -z_ ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜ // l | ,.ニ7./二._ 。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O―――― . // l l 'ｰ''７/´￣ .＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O――――
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ /／ Y / '__ノ>/〉 ゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜ / ¨j/´〃 ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜ rｧ .゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ ＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／. Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼ ○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜. ／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O――――
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━ ――￣￣＿＿＿￣―＝＝
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーの一撃が再び三人の命を奪ったのだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
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.〈::/ヽ∨／:::::::/ ::;;:; ・,‘ ;:;:: // /| ﾚ ﾚ
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／::::￣:::::＞へ:､/::::::::::::::＼ ／'"
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／:::::::::::::::／ .＼:::::::::::::::::ﾊ
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. ／￣￣＼
. ／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） |
|（__人__） |
{（｀⌒ ´ | さて……
. { |
{ ﾉ
ヽ ノ
/⌒'' |
/ / |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´） これで『一対一』になったぜ？
| }
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ くくっ―――デッキーは愉快そうに笑う
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＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ＼
／ ―― - - ―― ＼
／ ヽ さすがは兄さん
| ィ=＝ミ ィ＝=ミ |
| , , , , , , , , | 素晴らしい
| ＿_ _｀＿_＿ |
＼ ヽ― ‐―ｖ‐/ ／ 本当に素晴らしい
＼ ｀ ‐ ―― ´ ／
／ヽ イ＼
／ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ´
／ （⌒） ） 兄さんの容赦の無さ……
| ___'__ |
＼ `ー 'ﾉ. 惚れ惚れしますよ
／ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（ー）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ そうかい……
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ヽ、 それじゃあ、かかってきなデッキー
. | (● ) (● ）
{＼ | （__人__）. 久々の兄弟喧嘩だ
. __ ‘， ∨| ｀⌒｀|
（ ＼ ‘，‘， ｝ ／ )／ )
. ＼ 丶__〉 ‘， / | / ／￣)
＼ ＼ ( r―､| | ｣_ /￣)
. (￣￣￣ r― ｀ー‐┐ ＼ ＼ ＼ ｀Ｙ￣
￣￣￣〉 ＿_ノｰ―一' ヽ＼＿_ﾄ､ ) }
／／ヽ |＿＿ | _ノ ／
(／ | | ｀ｰ‐一´
.
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
/´} ≫ ≪
／ / ≪ 行きますよ―――兄さん！！ ≫
.i 〈 ≫ ≪
／￣￣＼二ﾆ＝ ―― ― ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
/ ､
{ ﾋﾘ -rﾃ }--- ＿＿ |＼
＼ '_, -､ ／ ￣ つ | ./
￣､￣ ィ〈￣￣￣ i '. |/＼
/⌒ヽ / 二ﾆ＝ ―― ― | ’ ＼∧
i ／ Τ＼ '. |し／. / ∨V７
‘--└' ＼___, '. ｀ヽて |＼/ ／l/l/
` 。 ＼ }（＿＿. ｀７／
_} 〉 ￣￣￣ /′ />
{＿_/ / ./′/>
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿. /′――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣＼＿_／＼ ＿＿￣―＝＝＝━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デッキーが地を蹴ってヤラーに突き進む
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 選択したのは肉弾戦――――
┗━━━━━━━━━━━━━━───
, - ──- .、
／ ＼, ＼
, ‐…‐‐ 、 / .( o )ミ ､＿_ ',
{ { .{ .{ } ﾄ､!. ミミ( o ) i
`-==〔 ノ ヽ へ ./
ヾ ヽ _／ ﾑ7 ﾑ7ﾊﾏヽ
Y ヽ. ﾑ7ﾆﾆﾑ7 VﾑV
} ,ｲ }. ﾑ7 ﾑ7
/ /ﾘニヽ. ﾑ7 ﾏﾆﾆﾆﾆ7
../ /.{､三:::}. ﾑ7 ﾑノV ﾏﾆﾆﾆﾆ7 ﾏﾆﾆﾆﾆ7
/ 斗＝＝=≧´ ﾑ7 ﾑ7¨´ ﾑ7匕/ ﾑ∠ノ
/ ∧ .ﾑ7 ﾑ7 .ﾑ7
./ } ﾑ7
/ ,斗＝V /
/ ／ {弋 .／
/ ／ ﾄ, ／|
. / ／ i ｀ ｰ /
./ ／ i V
/ ／ 廴/
／ ,／
{＿ ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この小さな神域でしか全力発揮できないデッキーには当然のプランだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーも腰を落として迎え撃つ
┗━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿_
.／ ＼
| ＼ ／ |
|（ー）（ー ） |
| （_人__) .|
. ._r.Tヽ | /
./ 〉 ｌ l _ ゝ、＿_ .／
ん .l .ｌ ｌ / .} ＞＜´ ｀ヽ、 _ｎ_ｎ__00
. l .ｌ ｌ .l Y ｌ＞＜´ } └i_n┌' [][]「l
. l 、, '´ / / く丿 くノ
. l. ｀ / ／ ./＼
..弋 ノ ＞´ヽ / ゝﾉ
｀≧≦＞＜´ .〉 ./ゝ-´
/ .{
/ ヽ、
./ ＼
/ ＿ ヽ、
./ .γ´ ｀Ｖ .〉
/ ./ V /
./ ./ .V 乂_
/ ./ ゝ、 .⌒）
/ / ￣￣
./ /
./ ./
/ /
/ /
./ /
〈 .〈
.V .乂_
ゝ、 ⌒）
￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 文字通り、神速で繰り出されたデッキーの拳を掻い潜り―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
／ ,. __,.
／／ ／_,. -;=''" _,.-;-‐
/／ '-'"`" ＜-‐ニ‐" ,ｲ ,ｲ
/ﾚ ／ (二＿＿＿＿＿＿. ,.ｲ ,, ﾚ .ﾚ
. / ／ ､-─'''"￣ | |／ .!
/ ／ ＝── ,. ／ ,／! |
/ ／,.‐''"`ー──-- ..,,＿三 ≡ ミ ＿＿_ ﾚ'.| | .| |
! /. { ｀`''ｰ-､ ／´ ヽ | | .|/
| i ヾ_,ｭ r───- ..,,__ l,' ／ `, |/ ,ｲ,ｲ ,ｲ
! ヾ 'ｰ‐''ﾞ ≡｀`'ｰ, ) （0 ） 丿 ﾚﾚ //
| ヾ＼ ､_ ､ヾ, ミ ` ヾ,, ／ ＼. /'
ヽiヽ _ヽ､ヾ ＼ i、） ／ ｀＼
| ＼iヽ ,､ ,､､ヾ､-､`ｰ､ ｀ｰ-- ´ ヽ
. ! ヽ ＼＼ヽ ＼ヽ, ＼
＼ ＼. ＼ ヽ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿＿__＿＿ ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
／ ＼ ＞ ＜
／ ＼＼.... ＞ うぼぉ！？ ＜
／ U ゞ､_从 ＞ ＜
／ ア,:=''".／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
. ／ ´￣` 、:::＿＿＿て::/ﾞ＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ――――
. | ::::::::::::::::::~::::::::::ﾞ￣) { ＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝
. | （（ ( )））:::::::::::::ﾞ￣) { ￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――＿
. | ≡≡ ￣) { ＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿ ―――― ＝＝ ￣￣￣ ―
＼ ＿´＿.￣) { ￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣
＼ f ー.-＝''''＾ヽ'､. ―――― ＝＝ ￣￣￣￣￣ ―― ＿＿――_
. ／ヽ ／⌒`''＝一
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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┃ その顔面にカウンターを叩き込んだ
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┏━━━━━━━━━━━━
┃ 更に追撃のボディ
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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/ ＼ ┏┳┓
┏┓┏┳┓ | | ┏━━━┓┃┃┃ ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
┃┃┃┃┃ | | ┗━━┓┃┗┻┛ ＿） （＿＿
┃┃┗┻┛ | | ┃┃_ ＿＿_. ） ごはあっ！？ .（
┃┗━━┓ ヽ / ＼､┏━━┛┃ _ノ .,;;,.,＼. ￣￣） (￣￣
┃┏━━┛ （⌒ヽ <_、＼、┗━━━┛ ○）illi（O)＼ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
┃┃ ＼ ＼ ＼ ／ | ´ ,|
┗┛ ゝ ） , ヾ,.y ⌒＼| |ii!!ii!!|| | ＼＼
＿,.-‐― ´ ／ / ＼ ヾ .＼ ＼､ |o0Oつ ∠＿＿＼
巛,_ゝー― へ | | ヾ.＿゛゛＼ ＼ |ｪｪｪＵ‐´ー──
< 丶 | ゛゛゛ ＼ ＼；ﾟ *.。 ＼＼
＼ / , ＼| |＼rﾍﾍﾍﾍ ＼ ＼＼
| | ヽ l^l | 丶＿ｿ´ ＼＼
＼ ゝ ） | | | ＼＼＼＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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┃ 前のめりになったところへ右のハイキック
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿
,ｲ ,ｲ ｉ
,.ｲ ,, ﾚ .ﾚ .| ’ ﾟ
| |／ .! ＼、_ﾉし/／ .＿ 三 ＝ -
.／ ,／! | ＿＿_）r'⌒ヾて ..￣ ｀ ､ ￣ ミ､
ﾚ'.| | .| | ￣￣｀ヽ ､ 三二 ＿＿__ ＼
.....| | .|/ .＼ ,..ィ///// ミ､ ＼
.....|/ ,ｲ,ｲ ,ｲ ／////////ミ､ ＼
ﾚﾚ // ／ﾍﾍ////////≧ミ､ ＼
/' //////ﾍﾍ/////≧ミ､ ＼ 、
_,. 、 /////////ﾍﾍ ／ミ､ ＼ ＼ ,
/ ヽ. |///////// /、 ／ ／
i } _＿|//////// / ／ ／
／⌒ h 乂 }. ￣∧//// イ ／
{ ／ イ /{＿__,. ´ / {∨// , ＜ く
|／´ { ＼ ､ / / ､// ＼ ＼
| | ＼ - / 〈 ∨ , ＼
＼ ､ ム ヽ､ / _＼
｀ー‐ ｀ ー ､＿___,.イ///＼ ｀ヽ､ , ' / ｀＼
∧////////// ゝ､ ／ , ヽ
/ 〉/////// / ｀／ /
/／///////// ／ /
／////////// ／ /
{/////////／ ／ /
乂///// イ ／ /
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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攻防は神速、まさに涅槃寂静の間
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ただその交錯でデッキーは、ほとんど戦闘不能に陥った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
; -─‐──‐-、;； γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ＼ ＜ うっ……くっ……！ .
;；／ ; #;;; ┳ ヽー''⌒´⌒｀ヽ、;. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l U ┃ l ＼
| #; ; /⌒゛` l:
!、 ＼_}; {,＿ノ´ ∪ | , |
ﾄ、（;:;:;:;ﾉ （○） ): | | , .!
／ ヽ{;;{; _´＿ ;;;#__ , ノ | メ;;,|___,ノ |
{ ⌒ヽ／ | | | ,lー─- 、
ヽ ＼ l ,| | ,／ ） ）
{ﾑ ｀} ＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼ ／＾ー-‐'
｀ー…一-’ （＿(_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣
┌───────────────┐
│これが差―――兄さんとの差 │
└───────────────┘
γ⌒ヽ. ＿＿＿＿＿
( ﾊｧ…）.. ／/;;:;;;:;;:;:;:;;:;/ ＼
ゝ＿ ｲ ／／;;:;;;:;;;:;:;:／ ＼
. ／ ｛;;:;;:;;:;;;:;;:/. ＼
. ／ /;;;:;;.:;.:;.:/ ＼
／ ／;;:;;:;;:;;;:;;:{ ヽ
| {;;:;;:;;:∧;;:;;:;}: : : : : :' ´ ￣ |
| U {;;;:;;;:{ {:;;;:;:}: : : : : : ‐---‐ |
| /;;:;;:;/ {;;:;;/. |
. ＼ {;.:;.:;:{ /;;:;;{ ´ ／
. ＼{;;:;;:/ {;;:/ﾞ⊂ニニ⊃ ／ γ⌒ヽ
／ヽ;{ ｛ﾞ イ＼... ( ﾊｧ…）
／ ；’ ＼.ゝ＿ ｲ
.
┏━━━━━━━━━━━
┃ デッキーは笑った
┗━━━━━━━━───
＿＿＿＿＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ u. ＼
. ／ U ＼
／ ´￣` 、 , 、＿＿ ヽ
| | ｎ _＿_ _
| u. ´ (:::::::) ｀ ′(:::::::) ｀ u. | | |└‐ｔ,ﾉ l | ｎ ＿__
| ´" " ´" ",';;;;::.;;; ; | Ｕ につ Ｌ.ﾕ U `つ_)
. ＼ #l ´ {;;;;;ll;liii:; ／
. ＼ （｀ ‐_―__‐ ´） ;;,, ;;;;; ／
／ヽ ｀ ‐ ―― ´ . イ＼
／ ； ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その目が「さすが兄さん」と語っていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それを目の端に止め―――
┗━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
r〜 ､
/λ彡!
,i!| ﾙ'j' ＿＿_00 __ ∩
,i!| ;!i!| └‐┐l └┘/7 [][]「l ∪
i!| ;!i!| (ノ ＜ノ くノ ｏ
;i!| ;!i!|
!!| i!|
!i| i!|
!i| i!|! ／￣￣ ､ ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
!'|i: i!|!;. i ,､ ｀. ≧ ＜
i| i!|! | ､ 涖ﾌ､ ．. -=ニ それじゃあな、デッキー！！ .≦
i| i!|! t汐; i i ﾊ ≧ ≦
i|! ilili'''｀ili:.. !(_.ﾉ`ｰ ﾞ .ﾉ f ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
i| ililililili liliヽ､_'´_,.／r-ｲﾍ
ゞili, ｀ﾊ ヾ､ |li//>! Y´!f´＼ヽ､＿__
｀ヾili..ilili., ヾli/// :| N ! :f-､.
｀ヽ(ゞ､ilili:.,ililﾘ//∧ | ヽ､ ヽ､__.ノ ﾘ
ヽ､__//////T| ﾊ_ ｀T :!N
｀!////////ﾍ､＿//ヽ､_!､ / ヽ､_
N//////////,!!//////!/ ヽ.
｀j/////////!!/////z| i
ヽ､_V/////{{///////_＿ﾆミ :|
廴/////斗､_/￣￣ヽ､_＿ヽ､_ ヽ,
廴三/z 二T￣ﾍ, / >
/////v' /.i ._j＿/ ／
///////ヽ､LﾚﾍV/ヽ､__＿＿__／
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは渾身のアッパーを打ち込む
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
′ ハ
| i
| |
| |
| | γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ､.＿__.ノ ヽ､_＿__,. | l 自分の世界でしばらく養生してな ...|
! i ゝt:::::ﾃ>｀; <t:::::::ﾃﾅ i 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
! ; i
Ｎ i ′
i ( 人 ) ,ﾞi
|ヽ `ー´ ｀ー ' / |､_＿__
,. -＜| ﾞ>､ ´⌒｀ / { ｀＞ｰ-､
／ ﾞ>､ / .{ ￣｀ｰ､
／ ≧zー-－＜ i ヽ､
_＿,.／ _ -‐━彡⌒,.-､ ´＞､､＿_ ヽ､
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その一撃でデッキーの身体は粒子となって崩壊
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
_ O ｎ ｎ . ＿
| l ｒ､ ｌ｣ l | ＿＿＿＿ └┘/7
|_| ＼> .rリ └──―┘ ＜ノ
/￣＼
/￣＼＿/￣＼ /￣＼ /￣＼ /￣＼
＼＿/ ＼＿/ /￣＼＿/￣＼＿/￣＼＿/
/￣＼ /￣＼ /￣＼＿/ ＼＿/ ＼＿/
. __ ＼ /￣＼＿/￣＼＿/ ＼＿/ ＼＿/ ＼
. _/ ＼ __/￣＼ /￣＼＿､. -―ｰ 、 ＿..＿/ ＼＿/
. / ＼__/ / ＼ /￣＼ /／ ',----ー`. ｭ ｆ ＼＿/
＼_/ ＼ ＼__/￣＼＿/￣...| ─―＝＝┴----,, ＼
. _＼__/__/ ＼＿/ ＼＿!､ ＼.
/ ＼__/ ＼__/ ＼＿/ ＼.> ､ .y‐=斗,,_. ＼
. ＼_/ ＼__/ ＼＿/ ＼..／ ,r' ｀ ' ‐-(, ',. ＼ >‐-,,
/ ＼_/ ＼__/ ､,r' ／ ', ', !､_ ＿＿ ,)
|＼/ ＼ (,,, ) ', ',
＼|＼ / __. ￣｀ ', ',
. ＼|__〉‐〈__〉‐､ Ｙ ',
ヽ-' ヽ-' ヽ ＼
＼_＿ __）
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――強制的に自身の世界へと送り返された
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ と同時にデッキーが構成していた神域も崩壊する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
｢二^^l ,:: :: .;:| ;:: |:;.:. :.: .: l
| | ;‐i .: :: .;:ｉ .:. :.:. l.i !l
｢二__lﾆ ﾆl :: :: .;:|;. ::; |.:. :.: | l. l!
〈/!_| ;‐i :: :: .;: .;: ｉ:.:. :.: li !
lﾆ ﾆl : :: .;: ;:: |;.:. :.: | |
〈/!_| : :: .;:ｉ :.:. :.:. l!l
! :il | : :: .;:,:| .:l.:. :.: !i iｌ
:| | : :: .;:ｉ :;: |.:. :.: i! ... |:
:! l l :: :: .;: ,:| |:. :.;.:: l l
:: iｌ |! ..: :: .;:;: ｉ:.:. :.: | |
:: | i:. .,:: :: .;:| ;:: |:;.:. :.: ! ｌ
| :| | ! : :: .;:ｉ i!i||!! i!i||!!. :. :.: ;‐i .:: |
i l! l l :. .:: :: .;:|;. ::;.ﾞl i!i||!! i!i|l |.:. :.: lﾆ ﾆl | |
ｌ! | :.. | | .: :: .;: .;: i!i| |!! |!!!!l ｉ:.:. :.: .〈/!_| ;‐i ｌ !
l| || .:; | : :: .;: ;::.ﾞl |!!' |!!＾l. |;.:. :.: lﾆ ﾆl i ::
. l | :! | .:! : :: .;:ｉ l|!!- |!!|!! |!! :.:. :.: 〈/!_| .＿ ＿ | |
. | ! | | : :: .;:,:|. l |!! |!!l :l.:. :.: l . /／/／ i!. |
ｉ| ! i : :: .;:ｉ :;: |.:. :.: |l O' O' | |
. :! .:: | : :: .;: ,:|. l |!! |!! |!! l.. |:. :.;.:: !| .:: |
:ｌ l! l .: :: .;:;:. l |! i||!i||! l ｉ:.:. :.: | | ｌ! ::
ll |l ,:: :: .;:| ;::|! i||! i||! i||!l. |:;.:. :.: :i | | |
:ｌ l! l .: :: .;:;: l i|| i||! i|| i|l. ｉ:.:. :.: | | ｌ! ::
ll |l ,:: :: .;:| ;::! i||! i||! i||!l |:;.:. :.: :i | | |
＿ 00
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￣￣ くノ
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┃ 宮殿は消え失せ、白砂利の小山も消滅した
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＼ .｀'､、 ＼ ヽ ヽ .ヽ ｌ ! .! │ │ ! . ｌ ./ ./ ./ .／ .,／ ,／゛
｀'-､ ＼ ＼. .＼ .ヽ ヽ .ヽ ! ││ | ! .! ｌ / / .／ ／ . ／ .,／゛ ,
｀'-､. `'-、 ｀'-、 ＼ .ヽ ヽ .ｌ ! .ｌ | ! .! ｌ ｌ ./ / / / ...／ ,／゛ .,..‐″
｀'‐､、 ｀''-､ ＼ ＼ ＼ .＼ .ヽ .ヽ .ｌ .! .| .! l ,! / ./ ./ ./ / . ／ ,／゛ .,..ｒ'" ,..
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｀''ｰ､,、 ﾞ''-､、 .｀'-､. `'-、 .＼ ＼ ヽ. ヽ.ヽ .ｌ. !│ ! l ! / ./ ./ .／ ,./ ,／. ／ . ,..ｒ'" .,..-'″ _.. ‐
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〜 ,,,_ .｀''ｰ ,,. ｀''ｰ､,ﾞ'-､,.｀'-..＼,`-ヽ, ヽヽ!、.ｌ .!.| | lﾞ,! / ./ .,i'ン.／,,-シ'ﾞ,..ｒ'"_..-'"._,, -'"゛ ._,,.. -''''"゛
.｀ﾞ'''ｰ ..,,、 ｀'''ｰ ..,, ｀''-ミ;; ､"-ﾐヽﾞ' ＼ ヽヽ ｌ. ｀ ! .,! ｌ /..,iシ／／‐,ﾞ ‐' ／ ,ﾞ..-'"゛ _,, ｰ'''" ._,,,.. -
‘''''―- ..,,,,_, ｀ﾞ"'ｰ-..,,,_｀ﾞ''ｰ ..,｀'''ﾆ;;,.｀'-,,.` .ｌ .| ".ﾞ,ﾉ ／ .ﾞ_..-彡彡-'"゛ ._,, -''''"゛_,,,.. -ｰ''"´
｀ﾞﾞ"''―- ....,,,_ ｀ﾞﾞ'''ｰ 二ｰ 二 ｀'-． ゛ .'゛ ./ ﾞ‐'´ ._,,, ｰ'',ﾞ,ﾞ.. -ｰ''''"´.__,,,.... -―''''''ﾞﾞ￣゛
"'''''￢――-.... ........,,,,,,＿__、｀ﾞﾞ"''―- 二￢ﾆ､． ‐''"ﾞｰ''二ﾆ--ｰ';;;;二,ﾞ,,,,............---一ｰ''''''''''
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾞ二ﾆﾆﾆﾆ‐┌──────────────┐..＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿____,,,,,,,,,,,.............. ----――￢''''''';;二 │神の戦いは終わった――― .....│.,,,,＿_
＿,,,,.... --ｰ;;二ﾆ￣._,,,...└──────────────┘ ...,,,_ ￣ﾞﾞﾞﾞ"''''''―ｰ-..........,,,,＿_
..... --ｰ￢''^ﾞﾞ´＿.. -‐'''"ﾞ_,,.. -;;ﾆﾆ''''_、.,..-'.,,． ､ ､ . ＼ -､,｀''ｰ ﾐ￢- ..,,, ｀ﾞﾞ'''― ..,,,_
_,,,.. -‐'''"´ _,,, ｰ''二-‐''" _..-'彡;;'".,／ン.,ﾉ./ , .! .ヽ . ' |-.＼,｀'-､、 ｀''ｰ､,,.｀ﾞ''ｰ ,,,、 . ´ﾞ"''― ..,,_,
｀ ._,,, ｰ'''"_,, ‐''"゛ ,.. ‐'ﾞ,ﾞ ‐彡''ン'゛.／,ﾉﾞ,ﾉ/ / | . .ヽ.┐ﾞ'､＼ ＼ .｀''-､. ..｀''ｰ ､、 .｀ﾞ''ｰ ,,,、
-‐''"゛._.. -''''" _.. ‐'"_..-'',ﾞ／ﾞ ／ . ／ ./ ./ ﾉ / / 、.| l .ｌ ヽヽ ＼.＼ ﾞ''-、 ｀''-､. ｀''ｰ .._ ｀ﾞ'''ｰ
. -'''" ._..-'"´._..-'",..-'´ ／ .／ .／ / ./ / lﾞ .l | ! .ｌ .ヽ ヽ .＼ `-、 ＼ ｀''-､, ｀ﾞ'ｰ .._
. _..-'"´ ,..-'" ,..-'´ .,／ ／ ／ ./ / / │ .! | .! ｌ .ヽ ヽ. ＼ ＼ ＼ ﾞ''-..、 ｀ﾞ''-
.. -'" ._..-'" ,／´ . ／ .／ ／ . / / / ! .l ! ! .ｌ ヽ .ヽ. ..＼ `-、 ｀'-､ ｀''-､,
_..-'" ._／´ . ／ ,／ / ./ ,/ ./ / ! ! .! .ｌ, .ヽ ＼ .＼ ＼. ｀'-、 ｀'-､、
'"゛ . ,..-'´ . ／ ／ ,./ / / ./ ! .! │ l .ｌ .ヽ ヽ .＼ ｀'-、 ﾞ'-､ ｀''-
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┃ 力の奔流も収まり、完全なる静寂が訪れたと思った刹那―――
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＼｀ヽ|;:.../ ﾑィ>／.:<´ . . , |::...ﾏ;:/〉 ＾´｀ ﾄ､_/:..У/ｸ ┴ ,ｨ ./:../
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.:.::.:.:.:.:.:. /;il;::::::...ヽ､,,._. |.| ＾´｀＾´｀´ . . .. . :. :. :. :..:. :. :. .,. , `''- ､,/::........:::::く_,,..::.
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::::::::::::::: 全治八万年ってところか？ :::::::::::::::
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,
て_
／￣￣＼. そ
／ _ノ ＼. （
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
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┃ 虚空よりヤラーにだけ声が届く
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／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） ―――やっぱりいたのかい？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: ほう？ :::::::::::::::
::::::::::::::: 気付いていたのか？ :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
.| （ ●）（● ） |
.| （__人__） │ まさか
| ｀⌒ ´ |
.| |. 俺にアンタの隠形が見破れるわけないじゃん
r､ r､ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ /
＼>ヽ |｀ ｝ > <
ﾍ lノ `'ｿ ヽ
/´ /,1 | |
＼ ノ .｜ | |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ただデッキーがアンタに相談したとか言ってたからさ
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ 見に来てるんじゃないかと思ったんだよ
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣ ・ ・
| ( ( ﾉ ―――心配性の兄貴としてはな
.ｌ^l^lｎ ⌒ }
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: なるほどね…… :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: そういう事か :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜ __ 00 ＿ ＿_ ∩
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜ | | ｒ､ 辷l /７ コ L [][]「l ∪
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O―――― |_| ＼> くノ ￣￣ くノ ｏ
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
＼ ヽ | / ／
＼ ＿ ヽ | ／￣＼ / / ／
r‐-､/ ｀､ﾞ､ ｀ | |
＼ ,.-f| ﾞ! ﾞ!::ﾞ､ ＼＿／ ／
i ,ﾞi | ﾄ:::〉、 ヽ ＿∠
丶r'ヾ ﾞ! .! iV ヽ .-´ ｀｀ヽ ／
! ﾞ､ l .ﾞ､ ,.r''"´ ,! ／ ｀ヽ ／
ﾞ､ ﾞ､ ゝ__ ｀ﾞi __,,.／ ／ ::| ヽ ／
ﾞ､ ゝ､____フ''´`´ ヽ、/ < ＞>:::::／:::: ヽ
ヽ---､' ﾄ|:: （__::::::: < ＜> | ／
＿ ﾞ､ ヽ ﾍヽ__） | ---
＿ ﾞヽ､_ ヽ | _____
-- ﾞヽ､ 人__ ／ ￣
ヽ r'rﾞｰ'-､ ￣
／ V ｿﾞ'{-三,,)
／ ｀ｰ-__--'<ｿi_______ 人､ゝﾐr' ＼
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┃ その声とともに降臨したのはオプー
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 十一柱が第一位―――創造神を除いた全ての神々の長兄
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,,.''"￣￣ ヽ、
/ 0 ヽ
l ﾟ l
ヽ、 , ' /´〉,､
-―――――― ／丶､_＿_.. ノ l､￣￣了〈_ノ<_/
／ ::::::: ´ ＼ 二ｺ ,|
/ :::::::: . /＿＿」 |￣|rﾍ
/ :::::::: ／ '. '´. （＾ｰヵ L__」L/
| ::::_／ヽ:::::::: | r三'_
|::::::::ｆ─ >:::::::: | ∧
i|:::::::: :::::::: :::::::: | r--､ （/
〈( ! ＿＿_ i _,,,ﾆｺ〈 〈〉
＿_ヽ_＿_ﾉ／ ／￣ヽ〉 ＿__/＿ （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
／／￣＼／ ／ x≦///////! /二~|/_/∠／
／／ ／ ／ r≦//////////}＿ /￣ 」
__r‐v'"／＿＿／ ／...イ_ ー .｢∨////////／:::::::::`ー..._ ~~￣
／ rャ{-<(￣￣＼／ {:::::| >' ﾊ |__,｢1////／::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／^ヽ､ ／〉
／ヽ// ＼_〉ｧ‐一'..-―‐Ⅵく /Y ｢＿| i//,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ャｰ-､フ /´く／／>
/___ ､ ＼ / / /:::/::::::::::::! Χ. ! 〈 }_i／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::. `ｰ-､__,| `"
{´ ヽ＼ Y { /:::::!::::::::::/:ｌ/:i ｜} 〉_／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::，
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ ヤラー
／ .<ー>::::::<ー> ＼
| （__人__） |. 久しぶりだな
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿__
／ ＼
／ ＼ ／ ＼ そして、随分と成長したようだな
／ <●> <＜> ＼
| （__人__） |.. 兄として嬉しいよ
＼ ｀ ｎ´ ,／
／ | | ＼
.. ﾉ .ュ
{ ..ﾆj
. | "ﾂ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／ ……はん
. | ﾉ l;;,´
| ∩ ノ)━・'. 何を言ってんだ、兄貴
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
,, -─- ､._
／ ヽ
| | 神は成長なんてしないだろ
| ノ ヽ､_ |
| （─）（─ ） | 生まれながらにして完成された絶対の存在なんだから
| （__人__） |
ヽ ／⌒´ ﾉ
（::: ふー ／／ .,＿,, ' ヽ, ):::::)
（:::( ）／ } (:::(
（:::... ..:::） | i ｨ | )) ｷﾞｭ
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼ 確かにな……
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） |. だが俺の言っている事はそういう話じゃない
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |. お前もそれは分かっている筈だ
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ＼
| _ノ ヽ､
| （● ） ､!
| （__ﾉ_） ………まあね
| ｀⌒ﾉ
ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ＿,,,, ,,,,__
,．＼ ｀ .、
／ _ ＼
/ ｀＼ ヽ
/:::::: :::::::: :::::: 、
/:::::: : ､. .／ ヽ、
. ,':::::: ￣´ 丶 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
..{:::::::::: : ようやく素直になれたな
..!:::::::::: : （ ﾉ
..'、:::::::::::::::: : ｀ｰ-‐. それが俺には嬉しいよ
ヽ::::::::::::::::::::: : ﾉ
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -‐'´ .
/ ＼ /│＿
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ | へっ
r /___) |
/ / | 何しろ俺はツンデレらしいからさ
/ ノ |
{ jヽ /. 素直になるのは時間がかかるんだよ
.| i > 人＿
| |／ ￣ ヽ
.| | ｨ ヽ
.
. ／￣＼
.. | |
......＼.＿.人_. -─‐-
／ ::::::::::／ ＼
.... / ─::::::::::<ー > ＼
. / < ー>::::.､＿) ⊂ヾ、
. | （__ノ |Ｅ ） どうやらそのようだな
. ヽ _ノゝ ヽ
. ＞ ￣ ｀ ﾉ
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
| （__人__） | だがその分、嬉しさもひとしおだよ
＼ ｀ ー´ ／
/ ー- / ､
ヽ| / ／
| / ´
ヽ ／ ／
`／ ／ヽ
（´＿ ／ヾ＿)
┏━━━━━━━━━━━━
┃ オプーは微笑する
┗━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしやおらその表情を改め―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／::::＼
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | だがお前の仕置に一つだけ疑問がある
＼ ｀ ⌒´ ／
￣（⌒`:::: ⌒ヽ
ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
ヽー―'^ー-'
〉 │
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿__
／ ＼
／ ::＼:::::::／::＼
／ <○>::::::<○> ＼
| （__人__） | どうしてあの三人を殺した？
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
.
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼ 宣言通り、デッキーがあの三人を狙おうと
／ ＼
／ ::::＼:::／:::: ＼ それでどうにかなるような力関係ではあるまい
| < ―>::::::< ―> |.
＼ （__人__） ／. 庇いながらでも楽勝していた筈だ
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ . ＼
／ ::＼:::／:: . ＼ あるいは、安全な世界に転移させる方法もある
| .<●>::::::<●> |
＼ （__人__） ／. お前の転送能力は封じられていなかったのだからな
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
.
. ／￣＼
| |
. ＼＿／
＿|＿
／´￣ ￣｀＼
／ ::::::::. ヽ
/ ｰ--､::::::::::, --‐' ヽ 殺す必要のない三人を殺した理由―――
/ 弋辷ｧ ::::::::ｨ辷ア... l
ヽ （＿人＿_） /. 答えてもらおうか
... ヽ､. ｀ ⌒ ´... ／
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ ……ふー
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ / ＼ -､
. / ノゝ /.. （__丿
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
┏━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは嘆息し
┗━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） デッキーがマジだったからな……
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣￣＼
／ ＼
| _ノ ヽ､
. | （● ） ､!
| （__ﾉ_） 勝ち目がないのなんてデッキーが一番よく理解していた筈さ
. | ｀⌒ﾉ
. ヽ }. それでもなお、玉砕覚悟で俺に挑んできたから―――
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ー） ）
.| （__人） 庇いながらの舐めプはデッキーに悪いと思ったんだよ
| rつ
.| (（三） アイツの真剣さを愚弄している感じがしてさ
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ . ＼
／ ::＼:::／:: . ＼ なるほど……
| .<ー>::::::<ー> |
＼ （__人__） ／. それならば是非も無し、か
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしヤラーはニヤっと笑い
┗━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ ― ＼
| ⌒ ⌒）
. | _ﾉ ､_! ヽ たださっきも言ったよう、兄貴が来ていると踏んでたからさ！
| ﾄｪｪｪｲ}
. | ヽニｿ} . 兄貴ならあの三人を蘇らせられるわけじゃん
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／....::::::::::....... ＼
／:=・=-::::-=・=- ＼
| ::::::（__人__）::::: u. | まさか、お前……
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ つー事で、あの三人を生き返らせてチョーダイ
| （ ●）（●）
. | （__人__）. ｒｍ､. お願いしますよ、兄さん
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
. | },.! ノ' 兄ちゃんお兄ちゃん
. ヽ ｒ / .|
ヽ ノノ ﾉ
/ ／ .／
| ／
| i´
, ── ､
／ ＼
/ _ノ ｀i
.| （─）
| （___）） 兄ぃ、にぃに、ブラザー、アニキング……
|. ｀ ）
.| } ///;ﾄ,
ヽ / ////ﾞlﾞl;
ゝ _ノ l .i .! |
.／ 〈. │ | .|
/ | { .ﾉ.ﾉ
./ / .
.
／￣＼
.| | ＿
＼＿.人 ＼
.／:::::::::::: i ＼ いや分かった
/:::::＼:::::／:::u . ヽ
|:::=・=::::: =・=:::: | 分かったから
|:::::（__人__） ／
＼:::::::::::::::::::::: ＼
/ ⌒ )::::::::::::::::::::: |
し:￣::::::::::::::::::::(⌒ ）
／￣＼
. | |
＼＿／
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,.-''"￣ "''-.、
.／,-、ﾉ:::（＿ .ヽ
/. ,.-‐､::::::::,.-.､ '., まったく……
.l ┴ :::: ┴ ｀ ',
.l （ 、 ） u. l . ハナから他力本願の『とりあえずゴー』が神の採る態度かよ……
',. ｀¨´｀¨¨´ /
ヽ._ _,.--､_,,..........,,_／
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／￣￣＼
／_ノ ｀⌒ ＼
_ .| （● ) （⌒ ） .|
| ! | （__人___） | まあまあ
｜ ! | ｀ ⌒ ´ .|
| ! ,.-,| |. 俺達の尻拭いをするのも兄貴の務めでしょ？
._,ﾉ ┴、/ ,/ .| /
.r `二ヽ ） i ヽ /
.| ー、〉 / 〉 <
.| r_,j j /￣ ''￣ ⌒ヽ
.| ） ﾉ／ { ｨ, }
ﾉ ,/ | |{ |
／￣＼
... | | ＿_＿__
＼＿／＼／:::: / ｀ ､ ふん……確かにな
／─ ::::< ー> ヽ
. ｜ < ー>::::. ⌒） | 隠しても仕方ない
. ｜ （__ノ￣ /
. ｜ _ノ / 元々俺はこの世界の後始末に来たんだ
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
.
／￣＼
| |
＼＿／
. ＿＿|＿_
／ ＼
／ ─:::::::::: ─＼ デッキーとお前が協力してこの世界を滅ぼすと言うなら仕方ない
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） |. ただ、違う選択になった場合は、俺の出番だと思っていたからな
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） | ……というと？
r-ヽ |
（三） | |
> ノ く
/ /､＿ ／ )
./ /─“ ／ .／|
|＿__,,─￣ ＿.／ |
／￣＼
／ ￣ ￣ ＼ | |
／ ::＼:::／:: ＼ ＼＿／ 直接、間接を問わず、お前とデッキーが殺した者達を全員蘇らせる
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | ミΞ彡. この世界を元通りに再生する
＼ ｀ ⌒´ ／ η
/ ,― -ー ､
（ , -‐ '"
| ;ー"
l l
＿＿
／ノ ヽ＼
／（○）（○) ＼
| （__人__） ｕ｜
| | マジかよ……
. | |
. ヽ /
ヽ /
／ ヽ
| |
| |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 高次の世界ならいざ知らず、こんな肥溜めの原状回復を果たそうというのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
.._.
｀"ﾞ";':':';':.,.,_ _...:;;:''" ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,..
'"ﾞ''ﾞ" .,.,;:;゛:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''"''':::..
.,;: _... .....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''"
,.,;:;:;:;:;'''"""""" ..,.,;:':';',,,..;:.;:;';:;';''""
.,;:,.'"" ,.,..,.;:';';':':':.':.:. ""'''''''::::;:;:;;,..,,.,., _,,...;:;:;;:'''""'''';:;;:,.,.,...
"''''''""""""''"'";:;:;,.,＿,. .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''" ..,:
.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''"""" .,:;:.:;:';';';';';'''''''"""'''"""" ::;
_ .|| | : : : : : :、 〉〉/〉
//＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п∥::.:l|
;:,.,.,.,....__....,,__,...._......__.._/〈. ::〈|-､_/::::::..＼r':.|.::[,/T>.:/ﾛ〃乢;;;;;;,,,..... .......
,,,..,,.,.､､.,;:'''"""ヾ : :∠7ﾍlｺ:::|:.:..|-i_::_r√ソ＼>へ:| :|:ln| :]:|:П '""""'''''"''´..;,_..;;::..............__,
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|＼.::::》: :::L;:.::r| .L/∟ﾛ⊥!
rュ､. . . ..。. . .. .^
^ 。 ﾟ . . ' : '', ; ' ' ; . . ; . ; ' :
. . ' : ' , ; ' ' ; . . ' :
:.......∠二ヽ.... . ﾟ . ' ' , ; '', ; ' ' ; . .
＿＿
.... .. ／ヽ ＿ /ヽ
＾ / ..:::'l ::.: .:.::＼ ＾ ..,,;:.,..
...,,..,;:.. r‐､ '"'"''"' ￣ "''"''"
｀"""
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ オプーの発言は正気の沙汰とは思えなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
. ／￣＼
. | |
＼＿／
＿＿|＿_
／ ＼ 前も言ったろ？
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼. 俺の愛は無限大なのさ
| ///（__人__）/// |
（＼／） ／（＼／）
(ヾｃ) ＼ (っ'')
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼ ／ ＼ 自分の世界だろうと、こんな世界だろうと分け隔てはしない
／ ⌒ ⌒ ＼
| （__人__） | お前たちの傷跡は補修してみせるさ
＼ ｀ ⌒´ ／
／｀'ー‐---‐---一'´＼
/ ::::i ヽ
| | :::;;l |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ……大したもんだな、兄貴は
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿
／⌒::::⌒ ＼
／ ⌒ ::: ⌒ .＼
／. ''''.（__人__）'''' ＼ 長男だからな
| ノ VV | .|
＼ （＿＿/ ／. これくらいは当然よ
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
.
／￣＼
.| |
＼＿／
＿_|＿
／. ＼
／ ::＼ :::: ／:: ＼
／. <●> :: <●> ＼ さて、それじゃあ俺はこれから再生作業に入る
|. （__人__） |
＼ i⌒i .／
／ .ヽ ノ ﾉ ヽ
/ ヽ (⌒ ￣ ）
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿_
／ ＼ お前はもう帰っていいぞ
／ :::＼::::::／＼
／ < ●>:::::<●>＼ 父上には俺から言っておく
| （__人__） |
＼ |＼ ／ ／|
／ /⌒ﾉ ＼／ （ ）
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ これにてお仕事終了―――か
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
┌────────────┐
│あれほど嫌だった仕事 ......│
└────────────┘
, ― ､
〃 '////｝
∥///// '
∥（_ノ､ﾉ/
＿＿_ 八､///ｲ
､ ´＿__｀`ｰ'//////八、
〃 '/////, ` ≧1´￣`｀ 、
′ '/////,､ ＿_ 人､ 丶'` ､
/ 〃////////////≧ｰ ﾉ',､ '，
, ノ´V//////////////////, V
∥ Y´ ∧'/, ////, //, '///ﾉ!'//, v
i } l!/////////、 ///八'///, 、
| ,′ j{///////,´ ヽ'/; ヽ//, ,
, ∥ ､'////////, ////ﾘ j{//, }
l! ヾ ／,//////////////∧ !//, ,;
､＿ ﾉｲ!'////////////////| ∨ j!/, ∥
／ ////////////////'八 ヽ(// , /
／ ｲ/////////////≦//∧､ ∨/ ′
v/´ /////////´ ` /////////, V
′ ′///////// ┌───────────────┐
V 、 , //////// ′ . │終わらせたかった仕事――― ......│
′'/,､////////// ' └───────────────┘
／ ////////////ｲ 八'//////// , V
ィ '/////////≦ ＼､///////, ∧
´ '//////／ ヾ///////, /, `
V ' ////∥ ∧'/////////, `
∥ '////∥ ∧'////////, `
.
┌─────────────┐
│耐えられぬ悪臭の肥溜め .....│
└─────────────┘
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
|
＼ |
/｀ﾞ''―‐┬ |
| 、＿ l ..| ┌─────────────────┐
ヽ 丿 |. │救いようのない穢れた世界――― │
| └─────────────────┘
l＼
l ,' ＼
人 丿 / ＼
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
┌──────────────┐
│だがしかし今では―――― │
└──────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは僅かに瞑目し―――
┗━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人）
| ｌ ………
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ＼
| （ ●）（●）|
| （__人__）|
| ｀ ⌒´）} なあ―――兄貴
| }
ヽ }
ヽ /
| ''⌒ヽ
| ヽ ヽ
.
ノし
／￣＼ て
... | | ＿_＿__ (
＼＿／＼／:::: / ｀ ､
／─ ::::< ●> ヽ
. ｜ < ●>::::. ⌒） |
. ｜ （__ノ￣ / うん？
. ｜ _ノ /
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー ‐ i
| （ ●） （ ●）
| （__人__） 俺にも手伝わせてくれないかな
| `⌒´i
ヽ. ﾉ 世界の再生……
ヽ ノ
. > <
| |
| |
┏━━━━━━━━━━━
┃ 静かにそう告げた
┗━━━━━━━━───
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
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┌────────────────────────── ─ －‐‐
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┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
.
┌──────────────────┐
│兄貴の世界再生は見事の一語だった .....│
└──────────────────┘
￣￣￣￣￣￣| . | | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
| . | | |
| . | | |
| |＿＿＿＿＿＿＿＿| □ |＿＿＿＿＿__
| |￣|
| ￣
＿＿＿＿＿＿| ┌─┐ |￣￣￣￣￣￣|
. │ │ | | |￣￣￣￣|
. └─┘ | | | |
□ |￣￣￣￣| | | | |
| | |＿＿＿＿＿＿| ／|.. |＿＿＿＿|
| | ! .|
|￣￣| . |＿＿＿＿| |／
|＿＿| |￣￣|＿ □ . |￣￣|
┌┐ |＿＿| | ＿|＿＿|
└┘ ﾛ | | ┌┐ |＿|
|＼ |￣￣| ￣￣ └┘□
| | |＿＿| □ |￣|
＼| . ￣ ﾛ
□ /|
□ |/ □ ／|
ﾛ □ ﾛ ロ . |／
ﾛ ﾛ □
・ ﾛ ﾛ □
． ・ ﾛ ． ･ ｡ ． ﾛ
.
┌────────────────────────────┐
│殺された全ての生き物を蘇らせて終わりかと思ったら――― .│
└────────────────────────────┘
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
....:::::::::...::::::::::::::::::.... . . . ､.......ノ､::::::::::ﾉ . . . . ｰ : : : ::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::
__ノ､_::::_:::::::::::_ノ｀..ｰ-､. . ￣ . .｀ヽ ＿ﾉﾍ . . .ヽ _.....丶:::::::::::::＼:::::::::::＿
: : ::::: : : : : : :::::::: : : : . .` ー ￣ﾉ 丶 . . .｀ ー ､::::::::::::／ ￣.........
＿::::::::::_ - _:::::::: : :ﾉ . / _ _ノ ﾉ.....) . . . .／γ . . . . . .
:::::: ￣ ::::: : : :｀ ー -‐ ' つ ￣￣ ｀ ｰ-─‐
､::::::::::::::: : :ﾉ=ｰ- ､_ ノ ￣｀ヽ `ｰ_￣ヽ ｀ｰ-＝
::丶:::::::::／､_ _ -─ ゝｰ- ノ ｰ､ ＿ -‐ ￣ﾉ／ｰ- ／:::::::､.....ﾉ
::ノ￣￣｀ｰ- ､＿ノ..::::ｰ-､ ｀ ｰ.....//.....//｀ー- ＿ノﾍ:::::::::ヽ:::::::::::::＼:::
::;;;;;;;;;;;;::::::::::::ノ:::::::￣ノ.....ﾉ.......... / /....//ノﾍ::::::￣::::ｰ-:ヽ::::::￣￣ゝ:::::ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,::::;;;;;;;;／::::::::::/::...../ ./... //､ _ノﾍ:::::ノ::::::::::::｀ ｰ ､::::::::￣ヽ
::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;::::/ /.....//......ｰ- ＿＿ -‐- ＿
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::/ /... //:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ν;;;;;;￣￣-=ﾆ二
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ＊ ;;;;;;;;;;;;::: / ./.....//:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; * ;;;;;;;;;;;;;:::: / /.....//:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;; o ;;;;;;;;;;;;;;;; ﾟ ;;:::::/ ./.... //.....: : : : ::::｀ヽ _ -‐ :::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::::/ ./......// ....＿||＿.........У::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; ＿||＿ ;;;;;;; +.:::/. ./..... //....::::￣||￣:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;; ￣||￣ ;;;; x.. / /......//....:;;;;;::...........::::: x ::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ -‐
:::......... , :::::...../ ./..’,//...: * :::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::...............＿ -─ ´
::::::::::::::',..... / /......//.....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉl.. . . . ￣￣ ｰ─--─
.............. ', / ./......//:: ，:::*::::::::::: ＊ ::........//|l. . . . . . . . . . . . . . . . .
.. * / /......//...o..， . . . . . . . . . . . .///| l . . . . . . . . . . . . . . . .
. / /.....//..........，. . * . . . . ＊ . ////| l . . . . . . . . . . . . . . . .
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
┌─────────────────────────┐
│というか、俺なら間違いなく、そうしていた筈だが――― ....│
└─────────────────────────┘
.
┌─────────────────────────────────────┐
│オプー兄貴は、この世界に生きる全てのモノ達からデッキーや俺の記憶を消去した │
└─────────────────────────────────────┘
|. ,.-､
ｨ彡三ﾐヽ ｀ヽ ／￣＼ | / /,.┐}
彡'⌒ヾﾐヽ ｀ー . | 神技 | | /.l. , // .//
＿ ｀ー―' ＼＿／ .|. /./ /.! l.{ //
彡三ミﾐヽ , | .| l / /.,' '- '
彡' ヾ､ ＿ノ . .／￣￣￣ . .|. l/ l./
｀ー ' . ／ ::＼:::／:: |. l' ＿＿
＿ ＿＿ ノ ／ <＞>::::::<＜ .|. ＿-＝,.ｧ ／
,ｨ彡' ￣ | （__人__） | //'"
ﾐ三彡' ／ ＼ ｀ ⌒´ .| 〃
ｨﾆﾆ=- '. ／￣￣￣￣￣ . .| /' ./! ,ｨ
,ｨ彡' |￣￣￣￣￣￣￣￣ | ////,ｲ
// ／ | Memory ...|. '" '"//
彡' ＿＿,ノ ...| delete | / '
.
┌───────────────────────────┐
│戦争の記憶を消し、戦争の傷跡を消し、 ....│
│デッキーが消滅させたシュミット王都をも、完全に復活させた │
└───────────────────────────┘
へ ヘ ヘ
/＼ l |＿| :| | | ／ﾍ
| ￣ ￣ ﾞｰ’ :|
| _｡o=＝￢￢￢＝=o｡｡..._ :|
｢ ｀¨|
,ヘ ,ヘ ヘ ,へ へ | |
ﾍ|」 Lｌ Lｌ Lｌ Lｌ | :| |/
｢ :| :| |ﾆ
| '¨´ ￣￣￣￣￣￣| :| |ﾆ
ｌ^ｌ＾Lｌ＾Lｌ＾Ｌｌ＾ｌ| ∧∧∧,ﾞ| |ﾆ
ﾚｰ‐――――| | ll ll ll | |ﾆ
l^Ll^Ｌl^Ｌ| | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
l-――‐-| | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
rｔ..rｔ.r| | | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
⊥ ｒｔ_ｒｔ_ｒｔ_| | | | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
ｒｪl_lｪｭ | | | | | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
||_|_|_|l ｒｔｒｔｒｔｌ| | | | | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
lLLlｒtrtrｔｭ.| | | | | | |ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆ
,ｨrt_rt_rt_rt. r┴‐┤ |ｔ| | | | | | |ﾆ ｒ＝ﾍ.| ＿ ＿ |ﾆ
｢ :| |rtrt| | | | | | | | __,｡o＝―＝L＿＿ _＿_,｡‐<´￣Уｒ===＞イ＿ ￣ ＼∠二＞ー‐―┴
| | lﾆニ| |＿_,.┴＝―≠､＿_｡以冖┴――'¨¨￣ ＿二=γ彡＝‐＜三三三三三三＞彡ミﾒ
| |＿｡o=―≠''ﾟ´￣￣ / ｒーァ'´ ,.-≠〃三{ヽ,=ヾヽ`ー＝‐''ﾌ¨¨`＜.＿.ﾉ
￣￣ _,ムイ ∠三三三彡 _レ'￣,ｨ‐=ﾐ / ／
￣¨¨￢冖'''¨ L＞'¨ `ー‐''¨
.
┌───────────────────────┐
│勿論、弥子達のドーラン王国も見事に再生された .│
└───────────────────────┘
_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_ｌ二二二ｌn_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n_n
:.. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| | || | |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
森森森森森森森森п森::::::....∧Ａli;'iﾞiﾞl'i,::;...;;.;;ii:i;;:ili､_,i斤il］il］ ,,,,,__i;;ii:i;;ir=ュ;;;;;;;;,,,,,,............n........ |
ヮ,'l㌍l､lﾟi: :.lＡﾞilｌ#｢ll!l;l㌶ni|』┌==┬─ii┐.,,'#ll,』 |.lll,,т㍑iﾞiﾞlｪli;'ｭｮｮｮﾞilｌ#‐｢ll!l;li+;;ii: ;rﾍ∧凸;;;;;; ＿ 人 ＿
田┐工ユE∧ヰＡ┌─≡─!杢卦士⊂ﾆ⊃;:::┌┐;;;;;;;:::,,,,,ﾛ卅ﾕ鬥H出Tエニ斤彳∟凵Ξ|田 ｀Y
=,ｨ'⌒ﾆﾆｴﾆﾆil］1lｰ-i］__森森森森＿ﾄﾛﾛﾛi|::rーilil==┬≡┐|￣|─r‐┬||irr-､v冖v"|l巫］||斤 ｜
､_|il］il］_三rー|￣￣|─r‐┬|iΠп/＿＿＿_/| |､＿＿＼|￣冂ПーГ┬┬ヱ￣|─r‐┬|Π. /＼
／三三三|￣≡≡￣|／二三 〉＝===Π/ ﾞ.ﾍ_===＿＼_ |FF|ﾆ|i￣￣i| ／⌒＼ ／二三. ｢r＼__} i ＼
/二二 ／∧￣∧＼ 「￣￣￣／「￣￣二二|j ﾞ、＿三＿＿| i|三三三三|i |二二! 三＼. ___, ∨`ｰ‐┘ ノﾑ.、
＿＿,,．‐',. ‐'i| 田|「| | 田,. イ＿＿_／´| | il |＼ ＿_］ Πпｒ―.､=ﾆ二＞､|| 田 | | .iﾍヽ＼ｰ ､ `ー-ﾐi
ェェェ=‐´ 田|/二ﾆ,ハ_,．-_‐＝_二ｌ |＿＿| '|＿__| |l二ﾆ‐- ､ ,,_丶、｀ ‐ ､_,,..．> ＿＿_.. ' ' ｀ ￣ ′ ､＿,.ﾉ
≡≡＝==> ,. - ‐''´‐ '' "´i i i i i i i| ／ ＼ |l i l i l i｀''ｰ-.､｀、‐-､|皿皿|丶、＿. ＼ー―┐ ￣｀ヽト __
ニ―-┐γ´ r''´i i| i| i_l⊥l,．-‐''´ ::'' i '':: ｀''‐-．l l_i l| i| il|｀ヽ、｀ﾞヽ、 .vi== ｀￣ /' /r―==ト ﾐ__ ＿）
_,,..． -┤ゝ、＿ﾞ丶i,''"´ ＼ .:' :i: ':. ／ ｀ヽl| il| i|ﾉ ）、 |! ﾛ /{ // 廴＿ ヽ
r┐:|-‐''´／|＿ `ｰ-ｧ―ｧ、 ＿ |圭圭圭圭圭| ＿ .＿,,..．-‐''´ _,.イｊ:::丶| l＾. 廴_ ノ ／.ﾉ nﾄ､
」 .i__| :|_,,／n | ／ / ／ || ￣￣￣￣￣￣ |ヽ ._,,.．-‐<´-‐||:::::::::ヽ! ┌‐ ´ ／ }_}_}ﾊ
:| | / ヽ|／∧’／ / ｉ|| ／ ＼ |丶＼ ＼ | | | 川 ノ::::::::::::::ヽ ￣´ _ ／ノ
-‐ ／||￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣〒￣||＼ ｀¨´
／川||＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿⊥＿||川 人
／川 ／ ＼ ｀Y´
.
┌───────────────────────────────────┐
│俺が盗んだ光の桃や竜王の牙まで再生された時には、さすがに驚愕したもんだ │
└───────────────────────────────────┘
｛＼__＿＿＿＿＿＿
＼ ￣￣ ` ＜ン⌒ヽ__
｛＼__｀ ＜ン⌒ ` ＜ン⌒ヽ__
＼ ￣￣` ＜ン⌒ ` ＜ン〕/{
` ＜ン⌒ ` ＜ン⌒＼ ｀/ :|ﾄ､ ｎ _＿_ ｎ ｎ ｎ
` ＜ン⌒ ` ＜ン .{:. :|{: :＼ | |└‐ｔ,ﾉ . n_ ＿__ 弍_爻 l｣ l l
` ＜ン⌒ ｀ : {:. :||.: :.:ﾄ､ﾄ､__ Ｕ につ ｃ!［ `つ_) .（ ⊂′ .rリ
＼: : : : : : : {: :八___ﾄ､ﾄ､ﾄ､ﾄ､__}＼ ￣
＼:r‐‐‐‐ｧ : : て/⌒ﾟﾟ¨¨Y⌒ヽﾄ､__
__ ＿＿｝: : : : : : : : （____ { rｪｪミ┐ ∧
＼¨ ::‐----‐ｧ_: : : : : : : て____ ＼ 人℡}八______,/:八
__ ＿＿＼ ／ / ⌒ヽ: : : : : : :〈 ｛;i;i;i;i;i;{;i;i;};i;i;i;ト-==ミ、
＼ ¨ :‐--‐'⌒____／ . ／} }: : : : : : : :）‐┼{r‐‐‐‐‐‐ |/￣` ｝
＼ ／ .／ .／ }/ : : : ___／ ｜{{ヽ_j_j_j_j_j_j_,_,_,__刈 人
-=ﾆ二¨¨ ￣ ¨ ‐-‐'⌒__{__／{__／{___／ : :／i;i;i{: : 从｛/⌒V⌒V⌒Vﾞ¨ ｀Ｙ´
｀ヽ ／ ／ / : : ／i;i;i;i;i;i{: : : : ./¨¨⌒ヽ ｉ
_.）⌒ヽ〈 /⌒ヽ〈 /⌒ヽ / : :/i;i;i;i;i;i;i;八: : : : : :0: ・≪廴__ ノ}. __人__
-=ﾆ二¨¨¨ ￣￣(⌒ヽ || || ｛ : : /i;i;i;i;i;i;i;/:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:≫//⌒¨)... ｀Ｙ´
｀ヽ (⌒ヽ____八_______八_____八.: :{i;i;i;i;i;／¨ ¨ ¨ ¨ ¨ ¨ ¨ ¨ ¨ヽ _____ノ !
.） (⌒ヽ }{ }}{ }}{ }}{ }: :{i;i;i;i/
r‐‐=彡'⌒ヽ }{____}{____}{____}{____./: :{i;i;i;
￣￣｀ヽ_______〃⌒}{ }}{ }}{ /: : :{i;i/
{⌒Y⌒ヽ___}{____}{____}{____/: : :/;i;{
{ : : : : : ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y｛: : : {;i;i;{
: : : : _人__人__人__人＼: :{;i;i;{
: : : : ⌒Y⌒Y⌒Y⌒{: :{;i;i;{
: : : :_人__人__人_ :}八i;i;{
: : : : ⌒Y⌒Y⌒}}: :};i;{
: : : :_人__人_: :}: :};i;{
: : : : ⌒Y⌒}}: :};iﾊ .ノ ､ 、
: : : :_人／: :ﾉ;i;i;} ● ●） l γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
（人__）u.| l なんつー芸の細かさ……！ ...|
ヽ ノ.... 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
/-､r―'〉
└‐' ｀￣
ゝl |
｀(＿ﾉ
.
┌────────────────────────────────────┐
│しかしそんな兄貴でも手を付けなかったのが、デッキーの創り上げた使徒たちだ .│
└────────────────────────────────────┘
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
_＿＿＿＿_
（⊂二二二⊃） _＿＿＿＿_ _＿＿＿＿_
￣￣￣￣ （⊂二二二⊃） （⊂二二二⊃）
￣￣￣￣ ￣￣￣￣
/｀, '"￣￣｀ﾞ ヽ__ _ r- ――- -
<／ ./ i ヽ ヽ , '´￣￣｀ ｰ-､ ,r'´ ,r'´￣￣｀' ‐-,ゝ
<'/ ｌ /ｌ ,ｌ ｌ、 ヽ、ヽ ／.: :. iﾄ､ :.:.::.:::::.ヽ＼ ／ ,r' ／.::ﾊ.::.:ﾞｉ.::＼::.＼
</ｌ -ｌ-/__ｌ/ { / _ヽ_l_l,-ｌi /:: /:: | !|ﾞ＼::.､ ＼:. :.ﾍ ´ー,r' ,r'..::ｙ ﾞッ.::ﾞｉ.::.::ﾞｉ.:.:ﾞｉ
/'ｌ ｌ' ● ｌ/ ●,ｌ i/,l. |::. i::.::.: l ノ ヽヽ｀ヽﾄ､ﾊ |.:| |.::ﾞｉ::l ノ ｀ヽ (,:ﾞ│
>,ｌ ⊂⊃ ⊂⊃ｌ !::.:|:.:.从 ● ●ｌ小N. |.:| |.:.::ﾘ ● ● !::l:|
/ /,ﾄｌ ｌ ｌ / ｌ |:.（|:. ⊂⊃ ､_,､_, ⊂l: i/ |:}* {::ﾘ⊂⊃ ､_,､_, ⊂r',r'
ヽ,_/ヽｌ｀ｌヽ 、 ' _ -‐'ｌ ｌ ﾞ､:ヽ::. j （_.ノ ｊ:|ｿ_／⌒) |:| j::.ﾘ j （_.ノ ﾍ|__,／⌒)
｀ﾞ' ヽl_/"i｀ﾞ‐┐-〈｀ﾞ゛ｌ/ ヽ ヽx＞.､ __, イ:!/:::::ヽ／ |｛ |:::ヽx＞ ,__ ､＜ i * i ヽ／
ｌ;;;;〈_;;;;;;／／-,二、. ／:::::::::{i <,!ﾄゝ ｀ｌ}:::::::::ハ |:| |::::::{i } {＞＜} 〈:} {:::::ハ
ヽ_＿;;;;;ｌ_ｌ / /｀/{｀ﾞh,. (⌒ ヾ:::::::::{ｌ / ! ｌ}::::::/'''′ (⌒ ヾ::::::{ｌ ｌi i介i i|:{ * }::/'''
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.
.／￣＼
| |
（（ . ＼＿／ ））
＿__|＿__
／ ::＼＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ::: ●>＼ )) ＜ 使徒の責任は神が取るべきだ ....|
／ （__ ）). ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| .丿
＼ ／
> ＼.
（ <| .|> ）
┌───────────────────────────────────────────┐
│そう宣告し、アルトリアや二体の人形の魂、また他の使徒たちも全てデッキーの世界へ送りつけた │
└───────────────────────────────────────────┘
│
─・─ ,, ｡ ∴
│ ＾ﾞﾞ''ｰ- 、 ﾟ｡ o r─┐＿__ .
ﾟ｡ ｡｡ ﾞ''‐.._ ∞ ｡｡ ｀ｱ ,勹 r┘ _ｎ_ に二二l
○ ｡ `､ ○ ゝ..ﾆン !ゆ)
o ヽ ﾟ｡ υ
ヽ ∵
○ _,..- 十ｰ-....__ ○
（ i ＾~''〜､、
｀ ー´ ﾟ｡ o ﾞ 、 ﾟ｡ ○
｡ﾟ o ι ο ~''､、 ﾟ｡
∴ ｡ __,,_ヽ___ ﾟ｡
○ ﾟ｡ _..-'"´ ` ｰ-..,,_ ﾟ｡
/´ ﾟ｡ ﾞ＼ ゛ｰ 、 ○
○ │ ﾟ ヽ ヽ
ﾟ｡ │ o o ヽ ＼ ﾟ ﾟ
│ ○ ﾟ ! ﾟ o ＼ ○ ﾟ｡
ﾟ ヽ ! ､
ﾞ _ o o 丿 ○ ＼ ﾟ
○ `ｰ-...＿＿ ......-‐´ ﾟ ＼
○ ＼
ﾟ ﾟ ﾟ ○ ○ ＼
o ﾟ｡ ＼
o ○ o ﾟ｡ ﾟ ﾟ
.
┌──────────────────┐
│穢れた世界の穢れた使徒たち――― .....│
└──────────────────┘
"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :
,.イ二二ﾆ＞''"二二二二二} ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ﾆニﾆ, ＜二二二＞＝チ〒ト､ | マスター…… . |
/二二.／.二二二.ィ": : : : : : : : : : :｀. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
. /ニニ,ｲﾆ二二,.ィ": : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ ,.. -……＝ー‐ ､__
′ﾆVﾆ二二／ : : : : : i k: : : : :i: : :', : ', : : : ', ,. ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀Ｔヽ、ヽ,ヽ
｀ヽ/.二二.,ｲ : : : : : : : ﾄﾊＶ: : : | : : ', : l : : : ﾊ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ. ヽ ＼
. /二二./.: : : : : :,'.:,-十大Ｖ: : ﾄ､ :十卅 : : /:.:.:.:.j.:.:.:.:,:.::.:/.:.:.:.:.:.;.:.:j.::.:.:.:ﾊ ﾊ. ﾊ
. ヽ､ニ/: : : : : : / /:.j | V: | ヾＮl||: : /.:.:.:.:.:j..:.:./.::./.:.:.:.:,〃.:.:ﾊ:.:.::.:.ｷ ｷ ﾊ
｀ i : : : : : :,': ,' : ﾊｆ示ｬ ゞ 斧i.|:i: ′.:.:‐ｫ-ﾐ:..:./.:.:.:.,ｲ /:./ |.:.i.:.:.::} ﾊ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
. |: i : : : ﾑｲ :i { 弋:ソ ﾋ;ｿ从:|.:i:.:.:i:λ/|:./|.:.:./ ﾒ:./ │.:|.::.:.:} } | マスター！ |
V: :i : k :ﾊ :圦 xxx x.} : |.:.l.:.:|:{ 筏ﾐ |.:/ /イ ｀ヽｊ.:.ﾉ.:.:.:.j 〉 ..＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
V l : l:l: : :',:',ﾍ -‐ ,ｲ : ﾊ.:l:.:.ﾄ代::ｿ ﾚ ｨ芯ぅ ﾑｲ.:.:.:.:.j 〉 ｊ＼
. Ⅵ: ﾄﾄヾ. ',:ﾍﾍ＞ .､ ___ ,.イ:|ﾙ/ V:.:ゞ 乂tツ /.:.;ｨ.:.:.j ﾉ ｨ ,>
ヾ|ﾍ `｀ﾞヾlヾ {__ 小 '′ ∨:.|! _ ,.イ:／.:ﾉ.:.j ,r'ｰ一≦~:＼ _,.．-──-..．_
,ｨ≠ー- ．_ ﾞﾍ｀¨¨冬ｭ |.l.:.i＼ ゝ ' ,.ｨ冬=ｪｭ∠イ.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ＝==＝≦.:.:.:.:.:.:.:.:_:_:_.:.:.:.:.:.:.｀ヽ、
／ ｀ヾぅ.、 ヾふ |.l.:.l.:.:.i`ｰｫ一=,ｲ/.:::::::::.｀¨い∨.:.:',:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.＞.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.~:´:.:.:.:..:｀:.:.:.:.:.:.:.:.
,r≠弋＝ｭ､ //ゝﾄﾏxヾふ|ﾉ.:.|:.:.:.',.:ゝﾐ:y.:.〈.:::::::::::::::::::.｀ｰ∨.::.',:.:.:.',:.:.:ﾐ::.:.:.:.:..:..:.`::ー-=＝≡＝===ミx.、:.:.:
,ｨ升匕又夂卞ぇ、 /:/l::! |ヾ,ィミy |.:.:.{:.:.:.:ゞ=.:/.:.:ハ.:::::::::::::::::::.j.:::.∨.:.:',:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ::.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:｀ヾ､
く{f.::::::::::::.｀¨ﾞ弋,ｽふ〈::く」::| |圧ミ` Ｙ.:.:.t:.:.:ｰ.:λ:./{ .{.::::::::::::::::::.j.:::::::.∨.:.:':.:.:.:.丶、.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞.．;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ﾞ|.:::::::::::::::::::::::.弋ｽふ｀¨{::| |{｀i .}ヽ.:!ゞ彡'' ﾊ.{.:{ ｷ.::::::_＿_::j.:::::::../∨.:.:.＼:.:.:.:.:ﾐ.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧ー--=ミｘ､:.:.:.
. |.:::::::::::::::::::::::::::.弋ｽふ {::r-ゝ{,ィｰく ￣｀Ｙ ノｨ|.:{ ﾑ.::::{三三≧印三∨.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.｀ミ:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｰ-:.:.:.:.:..:.ゞﾐ
j.::::::::::::::::::::::::::::::.弋ｽふ/孑κヾ、 ﾞ i_,ソ ﾌ.:.ﾊ:{ ｀¨¨}三二彳}.::.ヽﾆゝ、.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:..＞.．_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀Y.:.:.:.
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::.弋ｽ/孑ｿ人 ﾞx≠''＾ヽ.ｲ{.λﾉ.{ .ﾑ=＜::::|ii|.:::::::.ﾍ.ﾆヽ､.:.:.:.:.:｀ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞.､:.:.:.:.:.:.:.:.l｀ヾ
"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :
.
┌──────────────────┐
│デッキーならば消滅させてしまうか？ ....│
└──────────────────┘
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ――
|;;;;｝ .|;;;.! .|;;;;;;l
|;;;;| l;;;;,! |;;;;;;;|
|;;;;|. ＿＿＿_ﾞ;;;;.!
ヽ!／;;:;/.: : : :＼ ﾞ.. γ⌒ヽ
／;;:;;;:;}.: : : : : :. ＼ . ( ﾊｧｯ ）
／ {;;:;;;:;/: : : : : : : : : ＼ . ゝ＿ ｲ
γ⌒ヽ ﾞ| /;;:;:;/ : : : : : : : : : : u|
. ( ﾊｧｯ ） ＼;;:;;:;{: : :r― ､: : : :／
. ゝ＿ ｲ .／し1i |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿..（＿⌒) |｜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ｌ⌒ヽ ＿ﾉ |
| r ` ）__)
（＿ノ ￣ ／ ／
（＿_^)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ――
.
┌────────────────┐
│いやアイツはクソマジメだからな │
└────────────────┘
＿＿＿＿＿
／ ;;:;;:;;;;:;;:;}
／...... /;;:;;:;;:;:;;/. ＼ /三三＞､
／. /;;:;;:;;;:;:;:;{ ＼ ＿ /三三ﾆ＞.三ﾆ＞、
／. {;;:;;:;:;:;;:;;:;:}. ＼ 〈 ￣￣￣ ＞ - ､ _..{三三三三ﾆ＞､三}
／.. /;;:;;:;:;;:;∧;;:〉 ',. ヽ / ／｀丶、 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣｀く三ﾆく
/ {;;:;;:;;:;;/ };;〉 ', ＼ / /. : : : _ノヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ三ﾉ
i {;;::.:;:/ {;;i ／. :ゝ__/ /__. - '´ l /.:_.:.:.:.:.:ノ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈
| /;;:;:;:;:〉 };; i /. : : : : / // _,, ! !:.:./￣ ＼:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.'
| {;;:;;:;:;/ ； | /. : : : : / ﾊ. /::{ / l:.:.l ,-､ ヽ､:.:.:.|:.:.:.:.:.:j
};;:;:;{ U /. : : : : :l l: :＼_ 〈__:j 〈_ !:.:{i_:::ﾉ r‐､｀1:.:.:.:.:/
' {:;;:/ } /. : : : : : :! !ゝ--' 〝＿_ノ ヽ:ﾍ 〟 ､__, i_::ﾉ_j:.:.:.:./
__',＿＿＿ {;;:{ﾞ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾉ j: : : : : : : :|＿＿_j＿7 ー―＜___／ ヽ＞--__‐二二/:.:ノ
／二二二二二ﾞ{;/ . 二二二二二二二二二ニ＼ ／ ／. : : : : : : : :/ ＿ /_ノ-―‐7_マ'《小､}} | ゝ:く
／二二二二二二 ；.二二二二二二二二二二二二}／ ＞: : : : : : : :∧ ｀ヽ、_j′ ∟__ﾊ＿__j ｒ'ｰ`
}二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニﾆ∧. ゝ..＿＿__ノ､` - 二二二二ノ＼ { ｒ―r /
i二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ ｀ - 二二二二 -‐'′ ｀´ ｀´
┌────────────────────────────────┐
│こうなった以上、自分の世界で己が使徒に相応しいよう鍛え直すだろう ....│
└────────────────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────┐
│そして兄貴は、シュミット国の大将軍アルトリアが消失した事すらも ...│
│皆の記憶を操作して消してしまった ..│
└──────────────────────────────┘
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
… ─ ── ─── ────────── ─── ── ─…
…… … ──────── … ……
￣￣￣￣￣
／ ＼ ＼
/ ..zx 、 ヽ
/ ＞ ´ ＼ ∨
/ ／ ＼ ∨
/ ／ ヽ∨
. / ／ , l ｌ l }:::Ⅵ、
, ／ / l ハ /,ﾘﾊ l ﾉ:::::Ⅶ
{i ／ﾙｲ/ ｀ー-人ﾉﾙ' -－ﾙﾉｲ:::::::::::il}
∧ / | ＝=＝ =＝' l!::::::::::/'
∧ {l ! / |:::::／
＼ ＼ | ' / i!:j´
＼ ＼ ! -― ／ /≦´￣｀＼
{´ 丶 ｀ ト . ／::! ／ ,. ＼
＞ ´ ヽ ｀ }ー＝r}:::::::::j／ / ∨
, z≦ ´ ＼ ＼ー― ' ./ ∨
／ ＼ ｀}、 ヽ./ }
/ ｀ ｀ヽﾉl ___ / |
. / 「llー " }彡 !
../ ＼ |l」__ .. 一 '｀ |
┃|／￣＼
┃|| |
┃|＼＿／
┃| |
┃|￣￣￣＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
┃| ＼:::::::ノ ＼ | はい、消えた！ |
┃|<●>::::::<●>＼ | みんなの記憶、消えたよー！ .|
┃| （__人__） |. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
┃| |:::::::| ／
┃| ｀ ⌒´／
┃|｛ヽ,__ ）
.
＿＿
／::::::::::::＼
／ __ノ::::ヽ
| （;;;;;;）::::）
.| ::（;;;人）
| u. :::::::::rつ
.| :::::::(（三） まったくとんでもねえな……オプー兄貴は
ヽ ::::::::::(::::<
ヽ ::::::::::／∧::::∨
∠::::::::::::/⌒ ∧:::ヽ
(:::::＼ ／:::::::/;;;;;;;;;;)
|＼::::::::::::／|
|:::::＼_／:::::|
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
／￣＼
| | ┌─────────────────────┐
＿_ ♪ ＼＿／ │出来ない事なんて何もないんじゃないのか？ ......│
/〉〉〉〉 _＿|＿_. └─────────────────────┘
. { ⊂〉 ／ ＼ ／ ＼
| | ／ ⌒ ⌒ ＼
. i / （__人__） ヽ⌒)
. l | |r┬-| | |
ヽ ＼ `ー'´ ／ |
ヽ ` ー ´ ＿／
. ／⌒＼| / ♪
. ／ /
'⌒ 人 ノ
｀ー─´ ｀ ・ ､＿ ヽ
｀￣ゝ ）
／ ノ
┌──────────────────────┐
│さすがは俺たち皆の超兄貴、といったところか .│
└──────────────────────┘
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
.
┌─────────────────┐
│そしてそんな世界再生の中――― │
└─────────────────┘
／￣＼
| | ｀Y´￣￣￣￣￣｀ヽ
＼＿／ | 建物再建！ .|
| ゝ＿＿｀Y´￣￣￣￣￣｀ヽ
／￣￣￣＼ | 環境回復！ .|
／:::＼:::／:: ＼ ｀Y´￣￣￣￣￣｀ヽ ＿,ノ
＿ ／ <＞>::::::<＜> ＼. | 生命復活！ .|
＿（＿≡ | （__人__） | ゝ＿＿＿＿＿,ノ
（＿≡（＿＝＼ ｀⌒´ ／ ｀Y´￣￣￣￣￣｀ヽ
（＿≡（＿＝ ＿ ＼ | 記憶改竄！....|
（＿＝ （＿≡ （__＿） ゝ＿＿＿＿｀Y´￣￣￣￣￣｀ヽ
（ ｜ | 五穀豊穣！ .|
） ＿＿＿ ＼ ゝ＿＿＿＿＿,ノ
（＿∠ ＼＿）
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼ 最後に念を送って完了、と……
／ ::＼:::／::::＼
／ <─>::::::<─> ＼///ﾞlﾞl;
| （__人__） l .i .! |
＼ ｀ ⌒´ ／| | .|
／＼..＼ ￣ ヽ { .ﾉ.ﾉ
.／ ＼ ＼ / / .|
┌───────────────┐
│俺は兄貴に一つ注文を出した .│
└───────────────┘
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´） あのお姫様だけどさ……
| }
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
.
／￣＼
| |
＼＿／
| ,
／ ￣ ￣ ＼ -
／ ::＼:::／:: ＼ ｀
.／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | うん？
＼ ｀ ⌒´ ／
／ く
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__） ドーラン国の王様にするとか、なんかしてやれないか？
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ 結局のところ、あの娘が世界を救ったんだからな
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） その記憶を失っているのだとしても
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 偉業に対する報酬があってもいいんじゃないか
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::ー､＼ なるほど……
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） |. まあその程度ならお安い御用だけどな……
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿＿
／ノ:::::ヽ､_::＼
／<●>::::<●.>:::＼ しかし王位なんてものを、あの娘が喜ぶか？
／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |. あまりそういった性格の娘ではないように思うがな
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .|
. | （●）（●） |
| （__人__） | まあ……確かに
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
. { / ＿ノ }
| / / ｨ |
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼:::::::_／ ＼
／ ==::::::::::::== ＼
| Ｙ | そこまで気にするなら、お前自身が祝福してやればいいだろう？
＼ （＿,∠＞‐'′ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ―――アイツを使徒にしろってか？
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼ ／ ＼ いや、使徒だけが祝福の方法ではあるまい
／ ⌒ ⌒ ＼
| （__人__） | 色々考えてみたらどうだ？
＼ ｀ ⌒´ ／
／｀'ー‐---‐---一'´＼
/ ::::i ヽ
| | :::;;l |
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー '. ｀i
| （ ー） .）
|. （__人） うーむ……
| `⌒i
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
. > <
| |
| |
.
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿
／⌒::::⌒ ＼
／ ⌒ ::: ⌒ .＼ もし惚れているのなら、自分の世界に連れて行ってもいいんだぞ
／. ''''.（__人__）'''' ＼
| ノ VV | .|. あの娘も喜ぶだろう
＼ （＿＿/ ／
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） ……アホかいな
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l. 幾らなんでもゾウリムシに惚れるほど落ちぶれちゃいねーよ
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
.
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ しかし祝福ね……
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. 祝福か……
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
┌───────────┐
│腕を組んで思案する ......│
└───────────┘
. ／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （●）（● ） |
. （人__） |
|⌒´ |
. | / ┌─────────────────────────┐
. ヽ /. │あのお姫様の勇気に対する報酬は何が相応しいのか │
. ヽ. / └─────────────────────────┘
,-‐)__, ／⌒l
. ／;─ー〉》 ／l
. （＿ﾝー‐-,r'´ . |
| |
.
┌────────────────┐
│ああ、お供の騎士二人は知らん │
└────────────────┘
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
_.....__...,-‐- . -‐ '´￣￣｀ヽ、
┌-ゞ> ,,´/,,´ ,--.._゛‐-.. ＿ ／ ､ し ＼ て
｣ヽ/‐-‐ﾞ´´￣´ヽ- ``‐=二 ＿＿ ∠／ / ＼ 、 ヽ て
ヾ{ U )‐- ニ.._‐＜ ／ ノ／/ /ノ ＼ヽ、 ヽ ｜
<| ＼ ／ i! !^ }彡 ＼ ｲ / 从○ ○ | |、｜
l ○ ○u ┌ｰi´ ￣￣ |ﾊ {⊃ ､_,､_, ⊂⊃/ﾉ /
ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃j /⌒ヽ_､ヽ、 | /⌒i
/⌒l ､ __, イ ト ＼ ／ ∨＞ __ ィｊ/ /
/ // ▽ 厂l::::::::ヽ 〈 ∠_{ _／/ ﾍ._ ∧
| l ∨|｜ ∨:◎::::::｜ ＼ 辷｢´ ﾉ
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
┌────────────┐
│ジャガイモでも齧ってろ ..│
└────────────┘
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::ー､＼
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） | そもそもお前にしか出来ぬ事があるだろう？
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
／´ ヽ
./０ .',
{o . :}
': /
＿＿＿ 乂 _＿_,.,／
´ ´｀ ヽ ＿
／ ､ (＿ ヽ
／ ､＿ ｀ヽ＿,,}::::::ヽ ｀ヽ
/ ｀ﾞｔｯ≧､´::::::ハ /＼
ｌ ｀ー--' ::::::::::｀化ヽ /.:.:.:.:ヽ
i u :::::: ヽ ∨.:.:.:.:ﾊ 正確には、俺ですら直せないモノがあるという事だが…
ｌ 〜ﾍ ヾｊ.:.:.:.:.:.:.:ハ
', ｀ー―-､ ﾉｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾ ｀ ー-､ ｀ー ' ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
／.:.:.:.:｀ ヽ ｀ー- ､ ー ' ヽ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｊ
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ﾊ ｒ―､ イｌヽ.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ / } ｊ ヘ 〉 ∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨ヽ ヾ { ｊ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ｌ ｌ.. :.:.:.:.:.:.:／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. ｌ i :.:.:.:.:.:／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ | ｌⅠ /.:.:／
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ オプーに言われ――――
┗━━━━━━━━━━━━───
〃／
／￣￣＼. ⌒
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .| あ……あー
! （__人__） |
, っ ｀⌒´ |. そういえばそうだった
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
. ＿＿
／ ＼
／ ゝ_ ＼
（●）（●）U |
（__人__） | そういやそんなのもあったな
・━(＼_∩ |
ヾ(_ ＼ |
{ ＼ ＼ ＼
/ ＼_＼ ＼ / .)
| |＿__ ＼ “ /
＼＿＿＿ ＼／
┏━━━━━━━━━━
┃ ヤラーも頷く
┗━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 失念していたわけではないが、とりあえず放置していた件
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ ＼
. | |
. | │ __,ｎ__◎ _
| | └┐r┘ ,ノ / [][]「l
. | | <ﾌＬKﾞ> └1_| くノ
. ヽ /
ヽ / ._,_ ＿ _
. > < / ｿ. ｀ﾞヽ
|. ｀ヽ / Y
| |ヽノ ﾊ
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┃ 長兄であるオプーにすら修復できないモノ――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣＼
.| |
＼＿／
＿|＿＿
／ _, ::::,_ヽ
(( / - :::: - ヽ ))
| ( _人_) |
＼ |vv| /
⊂⌒ヽ / ヽノ ヽ /⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
.
┏━━━━━━━━━━
┃ それは―――
┗━━━━━━━───
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
. | （ ー） ）
. | （__人）
. | ｀ ⌒ﾉ うーむ
. | r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
. 〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーはしばし悩み――――
┗━━━━━━━━━━━━━───
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） | うむむむむ……
. / ミ） ｀⌒´ /
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そのまま悩み続け―――
┗━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 世界が完全なる再生を果たした後、行動に移す事とした
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＿__
. ""´: : : : : ﾞﾞ｀ ､
. ´‐､ ﾉ: : : : : : : ｀Y´ ヽ:｀::.､
. ´ r'´::_丿__丿: : : : : : : : :ﾉ . : :. :｀ヽ
, ´ , '´. : : : : : : : : ,r'´ ｀'´ . . : : :. . :: :ヽ
, . : ⌒'´: : : : : : r, ,.ﾍ { . : : . . .: : :: ｀､
./: : : : : : : : : : : : : :.{ ｀ﾞﾞﾞﾞ´ . . : : . . . ´ﾞﾞﾞ:｀､
,′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r'´｀ , ﾍ ,､､ : : : .. :'.
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ﾞﾞ´.:.:.:jﾉ.:.:{ ,.ﾍ. . . : .: ;i
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::,r'´ ￣ ﾞﾞ ｀ヽﾍ､,,_ノ ､___,,,.. ハ l
!ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ´ ﾄ､ }.:.:.:::::ヽ_ﾉ.:.::} .!
l }.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ヽヽ _ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ!
. ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:｀､ . . : : . . . . :: :: . . ｀'' 7.:.:.:.:.:.::::::::::::::::.
: 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ｰ'⌒ヽ .: : . :: . :. :. . . . :.ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::.′
V:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 . :. : , '.:.:.:.::.:.:.:.:.::::::::::::′
ヽ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ ｲ.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::, ′
､.:.::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:ﾉ . . .: ::.:ノ, ノ}.:.:.:.:.:::::::::: ′
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┃ とある夜更けの事――――
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i!i!i!i!i!|￣￣￣￣￣￣ .| r──ー､ | | |:. . . .:|｢ ,ﾆ￢=─'_!ｘ1.| :|_|￣
'''''''''''' | | | | | | |:. . . .:|| | | |￣ | | | | ヽ
| |_| | |_| (乂:.. .:乂| |: . Ll | | | | ヽ
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┃ ―――王宮の自室にて寛いでいた弥子であったが
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, ‐―辷二辷―- 、
／ , ィ "´ ｀ ヽ. ｀ヽ
.,:' ／ ., ＼ ヽ
/ ,:' / .,:' l l , ヽﾊ
,: / / ,: // .,:.l .l .! l l ': .ヽﾍ
,r/ ,: ; /lﾊ ﾊ l ,! l､ ;､ ﾊ .! V7;
lY ; l / l/_lﾊ l '; l l l_ﾊ__;ﾍ l Yj
.l | ; ´7´l＿!｀ド': ﾊ!´!{_V_`l トl !j .l
ｌ { ﾊ ﾍ lイ斥芯 ヽ ! ' 斥芯｀ヾﾉ 从ﾉ
'Vﾍ ﾊ{ ｀弋弐 丈弐 'ﾊ / ｿ
ﾊ V､'､ /ィﾊ/
ヽ!､ ﾄヽ ' ノｲV '
ヾﾄ,.＼ ＿ ／j,:ｿ
Y lヽ イﾉ!'
/ l ｀ ´ lヽ
ノ ヽ､ ノ ＼
,イ .{ ﾊ ,< / ト､
, イ Yﾊ /￢､ﾍ /＞-､ /､ｿ ｀ヽ 、
., :' .l≧ﾆ=-ハ -.{ }- Y /_..-‐‐z ｀ヽ、
/ .!二二二ﾆ≧イ､ ト,ﾆ ≦二二二:l ':,
: l二二二二二二|二二二二二ﾆ| ';
,' ﾄ､:二二二二二|二二ニニ_.., ｨ-､ ':
.l イ.,ィ=､≧､二:二二|ニニニﾆく-‐ｴ.､ ヽ/ ;
.| .{´ _..., ､＼ニ:二:ﾆﾆ|ニニニﾆ／,ｨ- .._ ヽ .l
.l. { ., -､ヽ`二二二|二二二ﾆ,/ ｨ‐- j .|
l '; ﾄ ｨ‐｀`二二ニﾆ|二二ﾆﾆ'ｲイへ / .!
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 窓ガラスが叩かれる音に驚愕する
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
. |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
;...|.l.|: :: :: :i: : : : : : : : : : :..:|.l.| : : : : : : : : : : :l:.: : : :.::|.l.|
. |.l.|: :.:. :.:ﾄ､__人___人___,:1ｌ.ﾄ､__人___人___,:1: .: :.:.:.|.l.|
;..|.l.|: : : : l! .|.l.| .l!: : : : :|.l.|
. |.l.|: : : ∥ |.l.| .',: : : :..|.l.|
. |.l.|: : :∥ |.l.| ',: : :..:|.l.|
;...|.l.|:n:∥ |.l.| .',:..:n:|.l.| ＜ ﾄﾝﾄﾝ
. |.l.|:l.!ｿ .|.l.| ':, !l.|.ｌ.|
;...|.l.|三三三三三三三三三三三三三三三三三_|.l.|
. |.l.|:il:',i |.l.| i:.l.:|.l.|
. ;.|.l.|:ｌj: :| |.l.| ,|:lj |.l.|
. |.l.| : : :| .|.l.| |:.:..:|.l.|
. ;.|.l.|: :.:.:.| |.l.| |:..:.:.|.l.|
. |.l.|:: :: ::| |.l.| .|: :..:.|.l.|
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. |.ｌ.|: : :.:.:| |.l.| |.: : : |.l.|
;...|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
ヾ';
＿}_j≠―-...＿....__
, ＜´ ヽ､ ｀ヽ､
. ∧ ':, ヽ ヽ
（__;） rz.._ ＼ ヽ
ﾊ Wj ､ ヽ ヽ
;' ヽ二! ﾄ､ 丶 ハ
,: /l / .,' / | l ト ヾ ﾊ,
! /ﾊ / / /! :' ! l トヽ､ .',ヾj
; / l /l./ / l / /ク j ヾヽ!
.; / V／ l/ / l / // /l ,'| ・: '!
'; {' | . | / /j .! ! /j ﾉ ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
'; / l / ; l } Y| ﾉﾉ- '´ ＞ ＜
,: { ﾊ l ｀' .l/ /). ＞ ええーッ！？ ＜
':ヾ ﾊ ﾊ / ';! ノﾌ ＞ ＜
V 从V ｿ ,イ / ﾚ' ∠ﾌ. ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
≦´￣￣￣≧､ﾚ' / /
｀ヽ､ ｀ ‐'
￢l￣ 丁 ‐┬---､＿＼
―'―-!---'----ゝ-ヽ-ゝ≧ ､
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ なにしろ弥子の部屋は王宮の三階である
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∧ iﾆﾆiﾆiiﾆﾆiﾆi
†_____|￣|_____/;:;:'i,....| |;;| | |;;|iﾆﾆiﾆi iﾆ::iﾆi
† 'i.|.i' /;i 'i.|.i' 'i.|.i';:;: ;,;'†iﾆ 'i.|.i' 'i.|.i' .'i.|.i'.ー†､,______＿＿＿＿＿＿__| |::|
∧ ,i鬻i､; i ,'i鬻i`、 /鬻i､;;;;;;∧ /i鬻i,/i鬻i/i鬻i､::∧ :.::.:__::.::.:.__:::.:.:..__:.::.:.__: ＼!_|
┌─＼. |/ 'i,_iﾆﾆﾆ.､iﾆﾆﾆﾆヽiﾆﾆﾆ.､:/ 'i, ﾆﾆ'i,,,ﾆﾆ'i,,ﾆﾆ,/ 'i,::/∧:::/∧:::./∧.::/∧:::/∧
└─／.... ,,,/i''"``i:|i--i|;:;||i_i i_i |;:;|:|i--i|;:;|i''"``ｌ|i--i|;;|i--i||i--i;i''"``i:| i:ﾛ|::| i:ﾛ|::| i:ﾛ|::| i:ﾛ|::| i:ﾛ|＼
| / i''"``i;|i_ii_i|;:;||i_i i_i |;:;|:|i_ii_i|;:;|i;ロ;: ||i_ii_i|:,|i_ii_i||i_ii_i;|;; |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi
, ;|/__i'ﾆﾆi'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ;:iﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ;iﾆﾆﾆ|: |
;;`|∩| ::::l |i--i|; __|ﾛﾛ|＿,,|i--i|;;:;| | |i_i| |.|i--i| |i_i| |;; | |￣| |￣| |￣| |￣| |￣| |
； |:! !|ｺ :::i |i_ii_i|; iLiLiLiLiL||i_ii_i|;;:;i;ロ;: | |i_i| |.|i_ii_i| |i_i| |;; | |_i_i| |_i_i| |_i_i| |_i_i| |_i_i| |
;!;:|:!_!i'ﾆﾆiﾆﾆﾆﾆ `ー--- "ﾆﾆﾆﾆ;:iﾆﾆﾆ|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi
； | | ;;::i|i--i|;| ;;i:, '⌒`､| ;;i|i--i|:;| | |i_i|;, '⌒`､:|i_i|;;|;; | ..!;;:∩|''⌒ ､ !;;:∩| |i_i| :|i_i| |
； | | ;;:;i|i_ii_i|;| ;;i:| || ;;i|i_ii_i|:;i;ロ;: | |i_i|;| |:|i_i|;;|;; | ::!::::! !|::... i !::::! !| |i_i| :|i_i| |
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 外から窓を叩けるような構造になっていない
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.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 恐る恐る窓ガラスに近づくと、そこには小柄な少年の姿が映る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
|| /γ´/ ／/- ､ ||
|| ,イ,-‐ ￣ -‐ ､｀､ ||
|| ´ｲ＞- -＜ ＼ ヽ＞ ||
|| ／.. / / V ヽ｀ l｀トl ||
|| ／. ,'/ /, l ,､ ! ヽ' ト! ||
|| ／ ／ . l' .l /l/ ',/ ', l .ﾄ､/ ||
|| ／ ／ . ', ,､trｯ rッl /ノl/ ||
|| ヽ , ／､ ||
|| ＞ ニ ´. ∧ ||
|| 「 /,､l .,／.／;>-､ ||
|| ﾄ l.l k;/ヽ´;;;/ / | ||
|| ,-<;;;l./;l /;;;;;;,' メ l ||
|| ／ヽ l∧_/;;;;;;;;{ l / l ||
|| ＿__.／ ＞´l;;;;;｡;;;;;;;;;;;;;`;l. ', ||
|| ＞´ ,＿ ＜ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l〉-- ', ／ ||
|| . 〉;;;;;;;;;;＞＜ ヽ , ／ ／ ||
|| _ - ‐ ´ ＿_.ヽ l-´ ／ ／ ||
|| - - ‐;;;;;;;;;;;;ヽ`-‐' ／ ／ ||
|| /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ／ ／ ||
|| ´[];;[];;[];;[];;[];;[];l ／ ／ ||
|| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; l .／ ／ || __,,、
|| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; | __,,,,,.､--―''''||ﾞﾞﾞ゛
|| ; ; ; ; ;/ヽ ; ; ; ; ;l __,,,,,.､--―'''''"ﾞﾞﾞ゛
|| ; ; ; / ヽ; ; ; ; |.--―'''''"ﾞﾞﾞ゛
|| _,,,,,,,､--―''''''"ﾞﾞ＾
||._,,,,,,,..---ｰ''''''"ﾞﾞ｀
ーｰ''''".!|
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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/
/ ／ |
| .| / /| | /| ┃┏━┓
| /| | | / .| /| / |∥ .┃ ┏┛
| / | | | /| | / | ./ | || / ・ ・
ヽ/ /ﾚ ﾚﾚ .ﾚ .ﾚ .| / ﾚ|ﾚ ∥∥∥ /|
l/:::::::::::::::::::::.ヽ、 |/ U,,-:::::::::::::ｰ-､/ .|
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ／::::::::::::::::::::::::::ヽ
| ::::::::::::::|/ ::::::::::::::| 人人人人人人人人人人人人
| :::::::| ::::| ＜ ＞
| ,.--､. :::::::| ::::| ＜ ええー！？ .＞
ヽ ℃;;;;l :::::／| ,.---､ ::::/. ＜ ＞
＼;;;;ﾉ ／ ヽ、 |℃;;;;;） ::::/ Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`
＿ `ｰ┬ｰ'' ヽヽ;;;;;ﾉ ::::/
＼ ヽ U `ｰ──'''
／ ＼
￣ `ｰ──────
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 再度、驚愕した
┗━━━━━━━━━───
.
┌────────┐
│浮いてる！？ .....│
└────────┘ ―- ､
,:くr '´￣｀' '"´￣ ｀ヾゝ､
/::/ , ｀ヽ ヾ::ﾄ、
,'У / / l|! ,, ', ヽヾ !
l/ i i,' / i、 |li /! ,ﾘ ﾄ、, l ヾ!
,' , | l /l |/|ﾄ、l|/ l/､Llィ | l , 」
/!i | l l/ｧ=ﾐﾅ | l/ ﾘｨ=ﾚ<!l l ,!ﾄ
ﾘ | /ﾘ{'l ') l ` |/ / ﾊ ') ﾉlﾊ, ,'/ﾘ ┌──────────┐
|/!/l' l||liiT´ i:. ￣´ﾉﾘ!l/ﾊ!. │空を飛んでる！？ ..│
丿ﾚK ''″ ' ι' /,ｲ/. └──────────┘
ﾘゝ、u ,.=＝＝ｭ ,ｨ7/
|>､ ｀"二"´ ,ｨlﾌ|/
ﾚトi 、＿ ／lﾘ＿ _,. -――-､
r‐=ｷ| '､７ ヽ-‐ ''" lｰ､
, ‐ ､ _,..」 〈'´ ! ┌─────────────┐
／ 、 ｀`ー＜_ ,l ＼ │この子は魔法使いなの？ │
〈 '､ l ｀ヽ.....└─────────────┘
ﾉ'´ .:.:', l ／｀!| ｛/｀ヽ、 ,! /.:.:' '" _,. ,: ｀7
,.へ、 .:.:.:.:l , l ／ L'、 ﾘ ヽ l l/:.:.!/ィ彡' /: ゝ-、
/ ヽ :.:.:.l / '´ ｀ヾﾂ ` ,':.:./彡'´_,ノ:.:.
_,. =ﾆ ヽ ヽ :.:.:l:,' ┌─────────────────────┐
_,, . ‐ '´ ､ 、 .....:ヽ ':, :.:.ﾘ..... │王宮の警備を掻い潜ってこんなところまで？ │
｀丶丶､ :.:.', ゝ';: └─────────────────────┘
'"´ l: _,. -‐'ﾘ ! 丶、 ｀`
'"´ / ＿_,, .. ィ } ヽ
''"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....... / '、
┌──────────────────┐
│父王ならともかく、私に何の用が！？ .│
└──────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 混乱する弥子に対し―――
┗━━━━━━━━━━━━───
.＞"´ ｀ヽ､ ＿＿
>" ヽ ./
ィフ" .ヽ〈_.
〉/ ヽ ヽヽ
/ ./ ﾊ .V .V
// i / / /i ./ .ﾍ .} ', i i
./ | ./ﾑｲ.| / // ´~.ﾍ ﾊ.j } .|
, .l / .| ／ ./ .V.. } .i ..| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
i i .iィTｱﾙｲ､ ./ イｱjﾘ ii ﾘ i. l 弥子、僕の事がわかるかい？ .|
| ﾊ {{{弋シ .弋シ .ﾘ ハ ﾊ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
ﾊ ./::rヽゞ ﾑイ:::::N
ﾍ::ﾊ ﾍ ' .ﾘﾉ::::ﾘ
.Yハ ﾍ ､ ＿ ., ノｨ:ﾘV
｀~ヽ イ ﾚ
＞x ＿ ＜l
,ｨﾆi iｧヽ､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 少年は朗らかな声で呼びかけてくる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 確かにどこかで見た事のある姿―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┌──────┐
│低い身長 │ ￣￣｀Ｚ＿
└──────┘ . ／
｜ ⌒＞＿_
-―‐| ＿／⌒ヽ ＼
. く￣￣￣＼´￣ ／￣￣￣￣｀ヽ ＼ ＼
／￣￣ ／￣￣ ＼ ＼
／ ／ ヽ ＼ ｜
￣￣｀7 ／ / ＼ ｀ 、 |､ |
/⌒７ / ｜ ｜ ∨^＼ |
/ ′ / | ｜ ｜| | ｜ ┌────────────┐
/ ／ ｜ | ｜|＼ | ｜ │少女と見紛うような美貌 ....│
| | '⌒| ∧ ｜ ∧{ ＼ｉ{＼ ｜ └────────────┘
｜ | | /⌒＼| / ｘ=≠ミ､∨ | | /
}／| И }iィ′＿ }ｉ／ | ｜ ﾄi{ ′
｜ | ｜ ｘ=≠㍉ | ∧ | /
}iイ ｜ ∧ 厶イ |＼ｉ{,/
＼ }ｉｲ ∧ ′ ｜ ／
＼ 人 ┌─― ∨ ┌───────┐
＼ｉ{, ＼ ゝ _,ノ ／ ｜ │深い深い瞳 ....│
、 ／ ＿_｣＼ └───────┘
｀ ＿＿ イ ／ ＿＿_入
＿＿＿|_,／ ／ ＼
／ ￣＼ }
/ ￣￣＼ 、
/ ヽ / ＼
∨ ヽ
｜ ／ |
|／ ｜ ｜ ｜
厂 ┌──────────────────┐
｜ │そうだ、肖像画で見たその姿は――― │
|／. └──────────────────┘
{ } |
.
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶.
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ}
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′ ま、まさか！？
, -‐ｬ' ＼ - ｧ''／
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 弥子は窓のカギを開け、思い切り押し開ける
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
「ﾊ
. ,.､ ﾊ.j | ハ
|.ハ / ′.! ′!
| |/ ′ ′ .′.'
| |. ,i { ′.' _,n＿00
| | .}| l ./ .' └l ｎ | ,⊆.己 _,n___ [][]「l
| j ,ﾘ V ′ zヶ U Ｕ ｀ﾌ_厂 `l_ﾔ′ くノ
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, ィ:７´::/:::｀ヽ _ イ
./:７７::::７::ミ､:ハ /
/::/:/:::::/::／入::::ヽ
.
,. -―-､ゝヽ_,. -―- ､
,:くr '´￣｀' '"´￣ ｀ヾゝ､
/::/ , ｀ヽ ヾ::ﾄ、
,'У / / l|! ,, ', ヽヾ !
l/ i i,' / i、 |li /! ,ﾘ ﾄ、, l ヾ!
,' , | l /l |/|ﾄ、l|/ l/､Llィ | l , 」
/!i | l l/ｧ=ﾐﾅ | l/ ﾘｨ=ﾚ<!l l ,!ﾄ な、渚様！？
ﾘ | /ﾘ{'l ') l ` |/ / ﾊ ') ﾉlﾊ, ,'/ﾘ
|/!/l' l||liiT´ i:. ￣´ﾉﾘ!l/ﾊ! 建国王の―――！？
丿ﾚK ''″ ' ι' /,ｲ/
ﾘゝ、u ,.=＝＝ｭ ,ｨ7/
|>､ ｀"二"´ ,ｨlﾌ|/
ﾚトi 、＿ ／lﾘ＿ _,.
r‐=ｷ| '､７ ヽ-‐ ''"
フ ／ ｡ ‘ ‘' ｰ ｡
. ／.／ .／／ .::／ , ｰﾆミヽ､ _
/／. /ｙ'ﾞ. ／／ ／ ヾｰ‐-｀
. ｊ/ | ｲ / ／ 7 ./ / / ‘｡
ノ_. l ./ |/ｰ彡 ´ / / / / , ｡
´ !/ ｊ / / / ｀ヽ 」/ / / , ‘｡
l ｆ´| ./ / /l イヽ/ / / ,.' .l }
i !. l ｊ ./=≠ ､. |/ }. / /i / . | i
ﾍ ヽ! ﾘ /灯 以 ヾ / / 斗-┼- ｊ l ｌ
ゝ.|/| {弋ｱﾙ / / ／ iｿ ./ / }
-ｰソ ﾍ i /／'´だミヽ/ ./.::/ﾚ'./
／ 〈 / ∧ l ㌘ / ./! / }/ そう、潮田渚だよ
_. / ﾍ ヽ ' ,.７ / :/
ﾆi ﾍ ヘ ｀ ｰ /／ 君のご先祖様さ
ﾆ:l ∧ ／ヽ _ . ≦ ､
ﾆ l ∧. 〈', ＼ ヽ
ﾆ: l ﾍ ヾ ,／/ :.∨
ﾆﾆ| ,,.-'''〈" i 〉 イ´ | ::.
ﾆﾆレ ´ ヾll〉 |.／// ヘ | ::.
ﾆﾆﾆｰ ///ｰ-//ﾆﾆﾆヽ.l 〈
ﾆﾆﾆﾆｰ 〉///// ﾆﾆﾆﾆ ,' ::.ヽ､
ﾆﾆﾆﾆｰ /////´ ﾆﾆﾆﾆ ,' .:::.. ＼
ﾆﾆﾆﾆ ｰ 〉ｰ-〈 ﾆﾆﾆﾆﾆ'ヘ ＼
.
┌─────────────────────────────┐
│400年前に亡くなった筈の王が何故こんなところにおられるのか │
└─────────────────────────────┘
｀ ::ミ≧ ...／ ＼:::::: ゝ＼
。 ﾟ彡...:::::／ ＼. ＼
-ﾆ¨ ￣￣彳 ヽ::. :..。＼
／／ ／_ _彡 .: ﾍ:::..:: ﾍ、ヽ
../／/ /´ー- ﾞ /_彳-ｲ 丿 仆ー- 、 .. ﾍ::::::::ﾍ ﾟゞ
ﾚ / .:::/ /／l イ /|/ {::. ..:::ｿ}:/ ヽ::../}:: . :::::.ﾍ::::::::}
{ .:::::/{ /´ {./i ./. ´_ {:::::::/ ./ ‐ｨぅﾆ≠::: ,..:: .:::::::., ::::
i.::::/ .i .::::i .:: |´行ぅテ㍉／ ´弋ｚｿ }: ..::::.:::::::::::}ヽ:::ﾟ。
|::/ {.:::::l .::l | ｀ 弋ｚ乂 i ..:,ｨ::::::::x:::}. ヾ
. v ∧::::{. .:::｀从 .l /／ハ::::/ ヾl
ヾ ヽ::::/ヽ- ´ ﾊ i./ ┌───────────────────────────────┐
ヽ ｀‐ゝ __ － / / │いや、浮いているのだから幽霊の類だという事は察せられるが――― │
. ＞ ー .／ └───────────────────────────────┘
｀＞ ＜
| ＞:...:＜ |
| .|
ｿ .ヽ
＿ ノ .ﾟー- _
,,-‐＝´ ＼ ／;;;;;;;;;;;;￣｀ニ≡ﾆ、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
┌─────────────────┐
│どうして私のところへ幽霊が――― │
└─────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 弥子の混乱をよそに
┗━━━━━━━━━━━───
:::::::i::::::. ∧ ..::.／ ..:／ / .} ::::∧
::::::,´:::: .::: :: ∧...::::::／ ...::::::／ ..:::/ }:.. } }::. ∧
:::::ｲ::::..:::::: :: ∧:::::::ｲ ..::::::.イ: ..::::，’ .: ... .: }:: } i::.::∧
:::::|::::::::::::::::::. .!:::::／/:::／ヽ:::::::／， .:: ..:::::, :ｘ: }:: .} 从 ∧
:::::|:::::::::::::::::::.. i／ /／ ’::／丶{:..:::...:::::::::イ 斗 :}.: } } ヽ |
:{´|::::ﾍ::::::::::::::.. | {{三ﾆ=≠ﾐ ，:::::::::::::／/ /i:::/.:: / , .:ｌ i ヾ
:ヽ|:::／ヾ::::::::::::..::| {{ {し'r;;;;i ㍉ .{:::::::，’ /／ .|/ |:: / } /.: !
ヽ:l:´ ヽ:::::::ｿ:::乂 弋ｱﾙ' |／ ｲ灯示テｧ/ . }/.:::: ，
ヽヽ、 丶:/ ＼::， {し'r;;;/∥i: .::: ∥::::: ,’
. ＼｀ゝ...._ ’ゝ ゝ-'' .ﾊ: ..::::::: / ヽ::，
＼::::::|ヽ 》 /::::／|::: / ヾ
''''| ヽ ∠／ |::/
| .＼ ヽー - _ ∠ i/ 君は覚えていないだろうけどね
,-┤ ヽ. ｀ - ´ ∠
/入ﾉ ｀::... ∠ ついこの前、この世界は滅亡の崖っぷちまで行っていたんだよ
. / .＼ ::::::ヽ-..イ´
／ ＼ ::::::::|丶
三ヽ ＼ | .い
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ 渚は静かにそう語った
┗━━━━━━━━━━───
.
!,iヽ ,. ﾍ
ｰ‐- ､ _ -- y У´ }
=- ,x＜- ´ ￣ ヽ ト､
. ／ ＼ /ｧ
ヽｰ'
／ } ∧
／ ,ｲ , i l | ∧
／ イ .i ｲ /.i i .l ﾊ
.´７／∠i /.i /,-i .il .ﾘ ﾊ
. /／二zi / i / ,..i izﾚ'‐| l ∧｝
∧{ .| ｛才jヾ 辷ﾘ / ∧./
{ ﾊ ｀ｰ' /／lノv それを救ったのが―――
.V｀ , ／
＼ .. __ . ､
}＞ ＿ イ
／| |ｪ､
, ｪﾆ{ﾆく |ヽ}､
ニニ.ヽﾆヽ }ﾆヽ
!,iヽ ,. ﾍ
ｰ‐- ､ _ -- y У´ }
=- ,x＜- ´ ￣ ヽ ト､
. ／ ＼ /ｧ
ヽｰ'
／ } ∧
／ ,ｲ , i l | ∧
／ イ .i ｲ /.i i .l ﾊ
.´７／∠i /.i /,-i .il .ﾘ ﾊ
. /／二zi / i / ,..i izﾚ'‐| l ∧｝
∧{ .| ｛才jヾ 辷ﾘ / ∧./ いや、間接的に救ったのが、弥子
{ ﾊ ｀ｰ' /／lノv
.V｀ , ／. 君なんだ
＼ t ―ｧ
}＞ ｀二 .イ
.
／ ／／ ヽ:::::丶 ＼
/ /::::/ ／ 丶 ﾟ。 ﾟ。
/ / ./ , ´ , ﾍ .ﾍ:::::ﾍ
./ ;:::. ./ / ／ i 、 :::} ﾟ。 。 ﾟ。
i／|::::./ /／::: ,| 入 | ::::::λ::: ::i} λ::::i＼|
´ |::/ :: ´.::: { ./-Ⅵ-X| ::／i斗-Ⅵ-} ::、!ヽ}
. Ⅵ ::: :: .:::. {/,≧==xz |／ ,'zx==≦ | ..:::}} } !l
| ::∧: .:::::. i《 {ﾟ;;Ｕ;;} ｀ {ﾟ;U;;;} 》i ｿ:::∥|ヾ
|::/ {{.、:∧::ヽ. ｀¨´ ｀¨´ /／ｲ∥｀ 誰も知らない、知る必要もない偉業―――
. ＂ .Ⅶヽ∨ ｌ ´/／.|/
¨丶 _ _ /¨ だけど僕は知っている
＞。 ー ＜
|｀ _ _ イ 僕たちは知っている
ノ¨ |ヽ
. ＿≧ ＼ ／ ≦＿
＝≡ﾆ{ ヽ__, ´ }ﾆ≡＝_
. _＞ ﾟ´{三三三{ ／::::＼ ｝三三ﾆ} ｀ﾟ ＜
/ {三三三ヽ ／ゞ::::::::ﾉ ＼ /三三三} ヽ
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
＜ だからこれを渡しに来た |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
r´ ´＼ ＼
( ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
＼ r´＝＝＝＝＝＝＝＝＝ｒ´
＼ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ＝＝＝＝＝＝＝＝＝=ゝ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言って渚は一冊の本を弥子に手渡す
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
フ ／ ｡ ‘ ‘' ｰ ｡
. ／.／ .／／ .::／ , ｰﾆミヽ､ _
/／. /ｙ'ﾞ. ／／ ／ ヾｰ‐-｀
. ｊ/ | ｲ / ／ 7 ./ / / ‘｡
ノ_. l ./ |/ｰ彡 ´ / / / / , ｡
´ !/ ｊ / / / ｀ヽ 」/ / / , ‘｡
l ｆ´| ./ / /l イヽ/ / / ,.' .l }
i !. l ｊ ./=≠ ､. |/ }. / /i / . | i
ﾍ ヽ! ﾘ /灯 以 ヾ / / 斗-┼- ｊ l ｌ
ゝ.|/| {弋ｱﾙ / / ／ iｿ ./ / }
-ｰソ ﾍ i /／'´だミヽ/ ./.::/ﾚ'./
／ 〈 / ∧ l ㌘ / ./! / }/
_. / ﾍ ヽ ' ,.７ / :/ ―――神の元へ赴くための聖なる書
ﾆi ﾍ ヘ ｀ ｰ /／
ﾆ:l ∧ ／ヽ _ . ≦ ､
r‐-...._
| ヽ､ ＿＿＿ ＿＿
.| ヽ<´ ~~ ~ ヽ､
_.. -‐ﾍ j ､ ／ ヽ ﾞヽ､
＞" ＼ .)／ ヽ ＼
.,r / .| ', ',
-――,､―-/ / / | ', , ',
／;;;ﾊ l / / / .| l |i ,
／;;;;;;;' , .| , / ./ l | | | l i l
;;;;;;;;;;;l , .| .l / / | | .| ト.N', |
￣7;;;| ., .i| | // .| i.i ﾊ .i ハ |
l;;;;;;| V ',.| '.ii.| | .| ' /‐ ij､ /;;ハ i
|;;/ i .',i | ||| .,ｲ | .} .| V"´.ii .i从j Y
.', .', .i ij |/ ij .i ﾊ .| || || {
.' .V {ﾍ .ハ | ',i ij ヽ
' ' ﾚ､/ ', i .〉
.ﾍ ﾍ N ./ 先の戦いで失われてしまったのだけどね
＼ ヲー'､ .､ ＿__/
ﾞヽ､ ,..;;;シ ＼ ﾉ 神が君の勇気を讃えてくれたので、再び賜る事が出来た
｀ Y ﾞヽ､ /
＿|＿ /｀ ‐--"
| ￣ ―- .._ /
_ | ~ ﾞヽ､
./三ﾆ‐-..._ ﾊ.{
／三三三三三ﾆ‐-.._ | V
.
!,iヽ ,. ﾍ
ｰ‐- ､ _ -- y У´ }
=- ,x＜- ´ ￣ ヽ ト､
. ／ ＼ /ｧ
ヽｰ'
／ } ∧
／ ,ｲ , i l | ∧
／ イ .i ｲ /.i i .l ﾊ
.´７／∠i /.i /,-i .il .ﾘ ﾊ
. /／二zi / i / ,..i izﾚ'‐| l ∧｝
∧{ .| ｛才jヾ 辷ﾘ / ∧./
{ ﾊ ｀ｰ' /／lノv
.V｀ , ／ これをどう使うかは君の自由だ
＼ ､ ＿ ,
}＞ ＿ イ
｀ ::ミ≧ ...／ ＼:::::: ゝ＼
。 ﾟ彡...:::::／ ＼. ＼
-ﾆ¨ ￣￣彳 ヽ::. :..。＼
／／ ／_ _彡 .: ﾍ:::..:: ﾍ、ヽ
../／/ /´ー- ﾞ /_彳-ｲ 丿 仆ー- 、 .. ﾍ::::::::ﾍ ﾟゞ
ﾚ / .:::/ /／l イ /|/ {::. ..:::ｿ}:/ ヽ::../}:: . :::::.ﾍ::::::::}
{ .:::::/{ /´ {./i ./. ´_ {:::::::/ ./ ‐ｨぅﾆ≠::: ,..:: .:::::::., ::::
i.::::/ .i .::::i .:: |´行ぅテ㍉／ ´弋ｚｿ }: ..::::.:::::::::::}ヽ:::ﾟ。
|::/ {.:::::l .::l | ｀ 弋ｚ乂 i ..:,ｨ::::::::x:::}. ヾ
. v ∧::::{. .:::｀从 .l /／ハ::::/ ヾl 父親に任せるも良し
ヾ ヽ::::/ヽ- ´ ﾊ i./
ヽ ｀‐ゝ __ － / / 自分で所有するも良し
. ＞ ー .／
｀＞ ＜ 自分の子供に託すも良し
| ＞:...:＜ |
| .|
ｿ .ヽ
.
!,iヽ ,. ﾍ
ｰ‐- ､ _ -- y У´ }
=- ,x＜- ´ ￣ ヽ ト､
. ／ ＼ /ｧ
ヽｰ'
／ } ∧
／ ,ｲ , i l | ∧
／ イ .i ｲ /.i i .l ﾊ
.´７／∠i /.i /,-i .il .ﾘ ﾊ
. /／二zi / i / ,..i izﾚ'‐| l ∧｝
∧{ .| ｛才jヾ 辷ﾘ / ∧./
{ ﾊ ｀ｰ' /／lノv
.V｀ , ／ ただ、僕は君をずっと見ているよ
＼ , --､
}＞ ｀二´ イ
ｬ―- ､
三ｭ､ ヽ― ､
´￣ ヽ― } ＞=- ､
／ ／´ ` ､
/ ＿,／ ヽ
≧ ´ / ‘，
,／ ‘，
／/ i ,i j l i .l
. / / l /} .ﾑl i l
./ .} ,' } ,' .}./ﾐj l i
' l ,' ﾑ ./ j./}ﾏヽ.リ
l i ハ /￣ 》ﾏ',j/
. ／i l .l i l }' / }'
´/_} ,} i /il ==ﾐ /
. f ﾑ .ハ .l /}' （
. l l } j ./ ', .l j } ///. ヽ
. l }.lj/ ヽ' ／
. ‘， r――' 良くやったね―――弥子
/'´￣､ {
｀` ､ ` ､ ヽ
,,､ ＼ﾏミ ､__/´
三≧ｭ､ ヾ
三三三≧ｭ＼
三三三"´ ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そう言い残すと、渚は空へと昇っていく
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
━━━━━━━━ ,ｲ━━ ,ｲ ,ｲ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|l!1!｜!l./ム―７ ﾚ .ﾚ ｉ| !i| !ｌｉ| |ｉ! |! | |l!1!｜!l
|l!1!｜.//ニ７/ .i| !ｌｉ| |ｉ! l: |l!1!｜!l
|l!1!｜/'￣７/ il !ｌｉ| |ｉ! | |l!1!｜!l
|l!1!｜!l. // !ｌｉ| |ｉ! |l!1!｜!l.
|l!1!｜!l. /' . __ lｉ| |ｉ |l!1!｜!l
|l!1!｜!l /´ ＞ ,.イ ｉ| |!: |l!1!｜!l
|l!1!｜!l ´￣ ／_/ !| | |l!1!｜!l
|l!1!｜!l ..／／ | | |l!1!｜!l
|l!1!｜!ｌ ／／ .| | | |l!1!｜!l
|l!1!｜!l | |/,ｲ,ｲ ,ｲ | | l| |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |! ﾚﾚ // ,ｨ | | l| |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |! /' ／ .i | |i || |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |! ./ ／ .|/ﾚ'i || |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |!, /／ .|/|i | i || |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |!i ´ .| l / .i i.|| |l!1!｜!l
|l!1!｜!l |!l , ｲ |i | | И /| .l l:|| |l!1!｜!l
━━━━━━━━━━━ﾚ'━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 慌てて弥子は窓から身を乗り出し、消えようとする渚に叫んだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿ ＿ ＿
∠二 ―--イ 二 ｀ ヽ 、
, :'" ｀ヽ､ ＼
／ , ｀ヽ .ヽ
／ ,:' / ヽ ':,
,:' ／ / ./ , l '; ヽ ﾊ |＼ /＼ / | ／/ /
/ ／ / ｲ / /l l l l＿', !.. ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
// /_l /l / } / .l j! l ; l lＷ7 ! ＼ /
,: / / ./ j ト-!-l-j /、 | ! ﾊ l l l¨´ l ∠ ――――やらない夫様！ ＞
l' ﾊハ ./ 芹ｫヽ l ./ ｀ ド,'‐l-,: } j l l .l ／＿ ＿ ＼
! }j / 廴リ V 斧気`:､ .| / .ﾊ ハ';... ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
,ｨヾ_! ｀￣ 乂ｪｿ | / } ,: ﾊ { ヾ. /／ |/ ＼/ ＼|
/ {ﾊ , ｀￣ | / j ﾉﾚ ヾ!
/ ヽ ＿ u. ∠ノｲ/ ヽ `
/ ! lィ⌒ヽ ／j￣ﾉ / .ヽ
/ .| !ヽ !､ ﾉ , イ,!_/ ／ |＼ /＼ / | ／/ /
ﾉ イ '; } |_j ヽ 二 ≠' /_/ / ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
__l＿､ ヽ/ /｀ヽj, ∠＿ ／ノ /... ＼ /
/ ＿＿j｀j | V - ハ- ﾚjノ /.. ∠ 貴方はやらない夫様でしょう！？ ＞
{ ＿＿ } '| ': Vヽ,-ヽ＿ノ ,: ／＿ ＿ ＼
/l ＿＿〉| ﾊ ＼!!／ ｨ二‐ ､! /. ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/ lヽ ＿ノ | / ｀ト- -､ / /｀ヽ､ ｀} ' j./／ |/ ＼/ ＼|
l {ヽ ―イ ハ/ / ヽ ヽ､ ｿ ヽ ﾉ＼ ノ j
ヽ ノ / ﾍ ＼ {｀ヽ ｀ ノl ヽ ヽ !
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ すると渚は、体を震わせると同時に動きを止め―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
. }＼ ＿__
} ＼ ／ ／. ／＼
. ／￣￣ヽ ) ¨¨¨¨¨¨¨¨ ( 彡⌒ヽ. ／ ／
／ ＼ ＼／ ／>
7 ／ } { { ＼ <／
/／ .ノ ﾊ { ./ / ミ ､}..... ┌─┐
７ ;. { / } { ; / }. └─┘
. / / ｲ {: {. ∧ } { / } } }
. { ／ |ｖ ∧′∨ 〈 ∨ } i /＼ ',.}V
{ V , / 〉, } / .＼;} ＿
. ﾊ ∨./ };/ u. ハ. | |＿＿__ [ｌ[ｌ
乂 .∨ { /乂. | ＿＿＿|
＼ } ／ | |＿＿
＼ 从ﾊﾘ从, ／ |＿＿＿|
Y -‐……‐- Y ＿＿__
／ ＼ ／＿ /
. _／＿＿＿＿＿＿＿____＼ ／／／／
x≦:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧x ￣ ／／
. _ -{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iト. ￣ [ｌ [ｌ //
. xi〔 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} 〕iト //
{ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} /}. ^
r'､＼ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} / }
ｒ'､ ＼ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} /,八
{ ＼､ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} // }
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 渋面となって下降し、言う
┗━━━━━━━━━━━━───
}ヽ ／{
| ＼ ／ ｜
＿＿＿＿＿| ＼ / 」―――――― ｧ
＼ ＼ ｀ 、 -――‐ -――――- ′ ／
＼ ＼ ｜ ＼ _＿__／
＼＿＿,／ ＿＞― ‐┴＜ ＼ ＼
. ／ ／ ‐'´ ｀ ､ ＼ ｀ 、
／ ／ ／ / ＼ ＿ ＼ ＼
´ ／ ／ ／ ＼ ￣￣ 、 ＼
/ ー‐=7´ ｜ ヽ ＼ ＼ ＼
/ / / / ｜ | , ＼
/ / / / ｜ | ｜ ｜ ', ∨ ￣￣
/ / / ′ | ／| ∧ | ｜ | ｜ |
∠ ｲ ／ ｲ ＿|＿／ | l /＼＼{ヽ | ｜ |＼
| ｜ ￣￣ ｜ ／}／ | ／| / ￣ ＼i{ ｜ | ヽ |
｜ ／| }／ | ／ }iｲ ＼i{ | ＼i{
. }ｉ／ ｜ | }／ ｜ ｜ ｜
| ｜ | i ｜ {[￣}} {{￣]} | ｜ ｜
| ｜ | | | l||||｢ ￣ ｜ ｜ ｜
| ｜ | | | / | ＼i{
｜ ／| /､ |＼ | / ／| ∧ｉ{ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
Ⅳ }ｉｨ′ ＼{ {＼{ ij 厶イ丿 }iィ′ l ……どうしてそう思うの？ |
ゝ _j} 厶 イ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
、 ＿＿ u /
＼ ∠ ヽ ／
／
､ ´
_|＞ ＿_ ＜|_
／ | | ＼
.
,ィz＝ ,. -‐- ､、_,.へ、ヽ
／"⌒ ｀ヾ:ﾍ::',
, ' ヾ!:}
/ i ヽ', 丶、､ヽ
l / l ﾄ、 l ﾄ､l l､、丶ヽ
! i l ,ﾊ l N､ l !',j仏メ、､ヽヽ
l | | | Nヽﾄi ヽ l イ,ｨ=tﾐ､ヽ
', l l 行云ミ､ヽj 久）::l,ハ!ヽ 渚様は偉大な方ですが
V'、Ｋ 彳J:::i｀ 'ﾞ"ﾞ´
ヽ!､ヽ ゝ'" u. /. 使徒でも何でもない、服ろう民の一人だと聞きました
Vﾄ､ ､_ ／
ﾘ丶､ 、｀ ／ ／
｀ ‐-イ ／
＿,」／
: : : : : : : . : :/／／｀ーf . : : . : : : : . : :/: : : : /|: : . :, : .i:
: : : : .: : . . : . : : : /´／:,. :-‐/: :./: : . : : : ,: : . : : ,/: : : ／: !: : . :/: : . :ﾊ
: : : : . : : : . . : : . : : ,. ‐'‐く／: : :,ｲ: :./: : . : : : /: : : ／/: : ,.< : :|: : . /: : . : /!:
: : : : : : : : :. . : : . : :, ' ,ｨ⌒>,ヽ_／/: :/!: : : . : : : :/!: :／__/: ／ ヽ :!: : : /: : : . :./ |:
: : : : : : : : : : : : : : / ,:' - ' :ﾉ j'" /: :/ |: : : : : : : / |:/r=≧三ﾐヽ : :/: , :/!: : : : :/ 、
ｨ: : : : : ｨ: : : : : : : : ! r‐ｧ'´ l: :/: :.|: : : : : : /: ,/ ﾞl「 ,ｲi||ﾄ: :/: /:/ |: : : :./
,!: : : : /:|: : : : : : : : l ヽf l:/ : : |: : : : : / ij /し'ｿ :/:イ:./ |: : : /
|: : :／: :|: : : : :i: : : :'､ ﾉ ' : : |: : : : / ､〈::/ '′´ ﾚ' |: : /
:.／|: : : |: : : : :|: : : /ヽ、 : : ',: : :/ ｀´ '、 |: /
',.-､! ／|: : : :/|: : :/ : : :｀￣ : : ',: / ヽ |/
|/｀,ﾒ: :／: |: :/ : ∨ ＼
/ ／､ : |:/ .: . . ノ そんな渚様に神よりの下賜が託される筈も無い
ノ'´ ＼'′ . : . :r‐ ´
＼ ＼ : : :、 ＿_ ,ﾉ 神々の恩寵とはそのように軽いものではない筈です
:./:＼ ＼ : : : ＼ （::ノ, ‐'
/:.:.:.:.＼ ＼ : : : : ,.へ、 /
.
_,, -==､
_,ィシ'"⌒ 三ニ>､
'"ア ´ ,.､,ィｧ''^`ヽ. ミヽ
,'′ /Eｿ ／ ､｀ヽ
,' / / /ゞ'′／,ノ/,ｲ / } 丶.
,!/, / /ｼｲ /,ｨ'／,ィ'/,ｨﾘ l!
/,ｲl/ /ＺY/,ｨ'乙ミく/ﾂZlz! ll,ｨ}
ｨツ,!ﾘ!l,{'〈!ｿｨ/ヾ弐ﾊｿ た刈 /ﾘ それならば貴方は神
/イ ,!`か'′ `ﾌ!/l/
|ﾙＮ 丶u. ､ /ﾙ′ そして私に元に来て下さるような神は、やらない夫様しかおられません
, -‐ｬ' ＼ - ｧ''／
,r';:;:;;;;lヽ、 {｀ﾞ ‐'′.
ゝ、 ｿﾆ‐‐- 、 彡
彡 ≧ ....--ゝ ￣￣｀ヽ .／ _ /_
／ ／｀≠＞´ ./／ ￣｀ゝ
／ ／ ／ , ｀ヽ、 、／
／ / / ー‐ﾆ二三 ヽ、 ヽ. ヽ
∠二/ / , ／ ／ ヽ ﾍ｀ﾆ‐' ﾟ。
. / , / ./ ./ ／ , l } ﾍ ヽ い
i／/ , ,'＿,'＿ .／::.,' / | .}.. ',:. ',
/ .. l/:::／::::／:: ｲ ..:: 、,:: .ｨ .| | i::::: |:::. |
∧ i ::: .i:::≠lﾆ´ﾆ／/.::..:::,::::,: ,' .i、| } |::::: |丶: i
i／.| :..::::. .{ |i ,'ﾟ心ミ; /::::::∠／∠ .| .ｲヽ}.. i:::::: | ヾ
´ ',:::::::::. i ｛、 / ´ ≦ ´彡≠=}/i:::' lヽ::::i
. ',/＼ ゝ ¨ { 弋/}}.l:::. .. .:: } ヾ
ゝ=l l ｀=・´.／::..::: .:::::/ なるほどね……
. ヽ ／_ﾆk.┐..へ/
____三ﾆ/.丶 ‐ 、 ／ｿ´丶 .} ｝/
{i:i:i:i:i:i:i:{ { ヽ _ _ ,....-':::ｨ'` `__」
,_彡三.{i:i:i:i:i:i:i:{. ﾟ。¨｀::::::::: 《 ,:i'i:i/ﾆ__
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言うや否や、渚の姿は消え失せ、ヤラーがそこに現れる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O―――― __ ◎ ∩
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ | | ｒ､ [][]「l ∪
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜ |_| ＼> くノ ｏ
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
＿＿
／(＼ ＼
／ ＼ ＼ ＼
i´＼ _,ハ | r‐､
＼ ＼●） | | ﾉ |
/ | ＼ ｰ‐┘ ∨ │
( ┴‐┘ │
〉┬‐ｧ | _ｎ_ｎ__00
( ´￣ / └i_n┌' [][]「l
￣＼ ( く丿 くノ
/ ＼ ヽ
│ ＼ ‘，
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__） お前は鋭いなあ
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } 大したもんだよ
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | ‐tテ‐ ‐tテ‐| そして神に恥をかかせるとは大したもんだ
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ | . 俺の初めてのコスプレ、どうしてくれる？
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
／_ ｨ' ヽ
,ｨ' /::ヾi i ⅰ ヽ 、 ヽヽ
,' l::H>l i i /,ｨ!ﾄ、 l , l l l, !
! ､:`'::!/! l l //:.l|:.:', l /l ,l! l l,ﾍ
l ｀lTﾘ l j!/ /'´l! ', /l ｀lﾒﾚi、/
', i l l:,ｲ l/ l / '== V/ == ,ハ'
N l l{ fi, '′ u l いや、それはその……
ヽ l lヽ'_ι u /
ヾト､l ヽ、 ∠二) ／. ごめんなさい
＞ ､、 －／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） まあ悪いのはお前の先祖に化けた俺だけどな
| ｀ ⌒´）
| } 俺の事なんて覚えてないと思ったからこその変身ではあったんだが……
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ ・ ・
| ,.<))／´二⊃ ―――弥子、お前記憶が残ってるんだな
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
,.二ﾆ==､-､_,. --､
／ニニミ -'"´´ ＼
.／ _,､-::'ﾆﾆ= ==､､ ＼＼
/ ,ｨ:´::／- ' ´ -､ ヾ＼ヽヽ
/ ilz|／ ヽ.ヽ ヾ:ヽ i i
i ./{ﾂ / / ヽ ヾｵ .i.l
l .l:// / ./.l.l .l l i .li'j i.l
| |'/! i' i' ,ｲ.,il.| i l .l l i'.| .l.l
ｲ l .l .l i / i.i l | ! i .,ｲ.,ｲ.l､ l .l | ﾄl
| .l | l`l<L._i !l i !/ i.i_l,,l.lｲl l | | ヽ
.| l l .l,.ィoﾃiﾐ` .!.i./.'',ィoﾃi<l! l l |
l.,ｲ| .l.` {::::ﾉ. ` V ´ {::::::}´l l .,! l
ﾉ |l l ! l/ `| はい！！
| |ヽ. _ ,ｲ| |
.l.l l＼ -ー-ｧ ,.ｲ ,ｲ|
.| l.|i.l｀.i､ `'' , イl,ｲ/ .|!
|ヽ>j ` ‐ '´ ﾄ///
.
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ 兄貴のヤツ……
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ /. 何を考えてやがる？
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 世界中の記憶を丁寧に齟齬なく抹消・改竄しておきながら
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣＼
.| 気紛 |
＼＿／
＿|＿＿
／⌒ ⌒＼
r､r ､／<●>::::::<●> ＼ ,.-,-､
(＼＼＼/'´l（__人__）!´ヽ／／／)
(＼｀ ,ｌ ｀ー'´ ! ´／)
＼ ｌ ｌ . ／
｀┬‐'´ ＼. ｀'‐┬ |
. | ＼. ＼.／ ／ |
| ＼ ／ ／ ／
＼ ／ ／
＼＿＿／￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この娘だけはそのままに残すとは
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
_ =ﾆ ＼
/ / ヽ ',
,' / i i i ヽ i
. l i / ﾊ | | |ﾊ| ﾊ!
.|i i { | i /i |ﾊﾘ 川 |ﾅ,ﾆヾ |
| | i |/ヾ | |〃 ﾚ-ェﾆヾﾘ |ｲﾚｊ}.|ﾘ
ﾚ| | ｌヾ_:}ﾘ/| l ィ 辷ﾉ ﾘ ` |
| i | | ｆニiﾊ| , } 分かりません
| |入 {（ ｊ u __ '
l iハ |ヽ＿ - ┘/ . ナルホドやコイズミも先の戦いは覚えていないようなのですが……
ﾘ ヾ l iヾ i ー 、＿＿ /
|ハｒ-ト ﾊｌ￣
/ ヽ ∧l
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人）
| ｌ ふーむ……
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーの脳裏に兄の顔が浮かんで消える
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣＼
| |
＼＿／
＿＿|＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒.＼
／ ⌒ ⌒ ＼
| ,ﾉ(､_, )ヽ |
＼ ﾄｪｪｪｲ ／
／ _ ヽニｿ, く
.（ ⌒) (⌒ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
O
O
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ | 兄貴め……
r /___) |
/ / |. 余計な事を
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人＿
| |／ ￣ ヽ
.| | ｨ ヽ
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （●）（● ） |
. （人__） |
|⌒´ | ……まあいいか
. | /
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .| お前だけでも覚えてくれているなら
. | （ー）（ー） |
| （__人__） | 俺が骨折った甲斐もあったってもんだろ
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
. { / ＿ノ }
| / / ｨ |
.
／ ／ ｀丶、
/ /, ／ ,. -‐ ＼ 、 ＼
/ // / /／ i 、 ヽ＼ ､ヽ ＼
,'/,-＜./ // | ! !ヽ ､ ', ', 、ヽヽ ヽ
,' l |:ト,､:| / , ' ′/ ,. /｜ | | ',.! li | l ', ', ', ',
/! | ヾ<」ｊ｜| | / 'i| / ,| ﾊ l、 l|､|l ﾄ､|、 ', i ﾄ、 !
ノ | | /ﾞ7l ｜| | | |l /| /_|ィ´!ハ |l下ﾘ廾l‐ | l｜', |
|.k ,' / | |｜ | _l_/H‐l７´l/ || | /;ｨ==ﾐ!、! | | ',!
',!| l | ﾄ､!! ﾄ､! l/､jﾉ_,.z==ﾐ ﾘ | / '´ ﾄl|l /l/ ふふ
', ! !{ヾ､|,_'、 |`'7´ '′ ﾉ//ﾘﾉj/ '′
ヽﾄ､|ゝ､_ヽ_〉｜ '/////, 、 /ﾚ'′ 嬉しいですか
` ヽﾄ下「´lヾ、 _,、 , ′
丶VУ'､ ｀丶、 ヾ.二ノ ／ やらない夫様？
/ ＼ ｀ 、 "／
,. -――＜>、 ＼ /下､―-- ､、
／ ヽ_>、 丶､_./ 、 ヽ、 ｀丶、
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
.| （ ●）（● ） |
.| （__人__） │ アホヌカせ
| ｀⌒ ´ |
.| |. ゾウリムシに覚えられても嬉しい筈が―――
r､ r､ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ /
＼>ヽ |｀ ｝ > <
ﾍ lノ `'ｿ ヽ
/´ /,1 | |
＼ ノ .｜ | |
.
＿＿
／ ＼
／ ゝ_ ＼
（●）（●）U |
（__人__） | いや、いきなり矛盾してるな
・━(＼_∩ |
ヾ(_ ＼ | さすがにこれはないか
{ ＼ ＼ ＼
/ ＼_＼ ＼ / .)
| |＿__ ＼ “ /
＼＿＿＿ ＼／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（ー）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ ツンデレも度が過ぎると意味不明ってところか？
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
-- ､ 二二丶、
,. -―｀` ≧==- ､、 ＼＼
,. -－､ - ― ､ _ヽ
/ i ∨;| ヽ
l , ﾊ|/l ,、|i、 ヾ! ゝ
l 、 /ｨ-lﾉ_ﾄ、 !_l.Lt、 N!i , li そうです
l i /!_ﾘ-,.､l ∨_,ﾘ-,lﾐ、 ﾄi | l j
ト! K〈 lﾟ::l` l:ﾟ::l 〉ヽhl ﾘ′. 人間、素直が一番ですよ！
Ｗﾞ、｀´ ｀´ ',ﾉ /
、 _｀＿＿ / ｝へ、
＼ヽ＿.ノ,.ィ" / |ー-､
_,. -－＞‐;'´ / | 丶､
,. -‐'´ / l_ ／ / ｀丶、
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | ‐tテ‐ ‐tテ‐|
. | （__人__） │ 俺は神だっつーの
| ｀⌒ ´ |
. | | . 人間じゃないっつーの
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） でもまあ……嬉しいのかもな
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 嬉しいんだろうな
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ●） ）
.| （__人） 一応、神と神のバトルだったんだからな
| rつ
.| (（三） 誰も覚えてないってのは虚しいもんだ
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
.
, -－≦ﾆ =､
/ ,, ｀ヽヽ
//i ll,ﾊ ,ｨM l ,l, l;} ',
l l ,W‐V l-ﾘl l l ll l,!
l,ｲY ‐ ‐ l八ｸ/ﾘ その時、私は死んでましたけどね……
i,ﾍ ＿ u ｨﾘﾂ″
｀' ;-:‐''´}､
_/ l_,／ /ﾖ､、
／/イljﾍ,_/ｦ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__） そういえばそうか
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } いやー、二回も殺しちまったな
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
＿＿|＿＿|＿＿
＼＼＿ ! ! ＿//
＼／ヽヽ // ＼／
／＼ ／＼
, ｨ '" フ￣￣ ≧ s ､_
／ ／ ｀ヽ､
,:' ./ , j l ヽ
/ / / / / /l l l ! l ': ! ﾊ
./ rz=､ / / /,' /! /l ,' .l l l l '; ﾊ
,:ﾊ ﾊ从7 ' ,' /―,-＜/..l / ; ,: / / l l ﾊ
/! ; l ト‐' ,: ,: //-l/.､l,' ｀l/ ! _/lﾊ/l j .l 'ﾊ
./ ,:. l r | ! l / 斧気 ' l /ﾉ/ﾌ`l ﾄ ,: lj !
/' l l .l :, !l l/ 乂戎 lノ 斧気ヾ l /.l ./
!.ﾊ ﾊ ヾﾍ { 乂戎 /l / .},' そうですよ！
,:' Vﾊ ｀-r､` / '. '
ヾ!V!､l ヽ ' / ホント酷い人ですよ
V ＼ -ー.ｧ '
/フ! ｀ ､. ｀ ´ やらない夫様は
/ ｀ ､ /¨
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | ‐tテ‐ ‐tテ‐|
. | （__人__） │ だから俺は神だっつーの
| ｀⌒ ´ |
. | | . 人間じゃないっつーの
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
┏━━━━━━━━━━━
┃ 謎の和気藹々
┗━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´） ―――ちなみに、さっき渡した本だけどな
| }
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
,l / l /l /!/ l
l / l/｜ /l/ l l l
l l / ,ｲ｀メ､_l /,ll l/ l
l l/ / ,ｲ_! ム､、｀ ﾘ ,」 /!
l/ / //ｨ!/ /下' / l / lヽ
/ / `ﾒ /::/ { l / |/
!i / / '′`" ヽ l'
/／ ＼
,/'′ /.
′ r'′
､ー――ｧノ ―――はい
ヽ、 ｀` ー‐'f′
:::::｀丶､ /
::::::::::::｀＞―-- '
:::::／
､ /
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
| （ ●）（● ） | 世界は俺の兄貴が再生させた
| （__人__） │
| ｀⌒ ´ | しかしその兄貴でも再生できないモノがある
| |
ヽ /. それは―――
ヽ 人
⊂てヽ ／ ヽ
{三＿ ｨ `´ ／| ｨ |
.＼__／ | | |
,ィz＝ ,. -‐- ､、_,.へ、ヽ
／"⌒ ｀ヾ:ﾍ::',
, ' ヾ!:}
/ i ヽ', 丶、､ヽ
l / l ﾄ、 l ﾄ､l l､、丶ヽ
! i l ,ﾊ l N､ l !',j仏メ、､ヽヽ やらない夫様の父上―――
l | | | Nヽﾄi ヽ l イ,ｨ=tﾐ､ヽ
', l l 行云ミ､ヽj 久）::l,ハ!ヽ 創造神が渚様に託された通行証ですね？
V'、Ｋ 彳J:::i｀ 'ﾞ"ﾞ´
ヽ!､ヽ ゝ'" /
Vﾄ､ ､ ／
ﾘ丶､ - - .／ ／
｀ ‐-イ ／
＿,」／
.
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ●） ） そうだ
.| （__人）
| rつ さすがの兄貴もオヤジが作ったモノを再生する事は出来ない
.| (（三）
ヽ ( <. だから俺が持ってきた
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
＿＿
, ｨ ´ ＿＿≧⌒ ヽ､
／ , ィ´ ＼
／ ／ / ヽ
/ / ,:' ／ ,ｲ ヽ
/ {＼' ,: ／ / /,: ; ; ハ
ｲ {_Y ; ト ､ // ／/ ,: .,' j l ; ';
// /l .l l ./｀ｲト/、,: j /ﾊ ﾊ l }
'ｲ { {ﾊハ l 芹芯 ｿ .,' /イ´ﾌ¨ ト ﾊ ﾉ
从ﾊ ヾ:, 処乂 斧斥 ﾉ ﾉﾉl ./
ﾚﾊ从ト､ヾ 処ｱ ｲ ﾉ レ'
ハ: ,ヽ , ノﾊ !
'从l ヽ _ ／,: ' ということは、つまり……
ｨ――＜｀ヽ ＼ ｀, イ
/ ＿ヽ＿｀ヽ- "
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） それはオヤジの通行証じゃねえ
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ 俺が作ったんだ
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／ あー効力は同じだから大丈夫だぞ
. | ﾉ l;;,´
| ∩ ノ)━・'. ちゃんとエルナト山に入れるし、神も呼べる
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣ 違いは、呼び出されるのが俺ってだけだ
| ( ( ﾉ
.ｌ^l^lｎ ⌒ }
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
, ｨ '" フ￣￣ ≧ s ､_
／ ／ ｀ヽ､
,:' ./ , j l ヽ
/ / / / / /l l l ! l ': ! ﾊ
./ rz=､ / / /,' /! /l ,' .l l l l '; ﾊ
,:ﾊ ﾊ从7 ' ,' /―,-＜/..l / ; ,: / / l l ﾊ
/! ; l ト‐' ,: ,: //-l/.､l,' ｀l/ ! _/lﾊ/l j .l 'ﾊ
./ ,:. l r | ! l / 斧気 ' l /ﾉ/ﾌ`l ﾄ ,: lj !
/' l l .l :, !l l/ 乂戎 lノ 斧気ヾ l /.l ./
!.ﾊ ﾊ ヾﾍ { 乂戎 /l / .},'
,:' Vﾊ ｀-r､` / '. '
ヾ!V!､l ヽ ' / やらない夫様……
V ＼ -ー.ｧ '
/フ! ｀ ､. ｀ ´
/ ｀ ､ /¨
/ヽ ｀ ､ /｀ヽ､
／,'7 ＼ ｀ヽ,､ 〉,
.
,.二ﾆ==､-､_,. --､
／ニニミ -'"´´ ＼
. .／ _,､-::'ﾆﾆ= ==､､ ＼＼
... / ,ｨ:´::／- ' ´ -､ ヾ＼ヽヽ
/ ilz|／ ヽ.ヽ ヾ:ヽ i i
... i ./{ﾂ / / ヽ ヾｵ .i.l
l .l:// / ./.l.l .l l i .li'j i.l
| |'/! i' i' ,ｲ.,il.| i l .l l i'.| .l.l
ｲ l .l .l i / i.i l | ! i .,ｲ.,ｲ.l､ l .l | ﾄl
| .l | l`l<L._i !l i !/ i.i_l,,l.lｲl l | | ヽ
.| l l .l,.ィoﾃiﾐ` .!.i./.'',ィoﾃi<l! l l |
... l.,ｲ| .l.` {::::ﾉ. ` V ´ {::::::}´l l .,! l ありがとうございます
ﾉ |l l ! l/ `|
| |ヽ. _ ,ｲ| | 大切にいたします
.l.l l＼ -ー-ｧ ,.ｲ ,ｲ|
.| l.|i.l｀.i､ `'' , イl,ｲ/ .|!
|ヽ>j ` ‐ '´ ﾄ///
. ,ィ￣￣｀ヽ ヽ 、
/ ｰ､_ ＼ . ノ ﾉ
. l, （● ） |... ￣
i,!､＿） xxx .| ふんっ
1⌒ l
l /
. ｀ヽ, /
ﾉ .く
. | |
| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ヤラーは照れたようにそっぽを向く
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
.
. ／￣￣＼
. ／ ＼
| ー ‐ i
| （ ●） （ ●）
| （__人__）
| `⌒´i まあ……お前と会う事は二度とないだろうが……
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
. > <
| |
| |
. ／￣￣＼
. ／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） |
|（__人__） | 子孫に会う事はあるかもな
{（｀⌒ ´ |
. { |. ちゃんと教育しとけよ
{ ﾉ
ヽ ノ 俺に殺されないようにな
/⌒'' |
/ / |
／ ／ ｀丶、
/ /, ／ ,. -‐ ＼ 、 ＼
/ // / /／ i 、 ヽ＼ ､ヽ ＼
,'/,-＜./ // | ! !ヽ ､ ', ', 、ヽヽ ヽ
,' l |:ト,､:| / , ' ′/ ,. /｜ | | ',.! li | l ', ', ', ',
/! | ヾ<」ｊ｜| | / 'i| / ,| ﾊ l、 l|､|l ﾄ､|、 ', i ﾄ、 !
ノ | | /ﾞ7l ｜| | | |l /| /_|ィ´!ハ |l下ﾘ廾l‐ | l｜', |
|.k ,' / | |｜ | _l_/H‐l７´l/ || | /;ｨ==ﾐ!、! | | ',!
',!| l | ﾄ､!! ﾄ､! l/､jﾉ_,.z==ﾐ ﾘ | / '´ ﾄl|l /l/
', ! !{ヾ､|,_'、 |`'7´ '′ ﾉ//ﾘﾉj/ '′
ヽﾄ､|ゝ､_ヽ_〉｜ '/////, 、 /ﾚ'′ ふふ
` ヽﾄ下「´lヾ、 _,、 , ′
丶VУ'､ ｀丶、 ヾ.二ノ ／ はい、気を付けます
/ ＼ ｀ 、 "／
,. -――＜>、 ＼ /下､―-- ､、
.
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） それじゃあな―――
| ｌ
. | |. お前との旅、楽しかったぜ
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | ‐tテ‐ ‐tテ‐|
. | （__人__） │ ……いや別に楽しくはなかったな
| ｀⌒ ´ |
. | |. ひたすら臭かったし、オヤジには殴られるし
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
,, -─- ､._
／ ヽ
. | |
. | ノ ヽ､ .| でもまあ胸のつかえは取れたよ
. | （●）（●） |
| （__人__） | 割と素直になれた気がする
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
. { / ＿ノ }
| / / ｨ |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | ‐tテ‐ ‐tテ‐|
. | （__人__） │ ………いや別に弥子がそうさせたわけじゃねえな
| ｀⌒ ´ |
. | |. コレはあくまでデッキーが原因なワケだし
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 相変わらず面倒くさい神ではあった
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
.
, ｨ '" フ￣￣ ≧ s ､_
／ ／ ｀ヽ､
,:' ./ , j l ヽ
/ / / / / /l l l ! l ': ! ﾊ
./ rz=､ / / /,' /! /l ,' .l l l l '; ﾊ
,:ﾊ ﾊ从7 ' ,' /―,-＜/..l / ; ,: / / l l ﾊ
/! ; l ト‐' ,: ,: //-l/.､l,' ｀l/ ! _/lﾊ/l j .l 'ﾊ
./ ,:. l r | ! l / 斧気 ' l /ﾉ/ﾌ`l ﾄ ,: lj !
/' l l .l :, !l l/ 乂戎 lノ 斧気ヾ l /.l ./
!.ﾊ ﾊ ヾﾍ { 乂戎 /l / .},'
,:' Vﾊ ｀-r､` / '. '
ヾ!V!､l ヽ ' / そうだ、やらない夫様
V ＼ -ー.ｧ '
/フ! ｀ ､. ｀ ´
/ ｀ ､ /¨
/ヽ ｀ ､ /｀ヽ､
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／
| （__人__）l;;,´|
| ./´ニﾄ━・' .ｌ なんだ？
| .l _ニｿ }
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
ﾄ、
＿＿｝〉＿＿_
,. -´―‐- --―‐｀ﾐヽ、
／ ヽ＼
. , '/ , / ! i:.、 、、 丶.ヽ
/ / / |.::| !:ﾄ、ヽ丶 ヽ ', '、
,' / / ､ /|:.:l :|:.| ',:..l、.|:. ! F;T!
|ｲ / .:.!/ ∨_,k:.!:.....:ﾄﾘ､_V_ヾ}:.. |:.. |ｼ ',
ﾘ!.i:..:.:厂￣´_∨､:.:.:| __ ￣Vl:.:..ﾄ､ﾄ'、
,ﾉﾉ:.:./! =＝=ﾐ ＼| '＝==ミ ﾘ!:.:.l:.:.!
ﾍ:.:|{i、 /}∨!:/ いつか、会いに行ってもいいですか？
ヾゝ'、 ﾑ'ﾉＮ′
ヾト;､ r;――┐ /:ri:/ エルナト山まで―――
ヾ>､ ﾞｰ--‐ ' ,.ｲﾉ' ´
ヾl>､ `" ／|/′
/｝ ｀￣´ |〉ヽ
／ ﾞﾄ _／ 丶、
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__） おいおい、神域は観光地じゃねーんだぞ……
.| __ﾉ__
| _／ ___＼ヽ_ 俺だって暇ぶっこいてるわけじゃねーし
､ '-／____ヽ |
ﾉ ､ .＿'-〈 、ヽ |
,´ ヽﾉ} |
/ { /
./ / / {
. ／￣￣＼
. ／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） |
|（__人__） |
{（｀⌒ ´ | ……でもまあ、来たいってんなら来ればいいんじゃねーの？
. { |
{ ﾉ 通行証は渡したからな
ヽ ノ
/⌒'' |
/ / |
.
／ ／ ｀丶、
/ /, ／ ,. -‐ ＼ 、 ＼
/ // / /／ i 、 ヽ＼ ､ヽ ＼
,'/,-＜./ // | ! !ヽ ､ ', ', 、ヽヽ ヽ
,' l |:ト,､:| / , ' ′/ ,. /｜ | | ',.! li | l ', ', ', ',
/! | ヾ<」ｊ｜| | / 'i| / ,| ﾊ l、 l|､|l ﾄ､|、 ', i ﾄ、 !
ノ | | /ﾞ7l ｜| | | |l /| /_|ィ´!ハ |l下ﾘ廾l‐ | l｜', |
|.k ,' / | |｜ | _l_/H‐l７´l/ || | /;ｨ==ﾐ!、! | | ',!
',!| l | ﾄ､!! ﾄ､! l/､jﾉ_,.z==ﾐ ﾘ | / '´ ﾄl|l /l/
', ! !{ヾ､|,_'、 |`'7´ '′ ﾉ//ﾘﾉj/ '′
ヽﾄ､|ゝ､_ヽ_〉｜ '/////, 、 /ﾚ'′ ふふ、それじゃあいつか
` ヽﾄ下「´lヾ、 _,、 , ′
丶VУ'､ ｀丶、 ヾ.二ノ ／ 訪問させていただきます
/ ＼ ｀ 、 "／
,. -――＜>、 ＼ /下､―-- ､、
／ ヽ_>、 丶､_./ 、 ヽ、 ｀丶、
ﾄ、
＿＿｝〉＿＿_
,. -´―‐- --―‐｀ﾐヽ、
／ ヽ＼
. , '/ , / ! i:.、 、、 丶.ヽ
/ / / |.::| !:ﾄ、ヽ丶 ヽ ', '、
,' / / ､ /|:.:l :|:.| ',:..l、.|:. ! F;T!
|ｲ / .:.!/ ∨_,k:.!:.....:ﾄﾘ､_V_ヾ}:.. |:.. |ｼ ',
ﾘ!.i:..:.:厂￣´_∨､:.:.:| __ ￣Vl:.:..ﾄ､ﾄ'、
,ﾉﾉ:.:./! =＝=ﾐ ＼| '＝==ミ ﾘ!:.:.l:.:.!
ﾍ:.:|{i、 /}∨!:/
ヾゝ'、 ﾑ'ﾉＮ′ 父上とケンカした時とか、失恋した時とか
ヾト;､ r;――┐ /:ri:/
ヾ>､ ﾞｰ--‐ ' ,.ｲﾉ' ´
ヾl>､ `" ／|/′
/｝ ｀￣´ |〉ヽ
／ ﾞﾄ _／ 丶、
.
＿＿
／ノ ヽ＼
／（○）（○) ＼
| （__人__） ｕ｜
| | ……おいおい
. | |
. ヽ /. 俺はお悩み相談室じゃねーぞ
ヽ /
／ ヽ
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ○）（○ ） | 本当に大した女だな
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ u. | おめーってヤツは……
. | |
. ヽ /
_,､n「! ヽ / 「!n,､_
＼ヽ Y') > < ('Y ／
ヽ l | | / /
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┃ それから、弥子の頭に手を置き
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, ゝ ＿＿
／ ` ‐ - ，
イ ｀ ‐ -.､
⌒丶、 }
｀ヽ ＼^~!. ;
＼ .＼ .{
`ヽ ｀f, ｀ ､ .＼' __,ｎ__◎ __
ヽ` ‐-､ ‘‐ _ ｀ヽ ｝ └┐r┘ └┘/7
ヽ ‘ ヽ ﾟ， ｀７ } / <ﾌＬKﾞ> ＜ノ
ヽ ’.， .， 弋 入 ﾑ'´
ヽ__ ）ゝ ｝ ,ｲ /
/ ノ .乂 ＜ ´
， ／
ゝ'
,,..-''"´ ￣￣ ｀ヽ、
／ '.,
/ ',
/ l
/ |
/ ,'
.／ ＼ ./
／ ｀ヽr ／
／ l / γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ', r .〈. l ま―――楽しみにしてるよ ..|
.／ lヽ ヽ.___丿. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
.／ ヽ | ＼ r''´
.／ | | /´ヽ.__丿
／ ｀ヽ、 ./
￣￣ ｀￣￣｀ヽ
',
｀ヽ l
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┃ 静かにそう言った
┗━━━━━━━━━───
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―――続く悪態はなかった
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.
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ | それじゃあな、弥子
{ |
{ ﾉ
__∩ ヽ ノ
（ﾐんゝ､ ／ ヽ
＼ '' ／| |
, ｨ辷辷二二二圭 ≧ ､
, ≦´￣ ＞､ ｀ヽ、
／ ヽ ＼
/ , l l l ﾊ ':,
/ / ,: ! ,: l .l ﾊ ! } ､ ';＿ﾊ
/ ,' l .! ﾊ .l ﾊ ﾊ l l､ l､ .', ﾊ Wハ
,: ,: l ﾊ .{ l ﾊ l .l lﾍ .lﾊ lﾍ '; l V l ﾊ
| .| | l l _!_, イﾊ | l`¨!‐l-..l-';-! j j! lヽ';
.! l l l'代|´';| ';l ヽ .! | ヾ__j '; ﾊ l }! l ﾄ';
':ﾊ j l | ジ'" ｀ヽヽ ヽ l '"´￣｀ヽ| l !'V l l ヽ
;.l Vl ﾊ! ／/／/／ .`! /／/／/ l / j /.V ありがとうございました
l V l ': , l / ﾉl /! ,'
V トﾍ j /イﾊ. やらない夫様――――
ヽ!ヾﾄ､ ヽ７ ￣￣ ﾂ /ﾚﾊl / !'
` '＼ ヽ / ／ﾊﾊ! ﾚ'
V,jヽ ｀ -' ／ ﾚ ﾉ !
八.| ｀ヽ _イ j!ヽ
/ ＼ l j l
.
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┃ こうして――――
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└────────────────────── ─ －‐‐
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_,::-:"´:::_,f (ヽヽ::::::::::::t_j:ィ":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ、
（f:i::::r:r::'"::ヽ ｿ l:::::::,:-チ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
i,::い:（:::::::::::ヽl !:'"::::/:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､＼
ﾞi,: ,r'〃),::-:‐'ぃt:::::::/:.:.:.:,ｨi^ヾ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ,:.:.:.:ﾐ＼ ￣ ｀ 、
///,r介::::::::::t丶､､!:.:.:.:/Y, ､ ﾘ＼:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:ヽ:＼. ／ ＼
（ 'ﾞ〈:.'i:i:::::::::rfヽ.ﾄl:.:.:./i! ,ゝ ll l Nヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ゞ:.:.) / ,ｨ'´/ ＼
ヽ. ﾞi:.:i:i,::::(ヾヽ'ぃ,:./l､i_Nﾄ. i!lｿ,X.､丶:丶:.:.＼:.:.:.:.:.f′ l ＿＿ 三ﾆ-＜ ＼
＼ i,:.'i.i,::::ヽ'iiヽi,ﾞK ll'ィ｡ﾐNﾘ イ･)ﾉﾄ.:.:.ヾ:.:.:.ヽ:.:.:.ﾉ. : ､’_ノ 三 ｀ヽ ヽ
ﾞi ﾞ!::ヽt:::::l ' ﾞ ﾞ lヽlﾄ｀ﾞ´ ﾞ′ u Vi!:.:.:ゝ:.:.:.:y'"^ヽ { ,＿_ノ、
l ﾞﾄ―-ｲ ﾘ:.VN＼ ' ／ﾍ:.:.:.:.:.,r' /フ ＼. ゝ-ｲ __ ｘ‐＼ ｉ
! i! t f:.:.:.:.:／lﾞゝ`三'ィ"/ ＼:.:i /^>'′ .＼ ∨/´ /／ /
l l ヽ. ヽノヽ. :Ｈ ,へ,.,/-、 /ヾ:j /､/ ／ .＼. ＼ｰ/ ＼
l l! 丶 丶 ＼f jﾉ;;;;;f^;);;;;ヽ/ /,>'／ ヽ ＿ ヽ
l! ﾞi, (^ヽ ＼ ゞ';;;;/;;ﾘ;;`r'′ >f彡"::::: }
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ こうして、ヤラーと弥子の旅は終わりを告げた
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.
. ﾘ''-、
. .,／::::│ ,,,,,,,,,、
. lﾞ:::::::::::,/ ｨ,! |::::::│
. l,,,---'′ ,i::::::i､l
. ″ , ｀ﾞ'''''''''ﾞﾞ
,‐ﾟi､
lﾞ._,,,ﾉ
'"
,... ノ⌒)
. ／（ ~''''"
〈ヽ {:::::::） ト、
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┃ 弥子達が住む世界は滅亡より救われた
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'―ｰ''"
. /ﾞ'l ﾉヽ
ヽ/ (::::::ヽ
ヽノ
. />
´
_,、
.,i":::( _ <ゝ
.ﾞl.,／ i´ヽ
. ゛ ﾞ''ｖ'
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして以後、ヤラーはオプーに通ずる道を歩き始める事になる
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━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
/￣￣＞ｘ,,＿_
イ L___ ｦ
i ‐'' =-- =´ ／.ｱi
ン￣｀ヽ ﾏ i i / i
ｸ ｀＞、 L＿＿、（ i
＼＞ ､,__L__,,.） / 〃 ／ ﾊ
ヽ ￣ ｀ / 〃 i ナ
,ｒ＜￣ ｀ ' ‐- - 、 .〃 マ ,ｲ
ｉ ＿,,....,＿__ｲ ） <ﾄ
>、 ￣ ﾘﾑ
｀＜ ∧ ﾄ、
｀ ＜ /::::::::::＼
` ＜ .ノ:::::::::::::::|:::|＞x､
（ ` ＜ .,.ィ::::::::::::::::::/::/ ＞ｖ. ＿
＞ 、__.｀.､-":::::::::::::::::::/:/ ＞ｖ ／ ｀ヽ
￣ '' ‐-x..,,＿z≪彳 ≧､ ﾉ }
＞､,__ ＿ }||i / ﾘ
乂 ,ｨ沙 ￣ ｀' 、 :::::::/
＼三三三彡イ ﾊ ﾑ__ﾉ
＼ i＿/´
乂 ヘ
ﾘ ＞ｖ ／ ﾘﾆ≧
入 ﾍﾆ/い
ﾍ / i/ | ﾍ
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.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ かつて二人の使徒を生み出し――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,.
,´:::::::::::::::::::: -‐_ ,-v-､_ ‐- ::::::::::::::ヽ . -‐: : : ｖ: : :‐- .
{i::::::::::／ , , -ゝﾇ-'‐ ､ ｀ ヽ::::::::::::i} ／. : : : : :⌒:'"⌒: : : : : ｀丶､
!l::::l ､ _,,､≦ﾆ二三ﾆ∧ ∨lｉ ､_: :::::::ｌ! , ' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
iｌ::: ! ゞ､ﾐ_二三三二二 _ _乂ﾆ彡ゝ:|ｉ /: : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : : : : : : :ヽ
. i/ ｉ ´ √ ・ `iヽ、 ‐,=i'"・ `ヽ,｀ﾟ ｉ!､:! /: /: : : : : : : : : : : :ｉ : : : : : : ヽ : : : : : : :.
i´:; { ヽ､ __,/ / l ゝヽ __, / } /,ｌ /: /: : : : : ／: /: : : :|、: : : : : : ハ:ハ: : : : : i
i l ,} " |∂i /: /: : : : : /: : : : : : : :| ＼: : : : : : :}: : } : : : :｜
ヽ_ ｉ ﾊ ｉイ /: /: : : : : : : : 〃: : : : :|_ =-､‐-: : }: :八: : : : |
. ､_､ ,八 ヽ!;ｱ´ 八ﾘ ': / : : : : : : : l_{:Ｌ / : /厂 ,ｒ‐＼:仏ｲ｜:ヽ : }l
ヾ ヽ ヽ _ _, ' / / ∧{: : : : :l: : :´「八厶イ/ 斗ヤ芋ミ : |=ﾐ : :八
ﾐ ` ヽ.ヽ、 ￣ , ′´≧ /: :/Viｲ : l: : :斗芋ミ V)::::ﾘ: : : :lr' } : : : :ヽ
ﾟ; " .ヽ ヽ、 ,／/ ､〃 /: :/ : : 八人:从 Ｖ)::::} ゞ=ﾞ|: : : :ﾙ'′:}: :} 人
´冫,, ＾ ゝ〟ﾞ_ ‐--‐ ´､'" ﾐ' ': : ; : : : : : :{ : トゝ ゞ=′ ､ リ: :/ : : : ﾉ:厶ィ^)
、 "丶､ ヽ／_ , ゞ ／ {: : ﾊ: : {: : : {: :｛ :＼ _ ノ ｰ=彡:/ : :ﾉ彡'′
＞ ‐-、 ゞ ｨ=‐- ｖ' , -'}__゛, -i' 八: {人: (＼: :ゝ、: : 个ト . ｨｰ=彡／
ﾄ‐､ `i / i｀¨´/ ‐ '.i .-｀i ﾚl -‐ ｀ヽ ｀` ヽ( ＼: 从ゝ人≧ｧ= |人(
ヽ,_〉 |i ,,' ￣/ ｌ ｀´l | ／ ＼ _/＜{_ _ ノ ＼
l｀、 /｀ ＝ / ､__, i' __, .l __," , -‐‐- _ｒ‐／∧ /｀Y＾ヽ /l｀ヽ、
i ／ i′ / / /{:::::::::::::::::::／.:::::| V∧￣￣入,//|::::::::}＼_
l / ,′ / /＼ /.::{::::::::::::::::/.:::::::::::| 〈 》==《 // |::::::::}::::::::｀丶、
"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :"''"'" ;:. :: ... .,..,. ''"''"'" ;:. :: ... .,..,.
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その結果、三千世界に背を向けた神は消え
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── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐
, ― ､
〃 '////｝
∥///// '
∥（_ノ､ﾉ/
＿＿_ 八､///ｲ
､ ´＿__｀`ｰ'//////八、
〃 '/////, ` ≧1´￣`｀ 、
′ '/////,､ ＿_ 人､ 丶'` ､
/ 〃////////////≧ｰ ﾉ',､ '，
, ノ´V//////////////////, V
∥ Y´ ∧'/, ////, //, '///ﾉ!'//, v
i } l!/////////、 ///八'///, 、
| ,′ j{///////,´ ヽ'/; ヽ//, ,
, ∥ ､'////////, ////ﾘ j{//, }
l! ヾ ／,//////////////∧ !//, ,;
､＿ ﾉｲ!'////////////////| ∨ j!/, ∥
／ ////////////////'八 ヽ(// , /
／ ｲ/////////////≦//∧､ ∨/ ′
v/´ /////////´ ` /////////, V
′ ′///////// !////////, /, Ｖ
V 、 , //////// ′ ｜///////, /, `
′'/,､////////// ' '////////, ｀
／ ////////////ｲ 八'//////// , V
ィ '/////////≦ ＼､///////, ∧
´ '//////／ ヾ///////, /, `
V ' ////∥ ∧'/////////, `
∥ '////∥ ∧'////////, `
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ 世界を愛する神が再誕する事となった
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ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ
|┃
|┃__
|┃ ＼
|┃ | ／￣￣＼
|┃ ／ ／ _ノ ヽ､_ ＼
|┃|＿_ ＿＿＿_ | ⌒ ⌒ |
|┃ ＼ ／_ノ ' ヽ_＼ |// （__人__) // |
|┃:: ＼ ＼ ／（≡） （≡）＼ | ｀⌒ ´ |
|┃::::<●> ＼ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ | |
|┃人__） /// |. | |r┬-| | ヽ !
|┃⌒´ ／. ＼ `ー'´ ／ ヽ.＿ __.ノ
|(⌒ー─' ）. ／ ＼ ／ ヽ,.ノ ＼
,⊆) ＿ く＞00 ＿___ ｍ ___ 00
.└っ ） r; ┌､ に二二l 「l｀ﾆ.′ ｎﾊ Ｌr┐ ! に二二l _川_,n | ∟
. └‐' !ﾚ }_ｊ └'つ ）（八U八） くノ └'＾ｰ‐' |_厂
￣
ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ
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これにて、ストレンジトゥエルブ一旦完結です<m(__)m>
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました！！
「やる夫が魔王軍に入隊して復讐するようです」とか
「異説ファイアーエムブレム」とかになります。
久々のやる夫スレ作成でしたが、とても楽しかったです。
改めて、読んでくださった方、どうもありがとうございました<m(__)m>
とりあえず今日はこれにて失礼いたします
とても面白かった
あれだけボロクソに言ってた弥子の頭に触れるところで感動したｗ
これで終わりかよ！もっと続けよちくしょう！って言いたいほど好きな作品でございました！！
ああ配役でもしやとは思いましたがやはり魔王軍の人でしたかｗｗ
投下してくれてありがとう、つまらなかったわ （早すぎたツンデレ感）
面白かったよ（小並感）
全能の神同士が絶大の力を振るい合ったという、それだけの話のはずなのに面白かった
こうして見ると一番最後の神がどんなもんか見てみたいなｗ
面白かったです
魔王軍と異説FEの作者さんでしたか！
あれらは鬱スレの傑作だったｗ
神様は成長しないはずだが、ミーにはヤラー神がこの一件でかなり変わったように思える
なんかよくわかんないけどほんわかした
タイトルに反して他の神が出てこなかったり、>>331みたいに表に出てこない設定があるのは
つまり続編を期待していいのか！？
最後まで目が離せない話でした
とても面白かったです！
やらーと弥子の小話があったりするとうれしいなー（ﾁﾗ
あの2作の作者だったのか
道理で面白いわけだ
この世界観で別の物語も読みたくなるくらい魅力があって楽しい話だった
ツンデレ神 楽しかったです
魔王軍の人だったのか
懐かしいwww
面白かった
過去作も読んでたわ
いつも以上にたくさんの乙と感想、どうもありがとうございます<m(__)m>
>>337
ありがとうございます
なんとか完走できました
>>338
ありがとうございます
溜めに溜めてのナデナデで、書いた方も気持ちよかったです
>>339
過分なお言葉、どうもありがとうございます
本当はもっと長い話だったのですが、大幅に短縮してこうなりました
しかしそれが正解だったと思います
ネウロがそんなに強くない＆アカギ未登場は初でしたが、致し方ありませんでした…
>>340
合いの手も含め、どうもありがとうございます
やらない夫がどうして捻くれたかを書かなかったので、素直になる理由に説得力が
欠けるところもあったかと思いますが……
そう言っていただきまして、本当にうれしいです
>>341
あなたの為に投下したんじゃないんだからねっ（キモすぎィ！）
>>342
ありがとうございます
前回のエターをどうにか払拭できました
ありがとうございます
神様同士のバトルは非常に珍しいとかそんな設定もあったのですが
余計な設定や描写はなにもかもカットしてしまいました
>>344
ありがとうございます
十一柱紹介は今日やりますのでまた見てくださいませ<m(__)m>
>>345
>>346
>>347
>>348
ありがとうございます<m(__)m>
>>349
ありがとうございます
過去スレも読んでくださっておられるようで、ますますありがとうございます
しかし、魔王軍はともかく異説ＦＥは鬱でしたかね……？
いやさ、個人的には魔王軍スレも鬱ではないと思っているのでまるで参考になりませんが
>>350
ありがとうございます
元々は素直な神様だったんですよー
しかしそれを説明していないので、説得力ゼロ！
>>351
>>352
ありがとうございます
>>353
ありがとうございます
ほんわかした、と言っていただいたのは初めてかもしれません<m(__)m>
表に出なかった設定や伏線解決は今日やります
続編に関してもその時に…
>>354
ありがとうございます
力強いお言葉、とてもうれしいです<m(__)m>
弥子との小話は……本日の最終投下でご勘弁を……
>>355
ありがとうございます
>>356
ありがとうございます！
前回エタったので信用ゼロでしたが、どうにかこうにか完走できました
十一柱の神がいるので、一応それぞれの物語はありますが…
それに関しましては本日の投下にて
>>357
ありがとうございます
男のツンデレはアレかもしれませんけど
>>358
>>359
ありがとうございます
魔王軍はなにしろ2009年のスレですからね…
もう歴史とか化石のレベルですよ
>>360
ありがとうございます
>>361
ありがとうございます
未だにやる夫スレに残っておられる方は古参の方が多いですよね…
ただのオマケですが、これにて完結となります。
めっちゃおもろかったで！
過去作なつかしいなあの作者さんだったかｗ
俺もそうだった
面白かったのでオマケも期待してます
他の兄弟神も含めてもっと多くの展開が読みたかったけど
ズルズル続けて収拾つかなくなってエタるよりは
想像の余地を残して終わる方がいいですね
ちょおおおおおおまて！あんただったのか！！
俺の中で5本の指に入る名作「冒険者生活の現実」の作者さんかよ！！
超乙！
ありがとうございます。
「大学の先輩と後輩」スレさんを拝見し
あまりの面白さにもう一度スレ作成してみました
今回もお読みいただき、どうもありがとうございます
>>366
地の文の枠線がいつも同じなのでそこで気付かれるかなー
とも思いましたが、ただの自意識過剰でした…
使えるキャラをもっと増やしたいです
アイマスとか知ってれば良かったのですが…
>>367
これから書きますけど、相当に展開をカットしまくりましたからね…
久々のスレ作成という事もあって、長編は絶対エタると思いましたから
書きたくなれば、その時点でまた続きなりなんなりを書けばいいわけですし
>>368
おお、こちらこそどうもありがとうございます<m(__)m>
過分なお言葉に恐縮しきりです。
「冒険者生活の現実」は2010年のスレでしたかね…。
時の流れの速さに愕然です。
今回もお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
┌──────┐
│神様紹介 │
└──────┘
.
┌───────────────────┐
│十一柱が第一位オプーナ 真名オプー .│
└───────────────────┘
,,
_ 人 ￣|
人)ヾ; 从 ￣
,, ノ ／￣＼ (,＿
￣| _从 | | ﾞ /⌒
￣ _ ゝ ＼＿／ 火 ,,
人 .,| ｀ﾍ/ ￣|
_,ノ ／￣￣￣＼ （ ＿ ￣
｀ﾍ( 从／ ::＼:::::／:: ＼ ∨(
_） ／ <ー>::::::<ー> ＼ 从
⌒ヽ | （__人__） | ﾉ_イ
_人ﾉ, ＼ |r┬-| ／ /
ヽ /,,―-ー`ー'´ , -‐ ､ 'ﾍ,
,火_)i_从 （ , -‐ '" ） 火/(_
._ﾉLノｌ `;ー" ` ー-ー -ー'| ヾ.,_从
_火｀ ､从_| l ゞ_人_
,,'`"ﾞ"''`ー;､从_ノ（_.,;:.)ﾍ ）L从_;:,火,.;:ー'"ﾞ⌒
┌─────────────────────────────────┐
│完璧にして完全なる神 │
│創造神ヤルーが自身を模して作った最初の神 ....│
│故に世界の全てを愛している .....│
│万一ヤルーが三千世界を去る事になれば、全てはオプーに引き継がれる ......│
└─────────────────────────────────┘
.
┌────────────────────┐
│十一柱が第二位やらない夫 真名ヤラー .│
└────────────────────┘
,,ィ＝ヽ
//////ハ
i/＼,/､／}
,-=＝､ |/<ヾ//ノ/
////ｒ=-､ヽ＿_ {//(_人)/
T´ヽ!i i/////ハ/|ww!ハ≧ヽ
ヽ { | i///////｀ー=''//////ヽ ＿
::ﾉ__」 ｀ｰ‐'ヽ//////////////////} ,ィ i ヽ
´ （ ´ _ﾉ////////////////// ｒ' ノ｀ｰ'ヽ、
ー--―≧7////////////////|//ﾊ__,, --＝-､ ＿ﾉ,,--､ ｀｀ｰ'}
ヽ////////////////|l////////////////{ _,-' ヽ Y
}///////////////|!///////////////ハ ｰ ＿人ﾉ
///////////////| ヽー＝＝=､///=-´￣￣
////////////////l|
/////////////////l
／/////////////////|
／///////////////////ﾊ
／//////////////////////ヽ
/////////////////////////ヽ
////////////／￣＼////////∧
┌─────────────────────────────────────┐
│オプーがあまりに完璧すぎた反省から、あちこちに捻じれを抱える形で創造された神 ....│
│結果、捻くれたツンデレになった │
│それらが解消されればオプー同様、完璧な神となる ...│
└─────────────────────────────────────┘
.
┌───────────────────┐
│十一柱が第三位やる雄 真名キャロル ....│
└───────────────────┘
＿__＿
／ ＼
／ ﾍﾆヾﾞﾘン ＼(;;;;;(
／＝▲▼--▼▲＝) ;;;;)
| /（__人__）ヽ ;;;／|
＼ ｀⌒┃ｌ;;;; ／
（彡彡彡彡・ノミミミヽ
/´`''" '"´｀`Y' |人|'j⌒ ヽ
{ ,ﾉ' i| ,. ,､ ,,|,,. ､_/´ ,-,,.;;l
'､ ヾ ,`''-‐‐'''"￣_{ ,ﾉi,､;;;ﾉ
ヽ､, ,.- ,.,'／`''｀,,_ ,,/
`''ゞ-‐'" `'ヽ､,,､,､,,r'
,ﾉ ヾ ,, ''";l
/=====､ ....====i、
┌──────────────────────────────┐
│ヤラー創造の反省から、素直で従順な神として作られた │
│自分に厳しく他人に優しい ...│
│弟達や服ろう民への面倒見もいい │
│最も沢山の使徒を生成した神でもある（セバスチャンもキャロル産） .│
└──────────────────────────────┘
.
┌─────────────────┐
│十一柱が第四位 氏名不定 真名ヤーン.│
└─────────────────┘
/≧ｭ､,_ /＞, 、
／'////////////,＞, 、
〈//〈|'////////////////＞, 、
＼'/|/|///´|///////////////＞, 、
',|/|_'/ ＞＜////////////////,＞, 、
|/| 〃///＜///////////////,＼
|/| 〈'/////////＜////////////∧
| | ,/'/////////////＜'//////////,
| | ﾙ'///////////////＼/////////
| | ﾙ'/////////////////,|/////////
',i| lﾊ'/////////////////,|/////////,
. '| ',l'////////////○ニ===‐‐'/////,
'∨///////////////|'/////////,
',ﾄ＼'////////////|'/////////,
Ⅴ＼'/////, イ'////////////,
／/,＞'/∧.///////////////,
／'///∧i///l////////////////,
｀ヽ'/,／'///////////////////∧
/////////////////////////∧
///////////////////////////∧
//////////////////////////////,
///////////////////////////////,
l///////////////////////////////
l////////////////////////////／
l//////////////////////////／
ﾙ'///////////////////////／
┌────────────────────────────────┐
│今までの三柱とは異なり、唯一既存の生命を作り替えて創造された神 ..│
│要するに元は人間 .│
│神ではなかった頃の記憶と特徴を色濃く残し、三千世界を放浪している .│
│父と兄の命令には服従するが、そこに自己の判断は介在させない ......│
└────────────────────────────────┘
.
┌───────────────────┐
│十一柱が第五位できる夫 真名デッキー ....│
└───────────────────┘
―――― ､
／ ＼
／ ＿＿ ＿＿_ ＼
／ ＼
／ ,z=＝ﾐ､ ,.z=＝ﾐ､ 丶
/ 丶
{ l
、 ￣ ￣ ′
＼ ／
／｀ ´＼
／ ＼
┌────────────────────────────┐
│ヤーン創造の反省から、真摯さを重視して創造された神 │
│オプーに負けず劣らず愛に溢れた神らしき神 │
│ただし救いようのない下等生命に対しては非常に冷淡 ....│
│それが今回の騒動を引き起こす事となった ...│
└────────────────────────────┘
.
┌────────────────────┐
│十一柱が第六位できない夫 真名デキーナ │
└────────────────────┘
´￣￣｀ ､
／ ＼
／ ＼
Y 丶
| 丶
| /ヽ
| ＿ ｨ:::7;,ハ
| ／ ,＿、 ｀=彡 |
| .ィ::::厂;; ＼ │
| ^===彡 ＼ ｜
ヽ ´ l
＼ |
＼ |
＼ ,_-ｘく|
＼ /こ´介＼
| ＼ 丿 ﾞﾞ
／| ｀ニ＝=‐┬=≦ ＿＿
| ＼ ＼:::::::::::::::::| ∧
| ｀ ー-=ﾆ二::＿::::| //∧
/ ｀ヽ ////∧
┌─────────────────────────────────────┐
│デッキー創造の反省から、十一柱としては唯一、反発心を織り込んで創造された神 │
│結果、三千世界に憎悪を抱く .│
│自身の世界は正視出来ぬ悪徳と退廃の吹き溜まりと化した │
└─────────────────────────────────────┘
.
┌──────────────────┐
│十一柱が第七位キル夫 真名キール ......│
└──────────────────┘
, -‐‐-､
,'__ __ ',
／_二二二_.|｀¨ '-' .,'､
//:: : ＿＿＿∧ｔｪxｧ ,<',_',
i i:: ./ ////ﾍ＞´,¨>//ヽ
',∨ .//// |ヽ:7-j _/'ヽ ',
__ ノ_ i////.|/::∨ヽ '. ､',
r´-､ ￣ ｀}/:::i////|:::::///＼ i
/ ├＿,,-''´::::::}////|::://////ー＜＿
i{i {}i,{´: : : ::::::::::::,'//////////:::::: : : :r- ｀}
｀',!ﾘ｀: : :::::::::::::::///／, ￣ ' ,/{::: : : : i ｀-ｨ
i. ´ i: : :::::::::::::/／_, <} ∨}: : : : | {
i |: ::::::::::::ノ/´ r:, ',{:: : : : | i
| |;;,,,:::-―/ {:{ i｀ー::,;;| i
|_ |: : : : : :/ i:::'i i : : : : | |
}_ii}三三三/ /_三', {三三三{ii_{
i ,-――,i ,' i, i――､ .i
| i:|| / ,' i ,-=__｀i i|:i .|
| i:|{ ,'___ ,i 't'::::::::≧::,,､_}j:| |
', i:|' /三==ｨ ヾi::::::::::::::::::::::::ヽ |
} }} _iｨ≦::::::/ ￣￣ ￣ }} {
/ '／::::::::≦' ヾ_ '' ､
｀¨ヾー’´ ¨´
┌────────────────────────────────┐
│デキーナ創造の反省から、偏愛を織り込んで創造された神 ....│
│結果、植物を異常に愛する神となった .│
│自身が構築した植物の試練を超えてきた者に対しては謁見を許している │
└────────────────────────────────┘
.
┌──────────────────┐
│十一柱が第八位ねらう緒 真名ネーラ ....│
└──────────────────┘
＞- ´￣｀ ‐-､
／:::::::／{:::::∧::::::｀Y
/:::::::::ノ寸::ﾉﾅ弋:::::::::ヽ
ｌ:|i::::ヽ●> <●ﾌi:::::::::|
ﾘヽ::::| ､ .|):::::ﾉ
ヽ:| ‐‐ .|::::/
i:ヽ､ _,.ｨ':::/
ﾘ:lハi .lハl:ﾘ
下 <ﾄ-ｲ> ｵ
| | | .| | |
┌─────────────────────────────┐
│キール創造の反省から、特徴を完全に消し去って創造された神 │
│個性は無く、望みも無く、理想も無い .│
│空虚で空っぽな神、虚神 .│
└─────────────────────────────┘
.
┌────────────────────┐
│十一柱が第九位いかない夫 真名バイオ ....│
└────────────────────┘
＿＿
／:::::::::::＼
／:::/⌒Ｙ⌒ ＼
|::::/ （ ●）（●）
|::::> （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
.| }
ヽ }
ヽ ノ
_,,ゝ (,_
/´ `ー-一´｀ヽ
/ ､ , |
/ ﾉ | l
（ y'l l_ |
ヽ ヽ. |' }
＼ｿ｀ー─‐一ヾ/
| ﾉ′
＼ /
.丿 ／
（ ヽ
ヽ ）
（／
┌───────────────────────────┐
│ネーラ創造の反省から、奇矯さを織り込んで創造された神 .│
│謎の言動で周囲を煙に巻く │
│オプーとは妙に波長が合う模様 .│
└───────────────────────────┘
.
┌──────────────────┐
│十一柱が第十位やる蔵 真名ヤーゾ ...│
└──────────────────┘
／二二＼
／又,, ――＝＝＝―‐ ,,,
/二/ `／（ ◎）―（◎）＼´
{ i／:::::（ （（__人__）））::: ＼
{ | |r┬-/ ' |
{ ＼ `ー'´ ／
ヽ＿〃 ヾ＼ ／∨￣ ヽ
￣―i 了 }
! ii ｨ {
i ii | }
! !! | }
t＿,, ―┴― ,,__ノ/ ﾉ
! i || i ヾノ
| | ii | |
| : /|.| : |
| : | | : |
|__:__ | .| ＿:＿ |
ィ ＿了 丁 _ ヽ
￣￣ ￣ ￣￣
┌──────────────────────────────┐
│バイオ創造の反省から、老成した姿で想像された神 .....│
│末席に近いにもかかわらず好々爺キャラで、どの神とも相性が良い │
│頼めば嫌とは言わない善良神 .....│
│おかげで能力を封印される事もしばしば │
└──────────────────────────────┘
.
┌───────────────────────┐
│十一柱が第十一位やらないのか夫 真名ヤーナ ....│
└───────────────────────┘
／￣￣＼
／ _ノ ヽ_＼
/ （－） （－）ヽ
.| （__人__） |
.| u. ｀⌒´ |
. ヽ ｎｌ^l^l
/ ヽ | ﾉ
/ ヽ く
┌─────────────────────────┐
│三千世界の管理者として創造された神 │
│己が世界と服ろう民だけを相手にしている神が多い中 ...│
│たった一人、三千世界の異変を探知し続けている .....│
│各地で好き勝手暴れるヤーンが悩みの種 │
└─────────────────────────┘
.
┌────┐
│後日談 │
└────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━┓|
|┃ ヤラーとオプー ..┃|
|┗━━━━━━━━━┛|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
￣￣￣￣￣￣| . | | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
| . | | |
| . | | |
| |＿＿＿＿＿＿＿＿| □ |＿＿＿＿＿__
| |￣|
| ￣
＿＿＿＿＿＿| ┌─┐ |￣￣￣￣￣￣|
. │ │ | | |￣￣￣￣|
. └─┘ | | | |
□ |￣￣￣￣| ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| | ┃ 三千世界における、とある神域にて――― .
| | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
|￣￣| . |＿＿＿＿| |／
|＿＿| |￣￣|＿ □ . |￣￣|
┌┐ |＿＿| | ＿|＿＿|
└┘ ﾛ | | ┌┐ |＿|
|＼ |￣￣| ￣￣ └┘□
| | |＿＿| □ |￣|
＼| . ￣ ﾛ
□ /|
□ |/ □ ／|
ﾛ □ ﾛ ロ . |／
ﾛ ﾛ □
・ ﾛ ﾛ □
． ・ ﾛ ． ･ ｡ ． ﾛ
.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |｜ ／／ ｜｜ ／／
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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────, ─ｉ￣￣￣￣￣￣￣￣｀i´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ--- ､─────‐
───／ /| | | ├─────
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| |/ | | |
| |´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀| |
| | | | |
|＿＿|＿＿_ , -─────┴────- ､＿＿＿,,|＿＿|
/ |
/ ｜
(＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾉ
| || | |
| |ｌ | |
￣ ￣
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ しっかしまあ……
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ＼
| （ ー）（ー）|
| （__人__）| 今更聞いても詮無き事だとは思うけど、さ
| ｀ ⌒´）}
| }. 今回の件はどこまで仕組まれてたんだい？
ヽ }
ヽ /
| ''⌒ヽ
| ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´） 兄貴なら全部把握してるんだろ？
| }
ヽ } . オヤジの悪巧みも、あるいは御神慮とやらも
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ 一:::::::::一 ＼ ふむ……
／ < ー>:::< ●> ＼
| （__人__） | お前が何を言いたのかは分かるが……
＼ γrj¨￣￣¨i ／
／ j '⌒t_r=､_ノ ＼
| ／ /´ ｀¨´ |
／￣＼
| |
＼＿／
__＿|＿__
／ ＼
／ ―:::::::::::―
／ < ー>:::::<ー>' 「どこまで仕組まれていたか―――」
| （__ﾉ､_,x ,--､
＼. ｀ー< ヾ zヽ という問いに対してなら、答えは否だな
／ ー‐＼／| ｜
/ / ＿＿ﾉ
/ / |
（ ￣￣￣⌒ヽ. |
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼ お前の派遣については何も仕組まれていなかったよ
／ :::─:::::ー､＼
／ <●>:::::<●> ＼ それについては俺が保証してやる
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ノ ヽ､_ ＼
|（●）（● ） |
|（__人__） | そうかあ？
{（｀⌒ ´ |
{ |. その割には随分意図的なモノを感じたけどね
{ ﾉ
ヽ ノ
/⌒'' |
/ / |
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●）
.| （__）
| ｀ ） 能力の封印だの、弥子との同行だの…
.| }
.i }
ヽ _ノ
/ ⌒ヽ
| ヽ
。
O
´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ ヤラーに命じるお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |. このお姫様に同行して敵を追い払ってくるんだお
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ※第一話
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ まあな
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） |. それだけに、敢えて言うなら……
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. 仕組まれたのは400年前―――という事になるか
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__） 400年前……
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ 渚が神域を出て、あの世界に降りた時の事かい？
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼ そうだ
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ そもそも奇妙な話だろう？
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i )))
／ ::＼:::／:: ＼ / / デッキーへの危機感から渚が神域を出るのは良い
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ /
| （__人__） | .,/ 戻ってこられるように通行証を渡すのも良い
＼ ｀ ⌒´ ／
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
／￣＼
| |
＼＿／
. ＿＿|＿_
／ ＼
／ ─:::::::::: ─＼
／ <●>::::::<●> ＼ しかし渚の子孫の危機に対し、わざわざ父上が降臨される必要があるか？
| （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <. 本来そこからして有り得ない話だ
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿
／ ＼
／ .＿,、＿ ＼
／ =・=::::::=・= .＼
|. （__人__） | 通行証は通行証であって、神への助けを求めるチケットではないのだからな
＼ ／
. > .<
. （ ⌒) (⌒. ）
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 確かに……
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿
／─::::─＼
／<●>:::<●>＼
／ （__人__） ＼
| | 門番のセバスチャンも妙に聞き分けが良かったろう？
＼ .／
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ あの時点ではヤツが解決すべき程度の問題にも関わらず
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） |. 大人しくあの姫様を神殿に通したのだからな
＼ ｀ ⌒´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
, ----=≦
,． ＞ｘ.__
-=≦ ￣
/ , ｨr､ :.
／' ／ || '. :.
/rｸ _∠＼ | ∨ i
{ ｲｔ'::癶 lr'ﾆ '. |
,ｲ | |ｲrｯﾒ.V {ﾊ l
|| |l ！ ｀¨ } ﾊ , なるほど……
|!i { ′ /}. | ｌl :,
|!l! ∧ ｰ= _, ,〃/ﾊ | || ゝ. 大体わかりました
|. } rﾍ. ｰ . イ // j. } j :!!
∨＼{／` -r＜//j/ Ⅳj j.'
,〃 ヘ≧ｘ)≦z‐'__∧ j.}// ※第一話
_ / ,' ! l {/＼￢==! }ｔ､
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼ デッキーの隠形がセバンチャン程度に見破られる筈もない
／ ::＼:::／::::＼
／ <●>::::::<●> ＼ 事前知識が無ければ、今回の件が十一柱絡みとは使徒に推測出来んよ
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
￣（⌒`:::: ⌒ヽ
ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
ヽー―'^ー-'
〉 │
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●） なるほど……
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ. オヤジ達はデッキーの行動に対し、400年前から保険をかけてたってわけだ
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿
／ ＼
／ .＿,、＿ ＼
／ =・=::::::=・= .＼
|. （__人__） | ……保険というのは、ちと違うかな
＼ ／
. > .<
. （ ⌒) (⌒. ）
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／＼::::::／::::::: ＼ 父上は簡単に予測出来る結果を好まない
／::<●>::::::<●>::: ＼
| （__人__） | デッキーの力を封印したのもそうだし、お前を派遣したのもそうだ
＼ .｀ ⌒´ ／
/ ヽ
.
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼
. ｜ （__ノ￣ ＼ というと……？
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ 相手が第五位デッキーである以上
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） |. 派遣できる神はそれより上位の四柱だけ
＼ ｀ ⌒´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ そもそも遣わせる息子は限られているお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |. ヤラーは無難な選択だお
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ※第二話
.
. ／￣＼
| |
. ＼＿／
＿|＿
／´￣ ￣｀＼
／ ::::::::. ヽ
/ ｰ--､::::::::::, --‐' ヽ
/ 弋辷ｧ ::::::::ｨ辷ア... l 俺が派遣されれば、デッキーを止めて終わりだが……
ヽ （＿人＿_） /
... ヽ､. ｀ ⌒ ´... ／
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .| 三位のキャロルならデッキーに協力するだろうし……
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） |. 四位のヤーンなら、オヤジの命令が完了した時点で即時撤収か……
. / ミ） ｀⌒´ /
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
.
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. そうだ、結末は簡単に予想できる
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿
／ .__, .＿.＼
／ .=・=:::::=・= ＼ その点、ヤラー
／ （__人__） ＼
| _ |. お前だけは事態がどう転ぶか予測出来なかった
＼ ∩_ ノ / ／
/. ／ ろ ヽ
./ 丶___ノ ￣ (⌒ ）
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼ そして父上がそんな混沌を選択されたことに対し
／ ::＼:::／::::＼
／ <●>::::::<●> ＼ 俺は言ったわけだ
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
￣（⌒`:::: ⌒ヽ
ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
ヽー―'^ー-'
〉 │
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼
／＼:::::::::／ ＼
／ <一>:::::<一> ＼ ・ ・ ・
| ::::（__人__）::: | 例の件、ヤラーを派遣する事にされたそうで…
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) ／￣＼
| |＿＿＼ “ ／. | |
＼ ＿＿＿＼_／. ＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<ー>::::::<ー> ＼
| （__人__） | 随分と思い切った神選をなされましたな、父上
＼ ｀ ⌒´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | ※第二話
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::ー､＼ しかし考えてみれば当たり前の事だ
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） |. 父上が何らかの結果を求めているなら、それを命じればいいだけの話
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（人__） |
|⌒´ | 『王都から敵を追い払え』ではなく、『デッキーを止めてこい』って？
| /
ヽ /
ヽ. /
,-‐)__, ／⌒l
／;─ー〉》 ／l
（＿ﾝー‐-,r'´ . |
| |
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ そういうことだ
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） |. しかし父上はそれを望まなかった
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／::::＼ デッキーの行動は、ヤツの自由意志から発されたものだ
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | であるなら、父上はその是非を問いはしない
＼ ｀ ⌒´ ／
￣（⌒`:::: ⌒ヽ 覚悟の程を試すために、力を封印はしたがな
ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
ヽー―'^ー-'
〉 │
.
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼ 父上はこう言われた
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. 『この世界はなるようにしかならない』と
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
。
O
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
＿＿__
／ ＼
／ ＼
／ ― ー ＼
| （●） （●） | なるようにしかならないのがこの世界だお
＼ （__人__） ／
ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ ※第二話
.
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i ))) これは逆説的な言葉だ
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ /. 『なるようにしかならぬ』ではなく、『全てが望むままになる』
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／::::＼ 創造主とはそういう存在だ
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 故、出来上がった三千世界には極力関わらない
＼ ｀ ⌒´ ／
￣（⌒`:::: ⌒ヽ
ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
ヽー―'^ー-'
〉 │
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | そうしなければ、どんな事象も父上が『望んだ通りになる』のだからな
＼ ｀ ⌒´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼ 父上は混沌を愛しているわけではない
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. 結果の強制を避けているだけだ
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
.
／￣＼
.| |
＼＿／
＿|＿_
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '<●>::::::<●> | それをお前が理解していれば、話はもっと簡単だったろうが……
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ○）（○ ） |
. | （__人__） │ 無茶言うなよ、兄貴
| ｀⌒ ´ u.|
. | |. 俺はオヤジからフルボッコにされたんだぞ
. ヽ /
_,､n「! ヽ / 「!n,､_
＼ヽ Y') > < ('Y ／
ヽ l | | / /
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼
＼＼＼ ／ （○） （○）＼ 悪い子にはお仕置きだお！！
／＼ ／ （__人__） ＼
(. ヽ＼.. |::::::| | お仕置きパンチ！！お仕置きマウント！！お仕置きキック！！
＼．．ヽヘヽ l;;;;;;l ／l!| !
・ (::: ソ ・. `ｰ' ＼ |i
・ ` イ ” ∵ /
＿ | ¨ 〟 / /
／ ＼ | ＼＼＼ / /
＿／ ＼| (. ヽ＼ ： ・
/´ ＼ ／ ・ ＼ ヽヘヽ ∴
ゝ_／￣＼＼／ 〟 (::: ソ□■□ ¨
／ ／ ､＿＿ ； □■□■□
(___へ { /ﾍ (. .;;□■□■□■
＼＿＿＿＿／ ＼ { ,ー;..□■□■□
ξ￣￣￣￣￣ {（￣人■□■□"ﾞ|
｀υ´￣￣￣￣￣￣（○）..;＿.;■;;.#;;ﾒ;;.| ※第二話
ヽ ;;.;#.:;.;.ﾒ;.;.／
＼＿＿_／
.
＿＿
／ノ ヽ＼
／.（○）（○）＼
|. u. （__人__） |
. | | あの状況からそれを類推しろって、そりゃ無理な話だ
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼ ／ ＼ だが結果はオーライだったろう？
／ ⌒ ⌒ ＼
| （__人__） | お前からツンが抜け、デレだけに戻ったようだし
＼ ｀ ⌒´ ／
／｀'ー‐---‐---一'´＼
／￣￣ ヽ
／ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_|
.| （ ー）ヽ ヽ まーたツンデレかよ……
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼. そのネタはそろそろいい加減にしてくれよな……
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
.
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿__
／ ＼ ふっ……
／ ＼ ／ ＼
／ <●> <●> ＼. 以前創った使徒に対するトラウマは克服できたか？
| （__人__） |
＼ ｀ ｎ´ ,／
／ | | ＼
.. ﾉ .ュ
{ ..ﾆj
. | "ﾂ
／￣￣ ＼
_,ノ ヽ､,__ ＼
（●)（● ） |
（_人___） U | だーからあれはトラウマじゃねーっての……
'､ │
<二ニヽ |. 神がトラウマ持ちなんて笑えねーし、ありえねーだろ
.／-‐ ｀i ､ ＿__,. イ
{/´､ ',┐ ＼
しrヽ V ヽ
ヽ､_ ヽ ｨ }
＼ ＼ ﾉ i
.
／￣￣＼
／ ＼
| |
| │ ……ただ世界に関わるのが馬鹿馬鹿しくなっただけだよ
| |
| | あれだけやって元の木阿弥なら、どんな行為も意味なんてねーじゃんって
ヽ /
ヽ /
> <_
( ､｀)
| i ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 結果、己が世界に閉じこもり無意味な鍛錬に明け暮れる事となったヤラーだ
。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
. {i::::::::::／ , , -ゝﾇ-'‐ ､ ｀ ヽ::::::::::::i} /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. !l::::l ､ _,,､≦ﾆ二三ﾆ∧ ∨lｉ ､_: :::::::ｌ! /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
iｌ::: ! ゞ､ﾐ_二三三二二 _ _乂ﾆ彡ゝ:|ｉ. /:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
i/ ｉ ´ √ ・ `iヽ、 ‐,=i'"・ `ヽ,｀ﾟ ｉ!､:! ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|,├ ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ―:.: :､:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
. i´:; { ヽ､ __,/ / l ゝヽ __, / } /,ｌ. |:.:. :|:.:. :ﾍ.:| ヾ ﾍ:. : :/ Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :|
. i l ,} " |∂i ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ! ﾊ:.:/ ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|
ヽ_ ｉ ﾊ ｉイ :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ ィ＝ミ } ィ＝ミ 〉:.〃:.:.:.:.:. :|
､_､ ,八 ヽ!;ｱ´ 八ﾘ. ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: l /:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|
. ヾ ヽ ヽ _ _, ' / /. |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ , /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从
ﾐ ` ヽ.ヽ、 ￣ , ′´≧ /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ. ､ , /:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ
. ﾟ; " .ヽ ヽ、 ,／/ ､〃. /' ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､ ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ ｀＼
. ´冫,, ＾ ゝ〟ﾞ_ ‐--‐ ´､'" ﾐ' }ﾍ|乂:.: . ´＞ ＜ ｀|:.:ハ:/ /ｲ .}/
. 、 "丶､ ヽ／_ , ゞ ／ ..:.:´〉 |/ 〈｀:.:.:.:.... '
┏ 新城 ＆ 佐々木 ┓
┃ ┃
┃ かつてヤラーが祝福を与えた最高位の使徒 ┃
┃ 使徒としての能力、見識、自覚、目的意識と全てが完璧であったが .┃
┃ それ故ヤラーに絶望を与える事となった ┃
┗ ┛
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ……そういえばデッキーの動きも奇妙だったな
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） 俺に協力して欲しければ、とっとと勧誘に来ればよかったのに
| ｀ ⌒´）
| } あんな大仰な真似したから、却って失敗した気がするぜ
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） 俺がクセークセー言ってる間に呼びかけてくれれば
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l あるいは―――なんて思うけどね
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
.
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／:::: ＼ いや、それはアレだ
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 父上の命があったからだ
＼ ｀ ⌒´ ／
/´⌒｀￣ ￣ ｀ 丶'
| ＿ﾞ＿ ､ ＼
ヽ イ´￣ / ヽて 〉
l / ｒ ヽ彡'
ヽ / ,ヽ ヽ _-‐､
,ィヽ / Ｙ ゝ‐-､ ──´ │
r_-ィ__ﾉ_ヽ､＿＿ﾉ＿_「＿＿＿ﾉ__＿_＿＿」
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ああ、そうか…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
／￣＼
.| |
＼＿／
＿_|＿
／＼::::／＼
／.<●>:::<●>＼ 父上の発した、『姫様に同行し王都から敵を追い払え』は大前提の命令だからな
／. （__人__） ＼
| | それを終わらせずしてデッキーも勧誘には来れん
＼ .／
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
／￣＼
.| |
＼＿／
＿_|＿ しかしお前が瞬間移動により
／. ＼
／ ::＼ :::: ／:: ＼ 一瞬で命令を終わらせてしまえば
／. <●> :: <●> ＼
|. （__人__） |. それでこの件は終了
＼ i⌒i .／
／ .ヽ ノ ﾉ ヽ
/ ヽ (⌒ ￣ ）
.
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼
／＼:::::::::／ ＼ 四位のヤーンに命令したのと変わらぬ結果になる
／ <一>:::::<一> ＼
| ::::（__人__）::: | デッキーにしても、勧誘する間もありゃしない
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
. ／￣＼
| |
. ＼＿／
＿＿|＿
／ ＼
／ ::＼:::／::::＼ だからこそ父上はお前の瞬間移動を封じ、姫との同行を命じたのだ
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | お前とデッキー、双方の時間稼ぎのためにな
.......＼ |r┬-| ,／
, -‐ (_).ヽ`ー'´ ｨヽ
ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と) i
￣`ヽ | l
。
O
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. ―――となれば目的は時間稼ぎか？
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │ ※第二話
と| │
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） そうかそうか…
.| （__人__）＿
| `⌒´.￣ なるほどねえ……
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━━━━━━━ ━━━━
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿────────── ─── ￣ ￣￣ ￣ ──
────── ￣ ￣￣￣￣￣￣ ─── ───────￣￣￣￣
＿＿＿＿ ───── ────￣￣ ── ──── ── ￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 結果、デッキーはネウロを召喚し―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ｎ ,、
<ヾ､!.|_//
.r' ｸ
Y ¨｀ ./
.ゝ -,ｨ
;' |＿__ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
i |､, ,／ヽ | 来たれネウロ！ 魔界の王よ！ .|
! }) （○).＼. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／| .i___´___ ヽ
| .i ||lliilil ll| |
Y ヾ⌒ ´ ｲ
｛ ゝ ヽ ／ヽ ┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i
ヽ ﾉ ノ }ヽ. ｜└[][]L.ﾛﾛ｜└[][]L.ﾛﾛ.｜└[][]L.ﾛﾛ
Y ヽ / } ｜┌┤.r‐┘｜┌┤.r‐┘ ｜┌┤.r‐┘
.! } ﾉ └┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
ﾑ 〈⊂ヽ
／ ＼〉｝
／ ／´`＼ ＼
.
━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
… ─ ── ─── ──────────────── ─── ── ─…
…… … ────────────── … ……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 早速ですが命じます
／ （⌒） （⌒） ＼
| ___´___ | ドーラン王都の人間を皆殺しにしてきてください
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
＿__
／￣｀ヾH ｀丶、
j }‐|、 ＼ はっ―――万事お任せを
lﾊ }|リﾘｲ| | ｀>／⌒ ﾊ
'ﾘﾘ´＼ﾚ| //／ } ！
‘‘ `ァ'ﾉ /〃' ﾄ､
＿っy---―‐匕 /´ |人
`气ス廴二二ニﾆノ| |､,｣
/｜ |
∨|＿＿／
|｜| |
| | | |
l | l |
l l l |
!l | /
l|.l ﾊ
|∨/
.
／￣￣￣＼
／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| 、 ´ | 我が配下に臆病者は不要ですからね（棒）
＼ ￣￣ ／
ノ ＼
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ, ああ、皆殺し後は王都に留まってください
（ ●） `― ..i
i. （ ●） | すぐに来訪者がある筈ですので……
＼ _´_＿_ /
＼`ー'´ ＿_／
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼ その者達を殺す必要はありませんが―――
／ （●） （●） ＼
| ´ | 後は君の判断に任せます
＼ ｰ=‐' ／
ノ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 『王都から敵を追い払え』を肩代わりする事で、ヤラーを己が神域に招いたのだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
…… … ────────────── … ……
… ─ ── ─── ──────────────── ─── ── ─…
━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――結果、酷い目に遭ったのはネウロである
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
（(ｲl| |lWiﾝ＝= ､jiｯ' ´:::::::｀辷三孑く
｝＞､ゝ':::::::::::::::::/:ヽ:::::... ::::.:ヾ=ｼﾄ､ヽ、
{ミｼ´/.:.:.:::::::::::r{:::::::Y^ヽ.....:. .:ヾﾒ}ﾐゞﾍ
,.ｲﾒ､/.. :/:::/ ヾ:.i!:| ヾ:::::...::::Vl| ＼ 殺せとは言われておらぬからな
/_」彡.:::::.. /::/| |::|!:! }:ﾄ､:::::::ト､「｀
'´',ﾆ|::::::: :!:::ﾊ! l::!|:! _jイi|_、::W{＼. 態度次第では見逃してやっても良いぞ
{ﾐ|::!::::.:|:::|┼- ､!l l| ,.:'´,ｨ::ﾁ!ﾉ::::ﾄ､'、
ﾘ､!|:::::::hﾓ::ﾃミ ﾘ ′':.:.: 丁´| |∨ﾐ}`' そうだな……我が輩の靴でも―――
´ﾘ:ﾊ:::Fi＝ﾁ' / |:.:. ハﾘ!｛` _
ﾉ川}::| ` / ､:.. / ﾊ:|{{｀ ／::)
/ﾊ::ト,､、 ､_,. _,.ィ /ﾘﾉ ／::／ __
/ |:| 'ﾍl＞,､ｰ=ﾆﾆ´-'´ｲ/ﾞ／::／＿,. ‐:'´ノ
|:!_,.イﾝ'}｝＞ 二.´ｲ::)'´::／＞''´::,. ＜_
,. -―ﾘ::／ ' :.. /:／::::::`´:::::::∠ -‐.:''つ、
ノ:.:.:.:.:.:.:.:｀:.:――‐--／::':::::::::::::::::::::::::::::_,. ‐:'´:.:.:｀丶、
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
, '二≧＝..∧
. / r ､,､ ,ﾍ.（__;）.
| ./:::r{::K::::', ､ ､ﾄ､
|/!::/ |:{ ヾ:|｜ﾄ'、 言い訳にもなりませぬが
,ﾙ'|:ﾄ､,ゞっ_j:トV下-､
_,. ﾚ!;:;:;:'´;:/ﾘ／/:.ヽ: 我が輩、やらない夫様が来臨されるとは
r'´:.:.//!;:;:;:;ノ/「 ,/:.:.:.:.'、
,」:ヽ:.:ｿ:.｀ヾ_〉 |/--l7ｧ' 伺っていなかったのでございます！！
」:.:.:.:ﾝ:.:.:.:.:.:/ヽ /:.:.:／:.:
}:.／:.:.:.:.:.／＼У:／:.:.:.:.:
. ,.'´:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:｀T:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.／ }:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.: ※第四話
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
└────────────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────────── ─ －‐‐
│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ＼ 言ってしまえば単純な話だが、色々な思惑が交錯していたのは事実だろう
／ ::::＼:::／:::: ＼
| < ―>::::::< ―> |. しかし何も仕組まれてはいなかった
＼ （__人__） ／
ﾘ ｀ ⌒´ <
（| │
と| │
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿ |＿_
／ ＼
／ ::＼:::::::／::＼ ｷﾘｯ 結末がどう転ぶかはヤラー
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | お前の気持ち一つだったのだからな
＼ ` ⌒ ´ ,／
ノ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ .＿＿＿
| （ ー）（●） ( ⊂⊃ )
. | （__人__） ﾎﾜｯ￣￣ ふーん……
| ( ( ﾉ
.ｌ^l^lｎ ⌒ } そういうオチか……
. ヽ L } ∩ ノ)━・
ゝ ﾉ ノ ／ ＿ノ´
／ / ＼/ |
／ / ' |
. / / |ヽ__ノ
ヽ＿＿ﾉ
.
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／
| （__人__）l;;,´|
| ./´ニﾄ━・' .ｌ そういえばデッキーのところへ送りつけた使徒達はどうなったんだい？
| .l _ニｿ }
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
,, -─- ､._
／ ヽ
| |
| ノ ヽ､_ |
| （─）（─ ） | 可哀そうにアイツら、完全に使い捨てとして創造されてたんだろ？
| （__人__） |
ヽ ／⌒´ ﾉ
（::: ふー ／／ .,＿,, ' ヽ, ):::::)
（:::( ）／ } (:::(
（:::... ..:::） | i ｨ | )) ｷﾞｭ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ アルトリアが翠星石達に殺された事
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ......,.．'''""´´ ≧ ,.- ._ _
l これが貴方の御意思なのですか…… |''""i! //!| |::ト
乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ`ｰ'' ／//.| ⊂⊃
_ ..... _ ／ ／ ii ／ .// | |::|
,.．'''""´´ ｀｀ﾞﾞﾞﾞ''' - ､ / _,,..<、 ヾ.、 .／ // ./ ./::i___
´ ｀・､.,__ _,ム-''¨ i ii. ヾ 、 ./ ／/ / ./::,-─
_,,,,..．-─=ニ二ニ=-:､=,,..__ _ ヾ､・ ､_ /ヾ¨'´ ./ |i .ii ヾ..、 / ／／_.／ ./::/
二ﾆ=-‐''ｉ´,.'^__｀・ ミヽ．.,_､ ヾﾐ､¨=--ﾍ ﾞｉ ./! |::i ii `ヾ､_¨ ￣ ／／
｀ ヽ i| i|´:: ｀! ヾｌｌ ＼ ｀ヾ、 ＼__ ____.i | /::| |::::! ii , - ､ ¨7´￣ ｀v'´ ,．-‐-､
｀¨''ｰ-､ヽ || i|;;;;;;;;;| ＼ ＼､ ヽ`ｰ‐:| |.ヽl ヽ;|_,.≦>/ ヾｰ::..、 ,/ .:i /
¨ﾞﾞﾞﾞ''' - ､ ヾ.､ ||:!iﾄ､‐ 'i ヽ ヾ、 ヽ!;;;;;i_i::::::::／´:::::::::::/ }:::::::::::7 ::i i
`ミ､、|j､ﾞ:. ヾ､､ヽ;;;;;;;フ:::::::::::::::::::/ i::::::::::::i ___ ::i i
_＿ `丶¨`ｰ _＿,,,....i'!...............iヾ､i;イ::::::::::::::::::::::/ .:i.──.i,．'´ ` ､i:＼i _＿
,,...．．..,,, `ヾ､ヽ、 :::::::::::ヾ､:::::::: /!;/7γ⌒ヽー-‐ｲ ,.......__ .:ﾑ＿＿i ::::::|::::::}':´:
｀¨ﾞ丶､￣`ﾞｰ|iヾlｨ _ :::::::::::::|!::::::/ ,!::::::7 ヽ___,..〉' :::::{:::::::::::::| ::::::|:::::::!::.
､__ ｀ヾ.､ || i:i|´:::｀i ..::::::::::::::::|!:::/:/:γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ.:::;;;;;;;;;| ::::::i;;;;;;;|:::
＼ ＼｀ー-､||:: i|;;;;;;;;|:. ..:::::::::::::::::::::／７::::l 私は――― .l:i::::::::::::| :::::::!;;;;;;|:::
`ミ､、 `丶､ ｌ!:::',ト-‐!:::::::::::::::::_;:／;;;;;;i::::::ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/.::|:::::::::: i、 :::ノ!::::::|:::
＼ ﾞヾ､ｰ-;;;;;;;`;!ヽ;ヾｿ::::::_,:;-:イ::ﾉ;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::i､_ 人:::i〉､_ _,.ノ､::::::::::i `ｰ-一':::::|::::::ﾄ､:.
:::::.........ヾ::..........＞::､:::::_;;::＞;'フ／::::／;;;;;;;;;;;;;;;i::::::::::::::::::ヽ￣￣ :::::ヾ:、 ￣ ::::::ヽ::::::|:. ::::::|::::::i:::`ー- ※第六話
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 翠星石達がヤラー到着と同時に消滅した事―――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'
{_ .r‐イ＞― ´
├‐ｲィ´
├-甘 ノﾒ、
! | ／＼（_＿
,′ .| r‐'＼＿＞:三ミx、
＿ _ / | .／＼k升三＞､ .ﾉ
／―- ｀_‐-､_/´ ｋt_ __ .| ／ / ¨´ `=彡
／! `ｰ- ＿／ | ／ /
／ .| |i 从 /
/フ´ ﾍ＿＿,､,､rtrtrt､ _彡ｲﾊ .／
/ /‐┐ ,＞ヒテソ冖￢》 ´ / l、 /
ry' ./ / |__r､／ ヽi| 《＿_ .,==-'
７《/ / / {_ ／―‐=ｧ=､ヒ》r､ミメ、
| 》/ / ／`Y｀t― Υ ⌒ー'￣´∨
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 確かなのは二人の使徒が永久にこの世界より消え果てたという事だけだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
Y .V トﾍ __ ｆ. ＼/ ∨ ＿ _＞个メﾐ､∨ ∧＼
| :| :| :|｀才ヽ ／ _フ／7|´ }ﾌ ∨ ∧ ＼
! .| ` ﾊ―‐７´__l彡'´ _ノ/ /|ﾌ ｋ ＼ ＼＿ __
ﾊ ⊂￣｀}}《―-∠从 ＜／ _ノ |ﾌ .|ﾊ .ﾒ､ ￣￣ /
｀ミ三ﾆイ》{{‐ｫ､／ｲ ,イ⌒´ /ﾌ / 〉 人l__,/￣/ {、
x―-イ／ ｽ＿_从 》 /ﾌ_r/ / ┐〉 ／二ミ､ Ｙ
_,＞‐〈〈＿ // .∠＿ 〉ヽ/ {{彡ｲ .〈＿＿／´ __不、＿ ＼!ミ、
／ ￣¨７/ ∠＿＿二X／⌒ヽ ./ ／.フ´ ／＼_ ｀ー-----≧
／ミ=ﾐ､＿ //／￣¨¨¨¨¨´ ∨ 〈彡´ ／￣ミﾒ､＼ ﾌ
rfﾆﾁヒト､_ ￣`ミﾒ､l/´ ∧ /￣￣二ﾆミ _∧＿＞――‐ﾒ､
__}甘｀Xﾋトｽrト､ ＼ヽ ＿ ／メ 人_rK 彡-ミ＝､_ { └＝ﾁ―' ＞┘
. r‐＜__＞升)メ/＼ヒrﾍ_乂ﾒ、ハ∨ ｀ヽ i / / ／ , .| ＼ ＼__￣ / ／
..{､＿ 三彡' ノ . ７ ７-ヒ!_ ∧ヽ、 | / /_/ 从! ＼｀ﾐー' / / /⌒＼
ミ―‐￢__/ Α￣7ｰ!ﾐﾒﾊ、.＼乂 __/ . ハi ∧_ ／ ﾌx―‐ミメ＼
/介Y｀Ｙ. ｀ヽモﾒ､ ヽ∨ / / V-､/ ￣ ´ _У Υ
i 刈 人 ｽﾋト､ `ミメ､_〈<¨￣∨ Y ＜￣ 〈
// /__ノ .｀¨ス}-ミ､ー//ミ､＿ ∧ ￣〉,／￣ ＿
r'￣ .从 ｀¨⌒ﾊ〉// ｀ー―､三__〉 ハー=ﾆ二ﾐﾒ｀ヽ ※第六話
ゝ＝彡´ _フ∧ヒ大ﾒト､_ ＼ / ／￣＿У_／
｀７/ ｀¨トテヒメチﾊ /／ .／ ∠´_
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'
.
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ これは言わずもがな
┗━━━━━━━━━━───
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 兄上が到着した以上、穢れた世界の使徒など要らぬ.:::::::::::::::
::::::::::::::: ::::::::::::::: /´〉,､
::::::::::::::: ::::::::::::::: l､￣￣了〈_ノ<_/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 二ｺ ,|
/:::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .ヽ. /＿＿」 |￣|rﾍ
/::.:.:.:.: : :::::::::::::::.................................... :. '´. （＾ｰヵ L__」L/
|.:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : | r三'_
|:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : | ∧
|:::::::::.¨二ﾆ=幺≧__ﾉ.:ｉ|:ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ .| r--､ （/
|::::::::.ｉ{ ( ・ ) 从 l...li|il 从 ( ・ ) }ｉ | _,,,ﾆｺ〈 〈〉
|:.::: "'≧=´¨¨｀ミ.: : : ミ´¨¨｀=≦'ﾞ ::| （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
|:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ;;l :::| /二~|/_/∠／
:. : : : : : ,_ _, / /￣ 」
ヽ ヽ 'ｧ ,_ ｰ─ｰ ｰ─ｰ _, ｧ' / / ~~￣
／＼. ﾞ' ─ ─ 'ﾞ ／＼ ／^ヽ､ ／〉
／ .: : : : :.:.:.:.:.＼ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――というデッキーの冷酷な意思から生まれたものだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その彼女たちを送り付けられ、デッキーはどんな態度を取ったのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
＿＿
_..-''''ﾞﾞﾞ´ ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
.／ U ＼. , ‐=ﾆヽ
, ' ＿＿＿ ＿＿ .ヽ. !_i ） ）
./ （ ● .） （ ● ) '.,. ＿ノノ
/ u . ￣￣￣ ￣￣ '., //￣
. .,' ゝ .l . ◎
l U. .l , イ} ∧.┌┘ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
.'., ┌───┐ .,' / // .{ ﾊ | l マスター l
. ' , ￣￣￣￣ ／ ./ // V! ﾘー- ヽ、＿γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
ゝ、 ／ / // _. -――‐--┐ ヽ ヽ. l マスター l
／｀ ー――――― ‐=''' く ./ //,.イ//////＿__//! ＼_｝.ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
／ ＼ / /K/////＞/´////￣￣ｱ / ／'^ `⌒ヽ｀丶ー-┐
/ ヽ .∧ o＼K＞/´////////////ゝ._ ノ＼ア」 ＿,､__厂ーへ ＼ l
. /. ',. /二ヱイ///////＞-－―－'＜ ｀ﾍ ゝ'1 {__r--':.:.:.:.:i:.:.:L＿:.:.:.:.:＼ /
/ / i l. 「 ,_ ﾘ ト､//＞ ´:.:.:i:.:.､:.:.:._:.＼__:.ヽ `ｰrﾍ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:ﾂ´＼:｀:.:.:.}り! /＼
. / | | | // //ヾ/´￣:.i:.:._L:.:.トーへ--r:.イ:.ﾄ! ハ {:./:.:.:ア＞'´ ≠⌒V Y:.:.:.:.:ヽ
| | | |. './ //「ｲ:.:.:.:.:.:.ｲT ｀ヽ_! ≠^ }:.:.:.Vｲ＼ Vﾍ:.:.:ﾊ､ ≠ ＿＿ " / L＞ﾍ{^ｱ
/ // L__ﾊ:.:.:.:ﾄ､ =≠ ＿＿ " !:.:/::/ ヽ〈:.:.:＼ L_" ゝ.__ノ, イ} ノ }ﾄﾍ
イ `ｰ'./ ＼ｊ:.:.L_" ゝ.__ノ ／ﾚ':::::::）＿j `ーｲ 「￣兀イ__| ）:.ーイヾｰ┐!:.:',
｀ーｲ_＼ ト-{:::::丁T兀イヽ ）::::::::(/ ゝ-,ムイ爪/__ﾉ ヽーx:.:.:.//_:.:.:.:.:}
｀^^ﾍ:::::::::::/}::::爪::ﾄ､/ }::::::::/ヽ __r ､|:.:.:}<イ| L」 _ノ j:::/￣「!:.:.:.:「:;Y
L＿_/<_/ Z/___j ﾉ:::}:::::::::/}ー-ﾍ:ヽヽ:.└x__,､_r---イス:.:.:.:}:}:.:.:.::l:./ヽ
`ー┬'⌒^:r--':::::::/::j---r':.:.}:.:.'.ト､__人＿厂:.:.V}::.:.://.:.:.:.ﾘ::ヽ:}
.／｀ヽ厂::::::r ､_厂 ｀¨ﾍ_ノ'く_/:.://:.:.:.:.:.://:.:.//:.:.:.:/::::「^′
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.
／￣＼
| |
＼＿／
. ＿＿|＿_
／ ＼
／ ─:::::::::: ─＼
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | ああ、最初は困惑していたようだったがな
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿＿
／ノ:::::ヽ､_::＼ ヤツの世界の筆頭使徒が教育を引き受ける事で解決したらしい
／<●>::::<●.>:::＼
／ （__人＿,） ＼. あの娘たちも数万年後には立派な使徒となっている事だろう
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
.
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―― ―
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| 新人の教育は、このできる子に |
_} |_| }{ .} | .／ こつ 、_. | |
{ ＿ .l }<） r┐ | お任せあれ―――なのだ！ | .／^）
ヽ_（＿￢｝ / _,-ｧ ￣-=≦ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノr ＜_, つ
_,ノー{ |-=≦ / ＞ ヽ ＿, -r＜ ＿`つ「＿__
. / ￣７´/ { ト ノ＿} ヽ } ＿＞＜ } { と＿r―-'
/ / /{ハ {ヽ | へ＞ }八} ＼. | ＞＜ ト―――＜
| イ 爪 弋} イ孑灯 ﾉ ヽ / ＞＜ }
| }ﾄへﾍ灯ヽ 乂ノ } } ム ＞＜. / /
| ハ } ﾊゞｿ , ''イ / ／/＿ ￣ ／ / ＿＿/
| 十{_人 圦'' ＿, { ｲ /へ / / ／￣
| ／ ＼ヽ ト _ イ∨/￣´ } ＞＜
| ／ / ／⌒ヽ二工コ￣／ { ＞＜
ﾘ / | （ { ―-- ヽ ＿ヽ r＜
ヽ }＿＿ }=ヽ＿＿＿＿ﾉ ￣´ { ＿＿ -＜
￣＞ ＿ }＿＿／{ ヽ ＼ / ∨ ＿ ￣ ヽ
￣￢￢￢L | ＼ } ＼. ／ ＼
￣＼{ ＼ ￣ ≧=--へ ／ ヽ
ヽ ヽ ／ ｀￣ }
┏ やればできる子 ┓
┃ ┃
┃ デッキーが祝福を与えた最高位にして最古参の使徒 .┃
┃ 唯一、真名で呼ぶ事を許されたデッキーの片腕的存在 ┃
┃ デッキーの使徒ではなく、妹と呼ばれる事を目指している .┃
┗ ┛
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―― ―
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ そうか、それなら良かった……
,| }
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人）
| ｌ それじゃあこれで今回の件は完全に落着だな……
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
／￣＼
| |
＼＿／
|
l^ヽ /^l ／ ￣ ￣ ＼
ヽ ｀_/ / .／ ＼ ／ ＼
r'ヽ ヽ ／ ⌒ ⌒ ＼
ゝ、 r'ヽi| （__人__） | そういう事だ
`ヽｰ､ノ ＼ ｀ ⌒´ ／
.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |｜ ／／ ｜｜ ／／
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |└―――――――――┴┴――――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : :,. ───────- ､ ,──────── 、 : : : : : : : : : : : : : :
────, ─ｉ￣￣￣￣￣￣￣￣｀i´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ--- ､─────‐
───／ /| | | ├─────
ｉ´￣｀ｉ |＿＿＿＿＿＿＿＿_,|＿＿＿_＿＿＿_＿＿_ｉ´￣｀i
| |/ | | |
| |´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀| |
| | | | |
|＿＿|＿＿_ , -─────┴────- ､＿＿＿,,|＿＿|
/ |
/ ｜
(＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾉ
| || | |
| |ｌ | |
￣ ￣
, ── ､
( ( ／ ＼
/ _ノ ｀i
.| （⌒）
| （___））
|. ｀ ） それじゃあそろそろ俺も帰ると―――
.| }
ヽ /
ゝ _ノ
.／ 〈
/ |
ﾄﾝﾄﾝ >
.
／￣＼
| |
＼＿／
| ,
／ ￣ ￣ ＼ -
／ ::＼:::／:: ＼ ｀
.／ <●>::::::<●> ＼ ん、入っていいぞ
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ く
`‐-=…─‐‐ ，
／ ヽ
`‐-=''¨ ‘，
/ __ }
ﾉ|. / ＼ | 失礼いたします
| /＼ ,ｘヘ._ _ ﾄ､
| |ﾓヶ ,ﾓヶ} / } { オプーナ様、やらない夫様
{ | | | / ﾉ ゝ.
‘， .! ､ _ | /ｒ'' .,'
‘，.| ＼ ｰ ‐ } /ﾉ从{
刈 ` ｰ‐ .ｿ斗zﾄ､
_,ノ{ ／ .／/ ./`≠= ， __
_,ｘ…~¨ﾙ冖≠ ./ ./ ｘ ¨ヽ
ｒ─''¨’ / ./ | ./. / ./ .／ ‘，
/{ / ./ 八. / ./ / i
ｉ. ≧ ./ ∧７ ./ ≦ .{. |
{ | { .{ ∧V ./ 〆 }. | |
| | | .| ∧V ./ /. |. |
| | Ｃ| .|∧V / / |. |
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼ セバスチャンか……
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） |. 何かあったか？
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
イ::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. /:/::ll:::::::::::ｨ::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::'.
厶l:::::lﾚ:::::V〃 ＼::::::::::::::::::::::::l
|l:::::::::::::::〃 |ﾄ､:::::::::::::::::::| はっ……
|ｌ::l::::l:::l::廴 ､_||_ ＼::::::::::::::!
|ｌ::l::::l:::りrrｧ┐ |lr_ｒぇl:l::l/^lﾊ やらない夫様に来客がございまして……
|ｌ::l::::ｌ::| } ﾘ |:l::| ﾉj
jﾊj::::ｌ::| |:ｌ::し′
ハ::::l::ﾄ､ ｀´ jﾉV
ﾊ::l::ﾊ}＼ ﾆﾆ.' /W
W ,ﾘ l＼ ／ {
＿ノ| ア´ _ﾉ＼＿ ＿＿
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼ 来客？
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |. 俺に？
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 全く心当たりがない
┗━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 一体誰なのかと問う間もなく――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ / ∨:::::::::ヽ
./ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ / .∨:::::::::ﾊ
l::::::::ｉ｀ヽ:::::::::::::::::;／ ヽ ./ _∨:::::::::|
l::::::::! "::::::::::::;:ｲ叉乃 У ∠´ .|::::::::::ｉ
ﾙ::!:::ヽl:::::::::::/ ／ 叉乃/::::::::::l
人:::::::::::::::/ ／ /;::::::/::l ドーラン国の弥子姫です
∨:::::::::ｉ ｌ ./ﾊ::::/|:/
∨:::::::ｉ ' / ｉ::::/ /. やらない夫様に相談があると神域に来られまして……
.从::::::ﾄ ｀ ｰ -‐' ' /ﾞｉ/ /
.i ヽY::i .ヽ ‐ ,∠_ / ./
_/::`.､|! ヽﾌ.`,, __ ／久/L
/三ｉ::::::∠＿ ヽ;;;;;;;厂 L三＼
／三=|｀ー-､:::::::::｀V´::二=- ¨ヽ ＼
＿,.イ;/三三l | | | 丁}::::::::::匕＿, y ＼三≧x ．
イ三三=/三三∧ ｉ i ｉ ｌ ヽ::::::::::;_/_ｉ i ｀ｉ ｉ三三三≧x ．
／￣￣＼
━━┓┃┃ ／ ヽ､_ ＼
┃ ━━━━━━━━ （≡）（≡ ） |
┃ ┃┃┃ 从,_人__）⌒:::::: |
┛ 三 ≧ ',,._. u. |
. ﾟ ｡ﾟ 三 ≧ ﾟ'ゝ､ |
-=＝ 三 ≦ ﾉ
。 -=≦ ,ｧ ノ
. ﾟ ･ ﾟ｡ 三＜ ､,Ｊ > ヽ
≦ ッ ッV´ | |
.･ ｡ ﾟ ｡ ミ´ ､､ ﾊﾄ･｡ | |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
| U （__人__）
| |r┬-| 早すぎだろ！
| ι `ー'´}
ヽ u } 別れてから、まだ半年経ってねーぞ！！
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
。
O
＿＿＿＿＿＿＿＿○＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ | それじゃあな、弥子
{ |
{ ﾉ
__∩ ヽ ノ
（ﾐんゝ､ ／ ヽ
＼ '' ／| | ※最終話
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿
／ .__, .＿.＼
／ .=・=:::::=・= ＼ 神と人では時間の感覚も異なろう
／ （__人__） ＼
| _ |. まして少女となれば尚更だ
＼ ∩_ ノ / ／
/. ／ ろ ヽ
./ 丶___ノ ￣ (⌒ ）
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 淡々と応じるオプー
┗━━━━━━━━━───
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
(○）（○ ） |
.(__人__） U .|
|┬‐| | いや、そういう問題じゃなくて、だな……
（ー´ ij |
{ u. ./
ヽ /
〉 〈
| |
| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 対して、妙に慌てるヤラー
┗━━━━━━━━━━━━━───
.
＿＿
／ノ ヽ＼
／.（○）（○）＼
|. u. （__人__） |
. | | 何しにきやがったアイツ……
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
／￣￣ ヽ
／ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_| 相談？どうせクソみてーな相談だろ？
.| （ ー）ヽ ヽ
.ﾉ| U （___人_＼＼__ アイツに通行証を渡したのは早まったか……
／ | ｀⌒（⌒_ ＼
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
.
／￣￣ ＼
_,ノ ヽ､,__ ＼
（●)（● ） | ……まあいいや
（_人___） U |
'､ │. とりあえずセバスチャン、案内しろ
<二ニヽ |
.／-‐ ｀i ､ ＿__,. イ
{/´､ ',┐ ＼
しrヽ V ヽ
ヽ､_ ヽ ｨ }
＼ ＼ ﾉ i
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| -=・=- -=・ あのゾウリムシに説教してやらなくちゃアカンな
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ノ 神はドラえもんじゃねーんだぞってな、ＪＫ
. | u. }
. ヽ }
ヽ ノ
.
, ｀ `､
. / `､_ `､
. iハ `､
; / /i ∨ !
. i / / l ∨ |
￤ . / ′i ﾞ, i
i l ; / ／ ′ , '.
i ,.‐ ､| ! ' ／二 ─/､ ｒ≦ !､{
, !⌒`l l l 尤茫-ミｖ ｨ苳＾ハ}
、 i , ｒ| 「 ￣￣ / V ; .! はっ……
＼ ＼｀| ′ / ' ,i{ ぃ
>､ 「| l / / ‐ ノ 小 }. ではこちらへ―――
. ﾍlﾉ l ! ′ ' {￤ .|
. | /} l ! ｰ一 'ﾞ´ /! ! l ,'. やらない夫様
. l´｜ｉ, |＞ . "´ /｜! | ,′
. 入 ￣｀ｊ || |、 ≧ .. ＿/. !ﾉ ｊ/
. 厶 ￣`ヽ|| | ＼ 厶__ ｜ノ
, -―- ､
/ ＼
/ ＼_ |
(＞) （＜） | まったく……
(_人__) /
l｀⌒´ / なんで俺がこんな目に……
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
_,/ / ご_ノ
（ ヽ /
＼__ノ
.
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿
／─::::─＼
／<●>:::<●>＼
／ （__人__） ＼
| | ………
＼ .／
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
／.￣＼
.| .|
＼＿／
＿_|＿
／ノ ::::ヽ .＼ γ⌒ヽ
／ ⌒::::::⌒''' .＼. ( ﾌﾟｯ…）
／ （__人__） ＼ ゝ＿ ｲ
| ヽ_/ |
＼ ／
／ ＼
(⌒ ／| |＼⌒)
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿
／⌒::::⌒ ＼
／ ⌒ ::: ⌒ .＼ くっくっく……
／. ''''.（__人__）'''' ＼
| ノ VV | .|. はっはっは！
＼ （＿＿/ ／
／ ヽ
.（ ⌒) (⌒ ）
.
／￣＼
| |
＼＿／ やっぱツンデレだよなあ！
＿|＿＿
／ ＼ ／＼ アイツは！
ﾐ ﾐ ﾐ ／ ⌒ ⌒ ＼ ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒. （__人__） ＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / `ー'´ ヽ / ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
／￣＼
.| | ＿
＼＿.人 ＼
.／ .＼ 良き哉良き哉……ってヤツか
/ ::⌒:::::⌒::: ヽ
／| ⌒ ::::: ⌒:: .|ヽ. 何にしてもとりあえずは――――
.（ ⌒) （__人__） (⌒ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
／￣＼
. | |
＼＿／
＿_|＿__
／ ＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
／ ＼ ／ ＼.. ｜ めでたしめでたし、だ |
／ <●> <＜> ＼. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
| （__人__） |
＼ ｀ ｎ´ ,／
／ | | ＼
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└i rﾍ〉 l ﾘ r┐| l｣ l l
（才Ｐ_） └1」 L｣ .rリ
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注：以下は読んでいただく必要のない、隙あらば自分語りの後書きです
.
元々このスレは自作小説を大幅に改変してのシロモノでした。
そんで小説版は、もっともっと長くて。
やらない夫も、普通に宿に泊まって、お姫様とトークしますし（メシは食べませんが）。
追撃してきた騎兵隊との戦いや、王都奪回の戦いは、普通にやらない夫の肉弾戦でした。
他にも、「（アルトリアが作った）使徒もどき」がやらない夫を襲撃したり、なんか色々と長い旅でした。
戦闘にしても、一瞬で敵兵を全滅させるのは、アルトリア戦だけという…。
だからこそ演出的な意味合いがあったのに、ＡＡではムリムリムリムリカタツムリ。
キル夫もちょっとだけできる夫に協力してたりとか、そういうのも全部カットカット！！
.
何より、なんでこんなやらない夫が捻くれたか―――
過去に生成した使徒二人が原因であーだこーだ、みたいな話をアルトリア撃退後にするのですが。
そこもカットと決めたので、ナルホド君を騎士役にスイッチ。
とにかく、自分のスレには「ナルホド」「ネウロ」「古泉」（魔王軍スレの主要三キャラ）を出すと決めているので……。
本当はやらない夫の使徒役から外したくなかったのですが、致し方なし。
.
なお、小説時のビジュアルイメージはこんな感じでした。
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┌───────────────────────────┐
│十一柱が第一位オプーナ＆第二位やらない夫 → 黒 .│
└───────────────────────────┘
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l;;;;;!;;;{ヾ.`ヾ!.{;;;ｌ￣ﾞ￣￣i::::::;;;;:' ' ￣￣ｉ/ !;;;;;'/;;;i.!;;;!
l;;;!.!;;;ヽ .ヽ ヾi !:::;;;:' | ' ,';;;/,';;;;;|.};;;!
l;|. l;;;;;;;;;;;;;!. }:;:ﾞ' |: /"';;;;;;;;;;i l/
ﾞ !;;;:;;;;;;;;;! ′ l:: /;;;;;!.!;;{
l;;ﾊ;;;i;;;;ｉ ｀ ' ' ,;';;;;';;! ヾ|
ﾘ l;;!.!;;l.丶 ＿_ ／;;;;:' ﾘ
,.'ﾞ. ｌ;;|. ＼ ￣ － ￣ , ' i;/|;'.
／ ;. ヾ| ! ＼ . .!. ' ＼
,./. ! , '! ! . ＿ _.／ . i ､. ヽ
. ´ {. l l / {ヽ } !＼
_ .． ´ l { l ,' ＼〉 } ｀ 、
寡黙で淡々としていながらも、言葉や行動の端々に人間嫌いが滲むという……そんなキャラ造形でした。
「お前が望むからやっているだけで、俺の意志は関係ない」
「何かあったら責任はお前が取れ」
という、超絶的に主体性のない性格でもありました。
しかしそんなんじゃスレ映えしないと思い、悪態をつきまくるキャラに変えました。
その結果、配役はやらない夫にチェンジ。
なお、主人公は第一位の神だったのですが。
序盤に創造神を出したため、役割を分ける必要があり、第二位に落ちました。
そんで、代わりの役目をオプーナが引き受ける形になりました。
そしてこれにより、十二柱は全員2chキャラで行く事が確定。
.
┌────────────────┐
│創造神やる夫 → 赤井ほむら .│
└────────────────┘
V }｀i _ .. _
//V / |､ . : ´: : : : : : : : : : : : ､
' {;;;;;ヽ,-/ ! } ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :丶
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lヽ _ ./ﾆ:l' /: : : : _:/l: : : :i : : : : : /: : : : : : :
ヽ-‐ ¨ﾆﾆ/ﾆ:l:': : /: //`ヽ: :l.ｌ: : : : : /: :l: : : ::i: : :.
lﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ:ｌ: :/: :ｨf＝ﾐ､:゛l .V: : :/ｌ_:'」_: : :,': : ::l
lﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=l: :l.l::l .ん沁 ` ヽ:/,ｘ=､ｌ: :｀/: : : :l
lﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ｌヽ| ヽ 辷ﾝ ' r'心｀,／: : : ::,'
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': / ': : : : /: : : : - ‐ﾆﾆﾆﾆ, ´ﾆ／ ': : : :/,ﾆﾆﾆ/ -､.
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l: : :l´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/-､ _. |: : ::-‐;:lﾆﾆ}: :. l: :l
.: : :lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/-､ ´ ｀ ‐ ､ ヽ´ _ /i:lﾆ_/, : :ヽ , : ´::/
ヽ_..lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ヽ ‐- _ ＿＿ Vﾆﾆﾆ/, : : : ｀: : : : : :´: : : : /
創造神は最後の最後まで出てこない感じで。
やらない夫ができる夫を倒した後、遂に降臨するとかそんなオチでした。
そしてその正体は小柄な美少女という……割とありきたりな展開。
ところがこれまでずっとクールだったやらない夫がビビりまくって、震えながら土下座するという……。
小説版はそんな展開になってました。
しかしお話を短縮するに辺り、上位神の強さは序盤に印象付けた方がいいと思って、最初から登場させました。
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┌─────────────────────┐
│十一柱が第五位できる夫 → ルルーシュ │
└─────────────────────┘
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′ ,::i!:::|::::|:::ﾚ'_,::∠__ ,://::::::::／7:／}二‐}:ﾄ､:::::;’:::::;:::::::;′
i:ｉ|:::ﾊ:::|:::{ {{ 勹i:i:ﾄ､.}:::::／ ,:／ xz=≠=ミゝ/::::::/:::::::{
i:{ i:{. }:::}::､:､_込:Ｖ癶}::/ ／ ／込r≦i:i}〃'::::::/}::;}::i!;
i:{ i:{ Ⅵ:::}ヾ:. {/ } ￣¨”／::::／/::; }:从
i{. i{ Ⅶ::}:. ヾ、 ,: ／.:::／／:〃 i:|
｀ ゞ }从:::､ ｀ } . ／ｲ:／-'’:::;ｲ{. ゞ
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′ ﾘ .从r! ＼ . ＜i:′{:::::ﾊ{. i!
/ i:;ﾄ､.｀ｰ＼,｡≦i:i:'＿_,ﾉ}::::{ ﾘ
/' |ﾆ三ミf´rzzzzzzzｭ 从:{
j{ﾆ/ }ﾆ{ i{二ニニﾆ{ { ｀
,.｡≦/r､} /ﾍi{ {二ニニﾆi{ {≧ｭ｡、
性格や動機、その他もろもろ一切変更なし。
変わったのは配役だけですね。
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┌────────────────────────┐
│できる夫の使徒 大将軍アルトリア → 伊藤誠 ....│
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「使徒もどき」を作りだし、各地の遠征軍司令官にするという、「疑似祝福」を与えられる使徒でした。
しかしそんな冗長な展開はもちろんカットだ！
別にＡＡを変える必要なかったのですけど、無敵の大将軍はまんま異説ＦＥのカミュになるので止めました。
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┌───────────────────────────────┐
│できる夫の使徒 翠星石＆蒼星石 → ヘンゼル＆グレーテル ....│
└───────────────────────────────┘
_＿ _
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／ ／ ヽヽ ＼ ／ /´..辷彡'ゝ =彡'. ヽ
.'／ ／ ヽ ヽ ヽ / く ′i ゝ_> ',
ノｨ ' / / / , ! l ヽ ﾞ ,' ! | | i| .:. :.
./ f,' i ││ |! 丶. | | | | i ! | | i| ! : : .!
f | l l / !､＼ﾄ､. | | ! | |: !| | i| ノ | | ヽ |. i|| ! |
l ,.ｲ ﾍ l ＿ノ_､ﾄ ヾ＼ ゝ、＿ l /!| |i !──´ ｀─‐ |.: ｜.||
|ハ ,!ゞV ━━ ━━ |/,.-､l! |l_i N ━━ ━━ イﾊ､i
f ﾄ, !ゝ /／!.ノ, | {｀ﾄ! / ノ|
`Viヾゝ ' /j / | ヽ、_ ' ,'イ .|
!ﾊ !ゝ. / ´￣｀ ヽ ..ｲ / | i {ﾍ / ´￣｀ ヽ ／| | ii |i|
＼ﾙヽ￣￣￣.イノﾚ' | | | ii | i .｀ト ￣￣￣イ .| | ii| i |!
` rﾉ ` ´ |' -.. | | | ii | i ,´） ｀ _ .{ヽ , | | ii | i:|
／/ヽ｀＼ ／´ ///＼_ | | | r/// | i━,∞━! | i////ヽ|
r//////iヽ/i!i!ヽ／i/////ヽ | .イ//// ゝ ! i! i! ! /i/////ハ
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できる夫が創り出した、この世界における最強の使徒。
小説版では、サイコパスを使徒にしているという時点で、できる夫の異常性を際立たせるイメージでした。
実際は、できる夫自身も毛嫌いしてるし、使い捨てる気満々だったとかそんな感じで…。
「さいたま物語」スレ様へのオマージュとしてスイッチ。
.
┌──────────────────────┐
│十一柱が第七位 キル夫 → メルクリウス ......│
└──────────────────────┘
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／,ィ": :/: : :＼: :､: ヽ
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i ;ｲ: :/: :i!:l:i: :.l: :i : !: :!:i!: l: : i: :: : :.!: : : : !
. l: :i: :.!: : l､l:l: : !: l: :.!: :!ﾊ:.i!: :.!: : : : !: l: : :i
l!: l: :.: : :.!ヾ!ヾ:ヽi!: :!: ! _iﾊ: : !: :l: : i: :!､ :ヽ
i!:.:l: :丶: |弋ゝ!､: !'!:l: i!弋ﾝ!: l: !:!: :.!: i::ヽ:.:丶
i!: :!: : : : :! ヾ! !.:/ ' !: i: !:l: :.i:.:i: !: : : ! ヽ
i: : !: : : : ;! ! !/ !ﾊ: !:i: : !: !: !: : : ! |
ﾊ: :i: : : : :!、 ヽ !ｿ: l.:!i: :!: !: l､: : :ヽ'
. i: :i: !: : : :i:! ＼ ｰ- -‐' ／/: :i/:!: l:,ｲ: !:ヾ: : :.、
. /: ::!:.!: : : :!ヾ::::!＼ ｀ ／ /i: : !: !: l:!:lソ､: :ﾄ: : :ヽ
. !,ィ‐!:､: : : iヽ'"::＼｀ ‐ " ／:::!: : !/: :!i￣｀ﾞヽ'ヾ: : :!-─ 、
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. ,ィ"::::::::::::::::l: :.!: : i::＼:::::::::::::::::::／:::::::!: :i:,!: i!:.!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
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できる夫の要請に応じ、僅かなりとも手を貸していた神。
十一柱の奥行きを見せる為の出演でしたが、勿論そんな意味の無い演出はカットだ！
ただ、この出番を省いた事で「どうしてできる夫が他の神に応援要請しなかったのか」を
説明する機会も失われてしまいました。
.
┌────────────────────────┐
│やらない夫の使徒 新城直衛 → 成歩堂龍一 .│
└────────────────────────┘
＿_
, -- 、 _,.．-ァ=≦ﾃｱ´三三二≧s.、_
. / Ｙ ヾﾐ三Vﾆﾆ,ｲ三三三三三三二≧ｭ､_
i | ヾ≧ｭミ!ム彡"`^＾￣）三三三≧ﾐ^´
| .| ヾ/´ ヽ三三三＜´
l | {‐- 、 _,.ｨ≦、 ﾞiﾆ,=､≧<´
. V ', ', 亡ｦ ゞ‐'′ |/乃}ﾆア
|｀ ー '' ﾊ ｌ / ﾑｲ/ｱ
ﾔ .ﾄ､ ', ゝ ‐ ,ｰく７
Ｖ ヽ､__,.､ ヽ 「￣｀ヽ ,′ ﾔ
ヽ、 , Ｙヽ Ｖ } ,.ｲ ,.斗 ､
｀iｰ- ／ ゝ、', ｀二´,.イｪ≦ﾆ;￣｀ヽ
ヽ／ / ｀ヾｰァ'´::::::::::::::::::::｀ヽﾐ:ﾍ
Ｙ ,ｲ / ﾄ~｀ヽ、::::::::::::::::::::::∧:::ﾍ
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ｒ‐' ﾔ ./ Y::::::::::::::::::::::::',::::::::ﾊ:::∧
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ゝ、 弋 ／ ,.イ./:::::::::::::::::::::::::::j::::::::/::::::::::l
ヽ ﾉﾞＴく ／__〃::O::o::::::::::::::::/::::,.ｲ:::::::::::::|
｀ ´ヽ;ヽ｀¨ﾃ´彡／/ー-,.イ:::::::::／::／::::::::::::::::::|
/ヽ;;｀`ー←フ.;._匕:斗.-＜ﾑイ:::::::::::::::::::::::j
{;/::ヽ、__,斗＜::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::j
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〈::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::７
l∩::::::::::ﾔ:::::::::::::::::::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::７
|∪:::::::::::ﾔ:::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::７
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ヤラーが創り出した最高位の使徒。
他の神が創造した使徒と比較しても、群を抜いた魂を秘めていた。
しかしその使徒でも世界を変えられなかった事にヤラーは絶望。
世界に背を向けてしまいましたとさ。
新城さんよりナルホド君の方がハマリ役だと思うので、
このエピソードを書くことがあればスイッチするかもしれません。
.
そして現在、「十二柱の神々」の別エピソードを作成中ではあります。
完成したらこのスレで投下するか
別スレで投下するか
ストレンジトゥエルブのタイトル以外で投下するか
そもそも投下出来るのか
何もかも未定ではありますが、とりあえず現在、ちまちまと書き溜めてはおります…。
もし投下する事が出来ましたら、その際はよろしくお願いいたします<m(__)m>
というわけで、このスレを過去ログ申請するかどうかは書き溜めの進行具合によって
決めるとかなんとかそういう方向で…。
以上です。
ここまでお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました<m(__)m>
またの機会がある事を自分の書き溜め能力に祈っております。
面白かったです！
エターなのが残念ながら名作ですな
神々って男神しかいないのか
ヤーンが謎めいていて、できない夫が邪神というかルシファーポジだな
なんつーか圧倒的な感じとか
他の神の紹介を見て奥深さを感じたぞ！
なるほどなあ
でも、やる夫系にしたのは、個人的にはいい判断なのではないかと思いました
≪神≫に他キャラをあてると、そっちのキャラのイメージに引っ張られて、
今回みたいな神の無人格性みたいなものがぼけちゃいますしねー
やらない夫のツンデレは、あんまり治らなそうｗ
神が人間の都合を無視して違う次元で語り合ってたのが面白かったし
神っぽかったわ
いーんじゃねーの
広い可能性を感じる
また生きる希望が湧くな！
あまりに完成＆投下が遅れたら別ですが
順調にいきましたら是非告知させてください<m(__)m>
>>458
まったくですよ！
せめて結末だけでもいいから教えてくんろ！！
>>459
書けるネタが多いのはヤーンとできない夫なので…
「上位には絶対勝てない」のでルシファーにはなれないのが残念ですが
>>461
ありがとうございます
小説とやる夫スレは違うよなあ、と自分でもつくづく思いました
>>462
ありがとうございます
〇第二位ヤラーの使徒の話
〇第四位ヤーンが地上で大暴れする話
〇第四位ヤーンが喪われたモノを取り戻そうとする話
〇第六位デキーナの悪徳に満ちた世界と、それが滅びるまでの話
〇第七位キールの日常話
〇第九位バイオの使徒が地上で答えを探す話
とりあえず、持ちネタはこんな感じです
>>463
ありがとうございます
そう言っていただけて、今回のやる夫スレ化は成功したのかな、と思えました<m(__)m>
どうもありがとうございました
小説は絵が無いからこそ神の容姿がイケメンでもアリですが、やる夫スレだと
キャラのイメージが強すぎますよね
そこがいいところでもあるわけですが
>>464
完全無視ですからね
弥子の叫びをできる夫が無視するところが渾身のギャグのつもりです
>>465
ありがとうございます
次の機会がありましたらよろしくお願いします<m(__)m>
>>466
こちらも次回作を書く意欲がわきます
ありがとうございました
>>468
レ、レジェンド……
どちらかといえばシーラカンス
しかし我ながら七年ぶりによく書けたものだとは思いました
ありがとうございました
とりあえず、現状三話まで書き溜め出来ました
来週の三連休で四話を完成させたとして……
8月には投下できるといいなあ、という感じでしょうか…
その際はまたよろしくお願いいたします<m(__)m>
誤爆；
┌─────────┐
│ 後日談の後日談 │
└─────────┘
┌───────────────┐
│.. あるいは一つの物語の前日譚 ...│
└───────────────┘
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:: :: :: :. i:i:i:i:i:i:i:i:{ ┃｜ 三千世界の一つ、魔界――― ｜┃:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: :: :: :: :: ＼
:: :: :: :: :. |:i:i:i:i:i:i:i:{ ┃｜ ｜┃:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:|l＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/, : : : : : : : :｀
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i{:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|:i:i:i:i:i:i:i:{八:: . .:::::::{ : : : : : : i i|:ｉ:ｉ|:ｉ:i:i:i|ｉ:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:|l V:i:/:i:i:i:i/:i:i`､: : : : : : : : : : : :
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┃ 彼の地に住まうモノは、デーモンと呼ばれ恐れられると同時に
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ──
)＼)＼＼ ┘＼
-=彡 ::: ＼ ＼):::::::::{ ヾ､
／／⌒ヽ::::::::::::::::::::::: ヽ: ＼_｝}
{／ .ィ_ノ:::::::::::＼ ::::::::: }::::::::::: ｀ヽ /´〉,､
／::-=彡'⌒＼ : ＼::::/:::::::::f⌒V l､￣￣了〈_ノ<_/
〃⌒7: ／⌒㌧ノﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'ｰ'''"Ｙ::し1 二ｺ ,|
／ ::::::::::::〈q: :弋ｯ _兆ｨｯ! :::: |i /＿＿」 |￣|rﾍ
／:::::::::::::::＿,ハ: : :.く.:|: :ﾄ､ﾉ :::::八 '´. （＾ｰヵ L__」L/
. -‐…‐ミ: :´: :〈: : :.＼ ‐｀¨´/} ｀ヽ } r三'_
／／. . . . . :＿ ヽ: : ‘， : : ｀¨¨¨´,′ . : ＼￣￣｀ヽ ∧
,: : . . . . . : :／: : : : ｝‐…=ミﾒ､ヽ { .′彡'´￣': : .＼: :‘， r--､ （/
, V: :＿＿／: : : : ／´￣. .. ..‐-ミ:∨/ ＿. .´￣‘，: . ‘， : _,,,ﾆｺ〈 〈〉
/: :／.. . . . : ｀'ｰ‐く／ . . . . . . . . .. .:| |´:. :. . . . . .:‘.‐-ミ|: :|. （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
ﾍ、 .': :/.. .: . . . : : : : :}: : : : : : . . . . . . . .:ﾉ: :､ : . . . . : : : ｝: : :.｀ヽ /二~|/_/∠／
///|: ／/ : : : : : : : : : : :':＼: : : : : : : :....:.:.:.ゝ _ﾉ…‐-ミ.: .:ノ.: :. : : :.‘， /￣ 」
. ////l/.:./.: .: .: .: .: : : : :/ :.:.:. ｀'ｰ‐ : :´: :.．-‐く__>‐く: : : .:|.i|:. :. :. : : : :‘, ~~￣
. 〈 / ／=ミ､ ＼ : : : : : : ｲ‘，:.:.:.:. :＼‐＜: : .: .: .:人: : :‘，_ノ i|:. :. :. :. :. : :‘ ／^ヽ､ ／〉
. i//.: : : :. :.＼:.＼_: イ ‘，ヽ ＼: `ｰｒ‐ : : :⌒|⌒ゝ-'.: : :八 : : : : : : : : ト .. ャｰ-､フ /´く／／>
/'.′: : : : : : : i ア{ ヽ:‘， ＼ ｀ヽ_.．: :个: ._ﾉｱ7 ｛ ＼:. :. : : : :ﾉヽ : ヽ `ｰ-､__,| `"
Vｉ::| : : : : : : :／: : } r｛ /: : : : `'く: : : : : | : : /: ﾉ.: :} i｀¨¨¨¨´:. :.i: : : ‘，
'|∧: : : : ／ : : : ﾉ 〕=ﾆ=‐- ._:‘， .: .:|: : :{: :＞_ノ :| : : : : ＼: :|:. :. : :；
───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ──
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..ｌ, .ｌ │ .! │ │ .l ! .| .l ,! l .lﾞ ./ /
、 . ｌ ｌ ! l .! ! .! ,! │ .! ! l / / /
ヽ .ｌ. ..ｌ .ｌ |..... ；┻’’┓， ..! | .! l ｌ lﾞ / / / ,>
. ﾞｌ, .ｌ .ｌ .! ..； ┨ ┓， ┓ ..l ,! .l | ! ./ / ,/
ﾞｌ, ..ｌ, ｌ ｌ.，┣，┛’’ 】三【 ┏，；┿，，..l l l ! .! ./ ./ /
.ヽ .ｌ, ｌ.. ╂，┛ 】二【 ┻【 ..| ! ｌ / / ./ ./
ヽ . ｌ. .ｌ.... ┏； ,__,､__,､_】二【__,､__,､__,､_ ┻，， .l / ! / / ./
ヽ ｌ ｌ. .ｌ 】 】二二二二二二二ニ【 ╋┓ | .| ,! .lﾞ / ./ / .．
. ヽ ｌ ｌ .ｌ,. ‘‘┓ ￣￣￣】二【￣￣】二【 ‡；....| .! ! / / ./ / /
ヽ ｌ .ｌ !. ┿ ┓ 】二【 】二【 ┻ ’’┳╋；’lﾞ lﾞ ｌ ./ ./ /
ヽ .ｌ . ｌ .ｌ. ；，┓ 】二【 】二【 ┏ ..l / ｌ / / / ./
.ヽ ..ｌ, ヽ ｌ. ┻┓ 】二【 】二【 ：，.l / / / ./ / /
.ヽ .ｌ, .ｌ ,., ! .ｌ..┣ 】三【 】三【 【】【】i|i} 〓 . .il;;―-..,/ ./ ./ / /
ヽ ヽ ...ｌ .ｌ,ﾞ -‐' ｌ . ；┨ ¨¨¨ ¨¨¨ 《ﾀ ；【 ../ .゛"/ ./-..,、/ ./ / .,．
ヽ .ﾞｯ.ｌﾆ. ｌ .ｌ. ii..│ |.ｌ┗━┨ ┏†， .ilvﾆ;;-./ .iﾆ＝../ ,i′ / ./
ヽ . ｌ´'' ｌ ..ｌ ／ . ｌ .ｌ''"´ ..¶‘┷；；╂… ┻ ’’┳ ¨’.lﾞ .l il ＼ .ﾞ/ ./._..;;〃 ./ ﾞ' / ./
.Λ ヽ ...ｌ, .ｌ ／..ｌ .ｌ,,..,ﾆた l ..､. | .∟| |...".l !.ｺ7 .i" ﾞ'ｯ,./ .i{, ﾞく./ ./ .ヽ/ ./
.! ヽ .ヽlﾞ . ｌ ｌl .{､.ｌ ｌ/ﾞｰ ! .!.ﾉソ| .| ! .| 'l !.､.l ｌ゛ / / ! ./ ./ ./ lﾞ
ｌ .|ｭ ﾞ!l､ ﾞﾞ､ .'ﾋ､.ﾞ!ｉﾘ、 ｌ.ｌii､、l. |.'" l .| ｲ .l'/^l .|.'‐l !._..;;// / ./ / ,i′ / ./
＼. `!． ﾞ.ｌ'-..ｌ、 .ｌ,｀'ｰ⊥ .ｌ,,. ＞| .!‐.ｉ､| ,!..| .l.ﾆｉ| .!勹 ,llr''彡′ ./‐ﾞ,,./ / ./ ／
｀'-､, ヽ ヽ .ｌｰ- ｌ ﾘ「､_:.ｌ | . | | :! l．│ ,!.│ i!",ﾞ,../ /'" / /_..-'^_ ／
.｀''ｰ ..,_.ゝ ..|， . ｌ.｀ﾞ''''.ｌ .|'‐; "｝ .l.....､.! .|│ l´...! l ,ﾞl ,!´.''''/ ./ .,,,/ ._,ﾞ .'''´
｀"ヽﾞ- ...ﾞ‐'‐ λ ｌ _、.ｌ !ﾞﾞゞ.| .| | l;;ｉﾈ ! .lﾞ / : -/ ._,....ﾆ.‐‐'"´
｀ ." '"丶~!-ゞﾞ´ﾞ". ﾆゝ:!｀ﾞ! .--´ﾞ! ‥‘ " ﾞ゛
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 各地で猛威を振るってはいたが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 十二柱の神々からは低級の生き物と蔑まれてはいない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
. ／￣＼
.. | |
......＼.＿.人_. -─‐-
／ ::::::::::／ ＼ デーモンか……
.... / ─::::::::::<● > ＼
. / < ●>::::.､＿) ⊂ヾ、
. | （__ノ |Ｅ ）
. ヽ _ノゝ ヽ
. ＞ ￣ ｀ ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
. | （ ●） ）
. | （__人） まあ嫌いじゃないぜ
. | ｀ ⌒ﾉ
. | r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
. 〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
＿_＿
／ ＼
／ ﾍﾆヾﾞﾘン＼
／ ＝▲▼--▼▲＼ むしろ好みのタイプだ
| /（__人__）ヽ |
＼ ｀⌒┃ ／
／´｀ | ヽ ・/,´´￣､~ヽ､
/~ ヽ,,, ／"´｀ﾞﾞヽ / "￣ヽヽ;; ト、
( ヽ｀ :::::::::::: Y::::::: :ノ/ｒ ｝ヽ､
{ :::） ヽ ,,,,,|,, i｛ ::::::: ヽ､
i、ﾉ ）ヽ:::::::::::::人::::: 丿 ＼ ノ （ ）
/ ):::: /;; """ i ﾞﾞﾞﾞ::/ / | |
| | """" !ﾞﾞﾞﾞ ＼ /::::::::::: ／
.
┏━━━━━━━━━━━━
┃ それどころか
┗━━━━━━━━━───
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
／ヽ |
| ,／/ ｀ｰ-､ ＿ 人 ＿
＿ 人 ＿ __r‐/ / ! .ヽ ＼ ｀Y´
｀Y´ __/ i ." i !.､ ﾞlゝ .l＝ｰ..,i-､ √/冖ｌ_/⌒/'ｰ､ _ ｜
｜ ／∨ ＼/ ｀'-､ !.! .|、│ ﾞ'‐ ` .ヽ ! ﾞﾝ'⌒゛ / ` ./ ..ｌﾞ''"゛ ＼,..ｰ､ メ＼
／ .／ .i ＼ ﾞﾆ=- ﾞxX彡爻爻爻ミﾐ￢--爻炎ﾐ--xX爻ｰui_爻X-..＿ ,-ﾞヽ､_｀';;､＿＿＿／ |.､ ＼
／／,/ ／ .ｌ : -;;'"彡爻爻ミ璽目旧[]璽旧「幵幵冊龠彡爻爻ミXxﾚ! rv-'/ .,! .<ﾞヽ_,ﾞヽ＿ ｀ﾞﾞ'ｰ龠爻ﾐXﾆ
_心≧=─-'ﾞ二‐┴-←''二=-‐､,,. ⌒`ｰ､璽幵「璽冊[]目高龠璽幵xx＿_xX爻ﾐﾐｉl!爻l／./ .ll, .ｌ .｀''-ﾐr￣ﾞTTi冖￣ | /
.ｌ|＿龠爻ミ‐x彡爻‐≠ﾆ'"゛/ | ＼.｀ﾞ''ｰ---..__xX「高[]龠爻ミﾐ''‐爻.-＝―--二＝ィ⊇＿____爻爻炎二＝=-,,..ﾆi ! 八 /
.ヽ i ゝ__ ｀===ﾐ彡爻ミ/ ! ｀';;v-八´ ｀'-､爻iii,i...､二=爻（= ‐ 二 ≡= 三 =ﾆ ）,龠龠爻ミﾐtｒ'"、.l iゞ'" V
ヽl ,i"´ =ヽ 一‐璽￣´彡爻炎ミｰ'l―xX彡爻爻爻ミﾐヽ二_ ｀ﾞﾞ'|‐==＝广＝＝|:i:l''Tﾞﾞﾞﾞﾞ| .i二＿__┬|l | l.,i"ﾞ'ｰ、
∨ ｀-≠、彡傘ﾐr─-'"￣´.! ﾞ''ーt- ＿x彡爻龠爻ミﾐ___ヽi,,ヽ | | ,!:i:i .｝ ! . / l .,!〃,,!,,/゛ ___/
＼ ｀ﾞ─冖 i l 八 ヽ l .~￣´.i ｀ﾞﾞTT´ ‐==＝二＝=- _ !:i:i ｌ l .lﾞ/ ,i.ｌ ./ l'ﾞ/￣ﾞ「 /
＼ 、 l .,.! ..ｌ .l ｌ l, . ｌ. .|, | ! .1`ｰ- -―┬‐ｰｲﾞj !:i:i :! .Ｕ ｌ / ! ,iレ~゛| /_/
＼ .ｌ ｌl../ .｀ﾞ'-.ｌ、 ゝ、 │＼ ＼｝ ! l. 八 | .ヽ| | .i:i:i ,,|、.| .|.! :! У !/ 人
ﾏ ,! ヽ__ ｀''､ ! ｌ .．|八 | ｀i !.､.ｌ, ! / .!,!ﾞ-!:i:i ´ ｀.! .! ! / ｀Ｙ´
∨ ＼ ｌ｝ │ ! ｌ │ " i !.| l"..ｌ ./ i:i:i ヽ.!/ﾞＶ ｉ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ __人__
┃ ┃ ｀Ｙ´
┃ 神々が所有する☆６級世界 ┃ !
┃ ┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃
:::::::::::|::|:|:|:|:|:|:::::| ┃ 神々が保護する☆５級世界 ┃
:::::::::::|::|:|:|:|:|:|:::::| ┃ ┃
:::::::::::|::|:|:|:|:|:|:::::| ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
:::::::::::|::|:|:|:|:|:|:::::| ｡ .rzｭ
､:::::: :|::|:|:|:|:|:|:::::|. |ﾊﾊ |{_j
::＼:: |::|:|:|:|:!:: :: | | r┴|| | }7| |
|:::: ヽ|::|:|:|:/: :: ::| r─┴'´￣二二二二二ﾆ=-
|:|:i::: :＼|/:::::::::: | ＾'´＾〉二i{￣￣}─┘__ノ二二
|:|:|::|::::::::＼:::::::: | ￣￣i{二ﾆ} :i/‐‐{/- ， ･
|:|:l~|￣|:::::::＼::::| ＼i{ ， __ノ＾
|:|:l~|￣|￣|:::::::: | ’ ， ･ ' ' ． ’ ＾'ｰっ
|:|:l~|￣|￣|:::::::: | ’ ' . . {} o ＾ ＾Y'
|:|:|::|: : | : :冂: :::| ・ ' ’ || ． 〈〉 /＼ ．
|:|:|::|: : | : :|:::| :: | + ﾟ ･ ‘ 八 ゝ'′
|:|:|::|: : | : :|:::| :: | , ,ィ ﾄ､ /|,..,|:|:|_,ハ :. ﾄ
|:|:|::|: : | : :|:::| :: | ﾄ､ .!ヽ ,. ,.ｨ {::ﾊ ___ .|::::ヽ _ ﾊ xヘ ,;; 八＿＿,|:|::::|:|:|::|:::|,爪＿八冂F==[]___ _|＼;;;＿}
|:|:|::|: : | : :|:::|: : |┼|‐r爪‐|:::|八‐‐r瓜斗ﾉ:::::|￣|:::::|＾ヽ,|::::::|⌒'く「二}{ィ=|:|_|_fxt＾ヽ{{､二ﾄ､＿ﾄﾚ'ーﾉﾉﾉ__ﾉ|: |┐「」::::|≧く|＼冂:::＿「」ｰl
|:|:|::|: : | : :|:::|: : |￣|丁丁ﾆﾆ「」￣:|‐:rイFﾆﾆﾆﾆア´￣冂二|＿l |＿从__ﾉ:| | }::|{__ﾉ|YYYf {／￣//￣'/,￣|::::::ﾄ､,,,,冂＿|￣|￣冂__|＿_ﾉ
|:|:|::|: : | : :|:::|: : | : :l￣ l￣~|￣:::::::| |:::|￣~:|~|::|￣|￣;;;／￣／ | |:::トﾐs｡∠ﾆ冂__|_|:|:|,.込￣|_|∠二二二二＼|:::冂~|￣¨|￣:|ー=≦ |
|:|:|::|: : |＿凵::::/:::: |:: :|::: : |￣ |￣|::‐┼r‐┴‐r‐:::|;; ;;; l￣l冂;;;;;| |:::|::::∠二|￣|〈￣￣¨|:::`弌|≧=-.｡.,||_ l￣:|二二ｌ＿|:: : |ー=彡 |:::
|:|:l~|￣|＿凵: i{─┴‐┴rｰ|＿_|＿|____| |二二||;;;;;;|_;_;;;;|^^||:::|￣￣|∠二ア´|／__ﾉ＿___,|＿,,|ll|二二二||_￣丁“ﾞ| |≠=-+:|｡..,,|ー=彡 |:::
|:|:l~|￣|＿凵:::ﾘ二,ｨ‐r'´:|::│-_-_|＿口::| ||￣ |∠＞'' |^^||:::|∠二二ィ´ |／￣,ｉ|￣|:::| | | |¨ﾞ冂＿_|| |二」＿|_|::::/＼￣~~|ー=彡 |:::
|:|:l~|￣|: : |:::|::|__ |:::| :|: : |::│-_-_l＼＿l＞.|| | |∠二∠二.イ~:| |／￣／:::| |,.ィ7￣77」_,,凵＿_||/＿_＼___∨ /￣~ |ー=彡ィ''
|:|:|::|: : |: : |:::|::|s｡￣アｰ┴┴‐‐,.ｲi:i:i:i:i:|::::::||￣ |￣ |┼|‐|┼|‐|::::レ|／￣／::|:: ,ｨ㌻,ｨ㌻￣77|───‐||:|:|:|:|:|:jI..｡｡＋-'=ﾆ二「|＼￣￣
|:|:|::|: : |: : |:::|::| ／＾`''+s｡ ／:::::|i:i:i:i:ｉ:|::::::|| | |┼|‐|┼|‐レ'´ ||￣ ||:::::::|ｨ㌻,ｨ㌻￣ 77:::| :||-=≦斗ｬヤ「:|＼￣￣￣￣￣
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それらに次ぐ☆４級の世界として一定の評価を受けていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
|:::||::::::| | -‐┬￢T￢┬- ..,,_ _ - .
＿ |:::||::::::| | _,､-／＼￣: : |~^ ┴ ⊥ _|￣丁 Ｔ￢ ┬ __,､: : | |: : : ｀`i
-ｰ〜〜''"´: : : : : : ｀`''〜〜〜ー-- :|:::||::::::| |__|:／:::::::::::＼: : |: : : : : : : : : : : ~＾ ￢┴ ⊥｣_ |::: :: | |: : : : : |￣
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /＼: : : : : :.::|:::||::ii::| |／::∩∩∩::::＼「二 ‐- _:::: ::┌──‐┐::: ::~^ ￢| |ー-: :.:|ｰ-
: : : : 冂_|￣|: : : : : : : : :く＼ ＼: : : : |:::||::::::| |二二二二二二｣:| |ﾆ=- ￣_|＿__: : ::｣‐-ｒ─ｭ＿| |: : : : : |::::::
: : ／: : __: : ＼ : : : : :＿__＼＼/ _ -ｰ::||::::::| | |γ⌒ヽ l i| | |~^ ￢…‐-=ﾆ」」: : Lﾆ/ Ｌ___| |Ｙ⌒Y | ｢¨
／ロ::/:::厂| :.:＞┐ :|: : :.:＿＼| |: :::: :::::||::::::| |＿圦 从l二i| | |: : : : : : : : : // : : ／~丁＼ｰ- :| |乂_乂:| ∟_
￣￣〕:.:::| ~＾＾ | | []:└‐::┐|─‐┐||::::::| |∩l∩｀¨´∩l∩i| | |二ﾆ=-‐::￢| |: : ::|: [].::| [] |: : : |_|-─┐|: : : :
:、 」: :::| ┌ ＿「＼|: : : :ロ: :|::| ﾛ |￣＼_|_|-ｧ─イ二二二ｉ| | _j|┌: :｢: ┌ | |: : ::￣j: :|: ／＼_く ／￣: :
ﾆ＼j: : :::| |:::::::| ル＜￣￣＼「ﾛ ﾛ |.:.:.:.:.:.}| |_|ﾛ .:.:.i⌒ｉ ,ハ| | |_|┌: :「: : ::::|┬'⌒L/ ／ ／ . . : : : : :
｀'マ}h､: :| |_､rf〔‐_‐_‐───＼__／.:.:.:.:.:｣凵 {: :_|:::｜｜｜￣ |ヽｎｎ: : : : :|::| : : :|＿_＼ _､＜三
｀寸}h＜‐_‐_‐_‐_｝:::: ＼.:.:. :.:.:.:、 } }: |├┴┴┴─_| |::「Ｌ-‐─┘: : :x<三三二- ─＜二三三
寸王王王┐ﾉ:::: / :∧.:.:.:.:.:.＼{ {_｣┘￣￣￣ /^¨¨¨´￣＼: : : : xく三三三三三三二／: : : : :
∨王王三┐::: /.::{!.:.:.:.:.:.:ノ{__ノ. . . . . . ../: : : : : : : : : : : : ,ｨ{三三二＞-‐┘￣ : : : : : :
∨王王三三∟ }!.:.:.:.:.:.:.:.:} . . .. . /_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:ｒ＜三二-─'′ : : : : : : :
─ ‐ ∨王王三三｣;:;: }!￣￣￣.. .. .. ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐￣_＞'": : : : : : : . . : : : : : : : :
二─ ‐ ‐ ￣ ＼三二-;:;:;:;:.匚｢￣ }i── ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ｒ二┘ : : : : : . . . . : : : : : : .:.:.:.:.:.
三二─ ‐ ∨二二Ｌ_ }＿ﾉ二二─ ‐ ‐ ‐ ‐ ｒぅ'′ . . : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:
三三二─ ∨/ﾆﾆ_-二── ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ｢_｢ ′ ;; . . : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
三三三二ﾆ=- ∨//三二── ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ─二二三j｢j{ ' ;; . . . . . . : : : : : : .:.:.:.:.:;:;:;:;:
三三三三三三二ﾆ=‐ ∨三三Ξ二─ ‐ ‐ ‐ ‐ ─二三√｢ _- . . . . . : : : : : : : .:.:.:.:.:.::::;:;:;:;:
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――なお、弥子達の世界は評価外である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ヾ─イ ,
￣（ ＿
／
（＿
,. ―y‐ ､__, .. ,＿. ／
／ / , ⌒ | ｀丶
. /, /i ,ﾙi ,ｨ､i l ',
//, / l| /l|u! /|Ll|l ! u ,ﾄ、 _,n＿00 __ ∩
lｲ∥/l /ﾚ'｀'ﾘ |/ ﾘ |从i i, | l| └l ｎ | に二二l └┘/7 ∪
| ll/|iﾘ（__） （__ｿ l i l | l! U Ｕ ＜ノ ｏ
| /!'″''″ ､ ''″ |/l|/lﾘ
'ﾞﾍi、ι l｀ﾆﾆﾆュ、u ,ｈｿ′
lﾘゝ、 |::::::::::::::::::| /ｲ″
へ、＿_｀^i>､ '＝＝＝_',.ｨ孑┐
lｦ,ﾍ ヽ ､二/,、 |-┬
l/ ,ｨﾍl /:' | /‐/
', /∠L>ﾐr-{,.∠,|, /‐/
:'、 ｿ:;:;:;:＿|:;:/‐:;:､} ／／
ヽ'、 〈-,:;:;:;:-:{:;:j`':.:.ミ!'ン´
ヾ丶 L:;: イ:/７ヾ、:.ｿ
〉:, ／:;:;:/:;|/:;i:.ヽＹ
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┃ 殺戮を禁忌とする神々が、殺戮を躊躇しないデーモンを認める理由―――
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―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
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. /;;;,ｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/¨ﾚ´::::::::::::`¨i○､ ヽ ｿ i;;;;／ /7 / / /7/7
i;;/ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;_;ヽ;i::::::::::::::::::::::)｀ｰ- 'ﾆ´::;o;;)ﾉ､ /∠〃/ ￣/
‐‐- ､ ._ i!′i;;/;;,､_,.．-‐'":::ヽ;;;!､i:::::::::::::::: //´￣_::::ｉ_」::!;;;;:::;) _,.．‐- ､ /_/￣ / /￣
＞----'"7/ .::::::::::::::::::::::〕':::ヽ::::::::::::::,ィｲ7ﾚｴェｪ'ｉ;;;;;;;;ヽ_)ヽ _＿_,.．'´ ´ ''｀` `‐-､ /＿/
／, ／_ {.::::::::::::::::::::;ｨ´ :::::::ｉ:::::::::::ﾑ¨ト､;;;;;;;／'`ｰ-､;;;;;／ /,、 ./ .:::,． ヽ._ ./￣/ /7/7
;;;,,-､' ''' ::. ´.´ ,>`::::::::::::::／ i .:;;;;;;;ヽ:::::: ヽﾊﾊﾊﾊi､_::::::::::. ./;;;／¨|:::::::....:::／ ､ ; , ｀i__ /7ｸｸ / /
.. :＼:..:::::..Y;; .....:::::::::::::/ :| :;;;;;;;;;;;;＼:::::::´￣¨〈 ｀;;;;,,,,,,,,ｉ／i;;;;;;;|;;;;;;;;;;;/,,, ,,ノ ;'´ , , ｀i、 ./ / / ￣￣/
i;;;;:::. ヽ;:: ....: .:i :;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー┬i‐´ }／ | ,;＼_;|;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;/ ﾉ ﾉ ﾍﾍｰ､... / ￣￣/ /￣￣
,,};;;;;;;;;;, ｀･-．_______.:::::| .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::ﾘ::::::... ノ ..::! :;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;i;;;;;;;;;;/;... ／ ,〉 ﾍ ﾞ¨・...../ /￣￣ ＿/
...,,;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,.｀ヽ! i:;;;;;;;;, - ､_____,ﾑ‐'''´ .....::::::::::i::......::;;;;;;;;;＼_i;;;;;;;/;;;;;;;;／;,,. .::;',イ ｉ .} ｉ iヽ. /_/
::::;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.. ::;;,,)ヾ;;／;;;;;;;;:::::.... ........::::::::, -──ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:: ﾘ∧ﾉ......
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┃ それは彼らの本質にある
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┃ 魔界に住まうモノたちは飲食を必要としない
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r＝-ーーーー‐‐---ー--ーーーーーー--==---=ー--ｧ
∥ _ノ三ニ=-―'''三二ﾆ=-ー--ｖ- 、__ }
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∥_ ｿ三三三三ニニニﾆﾆ,,=-―‐- 、三三ﾆ=-,ヽ ﾊ
_, - ' ´ ｀" ' =,,,_｀ー---ー---ｧ"´::::::::::::::::::::::｀"'ヾ ）
,, '´ _,、=-、 ｀"' 、-==-ｧ":::::::r==、ﾊ__,.:.:.:.:.:.:.:'ヽ==--=-=-"´
／ ,、_、/ / : : : ｀-v、 ヽ、 ∥:::::::∥ そヲヽーｧ.:.: ﾊ
./ _i^: : : : : / ｀ー、 ', .i.{:::::::〃 ＜くi !ﾌ}__ノ.:.: i ＿
../ ,、ﾉ: : : : : : j : : : : : : : 7 ﾊ .ヽ 、::ト、__ノ iVハ八.:.: _,,=-^~￣ ｀"' - 、
∥ ,,j: : : : : : : ,,ﾉ . :::::::::: ∥ ∥ .ヽヽーvn、__V、 ノ ／ ,;;;;;;'"￣￣｀"' - 、 ヽ、
i { : : : : : i ヾ.. ::::::: / ∥ __ ｀'-=,,__ ＞__,,=ｧ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘv:;:;:;｀ﾊ ハ
∨ ｀} : : : ::::::ゝ.. ｿ /;;;;´::::::::｀::ヽ、ー二ニ=イ i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:;:;:;:;:;:;.', .ﾊ
..∨ ヾ,: : : : : ノ ::::.. ノ /〈三三ﾆﾆｺ;;;;;ヽ .i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:@o。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾊ ﾘ
ヽ、 ｀,_: : : : : : : ::::;;;,,,''"´_／;;;ノ,ニニ＞、ヽ,,/i ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;Ｃﾊ:;:;:;:;:;:;:;ﾘ∥
ヽ, ｀ー==-〜´_,, -' " ヾ;;;（(_,-----、::::/∥ ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/./
｀ ー--==‐'"´ ｀ヽ、t____ﾉノ:::ノノ ヽ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;..／／
｀ー-=-'"´ ｀ー-...,,,___,,,...=‐"´
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-=ﾆﾆ二二二二二二二二二二二二二ＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩＩ
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・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ すなわち、生きるために他の生命を奪う必要はなく
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::;;;;;;;;;;;;;;;}:: i,.．ﾆ=-::::::,..．'´￣ヽ､__,,::::::::::. :. ヽ:. `＼i､;;;;;;;;;;;,ｲ;;/i;;;;;;;;;;;::;;:::/´￣｀ヽ
;;;;;;;;;::::;;;;;;;;;/:::::::::;;;;;;;;;;;;;;ﾉ:: :::::::::::: ::::::i´: .::::.. ::. i:. `vﾚ´ ″|;;;;;;;;;:::::::{
;;::::::;;;;;;;;;;;;;i:::::,;;;,,,,,,,;;;／:::::::::::::::::::. ::: ﾍ::::.. :::::::::... ::::. i:::. .: .: |;;;;;;;;:::::::::i
::::;;;;;;;;;;;;;;;;;!::::::;;;;;;;;;(: :::::::::::::::__‐-__ ::ﾍ:::::. .. . : `ｰ､:::. :. i::::: .::: ヽ;;;;;;;;;;;:ﾍ
::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;:::::;;;;;;;;;}:::::::;i:::: ::::::::::-‐-___::＼:::::::..:::::.. ...:: ;:: :: ﾚ.:::::::::::: };;:::::::;;;;;::＼
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;:::::::;;;ﾉ::::::::;|:::. ::::::::::::::ﾍｰ-ﾕ:::`ｰ手‐-､::::.... ;:::..:::.:::::: :i;;;;;;;;;;;;;;;:::___ヽ、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ;;:::::::....::::::::;;;;|::: ::::::::::::. ヽ:. ...::i. ＼. ＼:::::. ';:::::::::: . .:::....:/;;;:::::::／´ ｀`
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/-'7;::::::::::;;;;i::: .::::::::::::::.. ヽ ／ヽ ｀ｰ-ﾍ::::::.. /::::::. .::::..::,.．・';;;;::::::/
:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::/::::::::::::::;/:: .:::::::::::::::::::ヽ ＼ ﾌ:: 人_:::::::::..::::::::/;;;;i:::__ノ＞/;;;;;;;;;;;;::::ｲ
:::::::::;;;;;;;;:;/::::::::i;;::::::::::::::;'::..::::::::::::::::::::: ノ `ー-一 ´..:::::::::::::::::ﾍ:::. ,. ゝ-=' i;;;;;;;;;;;;;;;;;::::ヽ
::::::::;;;;;;;;/:::::::::::!::::::::::::::::::::;;::::;;::::::／ ／¨ﾞ･‐-:::::::::::::::::::::::::::::::::::: i i 〈:::::: .:{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::＼
:::::;;;;;;;;/::::::: ::::ゝ;;;;:::::::::;;;;;;;;;;:::::::,. ' ´:::::: ..::::;;;;;;;::::::::::: i:::::: .ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:`ｰ,
;;;;;;;;;;/;;::::: ::::;;＼;;;;;;;;;;;;;;;:::::/:::: ......................::ィ:::::;;;;;;;:::::: i!:／_,.．-‐-､__;;;;;;;;;;;;;;;:::::::i
;;;;;;;/;::::: ..:::::;;;;;;ﾍ;;;;;;;;;;;:::::i:::: ,．'´￣¨¨¨¨￣:::::;;;;;;:::::::::::: i!/´・､ ｀ｰ､_;;;;;;;:::::i
;;;;;/:::: ..::::;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;::::::: :::::::::::::::.. ....:::::::::::;;;;::::: i!′ ＼ ヽ;;;;;;:::ﾍ
／:::: .::::;;;;;;;;;;;;;;::::;;;ヽ;:::::::. .:::::::::::::::::::::::::::::::::...:::::::::::::::ゞ-．,,;;二フ′::::: ｀・、 i;;;;;;;;:::::＼__iヽ
:::::::: :::::::::;;;;;;;;;::::::;;;;;;;ﾍ;::::: ::::::::::::::::::..´￣￣￣￣￣`ｰイ'´:::::::::::::::::::::::::: :. ヽ ＼;;;;;;;;:::::::::;;;
:::::: :::::::::;;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;ヽ _;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;,．ノ:::::::::::::::: ::::::::: ;;;; ;; ヽ-､___ __＞'¨￣¨`
:::::: ::::::::;;;;;;::::::::::;;;;;;;;;;;;;;ﾍ::::::::: ::: :::;/::::::::::::::::::::.. ....,,,,;;;;;, ;;;;;;,,,;;;,＼¨:::::::::::.....
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
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┃ また欲望も煩悩もほとんど捨て去っていた
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┃ デーモンに在る欲求はただ一つ―――
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..|::＼ ＿ ''''';;;;,,,,,, ''';;,
'.|:: ＼ | :| ＿ ,,,;;; '''''';;,,,,
,.》 / j:＼:j |:: |＿□ ＿, |::￣|＿[| ,;'' ;' ''';;;;,,,
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..|:: |／ | |:＿| |::＿| |::￣|＿□ |::＿| .|: ＿:| [] ＿＿ .'''';;;;; ,,,,;'';,
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..|:: ＿＿ﾞ| |::＿| |:: | |:／:|''';;,
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..|:: ＼ |:: |'''';;;,,,;''' ';,;'
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￣￣￣￣￣ |::＿_|;;;''';;'
'';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;'''''''''''' ::::::::::::::: ::::::::::::::: .,;
''';;, ,,,,,,,,,,;;;;::::::::::::::: :::::::::::::::
''';;;,,,,, ::::::::::::::: 強くなる事 ::::::::::::::: .'';,,,;';,,;''
'. ::::::::::::::: ::::::::::::::: .'''';;;;;''
,,,,;;;;;;''''''' ;'... ::::::::::::::: :::::::::::::::., ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
,,,;;;;''' ''';;;''. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
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'''''''''''';;;;;;;,,,,,,, ,,,;;;,,, ,,,
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''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,, ''';;;;,,, ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;''''''
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┃ それに尽きた
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.
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┃ 魔界の誰よりも強くなる―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
/⌒＼
/:::::::::::::.ﾍ
＿ {:::::::: : : .ﾊ
.心:::::::￣卜 、 .{: : : : : : ﾊ
{: : : : : :::::::::::::::メ、 .|: : : : : !
.∨: : : : : : :::::::::::::::.＼ .! : : λ
.乂 : : : :::::::::::へ 、 八 : :ﾊ
.＼ : : : : :::::.心 λ ::::ﾊ
个夂 : : : :::::ﾍ .{ ::::八
个 x :::::.弋 ..} : ::∧
. x-――---ュ＿_ ＼ : :::::::＼_ ィ : ::Λ
{: : : : ::::::::::::::::::::::::｀::ー--‐、 乂 : :::::::::::::::::: : : ::λ
弋: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞-ｘ＿ .X ::::::::::::::::::: : : :::λ
乂 : : : ::::::::::::::. . . ::::::::::::::: :::::::::＾Y:::::::. . . . : : : : : : : : : : : : :::.Λ
丶 ＿ : : : ::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : Λ
￣￣｀｀`ー‐- 、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : Λ
＞｀× : : : : : : ::::ﾍ
／⌒二´:::::::::::: : : . : : : : : :::::ﾍ
x匕:::::::::::::::: ::::::::::::: : : : : : : :::::::::.Χ＿_
. ／::::::::::::::::::::::: : : : ::::::::::::::::::::::::::｀＞ 、
／::::::::::::::::::::::::又｀ー―卜、 : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
/:::::::::::::::::::::: 夕 丶、 : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
（:::: ::::::::::: ／ Υ、 .... : : : : : : : : : : : )
｀斤ーーイ ｀ ー､＿ ...........::::::: ....:::::ﾍ｀ ＜＿＿ ュイ
弋 . ........::::::: ::ﾍ
乂: : : : : : : ::::::: ...::::ﾍ
! .....::::::::::::::::::.
! ..........:::::::::::::::::::::::::::: : : .
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :
: : : : : : : : : : : : : : : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その欲求だけがデーモンを衝き動かし、魔界を鍛錬と果し合いの舞台へと昇華させる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デーモンの目的は「勝つ事」ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::心、
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::圭
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::垈
＼:::::::::::::::::::::::::::::::代
ﾏ::::::::::::::::::::::::::::::心
マ::::::::::::::::::::::::::::丞
｀ﾏ:::::::::::::::::::::::::::伐
＼:::::::::::::::::::::::::∧
ﾏ::::::::::::::::::::::∧
｀'守::::::::::::::::::心
ﾏ:::::::::::::::::i!∧､
マ::::::::::::iヽ::::::､
/ ＿＿＿ ﾏ:::::::::_,r=ﾐ:丞
/i ／´ ,r'´,ｨ _,,.. -――ｧ ヾ／ /´ )､心、
/ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;＜"´ , -‐-t='ニﾐ､ ´__〉i!:::Y
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ー--‐ｧ´￣｀ヽ ﾉ }!､ノ､i!::::|!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.. -‐- ､;;;;;;;;,＞＝=-｀ヾ}! i´ﾉ､:::::ﾏ:}!
〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／⌒´ ヾ ｀ｰ'´､ '.ｰ〈ﾉ}!/"´,r' ﾏ::::∧
ヾ;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;,イ Y､ｯ'´ )､ヾi!ﾉ;;/_,／ ﾏ:::∧
ヽi)ﾉミ､}! { .ﾊ ﾍ ｀弋r'´｀ヽ､ ヽ. ﾏ::∧
Y´ ミ､ ∨ ヽ j Y ヽ ﾊ ﾏ::∧
｀ヽ ヾ,ﾉ 〈 ｰ- ､ 〈 ﾉ＼ ∧ ﾏ::::ヽ
｀´ ゞ､ヽ ヾｯ､ ヽ ､ '. 'ヽ_ ﾏ:::::}!
ﾞ<｀ｰ-､ '. ＞ ..,,_ 〉 '. ﾏノ
｀乂 ゞ､ ﾞ} ,r=ｰﾘ }! |、
＼ｿ ,r ミ､ ﾉ}! | ﾉ .|ﾊヾ
｀＞{!/／ ミ;;;|! iｰ' ,ノi .}! ＼
_,,..ﾉ´￣ｿ{! i;;;|! ﾘ／ ﾉ iﾞ}｀ヽ;＼
__,, ＜,r=ｰｧ/ {! ;;ﾘ iﾞ_,,.. ｿ .ﾉj ＼ ＼
-ﾆ､ ／二二´ 二ﾊ j j＿,,..／< ＼ ＼
_,r=>ニ二三 }＿_;Y / / /< ＼ ＼ ／ _ノ
ノ"´ ｿ´ ヾ､ ￣｀''ｰ-}! ノ / /､ ＼ .> ｀´r'´ ＼
{! （ ｀＼ ｀ヽﾉ=＝=ミ､{ ＼ ｀ｰ' _,,r'＼ ＼ >
ﾞi! '. _,,,,.. ゝ,,_＿/´ / .＼ i! ＼ ＼
ゝ､ ヾｿ"´_,,.... -―-/ ﾞi /( {｀⌒ヽi´ー-､ ＼ .＼ ＼
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 「強くなる事」だ
┗━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 相手の不意を突いたり、複数で戦って勝ちを収める事に価値は見出さぬ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
:::::::::::i!/ /::::::::::::::::::::::::i':::::::,､:::::::::ノ:::::::｀ヽ
:::::::_ﾉ'／::::::::::: ,r'´ ｿ'ﾞ:::::::'⌒__´::::｀ノ::::r''´::
::::i!´:::::::::::::::,,ｯ'´::::´::::,ｯ''"´￣ ｀ヽｿ､_,,ゞ､::
::::{!ｯ''´::::,,ｯ'´:::::::::::::/ ﾉ;' ノヾ}!: ,ｲ ,ｲ
,,ﾂ'Ｙ´⌒}!'ilｯ''"´_,〈ｰ- ..,,＿,,.. ='´彡´ メ:::::. ,ｲ／! ﾚ .ﾚ
::::,r'ゞ､:::::｀ﾞ'ｰ-= ..,,＿_ ｀"''ｰ- ..,,__,,..ノヽ ﾉ:. .／ ／´
'´ , -‐'｀ｰ::::-::..,,_:::::::::::::｀''ｰ- ..,,＿＿}!_ノヽ. ﾚ'.| |／!
:::::::､,,_,r=ゞ､ﾉ }!´￣￣｀''ー- ..,,_::::,::::::ヾ､ノ: . .／ ／ __
:::::::::::::､__::::､__:::::::::ヽ:::::::::::＼_:::::｀ヾ､:::::}!､:::. ﾚ'.| | /´ ＞ ,.イ
ヾｯ;;､:::::::ヾ}!::｀ヽ:::::::';;,:::::::::::::::｀!､:::::ヾ､:::::｀:: . |/ .´￣ .／_/
;;;;;;;;;;;;｀ヽ::::';;,::::ヾ:::::::::';;,::::､:::::::::::::ヽ_:::::｀ヽ_: ／／
;;;;;;;;;;;;;;;;ﾘ::::::::::::::::＼ ヽ {!､:::::::::::::｀ヽ:::::::}: .／／ ,ｲ,ｲ ,ｲ
;;;;;;ﾂ'''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::';,:::::'; .|/ ﾚﾚ //
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::＼:: /'
＿＿,.､_:::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::';;,:::::::::::::::::::
＿,,..... -‐- ､ ーｧ-､.,,_ ';,::::::::::::::}!::::::::::::::::::
|! ﾞ|!￣｀＼＿ﾞヾ､:::::::::::｀!:::::::::::::::
_人.,_ _}!､ }! ｀ヽ}!::::::::::::::::::::::::::::
｀i!ｰ''"´ ヽｯ-‐'‐､ }!:::::::::::::::::::::
.|! }! ｀i!'ﾞﾘ:::::::::::::::::
;;=-―┴―----'ｰ--- ､ﾘ_ﾉ:::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;;;,,,,,,,......,,, --―''''"´￣｀ヽ:::::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それどころか、最も唾棄すべき行為と認識していた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
∧
_ / Ｏヽ
'＼l ＼ l .､ 从 ＿_,ノ/ ／ ム Ｏ ゞ .
ﾍ:: :.. ヽ' ﾞヽ､ ノ ﾉ )''´...::::,. ｪ'ﾆ´::/ ﾄ, ξ⌒ ⌒ヾ.ミ .ｨi
.ﾍ::.. ､ ヽlヽ, ﾞ〉 , / ..::: ....::::::::/ｧ | ｿ ﾉー ・∇・ ー ヽ′|
N:::::. ＼ ＼{/／..:: ..::: .::: ...::/. ゝ ( ＞ ＜ ) ﾉ
ヽ ::::..ヽ＿＿,ｨ/≦＿_ u. ..::::/ ヽ´l u./､_,u､_, ヽ ｣ノ
ヽ ::ヽ_|. ﾋ_｣ l: ﾋ＿l .ﾉ ..:::::::∠, ._/ﾊ .i､ ゝ._） j ji∧ﾍ
ヽﾍ＼:::::､,､__,!､,､____,...::::::::: ／ /'´io.＞,川川ﾘiｲ~ァo＝-､
.＼ヽ ::...ヽ ./ ＞ / : ::::ｉoﾍ::::ﾘ川ﾘii:::r'o/'´:::::::ヽ
｀''-.､:::.｀^'l"｀´ __,．´￣ 〈 : : ::::ioj:::iii.Vﾘ.ii:/o/:::::::::,:::::::,::'
｀¨''''''''''''¨´ ∧_: : ::iojﾆii Ⅵｿ/〈::::::,::::,::.::::
ｎ. . ∩.⊂⊃00 ｎ
| ! . n_ l | ⊆⊇ に二二l . /厶__
ヽﾆフ ｃ!［ Ll(⊆广 └'＾ｰ┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 正々堂々と戦い、勝っても負けてもそこに恨みはない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
,r-;ﾉ
,／,r' ／!
,!::::i,,,,,____,,,ノ::::::ヽ,,r‐'''''7 __
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-‐''´／
,ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;r'
/! !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`7
,/::レ ''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､
!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､ _,,
ﾚ '´7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::fヾ;!`ヽ､
,/:::::::::::::::::::::::::;‐-;;;;_::::::::;;_;;r-‐'7:::::::::::::::::::::l iゝ
,r'´:::::::::::::::::::::::::;r' `､ `､｀;´ , ' ,/ l;::::::::::::::::::::::`ヽ
,/;/l::;／!:::::::::::;r''ﾄ､ `__`ヽ'; ,' ,r' ,ノ,ヾr､:::::::::::::::::;;;:`､__
r'''´ ﾚ ,/::::::::::::`i l､ `ｰ-ゝ,r ､_ノﾆｿ,' f´ ,!::::::::::::::::ヽ`ヾ:ヽ
l! _,ﾉ::::::::::::::::::l,`l`i ,r''7/i i `ｰ ､f´ﾚ ,!:::::::::::::::::::::`.､ ヾ;!
l! ,r''´::::::::::::::;;;:::-‐i`'､i ,rヽi___,!ﾉ`,! ',/i ﾆ:;;;_::::::::::::::::::::::`i
_,ﾉ;r'!;;r‐'''''´ i iヽ ,r‐--‐‐､ ,/i i ''''''‐-:;_:::::ﾄゝ
_,,..-‐‐‐---‐'''''''''＜ ....::i :: i ` ----- '´.::! i::.. ,／ `ヾ;!,,,,_______.r‐‐‐-..,__
,r''´ ,r‐'''´￣''''‐-､ `､ .....:::::::;::':..! ::.ヽ ` .... ´;'::;! ,!:::::::..,r' ....:::,r- --- ,,_ `ヽ､
,r''´ ,r'´ ,,r‐'''''ｰ､ , , , ,::...:::::::::;'..::: ヽ:::.ヽ::. .:: ;':::;' /:::::::::::::::::...... ,r‐'- ,_ `ヽ、 ヽ､
,r'’ ,r'´ ,r''´ , - ' ''‐- ､`ｰ-::;;_:::::... ..::ヽ.::.ヽ:......:::;'::::; .:/:.. :::::::::::::;;r'''''7_,,r<__ `ヽ、 `､ ヽ、
f ,f´ ,r'’ , ' ヽ ￣''''''ヽ'''ヾ､`､::::;'::::;';r'ｰ---‐''''''´ .::;f´ `ヽ、 ヽ、 `、 `､
l ,i f , ' ,r’ｰ-- ____ ,ﾉｰ‐‐< _,,r‐ --‐‐ヽ `､ `､ ヽ l
l i i ,r' '´ -‐-､ `Y ,!''´ --‐‐‐ ヽ ヽ i !
,!i /i _,r''´ __,, `ヽ, ,r' ´ ヽ､ ` ､ ! ! .l
/ i r'''´ ! __,,r'ﾌ'´ '´ -‐‐‐ --ヽ,i ヽ,r''´ `､｀ヽ､`ヽ､ ,! `､ ,! ,!
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 勝者には敬意を、敗者には惜別の念を送るのみ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そんな彼らが異界からの召喚に応じるのも
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ト _ _ ┐ ＿
r￢ ｔ冫 廴」 Ｌノ 〉 ｲ ｣⌒〉 くﾍィ「 ┐
r冖〈ﾉﾚ' └ ' ゝ┘ ∟〈 しﾉ 1
〈_,､〉 く 〕[」_
r-勹 ｀┘〔 ｱ-┐
r ､`┘ ｀ﾞ」 / r￢
〉 {. _.｡ｬぁて丕刀ﾌ7ゎ｡._. ?h_〕 〈_/ ┏┓ ＿__. ＿
くﾌ ｀´. ,.ィ炙ヲ㌍≠┴⇒弍j込ｽ＞｡. ゞ＾ ﾌ ┏━━┓†_/┓ /,;;;;;;┃ /;;;;,〉
r -ｧ. ,ｨ升ｦナ'´ ｀ﾞ'＜弖心、. ﾚV 卜、... ‡＿_ | ∨ /;;;;;;;;;┃ /;,∠__
r┐ﾚﾍ} ;夕ﾌア´ ＼ﾎi心 〈_ノ人_.... ┏┛ | ┗┓;;;┃ し' };;;;;〉
└' んfiУ ▽ij∧ く,､ノ ￣￣ ／;;;;;;ﾉ (／
rﾍﾊ 从j'Y ∨iハ. ｒｋ ｔ -ヵ. ＿____.. ┃;;;／
} 〈/`ァ 斤W ;ｨ升"心｡. ㌣い し〉└ ' 〔＿ 匚]_〕 ゝ"
{」－' ┘. |友ｶ. {圭ﾆ升圭. }ｿ川. 「｀´ﾌ......┏┛ 〉
ノヽ い叭. マ圭圭v’ 仄ガ 〈_ﾊ｝. ￣￣
rへ ＼┘. Ｗi从 ｀~~´ 从ﾉﾘ r￢ﾉﾍ. ＿∧./::〉
ゝソ｝ ∀t△ ∧fﾘ/. └､ﾙノ 〔__::::Y ∨
＼,」 _ ﾞﾏじへ、 ／リiУ. ｒイ ＿_」::::|
〈丿. ＼夊i㌧､_ ,.イ!刋／. └' 「ﾏ (:::::::::::ノ _＿勹┐
┌￢ト┐ `マ才i｢≧ｪ｡。．。｡っ夭テ少'ﾟ. 〔一7´ ￣ :⊇ ｢￣
￣〈,､〕r １ ｀ﾟ'' ミ芝玉竺壬云=‐'´. 〈ーｫ{ル' ￣
└ ' ￣￣. 冖_了
r宀ﾉ´７ 厂〔 _ ｨ
－'｀し' 」ケ「 ｧ _ しﾉr､_〉_{
丶ﾉ」_〈 rク .r'Z r､, 冫１ 〉Ｌ. └ノ
r勹ﾚ ノ´｝｢ャ rこ _ {_/ 〈_/ く, ノ
｀ | ひl ￢〕〈_ア ｣_ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ サモナーが提供する魔力が自身の向上に役立つが故だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＼ ／／
＼＼ ／／
＼＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ／／
＼＼. ┃ 彼らの本質は徹底した求道であり ／／
＼＼. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━─── ／／
＼＼ ／／
| | | |
| | | |
| | | |
| | = | |
| | Ξ | |
| | ニ | |
| | === | |
| | ==== | |
| | ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ | |
| | ＿三三三三三三＿ | |
| | ┌┴───────┴┐ | |
[＼| | ┌┴─────────┴┐ | |／]
[ | | ┌┴───────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴─────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴───────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴─────────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴───────────────────┴┐ | | ]
[／| | ┌┴─────────────────────┴┐ | |＼]
| |┌┴───────────────────────┴┐| |
| |┴─────────────────────────┴| |
| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |
| | | |
| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |
| |'~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''| |
| | | |
| | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| | ┃ それゆえに神々はデーモンを評価する
／／ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／／ ＼＼
／／ ＼＼
／／ ＼＼
／／ ＼＼
／ ＼＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 欲望を全て捨て、己が信ずる道を歩み続ける
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
. ﾘ''-、
. .,／::::│ ,,,,,,,,,、
. lﾞ:::::::::::,/ ｨ,! |::::::│
. l,,,---'′ ,i::::::i､l
. ″ , ｀ﾞ'''''''''ﾞﾞ
,‐ﾟi､
lﾞ._,,,ﾉ
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. ／（ ~''''"
〈ヽ {:::::::） ト、
´ ﾞ'''" lノ
,／,ﾆ''ｯ‐
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. /ﾞ'l ﾉヽ
ヽ/ (::::::ヽ
ヽノ
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┃ それは神々が尊ぶ生命の在り方だからだ
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┃ 魔界の総帥、ネウロであってもそれは同じだ
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___ .......
／⌒` ＼
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∨ { ` /_././ /./ /
∨ .{ `¨ ゝ' ｰ′
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┃ 彼も持てる時間の全てを鍛錬に費やしている
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＿ _, --- ､_
／::´::＼ `‐- ､
/::/::ヽ:::::::::ヽ ＼ ､＼`ー
///::/_,=＼::::l ﾄ ＼＼＼`＼ ＿ _
ﾚ /:::〉`'´ l:::l` レ＼ヽ＼`-,' ´ ヽ
l::∠ , l::l/l/´:＼`‐7´ l ＼
l:::l`-_' l::lノ: : : : l : l l ` ､
l::l. `､_／＿: : : : :l : l `､: : :＿: : : : :::`::::､
ﾚ ￣ `> : : .l ヽ: : : : :` ､ : :::::::::::::::::::`:::､
／l l‐- l `ー､＿: :`＞ ､::::::::::::::::＿:_:＼
/ l `､ l ￣ ´ ＞´:::::::::::::::::＼
/ l ＼l , ::'´:::::::::::::::::::::::::::::〉
ﾉ ＿,l ＼o , '´:::::::::::::::::::::::::::::::::／
＿＿ ／ ／`､ ＼ , :::'´::::::::::::::::::::::::::::::::,::: '´
, -‐ 二:::::::::::::::￣`ー ､_ ／. . . . . ／ ＼ ＼-‐':::´::::::::::::::::::::::::::::::-‐' l´
`二ﾌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/` ､ ／:::::::::::::／＿........-‐'´￣::ヽ:::::::::::::::::::-‐' ´ l
`＝-‐フ:::::------:::::::l:::::::::::::::`‐-:､＿ ,-――::―::￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::l_-‐' ´ l
'／ ￣` ､::::::::::::::::::::::::::７ ／二ﾆ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-‐'´lヽ l
` ､:::::::::／／／:＿,::::::::::::::::::::::::::::::::-‐'´ l l o l
`´／::／／:::::-‐::::::::-‐' ´ l l l
／／／::／´／::／ / l l
`´ '-'´ ／:／ / /l l
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┃ 強くなる為―――自身を上回る者に勝つ力を得る為に
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┃ そんなネウロの居城を、一人の男が訪ねてきた
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ｉ:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ /::::::::::::::::::::::::.:./. くノ
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ｌ:::::|:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ∧:::::::::::::::.:〉 くノ
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ｌ::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ', ヾ､ !
/::ヽ:―‐:.､:.:.:.:.:.:〉 ｌ! ヽ
〈:::::, ― ､:::.:.:.:.:! ｌ{ }
V ￣ ヽ ヾ ､＿ ﾉ
´ | ｀ ー ´
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{ ｀ ー―――‐ ´ ‐'
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┃ 神々以外を畏れぬネウロですら、その男の訪問には目を剥いた
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||: : |: : || |∬|:. ||: : |: : ||. |∫|:. ||: : |: : ||. |∬|:.
￣￣ |∬|:. ￣￣ |∫|:. ￣￣ |∬|:.
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･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∬| ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∫| ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･:*･゜ﾟ･*:.｡. .|∬| ･*:.｡. .
====================|∬|====================|∫|====================|∬|======:
| |:::::::::::::::::::::::::／ ｀'''''ﾞﾞﾞ|:::::ト､,:::::::::::',
.| .|:::::::::::::::::::::::/ ￣｀.ヽ､ u. ,!::::,! ',:::::::::::',
| .|::::::::::::::::::::::i ｀ヽ ./:::/ ',::::::::::::',
.| |:::::::::::::::::::::| , rィ=-､ .ヽ ./::/,､r- ､i:::::::::::::',
| |:::::::::::::::::::| .《 ・ .｀;, /:/´ }::::::::::::::',
| | ::::::::::::::::| ﾞヽ､,,,,,,､ｒ〃 /〃-‐ ､ /:::::::::::::::::}
| .|::::::::::::::::| .//ヽ,. ﾟ ,》/|:::::::::::::::/
.| i!::::::::::::::| 〃 ﾞ'''''´ /.|:::::::::::::/
| | |:::::::::::::| u. ／ i ./ |:::::::::::/
i! l |::::::::::::| i / |:::::::::/
.i ! !. .|::::::::::| ._,ゝ /| |::::::::/
| i! |:::::::::| ,r'|.| |:::::::i
|:::::::|ヽ ヾ三＝ ／| i! |::::::|
|:::::| ヽ ／| | ! |:::::|
|::::| ヽ ,.r'| .| .| |::::|
|::| ／ ヽ ´| | || .|:::|
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┃ 三千世界における最高―――最強の使徒
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i, 'i ` -､ヽ, .／._, -一''''~ / .} _､,,,//
`` ~`'' /-'~ ,' ,' ﾉ ／ /'ヾ
l ,､,-, ----ーーー-------､､, { .l! i' ／ , ′ }
／lヽ, ==ﾆ,､, ーーーー----ー _,, -' l l! l! ／ ／ ノ ,-､.
l l! `､ `'ー-----,-,--ー'~ l l ﾉ ／ .／ '" / /.l
l |! l // ゝlソ _.: ´ _, -' , :′ / ././
} l! } ,,,// l} ..／_, -' _／'ﾞ / ././
| l| ! ｀ヽ、 >, l ~=,- (＿_,,. -‐''´ {/.ノ
.ﾘ l! .l ｀ヽ ヽ, 〃 l! i ／'ﾞ
{ |! .l `'''-､,,,,,) / l! i,
l ._,,l,,, -'一''"´ ￣ ｀"'' ー -､,_ |! i
_ - ‐ ~ ｀ヽ, l! _
" _, --- .} l ( ` ヽ､
_,, -''''~ ﾉ l ヽ ＼ `-､
._ , -一'''~ ／ l! l ＼ `､. ＼
_, -'~ _, -,'~ .l! l ｀､ `､ ｀､
／ -' i, |i !l _,,､､､ｒ-‐ ｀､ i! l
.／ ／ l `､ .l , -'~ , - } 'i l| }
／ `､ .i ヾ ／ .／ , -､ `､. l! l
／ .'､. ｀ ､ .ゝ､ .／ / / l. '､ !}ソ
／ `､ '､ .l/ / 〃 l. `i{
.／ l~i`､ /＼ ヽ } { {{ .! ﾉ
,／ .l l l ./ / ＼ ｀ ソ l l! l
.／ l ,l! .l ./ / ,／`'ー'~ ';. |! l
.／ l ,|! .l { / ／ ', !ｼ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 神々の長兄オプーが創りし究極の使徒
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. :.:＼＿) . . __,::::.__／ ′ (
. :|三＼ / ￣｀Y
. :|三三＼ ＿ ィ / .............ノ
i :|三三三＞ .. ヽニニ==‐ ＼＼ (:::..........､
、 l :|三三三三三＞ .. ｰ=彡' |＼＼＿___ 丿
Ⅵ[/ 三三三三三三三＞ . |ﾆ=＼%===⌒ヽ ＿ --======
. ∨三三三三三三三三三三＞ .. 人=======Y⌒ヾ＼ ＿ --==========
_/ニニニニニニニニニニ=‐‐ 丁＼{========||===}}================
=ニニニニニニニニニ=‐‐ ,/ ＼ ===== ||==={{================
‐=ニニニニニニ=‐ ／{ ＼====||=== ＼==============
‐=ﾆﾆﾆﾆ=- { .: Ⅵt=||======＼============
. ＼::. .:: ...::Ⅵ／￣￣￣￣============
＼::. .:: ...:::´ Ⅵ=====================
＼::. .:: ....::: ´ Ⅵ====================
＼::. .::/／ Ⅵ=============== ｉ===
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::＼.......:.:.:/'′ Ⅵ＼============｜==
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ／ ｉ===＼==========ｉ|===
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: : : . . . |==/============Ⅳ/
: : : . . . |=/=============Ⅳ
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┃ 数多の使徒の頂点に立つその男の名は―――
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┃ ┃
┃ シゲル・アカギ .┃
┃ ┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
./:::.:.:.:.::.::::_:∨ {┤ | ､ ; ﾊ
{:.:::.:.:.:::／::::::∨ ﾍ'､ }:､ } ; |
;:.::.::.:./:::::::::::::::＼ﾊ ヽﾄ､ヾ , -┴ ､
;:.:.:::＿.､-‐rッ ￣ ＼ フ´| /＿_:::::::}
|:::￣:::::ー─‐ ´ . :.:.:| |::__.:::}.::/
|::::::::::::::.: .:.:.:l |::_::V.::/
|:::::.::::::::.: .:.:.:.l ﾚ:::Y::/
|::.:.:::::::.: . :.:.:.l |__/:/
|::::.::.:.: . :.:.:.ﾊ|__ノ_
|:.:::.} . :.:.:.:/ ﾉ/三 ＼
､_ﾉ'"´ . .:.:.:ｲ /三三三ヽ_
──────'.:.:.::/f| /三三三三 {三≧= ＿＿
＿＿_ ..:.:.:.:.:／.::{ﾚ三三三三三;三三三三三≧= ､＿
圭三´ . .:.::.:.:.:／.:::::::.l三三三三三三,三三三三三三三三
. .:.:.:.:.:.:.／.:::::::::.: :|三三三三三三!三三三三三三三三
. ..:.:.:.:.:／.::::::::::::. :. :|三三三三三三;三三三三三三三三
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┃ 十二柱の神々に次ぐ、三千世界の十三番目に君臨する絶対的強者である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ
| " ﾞハ ー--7′ （( ￣ 久しぶりだな、ネウロよ
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;;
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l /￣｀Y´
. |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ﾞ/
＿__
／￣｀ヾH ｀丶、
j }‐|、 ＼ アカギ様……
lﾊ }|リﾘｲ| | ｀>／⌒ ﾊ
'ﾘﾘ´＼ﾚ| //／ } ！ このような粗末な城にお越しいただき、恐懼の至り
‘‘ `ァ'ﾉ /〃' ﾄ､
＿っy---―‐匕 /´ |人
`气ス廴二二ニﾆノ| |､,｣
/｜ |
∨|＿＿／
|｜| |
| | | |
l | l |
l l l |
!l | /
l|.l ﾊ
|∨/
| l ﾊ
| ｌ | |
| | |｜
|｜|｜
| 〔 |｜
| l |八
_,| |イ
└卜イ ┘
| |
ヽ丿
.
,. __=ﾆ二ﾆー-__-―- ､、
,:ｨ':::::｀丶,.、 , ,=ﾆr‐､ ,..、＼
／:::::::::::::::::/:::V:::::ヽ:;:ヽ:;ヾ､::＼
. /:.:.:.::::::::::r-/:.:/twｨi::ヽ:;:ヽ:;:;!ヾ:;:
/:. :.／ l:.:/ ',:.: l:;:;:l|:;:l }:;
|::.:.... .:/､__ |::! |:...|:;:;lj:;:;l/:;:; しかし……
|:::::.:.:/__､_.:`|::! __!:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;
|::::::/'､ l:::i`' |:| ,.ﾆﾞ,..,l/:;:;:;:;:;:;:;:;:;: 御用は何でありましょうか
',:::::l ! ￣´ ﾘ ｰ'-ﾂ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ｲ
ヾ:;:､'、 .::/′ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/l|l アカギ様がわざわざお出でになられる理由は……
',:;l| '、 ` ,!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_Ll|_
!:!l__l>ヽﾆﾆヽ ､:;:;:;:;:／´:.:.:.:.:.
l:l▽ ﾘヽ.二.. ィ^ヽ:;／:.:.:.:.:.:.:.:.:
▽ ,. -f: -､_,､／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／／>'′ く:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
､─- 、 ＿_
,_ -─-ヽ '´ ,∠.._
,＞ " " " ﾞ ､、 ＜｀
∠＿ " " " ヾ ､、ヾ
／ ″, ,ｨ /ﾍ i､ ヾ ヾ !
. /イ ,ｨ ./l/‐K >!ﾍ|＼ ﾞ | いや何
|/ ﾚ|＝=a= . =a=＝ |ｎ. l
. | ｌ ￣ ´|.: ￣ :|ｆﾘ,' 主の命令だ
`ﾍ ､l.レ :|"ハ
. /ヽ. ￣￣￣ ／|/ :!_
_/ l＼ ￣ ／ ./ |-¨二
-‐ _''.二/ l:::::`‐:'´ / |
¨´ l ,ヽ::::: /,へ |
| ／o |_ _,/ ＼ |
. |.／ |_.二../ `
r_'.ﾆニ'' ＼
. とﾆニ''_. ヽ
／ ,. -､ ＼ ＼
/ / | o＼)`ｧ､ ＼:‐┐
／ _.ノ | | ヽ. ＼!
. ／ / │ | ヽ. ＼
｀ヽミメ、 . -‐,=‐
. . .-‐‐ミ i! Y i! 厶イ_＿
∠..., =‐- i! i! i! i! ＜´
.ィ´ i! i! i! i! i! i! i! ヽ
. , ′i! i! i! i! i! i! i! i! i!.!
/イ i! i! i!ｨ i! i./::､ i! ﾄ､ i! i! !
/i!.／/i!./::iメi/:::::::,ﾒ､「ヽﾄ､ i! i!j この前のできる夫様の件では、お前にも随分と迷惑をかけたようだからな
/イ i!/! /==｡=､:::::.=｡==＝:i!,...i! |
ｊ/ j/ i::｀:‐:/:::::::: ｰ一.:´:|ir, }.| オプーナ様より詫び代わりを届けに来た
i:::::/.::::::、 .::::::|Lﾝii|
i: ｀‐――一'.;.::::ハ.i! ｊ;＼
､ ー ..:::::／; ヽ:{;;;;;;;ﾄ､__
. -=''7ﾍ.....:.:::::／;;; ' ｊ;;;;;;;j;;;;;;;
-‐'";;;;;;;;;;/;;;;;;ヽ .イ;;;;: ' /;;;;;;;;|;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;|:.:;;:::' /;;;;;;;;;;;!;;;;;;
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言って一枚の紙を取り出す
┗━━━━━━━━━━━━───
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
ξﾉヾ､ γ-､~`ヽ､'" ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ
`ヽ､ `=., ,ｲ | | i!' /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N
~ヽ､_ `-< !_ﾉ |: l =｡== _ ,≦ﾊ!
~ｯ､_ ヾ､._＿,,ノ:ｌ| ￣ ,._ ∨
.,;;,ﾍ ,,＞-‐- ､ｰ､ハ ー--7′ オプーナ様手ずからの詫び状だ
;il|||!ﾆ/ ' ; ｆ"i ヽ. ~`く"￣`ヽ
ｉ|||||!‐ﾍ ,, | | i>､._ﾉ ....::::! 古い呼び方をすれば購入権利書か
l|||||;ﾆ/ `＼ ｰ' ノ::､::::::::::::::;ノ
ｌ|||||i-ﾍ `､ー‐´:::::::;;=-tT. 受け取れ
!l|||i;ﾆ;|.`ヾ.' ヽ､::::::::/
心|i;-ヽ ＼ .' _ ` ､'
`'!|jミ`､ ＼ ｆ `. ヽ
`!|i|i;ヽ ヽ!_ﾉ ﾉ
`!l||li;`ヽ `ー-'"ヽ
!|||||||ｌii;` ､!_;!_,,ﾉ
。
O
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ ○ ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ::::＼::::::::／:::: ヽ
| <●>::::::::<●> |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
＿/((┃))＿＿＿＿_＿i | ｷｭｯｷｭｯ
. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼
／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
≠ー- -‐＝ミ 人
／ .ｲ.:.:＼ ／. ＼ ヽ ｀Y´ ＋
／.:.:.:.:.ｨ.ﾊV.:.:.:.:.:.:.:.＼ : .
/ ,.:.:.:.:.:.:.／:i|:i|{/^＼.:.:.:.:.:.:.＼ : ,
. /.イ.:.:.:.:.／ ^ヾ:.{vｨｲ≠∨:.:.:.:.:.:.:.:,∧
. /f.:.:.:.:./ｲ i. {. ∨.:.:.:.:.:.∧∧
. .//i.:.:.:.ｲ才≠＝ﾐVﾍ ,..斗=∨.:.:.:.:.:. }:.∧ はっ……！
/ｲ. !.:.:..:.7 ___ｰ- ﾏﾍ , -_＿v.:.:.:.:.:.} 抃.
|.｜.:.:.:{彳 f ハ^Y ﾏﾍ ｲf::ﾊ卞v.:.:.:. } :ハ.乂. このように貴重なものを我が輩に……！
人 .|.｜.:.:.:{弌 ゞ才ｨ ! ヾ: ゝゞｲ.ｲ }:.:.:.: } i {
｀Y´ .|从.:.:.:.{ |: ＼. }:.:.:.:ﾘ.:{ﾊ{
|/ iV.:.:ﾄ., j }:.:.:7|: {. 人
｜V:.! ﾍ ＿____＿___ .ｲ.:.:7}:!/乂 ｀Y´ +
｜ﾊ::ﾄ ＼ ヾ.: : : : : :ノ ｨ" :!:./{从 ＊
∨7从ﾊﾄ :i ＼ ｀＝ ´ ／ .!ﾊ.j/i {
八∨7f {|. ≫--≪ j∨7V7
乂 } 〉´ ∨/}
,.斗'∧.′ f i V从ト . ,
,.. -‐≠′: : : .v :! ! v : : : : ヽ: . .,
, . . '". : : : : : /. : : : : :7 :! ! .{: : : : : :∧: : :｀: : . .,
, . . '".: : : : : : : : : ::./. : : : : : :{ | ; { : : : : : :.∧: : : : : : :.｀: . .,
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ ネウロは狂喜した
┗━━━━━━━━━━───
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┃ 何しろ十一柱が第一位オプーの直筆書である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣＼
／ ＼ ／ ＼
ｷｭｯｷｭｯ ／ ⌒ ⌒ ＼
._ | （__人__） |
||〜 ＼ ｀ ⌒´ ／
(( n))／｀ー-､＿＿,-―´＼
jfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjf=▼●▼< ＼
| （￣ ＼｡| |/ｒ-､./ |
| 購入権利書 |ヽ-''/￣￣￣~ :::|
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┃ 秘められた魔力は尋常ではなく、体内に取り込めばネウロの力は数段レベルアップするであろう
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.
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┃ 恭しく権利書を戴いた後
┗━━━━━━━━━━━━━───
,r＝､ﾐミﾃ^ヽｰ- ､、
/;;;;;;,ﾍ;ﾞy;;;;;;;ヽ ｀ ＼ヽ
/;;;rﾁ=i;;r､;ィfrヽﾐ、 ヽヽ
f;r ,;/´ l;l ヾ､,;ヽ ﾞi ぃ i
l;;;;;\‐-､i! ,r‐ヽ;;;;;l` i i川 しかし……
l;;;;;lｨroﾐ'l! ｨfo;ﾃ;;;l ｌ lilﾘﾊ
!l;;;;!`ﾞ''"iヽ ^ﾞ''"!;;;ﾊ! l川__ 何故、アカギ様がこのような？
/ﾊ;;;ﾄ、 / l;;/,ｲi ﾄjlＶ
l7 l;;liiヽ.`_,,＿ ,j;lﾉl!ﾘﾊi７
jLr'ｧヽ , ィ7!! l'"'′
Ｖ `' ﾘ｀ﾘi´::' ▽ ＞-､_
／f^ヽｧ''"´ ／ ,/~
,.ゝ/ i l,,.ィ'",:ｧ／:::
／7Ｖ ,! l",, ='／::::::::
／/:::l/ ﾊ l,,ｨｧ"_:▽-‐
, ィﾆ´::〈v::f ,; fﾘ ,l／｀´:::::,r:'"
/ ,r l i! ﾊ ヾ;;;;;;;;;;;l ヾ;;;i!;;l
/ / l l! 川 _,lriナ卅''ｱ ﾞi;;ll;;l
/ / l l!'ﾞ´ ﾄ;;;;_ェ土ﾘ､l;;ll;;l
/ l ﾘ ハイ:::::}ﾞン ヾjﾘ
ｲ l l /,! / l;;｀Tｦ´ /,ﾍ
リ l l! ,! l / l;;;;;;;;l ,ﾘ′＼
j ｨi ﾉ/ ,ｲ // |;;;;;;;l f' ,>
ll / ,! /,f ﾊ// |;;;;;;;! l イ´ 我が輩をお呼び出しくだされば済む話ではございませんか
ﾘ〃!/ｲl /ﾞY/i! |;;;;;l! _,,._,〉
!/i/〃ll / 〃 !;;;ﾉ ''´ ,,j わざわざこのようなご足労をおかけいただくことも―――
ﾚﾘ//ﾊLｲ｀i ! l;;/ |
川'ﾉ ▽ fil! ｀丶!;ト;;-;ｧ::,,＿,ﾉ
▽‐- i､ _▽ l;! ,ｨｲj
/ ７ヽ､、 jLf/ ▽
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 下位の使徒ならばまだしも、アカギが御遣いなど前代未聞だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それゆえの問いであったが
┗━━━━━━━━━━━━━───
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ クク……
| " ﾞハ ー--7′ （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;; いやなに、お前に少しばかり聞きたい事があってな
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l /￣｀Y´
. |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ﾞ/
／／／ ／:::::::::} ｒ.rー.、＼ヽ
／／／ ／/ /::;/ｌｌﾊ:::|:ヾ:::::ｌ ヾ|
／ ／/ ／ / ／ /:/ ヾ :ﾘ i i ＼
￣/// ／/:::::/、 /:/ | :l | i }
///／ /:::::/__ ヽ // _ ｌ:::::| | | /
l/／ //:::::/T;;;;ﾗヾ// /二__|:::::| l //
| l//:::/ `＝- / /ｴ;;;,)_,|::::|ヽ / ほう……
l/ /:::/ / ￣ |:::::|ｌ /
▽ |:::ﾊ / }:::// | どのような事ですかな？
,):ハ|ヽ - ＿＿, ／////l |
▽ﾘﾘ| ＼ 二" ／ﾘ:/|▽ ▽
/{ 〈| ヽ- "/:| ヽ▽
.
∠-'';::／ ,∠/ .／:: ::＼.ヽ＼ ヽ ヽ ＼ ヽ. ＼
::::r''∠- '´:∠ -ﾍ::....... ,...:‐''７,ゝl‐-ヽ} ﾄ､ lヽ. !
:::l::::-==＝ﾓ＝= _::::／:::::::::/_ ` ／ ,ﾍ. | ヽ |. ヽ.!
: |:::: ｀ ー‐=''"::´:::::::::::::/ﾆ´＞,'／ ヽ | ヽ! ﾞl
::|::::: ..::::::::::::::::::::::/ ﾊ ヽ!
:|:::::: ...:::::::::::／::r:::::::i_: ,'l }
|l:::::: ｀＿＿::: /.|′ お前は魔神将―――デーモンロードだ
iﾍ::::.. ￣￣ ｀ヽ ./^'
:|::ヽ:::.. ‐＝=;; / 魔神王ではない
::l::::::ヽ::.. ::::::: / ,.､
:::l::::::::::＼. / ／.:/:ヽ.
::::|:::: :::::::＼. ,ｲ ／....::/::::::::ヽ.
/ :|＼ヽ
/ ,:/ :/＼ | | |
. / ／:/ /:/ ∨l j/
. : . :. . : . : . : . : : :,.ｨ/,.:ﾍ /／ / l |
: : : : . . : : : . : : . . : : : . : : . : : :／ ／ :::}/. / /
: : : : : : : : : : : : : : : : : ,. - ､. : : :∠ ＿＿ __:::::... /
: : : : : : : : : : : : : : : : / _}: : : { `: . ＿__‘':／ : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : :′ /:::|: : : | ／ : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : :｜ ':::::|: : : l : : : : : : :＼ この世界にはお前の他、三人のデーモンロードがいる筈だが……
: : : : : : : : : : : : : : :｜ |:::::| : : l . : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : :l {:::::l: : :l : : :-= _ｰ- .__ヽ. どうしてそいつらを倒そうとしない？
: : : : : : : : : : : : : : : :∨ 乂:l: :/ /
: : : : : : : : : : : : : : : : :`: ー:ﾚ､ __／ 魔界を統一し、魔神王を名乗らぬ理由は何だ？
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.::::::/＼ ー "´ :.
―-- 、: : : : : : : : :.::::／ : ＼ ﾉ
＼: : : : : : .:／ : : :＼ ,.ィ´
＼ : : ／ : : : :.＼ 丶
く : : : : : :＼ ヽ
＼ :/⌒丶、丶_.: ′
.
/ " " " " " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ヽ、
ﾑ " " " " " ./ " ,;: ｵ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ヾ.､ ﾍ
ﾊ " " " " ,〃 ,〃 / |. λ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾍ＼ !
, ^ヽ. " "＞'"/ ／/ ./ | j } i ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾍ. ヾﾘ
. i r‐､〉 ｒ'" '" ｀ﾒ／ .| / .| ∥ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ヾ､ ﾞ ヽ
. |.|｀ﾏ .,'. ﾞ､ｰ､_ '" ﾞi. ｌ / i ,'| .i ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾍー--ヽ
. ﾄ|｀ｵ.,'. ヽ ﾟ ＼ ｊﾑ-―| ,'┤/| ﾞ ﾞ ﾞ .ﾄ、ﾞ ﾞ ﾊ
ヽﾐﾉ/ ｀ ー-ﾞ=ｧ ,.._＿_ ﾚ ｌ/ l ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ│ﾔ ﾞ ﾞ |
,.イ {ｆ. / / .ヽ. ﾟ ｀` ｰ.､_ / ﾞ .ﾄ， ﾞ.│∨ ﾞ l
´::::ﾑ, ∧ / / ｀ ¨¨ ~´./ ,ｲ j│ │ ∨ ﾞ ﾞ l
::::::::/ λ ,. r / / /〆氷 ,' │ .j ヽ ! お前の力は魔界で群を抜いている
:::::::7 /∧ ｀丶､_∨,ム /ムｱ"|. ,' │ .,' ヽ:!
:::::::ｵ/ ∧ ｀¨''‐､__,, ノ水´ .ｊ/ .| .,' 他の魔神将などゴミのようなものだろう
:::::::７ .∧ ミぇ ,．＜／::| |,'
::::::∧ ヽ ,. ＜/ ,.イ::::::::ト､
:::::;' .ﾍ ﾞｰ‐ '" /'"::::::::::::::|:::::＼
:∨. ﾍ. /::::::::::::::::::::|::::::::::::＼
V. Y __,..．-‐/::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::＼
ﾊ. ! ／ /::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::＼
八 ,ム-＝､:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::＼
::::::ヽ、 ＞'":::::::::::::::::ﾍ:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::/i
::::::::::::｀`::＝:'"::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::|
､─- 、 ＿_
,_ -─-ヽ '´ ,∠.._
,＞ " " " ﾞ ､、 ＜｀
∠＿ " " " ヾ ､、ヾ
／ ″, ,ｨ /ﾍ i､ ヾ ヾ !
. /イ ,ｨ ./l/‐K >!ﾍ|＼ ﾞ |
|/ ﾚ|＝=a= . =a=＝ |ｎ. l そして魔界の生命ならば頂を目指すはず
. | ｌ ￣ ´|.: ￣ :|ｆﾘ,'
`ﾍ ､l.レ :|"ハ それを拒絶する理由は何なのかと思ってね
. /ヽ. ￣￣￣ ／|/ :!_
_/ l＼ ￣ ／ ./ |-¨二
-‐ _''.二/ l:::::`‐:'´ / |
¨´ l ,ヽ::::: /,へ |
| ／o |_ _,/ ＼ |
. |.／ |_.二../ `
r_'.ﾆニ'' ＼
. とﾆニ''_. ヽ
／ ,. -､ ＼ ＼
/ / | o＼)`ｧ､ ＼:‐┐
／ _.ノ | | ヽ. ＼!
. ／ / │ | ヽ. ＼
.
┏━━━━━━━━━━━
┃ ネウロは苦笑し
┗━━━━━━━━───
､丶 " ¨¨ 丶､
,丶｀ __ `丶､
/／⌒ヽ／:::::::ヽ ＞
／/::,::/＾Ｙ::xﾍ::::::::‘, ´ ､
´7:'::::jｲ‐ ､l ′ ',::::::::i! k'＾ヽ
/::j:::::「frｯjl 斗-ャ:::::i! ゝ､ 確かに我が輩はこの世界において最強でありましょう
＾´}:::::l｀ /}! ゞ"}::::::ﾊ ´, 厂
j{::::ﾊ 丶 ,'::::/ ﾉト、 ﾄ､|. そしてそれは万人の知るところ
j{:ﾘ ∧｀゛ =-ｲ::/イ乂^ヽ|
ψ}/}小 - ィi〔/ ／⌒ヽ
,.ィ/::::::::::::::ﾐf::ヽ彡:::::::::::｀ヽﾐミ丶
／//::::::::::::::::ミ{:::::liｼ::::::::::::::::::::＼ﾐﾐ
′.{/:::::::::::::::/ﾐ`i:::::ﾄyｼ7へ::::::::::::::＼
,:':::::::::::::::/｀ﾞﾞ"!､::l ＼:::::,:''ﾞ
. /::::::::::::::::/ ','' ', ＼
〃:::::::::::::::′ '!:::i, ,, -‐ヾ´,
ll::::::::::::::,' ';:::i, ,ｨ'" ヾ:
ll::::::::::::.,' -―‐- ､ 'i,:'! ﾞ ,. , -‐,,z=
. ｌ!::::::::::::! ._,,,＿' ,ヽﾞi,:i, ｼ',r'"{:.`''′
l|l::::::::::::l , z,=r;;ﾃミ、', ﾞli, 'ﾞ _,,`ﾆ
ﾞil::::il ',:::l '´ ヾ.ﾞ''ﾞノ '! ':,
li,''ﾞ ﾞ' l `' =＝ ''" l 丶 故に、わざわざそれを証明する気持ちにはなれませんな
lﾄ,､',, :'i, l
llゞ:::::::::', l
llﾘ>､::::::', 〈 _ _
,!jﾉ ヾ:::::',､ ｀`" _,,
l/ ヾ:::::'iヽ、 _,,. -― '' "´
ヾ::ヽ',丶、 ´ 、,,,,,. .:
丶ヽ'i、丶､
ﾞi,:i,ﾄ､'i l｀iヽ、 , ｨ′
､┴i,ヽlﾊ',i ｀ ‐-‐ '",/
ヽ'7 <ﾗ ',i, ／／
ｿ / ,-tL、 , -''"
`' ,ｲ ,:'r'ｰ'´ , ィ:'
.
r＜二ﾆヽ
,/ ／ /}
/ 〃 〈_/}
,/ / 〈_j
/ '―- __
,/ ｀ヽ
/ ,/―-- ＿ ﾉノ
,ｿ ,/
,〃 /
{{ / /＾ヽ
ヾ二ﾆﾌ /´￣フ / /
／ }/ ＼ ￣´ .／ /
／ イ⌒ヽ. {, ､__ .＼ ＼ ` ､ヽ. /´￣￣´ ／
.{／./i:i:i:iｲ Ⅵ ／i:i:i∨ ＼ ＼ Ⅵ `ー--― ''"
／ /i:i:i:/ {i:i:/{_/i:{i:i:i:i: ∨ . ∨
.{ .:/i:i:i:/¨ {i:i:{⌒`ｰⅥi:i:i:i ∨ ∨
./ ../i:i:i:/ |i:i:{ .Ⅵi:i:i} ﾄ､ ∨ }. }
/ .,ｲi:i:i: { .Ⅵi Ⅵi:i:} Ⅵ .∨.}. | ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
./ ./ |i:i:i:i:{__ .Ⅵ .Ⅵi:i＼..∨ } i | | ―――時間の無駄ですので |
ｲ.ノ../|i:i:i:i:}..＿｀ ､ Ⅵ ｘｚ=--i:i:i:} }. | i | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
..▽ {/i:i:i:i:i: 篷'㍉. Ⅵ .´,ｨ尨ﾃ¨アi乂 八.
.／./i:i: / `ｰ=` i}i ｰ`¨=彡i:i} /＼.＼ ‘，
./i:i:i:/ .ﾑ /′ }i:} ./: : : : ￣￣￣￣
.／i:.,イ: : ∧ . }i:}/: : : : : : : : : : : :
=彡イ: : :: : : : { ..､ ､_`_´＿__／ .}i:}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { i ＼.`ｰ-= ´ ／}i}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { { ＼ .／/ .▽: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : Ⅵ ＼r.￣ .}／ /: : : : : : : : : : : : :
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.
_,,.. - 、 ,. ''" ﾆ=-
_,. -ﾞ'" " ﾞ " " " "￣~ﾞ'' - .,,
７i " " " " " " " ヾ" ーﾞヽ
/,. " " " " " " " " " "i; 、 " ヽ
/,." " " " " " " " " " " i; 、" i
／ " " " " " " " " " "" " i. ﾞ ,
"7 " " v ｖ ﾍ、ヽヾヾ i i i＼i
l" " ノ / / i / ヽ !_Aﾘ|ﾉ!'!'!
_,,.､､ｨ､Vノﾞ-＝-､､!/ _,.ゞ､､Yﾍﾚ''-､､,, ） ）
_,,.､-‐''"´ / i, ｰ==。=、_ｯ‐‐ ､｡==-' !!:::::::',:: 〃 ｀''‐ ､ ククク……やはりな
,､‐''"´ / ', ｀ー ,､''" ヽ, `ﾞミ,''‐-､,'′::::::!:（',; ヽ
,/ ':, ,' l ':,,.､ '" ヽ, ＼ ` ､ ヽ,:::: l _;;ﾘ ':,
ヽ', i ,､ '" ､ ＼ ヽ,_ ヾ二二で)″ !
':, ! ,r" :. ﾝｰ' ､ ﾞ! },,,ヽ, ':､'､〉 ／／ ｌ !
_ ',. / :. ／ ! ! ! ヽ ;ﾍ 〃;／ l
‐､ヽ ',. / ﾝ､､..,,,__,,.. -{ r/ l‐--‐' ゝｰ' 〃／ ｌ
ヽ ヽ. ',. / /, ｀! __,' f,'"_,, - '' !
｀｀' '- ﾐ､ ! / / ':, ゞ-' i!´ l
| _ ／:: / ／:::: / ／::::::: :::::＼ iヽ i、
r'´ l |::: /／::::｀ ソ. ／:::: ::::::ヽ i,:::ヽ i、
i .:::l | :/､,_:: ノ :／::ヽ ::::ヽ: i,:::::ヽ i､
| ::::::l | :ヽ､｀フ／-､_ :::::ヽ ,r:'::´､ :l:::::::::ヽ :l
i ::::::l :| .／､ 弋ソ｀ー､::ヽ ,r'´:::_,:::rヽﾄー─-
.i, :::::::l | ｀￣"''::::'::´:::.... .. ....;'::::'"´ '心'. l| _, r::'´
ヽ :::::l | ::::::::::::'''' :: |::.''''::::｀￣""￣:::::::::::::: 貴様が目指しているのは『魔界最強』ではない
ヽ ::::i | :: |::::::.. :::::::::::::::::::::::::::::/
｀l ､_l l :: |:::::::::.. ..:::::::::::/ その先という事か
| ヽ.l :: |::::::::::::.. ..:::::::::::::/
/| ｀|. :: |::::::::::::::::.. ..::::::::::::::/
. / | l'i .. :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::/
. / , l |:::ヽ. ヽ,,,_ :::... :: |::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
/ | .l .|:::::ヽ ￣''''' ー､:: |＿:::::::::::::::::::::/ ヽ
. / |／| |::::::::ヽ :::::｀::´: ￣´:::::::::/| ヽ
/ |::::::'|:::: ::::ヽ ,,,,,, ::::::::::::::::::::::::::/::::| ヽ
|::::::|:: :::::ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::/::::::::| ヽ
.
::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::ヽ 、｀丶丶､ミ丶、
:::::::::::::ｨﾄ､::::::::::::::::::::::＼ 、 ｀丶丶､ミ丶、
::::::::::.|" ´ ヽ::::::::::::::::::: ヽ ＼ ｀丶､ﾐﾐﾐ丶
::::::::::.| ＼::::::::::::::::::::::'､ ｀丶、 ｀ヽﾐﾐ
::::::.::::|', ＼:::::::::::::::::::ヽ､ 、 丶、
::::::.::::|:', /＼:::::::::::::::::ヽヽ､｀ ､、 丶丶、
::::::.::::|:.', /: ,rゝ､::::::::::::::ヽ丶､丶、 ＼丶、
ﾞ':,:::::::|:.:', 〈:'､/ヾﾟ' }ﾄ､:::::::::::::ヽ、｀丶丶、 ＼丶、 ええ、このような小さな世界が我が輩の目指す頂であるはずがない
ヽ:::::',:.:丶. ⅵ `i| ＼::::::::::::ヽ、 ｀ﾐ､丶、 ヽヽ、
ﾞ､::::ﾄ､::::＼ ヽ､}! ＼:::::::::::ヽ ヾミﾐヽ、 我が輩が挑むべき山はもっともっと峻厳であります
',:::', ＼::::.l ｀丶:::::::ヽ丶 ｀ト､丶､
',::', ヽl ｀､:::ヽ＼｀ `
',:|. ,! ,ｨト､::ヽ. ＼
',! ,' ,イﾝ′<´ |
. / , ィトｿ ｀ '
`ー―┐ , ィ'トl.>'′ ./
└ィZくl＞'´ /::
ヾ'､＿／.:::: ／:::::
＼ ／⌒丶
｀ｰ '′
ア 非 ヽ
ム" ハ
/ " " ".ﾊ
/ " " " " |
}ｲ " "/ ／ヽ " " |
|ｲ /1/ﾚｲ/_ XA | ククク……
|.|/ }∧ ｰﾟ'’ ii ｰﾟ ”}沙
ﾊ || /}::::ヾ､. なるほど
r/:∧ ー仆一 / |:::::::}:::＞ .
／:/:::: ∧ zz / ﾘ:::::::|:::::::::::::＞ .
, ＜:::::/:::::: | ヽ / /::::::: |:::::::::::::::::::::::::＞ .
, ＜:::::::::::::/::::::::::{ ヽ/ /:::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.
./::::::::::::::::::::/:::::::::::::|＞---:＜/::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
}::::::::::::::::::::/:::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::＿|＿＿::::::＞::::::::::::::::|
/:::::::::::::::::::‘ー---:::|;;;＞=へ￣￣::::::::::::::::::::::￣￣::::::::::::::::!
.}:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ´ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::> ´ >::::＞::￣｀丶:::::::::::::::::::::::::ﾘ
〈::::::::::::::::::::::::::／ r千:／::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::/
}::::::::::::::::::/:/ ／;;}:/::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::/
|::::::::::::::::::}/ / .／;;;;;;;;}':::::::::::::::::::::::::::::::::::'￣￣「´
.ノ::::::::::::::::/:} } ./ / /;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::|
.
／::,ｨｱ::::.. ／} 廴
ﾉイ/:::／:::::/:::::::::／ / ／ / ﾊ :ｊ
/ ﾊ:::::::/::::ｒ／ / ／￣/／￣! i! :|
|/ | ./{::::::::::ヽノｲへ ノ'＿____| ﾉ: ｙ :!
j/ ｲ}::::::／ ヾ::::L ー┴宀ｿ／i :i!
ﾉ／ ￣ )' ﾘ ｒ―、 ::l ならば正直に答えよ
｀iヾ辷ーｧ / /刀 i :ﾉ
|::::::::::::__ / ／ﾉﾉ ﾉ :/ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
l:::::::::::≠ミ=-,...__〟 ﾚ'ー'／::从. お前が目指す頂はオレのクビ―――だな？
|:::::::::{..___ ￣ 入＿_（:::::::::::i
';:::::::::ﾉ ,,イ / ∧入::::::l
}:::::/ ,,;;≦:::::{ / ヾ、:::|
jノ _ ―{:::::::::::::::::/ 从k
￣ ヽ:::::::::::/ -－;;:::￣￣ ::::{
＿／-=''￣ -―― 、::｀ヽ、
i: ／:￣￣￣ ￣｀ヽ:::ー -::}
|: ／::::::::: ::＼｀V
＿＿＿＿ｒ‐'{::〈k=ニ二二二二｀ヽ、 ::∨＼
ｨ斥:::::::―…¨::::::::::::::::::::........ ￣ :::＼_}
,／:::::::::::::::::::::／"~｀ﾞｿ:::::::えｼ､:::::::::::::::::::::::::::l | | ',
/:.:.:.:::::::::::::::／ l::::::/ ',::::::::::::::::::::::::::l | | ハ !
,' .:.:.::::::,:< ! ,' ',::::::::::::::::::::::::l | | i, l l
,! .:／ ｀ヽ、 l::..,' ',:::::::.::::.:.::::::::l /l ,l ', ! l l l
l:. .:.:ｵ＝ぇ､,':,:ヽ /::/ ',:::.: :.:.:.:.:.:::l ,' l ,l, /l l l, ,!
l:.:. .:.:,小、 l;;;;;ヾ,i:.:.} /::/ ,,. -――-l::. .:l , l /l,ｲ l l',l
l::: .:::l l 丶ﾐ＝'^:.:.ﾙ'／ ,z=＝- l::.:. : .:/! l/ｲ /,l / l '!
l::::::/l ', :,ｨ'" =＝ﾃ三ミ､!:::..:.:.:.:.:.:/l| ,ﾙ' ,ｲ／￣￣＼
',::::', l, ', '7′ ､、`'ｰ''",ﾝ::::.:.:.:::::/ l/_, ィl! | ： |
!::::l l, ', ／ ｀`' ＝彳:::::::::::/ /ﾊlL/ l!,| ： |
l:::::l ',__∧ < !::::::::::/ // 'i▽li∠ ： |
l:::::lヽ_/ﾘ',､｀' ,':::::::::/:ｨ'′ l 」_l_!| ： |
!:::,' ﾘ ',丶、 ,':::::::::/.:. }ゝ'ﾆ,＼＿＿／
l::/ ', ｀ 丶 ､、＿＿,. !:::::::/ .:. ,r'"´ ヽ、
l:,' ヽ :::.... _,, .:-:''"l:::::/ :: ／ , - 〉
|'> ゝ-- ‐ 'ヾ´:.:.:.:.:.:.:._l::::L, ／ ,／ ,,ィ" 丶、
／ ヾ:.:.:.:. | ｸ / ／ ／,ィｼ'" /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネウロは否定も肯定もせず、曖昧に微笑んだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 創造神ヤルーを頂点とした十二柱の神々に勝つ事は出来ない
┃ 当の神々ですら、自身より上位の神にはまるで歯が立たぬ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／_∩ ー‐ ＼
（＿__＿） |、 ＼
| |/ ／
| ⊂ ／
| し'
＼ ､／ ／
＼／ ／
＿／ ／｀`l _
（＿_＿_／（＿/: : ﾞﾞ｀ ､
. ´‐､ ﾉ: : : : : : : ｀Y´ ヽ:｀::.､
. ´ r'´::_丿__丿: : : : : : : : :ﾉ . : :. :｀ヽ
, ´ , '´. : : : : : : : : ,r'´ ｀'´ . . : : :. . :: :ヽ
, . : ⌒'´: : : : : : r, ,.ﾍ { . : : . . .: : :: ｀､
./: : : : : : : : : : : : : :.{ ｀ﾞﾞﾞﾞ´ . . : : . . . ´ﾞﾞﾞ:｀､
,′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r'´｀ , ﾍ ,､､ : : : .. :'.
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ﾞﾞ´.:.:.:jﾉ.:.:{ ,.ﾍ. . . : .: ;i
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::,r'´ ￣ ﾞﾞ ｀ヽﾍ､,,_ノ ､___,,,.. ハ l
!ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ´ ﾄ､ }.:.:.:::::ヽ_ﾉ.:.::} .!
l }.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ヽヽ _ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ!
. ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:｀､ . . : : . . . . :: :: . . ｀'' 7.:.:.:.:.:.::::::::::::::::.
: 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ｰ'⌒ヽ .: : . :: . :. :. . . . :.ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::.′
V:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 . :. : , '.:.:.:.::.:.:.:.:.::::::::::::′
ヽ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ ｲ.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::, ′
､.:.::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:ﾉ . . .: ::.:ノ, ノ}.:.:.:.:.:::::::::: ′
､:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ .: .: .:,r'´:.:.し'.:.:.:.:.:.:.:. '
..:.:.:.:::::::::::::::::ヽ__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.::::, ´
.._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._.. ´
￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ これはこの世界の絶対的法則であり、神殺しを目論むのはただの徒労だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしこの法則は、使徒であるアカギには当てはまらない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＜ ミミ ミミ ｜ ／/
＞ |／ /
⌒＼ ミﾐ /
-=ﾆ二 ミﾐ /
＿-=ニ二二 ..￣ -‐ ／ ＼
＼ -=ニ二 ＿＿_ ,. -‐ ／ ﾐﾐヽ
. -‐＼ /.| / ＞''＿＿_／ .／ ､
/ : : ＼ｰ ./| K´ ＼ ／ .／ |＼｜
＿/ : : : : : ＼{ ｌ:|ｌ!,∧＼ `／-―／ 彡 / .／ / |、 ＼
. _ -‐ {: : : : : : : :八 ﾞ|/:. ＼t:x ヽ ／ _,. -‐ ／イ 彡／ /| 八＼
/ ､ __r――-:| : : : : : : ／:ヽ_:ｌ ｰ-≧-‐ｧ＜ ＿／⌒/ ／./ : | /: : : : ヽ
{_.<ﾉ‐′ ∨: : :.:／: : : : : | =≠ くr‐tｧ .ﾆ/／/ﾉ八/: : /ヽ : : : :__:.
ヽ:／ __: : : : : :{ ｉ // ⌒`￣ ／ﾚ .／／: : :.:／: : : : : : : :` ｰ- .
／: イ: : ＼ : : :. |:. // ／¨ﾌ／: : : :／: : : : : : : : : : : : : : : :＼
. /／ |: : : : :}: : 八ヾ＼＿ :// ／ : : : : : : : ／／: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :|: : /∧ ｰ-=Ｖ./=一 ／: : : : : : : :／⌒ｰ-: : : :､ : : : : : : : : : : : : :
l: : :／: : { ∧ ﾆ=- イ : : : : : : : ／: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :
＼: : :l ＜ヽ: : : : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :
ｌ : : :＼ :. >＜ /: : : } : : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : :
:. : : : :.ヽ＼ {: : : : l : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : :
|: ヽ: : : : ＼:} __／: : ／|:.: : : .:/: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : :. : : : : : :Y´: : : : : : :.八: : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 確かにアカギは強い
┃ その力は桁外れであり、神と比べても遜色のない領域にまで到達しているが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ｉ ＼ ＼
.:| 、 ＼ ＼
.:| ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ 、
.:ｉ :ｉ .:| ｉ i ＼ ',＼ 、 ＼
.:| :ｉ :| :ｉ .::| ｌ | ', ', } ＼､ ..........:::::::::::::.........
.:| :| :| :| .:; l | ,／ V } ＼ ...........:::::::::
.:| :| : : /:/| :| / 丿 ,//.ハ Ⅵ }＼ (::........
⌒ヽ| :|斗 77:/丁 ¨ /| :/=‐-､ 〈/斗弋、Ⅵ:| ハ 、 ｀ヽ
ﾉ｀ヽ| i |/ //:/ :| / :|/_＿__ :＼ ∨^ｰ彡ﾍ|从 / ＼ ＼ ..........::::ノ
Y´| |[ |.:／癶￣| :/￣|赱及 . : ::ヽ 丿 }/ ｀＼
Ⅵ |[ | '^|/─‐|＾¨´ . . : : :::. (:::::..................
＼ ＼|[ | .:/ / . . . : : ::::. } ｀Y
＼ :И| ／ . . . : : :::. ＼ , ..............::::::::::::::ノ
. :.:＼＿) . . __,::::.__／ ′ (
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i :|三三三＞ .. ヽニニ==‐ ＼＼ (:::..........､
、 l :|三三三三三＞ .. ｰ=彡' |＼＼＿___ 丿
Ⅵ[/ 三三三三三三三＞ . |ﾆ=＼%===⌒ヽ ＿ --======
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┃ 「神ではない以上、敗北する可能性は残されている」のだ
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┃ ――――故にネウロはそこを目指す
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三三ミﾐ 彡=三 ,ニミ 丶､、
―-､ ,/^ヽ , ｨ"::::::::｀丶、｀丶、
:::::::::｀Y:::::::::l,_,ィ":::::::::::::::::::::::ヽ ＼
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:::,ｨミ､:ﾊ:::::::::V彡ゝ:::::::::::::::::::::::::ヽ丶、 ヽ
/^''`'ｰ'ﾍ:::::::::',"''"ﾞヽ::::::::::::::::::::::::ヽヽ、 ヽ
',::::::::l ヽ::::::::::::::::::::::ヽヽ、 ',
',::::::l ヽ::::::::::::::::::::::',ヽ丶 ',
',:.:.:;! ヽ:::::::::::::.:.:.:::',ヽヽ. l
! .:,' ':,:::::::::.:.:.:.:.:.:', ', ', l
l.:/ ',::::.:.:.:.:. :::lﾄ.', l
!;' _,, 」:::. :. ::l', ', l
,ﾘ _, - '"´ ',::. ::l'､', l
- 、 il' r_,:''" ',:: ::l i,', i l
::::::＼ ll .. :.:_, -_,, z=＝キ:. .:l l, l ',
::::::::::ヽ l! '彡'"´{三三} ,}:.:.. ..:.:.!、l l ﾄ､',
:.:.:.:::::::l l ､,_廴ニﾉ ｨｼ!:.:.:.:.:.:.:.l ﾄ.l l l ヾ
:.:.:.:.:::::l '、 ｀￣￣´ l::::::::::::::l lヽ!ﾘ 'i,
:. :. :.::::! l::::::::::::,' l /l/
: : :.:.:::l l::::::::::,' /
: : : :.::l /:::::::::/ /
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' _, ,イ ,':::::/ /
‐- ＿＿ -vwｬｯ'",.ｲ /ﾘ ,!:::/| /
､ .,＿＿,. - '"´／ l_/ll /!:/l_l /
､ ,,,＿,,, . ／ .:: ,|_7l/ﾄL!▽,'
丶、 ＿__ ,. '" .:: トL_l_,ィ"lﾘ
.:: ,/ l
.:: / ｀'ー- ､、
.:: ,/ ,,:::'" l｀` ―- ､、
.::／ ,,:::: '' l:.:.:.:.:.:.:＼｀丶
／ ,, :: ''" l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.
｀＞‐'^ヽ,__／ ,, : '" ,,.: ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ、 '", - ,,::''" /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 可能性がある限り、果てしない道を歩み続ける
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 現時点におけるアカギとネウロの実力差は
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, ----=≦
,． ＞ｘ.__
-=≦ ￣
/ , ｨr､ :.
／' ／ || '. :.
/rｸ _∠＼ | ∨ i
{ ｲｔ'::癶 lr'ﾆ '. | ┏ ┓
,ｲ | |ｲrｯﾒ.V {ﾊ l ┃ 十一柱が第三位キャロルが祝福した中位の使徒 ┃
|| |l ！ ｀¨ } ﾊ , . ┃ 弥子の世界も含めた、複数の世界の管理者でもある . ┃
|!i { ′ /}. | ｌl :, ┗ ┛
|!l! ∧ ｰ= _, ,〃/ﾊ | || ゝ
|. } rﾍ. ｰ . イ // j. } j :!!
∨＼{／` -r＜//j/ Ⅳj j.'
,〃 ヘ≧ｘ)≦z‐'__∧ j.}//
_ / ,' ! l {/＼￢==! }ｔ､
_ r《 ,' j ! |)//l l | | 八.＼
/ | ゞ ! j l | l|/{ ｌ l | | ＿＞,.＼
/ :| | | l j ｌ|/ﾊ! !:| | o } .
. / | | l.l | l.|//| j | | j ＼__
/ |! j| | | l |//ji !:| | , / /
. / ＼＼ |i l! !| ! ||'//| j | ' ′ / /
. ／ ＼＼＼ !! l| j ! ||(//l l Ⅳ , / ＿__ ＿_
＼＿, ＼＼ ！ l_, | l'///| ! ,′ ./ / ／／ t-､ﾑ二、 ｀ヾ二ﾐヽ
／ ！ |l|///|! ,′ / / / / ,z'´,｀, ､⌒ヾ} ,__,i トミﾐ!,..､,.-、
／ 八 Ⅵ|'/// / / / ,! _i_lｯ'VL,_l lj /〃｀丶ミｿ:イl::::::ヽ
／ Vｨｪｭ fｪｭｿ｀ト､_／ 〉､:::::/{:::::ﾉ
／ ,ノヾ '､┬ｯ'/｀`' ノ､__／ _}／
〈 `"ヽ､ `ﾞ＝ﾞ′_∠、／￣´
＼_／｀三ぅ r≦´ ノ
｀￣￣ ￣￣´
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┃ セバスチャンと弥子よりも大きく開いているであろうが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ だからといって諦める理由にはならぬ
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, ――‐- 、 _,. -―- ､＿_
/::::::::::::::::::::::::::｀丶､＿__, '´ __ ―-ﾐ'、｀丶、
,'::::::::::::::::::::/:::_::::::::::::::／ ,. '´ --―-'、二_ヽ、
!:::::::::＞―'‐'´:::::::::／ ／ ,. - _,. _-‐＝=ミ､_ ,. ','、
,ﾉ＞'´:::::::::::::::::::::_,ノ/ / ／ , "´ , ― ､ヽ',-‐ ヽ'、
／:.:.:.:,. --::――:::ァｲ // ／ ／::::::. .:ﾐﾐ＼}_,. -‐､','、
／:.:.:.／::::::::::::::::::::::::/::/ ,.ｨ′ , ' ／.::::::_彡‐ミミﾐ;彡彡ﾐ'、ﾄ'、
. ／.:.:.:／:::::::::::::::::::::::::::::{l>ｲ'´/| / / .:,.＜ ｀ヽ彡ｧ=ﾐ:..', ',
/:.:.:.／::::::::::::::::::::::::::::::::'´l|/! /|ﾉ ,ｲ / ,ｯ≧､＼ // ﾊ l !
. /:.:／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!::l７::l / l /:..:/!l:f6!:iヾ',ヽ /,ｨニ才:. l、|
/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l!:::ヽﾉｲﾙ! /!:._;' ﾞ' =='- ,.ﾝ'イi} ﾉｲ|ｌ:.:::!l |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'i,:::/:ﾊ!小ﾉ |:八 __,. '´ ト='彳 {{!|::::ﾊﾉ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::/ |i l |:ﾄ､ヽ､ |／| !ヽ〉,!:/ノ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾒ､ !l l>‐{:トﾍ.ヾゝ- ､__ ､_」| 八| /'′
::::::::::::::::::::::,. :: -――- 、:::::::::::::', ﾊ/ /△'´＼｀^'テ'´ <7 ▽
:::::::/::,.:: '´::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::V彡'´ ヽ ｀ｵ´ ´ 丿
:::::{／:-―::::::::‐-::、::::::::::::::＼::::/ ／:/
,∠:-‐:::::::::::::::::::::::::丶:::::::::::::::У＼ ／.:.:/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::.:.ヽ /.:.:.:. ,'
:::::::::::::::::::::::::r:::::::::::::::::::::::::::/￣ヽ:.:.:.ヽ/:.:.:.r､ﾉ
:::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::／:｀￣｀ ミ=ﾍ.:.:.:.:{:.:!
ﾐヽ::::::::::::::::::|:::::::::::::::::／:::::::_ ,.｀二ﾆ{::|:.:.:.::し!
:.:ヾ'、::::::::::::,'..:.,. '"´￣￣´ /ｿ::ヽ:.:.:.:/
:::::.....＼:::::...:／ ,'´:::::::r≧;{
::::::::::...:.:丶く ﾊ:::i:...,'ZZそ
:::::::::::::::::.....｀丶、 ﾊﾉ::∨ZZZﾌ
::::::::::::::::::::::::::::....｀` 丶 ､、 //::::ト!ZZZに _
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.........｀` y':/::::::、ヾ≧＞-―――- 、 〈 ｀`丶、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ノ:, -ｧ'"´-＜二>｀> '",. '´ ト､-､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｲ.:.:/z'二＞ノ- '´_,. - '´ ＿ ヽ ヽ ＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r'７´:::::'､＿＿_,. ィZi´ '- ､ ヽ、 ﾊ <lミ}｝、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/::::::::_,. - '´:::{_＞>} ｝__ ', { { /ﾐｿ
.
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┃ ネウロには確固たる意志と情熱があった
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. |i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i| 寸i|i|入 / , ' ィ升三
/|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i| 寸i|i入. / , ' ィ升ヽ::}} `ヾ
/ .|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i||, ─ － ､ 寸i|i入 / , ' ,ィ升{ 只 .}.:} /
,' |i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i| _ ＿ .｀丶､ 寸i|i|入 { ｧ 入.:`＝':::/._z彡
i |i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i ｀ヽ .寸i|i|i入 t ＿ ≧竺豸'
| |i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i .ミ三二≡＝=-斥 ._ 〉 .寸i|i|i入
| .|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|iィ彡 {{:.:{ 只 }.:.}} .≧ 寸i|i|i入
| .|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|巛 ＼:.:`＝':.:／,ィ 寸i|i|入
| |i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i| ヽヽ .≧≡彳'' :.:.ヽ 寸i|i入_ _
| /|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|ﾄ､ ヾ三彡'´ :.:.､ マ斥ミ㍉
| / 寸i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i| ヽ :.:.i , ','
| /／寸|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i ヽ :.:.i ／./
| ,':.:.:.:.:.:.|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|ﾄ､ ＼ :.:.i. ／ｩ /
/:||:.:.::.:.:.:.:|寸i|i|i|i|i|i|i|i|.:.:｀､ |:.＼ :.:.ｉ ／ｨ ｒ/ /
.:.:||:.::.:.:.:.:.:| 寸i|i|i|i|i|圦.:.:.:ヽ |:.::.:.:＼ t ､ _ ＿＿＿＿__＿＿ , -'"ｨ ｒ/ ./
.:.:|!:.:.:.:..:.::.| ./寸i|i|i|i|i|圦:.:..:.:ヽ!:.::.:.:.| ` ､. ｀丶 y y y y y Ｙ ｨ ／ / ヽ
.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:| |.:.:.:寸i|i|i|i|i|圦:.:.:..:.::.:.:.:.:| ` ､ `ヽ ､ ｒ､ ｒ､ ﾊ , -'" .,ｲ ヽ
.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:寸i|i|i|i|i|圦::.:..:.:.:.:.:.| ヽ ＞. ￣￣￣￣ , ' ｲ i
.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ !:.:.:.:.:.:.:寸i|i|i|i|i|圦::.:.:.:.:.:.| ヽ ＞ ` ￣ ／ ヽ .!
:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:ヽ::.:.:.:.:.:.:寸i|i|i|i|i|圦.:.:.:.:.:.| ＼ ＞ .／ i .!
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┃ 何万年、何億年かけてでも高みを目指し、目標に向かって飛び続けるとの意思が―――
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.
_.. -‐ ￣ ミ､
_ 二ﾆ= ＼
／＿_／ " ヽ
／' ´ ／ ﾞ l
／＿ " ﾞ |
／／／ ﾞ |
/／ / " ﾞ j
/ / ／" ﾞ ,.-く クク……
/ ／７ / " " ヒ }、
// / /1 / " " ､ ﾞ ヽ ∨|ｊソ:ﾊ:＼_ その途方もない野心
j/ / / .| ｲ .:i ./| /＼ ﾍ､ |ヽ|ﾘ_／ハ､ : ＼
_| /':´|"/ | / | /:::|" | i::::ヽﾍⅣ .ﾊ : : : ∧: : : :｀: : . 、 嫌いじゃないぜ
. ,. : ´: / : : !/ : ﾚﾍ:./ | /| ｌ ＼ / ∨: : :∧: : : : : : :
／: : : : : : : : :|. : : : : ∧ / :| l / :| : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : /: : : : : : |: ヽ ｰ:し'=＝'´/ j: : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : : /: : : : : : : |､ : ヽ ー .:' _/ : : : : :|: : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : ト. ._. ＼ ／ ./ : : : : : :|: : : : : : :
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┃ アカギも笑った
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┃ ネウロが進化を続け、超越的な力を身につけ、億が一つのチャンスを手にしてアカギ超えを達成したところで
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.: ｜ { ＼
: l , . : : : : : : : : : : : : ヽ
l V :∧. : : : : : : : : : : : : : : ∨
: !. /. : : :.V :∧: : : : : : : : : : : : ,.ｨ ∨
≠-ﾐ | :| ,. : : : : :.V ,:: : : : : ,..斗rｧ7彳^ v
. }.:.:.:.:ﾊ | :l .: : : : : : : V , : : : ｨ≠^冖／. : : : :.'
′.:.:.:.:' ; , {: : : : : : : :.∨ ∧ : : 从,.. ≠. : : : : : : .,
′.:.:.:.::| /. :, .{: : : : : : : : : ＼ ﾍ: : : : : : : : : : : : : : : ′
. ′.::.:.:.: ! /. ′ {: r-‐≠r--x: :.＼.∧: : : : : : : : : : : ｝: :. ,
. ′.:.:.:.:.:.:! / ／i .∧ .}ﾍ .＞ 云≠: : : ＼{: : : : : : : : : :.ｲ.:: : ::
:.:.:.:.:.:.:. 7. /イ |/. V }.∧: : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : :.才'. : : ' !
i.:.:.:.:.:.:.:{ ≠ }v '.: ∧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ｲv゛. : :,....|
|:.:.:.:.:.:.:.:,／.:.:.:} .} V ,.:::. ＼:: : :: ﾄ .,_＿ ,.. イ∨′. :/.::::!.
|:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:ﾉ }/ﾍ v.:::::::: ≫: :: :｀ ＜/＼/＼/.ｲ. : : :/.::::::|
. ／!.:.:.:.:.:.:.:.|.::／ ∨ﾍ^ヾﾊ:::::::.＞: : : ￣ ￣: : : : : : ｲ.:::ff＝v
ｨ.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:|" ∨ﾍ }从::::{＼( ＞: :., __: : : イ.::::::::.V /
/.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:.! _ ＿＿ ∨ﾍff7 }从 )) ////////.:::::::::::::.７
. /.:.:.:.:.:7.:.:.:.:.:.:.:.八 . " .:.::.:.:.:.: ) ∨{ V仗 イ////////,:::::::::::::: .
/.:.:.:.:.:.〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ .ｲ.:.:.:.:.:.:.:.::／ ７廴ﾊ ／///////////,:::::::::::::::: .
＼.:.:.:.:. ∨.:.:.:.:.:.:.:.: ∧ ./.:.:.:.:.:.:.:.: / ＼_＞//////////////,::::::::::::::::::: : :
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┃ アカギはオプーナによって即座に蘇生させられるであろうし
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＿ ,. -‐ '' ´ :::::::::', r::- _
:::::::::'、 /:::::::: ´` '
::::::::':、 ,.:':::::::
::::::::ヽ ／￣＼ ／:::::::
::::::::丶 | | ,.::'::::::::::
::::／ ,:､ ＼＿／ _,..:'::::::::::
／ ,..':::::::> ＿|＿＿ ... く::::::::::
／ ,.:::::::: ／＼ :::: ／＼ `､ ＼
／ ,.∩ ／ ::⌒ :::: ⌒:: ＼.`､ ＼∩
／ , ' ｌ ヽ∩ ／ （__人__） ＼ ∩ノ j
／ , ヽ ﾉ | |::::::| | ヽ ﾉ ＼
／ , ' | ヽ ＼ ｀ ⌒´ ／ / ｊ ＼
／ , ' ＼ ￣ ￣ / `､ ＼
.／ , ' ＼ ／ `､ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 返す刀でネウロは滅ぼされる
┗━━━━━━━━━━━━━───
. l ﾟ l ，’ ,ｨ::::∠" ,.ィ"´￣ ｀ヽ彡'" ﾍ三ゝｩ'"
ヽ、 , ' ィ彡"´ ／ ＿,, ﾍ ／
,. :' 丶､_ _.. ノ ＼ ,'' " ＿＿＿,／ , -‐ '"" ／｀ｰ=彡'′
／ │ ＼ ／´ , -‐'" ／ '" ／
／ ﾍ ,.イ⌒ミ＞'´彡イ / ／
. / ', ／ ∠ i ／
,' r 〉 'v'" / '"´￣￣｀ﾐト=ゝ､ ／
. i ＼ ､ , _/ i _,/ ／ ｀>ゞ=､_ ,＞'"
..{. ､{{￣｀丶、_〉 ,{_／/ } "7 ノ´⌒ｰ＝彡'"
ｨﾍ ゞ─-‐'´ゞ=ｲｰ'" / '" ,＞'"´
＼ / i ) ,.' ,イ=＝'"
.. ＼ ゝ、_ ＿ノ､_／ ／ 〉 ／´ｊ'′
｀ｰ-=.,_ ゞ亠'^⌒´,.イ´ /／ / `ﾞミ，,、 ｀ヾゞﾐ
｀￣￣´ ／ /
／ / ｀` `ヾ、｀｀`
ゞミ､_＿ / ヾ
￣ / ｀ゞヽ ｀ヾ
/
/ ミ､ ｀ヾゞ､
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ つまりネウロの鍛錬に意味はない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
／ ／ ／⌒ヽ'⌒ヽ:::.｀:.、
, ' /.:::::::::::::ｨｨ::::::::ヽ:::::::.
/ 〃 /.::::::::::::/＾^ヽ::::::::｢＼:::.
/ i .::::::::::::::/ |::::::′ i:::::.
/ . イ´ | .l::::::::::::/‐- . |::::; _｣::::::i
l/ / /| :|:::::::::/ ｀,|::/ ｒ'´_ l::::::|
lﾌ / .ｨ |. :/l:::::::/ ｀Ｔ T^i/ |TＴ j::::::|
i / | /イ.:.|::::/l | l / ｛.l |_ﾑ:::::l
▽ ▽ 人｢l::ｲ人 .| | ノl/ ヽ::l
{ 丿 {_/l,/ | ヽ.｀ト !. ＿_,/ ト<!
／/ { ヽｰ-､ ＼｀ﾆニ´{ | ヽ
／: : { ▽ ヽ ｀ヽ≧=＜} ﾄ､
／|: : : : ', ヽ } /⌒ヽﾊ ヽ
. -‐く: : | : : : : ', } / } }
´: : : : : : : :|: : : : : :＼ } / 丿 ﾉ 人
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そしてそんな事は百も承知で、ネウロは高みを目指しているのだ
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〃ﾊ 〃ヽ/∠-,i|≦
iⅥ ∨i i ／ j i ＞'テ=-
＿, ---ヽ､_i:::i 7:! ＞ー--...､__ヽ=- '
＞ ,. --ヽ:ヽ i::i/::::::,.ィ´￣￣｀`＝--
, イ´ ,／::::::::::::::::::::ヽ::::::/＜￣` > ､=--｀`ヽ､＿
,.ィ´,.＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::｀`ヽ､≦ニ=-
＿,イ::::::::::::_,.ィ´￣ フ＝=i,::-=ヾヽ-=､ー- ､::::::::::＞≦
_,=テ￢---tk'´ , - ,;' i::i, `ヾ, ヾ=- ｀`ヽ､::::::＼
_,.ィ´ /`ヽ. ,イ Z ＿ ﾊ::i ヾ, ﾏ｀`ヽ､＼＞､:::ヽ
r-j i::::::::ﾔ ,.- ≠／:::::::i-､ ヾ _, -' ﾆ_ iｘ｀`ヽ､ `ヽ､',
i7´ 八::::::::ﾍ _,〃7:::::::::::jミ ヾ ,ｨてソﾌ ｿ≦-=ヾ ヾi
ji .r====､＿＿ ∨:::::ﾊ__i/_j:::::::::::/ .::l ヽ ￣´ 〃＞テ-､ i､|
八::::::::::::::::::::::::::｀`ヽ､:::::::::::::′:::::7 :::l `ヽ /气￣`ヽ j:i
＞---===､:::::::::::::::::::::::::::::::::八 ヽィ ' ￣´ ノｲ
_,.ィ´:::::＿_::::::::::::::彡--ミ---':::::::====､ﾆ¨´ イ
（＿_,.ィ´ｲ: : : ｀`i== ､__,--､__≧---､::::::::::::::::).7...＿
/: ∧: : : : : ヽ 7: / ＞---＜ ≧ヽ
7: : i : ヽ : : : :ハ 7: /ﾊ i;∧_
j: : : i: : ∧: : : : : ', /: i:.i::::i |::::::',＞､
|: : :ハ: : : ヽ: : : : : ＝'´:ィ': i::::::i |::::::::',:::::::｀`ヽ､
'; : : : ヽ: : : ､_￣￣≦: : : :7:::::i､i !:::::::::ﾍ:::::::::::::::::≧=-､
∨: ＼: :｀:- : : ＞-- ＞'ハ:::ヽil |::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::|
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┃ その魂の輝きは、掛け値なし賞賛に値する
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┃ アカギがわざわざ魔界に赴いたのは、ネウロの魂を見定める為だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
|｀/| /〃 / ,/＼ ゛ ﾞ }: : :.i
|/ .|｀/'ｉ ﾘ 〃/ｉ〃/ ＼∧゛:} {＼ ゛_.: : : :|
|/ |:∧}八} | ./ ヽ ＼＼: : : : : : : ､: : |
}ﾊ ___ ﾚ′ ＞-ヽ 丶、: :}: : : : :|
'∧ヽ弋ｩ､ ∠ __＿＿_ ｉ: :ｉ⌒ヽ: :| 大したもんだ……
{ハ ｰ-/ 弋^“´ _. イ |: :|爪 |: :.|
i :/ ￣ .|: :|じ ﾘ: :.|、 本気でオレを殺そうとしているヤツに会ったのはお前で二人目だよ
' / }_ﾉ.イ: : : ハ
∨ .. -‐- ﾉ､i: : ' : : } i
'ﾍ´ ‐- ..＿ __, ／ :∨: ｉ:.:/ .|
＿＿ ／ ',: :/ l＼
∧ ヽ::::ノ ／ ∨ | ＼
／ .∧ ／ / .|
／ / 丶_ . イ / |
／ ./ } / .|
／ / | ./ |
／ / :| / .|
. / / ／ : ／ ／: / ／: : : : : : : : ＼ {: :＼ ∨､
/.:/ ／ 冫 ／: : / ／: : : : : : : : : : : : :＼. ﾍ: : : ＼ ヽ＞､
,ﾍ/ / / ／.､: : / /: : : : : : : : : : : : : : : : :＼ ヽ.. -‐ ＼ ヽ ＼
:/{:/ /ｰ .._/／ : : ＼| ./: : : : : : : : : : : : :_: :-‐ _ﾆ.:＼. ヽ ｀ ､ヽ : : }
' / /l ＼/` .､ : : |:ﾍ ;／,. : '´: : : : : ＼.ヽ `＼: |
{ /ハ ＼ 〈心､:|: :ヽ ､ /／:: : : : : : ` ＼＿＿＿__: :|
jﾊ .ハ ｀ｰ 二＿＞冫 ∨':∠_: : -一 弋:::歹￣ _. ' ´ : : |
. ∨ハ . . : : : : ::/ ,. : ＜::::::`:.､.:`ｰ .._.. -― '"´ : : : : : |
. ∨ハ : : : : : / / : : : : :｀: : :_::｀:::..._: : : : : . . . : : : :| まあ自信が付いたらいつでも来い
ヽ ﾍ : : / /: : : : : : : : : : : ￣:｀: : : : : : : : . : : : : |
｀:ﾍ ./ /: : : : : : : : : : . : : : : : : . : : : : :| 相手をしてやる
ヽﾍ ./ /: : : : : : : : : : : : : . . : : : : : |
ヾ:､ / /: : : : : : : : : : : : : : : . . : : : : : : |. /
､ / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : . . : : : : : : ﾚ
У /: : : : : : : : : : ⌒ヽ: : : : : : . . : : : : : :/:.:.:.
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/ /: : . :-=ﾆ_: : : : : : : : _ . : : : : : /:.:.:.:.:.:.:
/ _..ィﾍ´ ￣￣ ー―-----―一'` . : : : : :ｲ:.:.:.:.:.:.:.:
` ´ ヽ . : : : ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヽ . : : ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言って身を翻すアカギに
┗━━━━━━━━━━━───
/ ,r l i! ﾊ ヾ;;;;;;;;;;;l ヾ;;;i!;;l
/ / l l! 川 _,lriナ卅''ｱ ﾞi;;ll;;l
/ / l l!'ﾞ´ ﾄ;;;;_ェ土ﾘ､l;;ll;;l
/ l ﾘ ハイ:::::}ﾞン ヾjﾘ
ｲ l l /,! / l;;｀Tｦ´ /,ﾍ
リ l l! ,! l / l;;;;;;;;l ,ﾘ′＼
j ｨi ﾉ/ ,ｲ // |;;;;;;;l f' ,>
ll / ,! /,f ﾊ// |;;;;;;;! l イ´
ﾘ〃!/ｲl /ﾞY/i! |;;;;;l! _,,._,〉 伺ってもよろしいですか？
!/i/〃ll / 〃 !;;;ﾉ ｰ ''´ ,,j
ﾚﾘ//ﾊLｲ｀i ! l;;/ |
川'ﾉ ▽ fil! ｀丶!;ト;;-;ｧ::,,＿,ﾉ
▽‐- i､ _▽ l;! ,ｨｲj
/ ７ヽ､、 jLf/ ▽
／ }/ ＼
／ イ⌒ヽ. {, ､__ .＼ ＼ ` ､ヽ
.{／./i:i:i:iｲ Ⅵ ／i:i:i∨ ＼ ＼ Ⅵ
／ /i:i:i:/ {i:i:/{_/i:{i:i:i:i: ∨ . ∨
.{ .:/i:i:i:/¨ {i:i:{⌒`ｰⅥi:i:i:i ∨ ∨
./ ../i:i:i:/ |i:i:{ .Ⅵi:i:i} ﾄ､ ∨ }. }
/ .,ｲi:i:i: { .Ⅵi Ⅵi:i:} Ⅵ .∨.}. | その―――
./ ./ |i:i:i:i:{__ .Ⅵ .Ⅵi:i＼..∨ } i |
ｲ.ノ../|i:i:i:i:}..＿｀ ､ Ⅵ ｘｚ=--i:i:i:} }. | i | 我が輩の他にもう一人、貴方の首を狙うという者を
..▽ {/i:i:i:i:i: 篷'㍉. Ⅵ .´,ｨ尨ﾃ¨アi乂 八.
.／./i:i: / `ｰ=` i}i ｰ`¨=彡i:i} /＼.＼ ‘，
./i:i:i:/ .ﾑ /′ }i:} ./: : : : ￣￣￣￣
.／i:.,イ: : ∧ . }i:}/: : : : : : : : : : : :
=彡イ: : :: : : : { ..､ ､_`_´＿__／ .}i:}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { i ＼.`ｰ-= ´ ／}i}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { { ＼ .／/ .▽: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : Ⅵ ＼r.￣ .}／ /: : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : ＼ / / } | ./: : : : : : : : : : : : :
.
､､-v z_
,ゝ ヽ
. Ｚ._ィ,∠ﾄ､.}
. 幺__,´ﾚﾘ ククッ
ヽ /V､_
. ,.-‐／〉 ﾉ ! ＞‐ ､
/ゝ.∧l' ,へl ／ﾄ、
〉.l` ､_∀ レ .ﾉ､
ヽ! / /`´7 /ﾍ _>
| l `‐.'／/ .Y´ヽ
〉- / / ／ ／
l _ﾇニン`-〈／.／
./!r‐合-┬／ ｒ'
. （/::::ﾆ{｛三(.へﾉ
l::::::/｝}ヽ､::::::::｝
|::::::::ﾌ`ヾ:::::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ アカギは立ち止まり
┗━━━━━━━━━━───
／: : : : : : : : : . : ／ :' ;: ミ |
. / : ／: : :／ : : :彡/ . / . : : . .: ;' ミ }
/:／/: :／ 彡 : : : / 彡/ 彡: : :ミ ､ ; :; ミ
/／/: : ／ : : /. :__/. ::／ヽ: |＼:; ミ ′
. / /.:／/: 彡/／ /:／: : ミト ;: ､ ミ /
/ / /:／./┬く:|/ヽ ＼|: :'_、 ＼ ﾐ/
| // {: :|: :ゞ<＼ハ ／.:￣: ,: ＼ }＼⌒Ｖ 名を言ってもお前は知らんよ
l/ : :| : : : ≧く.:} / :.ｘくｱ二二ｱ | /.:}
Ⅵ: . . : :// ヾ :' ;: |_/.://. ソイツとお前が出会う事もないだろう
ヾ: : : : : :// ,: ;: __／/
＿_ : : : : // .: :' /:-イ. 何しろソイツは、オレを倒す為だけに生み出された存在だからな
／: : :.∧: : /厶イ＿＿; / ハ
／: : ／￣￣￣}ｌ＿＿}ｌ:_:'） /} : : :.
. _ .. -／: : : / -―‐´┬＼＼.; .: :|" / : : ｌ＼
_ .. -‐. : : : : : : : : : : : / ＿＿＿＿__＼;;>ヽ／.: :八/} : : ｜: :＼
: : : : : : : : : : : /: : : : :/ ´ }l l ＼_ｿ: : / : : : |: : : : :＼
: : : : : : : : : : /: : : : :/ ー―― …ー ､_ｿ: : : / : : : : |: : : : : : :＼
: : : : : : : : : /: : : : :/ ＿. - ―┘: : /.: : : : :｜: : : : : : : :
: : : : : : : : /: : : :_:/ Ｙ´:ヽ／: : : : /: : : : : : :|: : : : : : : : :
: : : : : : : /: ／: | . : / : : : : : : / : : : : : : ｜: : : : : : : :
ヽ:. : : ＿／: : :｜. . : : :/ ／: : : : : : : : :|: : : : : : : : :
.
｀ヽ,<ﾆｼ:::::::::::::::::::::::＼ 丶、 ｀`ヽ
::::/:::ヽ|::::::::::::::::::::::::::::::＼
､:|....::ﾄﾐyﾉﾍ、::::::::::::::::::::::ヽ
ミ!:..:::{'"'´￣＼:::..:::::...:::::..:::':,
ｼ'!:...::| ヾ:. :::. :. :. :.. ',
',:::::! ,.ゞ:. :. : :.i
':,::', ／ ヽ:. :|
',:', ／ ,.ィ, ==、 .:|、
`ー､ ヾ! ,:'／!{itfij}i:. :. :|', ……ほほう
,.ニ､:, l! ' ゞ==彳:. .::....:| ',
'{frﾐ'!ﾞ!ﾉ ',::..::..::::l !l| ﾘl>、 ますます興味深いですな
ゞ= ' i ',::::::::::l l|!/ ﾘ
ﾉ !::::::::,! l| ' ､_
'、 ヽ l:::::::,' ﾉ ,' !l/
、 ｀ _,. -_7 .!:::::,' / ﾘ
ﾄ､ヽ ,. -_,ﾆ´-‐ン .!::,' /
:', ﾄ､ヽ ｀`´― '"´ |::! ／
､:ヾjﾄ､ヽ ‐==‐ .!::l.: .:
!lﾄ､:', ヽゝ、 '.:|::|.:. .:.:／
ﾘ ヾ} ▽ l>--‐彳::::ヾ7７ :／
▽ ﾘ ／ /ヾ::::/Y ／ ／
{! ／ / ノ::: ﾉ ／ /
' ／ /∨::::, へ./ /／
,. -‐/＼ﾆ=ﾆ ｧ‐､ _
／／ノ::::::::ヽ_／:::::::::､｀ヽ
, '／／:::::::::::::::::/::::|:､:::::::＼ ヽ
//／::::::::::::::,:==ﾐ{::: |=ﾐ:::::::::::ヽ.',
. //,':.:.:::::::::::／ ｀'!:| ',::::::::::.:ﾄ.'、
/ｲｨ|:.:.::::::／‐-､、 ;:,' _メ:::::::.:.ﾄ.',',
／'// l:.:.:.::/,≧ ､ ､ヽ ,':/ｨ'´__,.」::.:.:.:l !','、
//,' l:.:.:./ '､!{(ijﾞl`, /ｨ 'ィfij)}｀!:.:.::,' | ﾞﾄ'、
,' /| ,|:::::ﾊ. ￣￣ /'｜｀￣￣|:::::ﾊ. ﾄ | 丶
l/｜l|::: 小、 / ｜ ｜:::ﾄl Ｎ 事実上の最強者たるアカギ様を倒す為だけに創造されたとは……
/ | ,|::∧! ヽ ､、 ､ !, ,､ﾉ::/| ', |
. l/|:,! |〉 ﾄ. ﾄ､ヾ､――ｯ '´ｲ::/l ! V
. |;| ,l八lゝ! ＼｀二´／ﾄi::/ ▽
▽ l７」ヾ、へ＞＜､-△' lj
ﾘ ／:.｝ﾐ､_| ヽ イ ト､
:::::::､｀`| l | |::::丶、
.
＿_ｨ ニ ミy ニ 三 ミ､
, z 二,三 : : : : : : : i! : : : : : :｀ヽ
´ ＜ : : : : : : : : : : :',: : : : : : : : :ﾐx
／ : : ／: : : : ::γ: : : : ',: :ヽ: : : : :∧
,ｲ: : : :ｲ : : : : : ::/: : : : : : : : : ヽ : : : :ﾐ､
〃 : : /: ,,ｲ: : : : :,': : : : : : : : : : : : ∨: : : :ﾐ､ ふん
ｲ :ｨ: ;ｲ: :i!: : : : : :{: : : : : : : : :!,: : : : :',: : : :∧
／ オ: / { : i! : : : : : i!: : : : : : : : |∨:ﾐ､: :ト ､: ::∧ ヽ そんなに知りたければ教えてやる
/ ´ {!:/ : i! /! : : : : : i|: : : : : : : : :! ∨:Y ィ ﾒ、 .!
|/ : : i/: ! : : : : : i|:: : : : : ::λ| 〃 ,ｲﾂ ヾj､ |
λ: : r'ﾍλ: : : : /i从 : : : : { jﾘ ′ 〃 - ' Y
/ }: : !､r ⅴ: : : i!: : ', ,, ＝ｰ ､ iヽ
从ﾘ- ﾃ.':ヽ: : i!ーｿ´ ｾﾂ ﾗ ヽ ! ｨ＝ ＝ ＝ 7≧=-
' | ' ﾘﾊi!: 川ﾘ: :≧ ´ー ´ :. , ｲ .: .∨////////´
ヽ j! ＼:∨从: ≧ ｰ ‘ ｼ .:: ∨//////7777
∧ ヽ ー┬≧ ー _´ /:: ∨///〈////
', |} ｲ ヾ!≧=-, ヘ. ｲ::: ≦=ｧⅴ//
}､ ／ ｧ ´ ＿ , ≦ > ´//∧/≧ｭ､ _ ,ｲ ￣≧
l: : : : : : : : : : : 彡 ヽ
|: :ﾐ: : : : : : : : : : : ヽ l
|: : 彡: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ / ハ: . l:､ ヽ l |
|: : : : : : 彡: : : : : : : : : : : : : : ./ /:::::::l: |: ', | |ﾘ
|: : : : : : : : : : : : : 彡: ／: :／/／::::::::::::l: l／ｊ/ヽﾉ
|: : ｿ: : : : : : : : ;. ''´::￣ ~" メ､:::::::::::: ﾚｲ f
|: : : : 彡_:_: i:!:|:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::..,,ﾑ 'ﾌ/
:l: : : : / r‐|: : :| "､´￣(ｯ￣~"ﾌｼ く'ﾞ′ /
l: : : :.| i: :lN: |:::: ::::::::::::￣:::: .::::::::::', . /
!: : i.!ヽ :､ヽ､:|:::: .::::::::::::::::', ./
|N: : : :＼_ノﾍ::::::::. .::::::::::::::::::::::::', . 十一柱が第六位できない夫様―――
/|:!: : : : : ／::::ヽ::::::::....:::::::::::::＿::`:-ｧ.､_'､
／ |l: : : ／::::::::::::::ヽ::::::::::::::::'＾::ー ´ /
三三;;;;＼´::::::::::::::::､::::::＼::::::::::::::::-‐:: /
三三三;;;;;:丶､:::::::: ヽ:::::::丶､:::::::: /
三三三三;;;;;:::::｀::-:､ ヽ:: /;;｀丶､_/
三三三三三;;;;;:::::::::｀:.‐-'､::::_く
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そのできない夫が生み出した唯一無二の使徒
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ
|＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ |
＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| |
|＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| ﾛ ﾛ ﾛ ﾛ
:::〃 ヾ::::: ﾊ! Y │
::::::､＿ ..彡:::::::::ｉ :::ヾ＿...:::ｰ"
:::::::: ￣´::::::::::::::::| !
:::::::::.. ::.::::::::::::::::| }
:::::::::::. ::::::::::::::::::::| /
::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ / ,. ┐
､:::::::::::::::::::::::::::::: /. ,' f´}
ﾄ､::::::::::::,-‐― ――-､ ,.ｲ | ｀{
fﾆヽ:::::::::::::: -‐- ／ |. r‐-､ _| ｌ-‐ ､
／!⌒ヽ:::::::::::::::: ／ │. r‐{ヽ／ Ｘ´.} | }
::::::ﾄ:::::::::ヽ:::::::::: ／ ,ﾄ―- ､. { {,.'＼ ｀ヽ | __ノ
::::::!::!:::::::::ヾヽ-----イ::::: .:/1 !￣ ヽ＿＿ ,.-〉 ヽ l |´
:::::::!:::::::::::::::::｀￣￣´::: .:// ..: / ／／ ／:::f´ ', ', l !
::::::::!::::::::::::::::::::::::::::: :://..::: /／ ／:／｀| .', ', ! }
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 最強の使徒を打ち破る為だけに創造されし使徒の名は―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
/ :|＼ヽ
/ ,:/ :/＼ | | |
. / ／:/ /:/ ∨l j/
. : . :. . : . : . : . : : :,.ｨ/,.:ﾍ /／ / l |
: : : : . . : : : . : : . . : : : . : : . : : :／ ／ :::}/. / /
: : : : : : : : : : : : : : : : : ,. - ､. : : :∠ ＿＿ __:::::... /
: : : : : : : : : : : : : : : : / _}: : : { `: . ＿__‘':／ : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : :′ /:::|: : : | ／ : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : :｜ ':::::|: : : l : : : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : :｜ |:::::| : : l . : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : :l {:::::l: : :l : : :-= _ｰ- .__ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : :∨ 乂:l: :/ /
: : : : : : : : : : : : : : : : :`: ー:ﾚ､ __／ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.::::::/＼ ー "´ :. | キセイデ・できない子 |
―-- 、: : : : : : : : :.::::／ : ＼ ﾉ. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＼: : : : : : .:／ : : :＼ ,.ィ´
＼ : : ／ : : : :.＼ 丶
く : : : : : :＼ ヽ
＼ :/⌒丶、丶_.: ′
∠-'';::／ ,∠/ .／:: ::＼.ヽ＼ ヽ ヽ ＼ ヽ. ＼
::::r''∠- '´:∠ -ﾍ::....... ,...:‐''７,ゝl‐-ヽ} ﾄ､ lヽ. !
:::l::::-==＝ﾓ＝= _::::／:::::::::/_ ` ／ ,ﾍ. | ヽ |. ヽ.!
: |:::: ｀ ー‐=''"::´:::::::::::::/ﾆ´＞,'／ ヽ | ヽ! ﾞl
::|::::: ..::::::::::::::::::::::/ ﾊ ヽ!
:|:::::: ...:::::::::::／::r:::::::i_: ,'l }
|l:::::: ｀＿＿::: /.|′ できない夫様の使徒―――できない子
iﾍ::::.. ￣￣ ｀ヽ ./^'
:|::ヽ:::.. ‐＝=;; / ソイツがオレを倒す為だけに生み出されたモノだ
::l::::::ヽ::.. ::::::: / ,.､
:::l::::::::::＼. / ／.:/:ヽ.
::::|:::: :::::::＼. ,ｲ ／....::/::::::::ヽ.
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 自身の使徒には、最強の使徒を倒す使命を課し―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿
__＞-‐-ミヽ_ _ --く￣ヽ
__,. -ﾆ ＞=､-＜｀ヽ ' ,
￣ﾌ -‐-,／ 〃{ ', ﾊ
,ｨﾍ / ／ ヽl } ',
, イ///V // ./ l } / | ﾍ
,ィ///////∧! /./l{ / | l ヽ
∨///////∧ /!/ ', | | / ! ヽ ヽ ＼
∨///////∧ | } _｀lヽ!_ |./ / / | } ＼ ＼
∨////ヽ//〉,ﾉ ''癶ミx,ヽ/! / / / ハ /! | ＼ ＼
∨//', '／< ｰゞツ`!/ |{ / / / ! / |/ ヽ ヽ＼＼.＼
/∨: ｲ ', ゝ､_ |' / ! / / / / ハ', /!/ l ', ', ヽ!｀ヽ!
〈 / ` ノ /{_! / / / ./ | .∨| /} ハ l |
r'-- ､ / ｀ー―― , |/.|/ / ./ /| ! .! | / ', / ﾘ/
／::::::::::::::Y ,..-ﾉ｀¨.| | /! ./| /:::| .ﾊ .|--...､| ./
.／::::::::::::::::::::::〉 _,イ-':::::::::::::::| !:|/:::|./::::::! |::| ./::::::／!/
_,.イ:::ニ=-::::::-,イ..-へ-=::ﾆ:::::ヽ:ヽ::::::::::::::::',|::::::::|':::::::::lﾊ .|::!/::／
{:::::::::::´:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::::＼＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',|:::::/:L
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::＼＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::}
｀ヽ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽヽ:::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして自身は兄達を滅ぼす手段を探求する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,...--─- 、
／ :::::::::::::::ヽ、
/ ,─ :::::::::::::ヽ
/ / l /／○） :::::::::::丶
"ｒ'" │ ｀ﾞ'''へ、 l〈 ヽ ::::::::::丶 "ｒ'" │ ｀ﾞ'''へ、 : 、
.,r'l′ .,〟 ｌ. .ﾞl ﾋヾ) ::::::::::::丶 ,〟 ｌ. .ﾞl 个'､ .、
ﾞ;;;;| ,ｒ'";ヽ､ `''ｰ-､.l''''′ ヾ ＼., ﾉ| :::::::::::::::::｀ ,ｒ'";., --､ i´!⌒!l r:,＝i-､.l''''′.i､, .! .ﾞ‐'
;;;;;;;ﾞ'- -‐";;;;;;,,./ ｀′ ヽ ／ノ ::::::::::::::::;;::::l .,、__;;,,..|l⌒ｌ ｌ | ﾞｰ=':| |. L._｣ ） .'.ｌ;ﾞ'〟 ｌ,,, ,i
;;; ;;;;/ ノﾞ.! .ｭ. ..」 ヾ ￣ :::::::::::::::;;;;:::::l〈.ｌl ｀ .i´|.ｰ‐' | | |. ! l. ..」 .,ﾐ;;;l; .t
;;;;;.ｌ, .,i";;;;;;ゝ....v .ｌ＼ ,／;ヽ,,..-“ヽ .／l ., ﾍ :::::;;;;;;;;::::丶ll l |"'|. l │-==:|. ! ==l ,. -‐;..-“;;;;;;!､,,}ヽ
;;;;;;;;/′ .ﾞL;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ ﾞ'､;｀ﾞ;;;;;;;;;.;;; ／ l´ ヾ.、;;;;;;;;:::::::::〉,!ゝ‐i＝!ｰ=;: l | l. | | / // ;;;;;;;;
;;;;;;;:;;ヽ、 ./;;; ;;;;;ヽ_ .,/;;;;; 〈 l, -,.l.〉.、;;;;:::::::::l∧:;:│ l l、 :| | } ＿|,.{:: 7 ））
.;;;;;;;~´;;. ;:;:;;;｀''ｰ'''";;;;;;;; 丶 ‐´O lゞヽ ヽ::::::::::l ヽ:|__,.ヽ､__,. ヽ._｣ ｰ=:::ﾚ' ::::::|; 7
,_´-:;:;:;:;:;:;:;lヽ ｀ ヽ、 l / .丶＼:::::＼::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/ ;
, ;;; ,, , ....,,,,,、_ - ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l ヽ、 ─- l/ / .丶/ヽ::: `::: :::: ....::....／..,,,,,......,;;;_,,..vv.._,;;
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それが十一柱が第六位できない夫―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
|｀＼
＿＿＿_ | /＿ ＿＿ ∧ /| ＿＿ ｒﾍｎ
|＿,. -┐| |／/ / |＿_ ｢ |_/ |/ |＿ ｢ |__||｣ ＿ ｢｢| __ [[|
|｜ |／ ＿＿|｜ _＿_| | ,.コ|.￣ ,ｺ|
＿_|｜ |＿,. -┘ └一 '´ ￣ ￣
|￣￣ ＿,｣
￣￣￣
. ＿＿_
／ ＼ _＿＿_
. | _ノ | _／/￣￣ ＼. ／￣i
. |） ( ○) ! ／:://ﾞ~/￣￣￣.¨＼.／ /
. | 丨 |-..、 ／ :::: l l. / ／ ヽ-／ ／
. | __｀＿ ,.-┴::::'l_,.-―-..、 _ ,-／:::::::::::///. / ヽ、＿＿＿／ヽ、＿, - ─＝ヽ
＼`ー'´l´::::::::::::::::::::::::::::::::::￣｀ー‐::':::::::::::::::::::: // ｀Ｙ ヽ、＿ ,-ﾐヽ、 ／
／. ヾ| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: //＼_/ ｌ /￣＼＼｀ﾞ ー─‐＜￣￣
,ヽ/｀ｘ｝ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: //- '´ .Y.. ｀i-' ｀-＼ ＼ ｀｀ ―- 、
｛::::ヽ,| /::::::::::::::::::::::::::::::::／￣￣￣｀ヽ- 'ヽ// ::, - ‐|. !. ∨ ｀ゝ - 、＿＿/
＼/ l.lヽ ::::::::::::::::::::::::::: | ~｀´ /. /. ∨ ∧
／:|.／:::::::::::::::::::::::::::::::::| ゝ ノ. ∨ ヽ、
|:::::| ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼ ｀ー 、
|:::::| ol |:::::::::::::::::::::::::: / ｀ー― '
!:::////::::::::::::::::::::::::::〈
. / ::l〈〈「:::::::::::::::::::::::::::::::＼
/ :::ﾘ o||:::::::::::::::::::::::::::::::::＜＿
〈｀ﾞゝ ::/ //∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
〈｀ﾞゝ ::/ // .∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/_ｌ｀ゝ:/ o/ ／.∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/｀ ゝ/ //／／ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 狂気の神デキーナであった
┗━━━━━━━━━━━━━───
.
次の主役はできない夫もといデキーナかな？
なんとも言えない濃い世界観だよなあ
いいねえ格好良いねえ
色々先が世界観が気になるぜ
神は上位の神を超えられないけど使徒にもそれが当て嵌まるのか気になるね
アカギやっぱカッコいいわネウロも
俗物感丸出しの弥子と言いこの世界の人物好きだな
異説は読んだ記憶がないけどどこかでまとめられてないかググってみます。
使徒とか ディスガイア張りにステータスに差があるけど理論上不可能ではない
こんな感じの認識
アカギ蘇生するのはまあわかるけど、返す刀で滅ぼされるのはひどいだろ。
そこまで鍛錬がんばったんだから、見逃してあげてよ！
愛するモノを殺されたらついやり返しちゃうのは仕方ない
きっとその後蘇生してくれるだろうからセーフ…きっとたぶんおそらく
ただの人が全く別法則の「神」になるとか。まあ話のノリにやらなさそうではあるけどｗ
その程度で勝てるわけがないオチ
それとも壮大な破滅フラグなのかはちょっと気になるw
┌―┐ ___ ｎ __ ＿ 00 ___ ＿＿ ｍ ＿＿_00━┃
｀フ∠ | ∟ | ﾚ7 └┘/7 辷l /７ | ∟ _,ｎ__ └┐r┘ _川_,n └‐┐l ┏┛
└'＾ｰ┘ |_厂 └‐' ＜ノ くノ |_厂 └ワﾉ に二二.! └'＾ｰ‐' (ノ ━┛
.
┌────┐
│第一話 │
└────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━┓|
|┃ ネエカ降臨 . .┃|
|┗━━━━━━━━━┛|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
「弱肉強食」という言葉がある
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 文字通り、弱きモノは肉となり、強きモノの糧となる意だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
{八ノ: : _ ‐ ､ ㍉ ､
fﾊ〈/〉: : ＼ ヽ ＼ ＼
fﾊ{^´: Vハ
f: :i{八 : : ＼ } ｉ }
} : :{'/ﾊ: : ‐- | | }
} : :i}/,Y⌒ヽ ¨⌒ '＾:、=ミ ､ ‐- V | l } ﾉ
_ ﾉ-‐ ⌒} iV __ 八 ＼ Vﾊ | | ｉﾘ }
fﾊ Ⅵ ﾉ ｧ^VYぅ } ヽ ⌒ヽ | | | ﾉ ／ ⌒ヽ }
以 } .／ / Vン ＼::} ＾Vハ ‐‐- _ ﾉ | } ／ -‐…‐- {
V{ { f{ ﾑ ー ｲ } ‐- / ＞‐-=ﾆ::_
ﾘｯ 廴fｲ ｧ´ :ハ 爪} { / / ／ ＼
}、Vｉ_ }ﾘ / .: :} { .丿 ′ V⌒
{ﾊ fツ./ . :／ _ ﾉ {-‐…┬- _ __ i{ {
Vﾊ ′ 廴 :イ .／⌒{ｉ } Ⅵi : ‐- 圦 }
ｉ } { rｯ /ヽ iﾘ ., Ⅵ: : ＼-‐‐- ＿__ -‐ｧ' ﾉ
{ { vi /: : ﾊ ｲ: / }: : ｧ‐‐く __≧‐- _ ／ ∠ ＿
} ﾉ ー ｲ: : : : } {! .′ { / .＼ ￣￣} f ､／
八 ／: : : : : :fｧ丿 Vi: .′ ＼ } } ヽ /
ー---v:r＜{: : : : : : : fｧ / {:: { ＼ _} {ヽ ;′
Vぅ::::}: : : : : :;fｧ :′ }: : ハ ＼ V⌒ ﾉ {
}iﾖ::::}: : : : /}ｧ 爪 { ｧ^′ ／ ﾉ! }
{iﾖ::::廴_ノ iﾁ / /ノ } _ ノ、 ／ }} }
}ｷ:::::::::::::;ｧ′:/ /＿ fﾊー{ハ ー‐一'＾ヽ-‐} }} i{
V辷ｧ彡 / 廴___フ} } ､ ＼ V }}‐-人
＼ イ } Vﾊ: :V } {=彡 }
￣ ∧ }八: :L_ _ ノ^ヽﾉ /
⌒ﾟｰ-'⌒¨ ｰ‐=彡 /
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この世界における絶対の掟は「食うか、食われるか」であり
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・
＿;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::''''''‐-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|＿ 。｡ ､ ＿＿、
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┃ それ以外の行為行動は枝葉末節に過ぎない
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┃ 人間が万物の霊長を謳うのも、捕食者として最上位との自負が根幹にあるからであり
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,. '"´ ￣｀ヽ ￣｀ヽ ||,r‐‐ ' li.:.:.:.:./ﾑ i{}|| ヾ{ 二ヽ ｰ='´__ ヽ.: .:.lii.:.:.i
／ ＼ ＼ / VﾊﾊV ￣｀ヽ /:,′ ¨7 ｀` ￣｀` V.:lii.:.:.:l
／ ヽ ヽ / ,.ィつﾊﾊﾊ ﾘ '､ ,'.:.{ 〈 .. .,､ ﾊ:.:.:.:.:.ヽ
／ ／ ,r'ﾆミ彡ﾐヽヽ. / _,ﾑ/ ｿll: ：::ll / i {.:.:.! ,r=== ､_, ハl.: .: .: .:.ヽ
/ ／ ,.ｨ彡' ', ', L ____ノ´ ll::：:::ll,. イ l l.:.:.l ヽ ___ノ , ' _ ノ.:.:.l.:l:.:l:.:l!
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/.:/.:/.:.:./ 乍彡'､､､,,_ ,,,,,iｿﾉﾉ /.:.:.:.:｀V:.:.:.:.:./ﾊﾊ/.:.:.:.:.:! ヾ.:ヽ __ ／ i.: l:l :l: :l: /
VV/.:.:.:ヽU〈 =＝｀′ ,r==ｲjjjj! l.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ヾ「¨¨¨´ .: .: .l :／
`｀ヾ彡'ゝ1 "´ l! ﾉｿｿ ヽ.:.:.:.:.:ﾉ｀Y´YY ﾊ.:.:.:.:.:ﾉ ／ L ,. '´ ｀`く
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.:.:.::l ヽ ヽ r---ｧ/ l l ,.ィ "´. :. :. :. :.: .:l／ ヽ ／ . :. :.: .: .: .
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.:.:.:.:.:.ﾄ､ ,.ｲ(( ﾊ l.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.r=＝＝＝ ∩､ /.:.:,′.: .: .: .:. : .:. ｀7ｰｰ ｰ ｰ ｰｰ ｰV.: . :. :. :. :. :. :. :. :. :. :
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┃ 吸血鬼が人間の上位種と見做されるのも、その万物の霊長を喰らうからだ
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／ }) ト､ /ﾘ ,.ｲ!
〃 .／ .′ ,ノ .,イ′.....＿ l/ハ //! ///
｛{ ./ﾆ / ／⌒ﾆﾆ==-‐''” _,,,..ｘ≦≫''” ＼/＞-＿_ l//ﾊ |/,! l//
ヽ /ﾆ=(,/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-''”_______,,,,,,,,,,,,........＼//////＞ｰ//ﾊ .l'/ .l'/
}ﾄ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ. ＿￣―-＜/////＞‐-'＿
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ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- ﾞ! ￣￣""‐=-＿ ￣⌒＿-ﾆ＞'"
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ./⌒＼ﾆﾆﾆﾆﾆ=-／fr=ミ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ= ヽ ＿-ﾆﾆ＞ィｧ,ｨｧ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ {⌒ヽ′ﾆﾆ=-／{ｉ 八◎ 冫ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=≧ｘ''⌒＼ﾆ=-. ＿イ//＞''" ./ィ // ,.ィ/
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┃｜ 「相手の生殺与奪を握ってこその上位者」 .｜┃
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┃ なれば、この世の全てを喰らう存在が最上位者であることは自明の理
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ﾟ. .:::....ﾍ...:.; ;淡:i戀戀鑾鬱鑾戀戀i:淡; ￣￣:;:;. :;:;:;.:.:｡:.:.:. ....｡ ﾟ 。 ﾟ
淡:戀戀鑾鬱鬱鑾戀戀:淡
゜ 。.:;:;:;＼::.:; ‘黍:i戀戀鑾鬱鑾戀戀i:淡’ ;.: : .:;:;:;:;:;:. . .:*:: . ' ｡
* . ､:;:;:;:;:;::.:, ''淡:i戀:戀鑾鑾戀:戀i:淡' ...:.:. . ....:;:;:;:;:;:;:;:.:・:: .゜ ﾟ
ﾟ ..::::ヽ:;:;:;:;:::,, ‘鳰戀戀戀戀戀戀炒’ .,:.: . ..::::::;:;:;:;:;:;:;:;:..::: ゜ ｡ ﾟ
。 +. ::::::oへ. .:., ‘'%:戀戀戀戀:沙'ﾞ .,.:.: : .::_ノ:;:;:;:;:;:;:..:.:.::: ......｡ ｡
ﾟ ,; . ＼::::::::::へ :... ｀¨“““““¨´ .,..: .: . ..'':;:;:;:;:;:;:;:.. . .:.:.:.:.
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┃ しかし、どんな妖も吸血鬼も龍も、その絶対的な上位種の座に就くことは出来なかった
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У ﾄ | ',./ |/!/ |∧ /| / ｨ... ┏┓ ＿__. ＿.~~=-,,,;;A
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＼/ ヽ ‡＿_ | ∨ /;;;;;;;;;┃ /;,∠__ ヾ;ヽ
ノ `ﾏ ┏┛ | ┗┓;;;┃ し' };;;;;〉''............ヽゝ
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ﾉ:. ／ / ﾑ.廴 ｀;ﾐﾄ! / 〔__::::Y ∨ ) ,,,,=~＿,-;;;;;;; |;;;;;/;;|/;:;;;;;;;;||/
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ﾏ::::::::.:.:. : : . ', / ／ ,.ィ ´￣￣￣ ヽ }｀ヽ. }ｰ }. << ヽ il;;;>----=-| ヽ,,,
.ﾏ:::::::.:.:. : . . ヽ / ／ { | ! i ﾚ ヽヽ"／/>==-;-=<;ヽ ~
ﾏ::::.:.:. : : . . ＼ノ ／ ,.. --―― ゝ{,ヘ,ヘ ／` ｰ--──ｧ ＿ ,,=／;;;>;;=---=;;;;;;;ヽ
￣ ー-､::.:. . ﾏ ´ ＞ ´. / / ／ / /ﾑ=二!__ ｀ /;;;;;;;;;;|=----=i;;;;;;;;;;ヽ
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.ﾉ __ ｨ.､ヽ ﾚ'´ ＿ ..,, -―''´ ￣./ / / / / ／ ／/,' ,､ l .>--| ヾ=-/;;;;／
〈 （ { | ! i ﾉ＿,..イ´. / / {ﾙ'{从ヒ´ ／／/./ﾊヽ ﾊ . /;;;;;/ ヾー|;;;;;(
j.,ﾉ i´.!_ﾊ { ／ / / , kｧu｡rく／_ノノくノ!i} ハ ..巛=/ ＼i;;;;ヾ＼
ヽ{ / / / ,' il ｀" 'f'ﾊ,ﾍ jハ ヽ iゝゝゝヽ
{ / / ! " , ´∧ ､ ヽ、ヽ
/ / ,' ﾄ、 ｰ- イi !ｉ. i l !ヽ}
{' {/!{ ﾑ i ｉ ` r＜ ﾉﾉ 从 l l iN j
_ｿ￣ヽ「`ｰ--┴''7r─く }ハﾊﾉ
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,' ,' ゞ ／ﾅﾌゝ､ヽ _､', ',
i i __ / ／ヽ∠ﾉ/ ､ ｊ .ｊ
ヽ'.´ﾞﾞ /／ ／ ヾ / /
ゝヽ レ k / /
／ _(ヽ＼ ソ ﾂ ,／／__＼
／ Ⅶ ／/ ゞ､ニ二ニ'',‐ｼ､＼ﾆヾ ＼
／天 ／ /ヾヅ ヽﾂ ヽ ＼ ゞ.＼
／' ヲ ／ /__｀ﾂ _-'-､ ヽ∠ヽ .＼ 土 ＼
／〈／'／ /ﾂ､/ ,,-ニ,, ＜ ｀ヽ､ヾｿ ヽ ＼ ﾂ ＼
／７-ｨ／ / Y_/´ ゝ_-´.ii｀ヽゞ<ﾞﾞﾞヽ>/ ヽ ＼v"ｼ,＼
／ゞぐ ／┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿,,,,,,＿ ／彳 ／.. ┃ 彼らの力量差は紙一重であり、環境や状況、数の多寡によって簡単に覆されてしまう
,,-'二-‐‐‐-- ､ヽ<ナ .／ ,,-‐´ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.／／ x ‐¨ ﾚ" ＼ヾ',,-ニ ｊｊ,-フ x"/ / /x丶 ´ ｊ .i ｉ ﾂゝ ヽ ヽ ヽヾ ヽ-､ ヒﾞヽ､ゝ'／､ ∠ ヾ ヽヽ
../ / _´ﾞﾞ ,===､ く ヽヽｻ／ / ∀/ / /∠ ヽ┼/ " ､ヽヽ ヽﾜ､ヽ ｀ヽ､ｼ´/,､｀ ＿ ∧＿ ｀" ヽヽ
.i ｊ ┴ i i i i ', ', ./ K / ,' ,' ゞ､,,,,,-､＿,,i i､＿,-,,,､= .', ', ヽ/ッヽ ,' ,'‐ ＼ヽ､i i,,,‐ﾆｼ __.', ',
i i＿ ＿ゝ､ /∠ ﾞﾞﾞ i i く 〈 ≪三三 ‐┼＿. ◎ ＿┼‐ 三三≫ 〉 .〉 i i ,, ７ ＞ ｉ .ｉ
', ', ﾞﾞﾞ プ/ゝ/ﾆゝ＞/-, ,' ,' ヾｼｨヽ ', .', ﾆ ￣ﾞﾞ´ ﾞｊ i" ￣ /ヽ / ,' / /i/ ヽ ', /／､', ｉﾆ / ｊ
..ヽヾチ ｀￣￣￣´_ ﾞﾞ/ /ゞﾞヽ、 ヽｿｊヽ ', .', _､ i'┼'i ,､, / / / ラｉ/ ,,-'ｼｽ'､ヽ s ﾞ´。。ﾞﾞ _ ´ /./
＼＼ (ﾂ ゝ ﾞ´／/､ヽ､ ヲ ＞､ヽｭ ヽ .ヽ ヽﾞﾞ´ i .! .i ヽ ／/ / %/／e ,ﾆ-フ､ヽ /_/ ｪ ￣/／
ﾞヽニ‐----二,,く ヤ ＼ ﾞヽ､ﾂⅩヽッヽ ＼ ＼ 互ｊ .i i Z ／／ / ぐ７ナ ,,-" ／ ナ ﾝ 。'''‐---‐二／
￣￣ ＼ P ＼ ﾞヽ､ヽｊ冫､､ ﾞﾞ''- ､二i i i二,,,-" ,,,'ﾅ ｻ /／´ ／ / ／ ￣￣´
＼Ⅹ_､ヽ ﾞヾごゝィﾞ‐ 、 .i.i.i ,,-"､_/ ,,ナ" ／ ス ／
＼ﾚ F ＼ ヽ天ヾ､ﾂ≧ヽ､ｊii,,-＜ゥ ,,/／ / ／ レ ／
＼ -"_,＼ ヽﾂ ヽ｀ヽ､ブ.ｉ ﾂ_‐" / ｻ / ／F冫／
＼ 干 ＼ .ヽﾂ ヽ ヽ／ / ジ/ ／ E ／
＼ 米 ＼ .ヽマヽ ＿＿ / A / ／ 乂 ／
＼プ= ＼ゝ´ニ-‐‐-二‐-/／,, A_／
＼｀／／,, ぐ 〉,,ヽヽﾆ ／
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┃ 結果、世界は混沌としたまま、それでも上位者同士の暗黙のルールの中、緩やかに時を刻んでいた
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┃ ―――『彼女』が現れるまでは
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/ｲ: :{: ヽ'、: : ＞r ´ ﾉ: :ﾉ:ﾊ:ヽヽ: :＜
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┃ ――――『彼女』が最初に観測されたのは400年前の事である
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－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
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. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ ､ . .. .. . .. .......:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. ..:.:.:.... ..:.:.:.: .: .. .. ... (⌒ ⌒)
:.:.:. ...... .:.:. (⌒ ⌒) ... .... .:.:.:. .. . :. .:.:.:.:. . . .....:.:.:.:.:.... ..... . ..:.:.:.:....:.:.:..: .:.:.. (⌒ . . ..
.. .... .. . (⌒ r'. ..:.:.:.... ..:.:.: .....:.:.:.:.:. .:.:.:..... r ⌒ヽ .:.:.. ... .. ... . :..:.:. . . ... . . .. ..
. .:.. .. (⌒' . .. .:.:.:.:.:.... .... .. ... ....:.:.:.: (⌒ ⌒) ...:.:.:.... :. :.:.:.:.. . ... :. .:.:.:.
. ..:. . ( . .. ..:.. . ... . .. .:.:.: ... (⌒ r'⌒ヽ .. .. .. .... . . .. ...:.:.:...
... . . .;i；';. . ... ...... ... .... ... ⌒ヽ . .. .:.:.:.:..
,.;i；';.,,;；`;；i`、 ... . . .. . ... .... ... . ... ...... .
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'::',:'':'`::'::',:'':'`::':'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::', '""''|i!''" ,i|! .....i|!,.,;:;；`;；
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',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`:: '::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'':'`::':: '::',:'':';:;..,":,.,i|
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"'"'''':'`::':;:;..,"'`',:'':'`::'::'':':';:"'"''' "''''':'`::':':', :'':';:;:;..,"'`',:'':'`::'::'':;:;.., "'`',:'':'`::'
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 唐突に産み落とされたわけではあるまい
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
..ｌ, .ｌ │ .! │ │ .l ! .| .l ,! l .lﾞ ./ /
、 . ｌ ｌ ! l .!. ；┻’’┓，.,! │ .! ! l / / /
ヽ .ｌ. ..ｌ .ｌ |. ； ┨ ┓， ┓ ....l ｌ lﾞ / / / ,>
. ﾞｌ, .ｌ .ｌ .!.. ，┣，┛’’ 】三【 ┏，；┿，， ,! .l | ! ./ / ,/
ﾞｌ, ..ｌ, ｌ ｌ ╂，┛ 】二【 ┻【l l ! .! ./ ./ /
.ヽ .ｌ, ｌ .ｌ.. ┏； ,__,､__,､_】二【__,､__,､__,､_ ┻，， ! ｌ / / ./ ./
ヽ . ｌ. .ｌ. ｌ . 】 】二二二二二二二ニ【 ╋┓ .l / ! / / ./
ヽ ｌ ｌ. .ｌ |. ‘‘┓ ￣￣￣】二【￣￣】二【 ‡； .| ,! .lﾞ / ./ / .．
. ヽ ｌ ｌ .ｌ, .!. ┿ ┓ 】二【 】二【 ┻ ’’┳╋；’ ./ / ./ / /
ヽ ｌ .ｌ ! . !. ；，┓ 】二【 】二【 ┏ .lﾞ ｌ ./ ./ /
ヽ .ｌ . ｌ .ｌ ｌ.. ┻┓ 】二【 】二【 ：，..../ ｌ / / / ./
.ヽ ..ｌ, ヽ ｌ ! !┣ 】三【 】三【 【】【】i|i} 〓...../ / / ./ / /
.ヽ .ｌ, .ｌ ,., ! .ｌ´´―. ；┨ ¨¨¨ ¨¨¨ 《ﾀ ；【...il;;―-..,/ ./ ./ / /
ヽ ヽ ...ｌ .ｌ,ﾞ -‐' ｌ ∟．._,.| ┗━┨ ┏†，/ .゛"/ ./-..,、/ ./ / .,．
ヽ .ﾞｯ.ｌﾆ. ｌ .ｌ. ii..│ |.ｌｙi │ ｝ﾆ.¶‘┷；；╂… ┻ ’’┳ ¨’ ...ilvﾆ;;-./ .iﾆ＝../ ,i′ / ./
ヽ . ｌ´'' ｌ ..ｌ ／ . ｌ .ｌ''"´ .! .| -‐l lﾔ｝ .|､' ┤ .lﾞ .l il ＼ .ﾞ/ ./._..;;〃 ./ ﾞ' / ./
.Λ ヽ ...ｌ, .ｌ ／..ｌ .ｌ,,..,ﾆた l ..､. | .∟| |...".l !.ｺ7 .i" ﾞ'ｯ,./ .i{, ﾞく./ ./ .ヽ/ ./
.! ヽ .ヽlﾞ . ｌ ｌl .{､.ｌ ｌ/ﾞｰ ! .!.ﾉソ| .| ! .| 'l !.､.l ｌ゛ / / ! ./ ./ ./ lﾞ
ｌ .|ｭ ﾞ!l､ ﾞﾞ､ .'ﾋ､.ﾞ!ｉﾘ、 ｌ.ｌii､、l. |.'" l .| ｲ .l'/^l .|.'‐l !._..;;// / ./ / ,i′ / ./
＼. `!． ﾞ.ｌ'-..ｌ、 .ｌ,｀'ｰ⊥ .ｌ,,. ＞| .!‐.ｉ､| ,!..| .l.ﾆｉ| .!勹 ,llr''彡′ ./‐ﾞ,,./ / ./ ／
｀'-､, ヽ ヽ .ｌｰ- ｌ ﾘ「､_:.ｌ | . | | :! l．│ ,!.│ i!",ﾞ,../ /'" / /_..-'^_ ／
.｀''ｰ ..,_.ゝ ..|， . ｌ.｀ﾞ''''.ｌ .|'‐; "｝ .l.....､.! .|│ l´...! l ,ﾞl ,!´.''''/ ./ .,,,/ ._,ﾞ .'''´
｀"ヽﾞ- ...ﾞ‐'‐ λ ｌ _、.ｌ !ﾞﾞゞ.| .| | l;;ｉﾈ ! .lﾞ / : -/ ._,....ﾆ.‐‐'"´
｀ ." '"丶~!-ゞﾞ´ﾞ". ﾆゝ:!｀ﾞ! .--´ﾞ! ‥‘ " ﾞ゛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その時初めて、『彼女』が他者からの認識を許した―――それが正解であろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 故に、『彼女』の年齢は分からない
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＼ （＿ ＞:::::ｰ-ミ /{
､＿＿__ ＞.:::::::::::::::::::::::::::＼{::::.､ }ヽ
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀ヽﾉ.:::i
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ'
,二ﾆ=-, ァ'⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(
| / ;ﾞ 〔二. {:::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
| { ﾉ ｀マ. └-=ﾆ:::_/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
| ＼{ ｒ┬-.,、 ,.._):/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
| ｰﾍ ト,. _`└-'ﾆく.>:厶ｨ_::｣_:i::::::::::::::::::::::::::::::::::|
| /￣i 八:::::::｢:ﾃミxｰ'::/ 厶ィ|:::i｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::|
|/ し ﾊ:jﾙ′ 八/ "て..:心、:::::::::::/.::::::::::::::::|
/ / /.::::::iゝ i 弋:;ツイ::::::::::/.:::::::::::::::::;
i ' ／.::::::::八 ､_ ､、 ／.:::::::イ::::／:::::::::/
｜ i l／.:::::／l/ ,ハ ｀ ｰ' イ:::::::::::::::ﾉイ::::::::::／
| ／.:::::／ / / `￢=‐-≠::::::::::::::::::::ﾉ::::::／
／.:::::／ , ／ i ∧￣／.::::::／.:::::::::::::::イ
／.:::::／}＞'" '￢ァｊ／ ／.::::::イ:::::::::::::::::::八|
〃::::／／ _/_/＿／.::::／￣￣`丶、:/
ｲi:::::/ , ﾞ ｘく＿ﾉ／.::::／ ヽ
八:::l { ／ >′／.:::::::/ / ｀ヽ i
／::ヽ八 ／ / イ:::::::::: / / |
. ／.::::::::/.::／ / 八:::::::::; |
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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┃ 種族も分からない、性質も分からない
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ どのような上位種も、『彼女』のような存在を認知していなかった
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――､ r――┐ ――､
< <￣＼＼ Ｌ|￣］│ <／￣> >
＼> < < | r┘ 一'／
＼> |_| <／￣
<> ロ <>
┌─ ┐ r┐＿____ 匚 |
| ［￣|└┐ 口 ￣└‐┐|____| |
└┘ ￣ └─ ┘
<> ロ <>
＿／> Γ| <＼
／ 一' r┘｣ > > <＼
< <＿／> | ［＿冂 ＼＼＿/ /
ｰ一' └─―┘ ー一'
＿＿
＿＿r一′ ｀ ー―‐ ┐ _ ...... _ ﾏ＝-｀ ｀ヽ ∧|ﾍ
{ ｽT! f:ﾃ}' ﾉ ／/〇Y ｀ヾ:､ V ｀ヽ ﾍ ∧ ﾞ.} } ／
ヽ ヾ ﾊ＿_ﾄＮ ＿_ ヾ' /. |ヽ / __ ﾍ_ノ`__ ヾ; 乂ゝ､ ＼ﾍ|ヽ,､ .} / ﾚ
ゝ （ ∥ )( ∥ ） / | | iY O_〉| く_Ｏヽ_ i;i ﾏ ゝr^ヽ＞´ ヽ ヽ/ /
| i ￣ ￣ i | ｒﾌ! i´ Ｄ ￣ /;| V { r ヽ y
| ト _`ｰ'ｰ' _ ノ | ｲ;:;:;} k､ 〈〉,_ , iYｲ;;;;ﾄ､ / :ヽY´ ゝ. ＼_｀ノ
|∧ルﾍir┴┴rﾚNハﾉ. {;:;:;:;:ﾐi ,从久ｼﾚﾍi戈'´｀;;;:!:.:｀::...､ ＿ / :::::::/ L _ 」 f´
／ ＼. };:;:;:;:人 /::::::::ヽ ￣:;:;:;:;:;:;:;:;:;i:.:.:.:.:.:.:.:＼ r ≦¨ ≧｀`'' ､｀丶＼. ｀ヽ-‐｀,,,,_
/ ヽ ｀i;:;:;ﾉｿ} i;:;:;:;::::::}:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ. _ 」_,,.．-一=-､., ｀ヽ｀ヽ＜;;;/､;;;r ´ ﾍ,,,_
/ / | 〉 |;:;:ﾐヾﾄ､ l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.::::::ヽ.. / ﾍ ､ ﾍ;;Vﾍ{
＿>,､| | ィ{__. ヾ;:;:;:;;:ｿﾐ,､ ';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;::::::::::∧. / ﾊ ｀ヽVVﾍ
/ ヾ＿＿＿＿_|/ ヽ. }:;:;:;:ミｼﾉ∧ ∨:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:::::::∧... { ﾊ ＼Vﾍ
ヽ ﾉ: : : : : : : : : |､ ＿,ﾉ. ゞ;:;:;:;:;ﾐ};:;彡ヽ Y:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. .{ }＝=- ､ヽ/V
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ どこから来て、どこへ行くのか―――
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r― ､
ヾ ヽ ヽ ＿ ――-､
ﾉ } l r'::-::､ヽ ＼_,.ｨ,
/ / / '"⌒ヾ:;{ / ミ´''ヾ''ﾐ､
ミ / 彡 ` | ﾐ:i; ミ ﾍ ミ
ヾ､/ 彡 r ､ ヾ } ｷ {
/ﾞ´ ﾐ:ヾ:, | | | `
γ; ﾐ:ｷ: r' ､ヾ ` | ｌ |
ﾐ::i{ ﾉ /⌒ヾﾘ / /' /
ｷ ` _,.） ／ ／ ｼ |
γi ﾐ;:/; { ／ ／ ﾐ;l{
ﾐ/:ﾐ r ､_,./ }/ﾒ / ヾ-'" ﾉ/;
/＾ﾞ ゞｰメ γ; i{;ﾐ {:'ｼ
;i;ﾐ ＼_,.ｨ ヾ}
＼ ` ヽ /' ミ::､::彡 |
ﾐ:ヾ;. ﾐ;ｷ ﾐ::ヾ:::ヾ i:ﾐ
ヾﾘ }:|; }::::l:::::ｷ |l:{ `
ヽ ヾﾘ ` ,ﾉ::;/::::::{ ヾﾘ
| r';:i ／::／::::::ｼ
r'､::ﾞ＼ ｨ|､_ |;l〈 /::／::::::／ r -､ γ,
}:::＼::::＼ ﾐ::::l:::::ミ ` ﾐｷ彡 ﾞ'ー-‐ ' ヾ, ﾍ | l{
ヾ::::＼::::＼ ,.彡:::/::::ﾒ | } l | ﾐｷﾐ
＼:::::＼::::ヾ:::::;／;／ r'::ﾆ:ヽ ` ﾐ,./ｼ ﾉ
＼:::::＼:::`::::／ /"⌒ﾞ` ／"
`ー--‐"
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ いつから生まれ、何を目的としているのか―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
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╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃
┃ 全てが謎に包まれた『彼女』 ┃
┃ ┃
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, ＿ /´〉,､
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､ l､￣￣了〈_ノ<_/
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:) 二ｺ ,|
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ /＿＿」 |￣|rﾍ
.,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ '´. （＾ｰヵ L__」L/
ヽﾙ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト､| r三'_
ﾚ:::::::::::::::::::::::ｨ(ｃ7::::::::::ﾘ ∧
ト､__ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::| /::::::'､__,イ r--､ （/
>-─':::::::::::::ｚ- -メｊ:j/::::::::':─< _,,,ﾆｺ〈 〈〉
,ｲ:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::} ヽ v ヽ （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
,イ:::::::,ｨ(__)､::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽヽ λ /二~|/_/∠／
/ ,ｨ ,ヲ| ヽ `.-.､:::::::::::::::::::::::::', < ﾊ, ヽ /￣ 」
{li{ ( .! ヽ ヽ- ､__):::::::::::::::::::::::::} / .ﾉ. ヽ ~~￣
{ﾐL -`-ヽ,)､__):::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ｲヽ. ゝへ ／^ヽ､ ／〉
{:::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::} ヽ＞´／/,> ャｰ-､フ /´く／／>
ルl::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾍﾉ < ／/.／ } `ｰ-､__,| `"
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ,イ |
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ. | |
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ .| |
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┃ 千里眼を持つ古き狐の大妖―――『彼女』を最初に観測したモノはこう言った
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－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
／/ _,.-'"::／:::::::::／､:::::=三::::::::三ミ:::
/r'ﾞ /／r''"::::::::::::;／:::::ヾ;::::三ﾐ::::三ミﾐﾐ:::
/::::::/:/::::::::,r'''''''":::::::::::::::::::::ヾ､:::::::ミﾐ::::::::::
/:::::::::/:::/:::::::_,,､-::::::::‐‐''"⌒ﾞ'''-ミ::::::::::::/::::
j::j:::::::::;ノ/:::::::::::::::::::::::::＿＿:::::::i::::::::::::::;:::::::::::
l::iﾞi::::/::/::::::;r'''''''''''''''";;;;;;;::::;:;:｀ヾ;::::::::::/:::/:::::::
|:l::V::/:::::::/;/;;;r----- ､_;;;;;;;;;;;ヾ::::::／:::/::::::::::
|::|::l::{:::::r'ﾞ:i;;;r', ' ﾞブ;シ::::／::::/:::/＼:::::::
j::::!::l;:i::::{::i:|;;r' ○ ,.-'";;/::::／::::／:::/:::::::::＼
/::,):::,):}::::ﾚj;;;;!::... __,／;;／::／:::::／:::l::/::::::::::::::::::＼
l:/:::;ノ:;ノ//;;/,.-‐'";;;;;／:::::;'ﾞ:::::／::_::::／::::::::::::::::::::::::::＼
j::l:::/:/／/;;;;;;;;;_,,r''"::::::::::::::::／__:rﾞ::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,/:::／::::/:{;;;;;r''"::::::::::::::::::::::／rﾆv‐／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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/::::::_,,､-'ニv=v‐v〈｀ﾄ､::_,,.-''"::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
...................................
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::::::::::::::: :::::::::::::::
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::::::::::::::: ―――『彼女』が現れたのは極東と呼ばれる地域 .:::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 長き戦が百年以上にも渡って繰り広げられていた戦国の時代であった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
ﾑ7 ﾑ7ﾊﾏヽ
ﾑ7ﾆﾆﾑ7 VﾑV
ﾑ7 ﾑ7
ﾑ7 ﾏﾆﾆﾆﾆ7 ∧
ﾑ7 ﾑノV ﾏﾆﾆﾆﾆ7 ﾏﾆﾆﾆﾆ7 / V |
ﾑ7 ﾑ7¨´ ﾑ7匕/ ﾑ∠ノ ﾏﾆﾆﾆ7＼ V ./|
.ﾑ7 ﾑ7 .ﾑ7 ﾑ匕/ ＼ V //
ﾑ7 ﾑ7 .寸 ./ /
/ /
＜／
/ i::::::ｗn||二二二二二二二ヽ
/ 丿 /' ''
/ ///,-''''''-､
/ ／ /// l ,､,,...>､
/ ／ ,､ ヽ ﾉ-‐i'`､,,...--`、 ／
/ ／ ヽヽiijj､ ＼ `')`,'二二ヽ ／
/ ／ ／ ゝヽヽiiijjlii )つ'//ヽ ヽ／ ,-‐-､
/ ／ ／ ／ iiijjliijli､ （///// | | ﾉニ､,､ｌ
/ ／ |, ／__丿 iiijjliijliijl,へ､ /////ノ | '､ヽ==ヽ_
/／ `' `)_,' ヽ=======ヽ（ヽ/:::::::::/ l | / (/( >
/ ノiiijjliijjliijijliiiillゝ--ノ/ l | ､ ,,,,,,/ ノ,
／ / iiijjliijjliijjjlijjiillliili､ /=======ｌニ二 ,ヾヽヽiijjli､
/ ノiiijjlii jjliij jjl jjllll／ニニニニヽ ／ ゝヾヽiijjlii､
/ ,､､、 ノjjiijjlii"li ,-''￣'''-､ニニニニヽ／ ／ ijjlijlil
../-----―――ー〈rｧ;ー / jj ノ-ヽ(⌒､ >､二二二ヽl ヽ／,__丿ijjlijlili
/ ヘ l < ト､ (`ー-､(⌒(彡>／ / `‐'､_／ ヽjijilii
> ヘ ／ ◎＼/ l川ﾘト､ '､､〈/⌒ヽＫ､ | ＼ ヽjil
ヽ／ ◎＼/ <7/ ,'ー─--,,_川ﾘト､ `ﾉ/ミミミ/ ヽ | ヽ ヽ
ヽ<7人､/=ヽ / /ヽ、 川ﾘト､,,,, -`/ミミミ/ | | ヽ_,,,...-
ヽノ ｌ`､ｌ`､ / ゝ ""'''''__,,-‐''"",､ ‐'ミミミ/ |_,,,...-,. ‐''''￣''ｰ ､
ヽ ゝ iiijjliilii､ゞ,,‐'''"／ヽ-‐' ﾞ==二) ミ/ | / / ｌ ｌ ヽ ヽ
／ゝ iiijiiijj liiijl､ ／ヽ'-====二,,),,ノ | ／ / ｌ ｌ ヽ ヽ
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 『彼女』は人間の姿で地上に降り立った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／:::::::／⌒＿＿＿
/ｲ:::::::::::::/-‐＜::::::／⌒
_, -‐=::::::ゝ:::::::／:::::::::::イ-―-.....、
＜＿ｧ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼￣
. /::::ｨ:::::::::::/:::/:::ﾊ::::::::}:ヽヽ::::::::::::::::ヽ
/／/:::::::::/:::/‐ｿ、}::::::ハﾊ::}:::::|:::::ヽヽ!
/:::::::::/:::/ｬ云ミﾘ／ィ云ﾌ:::::|::::::::::ヽ
. / ｲ::::/:::ｲ { 弋ソ 弋ソ }:::::l:::::::|、::}
/' /:ｲ/:::/:ゝヽ ＿' ｨ ﾉ!::::ﾘ:::::} ｿ
!/.|:::::|::::::::::::ヽ ｀ ‐ ' ｲ::}:::/:::}ｿ
,{:::::{:::::::::::::::::}＞＜{_::::::!/::::ﾘ
{i イ::::ヾ::Yヽ￣ | ＼ / ∨ ∨
{ヽ‐-‐=≦:::::＞ ´ ヽゝ-} ﾘ , ｧ⌒ヽ/ ∧
｀￣ ＞ ' ´ !/ ∨^ゝ ＼ ∧
, -‐＜⌒ヽ __／! }:::ﾑ ヽ
/＿＿＿ヽ_,}_, -=≦::::::ヽヽ l:::::ﾑ ﾉ ヽ
ヽ＜ ヽ{::::::::::::::::::::::::ﾑヽ |:::::::::〉ｲ /／⌒ヽ
ヽ ＼{::::::::::::::::::::} ｀￣ ヽ／ 「ｲ イ }
＼ ヽ:/ヽｭ::／ / ヽ }
｀ 、 ノ { }/⌒`}
. ＞=＝ミ、 / ヽ ./ }
_／////////＼ ｚイ、 }./ /
／/////////////ﾄ-＜///∧ rz</ /
/////／ヽ////////////////////ﾉ ./
＼///{ ヽ/////////////////{´ ｲ
}//ﾑ ｀¨¨￢＜ヽ///////（ ／＼
{////, ﾏ＞///////7//＞//〉 ___
｀ヽ//, ﾏ ∧￣¨¨冖¨´ ∨/ | ∟ [][]「l
¨ , lZﾐ∧ Y |_厂 くノ
. ∧ | ｀¨ヽ
∧ ヽ
∧ | ヽ. '
∧ | }
∧ l. ヽ !
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┃ その時代の住人には似つかわしくない装束を纏い
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┃ そのまま『彼女』は、ふらりふらりと街道を散策していた
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. |:::::::::::::::::::::::::::::| | r‐―┐. ,勹 r‐―┐. ,勹
. .、ノ::::::::::::::::::::::::::::::し ｀ア／ く..く ｀ア／ く..く
. ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::＜ ∨ ヽつ ＼） ヽつ ＼）
. /::::::::::::::::::::::::::::::::'､ ＼
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. .{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ミ
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┃ しかし長き戦乱により治安悪化が著しい時代の事
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'"ﾞ''ﾞ" .,.,;:;゛:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''"''':::..
.,;: _... .....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''"
,.,;:;:;:;:;'''"""""" ..,.,;:':';',,,..;:.;:;';:;';''""
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"''''''""""""''"'";:;:;,.,＿,. .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''" ..,:
.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''"""" .,:;:.:;:';';';';';'''''''"""'''"""" ::;
_ .|| | : : : : : :、 〉〉/〉
//＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п∥::.:l|
;:,.,.,.,....__....,,__,...._......__.._/〈. ::〈|-､_/::::::..＼r':.|.::[,/T>.:/ﾛ〃乢;;;;;;,,,..... .......
,,,..,,.,.､､.,;:'''"""ヾ : :∠7ﾍlｺ:::|:.:..|-i_::_r√ソ＼>へ:| :|:ln| :]:|:П '""""'''''"''´..;,_..;;::..............__,
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|＼.::::》: :::L;:.::r| .L/∟ﾛ⊥!
rュ､. . . ..。. . .. .^
^ 。 ﾟ . . ' : '', ; ' ' ; . . ; . ; ' :
. . ' : ' , ; ' ' ; . . ' :
:.......∠二ヽ.... . ﾟ . ' ' , ; '', ; ' ' ; . .
＿＿
.... .. ／ヽ ＿ /ヽ
＾ / ..:::'l ::.: .:.::＼ ＾ ..,,;:.,..
...,,..,;:.. r‐､ '"'"''"' ￣ "''"''"
｀"""
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┃ あっという間に『彼女』は野伏せりに囲まれてしまった
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从}＼}＼}＼}＼}＼､ _ｎ_ｎ__00
＼}: ＼:::::::::::::::::::::::::::::}＼ └i_n┌' [][]「l
＜_ : : :.:::::::::::::::::::::::::::::::ハ く丿 くノ
_二=- ､: :. ::::::/::::::::::::::::::从
三二: : ＼: 〃::::::::::::::::::::::::}/}
￣ ＼, : :}::／⌒ヽ＼:::::::/:::}
＞─── ､ /⌒V Vﾊ:::::::::.′
／ ／{ ,}::＼ | l { / } } |::::::/{
. / 「::::: { ⌒丶人:::::| |_ ` ´ 八,;| :::::/ ＿＿ ／
|/ |::::::::{厂。) V⌒ | }＼ (_∠ﾌ7 }7):::/ ／ ＼
.. 八 |::(・{⌒¨¨ / } }:::} 乂￣ } ¨¨ /八::{ _ }/ } ハ ,／
. }| :::::{/⌒V }ﾉ:: } } ムノ _, 「 } 从 ＿ | ( ( 厂 |／:::::::
|::::::::}-一' :| ＼ | ¨二¨¨ ノ ハﾆﾆ≧､ }￣) )／⌒) /} :::::／
|::::::::厂¨¨ .ノ 丶 ＿＿ ＿_八 ﾉ ／/ ＿ ∧ﾆﾆﾆ＼, ／V⌒}_⌒¨¨ }八／
. 八:::::{＿__, イ / ／ﾆﾆﾆﾆ＼/ﾆﾆ／| ￣￣ / ／} }＿}ﾆﾆﾆ_ハ／ }/二ﾆマ∠ } 入
／/}::::::::} ＿＿ ／(_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／⌒乂＿＿_,ｲ }／ /ﾆﾆﾆﾆﾆ=＼／::}乂二フ 二八 ＼
／￣V´ 乂￣{￣￣{ {／ ￣ ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ／￣{＿{＿{＿}＿}／ ￣.:′ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼::}＼＿＿ イ ∠
(￣ {{￣￣ }／￣￣ ／ }ﾆﾆﾆﾆＶ ミ/厂 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⌒＼} ＿＿＿_/ﾆ
{{ - ′ ＜二ﾌ ＜二) :}ﾆﾆﾆﾆ{{ {/ 〆ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイ￣￣¨¨ヾ＼ ／|ﾆﾆ
⌒V {{ ミ{ 彡 {＿＿＿＿_八二ニ八 {彡 ／/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ ＼＼/:::/|ﾆﾆ
/ ,八 ミ{ 彡 厂 / ＼ﾆ∧ ＼ { ／ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∠_ ハ_∧/::!ﾆﾆ
∧ ミ{ 彡 / ヘ,_{ ＼ﾆ} ＼ { _／ ／/_ﾆﾆﾆﾆﾆ∠¨¨¨¨⌒ }ニ|::::乂_
{⌒ .∧ミ{ 彡 ／(￣￣ ＼ }ﾆ} ﾉ＼ ￣ ／ /ﾆﾆﾆﾆ,／ }ニ|:::::::::::
∨乂ﾉ ∧ { ／(￣￣⌒ ＼ }/＿_ 丶 |ﾆﾆﾆ／ ／ } }ニ|:::::::::::
. ∨ ＼ / (￣￣ ＿＿＿ 二￣/ﾆﾆ/ ￣⌒＞ |ﾆﾆ/ / / ＼＼ヽ :}ニ|:::::::::::
. ＼ /⌒/ ／ ￣ """ {ﾆﾆ_{ ､ ｀＞/ / / /ﾆl/:::::::::::
＼{ { """" {ﾆﾆ={ ＼ / / / /ﾆl/::::::::::::::
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┃ 人間から見れば、『彼女』は実に美しい容姿の持ち主であったらしい
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ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ
＿＿_ _ ﾄ、
人 ＿＝≡三二二::::｀ヽ､ ヾ:ヽ
｀Ｙ´ .／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､|::::i
ｉ .／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
__人__ /:::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミX 人
｀Ｙ´ ../,イ´:::::::/::::::,ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､. ｀Ｙ´
! .;'::::::::::/::::::/::ハ::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::ﾍ::::::::::::::::::ﾄ､::i ｉ
i:::::::::::l:::::::i::ｧ-‐|'ﾞ:::::::ハ::::::::::|::::::|:::::::::::::::::::l ヾl __人__
|八:::::|::::::lｙｰ=ヾ|:::`ﾒ--`ｬ､:::ｌ::::::|::::::::::::::::::::｝. ｀Ｙ´
ヾ/!::::::iヽﾄｲi:!ヽ::ﾚfｰ=ﾐ;;;;:|::::::|:::::::::::::::/リ !
|::::::iゞｰ 'ﾟ ヾ| ﾄｲi:::!.7i::::::|:::::::::::::ﾉ
|:::::i , ゞｰ 'ﾟ ﾉ::::ﾉ:::::::::::::|
|:::::::>、 /::::/:::::::::::::::::|
|_:::::|:::ヽ ヽ /::::/::::::::::::::::::::｀、＿,イ
{:::::∧! ∧｀‐r‐ ＜/:::〃ー、_,,;;;;;､:::::::::::::::ﾉ
λ:/／/ .ヽ/i::::://:::〃| ヽ::::::::ノ 人
/._y´／ ／:／/:::〃 | }:::::ヽ､´. ｀Ｙ´
:'／／ .／:／ j;::/ } | .ｖ {:::::::::ﾊ ｉ
i/ / ./::::/ .j | / ,ｲ::::::::::::} __人__
/ ./ ./:::/ ﾉ | ! ヽ ﾉ:::::::::::::} ｀Ｙ´
{ { /:::/ ／ | /／ ｿ:::::::::::::::} !
ゞ ', .{::::{ ./ //ﾞ／) /:::::::::::::::::}
/≧;;_;;;;;-'､:::', ./ ／.〃 .'--〈:::::::::::::::::::}
/〃 〉ー ,,_入ｆ、 { ／ _ノ ｧｲルリ乂ﾉﾙ
ヽ､_/ ｀ー ﾆ‐''´ ｧﾞ .|
￣|`r‐---ｬ----ｧ-ｬ─‐ｧ'" ｀ヽ、
│|:::::::::::::}｀ヽ /∥.V / ｀ゝ
│|::::; -‐ i 〈 ∥i! .V ／｀ヽ
│|'´ 「二二二「 , ＜: : ＼: : ヽ
ﾍ| .|: : |: : |: :|＿＿, ＜',: : : ヽ ヽ: : :',ヽ
ｧ ､j: : | : : |: : : | : : |: : : : }彡': }: : :}: :｀ヽ
／ヾ:/: :/: : :/: : :/: :／: : ≠: : : /: : : }: : : :',
／: :／: : ヽ: ／: :／／: : :／: : : ／: : : /: : : : :!
ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ
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┃ 格好の―――絶好の獲物とばかりに下卑た声を投げかけられる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
__)
ゲ ゲ .__､ﾄ（､ヽVｨｒ__,,_,ヽ
ラ ラ. ⌒ヽ ゞ､ヾ __ノィ(__}
,.::=､..ｨ ｨ( r‐={{ｖ´=,,..__ ｀ヽ.ﾉ ｎ.____◎
{{::::::::::ﾉ ゞ l!ヾｨ 7 ._,r ヽ,.. |┌‐┘ に二二l （放送禁止用語
ゞ≠'-.､ ／´_￣ヽヾ .ﾚ´_,.ゞィ．ｧｰ ヾ）. Ｌ.二ｺ
./ }! .l!__ .ﾉ__〉=__ヽ彡 〈 ｨ.ﾌ「､ﾐ= _;;; ヽ
{ i:: ,, rヾ}ﾚ _>__ ｀ }ｨ { r >'_ ..-.ィ!{ )
ヾ,ｧr'´ヘ lj:i}:} ' } ヾ}! ::: )" ヽ ヾ:::γ l! l;)
ｨｧ.∧ゝｨ::ﾍ 〉/{ _⌒´,, /.ィ < .ﾊ '.. ﾉ 〉;⌒ヽ/⌒＼/⌒＼/⌒ヽ.
///i{;;ヽゞ_// ゝ;;;;;;>=-――.ｧ‐/´.ゝ 辷´, /;;;;;;;}} }}.「////⊂⊃7
≦´＿＿彡≧../ ;/´ /.::/ ::/ ヽ._ ..ィ';;;;;〃}} }} |/////////
77￣ 7√《oo＿_〃::...ノ .ゝ7 ::::{{_ ;;}ﾄ;;;;;;;;;/ .}|:.. }| l!_///＞＝＝
/ / ｀ヽ{二二|!:: ／;;./::. {{ ''¨ヾ;;ﾉ }!:::: o..ﾉ八 Vｲｖ´}ii∈∋
{辷.ｲ r‐‐.､ T {::__:彡ｲ∠;;/:o::. {{ Ｏ :ヾoo○〃O:::彡ｲ;|| } .|!ii} |ii/ 7::
/≧{ ＼_.｀ヽ三彡´.,イゞ=､、:::{{ゞ-＝=＝‐{{彡ｨ「;;; |l/ V ./i/ /_
7＼ ＞''￣, 7 ､_/ ヽ≧ｧゝ￣ヽ＼{__{{ || |}ﾄ-､ (´ /ﾉ }
八 r/_ノ´二 Yﾍ::_ :}ヽ ;;;l|| | | | | ll{8┏‐|r―‐‐‐'｀ヽ ｲ´,ィヘ
{{⌒ヾ l__ﾉ´ 7 {'' 「ﾉlll＼;;;;;} | | | | | ll{8┗‐ }｀ー‐､ﾉ__ .) 〉 i{ll| | | l
ヾ99//⌒ヽ | :7ヽ..イ彡'彡ヾ;ｿ l | | | | ll}|辷=‐ {辷__ﾉ|⌒ヽ__ .ﾉ}}////
〉「ヾl{三三} )ﾉ./三彡' 彡ｲ}}| | | | | | ﾉ三ﾆ≧{二ﾆ}|!iii{{ミ三三彡'
／l|ミ三三三}{辷{ミ三三三彡ﾘﾊ辷 ＝=＝彡ﾆﾆﾆﾆﾆ|! .|ミ.ゞミ三三彡ノ
ｲlllllllゞ≠三ﾑﾆ三ﾆゝ｀＝＝´;;ノ__/ ゞﾆ ゞ.ﾆﾆﾆﾆﾆ. 二|! .|≧=彡≧=‐‐=''
lllllllllllllllll≧(⊂⊃)辷三三ー´ |{ ヾ三{{{{(r‐‐､)}}}).|∟ .|〃¨00} | |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ すると『彼女』は―――
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＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/______｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::| そうかそうか、お前達はオレを喰らおうというのか
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
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┃ その国の言葉でハッキリと言った
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/:::::| ,.:≦::::::/ ,.:＜::::::::／
,. /:::::::|／::::::::::::/／:::::::::::∠＿＿
:∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::¨l::::|::::::::::ヾ¨
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::|::::::::::::ﾑ
::::::::::::|:::::l¨::::::::::::::::::::::::::::::|V|::::|:::::::::|＼ﾑ
::::::::::::|:::::|:::::::::ﾊ::::::::::::::::::::| .V:::|:::::::::| ヾ
::::::::::::|:::::|:::::::/ ヽ;ｨ::::::::`┼-ｬ:|::::ﾊ/
::::::::::::|:::::|::::/ ＞'"ヽ::::::::::/,.イ7Ⅳ まったく……
::::::::::_|:::::|::/´_,. -‐'i"ヽ､/.lﾋﾉ/:|
::::::::/ |:::::|;'く （ﾟ_ ;:ﾉ ∨:::| 『威圧』も『隠形』も解くと、途端に虫がたかってきやがるな
::::::::{. |:::::| ,..ｲ:::::|
::::::::ヽ|:::::| ,.. ／,ｨ|::::::|
:::::::ﾉ .|:::::| ｀ ‐ __'´／ ノ::}|::::::|
,ｲ ,ｲ
,ｲ／! ﾚ .ﾚ
.／ ／´
＿ ﾚ'.| |／!
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､.. .／ ／ __
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ.. ﾚ'.| | /´ ＞ ,.イ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┛┗:::.ヽ|::::|. |/ .´￣ .／_/
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┓┏:::::.::::::::＞､. ／／
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x .／／ ,ｲ,ｲ ,ｲ
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ. .|/ ﾚﾚ //
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ} /'
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::| ) ＞
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ `:::ヽ/::::: .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ ＜ 身の程を知れ、カスが！....＞
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ .:::::::::::::::::: ノ:|::::::lﾘ::::| < (
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.
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┃ ―――その次の動きは古妖でもまったく捉える事が出来なかった
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
,. -‐=ﾆﾞ´ , , , ,..,.,.,.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ： 馬太
／ ／;:;:;／ , , , .,.,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;=-‐=ﾆ三 ：
/ 〃; ; ; , ,.,.,.;:;:;:;:;:;:;:;;;;;:;:;:;:;:;:;;;,,.ﾆ=＝-‐''"´ -=ﾆ ： |三|
, /,.,.,.;/: . , . : :.:.:.:.;:;:;:;:;:;;;;;;;, ''ﾞﾞ´ .,.,.,.,.,:;:;-=ﾆ ￣
/;:;:;:;/.:.: . . /.;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;; ''ﾞ´ ,.,.,.,.,.,.;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;-=ﾆ ＿ ｌl
| l:.:.:./;:;:;:;:;:;;;;;;;;／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.......-‐=≠''ﾞ´ _ ﾆ=--=ﾆ （
|i | i|i i |;:;:;;;;／:.:.:.;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;,_,..-=''::::::::::;;彡'′-‐=＝ﾆ二´-=ﾆ
|i i i | i i| |i i i i|i :〃:;:;:;:;:;:;;;;;;;;; ''"´ ￣ , ﾞ´,,,,,;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:／//i i i i ｉ i i i |
|i / :;:;:;;;;;;;;;;／ ／／,,,,,;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:l i i l | i i i |
! / ;:;;;;;;;;;／.:.: : : : . . . ,, '"／;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
ｰ匕 ／;;;;;;;,:'.::, =-‐=ﾆ二´,,,,,;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
（乂 ） 二;;;;/≠ ,,.,.,.,.,;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : :
フ 三;;/ ,,,.;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;: ; ; : . . .
つ ﾆ=- ;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:; ; ; ; : : .
ﾆ=-;;:;:;:;;;;;;;:;:;:; : : : : : :
,⊃ ﾆ=-
・ ﾆ=-
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 神速などという言葉ですら生温い
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
,..-'"゛ ,..-'"
. /７ /7 _..-'″ _ ／
... / / ///7 ,..-'″ , ／
/ 〈 //// /７ ,..‐'´ ,／゛
.... / ∧ .〉 l/// / / ,..‐″ ,／゛ ／
. / / / / ／＼/ / /7 .,／゛ ／ /＼
L/ / / ＞ __コ／＼//..,／゛ ..／ ,/_＿_＼
/ ＜_／l / ＞ __コ . ／ 、 ! |l／|
L/ l/＜_／| //７ .／ / .ヽ !／＼|
／l/ L/７ ＿ . ／ / | ／| | /／
／ L／／ . ／ ,! ｝ ,i" ../ | ／
／ |／ ./ ._.. i‐i | . / / .／ !-゛
.／ / .,..-'" ./ : l | / .''"
.／ / ,∧ / .lﾞ |./ .,i'.¨≧ｭ
／ / / ﾞヽlﾆ --/ / i|‐＼ ＼
/ / ! / . ／ ， ／/ |__/＼/￣¨ヽ /
.,i'ﾞ， / ./ レﾞ . ／ ., '7 . ／ /゛ ヽ. ! ! /
./ﾝ'/ ,r'/./ .,ilン'´ ／ 廴__／ / ＼ ｌ ,! ./＼＿
. 〃 .! . ／ // ゛ . / / ＼ |, ｌ | /／
/ ! . ／ /./,, ,i'ﾞi､ ./ ＼_| !/i|
ｌ . _／゛ !/ l `y .， ./ l ｀'-、 .lﾞ ,../ ,. .!∧／
ﾞ―ｰ'" ＿＿ |,! .| ＼＼:く / | ｀ゝ､ l _..-'"./ ,,, ッ'″ .| ＼
,／″./ ! ｀'│／￣'| .／ . ｌ, .｀''-ﾐ一''''" .! _,, ‐'" ／ !／
／ ./ │ ﾞL ＼.! ,./ .ﾞ.ｌ'ｰ ,,_ .,ﾞ＞､ ｀''―'''''"´ ./ ., ,..＼
. / ﾝ{ ,! ...ｌ, /‐'{ ...／ ヽ .`l″ ∧ ソl | __,,,,..-‐'ﾞ/ﾞ ゛
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┃ 野伏せりどもは瞬きする間もなく肉片に変えられた
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┃ いや、それくらいならば、ある程度の力ある妖怪なら可能な事ではあるが―――
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┌┬┐
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｜｜ ┃┃ ｜｜ ┏┛┗━┓ ┏┛┃┃┗┓
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│ │ ┗┛ └─┐｜ └┘ ┃┃┃┃ ┌┐
└──┘ ｜｜ ┗┛┗┛ ┌─┘└─┐
. ┏┓【】【】 ┌─┘｜ └─┐┌─┘
... ┏┛┗━┓ └──┘ ┌─┘└─┐
... ┗┓┏┓┃ └─┐┌─┘
. ┃┃┃┃ └┘
. ┗┛┗┛.....{! _,ｨ(。
＿,ｨ( `'''´⌒'・
,ｨ圭||ｱ '’ ＿_ ,ｨ(＿＿＿_,ｨ∵ ,ｨ(＿
炸圭( ,ィ升彡 ノ圭圭圭圭そ 。 佳圭心､_
⌒`寸ﾄ､ ,{抄'⌒ ﾉ斧ﾐ､ o ∴炸圭圭圭|iて ',∴ ･ _ノ佳佳佳て。
゜ ﾉ/ ⌒∴ ・ ﾉ(_ノ圭斥⌒',寸ﾐ､ ',.:,：･'｀¨∵¨¨⌒´
,,、 ／/ ノ( /少'⌒ ` ..,, _,.｡x≦少"・ ,ｨ(＿∴_,：･・
π_ノ心､_ノ(,炸||( ,,.,⌒ ・っ ∴ ･ ;,,ｨ炒⌒;. c=≠二,ｨ炸圭圭(;''
)圭圭圭圭圭ア ∴：¨'` ` ',∴ ･ ⌒ 寸筵τ'⌒``
τ｀Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx｡、∴＿_ ノ廴_,ｨ炸廴ｨ
)}圭圭圭圭圭そ `⌒'・ __,ｨ圭掛x、∵ ,ｨ炸圭少⌒'・
_,ｨ炸圭圭才寸圭廴｡x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´ ⌒¨¨∵：･
⌒`寸ﾄ､∴｀寸ﾐ､ ∵：･
`寸そ：¨'`沁っ
.
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┃ 恐るべきは、その野伏せりの飛び散った肉片が、異国どころか成層圏を飛び越え月にまで到達した事だ
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
│
─・─ ,, ｡ ∴
│ ＾ﾞﾞ''ｰ- 、 ﾟ｡ o r─┐＿__ .
ﾟ｡ ｡｡ ﾞ''‐.._ ∞ ｡｡ ｀ｱ ,勹 r┘ _ｎ_ に二二l
○ ｡ `､ ○ ゝ..ﾆン !ゆ)
o ヽ ﾟ｡ υ
ヽ ∵
○ _,..- 十ｰ-....__ ○
（ i ＾~''〜､、
｀ ー´ ﾟ｡ o ﾞ 、 ﾟ｡ ○
｡ﾟ o ι ο ~''､、 ﾟ｡
∴ ｡ __,,_ヽ___ ﾟ｡
○ ﾟ｡ _..-'"´ ` ｰ-..,,_ ﾟ｡
/´ ﾟ｡ ﾞ＼ ゛ｰ 、 ○
○ │ ﾟ ヽ ヽ
ﾟ｡ │ o o ヽ ＼ ﾟ ﾟ
│ ○ ﾟ ! ﾟ o ＼ ○ ﾟ｡
ﾟ ヽ ! ､
ﾞ _ o o 丿 ○ ＼ ﾟ
○ `ｰ-...＿＿ ......-‐´ ﾟ ＼
○ ＼
ﾟ ﾟ ﾟ ○ ○ ＼
o ﾟ｡ ＼
o ○ o ﾟ｡ ﾟ ﾟ
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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┃ 距離も空気抵抗も摩擦熱も全てを無意味と為さしめる、物理法則完全無視の「散らかしぶり」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
, ＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`＜
∠::::::::::::::/:/:::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::＜￣. .. /⌒i /`l _ ,､
,, - '":::::::::/:/::::／∨:::::::::::::::|::::|:::::::::::＼. _,,..､ .| / ,..-､ ,､. l |/ 〉 .〈 .| ,.-､
` ー--─ '":::::::::::／ｨｸ::ﾉ`x' ∨:::::::ハ|::::|::::::::::::::::ﾍ. l l | /´ l,､_ノ ,l | l |ﾚ' _,,」 .｀'´ 〉 _,,..、 ,..､
::::::::::::::::::::::::::::::／イ::/::ム'ﾞ ＞ ､ ∨:::/ '|::::|::::::::::::}＼} | i' '´_,,、 ,! L.-ヾ=,' l､_,.. ､ 「Zノ ヽ ｀ｰ､ ／ ア
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:彡 { ら'ﾞﾉ >};ｲﾑrイ:::|::::/ヽ/ .| し''´ 」 _,.-'´ _, - '_´ ﾞl_,〉 ヽ､ 'l ／ ／
:::::::::::::::::::::::::::::::_,,／::彡 `ー-- ゝ ﾆｲ:::Ⅳ __ .| ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _) ｀ｰ',／ /
:::::::::::::::__,, - '"::::_,,:ｬ'ﾉ{ ∠ﾆ7 .i:::} ＞' }. | .| ,.-'´ ,.-'" ／ /´
__,, -‐'':::::::_,, -:ク::::ヽﾆ ／: :ヽ/ ﾉ:::r'" ,-'ﾞ __ ..l､_ﾉ ｛,.- '´| | 「 ／
:::::_,, -‐ '"￣フ::::::::::::::::〉､ {:_:_:_:/ ／::; ┴─.､＿__＞´ ﾉ |,i ｀''"
''" ／:::::, -─<＿＞ーｧ-､-'ﾞ::::::;ﾍ＿,, -' ,r-'ﾞ
.／:::::／ ／／/./￣￣￣¨フﾞ----､ /
＞´:::::::/ { {i .{ .{ ＞､＿_ﾑ_, '" ＿＿__
＞´::::::::::::::::′ ﾍ ﾍヾ ﾍ (＿＿＿__)─----.ｧﾞ ムヽ
:::::::::::::::::::::::i ゝ､ヽﾍヽ､＿＿__ゝ､＿__ノ / / ¨ ` 丶､
:::::::::::::::::::::::l ￣￣フ￣ >ーｧ‐'ﾞ ｀`ヾ､Z_ / / ｀` ＜_ _ ---.､
::::::::::::::::::::::::， ／ .／ ./ ヽ ｀`＜＿＿_{ { ｀¨¨´ ｀`ヽ
:::::::::::::::::::::::::’ ./ > .{ ', ｀ヽ､ ゝ､ ヽ､＿ /¨｀ヽ-'
:::::::::::::::::::::::::::', l .ﾍ .l l ﾊ ｀ー--─ ￣ ` ー-- __ /
::::::::::::::::::::::::::λ ﾍ .l ,ｲ ,' i ) ヽ､＿_
::::::::::::::::::::／ ﾍ .ﾍ l , '::} , ' i .ｬ‐---'
::::::::::::; ＜ ﾍ ｿ ,.ｸ::::/ , ' ﾍ.ﾔﾍヾヽ`---､
::::, ＜ ﾍ / ／:／r-- 'ﾞ ﾍﾍ ヽヽ￣￣
'ﾞ , '"´￣｀`ヽ ./ ＞´, ＜ ｌ `ﾞ `ﾞ
__ノ ` / .／:::／ ﾑ､
,' .∧ ./:::::/ ヽ､
{ ／ .} ヽ／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ このような力を持ったバケモノはこの世界に存在しない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 両手をたっぷり朱に染めた『彼女』は、傍らに蹲る少年を見とめる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
|::::::::::::;!i!i!i!::::::圭圭＿/
└┌――＃彳￣ ゝ
/ ￣ };;;i!i!i!{￣￣,
/i!i! | }i!{ |
{ .:i!i!;'： ﾄ }i!{ |
人 i! | ｀ヽ}i!{ |
｝i!i!ヽi | ',/ i! |
/}i!!{ >,,.ハ ｉ }i! | |
ｉ i!i! / ヽ レ !i! / !
/´´i!ｉ/ { / i!i!／ ）
ｉ iﾉ /i´ﾞ / /
丶ー′,: ''"ﾞ´}i!{ ／ / ,'
(...,,,_...-'"i!i!! / ,′
_...- '"´ i!i!_....ノ ,'
l´ }i!{...-イ}i!{ /
∨''"ﾞ/ ／ }i!{ /
!/"~ }i!!{／
（_...,,'-"ν ﾎﾟ
ﾀ .ノ ､ 、
λ ｡ﾟ● ●）ﾟl｡
（i!!） （人__） |
ヽ ノ
/-r-.､ 〉
| | |-'.|
r┴┴.┤ノ
￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この野伏せりに攫われたのか買われたのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／二二ニノ ∧＿ノヽ_ノヽ_ノ
//´ ﾄ､ノ
// ｝ ム あ い 生
,r/77くﾆニノ ＿_ く シ り ら き
／{r==､ノ /_r_,<>、 〉 ケ が れ て
く／<} o {> r､__{ `ﾊ¨ /} ノ ラ た る
く/ o ゝ＿r}ｨ＝ニ=-く＿_＼ ど い だ
. くﾚ´￣´ ーr ⌒ , ヽヽ/ く も と け
{ {_ ＿＿_、 / ヽ廴ノ // 思
ヽ＿_,,.rｭ―ｧ-イ⌒ ｝/ ) ・・ え
{_L／＾二二二ニ{ ⌒＼ ﾊ ／
}/ ／ , _ノ ｝｝ Ｖ⌒//⌒Y⌒
| /j _}＿r-＝ニ廴＿__. /厶＿＿_ くﾕﾕ
ヾ,／, -r ´-=ﾆニヽ ＼//￣￣￣´
. Y',',',',{ ニ=- ―ヽ―‐/厶＿＿＿_
＿rゝ',',',V//´ ｰ＝ゝ∠-――― ´
／´ ミ＼',',Ｖ/´ -=ﾆ', ＿＿_ /!
r┴- 、＿ イ.三>､/´ ｰ=ﾆ{ ｀二二 /｜
/´￣｀ヽ ヽ} }} ＞´ ヽ , ―-､ヽ ｀￣￣ ／／
〉´￣ ﾟ }ｰ厂´ Ｙ /´￣＞{ ＿＿＿／／ ／}
〉-―‐ﾟ/¨7 人V＿/´＿ﾟゝ、｀￣￣￣＿／／
（ ＿ﾟｲ=/ ＿/{/ ＿＿_ ゝ、＿_ﾟゝ、 ￣￣7/
厂 ｡}}_/ /Ｚノ /彡彡^ ヽ} Ｚ＿__ﾟゝ､ ∠/ <77/7
｛＿＿/７ /Ｙ/, {彡{{ ミ｝ /＼＿ﾟ｝}､ ∠/
. /ー―'ﾆ{ ノ} {｛ } 弋 ､_Ｌィ /V＼ ヽ―-
r― ´ }ﾐ｝ (二ﾆrｍt≧-＝‐' ｀ ―-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ いずれにせよ悲惨な境遇の少年であったが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
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┃ 『彼女』は少年をしばらく見つめた後、こう言ったという
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＿＿_/ﾉ＿
__, -´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.二二≧
__, イ´:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
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/:.:.:.:i:.:.:.::./:.,:.:.::.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:ヾハ
､ ／:.:.:.:.:,':.:.:.:.:|/:.ノ/ﾉ:.:.:.:.:.::.l:.:.:l:.:.',ハ
＞三＿, ‐´,':.:.:.:.:.|／メ､∨|:.:.ｲAｔ:.:l:.:.:.|:ﾄヽ
_ ─ ' ´ ﾍミ:.:.:.:.:.:/:.l:.:.:..:|ｲ示ﾒ｀ |ノ.ﾘ ﾚ:.:.:.:l:|ｿ
{´ ヽ､ ｀T ﾌ ノ|l:.:.l | ｀-' / 灯'ﾉ:.::/∧| ………！
', ヽ ＼ ＼| |'-'´､|ﾘ:.:| ﾍ. __ ﾉ ¨//:./||
', ヽ z ｪ──､ ,' . | |:.:| ､ ＼__`, .イ /|:ｲ:|＼
',､ 彡|.|ヽノl | .ﾚ.|:.:| / |_ ､iノ| ｝
iヽ '´ ﾉ } {: ､|:.:| ﾉ´ノ7∨ }|:.:| ／
| ∨ /_r‐' ﾍ |:.:ﾄ,厂:::ﾉ ﾉ|:.:|／
∨∨:∧ ,､ lゝ､＿ .|:.:|ノ､ ＿__,／ :|:.:|
///∧ l ヽ ＼ .||:.|::| ｀ ´ }ﾍ /|:.:.|
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//////∧ > /::|:||::| ＼´ ∧ ´|ﾉ､
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, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ.. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
iイ:::::::::|:::|::｀:ﾅメ、:::::::::ﾘ:;;イ´:|::::l:::::::lヽ:|.... ::::::::::::::: :::::::::::::::
弋l::::::|:::|:::.ノ:::::::::∨::ﾅ::::::::ヽ:|::::l:::ソ... ::::::::::::::: :::::::::::::::
ﾚl:::|:::| "￣``::::∨::"￣`` |::::l:::|......::::::::::::::: お前……旨そうだな :::::::::::::::
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| ::::::::::::::: :::::::::::::::
!::|:::|｀ﾄ E≡≡7 , '::::::|:::|::|. ::::::::::::::: :::::::::::::::
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
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┃ ――――少年は仰天した
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,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;
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,, ,, ,, ,,, -'", -'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,,
,, ,, ,, , -'", -'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,,
,, ,, , -'", -'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
, -'", -'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
, -'", -'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""
""' ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" " """
, ,ノ ､ て
ｌ （○ ○) そ
|u.(__人).|
ヽ ノ
,ｲ ⊂ 二〕
/ |
. (J く/ /
`ー'＼__）
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 今しがた眼前で起きた殺戮は、脳内で処理できた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
o
ゝ;:ヽ-‐―ｒ;;, 。
,,____＿冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ,,,,,,,, o ／
"｀ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 （;:;:;:;:ヾ-r
〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:） ０ ソ;:;:;:;:;:;:;:｝
,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ ゞｲ"ヾ,:;:,ｿ
(;:;:ノｒ-´^~;;r-ー⌒｀ ,.、
" ,,,, _;:;:⌒ゝｿ;:/
（;:;:丿 （;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
ヾ;;;;;;;;;;;;/; ＼
´ /;:ﾉ 。 。
（）
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 御伽噺と現実の境が曖昧な時代である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
〈ヽ/〉
〉´＼
/_/ ＼＼
/ / 〈/＼＼
/_/ /＼ /ヾ′
/ / 〈ヽ、/ /
/_/ ヽ/ /
/ / ｀メ、 /
/_/ ￣ﾒ l /
/ / '/
／|! , -ー-､ /_/ ＼ /
| |! /´ ／ / / ､ ｀' /
| |! ＿,,,ゞ|~|' ,,,_ / / （ﾟ´}_） ./
| |! 〃 〉―〈 ｀ヽ'＼ｰ ‐ /
| |! iゞ,_ﾉ_亘_ゞ_,,イ' ＼ /
| |! (｝（ ｀q! ip´ ）｛) ｀
. =ｒ=ｒ=（ ーｒ--､‐' ）__
｛ ｱ丁｀‐-‘===’-‐´ ｉ｀ヽ、
iｰ' | ｢￣| ｀ー´ |￣| ｛＿,,ｨ
｀┬'※※!＼ｎ／|※※L__丿
４--､__ノ二￣二ゝ､__,,ゝ
｛ ＿ ／ア
_>―‐ｒ‐'´ ｀'ーｲ ／
└┴‐┘ ｀
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 可憐な美女が大の男を叩き殺す―――起こり得ぬはずの現実も
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀l::l::::::::丶
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::|:::ﾙﾘﾉ
人λ:::::::::::::::::::::::::::::i.）:|
. _ .|:::::::::::::::::::_; ‐- ､::|
ヽ｀ー- ＿ - ´ ７|
i＼ , -'´i:|__
ヽ:::ヽ ---ｧ .,／:::::::ノ l
／i´:::::､ー' /::::::::::'､ ヽ
／ .i:::::::ﾉ , l_. - ´ ￣/ /
ξミヾ__」:／ ﾑ ._/ i
彡<´ヽ､ _,. -‐i´ l
.＼ ｀ｰ- , ＼:} ξ三 3
.＼ / ,､ ＼ | |
.ﾉ／ / ヽ ヽl .|
[,ァ´ ,.ｲ ヽ ＼|
ー‐ '´ ／ ヽ ｀ｰ-＿_
｀ ｰ---‐∧ .＼ ノ
/;;;/;;;/;;;;;;/;;;;;;;l;;;;[.y｀>ｰ--イ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 女の正体が妖なのだとすれば、理解できなくはない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――しかし自身が食われるとなれば話は別だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.ノ ､ 、
｡゜○ ○）)｡゜。
0 （人__） | ο 。o（ こ、このお姉ちゃんは……人食い鬼なんだ！
/^) .ノ
ヽ ヽ
| | |
ゝl lし'
｀(＿ﾉ
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ x-､`:::ヽ/:::::‘x-､ .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ `-ﾞ.:::::::::::::::::: `-ﾞノ:|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l γ´￣￣ヽ
|:::::::ﾄﾍ、 ､＿＿___, ,ｲ.|::::::|::::::| .l ﾆｨ…
|:::::::|:::::::ﾄ、 ` ‐-‐ﾞ , ｨ:::::::|::::::|::::::{ 乂＿＿_ノ
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 恐怖の余り凍り付く少年であったが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
── 、
／ ノuヽ､ ＼
｜( ・ ） ( ・ )｜
｜ （_人_) u た、食べないで……！
､ u.|!il|!| /
ヽ |il!|!| ､′
/ ヽ
. ｜ ｜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 意外な事に『彼女』は、にこやかに笑った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ} ｎ _＿_
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l | |└‐ｔ,ﾉ ＿__
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::| Ｕ につ `つ_)
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ＿＿ ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|. ｿ´￣` 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ======ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヾｬ---ｸ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナヽ:::::::::ﾘ., ﾍ弋|::::l:::::::lヽ:| 安心しろ
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::| "￣`` ∨ "￣`` |::::l:::| オレは野良犬じゃねえからな
ｆﾍ .|::|,ｨｧ''' . ''' ,!:l:::l:::|
.ｲ ） ,彡 ／)ﾉﾉ､ r‐ｧ , ':::::|:::|::|. 道端のエサに食いつくような真似はしねえよ
ｼ | } ヽ、 /＾) l/ ,､::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ﾍ ヽ、/ ′}/ /::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|::乂
∨,/ ヽ /. | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
{ { } // | |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
ﾉ // | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::::/ ',ｨ:::::､/ ∨:::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:-ｧﾞ一'ﾞ∨::ﾘ`ー-ヽ:|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::| そもそも人間なんぞを食うのは下品だ
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ ∈≡= , ':::::|:::|::| 趣味が悪すぎる
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
＿＿_ _ ﾄ、
＿＝≡三二二::::｀ヽ､ ヾ:ヽ
／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､|::::i
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/:::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミX
/,イ´:::::::/::::::,ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
;'::::::::::/::::::/::ハ::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::ﾍ::::::::::::::::::ﾄ､::i
i:::::::::::l:::::::i::,ﾍ､ｲ::::::::::ハ::::::::::|::::::|:::::::::::::::::::l ヾl オレに相応しい食い物は……
|八:::::|::::::lｙｰ=ヾ|::::::/ _乂´::::ｌ::::::|::::::::::::::::::::｝
ヾ/!::::::iヽﾄｲi:!ヾ''ﾚfｰ=ﾐ;;;;:|::::::|:::::::::::::::/リ そうだな、神とか星とかそういう感じか？
|::::::iゞｰ 'ﾟ ヾ| ﾄｲi:::!.7i::::::|:::::::::::::ﾉ
|:::::i , ゞｰ 'ﾟ ﾉ::::ﾉ:::::::::::::|
|:::::::>、 /::::/:::::::::::::::::|
|_:::::|:::ヽ ヽ /::::/::::::::::::::::::::｀、＿,イ
{:::::∧! ∧｀‐r‐ ＜/:::〃ー、_,,;;;;;､:::::::::::::::ﾉ
λ:/／/ .ヽ/i::::://:::〃| ヽ::::::::ノ
── 、
／一 ー＼
｜( ー ー )｜
｜ （_人_) u ？？？
､ ⌒ /
ヽ ､′
/ ヽ
. ｜ ｜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 『彼女』の発する言葉はちっとも少年に理解出来なかったが―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＼:::::::＞､ﾏ::::::＼ .}::::ﾑ }:ヽ
ｬ──`:.､:::::::ヾ:::::::::::`ﾞ:::::::ﾑ/::::/
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／)
,.:＜::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
￣フ:::::::::/::::;:ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／:::::::::::/:::/::::::::::::::::::::::::::::::::__::::|:::::::::::::::::ヽ l お前、オレと一緒に来るか？ |
/;ｲ:::::::::/:::/::::__／|:::::::::::::::::::::::|::::|:::::::::::::::ﾄ､ﾑ. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
|／V::::/::::／¨`.|:::::::_∠^ヽ::|::::|:::::::::::::∧ ヾ
/´ |::::|／'⌒ヽ |::::ﾙﾞ ￣ﾏ:|::::|:::::::::::::i!ﾊ
/ .|::::|’ ﾚ′.く亡ｿﾏ|::::|:::::::::::八|
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| .|::::|.ﾊ ‐､─- ＿ /,ｨ|::::| ｀ヽ￣￣ヽv´￣￣ﾔヽヽ
＼ .|::::! ｌ＼ ヾﾆﾆ／ ／/ ||::::| .}川 }
ｌヽ|::::| j ＞ｰ '"´ ./ .||::::|V ノ彡ﾉ
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|/ |::::| ＼ ／ .||::::| V /＞"´/ /
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| .|::::|ヽ/`<:::>´｀ ‐- ／ .||::::| / }´: :＼/ .／
|', .|::::| /::ﾑ ||::::|/ /､: :γ´ .}
|:ゝ∨＿ノ|::::::::|､ ||::::|, <: : ヽ:.{ i , }
_|,f´: : : : _:|::::::::| ＞┬‐┬ |;イ: :.ﾊ: : ﾊ:し'} .} }.}}
／: : : : ＞´: |::::::::ﾄ<: : | : : |: : : |: : :ﾊ : : |: :ﾉ.///|
／: : : : ／: : ＞|::::::::| ﾊ: :.| : : |: : : |: : : | : : |: `^^^': |
／: : : : ／: : ／: : |::::::::| : : : | : : |: : : |: : : | : : |: : : : : : |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 『彼女』は静かにそう言った
┗━━━━━━━━━━━━━━───
.
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 i::::}
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ::ﾉ
／:::::::::/::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::::::::::::ミ､
¨フ:::::::|.::|::::::λ.::::::::::.:::::::::∧.:::::::::|:::|:::::::::::::::::::ヽ
. /::::.:::::|:::|:::::/ ﾍ.::::::::::::.::::/__ヽ.::::::|:::|::::::::::::::::「＼ヽ
/イ:.:::::|:::|::ﾌ￣`ヽ::::::::::::7´ ｀弋::|:::|:::::::::::::::::| ヾ このままここにいてもロクな事ねーだろ
. |ﾊｲ::|:::|「て::ﾊ ヽ::::ﾙ''て.::ﾉ}¨7 .|:::|,ﾆ､::::::ﾊﾍ
|:|:::lﾊ弋ツ ∨ 弋:ツ / .|:::|ｒく Y::| }::} 売られるか殺されるか……
|:l::::! , , , , , .|:::|'う ﾉ::| ﾚﾞ
|:|:::|.､ _′＿_ |:::|.イ:::::| まともな目に遭わねーぞ
|:|:::|::::ヽ､ ∨.::::::ﾉ .ｲ:::|:::::::::::|
|:|:::|:::::::::::> 、 ｰ ..イ::::|::::|:::::::::::|
ﾄ､ |:|:::|:::::::::::.::::::〕 -＜ ト､|::::|::::::::::::| ,ｲ
{::ヽ､__／:|:::|::::::::::／{::| ∨'|::::|､::::::::::＼__ノ::i
, ,ノ ､
l （● ●
|u. (__人) お姉ちゃんと行けば……違うの？
ヽ ノ
,ｲ ⊂ 二〕
/ /
(J /ヽ ＼
Lノ ＼__）
.
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｭ::::::::|::::::::::::::::::::::＞:.､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::ｬ──`
:::::::::::::::::::::/ヽ:i::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::/ ヽ:::::::::|::::::::|::::::::::::::::ヽヽ､::V
::::::::::::::/／￣￣ ヽ::::|::::::::|:::::::::::l､::::ﾊ ＼V
::::::::|ﾚﾞ ＿＿＿＿_ヽ|:::.::::|:::::::::::l |:::::::l
ヽ::::l ´ |イ .l| ／.|:::::::|ヽ::::::::l |:::::/ ああ、約束してやる
ヽl 弋zソ |:::::::| }:::::/ﾉ／
.l .|:::::::|ノ:::://ﾞ お前をまともな―――敬意を払われるべき存在に変えてやる
ﾉ , ｲ:::::::|::::::l
／::::|::::::::|::::::l ∧
ー一'´ イ::::::::::|::::::::|:::::ﾊ /:::::l
` , ＜ .l:::::::::::|::::::::|::::::::ヽ､ ／::::::::l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 『彼女』は手を差し伸べ―――
┗━━━━━━━━━━━━━━───
| |
| |
| |
| |
/ |
.l｀ヽ、 _,,--..,,_ .|
.', ｀"''――‐''" l
＼ ,' ┌―┐
｀''-.､ / ｀フ∠ [][]「l
｀ヽ / └'＾ｰ┘ くノ
＼ /
l /
| /
| ./ /
.l / /./
./ ./ /./
,..-‐./ ./ /./
∠,.-''/ ./ /ノ
／ ./ /_,,.-''
.{_,,..-'ヽ-'
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 少年はその手を取った
┗━━━━━━━━━━━───
＼ _ｎ___,、00
＼ └i ｎ ﾄ､_> ＿__
丶. _ _,. ―- 、 U U. `つ_)
、 ￣ r‐---―- ､丶､＿_
､ 丶ｰ'＿__ ＼ ー丿
｀丶、 ＼ ￣ ヽ
ヽr_､_ lヽ ＼.r‐- ､_
|-|_ト､ |八 / // ｀丶._, -― 、
'ｰL|‐|-､ 、 ∨ ＼ / // l ＼
└ﾍ‐'＼ ＼ ＼ ＼ ヽ ｰヽ ;' // |
￣｀ヽ._＼_ヽ__', | ＿| l | '
`ｰ'￣ ∟ l_| /
`￢=‐〈
＼
丶 ＿＿
.
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/______｀ヽ::::::/ﾘ＿____ |::::::|::::::::::::::| 坊主
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ '´‘;!iﾒj }.|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ Ｖノ |::::::lﾘ::::| 名前は？
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ======ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヾｬ---ｸ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
── 、
. ／u. ＼
| ノ ヽ、|
｜ ( ● ●） 石……です
､ （_人_) /
ヽ ⌒ ､′
/ ヽ
. ｜ ｜
.
ｬ-─-:.､ ﾔヽ
ｬ───≧::::::::::::＼ﾏ:::＼. }＼
__ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧|::::}
,.:＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
￣＞::f:::f::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`i::::l:::::::ヽ
/:::::::::|:::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::|::::::::::::＼
/:::::::::::|:::|::::::::ハ::::::::::::::::ハ::::::|:::|:::::::::ヾ¨
レﾞl:::::::|:::|:／)___ﾒ::::::::`ﾒ､__ヽ::|:::|::::::::::::}
ﾚi::;|／∠___ ',::::ﾙﾞ ';|:::|､::::Ⅳ:} イシ？！
|/ ／ ,-イ= .∨ =＝=!!!|:::| l}::| jﾉ
|l / / ''' . '''' |:::|'ﾞ::::|. クッソダセェ名前だなぁ、オイ
|l ', ､. -‐- ｲ|::::|:::::::!
|:', ',:::`r､ , _ ,. イ::::::|:::|:::::::l
. {ゝノ:::j ﾉ;::/--ｧ-ｫ--ヽ::::|:::|:::::::乂,イ
ヽ:::::/ //|ﾍ／',:::::へﾉ|ヽ:|:::|:::::::::::::ノ
〉/ // | |::::| | ∨｀ﾍ:::〈
// // | ..|::::| | ヽ ヽ::ヽ
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::::/ ',ｨ:::::､/ ∨:::|::::l:::::::lヽ:| オレにそんな名前を口にしろってか
弋l::::::|:::|:-ｧﾞ一'ﾞ∨::ﾘ`ー-ヽ:|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::| 冗談じゃねえぞ
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ ∈≡= , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､ .ヾ::::::::::::iｌ:} .,メ::|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ ヽ.ヽ::::::/ l:レﾞ |::::::|::::::::::::::| そうだな……
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::| お前は今日から、やらない夫だ
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ⌒ ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |::::::|::::::|:::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
── 、
／ _ノ ＼
｜ ( ● |
｜ u （_人)
､ /::/ や、やらない夫……？
ヽ ￣
. / !
{ |
.
＿//
// ＼／
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､. ／＼
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ＿＿ ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|. ｿ´￣` 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::| そうだ
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::| いい名前だろう
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
── 、
／一' `ー＼
｜( ー ー )｜
｜ （_人_) u は、はあ……
､ ⌒ /
ヽ ､′
/ ヽ
. ｜ ｜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ とてもそうは思えなかったが、頷くより他に術はない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
── 、
／ _ノ ＼
｜ ( ● ｜
｜u. （_人)
､ ⌒/ そ、それじゃあお姉さん
ヽ ､′
. / !
{ |
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|:ク´⌒ｬ::::::::ｸ´⌒弋|:::|::::::::::::::ﾑ¨
レﾞl::::::;|:::|ﾞ灯ｵ.T V::ﾙﾞ.Tオ灯|:::|､:::::::::ト､}
ﾚi:{l|:::|. 弋zｿ .∨ .弋zｿ |:::| l}:iﾊﾉ
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::| うん？
. ﾏ|:::l∧. ､＿＿, /:::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼ ／::::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
冫::::::::|:::l-./ |ヽ,.<:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::::::::::ヽ
/::::::,ｨ'∨ / | |::::| | V∨`ヽ:::::::ﾊ
/:::::::{ / / | |:: | | V .ヽ }::::::::ﾊ
── 、
／ ノ ヽ＼
｜ ( ー ●)｜
｜ （_人_) お前さんのお名前は何というのですか？
ヽ _r,ミ /
{ ﾊ ､′
/ / ヽ
. { / |
.
ｬ-─-:.､ ﾔヽ
ｬ───≧::::::::::::＼ﾏ:::＼. }＼
__ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧|::::}
,.:＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
￣＞::f:::f::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`i::::l:::::::ヽ
/:::::::::|:::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::|::::::::::::＼
/:::::::::::|:::|::::::::ハ::::::::::::::::ハ::::::|:::|:::::::::ヾ¨
レﾞl:::::::|:::|:／)___ﾒ::::::::`ﾒ､__ヽ::|:::|::::::::::::}
ﾚi::;|／∠___ ',::::ﾙﾞ ';|:::|､::::Ⅳ:}
|/ ／ ,-イ= .∨ =＝=!!!|:::| l}::| jﾉ オレ？
|l / / ''' . '''' |:::|'ﾞ::::|
|l ', ､. -‐- ｲ|::::|:::::::! オレの名前か……
|:', ',:::`r､ , _ ,. イ::::::|:::|:::::::l
. {ゝノ:::j ﾉ;::/--ｧ-ｫ--ヽ::::|:::|:::::::乂,イ
ヽ:::::/ //|ﾍ／',:::::へﾉ|ヽ:|:::|:::::::::::::ノ
〉/ // | |::::| | ∨｀ﾍ:::〈
// // | ..|::::| | ヽ ヽ::ヽ
/:::::::::::::::::::::;′::::::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
/::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ハ::::::::::|::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:;イ::::::::::::::::::|::::::::::::::::/ ヽ:::::::|::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ¨
/ﾞ |::::::::::::::::::|::::::::::::::/-─弋::::|::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|:::::;イ:::::::!::::::::::::/斗≦さ}ヽ|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::::}
|／ |::::::八::::::iﾘ'ﾞ{h::::} / .|::::::「｀`ヽ::::::::::::::::::::::::::} l:::::/ そうだな
人:::::ト＼:{ .乂/'ﾞ .|::::::| .}::::::::::::::::::::::::l j／
＼| . ﾉ |::::::|) /:::::::::::::::::::::::∧ そういえば何も考えてなかった
く |::::::|_,イ::::::::::::::::::::::::::::∧ ∧
l¨ﾆつ |::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､__ノ:::}
/二＼ ／|::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/ ､ヽl＼)ー＜ |::::::|__∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ 〉.〉 〉つ.,ｨ┴─'|::::::| ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ _)'ﾞ`'ﾞノ /::∧ .|::::::| __ - ﾆヽ:::::::::::::::::::::::::::::〈
| イ .,〈:ノ ∧_ -|::::::「_ --─ ¨ヽ::::::::::::::::::::::::∧
| ,.:＜＞´ .／/:::::/／ ヽ::::::::::::::::::::::∧
|／:::／ ／ /::::/ V::::::::::::::::::::::}
.
── 、
／ _ノ ＼
｜ ( ● |
｜ u （_人)
､ /::/ え！？
ヽ ￣
. / !
{ |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｭ::::::::|::::::::::::::::::::::＞:.､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::ｬ──`
:::::::::::::::::::::/ヽ:i::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::ヽヽ､/ γ⌒ヽ､:::|::::::::|::::::::::::::::ヽヽ､::V
::::::::::::::/`ー'ﾞ .ヽ::::|::::::::|:::::::::::l､::::ﾊ ＼V
::::::::|ﾚﾞ ＿＿＿＿_ヽ|:::.::::|:::::::::::l |:::::::l
ヽ::::l ´ 弋zソ ／|:::::::|ヽ::::::::l |:::::/ いや、それはこっちの話だが……
ヽl ＿＿ |:::::::| }:::::/ﾉ／
.l .|:::::::|ノ:::://ﾞ. ふむ、オレの名前か……
ﾉ ∪ , ｲ:::::::|::::::l
／::::|::::::::|::::::l ∧
-─--- イ::::::::::|::::::::|:::::ﾊ /:::::l
` , ＜ .l:::::::::::|::::::::|::::::::ヽ､ ／::::::::l
.
ｬ-.､ ト、
＿ ﾏ::::＼ .}::::ヽ ∧
-=ﾆ二:::::::｀`ヽﾏ:::::::ヽ}:::::::ヽ /::::}
,..-─≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/:::/
,..:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::ｭ:::::::i::::::::::::::::::｀ヽ、
￣フ::::::::::::::::::::;､::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::::::::::::ヽ､
. /:::::::::::::::/:::::/ ヽ:::::::::|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. {ハ::::::::::/::::/´￣ヽ:::::|:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|:::::::::|:::/ｲrﾃミ、ヽ|:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::.ト､:::}
}:イ::;ｲ/ .ﾋz:シ 〉 .|:::::::|--.､::::::::::::::ﾊ::::::} ヽ} そうだな……
｢ |:::::::| i::::::::::::::} }:::::}
, .|:::::::| /:::::::::::::/ j／ よし、ネエカだ
} ￣ |:::::::ﾄ-'::::::::::::::/
∧ |:::::::| |:::::::::::::::{ .,イ
ゝｰ ―ｬ‐ |:::::::| |:::::::::::::::ヽ＿／::/
.∧_ -‐.1::::::| ゝ､::::::::::::::::::::::::/
∧ |:::::::|'ﾞ /＞､::::::::::::::::{
λﾉヽ､,ｲ::::::| / ＼::::::::::::}
{:::} / |:::::::|./ ＼::::::::}
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|:ク´⌒ｬ::::::::ｸ´⌒弋|:::|::::::::::::::ﾑ¨
レﾞl::::::;|:::|ﾞ V::ﾙﾞ ';|:::|､:::::::::ト､}
ﾚi:{l|:::|.x=＝ﾐ .∨ ｨ＝=x |:::| l}:iﾊﾉ
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::| オレの事はネエカ様と呼べ
. ﾏ|:::l∧. ｬ───ｧ ./::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼. ヽﾆﾆﾆノ／:::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
冫::::::::|:::l-./ |ヽ,.<:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::::::::::ヽ
/::::::,ｨ'∨ / | |::::| | V∨`ヽ:::::::ﾊ
/:::::::{ / / | |:: | | V .ヽ }::::::::ﾊ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして『彼女』は、犬歯を見せながら言った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ﾄ
|::::ヽ ｎ _＿_
、＿＿＿＿＿､|::::::::', | |└‐ｔ,ﾉ ＿__
｀＞:::::::::__::::::{:::::::::ﾘ }） Ｕ につ `つ_)
,、 ,..ィ:::´::::::／::ﾍ/"´:::::::::::/ｲ:/:ヽ
（ } ／イ::::::::／::::::::/:::::::::::::!:::::::ﾞ`':::::::ヽ、
r ⌒ー --- } ､ ´ /:::::::ｲ:::::::::::ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト
￣¨ ＞ｧ‐ ァ ヽ {:ハ::: |:::::>〈:::::::::::::{::|::::ﾍ:::::::::::}::::::::', γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
r ´_-<-〈´ ヽ ', !' !ﾍ!::/ﾌミ}::::/ﾚﾍ:{::::i:::;::::::::ﾘ::::::::::}. l 安心しろ、やらない夫 |
｀ ヽ{ ア ｝ ﾄ、 }/弋ソ!∧/寸7>ﾄ::l::::::/:::::::::/ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
￣}￢ ト--r、 .ヾヽイ:八 , ﾌ㍉ !:::l:::ｲ::::::::/
. / |― } ヽへ-‐￢´/人:ﾑ rｧ ､ 弋ソ }::::!/:::::::ﾄ{
（ ' , ! ｲ / !'／ fヽ _ ノ ／:::/ノﾍ::::!
｀-r-ｧ"´ { l / / { ' ￣ｲ）／"::::::ハ::| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヽ ,∠ ＿,, / 冫=≦云￣￣￣ ]::::::::::::/ l オレがお前を一人前の『男』に育ててやる――― |
￣〃´ ｲ///>二、 _ イヽ:::::::/ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
{ ／////'´ ｀￣ ヽ:::{
', ///r-='"´ ヽ＼
ﾊ、 ,'/// ＼ ／ }ヾ:::ゝ
/ {//{ イ |
. ／ !/ム ‐≠、 |
__r ／ ゞ/j ゝ、 _ ノ イ ヽ. l
{ l ／ }
イ、ヽ ／ ﾘ {
／/|//ヽ ｲ r-=- 、＿
.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
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│ ┃
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃
┃ 後々の結果から判断するに――― ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━─── ┃
│ ┃
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│ │ ┃
│ │ ┠──────
│ │ ┃
│ │ ┃
━━━━━━━━┥ │ ┃
│ │ ┃
│ │ ┃
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│ │
│ │
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┃ ﾔﾗﾅｲｵ
┃ 全ての元凶は、この「少年」であったとする声も大きい
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_＿__
´ ｀
′ i
| |
i i!{＿__,. !
) ( ●) '
､＿__), i i
i⌒´ .ノ l
,1ー ＜ _,. --ﾃz
z=ヘヾ /.:.:. /!∧_
.．＜V//ｆⅵ_ﾚ:.． ﾞ´///∧＞..
rz＜////∧V,! v､ﾌ /////,j///＞.．
ⅵヽ///≧＝/! / ﾍ ／/＜二 ////////ｰ;
.<Nﾘ//V/////,′ V//////／////////ｿ
}//Y// ＼///,1: . /////／＞ｲ1//////ヽ
l///,|/////＼/∧: /// ／_< .．┴z/////ｲ
i/// |///////ヽ､У＜´/////＞ﾟ´〃////∧
!////1///////!´/////////////i///////,
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V// <{/////// j/////////////ハ '///////
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/////,V/,/////∧//////////////＼'///////'
,//// ≧､V//////////////////////∧/////ﾘ
//// //////////|/////////////////リ//// /
.////////////// !///////////////／///// /
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ﾈｴｶ
┃ この「少年」が『彼女』の手を取らなければ、『彼女』はこの星を去った筈だと―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿ ヾ｀ヽ､ iヽ
＜:::::::::::::::::＞- ､ヽ:::::＼. }::::',
, --──-----≧:::::::::::::::::::::｀`::::::::::ヽ!:::::}＿
｀ ‐- ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞､
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／.:::l:::::::「::::::::::::::::::::::::¨|::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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／.:::::::::::/::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::|::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｬ､::::::',
／⌒/.:::::::::|:::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::i､:::', ＼;}
/.::::::::::::|::::::::::ゝ､/ .ヽ::::::::|::::::::::レ'⌒丶:::::::::::::::::::}}::::}
,::::::::::::::ｲ|::::::: Λ/￣￣ ヽ::::|:::::::::| /⌒ }:::::::::::::::::::}}::::}
./::: ｲi::/ 从ﾊ::/ 斗r七i"ｱ ヽ:|:::::::::| __) /.::::::::::::::::/ }ノ
/ ´ ,}|'::::::::;以′ ´ 辷シ |:::::::::| ｲ:::::::::::::::::/
i|:::::::::_ソ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:::::::::| 厂::::::::::::::::::: ′
丶::Λ ∪ |:::::::::|′ヽ::::::::::::::::|
l:::从 |:::::::::| Λ:::::::::::::しへ
ﾚ′ - ‐‐ |:::::::::| }､__::::::::::::::::::::丶 ノ|
＼ |:::::::::| i.／}:::::::::::::＼::::::::ノ
|:::.ー- 、_|:::::::::| ／ |:::::::::::::::::::＼（
|:::::::l ／〕:|:::::::::l／ L___::::::::::::::::::＼
|:::::::| 丶 Ｙ|:::::::::| ／ ｀ヽ ::::::::::::::＼
|:::::::| _/::::|:::::::::| ／ .＼:::::::::::::::＼
.／￣￣ ￣ ム:::|:::::::::| ｝::::::::::::::::::＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この「少年」が『彼女』をこの世界に留めたのだと
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そう「少年」を批判する者もいた
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ヾ､＼ヽ | / l | ハ l ヽ l ', ', ヽ､ ヽ
ヽ､ ヾ､,| ,'! .| .|! ,' ',| l | l | ヽ ､ ヽ
´｀ヽ､ー.| !| | || l l! l l l | ', ｀ヽ､ ＼
(ヾ ∨ | l! ＿|＿_|__,.)! l ', l | | | .l ｀ ー＼
ニヽ∨! |´ l', |l /ﾚ |｀ｰ-|‐"/´｀ /! | |
ヽ､ 〈 .',| | ! ヽ､|ヽ .l/ | | /!／ | / l .| |
､ j l､ | ,_|,..l_＿_｀__,./ ,|/＿__,.._,|/ﾘ| / ヽ, l
ヽ､__ | ´.|´とつ´｀`｀ ´´`○/./|/ | / ＼ |
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／. | | | ' / | / ﾘ
人:::::＼ ! ! | _＿＿ , ／| |
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::::::::::::::: どうして―――こんな事が！ :::::::::::::::
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／ .／.:.:＞ 7 ｀ヽ ｀ ＜.:ヽ. ヽヽ
/ /.:／´ .' ヽ ｀ヾ ', ',
./ / ´ { ヽ ', ',.',
′ ムl ', ヽ i | i
..' | |./ｰｰ! | ', | ', ', | !｜
.' ! || ∨ { ', l ', ', .! !｜
| | !| ∨ﾊ } ﾊ i ! ! !｜
| ! .! ._,斗＝＝!ﾊ'..ﾄ, ﾄ-j-i＝=ト i､_...! i! |
| | | ∧ .| ﾚ≠テ丐ﾐ{ ∨ | '仔テ.ミ.､}! ! .|| |
| | | .∧ K' ら::.::::rぅ ヾ.∨,ﾘ う:::::::::.ら .l ,ﾘ |!
.! ! ! ∧ ﾍ..i!ﾟ⌒¨”i｀ }/ . ´i”¨⌒ﾟi!..／! ./ !!
.∨.| i! ＼.{; ;j i! ..;i .〃 ./ .||
Ⅵi |i 圦 ﾟ｡ ! ﾟ .｡ﾟ/7 / .|.!
ヾヾﾊ |.:.:＼ ⊂=-=⊃ .／:/ ∧ |.l
/ ／ﾊ |.:._｣ {＼ . ィ }!:.:i /.:.:＼. ! !
<´.:.:.:.:ﾊ |´ ! ＼!＞ __ ＜ !／|｀.| |.:.:.:.:.:.:>∧
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┃ 無論それは間違いのない事実であろうが―――
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Ⅵﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,.，*''” 斗 ´ _,. ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐
.Ⅵﾆﾆﾆ ,.，*''” _,,.，*''” _,.，*''”ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐i:i:i:i:i:i:i:i:
Ⅵ ／ _,.， .ｱ” ,.，*''”-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:
V_,.，*''” ／ ／ﾆﾆﾆﾆ=‐ _,.｡s≦i:i:i:i:／⌒＼i:i:i:i:i:i:i
}r‐‐‐‐c､く ◯ ／ _／ _,.｡s≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:V⌒ﾊ ヽi:i:i:i:
V_＿_,,ノ `^ .ｘッﾊi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:iV＾ } }i:i:i:i:
_,.｡≦ﾆﾆﾆ=‐ ,.ｨく,_彡'j} _,. -‐:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i r㍉ }i:i:i:i
_,,.｡ ‐=ﾆﾆﾆ=‐ _,.｡≦_ -‐=ﾆ三ﾆﾆ=‐{ｉ:ﾄ､i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:， {i:i:i:i:
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ _｡s≦i:i〃⌒＼ﾆﾆﾆ=‐.／⌒Ⅵ ＼i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:iV /i:i:i:i γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ﾆﾆ=‐ _jk‐气vi:i:i:八: : : : : Vﾆﾆ=/ .Ⅵ ヽi:i:i:i:i:i:i:i:ｉVi:i:i:i:i:. l 甘えるなよ、フリークス |
¨´ _,.｡s≦i:i:i:i:V: :Y㍉ｉ:ｉﾊ: : : : : Vﾆﾆ{ Ⅵ 乂i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i. 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
_,.，*''”{i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:ｉV: :V⌒＼＼_: :_ﾉﾆ_,ﾉ≧=‐ __,,ｘ ＼i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:
‐=≦ .Ⅵi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:乂_,}. ＼¨”￣´ __,,.. -‐''ア}^;. ＼i:i:i:i:i:i:
. Ⅵi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i¨} , )ﾊ '´ ｨ^Vﾊ ! }i／⌒}
ⅥNi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:} .′ _,.rく 〉ﾉ.}__}/ ７ ﾉﾆﾆﾆ
ﾘ .Wi:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ} /７ _,.｡r ﾊ .! Ⅵ「”¨“ .ム_ .／ﾆﾆﾆﾆ
Wi:i:i:i:i:i:i:廴,, ｨ^}_ _ｨﾍ,_ ﾄ､ﾉく＼j⌒７ s｡,._ ”“ ‐- ,ﾆ
Wi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:｀⌒＼Y＾V__,У └ .′ﾆ=.≧s｡ _/ﾆ
Wi:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:「￣ ／ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
乂i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:`ｰ┬ ´ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
)i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i:ｉ:ｉ: ‐=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
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┃ そんなものは無意味な仮定と断じる声も少なくない
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| i| |i |
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| i| |i |
| i| ___＿___ |i |
| i| 〈: : : : ｀ーi .|i |
| rｰ- .. .._ jｰ-r- ._.{ :|i |
| .＼/////≧=≧ー-=ﾐ} |i |
| i| ｀ ＜ﾉ.:弌__j:f⌒iー-≧.. _＿j___|
| i| 乂:.:.ﾊ .〈抃::刈ｲ(二ﾆ=-― "
| i| 从{∧ｰ弍ｲハ .|i | ﾈｴｶｻﾏ ﾔﾗﾅｲｵｻﾏ
r=孑＝≦:/ //辷ｾｒく｝: :ヽ |i | 『彼女』は、あの「少年」がいたから、この星に降り立ったのだ
.ｲ: : :: :: :: ::/ // }fメ{^´ {{: : :{｀ー- .主_:!
/. i : : : : ::／.//_ノ : 〈 .〃. : :j: : : : : : , : ﾊ
. /. : l: : : :／. ://. : : : : :∨. : : : {: : : : : :/. : : }
. ／. : : : :.／. : ://}. : :才.:::人: : : : }} . :: ::/. : : : {
}: : : : : : :＼ : ///7f个ｰイ}} : : :: ::}}. : ::ｲ. : : : : ﾊ
八rｰ-ﾐ: : : : ＞i/ }/ }才:i{.}}: :厶斗:／. : : : : : : ::{
ﾉ: : : : ￣ : : /ﾆﾊハﾆﾆﾘ} : : ｀ .＜. : : : : : :i: : : :{
＿_ ./. :_: : : : : : : /＞}ﾆ=ミv/. : : : : : : /. : : /⌒辷气乂
Y´三二ﾆミ.く: : : ￣:￣＞j 才ﾆ=气}.∨_:: :: :: ::/⌒ヾ: : : :7!..|
}三二ﾆ=＝-_｀_＜: : : {{ { rーメ }}ﾊ: :￣三二ﾆ≡＝∧|
}三二ﾆ=＝=ﾆ二三＞乂rー-气=-ｲｲiﾘ: : : : : : : : : : : : : : :}!
}三f´///｀ヽr＜_三三三≧==＝＝=ｲ: : : : : : : : :_:三二ﾆｲ|
}三∨/////∨三三二二ﾆﾆ≡＝==-≧＝≡ﾆ{ 〉〉
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┃ ―――その事実がある以上、元凶云々は意味が無いと
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┃ 卵が先か鶏が先か―――その程度の次元でしかないと
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___
r'´ ￣三二ﾊ
}三ニ= ー-=三三!
}三三ﾆ ≧三三{
}rー-＜__三二ﾆr＜_{
ﾉ￣ ー＜r '"´__彡 ー==＝＝≡ニニ≡＝＝ｰ-ﾐ
__ . - '"´三ﾆ＝ー＜ ≧三三三二ﾆ=- '"´￣ __ 彡 ﾞ
rー_‐=≡ﾆ三＝- _ __ 二ﾆ=-=才:r=i--― ‐ " ￣
｀ー-=ﾆ二三三≧ﾆ==- -=才f::::{{: : : }ﾒ人: : :从:::::!
￣ 从从｀ ´ i|ハ 厂:::乂 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／}::::ハ ヽ_り .′:::{ ＼ l むしろ『彼女』に出会えた事は福音だよ |
／ ∧:::::厶 辷＝.ｱ ' }ハ从 ∨ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
. : ´:' :三fﾊ从ﾄ ヽ ￣ .厶ｲ/ }}=-_ '.: : .
. : : ´ / ﾆ二{ }} .ゝゝ-ｲ {{ {:三_ ∨ ｀: : .
／⌒ｆ / :ﾆ二{ ,八o /.⌒Yo .ﾘ }.≦ ∨ ｀ｰrｰく
/ﾆ_ :{ _:/ =ﾆ二} ∨}r--｛ﾍ/:. {三__ ∨ }: ハ
}ﾆ7 }=ﾆ二三./ .-=ニ三} 才 i {.∧ {ニ=_ _彡三二ﾆﾆ{ ∧
. /ﾆﾘ ∧:{三三三≧=--ぇ :-≧{ /:/ { i| :∧ {≦ ＜:三三二ニ:ﾘ ﾊ :∧
.. /:ﾆ/ /ﾆ-∨ニﾆ_＞ ´ _-ﾆ三} ..′}/ } ∧ }二 {三-/ }弍 ＼
. /:ﾆ/ 'ﾆﾆ_八三三} ≧三ﾆ} , :{ :} ＼:{三ﾆ_ ∧=/ ハﾆﾊ 〉
.
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┃ いずれにせよ、『彼女』はこの星に降り立ち、君臨する事となった
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＿＿＿__ ／::::::::／,..-----────ｧ
｀＜:::::::::::::¨::‐-:.__/::::::::／'"´:::::::::::::::::::::::::::::＞´
｀＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'-‐::￣::─--:.＿
,..-‐::¨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ -‐ ¨
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ﾆ二
,.:＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣::─--:._
￣￣フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ミ::::::::::::::::::::::-=ﾆ二￣￣￣
..／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::＞ク:::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ二`>´:::::::∠＿_V＿＿::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＜:::::::ヽ
＞´／:::::::::::::::::::::::::::::::::／／／:::::::::;.ｲ{ ＼ V /:::::::::::::::::::/::::::::::::ﾑ ｀＜j
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /／::::::::::／ i{ {ﾝxV ./:::::::::::::::＞´:::::::::::::::::l
:'ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::／{／:::::::::::／ ， ｀¨ ∨::::::::＞´:::::::::::::::l＼::::}
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::／ `ｰ一ﾞ/:::＞ｸ:::::＞´|::::::/ ヾ
::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::/、 /;イ /＞´ |／
:::::::::::::::::::::::::::::/ヽ .|::::::::::| __ ’，
::::::::::::::::::::::::／ ヽV::::::∧ ＼ ／
:::::::::::::::::／彡====-厶_:::::∧ .＼ ＿/
:::::::::::＞ ´ ＼::∧ ＿/
:＞ ´ .｀Ｙ::i___, '´
.}:::|
.ﾉ::::|
,イ::::::::|
／/.|:::::::::|
_,, ＜ / .|:::::::::|
_,,.｡s≦ ./ |:::::::::|、
-=≦ / .|:::::::::|::ヽ
./ |::::::/ヽ:::ヽ
/ |::::/ ヽ:::ヽ
∧ .レﾞ ヽ:::ﾑ
∧ / ∨::ﾑ
＞ ´ / ，::l
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┃ 全ての生命の最上位―――絶対的捕食者として
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┌────────────────────────── ─ －‐‐
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│
└────────────────────── ─ －‐‐
┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
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┃ ネエカがこの星の上位種にもたらした暴虐の嵐は凄まじいものであった
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;:;:;:;:;:;:＼ ＼;:;:;:;:;:/ﾆﾆ/ ,|／;:/;:;:;:;: / /:i|洲i洲|::|/;:;:;:/;:;:;:;:;:/:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ノ'^ｼ⌒ ⌒ヽｰ〜'⌒ ⌒ー-=
;:;:;:;::;;:;:;|:＼ ＼;:/ﾆﾆ/ ／l/;:;/;:;:;:;: / /::j|ｉ洲洲|/|::::::/::::::::::/:/:::;.:,;:;:;:;:;:;:;:;: '＾:､ﾉ : : : ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::
:::::::: :. :|.:.:.:.:lヽ ＼ﾆ/ ／ /.┌┐┌┐ ..:./|i洲i洲|.:|.:./:::::::::::/:/;:;:;:;:;:;:;:;: ノ: , 'ﾟ ; .::::::::::.:.:.:.:.:.:::::::::::::: ;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:::|::.:.:.:|_/＼ ＼／ /. └┘└┘ ┌┐ ┌┐:.::::::::､､丶ノ´ j乂 {ノ ,;:;:ノ:| i'⌒::;:;⌒ヽ: : } )
;:;:;:;:.::.:l.::..√/ニﾆ ┌───┐ ┌──┘└┐┌──┘└‐┐..ﾚ'.:i'´ ;ノｨ'⌒ヽノ ｼ'ﾞ.: 川 ::j//.:.:ノ ノ (::
.:.:.:.:.:.√￣7ﾆニ//.└──┐│ └─ ,.┐┌┘└─ ,.┐┌┘┌─────┐ ┌┐┌┐ ＿.⌒ ノ´
ｰｰｰ,| ｼニﾆj{_/ ー:ヘ . ││ / / | | / / .| | └─────┘ └┘└┘/ /...)⌒.:.:.:.:
: : ,､ｼ|／/二ﾆj{/.:|.┌──┘│ / / |__| / / |__| / /..:/:::::::::／
.:'´／ /ニニj{.:.:.|:└───┘ ￣ ￣ / /..彡.:／´: :ノ
／｜ ,.:'二ﾆ=j{ . ..|// ｡: :|≠/:::/__/:/ｰｰ||ｉ洲ｉ洲|: | ://.:.:.:.:.:.:二＾^'ｰ- __ _ _ __彡'′γ´/ ￣ ..／ : : ／::::
|ノ_'二ﾆ=j{ ノ|/＿／__,/:::/_x'_/＝=」「洲洲i|. |// . . . . . . : : : : : : : : : : :ﾆ=-'ﾟ ノ .:'"⌒.:.:.:.:::(:::::ノ⌒
/{乂∥二j{-=ミ； ｡￣｡;/:::/;:(＿);＼_｣「ｉ州ｉ洲|.://: ; ;_. . . . .__ -〜〜.:.:.:.:.:.:--‐‐==彡'^⌒.:.:.:.:.:.:.:.:::::::,､シﾞ
／|ﾉし∥二j{___彡' ( 。ﾟ /；:/｡ﾟ゜,｡∴,__ﾄi「ｉ洲ｉ洲|//: : : : ´"'ﾆ=‐-=ァ'"⌒ ｰ-=ﾆ二￣＿. . . .. __彡'^77'′
: :ハ(_∥二j{'"^て＞イく二77==ｧoﾟ ；ﾟ i「州洲洲/.:ﾟシ⌒.:´´⌒ヽノ_。-〜__-〜'⌒ ,､-彡′. . . : : :
.:ﾟ ）_7二(__)＜ くi:i:i:州_ｱ.:.:.:ﾟ.:;;;;i｢川州洲ｉ'ﾟ (__ノ'＾ ｰ ｰ '⌒ ノ⌒ｿ. . .,､-ｧぅう⌒＞'"´ ／ . : : : .:.:.:.:.:.:
从( (_'二j{以⌒ーｧ'^ｰ- ￣ｱ.:.:ｎ.:.:<_i「川洲'"ﾟ゜∵；｡ .: .: .:／､__ノ⌒ 〜 _ ⌒''ミミ之:;シ;:;:;:;:ノ⌒ヽ: : : :.:.:.:.::::::::
＼／|ニj{／｀` >'ﾞ : : :／￣__.:.:(()).:.:,,i｢州i州i洲|'"⌒''ミぃく⌒) ｀`'' '' ｰｧ'⌒ヽ ＼ ｀丶ヘ､:::::::::::::.:.:.:.:,､- ⌒
＼|／¨´.:.:.:.:／-ミ.:／ //￣｀㍉=｣「州)ﾉしル'⌒うぃ、ノし'′. . : : : :)⌒ヽ､.... ｀``｀ 丶､.:.:.:.:ノ.:.:.:.:::::::::
＜| ＿,|￣ ｀ ｰヘ 〈￣＼ ｀'i｢州Ｉj '⌒つ ｀°' '' ､ノノ;:;:;:;:;:;:;:;:ミミ之__. . . : : : : ｀`｀｀`'〜〜ｰ
／| /７｜‐ _ ＼: :＼:::::::＼__,i｢州ﾙし ﾟ } . . . . : : : : : : : : ⌒ ミﾐぃ､、.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;￣⌒｀`:;:;:.:.:::.:.:.;:;:
|'７ | ￣ -イ : : : :＼:::::::::i「ﾙ'ﾟ ,.:ﾟ ,丿 ノ⌒;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒丶;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この世界において最上位種と見られていた真祖や―――
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{ ヾ ヽﾐミ il 弋 / il .| il ｿ,/ i i / /
} ＼ }ミﾐ､ヾ ＼ i ilil 川V.il彡/ ｲ il / _
/iｲ il 廴ﾐ ヽ Ⅵ ヾ ヽ .V/ ./ノ ./ .) )
ノｨ=三=､＿_ ｀≧ヾ il ) ｿ /／ ／／i /
イ/小/,＿､ /￣￣｀ー､il il／.／ ≦イィﾊ V
-=ﾄミV/i ﾃﾐ=il/ / / /ﾊVi／.／￣ヾ ヾ Y ＼
ヾ廴/ il /i / / /ilililⅦiⅣililil) } } 人 }
ヾ-ィ':::::::::::ヽil il .{::/￣.:v.￣V / /ｲ::::＼.ノ
. ﾄ､::::::::::::::＼＼ il::{:::::.. ..:::} ｲ:::::::/
ﾊil￣il＼￣ ＼ ＼＼;;;,,, ;／ ／￣ﾃｲｲ
廴ﾊ il ､_≧､ .＼ } ￣ {／ ,,ィ__ﾌ .i/}
|人 il ＼ tュ≧ ヾ r ≦ィﾌ / ﾚ
/｀ ﾊi ::::￣￣￣｀i K ￣￣ /i
./ /ハi :::. / ..:::| |::. ﾊ l
i il i. ..:::::| |::::... ｲ |
| ハ ヽ .| | , ､ /:: i |
| ／ |＼ - ､ ＿,,,ニ,,＿ノ /::iﾊ .|
| ./ | ＼ ,,,,, ￣,,,, .ｲﾉ::ilハ |＿＿＿＿
ﾚ _ / .| ＼ """ /:::::::::il:::::i/:::::::::::::/ ヽ
r=//:::rー───ヽ＿＿ _ /::::::::::::il:::::::::::::::::::/ i＿＿＿＿
＿＿＿ノ.//:::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: il::::::::::::::::ｲi ／￣￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 誰もが名を知る大妖怪
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⌒ヽ‐､__,r┘冖:⌒::::::::::::⌒:冖└vＬ ＿_,
ー､､_>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼__,〃´￣
辷 ‐ 、 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く }ﾚ'
｀^L:Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_／´___ノ
_r一 ､_ /::::::::::::::::::::::::::::::_:_:_:_:_:_:_:_:::::::::::::::::::::::::::::::::::〈_／/⌒ヽ
. ｀￣｀`ｰｧ:::::::::::::::::::::::::::／,.二二二、＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
. _＿_,'::::::::::::::::::::::::／／ ___ ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::〔_
￣{::::::::::::::::::::::〔 く{::. 〃こハ :}>､〕:::::::::::::::::::::::::[＿___,ノ
ｰ ､__j:::::::::::::::::::::::::＼＼__弋{:::::}り__／／::::::::}::::::::::::::::::〔￣⌒´
_〕:::::::::::::::::::::､:::::::≧三三三三≦::::::::::::/.::::::::::::::::::L､__ __
ｰ＝彡ﾍ:::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／.:::::::::::::::::::_／⌒Ｌ,
';:::::::::::::::::::::::::｀:‐-:::､:_:_:_:_::::-‐:::´.:::::::::::::::::::::く_
_,r=厶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::_〔⌒′
ｰ┘ >､__:r‐く〕:_::::_｢ﾚ^}::::く_}:_:_:_:_::::::::{^ヽｒく_〕＼__,
し' _｣ニ{_}{_}┼'7/､‐く_}{_rｧ_ノ_:_:_} L二、 _
〔_r┘＼_}:<／:〈/く_{＼__>{/└─::L｣￣¨´ｰ′
〃7/`ｰ､:::::_::::::::::::::::::_:_rﾍ::く
／ 〈/ }:｢/／}冂::｢ ヽ＼
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┃ はたまた地獄の悪魔までをも捕らえ、屠り、食らった
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/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
＿＿＿＿＿_
￣｀`二≧::::::::::｀`＜ ト､
, - '"´￣:::::::::::::::::::::::::::::｀`´:::ﾉ
, - '"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀` - ､
￣￣￣7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ￣.,.ｲ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ー'ﾞ::ﾉ
/::; ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::..､
.'::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:.:.､
|:.′ｉ::::::::::::::::::::Ｏ:::::::::::::::Ｏ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::｀`::...､
i′ ｊ::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
i:::::::::::::ﾊ::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト､ :::::::::::::::::::::::ヽ
|:::/|:::::| |::::::::::八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_;:::::::::::', ｀ヽ ::::::::::::::::::}
|/ !ﾄ､! } :::::::′｀ ｰ;:::::::::::::::::::::::::::::::'. ゝ､:::::::', .）::::::::::::::::::,'
.′ ::′ ,ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::'. ﾍ::::::::':／:::::::::::::::,:: '
/::::::::′ ´う:::::::::::::::::::::::::::::::::::'. ； ',.::::::::::::::;::: '"´
/:::::::::′ ..:´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ {.:::::::::::::}
＿_ ,ｲ /::::::::::{_,..:.:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、 .ﾍ::::::::':.
｀ヾ｀''ー―'::'ー' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヾ '.::::::::i
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: （ '.:::::::!
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、 !::::｜
ｊし ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽｊ::::::{
／ .: .::::::::::::;r.､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::′
イ::::::::::::::::::::::::::::/ ｀`ヽ,: '"´＼::::::::::／＼:::::::::::／ヽ:::::::::, へ､:::::::::::::::::::ヽ
,.: ´ :::::::::::::::::／ .ヽ'"ﾞ .＼／ ヽ／ .＼::::::::::::::::::',
, :.´::::::::::::::::,: '"ﾞ ＼::::::::::::::'.,
／ .:::::::::::::::／ ＼::::::::::: '.
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┃ ネエカに抵抗できるモノはいなかった
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___ /ﾆ三三三三三三三三ヽ ｨ―┬-､
〈彡ﾞ,' {三三ﾐ`＝＝'"￣￣￣ミ彡ﾞ l l//
'=ﾆ,' ＿ .|ﾆﾊ ￣￣
｀´ ,ｨ=＝≧ミ＜ ,lﾆハ 〈三二ヽ ＿＿_
,ｨ ､ ,:-≦三三三三三＼／ﾆﾆ∧ ,'/i ￣￣ 〈 _-‐/
,' !＞ﾆ三三三三三ｬ=､}ヽ/ﾐ,ｨiﾐ} ',l| _ ,'￣｀ヽ ∨//
＿＿ ',／<ﾆﾆﾆ三三三三＜三三三三ミ、 ∧ / ヽ∨/∧l ￣
_＿_ ／//／l ,--､ _ ム三, =＝＝=三ム三三三三ミ､ //〉 ､ l ;//l ∨//
／ ＼ ///／ ,彡ﾞ¨´/〈 ﾐミ､ レﾞ ＿,.へ//三三ﾆO三Oﾆﾄj/｀ヽ､／ﾍ/// ｛| !/// ｀¨
_ -‐ ＼. ＼´ 〉､ ,ィ ｀ゝ‐′ /三ﾆ∧三三三ﾆﾆ＝彡ュ_,ｨ=＝＝＝ヲ
_, - ヽ ｀ｰ'´ ｀＾ , -――-,.ｨ≦三二三三三二二二二二三三三三〉三ュ､
. ﾊ /三三三.〉二ﾆ=‐-=三三二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆ〈三三ュ､
| ＿ /三三三<ﾆﾆ二二ﾆ=三三二二二二二二三三三三>≡二ﾆ=ﾆ二二ﾕ､__ -‐ - ＿
|l. _ ＞^y⌒ヽ､ l//l /三二/￣ >三二二ﾆ=三三二二二二二二二二二ム´∨三三ﾊ ｀¨ｰr′ r―-､＿
|l=ﾆ ｫ===＝ｭ. ｀ヽ､ ｀¨ ./三三/ ム三三ﾆ=-三三}´二二二二二二二二/ ＼三三ヽ､ l .|三三三三
′r-=三三三三三ｮ ヽ /三三/ ヾﾆ＞ベ./三.V＼／ヽ/＼/｀ヾ､／￣ ,､_ ＼ﾆ三∧ l |三三三三
. ［三三三三三三三l -―|三三三三／ 〈/// {ﾆﾆﾆ} 彡二ュ ヽ三彡‐' _l三三三三
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカを目にした者は、強者としての自負と誇りが、ただの虚飾であったことを思い知らされた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
...................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: ｴｻ :::::::::::::::
::::::::::::::: この化け物にかかれば自分はただの捕食対象―――:::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................
,. '"´￣ ｀ ､
／ ヽ
/ ﾍ
i ヽ
| !
| /
| ／ /:: i:::::::::::::::::::::::::::
| _,,.. -‐'"´ ,′.:|:::::::::::::::::::::::::::
| , .'"´ ,.:::::: !:::::::::::::::::::::::::::
i . |::::::: |:::::::::::::::::::::::::::
ﾞ､ ﾞ､ 乂;::::l＿＿::::::::::::::::
＼ ヽ ＿ ￣|三三|｀ー─
ヽ ! y──‐一'".／三≧三ﾆj| ./¨〉
ノ ／ _/: : : : : : : :∠ﾆ三三:}三ﾆj| / /
i' 〈. , ィ´￣: : : : : : : : : : :｀ヾ才Ⅳ三三! ./ /
＼ !.〈三三}: : : :ﾊ : :.:∧: _; : : ::ヽ ＼ 三|＿ノ /
ヾ, ＼三|: : :/ｰ∨/ ,ィ ヽ.:: : : :iゞﾍ‐-､一'
∨´.r'" ｀Ｘ,＿＿人: ヾ: | ＼::＼ｨ─z
| 廴＿,ノ r'ｰ､ u. ノ.＼|｀ヽ .}::::::}ﾆ三;}
∨´￣｀ヽ ー' イ´￣｀ヽ ..|. j__ノ-一'"
廴＿_,ノ ￣￣ 廴＿__人__j一'
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 命乞いも逃走も、ましてや反撃も、何もかもがネエカには通じない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿
,.:＜::::::::::::::|::::::i¨:::::::::＿_::::::::::::::::::::::::::::¨i::::::|::::::::::::::::＞:.､
,.:＜:::::::::::::::::::::::|::::::|／￣ ＼::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::::::ヾ￣
￣フ:::::::::/⌒ ＜´ ／＼::::::::ハ::::::|::::::|::::::::::::::::::ヽ
／::::::／ ヽ ､ { ,ﾍ:::/ 'x:::|::::::|::::::::::::::|ヽ:ﾍ
,.ｨ ∠r─ 'ヽ __＼ .ｨ＼__二__ノ/x≦ ヽ|::::::|::::::::::::::| ヾi
／:::ゝ､ ./ ＼ __ヽ { ヾ≡示ヽ::::::/イ=≡「ｵ::::::|::::::∧/
/:::ィ＝／ ヽ ＼ ｀ー ' ﾉゝzソ ヽ/ 乂zソ |::::::ﾄ､/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
- ￣ ./ ＼ ＼ レ' ｀- イ ｀ー '" ｀ー '" ,ｲ:::::| l こんにちは、そしてさようなら .|
ﾞ / ヽ ヽ ', ヽ ｊ ／ |::::::| 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
! ', 人 { ).} ヾ ｒー‐ｧ , ≦ |::::::|
. ! ≧､ ∨ ＼－' ﾉ ＞-ｬ'´, ≦ i |::::::|
. ! ヽ { j i ,￣ ＿＿ ＞ ､ l |::::::|
/::､ 丶二.ﾉ イ.t‐ｧ─＜::::| ヽ､ }| |::::::|
/ ＞ ＿ イ .// |::::::j./:::::::l丶､＿＿／ | .|::::::j
. / // |／ .{:::::::::| ヽ .| .|／
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 一瞬にして手足を千切られ、頭を潰され、肉片を咀嚼された
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,, rｰ-､
(:::::::::::::::!' (::::::) ノ;;;;;;;;;j
ヽ::::::::';''' ''`` 。 /;;;;;;;;彡' ,,,イ
τ'::/ .;: /;;;;;;;;ﾉ彡=彡;;/
)/ /7;;;;;7 ムイ／;;;;;;;;;;;;;/ ／ﾑ
。 ' 、 ;: 。 /;;;;;;;;/;;;;;;7 Y;;;;;;;;;;;;r一' ／;;;;;; ＞
`'''`~''・ ' ` /;;;;;;;;;;;;;;;;;/ レ´￣ ／;;;＞ '
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、... /;;;ﾑｰｧ;;;;/ ／;;;;;;}
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`./7 /;;;;/ ／イ;;;;;;| ＜;;;≧
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;, /7 /;;;;/ ／ .|;;;;;; 斗＜;;;;;;＞ ＿
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` '' ./ｲ /;;;/ _ ＜;;;;;;;;;＞ ´ _、 x≪;;;.!
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ /;;;;/ ｛;;;;;;;;≦;;＞ /;;;; / 〈;. ', ／:!,ヘ;;/
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::─. ./／ /;;;; / ',:.:´:.／ ;/,.'
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` /' /;;;／ ノ;;;;f´ .r'´,'
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:! / / ' ／;,ｲ!:.i. !ノ
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・ ／;;:,ｲ i;;:',
::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''" i;;:.,ｲ ﾍ/
Ⅴ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そしてその傍らには、常に一人の少年がいた
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. |｀＼
. ＿＿＿_ | /＿ ＿＿ ∧ /| ＿＿ ｒﾍｎ
. |＿,. -┐| |／/ / |＿_ ｢ |_/ |/ |＿ ｢ |__||｣ ＿ ｢｢| __ [[|
|｜ |／ ＿＿|｜ _＿_| | ,.コ|.￣ ,ｺ|
＿_|｜ |＿,. -┘ └一 '´ ￣ ￣
|￣￣ ＿,｣ ../:::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀＞､
- ､. ￣￣￣....l ./::／:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ミx
(＿,ｨ＼. ヽ-' | |/ /::::::::::/::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::::::::ヾ
＿＿_＼ ＼ | | r‐ ､:::/:::::::::::::|::::::::|:::::::;､:::::::::::::::::::;､:::::::|:::::::|::::::::::::ﾄ::::i
| ､ ＼＼ ﾞｰ' .ﾄ､＿_.ﾉ ﾉ::/|::::::::|::::|::::::::|::::::ハ::::::::::::::::/ ヽ::::|:::::::|:::::::::::::} リ
ヽ__)＼ ｀¨ ／ /::/ :|::::::::|::::|::::::::l;;;メ､_ヽ::::::::::/ ｀斗::::::|:::::::::::::{
＿〉 ／ / ./|/ .|::::::::|::::|:::::::「｀{ﾃ:圷､:::::iﾘx|ｾ行「|:::::::ﾄ､::::::::::ヽ､__ノ}
/ ､＿,ｨ .| ./川 ﾍ:::::::|:/|::::::::| ゞ‐┘ ﾍ/. 辷.ﾘ |:::::::| .}:::::::::::::::::::::ﾉ
ヽ__) ＼ ,.ｲ￣￣￣ ＼ ﾊ|.|::::::::|｀ , /::::::/´￣￣￣｀ ＼
｀ー--―'´ |::::::::|ﾍ ,＿__ ./::::::/ ＼
|::::::::|./＼ `ー┘ ./::::::/ ＼
|::::::::K /ヽ､＿ .. イ:::::::/ ／￣￣
ヽ:::::| ∨/ / /ヽ､ ./::::::/ ／
|ヽ;| / | |/|::::/ /:::／ :ｘ-――――‐‐／
| < .| /::::| /イ / ,
| ヽ l |:::::| |//| / ／ .ノ ､ 、
● ●） l __ｎ＿ ＿＿ ｎ
（人__）.u| ７/ﾆ ´ . n_ .└‐ｔ.ﾉ . /厶__
/^) .ノ └'つ ） ｃ!［ 广'‐┐└'＾ｰ┘
ヽ ⊂ニ〕 . ￣ ￣￣
| /
ゝl |
｀(＿ﾉ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ 真祖の肉片を摘まんで
┗━━━━━━━━━━━───
＿_
／ｌ ,.:＜:::::/,.:--─ｧ
.,ｲ /:::::ｌ／:::::::::::::::::::::::::≦─‐---:.､
（::ﾚ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::弋￣
／::::::::::::::::::|::::::l¨:::::::::::::::::::::::¨l::|:::::::`ヽ
／::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::/ヽ､:::::::::::V:::::::::::::＼
￣7::::::::::::::::::::::|::::::|::::::7￣￣ヾ::::::::|::::',:::::::ﾄ::ﾍ
/::::::::::::::::::::::::|::::::|:::::/ V:::/:::::j:::::::i ﾏﾍ
レ´l::::::::::::::::::|::::::レﾞ ｘ===ﾐ.∨:|:;小:::::| ﾏ|
. |::i!:::::::γﾞ|::::::| ､_|ヽ|. ∨
. l八:::::::ヽ､|::::::|. ｌ
V::::::::::|::::::| ┌==ｧ 〉
i、 i:::::::::::|::::::|.、 廴ソ./ お前も食うか？
{::ゝ､ノ:::::::::::|::::::| ヽ､ ＿_,.イ:::|
{:::::::::::::::::::::::|::::::|──ｧｬ┴ ､:|::::|
..∧:::::::::::＞´ |:::::| /::∧. / |::::ﾑ、
〉;r'´ .|:::::|＼.∧:::::∧/ ∧ヽﾑ㍉
,r' .ヽ/::::/､ ﾏﾑ .∧ .ヽﾑ ヽ
λ .,r'|:::::|. V ＼ﾏﾑ/ .∧ /＼ 〉
( ` / |:::::| V `ﾏﾑ .∧ヽ V
┏━━━━━━━━━━
┃ そう言って笑う
┗━━━━━━━───
.
── 、
／ ノ ヽ＼
｜ ( ー ●)｜
｜ u.（_人_) お、美味しいんですか……？
ヽ _r,ミ /
{ ﾊ ､′
/ / ヽ
. { / |
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::/ .メ:::::::::::ﾍ:} ＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:ナ─'´ ヽ::::::/ﾘ.`─--|::::::|:::::::::::::| いーや
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::| クッソマズいな
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ヽ＝ﾆ三) ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |::::::|::::::|:::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
.
── 、
／ _ノ ＼
｜ にﾆﾆﾆﾆﾆ・） ＿/＼／＼/＼／|＿
｜ u （_人). ＼ ／
､ /::/ ＜ えー！ .....＞
ヽ ./::/ ／ ＼
. / ￣! ￣|／＼/＼/＼/￣
{ |
── 、
／ ノuヽ､ ＼
｜( ・ ） ( ・ )｜
｜ （_人_) u
､ u.|!il|!| / ならネエカ様は、どうしてそんなものを召し上がるんです……？
ヽ |il!|!| ､′
/ ヽ
. ｜ ｜
.
,.イ ,.-ｧ
∧ /::::{ ／:::/ ＿＿
{:::ﾍ /::::::::{/:::::::/,r'"´:::::::::::二ﾆ=-
ﾏ:::ﾍ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≦─-.、
＞´:::::::::::::::::::i::::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:..､
／::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::;､::::::::::::::::::::::ヾ￣
／::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::ムﾏ::::V::::::::::::::ﾍ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::|::::ｸﾞ ｀ﾏ::::V::::::::::ハ}
{::::;イ.::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::レ'.,イﾃrﾄ.ﾏ:::|:::::::::|
レ' .{:::::ﾊ:::::::::::::::::; --.|:::::::|. 〈 辷」 ﾏ|::ト､:{
{::::{ {::::::::::::::::i. |:::::::| ￣|
＼{ .V:::::::::::∧. |:::::::| ､
. V::::::::::::::`-ｲ:::::::| ￣￣ { そりゃあ勿論―――
ト､. }:::::::::::::::::| |:::::::| /
..∧::＼＿,r':::::::::::::::::| |:::::::| ‐ｩ― 一'ﾞ
. ∧::::::::::::::::::::::::::::ノ .|:::::::|.‐- _/
}::::::::::::::::::;.＜ﾍ |:::::::| ∧
. {:::::::::::::／ ∧ |:::::::ﾄ､,ｨﾍλ
. {::::::::／ ∧|:::::::| ﾍ {:::}
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|::｀:ﾅメ、:::::::::ﾘ:;;イ´:|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ:::::::::∨::ﾅ::::::::ヽ:|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::| "￣``::::∨::"￣`` |::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| 食ってみないと、美味いか不味いか分からんからな
!::|:::|｀ﾄ E≡≡7 , '::::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|. 百聞は一見に如かず、そして咀嚼に如かずだ
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ＿＿ ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|. ｿ´￣` 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::| ―――そして何より
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ __,':::::::::':,'::::::::::::', ド､:::|:::::::::/:::::::::::::::::/∨
./::;イ:::::::::::::::::::::::::::::::::{ { ,7:::::::,'::,'::::::::::::::::ヽ {. iｿi;|::::::/:::::::::::::::::/
.レﾞ l::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,','::::::::!::| :::::::::::::::::::＼ ゝ:'ノ:|;イ7::::::／ j/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,',':::::::::,:::! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ﾚ／
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!i.:::::::::i:::! .{ヾヽ ヽ マウンティングってヤツだ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |.|:::::::::|:::i ',∠ ＼ >
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |.|:::::::::|::|! ＼. ＼＼ ／ 誰が上で、誰が下なのか―――
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ !.|:::::::::|::| ＼ ヽ > , '
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ i::|:::::::::! ! `一'ﾞ, ｨi それを分からせてやらないとな
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::!.:::::::ｌ::i_ ／::i::|| ─
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ '.::i:::::::::!:| . i:ｭ ､_ ／:::::::i::|| ──‐
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .|::,:::::::::|::| . ｌ:!i ￣1i:::::::::i::|| ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::／ |::i:::::::::|::| . l !| |:|:::::::::!::| 'ﾞ´|
:::::::::::::::::::::::::／ |:i:::::::::.!::i .| !! .|:|:::::::::!::|! イ
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカは凄絶に笑う
┗━━━━━━━━━━───
.
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｭ::::::::|::::::::::::::::::::::＞:.､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::ｬ──`
:::::::::::::::::::::/ヽ:i::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::/ .ヽ::::::::|::::::::|::::::::::::::::ヽヽ､::V
::::::::::::::/／￣￣ ヽ::::|::::::::|:::::::::::l､::::ﾊ ＼V
::::::::|ﾚﾞ.:.:＿＿＿＿_ヽ|:::.::::|:::::::::::l |:::::::l
ヽ::::l.:.:.´ 弋zソ／|:::::::|ヽ::::::::l |:::::/
.:.:ヽl.:.:.:.:.:＿＿ |:::::::| }:::::/ﾉ／
.l.:.:.:.:.:.:.:.: .|:::::::|ノ:::://ﾞ 上位種気取って貴族じみた生活してたカスどもを叩き落としてやる……
ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.: , ｲ:::::::|::::::l
.:.:.:.:.:.:.:.:.: .／::::|::::::::|::::::l ∧
-─---.: イ::::::::::|::::::::|:::::ﾊ /:::::l
.:.:`.:.:.:.:.:.: , ＜ .l:::::::::::|::::::::|::::::::ヽ､ ／::::::::l
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ x-､`:::ヽ/:::::‘x-､ .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ 人間食って偉いと勘違いしていたクズども―――
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ `-ﾞ.:::::::::::::::::: `-ﾞノ:|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l テメーらも、所詮はただの食料なんだよってな
|:::::::ﾄﾍ、 ､＿＿___, ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ、 ` ‐-‐ﾞ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
―――ネエカのこの宣言は、全ての人外を震え上がらせた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 絶滅の意思表示とも、臣従の強制とも受け止められ―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ﾍ
／ 〉
／ ／.
／ ／ /＼ ／７
／ ∧ / ∧ / /
／ ／ | ∨ /. ＿＿＿ / /
〈 |／ /. ／| ／ ＿＿ ＼ __ / /
ﾍ／| ＿ l! ∧ | |. （__／ ＼ ＼＿＿／ ） / /／⌒i
＼| | | l∨ ∧／ | ＼＿＿＿／ / | ∧
l ￣ | ∨ ／ / ／| ＼_ノ ﾉ
l r‐- | ∨＿／ （＿__／ ＼＿___ノ
!＿| | l
l l , イ ￣￣ヽ ＿ ＿＿＿＿＿
. / / _,,,,,,!:. ', ´ ,, ----‐,ﾞi
＼/ ,＞''", イ .',:::::........ ﾉ ヾ、 〈 i
､ー-,ｲ ,､_ ﾞ ー―"ﾞ ヽ、 ,--ゝ
>' /''､/ / ヽ ,-'/
ﾞﾞ.i!、 ＼ ヽ/ヽ、
!/＼ ,ｲ ヽ
!､./ ﾞ ∧ iヽ, ＿＿ '､ _ゝ
! , '"￣￣ヽ, '" ヽ, ',
! '､ 人＿ ＿ , イ､', i､iﾞ''ゝ
', ￣',￣､__,､___, / //', ,'ヽ !
', .!､ ' ､ ヽ-ゝ ,ゝｲ ヽ /
', ! ヽ､! ﾞ ー ,―''" ﾞ`ヽ ヾ
ヽ! /'､ / ヽ、
/ ! ', ヽ
,イ'''i / ! '､ ゝ
, ｲ;;;;;;/ ,';;;;;',ﾉ ! -,-イ､
,ｲ;;;;;;;;;/ __',;;;;;;;;',＿___ ',ｲ ヽ
/;;;;;;;;;/--'､"￣ ',;;;;;;;;;! ﾞヽ, ', i
!;;;;;／ー‐'''"ﾞヽ､__ ,,',;;;;;;;;;!､ ,ヽ'､ ,.ｲ
￣ ',;;;;;;;!､ゝ-‐'" . ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 強迫観念に駆られて行動する者が続出
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
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┃ ある真祖はネエカに忠誠を誓いに赴き―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
ｆ⌒ヽy′/////////////////////////＼
'__ ／/////////////////////////////ﾊ
x-=≦//////////////////////////////////ﾊ
￣ ７//////////////////////////////////ﾊ
／￣////////////////////////////////////ﾊ
////////////////////////////////////////ﾊ
/////////////////////////////////////////｝
/////////////////////////////////////////ｉ
//////////////////////////////_i|-‐|__/////∥ 我が名はアーカード
//////////////////////////////弋ﾂノ/////〃
////////////////////////////／ .| //////'. 真の王者たるネエカ様の僕となるべく参上仕りました
///////////////////////／ ｲ ////丨'.
///////////////////ヾ ｉ/ ､ , /////,'. '.
////////////////// ヽ ヽ'. ｰ-- ‐ y ∧,.///＼_'.
///////////////三| |三∧ ｀ ￣ ｲ三/｝/三三三
///////////／三三ﾍ ＼| ヾ､ ー_/".｝ナ ｝三三三三
///////∠三三三三|:ﾍ |.0,／｝__λσ|' /三三三三
/////〃三三三三三|:::ﾍ .∨.. Y川i!Y.＼| /'.三三三三
////7三三三三三三|::::::ﾍ ｲ川ﾐﾄ /:::::ｉ三三三三
////{三三三三三三.|:::::::::ﾍ .爪川ﾊ /::::::::|三三三三
三∨三三三三三三∥:::::::::ﾍ 川川ハ_/:::::::::::|三三三三
三三三三三三三三|::::::::::::::::イ川川川ﾊ:::::::::::::|三三三三
三三三三三三三三|:::::::::::::::,ｲ彡川川允:::::::::::::|三三三三
三三三三三三三三|:::::::::::::｝川川川川川儿:::::::|三三三三
三三三三三三三三|:::::::::::::{川川川川川川尤::::|三三三三
.
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
￣フ:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::',::::::::::::ヾ｀､:ﾍ
/,rク:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::/ヽ::::::::::::|:::::::::::ﾄ､', ヽ}
.|/./::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::-/,,._ ヽ::::::::|:::::::::::l .ﾘ
l:::,ｨ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::/ ` ',::::/:::;ｲ::/
|:::| ｌ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ﾚﾞ l:/レﾞ |/
レﾞ l:::::::::::::::::::::::::,.‐|::::::::::::::|. 三三 ヽ
|::::::::::::::::::::::::ll l |:::::::::::::|. ゝ ふん……
|:::::::::::::::::::::::::ﾄ､`|::::::::::::l ´
|:::::::::::::::::::::::::l `|:::::::::::::l (二ﾆ7 たかだか吸血鬼風情がオレ様の配下になろうと？
|::::::::::::::::::::::::::| .|::::::::::::l ＿＿l
l:ヽ ./::::::::::::::::::::::::::ｌ＿_|:::::::::::l___| .|::::::::| 身の程を知らんようだな
l::::ヽ､_／:::::::::::::::::::::::::::ﾉ､ |:::::::::::| ∧ |::::::::|
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ゝ:::::::::::::::::::::/ ヽ |::::::::::| ﾍ=',:::::::',
/::::::::::::::::::::::/／ ￣￣＼ ヽ|::::::::::| ﾍ::ヽ:::::',､
l:::::::::::::::::::::::ﾚ ＼ ',::::::::',＼ ヽ::ヾ､｀` ､
l:::::::::::::::::::::::| .＼',::::::::', ＼｀`ヽ:ヽ ＼
＼
､＿＿＿＿>＼＿ﾉ|
＼ ＞::::::::::::::::::::::::::::::ﾉL_
ヽ‐-‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! い、いえ……
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｨ'ｌヽ::::::::::::::|＿＿
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾉ⊥Ｌ::::::r､::|.:.:.:.:.:.:.|＼ 決してそのような……
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ィTﾌ|::::l ノ::|:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:＼
/／7::::::::::::::::::::::::::::::::/l／| ￣ ﾉ:::::::::::!.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.＼＿. ただ純粋に我が主と確信するに至った次第で……
/ |:::::::::::::::::::::::::::::::/ ｌ::| u. l:::::::::::!.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. |:/ｌ:::::::::::::::::::::::::| /::::::::::|.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/i':::|:::::::::::::::::::::::::ヽ ´￣￣゛ /ｌｲ:::::::〈.:.:.:.:.:|.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:. |
/:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::＼ ＿ ／ .| 〉ﾉｌ|ﾉ＼.:.:.|.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:/
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::|ヽ!ー-､＿／ /､.:.:.:.:.:..:＼ｌ.:.:.:.:.:.:.:＼.:./＼
/::::::/:::::::::::::::::::::::::::/{.:.:.:.＼／＼/ ＼.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:..:.＼.:.:.＼
. /:::／::::::::::::::::::::::::／.:.ゝ.:.:.:.:.＼.:.:.:＼ ＼,-─＜＿__.:.:.:.:.:.:＼.:.:.＼
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:| ……けっ
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::| 目端が利くところだけは買ってやろう
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ ,、 , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l ただし！
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ x-､`:::ヽ/:::::‘x-､ .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ 今後テメーには一切の吸血を禁ずる！
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ `-ﾞ.:::::::::::::::::: `-ﾞノ:|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l 生きた人間は勿論、どんな形であれ吸血を許さねえ
|:::::::ﾄﾍ、 ､＿＿___, ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ、 ` ‐-‐ﾞ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
_,n＿00 __
└l ｎ | に二二l └┘/7
ﾑｲ＿＿ ノ U Ｕ ＜ノ
ﾉ}／:i:i:i:i:i:i:i:i:匕⌒
{V:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≦¨´￣｀
乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＜´￣￣｀ヽ マ、マジスか……
ｲ:i:i:i:i:i:i:i:i:i小ﾊ/ 7:i:i:i:i:i辷ﾆ´
八:i:i:(ﾍ:i:i{u.^ー|ﾊ八:i:≦⌒
V:i:i:i7 ＼ ＿j ﾉ ＼ ｀ヽ
八{从 ＼＿＞ｰ=ﾆﾆﾆ=ｰ
Z三三ﾆﾆ[二]-ｰ=ﾆ二ﾆﾆ7
／二￣￣￣｀ヽ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=く ＿
.／ ｀¨'' 寸ﾆﾆ二二)､＿_,｡r匕≦
/￣￣｀ヽ 寸 寸ﾆ二7二二´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――吸血行為を永遠に禁じられた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ .|::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ 別にいいんだぜ？
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l. 食欲に負け、吸いたくなったら吸っていいぞ
|:::::::ﾄﾍ、 ., ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ￣￣ ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
i |! ＿＿＿
|/{ .!| _ --─::¨¨::::::::::::::::::＞､
i!:::', /} }／ｌx＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞､
|!::::V:://:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ｌ.||:::::://:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞'"´￣｀`＜:::::::::::::::ﾑ ―――その前にオレが貴様を食ってやるがな
ｬ-､／:::::ﾚ|!:::::{ {::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ＿ ＼:::::::::::::}
..,.:-─`::.:::::::::::::{{:::::ヽヽ::::::::::::::::彡へ,-､＿＿r'::::::ヽ──:`:---:ﾞ------─ミ
..￣フ::::::::::::::::::::ヾ､:::::}}::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
. ／::::::::::::::::::::::::::::}}::〃:::::::〃::::::::::::::::::::::::::::::::＞ﾍ::::::r──--------ヽ:::::::::::{
/／/:::::::::::::::::::::::::j,ｨ'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::＞ｘ¨´ ｀⌒´
. /ｨク:::::::::::::::::::〈_ﾉ:::::::::!:::::::::::::ー-==彡:::::::::::::::::::＞x
/ﾞ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
{:::/ｌ::::::::::::::ー--=彡 ﾏ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂 __
. V ヽ::::::|ヾミ |:::! ﾏ::}i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
＼| .|::l .}::}';:::::::::::::::::::r-､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そう宣告され、生き地獄を与えられる事となった
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ また、ある妖怪は一族総出でネエカに立ち向かい―――
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━ ――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
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::::::::::: ﾍ;iﾐ゛'Yﾍ::::::::::::::::::::::゛ ''r;;;;V::::::::::V:;;;;r''"::::::::::::::::::::::/Vi;!v/::::::::::: ≫ ≪
::::::::::::::::::ﾍ;iﾐ゛'Yﾞﾍ::::::::::::::::::::゛ ''r;;;;:V::::V:;;;;r''":::::::::::::::::::::ノﾆV;!::::::::::::::::.. ≪ 我は白面！ ネエカ如き 何するものぞ！！ .....≫
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:::::::::::::::::::::::::::Vﾐ､iﾞ‐r_゛ ''-.,,_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,rr ﾆヽヽ,,/:::::::::::::::::::. ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
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ニニニ―-､ ｀ ー -.:､:.:.| i r'/::::::::/:::::::::::__ --─ ¨|￣7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
｀､ ヽ| | /::::::::::/-─ ¨ /`ヽ .| /::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ￣￣￣
￣ヽ ､ ﾄ､ヽ/::::::::::/ ／ヽ| /:::::::::::::::::::::／::::::::::::::ﾍ
ヽ ヽ ! {:./ /:::::::::/ { (ﾆｼ ||/::::::::::::::::＞´:::::::}＼::::::::}
ヽ !,! ヽ./::::::::/ ヽ /ヽ:::::＞´::::::::::::::/ ＼:::::}
! | ! ヽ::::/ /::::;ィｨ{::::::::::::∧::/ ＼}
ﾘ | ヽ ＿_ ム'ﾞ〈 |:::::／ V
! ! '､ ノ ) ,. ＜;;;ヽ､｀ヽ､ ヽ. レﾞ
.! '､ '､ '´,.イ / ヽ;;;;;;;;;;)_ﾉ r'"
. ! ヽ , }--<´ ヽ i{､ |;;;／ .,ｨ┘
! | ーニ-'´ | ヽ ヽヽ､＿/;/ , ＜ ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
| ー―'ノフ { ヽ __） ,ﾉ --ｧ‐ ¨ヽヽー_ｿ, ＜. ＞ ＜
ィ:' ￣￣￣／ ヽr--一'"V /iヽ ヽｨ＜ ＞ いい度胸だ、カスどもが！＜
／ | ∠i / l ヽ ＞ ＜
／ | ／::::::ヽ' l ヽ ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
／ レﾞ{::::::::::::::} l ヽ
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､ ＼,人_人,_／
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x. ） ﾋﾞｷｨ.（
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ ／⌒Y⌒Yﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ 。 `:::ヽ/:::::‘ 。 .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ 楽に死ねると思うなよ
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ .:::::::::::::::::: ノ:|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l 永劫の苦痛を魂に刻んでやる
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 死ぬ事すら許されず、地獄の苦痛を延々と与えられる憂き目に遭った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ あらゆる人外を従え、この星全てが我が捕食対象と宣言した絶対の女王―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
... .... /´〉,､
.:.::.:: ,.､_ ::.:..:.... l､￣￣了〈_ノ<_/
..:.:.: l::::､<､ ::.::.:::.::..:..:. 二ｺ ,|
...:.::.:. ,-､ し'´´ r‐､_ ... .:.::.: /＿＿」 |￣|rﾍ
￣｀ヽ===三ミミ : .:.::.. ゞ::::::} _,-､ 〈:::ヾ= .::::.:. ,､ィ``ヽ.. '´. （＾ｰヵ L__」L/
｀`＞＿_｀`ゝ､_ ::... 丶.' ≡､:ﾘ ｀´ ..:..:::: / ...:::::::::/__ r三'_
＼ /´ ｀`ヽ､､＞ ..:...::. ｨヽ ｀´ Ｙ冫ｨ ...::.:.: / ..:::＞'"´...::l ∧
｀ヽ＼ ゝ.. ＼＼ ..:..:.:.:.:.:.... ゞ::::ﾘ ゝ´｀ .::.:.. ,,､"￣｀｀`ヽ.:::::::/ r--､ （/
─ヽ .ﾍ＼::::.... lヽ｀`ヽ､ ::.:.:...::::....:.:: ｀ ィ"´￣｀`ヽ.:. ／ ...:::::::::::/:::::::/.. _,,,ﾆｺ〈 〈〉
＼ﾍ ｀ヽ::::::::::.............ノ丿｀ヽ--''""`ヽ､､::... ／ ....:.:::::::::...l / ..:::::::::::::::/::::::::/. （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
＼＼ ｀`ヽ::::::::〈// 〃 ──､＿＿｀ヽ､＿./ ....:::::::::::::::::// ...:::::::::::::::/:::::::::/ /二~|/_/∠／
ﾍ＞''´´ﾍ::::::::::::::::.. `─ヽ─､二>/ ..::::::::::::::::::/（ ...:::::::::::::::::/:::::::::/ /￣ 」
＞''"´／ .／ /｀ヽ::::::::......:.::.:::. '´/ ／／ ｲ.::::::::::::::::::::::/ヽヽ.:::::::::::::::::/:::::::::/ ~~￣
／ ＞´/ （ // '／/ﾍ:::::::::::::::..:.r f/....///:::::::ﾍﾍ::::::::::::::::::/..::ゝ::::::::::::::::::/:::::,ィ'´. ／^ヽ､ ／〉
/ / / /ﾍﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ':::::::::::::ゝｨ:::::::::::::/::::::::::::::::::::::／ ￣. ャｰ-､フ /´く／／>
/ ./ /::l:::::::::ヽ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::r-ィ"￣ `ｰ-､__,| `"
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカを知る者は、その食欲が自身に向かわぬよう祈るだけであった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: ::::::::::: ::::｜. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::
∧＿∧ . . . .: ::::::::: ::::｜ . . . : : : : ∧＿∧:::::: :::::::::: ::::★:
/彡ミ゛ヽ;）ー､ . ::::::::::::｜ （;;;:::::: ） . . .: : : ::: : :: :::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :::::::｜ /⌒:::::⌒＼:. . .: : : :::::: ::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::ｌ: : : : ::::｜ /;;;;;::::::::::::: ＼. .:: :.: ::: . ::::::::::
￣￣（_,ノ ￣￣￣ヽ､_ノ :::::: ｜ |;;;;:::::::::::: ﾉ＼ .＼::. :. .:: : :: :::
.┌───┴───┐
.│ │
────────┤ 終 了 ├────────────
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │ │:::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: └───┬───┘:::∧＿∧ . . . .: : : ::: : :: ::::::: ::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::: ::: :::::::::::｜ :::（,-‐､＿,‐-､ . . . .: : : ::: : :: ::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::: :::::: :::::｜ :::/ , :::::::::::: ＼ . . . .: : : ::: : :: :::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :::::::::::: ::::::｜ :::/::::/ヽ /￣￣￣￣￣￣￣￣/::
::::::::::::::::::::::∧＿∧::: ::::: :: :::::::::::｜ :::（＿二 / ペンキ塗りたて /::::
:::::::::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ:::::::::::::::::: :| :::l⌒/＿＿＿＿＿＿＿＿/:::::::
::::::::::::/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; |::::::::::: :::: :.| ::::::||￣i￣|| | ::| ::|| ::::::||:::::::::
:::::::::::|;;;;;;;;;:: ﾉヽ__ノ: :::::: :: : :::::| ::::::||:::_,| :::|| | ::| ::::|| ::::::||:::::::::
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＿＿_ / 〃|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
| 石 ｢￣￣, ＝=ｰ- ､ _ / 〃/|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
＿＿_ _ _l| 丸 | / | r=ー' ､ l| / 〃//|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
＿|r===l | | | 電 | { l| l｣冂｜| ｜ / 〃///|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜||｣_冖｜ | | 気 | ＼｀ ｰ-_'ノ' |l ＿＿＿＿＿_| 。ｌ ////|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜|r=v┐| | | ① |ー--- ニ二 ＿＿||l /|」｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣l| 。| ////|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜|Ｌ!]_ﾘ｜ | ｢￣￣l| 匚|匚||<Ｉ|匚|匚||| //|幵幵|ｴl｢幵幵| 。| ////|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜|r==、 | | | | 匚|匚||l{ |匚|匚|||l ｌ//|幵幵|ｴl| ／ | | | ////|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜||_Ｌ!｣l | | | | 匚|匚|lﾃl|匚|匚|ｌ|l ┌─────────────────┐|[][][][][][][]| |
｜|r ､rｧ｜ | | | 匚|匚||ﾚl|匚|匚|ｌ||l. │そして時は流れ―――現代に至る ...│|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜|<へ>｜ | |--─ 「¨ 匚|匚||ﾋﾞ|匚|匚|冂.. └─────────────────┘|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
｜|＿＿｜_|_| | 匚|匚|| ･|匚|匚||；| |//|幵幵ｆ／|lX{ | | |_／／|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
冂l [l[l[l[l匚_ | | 匚|匚| ﾑ|匚|匚||：|_ |, /|幵幵|[ﾚl| ／f´]｡ ｒ'´＼ l|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |匚 ＿|l| | 匚|匚|l l |匚|匚||・|l| |/ '|幵幵ｆ／|fｒ'l_| | | ´＼】|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |ｌ | 匚_ | | 匚|匚|ｌﾋﾞ|匚|匚||：|l| |／|幵幵|ｴｒ'／, |´]｡ ｒ'´＼ l|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |匚 ＿|l| | 匚|匚|l l |匚|匚||；|l| rｧ=ｦｦ|／|幵幵|／|レ{ | | | ´＼】|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |ｌ | 匚_ | | 匚|匚|ｌ ･|匚|匚||；|l| |l_|=／|／|幵幵|／|l０| |´]｡ ｒ'´＼ l|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |匚 ＿|l| | 匚|匚|ｌＤ|匚|匚||・|l| 、 |l_| | ｌ|／|幵l|L|ｒ'｢||'ｮ| | | | ´＼】|ＬＬＬＬＬＬＬ| |
|l |ｌ | 匚_ | | 匚|匚| Ｖ|匚|匚||；|l| l| ＿|l | | fｱfEEEｌ }|ｒ'|i||'z| |´]｡ ｒ'´_ ＿＿ ＬＬＬＬ| |
|l |匚 ＿|l| | 匚|匚|ｌＤl l|／＾ﾟ ：|l| l|┐ ┌/「￣￣￣|ｘ'|EEE| ||ｒ'|l||'･| | | | _| || 万 ||_ ＬＬＬＬ| |
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|l |匚 ＿|l| | 匚|匚|匚|∥|匚| l| 二／＾ﾟ 二二二二二二二|'ｭ[ ｭ ｭ| ||ｒ ﾟ＾＼､ 'r┤ｌ| || 世 ||_ ＬＬＬＬ| |
|l_l＿|＿_匚_ | | ＿_∥_ _ | l|┴∥┴┴┴┴┴┴┴┴‐ｒ'´｢￣ﾐ￣|ｒ'ｌ｣|l || ｌ| l| _| |l ||_ ＬＬＬＬ| |
＿＿＿_ｒ'´_|l| | }三{ _ l｢ヽ_ ∥＿_ヽ _| ｌ｣∥tr｢ |l ｨｼﾄr「,ｲﾄl| …|｢ |ｔ：| ,幺､ | -┐ l|| ｌ|_l| _| || 橋 ||__ＳＥGA_|
三 | ｢三 ∥ |}三三{ r‐ ∥‐┐ l| |｢∥r|rrｨｲﾐｿ、ﾐミ彡｡．｣|_l|__l|ﾆ'ｲiト､|二ﾑ'´ || 二|_ ￣｢ ｢´二GiG０二
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ｼﾞﾀﾊﾞﾀ ,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
＿＿ ( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／ ＿＿ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
／ __ ∠::::::::::f::f:::::::::::::::::::｀l::l:::::::::丶 おーなーかー減ったー
,.､ < ＼ /::::::::::|::|:ﾉ__メ::ﾒ､ヽ|::|:::::::ハl
／ ＼ / / .人λ:::(|::|（ ＞） .(＜::ﾉﾚ´ おーなーかー減ったー
`-ヘ. ＼ / /〈＼ . ﾄ､ノ::::::|::| ,, r-‐ｧ ﾘ:|
＼ ＼/ / 〈 : :`┬─‐ヽ:::::::::::|::|､＿'ー'ノく|::|＿
＼ ￣￣〈 : : : | ￣(川(￣￣)-(￣￣)川)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣¨ ￣￣￣
.
┌───────────────────┐
│400年前に大暴れした面影はどこへやら │
└───────────────────┘
, ＿ 「「「「i
＿＿≧::::＼トfつ ﾉ
≦:::::::::::::::::::::::｀::::| | やらない夫ー
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |ヽ
, ' ::::::l::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::| |::::＼ ヽ ヽ なんとかしろー
ヽﾙ::::|::|:ﾉ_ﾒ::メ､_ヽ::|::|:{三ﾆ.}ト､| ＼ ＼
ﾚ:|:（＞） （＜ ）|::|)| |ﾘ
| |i ﾔｺ ,, |::|::| ||
|::|:ゝ. |::|:| |:しi
r--「ヽ＿＿rrrｭ─--|::|--｀iｽ::7ヾﾌ|::| .ヽ::ﾍ
{三}┘ |川.} .|::| /| .|::| |::|ヽ ヾ ヽ::)
￣￣￣└-ﾞ￣￣ﾚﾞ¨ソ | .|::| ﾚﾞ / ) r'ﾞ⌒ヽ ., - ､ ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
{ | |::|彡 ヽ/ ノ |ﾍ ヽ ／ ヽ
││ ', .ヽ|::|彡 ヾ´ | ', ヾ ､ ヽ ヽ ヽ
ヽ ヽ `ー|::|＜ ｀＜,ｲ .＼ ヽ /ソ¨ﾍ ヽ | |
|::| ｀＜／: 〈 iヽ ソ ノ ヽ .／¨ﾍ / /
∨ '; : : 〈 .ﾄ､ ヽ／ ／ヽ .ソ ﾉ
ヽ: : :〈＿_,ムj＿ゝ､__／ ヽ／ ／
`ー ゝ───'" ヽ､_／
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
/7つ::::::::::::::::::::::::::::::::と''ﾔ､ 美味しいもの持って来いー
., ':{ { {::l::l´:::::::::::::::::::::｀l｀l::} } }
ﾍ:::{ .|::|::|ﾉ___メメ､__ﾍ|::|::| } 早くしろー
| |(|::|（○） （○）|::|)| l
/ ./::|::| u r--v, .|::|::ヽ ヽ
. / ./:::::|::|ゝ {_____} ﾉ|::|:::::ヽ. ヽ
{三ﾐ}::::::|::|::＞ｧrｭｬ＜::|::|::::::::{三ﾐ}
. ', ￣ﾞリ /| {::} |ﾍ .リ￣￣ ﾉ
`─┬( 〈.│ {::} │ 〉 )┬─'ﾞ
. {::::i .ﾍ| {::} | / i::::}
┌───────────────────┐
│最近のネエカ様は常にこんな調子である ....│
└───────────────────┘
.
＿＿__
,ｲ ､
| i
| :. |ー----- ． はい、ネエカ様―――
／///!ヽ,.__ｊヽ､__,.ｊ ;ﾄ ////////x＞ ､
／/////.! ｰ‐ヽ' ー | |i:､///////////.＼ 何をお作りいたしましょうか？
／///////ﾉ(_＿ 入 __ )ﾞ |j::.∨///////////∧
////////// j| '､ ´ ｀／;__j/＼ﾞ////////////,∧
|//∧V///´｀ﾄ､__ ￣ _ノ,//////////V//////∧
|///∧V////,＼ ￣l￣////////////V////////}
|////∧//////,｀､／二ﾌｰr ´ﾉ///////}////////j
j/////从/////// ／j///////∧///////.j
|//////｀i∨//// ／////////,人//////.(
|///|///,1､_,､_,< ／j//////, ﾍ//く ゝ＜zx/∧
'V//|////ヾ///∧ ,.イ i////////////,V///////i
. './／//j///////,ﾇ | |/////////////.!///////i
i//////////／//j､j＿ｊ/////////////.l/////;／
｀ヽ_ノ＿,．イ:////,;;|＿_X////////////.:l´￣
///／/ﾑV|ji//＼///////////j
/,;／////ﾑ;|j////＞x＿__/////.i
/ｲ////////∨//////////＼__/j
////////∧////////////////ﾍi
//////////∧///////////////,|
'///////////:＼//////////////|
|/////////////i//////////////|
|/////////////|//////////////|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は完璧な仕草で主に頭を下げる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
, ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::::＼
ヽﾙ:::::|:::|:/_ﾒ､メ､_ヽ:|::|:::::::::ト､| 今、何があったっけ？
ヽ:|:::（●） （●）|::|)::::::ﾘ
|:::|i ＿ u. |::|::::::| 何が作れる？
ﾄ､_.|:::|:ゝ､ _ノ|::|::::::しi
{::::::|:::|:::::::エ二」::::|::|::::::::::}
ヽ:::,り─∧ハ::ﾊヾリ─-.<
＿＿＿/ y/ ﾍ ﾏﾑ Yﾍ｀ヽ }
. (__r 、 _ `ヽ.{〈 .} .}::} .} .〉 }.}
. } }/ ) _}_ゝ〉 } }::} .} 〈.,イ }
ゝ/ ./ __ Vヽ } }::} } / |三}
. ゝ ソ ,Y i | ヽ}__∨___ﾚ' | |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●） ） はっ……
. | （__ﾉ､_）
| ｀ ⌒ﾉ 冷蔵庫には九尾の狐と八岐大蛇
. | }
. ヽ } 冷凍庫には翼竜と海神の肉が御座います
ヽ ノ
/::::::.､ﾍ<::7
|::::::::::...ゝ::i|
|:::::::::::.:::::｀.|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠::::::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::::|::|ﾉ __メ:::ﾒﾍ';|::|::ﾙﾘﾉ
人λ::::::(|::|（ ─） (─:ﾙﾞ
. .|::::::::|::|.u,, ＿ ﾘ::| ……あんまり食欲そそられねえなあ
|::::::::|::| r'.二ヽ
.、ノ::::::::|::|＿___ｉ＾Yﾞ r─ ゝ､
ヽ:::, ─|/|ハ::ﾊヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
/:i .y / | .l::l Y＼｀7ｰ┘!
／￣￣＼
／ ノ ヽ､＼
. | （●）（●）|
. | （＿人_）│
| ｀ ⌒´ | ノーライフキングの骨から煮だしたスープも作れますが……
| |
. ヽ /
ヽ /
,7:./h::ﾌ<
|::::.ヽi:::.ｿ|
|:::::::::.｀´.:|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉﾅ弋:::/弋|::|::::ハl
人λ::::(| |（ ー） .(ー::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ:| ……それもイマイチだなあ
.|:::::::|::|、 ￣ノく|::|
、丿::::::|::| ﾍ い::::|::|
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） それでは何か捕獲してまいりましょうか？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } お時間さえいただければ―――
. ヽ }
ヽ ノ_＿_ｍm
/:::.ﾍﾔ::ﾌ<:::::::::::liつﾉ
|:::::::.ヽi:::.ｿ|￣￣￣
|::::::::::::.｀´.:|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::´::::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉ _メ:::ﾒ､ﾍ|::|:::::::ハl
.人λ:::::(|::|（ ー） .(ー::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ＿ ﾘ::| いや、それもメンドくせーわ
.|:::::::|::|、 ノく|::|
、ノ:::::::|::| ﾍ い::::|::|
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠::::::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::::|::|ﾉﾅ弋:::/弋|::|::ﾙﾘﾉ
人λ::::::(|::|（ ●） (●:ﾙﾞ
|::::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ::| /) マックでいいや、マックで
|::::::::|::| ￣.ノ<|::| 「ﾚ/
.、ノ::::::::|::|＿___い:::::::|::| 〈 ）
ヽ:::, ─|/|ハ::ﾊヾ--.リ、 ./ ./
/:i .y / | .l::l Yﾍ ｀ヽY /
.
＿_＿_ ミ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
/ ノ (●)＼ ・
| (.／) ⌒）ヽ
＼ （__ノ,.<))／;､ マクドナルドで……御座いますか
＼ / ／ '‐､>
｀＼＿_ｌ ´ヽ〉
,ﾉヽ､ﾉ __人〉
, ／'"|::::_/ヽ. /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
rヽヽﾙ:::::::|::|ﾉナヽノﾅ弋:|::|:::::::ト､| おう
i ! ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ
r;r‐r/ |. .|::::|::| r--ｭ |::|::::| えびフィレオバーガー買って来い
〈_L (｀ヽ .} |::::|::|ゝ ￣ ﾉ|::|::::|
l｀ （ ｀`/ .ヽノ::::|::|:::::｀i_____i´::::|::|::::しi セットでな
ヽ l .）::, -リ-/|ﾊ::::::ﾊへリ--ｫ（
|,. l .{:::| .y / .| .|:::ﾍ,ﾍ ＼.v }:::}
.
／￣￣＼
／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼
／ ／' （ ―）（― ） |
./ /／〉 （__人__） │ ネエカ様がお望みとあらば……
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY |. 承知いたしました
./ ﾊ ! /
./ / ' ヽ /
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
ヽﾙ:::::::|::|ﾉナヽノﾅ弋:|::|:::::::ト､|
ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ
.|::::|::| _ ____ |::|::::|
.|::::|::ﾚﾞ } ﾉ|::|::::| いや、ちょっと待て……
ヽノ::／､ 〈｀i_____i´::::|::|::::し
ヽ:,ﾊ ヽ Y｀ー.､:ﾊへリ--ｫ
/::{ ヽ_ゾﾉ-‐ﾞヽﾍ ＼ヾ }
.{:::{｀¨´─'| ヾヽﾍ 》 Υ
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
ヽﾙ:::::::|::|ﾉ⌒ヽノ⌒ﾍ|::|:::::::ト､| オレも一緒に行くわ
ﾚ:::(|::|（⌒） （⌒）|::|):::ﾘ
.|::::|::| 、 , |::|::::|. 二人で外で食べよう
.|::::|::|ゝ ￣ ﾉ|::|::::|
ヽノ::::|::|::＞ｧrｭｬ＜::|::|::::し
.冫:::ｨリ ./| {::} |ﾍ .リ､:::(´
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） は……
. | （__人__）. ｒｍ､
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 || では参りましょう
. | }.,! ノ'
. ヽ }ﾓニｶ
ヽ ノｿ.:.::.:/
/:::::.､ﾍﾔ／.:...／
|:::::::::..｀´.:.:.:／
|:::::::::::.:::::.i´
┌────────────────────┐
│というわけで主と二人、お出かけと相成った │
└────────────────────┘
.
; ;: ;:; ;:; ;:; ;';'＼ ＼ |＿|!|三三三三||__,|!＿> :|| :| |ﾍﾍﾍ,....| ∠三三三三＞-
:;: ;:; ;:; ;:; ;:;''- ＼ ＼ |_,,､-r‐┬┬ｪｪｪｪ））_｀ヽ､＿ :|| r─:! !:;:; ;: ;ﾐx|,..,,.,,K>|ﾇ}ﾇ} .||
;: :;: ;: ;:; ;:;';';,､ ＼/ | | |I|I|ｪｪ又|__|/＿__//|__,.,.,_,.,_ ＿_ .:||,､-'";: :; | |;:;: ;:;＿＿＿K>|ノノ .!||
; ;: ;: ;:; ;:;;';'`|三| _| | |＿|I|I|ヌ| |///| |＼//＿|;:; ;:; ;:ﾐ､ _,､-ｧ三ﾆ＼ ||;:; ;:; ;:; ;:;| |;; ;:;:|＼＿＿ｋｲ＿＿__||_
;:; ;: :; ;:;::;';';':|三|＿__|＿ | |三三]／｀ヽ､::| |[ニ] |[|;: ;:; ;: ;: ;ﾐx／三三三＼_ _:||T:; ;: ;: ;:;| |: ﾄ=| |!┼┼┼┼┼┼
; ;: ;: ;: ;: ;;';' | :|┴､.､＿_／￣｀ヽ､/|/;,.,_,.,_,.|]|; ; ;:; ;: ;:; ;:;ﾐ￣|￣￣￣|rｧ ||ﾒ;::.:.:.:.:N| |: | ＼__|!┼┼┼┼┼┼
;: ;: ;: ;: ;:;';',､|::|￣￣￣|::| ..:| |_／|_＿_「￣|| |; ;: ;:;: ;:;:､ﾐ;:; ;:; ;: ;; ;:; ;ﾐ !|─r─r:|/|__ﾐ;:; ;:; ／::| |: | |土土土土土 r-イ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣） | | I||／|＿ ||;:';:; ;: ;､-─''''"ﾐ;:;'"||;:;:;'__,|─r─r:|///ﾐ; ;: |NN | |: | |三土土土三{{ﾖ!三
￣￣￣￣￣二二ニニ{ :.| | I|| |／|＿／|;:| r‐| |;:| :||／|ｴｴｴｲ─r|//K;:; ;: |NN .:r'''| |三三三三三=|!「l「
￣￣￣￣￣ ＿＿__）＿| | I|| :|／|＿;:|＿,,|,,,|､--─''"~￣￣￣￣￣￣｀ヽ､|NN [==| |三三三三三ヾ==r=
＿,､--r '''"~「￣| |:: |三三尽|三ﾆ||---──''''"~~ ｀ヽ､ヾ;:;| |三三三三三
;: ;:;| |;: ;: :;;:| :| |:: |三ヌ又;|──) ｀ ヽ ､,.:|三三三三三
;:; ;:| |;:;: ;､-'"￣￣￣￣／---／ , ＿ ｀ ヽ ､
; ;:;:|,､-''" ﾟ , ／---／ ＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､
-'" 。 っ ,､-'"---／ ≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
。 ; ',､-'"──-／ ,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼.. | ふんふんふーん ...|
ヽﾙ:::::::|::||ﾉ⌒ヽノ⌒ﾍ::|:::::::ト､|. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ
.|::::|::| .|::|￣ミ￣￣￣}
.|::::|::|ゝヾ三三ｦﾉ|::|ｬ彡─‐Lｭ_」
、ノ,.-|::|-､≧--≦::::|::|ヽ
.ヽ::/ リ /|レﾍ::ﾊﾉﾄリ }
/ム__./ / .| |::| } ﾍ.ノ
ξ-─----'ﾞ⌒ﾐ__, ＜
{:(＿＿＿＿＿,ﾐ__ イ＼
{:/ : :ム＿_/--─ ＜: :ﾍ
.i{: :／: :/: :|:, -- ､ﾍ: :＼}
ﾉﾍ:_:_:_ﾑ_:_|{ }:_ﾍ:_:/
', .`r--イ
', 乂_ノ
', ',
', ',
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 鼻歌交じりに跳ねるネエカ
┗━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は主の邪魔にならぬよう、三歩遅れて歩く
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
|| ／ ／ || || ||
／ || ／ ／ || || ||
／ ／|| ／ ／ || || ||
／ ／ || ／ || || ||
／ || ／ .|| || ||
|| ／ ,l| || ||
|| ／ . || || ||
|| ／ .／ l| || ||
＿＿＿|| , -―- ､ ... || || [i] ||
(⌒ ;;) ￣￣￣￣￣￣￣ . / ＼ ￣ (⌒ )￣￣|| ||
（ ;; ⌒;;)￣￣￣￣￣￣￣ / ＼_ |.(⌒; ;; ;)￣|| ||
, .,.;;;;（ ,.,;;;;,) ￣￣￣￣￣ (●) （●） |.....,;; .,. ,; ;;;)___|| ||
三三三三三i／￣￣￣￣￣ (_人__) / . 三三三i／
l｀⌒´ /
| ヽ
__!､＿___／:::::::＼
／､ ヽ Vヽ/::ヽ:::::::ヽ
ﾊ ヽ Y｀l ﾊ |::<:.! >´ﾞヽ
{ ヽ_ゾﾉ .リ |:/::|| ﾚi i i}_
｀¨´ ヽ.□ﾆ|:::::|,.
>:::::::::/::::
/:::::::/ヽ:::::ﾍ
_,/:::::::/ ご_ノ
（ ヽ::::/
＼__ノ
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
ヽﾙ:::::::|::|ﾉ⌒ヽノ⌒ﾍ|::|:::::::ト､|
ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ
.|::::|::| 、 , |::|::::| 平和だなあ
.|::::|::|ゝ ￣ ﾉ|::|::::|
ヽノ::::|::|::＞ｧrｭｬ＜::|::|::::し
.冫:::ｨリ ./| {::} |ﾍ .リ､:::(´
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●） ）
. | （__ﾉ､_）
| ｀ ⌒ﾉ 平和ですねえ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/::::::.､ﾍ<::7
|::::::::::...ゝ::i|
|:::::::::::.:::::｀.|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::´::::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::f::f:::::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::|::|:ﾉ__人:::人ヾ:|::|::::ハl これもそれもオレのおかげだよなぁ
人λ(|::|（ ●） (●)|::|
. |:::|::| ､_,: .ﾘ|::| な―――！
.|:::|::|、 .ノく|::|
.iヽ_ノ:::|::|' ﾍ_＿_い;;;;;;|::|ノi
⊂⌒ヽ::::::厂リ/{lハ::ﾊ1}'､ .|ﾉヽﾉ /⌒つ
＼ ｖ y.< { {::} } >ヽ ｖ /
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
.| （ ●）（＜） |
| （__人__） │ その通りです
.| ｀⌒ ´ |
| |. ネエカ様
ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、
/Λ 〉.:〈 7//＼
////V::::::V/////＼
./////∧::://///////}
/////// ∨/////////{
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
, ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::::＼
ヽﾙ:::::|:::|::乂ヽﾉ／ヽ|::|:::::::::ト､|
ヽ:|:::（●） （●）|::|)::::::ﾘ だよなあ
|:::|i ､＿, |::|::::::|
ﾄ､_.|:::|:ゝ､ _ノ|::|::::::しi オレがいるから、人外どもも引きこもってやがるんだよなあ
{::::::|:::|:::::::エ二」::::|::|::::::::::}
ヽ:::,り─∧ハ::ﾊヾリ─-.<
/:i .y / ﾍ ﾏﾑ Yﾍ｀ヽ ヽ
／￣￣＼
／_ノ ｀⌒ ＼
_ | （● ) （⌒ ） .|
| ! | （__人___） |
｜ ! | ｀ ⌒ ´ .| まったくでございます
| ! ,.-, | |
_,ﾉ ┴、/ ,/ ヽ r
r `二ヽ ） i ヽ _ ､___, ﾄ
| ー、〉 / _,,,,ﾉr ` ／i＼,,,,_
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| ＼`'／ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ） ﾉ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| ／＼ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ﾉﾆ-､ ,/::;;|:::;;;;;;;;;＞::;;|／(::::ﾉ ＼/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ､〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は同意する
┗━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかもこれは、決して大袈裟な話ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
:||:: ＼おい、隠れても無駄だ ｺﾞﾙｧ！ ドッカン ゴガギーン
:|| :: ￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨￣￣_ｍ ドッカン ☆
:||:: ＿＿＿ ＝＝＝＝＝＝） ）)＿＿＿＿＿ ／. ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
:|| | | |￣.ﾐ∧_∧ | | ────┐||:: ∧＿∧ ＜ おらっ！出てこい妖怪ども
:|| |＿＿＿| |＿..（ ） | | .＿＿＿ │||:: （・Д・ ） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
:|| |＿＿＿| |＿「 ⌒￣ ,|.. |. .|.｜||:: / 「 ＼ ::.
:|| |＿＿＿| |＿| ,/ ￣ . ￣￣￣ │||:: | | /＼＼
:||: ￣￣￣ ￣| .| :||│ ;, │||; へ//| ｜ |. |
:||:: :; ; ,, :| :.| ||│ (＼／,.へ ＼| | ::（ .）
:||:: :; 冫、. . | .i .|:||◎ニニニニ＼／ ＼ | ￣
:||.:,,''; ` .. . :: . | ∧. |:||│::::/ │||::.:. .Y ./ ..:: ;;
:||:;;;: ;;.. ::::: 冫、 : .:: .| | | |.||│ 冫、 ;;;,,│||:;;;. | .| ........
:||:;;;: ..... .. ` / / / /::||│ ` .,;;;,,.│||:;;;. | .| ...:L
:||;::: # ..: ./ / ./ ./ ||│|三三三|. │||;;:..:: | .| . #.. :: ;;
:||;::: #. ..: :::::: (＿） .（＿）.ﾐ||│ │||;;;ｋ､,,,|,（＿）.. ,,, :::
￣￣￣￣￣:￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
:::;三三;;;;;三三:::;;;;;;; :::::;;;;;::;;;;;;;;;;::::;; :::::;;;;;:::::;;;;;;;;;;::::;; :::::;;;;;:::;;;;;;;;;;::::;;;;;:::::::;;;;;;三
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 妖怪や吸血鬼といった人類の上位種が鳴りを潜めているのは、間違いなくネエカを恐れているからだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 別にネエカが人類の守護者を標榜しているわけではないが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,.イ
i､ ／:::/,,.. -―- ..,,＿
ﾄ､{:::V::::::__::::::::::::::::::::＜´
＞:::::::／::::::::::::::::::::::::::::::＞､
/::::::::::/:::/´:::,::::::::::::::::::::::::::､:::＼
jｲ::::::::i:::::'::::X:::ィ::::/::::::::::::',::ヽ::::::＼ /￣/
＿/ ⌒ヽ .ﾉ::::::::|::::|/ｨfミ､j:/::::::::/::::::}:/::i￣｀ /7 / / /7/7
_i´ , ＼_z≦￣ﾐ､::{_|:::::! 泛ｿ.V:::::／イ::::ﾘ /∠〃/ ￣/
／ ', ', ヽ￣ヾ ﾏ:::!::::{,, ,, j／ｫｧj／{ /_/￣ / /￣
ノ i. ', } ', ﾏ ',::{:::::! / ヽ._ ｀¨/:::::::| ＿ /＿/
{ ', ', ',､＿ﾉ′ .i } }::!::::|ヽ. __Ｖ ｲ:{::::::::|､ __/ _ヽ ./￣/ /7/7
', ', ', ノ .／ ﾉ i !::|::::!ヽ {￣´ へ::::::::|:::ヽ..＿ { V´ __. ', /7ｸｸ / /
', ', アＹ´ ヽ .イ ,: ﾉﾉ:::::j__ﾊ _＼__∠｀￣｀''＜:::::ﾊｰ^y' ,.- } ./ / / ￣￣/
ー―＜＿＞z≦ ｲ,／::::／ ヽ ｀ヽ ｀ヽ ＼:::ヽ ヾｰ ,′. / ￣￣/ /￣￣
ﾄ､ ､＿＿ ,,..イ:::::::::::＞..＿ ..ｚ≦.:´:::::／ ヽ ＼. ', ＼ }ヽ{乂_____{ ./ /￣￣ ＿/
}:::::ヽ..＿ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::／::// `ﾞ'' ＜ ',. i ∨ V,////､__... /_/
､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{/j:ハ:::{ ,: . ＼_} } } }///{:::::::::≧=-- ´
＼:::::::::::::::,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ｀_.{: : : . . . . . }. . . .: : :} ′ / ,: ７く:::::::::＜__
｀￣ ｱ:::::／::::::::::::::／:::::::::::::::j／::::ﾊ: : : : : : : :i: : : : : :ﾉ..人 ／: : : :ィ /ヽ ｀￣￣
/:::::/::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::／::::::ヽ: : : : : :.ｊ: : : ィﾍ´ ／/ -=≦ /::::::::＼
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i:::::::::／ /:::::::::::::::／ /:::::::::／:::／ | ﾊ::::::::::::::::|ヽ:::::::::::::::,
j/ﾚ'' ,:::::}`''＜′/::::::／::r≦z ! ′ ＼:::::::::| ＼::::::::i
i::::ﾊ ｀ ー- =彡／ ≧z.. i! ノ､::::::! ',:::::{
j/ } ￣￣ ´ .ｲ }≧z..＿＿＿.ハ__ ..イ ＼{ }::::′
| ／ .／ | / | { { { ｀￣￣ }/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 目立った動きを見せれば即座に捕食に来る怪物がいると知って、活動できる人外など何処にも居はしない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 結果、「妖怪も吸血鬼も空想の産物」とすら人間は考えている
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
i _ｲ く i､ ,< _L / / V ﾚ / / / 三ミﾐ､
ト┴-､ ト＞ -K巛 i ./ ,r､く,イ 三ミ ﾐ､
ト--､_三三彳イｨ ｒ,lllr─テ l ト, ミﾐ､m､三ﾐﾐi 吸血鬼とか
i三三彳彡イｲ彳ノ| ﾉ くﾉﾘ ﾉ r ^川三ミミﾐi 妖怪とか
!ミﾆr－､彡ミ／ ｼ lﾌﾃﾗ / i三三ミﾐi さかんにいってますが
iミﾆ| ft､ i彳f-=ｧ=ﾃ－､ くr＜r' . 川ﾐ三=ﾐ!
|ﾐﾆ.| k ( ヽ;;i ｀ﾞｰ´イ '（ t .,! .!彡三ミ/
|ﾃﾆ,,ヽミて ,レ--〉,! ﾒﾐ三彡/ この世界に「怪物」なんて
川||||||｀r､ィ ｀￣´ ,! ﾉ三仁ｼ いませんよ…
リ川川 V::::ﾍ , -一＝ ,! rt^´ミﾐｼ
r'くシﾘ|k.i ( )､::::ヽ､ T ,! ヽ,三ミr' ファンタジーやメルヘンじゃあ
|: : : : : : : : : : ::¨ー､`ヽ _ ' ,' ﾉｻﾐｼ ないんですから
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この平和をもたらしたのは、紛れもなくネエカであった
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.
| ...:;;|
| ...:;;|
| ...:;;| O O O
| ...:;;|二二i | || || |ヽi二二i | ||
＿＿____,| ...:;;|_＿＿＿_ i￣i || i￣i
| | ... :;;| |
| | ...:;;| |
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＼
＼
二二|￣￣￣￣|二二二二二|￣￣￣￣|二二二|
＿＿
／ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ （､__）（__ﾉ
/ { （___ノ､丿 。o（ しかし……
/ヽ＼ ﾄ.､ /
. ／ : : : .＼＼＞、___,_∧
: : : : : : : : :＼ ∧:::: ﾍ : :＼
. ／ : : : : : : : : : : : :ハ､}:::::{ ｀; : : :`: 、
/: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
, ' ::::::l::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::::＼
ヽﾙ::::|::|:ナヽノ 弋:::|::|:::::::::ト､|
ﾚ:|:（⌒） （⌒ ）|::|)::::::ﾘ . __ｎ_ __ ,勹00. __ｎ_ __ ,勹00
| |i ｡ ,, .|::|::::::| ｱ ｢└′ く..く ｱ ｢└′ く..く
|::|:ゝ｡〜（ ｡,ノ|::|::::::| . 込 -勹 ＼） . 込 -勹 ＼）
|::|::::::i＿＿i::::::|::|:::::::しi ￣ ￣
,､,､ , -リ´/ﾊ:::ハﾍ--リ---<
>ゝヽ|ﾑﾞ / /:/ /.ﾍ ヾ .}`i
ｆ ＼)ヽl / /:/ / .》 .｀, .|::}
ゝ ｀Tヽ.>{ .{:::{ {／ } |::}
|｀¨¨´::l { {:::{ { ノ |::}
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿
| （ ー）（ー） ）.
. | （__人__） . ｏ （ ネエカ様―――世界最強の捕食者がファーストフードを食べているとは
| ｀ ⌒´ﾉ Ｏ ）
. | ∩ ノ ⊃ （ 人外どもめ―――夢にも思うまい
／ヾ.､_ ﾉヾ､＿ノ. ）
(.:::::::＼ ／::::.／ノ:│ ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~
＼:::::..“::::／＿|::::::|
＼::／Φ:::::::::::/
￣ ￣￣
.
┌─────────┐
│二人で囲む食卓 ....│
└─────────┘
,ｬ=─── 、 ﾄ、
, - ----≧::::::::::::＼}::i
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/,ｲ::::::::f::f::::::ハ::::::::::::ハ::｀l:｀l:::::::::::::i
|::::::::|:::|ノ ⌒ﾄ､:::::ﾘ⌒ヽ:|:::|:::::::::ﾄ､|
ヽ|ヽ|:::| （●）∨ （●） |:::|::λﾉ ┌─────────────┐
|:::|i 〟 .〟.|:::|:::|. │ネエカ様との食卓――― ...│
|:::|::ゝ )─( ノ:|:::|:::| └─────────────┘
|:::|:::::::＞＿＿＜::::::|:::|:::|
_|:::|::＞´|/{:::}ヽ|｀＜:|:::|:::し´i
／ {::／__-う__とこヽ￣ヽﾉ ヽ/
,´ { ( l三三三彡'} .{ ﾊ
/ > ヽ/ /::/ .ヽ{ { ﾊ
j ./ / {:::{ | ﾍ ヽ ﾊ
/〃,三/ ./l .{:::{ | ∧ ヽ三ヽl
r＝＝┐ l ./ l__.{:::{ __」´ ﾍ l ）》ﾉ
| .|))＿__／__|＼;;∨＼;;＼ ＼＿_ﾉ_ノ
￣￣￣￣￣＜.ゝ､___ノ＞ x--'/＼＼∨＿..＼;;＼｀ ‐-､ ￣￣￣￣
￣￣￣ {. ‐/_____＼;;ヽー─‐ ￣ }
`ー────────‐─ '
┌─────────────────────────┐
│自分だけに許された特権であり、至福のひと時である .│
└─────────────────────────┘
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
, ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::::＼
ヽﾙ:::::|:::|:/_ﾒ､メ､_ヽ:|::|:::::::::ト､|
ヽ:|:::（●） （●）|::|)::::::ﾘ しかしまあなんだな
|:::|i ＿ u. |::|::::::|
ﾄ､_.|:::|:ゝ､ _ノ|::|::::::しi
{::::::|:::|:::::::エ二」::::|::|::::::::::}
ヽ:::,り─∧ハ::ﾊヾリ─-.<
/:i .y / ﾍ ﾏﾑ Yﾍ｀ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ なんでしょう？
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::´::::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉ _メ:::ﾒ､ﾍ|::|:::::::ハl
.人λ:::::(|::|（ ー） .(ー::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ＿ ﾘ::| マックってのは豚のエサだな
.|:::::::|::|、 ノく|::|
、ノ:::::::|::| ﾍ い::::|::|
／￣￣＼
／ _ノ´ ヽ、
. ｜ ( ●) (●)
｜ （___人__） まったくですね
| _.ﾉ
| _/__ﾞヽ_
j､_ (〈_ｒ- ヽ ヽ、
√::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､ |
／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ ﾄ､
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l::::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉ＼.ﾍ:::/メ|::|:::::ハl
人λ::::(| |-=･=- -=･=::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ:| ……主に豚のエサを食わせるとは大した奴だな、お前は
.|:::::::|::|、 ￣ノく|::|
、ノ:::::::|::| ﾍ い::::|::|
／￣￣＼
／ _ノ ヽ_ ＼
| （●） （●） |
| （__人__） |
| ｀⌒´ | いえ、ネエカ様が食べたいと仰られたと記憶しております
| }
ヽ .}
__,_,,.ヽ＿ ノｰ- ､
ハ / Ｖ又ｲ ::::〉::::::i:
} ヽ 〈 l |;;|ﾉ /::::::::::i -,,_
r iY'ﾉ.;; }::ヽ l|;;| /::::i::::::::}‐ | ||
.|| | ﾉ:::: }:::::::＼|;;;ﾚ'ｰ'' ⌒.:::: ヽ | ||
.|| | {,,;;;; .:::: ヽｰ---ｹﾄ､, へ､:::: | ||
―──.::::::::::::ノ.:::/ / 彡}――─────
"￣｀ﾞﾞ ''ｰ-､'ー----'
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ､
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
ヽﾙ:::::::|::|ﾑ__乂乂__,ﾍ|::|:::::::ト､|
ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ
.|::::|::| .|::|::::| そうだったか？
.|::::|::|ゝ 〜〜 ﾉ|::|::::|
ヽノ::::|::|::＞ｧrｭｬ＜::|::|::::し
.冫:::ｨリ ./| {::} |ﾍ .リ､:::(´
, ―-
/ __.ﾉ ｀
! ( ● ●
， (__人) 私の記憶が確かならば……
_ﾉ＼__´_ ;
,:'7/Vヽ､ ハﾍｰ ､
/≧=ヽ//Zﾍﾑﾘ//ﾊ
ｿ///V//∧ i .j7// i
i////.|///.∧V .///!
}////{////∧|.////
ﾄ/// |/////ﾞ.ﾚ///i
|////|//// o|////|
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::´::::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::f::f:::::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::|::|:ﾉ__人:::人ヾ:|::|::::ハl
人λ(|::|（ ●） (●)|::| ならそういう事にしておいてやろう
. |:::|::| ､_,: .ﾘ|::|
.|:::|::|、 .ノく|::|. なんといっても優しいからな、オレ様は
.iヽ_ノ:::|::|' ﾍ_＿_い;;;;;;|::|ノi
⊂⌒ヽ::::::厂リ/{lハ::ﾊ1}'､ .|ﾉヽﾉ /⌒つ
＼ ｖ y.< { {::} } >ヽ ｖ /
／￣￣＼
／ ⌒´ ⌒
. ｜ ( ⌒) (.⌒)
｜ （___人__） まったくでございます
. | ﾉ
| |
j､_ |
√::::::...｀ミｭ､r＜
. ／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ
/ .:::/.:.:.: : : : : : : :.:.::..＼
. ,' .::::/.:.: : : : : : :.／ ⌒ 、ヽ
. i .::.::.::.:. : : : : : .:.:.:.:.:::::...ヽ:.',
i ::::.::.::.::.:.: : :/ .:.:.:.:.:.:.:.::::::: }::
i ::::::.::.::.:.:.:.:/ .:.:.:.:.::::::::::::: ,.:: i
', :::::::::::::::く .::::::::::::::::／:::〈:::: |
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、 /¨)
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:) .i^i / /
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ { .У_ﾑﾍ
, ' :::::::l:::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::::::＼ { ヽ {彡ﾞ
ヽﾙ:::::|:::|ﾉ-ヽﾉ ─ヽ|::|:::::::::ト､ﾚ /
ヽ:|::（ ●） （ ●）|::|)::::::ﾘ / / ホレ、残りはお前が食え
|:::|i ＿ |::|::::ξミヽ､/
|:::|:ゝ、 |::|／ ｀ヽﾐｿ
|:::|::::::ｿｇﾍ二ﾆ|::| ／
ﾚﾞ:::,ｲ ii .∧ ..|ノ ／
,イ ./〃/ 〉 ／i
( ﾍ .{ {:{ { / ｀~/::::}
ゝﾍ{ {:{ ﾚ /::::::}
ξｿ | |:| | （ﾙﾍし
/ ﾘ | V |＿＿ﾆゝ
--――
／ ＼
/ |
| ヽ＿,ノ |
| ｀ー' ( ⌒ ） | はっ―――
| ( ⌒ ) ｗW |
| r ｛＿__,ﾉ |. ありがとうございます
. | ｀ー'´ 一' |
. ！ /
. ＼ ／{ /⌒i――‐､
＼__ ＿_／ / / |￣ヽ
| ／| /￣￣ l: : : :i
＿＿＿＿_/￣＼＿_／ └‐{-─― l: : :Λ
. ／: : ／: : : : : ￣＼ / | ／ l:{ ﾄ､ : Λ
. /: : : /: : : : : : : : : | ∨￣∨ |:(￣￣ ,ﾉ: :＼:Λ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 主の食べ残しを下賜される至福―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ これもまた、やらない夫だけに許された特権だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
｡ ＿＿
｡ O ／ヽ ＿｀ヽ
ﾟ ｡ ＼ヽ ./；（●）（●） l .ﾟ
- ･｡ /Uu (_人__) / @ ｡
, ﾟ 0 ─ ./u /亠､/ ｡ﾟ/ .／ ｡ ,'´￣￣｀',
ﾟ ,,､,ｒ-'⌒ヽ! 〈r┬/u / .o ,! ハ ハ !
｡ ﾟ ｒ-'⌒`ー-'´ヾ, ￣ / .｡ ･ﾟ ｌ. フ ム ｌ
ヾヽ､＿,,,､-､/ミ,ヽ __ノ.-‐-､_＼ ∠ ハ ッ ｊ
ー = ＾〜､￣r'´￣｀''ｊヽ､ 〃ヾ ﾟ ｡ ヽ フ /
ｊヽｊｖｉ､人ノｌ__ / / ヽ´｛ミ,_ ￣｀'''-ヽヾ ￣￣
） ハ ７ / / ｀'＝'´ｌ ￣ｉ'-､＿,,ﾝ ﾉ ｡
） フ て / / !。 ｌ ｌ - ニ
７ ッ （ _＿ヽ､__ｌ ___ .!。 ｌ＿_ｌ__,-=-,＿＿_
） !! （ ,-＝-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,ｌ ｌ-=二=-,
＾⌒~＾⌒＾~⌒＾└==┘ ￣￣￣ ヽ==ﾉヽ=ﾉ＼＿_／
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ . ､
∠:::::::::::f::f:::::::::::::::::::｀l::l::::::::::丶 .;. '⌒ .､
../::::::::::::|::|ﾉﾅ弋:::/弋|::|::::::ハl ; （、 ﾉ
人λ::::(|::|（ ●） (●ﾉﾚ´ .;ｿ ;ノ '_ｰ´
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ|::| 彡 ´ ″ それ食ったら修行するか？
.|:::::::|::|、 ￣ノく:|::|
、ノ::::::::|::| ﾍ＿ い:::|￣￣(￣＼
＼＿／ | |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ | よろしいので？
( { |
( { ﾉ
r|￣| ノ
⊂ ヽ∩ く
|'､＿ ＼ ／ )
| | ＼ “ .イ
ヽ､| ＼_／ |
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l:::l::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉﾅ弋:::/弋|::|::::ハl
.人λ:::::(| |（ ⌒） .(⌒::ﾉﾚ´ 今日のオレはバファリンだからな
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ:|
.|:::::::|::|、 ￣ノく|::| 優しさで出来ているんだ
、ノ:::::::|::| ﾍ い::::|::|
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 残りの半分は？
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
_,,,,ノ|､￣／/／/ ＼、
_,,..r''''"/ | ＼`'／ / | ￣`''ｰ-､
/ / | ／＼ / ／ / ヽ
ﾉ | ＞ |／）::::/＼/ ＼ ノ ／}
{ | { | ,r":::ヽ / / / // ハ
∩⌒ヾ
い ）
、 . ﾉ
| | ,..:--──z＿＿
| |'´::::::::::::::::::::::::::::::::≧_
,..ｨ| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
.'─| |:::「::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,ｨ'E三ヨ::|::::::x'ﾞ|::::::::::::::::|::|:::::::::ﾞｉ
./,r´| ||::|:／.ﾍ.|:::::::ﾊ:::::|::|:::::i'､.|
ﾚﾞ /:| ||::| (⌒) |:::::/≦:::|::|:::::}
. ∧| ||::| ,,, |／(⌒) |::|ハ} 無論、優しさだ
.| ||::| /＞､ ,, ,ｲ|::|
ﾄ| ||::|.ヽ/ ヽ/, ＜ |::|. 今日のオレは全て優しさで出来ているんだ！
〉:| ´.|::|!､_｀7¨´_､ｲ |::|
l:::ﾄ .ﾚﾞイ::|､} ヽ::::〈 |::|
l::::| У/ |､ﾑ.`<.|:::::| ﾚﾞ
. l::::| / / .| ﾏﾑヽ ヽ
ｌ::| l 〈 | }:::} } )
l::| ゝ､ゝ | |:::| | ノヽ
ﾚ| ./ |:::| |./三）
| /＿_∨_|.|￣
/＿_/:/: |: :|: :〈
/: : / : /: :| : :|: :.ﾊ
／: :／: :/: : |: ;ｨ´⌒ヽ
^フ^^^^^フ^^^ヾY .|
／ ／ | |
／ ／ | |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 実際、その言葉に偽りはなかったのだろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
| ;,,;,|
| .:.|
| .:.|
| .:.|
γ⌒ヽ,i＿_＿ :"；;:：､;；:｡
,i;:;:;:;:;:;,i ＼:"；;:：､;；:｡ :"；;:：､;；:｡
.I_______I ＼_:.:.__:：､;；:｡ :"；:'`::'::'；;:：､;,:,｡,,, ,
＼ ＼ロ；;:：､;；:；;:：､;；: ':'`;'`::'::',:'':'`;
＿_＿＿＿__＿_______i`､ | :|＿:'`::_',:'_'`;___ _:'_'`:＿:'';；`;＿＿＿__ ___ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿____
=:.=.=i〔〕〔〕i=＝=＝=i＼ヽ、,:|＼ :／＼` ､ ___ ／＼` ､ ____ ／＼` ､
|＿___| | `.､ヽ、.:.＼.:.:..|i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l
-.─-.─-─-─.､::..;| |＼ヽ、-',＿＿＿＿＿／xXx ＼ヽ＿＿＿＿＿.／xXx ＼ヽ__＿＿＿___
=＝=＝===＝=＝'.:.:|`.､.:.:.| ＼|:.: |＝=＝= =＝|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
____ ○ |.:i |:.i |:..::`.､|:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... |:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... | ` ､| | --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─-
｜ ,., ||.:.:. |.:i／J,.,.,|. ,.,.,...|.,..;.:.| |.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|::..:.ロ.:.ロ..:
"；`；`::'::',:;:;:："''":｡;:"；;:：､;；:｡-..,"'., |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
；;:： ,:'':' `::':: ',:;:： ,:''':'`::'::',:;:` "'"';: ;|.─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/:─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/─---─-
:,:'':'`::'::',:' ':'`； ;:：､;`: :'::',:;:；;:：,:'":;'／ ￣￣￣￣ ､｡､..｡ ￣￣￣￣
,:'':'`::'::；;:：',:;:：,:''':'`::'::',:;:`"'"' ；:｡;: :"； ;:;､;:：;:,
；;:：､;`::'::',:;:；:,:'':'`::'::',:'':'`;:：,;:;:' "'"' :"； ;:.;:： ､;；:｡
"'゜"'゜”"'""'゜"'゜”"'""'゜"'゜ "'゜" '゜ ”"' ゜""'"'
┏ ┓
┃ ┃
┃ ネエカ邸 .┃
┃ ┃
┗ ┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカが言う修行―――
┗━━━━━━━━━━━━───
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
.γ´ : p}{q: : ｀ヽ `ｰ-､__,|
､､ﾍ､_ノ : : : : ハ: : : : : ｀ヾﾉﾉ7
ノゝ-ゞk- _: :ノ: : :ゝ_／⌒ゝ-ﾒ、
ｿ::::::::::::::::::::::｀｝: : : : : {::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::ﾒﾐﾆ===ﾆﾐ:::::::::::::::::::::::::ヽ
ゝ ⌒ヽヘ_::／: : :/ : : : : : ＼ゝ- ⌒ゝ-ﾍ
／ : : : /: : : : : : : :. ＼ 為、
心 ／ : : : : / : : : : : : : : : : : ＼ ,攷心 為
ｋ 為心 ,ｨ劣心: : : /: : : : : : : : :,為心 : ＼ 刈圭心、 為丞
圭 為圭心 ,ｨ劣圭ﾐ心, /: : : : : : : : ,為圭心: : : :＼ 炸淤圭心 ,劣圭心
代l圭 為圭圭心、 ,ｨ劣圭圭圭圭心、 ,為圭圭心、＿,ｨ劣圭圭圭心、 ,ｨ劣圭圭心
圭l圭垈、 /淤l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭心
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圭ﾐl|l圭ミ´ ゛ '' ‐-為l圭心 ,. '´ ｀ .、 _ ,,... -‐ '' "´ ｀丶、,ｨ劣圭
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圭圭圭淤t /淤l圭l丞／ ｀＞‐＜´_ ＼ 刈圭り心、,ｨ劣圭圭圭
Ⅵ圭圭圭ヘ ／淤圭圭圭圭_,.．-‐'''"~ ,ｨ劣"'' ‐- ,,.._＼ 代 /淤圭圭圭圭圭圭圭ＩＩＩ)
`寺圭圭圭＞＜圭圭圭圭圭圭圭心、_ ,ｨ劣圭圭ﾐ、 ゛''為圭圭圭圭圭圭圭圭ﾘ㌢´
`''寺圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐゝ､ ,ｨ劣圭圭圭圭圭圭圭ﾘ㌢´
`ﾞ''寺圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾘ㌢´
＞ 圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭斧:㌢´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それはネエカがやらない夫に祝福を与える事を意味しているからだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 元々は人間―――最下層出身の下男であった、やらない夫がこうしてネエカのもとで仕えているのも
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿_
,.'￣ ｀i , . .、
. ! ≡ :! ｝r ´ .ﾄ
{.≡ ｊ ,.ヽ _ 冫
i｀‐- , -‐' i ／;;;;;;;;;;;;;;;;冫
,-‐ー- - 〜--ー／;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '
Y::::::::::;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;／
i:::::::::::::::;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;;;;;;〃､
｛:、::;;;;;;;;;＿__,,.. , ,-‐ ´:::::"::::Y
!:〉´~￣丶::::|ii|:::/::::/;;;;;;;;;;;:::/
!::;;;;:::::::::::ヽ:tlj::':／;;;;;;;;;;;;;;;/
i;;;;:::::::::::::::冫／;;;;;;;;;;;;;;;;;/;i′
!;;:::::::::;,／::::::::::::::;;;;;;;::::'::!
!:::／::::::::::::::::::::::／:::::;;;{
／::::::;;;;;;;:::::::::／::::::;;;;;;/
ゝ- ､;;;;;;;:::::::／:::::::::;;;;;;::ヽ
／ ヽ ∨;;／::::|::::::;;;::::::::::;;;:}
,／ /ヽ' ";;;;;::::{0;;;;::::::::::;;;;;::＼
冫/ ,' , ./::::::::::::::::::::冫､::::::::::::::::::::::::＼
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./;;;;;;;;;;;;;;;;::::::i::,′ ~ ヽ;;i}:::|:::::;;;;;;;;;;;;;;;i
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i:::;;;;;;;;;::::::|:/ }!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
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┃ 不老長寿を得、真祖や龍狩りに同行出来るのも―――
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┃ 全てはネエカの祝福あってのものだ
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＼ （＿ ＞:::::ｰ-ミ /{
､＿＿__ ＞.:::::::::::::::::::::::::::＼{::::.､ }ヽ
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀ヽﾉ.:::i
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ'
,二ﾆ=-, ァ'⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( |
| / ;ﾞ 〔二. {:::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ ＿ 人 ＿
| { ﾉ ｀マ. └-=ﾆ:::_/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ｀Y
| ＼{ ｒ‐- . __)::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ｜
| ｰﾍ ト,. _｀ ｰ-=ﾆ::::::厶ｨ_::｣_:i::::::::::::::::::::::::::::::::::| /＼
| /￣i 八:::::::｢:ﾃミxｰ'::/ 厶ィ|:::i｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::| ｢r＼__} i ＼
|/ し ﾊ:jﾙ′ 八/ "て..:心、:::::::::::/.::::::::::::::::| ___, ∨`ｰ‐┘ ノﾑ.、
/ / /.::::::iゝ i 弋:;ツイ::::::::::/.:::::::::::::::::; | .iﾍヽ＼ｰ ､ `ー-ﾐi
i ' ／.::::::::八 ､_ ､、 ／.:::::::イ::::／:::::::::/ -☆ ' ' ｀ ￣ ′ ､＿,.ﾉ
｜ i l／.:::::／l/ ,ハ ｀ ｰ' イ:::::::::::::::ﾉイ::::::::::／ ＼ー―┐ ￣｀ヽト __
| ／.:::::／ / / `￢=‐-≠::::::::::::::::::::ﾉ::::::／ ｀￣ /' /r―==ト ﾐ__ ＿）
／.:::::／ , ／ i ∧￣／.::::::／.:::::::::::::::イ /{ // 廴＿ ヽ
／.:::::／}＞'" '￢ァｊ／ ／.::::::イ:::::::::::::::::::八| 廴_ ノ ／.ﾉ nﾄ､
〃::::／／ _/_/＿／.::::／￣￣`丶、:/ ┌‐ ´ ／ }_}_}ﾊ 人
ｲi:::::/ , ﾞ ｘく＿ﾉ／.::::／ ヽ ￣´ _ ／ノ ｀Y´
八:::l { ／ >′／.:::::::/ / ｀ヽ i ｀¨´
／::ヽ八 ／ / イ:::::::::: / / | 人
. ／.::::::::/.::／ / 八:::::::::; | ｀Y´
.
|8|| || | ￣ =--ｒ 8| | i __ --=== ￣￣ |8|
|8|| || | ／ || ! 8| | || |8|
|8|| || | ／／ ／...|| ! 8| | || |8|
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|8|| || | ／ ／ .|| ! 8| | || |8|
|8|| || | *x _||_! 8|__ :| ||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|8|
f´￣￣￣｀i!￣ Y} *※* r ''.７ ￣ {{￣ } | |r--------------------- ｫ | | ノ} ＿
i! i! ,ﾘ ＿（＿）＿＿', i }} !＿＿＿＿ .| ＿＿＿ || }￣二二_ﾉ二二二 ￣| | | | }ヽ{ ノ ノ
.i! i! 乂＿_￣.| |￣ --', .!.ィf==ソ i ￣ |￣￣ || 〈 / j } }} .| | | 乂}/ _ア
i! i! ｀￣}} | | | }＿ } { | | ＞-― ==ニ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ニニ＝--- ┤＞､}/ ＞
i! i! ﾘ . ! ! ! i￣￣ ! | |. , ＿ .｀ ￣￣￣￣!ニニニ＝＝---- r ´ ￣ア´ i i | {_ノ||＜ア
i! i! .{{＿| |__|__＿＿_| |. ＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、..＿j_ j ｜ ,イi | | | .|. __||__
＿_}-r------r-r----r-!. _j {､ ｀´ .L.」￣ ≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)...} }￣￣ .T ー ､ } /! !| ｊ! ＿＿j__.j { }
｀ ｰ’ .ｰ’ ￣￣. ,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ `ー''`ー-- j..＿__ゝ-' --―― ニ ー‐.'
, ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l::l:::::::::::＼
ヽﾙ:::::|:::|::乂ヽﾉ／ヽ|::|:::::::::ト､| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヽ:|::（ ●） （ ●）|::|)::::::ﾘ ＜ ほーれ、強くなれー強くなれー ..|
|:::|i ＿ |::|::::::|. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|:::|:ゝ、 |::|::::::しi
|:::|::::::ｿｇﾍ二ﾆ|::|⌒¨77⌒￣〆"⌒ﾆつ_ _ ﾆ､ ＿
ﾚﾞ:::,ｲ ii .∧ ..|ノ .〈 { .とﾉ≠＾ｿﾉ ｀_二＝'~＜~＼ｰ-_二ﾆ＝へ二`v─､＿
,イ ./〃/ 〉 ゝー─ヽゝ─‐ﾞ〜'´ ￣ ￣ `-'￣￣
( ﾍ .{ {:{ { / ｀~/::::}
ゝﾍ{ {:{ ﾚ /::::::}
ξｿ | |:| | （ﾙﾍし
/ ﾘ | V |＿＿ﾆゝ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカはやらない夫に指を向け、気楽な声で呪文を唱える
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 呪文に意味があるのかどうか―――ぶっちゃけやらない夫は無いと思っているが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,イ ＞--＜、
,ｨ /:::|／:::::::::::::ヽ--- 、
（:|/:::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::＜、
, ＜:::/::::/:::::::/:|::::::::::l::::::､::::＜
／:::::::::::|:::::l::::::/| :l|:::::::::|:::l:::l:::::::::｀ヽ
｀フ::::::::::::|:::::l/|'-､ﾐ|::::|:::/::/::::|:::::ﾍヽ|
（λ:::::::: |:::::|//::うl从|/|/|/|/::|:::::ﾉ
|:/::::::|:::::|,,,ヾﾆ' lｯう）-､||/
ﾘ|:::::::|:::::| , ''' ./＠l::| ほーれほれ、強くなれー強くなれー
、ノ::::::::|/｀ヽ.（:::::::ﾌ ノ /::|
冫::::::::/ : ／´￣>‐'´ /|:::|
/::::::::::/ : /: : :／ﾉ ヽ / |:::|
i:::::::::/: : : : : // ､ `!.l;;」＿__
{::::::〈￣＼: : | | ＼ ＼ﾉ ＿_ﾉ ／￣￣＼
.{::::::::∨ ∨ヽヽ＿ﾉ--'_,ｨ＜ ／ _ノ ヽ､_ ＼
{::::::::::∨ ヽ__＞-ﾍ￣: : |」: ヽ | （ ー）（ー ） |
| （__人__） │
| ｀⌒ ´ |
| |
ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、
／Λ 〉.:〈 7//＼
／////V::::::V/////＼
///////∧::://///////}
////////∨/////////{
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 数年から数十年に一回、ネエカはこのように祝福を与える
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 以前、ネエカはこう言った―――
┗━━━━━━━━━━━━━━───
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f:::::::::::::::::::｀l::l::::::::::丶
/::::::::::::|::|ﾉﾅ弋:::/弋|::|::::::ハl お前は元々人間だからな
人λ::::(|::|（ ー） (ー::ﾉﾚ´
|::::ｌ^l^lｎ, r‐ｧ ﾘ:| 一気に力を入れようとすると破裂しちまう
|:::::ヽ L ￣ノく|:|
.、ノ:::::::::ゝ ﾉ＿い:::|:|
ヽ:::::／ /|ハ::ﾊ|ヽリ人
./／ //.| .|::| .Yﾍ ｀ヽ
λ＿＿/< | .|::| | > }ヽ､
人 ミ彡ﾉ ｀.| |::| | ´ n^i^i^i〉
｀￣´
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f:::::::::::::::::::｀l::l::::::::::丶
/::::::::::::|::|ﾉﾅ弋:::/弋|::|::::::ハl
人λ::::(| |（ ●） .(●::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ:| こうやって少しずつ少しずつ力を入れていって、馴染ませていくしかねえ
.|:::::::|::|、 ￣ノく|::|
、ノ:::::::|::| ﾍ＿...い:::::|::|
.ヽ::::/ リﾊ.|ハ:::ﾊlヽ.リ￣｀ヽ ﾋﾞｼｯ
/::,´Υ ハ |::| .Yﾍ ヽ.ヽ＿＿,-ｭ,,,, て
{:::ｌ {´ < | .|::| | > ｝彡＿＿ 三） .（
"￣
.
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ＿＿ ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|. ｿ´￣` 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::| オレの側付きとして恥ずかしくないようにしてやらなきゃな
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ======ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヾｬ---ｸ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__） は―――
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } ネエカ様の優しさには感謝の言葉も……
. ヽ }
ヽ ノ
_,,,,ノ|､￣／/／/ ＼、
_,,..r''''"/ | ＼`'／ / | ￣`''ｰ-､
/ / | ／＼ / ／ / ヽ
ﾉ | ＞ |／）::::/＼/ ＼ ノ ／}
{ | { | ,r":::ヽ / / / // ハ
.
＿＿|＿＿|＿＿
＼＼＿ ! ! ＿//
＼／ヽヽ // ＼／
／＼ ／＼
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l そうだろうそうだろう
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ .|::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ もっと言え
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l もっと言え
|:::::::ﾄﾍ、 ､ , ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ￣ ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |::::::|::::::|:::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 機嫌良さそうに笑うネエカ
┗━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 主の機嫌はやらない夫の機嫌に直結だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿|￣|＿ |￣| |￣|_ |￣| |￣|_
|＿ ＿|┐ | |￣ | | |￣ |
. /￣ __ `ヽ | |二ｺ ┌' | |二ｺ ┌'
ｌ □ ｌ/.∧ .|「￣＼ | | o ヽ「￣＼ | | o ヽ「￣＼
ヽ＿,へ＿>ﾉ_ノ ｀⊇.ノ|＿|､＿ハ/ ｀⊇.ノ |＿|､＿ハ/｀⊇.ノ
ヽ／ (::{/:::::::'ﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､ ヽ/
ヽ／ヽ ,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｬ-` / ＼/
∧ ￣フ:::::::::|::|:::::/ヽ:::::::::/ヽ::::::|::|::::::::ヽ /＼ /
/:::;ｨ::::::|::|::ナ-ヽ:::::/-‐弋:|::|:::::::ﾄ､’ ∧
./／/::::::,|::|'x=＝ﾐ∨ｚ＝=x'|::|､ハ}
/ﾞ .l:::::::!.|::| 、 ,|::| ｌ
l::i!::ﾄ|::|.､. F＝┐ ./|::|'ﾞ
{八:::|::|:へ ゝ__ノ ,イ .|::|
|:|::|:::::::i＞ - イ::::::{ |::|
.{ゝ､__ノ:|::|::::/¨7∨ﾔ¨ﾑ:::ゝ.|::|ノi
l::::ｨ─ |::|ｨ/__ﾊ::::::ﾊ__,ﾑ─.|::|-<
';∧ .|::|| }:=:{ | .|::| ∧
ム ﾍ ｨ|/ .|:::::| ∧ .ﾚ'/ }
「＿ ／// |::::::| ﾏﾑ＼ｰヽ_
／ / / ｌ 二ﾆ|:::::::|ﾆ二 ｌ ﾊ .V ＼
／ ｌ 〈 ｌ .二ﾆ|::::::::|ﾆ二 .ｌ 〉 l ＼
| |
| |
＼| |／
＼ ／
＼／
（（ (ヽ三/)
(((i )
／ ／￣￣＼
（ ／ ヽ､_ ＼
（＞）（＜ ） |
（__人__）/// |
（｀⌒ ´ |
{ |
{ /
ヽ /
ﾝ ⌒ γ⊃
│ ﾄ 乂 ｌ! i
| | ゝっ⊃
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┃ 従僕として、この上ない幸せを感じる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｭ::::::::|::::::::::::::::::::::＞:.､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::ｬ──`
:::::::::::::::::::::/ヽ:i::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::/ ヽ:::::::::|::::::::|::::::::::::::::ヽヽ､::V
::::::::::::::/／￣￣ ヽ::::|::::::::|:::::::::::l､::::ﾊ ＼V
::::::::|ﾚﾞ ＿＿＿＿_ヽ|:::.::::|:::::::::::l |:::::::l
ヽ::::l ´ |イ .l| ／.|:::::::|ヽ::::::::l |:::::/
ヽl 弋zソ |:::::::| }:::::/ﾉ／ よーし、終わったぞー
.l .|:::::::|ノ:::://ﾞ
ﾉ , ｲ:::::::|::::::l
／::::|::::::::|::::::l ∧
ー一'´ イ::::::::::|::::::::|:::::ﾊ /:::::l
` , ＜ .l:::::::::::|::::::::|::::::::ヽ､ ／::::::::l
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|:ク´⌒ｬ::::::::ｸ´⌒弋|:::|::::::::::::::ﾑ¨
レﾞl::::::;|:::|ﾞ V::ﾙﾞ ';|:::|､:::::::::}`ヽ} これでお前は相当強くなった筈だ
ﾚi:{l|:::|.`＝＝'ﾞ∨ .`＝＝ｲ|:::| l}:iﾊﾉ
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::| そうだな……真祖や古龍クラスでも今のお前には勝てまい
. ﾏ|:::l∧. ､＿＿, /:::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼ ／::::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
冫::::::::|:::l-./ |ヽ,.<:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::::::::::ヽ
/::::::,ｨ'∨ / | |::::| | V∨`ヽ:::::::ﾊ
/:::::::{ / / | |:: | | V .ヽ }::::::::ﾊ
.
＿＿_/ﾉ＿
__, -´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.二二≧
__, イ´:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
─‐ /:.:.:/:.::.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
/:.:.:.:i:.:.:.::./:.,:.:.::.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:ヾハ
､ ／:.:.:.:.:,':.:.:.:.:|/:.ノ/ﾉ:.:.:.:.:.::.l:.:.:l:.:.',ハ
＞三＿, ‐´,':.:.:.:.:.|／メ､∨|:.:.ｲAｔ:.:l:.:.:.|:ﾄヽ
_ ─ ' ´ ﾍミ:.:.:.:.:.:/:.l:.:.:..:|ｲ示ﾒ｀ |ノ.ﾘ ﾚ:.:.:.:l:|ｿ この世界でも100位……いや50位以内はあるか？
{´ ヽ､ ｀T ﾌ ノ|l:.:.l | ｀-' / ⌒'ﾉ:.::/∧|
', ヽ ＼ ＼| |'-'´､|ﾘ:.:| ﾍ ヽ､ ﾉ .//:./|| 旧神辺りに手を出さなければ敵無しだろうよ
', ヽ z ｪ──､ ,' . | |:.:| ､ ＼ _￣イ /|:ｲ:|＼
',､ 彡|.|ヽノl | .ﾚ.|:.:| / |_ ､iノ| ｝
iヽ '´ ﾉ } {: ､|:.:| ﾉ´ノ7∨ }|:.:| ／
| ∨ /_r‐' ﾍ |:.:ﾄ,厂:::ﾉ ﾉ|:.:|／
∨∨:∧ ,､ lゝ､＿ .|:.:|ノ､ ＿__,／ :|:.:|
///∧ l ヽ ＼ .||:.|::| ｀ ´ }ﾍ /|:.:.|
/.///∧ / ﾉ|:.|::| ─ 7 ｿ/l:..|
//////∧ > /::|:||::| ＼´ ∧ ´|ﾉ､
|////////＼ ///ｲ:ﾘﾄ､ //∧
///////////＼|///|::::|/∨///.∧
／￣￣ ＼ -、_
_,ノ ヽ､__ / / ,〉、
（＝）（＝ ）／ ´／ /)
（__人＿） { , ' ´,/
'､`⌒ ´ V __, ＜´ 自分ではあまり実感ありませんけどね……
| 〈´／::::Λ
| ﾔ::::::::::::::Λ
`ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ
/ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
_,. -／:/:::ﾊ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ
／/.／.:::/:::l y .::::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r :〈 ::::i::::::::ﾚ .::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
ｉ :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナ弋:::::::::ﾅ弋弋|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ 祝福による強さってのはそういうもんだよ
ﾚl:::|:::|l"弋ラ``∨ " ﾋラ`.|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|. あくまで相手との比較でしかないからな
!::|:::|｀ﾄ r‐ｧ , '::::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
/:::::::::::::::::::::;′::::::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＿
/::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ハ::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::, ´
/:;イ::::::::::::::::::|::::::::::::::::/ ヽ:::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::／ |
/ﾞ |::::::::::::::::::|::::::::::::::/-─弋::::|::::::|::::::::::::::::::::::／ l
|:::::;イ:::::::!::::::::::::/斗≦さ}ヽ|::::::|::::::::::::::::::::/ ,
|／ |::::::八::::::iﾘ′{h::::/ .|::::::「｀`ヽ:::::::/ / ともあれ―――
人:::::ト＼:{ .乂/ |::::::| .}::::, ′
＼| . ﾉ |::::::|) /::::′ .:' ほんじゃ馴染ませるための特訓と行くかー
く |::::::|_,イ::::/` ､__. ∧ ∧
＼ __ノ |::::::| |::::! ./::::ヽ､__ノ:::
｀ヽ ／|::::::| |:::| ｲ^'"￣｀ヽ:::::::
ー＜ .|::::::|＿Ⅵ / }:::::::
,ｨ┴─'|＞´ ./ ｀ｰ / /＾⌒
/::∧ ／ .x＜/__ . ⌒ /
,〈:ノ У ／ / ｀ヽ .! ,
,.:＜＞´ .//// .ﾉ ￣｀ヽ｜ ／⌒ヽ
／:::／ .{ { .｛ ＼／
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,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
, ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::::＼ ,⊆ 乙 _
ヽﾙ:::::|:::|::乂ヽﾉ／ヽ|::|:::::::::ト､| `７⊂ l | ｎ ＿__
ヽ:|::（● ） （● ）:|)::::::ﾘ ｀ｰ┘ Ｌ.ﾕ U `つ_)
彡三 ヽ＿＿＿＿/ ‐- _::i ｬ-┐ |::|::::::|
彡三 /〃/ .¨ -二_ .|::|::::::|
.`────/〃/_ ソ⌒ヽ:::::しi
｀¨´/ 7 ｧ:ｧ __ .)::::::ﾉ
i { 十{ T￣ ./:::::/
ゝﾉ ﾉ:ﾉ ﾉ /:::／
／／／／／ .,イﾙﾞ
,イx< レ'ﾞ / .{
＿, ＜ ／.:＞r─r{＿＿＿{
( : : : : ／: : /: :j: : :{: : ∧: : : ＼
, ＜`ヽ／: : : /: : :{: : ∧ : : ＼: : : ＼
__,ｎ__00 ＿＿ __,ｎ__00 ＿＿ , ＜ .＞<: :/: : : :V : : ＼: : : ＼: : : ＞
└┐r┘ | 匚］ | [][]「l └┐r┘ | 匚］ | .. / ＞´ ｀＜_:_:_λ:_:_ノ弋ゝ､r〜"´
<ﾌＬKﾞ> ￣￣ くノ <ﾌＬKﾞ> ￣￣ / /´ ∨ ＞ ､
./ / ｀ ＜ ＞ ､
＿＿＿＿＿; _/ ./ ｀ ＜＿ ＞ ､
. ／:;:;:;: ; ﾒ＼ （⌒二＼ と＿＿＿/ と＿＿＿}
│:;:;:;:;:;:;:; |´:￣￣￣￣￣｀ヽ
│:;:;:;:;:;:;:;: ＃ ﾒ | ',∴ ･':;;:：：##; ヽ＼＿＿
.ｨ-=-;;;＼:;:;:;:;:;:;:;: ＃ / ',∴ ･' :;; ﾒ ＼＿＿）_．
.ｰ'ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;￣￣￣￣￣#;il;;ﾞ /￣￣￣￣￣￣ヽ､ ﾒ ）
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v .. ￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣￣￣
.ｌ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ﾝ- ／ ゝ-..､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￢';;ナ
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;i￢ｰ-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´
.
|/////| -=ﾆ二:::｀` ‐- ､ .ト､
|/////|. ｬ----───≧::::::::::::::｀::､ ヽ::
|/////|. ｀`＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽi:
|/////|. , -‐'"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|/////|__ .／::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::
|/弋____ ＼::::::::/:::::/:::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::ﾊ:::::
|////,. -- ､/:::::::|:::::::|:::::,{::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::|::::
|//／ Ｙ:::::|:::::::|:::/{::::::::::::::::::::::∧:::::::::|::::::::|::::
|/（__..ィ ￣ ｀ヽ::::|:::::::|:/ .{::::::::::::::::::::/ ',::::::::l::::::::|::::
|//（__,..-- ﾉ::::|:::::::|/'"ヽ:::::::::::::::::|￣｀ヽ::::|::::::::|:::
|////圦￣ ｀ヽ|:::::::{ __ﾊ:::::::::::iリ＿ ヽ|::::::r .
|/////| ≧=- ノ:|:::::::l不云ﾐ＼:::::| ≧===ﾐ､|::::::ﾍ まーこんなもんか？
|/////| ｀ヽ ,ｲ ｲ::::::|癶cツ. ＼{ ｀癶cツ.|:::::::Ｙ´
|/////|￣´ ──',:::::ﾄ ､ .＼ |::::::::j-
|/////| ∧::::}ﾍ ｬ======.ｧ ｲ:::::/{
|/////| / .',:::} ,＞ ､` ＝=＝'ﾞ. イ .|::::/＞-
|/////| ﾍ / ',::| ∧ .＞--イ / |::::|人
|/////| ─ﾍ_/ .∧:} ∧／ﾏ::::./＼/ |::::j､ .
|/////| / / У 〉=〈 .∨∧.（
／￣￣￣ヽ
／:::: ||||| ヽ
／::: __ノ::::::ゞ;;:）
/ （ ;:;:;:;ﾉ:::::<－>
／;:;:;:;;;:; （＿ _人 __） どーもですー
.／//ヾ .｀┃ノ
/ /| ヽ／ / ∧ |
/ /_| ＼/ / | |
ヽ、//////）/ | |
/ ￣￣ ﾉ | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
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┃ ネエカとの手合わせは激しいの一語に尽きる―――
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.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 腕は千切れ、足は千切れ、上半身は消し飛び、最後に首が舞う
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
:,: (/)
ﾉ霜斧ﾐx,゜ '´ _ノ(
(圭圭圭{!' (圭{
寸圭圭ｲ :';''' '´⌒
τ'{{7⌒∴：
)/
。∴{! _,ｨ(。
＿,ｨ( `'''´⌒'・
,ｨ圭||ｱ '’ ＿_ ,ｨ(＿＿＿_,ｨ∵ ,ｨ(＿
炸圭( ,ィ升彡 ノ圭圭圭圭そ 。 佳圭心､_
⌒`寸ﾄ､ ,{抄'⌒ ﾉ斧ﾐ､ o ∴炸圭圭圭|iて ',∴ ･ _ノ佳佳佳て。
゜ ﾉ/ ⌒∴ ・ ﾉ(_ノ圭斥⌒',寸ﾐ､ ',.:,：･'｀¨∵¨¨⌒´
,,、 ／/ ノ( /少'⌒ ` ..,, _,.｡x≦少"・ ,ｨ(＿∴_,：･・
π_ノ心､_ノ(,炸||( ,,.,⌒ ・っ ∴ ･ ;,,ｨ炒⌒;. c=≠二,ｨ炸圭圭(;''
)圭圭圭圭圭ア ∴：¨'` ` ',∴ ･ ⌒ 寸筵τ'⌒``
τ｀Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx｡、∴＿_ ノ廴_,ｨ炸廴ｨ
)}圭圭圭圭圭そ `⌒'・ __,ｨ圭掛x、∵ ,ｨ炸圭少⌒'・
_,ｨ炸圭圭才寸圭廴｡x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´ ⌒¨¨∵：･
⌒`寸ﾄ､∴｀寸ﾐ､ ∵：･
`寸そ：¨'`沁っ
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
rヽヽﾙ:::::::|::|ﾉナヽノﾅ弋:|::|:::::::ト､|
i ! ﾚ:::(|::|（●） （●）|::|):::ﾘ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
r;r‐r/ |. .|::::|::| r--ｭ |::|::::|. ＜ 再生能力を馴染ませる為だ .|
〈_L (｀ヽ .} |::::|::|ゝ ￣ ﾉ|::|::::|. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l｀ （ ｀`/ .ヽノ::::|::|:::::｀i_____i´::::|::|::::しi
ヽ l .）::, -リ-/|ﾊ::::::ﾊへリ--ｫ（
|,. l .{:::| .y / .| .|:::ﾍ,ﾍ ＼.v }:::}
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┃ とネエカは言うが、趣味も入っているのではないかと、やらない夫は考えている
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／, -=ァ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀＼}::::}
. /／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
／:::: ／::/::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ:::::::::::｀､
/:::::／::::::::| ::::::|:::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:::::::| ::::::::::::ヽ
. ,':::::/ ::::::::/::|:::::::|:::::::::::ハ:::::::::::::ハ::::::::::|:::::::|::::::::::::::::::｝
|::::/| :::::::/::::|::::::::|::｀フ:--.ﾄ:::::::ｨ::‐:弋:´::|:::::::|::::::::::::ハ|
∨ l|:::::::,'{:::::|::::::::|ノ´::::::::::::＼/ :::::::::::＼|:::::::| ::::::::::|
. |::::::ハ::::|::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::|､::::/i/
',:::::l.ハ::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::| l:::|
＼{ ｀|::::::::|', ､..,,_＿_＿＿＿__,,. ,'|::::::ﾚ::::|
.|::::::::|::ヽ. ヽVvｰｰｰvソ ／::|::::::|::::::|
.∧ ..|::::::::|:::::::`ﾄ､ヽyー‐r´イ:::::::|::::::|:::::::| /i
{::::ヽ＿,ノ|::::::::|＞´/`=.≧-z≦=|`､::::|::::::|::::::｀､＿ ノ:::::}
＞.――-|::::::::|／ { ／＾＼. } ./く|::::::|-- ;;;;;;;;;;;:::::ノ
〃 |::::::::| .| ﾊ::::::::フ., | '|::::::| ￣入
∧ ',::::::| .Ⅳ Ⅷ::/ Ⅵ .|:::::/ / .|.
| ヽ_ ./ ＼:| / ./::::::', .', |／〉 / |
_| ∧ / ｀ヽ ＿/ .i:::::::::i ',__,／ ∧ |
. 〃＾| ...∨ く￣ / .|::::::::| ',￣> ∨ |
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┃ ネエカは言わずもがな、サドっ気の強い性格だからだ
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.
＿_
／ｌ ,.:＜:::::/,.:--─ｧ
.,ｲ /:::::ｌ／:::::::::::::::::::::::::≦─‐---:.､
（::ﾚ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::弋￣
／::::::::::::::::::|::::::l¨:::::::::::::::::::::::¨l::|:::::::`ヽ
／::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::/ヽ､:::::::::::V:::::::::::::＼
￣7::::::::::::::::::::::|::::::|::::::7￣￣ヾ::::::::|::::',:::::::ﾄ::ﾍ
/::::::::::::::::::::::::|::::::|:::::バ¨.ｌ㍉､V:::/:::::j:::::::i ﾏﾍ
レ´l::::::::::::::::::|::::::レﾞ ､ i! ﾄ| .∨:|:;小:::::| ﾏ|
. |::i!:::::::γﾞ|::::::|. ｀¨¨´ .､_|ヽ|. ∨
. l八:::::::ヽ､|::::::|. ｌ
V::::::::::|::::::| ､＿, 〉 調子はどうだ？
i、 i:::::::::::|::::::|.、 /
{::ゝ､ノ:::::::::::|::::::| ヽ､ ＿_,.イ:::|
{:::::::::::::::::::::::|::::::|──ｧｬ┴ ､:|::::|
..∧:::::::::::＞´ |:::::| /::∧. / |::::ﾑ、
〉;r'´ .|:::::|＼.∧:::::∧/ ∧ヽﾑ㍉
,r' .ヽ/::::/､ ﾏﾑ .∧ .ヽﾑ ヽ
λ .,r'|:::::|. V ＼ﾏﾑ/ .∧ /＼ 〉
( ` / |:::::| V `ﾏﾑ .∧ヽ V
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼
（○）（;;;;;..） |
（__人__） u .| ……痛いです
ヽ⌒┃ |
｛ /
丶 /
ゝ ＼
ﾉ ヽ
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|::｀:ﾅメ、:::::::::ﾘ:;;イ´:|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ:::::::::∨::ﾅ::::::::ヽ:|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::| "￣``::::∨::"￣`` |::::l:::| それなら大丈夫だ
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ E≡≡7 , '::::::|:::|::| 馴染んだって事だゼ
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ 笑顔で言い放つネエカ
┗━━━━━━━━━━───
,. -‐──────‐‐- ､
／ ・ ヽ
. / ┃ |
. | ,人 __ ┃_ |
. ヽ } （ Ｙ ） | あ、ありがとうございます
ヽ ノ （;;;;;）（;;;;; ） |
/ く ＼ /~ ／
| ＼. ＼＿＿／
| |ヽ、二⌒)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 痛みに顔を顰めながらも、頭を下げるやらない夫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┌─────────────────────────────────────────┐
│まあネエカ様が少しでも力を入れて殴れば、再生どころか塵になって消滅してしまうが――― │
└─────────────────────────────────────────┘
＿＿__ ヾヽ､
＜::::::::::::::::｀`ヽゝ::｀`::..､
.,,r≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧､ ﾄ､
.／:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ﾞ::ﾉ
/:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. /;ｲ::::::::::::/:/::::::::::::::::::::::::::::ﾍﾍ::::::::::::: :＼
ﾞ /:::::::::::::|::|::::::,､::::::::::::::, ､::::|::|:::::::::::::ヾ￣
/:,ｨ::::::::::|::|::,へ.',:::::::::/, 斗:|::|::::::::::::::::}
/´ |:::::::::::|::ﾚrｬ-､',::::iﾘｲｦﾃ |::|:::::::::::ト､}
. .Ⅵ::;'"|::|. 弋ﾉ ヽl 弋ｿ .|::|ヽ:::iり
. .}:::ヽ|::| ､ |::|ノ:::{
,､ .ﾉ:::::::|::|｀:. ､ ー ,. '|::|/ゝ､ヽ､_,.イ
{::`-'ﾞ:::::::::::|::|:::::::::＞､ _ 'ﾞ |::| .,' .＼::::::ﾉ
ヽ:::::::::r⌒￣ヽ ／ ｱ ／ / .,' ヽ:〈
>:::::ﾉ -=､yヽ ,/ ､ / .,' ,.ヽヽ
/:::::::/ -､_ )-' {::::::/ Ｖ ,' ／ .ﾍ:ﾍ
{::::::/ 、_,ﾉ/ ,l,ｔ-‐''⌒⌒' ､ / ﾍ::}
.{:::/ ）'./ .r' ヽ ﾍﾞ
{/ f彡 アﾞ / ＼ ／ ＼ }
/ ./{ヽ .{ /⌒Y ヽ }
./ ./ { .ﾍ{ .ヽ__ { ／ ',､ }
/ |ヽ .ゝ, { |:::ヽ ( イ ﾍ }
|| ﾄ、ｿ:::| |-┬ .|:::::::|.＼＿三 } }
.ト､ ,ｨ彡}ﾞ::::::| |: : l .|:::::::|. | ｀ﾄー'ﾞ .} }
｀ヾ三イノ:::::::::| |: : :l .|:::::::| | | } .}
.
┌──────────────────────┐
│仮に自分の順位が世界五十位なのだとすれば .│
└──────────────────────┘
＿
/::::::ﾊ
| :::| _＿_
|｛人::| ＿と_ィ //〉
.个=彳T´:::::7}}::::ﾊ:::::{〈//〉
,rイV^Ｖ:::::l::::{:::::::＞-‐ ￣
/::/V:::/ー::::::::〉 ´
.〈::/ヽ∨／:::::::/
{:::::::/:::::::::l:::::〉.､
!:::::|o:::::::::ｌ::::::＼＼
Y::::|o::::::::::､:::::::::＼>､＿
}::::l.o::::::::::::::::::::::/! .ﾄミ
∧: :＼:::::::::::::::::∧lﾊﾉ
∠::::::::/{{::＼::::::::/:::::＼
／::::￣:::::＞へ:､/::::::::::::::＼
.／:::::::::::::::／ ＼:::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::::／ .＼:::::::::::::::::ﾊ
./:::::::::::ヽ／ ＼ー=:::::::ゝ、
┌──────────────────┐
│ネエカ様は不動かつ永遠の第一位だ ......│
└──────────────────┘
V::::ヽ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
. , ''二=-― -､ .,.:＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｬ''"
.／,'" ）'ｰ､´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
. ／ /''ｰ ' /'"｀｀ ' ､.:::::::::::::::::::::|::::::i¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨i:::::::|::::::::::::::::::＞:.､
./: / ヽｰ'ﾉ::::.... ）-､,,::::::::::::::|::::::|:::::::ﾊ::::::::::::::::::::ﾊ:::::::|::::::|:::::::::::::::::::ｬ─`
.lﾞ::: / ﾘ:／ ::: ノ::::.... ヽ.:::::::::|::::::|:::::/ .V::::::::::::::/ V::::|::::::|:::::::::::::::::::::ﾍ
. ', | / l|// /::" ::/￣ヽ_|::::::|:::/＞､V:::::::::/, ＜ｬ::|::::::|:::::::::::::::}＼::',
. ',ﾉ,'' ｲ' ::/ ｨ / :/ ﾞ''':::::|.|::::::|ﾔ〒ﾃヽV::::/,辷〒ﾔ|:::::|::i!::::/V ヾ
.{ | l| ／,,;イ / / ::|.|::::::|` 弋ﾉ ヽ/ ﾋノ丿 /:::::::|/レﾞ
.ヽ ﾘ '" } /ノ l| / :|:|::::::| ｀` . '' ./|::::::|
. ヽ ヽ" :l l l| / :}.|::::::|ヽ ,r'==ｧ .,.ｲ .|::::::|
.ヽ ヽ { " / | ﾘ.:|::::::| ヽ、└‐'ﾞ , イ､ |::::::|
. ヽ :: ＼ '､ ﾐ /.ｨ|::::::|＿ ｀ 7:´:::::::::::`ー|::::::|
.ヽ ::: ﾐ '､ ミ |..ヽ|::::::| ¨ｵ::::ｬ､ﾍ` ｬ─‐.|::::::|--､＿＿＿＿＿
. ヽ::::: ﾘ .|::::::|`ヽ/.〉=〈 ヽ}､ ｀＜.ﾏ:::ﾑ ／¨¨¨
. ﾞl ﾞﾐ ／:l .|::::::|＼ ﾏ:::ﾑ ＼ ヽ.ﾏ::ﾑ .／ ／ /
.|｀-､ミ /:::::::| |::::::| ＼ ヽ:::::ヽ. ヽ >＼:} { / ,ｲ
.|ﾞ､::::｀' ､,＿ _／:::::::/ .ﾊ|::::::ト､ ヽ ヽ:::::ヽ ∧ ＼ ヽ ＼{ .{
.
┌──────────────────────┐
│二位との差は百億光年以上も離れているだろう .│
└──────────────────────┘
＿＿＿＿＿_
￣｀`二≧::::::::::｀`＜ ト､
, - '"´￣:::::::::::::::::::::::::::::｀`´:::ﾉ
, - '"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀` - ､
￣￣￣7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ￣.,.ｲ ┏┓ ＿__. ＿
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ー'ﾞ::ﾉ ┏━━┓†_/┓ /,;;;;;;┃ /;;;;,〉
/::; ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::..､ ‡＿_ | ∨ /;;;;;;;;;┃ /;,∠__
.'::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:.:.､ ┏┛ | ┗┓;;;┃ し' };;;;;〉
|:.′ｉ::::::::::::::::::::Ｏ:::::::::::::::Ｏ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::｀`::...､ ￣￣ ／;;;;;;ﾉ (／
i′ ｊ::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ. ＿____.. ┃;;;／
i:::::::::::::ﾊ::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト､ :::::::::::::::::::::::ヽ 〔＿ 匚]_〕 ゝ"
|:::/|:::::| |::::::::::八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_;:::::::::::', ｀ヽ ::::::::::::::::::}.. ┏┛ 〉
|/ !ﾄ､! } :::::::′｀ ｰ;:::::::::::::::::::::::::::::::'. ゝ､:::::::', .）::::::::::::::::::,'. ￣￣
.′ ::′ ,ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::'. ﾍ::::::::':／:::::::::::::::,:: ' ＿∧./::〉
/::::::::′ ´う:::::::::::::::::::::::::::::::::::'. ； ',.::::::::::::::;::: '"´ 〔__::::Y ∨
/:::::::::′ ..:´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ {.:::::::::::::} ＿_」::::|
＿_ ,ｲ /::::::::::{_,..:.:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、 .ﾍ::::::::':. (:::::::::::ノ _＿勹┐
｀ヾ｀''ー―'::'ー' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヾ '.::::::::i ￣ :⊇ ｢￣
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: （ '.:::::::! ￣
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、 !::::｜
ｊし ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽｊ::::::{
／ .: .::::::::::::;r.､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::′
イ::::::::::::::::::::::::::::/ ｀`ヽ,: '"´＼::::::::::／＼:::::::::::／ヽ:::::::::, へ､:::::::::::::::::::ヽ
,.: ´ :::::::::::::::::／ .ヽ'"ﾞ .＼／ ヽ／ .＼::::::::::::::::::',
, :.´::::::::::::::::,: '"ﾞ ＼::::::::::::::'.,
／ .:::::::::::::::／ ＼::::::::::: '.
.
┌─────────────────────────┐
│この星に君臨する最強にして絶対の捕食者―――― .│
└─────────────────────────┘
___ /ﾆ三三三三三三三三ヽ ｨ―┬-､
〈彡ﾞ,' {三三ﾐ`＝＝'"￣￣￣ミ彡ﾞ l l//
'=ﾆ,' ＿ .|ﾆﾊ ￣￣
｀´ ,ｨ=＝≧ミ＜ ,lﾆハ 〈三二ヽ ＿＿_
,ｨ ､ ,:-≦三三三三三＼／ﾆﾆ∧ ,'/i ￣￣ 〈 _-‐/
,' !＞ﾆ三三三三三ｬ=､}ヽ/ﾐ,ｨiﾐ} ',l| _ ,'￣｀ヽ ∨//
＿＿ ',／<ﾆﾆﾆ三三三三＜三三三三ミ、 ∧ / ヽ∨/∧l ￣
_＿_ ／//／l ,--､ _ ム三, =＝＝=三ム三三三三ミ､ //〉 ､ l ;//l ∨//
／ ＼ ///／ ,彡ﾞ¨´/〈 ﾐミ､ レﾞ ＿,.へ//三三ﾆO三Oﾆﾄj/｀ヽ､／ﾍ/// ｛| !/// ｀¨
_ -‐ ＼. ＼´ 〉､ ,ィ ｀ゝ‐′ /三ﾆ∧三三三ﾆﾆ＝彡ュ_,ｨ=＝＝＝ヲ
_, - ヽ ｀ｰ'´ ｀＾ , -――-,.ｨ≦三二三三三二二二二二三三三三〉三ュ､
. ﾊ /三三三.〉二ﾆ=‐-=三三二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆ〈三三ュ､
| ＿ /三三三<ﾆﾆ二二ﾆ=三三二二二二二二三三三三> ,,ィ''";７ /７/:７ ┌┐ __/;;;7,,:ィ ,r';';;ｱ
|l. _ ＞^y⌒ヽ､ l//l /三二/￣ >三二二ﾆ=三三二二二二二二二二 ,:r‐''";;;;;;;;;,i' /;//;;/ r‐;;;''';;";ｱ /;;/ /;;;;;;rァ;;/r;ﾆア /;ニア,／;;;;／
|l=ﾆ ｫ===＝ｭ. ｀ヽ､ ｀¨ ./三三/ ム三三ﾆ=-三三}´二二二二二二.....／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//;//;;/ /;:- ‐ 'ﾆ,' /;;/ ７;;;;//;;/,r'';ﾞｿ __,, :ィ''";;;;;シ
′r-=三三三三三ｮ ヽ /三三/ ヾﾆ＞ベ./三.V＼／ヽ/＼/｀ヾ､ /;:-‐ ''" ,!;;;;;;;i'└' ￣ r;;''";;´;/ノ;;/ /;;;ﾉ/ツ 'ｰ' /;;;;;;;;;;; -''"
. ［三三三三三三三l -―|三三三三／ 〈/// {ﾆﾆﾆ} /;;;;;;;/ '' "´,:ィ";;;/ "´ 'ｰ ''''"
|三三三三三三三三ｌ _|三三三ﾆヽ､‐-､｀¨ .l三ﾆ.ｌ /二ﾆﾆl /;;;;;;;;i' <"´;;;;;／....三
|三=l└三三三三三┘´._l/￣_7ｭ二ﾆ==ュ辷l=二 .l三ﾆｌ ＼二三| . r‐;;'';"´;;;;;;;;f′ ＼／.三三
ljﾞ三=＾l |三三三三=|. /≡三三≡､ l二ﾆl／´|:.:.:.:.:.:.:.ｌ三ﾆl ＿辷三ﾐ､|;;;;;;;;: r ''"^~ 〉=≡ /三三三三三三三三
三三三l､ |三三三三三三三三三=¨´ィ二ﾆ〕 |:.:. . .:. :.l三ﾆl .〕三.レ''"´...三=「 _ ヽ/三三三三三三三三
三三三=＾三三三三三三三三三三三三三≡=ｭ､._._.:.:.l三三ヽ /ﾆｭｲ==ｭ､l三二三／ｲ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾊ ｌ=〈￣」ヲ｀ｰ′三≡三三=‐-､i ＞三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三≡ｭ､〉.l三三三三三三三三三二二三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
┌─────────────────────────────┐
│どんな存在も、どんな神格も、ネエカ様にとってはただのご飯だ .│
└─────────────────────────────┘
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:::::::::::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;,,ﾟ!i,r':::::::::::ﾞl::::::::::::: : '';'. ::;;;;ﾞヽ::/;;ﾍ l l::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::;lﾞ;;;;;;;;;::::: ''''';; ;;;; ;;;;;;;;,,,,. ,,,.. ﾞl::::::::::' ...::.... ::::::::(:::|::|ヽノ ﾞl:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l ;;;;;;;;;;;,, ''';;;;;;;:;:;:;,;:.;:.:,:;.:,;;,,,-―'´::::: :......::::::::::::::::::::::ゝ.:.:. ..;;;;;;:l.::::::::::::::::::::::
::::::::┌────────────────────────────┐
::::::::│これは400年前に定められた、この星の絶対的ルールである .│
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:::::::::::l ''';;;,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;ヽﾍ::::::::::::::: :: ::::: : : : : :ﾞl /;;/ｌ:::::::::::::::::::::
::::::::::::l ;;;;;;;;;;;;i'''､＿_<;;;;;;;ゝ:....: : : : : : : : ::::::ヽ__ノ＾/ l::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::l ;;;;;;;;;;;,l, ::::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;; ￣｀ｰ、 ,lﾞ::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::ﾍ ;;;;;;;;;;l;,,,;;;:::::::::::::|;;;;;;;;;;;,,,,,,,;;; '''';;;_ノ:::: /::::::::::::::::::::::::::::
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,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
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./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/______｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::| よし、それじゃあ晩御飯作ってくれ
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカは明るい調子で続ける
┗━━━━━━━━━━━━━───
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナヽ:::::::::ﾘ., ﾍ弋|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::| "￣`` ∨ "￣`` |::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| 運動したら腹が減っちまったよ
!::|:::|｀ﾄ E≡≡7 , '::::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
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／///!ヽ,.__ｊヽ､__,.ｊ ;ﾄ ////////x＞ ､ はい
／/////.! ｰ‐ヽ' ー | |i:､///////////.＼
／///////ﾉ(_＿ 入 __ )ﾞ |j::.∨///////////∧ 何をお作りいたしましょうか
////////// j| '､ ´ ｀／;__j/＼ﾞ////////////,∧
|//∧V///´｀ﾄ､__ ￣ _ノ,//////////V//////∧
|///∧V////,＼ ￣l￣////////////V////////}
|////∧//////,｀､／二ﾌｰr ´ﾉ///////}////////j
j/////从/////// ／j///////∧///////.j
|//////｀i∨//// ／////////,人//////.(
|///|///,1､_,､_,< ／j//////, ﾍ//く ゝ＜zx/∧
'V//|////ヾ///∧ ,.イ i////////////,V///////i
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i//////////／//j､j＿ｊ/////////////.l/////;／
.
,イ ／l ＞'ﾞ´フ ＿＿＿＿_
',::', /::::::| ／::::::／ , -‐ '":::::::::::::＞'"´
.ヽ∨:::::::ﾞ'´:::::::::::ﾞ'"´::::::::::::::::::::::≦-..､_
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`ヽ､
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
￣フ:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::',::::::::::::ヾ｀､:ﾍ
/,rク:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::/ヽ::::::::::::|:::::::::::ﾄ､', ヽ}
.|/./::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::-/,,._ ヽ::::::::|:::::::::::l .ﾘ
l:::,ｨ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::/ ` ',::::/:::;ｲ::/
|:::| ｌ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ﾚﾞ イﾃﾐ l:/レﾞ |/
レﾞ l:::::::::::::::::::::::::,.‐|::::::::::::::|. 弋.l ヽ
|::::::::::::::::::::::::ll l |:::::::::::::|. ゝ
|:::::::::::::::::::::::::ﾄ､`|::::::::::::l r ‐‐´ パンケーキ
|:::::::::::::::::::::::::l `|:::::::::::::l ヽ､/
|::::::::::::::::::::::::::| .|::::::::::::l ＿＿l
l:ヽ ./::::::::::::::::::::::::::ｌ＿_|:::::::::::l___| .|::::::::|
l::::ヽ､_／:::::::::::::::::::::::::::ﾉ､ |:::::::::::| ∧ |::::::::|
',::::::::::::::::::::::::::::／￣￣ヽ.＼|:::::::::::|∧::',|::::::::|
＿_＿_ ミ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
/ ノ (●)＼ ・
| (.／) ⌒）ヽ
＼ （__ノ,.<))／;､ は……？
＼ / ／ '‐､>
｀＼＿_ｌ ´ヽ〉
,ﾉヽ､ﾉ __人〉
, ／'"|::::_/ヽ. /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|
.
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/______｀ヽ::::::/ﾘ＿____ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ '´‘;!iﾒj }.|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ Ｖノ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ======ｧ ,ｲ.|::::::|::::::| お前の手作りパンケーキでいいや
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヾｬ---ｸ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
／￣￣ ＼
-｀ ⌒ ヽ､_ ＼
´ ●）(● ） |
（_人＿) ｜
'､ ｜ そのような粗末な代物でよろしいので……？
| |
| ､ .ｨﾊ､_
≧ｭ─ｰ ´ ／.......ヽ
／/Y:::ﾊ､￣／...:::::::::::...＞、
,.＜..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
/.::::::::/:::｛,'::::|i / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
j ::::::::::> :.{::::::l / .:::＜:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ-──ァ'ﾞ￣l 昼にマック食べておいて粗末もクソもねーだろ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナ弋:::::::::ﾅ弋弋|::::l:::::::lヽ:| ／彡 .l
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ ／彡 , ＜l 頼んだぜ
ﾚl:::|:::|l" ＿__L.∨ " ﾋラ`.|::::l:::|¨￣￣{彡, ＜ ./
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| , '"￣ ./
!::|:::|｀ﾄ ＿__ , ':::::|:::|::| ., '" ., '"
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::| '" , '"
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ--'".|:::| , '"
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ .|:::| ., '"
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ヽ∨vﾞ, '"
/:.::{ / / | |:: | | ヽヾ::ヽ
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|:ク´⌒ｬ::::::::ｸ´⌒弋|:::|::::::::::::::ﾑ¨ あ、メープルシロップはケチるなよ
レﾞl::::::;|:::|ﾞ V::ﾙﾞ ';|:::|､:::::::::}`ヽ}
ﾚi:{l|:::|.`＝＝'ﾞ∨ .`＝＝ｲ|:::| l}:iﾊﾉ 最低でも二瓶使え
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::|
. ﾏ|:::l∧. ､＿＿, /:::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼ ／::::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
.
／￣￣＼
／ ＼ ＼
（●）（● ） u. |
（__人__） u |
(｀⌒ ´ | それじゃあパンケーキのシロップ漬けですよ
{ |
{ u. /
＿＿＼ /ﾘ 厂`'‐- .._
／ : : :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 ｢｀乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
| : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
＿_
／ｌ ,.:＜:::::/,.:--─ｧ
.,ｲ /:::::ｌ／:::::::::::::::::::::::::≦─‐---:.､
（::ﾚ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::弋￣
／::::::::::::::::::|::::::l¨:::::::::::::::::::::::¨l::|:::::::`ヽ
／::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::/ヽ､:::::::::::V:::::::::::::＼
￣7::::::::::::::::::::::|::::::|::::::7￣￣ヾ::::::::|::::',:::::::ﾄ::ﾍ
/::::::::::::::::::::::::|::::::|:::::バ¨.ｌ㍉､V:::/:::::j:::::::i ﾏﾍ
レ´l::::::::::::::::::|::::::レﾞ ､ i! ﾄ| .∨:|:;小:::::| ﾏ|
. |::i!:::::::γﾞ|::::::|. ｀¨¨´ .､_|ヽ|. ∨ いいんだよ
. l八:::::::ヽ､|::::::|. ｌ
V::::::::::|::::::| ､＿, 〉 オレは甘いのが好きなんだ
i、 i:::::::::::|::::::|.、 /
{::ゝ､ノ:::::::::::|::::::| ヽ､ ＿_,.イ:::|
{:::::::::::::::::::::::|::::::|──ｧｬ┴ ､:|::::|
..∧:::::::::::＞´ |:::::| /::∧. / |::::ﾑ、
〉;r'´ .|:::::|＼.∧:::::∧/ ∧ヽﾑ㍉
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そして二人だけの晩餐――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
|||||:::::《__∨∧ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ∬ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺﾆ=-￣
￣ }:､ﾉ《__∨∧ / / ／／⊆⊇ ／／ _,ｒ‐ ┐
:::::::}:::|:::|《__∨∧ / / ／／ √ '.＿＿／／＿＿＿＿＿- ￣ {( )}‐ ￣
＿ハ￣ }《__,∨∧三三三三三三三三三三三三三三lﾘ い三三三三三二=‐￣＿ - ￣_,.｡s≦
:|:|:|::|___/::::::| |∨∧L＿＿＿_/_/＿＿＿＿／／＿＿_,′ ∨／＿__､‐''゛ ＜＿_|｡s≦::::::::::::::::
:|:|:|::|¨ﾞ|:::＼|_|::|￣:::|__￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ ＿ 乂¨アﾟ´ ..〕 |:::::::::::::::_｡s≦
:|:|:|::|::::ｈ:: : |/￣￣ ∧ __,,.... --- .,_ |￣ ￣| | |_i|｡s≦⌒ :|::::::
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ_/￣￣}ﾍ_〉,､-=ﾆ⌒ ＼ | ／｀`{ } | ＿ --=二二ﾉﾉ||:: ｒェ宀 |::lΤ
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::|￣￣{ヽ}:|′ γ⌒ヽ ≧=‐‐=≦ | ハ““¨”” 了|￣l:|:::||:: |_||__|: |::|_|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::|::::::::: }ヽ}:|¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨|¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨~| |二| | ｜| l:|:::||:: |_||__|: |::|_|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::|￣￣}ヽ}:|: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : :.:.:| ﾊ ﾊリ..ﾊﾊ ｜| l:|:::||:: |_||__|: |::|_|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::|二了::〕| |: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : [] : : : : : | | | | И | | |__ ⊥二｣｣:::||:: |_||__|: |::|_|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i|７'''7::| |: : : : : : : : : : : : : : |: : : []_[]()[]_[]ｘｘ,| |_|_|_Ν_|_|_(__)＿ｒ'´ `ヽ( )_||__|: |::|_|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i|/^7:: | |: : : : : : : : : : : : : : | : : :乂乂乂彡ミﾐﾐ乂乂乂乂ｿ|_］＿＿＿＿_「｣_||_,,o:|ｏ_|
:|:|:|┼ii|::|:::::|ｉ::| i||イ ::::| |ｱ : : : : : : :xへ: :.:::| |￣￣〔〕彡彡 ミミミ┐|Ｖ ＿,,||::| |￣￣￣ | :::|ｰｒ:┐|┌
:|:|:|::|-ｉ|::|:::::|ｉ::| i||┤ :::|_|: : : : : : : : :∨〈〈:v- 二￣└匚 |￣~ |`' ┴し' ||¨ ||::| | | :::|: :|: :|::|::|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i||::|￣ﾞ|_|: : : : : : : : : :∨',v∨￣〈〉 └‐‐┘ 只￣｀'||::| | | :::|.:.:|: :|::|::|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i||::|￣ﾞ| L : : : : : : : :_:_:Ｙﾍv∨ ∨〉 ⊆ニ⊇ ||::| | | :::ﾄ､:|: :|::|::|
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i||-┐::| |:l￣￣￣￣￣:|]圦|:∨ ∨〉､ __ --ｰ||::| | | :::|¨ ＼|::|::|_
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i||:: :|::::|_|｣ |:| | | |∨ ∨〉｀7^~ヽ^￣＿_ ||::| | | :::|￣＼Ｙ::::::
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::| i||:: :|￣ .〈///| | |:|＼|::|__,| ／＾|〈ｉト¨¨`'ｰ-||::| | | :::| }::::
:|:|:|::|::::|::|:::::|ｉ::|_i||:: :| 〈/////|:|＼|::|__,| ＼[:|::|丁|｀`ﾞ─||::| | | :::|＿ /｀`
:|:|:|::|::::|::l: /|__|〔||‐┘ 〈///|:|＼|::|__,| /_|::|｜|＼:.::.:||::| |＿,,.. -┴=| ￣
:|:|:|::|::::|::l/: |::::|::|| : : : 〈/.// |::| : |__/|｣::|::|⊥|: :.:＼||::|二ﾆ=-,,二:|:::|
:|:|:|::|::::|::|:::::|::::|::|| : : : // |::| : : : : : : |::|Γ|＼: : ||::|￣: : : : :＿|:::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ パンケーキに紅茶という、まるで三時のオヤツが今日のメニューだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
,ｬ=─── 、 ﾄ、
, - ----≧::::::::::::＼}::i
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/,ｲ::::::::f::f::::::ハ::::::::::::ハ::｀l:｀l:::::::::::::i γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|::::::::|:::|ノ ⌒ﾄ､:::::ﾘ⌒ヽ:|:::|:::::::::ﾄ､|. l 美味しいな |
ヽ|ヽ|:::| （＞）∨ （＜） |:::|::λﾉ 乂,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
|:::|i 〟 .〟.|:::|:::|
|:::|::ゝ ｡)─( ﾟ ノ:|:::|:::|
|:::|:::::::＞＿＿＜:::::|:::|:::|
_|:::|::＞´|/{:::}ヽ|｀＜:|:::|:::し´i
,r-'"l/ ミﾆ＜⌒⌒)|ﾍ. |ノ｀`ﾍ/
,´ ｀y{ 弋ﾉ .ヽ二二7| ﾍ v´ ﾊ
/ .γ.,'. } .ノ ¨¨｀ヽ,| > ヽ .ﾊ
j { .,' }イ 。ﾟ 。.｀Y´ .} ﾊ
/〃,三,'＿__}l＿＿＿＿＿l__⊆ヽヽﾐヽ
r＝＝┐ l＼＿＿＿＿＿＿＿_ノ ./ }>》
| .|))＿__／__| . {:::{ | ゝ--<__ﾉ_ノ
￣￣￣￣￣＜.ゝ､___ノ＞ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカはニコニコ笑いながら口を動かす
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿_＿_ ミ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
/ ノ (●)＼ ・
| (.／) ⌒）ヽ
＼ （__ノ,.<))／;､ そうですか？
＼ / ／ '‐､>
｀＼＿_ｌ ´ヽ〉
,ﾉヽ､ﾉ __人〉
, ／'"|::::_/ヽ. /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|
┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は首を傾げた
┗━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 料理の腕に自信が無いわけではないが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／￣￣＼
. ／ _ノ ＼
. | （ ●）（●）
| （__人__）.
| ｀ ⌒´ﾉ
ヽ }
ヽ ノ ||
__,/! |｀ヽ工{ヽ＿＿_. ||
{:::::｀ヽ| ￣ V::::::/.一'||） (⌒ヽ o
Y⌒Ｖ| ＿ l|‐ｒ'´￣ .|| ｒ‐( ）
＼ } ﾘ ||⌒ ⌒ヽ
乙ノ| | ┌｢￣￣￣￣￣￣|┐
| |. ｀| |´
| | | |
|＿＿＿＿_| | |
| ,′| ,′ ､_＿＿＿＿＿_/
| ′.│./ / r‐――┐ ｀ヽ
. し′. ...し / ｣ |＿＿__ｊ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 世界最高の捕食者であるネエカに相応しい料理人が自分だとはとても思えなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.(⌒⌒⌒)
| |
| |
／￣￣＼
ノ ＼_ ＼
|＼ （●）（● ）. |
| ＼ (_人__) |.／|
.＼ ＼ （｀⌒´ ／ |
.＼ ＼ { ／ .|
.＼ ＼ { ／ /
.￣￣＼._ヽ ／ ./
Ｅ ／＼ .／
／ / ヨ／ ＼／
（ ヽノ／ ヽ＿）
￣ | |
.
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ .|::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l お前、美味しい食事の条件って知ってるか？
|:::::::ﾄﾍ、 ., ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ￣￣ ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.／￣￣＼
.／ _ノ ⊂_ ‐-' ＜
| （ ―） λ ヽ
,ﾍ__| （__人） ヽ ', さあ……好物とかそういう話ですか？
__,/ ｀ ＜ ⌒ﾉ . ｒ'-‐￢
／---‐――--.､ゝ＼ ノ 」-‐＞ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／´ ｀ヽ ヽ. , , .!
.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／ ヽ l｀ / / /!
:.:.:.:.:.／ ./ ＿ __ヽ-､ !/. ,' l !
.:.:.:.:.:l ＿十''''''''"" ＼ ＜ ' l
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| パーカ、ちげーよ
!::|:::|｀ﾄ ∈≡= , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ｬ─`
:::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/:::::／ヽ､:::::::::::::|::::::::::::::ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::|::::7 ‐- _.l:::::::::::::|:::::::::|＼}
::::::::::::::::／¨ヽ;|::::::::::|::/y==ミ､}::::::::::/:::i!::::|
::::::::::::::〈 「 r .|::::::::::|/ { /ﾘ |:::::;.ｲ:::::ハ/
::::::::::::::∧ヽ |::::::::::| ^ ､{/ .|／ レﾞ
::::::::::::::::/ヽ. |::::::::::| 乂
::::::::::::::/ |::::::::::| - ､_｣￣ ｢ヽ
::::::::::::/ |:::::::_:| ,┘ ,' | 食事の本質ってのは、何を食うかじゃなくて誰と食うかって話だよ
:::::::／＼ ／¨|::::::::::ﾄ _/ / /
:／ ￣｀`ヽ､ |::::::::::| / /／ }
￣ |:::::::::| ／´￣ ｀(
／ |:::::::::| / ｀￣￣｀!
/ |:::::::::| | ｀￣￣｀}
/ |:::::::::| // )こノ
.
/:::::::::::::::::::::;′::::::::::::::::::::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＿
/::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ハ::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::, ´
/:;イ::::::::::::::::::|::::::::::::::::/ ヽ:::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::::::／ |
/ﾞ |::::::::::::::::::|::::::::::::::/-─弋::::|::::::|::::::::::::::::::::::／ l
|:::::;イ:::::::!::::::::::::/斗≦さ}ヽ|::::::|::::::::::::::::::::/ ,
|／ |::::::八::::::iﾘ′{h::::/ .|::::::「｀`ヽ:::::::/ /
人:::::ト＼:{ .乂/ |::::::| .}::::, ′ お前、オレとメシが食えて楽しいだろ？
＼| . ﾉ |::::::|) /::::′ .:'
く |::::::|_,イ::::/` ､__. ∧ ∧
＼ __ノ |::::::| |::::! ./::::ヽ､__ノ:::
｀ヽ ／|::::::| |:::| ｲ^'"￣｀ヽ:::::::
ー＜ .|::::::|＿Ⅵ / }:::::::
,ｨ┴─'|＞´ ./ ｀ｰ / /＾⌒
/::∧ ／ .x＜/__ . ⌒ /
,〈:ノ У ／ / ｀ヽ .! ,
,.:＜＞´ .//// .ﾉ ￣｀ヽ｜ ／⌒ヽ
／:::／ .{ { .｛ ＼／
（（ (ヽ三/)
(((i )
／ ／￣￣＼
（ ／ ヽ､_ ＼
（＞）（＜ ） |
（__人__）/// | そ、それはもう！
（｀⌒ ´ |
{ | . 楽しいです！
{ /
ヽ /
ﾝ ⌒ γ⊃
│ ﾄ 乂 ｌ! i
| | ゝっ⊃
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナヽ:::::::::ﾘ., ﾍ弋|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::| "￣`` ∨ "￣`` |::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| そうだろそうだろ
!::|:::|｀ﾄ r‐ｧ , '::::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|::乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|:ク´⌒ｬ::::::::ｸ´⌒弋|:::|::::::::::::::ﾑ¨
レﾞl::::::;|:::|ﾞ V::ﾙﾞ ';|:::|､:::::::::}`ヽ}
ﾚi:{l|:::|.`＝＝'ﾞ∨ .`＝＝ｲ|:::| l}:iﾊﾉ
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::| ……オレもだよ
. ﾏ|:::l∧. ､＿＿, /:::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼ ／::::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
冫::::::::|:::l-./ |ヽ,.<:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::::::::::ヽ
/::::::,ｨ'∨ / | |::::| | V∨`ヽ:::::::ﾊ
/:::::::{ / / | |:: | | V .ヽ }::::::::ﾊ
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┃ ネエカはにっこり笑ってそう言った
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┃｜ ｜┃
┃｜ これは世界最強の捕食者と――― ｜┃
┃｜ ｜┃
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}:ヽ ＿, . .---、
-=_-_‐ : ´￣⌒ヾ:}´匕´: ＿: : ｀ ヽ
＿＞=‐- 、: ﾉ :、z、: : : : : : : : : ヽ
＞: :／: :/ : ￣｀ヽ ; ﾐ: : : :ヽ: : ﾍ: :ヽ
／: : :/: :/ {: : : : : : : : :ヽ: : : : :ヽ: : :}: : ヽ
／; ィ: :/: : {: :l : : :ヽ: : : : : ' : ヽ: : : } : :}: : : i.
／イ/: : : : : : ! : ' : : : : ヽ: :}ヽ: : } ヽ: : }: : ﾒ､: :|
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/ｲ: :{: ヽ'、: : ＞r ´ ﾉ: :ﾉ:ﾊ:ヽヽ: :＜
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┃｜ その従者となった人間の物語である .｜┃
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｀''' "ヽ: : :|: : : : : : : :i
.
続きは全くの未定でございます。
ヤルーもオプーナもどっかにいます。
出てきませんが。
これはどういう物語になるのか想像できない
あいからわず特殊な面白さがある
これからどう物語が動くか楽しみですね
ネエカ何者なんや
一味違うチート系だな
この世界観で現代日本が舞台ってｗ
しかし捕食が必要な時点で下等だってヤラー様が
これだけ凄まじいネエカ様も、一歩この世界の外に出れば雑魚扱いなんだろうなあ……
果たしてやらない夫はネエカに捕食（性的）されたのだろうか？
マックがボロクソに言われてて草
でもマックなんか豚も食べないと思う
ビーフ100％とか謳いながら豚肉使ってるし
なんか良い主従関係
殺伐モノかと思いきや
ねえ香かわいいなおいｗ
あとなんでこんな内容でマックアンチがわいてんだよw
牛ビーフパティは牛100%だよ。牛脂で固めてるのであって豚混ぜる方が別ライン必要でコスト要るわ
なお、誤解、デマという広告記事がトップに出る模様
オカズフレーバーのお菓子類全部アウトになる。特にポテチ系壊滅
ローストビーフとして販売したらアウトだけど
そもそもマックはどうしてあんな駄作出したのか疑問だが
クアアイナ美味しいです(´◉◞౪◟◉)
人間を食らう妖怪がマクド好きになる話は
「うしおととら」であったな
飲食は下等の証じゃないのか、ですとか。
このやらない夫は何者なのか、ですとか。
前作を覚えていただいてどうもありがとうございます<m(__)m>
もうちょっとしたら二話を投下いたします。
┌────┐
│第二話 │
└────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━┓|
|┃ ネエカの仕置 ┃|
|┗━━━━━━━━━┛|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 人里離れた山奥に建つ、古ぼけた廃ビル―――
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:. :.:..
ヽ、...｀
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――そこは凄惨な殺戮の場であった
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/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
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,,,,;;;;;;''''''' ;' ；∽∴ﾞ・` ∝ξ;;∀ﾟ):: ∧..,,,,, ,,,,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
' /И：：,,：;'' ;; ::∝ﾟc(;;@;,,*｡´;（... ....） ';;' ';, '''';;;;;''
''';;;,,,,, ('-' )::::::::::::::::::； ∴::::::::ｃ@ .,,,,;@っ:: ;, '';,,,;';,,;''
'''ッ ¨ ~： ;;∴;; : : : :∧∧ : : ・ ； .’'、 : : : : ､` ∧
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と つ:,,,,,,:: :: :: :: ノ ; : ノつと(｡Д ｡と__,_::::::> ``､、; ∧...,,,
:: :: ::) ) :∀ﾟ）ﾉ と、;'"ノ∴.・ ∴:: :: :: :: :: (＿ﾉ::（;;;;;;;;;;;;;;）:(*ﾟ０(;;ｌ
: : : しーつ::;;@* :: ::∴. し' ~(;;(;;ﾞpﾞ)(;;(;;ﾞ;;0ﾞ)::: : : :｜::｜;;;| :: u っ
: : : : : : : : : : ーＪ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : （;;;;;;）::::）: : : : U
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┏━━━━━━━━━━━━━━
┃ あまりにも理不尽な戦い
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
ハ ＿
/ ∨ /
/ <〉 / ,-――――ｚ＿＿＿＿___ /￣ ７ /￣/
/ / 〉 / .／⌒i ￣￣￣￣'ー―‐ ￣￣ ￣￣ / /
〈_/ / / ／ ／ﾚ′ /￣￣ ／ ｏ 。
/ / レ'/７ ￣￣￣ °
〈 ' ./ノ _,,-=,､
∨ ´ ,ﾈ//ﾘ、
ｸ托__
rｧ/////〉
j,,ｨi≦/////K＿,==ﾆヽ、
＿_ ｨ'し( ｧ"^´,外////ﾊ_￣ ｀
'//ハ _ノ-､,（ ﾔ′ﾑ////_ラ
j///,ｲ, ﾐ{、 |/|￣!/!
{////{_´ﾞ ゞ j/,! ﾏL
j////ハx≦ﾊ j/! ﾏﾊ
//////////,ハ {/! 'ﾏL
/////////////≧ﾁ |/{ ﾞﾏL
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 理不尽な殺し合い―――
┗━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 各地より拉致され、あるいは騙されて集められ―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ──
,ィ!´￣｀`i''ー─- ､､､,,_
イ三二二ﾆﾆﾆゞ ( j〉 」´￣￣｀`ー-､ヽ .,.:,..:.. .,.:,..:..
... ,... ｀`ｰ─'"´ ￣￣￣￣
,ィゞ .,.:,..:.. .,.:,..:.. ... ,...
ー＝==＝- ー＝==＝-
... ,... .,.:,..:.. ... ,... .,.:,..:..
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ; ,ィゞ
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: . .,.:,..:..
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;: ,ィゞ
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
,ィ!´￣｀`i''ー─- ､､､,,_
イ三二二ﾆﾆﾆゞ ( j〉 」´￣￣｀`ー-､ヽ .
... ,... ｀`ｰ─'"´ ￣￣￣￣
,ィゞ .,.:,..:..
ー＝==＝- ー＝==＝-
... ,... .,.:,..:..
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ; ,ィゞ
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: . .
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;: ,.-'''"-─ `ー,--─''''''''''
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ──
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 意味もなく、道理もなく、殺し合いを強要された人々の骸
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ほとんどの参加者が、困惑から覚めぬ間に殺されていく中
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
━ ━ ┳━┳━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━┳━┳━┳━ ━┳━┳━ ━ ━ ━
┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
,' , ﾊ刈ﾄヾ ｀ヽ
|!１ i { | |i !ｊ^ヽ |!i＼
|! | | | ,イﾘ从ふj |!l ド、
|! | | | =ﾅ′ ｊ ﾄ ｊﾘ j ＼
ﾄ、!ヾL _ ｭ ﾉY / / ＼
'| i ￣∨∨／ ⌒ヾ く＼／> [］｢] l￣￣￣］ ┌┐┌┐
＿_ | } , 〉ｆ' i / /│ > ／ U ￣し'∠ミ | Ｕ ｜｜
//￣⌒ヽ ｊ | /;;; /│ ;;;;;;;;;;,|/ / ! . （ （＿__ く／⌒ヽヽ し' | ｊ
// ＼ ﾉ j /;; / ! ;;;;;;;;; | / j... `J‐u┘ ┌‐=彡Ｊ ノ .ｲ
// i ＼ / ﾝ;; i. ｊ ;;;;;;;i / i ￣し' し' ﾟo
/' , / ! ＼ ／ ,ﾉ 丿 ﾉ ,,;;;;;;/ / ／ /
/ / / ﾉ { ＼ノ i ｒ' ／ ／,,,,;;;;;;;;/ ／ /
/ / / ,ﾍヽ ∨_上'_ / ／ ,,,;;;;;;;;/／ /
/ / / ／ ＼ ｊ 厶＜、 ;;;;/´ '
/ / ／ ｒニ三＼ ノ ＼＼ ヽ ／／ /
／ / / ｀Tﾆ 二＼ ∠ニ ｀ー ∨／ ／
ヽ / / _, -‐''´ ￣ ￣ ／ ／
、 ＼ / , -‐ ´ ／￣｀ヽ ／
＞'´ ／ ／⌒ヽ ∨
´ ／ __ イ ｒイィｨ 〉= ´
━ ━ ┳━┳━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━┳━┳━┳━ ━┳━┳━ ━ ━ ━
┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 順調に勝ち進んでいったのは一人の青年だった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＿
ﾌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-＜
＿..ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::フ /ｲ
￣Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞- /〃 _.ィ
/::::::::::::!:::ﾄ､:::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ －＝ニ 二二 /
ノｲ:::::::::::|x'|´ヽ:::::ﾄ､|＼:::ｉ≧ﾐ:::::::￣::::::厂￣ / / / /
ﾉ人:::ｉ::| ｨﾁﾀ Ⅵ ＼ l::|辷八::::::::｀ト＼. / / /./
|∧| ´ |ﾊイ:::::::::::::::∧ /./ /./
ノ ﾉ Yﾄ､:､::ﾄ{⌒＼ // //
＼ ＿ / 八ハ| /′ ´
｀´、 ／ / ＿＿_」＿_
ヽ_ ィ＞'"´￣ /
{ ＿＿ -‐─-＼ 「|/| __
＿_r斗- ￣￣ ￣￣￣⌒＼ |/|// /
／ ;:;::#";: : ヽ、 ;:≧ｘ. /／
/-─ 、. ;;::: ＼、 "';: ::＼ ／
/ ＼ ヽ
l Y´￣￣￣￣￣￣￣ i￣￣ ､| ﾊ
/{ ヽ l | |/ |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 彼には死ねない理由があった
┗━━━━━━━━━━━━━───
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝
、 ､ , {
､ } ､j＼ }∨‘ﾍ, ,{ ,
､___}＼ ＼_`'ﾍ.} ;∨ Ｖ ! ,
､__＼｀ ≧=-ミ / / i／.しｯ
＼＼ ｀≧=- ｀ヽ. / __／ イ
‐､一ミ=`＝- , ´ ／_,厶 ___,
､_＿`三二ア , / ‐←＜__ /￣/ ∧
｀≧;ｯ-／ / / / , .丶＼`弐¨` / .//７ / /
｀ア／ .〃, / / / / ､＼ ＼＼`≦´. / //./ /./
__,Ｚ彡 ／/ / / / / /. ,iv、. ヽ.丶 ＼`戈 / ./'〈/ '//
｀アイ}//〃/,j式Ｖ /, !V从{ﾍ,ヽ .＼＼__<＾ ./ , ヽ、 V
'´_丈V/jVk{｣{a`;V /;刈仏{_ﾝiV!ﾍ丶`戈¨`. ./ / ＼/
/／,{{`i从`T;彡j/V;'^}'^`¨^从Viい､Ｖ＾ ,. ././
'´ /７>仏 ｝r__ ´' ;´}厶VV＾` , 〈/ /＼
/仏j从 ;広三弐; ´,ﾒWバ{ / ＼/ , イ _
' }/}/}ヽ, {Y´ ｀Ｙ} ; 仏V^ / r ' ´／／/
,_厶;小j＼``＝彳／i从{`'⌒'V, ヽ／ /／
, / ' ;Ｖ} ;｀'ー‐ ´､_｣/ /Y ( , /'
;{ !J イ/ ,バく__(,､_; ,}＼_,/ ∧ V , ○
;v;__j Vi″ /／{ ∧, ｛＼_ ,__;Vイ / ' ∧ {`メx;__ _
亅{ ！ ! /⌒丶 { ,バ `ト __,/__j, ∧ / /ヘ{ ､ `'ヘ,
}∧ ;v 丨 `7 // )Vy バ
ｖ' vﾍ ＼ } { / // '/ ∧ v;
亅 ､ ﾍ {^'ー－; ;__, 丨 / , / ﾒ、
{ / . } }/ / ; , ∧
ｖ' ＼Ｖ /, j__;v_＿＿＿ ∧ , {,
ﾒ ／〉, // !} }' ′ , ', / ‘ﾒ.
// ､／/j ∧V !i ハ } / ∧
/, i ／ ' /} ヽ ' ハ} | ∧ / / 〈
{〔 ､ ! ´∨ { 、＼ , !{ / ,ハ / / ﾍ,
ﾒＶヘ; ＼〈 /亅 ＼ ＼ ､} }/ /∨ }V __,厶 -v'^`
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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┃ ここで死ぬわけにはいかない理由が―――
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 彼には一人の妹がおり
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',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;
＼￣: : : : : : : : : : : : : : : : : ::イ
‐-ｧ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧_
_.. -――- ._ ‐=ﾆ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾞ､￣
.／ ,―――‐- .._` .、 __..＞:iﾞ.､:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::＼
x / ./ ／ ／ ｀`＼. ＋ ￣|/|{/`!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::､ﾍ￣
/_.. ィ7T.ﾌ厂￣｀ﾌｉ ‐- ._ |〉 x l .|!:::::::::::::::::::::::::::::::､＼
.x ! ￣ﾌ/l/_×／/ |ﾊハl .ﾄ、 x ヽ、 |i|_l:!.ｌ:ﾄ:::::/|:/ヽ|＼
|! / | ／|,ｲ._T_i` .r≦lハ!|｀` + , ―－＜二._l|_∨_.l｀ヽ
ll/_ .| | |'弋..!ﾉ i'＋!ｌ | ./ ヽ ￣｀ - .._
/ ミr`! / l |' ' ' ,‐- ..__ﾞｰ' .!l .| /´ :―‐-- ......＿ `､
ﾄ､ｿ .! ./ .,!l .ﾄ､ ｌ ｀,! .ハ.! ./ .: ｢｀T ‐- ... ∧
/ll＼ ｀テヽ、 /_,| |l: ＞ .ヽ.. ィ ＜l l| .／ .!. ! ｌ / |
./' l|/l. >' / /＼. | | ＼ ＼ｰ'/ ./ ,,;:`:;'ﾞ"r;:ﾞc／ ,.r'、 .! | /' !
' l|l l/ ./ / | | _＼_×_/.ｨ'...二二二l ヽ __...-／ ヽ. ,′ / !
| ヽ./ / /|.|i彡_ ＼＼ ／ ＼ / .|
| ／／ .／ .l|| ´ ￣,｢￣ ｢ ｌi￣二ﾆ -'´ ヽ.／.|. ﾞ､ /'_.二二.｣
└――'"l/／ .|! / / ! .| |' |l ／/ /! 、 /´! |
/ ＿_l＿/_/__.|__|__l_`_ｰ_'＿＿＿__.／ ! ,.ｲ 〉 .!
!二三l＿＿＿＿＿_..::'´￣｀ :::‐-....__ ‐'" l : ／./ ./ /
| ::| | :.::|// ＿/: : : : : : : : : : : : : | : : / ./ /
| ::| | :.::| {. ｌ: : : : : : : : : : : : : : ! ./! / ./
| ::| | :.::| ヽ ヽ、: : : : : : : : : : :::∨ / | / ./
',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;',∴ ･' :;;
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┃ その妹の世話をする肉親は彼だけであったのだ
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.
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┃ 創作ならばありがちな動機、死亡フラグ云々言われるのであろう
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ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:
. ´ ￣￣￣ ｀ .
／ ＼
, ' .
. / ,. --───────-i i
/ . / ／ ／ ／ ／| /
. /_ノ し' / ／＿__／＿___／__／＿ﾚ'
/ ｀ヽ /´ レ´ Ｘ. ／／ハ メ ＼
. / Ｚ二´ ／rテ く ／／ レ斗'´ヽ ハ
/ フ イ´/ | r' i|レ' | r' i|.} !ﾄ/ ハ
／ 人C/ / 弋.ソ 弋.ソ | ＼
＿_／ / Y / ⊂ニ⊃ ⊂ニ⊃ ヽ
/´/ ((メく ﾘミヾVハ }Vvv-----vv1´ソ彡'´) ノ
| i ／ ((メ レ'/ /´｀)｀´ ¨^ﾞ￣｀´ ￣ ´ ツノ
| | .／ / ｀ヽ￣ ￣ ∠
ﾉ .ﾉ ＿_＿／ ／i ミv ソ
レ'´ ﾚ'/ ／ ｀フ 彡
从ﾊ/ ＞-‐ i ___,i /! i フ
/ ＜ iハ´ﾚ' レ' | ﾊ /i＼/ く
ゝ、 ／≧ /⌒Yi |∨| | | | | | | レ' ﾚ' ｊ／イ＼ く´
}_ノ´ ノ .{ 从j ＝＝＝ ＝＝ { V
ノ人___ ∧ !
ムソ 入 （＿） }
レ/ /＞ . 「￣￣￣￣￣ | ノ
/´i ＼＞ -r----ｧ ｧ ´
| | | `ー┐} ィ イ__|
| ∧ L..＿レ'´￣ | |
に「＿人__／__＼＼ | |
＼__) (__ﾉ
ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･ ｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしこれは彼に取り、紛れもない現実であり―――
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::::::::::::::::::::| { ''^ |:／イ::::::::::/／イ /／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿::::::::＼
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￣""''''''ｰ‐ ,, /／ /:／ { /:::/| |:::::::::|
｀"''‐ ,, /／ {/::/:::| |::::::::|
"''‐ ,, ／ ﾑ':/|::| |::::ﾄ|
＼ ''‐ ', ﾚ ヽ:|
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＾゛''－-..,, | /＼ / ＼
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┃ 彼は何が何でも生き延びる必要があったのだ
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┃ 結果、生への渇望がそのまま勝敗を定めた――――
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: : : : : : : :.:.:／ ／| ＼ _ | | |: :
: : : : : :.:.:／ ／: :/ 」 ￣7 | |: :
: : : : .:∠＿＿＿ ／: : : :| _,．-‐ミ |: : :.〔 / |: :
: :. :∠＿＿＿＿ ｀ 、 ／.:.: : : : :レ.二二７ ヾ: : : :｀ヽ.＿＿_ ゝ､ 」: :
: :∠三三三二二≧o｡ У: : : : : : : : : : : : : //// ＼ : : : : : : : : : : : { ｜: :
: :|三三三三三三三三≧o＿: : __: :＿: :＿///ム-―┴‐≒-ミ ＿＿ / | ＿
: :ヽ三三三三三㌢￣／ ｢｀ヾ´ ／ ￣ ＼ ヽ /
: : : :`寸三三㌢ ／ ｜ ｌ / ｜
: : : : : : : :.:／ ｜ ヽ （ ﾉ
:.:.: : : : : :/ ｣_ | ｀ｒ―-----イ
: : : : : :.:/ _∠ﾐ ｀ヽ. | | |
＿: : : : | ,．＜三刈 Y '´￣￣｀ ＜＿＿＿＿ | ,′
｀ ｰ=､ ∧＿ｌL ＿,.ｲ ｀ ＜ | / ￣￣
＼ ////∧⌒´: : : :.:＼ _,く 」
_ -‐ ￣￣二ミ'////∧ : : : : : : : : ＼ ＿＿＿ ＿＿＿／ ＼ ヾ
／´￣ _У＞―…‐- ミ: : : : : : : : : : : : : ￣￣ / | ――
´ ＼: : : : : : : : : : : : : : : : ＼ /: : : : : :
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::
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┃ 誘拐と欺罔により、無理やり集められた30人の一般人による殺し合い
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､ ￣`ｙ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ__ _
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀≧x /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.‐ｭ,,;;;;;;;;;;;;;`-'--,i';_.,
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |::::::::::::::::弋――‐‐‐‐‐''¨´ ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: ￣"‐―--―.'-,,_彡
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | j:::::::::::::::::::::', r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,､: : | .ﾉ:::::::::::::::}＜ﾄ､ ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'i:::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: : | ＼| /:::::::::::::::::::', ｀ヾ ／￣ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;'i:::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ｉ/ ./:::::::i:::/＼:::::', ／;;;;;;;;;;;;;／"ｌ￣￣|:::
:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::,' /:::∧::|/ ヾz, .／;;;;;;;;;;;;／:: .|;;;;;;;;;;|:::
:::::::::::::::::::::::::::|∨::::i /|::/{ .∨ ／;;;;;;:;;;_-":: |;;;;;;;;;;|::
::::::::::::::::::::::::::, ∨::|‐' ﾚ' ' l;;;;;;;:ｒ"":: ヽ;;;;;;;'i:::
:::::::::::::::∧::::::| ｀ヾ / .|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
::::::::::::/ .∨:{ , ,|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
/|:::::/ , ヾ / ,ｌ;;;;;;ｌ':: ヽ;;;;ヽ:::
. |::/ i , r';;;,;/:: ヽlllヽ:::
｀ﾚ'＜.. | , /;;;;/:: ヽｌｌｌ）:::
｀ヽ ／ /^'ｌ'::
∧ l;;;ﾉ::
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＿＿ ヽ
｀¨ﾆ＝=-ｚ＿ﾐ､
＼
＞ｘ..
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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┃ その地獄を勝ち抜いたのは、この青年であった
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...................................
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: これで帰れる :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 妹の元へ帰れる――― .:::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
_ ＼_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼￣::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼::::::::::::::::!::::::::::::::::::...................................::::::::::__／＼
>:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::V i＞ ＼
／::::::::r＜!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::∧j:＼ ＼
7／::::::|ヽ !:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::!::::::::!:::::|＼「ヽ＼/ ヽ
／￣￣|人_」::!::::::|::::!::::::!::::::::::::::::ﾄ、:/!:::爪V / |
| ／j／|∧ﾄ、::!:::|::::::|:::::!::::::::::「 V j∧! ヽ / |
|: ＼ :! VV_|::::∧∧::::∧! / !/ |
| ＼ | 八二V V ／| | ∧
| ＼ ! ＿_＞ ､ -―-／ /|＼ | / ヽ
| !／／＼|＼_ヽ￣ ／//| ＼∧ / | ､
/ |／ | |＼＿＿__// :| V |
| i | | |＿___! | :! / |
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''';;;,,,,, ,,;;;;''' ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;''''''''. ┃ しかし世の中はどこまでも理不尽に出来ている
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┃ 『生き残った者だけを助ける』―――――
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,,, ＿,,,,,.. -―''''''^ﾞﾞ´ l ｀ﾞ"''ｰ ..,,_
｀''ｯy―ｰ'''''ﾞﾞﾞ´ ＿,,,,,,.... -―'''''''l'''― ..,,,,_ ｀ﾞ'''ｰ- ..,,_
./ ｀''-､、 ___,,,,........--ｰ￢'''ﾞﾞ￣´ l ￣''''― ..,,,_、 ｀ﾞﾞ'''ｰ- ．
/ ﾞ)ゞﾐ￣ ＿,,,,,,.... --―ﾃｰ- ....,,,_、 ｀ﾞﾞ''''― ..,,,,_ _,,..-
./ ./ ｀''‐､,_,,,,.... -―￢'''ﾞﾞ￣´ ! .￣ﾞ'''''―- ....,,,_、 ｀ﾞﾞ''''';;ｯ┬'''"゛
ﾞ ./ ./ ｀''-..、 _,,,,.... -ｰ￢''^￣゛厂ﾞ^''''''―-- ......,,＿_ ⌒ﾞ'''''';;ｯv‐''"゛ l
./ ./ ７＜″ _,,,.. -┼--- ......,,,,,＿__ ￣ﾞﾞﾞﾞ''''''';;;;=ｨ'''"゛ ｌ !
./ ./ ./ ｀''-,,,, ｰ''''"´ _,,,.. .i＿＿＿＿＿＿__￣ﾞﾞ二＝ｒ'" .ｌ ｌ !
/ ./ / / ﾞﾞ'=ｉ./ ﾞ´ ._.. ‐ﾅ￢―-----┐-ｰ'￣! .! .! ｌ !
./ / ,/ ／ .／ .フﾆ,, l . _,, ｰ''" / ! .! ! .! .ｌ
/ / / .／ ,i;;＿,,,,,,,/＿＿＿_米＿＿＿＿l ! .| .ｌ .! !
-─i───┼――￢ぐ'''"ﾞﾞﾞﾞ＼￣ `'-､, .レ──-il──ii､,, -'''´￣ﾞ,ﾞﾆﾂﾞ‐'ｰ;;ii! ......,,,,,__..! .! !
ヽ ヽ. ＼ .＼ ._..-‐'ﾞ~'''''￢―-i!-------ﾆ=r;;'"゛ _..-'"´ , ／ ￣￣ﾞ'フ'￢―――l―
ヽ .ヽ .ヽ _.. -'"゛.￣ﾞﾞﾞﾞ'''''''―-- ム------―――＜、 _ ／ ,／゛ .／
.ヽ .ヽ _,, -'"ﾞﾞﾞ^'''''''―ｰ-..........,,＿__ ,! .＿_＿＿＿＿＞..ｒ'" .,／゛ ／
.ヽ _.. ｰﾞ'ﾞ‐'-- ....,,,_、 ´√￣￣゛ ｀''‐､、 ／ .／
._,,ｿ=二_ ⌒ﾞ'''''―- ....,,,,_、 l .＿__,,,,,,..........--―ｰ'''''''''^ﾞﾞ￣｀ﾞ''-..、 .／
､._.. -''″ ´ﾞ"''― ..,,,_, ﾞ√￣ ｀'''-..,.／
´ﾞﾞ'''ー ,,,_ ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_. | ＿_,,,,,,,..........--―￢'''''''ﾞﾞﾞ￣´゛ ﾞﾞ'-､、
｀ﾞ"'ー ,,,_ ｀ﾞﾞ''''ｰl―'''''''''"ﾞﾞ￣´゛ ｀''ｰ､、
｀ﾞ"'ー ,,,_ l ＿__,,,,,,,..ﾐ''ｰ、／
...,,_ ｀ﾞ'''ー ..,,_ ! ＿__,,,,,,,.......... --―ｰ'''''''''''"ﾞﾞ￣￣ ゛
.｀ﾞ''ｰ． ｀ﾞ"''┴ｰ'''''''''''ﾞﾞﾞﾞ￣￣
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┃ そんな約束を守る義理は主催者に無かったのだ
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┃ いや、勝ち残ったモノこそ主催者の目的であったのだから
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,-―――‐-､
ヽ ＿＿／;:;:;ｊ´イ;:;:;:;:;:;:;:;｀ｰ､
;:;:;＼＿＿／;:;:;:;:;;:;:;:;:;//⌒ヾﾊ;:;:;:;:;:;╋＼
;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:;:;:;:;:}};:/⌒ヽ;::;:;:;l＼
;:;:;:ｒ=;:;:;:i;:;:;:;:;:;:ｒ‐'´｀ｌ//⌒ヽ｛ {;:＼ |;:;:;::ﾄ､ }
/シ;:;:;:;/二ﾆ彡＿ ｱ､ /;:ｒ--ｬ/ヽﾉヾ＾ヽ｀
/;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;:;:;｛ |_/,--ミ'／ | ', ﾍ
;:;:;:;:;:;:;:;:;/ヽ;:;:;:;:ヽｊ;:/ |l .}＿ .|､ 〉 ／）
;:/ヽ;:;:;:;:｀ｰ';:;/⌒ヽﾊ .|::ヽ ./ ＼/ ｀´ ／;:::|
;:;ー';:/⌒ヽ;〈 ,|:::| ｿ{::::{ /Ｊ ￣ |::|
;:;__;:;:ヽ､ ﾑ::＼/ｊ ｊ__/ ソ｀´ V ,.-┐
;:| ヾ´￣｀´∨ .// _,.:::'´:ｒ'´
¨ヽ＿＞ // {_／l::::!
i .| // !:::!
i ; | .// ｀´ ／〉
. ! |ﾊ // ┌'´::::「
､＿ﾉ | ﾊ' └'´|:::|
::ヽ_ン＾ｙｰ' | 凵
ｌ:::し､l { i i | , イ ○
ﾚ､:::::ii_斗/ ∧ ／ | o
. |::え(＼;:;:;:;:;「 .| ﾟ ∧
.|:::::ii'ﾊ:::＼;:;:ヽ＿_ｎ ,イ ｒ‐‐-､ /::: 〉
_ノ＿/ |:::::::ー-､,-'´|＞‐' { ｀ｰ一'.／::／
__ｌ_ |:::::::::::::ノ:ノ¨|| ,､ | ／::／
/､ 」{￣i i￣ /￣ |ノ ／::／
ノヽ＞'´ | /ｼ､_ｊ ./ﾊ ./ヽ__,イ 〈_／
. | |ヽ＿_／ |_／:;:;:y､ |
.__人＿＿ｨ／| ｆ－‐'´ } ./
,--､:l´ | /| /y'
＿ﾉ:;:ヽ＿＿ノ＞‐＜:;:＞＜´:/ヽ
;:,--､;:,--､;:;:;〈＿_／;:/ ﾌ‐'´
¨ヽノ¨ヽイノ＼__,---ｚー‐'´
. ij
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┃ 解放するなど最初からありえぬ話なのだ
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┃ 血塗れの青年は、勝利の余韻を味わう事なく意識を奪われ―――
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:::::::', , ';' ;::::::::::;' ,:::::::::::::::::::::',':;' ,.':::::::::::::::::::::::::::::::::; ' , ' ,....
';:::::::', , ; ,::::::::; ;::::::::::::::::::::::;' ,..'::::::::::::::::::::::::::::; ' , ' ,....'::::; '
;:::::::, ' , ,::::::; ,::::::::::::::::::;' ,..':::::::::::::::::::::::::; ' ' ,...'::::; '
';::::;' , ,::::::; ,':::::::::::::::::::',.'::::::::::::::::::::::::; ' ,....':::::; '
',:::', ' ,:::::;.... _xﾍ从〃x:::::::::::;:::::::::::::::::::::; ' ,...':::::; ' ,...::
',:::, ,::::; ≧:::::::::::::≦_..' ,':::::::::::::::::;' ,...':::; ' ,....::'::::::::; '
', ' ;' ;:::;.... 戈爪'´rvﾊ`....,:::::::::::::::::;' ,...',:: ' ,.....':::::::::::::::::::::;
:::'., ,:::,. r':T::ヽ-ﾝ´ ....,'::::::::::::::::;' ,..'; ' , ', ' ',:::;::::::::, '
';::::', ,::／::::ﾉ::::「:〉.' ,.':::::::::::; ' ,..', ' ,' ' ' '
';::', . ／::::／::::::::ﾚ' .,.':::;::::; ' , ' '
' ',... 八::｀ヽ:::::::::/! ....,' ' , ' ,
;:'.., ' rv´:::::∧:::::V::/∧ , , ' ,....;' '
' '.,..... ＼｀二 ∧,.-〈_〈∧ , ' ,...'::; '
' ,. V:::｀ヾ_〉V∧ ., ,..':::::; ' , ,......', '
' ,. V∧:::::∧}_》 .,':;::; ' ,....::'::::::::::::'::::::'::;:::' , '
V::へ::::∧ ,....':::::::::::::::::;::::; ' '
. V:∧V::∧ ,..':::; ' ' ' ' ,':::;':::;':::;'::,_,
. V:∧V::::::}
r:::∧r'::::!
〈:::::::||:::::|
. |::::::||:::::|
. |::::::|.〉八
V::::|}＿〈
. 〈_ンゝ､_》
｀ー^
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┃ 妹の元へ戻れる日が来る事はなかった
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.ィﾉ
/ { -‐＝＝ミ
l! ー=＝ ´ ｀ ヽ :,: :(::)
ﾏ . .....:::.. ::. /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
夊:::.. .::: =-ミヾ､::. :| (:::::::::::::::!' (::::::)
￣￣ }:i:i:}::. .::j ヽ::::::::';''' ''`` 。 rｰ-､
丿Y:::: ..::/ τ'::/ .;: ノ;;;;;;;;;j
-=ﾆ.:::_ノ´ ﾉ .::/ ,)/ /;;;;;;;;彡' ,,,イ
-= _ ´ ...::::/ 。 ' 、 ;: 。 /;;;;;;;;ﾉ彡=彡;;/
／ -‐ _＿ ..::::::::_ノ , `'''`~''・ ' `... /7;;;;;7 ムイ／;;;;;;;;;;;;;/ ／ﾑ
/::::´ ´ ..:／￣´ , f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 /;;;;;;;;/;;;;;;7 Y;;;;;;;;;;;;r一' ／;;;;;; ＞
.::ｲ ´ ..:／ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::). /;;;;;;;;;;;;;;;;;/ レ´￣ ／;;;＞ '
l : /´ .::/ :.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ. /;;;ﾑｰｧ;;;;/ ／;;;;;;}
| : { .::: ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` '' /7 /;;;;/ ／イ;;;;;;| ＜;;;≧
l!::::. .:::::{ , ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` /7 /;;;;/ ／ .|;;;;;; 斗＜;;;;;;＞ ＿
::ハ {:. ﾊ π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ./ｲ /;;;/ _ ＜;;;;;;;;;＞ ´ _、 x≪;;;.!
ﾏ:::{..::＼ ..:::. ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`. /;;;;/ ｛;;;;;;;;≦;;＞ /;;;; / 〈;. ', ／:!,ヘ;;/
::::.: ＼..:::::､ ＼ τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!. ./／ /;;;; / ',:.:´:.／ ;/,.'
､:::... ＼ 入..::ゝ- . (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ.. /' /;;;／ ノ;;;;f´ .r'´,'
＼::::....ヾ..::{｀ヾ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''" / / ' ／;,ｲ!:.i. !ノ
｀ヽ ＼ ／;;:,ｲ i;;:',
i;;:.,ｲ ﾍ/
Ⅴ
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┃ ┃
┃ 永遠になかった ┃
┃ ┃
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「デスゲーム」という言葉がある
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┃ 参加者に死の遊戯を強制する意として、用いられる事の多い言葉ではあるが―――
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≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
/ く ど ど ヒ
お 親 頑 も ＼ ｝ う う ャ
っ .父 張 っ /＿Ｌ〃 / し し ハ
死 が ら と く // ,」_〃〉 た た ハ
ぬ ね /＿〃 // ＼ ｜ 〈
ぞ え { ノ ＿〃 , く_∧ /
（ と / ッ ノ {｛ ﾊ ゝ∨⌒∨⌒ ,
） 〈r‐r/＾) ッ ゝ , く_ィ ( ( r-く く く
（ /^ｰ' し'＼ 彡ｲー、 r ｰ<>＼ゝゝ
{ }ヽ_ノLrg}=-j_<戓＞ く ＼
Y∧ /＼∧ /⌒ ｜ }_i}￣く. r 、 / |＼
∨ }_＿_∨＿/＾｝ / / ゝゝ＝==＝イ ./ゝゝ
rＺ三ｚく {_ノ￣￣￣´ノ( (_ c -〜 // っ } ﾚ}ゝ
,z＜ ＼>､_ノ ー彡｛てﾆﾆﾆﾆｨつ っ/イ{ ゝ
＿__ /Ｖ ー彡∧ t:.. / :|::＼
.::::::::ゝ、 ｲ /￣￣＼ ノ彡j{、(:: ／￣´ }ゝゝゝ
＝く＼_>、 :/／￣￣｀＞―彡,イ ￣￣´ /´ /＿
≧:::::} /´.: .:::::／⌒.:.:.::::::/oヽ―――‐.:ｏ :::イ:::::::
ヾ::j/.::::::::／｝.:.:.:::::::::／＼:::::..Ｑ .: .:::,,. -‐ 7:::
ﾚ'::::::／ /.:.::::::::::/ ￣〃￣´ /::::
／＝イ /:::::::::::::/ / /::::::
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 所詮は創作における絵空事
┗━━━━━━━━━━━━━───
_ ＿＿ __,ｎ__, . , -─-、
l | ｎ └‐￢ | ,.ｺ lﾆ, / ∩∩ |
Ｌ.ﾕ U l二ノ . `弋ﾆク ゝ乂,リ丿
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
i _ｲ く i､ ,< _L / / V ﾚ / / / 三ミﾐ､
ト┴-､ ト＞ -K巛 i ./ ,r､く,イ 三ミ ﾐ､
ト--､_三三彳イｨ ｒ,lllr─テ l ト, ミﾐ､m､三ﾐﾐi バトロワとか
i三三彳彡イｲ彳ノ| ﾉ くﾉﾘ ﾉ r ^川三ミミﾐi 神様の言うとおりとか
!ミﾆr－､彡ミ／ ｼ lﾌﾃﾗ / i三三ミﾐi さかんにいってますが
iミﾆ| ft､ i彳f-=ｧ=ﾃ－､ くr＜r' . 川ﾐ三=ﾐ!
|ﾐﾆ.| k ( ヽ;;i ｀ﾞｰ´イ '（ t .,! .!彡三ミ/
|ﾃﾆ,,ヽミて ,レ--〉,! ﾒﾐ三彡/ この世界に「デスゲーム」なんて
川||||||｀r､ィ ｀￣´ ,! ﾉ三仁ｼ ありませんよ…
リ川川 V::::ﾍ , -一＝ ,! rt^´ミﾐｼ
r'くシﾘ|k.i ( )､::::ヽ､ T ,! ヽ,三ミr' マンガやアニメじゃあ
|: : : : : : : : : : ::¨ー､`ヽ _ ' ,' ﾉｻﾐｼ ないんですから
ー､`ヽ _ ' ,' ﾉｻﾐｼ
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┃ 現実に開催されていると考える一般人は一人もいない
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┃ しかし「妖怪や吸血鬼は空想の存在」という認識が、ネエカの手により生み出された幻想でしかないように――――
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l;;;;;/ ｌ､;;;;;;;;｝.!;;.! .lﾞ;.! |;;;;;;;;;;| .|;;;;.! !;| |;;;| ｀'" く＼／> [］｢] l￣￣￣］ ┌┐┌┐.!;;;;;!
.ﾞ‐' ｌ､;;;;;|゛.|;;;.! .i!;;lﾞ .|;;;;;;;;;,! .|,,/ .|;;! l;;;| > ／ U ￣し'∠ミ | Ｕ ｜｜ ﾞｰ'ﾞ
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.ﾞ'i;;.! ｌ;;/ .l;;;;l ｀'''″ !;| `J‐u┘ ┌‐=彡Ｊ ノ .ｲ
`'ﾞ .!;;.!、 l;;;;| |;.! ﾞ''"￣し' し' ﾟo
l;;;;l ﾞ''" l;;;! ｌ;;;;;lﾞ
｀'" :!;;.! ｀''"
!./
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカによって抑えつけられただけの事象でしかないように
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
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┃ 「デスゲーム」もまた現実のモノとして存在していた
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┌────────────┐
┌──────────────┤ λ もちもの. λ |
│┌────────────┐│（()） ￣￣￣￣￣￣￣￣ . （()）|
││ | | ＼／::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;││ ∥ □ たいまつ ∥│
││ | |.....:::::::::::..../ ::::::::::::::''''';;;;;;;;;││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
││ | |;;;-‐''￣;:7 ::::: ::: :::::::::::;;;;││ ■ つるぎ │
││~!_| | （'ﾍ;;;〜へ_,,‐‐､: :::::''││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
││ | |-､,‐‐､_l;;;;;!::.., ,,,,..::::::::ヽ:::;;││ □ くすり │
││ | | .ヽ,‐'' l;i',,,､ '' ,- ､ ;;）:;││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
││√| |~￣ヽ il:llH : :;illlr┤::i' ; ;││ □ │
││ | | V~l,,li ~,ﾍ ''￣ ::λ ; ││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
││ | | 、 /;;i,､ '' ::::〆;;)::;;││ □ │
││ | |,ﾘ＿ l;;;;;;;iｴｴｴｴ"ﾀl':::;;;;;││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
││ ／ !,〜㍉ 'i::;;;;;iｪｪｪｪタ:::'l:;;::;;││ □ │
││/｀ヽ 三㍉ '!,;;;;λ (:::ﾉﾉ;;::;;:││￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
│└────────────┘│ □ │
└─┬────────────┴───────────┬┘
│￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
│ ざんねん!! │
│￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│
│ わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!. │
│￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣β│
│ / │
└────────────────────────┘
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 火のない所に煙は立たぬのだ
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.
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┃ 古来より、様々な目的のため、ありとあらゆるデスゲームが秘密裏に執り行われてきた
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┏┓ ＿__. ＿
, - 、 ┏━━┓†_/┓ /,;;;;;;┃ /;;;;,〉
ノ{;;;;;;}ヾ、 ‡＿_ | ∨ /;;;;;;;;;┃ /;,∠__
.γ´ : p}{q: : ｀ヽ ┏┛ | ┗┓;;;┃ し' };;;;;〉
､､ﾍ､_ノ : : : : ハ: : : : : ｀ヾﾉﾉ7 ￣￣ ／;;;;;;ﾉ (／
ノゝ-ゞk- _: :ノ: : :ゝ_／⌒ゝ-ﾒ、 ＿____.. ┃;;;／
ｿ::::::::::::::::::::::｀｝: : : : : {::::::::::::::::::::::ヽ. 〔＿ 匚]_〕 ゝ"
/:::::::::::::::::::::::::ﾒﾐﾆ===ﾆﾐ:::::::::::::::::::::::::ヽ . ┏┛ 〉
ゝ ⌒ヽヘ_::／: : :/ : : : : : ＼ゝ- ⌒ゝ-ﾍ. ￣￣
／ : : : /: : : : : : : :. ＼ 為、. ＿∧./::〉
心 ／ : : : : / : : : : : : : : : : : ＼ ,攷心.. 〔__::::Y ∨
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Νk. ┃ そして今日も世界のどこかで悪辣なデスゲームが開催されようとしていた―――
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:.:. .; :| ＿＿＿ ＿＿＿
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／| :| ￣￣￣ ￣￣￣＼＿/
: . ／ | :| ::メ :.:..::#:| :..;.. :.;...
／ |＃:.:.... :| ∧
| | :| ::.:#:.. :.:..::;
| |:.... :| ;.;K;.::
| | #:.:.....:|;:,.
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| | .ﾒ／
|＿＿.,:;|／
| ／ ／￣￣＼
| ／ ／ _ノ ヽ､_ ＼
|／ | （ ●）（● ） |
| （__人__） │
| ｀⌒ ´ | ―――というわけで、デスゲームに絶賛参加中のやらない夫です
| |
ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、
／Λ 〉.:〈 7//＼
／////V::::::V/////＼
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┃ クスリで意識を奪われ―――
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／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（ー）（ー ） .| ｚｚｚ…
（__人__） |
(,｀⌒ ´ |´￣￣￣￣￣｀ヽ
. { | ヽ＼＿＿
＿＿＿＿.,{ / ＼＿＿）_
（＿＿＿＿｀ヽ_（ ￣￣ﾞ /￣￣￣￣￣￣ヽ､ ）
￣￣￣ ￣￣￣
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┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
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┃ 運ばれた先はどこぞの廃ビル
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| | | | ＿√ # ' メ : . .':
| | | | ';' ., ;,' ":
| | | | .＿＿＿＿＿＿＿ .': .',';:
| | | | | ＿＿＿ || i'`'i
| | | | | |ゝ::::::ζ＼ ;|| |;`;| # _ ' ;'; : . ', '.;.
| | | | | |＼;;;; ＼';､＼.| :|':i;;| ', #;.
| | | | | ￣￣￣ ＼';､.＼|;';;;|:. ﾟ ;ﾞ ﾟv-=- :::
| | | | | .＼';､＼;| 「;.':" ";ゝ]
| | | | | ,/￣.￣'＼';､＼､_,_,_,_,_,_,_;.',;: >
| | | | | |＼＿＿＿＼';､＼..:::::::./| < ' .':"" : . #;.
| | | .ヽ￣＼￣￣￣￣￣＼|__;_;_;_;_;!─＼';､＼,_;l/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| |＿|/ ゞ;;:_ﾉ ;;:ﾞ´ ゝヾ "~''ヽ/ ＿
_,, "" ;; /ヽ ∂ :ｌ;;;;;;ﾆii :: ⊂∵⊃
ヽ/ _ ￣';;; ;;: "`
// ｌゝ
::'' ;, :' ;
,,;' :.,;;:
._ｒ'"ﾞ'､ ＿___
--'''"゛
＿＿＿＿ ........_
／￣￣＼ ／＿＿,.:;／||
. ／ ＼ || ＿＿||＿||
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. | | || ||
. | | :. :.:..
. ヽ / ヽ、...｀
ヽ /∩
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|. ｀ヽl
| |ヽノ
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┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
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┃ 出口や窓は完全に封鎖されたこの環境で、主催者は殺し合いを求めているらしかった
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| / ＿|| (' ,,..-''"
| / |＼ .|| ､ ) ,,..-┬─''" ,,..-''"
| / ＼＼ ＼ ” .| | | ,,..-''"||
| / ＼＼ ＼ . ,,..-''" | | | || ,,..-''"
￣￣ ＼＼ ＼ ,,..-''" ,, | | | |-''" ,,..-''"
＿＿_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＼＼ ＼__,,..-''" ,,..-''".|| | | | |-''":::||〉::::::::::||
＼lﾆﾆl | .,,..-''||,,..-''"|| | | | ||:::::::::||、:::::::::||
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ::::::::: ＿＿＿＿＿＿ | ||,,..-''" ,,..-| || | | | ||:::::::::||{::::: ::: ||
|| ::::::::::: || || | ||二l.|| || | || | | | ||:::::::::||》::::::::::||
|| || || | || || || | || | | | ||:::::::::||':::::::::: ||
|| || || | || || ||＿| || | | | ||:::::::::||::::::::::: ||
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|| ||＿_＿_＿_＿_.|| | || || || | | | ||:::::::::|.／￣￣＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] .|]＿＿＿＿＿＿]...| || || || | | | ||_＿./ﾉ ヽ､_ ＼
| || || || | | |.. （ ●）（ ●） |
| || || || | | |... |（人__） |
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￣￣￣|＼ ~゛'' ‐- ,,|_ . ヽ /
￣￣|￣| ~゛'' ‐ ヽ /
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# :|::: |ｨ.o￣ ⊂!ヽｨ.o￣ ⊂!ヽ ....:.:..::. :
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:.: : :..:ﾒ::|::: || ｀￣￣´ || ｀￣￣´ |.....
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|::: || || | ::メ
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:.:..::#:. .／
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／ ／￣￣＼
'´ ／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼
／ ／' （ ―）（― ） |
./ /／〉 （__人__） │ なんなんですかねえ
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY |. この企画は……
./ ﾊ ! /
./ / ' ヽ /
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
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|//////| ///////∨/////////{
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┃ やらない夫は傍らのネエカに耳打ちする
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┃ ネエカは怒気をはらんだ口調で応じた
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::」L｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::7「.::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| デスゲームってのは基本的に二種類しかねえよ
!::|:::|｀ﾄ ,、 , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:)
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ' ::::::::l::l´::::::::::::::::::::｀l｀l:::::::::＼
rヽヽﾙ:::::::|::|ﾉナヽノﾅ弋:|::|:::::::ト､|
i ! ﾚ:::(|::|（ー） （ー）|::|):::ﾘ
r;r‐r/ |. .|::::|::| r--ｭ |::|::::|
〈_L (｀ヽ .} |::::|::|ゝ ￣ ﾉ|::|::::| 金持ち相手のスナッフやギャンブル―――見世物目的か
l｀ （ ｀`/ .ヽノ::::|::|:::::｀i_____i´::::|::|::::しi
ヽ l .）::, -リ-/|ﾊ::::::ﾊへリ--ｫ（
|,. l .{:::| .y / .| .|:::ﾍ,ﾍ ＼.v }:::}
, ＿
＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、 /¨)
≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:) .i^i / /
,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ { .У_ﾑﾍ
, ' :::::::l:::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::::::＼ { ヽ {彡ﾞ
ヽﾙ:::::|:::|ﾉ-ヽﾉ ─ヽ|::|:::::::::ト､ﾚ /
ヽ:|::（ ー） （ ○）|::|)::::::ﾘ / /
|:::|i ＿ |::|::::ξミヽ､/ ―――あるいは、蟲毒めいた魔術的儀式か
|:::|:ゝ、 |::|／ ｀ヽﾐｿ
|:::|::::::ｿｇﾍ二ﾆ|::| ／
ﾚﾞ:::,ｲ ii .∧ ..|ノ ／
,イ ./〃/ 〉 ／i
( ﾍ .{ {:{ { / ｀~/::::}
ゝﾍ{ {:{ ﾚ /::::::}
ξｿ | |:| | （ﾙﾍし
/ ﾘ | V |＿＿ﾆゝ
.
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`ヽ､
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
￣フ:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::',::::::::::::ヾ｀､:ﾍ
/,rク:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::/ヽ::::::::::::|:::::::::::ﾄ､', ヽ}
.|/./::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::-/,,._ ヽ::::::::|:::::::::::l .ﾘ
l:::,ｨ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::/ ` ',::::/:::;ｲ::/
|:::| ｌ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ﾚﾞ l:/レﾞ |/
レﾞ l:::::::::::::::::::::::::,.‐|::::::::::::::|. 三三 ヽ
|::::::::::::::::::::::::ll l |:::::::::::::|. ゝ
|:::::::::::::::::::::::::ﾄ､`|::::::::::::l ´
|:::::::::::::::::::::::::l `|:::::::::::::l (二ﾆ7 目的が前者であり、参加者が高額賞金目当ての志願なら、オレはなーんも言わね
|::::::::::::::::::::::::::| .|::::::::::::l ＿＿l
l:ヽ ./::::::::::::::::::::::::::ｌ＿_|:::::::::::l___| .|::::::::|
l::::ヽ､_／:::::::::::::::::::::::::::ﾉ､ |:::::::::::| ∧ |::::::::|
',::::::::::::::::::::::::::::／￣￣ヽ.＼|:::::::::::|∧::',|::::::::|
ゝ:::::::::::::::::::::/ ヽ |::::::::::| ﾍ=',:::::::',
/::::::::::::::::::::::/／ ￣￣＼ ヽ|::::::::::| ﾍ::ヽ:::::',､
l:::::::::::::::::::::::ﾚ ＼ ',::::::::',＼ ヽ::ヾ､｀` ､
l:::::::::::::::::::::::| .＼',::::::::', ＼｀`ヽ:ヽ ＼
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナ弋:::::::::ﾅ弋弋|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::|l"弋ラ``∨ " ﾋラ`.|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| 身体張って金儲けしようってんだ
!::|:::|｀ﾄ r‐ｧ , '::::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|. むしろ立派な覚悟じゃねえか
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| ―――しかし後者なら話は別だ
!::|:::|｀ﾄ ∈≡= , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
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{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ＿＿ ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ クズのやるゲスな儀式
.ヽ::|＼:|::::::|. ｿ´￣` 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l. 許してはおけんなァ
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言葉とは裏腹に愉快そうに嗤うネエカ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ それでは今回のゲームは……？
. | ∩ ノ ⊃
／ヾ.､_ ﾉヾ､＿ノ
(.:::::::＼ ／::::.／ノ:│
＼:::::..“::::／＿|::::::|
＼::／Φ:::::::::::/
￣ ￣￣
＿＿__
x=ﾆ二::::::::::::::::｀ヽ､
,,r----──一≧::::::::::::::::::::｀.､ ﾄ､
,ィ彡'"ﾞ´フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ}::）
,r'"ﾞ´::|:::::l¨:::::::::::::::::::::¨l::::::|:::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::|::/:::::::∧:::::::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::::::＼
./::::ｲ:::::::,'::|:|:::::､/／ ､:::::::::::|::::::|::::::::::::::::::::ヾ￣
./:::/.i:::::::j::::|:ﾏ::iﾘ,ｨ'ｧ==ｧ､:::::|::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ
レﾞ |:::::小;:|::∨ |ｲl| / ヽ:|::::::|::::::::::::::::::li::|､ﾑ
∨_レ'|::ﾉ `'ﾞ´ .|::::::「ヽ:::::::::::::{i::| ヾ
「 .|::::::|ソ::::::::::::ﾉﾚ'
無論、後者だ 〈 ＿ .|::::::|:::::::::::::/
|’， , ':|::::::|::::::::::: i
|::::’，＿ イ |::::::|::::::::::::ゝ､_ノヽ
|::::|, ┴‐.ｧｬ──|::::::|__ ::::::::::::::::::ﾑ
＞'|::::| ! ./::∧ .|::::::| ` ＜:::::::::::::ﾉ
,ｨﾞ ./:::/ ヽハ:::ﾉヽ／|::::::| ｀ヽ､::〈
/ ./::ノ/ } /::/ ﾏ:::ﾑ､/ ヽ:',
〈 ／ / / ∨::/／ / .}::::::}ヽ λ}
ｿ , ' ./ / /::/'ﾞ / }::::::} ∨ 'ﾞ .)
.
／￣￣＼
／ ,ノ ヽ､_
| （ ●）（●）
| （___人__）
| ､'
｜ ｜ ……なるほど
}._＼ , |
.__ _＿ ,.〈＼＼＞ニﾆｧ´
／: : ＜ : : : : : : ＼ ／ﾞｉ ﾞｉ、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ﾄ|ﾞｉ ＼_
.{ : : : : : : : :ﾞｉ : : :」 : : ::', Y´ﾞｉ. |: : : : .＼
|: : : : : : : : :＼ : : :＼ : ',|::::::ｉ |: : : : ',: : ｀,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::ﾞｉ|: : : : . ',: : }
(,:／:／ニ｀ﾝ---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
｀: ´ : : : :V ,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rｰ'､
{∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: ＞＜￣＼.: ＼
{: ∨ : : : : :」.ゝ-''ﾞ~￣￣￣￣: : : : ﾞｉ ム: : : ' ,
l: : ∨: : : .／: : : : : : : : : : : : : : : : ､／: : : : : : }
}: : : ＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／゛￣: : : : : : : :, '
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 改めて室内のモニターに目をやる
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└ｰｰ──────────┬──┬──────────ｰ‐┘
. ,xｭｭｮ==＝サ二￣￣| |￣￣二サ＝==ｮｭｭx、
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.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 人相の悪い男が、なにやらルールを説明し――――
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|///|!￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｉ|////|
|///|! ｉ|////|
|///|! ｉ|////|
|///|! ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ｉ|////|
|///|! /´ , -‐- ､. / ｉ|////|
|///|! i /:::::::::: `''‐ ､..__,. ‐'´ヽ. / ｉ|////|
|///|! ! ,':::::::::: 、 ∨ ｉ|////|
|///|! | i:::::::::: 、 ､`''ｰ---‐''´ ヽ ｉ|////|
|///|! |. l:::::::: ／へ.＼` ｰ---‐ ´／,.ﾍ ｉ|////|
|///|! │ ＼:::::::: ＿＼＼, /∠_ | ｉ|////|
|///|! |. /"ヽヽ:::=＝｡＝`,, /=｡＝=│ ｉ|////|
|///|! | { i⌒| |:::::` ｰ-‐' .::.＼-‐ ´│ ｉ|////|
|///|! ／|. l ト､|.|:::::: ｰ-‐ ' ::::::::::: l::-‐'.| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|///|! ／ | ヽ.._||::r':; -‐‐' r __::::::::::::: l ｰ､|.... ＜ お前たちには、ここで互いに―――|
|///|! _／ | /l!:::/:: ー----------ｰ'--.|.. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|///|! ! .| ./ ::|:::::::::: | ｉ|////|
|///|} | │./ ::|::::::::::: ===== |＼ ｉ|////|
|///|! | |/ ::|:::::::::::::... ,.イ .!` ｉ|////|
|///|! | |＼ :`'' ‐- ､::_:....... ,. ‐'´/| │ ｉ|////|
|///|! | │ ＼ ::::::::::::::::::｀~`''"::::::::/ .| | ｉ|////|
|///|!＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ｉ|////|
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¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨:|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|:¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
＿＿ |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ＿＿
／////////////////////////////////////////////////////＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それを聞いた他の参加者―――モブ一般人達がモブらしい反応を見せる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
/ﾐﾊ | | | | ｜｜｜｜| | | | | |ﾉﾑ
{ミﾐﾊ| | | | ｜｜｜｜| | | | l/彡ﾑ
/ミミﾐ》x､:| | ｜｜｜｜| | | ,x《彡彡ﾊ
{ミミﾐｆ ｀ ｰ┴┴┴┴一 ´ ⌒};彡{ヽ
ｆミミﾂ ｕ ﾉｨ彡}
_ノｲミｆ - 、 ,. - }:ｲﾊ
｀ﾊﾐ:| :. ＼ }: :{ ／ .: |:ｉ|fｺ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
| {ﾐ:! ヾｰo‐:､ ｀'《 》'´ ,r‐o‐'/ |:ﾘ } ) ＞
__人ヾi ｀ニ彡 | | ミニ´ !ｆ_ノ､＿.＜ ふざけるな！ ＞
ﾉ{}ﾊ /| |ヽ !}从 < (
ｰ=彡lﾆｺﾊ ヽｉ__jノ ,'ﾆｺド== ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
__ノ| |/:ﾊ ﾊ＼ ＿_ｰ＿_ ／ﾊ ,ﾊ| |从＼
／V: :| '. { {｀ ー-----‐ '´} } / |V ＼
,.イ: : : : : :| i::＼＼ー-------‐／／:! |: : : : i＼
_, . : ´ :｜: : : : : | ヽ:. ＼｀ﾆﾆニﾆﾆ´／ .::/ |: : : : | : :｀ ｰ- .
_,. -‐ ´: : : : : : / : : : : : : ､ ::.. ｀ ｰ―一 ´ ..:: / : : : : :, : : : : : : : :｀ ｰ- 、
.,. -‐: :´: : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : ＼ ::.. ..:: ／: : : : : : : :､: : : : : : : : : : : : :｀ : . 、
-≦二二二二≧=- ､
／.::: .:::: ￣二Zz::::::从
〈＿ノ:／::／::::／::::／:::∠￣｀V⌒＼
}:::::: ′:/::::::/:::::::/::::::/::::ﾆ二Z_ ミｭ::＼ ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
. 人,ノ:::::/::::::/:::::::/::::::/:::::/⌒Vヾ:::):ﾊ::::∧. ≧ ＜
/:::/:::::::/::::::/:::::::/::::::/:::::人 u }:(:::{:∨::::! -=ニ こんな事が許されて良い筈がない！ . ≦
. {::: {::::::::|:::::: |::::::::|::::: 从:::}､:::)し u{::::):j::::::::::| ≧ ≦
. 乂:∨::::|:::::: |,人ム从 ﾉ从)/ ＿_,乂:::::::::::从 ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
＿_/::ハ从:: 从∠三三≧xУu∠三彡::::::∧＿
＿＿＿＿ イ´二人:::::::} ({:::ミ ーﾏ⑪>三ｿ ﾑ:<⑪ﾌﾏ::(V二二≧_
／|二＿＿ イ二二_/=j`マﾊムミ し ￣¨¨´ ﾙ≧=-<´从{ﾆ二二二≧z＿＿
二'.二二二二二二ﾆ./ (,ノ:: }{:爪＼_u u j./ _ | U u_ノ_ﾉ八_ハ二二二二=|_爻フﾆ=-
二∧二二二二二ﾆ ' .ミ_ノ }:;:;:`マ).,.,.,./ (=-z八,.,.,(;:;:;:/ .∧:ハ二二二二:!二从(´
二ﾆﾊ二二二二二/ 八;:;:;:;:;:;:;:;:∠二二ﾆ≧;:;:|;:;/ _ ∧ﾆﾊ二二二ﾆ:!二{_ .)Zz
二二ﾊ二二二二:/ ／⌒∨::::＼;:;:/;:;{〈Zz＿_zZ} };:;{;∧ (ﾆ＼}二ﾊ二二ニ=|二}_,/人
二二ﾆ}二二二_,/／二二=| ＼::: ＼:;:;乂二二ﾆ彡:;:;/::::| ヽ二二ﾆ}二二二/二/二_∧
二二ﾆ|二二二二￣>､二ﾆ!::::: ＼::: ＼;:;:;:;:;:;:;:;:;:);:;:;/:::::::! /二二_ノ二二ﾆ/二二二ﾆ∧
二二ﾆ|二二二二二二〉ﾆ∧:::::::::::マ:::::＞──=彡:::::::: | .'二＜＿二二ﾆ/二二二二ﾆ∧
二二ﾆ|二二二二二／ﾆ/ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | /二二二ﾆ〉二_/二二二二二二＼
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＜_:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:!:.:.:.:.小:.:.:.:.:.:|ヽ:.:.!:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:＼
／:.:.／:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::./!:.:./ !:.:.:./ !ハ:.:.:.:.:.::.:.:.:.ト ､>
厶イ:.:.:.:.:.::.:.:|:.:.:.:.:.::/ V |:.:/ 仁_ ＼:.:.:.:|ヽ|
厶イ:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:/-― ､_ |/ ｨ ・ > |Tヽ＼
/:.:.:.:.:/|:.:.:.:./ ､／･ }ヾ’ ｆヾ''¨ ! ﾄﾐ.ヾ} γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
,厶ィ:.:.:| 从:.:.| ` '" １ !ﾉ. ＜ マジかよ……ありえねえ |
ムｨ人 V （(ﾞ1_ ! /} ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|7＞へ u ﾞｰ'__ /V
_|/ ヽ ,. =‐ｧ /::: `ー-､
／／ ｀ 、 `' ´ ｨ ＼＿::::::::::::＼
／::::い ` r- く/ ￣ ヽ:::::＼
／::::::::::::＼＼ ヽ // !＼:::ﾊ
. ／::::::::::::::::／ ＼＼ ＼ ／/ ! Vﾊ
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀Y´
| なんでこんな事に…！ |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ノ
＿＿
,.．ｰ'´::::::::::｀丶
／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i::::::::::::::::::丶〈＾Ｙ:::::::::::::::| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
j人::::::::::::::::::ゝ_j/ヽ､:::,x-‐､. ＜ 大丈夫！ 僕が守るから……！ ....|
,ィ:.￣￣￣￣.:.:＞x／ ,___./7￢ . ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:i､.:.:.:.ヽ,ｨ≠‐〈/_／ ヽ
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:i !.:.:／ 〈／／ :、
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:i.:.:i.:.:.|, イ ゝイ Ｉ
|.:.:.:.:.:.:.:f＾i.:.l.:.:.／ rf＾ヽゝ､!
ﾉ.:.:.:.:.:.:.:ゝk.:У j j }
∠.:,ｲﾊ.:.:.:.:.／ _ノ ヽ. i
{ ∨Ｙ′ ／ ヽ |
', 〈 ／ 〉 j
ゝ､ ,．｀ / ∧
i＼ ／ ヽ ／ / ‘,
|: : ＼__,ｨ´ ＼ ／ / _
!: : : : : ヽ ／､／ / Ｉ
｀_: : : : : : ＼ ／ / l
V: : : : : : : `ﾞﾍ ／ |
〉: : : : : : : : : : ヽ､__ ∠_ j
/: : : : : : : : : : : :/{二二{｣二二二ｺ
≧s｡: : : : : : : : :んi////////////|
/三三≧s｡: : : : ﾑ三!///////////|
三三三三≧ｭｘﾑ三｣///////////,!
.
ざわ…
(O O) ざわ… jO Oj
Oj. {N. jO. N}. Oj (O. {i } { i}
{ i} |!| O). {i } |!| { i} (O {N | l. l |
l | N} | l l | {N |!|
O) |!|. Oj |!| O)
N} { i} (O (O N}
|!| (O. l | {N. ざわ… {N |!|
{N |!|. |!|
ざわ… |!|
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ うーむ……実にテンプレな反応ですね
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/::::::..ﾍﾔ:>.
|::::::::::...:.ｿ.:|
|:::::::::::.::::::::|
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ-──ァ'ﾞ￣l
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナ弋:::::::::ﾅ弋弋|::::l:::::::lヽ:| ／彡 .l
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ ／彡 , ＜l
ﾚl:::|:::|l" ＿__L.∨ " ﾋラ`.|::::l:::|¨￣￣{彡, ＜ ./ そりゃ首に爆弾付けられて、殺しあえと言われればな
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| , '"￣ ./
!::|:::|｀ﾄ ＿__ , ':::::|:::|::| ., '" ., '"
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::| '" , '"
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ--'".|:::| , '"
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ .|:::| ., '"
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ヽ∨vﾞ, '"
/:.::{ / / | |:: | | ヽヾ::ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言われ、やらない夫は首に手をやる
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／￣￣＼
／ _ノ´ ヽ、
. ｜ ( ー) (ー)
｜ （___人__）
| _.ﾉ
| _/__ﾞヽ_
j､_ (〈_ｒ- ヽ ヽ、
√::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､ |
／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ ﾄ､
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 高性能爆薬を詰められた、外す事の出来ぬ首輪―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
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＿ _
{ r ｭ __｀ｉ
_ ......-‐:::::::¨::::::￣::Ｙ≠_―_:::_:‐- .、
, ..-‐::::¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {:::::;:::::丶777＼:＼
〃:,´::::::::::::::::::::::0:::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::;::::::::::ヽ///ヽ::::>
{{/l::::::::::::::::::::::::::::::_:::::: -‐ ｉ__¨_´ﾉミ:_:::::::::::::::丶//∧
{'//ゝ､:::::: -‐ ｀ヽ::::::::::::〉///}
{//////7,=‐- _ ＿ ＿＿＿＿ .... '-‐,¨////,{
{'/////////// ‐- - - ‐ ヽ/////}
人'/////////{ }/////}
丶'///////{ }/////
｀ ー - ゝ __ ﾊ'/／
¨ ‐ - - ‐ ¨ ´
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
.
＿_＿_ ミ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
/ ノ (●)＼ ・ 殺し合いはいいですけど、主催者の目的は何なんです？
| (.／) ⌒）ヽ
＼ （__ノ,.<))／;､. こんな一般人を戦わせて何か意味があるんですか？
＼ / ／ '‐､>
｀＼＿_ｌ ´ヽ〉
,ﾉヽ､ﾉ __人〉
, ／'"|::::_/ヽ. /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ふん―――とネエカは鼻を鳴らし
┗━━━━━━━━━━━━━━━───
ｬ-─-:.､マ::ヽ. |ヽ
ｬ───≧:::::::::::ヽﾏ:::ﾑ}:::ﾑ
__ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/__
,.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.、
￣＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣
／::::::::|:::|¨:::::::::::::::::::::::::::::::::::¨|:::|:::::::::::＼ さっきも言ったように蟲毒だよ
／:::::::::::::|:::|::::::;.へ::::::::::::::;.へ::::::|:::|::::::::::::::::＼
￣/:::::::::::|:::|／＞x.V::::::::/x＜ヽ:|:::|::::::::::::::ﾑ¨. 狭い環境で互いに殺し合わせ、共食いさせ
レﾞl::::::;|:::|ﾞ灯ｵ.T V::ﾙﾞ.Tオ灯|:::|､:::::::::ト､}
ﾚi:{l|:::|. 弋zｿ .∨ .弋zｿ |:::| l}:iﾊﾉ 最後に生き残った者に狂気と怨念を纏わせる
|`|:::|、'''' ., ''''/|:::|'ﾞ::|
. ﾏ|:::l∧ ./:::|:::|::/
ﾄ､ .||::::|::::＼. ⌒ ／::::::|:::|| ,イ
{:::ヽ､ノ:|:::|:::::::::::|＞ - ＜|::::::::::|:::|:ゝ､_ノ:::}
ゝ:::::::::::|:::|::::::::;/--ｧ-ｬ--V:::::::|:::|:::::::::::::ノ
冫::::::::|:::l-./ |ヽ,.<:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::::::::::ヽ
/::::::,ｨ'∨ / | |::::| | V∨`ヽ:::::::ﾊ
/:::::::{ / / | |:: | | V .ヽ }::::::::ﾊ
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::|
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ ∈≡= , ':::::|:::|::| それを魔道の素体として活用しようって腹だ
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ ……そんなものに魔力向上の力があるのですか？
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
.
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|::::::::ﾉ_メ:::::::::ﾒ､.ヽ:::::|::::l:::::::lヽ:|
弋l::::::|:::|:::.フ´ .∨::iﾘ ￣ヽ:|::::l:::ソ まあプラシーボに近い話だろうな
ﾚl:::|:::|'´.-一 ∨ "てｱ` |::::l:::|
ｆﾍ .|::|,ｨｧ''' . ''' ,!:l:::l:::| 手間に見合った効果があるとは思えん
.ｲ ） ,彡 ／)ﾉﾉ､ r‐ｭ , ':::::|:::|::|
ｼ | } ヽ、 /＾) l/ ,､::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ﾍ ヽ、/ ′}/ /::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|::乂
∨,/ ヽ /. | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
{ { } // | |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
ﾉ // | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::メ､:::ヾ:::::::::::iｌ:}:::::;メ;:|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/;;;;;;;;;ヽヽ::::::/::ﾘ∠;;;;:::|::::::|:::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'{ x-､`:::ヽ/:::::‘x-､ .}:|::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::|::ヾ `-ﾞ.:::::::::::::::::: `-ﾞノ:|::::::lﾘ::::| しかしそれでも魔力の積み増しの為なら、何でもやるのが魔法使いって連中だ
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l
|:::::::ﾄﾍ、 ､＿＿___, ,ｲ.|::::::|::::::|. まったくもってキングオブクズだな
|:::::::|:::::::ﾄ、 ` ‐-‐ﾞ , ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ∩ ノ ⊃ なるほど……
／ヾ.､_ ﾉヾ､＿ノ
(.:::::::＼ ／::::.／ノ:│
＼:::::..“::::／＿|::::::|
＼::／Φ:::::::::::/
￣ ￣￣
＿＿__
x=ﾆ二::::::::::::::::｀ヽ､
.,,r----──一≧::::::::::::::::::::｀.､ ﾄ､
,ィ彡'"ﾞ´フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ}::）
,r'"ﾞ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::ﾍ:::::::::＼
. ／::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::::::∧:::::::::}:::::::}::::::::::::::＼
/::::ｲ:::::::,'::|::::|::;ｲ::::::::::::::::/ .／､::::}:::::::}::::::::::ﾍ￣
/:::/:i:::::::j::::|::::|ﾒ､l;;:::::::::::::|,ｨ'=ｧtｧﾞ}:::::::}:::::::::::::}
レﾞ |:::::小;:|::::Ki.ﾌ',:::::::/ﾘ .ﾄ'ij ﾚ }:::::::}:::::::::lソ ―――さて
ｌ::::ｉ:|::::'|::::j.」''」ヾ;/ ｀`'" .}::::::「ヽ:::::{
∨:ｌ:ｉ::::|::::| ' .}::::::|ソ:::::::ゝ､ノヽ
ヽ､ヾ|::::i ＿ .}::::::}ﾘ ＼:.::::::::::ﾉ
|i｀',::::iゝ、 ., '}; '´⌒｀`ヽ::::::::ゝ､
i!::::〉､::ﾍ::＞ ． イ,r',' ＼::::::::ヽ
i::/ ヾ､ヽ、./｀i¨´ヽr< i ﾍ::::::::ﾍ
' ./ ﾍ､,ｲ:::::ヽｉ ﾍ::::::ﾊ ┌―┐
〈 ./ }. >==<.', ﾍ:::::::} ｀フ∠ [][]「l
／ ',ﾍ. }. {:::::::::}. ', {/ .ﾍ::::} └'＾ｰ┘ くノ
／ ,ｨ〉ﾍ. ﾉ ./:::::::/ ,ｲ i ﾍ:}
／ ノ／ .ﾚﾞ /:::::::/ / .ｌ .| i
／ ／, ' / ./:::::::/ / .| ｌ }
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言ってネエカは立ち上がる
┗━━━━━━━━━━━━───
.
＿
,x＝二二＞､.｀ヽ｀ヽ､ ト､
,x-───≧::＞､i:::::::｀ヽ､ヾ::ヽ
, ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ|::::|
∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::＞､
＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::ミ｀x
／::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ::::::::::::::::ﾍ
./:::::::::::::::::|::::::|:::::::::ハ:::::::::::::::::::|ヽ:::::::|::::::ｌ:::::::::::::}ヽ}
/::::::/:::::::::::|::::::|:::::∠__ヾ::::::::::::iｌ:レ-＼|::::::|:::::::::::::l
{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/ .｀ヽ::::::/ﾘ .|::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,' ヽ .ヽ/ ｲ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ
.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l 巻き込まれた一般人を装うのも楽しいかと思ったが……
|:::::::ﾄﾍ、 ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､ ⌒ ｨ::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |::::::|::::::|:::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ だからこそ二人はここにいる
┗━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカは無論の事、やらない夫とて、こんなゲームに囚われるような存在ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
……………………………………………………………………………………………………
.,.:'"¨フ .＿＿_ ,r'"
＿__ ／::::::::'ﾞ-'":::::::∠､{
｀ヽ::ヽ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 。o（ 笑っちまいそうなんだけど……
. ,..-::'::::::;::─────-::､:::::::{
´:::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::､| ／
::::::／:::,::-───ｧ──-､:::::::∨ .／
::::::::::::::::::::::::::::::;.イ ヽ, ヽ::::∨ /
:::::::::::::::::::::::::::< { .|| :: ヽ:∨ l
::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､─-}} ::: `∨
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ '' {
:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞´ ! .| , -───────
:::::::::::::::::::::::::::>イ ,ｨ＿ "^' .| _, -'''''"´
:::::::::::::::::::::::< .{ .||っ_) ::: ／"
､::::::::::::::::::::::::`::､! ヾ¨ ::: ,,イ
ヽ:::::::`-──''ｰ-"''／~'"''"ヾ ./:: : : .
ヽｰ''"~´ ヽ､ "`'i:: : : .
~´ ::: :::::::::;;;;;; ;;;;;;;;;;;_,,､--､_i:: : : .
ヽ'''''''''''''' '' :::::;;;;;;;;;;;;;;;;`-､:: : : .
::::::::::::''''''''''ｰ‐‐‐‐'''''''''~^~^~^ｰ--‐''''`~~`ｰ-､ _,,,､,,,,,,,,,,___
／￣￣＼ 。o（ 我慢してください！
／ ヽ､_ ＼
（ー）（ー ） .| ｚｚｚ…
（__人__） |
(,｀⌒ ´ |´￣￣￣￣￣｀ヽ
. { | ヽ＼＿＿
＿＿＿＿.,{ / ＼＿＿）_
（＿＿＿＿｀ヽ_（ ￣￣ﾞ /￣￣￣￣￣￣ヽ､ ）
￣￣￣ ￣￣￣
……………………………………………………………………………………………………
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ クスリで意識を奪われるなど、演技するのも一苦労であった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＿＿z──--:.、 ﾄ,
_≦:::::::::::::::::::::::::::::::::＼}::)
＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::1::|:::::::::::ｬ─`
/:::::::::|::|:::::::::::::::i＼:::::::|::|:::::::::､::＼
レ'i:::::|::|:;:ﾊ::::::::|:/:::＼:|::|:::::::::ﾑヽﾍ 想像以上につまらんな
{:::::|::ﾚヽヽ:::::|<● >|::|):::::}ﾏﾑ ヾ
（（ {ハ|::|<●>ヽ|::: |::|:::::/. ヾ. こんなクソゲーにこれ以上付き合ってられるか
|::ﾄ､ ,|::|::::{ | |
|::|. ヽ､ )三)／.|::ﾄ､:ヽ_,ｲ ノﾉ
|::| ﾄ､_≧-´__ノ|::|｀＼::〈
|::| 〉::::,r' {ｧ|::トﾚﾞ .|:::l
ﾚﾞ. |:::::|.У |::| `< |::::l
＿
, ´ _ノ ヽ
| （ ー ●）
| （__人_）
| ,!｀i ,. -っ それでは？
! ! ＇ 了
_,.ィ'{｀.ﾉ ,-´ー- -､
_,.-‐'´:::/::/｀ヽ､ ./:::＼::::::::::::ｌ
/´:::::::::::::く::/..::::::::::::::7::::´::::::::::::::〉
/ :::::＼::::::::/.::::::::::.::／.:::::::::::::::/.:/
ヽ､:::...ゞ::i:/...::::::. イ/::::::::::::::::/:::｀7
ｿ.::::::｀i〉::::..::/,.:´::::::::::::::ノ::::::::: l
＼::.:::::::::.:.::ﾚ::::o::::::::::::{ﾍ:::::::::: ｉ
.
,ｲ ,ｲ
,ｲ／! ﾚ .ﾚ
.／ ／´
ﾚ'.| |／!
.／ ／ __
ﾚ'.| | /´ ＞ ,.イ
／::::::::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼.|/ .´￣ .／_/
/::::::;ｨ:::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::ｬ──` ／／
. /::::／/::::::/:::::::::::|:::::::|:::::::::/!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::､::::ム .／／ ,ｲ,ｲ ,ｲ
. /／ /::::::/:::::::::::::|:::::::|:::::::;' i!:::::::::::::::::::::::/ヽ:::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::ﾔヽ::ム .|/ ﾚﾚ //
. |:::::〃::::::::::/|:::::::|:::X i!::::::::::::::::::::/ ヽ:::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::ﾊ ＼ﾑ /'
. |:::/i:::::::::::::i!.|:::::::|/.ﾑ＼ .∨:::::::::::::/ ._,,.斗七:::|::::::::::::::|;:::::::::::::ﾊ::::::| ヾ
i:!/. i:::::::::::i! |:::::::| i{ |::{｀.ヽヾ::::::-‐チ=＝‐ｲ,ヾ:::::_::::::::j-｀i::::::::| |:::::|
.｀ヾ::i! |:::::::i! 込i! ヽ:::Y´. i::::ゝﾘ/./／ ｀ヾ:iゝﾘ::::::::| |::::/ とっとと出るぞ
i} i!::::::::i ` ′ﾉ ヾi 込/ ,ｨ´ iﾚ'ノ::::::::/ ｊ／
i::::::::::::i. 〈 ,' ...... }ｯｉ:::::::::::ｉ やらない夫
|:::::::::::ﾊ ｉ.: : : : :. / ',:::::::::’， ／ｌ
. |::::::::::; .ヽ、 i`ｧ ､ 〉 : : : : : ﾑ-‐ ￣｀ ＜─'ﾞ::::::ｌ
|:::::::::i!＿ノ::＼. i! .} ﾑ: : : : : :fヽ､＿ ＼::::ノ
i:::::::::i::::::::::::::::::ヽ｀ -′,, ＜´: :＼: : : : }:;. ｀ , ヾ
i:::::::::ﾄ､::::::::;.―.、ｱ￣ : : ;: ,: : : : : : : /: i! ﾊ
i::::::::|/:::;ィ{.∧;.;.ﾚ : : i!: :ヽ、: : : /: , ｀ ‐ 、 i!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 言うや、ネエカは指を鳴らす
┗━━━━━━━━━━━━━───
,､ / パチン！！
ｷ人_,/
,. ⌒, ） て
(⌒ヽ_,. '´ イ. /´⌒Y,.
ヽ | _,. r─｀ヽ、 ＼
ヽ| | / / ,r'─､
| ﾉ' / '´ / ￣}
. j ／ / j､
/ ハ〉、
､ {｀ヽ}}
. ｀¨⌒丶､_ ﾉj
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ すると全ての参加者の首輪が全て割れ、地面に落ちた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿
＿ _ ｭ __｀ｉ
{ r ::Ｙ≠_―_:::_:‐- .、
_ ......-‐:::::::¨::::::￣ :: {:::::;:::::丶777＼:＼
, ..-‐::::¨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....｢￣＼ |￣| ::::{:::::::;::::::::::ヽ///ヽ::::>
〃:,´::::::::::::::::::::::0:::::::::::::::::::::::::::::.....＼ | |__/ |＼ﾉミ:_:::::::::::::::丶//∧
{{/l::::::::::::::::::::::::::::::_:::::: -‐.|＼ |＼＼_| |＼＿,| |_＿_｀ヽ::::::::::::〉///}
{'//ゝ､:::::: -‐ | | ｜ ＼ ｜ ＿ ＿／... '-‐,¨////,{
{//////7,=‐- _ ＿.. | | ＼ | ￣ | | . - ‐ ヽ/////}
{'/////////// ‐-. | / ＼| ＿_| L. -┐ }/////}
人'/////////{. |/ |＿ ┌─┘ }/////
丶'///////{ | | .ﾊ'/／
｀ ー - ゝ __ ＼| - ‐ ¨ ´
¨ ‐ -
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 歓声を上げる参加者に、驚愕する主催者
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
__ｎ__ __ｎ____ __ｎ____ __ｎ____ __ｎ____ __ｎ____ ∩ ∩
└冖 ! └ｧ┌┘ └ｧ┌┘ └ｧ┌┘ └ｧ┌┘ └ｧ┌┘ ∪ ∪
くノ く.ｲ_! く.ｲ_! く.ｲ_! く.ｲ_! く.ｲ_! ｏ ｏ
,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
j｡ ｡ﾞLﾞi rﾆ二`ヽ. Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
r-=、 l≦ ﾉ6)＿ l_,.､ヾ;r､ﾞt lｦ '・= ）rテ-┴- ､
｀ﾞゝヽ、`ｰ! ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ' ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ _,,ﾉ , ﾞtﾌ ﾞゞ''"´ ﾞifrﾐソﾍ,
,.、 ｀~iヽ､. ｀~`''"´ ﾞt （,,￣, frﾉ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l
ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi, ヽ ヽ,/ / lｦ ｪ｡､ 〉:,r-､::ﾘ
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/ i / ,, 、 '"fっ)ﾉ::l
￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ ,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
lﾐ､ ／ f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:ｲ`i /i､ヲﾞi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
! ヾ .il l l;;;ﾄ､つノ,ノ ／ ／:ﾄ-"ﾉﾞi ,,.:ｨ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / ／ ,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
人 ヾﾆﾞi ヽ.l yt,;ヽ ﾞv'′ ,:ｨ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
r'"::::ゝ､_ﾉ ﾞi_,/ l ヽ ﾞ':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
｀￣´ ／ l ヽ ヾ"／ ｀ﾞ''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／ l ﾞt `' ／^t;＼ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
＿＿＿,,,,... ､ -‐ｧ´／'''7
f r―-- ...,,,,__／.／ /
. | | |j~ ／／"'＼/ うおっ・・・・・・！
| | ヾソ ／ミ三彡ゝ,
| | |j~ ／,.<＼ //＼ ぐうっ・・・・・・！
| `‐-／／＿ゝ" i!/＿_ヽ. ／
. | r‐.／／<´￣｀ヾ u. /´￣ﾌ } .／ ／
. | ﾚ´,.ｲ | ヾヽ ｡ / `i.ﾟ=彡,.ﾚ´ ／ バカなっ・・・・・・！
,､-'´,､.'_`| | ゞ三（ |j u ﾄ.ァ''´,､-'´
,､i.| f. ｀| | ／二ノ } u ,､-'´,､-'-､|
'´ | l に.|.| ｒ‐t-,.､/,､-'´,､-'´u. ) u＼ どうして首輪がっ・・・・・・！？
. /| ゝｧ|.| |二ﾝ-'´,､,=;'＿,=,=,´,-,‐ｎ i
|::::|. / ｀!,!-'´,､-,'〒〒〒〒〒〒.ヲ }__ しかも爆発しないだと・・・・・・！？
／::::::| !,-'´,､-'´￣￣￣￣￣￣￣ {::::
::::::､-'´,､-´| u 三三三 u. !::: どうしてっ・・・・・・！？
-'´,､-.ﾘ '､＿＿ u ／:::::
-'´:::::::|＼ u ￣￣"''‐-､._／|::::::::::
::::::::::::::| ＼ /|::::::::::
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
.
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ 更にネエカは指を弾く
┗━━━━━━━━━━───
/, , -‐､
＼ ,/ , / ,r ‐|
,ゝ' { / l | | __ ◎ __
ノ ー'(_ | ｀ー'! | | ｒ､ ,⊆.己 └┘/7 [][]「l
. -―=―-､r―( | { |_| ＼> ｀ﾌ_厂 ＜ノ くノ
,-‐ｧ‐ ､ | |-―-､
{ { /｀ー-､´￣| } ヽ
,.‐＼｀´ ＼ .} ! }
∧ ,>､ ヽ { ,ノ
{ v'´ ヽ .! l__,／
>、 ヽ } l
／ ', ', l }
. { ', ', ,l l
／^ｉ ', ', .l .l
／ l ', ヽ l }
/ l ', ', ／
. ／/ ,'! ', ', {
.´ { ,'ｌ|! ', }
l ,',iｉ| ', r‐‐'
| !il|{､ ∧
. /| ｀ﾐ ﾉ
/ .| ノ´￣￣´
. i | ￣ フ´/
..{ |! ー＝二フ'´ /
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ たったそれだけで、ビルは爆破消滅し、参加者のみがそこに立ちすくむ形となる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
,.､ 〈＾ヽ┐ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
＜ ＼ ＼ｊ┘ ／ヽ､| / ／ヽ､| / ／ヽ､| / ／ヽ､| / ／ヽ､| /
ヽ. └-‐┐ |＿＿ コ |＿＿ コ |＿＿ コ |＿＿ コ |＿＿ コ
| ＿_ | ／ | ／ | ／ | ／ | ／ |
| | ｀ ＜＿/|＿ゝ ＜＿/|＿ゝ ＜＿/|＿ゝ ＜＿/|＿ゝ ＜＿/|＿ゝ
/＿_,ゝ
iV i|
| ﾚ'} /
|i | /(_ｲ
} |iV /
| i} |i i/ /
|ﾄ､ | |i l / / ／ / ／
iﾉ| ＼| |i ｀ 、 l､ノ （__/ﾚ'i／/ |/（／i ／
| |ﾄ､i |i ヾ ,' |i / ／ /ｉ ﾚ' ／(___／ ／
＼ﾉ l |､ i|ﾄ､ i |i i| i／ ﾄiノ /(／ ／レ' ／
､ﾉ＼ | ∨ {/i ､ i i|/ iﾉ|i /| i／| /／{
} ‘， | ‘， i＼ﾉ|＼/l ﾉ| i| /|（／| 。゜ ・ ／
/ } i| ＼ﾉ ｉ| ＼ /i／ ／
/( ｝ ゛ /} ｉi|/ ,/( }＼ ‘ 、 ／
i / i / /{ }ﾄ､ | }/ ﾚ'i/ i/i ､i i ,′ ` ／(／ ／
|/{ |iﾚ' i＼i ＼|iﾉ ＼ ､ / iﾚ'＼ ＿＿＿＿＿＿ ｛／（_／／
| | / ,| iルﾉ ＼ﾉ ＼）＼ﾉ＼ ＼ﾉ ¨ |i i| ゛ ／ ／ﾚ'
|ﾄ､ル'{/(__/ | ： ヾ ＼ﾉ ＿ﾉ＼ ＼iﾚ' ＼ |i i| ; ／__
_ -‐=≦}=‐ __ ＿＿）＿ |i i| ／ イ￣
r''´ ＿＿＿ﾉ､_ ¨＼ _,ｒi|ﾄ､ ￣）￣￣ ‘， |i i| ‘，／ ,ｒi|
{=={／/////////≧==ｱ'/:i:i:ｉ|i ＼_ ＿}__ 。゜ _ |i i| r‐i/} |
{=={/////////／￣￣イｉ:ｉ／|i | i| | __ i} |i i| ,' ﾉ i/}_|
{=={/////////} ／ｉ:ｉ:／ |i |_i| |_i| {ヾ__ ､ r‐‐={i＿＿＿＿＿＿_i}__／ ＿ __
＿{=={/////////}¨￣￣＼....＿|i ¨¨ ¨¨―=＝ ‘， { r‐================ｘ} |//| |/
＿彡￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣} ＼/ ‐- ＿＿辷} }/{￣￣￣}{￣￣￣}/{i |//| |/
==イ r‐=‐―― _￣ /＼≧=‐-≦「厂⌒¨゜} }/{ }{ }/{i――――――
|i ￣￣￣￣￣ ―― －-冖冖宀 宀 ￢===}/{i..............................
___ ―‐≦「 ￣ |i ￣￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 一体全体何が起きたのか―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
(ヽ、００ ∩
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
（ ⊂ニニ / ／⌒) ）
｀ｰ――'′ し∪ （ノ
-- ､
/´ ＼ (ヽ、００ ∩
厶--- 、. ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,ｨ≦__ ´￣｀ヽ＼ ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
tｆ´ /__, ≧t､ ＼>-.. （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
＿＿__｀¨{tﾃッ ｀ｰ,tﾃｯｖ┬v. ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
,ｨ==≦､ ､ ｀}｀¨f^ヽ ｀ー宀│
ﾄ((ｨｰ'^＜/ ／ ＼ヽ、 ｊ;; ＾__`_ ;;;u j Y
. , --- ､ ,r' ∨ __,tｯｰ￢fっ=r-ﾍ r'===ﾍｨ '^'__
.ｲ廴__ ｰ≦f(乂从儿 ヽ!てテ てﾃYヽ ヽ｀￣￣´;;u , ' /
〃__,{ ヽ、 ､（{ ≦ ≧zヽ, } こ'⌒ヽ ¨´u |Y^ﾍヽ､___ _, イ／
､｣:ｆtｯ,ヽ、 ﾊ ﾐﾆ! /⌒ヽ ;;ﾄ┘{ ;ヽ弋iつ７´,'└〉_ﾉ^ｆ^ヽ､´／
ヾ_| 〈_、 | | 〈';;r===-ｲ 气,ハ ｀¨こ´u;;; _／ヽノ| ,ｧ=r- ､
｢! fﾆぇj j 入｀¨こ¨´ u ／ｆ≧ー一 '´ ,/ 厶八_ﾉ ＼__
. ヽ､ ｀¨７ ,イ／＞ｒr--ｒ≦´ jｆ｀=-- / ,ｒ-､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 次から次へとやってくる常識外の事態に腰を抜かす参加者たちであったが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
/⌒ー'7
《 / y'⌒Y^!ﾆ7
≦^1 }} __rｚ-､l`ー/ヽー--'z rー'―‐へ＿
￣`7 {{ r-' 7廴〕 }} `ﾂ .{{ 〈 r'Zニ=-z廴〉
{ }} r勹V⌒> 〃 ／ /}} _..斗=＝''"⌒{ {､
Y ／>イ rく{_.ｽ ／. i{{ イ ,≧xイ､,))'" リﾊ
l/〉 '>'⌒~￣>､ rf_〕 >' ／＿} }"=-'" `{{ ＼ ///A
,-､＿＿ﾉ/／ ＿／ | _ノ/／／＼＼ノ ヾz. `ト . _ /〉〈//
[__〕＿/" _r'´ r-r'-{_,／／ ｲ{ ＼＼ ゝイ＿,､ `''＜〈､ ,､ イ
ノ⌒´ く＼ 「.ノ _く.イ､ {{イ〕 ＼＼ / Λ `ー勹トzrくハ/ ＿r--'⌒´
ヽﾉヽ .ノ" r' 〉'7〈 ＞'⌒ﾄ--､ ＼＼ ./ / _」＿ Zハ,.」:.. r'⌒ }:.
>､ .ﾉLﾉイ _ﾉY / /`T'ー､ヾ､ `ー ＼＼ ＿./ /＜ ⌒〕ー-'⌒-' ｛＿ry':.:.:..
.ノス_,､ｒ'´〉イ----rく＿}ﾑ､/ .} ￣ヾ､ト-z勹>､.＼ / /≧ｘ`''＜￣ﾚ1 〈 ゝ:.:.:.:.:...
ｨく､. ＼`ク^!x==≦､ Y｝＿/ﾆ辷'ﾆﾕ ヾ､＿Z_之＞'1ｲ r≧ｘ`''＜ r----ﾍ ‘ｰ'7:.:.:.:.:..
ヾ. ＼ ＼_〃 LZ 廴＿} _ｒく勹r'^L二＞..二''＜＿〔 Lr--≧ｘ `''＜￣`廴r-､/〉`ー-1:.:.:.:.:.:.:...
､ Y ＼lﾉ{{≧ｘ＞--r'７^{￣廴_ﾉ 辷'Z二＞く ≧. ／￣￣＼.--x''"j≧ｘ `''＜_.`''＜＞ ., }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,廴.Ljス二lヾ､ ヾ､,イ〕/＿〕＿〕Y `ー'....／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼ . ￣二厂￣ ＿_ `''＜ﾉ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ーｚrァ'￣￣ Y }}厂{＿＿廴__」､ r.／ ／' （ ―）（― ） |.....￣￣`ー＜廴＿] .:＼:.:.:.:r勹
./ /／〉 （__人__） │
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY | γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
./ ﾊ ! / ｜ えー、コホン |
./ / ' ヽ /. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そこへ、やらない夫が一歩前に進み出る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣ ＼
_ノ '⌒ヽ ＼ 皆さまはあちらに止めてある車でお帰り下さい
（⌒） （⌒) |
（__人___) | . キーは差しっぱなしですので問題ありません
（ }
. | │ __
. | ｲ ＿＿＿ r┐ {_ |__
＼＿＿_／ |＼＿__／: : : : : : :＼ ノ | {_ | |
〉 ／ ／ : : : : : : : : : : : : : : : ＼ / ,ﾉ ﾉ | |
. ｨ〈￣＼＿／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ / ￣厂 (_＼|
. ＿__／:.｢〉:::〈 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＿＿___| ／ (＼{ |
／: : : : : : :|/::::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ ＿ -―=ﾆ: : : : // | ノ￣ ‐{ |／
/: : : : : : : : :|::::::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞-‐=ﾆ : : : : : : : : : : : : : { { 八 ／
|: : : : : : : : :|:::::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＜: : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ＼_＞‐一 ´
|: : : : : : : : |::::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〉＜ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼_{
| : : : : : : : |:::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ｀ ＜ : : : : : : : : : : : : : : : : :＿:ﾆ=‐ ￣
|: : : : : : : :∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / ｀ ＜: : : : : : : :＿:ﾆ=‐
|: : : : : : : : |Ｏ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| ｀ｰ一 ´
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
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⌒ニﾆ⌒ ⌒ぅ=--=ヒ⌒
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
.
／￣￣ ＼
⌒ ⌒ ＼
（⌒）（⌒ ） | ナビもついてますし道に迷う事もないでしょう
（__人＿） |
'､`-ｰ-′ | . -, 分乗してそれぞれご自宅へどうぞ
| `` | / /
| ｨ { r 、 / /
`ｭ`ｰ─ｰ ´_ノﾄ} }／,`〈
/ﾑ _ ,. - ／ :./ﾘ ,/ ／ヽ{
_,. -:::／:/:::ﾊ ／ : :/ :.ﾉ )(_／ ヽヽ、
／/ : ／ : /:::l y : : : / : : } >-< } : :i
j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ / / : :∧
i : r : : 〈 : i::::::::ﾚ : : : : : : : : : :〉､_ 〈ﾘV. :Λ
. ｉ : | : : : :', :i::::::/ : : : : : : : : : :.乂｀ﾆﾆ彡´:.V. : ',
| : | : : : : ', :i::/ : : : : : : : : : : : Λ : : : : : : : :V. :.i
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
| （ ー）（ー）
| （__人__） 乗り終えた車はそのまま放置していただいて構いません
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ 警察に行っても説明が難しいでしょうしね
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
.
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┃ なお、車は万一の事態に備え、派遣されていた監視者のものである
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_ ＿ _
, ´／／ ｀`ヽ
/･ ･ ',
/ ･ ･ ﾄ､
! ･ ･ . :.: .:. i !
ir‐ ､ ,r‐‐‐-､ … i !
ir式) ( rェｧ.:ノ 二ﾆ］］
`ﾆ´ `ﾆﾆ´ . :' .:.:〔_
`ﾄ､ .: .: .: ,.ｲ:::.ヽ
l：： ：： ,.ｲ/ ／.:.`ヽ
∧：： ：： ,.ｲ.:.:レ′.:.:.:.人__
/ /ヽ__＿∠::::::::;':::;'.:.:／.:.::::::.:.`ヽ,,
,f;:.f::::i:::1~~7:::::::::;'::;':.:.:::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
,.ｲ;:ｲ.::::i:::1~7:::::::::;'::;':::;:;:;:;:;:.:.:.,r'´￣￣`ヽ
ﾚ'ﾚ':::::::i:::1/:::::::::;'::;':::;:;;;;;:.:.:.,r' "ﾞ ´ `1
|::1.::::::::i:::1::::::::: ,.ｲ.:.:;;;;;;;.:.:.:i |
|::1:j;j;j;j;j;f1j;j;j;j;レ'.:.:.:.:.:.::::;′.: .: . |
l::1j;j;j;j;j;jf1j;レ′.:.:.:.:.:::::::;′. :. :' !
,.ﾍ,.ﾍ:j:j:j:jf1:::: l］］］::::::::::::,′.:'.: .:, !
r‐r── ─くくｪｭL::j:j:f1::::にに1:::j:j:j:! .: .: .:; ' !
００)二二)二)二)〒ｭj:f1::::::i;;;!;;z::j:j:j:j '"ﾞ ´ ￣ ￣｀ヽ {
└┴ )::)::) ─く:j:j:j:j:j:f1::::::::j:j:j:j:j:j:j:jL ￣´｀`'{{
`ーくくﾆ王王j:j:j:j:f1:::::j:j:j:j:j:j:j:j:jﾚ′ ﾌ´￣￣｀`T´
ヽヽ L:「::::ll´ ￣￣￣￣￣｀`ヽ l!
!:::::::::::i::::::ll l!
｀ー く::::::lL . :. :.: .: .: .: .:. :. : ___ノ
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┃ ネエカによってビルとともに消滅させられた事まで説明する必要はないだろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
＿＿
／ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ （､__）（__ﾉ
/ { （___ノ､丿 皆様は不幸中の幸いでした
/ヽ＼ ﾄ.､ /
. ／ : : : .＼＼＞、___,_∧. 参加者に私達がいたのですから
: : : : : : : : :＼ ∧:::: ﾍ : :＼
. ／ : : : : : : : : : : : :ハ､}:::::{ ｀; : : :`: 、
/: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
. { :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ﾄ､
;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :＼
´￣￣ ｀
′ i
i |
ﾄ.＿;.{_＿ _ ! そして出来る事なら今回の件は口外しない方が良いですね
!(ー〉 (ー)´r1
i (_(＿ )／,.ｲ |. 私達は問題ありませんが、皆様の身に危機が及ばぬとも限りませんので
>ヽ ￣ ｲ
＜＿ﾊ r´_≧､
_ ,.＜〃//ﾚ＾ｰ ､ｲ //∧ヽ､
／////i////¨ミ＞<////∧/＞. _
＜'///////,.ｲ////// !≦二//////＞,
Y＞///ﾊVV|///////!'/／//////ｲ´ﾜ
V/／//,ｲN|///////ﾚｲ￣i//// //∧
N'/////＼i///////!/| /⌒i/ｲ////
'//////f/i///////!/≧=イ'//|///|
ﾄ､'////!/!////// !////////!//∧
'/,＼///////////i////////!////!
V//＼'//｀/////ﾊ///////, ////,
V//ﾊ＞､'////ノ/!////// !////∧
V/ﾉ////77////ﾘ♭////i///// 1
.
.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.｀ー-,ｧ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼:.:.￣:二=‐'
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::∧:::::::::.ヽ::.:.:.:.:.ﾆ='
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::|::::|::::::::|::::::.:.:.:.:.二=‐
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :| :::::::|::: ﾄ､::: |:::::::|::|::.ゝ
::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::{::|:::::::∧: |斗-|:::::::|::|::|
:::/:|:::::〃.:::::::::l::::::::ﾊ:|::;孑´|::| |:::ﾄ､::::|∧|
/.:::|::/:l::::::::::::::|:::::::|｜'| , ィＴ |:::l ∨ ､}
:::::::{'.:::|::::::::::::::| :::::| ! { < ･, |/ _ ＼
:::::::::::::|:::::; :::::::ｌ::::::| ﾘl ￣ (r､ ,/
:::::/.::::|:::/:;ハ:::l、::! u. ゛ｆ´
::/.:::::::|/:/ ,∧!.ヽl =ｨ' i は、はあ……
'.:.:;ィ.:::::/ヽ､ { ｀ u. ' ´ {
イ:/.:.::/.::::::/｀ｰ‐'´＞､ l
l/};イl::::::/ ｀ ｰ―ｧ――‐ '
｀ﾒ､}::/ /￣￣｀ｰ- ＿
X / f´￣｀ヽ
＿＿__
,ｲ ､
| i
| :. |ー----- ．
／///!ヽ,.__ｊヽ､__,.ｊ ;ﾄ ////////x＞ ､
／/////.! ｰ‐ヽ' ー | |i:､///////////.＼ ―――それでは皆様、ご機嫌よう
／///////ﾉ(_＿ 入 __ )ﾞ |j::.∨///////////∧
////////// j| '､ ´ ｀／;__j/＼ﾞ////////////,∧
|//∧V///´｀ﾄ､__ ￣ _ノ,//////////V//////∧
|///∧V////,＼ ￣l￣////////////V////////}
|////∧//////,｀､／二ﾌｰr ´ﾉ///////}////////j
j/////从/////// ／j///////∧///////.j
|//////｀i∨//// ／////////,人//////.(
|///|///,1､_,､_,< ／j//////, ﾍ//く ゝ＜zx/∧
'V//|////ヾ///∧ ,.イ i////////////,V///////i
. './／//j///////,ﾇ | |/////////////.!///////i
i//////////／//j､j＿ｊ/////////////.l/////;／
｀ヽ_ノ＿,．イ:////,;;|＿_X////////////.:l´￣
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┃ やらない夫は丁重な仕草で頭を下げ、身を翻す
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）. ｒｍ､
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
. | }.,! ノ' お待たせいたしました、ネエカ様
. ヽ }ﾓニｶ
ヽ ノｿ.:.::.:/
/:::::.､ﾍﾔ／.:...／
|:::::::::..｀´.:.:.:／
|:::::::::::.:::::.i´
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ
iイ:::::::::|:::|:::::`x ∨::::::/ x'ﾞ::::|::::l:::::::lヽ:| よし
弋l::::::|:::|:::.ノ...＼∨::ﾘ／._ヽ::|::::l:::ソ
ﾚl:::|:::ﾚﾞ代ラ` .∨ 'ﾞﾋラﾌ .|::::l:::|. それじゃあ黒幕のところへ行くか
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::|
!::|:::|｀ﾄ ,、 , ':::::|:::|::|
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::|::|
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ::::::::::|:::|:乂
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ、.|:::|:::ヽ,
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ｀∨｀ﾍ::ヽ、
/:.::{ / / | |:: | | ヽ ヽ::ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そう応じると、二人は瞬間移動により姿を消す
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿ ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣￣―‐―― ＿＿＿
＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／ ,.ｨ ＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜.... .／/ ,.ｨ ,へ......○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O. / / ／ / //./...。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜./ / / / iし ' ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ. ./ , ' / / _＿ ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O―――/, ' ii / 〈二〉/ / ﾟ 。 ゜ ―O――――
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ./' li/ 〈二〉 / / ..ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜ | ／ ／ .／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜ ゜∠ ／ . ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼ ／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿ ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣￣―‐―― ＿＿＿
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┃ 後に残った参加者たちを最後の混乱に叩き落として、二人はデスゲームの舞台を去った
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(ヽ、００ ∩
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ
（ ⊂ニニ / ／⌒) ） (ヽ、００ ∩
｀ｰ――'′ し∪ （ノ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
／￣ー―‐ 、 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::_＿_ノ､/〉' ／::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ｧ､､:::「ｪ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r､::／=ﾐ ｀く.u J／:::::::::＼
:::::::::::j u ､ ´_}ヽ.|::::::iｵ/u ﾆi < iヽｧ/:::::r----J .r:´二ﾆヽ
::::::::::i （二７´_.L., ､ハ 〉 _ _ﾏ/ﾝ::::r ' ;tr /;j i::/r-､r-| r一ー､
::::::::::|、 .r ' c ／､:.:.:ヽ ヽ ｰ」: : : : ii ヽu.___､/ ＿ん' ｀´ム.' |:::r―┤
:::::::::／￣ ´」ｰ／:.:.:.:.＼:.:.＼＼__j: : : : : ヽ ヽフ｀ヽ´ | | ヽ'ｰン､ _/ﾊu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! ７!｀:´|< ７ﾏ.ヽー'
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┃ そしてその夜―――
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::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ
::::: ｡ ｡ ｡
ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: +
* * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ;
::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::;
* ::;;;: o + :: :::::
:: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ ::
｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ
｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;::
. ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;:
* ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::;
ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ
o + :: , ; o ﾟ . ｡
. | ［IIIIIIIIIIIIIII］_____________________________________________ .r".: ::::`i
. r'^ー --------..i..::::::::::::;;;;i|;;;;::::;:::;::;:::;::::;::::;:::::;:::;:::;::::;::::;::::;::::;::::;::::;:::;ヽ |.:_;_;;;_;;|_____________.
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. /;;;;_;.;;;_;;:;_;_;;;._;.;;;:;.;;| ∩ ::::;;;;;/;;_;:;;;_;;:;:_;:;:; ;_;::／＼|／＼;;;_;:;;_;_;;:;;_;:;;:;_:;;_;.:;ゝ.:-:;:-:-::-::-:-::-.-ヽ
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|: : i^i: : i^i: : i^i: : i^i| ∩ .:::;;;;;i|;;::i^i::: i^i::: i^i::::||: i'⌒`i: ||..:i^i::: i^i::: i^i::: i^i::|;.:|_j; :.|_j; .:|_j:: :|_j;: :|
|: : Ll:.:: Ll::.: Ll:.:: L.| . .::: .:;;;;;;i|;;;:Ll;::;:Ll;.:..Ll;: ［IIIIIIIIIIIII］ ;Ll;;: Ll;::::Ll;;:::Ll::i;;: : ;: .:.; :.: ;.: .:;.. :.; ;.i
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| : :i^i: : i^i: : i^i::...i^i| ∩.. ::;;;;i!|;;.:i^i:: :i^i: .:i^i: :|| r'⌒`.i..||;;;i^i:: :i^i: ::i^i:: i^i:..i:..LI;:.:LI: :..Li; ::LI;:::.|
| :: Ll;;: .Ll;;:. Ll; ::.Ll| .:: .:: :: ;;!i|;;::Ll:;:::Ll;;::.Ll;:::|| | ...l.....i ||;;:LI;; .LI;;: LI;;:.Li,::|;:; .;:. :;..: : ;.:;.: ;.:;;;.; :;|
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┃ やらない夫の足元には、一人の魔法使いの死体が転がっていた
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(_/::::::｀`ヽ、 l＞―-ミｘ､
＼::::::::::::::::＼ ＼::::::::::::::＼
-━ヽ:::::::_;:::-┴-:､ー--､_::::ヽ
>'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼::::::::::::::::}
,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼::::_rく
＿ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.}
￣￣￣≧=----:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾘ ―--
━━／´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;v≠ﾍ､:.ノ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＿:.:.:.:.:.:.:.:._L/::::. .::::::Yi -━―
/:.:.:.＿_/´ ￣￣ ⌒V::... .:!
{／￣＼} ━━― ―`ｰ---='’ ━―
... ／￣￣＼ ...「「{^l lL_ヽ ‐━―
.／ ＼ ヽj」」 `’ ―━
| |
| │
.| |
..| |
..ヽ /
. ヽ /∩
.... > <｀ }
... |. ｀ヽl
... | |ヽノ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ いや、正確には死体ではないのか―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
（ヽ､ ＿ヽ､ )＼ ヽヽ
＿ヽ､ ⌒ ヽ､ ＼＼
＼￣ __ ）ﾉ ヽヽ
∠⌒ ／ ） ⌒ヽ | |
） ／￣ﾞ- く ＼ ﾉﾉ
／ ／ﾉ＾)＿＿_)ノl ヽ＿//
/ /／(／ !＿|＿| ヽ三ヽ
ﾚﾍ |j(／l_／ |ノヽ |──)
ﾉ （／l_／ ／⌒| | | | ! |二 二ヽ
／ |_／＿＿| | | -| | ﾉノ ﾉ── ､)
/ `───| | ﾉ -| | |／（()） ヽ
／⌒） ∧ ヽ／_／／ /j()ﾉ＿ (()) i
/／ ﾉ |_／／ ／￣￣｀＼ ((）） j
（ﾍ ￣ | ヽ ＼ /
）／（／) ／ ⌒ |⌒ヽ |＼ /i＼ /| )ヽ
.ﾄ､. /ヽ |＼ /ヽ /”ﾞｫｖ' ./／ /／ /
|. ヽ./ | ヽ! .`､/ ヽ,/ ' /＿ ＿
: --! ,,,,, ,,,,, ￣.／
＼ ,illllli,,,,,,,,, lllll llll ／
＿ヽ ,llllllllllllllll!' ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ￣￣￣''_,-
＼ ,illll!' ,illll!' !!!!lllll!!!!lﾞ｀ ,,, ,,, ,r-'''ﾞ￣
.> ﾞﾞﾞﾞ' .,illlllﾞ lllll| llllllllll!!!!! llll !ll! iiii,, ＜_.
／＿ .,illlll' ,,,,,,,llllll,,,,,,,,,， ,,,iillll!!ﾞ ＞
￣ ／ ,llll!!' lllllllllllllllll!!!l_ :ll!!!ﾞﾞ゜ ＜_
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┃ ネエカの一撃により肉体は滅びたが、その魂は永劫の苦痛を味わう地獄の凌遅刑を受けている
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.ヽ::|＼:|::::::| ミ≡彡 ﾐ≡彡.|::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l 自業自得ってヤツだな
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|:::::::|:::::::::::::::ト __ , ´ |:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
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. | } まったくです
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. | } まったくです
. ヽ }
ヽ ノ
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.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ デスゲームの黒幕は自らが犯した罪の重さに相応しい刑罰を受けた
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ﾍ
／ 〉
／ ／.
／ ／ /＼ ／７
／ ∧ / ∧ / /
／ ／ | ∨ /. ＿＿＿ / /
〈 |／ /. ／| ／ ＿＿ ＼ __ / /
ﾍ／| ＿ l! ∧ | |. （__／ ＼ ＼＿＿／ ） / /／⌒i
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l ￣ | ∨ ／ / ／| ＼_ノ ﾉ
l r‐- | ∨＿／ （＿__／ ＼＿___ノ
!＿| | l
l l ＞＜￣¨≧s。
. / /. ／ ｀＞‐、
＼/. _/ ／ ＼
} ＿_ }
/ == ‐-- > r=ﾐ /
ヽ／ 、 l＿___ｭ 〃 }}/
{ ‐=彳 ¨二 ｨ' Y´ 〃
ハ｀¨入___,ｨ ‐- 辷ノ{__
{ Y ∧ ｌ／,ｲ//ハ
｀¨¨{i: Ⅵ_＞＜ / ////∧
￣| 守ﾄ､ / //////il}
ﾊ/∧ V ////////}
{i///∧ /}///////i!
込///i}/ :}i///////
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それ自体はなんら同情を呼び起こすものではないが―――
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.
::::::: ~''＜ 〕iト ＼ ＼ ─ ─ ─ ─ ‐| | | ─ ─ ─ / / ─ ─ _､rf〔＞''"
::~''＜ l￣￣￣＼_＼ ─ ─ ─ ─___人___ ─ ─ ‐/ / ─ _､rf〔＞''";;;
〕iト _ ヾ|￣|ニニニニニニニニニニニ ｀ＹＶＹ´ ニニニニニニニニニﾆﾆ| | ;;
~''＜ 〕iト _ :::.| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_[囚]＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| | _､‐''゛
| i ~''＜ 〕ｈ､ _| |ｿ⌒⌒ﾏ/////γ´ :: | | _､‐''゛
| | | | |||| ￣ヾ| | ｀ﾚ'´⌒ |]ii三三三三三三三三三iii[| ::: | | |
。| | | | |||| ｜_ | | |￣|￣|￣|￣|￣|￣|_､rf〔| | ::: | | |
| | | | |||| ｜_ |──────‐| | | | | |_､rf〔＞''~｛:| |──────| | | _､‐''゛
| | | | |||| ｜_ |￣￣厂冂￣「￣| | | 。|_､rf〔＞''~ | |｛:| |￣￣￣￣￣￣| | |_､‐''゛
| | | | |||| ｜_ | () 爻爻 ﾚ | |_､rf〔＞''~ | | | |｛:| | ;;; ||. |
Ｉx | | | | |||| ｜_ | | ＞''~ | | | | | | | |ﾉ＼;;;; f酉 z (_) | ;;;; ;;;
}｝ | | | | ||||ー─‐| |──────‐|]ii三三三三三三三三三iii[|──l||「￣￣「￣￣||zzzzzzzzzz
ノ | | | | |||| | l | |￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|||＿＿_|＿＿.|| l | | |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ しかしまあ……
. | ∩ ノ ⊃
／ヾ.､_ ﾉヾ､＿ノ
(.:::::::＼ ／::::.／ノ:│
＼:::::..“::::／＿|::::::|
＼::／Φ:::::::::::/
￣ ￣￣
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 不公平な話ではある
┗━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――この魔法使いは確かにクズだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
---
´ ｀
／ ＼
／ :.
,ノ､ ,′ '.
| ＼ / ヽ
| .′ ,,.. ''" /
| , -‐ '" ,..::::::::/
_:, ':, | ,.:::' ,. ,.:':.:.:.:.:/
∨ ＼ :::..':,│ ,:':,:' ／ ,::.:.:.:.:.:/
〈 ｀丶::::..:::::／ __, !.:.:.:.:./´'.
{:ミ＼ 〉::f ''"´ ヽ.:./ 7/
_У ゝ=` ､∧ r＼__,,,.. -rrrｧ::'’'' /
／::小 '"::} r''ヾﾐ¨三¨´:ミ、 /ｲ:､
＿__／/:.:.:/: }:, r‐r‐< / | :、 ／/:.:.:l: :＼
／ : :.:.:.: ':.:.:./: .ﾊ.!ﾄ､_ ヽ__／ ｀7''>:､ / /:l:.:.:.:!:.: :..＼
／: : : :.:.: : i:.:.:.' : . : l＼ ｀ ー======イ / ｨ: . |:.:.:.:!:.:.: : : :＼
´: : : : : :.:.: : :! :.:.l : . : .! lヽ´￣￣｀ヽ イ´ /: .│: : l.:.:.: : : : : :＼
: : : : : :: : : : :! : :.!: . : . l l:.:.:.｀ー― '":.:.:.:./../: . :.:| : : :l :.:: : : : : : : :＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 救いようのないクズで、生きていていい存在ではない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかし力を得ようとした意志だけは間違いのないものであったろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
〈
r'"｀ヽ-、_
〈 ｀、/
i /
/｀ヽ、_/i '
li l ヽ'-, /´〉,､
i｀'r――ヽ (~´ l､￣￣了〈_ノ<_/
/ヽ、 irﾍ /i/ｌ ノ / i. l 〈 , 二ｺ ,|
〈 ヽl ｀'"ヽ' / /ヽ--┤ /／/ /＿＿」 |￣|rﾍ
｀ﾞヽ'"｀ヽヽ _ , -‐'"ヽ、 i / i' /｀ﾞ゛ヽ、. '´. （＾ｰヵ L__」L/
r' r'"￣ l l ヽ＿__/ /'" i r三'_
＿＿＿ｌ ｌヽ、 ﾉ ｌ ｌ ´(_ ｀i__ ∧
ヽ、 ｌ ヽ ＿,r-'" l,-、 ヽ、 ~´／ r--､ （/
ヽ、 ｌ i l、 ／ ｀ヽヽ, ヽ、 (__. _,,,ﾆｺ〈 〈〉
｀ヽ ヽ ｌ ／ / / i ｀ﾞ゛‐i （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
_ヽ ヽ'" ヽ、 i / / ＿ i、 i--、 /二~|/_/∠／
｀ﾞ゛ヽ ｀ﾞヽ、 ｌ ／ /_ /‐- ｀ヽ,｀ヽr―‐、 〈 /￣ 」
_,- 、｀ ｀ｌ ｌ ／ｌ｀ﾞ./ ｀i ｌ /i' i / ~~￣
_ , -‐〈 i i ' / i l / l l l ／^ヽ､ ／〉
_ ,-'"-／'"--、 ｀ヽ、｀ﾞ‐- ｌ i iヽl i' ｌ 〉 ャｰ-､フ /´く／／>
_ ,-'". ／"-‐/ ｀￣￣ｌ / ' / / ｀ﾞヽ、_ `ｰ-､__,| `"
_ ,-': :'" /_,-、＿__,-、｀ヽ 、」_ ,'ヽ〈＿＿/ ／ l｀'
'"／-, ／: /r, _,-、-‐ヽ r'
/ ／-‐- :'".〈 r'"｀ヽ ｌ: ヽ、｀ﾞ
/ ／ ｌ r- 、 ヽ、 ｌ l l ヽ
./ ／ i ヽ ｀ﾞ゛ ヽｌ ヽ、 ｌ l
／ / ヽ、 ヽ ｌ _-'
. ／ / ヽ、 :、 ｌ _,-:'"
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ どんな事をしてでも、どんな悪に手を染めても、ただひたすらに力が欲しい―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ そうして行き着いた末路がコレだ
┗━━━━━━━━━━━━━━───
/＼ く＼
/＼､/ ／ > ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ `’
＼/ ／ ／ |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| _.. -‐ ￣|
／ ／ |_.. -‐ ￣
く_／
ｘ≦ﾕ ＿___
(_/::::::｀`ヽ、 l＞―-ミｘ､
＼::::::::::::::::＼ ＼::::::::::::::＼
-━ヽ:::::::_;:::-┴-:､ー--､_::::ヽ
>'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼::::::::::::::::}
,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼::::_rく
＿ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.}
￣￣￣≧=----:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾘ ―--
━━／´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;v≠ﾍ､:.ノ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＿:.:.:.:.:.:.:.:._L/::::. .::::::Yi -━―
/:.:.:.＿_/´ ￣￣ ⌒V::... .:!
{／￣＼} ━━― ―`ｰ---='’ ━―
「「{^l lL_ヽ ‐━―
ヽj」」 `’ ―━
.
/ﾍヽ! :i ! γ i<
ﾒv/＼ヽ､ﾍ. ゝ.__.ﾉ_) ;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿
／/ハ/,∧ ＼＼_／ ｏ （
／////_j//jヘ. /,7j Ｏ ） 一方、自分は―――
///////＼////＼/∧､. （
;γ⌒ ｀ヾv ＼////＼ﾍ廴 ,-､__. ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~
i//ヽ､///,＼/＼/////ﾍN /У ﾍ_,ヽ
|//ヽ､_≧=ヽiﾘ//＞ ､/∧i!ﾊ } / ｀i
|､///ー=ﾆ7/{/j/////＼.ﾘ/∧, l
Ｎv/////,≧7､////////N,メﾞ ゝ､ ／
ヾ.V/////ヽ､∧//////／// ＼ ｡У
VV/////ヽ､∧///／//////｡Y
Vヾ////////У<///////｡／
V/＼//////'ﾘ,/////｡ ／ﾍ
V//,＼//// // //,／i!//,∧
ヾ/∧ ヾ/////,／//ﾍ/// ∧
｀Vﾍ/ ＼_/イ//ヾ＼V////j
}/|//////////////ヽ//ﾒヽ
ﾊ/i//┌―――v///∧/ハヾ＼
i//ﾘ//ﾅー――-ﾘ///i∧V/ //.ﾍ
j//i///////////////! ∧V/ //i!
i//i!///////////, ///i /∧V/ //>
∧Vi/////////// ////!//∧V/ /
i// i!///////////////i///,ハ//
＼/j!////////////// |//// V
j/7≧=-＜/////////i!///
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は微かに嘆息する
┗━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 戦国時代に生まれ落ちた水呑百姓の小倅が―――
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.ノ ､ 、
｡ﾟ● ●）ﾟl｡
（人__） |
ヽ ノ
/-r-.､ 〉
| | |-'.|
r┴┴.┤ノ
￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 野伏せりに買われ、酷使されて死ぬだけの運命であった自分が――――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
／二二ニノ ∧＿ノヽ_ノヽ_ノ
//´ ﾄ､ノ
// ｝ ム あ い 生
,r/77くﾆニノ ＿_ く シ り ら き
／{r==､ノ /_r_,<>、 〉 ケ が れ て
く／<} o {> r､__{ `ﾊ¨ /} ノ ラ た る
く/ o ゝ＿r}ｨ＝ニ=-く＿_＼ ど い だ
. くﾚ´￣´ ーr ⌒ , ヽヽ/ く も と け
{ {_ ＿＿_、 / ヽ廴ノ // 思
ヽ＿_,,.rｭ―ｧ-イ⌒ ｝/ ) ・・ え
{_L／＾二二二ニ{ ⌒＼ ﾊ ／
}/ ／ , _ノ ｝｝ Ｖ⌒//⌒Y⌒
| /j _}＿r-＝ニ廴＿__. /厶＿＿_ くﾕﾕ
ヾ,／, -r ´-=ﾆニヽ ＼//￣￣￣´
. Y',',',',{ ニ=- ―ヽ―‐/厶＿＿＿_
＿rゝ',',',V//´ ｰ＝ゝ∠-――― ´
／´ ミ＼',',Ｖ/´ -=ﾆ', ＿＿_ /!
r┴- 、＿ イ.三>､/´ ｰ=ﾆ{ ｀二二 /｜
/´￣｀ヽ ヽ} }} ＞´ ヽ , ―-､ヽ ｀￣￣ ／／
〉´￣ ﾟ }ｰ厂´ Ｙ /´￣＞{ ＿＿＿／／ ／}
〉-―‐ﾟ/¨7 人V＿/´＿ﾟゝ、｀￣￣￣＿／／
（ ＿ﾟｲ=/ ＿/{/ ＿＿_ ゝ、＿_ﾟゝ、 ￣￣7/
厂 ｡}}_/ /Ｚノ /彡彡^ ヽ} Ｚ＿__ﾟゝ､ ∠/ <77/7
｛＿＿/７ /Ｙ/, {彡{{ ミ｝ /＼＿ﾟ｝}､ ∠/
. /ー―'ﾆ{ ノ} {｛ } 弋 ､_Ｌィ /V＼ ヽ―-
r― ´ }ﾐ｝ (二ﾆrｍt≧-＝‐' ｀ ―-
.
r ￣ ｀ヽ
/:::::::: ﾟ,
〈＿}:::::: } ;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、
}´ ..::::: { ｏ （
ゝ'ヽz≦ _ -ﾍ、. Ｏ ） ネエカ様の御厚情により、永遠の命と計り知れない力を授かった
／} ／二二ﾆﾑ. （
／／jｲ二二二二二Y. ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~
／／／二二二二二ニ7
／／.イ二ﾆﾆ三i二二ﾆﾆ/
／=≦二二ニ三三|二二ﾆ/
,.イ二二二二ﾆﾆ三三/二ﾆﾆ「
／二二二二二二二ﾆ／}ニニﾆ| ┌────────────────────────┐
／二二二二二ニニニ∠ イ二二=l │ , ＿ .│
/二二二二二r===≦二二二ニニ／ │ ＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、 │
/二二二ニﾆく. Ⅵニ二二二二斗 ' │ ≦:::::::::::::::::::::::｀::::ﾍ|:) .....│
/≠}二二二ニﾆﾄ-V二７ │ ,r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ .│
/ｲ二二二二二二ﾆ=7 │ , ' :::::::l:::l´:::::::::::::::::::｀l::l:::::::::::＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
,'三 ≧======ﾆﾆﾌ}=7 │ ヽﾙ:::::|:::|::乂ヽﾉ／ヽ|::|:::::::::ト､| ＜ 強くなれー、強くなれー |
i三三三三ニニ／. |/ │ ヽ:|::（ ●） （ ●）|::|)::::::ﾘ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
}三三三三ニ≠ │ |:::|i ＿ |::|::::::| ....│
|三三三三ﾆ/ │ |:::|:ゝ、 |::|::::::しi │
|三三三三７ │ |:::|::::::ｿｇﾍ二ﾆ|::|⌒¨77⌒￣〆"⌒ﾆつ .│
|三三三三i{ │ ﾚﾞ:::,ｲ ii .∧ ..|ノ .〈 { .とﾉ≠＾ｿﾉ .│
│ ,イ ./〃/ 〉 ゝー─ヽゝ─‐ﾞ〜'´ ....│
└────────────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ この魔法使いが積み重ねてきた数百年の鍛錬―――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
＿＿
＞＜´ ｀＞＜ ＿
／ ｀≧s。 s≦ ／
＞/ ／ 厶 ／／／
| }i ‐--‐ ／ ∧ ／／／
}ヽ ヽ￢r-─￢ _ }ｉ ｝／／
冫 ＼｀ヽ-- ／ ノ __ /／
}i ＿ ヽ､ Y´ ＿＿} ／ﾍヽ、/
入 弍iｧ } ヽ-ｨ巨ｦ´ = j } }人
{ヽ__ ｨ| ヽ__ ,ｨ´ /__ Y〈|
| 廴,,ｨ≦ヽ、 / 廴ノ..∨‐ ,ｒ――――-s。
弋。{ ＿＿ }i |＞´.ﾞ／ ／/:::::::::::::::::／:::::∧
ｆｔ ´ ￣ ｀ ／ ／ ／//:::::::::::::／::::::::::::::∧
沁＿＿＿＿}. ／ ／///::::::::::／:::::::::::::::::::::::∧|
／／／∧／ ／////::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::｝
／／／//／ ／/////:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／／／//ｲ ／///////::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／／／//// ／////////::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
／／／/////／//////////:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
／／／/////／///////////::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. ／／／/////／////////////:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. ／／／/////／/////////////:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ その数万倍の力を、ネエカの祝福により何の苦労もなく手にしたやらない夫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ |. 不公平の極みだな……
r /___) |
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ｨ／|＼____
／ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' ､､､ _
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l／ iiiii ＼/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..＼
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
┏━━━━━━━━━━━━
┃ 僅かに目を閉じる
┗━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかしその背をネエカが力強く叩いた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
/⌒ヽ
l l
,'⌒ヽ. l l , ⌒ヽ
{ ', | | / }
. ', ', | | / /
', ', | | ./ /
'. '. ! | . / / __ 00 __ ∩
'. '. ｜ ｜ / / , - ､ | | ｒ､ └┘/7 [][]「l ∪
'. '. ! | / / ／ / |_| ＼> ＜ノ くノ ｏ
'. '. .| | / / ／ , '
'. ':, .| | / / ／ ／
', ｀¨´ `'ｰ' / ／ ／
} ｀¨´ ／
. -―- 、 ,' ／
〈 ＼ / ､ }
丶 ..,,_ 丶 _{ ー- ､ /
｀丶、 ＼ ＼ ｲ
＼ ＼ 丶 |
ヽ ヽ {
.
,イ ＞--＜、
,ｨ /:::|／:::::::::::::ヽ--- 、
（:|/:::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::＜、
, ＜:::/::::/:::::::/:|::::::::::l::::::､::::＜
／:::::::::::|:::::l::::::/| :l|:::::::::|:::l:::l:::::::::｀ヽ
｀フ::::::::::::|:::::l/|'-､ﾐ|::::|:::/::/::::|:::::ﾍヽ|
（λ:::::::: |:::::|//::うl从|/|/|/|/::|:::::ﾉ おい！
|:/::::::|:::::|,,,ヾﾆ' lｯう）|:::||/
ﾘ|:::::::|:::::| , ''' /|:::|. テメー、なーにをたそがれてやがる！
、ノ::::::::|/｀ヽ.（:::::::ﾌ ／ |:/￣}
冫::::::::/ : ／´￣>‐'´⌒ー' i
/::::::::::/ : /: : :／ﾉ ヽ､ _/
i:::::::::/: : : : : /./ ＼ ﾔ￣ )
{::::::〈￣＼: : | | ＼ ＼ﾉ＿／
.{::::::::∨ ∨ヽヽ＿ﾉ--'_,ｨ＜
{::::::::::∨ ヽ__＞-ﾍ￣: : |」: ヽ
／￣￣＼
／ ＼ ＼
（●）（● ） u. |
（__人__） u | い、いえ……
(｀⌒ ´ |
{ |
{ u. /
＿＿＼ /ﾘ 厂`'‐- .._
／ : : :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 ｢｀乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
| : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
.
______
／ ＼-一ヽ､ ＿_ｒ‐- ､_
/ __,ノ ヽ､_,７ 7 } : : : :＼__
| （ ─)（─)/｀ ‐ / /: : : : : : : :｀ ‐-､
| U （___人__）‐-─≦／ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ｀ ⌒´ﾉ └γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| | l 私はとても恵まれているなと思いまして…… .|
ト､ | ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
..ハ､.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:ｒ´
．=彳: '､ ヽ、___ ﾍヽ:.＼: : : : : :､ : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:／
ｘ＜ : : : / : : ｉ /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:／
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧､ ∧::::::∧ l: : ＜:_ : : : : ｉ: .:.:.:.:.:.:.:.:.＞'´
/: : : : : : : : : : : : >' : : l Ｖ !::::{ ｀!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:＞''ﾞ´
ｆ : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : ｉ.:／
ゝ: : : i : : : : : : : Ｖ: : : : :l ｛::::::i !: : : : /: : : : :f´
ｊ : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ﾞ､ !:::::::ｉ l: : : :./: : : : : l
, , イ , ─- z
／/ ／:::/／::::::::::::≦ 、
{::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀Ζ 、
｀>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,＜:::f´f:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀l::｀l:::＜￣
∠::::::::::::|:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l:::::::ヽ
／:::::::::|:::|::::::::::ﾊ::::::::::::::ﾊ:::::::::|::::i::::::::::ヽ-──ァ'ﾞ￣l
iイ:::::::::|:::|:::ﾅナ弋:::::::::ﾅ弋弋|::::l:::::::lヽ:| ／彡 .l
弋l::::::|:::|:::.ノ,. .∨::ﾘ ,...._ヽ::|::::l:::ソ ／彡 , ＜l ―――オレに可愛がられているからか？
ﾚl:::|:::|l" ＿__L.∨ " ﾋラ`.|::::l:::|¨￣￣{彡, ＜ ./
|::|:::| '''' . ''' ,!:l:::l:::| , '"￣ ./
!::|:::|｀ﾄ ＿__ , ':::::|:::|::| ., '" ., '"
l:::|:::|:::::::`r 、_ , イ:::::::::::|:::| '" , '"
ゝノ::::|:::|::::;::/--ｧ-ｫ-ヽ--'".|:::| , '"
冫::::::|:::l / | ｀ソ,:::::::>,ﾉ|ヽ .|:::| ., '"
/::..,ｨ'∨/ .| |::::| | ヽ∨vﾞ, '"
/:.::{ / / | |:: | | ヽヾ::ヽ
.
_____
／ ￣ ￣＼
／ ＼
| _,.ノ '(ゞ､_|
.| （ ー）ヽ ヽ その通りにございます……
ノ| U （___人_＼＼__
____-‐./l l|、 ｀⌒（⌒_ ＼
,,-=ﾆ_::::::､::l ::::! ヽ. し「、 ＼
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| ｀ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ / ￣ lヽl:::::〉::::Y________l_
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/､＿_l !:: /::::| ::::::::::::::: |
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ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::＼::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
＞'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
￣フ:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::ヽ
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/,rク:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::/ヽ::::::::::::|:::::::::::ﾄ､', ヽ}
.|/./::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::-/,,._ ヽ::::::::|:::::::::::l .ﾘ
l:::,ｨ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|:::/ ` ',::::/:::;ｲ::/
|:::| ｌ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ﾚﾞ l:/レﾞ |/
レﾞ l:::::::::::::::::::::::::,.‐|::::::::::::::|. 三三 ヽ
|::::::::::::::::::::::::ll l |:::::::::::::|. ゝ
|:::::::::::::::::::::::::ﾄ､`|::::::::::::l ´
|:::::::::::::::::::::::::l `|:::::::::::::l (二ﾆ7 はっ！
|::::::::::::::::::::::::::| .|::::::::::::l ＿＿l
l:ヽ ./::::::::::::::::::::::::::ｌ＿_|:::::::::::l___| .|::::::::|
l::::ヽ､_／:::::::::::::::::::::::::::ﾉ､ |:::::::::::| ∧ |::::::::|
',::::::::::::::::::::::::::::／￣￣ヽ.＼|:::::::::::|∧::',|::::::::|
ゝ:::::::::::::::::::::/ ヽ |::::::::::| ﾍ=',:::::::',
/::::::::::::::::::::::/／ ￣￣＼ ヽ|::::::::::| ﾍ::ヽ:::::',､
┏━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカは皮肉げに笑う
┗━━━━━━━━━━───
.
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠:::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l::::::::丶
/::::::::::::|::|:ﾉ＼.ﾍ:::/メ|::|:::::ハl
人λ::::(| |-=･=- -=･=::ﾉﾚ´
. |:::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ:| 今更、何を言ってやがる！
.|:::::::|::|、 ￣ノく|::|
、ノ:::::::|::| ﾍ い::::|::|
,ｨ ,イ／⌒Z＿＿
( |/:::::´:::::::::::::::::::::::≧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∠::::::::::::::f::f::::::::::::::::::::｀l::l:::::::丶
/::::::::::::::|::|ﾉﾅ弋:::/弋|::|::ﾙﾘﾉ
人λ::::::(|::|（ ●） (●:ﾙﾞ お前はオレに仕えられてハッピー
. .|::::::::|::| ,, r‐ｧ ﾘ::|
|::::::::|::| ￣.ノ<|::| 「i＿_. オレはお前が仕えてくれてハッピー
.、ノ::::::::|::|＿___い:::::::|::| 〈 r‐'
ヽ:::, ─|/|ハ::ﾊヾ--.リ、 ./ ./
/:i .y / | .l::l Yﾍ ｀ヽY /
.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::ﾍ:::::::::::::::｀＞､
:::::::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::}::::::}:::::::::::::::ヾﾞ´
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::::::::::::i:::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ}::::::}:::::::ヾ｀ヽ}
::::::::::::i:::::::::::i::::::::::::::::∧::::::::::::',::::::ﾄ､:::::ﾍ
::::::::::::i:::::::::::i::::::::::::::ﾑ--ｬ::::::::::ﾄ,:::} .ヽ::::}
:::::::::::::i:::::::::::i::::::::::ﾑ-‐ｒｬヽ:::::::!':::} .∨
::::::::::::::',::::::::::',::::イヽ !」 ﾍ::}ヽ _＿ win-winじゃねーか
::::::::::::::::',::::::::::',/ ｀､ ！
:::::::::::::::,ﾍ::::::::::〈 | どこに問題がある？
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:::::::::::::{ い|:::::::::| _,ィ
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（_人___） U |
'､ │ いえ、問題は何もありませんが……
<二ニヽ |
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しrヽ V:::Λ ／ : : :＞、_
,.＜ﾊ､_／￣ V ∨ : : / : : : : :_＞-.､
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ﾚ|:::::|::::|::/-一'V.::ﾘ Ｖｰ-{:|::::|:::::し
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{ソ.:|::::|::::::/ ｀Ｙ＾Ｙ´ ﾞ､::::|::::|::レ'}
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┃ ネエカはジト目を向ける
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{::::,ｲ:::::::::::::|::::::|:/______｀ヽ::::::/ﾘ |::::::|::::::::::::::|
l:/ l:::::::::::::|::::::|,'ｌ { ﾄ;ﾊ` .ヽ/ ＿__ |::::::ﾄ､::::!ﾍﾉ やらない夫ー
.ヽ::|＼:|::::::| ヾ` vｿ 'ﾞ￣｀ﾔ |::::::lﾘ::::|
|::::::{ﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::::|::::::l. お前、オレに捨てられるのが怖いんだろ？
|:::::::ﾄﾍ、 ｬ───ｧ ,ｲ.|::::::|::::::|
|:::::::|:::::::ﾄ､. ヽ. ーvノ., ｨ:::::::|::::::|::::::{
|:::::::|:::::::::::::::ト ｀二´'´ .|:::::::|::::::|::::::ヽ ﾉi
.iﾍ ノ|:::::::|:::::::::::::ハ､ ／∨::|::::::|::::::::::ゝ--'"::ﾉ
ﾍ::`--'":::|:::::::|::::::::::/ ヽ__／ .};;;{::::::|;;;;;;:::::::::::::／
冫::::::::::::|::::::ﾑィ'"{ﾍ , /ｰヽ .／} .|::::/ ￣｀ヽ＼
{::::／￣ ',::::// .{ ヽ∧:::::∧／ .}..|:/ヽ }::::}
{:/ ',// .{ .{::::::} .}./ ヽ .j::::}
／￣￣＼ ヽ＿,
／ ノ ＼ ＼ ヽ(_／
| （○）（○） | ) (
. | u.（__人__） .| ノ (｀
r､ | |!i!i!i!i| .| ´⌒＼ はうっ……！
,.く＼＼r､ ヽ ｀ ⌒´ ﾉ
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rヽ ` ヽ / ｧ'´ヽ
└'｀{ . ＼.| / i
ヽ､._ ヽ､_,r' .|
｀ヽ､ ／' |
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ﾑ |::V:::::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
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∧::::V:::::::|─`ｬ::::::::::::::`ﾅ─-V:::|:::|:::::::::::::::ﾍ
::∧::::V:::::| ν＼:::::::::/ ._,. ___,V|:::|<::ﾄ､:::::|ヾ
::::∧::::V:::| ._,.==＼/ .≦ ・＿';|:::|.l|:| ＼} 図星かよ……
::::l';∧:::Ⅵ .-'´_・-'' 、~￣ |:::|ﾉ:|
::::l .';∧::';|. ! !l ! ´ ,|:::|:::| オレも随分と信用がねーな
ヽ| |ゝ';::',､ .| ! _ /:|:::|:::|
|::｀|:::|:ヽ、 ´ ,､_＿,.-‐, /::::|:::|:::|. 泣くぞコラ
|:::::|:::|:::::::｀ .､ゝ-‐一'´,.ｲ::::::::|:::|:::',
/::::::|:::|::::::::::::::::ト‐ -‐'´ |::::::::|:::|::::ヽ､＿ノ|
､__/::::::::|:::|::::::::::ノ´￣7-ﾔ￣｀ヽｬ|:::| --- ､::::ﾉ
:::::::::::::::_|:::|.-/7＼ /i:::::iﾍ ／ ',|:::| / ヾ
ヽ:::::,r'¨.|:::|/ {. ヽ'ﾞ .〉:〈 `' |:::|＼/ ∧
. |::/ ヽ.|:::| { {::::::} |:::| ヽ .}
, -‐― ‐- 、
. ／ u ヽ
. ＿' u i
< ＿ ＼ i
<＿＿ ＼ ＼ u i
. <＿＿ ＼ ＼ ﾍ /⌒/ ./
└--ﾐ ヽ、＼ - ＼ | ./ い、いえ……
/ 丶 - 〉／
,.-／| ( ＼ u ! 大変申し訳ありません
／ | ＼ヽ ＼_ヽ {
￣< ! `＼ 、ﾍ u ..> 、
＿ ＼ ! > ー-- イ＼ .∠／ヽヘ
! ￣￣ ヽ ／{ )＼ | ..＼(⌒) ﾉ ＼
＼ /⌒＼ 〉 ヾ、 ／ ＼
＼ い / ＼／ ＼(
＼ / / ＼
.
,.イ ／{ .,.:≦ｱ
マ‐-:.､ /::::{ /::::::l .／::::::/ ＿
＿ マ:::｀ヽl::::::l/::::::ﾑ':::::::::::ﾞ＜:::::::＞
-=ﾆ二:::::::｀`ヽマ::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞:.､
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￣￣フ:::::|::::l¨:::::::::::::::::::::::::::::|｀＜:::::::|::::|::::::::::ﾍ＜ﾑ
／::::::::::|::::|:::::::/ヽ:::::::::::::::ｨ|'⌒弋::::|::::|::::::ﾄ､ﾑ ヾ 大丈夫だよ
/;ｨク::::::::|::::|::::ｨ'⌒ヽ:::::::::::::'ｨうｉﾃﾄヽ|::::|.､::i ヾ
ﾞ /::::::::::::|::::|:/ , --､..､::::iﾚﾞ .V::..ｿ .|::::| i}:| オレはお前を捨てたりはしない
/／ﾏ::::::|::::|､〃⌒ヽ ヽ{ .,|::::|,ﾉ:|
ﾍハ|::::|ﾑ ＿`_ -‐_7 /|::::|:::::| 多分、な
|:::|::::|-'＼ ヾ v-_ﾆ二ﾉ..ｲ:::|::::|:::::|
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ﾏ:::::厂|::::|¨ ./ | .ヽ/ }={ ∨ ||::::| ￣￣¨ﾍ
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（●）（● ） u. |
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(｀⌒ ´ | 多分て……
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／ : : :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
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ｲ'´￣ Y//}. ∨ }ヽ
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／ イ //// ´∧ ∨: : ヽ
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| ＿＿,-⌒ヽ/ '////∧ ∧: : :∧
ﾍ￣ ＿ _/ﾉ ﾘ/////∧. ∨:| ∧ ヽ
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┃ ネエカは愉快そうに笑い――――
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＿＿≧::::＼ ト、ﾄ、
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ヽﾙ:::::::|::|ﾉナヽノﾅ弋:|::|／｀iﾄ､|
ﾚ:::(|::|（●） （●）|/ ﾘ
.|::::|::| ｬ--ｭ .|| / 今回の後始末はお前に任せるぞー
.|::::|::|ゝ ￣ ﾉﾘ ﾋ
ヽノ::::|::|:::::｀i_____i::／/ ,｀弋ヽ
ヽ:, -リ／/ﾊ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/::レﾞ/ ./ ,〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
.{::/ < ./ /:ハ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
{:l ﾍ{ .{:::{ {,,ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
{::ゝ { {:::{ { `ー‐一′
／::::::::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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. /::::／/::::::/:::::::::::|:::::::|:::::::::/!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::､::::ム
. /／ /::::::/:::::::::::::|:::::::|:::::::;' i!:::::::::::::::::::::::/ヽ:::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::ﾔヽ::ム
. |:::::〃::::::::::/|:::::::|:::X i!::::::::::::::::::::/ ヽ:::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::ﾊ ＼ﾑ
. |:::/i:::::::::::::i!.|:::::::|/.ﾑ＼ .∨:::::::::::::/ ._,,.斗七:::|::::::::::::::|;:::::::::::::ﾊ::::::| ヾ
i:!/. i:::::::::::i! |:::::::| i{ |::{｀.ヽヾ::::::-‐チ=＝‐ｲ,ヾ:::::_::::::::j-｀i::::::::| |:::::|
.｀ヾ::i! |:::::::i! 込i! ヽ:::Y´. i::::ゝﾘ/./／ ｀ヾ:iゝﾘ::::::::| |::::/ コイツの飼い主は魔法協会だっけ？連盟だっけ？
i} i!::::::::i ` ′ﾉ ヾi 込/ ,ｨ´ iﾚ'ノ::::::::/ ｊ／
i::::::::::::i. 〈 ,' ...... }ｯｉ:::::::::::ｉ 名前はどうでもいいが、きっちりケジメつけさせろよ
|:::::::::::ﾊ ｉ.: : : : :. / ',:::::::::’， ／ｌ
. |::::::::::; .ヽ、 i`ｧ ､ 〉 : : : : : ﾑ-‐ ￣｀ ＜─'ﾞ::::::ｌ
|:::::::::i!＿ノ::＼. i! .} ﾑ: : : : : :fヽ､＿ ＼::::ノ
i:::::::::i::::::::::::::::::ヽ｀ -′,, ＜´: :＼: : : : }:;. ｀ , ヾ
i:::::::::ﾄ､::::::::;.―.、ｱ￣ : : ;: ,: : : : : : : /: i! ﾊ
i::::::::|/:::;ィ{.∧;.;.ﾚ : : i!: :ヽ、: : : /: , ｀ ‐ 、 i!
.
／￣￣ ＼ -、_
_,ノ ヽ､__ / / ,〉、
（＝）（＝ ）／ ´／ /)
. （__人＿） { , ' ´,/
'､`⌒ ´ V __, ＜´ ―――はっ、お任せください
| 〈´／::::Λ
| ﾔ::::::::::::::Λ
`ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ
/ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
. _,. -／:/:::ﾊ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ
／/.／.:::/:::l y .::::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r :〈 ::::i::::::::ﾚ .::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
. ｉ :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
. | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
／￣￣＼
／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼
／ ／' （ ―）（― ） |
./ /／〉 （__人__） │ 二度とこんなことが起きぬよう―――
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY |. 説諭しておきます
./ ﾊ ! /
./ / ' ヽ /
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
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┌────────────────────────── ─ －‐‐
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.
i!i!i!i!i!|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___／
i!i!i!i!i!| |
i!i!i!i!i!| |
i!i!i!i!i!| |
i!i!i!i!i!| |
i!i!i!i!i!| |
i!i!i!i!i!| r─--- .....＿＿_ |
i!i!i!i!i!| Ｖﾍ |￣ ｢三二,.ｘ≦}┬r=＝
i!i!i!i!i!| .Vﾊ |j｣L.＜⌒￣￣￣￣￣￣.⌒＞｢三ﾆ/: : :/ | | |
i!i!i!i!i!| Ｖﾊ |￣ ≧‐┬------┬‐≦ ｢三 ,': : ./ ..| | |
i!i!i!i!i!| |/ﾊ!＿＿＿_,＞|:. . . .:|＞ﾄ､_ ｢三:ｉ: : :i ..| | |
i!i!i!i!i!| Ｋ＿_＿_＿_ﾉｉ |:. . . .:|:,. '´￣｀`Ｙ|: : ,l.. ＿| | |
i!i!i!i!i!|￣￣￣￣￣￣ .| r──ー､ | | |:. . . .:|｢ ,ﾆ￢=─'_!ｘ1.| :|_|￣
'''''''''''' | | | | | | |:. . . .:|| | | |￣ | | | | ヽ
| |_| | |_| (乂:.. .:乂| |: . Ll | | | | ヽ
|_| .::Ｌ!. .: .:.:.:￣￣＾:..|_l:::.:.:... | | Ll
:.:.:.:....Ll
／￣￣￣」L
/ 7「ヽ えー、こちらやらない夫
. / _ 八__ .|
___/＼| （ ○） （○） |. 分かる？
/ニ⊃_| （__人＿) |
/ﾆ⊃ ( | ｀⌒ ´ | 俺の事、分かってる？
| ＼_/│ |
. │ _(_ ／ヽ ｲ
. | | ／|＼＿＿_／ |）＼
|＼ | / ＼ ／ /＼
| ￣￣|＼ /⌒i /⌒i / `ー--､
| | V＼ | |:::/ |／ ／￣￣＼
| | ＼:ヽ|__/:/ |
. / | | ヽ{::}/ i |
. | ﾉ | |:::| / し'´ |
. / | |::::| ／ } ＼/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ―――ドスの利いた声で電話を掛けるやらない夫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 相手は無論、魔法使いギルドの長である
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Y
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ./: : : : l
/: : /: : : : : : : : : : γ´ ｀ヽ: ./: : :.:./: : : : : : : : : : ./: : : : :ﾉヽ
l: .ｲ: : : : : : : : : : :./ /: :/: : : :./: : : ｲ: : : : ＞ｲ: : : :／: : :}
l/..|: : : : : : : : : : :.l |: ｲ: : :. ｨ: :／ /＞＜_ ／:.:.／: : : :./
ｌﾊ: : : : : : : : : :.ヽ ｌ/ ヽ: / l:/ l.代ｯ /: : イ: : : : : /
}: : : : : : : : : :.∧ .ヽ l /:／._」: : : : :/
／: : : : : : : : : / ヽ l/ l: :.:.ｲ: .ｲi
＿_／: : : : : : : : .ｨ: / l u l:／/／l.!
｀ー-ｨ: : : : :.ｲ: / |/ 、 、_ .l ´ / はっ……
／:／:／ .|/ l＼ l ヽ ヽヽ__f￣
――――::ヽililililiヽ ＼ l ヽ ヽ_ノ もちろん存じ上げておりますが……
: :ヽ: : : : : : : : : ヽililililヽ ..＼ ヾ;;;,,, /;;l
: : : :ヽ: : : : : : : : :.ヽilililililヽ > /´ ｀ヾ;;;;;;,l なにか私どもに問題が……？
: : : : : ヽ: : : : : : : : : ヽilililililil＿_／ !/＼ ｀｀゛
: : : : : : :l: : : : : : : : : : :ヽilililil＼ .| / .＼
: : : : : : :.l: : : : : : : : : : : :ヽililililil＼ V >
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【 ℡ 】
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_.／ヽ ＼ 入V/Y i ( ﾉ j._ノ {//／, ク. どうしてくれんの、この落とし前？
，´ ＼ ＼ ﾊ_ V/ｊ ｀＼ f ´ ｀,:´／
／ ゝ. >､i ´ i i ／
≧＝､ N/､/ ｀∨ j / .／
,ｲ´ ヽ､ i {ﾉ､. f / / ／´
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､j ﾊ /´⌒｀ﾊ ! /
＼ i__ i ﾚi
＼ .人｀ヽ |
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.′__ __.ﾉ ､
| /∧(● i'､ わざわざウチのボスが出て行ったんだよ？
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,ノヾ､｀ﾄ-‐ミV｀iヽYV/∧i 分かってる？この罪の重さ
,.///Z.∧V＜/∧.|/i } V//i
//∠/j//∧V///∧/|.l i///,
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V/////, へYV////,i | ////,|
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| -=・=- -=・ ￣|l(^) ……はあ？
. | （__人__） l(_ ）
| ｀ ⌒´ﾉ |⊂). 末端の事まで責任は持てない？
. | } ＿|ヽﾉ
. ヽ }
ヽ ノ
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|| ／ u_ノ｀ ,,＼.
／〔| （ ◯）（Ｏ): テメー、頭が正気か？
〔ノ^ゝ u （__人__）
ノ ノ^,- ､｀ ⌒´ﾉ: そんな言い訳が通ると思ってんのか！？
/´ ´ ' , ^ヽ; ﾞ⌒}:
/ ﾉ'"＼ﾟ " }:
ﾉ ノ ＼／ ノ: ｉ |ｉ |
./ _/ ヽ | || | |
| ﾉ ＼ || |i
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ガタッ！ ヽ＿_ノ ｢＼ ＼ ＼
| ﾉ ＼ ＼＿＿ ＼
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／ ）レ
_, 八､,__. ⌒ あんま舐めた口利いてるとオメーら皆殺しにしちゃうよ？
(○）（○.） |
r「iﾐ(__人＿） |.. それでいいの？
/／／) ｝r┬‐| |
}/／／）､`⌒ ´ , ﾄ、 脅しじゃないよ？
/ ´ ﾉ ∧ ＼ ､ ｲ //｀ｰ‐‐‐‐‐-、＿
} }＼／ﾆﾆ二´／ｨ : : : : : : : : : : : : : >、
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{ : : : : : : : Λ.:| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〈 ＼=二 : : : : :
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/ ヽ
. / _ノ ヽ､ | ……ああ、分かればいいんだ
___/＼| （ ー） （ー） |
/ニ⊃_| （__人＿) | 分かればな
/ﾆ⊃ ( | ｀⌒ ´ |
| ＼_/│ |
. │ _(_ ／ヽ ｲ
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/: : : : : : : : : :_:_: : :_:_: : : : : : : : : :ﾊ
/: :: : : : : : : : /: : Y: : : ヽ: : : : : : : : ﾊ
//: : : : : : : l: :.l｀ﾞﾞ｀´ﾞﾞ´´７: : : : : : : : :ﾊ そ、それで―――
ｌｲ: /: : : : : : y:ヽ ./:∧: : : : : : : ﾄ|
Ｙ:li: : : /: / ',:.:', u. /:/ ',: : : : : /ｲ こちらはどのように誠意をお見せすれば……？
l/Ⅳ /l /＝=: } {: {=＝:ﾊ: :/ }ｿ
ヽＹ l ｀ ￣l/ .ヽ!￣ .}/／{
_ ノ>‐.、 l u. ./.<: : :ゝ
。ｓ<./: : : | ｌ、u. .l /ｌ: : : l: :>s。
。ｓ<: : : :./: : : :.|∧ヽ _ ＿ _ , './.1: : : :l: : : : >s。
。s<: : : : : : : : /: : : :.::|il∧ ヽ, .こ ,,／ /ili |: : : : l: : : : : : : >s。
ｒ<´: : : : : : : : : : : :./: : : : : :|ilil ∧ '';,;,;,;,;,'' /ili ..|: : : : :l: : : : : : : : : : >s。
/: : : : : : : : : : : : : : /: : : : :.:.:.| ilil／＼ ｀｀´´＜＼/ !|: : : : : l: : : : : : : : : : : : ∧
./: : : : : : : : : : : : : : /: : : : : :.:.:.| ｀ー-._＼／_ -―´ |: : : : : :l: : : : : : : : : : : : :∧
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そうだな……落とし前としては、だ
｜ （ ●）（ ●）
| （__人__） ギルド所属の有無を問わず、全ての魔法使いに対し命じる―――
｜ ｀⌒ ´ｌ
｜ }
ヽ } |￣|
ゝ 丿 .|＿|
__＿＿（￣￣ ⌒ヽ / /＿
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / .⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|＿＿ Ｌ人 ￣ ノ_＿i;;;;;;;;;;|
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
′ 二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/ !.. /＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
′ '´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
∧ ， `ｰ-､__,| `"
/ ∨
/ /∧ ′ ．， ┓ ，┸┓．・┳┐
. / .///∧ __ ， ．┏：┛┸；， ．；┛，．¨┗┰┓
', /////∧ ⌒｀弌、 i ′. ，┏┛┸’ ‘ ’‘】；．
∨ ,rﾍ /∧ {朷ト､_ヽ､ ｊ! _,xｲ / ；】 【・
／ V ////ﾊ ヽ､_ - 'j `-‐´ /f拆ﾃァ /. 【¨‘ ,‘】 ；
／. / ////' ￣￣） _ / ゝ- ′' † 右目、左目、舌――― .；┨
／ / /.／ ／￣'. /´ ,′ / ┗┓ .`【¨
_.. -‐'´ ｌ {/ ≠::::; -‐- ､i : ｀, /│ ┏┛... 右手首、左手首、右足首、左足首――― 〓
. -‐''´ │ ./ ∧:／ . - ＼､ _.ノ .ﾉ´ }|. ┥】 ┠
| ./ /／ ／:::::::ﾍ ┘rー‐´ .._`ー.- ﾘ. ┗┓. このうち、どれか三つを抉り取れ ┛，
〈 { ' ／_,. -─ﾍ. ｀二ﾆ´ ／ /. ,，┛ 【，
', '´ ,．‐ァ寸 .／ /. ；】． 部位の選択は個々人に任せる .．╂
＼ } ／ ／ `ｰ―ｲ / ┗┨ 【‘ `
＼ { {￣ /. ┏┛ ┏┛
＼ { } }. ┗┰ ,〓･
┗┓， ┏┸’
.
」L - _
／ 7「 ヽ
/ |
/ ＼_,ノ / |
|￣| ( ○ ＼ / 勿論、治癒なんて許さねーぞ
. ／￣ ) r / ○) /
| ／￣ ） ヽ＿{ ) / 今後魔法使いを気取る気なら、一生カタワで過ごしやがれ
. | ／￣） ― ｀ー' /
. ＿＿＿_/ ｲ￣|＼ ／
/￣￣｀ヽ ／＼ |＿| ＞――' ＼＿＿_
| ／＼ ＼|Λ ////|Λ /| ＼ /￣＼
| ／ ＼＿_| ∨|///,l ∨ | 〉 ＼
│ ／ 〉| |￣/| | ／ ヽ
│ ／ | |///,| | ￣| {
│ ／ | |////l | | Λ
│ ／ Λ │ |////,l | |ヽ Λ
＼＿＿／ Λ | |//// | │ / ﾄ､ ∧
∨ Λ | |//// | | / | ∨ ∧
∨ Λ |/////| / ／ | ∨ |
／￣
.′__ __.ﾉ ､
| /∧(● i'､ 魔法を捨て市井で暮らすってんならケジメは許してやる
! V /iTi､_)ﾉ _
} .'У/.ﾘ/ｰ;＜//ヽ. あるいはこの提案を拒否して俺達と戦うか
ﾒ､} { i:{ｰiﾍﾄ､V/∧､
,ノヾ､｀ﾄ-‐ミV｀iヽYV/∧i
,.///Z.∧V＜/∧.|/i } V//i
//∠/j//∧V///∧/|.l i///,
{'/////＞丶.V///∧,!.| !///!
V/////, へYV////,i | ////,|
＼V////ij/∧＜//i..|'////ﾘ
`＜//////^,///|/////ﾍ
｀≧=-──≦@////,{
.
＿
,' '.
| r､ 好きなのを選びな
ゝ ﾉﾊ.ヽ
ノ三ﾆ＼/｀ヽ. 選択の猶予は一日だ
／ﾆ二三三.＼==＼
|. =ﾆ二三三三:ヾﾐ､ﾊ それを過ぎればこっちからケジメを付けに行く
r､_./=ﾆ二三三三{＼.三ノ
∨ﾊﾆ=ﾊ 二三三:| 楽しみにしてろよ
. ∨//ﾉ }=ﾆ二三:|
￣ ﾊ=ﾆ二三ﾑ
} ﾆ二三三:}
∨ﾆ二三彡
|￣￣ : : ;′
|: : i : : : :;
'.: :,ﾞ: : : :,
} , : : : ;
|:,: : : :,
jﾐ: : : ,
/: : : :/
./. : : :/!
/. : : :/: |
ﾉ: : : /: : |
,ｲ: : : /:_:_:_!
∨ﾍゞf///,ヽ
ゞ彡＝＝´
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 電話口で慈悲を乞うギルド長を完全に無視して
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
f´￣｀丶、
,Ｘ´￣｀丶
（ ＼_ ）
`ｘ‐‐ ､￣
〈 ヽ、_)
ヽ、 .
＿ ＿
／: : ｀´: : :ヽ
, ': : : : : : : : : : ヽ
,': : : : : : : : : : : : :.! ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
{:.::.!: : : : : : : : : l: l} ) ＞
ヽ:.l: : : : : :l: : : :ry.....＜ くぁwせdrftgyふじこlp .....＞
Ｖ: : : : : : : : : ｿ....... < (
V: : : : : : : :ﾘ. ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
从从从从从
-=≦: : : : : : : : : : : :≧=-
〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :T: :Y
,': : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,: : :l
.: : : : l: :: : : : : : : : : : : : : : : : : : :l/: : : l
l: : : :il: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｌi/: : : l
.: : : : :.il:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.li／: :ﾒヽ
l: : : : : :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : li: : : : : ﾉ
|: : : : : :l:: : : : : : : : : : : : : : : : : : :./!: : : : :∧ _
┏…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【 ℡ 】
…━…━…━…━…━…━…━…━…┛
／￣￣＼
／ _ノ ＼
｜ （ ●）（ ●） それじゃあそういうことで―――
| （__人__）
｜ ｀⌒ ´ｌ. 賢明な判断を祈ってるよ
｜ }
ヽ } |￣|
ゝ 丿 .|＿| ﾋﾟｯ
__＿＿（￣￣ ⌒ヽ / /＿
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / .⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|＿＿ Ｌ人 ￣ ノ_＿i;;;;;;;;;;|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ やらない夫は無情にも電話を切る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ それから次は、ネエカに忠誠を誓った真祖に電話を繋いだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |｜ ／／ ｜｜ ／／
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |└―――――――――┴┴――――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : :,. ───────- ､ ,──────── 、 : : : : : : : : : : : : : :
────, ─ｉ￣￣￣￣￣￣￣￣｀i´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ--- ､─────‐
───／ /| | | ├─────
ｉ´￣｀ｉ |＿＿＿＿＿＿＿＿_,|＿＿＿_＿＿＿_＿＿_ｉ´￣｀i
| |/ | | |
| |´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｉ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀| |
| | | | |
|＿＿|＿＿_ , -─────┴────- ､＿＿＿,,|＿＿|
/ |
/ ｜
(＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾉ
| || | |
| |ｌ | |
￣ ￣
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） |
ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ （ |
__ { |
| || ⊂ ヽ∩ く
夂|てヽ ,,_ '､＿ ＼ ／ )
{ﾐ| ｨ `´ ／|_＼ “ .／|
.＼__／ | ＼_／ |
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨＼＿＿＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼/∨＼＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
f≪_ _.厶斗＝＝ミfp ￣ハ_
_ . . .-‐:=:＝:}ー--＝==≦三___斗＜二二ﾆﾆ ｛ : : :￣ :_:二ﾆ≡
￣. : : : : : : ::厶_ __ __乂f＝＝＝＝彡ﾆ二三三三三三 ；
__: : : : : : : : : : :￣三三二二三￣ : : : : : : : :-==＝≡ﾆ三三
三二ニ=＝-‐ : : : : : : : : : : :__＿＿_＿___＿＿＿__三三二ﾆ=＝-
三三二二ﾆニ==＝＝--‐― ﾏ.:.:.:.:.:.ｨ" Y.:.:.:.f⌒v:|￣ ；
； ./.:.:.i i.:.:.:i{ }liil{......:}i:.:.:.: i{ .ｨfr；ﾒｱ}i.:.:.::}ｆﾊ }:|
ｲ.:i. ∧从 八 八f.:.:八 ￣ 八.:.:.:'ﾘ ｨ.:! ； はい……
. 乂ハ.:.:.i.{.:.:{ .ゞ＝＜ ハ.:.:.:ﾊ ＝彡!i.:.:..:}/.:.::|
； .)) }.: 从.:ﾊ u. j|.:.从 从.:.:.{ハ八 ；. こちらアーカードです……
八.:.:.:.:从 ヽ .∧:乂 / .ｲ.:.:..:..{∧{
／ :}/ハﾊ u. 从!.:.ﾘ :＼ｰ .
_＞. :´ : : : : 乂∧ f r_ .ｨvr＝＝=-ﾐｘ ./八((: : : ＼ ｀: : .
ニ二三／ : : : : : { ∧ゞ ￣二ﾆﾆ 二￣ ｲ( ∨ : : : .＼: : ｀ー- ；
三二_ｲﾆ=- : : : : ハ. ＼ ／ .′: : : : :.＼: : : :
二ﾆ/=-_ : : : : : :.∧ ＼ ／ ./. : : : : : : ＼: : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 死にそうな声が電話口より響く
┗━━━━━━━━━━━━━━───
￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨＼＿＿＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼/∨＼＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ネエカの捕食から逃れる代償として、血を吸う事を禁じられた結果がコレだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
;=))::. ,,='‐;;;;''-､::
,,-'ﾞﾞ ,)':: ｌ;;ﾞﾞ;;;;;''''/;;ヽ::
,ノ;;;／:: ,,,..'.ゞ-'`,;;;;;;;,-‐,/:::
.,-'＿ﾑ,,,,,--';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<;;:: _ｎ_,.、 __,ｎ＿ _ｎ___,、 . xヘ _,ｎ＿
'-:::::;;;;;;;;;; ;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;"`l::: └i rﾍ〉 ７,仁ｌ己└i ｎ ﾄ､> く／＼＼ ＿__ 7/,ニ、
￣`ｙ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ__ _ （才Ｐ_） . 〈ﾊ⊆.广 U U. ゛┘ `つ_) 〈/r三ｭ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.‐ｭ,,;;;;;;;;;;;;;`-'--,i';_.,
,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: ￣"‐―--―.'-,,_彡
r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'i:::
／￣ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;'i::: ｸﾞﾙｸﾞﾙ
／;;;;;;;;;;;;;／"ｌ￣￣|:::
.／;;;;;;;;;;;;／:: .|;;;;;;;;;;|:::
／;;;;;;:;;;_-":: |;;;;;;;;;;|::
l;;;;;;;:ｒ"":: ヽ;;;;;;;'i:::
.|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
,|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
,ｌ;;;;;;ｌ':: ヽ;;;;ヽ:::
r';;;,;/:: ヽlllヽ:::
/;;;;/:: ヽｌｌｌ）:::
/^'ｌ'::
l;;;ﾉ::
.
／￣￣￣＼
/ ヽ
. / _ノ ヽ､ | おう、こちらやらない夫だ
___/＼| （ ー） （ー） |
/ニ⊃_| （__人＿) |. 元気してるか？
/ﾆ⊃ ( | ｀⌒ ´ |
| ＼_/│ |
. │ _(_ ／ヽ ｲ
. | | ／|＼＿＿_／ |）＼
|＼ | / ＼ ／ /＼
| ￣￣|＼ /⌒i /⌒i / `ー--､
| | V＼ | |:::/ |／ ／￣￣＼
| | ＼:ヽ|__/:/ |
. / | | ヽ{::}/ i |
. | ﾉ | |:::| / し'´ |
. / | |::::| ／ } ＼/
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【 ℡ 】
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ｲ::::::::::::::: ﾉ|:::::::::::::::::| ￣ |::| ヽ| ￣ ﾚｲ|:::|:::ﾄ､:| |::| |::::| この声を聞いてそう思われますか……？
|:::::::::::::::ｲ |:::::::::|::::ﾄ| u. |:::| u. u. | |::||::| |::| |::| |::::|
|:::::::::::/ |:::::/ |:::| ヽ ヽ:|_- / .ﾄ､|| || ﾚ |::| jノ ；
.|::::::::::| |::::| |::::ゝ r ,__＿ ､ / ﾘ || |::|
； .|::::::::l |::::|_,.|::::| ヽ `ー ＝=' / 卞- ＿jﾉ
ﾉ::::ﾉ -‐ ￣∨／|:::| ﾄ､u. ￣￣ ｲ ＼ `ｰ- __
￣ﾚ'´ ／ |::| 〈 |＼ ／ | 〉 ＼ ￣
/ ヽ:| | ＼__｀ -- ´__／ | ヽ
| | | o 不 o | | |
|／ ＼|
.
ｰ━ｰ-
′ ＼
/ ヽ
/ _ |
/ ／∧ ! 減らず口が叩けるならまだ余裕だろ
,､f <V//∧ / _ _
/ ヽ ＼V/∧ _ﾑi ｆ iヽ. //// ,-. 今日はお前にいい話を持ってきてやったぜ
_.／ヽ ＼ 入V/Y i ( ﾉ j._ノ {//／, ク
，´ ＼ ＼ ﾊ_ V/ｊ ｀＼ f ´ ｀,:´／
／ ゝ. >､i ´ i i ／
≧＝､ N/､/ ｀∨ j / .／
,ｲ´ ヽ､ i {ﾉ､. f / / ／´
/ ハ ヽ! ﾍｊ :ﾞ ／i ./
/ ｀，i /_ .!／ ! ./
､j ﾊ /´⌒｀ﾊ ! /
＼ i__ i ﾚi
＼ .人｀ヽ |
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【 ℡ 】
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／////////////.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞=ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:
； .／/////////////.:.:.:.:.r=ミ{.:.:.:{{えrｫﾘハ:.:.fハ:.:.:.:.:.:.:.:.
.ｲ//////////////.:.:.:..:.{{: : :从:.:.ゝ--ｲ 八.:{ｒｉ{.:.:.:.:.:.:.:.: ；
///////////////.′:.:.:.:从ー〈 乂:乂 u. }:ﾊ/.:.:.:.:.:.:.:.:
； .////////////////i..:.:.:.:.:.:..∧ ヾｿ u. 从!.:.:.:.:.:.:.:.:.:
乂//////////////,|.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ r r=＝ ｰ ヽ 从.:.:.:.:.:.:.:.:.: ；
｀ ー‐ --------ﾉi:.:.:.:.:.:.:.fくハ ￣ ´ ｲ }ﾊ.:.:.:.:.:.:.
从∧(乂 .∧ イ ／.i:{乂ハ:.
と言いますと……？ ； . ｨ//,ゝ _.ィ"＞ ´/.i: イﾆﾆ｀ヽ:
／,//// ノ<f⌒ヾ./イ ./ﾆﾆﾆﾆ-＼ ；
／.／/// ｝ﾆﾆ〉ｒく .:/ﾆﾆﾆ=-＜ニ
, ´.／//// ﾉﾆ_ｲ .::/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.｀ヽ
.
─ - ､
,ｲ ヽ
/ 丶 _＿ __ かくかくしかじかで魔法ギルドと揉めてな
| _,>､ ´● ) .if i
(●ﾉ丶｀ ⌒ |i´¨ヽ, アイツらにケジメを提示したんだが―――
ﾍ ´ _）ｰ―.彳¨丶 i
ゝ､ゝ-´ ,ｸ_,ﾍ l
_iヽ. / i l ゝ _＿__ _
＿__,ｲ,ｲ ﾍ､ー--ｲ /｀ーｲヽ_ハr ､ ./´ ､
＜ / .ハ ∧ｲ77jﾍ ∧L／ / ＼/ ';
／ / i V V∧ Vヽ> >-ｲ ﾍ ＼
,ｲﾍ ＼ ｌ jl/∧ |ｰ､ ＼ハ
ｊ ﾍ￣ { il//∧ | ＼ ｰﾍ
ﾍ､_ / V l il////i | /ヽ ｌ
iヽ ＞ ｲ ,ｲ l V il////i ; / ＼ j
! ij ,ｲ | ! jl////| ,' ,' >-＜＿.ノ
/_.ノ / | V V i i////i ,' ,' / /
丶 ノ .| V V |/|///,ﾚ ,' / / /
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i こっちの命令に従わないアホもいるだろう
./ //´l （ー） （ー） i
.l '-;;;;l （__人___） i. そいつらの処理はお前に任せる
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
.
_/ ー- ￣ o｀Yｐ __＿厶斗＜三三三三三三三三三三三三三
_}≧＝=―――=≦三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
二ﾆ=- _≧三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ=-－ ￣ ┌┐
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_ -―=＝ﾆ三三三三二ﾆ=-‐_r弌fiﾘﾅﾊ:::::::::::::::ｲ⌒:::::ハ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,､∧,､| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_ ≧三三三二ﾆ=-‐.:::￣::介:...二 イ::::::::::::::::{f{ ﾘ::::::::乂 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨`'`.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_＿___≧三二ﾆ=-==＝ミ: :∨::::::::::{ﾊ::{＞ -＜::::::::::::::::::八j {:::::::::::::::｀ヽ └┘
￣: : ｒ＜::::::::::::ﾊ::::! '.f∨::::::∧从 ヽ:::::::::::::{乂ｲ:::::::::::::::::从 ┌┐
: ::::::::｀ヽ}:::::::::::{ }从 }}i!＼::::::{{ )). }:i::::::::::|!り:::::::::::::::::::{:! ＼ └┘
::::::::::::::::}i::::::::ii:乂( .ｲﾞi|: ヾ从 从:::::::::i':::::::::::::::::::::::八 ヽ
: ::::::::: 八:::::::j{{ ＞-＝彡" i|: }::ﾊ＞=＝≦ i:::::::::,::::::::::::::::::::::::; ｀ー-
::::::::::::::::: i::::::ハ f r' ヽ :{ .ｲ( ｰ-ﾐ ﾘ:::::/::::::::::::::::::::::/ ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
:: ::: ::: :: :从:::::∧ ヾﾄｰ-ミ ゝ-イ ヾ7 .′:':::::::::::::::::::::::ｲ.. ＜ それはつまり……！ .|
: : : :: : : :::ハ:::::∧ 汽坏辷ー-- -ｒ iア´/" .ｲ.::::::::::::::::::::::::!从.. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
:::::::::::::::::::::::::}::::::ハ ゝﾊ±±±ハｲ . ｲ /.:::::::::::::::::::::::::::八 . ∨
:::::::::::::::::::::::::i::::::::::::ﾍ ｀ー=====-- イ 〃.::::::::::::::::::::::::::( ∨
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【 ℡ 】
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／￣
.′__ __.ﾉ ､ そうしたアホをどうしようとお前の自由だ
| /∧(● i'､
! V /iTi､_)ﾉ _ r ､ 好きなだけ食っていいぞ
} .'У/.ﾘ/ｰ;＜//ヽ ﾉ .j
ﾒ､} { i:{ｰiﾍﾄ､V/∧､ / ｆー ､
,ノヾ､｀ﾄ-‐ミV｀iヽYV/∧i _ﾉ 辷`_/!
,.///Z.∧V＜/∧.|/i } V//iﾍ. /f 乂_ﾉ-ｲ
//∠/j//∧V///∧/|.l i///,V, __,//∧_ ﾒ{
{'/////＞丶.V///∧,!.| !///!/∧</////／
V/////, へYV////,i | ////,|//i!////／
＼V////ij/∧＜//i..|'////ﾘ<///,／
`＜//////^,///|/////ﾍ ` ﾞ
｀≧=-──≦@////,{
.
./ー=ﾆ二二二二二厶イ: : : : : : : : : : :.＞く二二二ﾆﾆﾆﾆ
{≧≦二ﾆ=ｰ=孑: : : : : : : : : : : : : :＞ｲ/ ハV二二二二二
／: :辷: : : : : : : : : : : : : : : : : :＞＜ﾆﾆﾆV ﾑ∨二二ﾆﾆﾆﾆ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞＜二二二二ﾆV .} }二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
..＜: : : : : : : : : : : : : : : : :＞⌒寸≦圦二二二ﾆﾆ∨ . |二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ お、おお……！
＜: : : : : : : : : : : : : : : ＞＜{ ∨三ハ二ﾆﾆﾆﾆﾆ∨ ∧二二二二ﾆ
..:＜: : : : : : : : : : : : : :＞＜{ 寸ﾆ圦 }ﾆイ.∧二二二二} /二二二二ﾆﾆﾆ／⌒ヽ ありがとうございます、やらない夫様！
..＜: : : : : : : : : : : : ＞ ’ﾑ二ﾆ圦 .}二ﾆ＼ ﾉ' .! V二二ﾆﾆ| V二二二二二二V}: : : :..
: : : : : : : : :.＞ ’ ﾑﾆﾆﾆﾆﾆ7 ﾏﾆ二ﾑ¨´ ∧二二二| Vﾏﾆ|寸二二.／./: : : ::
: : :.＞ ’ .ﾑﾊﾆﾆﾆﾆ7/ ＼ ﾏﾆﾑ ７ Vﾆﾆ二.| ﾏ| ﾏﾆ／ ／: : : : :
.{7 .|ﾆﾆﾆ７ ＿ Ν ／ ∧ﾆﾆﾆ/} 八 ／ ／: : : ::
.| .八{ ハｰ=ﾆﾆT＿＿＿ イ/ ./ }ﾆﾆ/ ﾉ .／ ／: : : : :
.| 乂 ) 寸ﾆﾆYエエ７／ |ﾆ./ ／ ／: : : : :
ﾏ{寸二二´ ﾑｲ ／ ／: : : : :
| ﾏﾊ. ／ .／ /: : : : :
＞＜: : :.:ﾑ ／/ |. ／ /: : : : :
／: : : : : : : : ハ__ イ / .|／ /: : : : :
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【 ℡ 】
…━…━…━…━…━…━…━…━…┛
── ､
, '
,' ｌ
| ＿,.ハ,＿,; ,'ヽ. 言うまでもないだろうが、きっちりやれよ
| (●) (●)./ ./
∧ (＿人_rｸ ｆiﾍ. 最後の一人まで逃がすんじゃねーぞ
＿, ー,ｲ ｲヽ. _./ {__// l
／ ＜__ ｌ､,ｲ77j i ／ハｰ ､
,ｲ⌒｀＜ｔ＜ :| .7入メ､_／＜⌒ ７ﾍ_
| ヽ､_ Vヽ i／ ゝ､. > > i/ フi
! ⌒ヾヘﾊ／ /_＞ / il/ﾊ ノ '
ヾ ｒｲ￣／ // ／ i iーｲ _＞
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 歓喜の声が電話口より響く
┗━━━━━━━━━━━━───
_＿___
/////ﾑ
/======ﾑ
,，＜三≧ﾆﾆﾆ≦三三＞,， 無論です！
＿_,，＜三＞ﾆﾆI{ゞ='}jゞ=' }ﾆﾆﾆﾆニ＞,，
｀ヾ¨¨´ﾆﾆニニ圦ゝwｰｪﾉ,′ﾆ二二二ノ 全ては私にお任せあれ！
〃イ/y}ヽ｀¨´ｨ八}ヽﾊ___
.八_.j'{/{.! ｀¨ j!ヽ≦: : : : : ヾ
/} r≦: : : : :∧ :} 厂 /: : : : : 〃: :∧
}ﾞi_ } {__r‐ｧ ヽ: : : : : /: :}ﾊ Уﾆ/ヽ: : : :〃: :/: :ﾊ
ゝヽ' 〈 〉: : : ': :ノ./ﾆﾆﾆ': : : ゝ: :{{: : : :/:八
´¨＼ }､ /: : 〈: :{ ./ﾆﾆﾆ': :／: : : :ゞ,: : : :': : :＼ r ､
{≧=' }， /:}: : : ｝ i ./ﾆﾆﾆ':ィ.: : : : : : : ｀7ヾ: : : : :_≧=ｰ入 ヽ
ﾏ: : : ﾑ ／: :{: : : ヽj/ﾆﾆﾆ'ヽ: : : : : : : : :./ ＼´: : :〃:r‐ ｝ {
ﾏ: : : :ﾑ､ィ: : : : :}: : :.:/}'ﾆﾆﾆ': : :.，: : : : : : / ヽ: :{{ {
ﾏ: : : : :ヾ: : : ／｝:／/ﾆﾆﾆ': : : : >: : : : .ｨ ≧=:〕 } ヽ
ﾏ: : : : : :〃 ｲ/:.:/ﾆﾆﾆ': : :.／: : : ／ /.}ヾヽr‐' /
｀ｰ== ´ ／:.:.ヽ/ﾆﾆﾆ' : ／: : : : :｛ ｀¨ｰ'ｰ'¨¨´
/: : : : ｲﾆﾆﾆ{_イ: : :.ｰ=彡{＿__
/: : :／ﾆﾆﾆﾆi{.: : : : : : : :ィ: : : : : : ｀. . -‐‐
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 極限の渇きに苦しむ真祖に取っては、この上なく甘美な指令であろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨＼＿＿＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼/∨＼＿＿＿∧/￣￣￣＾Ｖ￣＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣＼
/ ヽ
. / _ノ ヽ､ | はい
___/＼| （ ー） （ー） |
/ニ⊃_| （__人＿) | そんじゃそーゆー事で……
/ﾆ⊃ ( | ｀⌒ ´ | ＼ -､
| ＼_/│ |. （__丿
. │ _(_ ／ヽ ｲ
. | | ／|＼＿＿_／ |）＼
|＼ | / ＼ ／ /＼
| ￣￣|＼ /⌒i /⌒i / `ー--､
| | V＼ | |:::/ |／ ／￣￣＼
| | ＼:ヽ|__/:/ |
. / | | ヽ{::}/ i |
. | ﾉ | |:::| / し'´ |
. / | |::::| ／ } ＼/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 電話を切り、小さな息を吐くやらない夫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───
.
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼ 人外どもに続き―――
l .l/ /／ ∠___ |
l / ／ ／ _､,,.ノ |. これで魔法使いギルドも半壊……か
r /___) |
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ｨ／|＼____
／ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' ､､､ _
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l／ iiiii ＼/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..＼
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
┏━━━━━━━━━━━━━━━
┃ これもまたネエカの判断だ
┗━━━━━━━━━━━━───
.
━━━━━━━━━ ━━━━━━━ ━━━━━━━━━━ ━━━━
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿────────── ─── ￣ ￣￣ ￣ ──
────── ￣ ￣￣￣￣￣￣ ─── ───────￣￣￣￣
＿＿＿＿ ───── ────￣￣ ── ──── ── ￣￣￣
∧ ／::::::::::::::::::::::::≦::--─::::￣フ
|::ﾑ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≦──ｧ
／{ .|::::ム/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
(::::込 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ﾞﾏﾑ::::::::::::::::＞
マ:::::`ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|`x:::ﾏﾑ::.:::ヾ´
>::::::::::::::::::ﾏ::ﾔ´::::::::::::::::::::::::::|/ ＼:ﾏﾑ::::::::＼
／::::::::::::::::::::::::ﾏﾑ:::::::::/＼:::::::ﾙﾑ=ミ ﾏ:::|:::::ﾄ＜ゝ
'ﾞ──ｧ::::::::::::::::::ﾏﾑ::::7二ﾆヾ/ .旦 〉|::::|＼|
/:::::::::::::::::::;ｨﾏﾑｲ.旦 ` ､ .|::::|
/:::＞ｸ:::::::::{ｌ .|::::| ﾞ ./|::::| 多少の手品が使える程度で、大物気取ってるアホには制裁が必要だな
/／ .|::::i!:::::ヽ,|::::| ／｀ /l |::::|
|:::八::::::::|::::| ＿＿/:::l |::::|
ﾚ' l::::::::|::::|───- !､::::::弋|::::|イ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ __,':::::::::':,' ', ト､ |:::::::::/:::::::::::::::::/∨
./::;イ:::::::::::::::::::::::::::::::::{ { ,7:::::::,'::,' ヽ {. iｿi;|::::::/:::::::::::::::::/
.レﾞ l::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,','::::::::!::|. ＼ ゝ:'ノ:|;イ7::::::／ j/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,',':::::::::,:::! 〈 ﾚ／
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!i.:::::::::i:::! ヽ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |.|:::::::::|:::i >
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |.|:::::::::|::|! ／
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ !.|:::::::::|::| ‐- , ' なーにが魔法使いだ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ i::|:::::::::! ! , ｨi
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::!.:::::::ｌ::i_ ／::i::|| 袖口から鳩でも出してりゃいいものを調子に乗りやがって……
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ '.::i:::::::::!:| . i:ｭ ､_ ／:::::::i::||
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .|::,:::::::::|::| . ｌ:!i ￣1i:::::::::i::||
:::::::::::::::::::::::::::::::／ |::i:::::::::|::| . l !| |:|:::::::::!::|
:::::::::::::::::::::::::／ |:i:::::::::.!::i .| !! .|:|:::::::::!::|!
────── ── ＿＿＿＿ ───── ───￣￣ ￣￣￣￣￣
＿＿────＿＿＿───＿＿＿── ─ ──＿＿ ￣ ￣￣ ￣ ──
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┃ それを確認すべく、二人でデスゲームに参加してみたが、確かに悪趣味の極みであった
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－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
＿＿＿＿＿＿＿___
.!ミﾐﾐ;;;;;,,..))))))))))))ﾌ7
.!三ﾐ::::::: ""''==''"＼ﾉ
|三=-:::: "'ｰ-ｰ'" ＼
|/rヽi,,-ｰ-ｰ'" ,i_,-=''|
|/|ﾆ||::::===｡=;; <=｡==.|
/|/.|:r||::::::` ｰ ' `〒'"|
/ |/'ヽﾘ:::::,._ﾆニ |:-'.|
/ |//,`|:::r'",_ i~- ._| .|
--ｰ''"""| .|/,`::::|::::::`-二二二二ﾌ|、 r-=,,
| |,` ::::|::::::::::: .|.|`ｰ=;,,_ `ｰ、`,
.,-''つ | |,` `ｰ-;;:::::::=≡ ..／ | ~''-=_ (こ''ｰ、.丶
"／ | .|＼ "''-;;_／ﾉ| .| r-、 ヽ,.ヽ )
/__,,--、 | | .＼ ::::::::::/ .| | (￣~"''-,, ヽ,!
''" ,,--' | .| ＼ ／ .| | | ~|~"ヽ, .ヽ ,!
r',,-ｰつ .| ＼, ,／ .| .| | ⊂''ｰ、, ,!
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r" _,,-っ | ,,,-へ /`-, | / | ( / /
－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'｀ー－'ヽ ＿ ,´｀ー'
...................................
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. ／ ＼. ::::::::::::::: :::::::::::::::
. / ＼... :::::::::::::::あんな蛮行を平然と行う連中には報いがあって当然……::::::::::::::
.. /:. ヽ ::::::::::::::: :::::::::::::::
|::::.. ＼ ::::::::::::::: :::::::::::::::
. ‘，::.:::. ヽ＿,ノ ＼_.. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
‘;::::::::ヽ (_●) /⌒ ゝーz―-'// ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
‘,:::::::{ ) ij ////ー＜´ ...................................
Ｙ´ ト--' ,ノ´ j//////⌒`ー=ミ ∨ヽ
ｰﾍ＿, ///／///／ ＼ V
＼ ./ /////／ ヽ ∨
ー―<7//////////zx , ＼ , /∧
j////´ ｀ ヽ///j
i/// , ///// , ｀ヽ /ゝ,V,
|// , ///////////// , ＼ l//∧l
j/ /////////////////// ∧ /////∧
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┃ 無論、中には善良な魔法使いもいよう
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＿＞::::::＼---.....
...::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::...........＿
＼ー:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼／´
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＿,､ｘ＜:::::::::::/::::::l:::::::::::::/:::::::::::::::::::::/Λ:::::::::::::::＼
⌒￣／:::::::::::j'::::::::l:::::::::: /::::/::::|:::::::::/ }Λ:::::::::::::::ー―
／::::::::::::::::|::::::::ｌ::::::::::/:: /::::: |::::::/ /:: |:::::|::::::::`、
. ／／::::::::::::::::|:::::::l:::::::::/__/|::::::::|:::::′ |:::::|:::::|::::::::::`、
‐＜::::::::／:::::|/|:::::::|:::::::勹二ミ辷ｘ__| j::::::|:::::|::::|:::::::`、
＼::::::ィ´ヽ|::::::|:::::代荒ﾘｿ㍉ _,zｆ冖气y､::|::::::::::＼
. _,ｘ''゛:八ｔ |:::Λ::::| '''彡 {:::ｔ慌ｹ刈:::| :|::|:::￣
⌒＞::! !/ ＼ :::. `'':::::::|:::l::|:::::＼
jノ:::斗. ＿ﾉｉ::..／::/八|:ハ|::|￣
|::/::::|: ⌒ r:ノ:::::::::/ /:::.::､_::::::＼
|八::八 _ ,,.. .::::::::::::::/イ:.::::ト ￣￣
|:::::| ::::..., ,,,,｀ヽ;;:::/::::::|Λj
|八l ＼ ::. ｲ::|:::::j
| ＼. ／:::::|ﾊ/
／:| ::::::` ー‐ｲ＿八|
. ＿／:::::::| ＞ ''"´:::::::::::￣｀＼
. /´::::::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..__
|:::＼:::::::::::ノ j::＾ヽ::::::::::::::::::::::::::／ /ﾆ＼
―ノ|:::|::::∨:::::/ |:::::::::|::::::::::::::::::／ニ/二二 ＼__
＿―ニﾆ /::::|:::|::::::∨::{ |:::::/::|:::::::::::::::/ﾆﾆ/二二二二二二＝―
ニニニﾆΛ::::|:::／|ﾆ＼Λ ﾉ:/ﾆΛ::::::::::/二二二二二二二二二二二二二二
ニニニニΛ::::::::::::|ﾆ|::::｝Λ 厂/ﾆ/:::::∨::/二二二二二二二二二二二二二二二
ニニニニﾆΛ:::::::::|ﾆ|／:::/ /／ﾆ/:::::／∨二二二二二二二二二二二二二二二
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┃ しかし自浄作用が働いていない時点で、ネエカにとっては「同罪」なのだ
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┃ この苛烈極まる処置により、デスゲームはおろか、一般人を巻き込もうとする魔法使いは二度と現れまい
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ﾉ霜斧ﾐx,゜ '´ _ノ(
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π_ノ心､_ノ(,炸||( ,,.,⌒ ・っ ∴ ･ ;,,ｨ炒⌒;. c=≠二,ｨ炸圭圭(;''
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τ｀Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx｡、∴＿_ ノ廴_,ｨ炸廴ｨ
)}圭圭圭圭圭そ `⌒'・ __,ｨ圭掛x、∵ ,ｨ炸圭少⌒'・
_,ｨ炸圭圭才寸圭廴｡x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´ ⌒¨¨∵：･
⌒`寸ﾄ､∴｀寸ﾐ､ ∵：･
`寸そ：¨'`沁っ
.
.: ⌒ヽ
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,ｨ:､ヽ_ゝ' ふー……
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:i:i:i:ﾘ:i:!j>≠ j
:i:i:/:i:i:i＼｝_ノi:､
:i/.i:i:i:i:i:i:i!＼:i:iﾊ
.'.i:i:i:i:i:i:i:i:7ﾍ:i:i:i/
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:j `ｰ′
:i:i:i:i:i:i:i:i:f
:i:i:i:i:i:i:i:｛
メ:i:i:i:i:i:(
И:i!､:i:i:ﾄ,
:i:i:i:i!:.ﾍi:i:|
:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾄ
'.i:i:i:i:i:i:i:i:i.
ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:.
`.i:i:i:i:i:i:i:i.
Y.i:i:i:i:i:i!
!:i:i:i:i:i:i!
ﾊi:i:i:i:i:i!
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i:i:i:i:i:i:i:i:|
ﾊ:i:i:i:i:i:i:ﾊ
埓:|i:i:i:i:i:i:i∧
`ｰ＾辷≧三三ヽ
￣￣
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┃ やらない夫の口からため息が漏れる
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┌───────────────┐
│ネエカ様のお裁きは素晴らしい │
└───────────────┘
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/ ｀,
ｌ i
| |
_ ―ヘz7i |∧､ー ､
, ＜/////∧i i/,j////∧､_＿
／///////,ｲ/∧ﾍ､＿__ノ ﾍ､＿_.ノ∧/ﾍ/////////j丶
／/////////jZ/_∧. ( ● ) ( ● ) ∧//Z////////X/∧
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V┌────────────────────┐
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f///.│力無き者たちの無念と怒りを代弁する報復 ....│
///////////∧V///∧ /てゝ,ｊ////,∧///∧///.└────────────────────┘
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│文句のつけようもない、が――― .│
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:::::::::::::::::::::/ヽ:i::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::/ ヽ:::::::::|::::::::|::::::::::::::::ヽヽ､::V
::::::::::::::/／￣￣ ヽ::::|::::::::|:::::::::::l､::::ﾊ ＼V
::::::::|ﾚﾞ ＿＿＿＿_ヽ|:::.::::|:::::::::::l |:::::::l
ヽ::::l ´ |イ .l| ／.|:::::::|ヽ::::::::l |:::::/ ┌───────────────────────┐
ヽl 弋zソ |:::::::| }:::::/ﾉ／ │どうしてこんなにも自分が可愛がってもらえるのか │
.l .|:::::::|ノ:::://ﾞ └───────────────────────┘
ﾉ , ｲ:::::::|::::::l
／::::|::::::::|::::::l ∧
ー一'´ イ::::::::::|::::::::|:::::ﾊ /:::::l
` , ＜ .l:::::::::::|::::::::|::::::::ヽ､ ／::::::::l
／￣￣＼
/ヽ､_ ＼
（（● ） |
（ﾉ､__） | ┌──────────────────┐
.|⌒´ | │自分のどこにそんな価値があるのか ....│
| | └──────────────────┘
ヽ /
ヽ /
[:.7ヵ,:::::<
i::ﾚ´:::::::::.|
i´.::::::::::::::|
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┃ そればかりは、どう考えても分からぬやらない夫であった
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, ｰ,r 、_r-､
／r-、人, ＼、＼
/ ヽ ヽ:`, V,} i
/ r´＼ Λ Vi ﾚ ﾄ、
:::::＼ ＼j, ┤ r }
,' ( ﾉ ヽ, i i i { ' なんなのだろうな……
, ￣ ヽ___i ,' {′
V { __L＿
_ﾊ 、 ﾍ、 ,.＜ :: :: :: ト- _
-＜ :: ::{ヽ、 ＿_, ＜∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ､
_ ｘ＜ :: :: :: :: :: :: ::{ /;;;;;＼ ／〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: ::
,ィ ,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ﾄ, :: :: :: :.､
／ 〃 / :: :: :: :: :: :: :: :: ::| /;;;;;;;;{ /:: :: :: ∧: :: :: :: :: :: ::∧ :: :: :: {､
, イ: :: :: :: ::/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾚ;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :i: :: :: :: :: :: :: ::ヽ==x ::Λ
／: :: :: :: :: :: :/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |;;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :: ∨: :: :: :: :: :: :: ::＼: ヽ ∧
.
次回は全くの未定でございます。
書き溜めも尽きつつありまする。
気長に待ってます
まあ、やんねえ香の気まぐれだろうね＞やらない夫
神のお戯れだぞ
喜べよ
>>826
大事なことだからな
他の魔術師にはとばっちりだったなｗ
アーカードも相当な苦労人だなww
たまにはこうやってガス抜きさせてもらえてるのだろうか
このアーカードとネウロを引き合わせてやりたい
これネエカも結構やらない夫に依存しているな
しかし今回の諸々をデスゲームと称していいのなら絵空事でもなんでもなくて
剣闘士なんてもろデスゲームだし思いっきり表で大々的に行われてたクソゲーなんだよね実際
クソだから無くなったんだよ
>>789-790
よく見ればデスゲと剣闘士が違うのはわかりそうなもんだが
早く続きが見たいなあ
白紙に戻そう剣闘士
もしなんかあるとしたらやはりヤラーとなにか関係があるのか？
楽しみに待ってるぜ
極度のブラコンだったりしてな
だから似てるから…うん
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1503745382/
┌────────────────┐
│ 後日談でも前日譚でもない何か ....│
└────────────────┘
┌──────────┐
│ 神々とできない子 │
└──────────┘
.
┌────────────────┐
│ヤルー様により想像されし――― │
└────────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／_∩ ー‐ ＼
（＿__＿） |、 ＼
| |/ ／
| ⊂ ／
| し'
＼ ､／ ／
＼／ ／
＿／ ／｀`l _
（＿_＿_／（＿/: : ﾞﾞ｀ ､
. ´‐､ ﾉ: : : : : : : ｀Y´ ヽ:｀::.､
. ´ r'´::_丿__丿: : : : : : : : :ﾉ . : :. :｀ヽ
, ´ , '´. : : : : : : : : ,r'´ ｀'´ . . : : :. . :: :ヽ
, . : ⌒'´: : : : : : r, ,.ﾍ { . : : . . .: : :: ｀､
./: : : : : : : : : : : : : :.{ ｀ﾞﾞﾞﾞ´ . . : : . . . ´ﾞﾞﾞ:｀､
,′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r'´｀ , ﾍ ,､､ : : : .. :'.
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ﾞﾞ´.:.:.:jﾉ.:.:{ ,.ﾍ. . . : .: ;i
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::,r'´ ￣ ﾞﾞ ｀ヽﾍ､,,_ノ ､___,,,.. ハ l
!ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ´ ﾄ､ }.:.:.:::::ヽ_ﾉ.:.::} .!
l }.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ヽヽ _ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ!
. ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:｀､ . . : : . . . . :: :: . . ｀'' 7.:.:.:.:.:.::::::::::::::::.
: 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ｰ'⌒ヽ .: : . :: . :. :. . . . :.ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::.′
V:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 . :. : , '.:.:.:.::.:.:.:.:.::::::::::::′
ヽ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ ｲ.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::, ′
､.:.::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:ﾉ . . .: ::.:ノ, ノ}.:.:.:.:.:::::::::: ′
､:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ .: .: .:,r'´:.:.し'.:.:.:.:.:.:.:. '
..:.:.:.:::::::::::::::::ヽ__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.::::, ´
.._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._.. ´
￣￣￣
.
┌────────────────────────────┐
│いや、偉大な御名を口にする事は神々以外に許されていない .│
└────────────────────────────┘
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
＿＿
ィ…､ ／ =三= ＼ rr‐､､
／ぇ≧ノ γ｀ヽ、}!!{__, ィヽ ゝ≦_ｨ＼
' { |.｀弋ユ}!{とナ" | } ’
|. ﾊ 、 .(_人_) , / ｜
ﾏ}==>ｭ､ ____ゝ ､ , ィ____ .rく_== {/
ゝ｀､,>´￣｀ヾ'⌒＞--' l r l.`-＜⌒`γ´￣｀くﾉ ノ
｀ゝ、｀ー‐' ｀ヽ ｀ γ´ ー一´_ノ´
｀ ー--=く⌒ヽ } ﾉ⌒>=--一 ´
ヽ、ﾍ、 人 ,ｲ ／
｀ヽ} (こここ) { ィ
} (こここ) {
ノ｀ヽ、 ィ´ヽ
┌───────────────────────┐
│私は不遜な思考を慌てて止め、改めて言葉を選ぶ │
└───────────────────────┘
.
┌──────────────────────────────┐
│―――すなわち、やる夫様により創造されし、広大無辺な三千世界 ....│
└──────────────────────────────┘
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, .. . + 。 ’‘ :: . .. :::: : . ・ . ; :
， ，:‘. く> 。 /￣|＼ . + ，.. <7 ＿: . '
’‘ + ，.. . ..; '，.../ ／＼| .:::::::’’ 。...::::’’.. . +...／ レ:ﾍ:. :
::::: : 〈∠＿／ + :::. / ／::::::ｌﾉ
:: , .・ . ; . : '. ＿ + ，...ｰ'──' .... ..; '
: , ' . :,rへ、 , ..「＼＼ ／＼
: . ' : .; /:| く＿_. | ＼〉 |￣＼〉 .....:,ｨ=-､ ..;....
∠フ ; ' ヾ! _/..Ｌ＿／ Ｌ_／ ......ｨ'´'´,;ﾟ心 ..... 。...::::’’.. . +
＿＿ ＼厂.., .. . +. ゞ‐ﾟ､,;.:ノ. .’。 .......::.. 。 + :::
，∧::::/く .,.,,.､ ., .,.,,､+ 。 , .. . + . : :.... + , .., .・ ＿,,,
.......∟∨／.:‘.......,,.､ .,. ,.. 《〉 ..... .... .. ..; '， . . :::.. ; . : ' .，....::: ' ，:‘,. ,,,,,, ,,/~ ＼,,,
， ，:‘.. ' . :,rへ、 , . ’.. : . ／ , ,,
，:‘. 。 .. . .... ,, , /Υ] ' : .; /:| く＿_ ; ' / ,ノl⌒￣'' '
:::::::’’ 。...::::’’ ／￣￣７＼::!< ， ，:‘. ' ヾ! _/ .. / }
...... 〈: ＿＿/ .:〉 く＞ ....... ＼厂......::::’y‐､. :|li /ii ゝ,
..::: Ｖ＿＿＿／ . : . ・ . ; :.... <´｀> く>': :ヽ. //ll
; '， . . :...／ヽ. ､.,.,,. ､.,.,, .<7 ＿: . ' ....｀~...'.。 ..:::......{:.:': : ﾟ. ): :‘....,|r /i. |
.. ,ノ⌒7 }> ／ レ:ﾍ:. :.... ..， ，:‘. :‘......ゞ､_.,;'イ ;|| ll | ﾉ/ /
.. } ,ゝ､ /ツ＼ / ／::::::ｌﾉ .... .. ..; '， . .. 。 .. .. ｛ / ll| |ll l
..r{ ネ ミ≡=彡' } ｰ'──' .. .... ／￣￣ ﾞ＼..::’’ 。...:::: ヽ_人;;,ﾉ ﾉ_ノ
<ヾへrf´ ヾ Xy' ’’,,／´＼:: /＼ . ,,､.,.,,..... 'ヽ'''i /^/ ii /ii
..L ﾞミ ヾ_ ｨ ノ ，:‘. 。 .. ∧ .:＞――-＜ ∧ .ヽ|~ ＿|ll ll|
.. ゝ-､_∠f_ｵ′ 〈 .:》―-く 》 ⌒ ヽ,,l
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.
┌──────────────────────────┐
│その三千世界を揺るがした前古未曽有の大事件――― ...│
└──────────────────────────┘
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_,. -－:::' :::￣￣:::::::: :: 二三三二二二:::.＿＿＿三二 :::::::::::::: ¨'－-､_＿
,.:::'´:::::: 丶_:::, -- ー－'´￣: : : : : : : : : : : : : : :￣￣´¨丶- ､:::::::::: :::: :::::::::::::::: ￣::丶
, イ::::::::, -‐'´／:. :. :. :. :., '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ': ;￣´¨¨:.丶､￣ヽ:: :::::i
/:::;:: ィ´{ ,.:':. :. :. :. :, :': : : : : : : : : : : :丶:. :. :. :. :. ヽ ¨ヽ::ﾍ
/::i ´丶´` － -_:. ; ':_:_ :-:－― - - _ : : : : : : 丶:. :. :. :. :. ヽ / 丶:}
丶::.､ _, -－ '´￣-― ￣ : : : : : : ヽ:. :. :._:. ノ '´ /
¨丶,r'´￣:. ; ': : : ー -- ＿ : : : : ヽ:._;: -ー:ｔ '´
/:. :. :. :./: : ＿ _ ＿ ￣冖￢=-､＿:. :.',-‐'
／:. :. :. :./: : :丶!
｣:. :. :. :./: : : !
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l::. :. :. :./: : : ! !
＿ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿_:＿_
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.
┌───────────────────────────┐
│いや、「十二柱の神々を揺るがした大事件」と称するべきか ......│
└───────────────────────────┘
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣＼:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／| |＼:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::／ ＼＿／ ＼ __,ｎ＿ ｎ r‐―00.
:::::::::::::::::::::::::::／ ＼ ７,仁ｌ己. /厶__ ｀ア／
:::::::::::::::::::::::::::| ノ :::: ヽ_ u. .|. 〈ﾊ⊆.广└'＾ｰ┘ ヽつ
::::::::::::::::::::::／＼ ─ ::::::: ─ ／ヽ
:::::::::::::::::::.（ ⌒)丶─（__人__）─ (⌒ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; ＼
／ ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; ＼
／ ;:::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::; ＼
│ ;::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::; |
│ /＝≡＝=､､＼::::::::::::::,,／ ,,=＝≡＝ヽ、 l
│ // ヾ､ :;:;:;:;:; ﾂ 〃 ヾ,|. ＿＿ ｎ __,ｎ＿
│ :;:;:;: │ └‐ｔ.ﾉ . /厶__ ７,仁ｌ己
│ ``―＝＝''" ":;:;:;:;:;:;:;:;゛ ゛ー＝===＝彳│. 广'‐┐└'＾ｰ┘. 〈ﾊ⊆.广
│ ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; │. ￣￣
│ ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; │
│ ;:::::::::::（＿＿＿人＿＿＿）::::::::::; U |
│ ;::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::; l
│ .;:::::::::::::::::::| |:::::::::::::::; |
_,,..-―――‐-..,,_
,,-''´ ｀ヽ
. ／ u u ヽ、
. /| | | | | -..,,_ u ＿_ '.,
/| | | | | | ｀ﾞ''‐' ′ ヽ-'" ', ＿＿ ｢L.、 _ｎ___,、00 ∩
,'| | | | |.|≡=-.,,_ .三三三 _,,..-=≡ ',. └‐ｔ.ﾉ . //二 └i ｎ ﾄ､_> ○ ○ ○ ∪
l.| | | | | | ． ｀ﾞ .三三 "´ ． l 广'‐┐└─┘. U U. ｏ
|.| | | | | |＝==＝≡ 三三 ≡＝==＝ |. ￣￣
. ', u | | 、 .l
. ヽ ＿＿＿ ,'
＼. l j. u ,.'
｀'',-..,, | r-‐''" ,,.-''
/ ｀ﾞ"''―‐U.――― ''"´ヽ
./ ヽ
/ ヽ
.
┌────────────────────────────────────┐
│大半の使徒は勿論、三千世界に生きる者達に影響を及ぼす事はなかったからだ ......│
└────────────────────────────────────┘
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＿ , -― =＝＝= 、＿ イ｀ヽ ＿__､__ ,:‐､ ,.、
r ´￣ ´ ◎ ｡ イiヘ ◎ } _,.ｨ'´ /;:;:;:}';:;ヽ
| ヽ , イ´: : : : :}: : }ヘ-ヽ | 'ﾌ _,. ／_ /;:;:;:;ド-;:.:'、. ,ィz＝ ,. -‐- ､、_,.へ、ヽ
, 冫 ／イ: /: : : : : : ｲ: : : : :ヽ: Y _∠-―ｧ'´ /:.:.:./‐､ !;:i;ﾄ、 ／"⌒ ｀ヾ:ﾍ::',
} / __/: f : : : ｲ: : : : / i: : : : : : : :ヽ ｀Ｚ-ｧ‐'"´/,ｨ';:;:;:;;;ﾊ_I7 !ﾉ;! , ' ヾ!:}
〉 ヽ:|: : / .|: : : / .|: : ｲ : } : : :ﾊ 'ｲ´ｨ彡´,ｿ;:;:;:;:ﾐ ノ,.ゞ. / i ヽ', 丶、､ヽ
./ ＿ ノ :l: / |: : / |: /.|: /|: : /: i ,.ｼくZｲ7;:;:;:;/` ｰ-y';ﾘ. l / l ﾄ、 l ﾄ､l l､、丶ヽ
{ /: : i :|/ .|／ .|/ |/ .|: /; : | _,. '´::､::ヽ,ｲ;:ｨ'"｀＞ ､_/'イ. ! i l ,ﾊ l N､ l !',j仏メ、､ヽヽ
ヽ / イﾍ: | ┃ ┃ |/ .ヽ:} ,. '´--､:::::::ヽ:::ﾒ'´`iT〈 ,ｨｼ´. l | | | Nヽﾄi ヽ l イ,ｨ=tﾐ､ヽ
ヾ{: { ヽl ,, ┃ ┃ ! /::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::ヽﾉ、 ヾ ', l l 行云ミ､ヽj 久）::l,ハ!ヽ
ﾉ: :ヽ-‐ヽ _ ノ: 〉 ﾊ、:::＿::::::ﾞ';::::::::ヽ::::ヾ! i ', V'、Ｋ 彳J:::i｀ 'ﾞ"ﾞ´
ヽ人|: : l: : ゝ、 ＿＿ イ:∧{ ,/:::::＿::::,-::::::',::::::::::l__;vﾍl ', ヽ!､ヽ ゝ'" /
´ ヽ |ﾊト 、}＿{ｲｨ: / |/ ｀ /::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::｀ヽ、:ヽ ', Vﾄ､ ､ ／
| | |/ ／､:::::ニニ二二ﾌ::::::::::::::::::::ヽ::', l ﾘ丶､ - - .／ ／
| | /::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::ヽlj ｀ ‐-イ ／
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━━━━━━━━━━・━━━
_ｎ___,、 _ ｎ＿ ｎ ｎ __,ｎ＿ ｎ.
└i ｎ ﾄ､> l ﾘ r┐| l｣ l l ７,仁ｌ己 | !
U U. └1」 L｣ .rリ . 〈ﾊ⊆.广 ヽﾆフ
.
┌────────────────────────────┐
│しかし有史以来、最大の騒動であった事は事実であり――― │
└────────────────────────────┘
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┌───────────────────────────┐
│こうして今、私が生きている事すら奇跡としか言いようがない │
└───────────────────────────┘
.
┌─────────────────┐
│それは神々も認めるところであろう .│
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／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u| ｜ まあ…… |
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） |
. | （__人_） γ ￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| ｀ ⌒ﾉ. ｜ 実際…… |
| }. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ヽ u }
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ー） （ー） ＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| u ___´__ |. ｜ 神々の手によらぬ奇跡、ですよね |
ヽ、 `ー '´ ／ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
/⌒ヽ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
./ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
┌───────────────────────────────┐
│十一柱が第六位できない夫様に仕える唯一の使徒―――できない子 .│
└───────────────────────────────┘
＼｀ヾ:.:.:.:. .:.: .:レ'´／
_,. -=≒‐:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣ﾞ≧
ｘ≦_:.:.: ,． ´￣｀ . ´￣￣｀丶､:.そ
≪_:.:.:／: : :.: :. :. ＼:.≧ｘ､
. ,ｘ≦:./:.: : : :.: .: : : :. :.:. :. ヽ:て¨｀
. ￣｀7:.: : : :.: .: : .: : :.:. .: :.: ﾊ:.:.:.＼
,':.: : : .:.: :.: : .: .:.: .:.: .: .: .:.:. :. Ⅵ´￣´
i:.: : : :.: :.: : : :.: :.:.:. .:.: .: .: .:.:.: ＼:＼
l :l|.:.: .:.:.:ﾄ､:.ﾄ､:.:.:j:.:.:.:.: /!:.:ﾊ:.: ﾊ.: :.:.:トﾐ≧
|.:j|:.:.:.:ﾄ､|弌!弌ノ!:.:.:.:/ T7''T'7 |.: :.: |
Ⅵk:.: :!.ｧ^笊ﾐ¨V:.:／ ｧ^笊ﾐ¨Ⅵ:. .ｲ:.j
ﾘﾊ:.:圦 乂iｿ ﾉ´ ヽ.乂iｿ ﾉ.j:./ Ⅳ
八＼{ /ｨ ﾉ
. ヽﾊ ゝ /ｨﾍ
/:.＼ ＿_ ,.ｲﾊ:.kﾍ
. 厶ｨ'.:/ﾐiｘ. ＿_,.ィ --――-､
／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
. }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
. i／￣ ￣ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }
┌──────────┐
│それが私の名前だ ....│
└──────────┘
.
┌──────────────────────────────┐
│できない夫様の使徒として、常に神と共に在り続けた身であったが .│
└──────────────────────────────┘
.ゞミ ノ"''ｰ-､,_i ,/''-,i_,ii__,i ! ,! ､ " ﾉ ,,-､ ､ ﾉ
ｌ / / ﾞi ﾉ"'ｰ-,=ﾆ 」, '､,,し‐''冖'''''"､..-" .｀'--''ｰ,／ | |
/ l / ｰﾞ.-..,_ レ″ ,ゝ ｉﾞ＼ .,,ﾉﾞ' ､,,し‐'' ｀'ｰ..,_,.ｲ { l
,;! .］ | ﾉ ｌ j 〉 ｀7 `i.､"゛^'‐'''"´＿_,､_l」..:イ / ｀ﾞ"|
_,.ソ li| ´ ﾉ :!、 ,.ゝヾ;;;;;;;;;;;-ﾍ 7 ,ゝヾ ／ し
ﾞl、 ノﾞ ,ソ .} 〉 | ! i/ };;;;;;;;;L 〉 〈 / ､ ,j 「 ,'
'''"゛ .､ "´ ゝ ,ゝ | j } };;;;;;;;;l ! 〉 l.､ y ! /
} j .、 ／ 」 ｀'i 〉 ｌ.:..:.:..‐-.L_/ ,! ｌ / し √
ヽ. '" ｝ ,! ／ i 」 /: ::.:.:.,;.:.. .￣ ` く、│L ｌ!l " ﾉ
|! | .l j ７ ,ゝ ,」 /.:.:.:. :: :.::. ,, -‐ `･i .! '!､
|、.j .ヽ .} ｀ヽ ｌ／..::. :: : ':、 ｛ 〈
,l`'く / .! | ,=' :.:...:.:､.....:.,､,、......:. ,.､ .`:〈 /
.} ﾉ. ／￣￣＼.....:/_ゞ;;:.:.:.......:.::.:.:.::::::::: ,..-‐:､″
´ﾞ''、 ﾞ'ｰ..／ 「 ＼:::::::::::...:.:::::::::.:.. ｒ:"::＼.:::::::: ,／ ::｝
,.､ ＼.. | （ ●）（●）............. ....:::::::::::::._..-'" .::く
ｌ .l 、 ヽ......| ｜ |,:...... ...＿___ ...::::::::
'` 〉 .! !''":| ___´＿ﾉ .!.ヽ､............... --'''"゛ ......::::::::
. | }
. ヽ } ,_ ＿
. ヽ ノ ､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
. / く _＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
. | ＼. ＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●） （●）|ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 ﾞﾞﾞ ｰ .ノ川
ｨ二三三三ﾆ}l
/ 仁／ A ｀ﾄ
.
┌─────────────────────────────┐
│今は名も知らぬ世界のベンチに腰掛け、漫然と時を過ごしている ....│
└─────────────────────────────┘
（::::::::::( ⌒ ） ノ
（ｿ:::::::⌒ ノ へ ） (:::: ⌒ へ へ
（:::::::::: ／｀ヽ ）ノ （::: ⌒ へ ） ｿ ）
ヽ（:::::::: ノ ）' （::） （:::::::へ:::::::::: ）
'（ヽ（::::::: ) ｿノ ）)） /ヽ || （(ﾍ） （::::: （:::::::: ＼ へ ）
ヽ（:::::::: ）ﾉ ノ／|| / ＼ |:| （:::: （ (:::::::::: ⌒ ）
｀ヽ从人/ノ::::: ）) || / ＼ |:| ヽ从ヽ（:::::::::: ｿ ）'
|;;:::: |'ヽ,､,､ノ / ＼ |l｜ （:::::: ) ｿ ）
|;;:::: |／|::｜ / ＼ |l｜ 〃（::::::: ノ ）ﾉ)
|;;:::: | |::｜ / ＼ |l｜ （ ノ人从ﾉ)ﾉ)）
|;;:::: | |::｜ ./ ＼ .ゝ|:::::::: ｜ノ
／|;;:::: | |::｜/ ＼ |:::::::: ｜
／ |;;:::: | / ＼ |:::::::: ｜
／ |;;:::: | ./ ＼ |:::::::: ｜
／ |;;:::: | / ＼ .|:::::::: ｜
／ ヾ＼ ＼
/ ∨|! / 丶､ ＼
/ 川 | ヽ￣
/ /ｲ | | |ヾヽ ! |{ ! | }
イ //カ .|＼ ! く ＼ 〈V ﾄ､ | |:ﾄ､{ ﾄ､!
ｊ /!:/|L士|.| ＼ ! >=ゝﾍ .! | } ﾉ:::|ハ }
. j | ﾚ云＝ｧ､ ﾍ| ｵえホ７7 //:|::::| /
ゝｲr､ i l:ヽ辷夕ゝ __ ,. ､辷少'./ イ/|:::|::::! /
; ﾍ.|弋＿_ '´￣ ￣ヽ、 ﾉ／彡|:::|::::| / {
〉v ﾄ､ | ￣ ´ 人 |:::|::::| , / 人 |
く ＼_l ｀ く..イヽ、:l;ノ / / |/
. 〉 ＼ /: : : : : : :.｀ｰ- / ′
'´人 ､ ー_- ／: : : : : : : : : : : :.｀､
´: : : : : :＼ ヽ、 . ´/: : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : : : : : : : : :ヽ ＞ ´ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
/: : : : : : : : : : :.厂 | /|人人人|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :../:.＼
/: : : へ: : : : : : ∧∨ ハ:二二二ヾ: : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : :
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.
┌────────────┐
│あれから何日経った？ ......│
└────────────┘
! 人 l ', 、｀´ , /´i< ﾍヽ
jイヽ! ｝ ', - - { { ﾊ } ヾ
´ !ハ} | ≧r _ , イム '/ ｿ
ﾚ､/Vヽﾄ､ ┌───────────┐
_ .. - ―¨´////////｀ー - .. │それとも何週間か？ ......│
／////////////////////////丶､ . └───────────┘
///////////////////////////// |
}//////////, - '"＿｀ヽ､//////////{
i.//////, - '":::{二ﾝく二}:::`ヽ､//////.!
i////／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､////|
|// /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',///.!
┌───────┐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i. //|
│何か月か？ │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'///i
└───────┘.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/// ,'
i////|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |///.|
!.///.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!///i
┌──────────────────────┐
│まさか年単位では経過していない筈だが――― .│
└──────────────────────┘
.
┌────────────┐
│私は何をしているのか │
└────────────┘
＿z‐ ､ｲ＿
(ヽ ＿_≧∨ ﾚ ＞
_＿≧＿__ . .￣＼
. ＜ ＜ヽ ｨ
／ ￣ /
/ ヽ ＜
/ .ｨ ｿ
' / :! ﾚ1 .≦
ｉ /_l / /｜ ┌────────────────┐
| Ｎ |/| /./ __! /! │これから先、何をすればいいのか │
|. i: N下ｨﾃ|／l/ |/｀| j.....└────────────────┘
|. | { ' 下ｨテｱ| /r‐ }/| _人′
Ｎ| l＼ 、 / /r'_,／. |/
|./ ｆ ｀ト---r / / /｀＞ー ､
/′ . |ｲ;／、 /ｲイ .／／／⌒V
'. {＼_＿＿__ｲ./／／ '.
∨＼_,|o|_＿_|ｆ｀ く{ ,
辷_ |o| ｀￣ '､ :
} ｀トｷ― ､＿､＿》､ i
{. ! } {ヽ '.
}＼ ┌───────────────┐
{ │そもそも何故生きているのか .│
└───────────────┘
.
/ ゝ __￣＼ ＼ ＼ ミニ ヘ ≦ ミ
/ r‐--- 、ヽ ＼ ヽ ヽ_ ニ＜ﾍﾐ'';;;;;;;;;;;ヽ
l l i ￣ヽzx `' l l ／／;;;;;;;;;;／ -`y
从 i ヽ ﾍヘ l／／;;;l;;;;;;／ ／:::::::::丶
ﾊ l ヽ ﾍ:ﾊ l/;;;;;;;;;l;;;/ ／::::::::::::::::::: ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ｵ l lﾍ iヽ l::::ヽ __ヽ__ _;;;i /:::::::::::::::::::::::::::| 私は何のために生まれてきたのか――― . |
∧ l l l ﾊヽ i::ﾉ::::::::＼ ／:::::::::::::::t;;;ヽ::::::::::::::::::::::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ﾊ ﾍ l l l l::ヽ l::::::: k:::::::::::::::::::::k;;;;ヽ:::::::::::::::::::::::::::::
ﾍ ヽ l ハ l _:::::::ﾘ -- /＼:::::::::::::::::＼;;ヽ:::::::::::::::::::::::::
ヽ ヽ ﾉ /l::l ヽ //;;lﾉ / /;;;;ヽ:::::::::::::::::::ヽﾍ::::::::::::::::::::
i /l ヽ/ j ﾘ l '- ‐-::::l ￣j /;;;;;;;;;;;;ﾍ::::::::::::::::::::::へ:::::::::::::::
ﾉ l / ヽ l l /l:::::::::::::! .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,ﾍ:::::::::::::::::::::::::::＼::::::
ﾉ ｿ /. l::::::::::::::i l;;;;;;;;;;;;,.-'' xヘ::::::::::::::::::::::::::::＼
l:::::::::::::::i j;;;;;;-''´_,x'':::::::::lﾍ:::::::::::::::::::::::::::::
l:::::::::::::::::i j_,,. -''´::::::∧::::l／ﾍ:::::::::::::::::::::::::
l::::::::::::::::::y::::::::::::::::::::i ヽi: : : :＼:::::::::::::::::::
l::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::i ヽ: : : : ＼::::::::::::
l::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::i ヽ: : : :≧z::::::
.
┌────────────────────────────┐
│思わず漏れた言葉は、もはや答えの見つからぬ永遠の問いだ │
└────────────────────────────┘
j/／ ／＼ヽ∨/／∠ヽ. ＼＼. ＼
_／ ∠≠ﾆ二ﾆ≧=＜´ ﾍ. ', ﾍ＼ヽ.
＿ -‐´／ ´､_, '⌒｀^ ､＼::＼ } l ヽﾍ ヽ}
￣フ ／ 丶＼::V| | Vl
. .／ ｀Vヽl | ヽ ' .
／ Ⅵ/, ヽ.＼
/ ∨ﾍ ﾄ､ ＼_
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l ., / ,ｲ ,ｲ l ﾄ､ヽ / | l :｀丶､_ |ヽ‐､
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|｜ | | r_| | .|_;ｨ ､ .ﾄ i|' /:ﾉ /:｣!: : : :＿＿ : : ヽ ヾ ､
∨'; l' | トl､_ 、 _,,ﾚ',,=| ﾄ|:ﾉ|/゛ _,／|ﾉ: :／´ ＿＿｀ヽ、'､: ! :＼
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（ヽ、`l _ノ￣ / //‐ァ' / / / : : : : : : : : : ヽ ｀|: : : : : : i
{｀:.:.｀ヽ､￣ '" ´- 'ノﾍiii|:.:| :ｌ /: : :,;､;_: : : : : : : ヽ. |: : : : : : |
ゝ.:.;(::| ` ､ __,'´ィ'"´:.:.:.:!i|:.:.:!:|/ :／:::_;､-''゛: : : : : :ヽ!: : : : : : |
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|:.:.:|:.:.:.:.｀ヽ./:ハ ヽ:.:.:.:.:.:|:.:.l´ : : : : : : : : : : : : : : : ﾉ: : : : : : : :|
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／ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l::/ ／ : : : : : : : : : : : ／ﾆ'ー''"`: : : : : :／::::::/
/ ＼:.:.:.:.:.:.:.:lﾉ ／ : : : : : : : : : : : ／ヽ_／｀ヽ､ ＿ .／::::::::::::ﾄ､
| ＼__;／ ／: : : : : : : : : : : :／:.:.:.:.:|＼:::::::::::::::::::::::::_;: :-‐’:/
l /'´: : : : : : : : : : : ／:.:.:.:.:.:.:.:|ヽ: : :￣￣￣: : : : : : /
┌─────────────────────────────┐
│使徒らしからぬ―――最強を目指していた使徒らしからぬ弱音 .│
└─────────────────────────────┘
.
┌────────────────────┐
│それが招かれざる客の呼び水となったのか │
└────────────────────┘
/ ―――-- ノ
｛ ／ --―＜⌒
＿ _ ＿__｛_｛／- ､⌒⌒
､＿_ ＞ ´￣ { へ: . ＼
__ア⌒ ／ V/＼.: . , ＼
／⌒ア ,／ .ﾟ.｡: . ′⌒＼
／ ＼/ ./ ∨ /∧ ′
／ j圦 /｀ ／/ ／ i| ./ } }＼
ー=彡 , ｔ_ｿj/ ／ ∨/ | /,} | ｀
／ /i/ | ./xﾐ、 /ﾄ､ | ,'.:: |
_／ ｨ .j| ′ j/ ｒ' ∨｜ i| _/. Λ
￣￣ i|/ | 乂__〉｣/ / 厂_ｱ::. / ｝
. | ｀ ､ ＿_,／ / i ./_／.:: / 丿
､ ￣厂 , /ｊ_,|/´:.:.. {
≧=r-- ./ ／ ／}厂/:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.:',
| __./. ｲ ∧] .{.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:}:.:Ν
. {｀ﾆｰﾆﾆニ三三三三三} | .／i .::i|::/',:/
{三三彡===ｰミﾆ三三三} |/ | :/;/ '
{三彡ｒ;;／;;;;;;;;;;;;;;Vﾊ三ﾆﾟ｡ ' .ｌ/
.厂};;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Vﾊ三ﾆヽ
/⌒~|;;;;/};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;}.ヽ三三ﾟ｡
/ : : : };;;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{;;;;;;', ﾟ｡三三ヽ
. { : : : : };;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;', ヽ三三ﾟ｡
｝: : : : };;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾟ｡;;;;;;;', ﾟ｡三三ヽ
┌────────────────────────────────┐
│今の私が最も出会いたくない男が、いつのまにやら対面に腰掛けていた ....│
└────────────────────────────────┘
.
￣| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:v, ,.イ-_-_-_-_||￣＿,,..｡o≦「
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:v, ,.ィ升ﾆ＝-‐ 二|| | | | | |＿
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| ﾍ ＿／┬z￢ |ｌ´|l |:|| |,,.､-‐''"￣
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|. ／ ＼ ,｡o≦ﾆ二三|│ || ||_」L斗||
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|''" ＼ ＿＿,癶､ _,.-=≦二ﾆ=- ￣ |└''" .|| __,,,.. -=ﾆ|
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|┐ 冂 . ┌‐＼ ,､ ／_＞''" ,.｡t≦二ﾆ=-‐ r┬ .! __, -ーェ|| | | | | |:|..| |
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|┘ |__| └┘ ＼ ／ ＞''"￣/,.｡o≦≠‐ 二 r..:::1 |:::| |γヽ .| | | | | | | | l.|| | | |_|_|」 LL
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| ┌┐ .:|＿＿ ,ｨ'´ ／:| 「」__r≦.｡oＴ:|:| |::││ :│ |:::|_| ゝ ' | | | | |_|_|_|_l.|| ￣
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| | | :|／＼`'ｨi「ll|／,,|/|rfT「 l| | | | | | |:| └┘└‐┘ ￣＿___,,,..| ￣ || ＿＿,,,,,,...
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|_ ￣ |tt tt丁|LIｉ|T「 |_i|_l」」L:|ﾆﾆ二二_| |￣ :| |二|.||丁丁|||‐| | ＿ ||￣ . r┬┬┐
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|: ￣|￣| [[] :|tt tt│|LIｉ|ｉ ｉ ｉ| :|「「「:| |~||:|│l│| |::::::::| |─|.||‐|‐|‐|||‐| | :||‐:| |ﾆﾆ|lﾆl|| ||┴┴ ||
| i:i:i:i:i:＿i:i:i:i:i| :|￣| |─‐ ┴LL:|__「||「||I I|::| |‐:|:|┴.┴| |::::::::| |＿|.||‐|‐|‐|||‐| | :|| | |‐|‐||‐||| ||::::::: :: ||
| i:i:___| :|i:i:i:i:| _,|｡s≦￣￣;';'/-_-_-_} ￣￣二ニ=─-- ..,,廴＿|＿＿||‐|‐|‐||￣ | :|| | ￣￣￣| ||＿:::::::||
| i:i| | | :|j'斗t≦;';';';';';';';';';';'／-_-_-_ / ￣￣ …‐┴┴ '-_-_-_-_-_-_..,,,＿￣￣
＿|j'j'LL ┘..,,, ---─＝≦-_-_-_-_／ ｀`丶､-_-_-_-_-_-_-_-_-_￣
-_-_-_-_-_ ---──=≠ﾆ ￣ ,.イ-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_
| _ ／:: / ／:::: / ／::::::: :::::＼ iヽ i、
r'´ l |::: /／::::｀ ソ. ／:::: ::::::ヽ i,:::ヽ i、
i .:::l | :/､,_:: ノ :／::ヽ ::::ヽ: i,:::::ヽ i､
| ::::::l | :ヽ､｀フ／-､_ :::::ヽ ,r:'::´､ :l:::::::::ヽ :l
i ::::::l :| .／､ 弋ソ｀ー､::ヽ ,r'´:::_,:::rヽﾄー─-
.i, :::::::l | ｀￣"''::::'::´:::.... .. ....;'::::'"´ '心'. l| _, r::'´
ヽ :::::l | ::::::::::::'''' :: |::.''''::::｀￣""￣::::::::::::::
ヽ ::::i | :: |::::::.. :::::::::::::::::::::::::::::/
｀l ､_l l :: |:::::::::.. ..:::::::::::/
| ヽ.l :: |::::::::::::.. ..:::::::::::::/ よう―――
/| ｀|. :: |::::::::::::::::.. ..::::::::::::::/
. / | l'i .. :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::/ 久しぶりだな、できない子
. / , l |:::ヽ. ヽ,,,_ :::... :: |::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
/ | .l .|:::::ヽ ￣''''' ー､:: |＿:::::::::::::::::::::/ ヽ
. / |／| |::::::::ヽ :::::｀::´: ￣´:::::::::/| ヽ
/ |::::::'|:::: ::::ヽ ,,,,,, ::::::::::::::::::::::::::/::::| ヽ
|::::::|:: :::::ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::/::::::::| ヽ
.
┌────────────────────────────┐
│十一柱が第一位オプーナ様の筆頭使徒であるシゲル・アカギ │
└────────────────────────────┘
＜ ミミ ミミ ｜ ／/
＞ |／ /
⌒＼ ミﾐ /
-=ﾆ二 ミﾐ /
＿-=ニ二二 ..￣ -‐ ／ ＼
＼ -=ニ二 ＿＿_ ,. -‐ ／ ﾐﾐヽ ┏┓ ＿__. ＿
. -‐＼ /.| / ＞''＿＿_／ .／ ､ ┏━━┓†_/┓ /,;;;;;;┃ /;;;;,〉
/ : : ＼ｰ ./| K´ ＼ ／ .／ |＼｜ ‡＿_ | ∨ /;;;;;;;;;┃ /;,∠__
＿/ : : : : : ＼{ ｌ:|ｌ!,∧＼ `／-―／ 彡 / .／ / |、 ＼ ┏┛ | ┗┓;;;┃ し' };;;;;〉
. _ -‐ {: : : : : : : :八 ﾞ|/:. ＼t:x ヽ ／ _,. -‐ ／イ 彡／ /| 八＼. ￣￣ ／;;;;;;ﾉ (／
/ ､ __r――-:| : : : : : : ／:ヽ_:ｌ ｰ-≧-‐ｧ＜ ＿／⌒/ ／./ : | /: : : : ヽ. ＿____.. ┃;;;／
{_.<ﾉ‐′ ∨: : :.:／: : : : : | =≠ くr‐tｧ .ﾆ/／/ﾉ八/: : /ヽ : : : :__:... 〔＿ 匚]_〕 ゝ"
ヽ:／ __: : : : : :{ ｉ // ⌒`￣ ／ﾚ .／／: : :.:／: : : : : : : :` ｰ- ┏┛ 〉
／: イ: : ＼ : : :. |:. // ／¨ﾌ／: : : :／: : : : : : : : : : : : : : : ￣￣
. /／ |: : : : :}: : 八ヾ＼＿ :// ／ : : : : : : : ／／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＿∧./::〉
: : : : :|: : /∧ ｰ-=Ｖ./=一 ／: : : : : : : :／⌒ｰ-: : : :､ : : : : : : : : : : : : : 〔__::::Y ∨
l: : :／: : { ∧ ﾆ=- イ : : : : : : : ／: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :... ＿_」::::|
＼: : :l ＜ヽ: : : : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :. (:::::::::::ノ _＿勹┐
ｌ : : :＼ :. >＜ /: : : } : : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : ￣ :⊇ ｢￣
:. : : : :.ヽ＼ {: : : : l : : : : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ￣
|: ヽ: : : : ＼:} __／: : ／|:.: : : .:/: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : :. : : : : : :Y´: : : : : : :.八: : : /: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
┌───────────────┐
│三千世界における最強の象徴 .....│
└───────────────┘
.
┌─────────────────┐
│かつての私の目標だった男――― ......│
└─────────────────┘
／::,ｨｱ::::.. ／} 廴
ﾉイ/:::／:::::/:::::::::／ / ／ / ﾊ :ｊ
/ ﾊ:::::::/::::ｒ／ / ／￣/／￣! i! :|
|/ | ./{::::::::::ヽノｲへ ノ'＿____| ﾉ: ｙ :!
j/ ｲ}::::::／ ヾ::::L ー┴宀ｿ／i :i!
ﾉ／ ￣ )' ﾘ ｒ―、 ::l
｀iヾ辷ーｧ / /刀 i :ﾉ
|::::::::::::__ / ／ﾉﾉ ﾉ :/
l:::::::::::≠ミ=-,...__〟 ﾚ'ー'／::从
|:::::::::{..___ ￣ 入＿_（:::::::::::i
';:::::::::ﾉ ,,イ / ∧入::::::l
}:::::/ ,,;;≦:::::{ / ヾ、:::|
jノ _ ―{:::::::::::::::::/ 从k
￣ ヽ:::::::::::/ -－;;:::￣￣ ::::{
＿／-=''￣ -―― 、::｀ヽ、
i: ／:￣￣￣ ￣｀ヽ:::ー -::}
|: ／::::::::: ::＼｀V
＿＿＿＿ｒ‐'{::〈k=ニ二二二二｀ヽ、 ::∨＼
ｨ斥:::::::―…¨::::::::::::::::::::........ ￣ :::＼_}
┌───────────────────────┐
│超えるべしとの神意を向けられた究極最高の使徒 .│
└───────────────────────┘
.
/:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j: /!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
l:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .://
∧: ∨ ゞ-:::ﾉ ' ヽ:j ゞ-:::ﾉノ/:./ｲ
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.| アカギ……さん
. !:/;;/|:∧ u. ; /: |ヽｊ
ｌ |' /;＼ ＿ _ ｲヽ:| 〉〉
l!;L./;ム};;＞ .. イ;∧ニﾆノ
i ｀ｰ ' ´ |
┌────────────┐
│敬称を迷った事は事実 │
└────────────┘
.
┌──────────────────────────────┐
│力の差を考えればアカギ様と呼ばわるのが正解かもしれなかったし │
└──────────────────────────────┘
、 ＿_,
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
＿_,≦ー` . ／ ___
＞ ，-γ´ __ ≧=一
ｰ=≦ ／ ,′´ `
＞ .:／ {′ ､ ＼
ｰ=≦ .:/ ＾Ｙ ヾ:, ヽ 、 ＼
〉 ::;′ / ； }i, }i, ヽ
ハ ...:i{ i{ i} }i, }ｉ, :, )
'; :ｉ{ ｉ:, ,斗、― {i, {i, }ト-‐=彡
}j .:::i:, ,r=ﾐ､,i{ ', ＼ ゞ:.､ ゞ:､ ゝ, )
/ｲ .:::ﾊ〉、i{ V{ィ芹≠ミ r=ミｰ=ミ }ト-‐=彡
|八 ::i:i个うo ﾘ 乂rﾘ:::::::::::..{rﾘ,′ ヽ:!
} ＼ ::i:i:i:ilil〕、 ′ / ､ ﾘ
);::ir＜} ＼ - ィ ヽ
｢}:::::::＞o.:≧=ｧ= ´ `ー==ミ,｛
／::::::::::::::::::::::`ー'::） ヾ,
／::::::::::::::::::::::::==≦r'ヽ }!
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ノ
/ ::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::∨,::.
{::::::::::::::::::::',´ ￣￣￣￣ ｀V,:::.
::::::::::::::::::::::', V,:::.
V::/::::::::::::::} ∨,::
V:::/::::::::::::}ｉ }::::|
V: /::::::::::i{ ,:::: |
∨::/:::::'∧ ,::::::::|
V:::::::/::∧ {::::::: |
} ::::::::/::∧ {::::::: |
┌──────────────────┐
│何より、今の私に後ろ盾は存在しない .....│
└──────────────────┘
.
┌────────────────────────┐
│アカギに害意があれば、私ではどうする事も出来ぬ │
└────────────────────────┘
./:::.:.:.:.::.::::_:∨ {┤ | ､ ; ﾊ
{:.:::.:.:.:::／::::::∨ ﾍ'､ }:､ } ; | /´〉,､
;:.::.::.:./:::::::::::::::＼ﾊ ヽﾄ､ヾ , -┴ ､ l､￣￣了〈_ノ<_/
;:.:.:::＿.､-‐rッ ￣ ＼ フ´| /＿_:::::::} 二ｺ ,|
|:::￣:::::ー─‐ ´ . :.:.:| |::__.:::}.::/ /＿＿」 |￣|rﾍ
|::::::::::::::.: .:.:.:l |::_::V.::/ '´. （＾ｰヵ L__」L/
|:::::.::::::::.: .:.:.:.l ﾚ:::Y::/ r三'_
|::.:.:::::::.: . :.:.:.l |__/:/ ∧
|::::.::.:.: . :.:.:.ﾊ|__ノ_ r--､ （/
|:.:::.} . :.:.:.:/ ﾉ/三 ＼ _,,,ﾆｺ〈 〈〉
､_ﾉ'"´ . .:.:.:ｲ /三三三ヽ_ （__,,,-ｰ''. /~7 ／）
──────'.:.:.::/f| /三三三三 {三≧= ＿＿ /二~|/_/∠／
＿＿_ ..:.:.:.:.:／.::{ﾚ三三三三三;三三三三三≧= ､＿. /￣ 」
圭三´ . .:.::.:.:.:／.:::::::.l三三三三三三,三三三三三三三三 ~~￣
. .:.:.:.:.:.:.／.:::::::::.: :|三三三三三三!三三三三三三三三. ／^ヽ､ ／〉
. ..:.:.:.:.:／.::::::::::::. :. :|三三三三三三;三三三三三三三三. ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
┌──────────────┐
│しかし立場は同じ筆頭使徒 │
└──────────────┘
/ /
.′ / / ﾑ 弋
.′:/ / ./ ､ /.ﾑ ＼
l .,ｲ .ｲ ./ .| .､. ＼ .V .ﾑ 、__ニ-
|/｜ ./ | ./ | ＼. ＼ .∀.ﾉ| .|
l | r ､ ./ヽ}./ | i .ﾄ､ ＼ V ,| |
l j ' .{ }' | | .ィf´＼. } V., .|
.l .i .i i 〈 ､ l .| ー´ i x===x､. } .|´ ﾙ
ﾄ l { |l .i `ー 从 | if弋__ﾉV} ! ﾊ/ ﾉ ｎ
| i .l ﾘ 辷ミx/ )' ノ｀ |.ﾞ 弋三ノ | /i /| .' ｲ ,⊆ ⊇､ [][]「l
ﾚﾍ : |'， .} / ヽ__,/ .i! / ﾉ ,' .ﾘ.从 ﾘ |. ￣U￣ くノ
ヽ| ヽ /｀ヽ .L/ ,´ﾙ' / )ノ 从 .l
/从＼ / , f´＼从i ｀ﾉ
_／三三L ヽ | ／::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ´ ´ ,ﾉ .=/三三'__
./＼三三三三三＼ |ー-- ´ _＿／ =/三三《三＼
ム ＼三三三三=r{ .|￣￣￣ ／ /三/三三∥三三＼
.l三＼＿＿＿＿／:::` ‐- .. ./}三三三三/三/三三∥三三三=i
.
┌───────────────────────┐
│アカギを様付けする事は私の誇りが許さなかった ...│
└───────────────────────┘
|ヽ ｲ
＿,,ｨ⌒`ヽ| {／/＿___
__ ＜ ｀` ／
｡+ ‘´ ｀`丶､ ー――ｧ
／ ｀ヽ ⌒ヽ
, ' ＼ ∨ `､ ＼
ヽ ∨ ', ＼
/ ', i {￣
. |､ ./| } ： .i |
| | `､ /｜.∧ ,' i ﾄ､|
N ∧_ﾉ_ `､ / .!/ ', ,' ヽ:. ｜
ヽ { ￣ ヽ/､＿_ ∨ ./ ./ ＼ .|
＼| ￣ ／ ／| / .:l＼|
ｰ=彡ｨ' ).ﾉ ／ |
＼ ｰ , ,､イ／ ./| / /|/
＞ - -=ﾆﾆニ` ｰ-､ / ﾉイ /
人: : : : : : : : : : : : : : : : :ノ:ヽ_ ∠イ
／{: : :ヽ: : : : : : : : : : : - ': : : : : : ＼
|::::::＼: : : : : : : : : : : : : : : ; : ' ⌒ヽ} ＼
∨:::::::::.....ｰ- :＿: :_ -‐ ´::::::::/::::::∧ : .＼
}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,' :::::::::: ',: : : : .＼
|::::::::::::／＼:::::::::::::::::::::::::::::: i ::::::::::::: ', : : : : : .＼
|:::::::／ ＼:::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::: ', : : : : : . ｀ー- . . . __ . . -‐: : :
|_／｀`〜､､ ＼::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::: ', : ー- : : : : :-‐: :´ : : : : : : :
八 ｀`〜-＼::::::::::::::ゝ､:::::::::::::::::.`―=ﾆ二: : : : : : : : : : : : : : :
ゝ､ ＼:::::::::::::::＼::::::::::::::. ￣￣￣￣￣￣
∨ ｀`〜､､イ`､::::::::::::.
∨ 八:::::::::::::.
∨ ＼:::::::::.
/＼ ｰ=彡:::::::＼::::::.
/ ゞ -=- ･'‘´ ..::::::::::＼::.
/ ..::::::::::＼
/ ..::::::::::::',
/ ..::::::::::}
┌───────────────────┐
│―――小さな、安いプライドではあったが │
└───────────────────┘
.
┌──────────────────────────────┐
│しかしそれを失っては、本当に私が存在する意味が無くなってしまう ....│
└──────────────────────────────┘
. /:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .:/
∧: ∨ ゞ-:::ﾉ ' ヽ:j ゞ-:::ﾉリノ/:
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.|
!:/;;/|:∧ ; /: |ヽｊ
,.-―――.＼ ＿ _ ｲ -‐ '’ヽ
!＿ ￣￢ー- ..＿ -―=＝＝＝ﾞ、
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
. ／￣￢ 、 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ ＿ ＿_ｰ ､ ￣ー=三三三三三三三三三三ミﾞ､
{／ ￣ ‐- _ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿ヽ
┌──────────────────┐
│この身を支える唯一のよすがなのだ .│
└──────────────────┘
.
┌──────────────────┐
│そんな私の葛藤を見抜いているのか │
└──────────────────┘
' " " ヽ
/l " " l
| / " " " |
| ./| i / /＼ .|
|/ .! / /! /| / ヽ ＼ " " " |
| ハ/ X | / ＼〈_＼＿、 " ! !
V ﾊ ヽ|/ , ´＼ ｀＼ー--|､ ! お前が俺に会いたくないのは承知している
| K┬､ ./ ｀ | __ |
'J ゝ'- ｀ヽ ＿＿＿＿ | ",|､ヽ " !. だからこれは、単なるオレの好奇心だ
| / ｀'ｰ'‐―- ´ | | ､! | !
.! / | ヒ // l 悪いな
', ./ Vﾝ / " !
./ , _ｧ ﾊ " l
∠ へ＿＿＿ , ' '. " .ﾊ
／'. ￣ ／ ', , ヽ
／ '. ＝=ｧ ／ ', / ヽ
イ ／ / / 丶 ﾍ ヽ
/ ／ _ / / ﾍ ﾍ ヽ
/ ／ / ／) / l ﾍ ヽ ヽ
／/ l:／／ / l ﾍ ＿ ヽ ﾊ
/ﾍ ;l /::l l ` ー/ヽ- l ﾉ-/l￣/ヽ ﾍ l
/ l .l /l:ﾉ l / 从 l /l/ l/ ﾍ ﾍ l
/l l/ l メfﾓミzl/ﾍ l ィf禾芽气 il
/ l ヽﾊ弋:::U::ﾘ ヽ/ 从::刋::iﾉ/ l / いえ……お気になさらず
ﾊ ヽ `¨ ¨ / / /
从 ゝ lト＼ ` ／イ/／
／ ＼/ 从 、-ー、 / /ﾊ
／/////＼__／ ＞ ￣ イ 从ハ入
/////////／二二二≧二二二ニ≦二二二二＼
///////／三三三三三三三三三三三三三三三
.
／: : : : : : : : : . : ／ :' ;: ミ |
. / : ／: : :／ : : :彡/ . / . : : . .: ;' ミ }
/:／/: :／ 彡 : : : / 彡/ 彡: : :ミ ､ ; :; ミ
/／/: : ／ : : /. :__/. ::／ヽ: |＼:; ミ ′
. / /.:／/: 彡/／ /:／: : ミト ;: ､ ミ /
/ / /:／./┬く:|/ヽ ＼|: :'_、 ＼ ﾐ/
| // {: :|: :ゞ<＼ハ ／.:￣: ,: ＼ }＼⌒Ｖ 何しろ今のお前は、有史以来初めての状況に置かれている
l/ : :| : : : ≧く.:} / :.ｘくｱ二二ｱ | /.:}
Ⅵ: . . : :// ヾ :' ;: |_/.://. こうなった時の使徒がどうなるかは、神ですらご存じなかった筈だ
ヾ: : : : : :// ,: ;: __／/
＿_ : : : : // .: :' /:-イ
／: : :.∧: : /厶イ＿＿; / ハ
／: : ／￣￣￣}ｌ＿＿}ｌ:_:'） /} : : :.
. _ .. -／: : : / -―‐´┬＼＼.; .: :|" / : : ｌ＼
_ .. -‐. : : : : : : : : : : : / ＿＿＿＿__＼;;>ヽ／.: :八/} : : ｜: :＼
: : : : : : : : : : : /: : : : :/ ´ }l l ＼_ｿ: : / : : : |: : : : :＼
: : : : : : : : : : /: : : : :/ ー―― …ー ､_ｿ: : : / : : : : |: : : : : : :＼
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,．-,r=‐'⌒'=‐＜
, イ " -‐- ,_＼
/ ｀ヽﾍ
__L__ __ ヽ、ﾞﾍ
, イ´￣＿..￣｀ '´￣ ｀ヽ、 ヽ }
／,ィ''"~ ／⌒ ＼ ヾ
／ ' __ ヽ ヽ
／ ´ ＼ ' ﾍ/
イ´ ｀ , ヽ ' ヽ
/ , ,' .i i 、 ヽ | i
,' , ./ | :| | ヽ ヽ .', | |
{ .| .| | :| ハ .', ', } .| !
! .| .| |ﾆ=|､ .ﾞyﾆキ―-､', ,' ! ハ
ﾍ! ', 弌仆ｔヽ、 ｨf乏ぇ、 .| /r-、 / ./ ……そうなのでしょうね
ヽ 、 ! 込;}ﾞ ｀ヘ/乂い } ﾉ | /ァ-､', ./ /
ヽ ヽ ,`､__,, `'"’, /! ./ ,'. !j ./ ﾊ
ヾlヽﾐ ￣´ /ｿ 从'＞'"＞' ｜|
ヽ、 ｀ ,ｲ／〃 ／ .l､!
| ヽ、 、 '／ |"´, ﾍ/
ヽ| .ヽ ￣｀ イ ﾄヘ 从
｀ .｀ぇr‐.＜ _,,ｨ| ｀ﾞ从ヘ
|＿,,,... -‐,i彡ィﾍ
.
┌──────────┐
│嘆息する │
│嘆息しか出来ない ..│
└──────────┘
／ / 从 ＼ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
.′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-＼- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ﾊ／ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ﾊ Vｨ＿＿, ＼|､＿＿＿ /／ ,/ V:::::::::::::::（::::::!|
l ゝ ＼ ￣ ￣ イ ／/ ) |:::::::::::::::::::＼ |
「 ` ヽ ／jｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
ﾊ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. - - ..イﾊi!:::::::::::::: //
｀ ． ｀ . '′ | ヾ.::::::::::::ﾊi
r'⌒ヽ. 彡 ＞- r_ﾉヽノ＼／| ∨ゝ::|
(´ ｀) .)::::::::::::::::::::::::::::::{. `
. ゝ,___,ノ´ .ノ:: - ― … ...－::` …‐- ､
_ .．' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
::::::::::::::::: /::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
.:::::::::::::::::ノ::::::::::ゝ::::::::::::::::::::::::|:::/:::／:::::::|
.::::::::::::::::::/| _:::ノ￣ ｀ヽ _::::::::::|/／:::::::::::::|
/ノ ヽ:: |.':::::::::::::::::│
┌──────────────────────┐
│このような状況が有り得る事を想像した者はなく ....│
│まして私がそうなるなどと――― ..│
└──────────────────────┘
.
┌────────────┐
│しかしアカギは微笑して .│
└────────────┘
| _ ／:: / ／:::: / ／::::::: :::::＼ iヽ i、
r'´ l |::: /／::::｀ ソ. ／:::: ::::::ヽ i,:::ヽ i、
i .:::l | :/､,_:: ノ :／::ヽ ::::ヽ: i,:::::ヽ i､
| ::::::l | :ヽ､｀フ／-､_ :::::ヽ ,r:'::´､ :l:::::::::ヽ :l
i ::::::l :| .／､ 弋ソ｀ー､::ヽ ,r'´:::_,:::rヽﾄー─-
.i, :::::::l | ｀￣"''::::'::´:::.... .. ....;'::::'"´ '心'. l| _, r::'´
ヽ :::::l | ::::::::::::'''' :: |::.''''::::｀￣""￣::::::::::::::
ヽ ::::i | :: |::::::.. :::::::::::::::::::::::::::::/
｀l ､_l l :: |:::::::::.. ..:::::::::::/
| ヽ.l :: |::::::::::::.. ..:::::::::::::/
/| ｀|. :: |::::::::::::::::.. ..::::::::::::::/ ―――生きていて良かったな、できない子
. / | l'i .. :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::/
. / , l |:::ヽ. ヽ,,,_ :::... :: |::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
/ | .l .|:::::ヽ ￣''''' ー､:: |＿:::::::::::::::::::::/ ヽ
. / |／| |::::::::ヽ :::::｀::´: ￣´:::::::::/| ヽ
/ |::::::'|:::: ::::ヽ ,,,,,, ::::::::::::::::::::::::::/::::| ヽ
|::::::|:: :::::ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::/::::::::| ヽ
┌──────────┐
│そう言ってのけた ....│
└──────────┘
.
／⌒
（(＿＿__⌒＼ノ＿_
(＿＿＿＿＿) ＼／￣＼ ＜￣｀
⌒ヽ __＿ ⌒ヾ:..:／¨＼ ｡
_／＿＿＿V⌒ヽ ＼ ＼
─ ﾐﾒ､::. 丶 ＼
／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ）レ ﾟ i | ＼ 人
. ／ | ⌒ ﾟ l Λ , |丶 ＼_
. ／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
. / 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ|
. i / ,以 ´ 辷ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ ……本気でそう思っているのですか
从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | /
＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′ アカギさん
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:|
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
┌──────────┐
│知らず怒気が浮く ...│
└──────────┘
.
┌────────────────────────────────────┐
│今の生に意味があるのかどうかすら分からぬのに、それが良き事であると――― .│
└────────────────────────────────────┘
＿＿
／ ／⌒ ___
___＿( (＿＿＿⌒＼ノ＿＿
｛＿＿＿＿＿＿)￣＼／￣￣＼ ＜￣｀
⌒ヽ ＿＿ ⌒ヾ::...::／￣＼:. ｡
_／￣:. .. .:⌒V⌒ヽ ＼:. ＼
￣￣￣￣￣ミメ、:.. ＼:. ＼＼
￣ . ┌───────────────────┐
＼／ :: |:. │断言出来る根拠がこの男にはあるのか .│
／ |:. |:. └───────────────────┘
｜ ﾟ｡ |:. |::. ＼ 人
／ | 。 | Λ:. | |＼ ＼
. ／⌒/ | | :| |＿ノ |: / V. 八 ＼⌒
/ :| |＼ 斗 | l l レ'⌒ ノ }::。 ＼ ＼
ｲ|_ /￣＼ Μ .| l | | | /⌒ } . Λ::。 ヽ. ＼ ＼⌒
/l| / 从ﾊ:./ 斗r七さｱ 乂| l Ν__) / / /{ |::| } |＼ ＼__ノ|
|∧ｌ|′ ,斌 ´ 辷シ ｜/ / ｲ / {::{ |::| ／| | ＼＿ノ
| 从. _ツ И/ 仄::.:. /! {::{ |::| ｜ | /
＼Λ V::.:.::彡ｲ::! |└┘} | ｜′ ┌──────────────────┐
〈:八 V⌒ヽ |::| 「:「￣＼｜ │私には見えぬものが見えているのか ....│
- ‐ {'⌒ |::| |::| )| └──────────────────┘
Λ ＿ -ー ￣￣￣＼. |::|
Λ ＿ -‐ ＿＿-=ﾆ三三ﾆ-_ ＼
＿ -‐ ＿_-=ﾆ三三三三三三三ニﾆ-＿＼
. _ -‐ ＿_-=三三三三三三三三三三三三三三ﾆ､}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐￣￣￣＿＿＿_ ｀ヾ三ニ{
. /三三三=‐￣＿＿-‐=ﾆ三-＿｀ヾ=ニニ‐_ ＼ﾆ!
/‐￣＿ -=ﾆ三三三三三三三ﾆヽ ヾ三三ﾐヽ ｿ
┌────────────────┐
│有史以来、初の現象に対して？ │
└────────────────┘
.
┌───────────┐
│しかしアカギは平然と ....│
└───────────┘
｀ヽミメ、 . -‐,=‐
. . .-‐‐ミ i! Y i! 厶イ_＿
∠..., =‐- i! i! i! i! ＜´
.ィ´ i! i! i! i! i! i! i! ヽ
. , ′i! i! i! i! i! i! i! i! i!.!
/イ i! i! i!ｨ i! i./::､ i! ﾄ､ i! i! !
/i!.／/i!./::iメi/:::::::,ﾒ､「ヽﾄ､ i! i!j 死ぬのはいつでも出来る
/イ i!/! /==｡=､:::::.=｡==＝:i!,...i! |
ｊ/ j/ i::｀:‐:/:::::::: ｰ一.:´:|ir, }.| 生きている事には無限の価値があるだろうさ
i:::::/.::::::、 .::::::|Lﾝii|
i: ｀‐――一'.;.::::ハ.i! ｊ;＼
､ ー ..:::::／; ヽ:{;;;;;;;ﾄ､__
. -=''7ﾍ.....:.:::::／;;; ' ｊ;;;;;;;j;;;;;;;
-‐'";;;;;;;;;;/;;;;;;ヽ .イ;;;;: ' /;;;;;;;;|;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;|:.:;;:::' /;;;;;;;;;;;!;;;;;;
┌────────┐
│そう言い放つ ......│
└────────┘
.
┌─────────────────────────┐
│呆気に取られる私に対し、アカギはさらに言葉を重ねた │
└─────────────────────────┘
_.. -‐ ￣ ミ､
_ 二ﾆ= ＼
／＿_／ " ヽ
／' ´ ／ ﾞ l
／＿ " ﾞ |
／／／ ﾞ |
/／ / " ﾞ j できない子
/ / ／" ﾞ ,.-く
/ ／７ / " " ヒ }、. お前、オレを倒す事は諦めていないのか？
// / /1 / " " ､ ﾞ ヽ ∨|ｊソ:ﾊ:＼_
j/ / / .| ｲ .:i ./| /＼ ﾍ､ |ヽ|ﾘ_／ハ､ : ＼
_| /':´|"/ | / | /:::|" | i::::ヽﾍⅣ .ﾊ : : : ∧: : : :｀: : . 、
. ,. : ´: / : : !/ : ﾚﾍ:./ | /| ｌ ＼ / ∨: : :∧: : : : : : :
／: : : : : : : : :|. : : : : ∧ / :| l / :| : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : /: : : : : : |: ヽ ｰ:し'=＝'´/ j: : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : : /: : : : : : : |､ : ヽ ー .:' _/ : : : : :|: : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : ト. ._. ＼ ／ ./ : : : : : :|: : : : : : :
.
┌──────────────────┐
│その問いに対しては、小さく首を振る ....│
└──────────────────┘
丿 ｀ ::::...... ＼ ＼＼
／ ＼::::::::. . :. :.
￣｀ / ﾟ .:::::::. | | |
＼ / ﾟ ::::::::. | |.ノ
. / ＼ ｝:::::::〉 八 |
/ ＼. |::::く ＼ ｜
. ′ |＼:::.. | |＼|
V/⌒ヽ ′ ﾟ｡::::. ′＼ | |
| | | | (＿, / /Λ::.| / ＼| ……もはやその行動に意味は失われました
| | | | /l / | |::|／
| | _,Ｌ斗匕 | | ノ 八⌒V' |::| 故に拘泥する意義を見出せません
| | l | | _L斗ｧ | | ＼ |::|
| | l |ﾉ ,√ス刎 八 ′ /＼＿|::|
|八 . 卜、 И/ V / /V::::::::::::::}::}::::........ ＿
. ＼＼ ′ / |::::::::::::::::ノノ:::::::::::::::::::::::::ﾟ:::::...
＼＼/ VＬ_ _ - ｀ヽ|＼|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ..
丿 ≧ _／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.。
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.。
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
ﾟ.::::::::::|::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ﾟ.:::::::::|::::::::::::::/｜:::::::::::::::::::::::::::::::::＼:.:::::::::::::::::::::::::::::::::|
ﾟ.:::::::|:::::::::::/ |::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::｀Y::::::::::::::::::::::::::::::｝
.
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
7 " " ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ r‐ ' _ノ
! " " /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N ＿ ) (_
| "ｎ l =｡== _ ,≦ﾊ! （⊂ﾆﾆ⊃)
|."しｌ| ￣ ,._ ∨ ｀二⊃ﾉ
| " ﾞハ ー--7′ （( ￣ そう、か―――
r'ﾆﾆヽ._＼. ¨/ ;;
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l /￣｀Y´
. |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ﾞ/
|｀/| /〃 / ,/＼ ゛ ﾞ }: : :.i
|/ .|｀/'ｉ ﾘ 〃/ｉ〃/ ＼∧゛:} {＼ ゛_.: : : :|
|/ |:∧}八} | ./ ヽ ＼＼: : : : : : : ､: : |
}ﾊ ___ ﾚ′ ＞-ヽ 丶、: :}: : : : :|
'∧ヽ弋ｩ､ ∠ __＿＿_ ｉ: :ｉ⌒ヽ: :|
{ハ ｰ-/ 弋^“´ _. イ |: :|爪 |: :.| 妄執に囚われるパターンもあるかと思ったが……
i :/ ￣ .|: :|じ ﾘ: :.|、
' / }_ﾉ.イ: : : ハ お前が賢明で良かった
∨ .. -‐- ﾉ､i: : ' : : } i
'ﾍ´ ‐- ..＿ __, ／ :∨: ｉ:.:/ .|
＿＿ ／ ',: :/ l＼
∧ ヽ::::ノ ／ ∨ | ＼
／ .∧ ／ / .|
／ / 丶_ . イ / |
／ ./ } / .|
／ / | ./ |
／ / :| / .|
.
＿_／`ー――‐- ､＿
＿＿＿＞ ＜￣｀
（＿_＿／￣ ￣￣ミメ、V⌒ヽ ＼
⌒ﾌ ＼ ＼
⌒ヽ ｝ | ､
／ ｛ ｛ / :｝ | ＼ ＼
. ／⌒/ ｛ ｛: / .′ | }⌒ヽ
ｲ| ′ ｛ ｛: ／ / :| 人
从 / 、 / }乂 ／ ヽ,
/.:| / ｲ|.:ｉ ＼ ∧ ヽ ∧
／: :ﾉイ＼从:ﾄ､,, ＼ ; ／ / :ｌ| } ∧ / }
. ／: : : : :ノ { t:ﾂ＾ 、 ヽ ｉ | ./: : ﾘ .| }/
. : : : : : :∧ } ｌ| | . : : :/ Ｎ 失望させましたか？
. /.: .: .: : :/.八 ､ _ ﾉｲ ﾘ | ／ . : :/ ｉ｜
/.: .: .: .: （: :心 ＿ / /l | ／.: .: :／{ | |｜
. ′: : ／ ）l: :ﾊ ___⌒フ .／/l |:.:.:.:.:.:.:／ ＼ l ∧|
. { |/ ∠.,,＿_／ ― リ‐wｙ⌒＿___ 丶 /
fﾆ¨￣￣￣ミ､＿_ {::7⌒ヽ::::＼ ）′
_ノ|二二ﾆ=-＿ ｀ヽ二二ﾆ=-､::＼::::ｔ――-､
r―＜￣辷壬三ﾆﾆﾆﾆ=-.:::::::::::::::::::::::::::::.＼::}::::::::::::::::::. ＼
ﾉ.:::::::::::＼ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二 .::::::::ー――――‐
＿､‐-､, -‐ｚ._
＞ ` " " ′.＜
／ " " " " ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ＼
ξﾉヾ､ γ-､~`ヽ､'" ",.",ｨ ﾊﾞ ,ﾞ ﾞ ヾ
`ヽ､ `=., ,ｲ | | i!' /-Ｋl/ Vｌﾊﾞ.N
~ヽ､_ `-< !_ﾉ |: l =｡== _ ,≦ﾊ!
~ｯ､_ ヾ､._＿,,ノ:ｌ| ￣ ,._ ∨
.,;;,ﾍ ,,＞-‐- ､ｰ､ハ ー--7′ いや
;il|||!ﾆ/ ' ; ｆ"i ヽ. ~`く"￣`ヽ
ｉ|||||!‐ﾍ ,, | | i>､._ﾉ ....::::! むしろお前が冷静で安心した
l|||||;ﾆ/ `＼ ｰ' ノ::､::::::::::::::;ノ
ｌ|||||i-ﾍ `､ー‐´:::::::;;=-tT
!l|||i;ﾆ;|.`ヾ.' ヽ､::::::::/
心|i;-ヽ ＼ .' _ ` ､'
`'!|jミ`､ ＼ ｆ `. ヽ
`!|i|i;ヽ ヽ!_ﾉ ﾉ
`!l||li;`ヽ `ー-'"ヽ
!|||||||ｌii;` ､!_;!_,,ﾉ
.
┌─────────────┐
│言ってアカギは席を立つ .│
└─────────────┘
∠-'';::／ ,∠/ .／:: ::＼.ヽ＼ ヽ ヽ ＼ ヽ. ＼
::::r''∠- '´:∠ -ﾍ::....... ,...:‐''７,ゝl‐-ヽ} ﾄ､ lヽ. !
:::l::::-==＝ﾓ＝= _::::／:::::::::/_ ` ／ ,ﾍ. | ヽ |. ヽ.!
: |:::: ｀ ー‐=''"::´:::::::::::::/ﾆ´＞,'／ ヽ | ヽ! ﾞl
::|::::: ..::::::::::::::::::::::/ ﾊ ヽ!
:|:::::: ...:::::::::::／::r:::::::i_: ,'l } 知りたかったのはそれだけだ
|l:::::: ｀＿＿::: /.|′
iﾍ::::.. ￣￣ ｀ヽ ./^' 息災でな
:|::ヽ:::.. ‐＝=;; /
::l::::::ヽ::.. ::::::: / ,.､
:::l::::::::::＼. / ／.:/:ヽ.
::::|:::: :::::::＼. ,ｲ ／....::/::::::::ヽ.
＿ 、 ィ
. ≧⌒ ｀‐イ⌒≧
. ／´￣ ｀ ＿ ＼
// イ´ ⌒ヾ―- ＿
. / ／´ ／ , -‐- _ ﾆ= 、
/ / ィ / ／ ｀ヽ
. /ｲ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l }
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / '
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ｲ /
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′弋_ﾀ / /
} .∧ } {、{ , ／{ /
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/ はい、アカギさんも―――
} ﾚﾊﾍ ヽ、 こ⊃ ´
}＿ ≧ｭ _ イ
ﾉ三≧ュ＿ ィ/
.
. / ヽ、
ム ､ﾍ
│ / /| /ヽ ', |ヾ
│ /| / | / Ｖ ﾄ､ ', |ｌ│
. | i j / レ'｀ヽﾚ メ´ヾﾄ、 i | | |
. }-‐| ﾊ/-=r ｭミ ｀ ´ _＿＿_ﾏ l | | ただ、できない子よ
{ {ﾊ/ｲ `ｰ-¨-‐'｀ l .l 弋‘_彡‐ﾍl| ﾊｊ
. ＶヤＶl |│ ﾊ / お前に一つだけアドバイスを送ろう
. /^ﾍ二N |│ / ﾍ-､
ﾟ７ ./ ∧ﾄ、 _ | | , ./ .ﾊ ﾍ、
/ .∧ ﾍ ---→Ｖ‐-- / .ﾊ ＞ ､
. / ∧ ﾍ ＿_ / } ﾊ ＞.､
/ .∧ ＼ ,ｲ .} ﾊ ＼ ｀ヽ、
∧､_ ＼ ／ } ,､ ﾊ ヽ、 ヽ
, -、 ∧ ｀ ｰ､｀¨ ´ ,-‐''" } ,ｲ ヽ} ｀ 、 ∧
,.イ ｀ヽ ∧､_ ／} ,.ｲ } j ﾊ
イ ｀∧ﾆ≧ｚｚｚｚｚ≦三:}／ j ﾊ
∧三三三三三ﾆ:}､ j .ﾊ
／.∧三三三三三ﾘ. ＼ ｊ |
／: : : : : : : : : . : ／ :' ;: ミ |
. / : ／: : :／ : : :彡/ . / . : : . .: ;' ミ }
/:／/: :／ 彡 : : : / 彡/ 彡: : :ミ ､ ; :; ミ
/／/: : ／ : : /. :__/. ::／ヽ: |＼:; ミ ′
. / /.:／/: 彡/／ /:／: : ミト ;: ､ ミ /
/ / /:／./┬く:|/ヽ ＼|: :'_、 ＼ ﾐ/
| // {: :|: :ゞ<＼ハ ／.:￣: ,: ＼ }＼⌒Ｖ
l/ : :| : : : ≧く.:} / :.ｘくｱ二二ｱ | /.:} もしお前が何らかの指針を求めているのなら―――
Ⅵ: . . : :// ヾ :' ;: |_/.://
ヾ: : : : : :// ,: ;: __／/. 自身の生に迷いを覚えているのなら
＿_ : : : : // .: :' /:-イ
／: : :.∧: : /厶イ＿＿; / ハ
／: : ／￣￣￣}ｌ＿＿}ｌ:_:'） /} : : :.
. _ .. -／: : : / -―‐´┬＼＼.; .: :|" / : : ｌ＼
_ .. -‐. : : : : : : : : : : : / ＿＿＿＿__＼;;>ヽ／.: :八/} : : ｜: :＼
: : : : : : : : : : : /: : : : :/ ´ }l l ＼_ｿ: : / : : : |: : : : :＼
: : : : : : : : : : /: : : : :/ ー―― …ー ､_ｿ: : : / : : : : |: : : : : : :＼
: : : : : : : : : /: : : : :/ ＿. - ―┘: : /.: : : : :｜: : : : : : : :
: : : : : : : : /: : : :_:/ Ｙ´:ヽ／: : : : /: : : : : : :|: : : : : : : : :
: : : : : : : /: ／: | . : / : : : : : : / : : : : : : ｜: : : : : : : :
ヽ:. : : ＿／: : :｜. . : : :/ ／: : : : : : : : :|: : : : : : : : :
.
_.. -‐ ￣ ミ､
_ 二ﾆ= ＼
／＿_／ " ヽ
／' ´ ／ ﾞ l
／＿ " ﾞ |
／／／ ﾞ |
/／ / " ﾞ j 神々に会え、神々に救いを求めよ
/ / ／" ﾞ ,.-く
/ ／７ / " " ヒ }、. 神以外にお前が求める答えを持つ存在はおらぬだろうよ
// / /1 / " " ､ ﾞ ヽ ∨|ｊソ:ﾊ:＼_
j/ / / .| ｲ .:i ./| /＼ ﾍ､ |ヽ|ﾘ_／ハ､ : ＼
_| /':´|"/ | / | /:::|" | i::::ヽﾍⅣ .ﾊ : : : ∧: : : :｀: : . 、
. ,. : ´: / : : !/ : ﾚﾍ:./ | /| ｌ ＼ / ∨: : :∧: : : : : : :
／: : : : : : : : :|. : : : : ∧ / :| l / :| : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : /: : : : : : |: ヽ ｰ:し'=＝'´/ j: : : : : |: : : : : : :
／: : : : : : : : : : /: : : : : : : |､ : ヽ ー .:' _/ : : : : :|: : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : ト. ._. ＼ ／ ./ : : : : : :|: : : : : : :
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┌───────────────────
└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
.
┌─────────────────┐
│確かにアカギの言には一理あった ....│
└─────────────────┘
. ィ: .￣. :｀ヾ）_
＞彡: 〃 〃 〃 ｀ヾ
／イ: 〃 〃 〃 〃 〃 :
／/:／.:／:/ {:. |.:/ 〃 i
／ /ｲ ／ﾊ'/∨＼乂:. 〃:|
/ |/ 〈 |ｨｧ才 ﾘハ 〃 !
′ノ え〃 ! ､、
,.`￢__ ハ从ﾘｲ: ＼
／ :j ｀ ／ ://ﾊﾘ ＼
／ ／i`ｰ=升 : .:/ ∨＼:. ＼
／ ／/ / ＼ﾍ:. / ∨ ヽ ∧
ト､ ／ / /／＼ ヽ / ／＼〉ヽ ｀ヽ :/ '.
l: Ｙ: |′ |∧.|三|/ !| : / /:!
l: | .:|| | :|三|:. :.|i :/ / !
ｌ: ｉ ｉ : |ｉ: :|三| |二二|:.:|| / / :l
l: |! .|:|:.|! :|ニ! | |:.:ｉ||/ /:. .:l
ｌ: |! :.:|:|_j :|Ⅳ :! ! |! : / l
l: :! .:|:|{ :j/ :ii: /. l
:l: :∨:.!:|:ﾍ :|i __＿＿ ∧{ l
ｌ: ∨ |_/ ｀ー＝ 》二 ＿ / ∨ : l
:l _＿Ⅵ＞─＜ {{ :∨∨:／:∠ : l :
l: しﾍ、￣二ニ≠┬ニ二￣｛ ﾚ′/ .:l ｉ
l: ーﾍ 厶ヽ､、 // ／/ハ、ｊ7⌒ヽ l.丿
∨ :ヽ' : ＼三{{三三}}三彡' : ／ : /}
＼ :＼ : : : :｀７7¨´: : : :.:／ : ／:ﾉ
．: :´ : ＼ :＼: : ://__: : : :／ : ／:／
.
┌────────────────────────┐
│私一人ではこの状況をどうする事も出来なかったし .│
└────────────────────────┘
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┌─────────────────────────────┐
│アカギという究極の使徒に会ってすら解決の道筋が見えぬのなら │
└─────────────────────────────┘
.
┌───────────────┐
│神々のお知恵を借りるしかない │
└───────────────┘
ﾍ ﾍﾍ 、‐-, ／//l/ l/
l＼.≧ .、_ _ ィ≦/l
l:ハ:}'///-‐-///,{ゞ'
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..フ /´ , .─l///////////////////////＞ ´ {'∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧'} ｀ ＜'///////////////////////,ｌ l_l､ ヽ. ヽ
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┌──────────────────────────┐
│私にその資格があるかどうかは置いておかねばならぬが .....│
└──────────────────────────┘
.
＿ , ------
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l::::::::::::i::::::l::l::::::l::::::::l::::lノι＼::::::::l l::l 丶;
l:::::;:::::.l::l┼ｌ－トl:::::l:/_⌒-－l:丶::l .l::l
.l:::::l::丶｀-┬┬l:＼l -┬┬. l::::::/ l/ さて、それでは何処の神の元へ向かうべきか―――
丶::丶::丶 ｀´ .l/ ｀´ ｌ::::/:l
丶l:l丶: l::/:::l
l;l l;;l:丶 ／//从l
┌―l:::l｀ - イ:::::/:l-－┐
│......ｌ::l ┴..-..┴ l:/...........l
l......│ l...........l
┌────────────────┐
│―――その答えはあっさりと出た .│
└────────────────┘
.
┌─────────────┐
│十一柱が第七位キル夫様 │
└─────────────┘
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
_.. -─‐-..._
.｡s≦ ヽ
／ ヽ
／ .｡s≦¨¨￣￣＞､ ヽ ＼
＞''´ ヽ ! ﾍ
r ´ _,,..-ｧ_... -‐､ ヽ ',
､ _.. ＜´ゝイ ヽ ',
{ ヽ＿,,,... -‐ ´ ＞, ´ ＼ |
}'/ __ ､..:::::＞ ´ {;;;' （ (::::) ） ｀＜ |
//..:: ￣¨¨){ ﾍ:i i （ (::::) ）ヽ ./
,.' /¨ ｀ ‐-.、 i ﾏ ﾍ い ﾏ |/
__,.ｨ! ´- ｀''‐--､! ﾍ ﾏ ', マｚ-､ ＿__,ィ ,,,', |
r''´, -,' ヽ＿ ,' ',. ﾏ ', ゛''＜∨∨／ ,,／ |
| .(._{ }──'{ ヽ ヽ ヽ ￣ ｡s≦´ ,'
', ( ヽヽ ...＿.ノ .! ﾏ ﾏ ﾍ ｀ ¨¨二￣￣ ＿_,,,..｡s≦､
.ゝヽ_｀¨'''ﾆ) ! { ', ヽミニ=-- -‐''´ ¨ヽ
_.｡s≦:,.' ヽ ニ／〉 !. ', ｀''ヽ _,,.. -‐ -─<
／; ; ; ; , ' ／: ,' .|. ﾏ ｀二ﾆ=- _... -‐ ‐''´￣ ＞､
／; ; ; ; ; / ／: : :/ .', ヽ ﾍ
／ ; ; ; ; ; ; { _, ＜ : : : ,' ﾏ､ ゝ-- ...,,,＿ ＿_,,,... -──/
／; ; ; ; ; ; ;_｡s≦: : : : : : : ,'| ﾏ. ヽヽ､ ￣¨¨ ''‐-‐'' ´ _..｡s≦¨ヽヽ
; ; ; ; , ＜´ : : : : : : : : : : : /} ﾏ ｀'' -── _... -─ '' ´ ＿_ﾍ
; ; ／ : : : : : : : : : : : : : : /:: ! ﾏ ＿... -‐ ''´ ヽ
／ : : : : : : : : : : : : : : : /:: : ﾏ ヽヽ､ ＿... -‐ ''' ¨￣ >
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
.
┌──────────────────────────┐
│かの神は己が世界において、謁見を望む者に試練を与え │
└──────────────────────────┘
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
.{! ,′／ ／ ＼ {:.､ ﾍ
','.､ ,ｲ＜ .＞.:´ ｀':＜. ﾏ} .!
ﾏ}¨ヽ ,.' ／''´ ｀＼ ', .!
ﾞ| ﾍ | ／;' ＿ ﾏ、 ', |
.| } /i /: :! γ ヽ _______ i ﾍ ', |
卜、_ | | / .,': : { ’､ ’ ﾉ ｨ__ｔiiii___i} :} i} ',!
ゝ{ ヽ| | { {: : :{ ￣ } ′ }
＼ .| ﾍ _.. - 、 { ﾏ : :', ＼＿＿＿＿＿＿＿／ ,' .i
｀| ｀≧¨´ ヽ', ﾏ ﾑ : :ﾑ ｀=┴┴┴┴┴=´ // /
ﾏ _.. -‐ '' ¨ ヽ__..._ ヽ ヽ: : :ヽ ,,;;/ ′ ／￣＞､
.ヽ _.｡s≦ _,__t＝- ｀ ＜≧s｡.____ _____..｡s≦ ＞ ´ ≧s｡.._
＼ ／ ri" ､ ヽ ＞三三.≦´ .／/ ＞､
ヽ ﾍ'ヽ ﾏ ≧s｡.._ γ´ ＿＞ ´／ ﾍ
/ ﾏ } ﾏ ヽ ≧s｡_ ／ / ﾑ
／ | ,' ﾏ ＼ ､ __.＞ ´ ./ ＼
./ / / ﾏ. ﾏ ｀ ＜ ‐＝＝- ´ ／ ﾑ
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
┌─────────────────────────┐
│見事それを果たした者に拝謁の栄を与えていると聞く .│
└─────────────────────────┘
.
┌─────────────────────┐
│それならば私にも謁見の機会が与えられる筈 │
└─────────────────────┘
＿ 、
_≧⌒ ｀‐ィ⌒≧
ノ´￣ィ'´´ 二__￣ ｀ヽ､
-=´ ／ ⌒ヽ-､ヽ
／ ／ ／ , ｨ ', ｀ヽゞ
/ ／´ / / } } } ヽ
/ / ィ ,' / / ﾊ ヽ ヽ
/ｲ./ ノ / , ' i /i ',
}/ 7 イ ,ィ ／| ,',ｨ l ﾊ } }
/ / / { i { f´ｨ ヘ,,ﾘ i〃 l l∧ ', i. |
, |/i/ { iﾃい心､ / // ﾅﾉ-弋 j i
| , |! ∧{!乂辷ｿ iノｨ/ -=ヤｧr-ﾚ' ﾘ
}ﾊ ∧ /i { : 辷クリ}f^ヾ､
∨ ,. !ﾊ ..-j /ﾊi
} ∧ _ ﾍ ヽ // ﾘ
{ﾊ/ ｝ ﾉi＼ ￣ ／´
｝ 人| ＼ _＿,｡s≦--―-､
／￣￣￣｀￢ｰ-￣ ＿＿＿_ヽ
}=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝- ヽ
／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
i／￣ ￣ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }
.
┌───────────────────────────┐
│神が与える試練は、挑む者によって難易度が異なり――― ..│
└───────────────────────────┘
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┌───────────────────────────────────────────┐
│どのような強者であっても、足腰の萎えた老人であっても、達成できる確率は必ず同一となるそうだ .│
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.
┌────────────────┐
│そしてその可能性は、僅かに１％ .│
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┌──────────────────────────┐
│キル夫様の栄に浴する為には、狭き狭き門が待ち構える .....│
└──────────────────────────┘
.
┌────────────────────────┐
│しかしその程度を突破出来ずして、何の筆頭使徒か │
└────────────────────────┘
／"´
,'/
,、{ { /／¨へ
／ ヽV , イ＜⌒ヽ、
, -‐"´¨匁 ニ二ミ＜^ヽ ≧=-‐
, イ／ , イ ヽ ヽ ￣ヽ、＿__
／ / ／ / ヽ ヽ ヽ´
{ 〃 /ｉ | | | ヽ ヽ ヽヽ
∨. ,' .| | | | ', ', ',ヽヽ
/ ＼{ ! ! | |ヽ ／} } } ヽ!
,' ヽ､才ヽ l 7／ ﾘ l } /
{ { |ィ乏云 ＼ l 斥云ﾊ!从ｲﾘヽ、
|'ゞi {､弋ｚリ ヽ! 弋ｚリ/ }/⌒ヾ
! 人 l ', 、｀´ , /´i< ﾍヽ
. jイヽ! ｝ ', - - { { ﾊ } ヾ
'／￣ヽl'ｰ ＞ .＿,. イ ﾘ '"-―'- ､
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
. ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
┌────────────────────────┐
│１％の可能性であれ、勝算があれば実現してみせる │
└────────────────────────┘
.
┌─────────────────────────────┐
│その覚悟を以ってキル夫様の世界に赴いた私であったが――― .│
└─────────────────────────────┘
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・
: /: : ／￣ ＿＿: :／: : . . . ./／ ⌒:､ ＼ ＿＿ ＿ . . . : : : : : :ー-=: :＼: :｀|i:i:
/／ /: : ／: : :＼/: : : . . . . /. . : : ／ ⌒:. )､⌒ ／ ､ ￣ ／: : : ーヽ: :＼|i:i:
＼|/: : : : : : : : : :}: : : : . . : ′ . . : ' ´ __ノ, ＼ ノ ｀'' ー ｧ''" ＼ . . : :´: : : :／: : :＼ .::i:i:i:
: : |／: : :＼: : : :/／: :|: : /: : : ⌒:､ . . . : : :, ､ ノ ／ -‐ ''ﾞﾞ"ー: : : :..__ : : : : : : : : : i!: : :
／＿＿/,＿ヽ／: : . . . ./: : : : : : : ￣ . : : ≧ ＞ ＼ ￣ ＞ー ､ '" . .: '⌒ ー-- __ノ´
'´ﾞ|/: : :|: ＼／⌒ヽji:i:../: : : :／: : : : :-‐: :_￣: (⌒ γ＾７⌒ヽ . . : ' ´ ..: : : :／: Y´ : : : : __ﾉ´ ::
⌒| |/ ／ : :＼ノiソ´: : ／:_:_ ‐‐ｧイ￣ ￣ ‐- __,'´ __ . . : : . : : }i:i:ヘ､_ ⌒'´＾＿ -‐'"
: : :| /／＿＼＿: : :|／￣ ／: :: : : ′:l: : : : . .__ ノ, ⌒7 ´｀`'' - _＞､. : : }/ : : :: ｀`'" 厂. .: :´ __ノ
: : : : :⌒＼￣＼: : : : ￣メ: : : :|: :/: : : |: . . . ´⌒ ⌒７ ７⌒ ＼. . :´ ＼/､/／: : .: : ／: : : :/⌒ {i:i:i:
／: : : : . .'´＼ }i:: :/:／ ｀: . .: : : : : . .|. . : ´ ／( ｰ-‐''" ＼ . . : : : : : :/,V＼､: : : ./: :｀ヽ 〃⌒: :ﾏi:i:i
⌒＞ヘ＼ー-ヽ}i:i}i:/: : . . | : : l : : : ´: : : : :: . .. ,.:'´ ⌒:. ﾌ´￣ :.` .:､＼/ //, {i:{ /`}ｰｧ=== ｡%ﾟ ⌒ヽ`＼i:
￣ナｰヽ＼＼. :}i:i:〈. :´＼: : . .: /／: : :; : . :'´: : . . .... ノ :､ ,'´ . . .. . :⌒Yi::: :＼＼/､＼/ {// jj／/^弌s｡｀｀`''
%｡: :'ﾟ⌒＼､＼Yi:i:}⌒＞‐:＼｀Y: : . .／／: ／: : :ノ...: ... ノ ハ､ .: . : : ,' ＼. .:ﾍ.:トv'´...}i:i廴､＼＼{/／ソ'ﾟ ｀`'弌ト．
─┐＿┌＼､}i:i:i{‐ ''" .:｀ﾞ'''=Yi:{〃､^}i{／∨ﾉ:. .i.: ::. ,:'´,.:'´. : : :. ,{ ﾉ ﾉ. .: ﾊiY^}/Yi:{＼､}i:{: : '＾ゝ＼}'i:／ ___＼＼
─┴─┴─ﾞYi:i:{二l二l〜__´|i:{'＿ヽ|Y⌒Yiﾘ｀}i}^}{.}{^YYtx、..ノ__(..ゝrffY「ji{ﾞ}{.}i{‐}{‐}i;{┬‐|i:{‐┬┬}i:iＹ エ工工工工工＿＼
.. .. . .,.,. ..,. . .._}i:i:{＿＿___.. .., ﾉi:{.,､､､」乂v:从;;┘;';';';';';';';';';';';';' :.; :.; :.; :.; ;';';';';';';';';';';';'┘ ┴-::∟工工ji:i:{..⊥⊥⊥⊥⊥⊥_＿
ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ji:i:{──‐┘ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ; :.; :.; :.; :.; :.; :.;:.;:.;;';';';';';';'ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ
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ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:┃ ┃.;':.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;;';';';';';';'ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;
ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:┃ ☆６世界 キールフォレスト .┃;';';';';';'ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・....┃ ┃....・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┌─────────────────┐
│試練は拍子抜けする結果に終わる ..│
└─────────────────┘
.
:|:::::_,⊥._:::γ⌒二二ヽ＼ | ﾆ¨￣￣｀ソ:､＼`＜三三＞ﾟ::::::::::'ﾆ¨￣￣｀ ｿ /|⌒|:,ｨ'´ノ⌒)V::::::::::)
:／ ＿ ｀'7彡'⌒ヽ｀'く::::＼| ﾟ＜三＞ﾟ ＼> ￣￣ `＜三＞ﾞ / :| |{''＜__ 彡ﾍ::::／／
′／ ／＼辷__し''"~｀i.:¨￣|＿＿＿＿＿＿＿＿___／＼＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿圦ﾉ° Ｙ彡'／‐-ﾐ
: ( (_､ -弍し' ^㍉ｒ,ﾉ : : ::|.:: : : : : :.::iﾆﾆﾆﾆ- .ｘ=ﾐ笊 ｘ=ﾐ ¨ -ニニニﾆニｉ: : : : |: ＼__ノ.:.:// .:.:.:.:
) ｀i‐/ ｀ｉ乂__-／: : : : :|: : : : :.:.:iﾆﾆﾆ-¨＿／|| ,Ｙ⌒Y, || ＼__¨-ﾆﾆﾆﾆニｉ: : : :|: : : _／.:.:{⌒ヽ､ノ
__ノ ), }｀く＼- _: : : :|: : : : :_､＜￣＿／＿_V人__人V＿＿＼＿￣＞ﾆ＼: ｖ- ＜/:{.:.: : :＼ ＼
.: .: :ノﾍ __ノﾍ `i´)､、｀`〜､、＜三_‐二_-三三弋辻辻辻辻テ三三三-_二三,く) ) )'ﾟ { 乂 ノ ＼
｀'＜ xﾍ ノ )辷ｰ _＼＞｡, ｀`'＜｀'7元元元元元元元元元元元元元元｡＜＞ﾍ ｀弋ノ`'く /／ 〉
｀＞＜_ ´,＼ ⌒ ＼＿)､ ~Tぅ爪/＿／ | |'´|￣＞､ ,､＜￣｀>| :|＿＜＞'ﾟ＼ ＼ ﾉ ノ ノ
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ヽ ｀ア二⌒丶 }ヽ =||<＿／|| |／ | | |─} |＿| { |ー,| :| | ||＼_,／||=|{＿ノ⌒ツ'〜-
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|| -‐… ¨¨ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐‐──────‐‐ ‐ ‐ ‐... / , l、 、 , ､ | ヽ }<
￣ ‐ ‐ ‐ ── ─────────────── ‐ ‐ ‐ ‐....ｌ ,ｨT７T寸寸l |i | | }ノ |
|ハ （● ） / / ,/ﾚ′
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀Y´ .< 「)' /|/
| 失礼いたします .| .ヽ､ ノ ,_,.ィT/
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厶ｲ /:::::::::＼:::ヽ
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￣￣￣￣￣`'―――' ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣`'―――' ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ / /
./ .／/ / .仆
/ ／ ,′ } ＼ /｜
ｰ ´ ｜ /| .ﾊ ﾙi Χ ｜
.,! / |. l V V ＼｜
ﾉ.! ﾊ l | xぁ壬ミヽ X }
´ !´ ハ. ド;Vｲ￣｀ヾヽ. ｀ 、 , .ﾊ
i! ;|. ｀ .| V ﾊﾟCxz::ヾ＼ y'! ./{ .X´
/ ;| .| か::ゞﾂ::::::バ i!,从 / ￣ヽ、 キル夫様にお会いするべく、試練を受けたいのですが……
／ | 1､ .! ゞ.＿_＞' ´ .) ,,x示
｀ｰ――´ ∧ |.!ヽ| ー-‐ ,か 手続きをお願いいたします
1 ﾍ |l. L_x
! .ﾊ .|::'. た_
!人 }从 |::丶 , ゞ≠
´ V| .).从:::::::|＼ ＿＿ --――――
／￣￣￣￣｀￢ｰ----＿― ￣￣＿＿＿＿＿＿＿_
＿}-＿＿＿＿＿＿_ ￣ｰ=三三三三三三三三三
／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三三三三三三ニ＝
／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三三三三三
.
┌─────────────────────────┐
│私の言葉に対し、受付の使徒は唖然として首を振った ...│
└─────────────────────────┘
／三三.＼ ＼
く三三三三/ し ＼＿＿＿
/ ＼三三ｴ/ ヽ ＿＿_ノ
/ /＼〈 ＼ ', ヽ
ｲ / /:: :: 丶 ＼ l ',
ム.i / / :: :: J:: ＼ ＼ | J ト ､＿__
/|/ ./斗≧＝==xﾄ､. 丶..ﾄ ! ノ
／ ｲ Λ::::ﾚｒ=ﾐY } ＼ .ﾄ ＼ | ﾄ￣ ´
. / |:::::ﾍ乂_夕 ノ:: :: :＼ ﾏ＼＼ ﾘ :::::::＼
/ Λ:::: i:: ::￣￣:: :: :: :: :: ＼ V: :＼ ﾒ､ ﾉ＿＿_＼ いや貴女、使徒でしょ？
. / /| i ＼| u 丶 Vu ﾉ｀ー=≦､＿_＜´
/ イ .| ﾄ､ ＼ u ＼ﾚ' イ ￣. 使徒ですよね？
. ! |:::＞ー-≧=- -一 -=≦ イ＼:::::＞
乂. ! ヽ::::::::≧ -- ≦:::::::/::::ノ ￣ -_-. ､
｀ヽ ＼／| |＼/;イ `i 丶
／ ヽ / ＼ _ ,ノ ) ）
-―〈. ＼__／ 〉―-. - --－´, ´
r::::´:::::::::／ヽ / | ヽ. /＼:::::::::::｀ヽ . -－=＝''''' "´
┏ ┓
┃ キルコさん ┃
┃ ┃
┃ 十一柱が第七位キル夫が祝福せし中位の使徒 ┃
┃ 最高位使徒であるキル子とは別人 ┃
┃ ┃
┗ ┛
.
, イ｀ヾ.､::::::::::::::::::::::::ヾ､ ｀ 、
. ／ ,ヾ.､::::::::::::::::::::::::》 ヽ
´. , .／ ヾ.､::::::::::::::〃 u ヽ
／ ／ ,ｨー一"､ | ‘,
_ノイ / ヽ | ', ',
_ ィ ＿｀≧≠=彡^ヽ ﾔ ',. } ｜ .i
￣ .{ ｀下'"ﾞ〃i´oY.} ﾏ ヽ ! } }
. ｜ | 从乂ノ.ﾘ ヽ ヽ ｜ ′.ﾚ
! ﾄ ｜ | {{ ｰ=≠彡 ｀ - _ ｀ ､ﾚ / /
| | ＼} .ﾄ、 ７ー ＝一
ヽ.ゝ ヽ. | ｀ｰ 7 ／ ／
{ 从. ヾ､_ ノ _／⌒ヽ ＜ ＿ イ しかも私なんかよりも、ずっと高位の
乂八 ヽ_ ＞ 、 ｀ ､_ ．＜＿ ノ
ー ＿＿／ ,ー /７´/､- ´ヽ ＿
,.イ:::::::／ヽ. /√/ / / /Y X::::::ヽ
. /ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
. ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
. _ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
. _,,. -‐''"´ ／ ＼ ＼ ﾍ
. ￣￣／ ／ ／ l ﾍ ＼ ＼ ﾍ
／ ／ ／/ l ﾍ ＼ ヘ ハ
／ ./ ／ / l ﾍ ＼ ハ ヽヽ ヽ
. / / ／ l ﾍ ＼ ゝ、ﾊ ', ハ
/ / ／ ／l / l l l ＼ ＼ i ﾊ V}
. l / ／ ／ l-/ .|、 l ,.ｨ≠=ミi＼ ﾍ ﾏ∧ } }',
l / / ／i l/二二 l ﾉ" .frﾊ 》ﾍ＼ ﾍ ﾏ∧,ヽ i}
. l / ﾒ ／ l ／ fｒﾊ ヾ.l / .乂ﾂ / / | i| ＼ ＼
. / i ／/ l 彡ｲ《 乂ﾂ l: :/ ｰ= ./ / i| ﾘ ハ≧=－ え、ええ……
／ヽ{/l l i 弋` ヾ _ ノ .|i/ '''' /イ} ﾘ / ＼ ＼
.l ﾍ k ヽ＼ ＼ ,,,, , ハ/ ／ |i ＼ ハ はい、多分そうですが
l -ﾍ ヽ .}‐一 __ u /} // i! ハ |
l l lli＼ ヽﾄ､:ヽ ｀ ｲ| 〉∧ | ﾊ /} i!
l iﾍ l ヽﾘ ＞ ＿_,.ィ --――-､ .l / } ./ i| /
l/l l .／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ | イ |//
. ヽ l }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､ /／ /
. ヽl ./三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
. ／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
. ／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
i／￣ ￣ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }
┌─────────────────────────────┐
│アカギは別格としても、それ以外の使徒に劣るとは思っていない .│
└─────────────────────────────┘
.
┌─────────────────────────────────┐
│私の強さは、どれだけ低く見積もっても三千世界で二十位以内に入る筈だ .....│
└─────────────────────────────────┘
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
（__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| `"
／ / 从 ＼ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
.′ ' ﾊ ヾ::: | ィ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
/ヽ ､ | | │ /-＼- ヾ／/ | /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| ｀ヽ、 ヽ＼ ／i / /┬‐┬､ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
ヽ ヽ､ノ ヽ_ノL/ ー'´ 〈 l::::::::! /／ ,/ V:::::::::::::::（::::::!| ┌─────────────────┐
i / ￣￣ イ ／/ ) |:::::::::::::::::::＼ | │ヤーン様の使徒、飛龍 │
N | ／jｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ. │できる夫様の使徒、できる子 .....│
_ノ ,. -┐ ＿ ...:::::::::::| rイ:::::::::::::::::::::/ │いかない夫様の使徒、めぐる .│
＿） ﾉ:: ノ ノ::. ｿ .:::::::.: ... ヽ イﾊi!:::::::::::::: //. │私に並ぶ使徒はそれくらいであろう ..│
＼ !... / ,'. / .::: ::::::. （ '′ | ヾ.::::::::::::ﾊi └─────────────────┘
__） i::: ヽﾉ::: / ／ ） :::.. :: 〉r_ﾉヽノ＼／| ∨ゝ::|
ヽ 〈..::. ... `''くo>′ ::::. 〈..:::::::::::::::::::::::::{. `
ヽ ヽ:: ::: :::. 'ー'⌒) :::::: ＞ .… ...－::` …‐- ､
i ヽ.::: .. .:::: ..:::..::／ :::: （::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
｀ヽ､_l! | ＼:::.:.:::::.:::: / ／:ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
L ヽ `ヽ､＿/ | ヽ-ｧ:::::ゝ::::::::::::::::::::::::|:::/:::／:::::::|
|!l ) `ー─一'′l! i_:::ノ￣ ｀ヽ _::::::::::|/／:::::::::::::|
l! ￣￣L -‐､（￣i￣`ｰ一′ ヽ:: |.':::::::::::::::::│
┌─────────────────────────┐
│やらない夫様の筆頭使徒、新城は既に亡くなったと聞く .│
└─────────────────────────┘
.
_ ¨¨¨¨ ‐- _
,ィ'´ ￣ ｱ
／: }} く
/: : : :ｊｊ| | i ､
/{{二=/､! ! ､ ､ | |
/ ,: : :! ! ､ ､ | |
.// , : : :i .i､ ､ ､ ! ｉ
, , i : : ∧ i ､ ＼ i! i よその使徒殿に受けさせる試練なんてありませんよ
i i ≧三三ミｖ ﾏ.込、 ＼ !
i i `ﾄ、{ 0}∧ ﾏﾆﾆ＼ ＼ ! 大体、そんな高難易度の試練なんて用意してるわけがないじゃありませんか
､ | 圦¨¨¨: ∧ i￣￣ ≧=-―‐` ./
i i＼: : ` V ／ ／
∧ i! _ ＞ ∠ _ -‐ i
∧ ! ＼ ｔ っ ｕ i, ､ ,
∧ ! ` 、 ___ ／ ＼ /
∧ .i |`ー ト ∧ _ ／ 〉
V `＾ ＞i'´/く ﾌ、 /＼
ｒ===≦ﾆ ノ /二≧ﾑ ／＼ﾆ＼
//￣￣￣ /{ﾆﾆﾆﾆ∧ ／ .＼ﾆ＼
／/ /ﾆ≧､/ ､.／ ＼ﾆ＼
{ / /ﾆﾆﾆ/ } ｀ヽ!
. / i| ﾄ､/ V| / ヾ 丶 ＼
/ ｌ { l＼ﾄ､|＼､l ＼川 r 、|| ￣
. i | / 乂 l r＝彡′ ﾉ ∨/⌒ v ﾄ､
. l | i |r彡｀ ) ﾊ }
',ﾄ､ 从 ヽ u _ ｲ::| / ′
. ヽ＼ヽ 爪|::l:::| /人|
丶 ⌒´ ′ ! l:::l// そうなのですか？
＼ ｲ |::lノ/
ー- ∧i ﾑ:! ′
〕∧人/ .| ﾚ′
|:::::::::::::::::::::ヽ ＿ __
/::::￣:::¨ ¨::::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
┌────────────────────────────┐
│いや確かに言われてみれば、そうなのかもしれないが――― │
└────────────────────────────┘
.
┌───────────────────────┐
│自らの使徒を無意味な危険に晒す神がいないよう .│
└───────────────────────┘
, ───‐ 、
. 十 ／ ＼ 十
／ ＼ x
× ／ ィ芹芋ﾐ ィ芹芋ﾐ ．
｜ 丨｛//℃ {//℃ 亅 | * 。 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
。 | VZツ ． VZツ |. | できる子、かわいー！ |
＼ ､＿ｎ＿_, ／ ﾟ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
* + ＼ ￣| ｢ ／ * 十
＞ /⌒ヽ ＜ 。
十 ／ / ⌒Yﾌ ＼ ﾟ +
┌────────────────────────┐
│よそ様の使徒を意味無く危険に晒す神も存在しない ......│
└────────────────────────┘
／￣＼
.| |
＼＿／
＼ _＿＿_ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
r‐、 ／￣￣ ￣￣＼ | 全ての使徒に愛を――― |
l ＼ / ＼ ヽ... ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
∨ ＼ ,′ < ⌒> ノ ﾍ _
＼ ＞- i <⌒> i ,′ヽ
＼ ゝ ( ヽ | / i
ヽ `ー ＾ー' |＿＿／ /
) ｀ー一'' ノ ／
／ ／
／ ＞´
.
┌─────────────────────┐
│なれば使徒に試練が存在しない事は必然か ...│
└─────────────────────┘
,、 ＿＿＿ィ
＿＿, zx _∠ ヽ_ , -‐ 三三三三}
＿ ＿ ≦´ ￣｀＜三イ――― ´二二二/
厶_ヽ" -=-、｀ヽ ヽ｀ヾヽ三三三三三三/
, ´ ＼ ＼ ヽ ヾ ＼三三三三/
. 〃 , , { ヽ ヽ ﾍ ' ,三＼三三〈
/ / .ｲ ヽ ､ ヽ i .i ',三三ヽ三三ヽ
. / / .| | ｉ } l i i三三 ＼ 三ハ
. | ｉ | | | | 人 | | |三三三ヽ三リ
. ! | | | | / ∧ | } .| . ∧三三三 ヾ´
ﾊ ヽ l从 |＿|＿/_ ∧ } ｿ ,、 } / ∨三三三ﾍ
!ヽ 弋'' ﾊノ}ﾙ´ヽ从V} / ∨/ / } ' /i ∨三三三＼
ヽﾍ :ｬzヽ ゞ ィチ卞ｱ ﾚ 厂/ ' ,ｲﾊ ∨三＞'''￣
ハ: 弋ﾘ 弋zリ l ,ィ / ./ / Li } ヾ"´ヽ
V } , " } ｨﾍ´ .1 / ｨ.| ｀l ∧
八 ,!" ∨|/レ ﾊ| } ∧
ゝ` , イ ＼ | l | ∧
＼ ｀ ´} { ィ´｀ヽ | { ∧
ヽイ´ /´ ／ ｀￣
┌──────────────────────────────┐
│敢えて非礼を申し上げれば、それは神の傲慢になるのかもしれぬ │
└──────────────────────────────┘
.
__ -‐…・・・…‐-
, ///| r――‐=ミ
／/////| |////////＼
〈/////／ ｀`丶、///// ,
／ 〉‐ｧ￢i| i| ＼////|
／ / /／ li| ｉ| 三三,,__
／／.′ /. li| ｉ|. ‘，､ ,. li|ニ: : : :
／／ / V(_ ,,___ | ｉ| 、 ‘，＼ | li|ﾆﾆ: : :
-=≦イ // ⌒7アr忝ﾐﾒ| ｉ| ＼ ､＼ ｜ li|ニﾆ: : :
,′ 爪i └っ:}:.:}、‘，､ -=_＼ | ＼｜ﾆﾆ: : : キル夫様に会うのが目的なんでしょ？
i{ i{ |{ ﾍ 瓜_;ﾉ:ﾉ'‘， ，＼＼ -=ｉ|,,_ |ニニ: :
i{ i{ |ﾊ ` ー‐. ､ ､ ＼＼ ‐- 二ﾆ|ニニ: : それくらいなら私の権限で大丈夫ですから
i{ |/|i/i/i/i/i/ __ ＼ __i/i＼＼ 三二 ニﾆ: :
‘， |Ｎi 「 ＼ ﾉ ﾉTﾆ=――三‐=ﾆ: :. どうぞ先に進んでください
＼|＼＼___,, 、 /-=≦,__,ﾆ: :「,,／/iI|＼ニ: :
＼____,∠＞ .＼ _,, : : : : : /|ﾆﾆ[{ // i|ニニ=-
ｰ=≦ノﾉ]｢: : : : : ,:′ﾆi⌒ヽ|ﾊ ｉ|ニニ: :
. _|: : : : |i |ﾆ|＼__j_｣_」ニニ: :
-‐…‐- ,,____／｛ __,, -‐=ミﾒ|ﾆ| ´ 「＼]ニニ: :
-=ﾆ /＼ニニニア -‐==‐. |ﾆ|i ｣ニニ: :
＿,,ｨ⌒｀` ､|ヽ
¨¨￣￣¨¨ {
''ﾞ~´ ｀` ー――ｧ
／ ''´ ／ ’
. ⌒ ／ ,, ’
／ ,, '' ’
' . ／ | 十/､. ／ ', ’
|／ ' ./}/ ／! _ /| | ﾍ}
∨_.| :.／ |: / :|｀ヽ '' | | | それはどうも……
ﾉ以!／ |/ | / ,
／_,ノ { ､zx_ i|: /| / / 从 感謝いたします
/ ﾊ _)ヾ :i|/ i|: / / ,, {⌒
/ :. 乂ｯふ､ i|/ .! ./|/ ，
/／ } ､ ¨¨／ ! ./リ ∧
/´ | ー .／ ／|/ ,, ｲ./ ! / ｀ ＼
ﾆ=- ＿＿／ ／､イ ﾍ / | / ｀`
-==}i―/ ／--..ﾐ/´ .:| / ヽi{
／ニﾆ_}:::: | ／＿＿,ィi〔ニミ :| i
／ニニ｀￣￣￣ニニニニニニﾆ＼
┌──────────────────────┐
│―――というわけで、試練は免除となったのだ ....│
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.
┌────────────────────────── ─ －‐‐
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└─────────────── ─ －‐‐
┌───────────── ─ －‐‐
└───────── ─ －‐‐
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┌────────────────────────┐
│そして初めて謁見させていただくキル夫様は――― ...│
└────────────────────────┘
＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ ＿＿ﾛﾛ
|＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ | |＿ |
＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| |
|＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| |＿＿| ﾛ ﾛ ﾛ ﾛ
, -‐‐-､
,'__ __ ',
／_二二二_.|｀¨ '-' .,'､
//:: : ＿＿＿∧ｔｪxｧ ,<',_',
i i:: ./ ////ﾍ＞´,¨>//ヽ
',∨ .//// |ヽ:7-j _/'ヽ ',
__ ノ_ i////.|/::∨ヽ '. ､',
r´-､ ￣ ｀}/:::i////|:::::///＼ i
/ ├＿,,-''´::::::}////|::://////ー＜＿
i{i {}i,{´: : : ::::::::::::,'//////////:::::: : : :r- ｀}
｀',!ﾘ｀: : :::::::::::::::///／, ￣ ' ,/{::: : : : i ｀-ｨ
i. ´ i: : :::::::::::::/／_, <} ∨}: : : : | {
i |: ::::::::::::ノ/´ r:, ',{:: : : : | i
| |;;,,,:::-―/ {:{ i｀ー::,;;| i
|_ |: : : : : :/ i:::'i i : : : : | |
}_ii}三三三/ /_三', {三三三{ii_{
i ,-――,i ,' i, i――､ .i
| i:|| / ,' i ,-=__｀i i|:i .|
| i:|{ ,'___ ,i 't'::::::::≧::,,､_}j:| |
', i:|' /三==ｨ ヾi::::::::::::::::::::::::ヽ |
} }} _iｨ≦::::::/ ￣￣ ￣ }} {
/ '／::::::::≦' ヾ_ '' ､
｀¨ヾー’´ ¨´
.
. ∩.⊂⊃◎ ｎ
l | ⊆⊇ . /厶__ ＿__
Ll(⊆广 └'＾ｰ┘ `つ_)
＿＿＿_
／ ＼
. ／ （ー） （ー）＼
ｌ^l^lｎ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼
ヽ L ＼ェｪｪｪェ／ | この度はご愁傷様……ってのは失礼か
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (ー） （ー）＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | まあ大変だったな、できない子
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
／ |
┌────────────────┐
│意外な事に、穏やかな方であった │
└────────────────┘
.
┌─────────────────────┐
│十一柱が第七位キル夫様こと、真名キール .│
└─────────────────────┘
-=＝=--
,イ ｀ヽ
,ｨ ＼
/ ',
/ ',
,' i
i !
i __ ,'
./ヽ ヾ~｀''´,,ヽ' , __ /
/ i i ｀ﾆ.-~ ｒ´'''~_,ｧ /
./ ' i､ ヽ｀~ /
__/ ', fｚ､ ,ｨ /
iニﾆヽ,_ ヽ 'ミ:iエエエェイﾔ／
_/ﾆﾆﾆﾆｒ==､, ＼ヽｚエエエィ´,ｨ､
｡s≦ﾆﾆﾆﾆﾆi' i≧､ ､二二 -≦ニ≧s｡
｡s≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ７ ,'ﾆﾆﾆーア'-､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧s｡､
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ' ,'ﾆﾆﾆニ/ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ≧､
ー――＜ﾆ{ﾆﾆﾆニ,' ,'ﾆﾆニ／ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆハ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞--､--´ iﾆﾆ／ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ
ﾆﾆﾆﾆﾆr'⌒ヽ ', ｀ヾニ彡i／ ／ﾆニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ',ﾊ
ﾆﾆﾆ／ ＞＜ー' :ヽﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ}∧
ﾆﾆ/ ／ }ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニiニ',
:ﾆ/ ノ=-''' ﾆﾆﾆ､＿__ ｛ﾆﾆﾆﾆニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ}ﾆﾆ',
ノ /､ ／ ≦∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニiﾆニ',
_｀）／ﾆﾆ＞｡__ ｀>ー――‐.､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆ',
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞｡ {{ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}ﾆﾆニ',
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞――――┴―――＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆlﾆﾆﾆﾆ',
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆlﾆﾆﾆニ,
.
━ ━ ┳━┳━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━┳━┳━┳━ ━┳━┳━ ━ ━ ━
┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
／￣￣＼
／ ノ へ ＼
| （●) (●） |
| | | 植物大好きっ子な弟だ
| ､_,´､_, .|
| |. 強面だがな
ヽ |
ヽ ノ
/ く
| .＼
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ― _ノ 変な趣味ですね
│「ィ::∩ ノ ⊃
／´:,r/:ヽ__ノ
（::::::V::::::／ ｀i:i
＼:::／-‐::::::/
━ ━ ┳━┳━┳━┳ ┳━┳━┳ ┳━┳━┳━┳━┳━ ━┳━┳━ ━ ━ ━
┻━┻━┻━┻━┻ ┻━┻━┻ ━┻━┻━ ┻━ ━┻ ━ ━┻━ ━ …‥
┌────────────────────┐
│と、以前できない夫様は教えてくださったが .│
└────────────────────┘
.
┌─────────────────────────────┐
│確かにその言葉通り、神域はありとあらゆる植物に覆われている │
└─────────────────────────────┘
. : : : :￣ ＼| :|/ . . : : : :／: : .: . : ´ . : :′ ( : : : . ＼ :. ＿ |i:|／.＼ ,: : /:/
: : ───-ミ : ＼ﾄ､ . : // : :ﾉ. .: '´ . . :´ / . .ヽ . . : : : ＼ 癶 | : : . ｀｀ : : . Y| /:/
: : : .: ＼ :|､:.＼ . ::// |〃:|l .: : '´:... __ノ .: : : . ､メ､ Ｙi:/ : :. . . . . . : :´ |i:､|i:レ'´:
: . : : : : : :|i :＼＼/ .: :〃 .:|| .: : : ／: : : : : . ﾉ ｀ . ＼/ / : : : :/'´ｰ|i:|⌒ . : :Ｎ乂,.: :'´
. . :'´ ｀｀ : : {:ｉ . : : ＼l|//V ,;::|| レ'´: : : : : ,; .: : . . ＼ Ｙ{ .: : :|:| /´ . . . :'´ :| /.: : : :
. : :´ ﾏ;.ﾄ､. . : //:/.: f＾ |l／ . .: : |´: : : : ノ: : :. .: : : ＼|∨〈 |:| . . . : :ｉ|:| .: ://.: : :
:､ ..:' . : : ﾏﾑ＼/i:∨:〈 |i_ﾉｿ --､|i: | ／ /::.. ,.⌒:､ : . : : :弌ﾏ∨:|// . . :|:| ..:爪|//...:: : : :
:i: ー‐─: : :￣＼ﾏﾑ/i:i:/ ﾍ:∨i:/ : : : : ::|V/＾∨ i: ／/,: :.＼ ＼: :|i:|ヽYi:i:/⌒: :. : ::|i:ﾑ: :{i:i:|／: :⌒Yi:
`|i:レ⌒..:､＿: : : : : :∨i:i:i:/: : :∨ｉ:|---_-_|/|i:|: : :||: Yﾞ|/|,L ⌒ヾY-:|ﾄ､i:|:_:| i:i|_: : ⌒＼乂i:iVi:i:i|Yr'"乂:|i:
':|:i:|ﾞ'ーr‐'⌒: ーr‐ |Yi:i:i:|ﾞﾞY|´|i:i:|／: | :|i:|ﾞ:ﾞ:ﾞ|:|: ┘'":;:;:;:;:;:;:.＼:::::|| |i:|: :| ｉ:ｉ| ||":ﾞ:￣:||:|Vi:i:i:iﾘ |i : : Ｙ:|i:
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,从|;';';';';';';'ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾﾉ:i:i:i|ヾ;:ﾐ:|i:i:|;';';' ｡o≦-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ ＼､:.;ﾉ::i:i:|:.;:.;;';';';';';';'; | :i:i:i|;';';';';';';'ﾉi:
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-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_..|!|i! ／ ::::::::::::::::::::::::::::::＼ .!i!|.. ...!|i!| , -‐く / ;:;!i!|...ﾞヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:ヾ;:
-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_....|!|i!..／ ::::::::::::::::::::::::::::::::＼..|!,,!i!| ／ .<／/、 ::||i!.ﾞ､ ヾ;:ﾐ:ヾ;:ﾐ:
-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-.|!|i! / :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ / .／/././ ;;i| .ﾞ､ ヾ;:ﾐ:ヾ
.!i!i!../ ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ / ./ ./././ ;;i!i
!i!|...| ::::::::::::::::::___,.-‐y′./ ./ ,':/ .!i!|
.i!l. 丶 （ ● ） ::::::::::／ _ソ ,' ,' .ﾉ,' !i
|!i|;;; ヽ :::::::/ /´ , / !i |!|i!
i|!|i!;;;;;＼ fェェェェェェ/ i:: ′ .} .!i!| i|!
|!i|!;;. イ:::::|::::::＼ ﾞ_＞ 介i / .!i!i!
|!i!|: ／::::::::::::＼:::::::ヽ }:::.ゝ、 ／ !i!|
!i!|i;;../:::::::::::::::::::::::＼:::::ヾ...i::::} .,! ,／ .!i!
;!i!|;;./:::::::::::::::::::::::::::::::＼:::ヾ!:／/ .人 .!i!
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ オレに頼みがあるなら何でも言え
／ (ー） （ー）＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 出来得る限り、力になってやる
＼ ＼ェｪｪｪェ／／
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ わざわざこんなところまで来たんだ
／ (⌒） （⌒）＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 何か理由があるんだろ？
＼ ＼ェｪｪｪェ／／
／ ｜
┌────────────────────────┐
│そして、その口から出てくる言葉は慈愛に満ちていた ....│
└────────────────────────┘
.
＿＿ィﾍヽ ,イ￣ ㍉
／ ｀ヽ} Y イ＝ヽ
∠ ,ォ――-＿ ＿＿ミ、 ＼
イ ／´/ / / 丶 ｀ ミヽヽ
./ , - / / ヽ
/ ｲ /i ／ ヽ
ｲ' ,{ / ' i ｨ ヽ
/ }ｲ ｉ | /.| ./| , ﾉ .i i
. / { i .| | . | ./ |/ .| ィ ィ | l
/イ 7ﾍ ﾘ | .ｲ / ' |.／ |.／ | ./ ｨ .|
' / >,i |/.|/ ￣￣ ' .!'￣ |/ / }/
/-イヽ{ { , ＝≡≡ ≡≡ ! .／
| ./| |ヽ、 _ ノ / ―――ありがとうございます
|/ .| .∧ |ぅr-,、-r 、 ＜ｲ /
l/ ヽl /｀" ム ヽ/ |/
ｲ i
| |
| |
┌────────────┐
│私は素直に頭を下げる .....│
└────────────┘
.
＿＿ィﾍヽ ,イ￣ ㍉
／ ｀ヽ} Y イ＝ヽ
∠ ,ォ――-＿ ＿＿ミ、 ＼
イ ／´/ / / 丶 ｀ ミヽヽ
. / , - / / ヽ
/ ｲ /i ／ ヽ
ｲ' ,{ / ' i ｨ ヽ
/ }ｲ ｉ | /.| ./| , ﾉ .i i
. / { i .| | . | ./ |/ .| ィ ィ | l
/イ 7ﾍ ﾘ | .ｲ / ' |.／ |.／ | ./ ｨ .|
' / >,i |/.|/ ￣￣ ' .!'￣ |/ / }/ それならばお言葉に甘えまして―――
/-イヽ{ { , ＝≡≡ ≡≡ ! .／
| ./| |ヽ、 _ ノ /. 私の進むべき道をご教示いただきたいと思います
,.-| ./-- ＞-＿＿ -＜ｲ /-､
}-.}/＿ ￢‐=ﾆ三/三ﾐ､
/三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三ﾞ、
. /_￣ｰ=三三三三三三≧=-＿＿＿ヽ
／=＝` 、 ￣ｰﾆ三三三三三三三三ミ､
{／￣￣￣ ｀ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣＿ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●）＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | ほう……
.〉 ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
┌───────────────────┐
│キル夫様は考え込むような仕草を見せ .│
└───────────────────┘
.
＿＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ｰ ､
／ ＼
/ ',
./ ', それはオレの決める事じゃないだろう？
l ＿ .l
l ､＿＿,ノ _,／tﾘ） .l できない子自身が決める事だ
.', ゝ ヾリ ｀ｰ‐' /
＼ トェェェェェェェェｲ '｀ヽ 今となっては特にな
/ ｀ー､ ＼ェェェｪｪェェノ ',
./ l
┌─────────────┐
│口を開こうとした私を制し .│
└─────────────┘
- ─ ＝＝─ - ､
. ／ ＼
.／ ＼ いや、お前の言いたい事は分かる
/ ヽ
/ ﾊ 基本、使徒に完全なる自由意思はない
.| |
丶 （ ー ） （ ー ） |. お前が宙ぶらりんになっているのは分かっている
. ヽ' ' ' ' ' ' /
.＼ﾄェェェェェェェェェイ .／. それが耐えられないほどに不快な事も
ｲ ＼
.／ ヽ
/ ヽ
! i
.
. ＿＿_
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ だからこそオレが決めてはならないだろう？
/ ヽ
./ l それは本来、デキーナ様（できない夫）が決める事であり―――
.| （ ● ） （ ● ) |
..ヽ / こうなった今、できない子自身が定める事だ
. ヽ､ ﾄェェェェェェェｲ／
／ ＼
. / ヽ
/ i
. /:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .:/
∧: ∨ ゞ-:::ﾉ ' ヽ:j ゞ-:::ﾉリノ/:
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.| 私に……決めろと
!:/;;/|:∧ u. ; /: |ヽｊ
,.-―――.＼ ＿ _ ｲ -‐ '’ヽ
!＿ ￣￢ー- ..＿ -―=＝＝＝ﾞ、
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
. ／￣￢ 、 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ ＿ ＿_ｰ ､ ￣ー=三三三三三三三三三三ミﾞ､
{／ ￣ ‐- _ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿ヽ
, '´ ￣￣ ｀ヽ
／ ヽ
/ ',
| .i そうだ
.l! ､＿_-､ '
l ｀ｰ¨‐'､ ´r ,ｭ-ｧ /. 酷かもしれんが、オレはそう思うぜ
｀ヽミ､＿_{ ｀￣´ .,'＿＿＿
.＼ﾆﾆﾆ',ﾍ､_ ,'ﾆﾆﾆﾆ／´
,. ＜ﾆﾆﾆﾆ!ﾍ｀ヾｴェェｪｧ' ／!ﾆﾆﾆﾆ＞ .,
_／ﾆﾆﾆﾆﾆニl ':, ／／|/ ／ﾆﾆﾆﾆ｀ヽ ､
''ﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニlヽ ｀ー-- '／: : :|y'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ＞.,_
ﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/!: : ｀ー―.:'' : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ',ﾆﾆ｀ヽ
.
┌──────────────────┐
│私はしばし黙考し、それから口を開く .│
└──────────────────┘
/ /
.′ / / ﾑ 弋
.′:/ / ./ ､ /.ﾑ ＼
l .,ｲ .ｲ ./ .| .､. ＼ .V .ﾑ 、__ニ-
|/｜ ./ | ./ | ＼. ＼ .∀.ﾉ| .|
l | r ､ ./ヽ}./ | i .ﾄ､ ＼ V ,| |
l j ' .{ }' | | .ィf´＼. } V., .|
.l .i .i i 〈 ､ l .| ー´ i x===x､. } .|´ ﾙ
ﾄ l { |l .i `ー 从 | if:ﾆﾆﾆ:V} ! ﾊ/ ﾉ
| i .l ﾘ 辷ミx/ )' ノ｀ |.ﾞ 弋三ノ | /i /| .' ｲ
ﾚﾍ : |'， .} / ヽ__,/ .i! / ﾉ ,' .ﾘ.从 ﾘ |
ヽ| ヽ /｀ヽ .L/ ,´ﾙ' / )ノ 从 .l ……キル夫様は植物を愛される神だと伺いました
/从＼ / , f´＼从i ｀ﾉ
_／三三L ヽ | ／::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j t っ ´ ,ﾉ .=/三三'__
./＼三三三三三＼ |ー-- ´ _＿／ =/三三《三＼
＿＿＿
／ ＼
／（● ） （● ） ＼ うん
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） ＼
| ｌ^l^lｎｪｪｪェ／ |. まあそうだな
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
. /ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
. ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
. _ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
. _,,. -‐''"´ ／ ＼ ＼ ﾍ
. ￣￣／ ／ ／ l ﾍ ＼ ＼ ﾍ
／ ／ ／/ l ﾍ ＼ ヘ ハ
／ ./ ／ / l ﾍ ＼ ハ ヽヽ ヽ
. / / ／ l ﾍ ＼ ゝ、ﾊ ', ハ
/ / ／ ／l / l l l ＼ ＼ i ﾊ V}
. l / ／ ／ l-/ .|、 l ,.ｨ≠=ミi＼ ﾍ ﾏ∧ } }',
l / / ／i l/二二 l ﾉ" .frﾊ 》ﾍ＼ ﾍ ﾏ∧,ヽ i}
. l / ﾒ ／ l ／ fｒﾊ ヾ.l / .乂ﾂ / / | i| ＼ ＼ それでは何故、植物を愛されるのですか？
. / i ／/ l 彡ｲ《 乂ﾂ l: :/ ｰ= ./ / i| ﾘ ハ≧=－
／ヽ{/l l i 弋` ヾ _ ノ .|i/ '''' /イ} ﾘ / ＼ ＼ 使徒への愛を除けば、神の愛は平等だと思っておりましたが
.l ﾍ k ヽ＼ ＼ ,,,, , ハ/ ／ |i ＼ ハ
l -ﾍ ヽ .}‐一 __ u /} // i! ハ |
l l lli＼ ヽﾄ､:ヽ ｀ ｲ| 〉∧ | ﾊ /} i!
l iﾍ l ヽﾘ ＞ ＿_,.ィ --――-､ .l / } ./ i| /
l/l l .／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ | イ |//
. ヽ l }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､ /／ /
. ヽl ./三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
. ／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
. ／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
i／￣ ￣ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }
―――― ､
／ ＼
／ ＼
／ ＼
／ ,z=＝ﾐ､ ,.z=＝ﾐ､ 丶 それはオレが偏愛の神だからだ
/ ,､ ,、
{ {!トェェェェェェェェェｲi} !. 十一柱で唯一、偏愛を許されし神だからだ
、 ゞ工エエエエエエ工ｼ ′
＼ ／
／｀ ´＼
／ ＼
.
／ ヽ
,ｲ ',
. / ,
: .' i
.,' !
.| |
.i ,,≠= __- ,' ＿ 人 ＿
|i! ´ ￣ミヽ ｀Y´
∧ } ﾆ-.__ / |
i:i:i ', ´￣ ﾞミ,､/
i:i:{ , /
i:i:i! :,. /
i:i:i:､ ＼ ヽ -‐=ｪｪｪ､､_ / 完璧なる神の姿を想定すれば、オレの偏愛は劣等の証でしかないだろう
i:i:i:i:＼ ＼ ゝ=ｪｪ- _｀ｧ ／
i:i:i:i:i:i:i:｀ヽ ＼ ￣ ´ ／ しかしオレはこの劣等を楽しんでいるのでね
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iX ＼ イ/.
i:i:i:＜￣￣￣ ＞= __ __∠＿!'_
i:i:i／ ／ニニニニニニニニﾆ=‐
i:/ ／ニニニニニニﾆ／￣
/ /ニニニニニニニ∠__
{ニニニニニニニニ／
／⌒
（(＿＿__⌒＼ノ＿_
(＿＿＿＿＿) ＼／￣＼ ＜￣｀
⌒ヽ __＿ ⌒ヾ:..:／¨＼ ｡
_／＿＿＿V⌒ヽ ＼ ＼
─ ﾐﾒ､::. 丶 ＼
／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ﾟ i | ＼ 人
／ | ﾟ l Λ , |丶 ＼_
／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
/ 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ|
i / ,以 ´ 辷ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ 劣等を……楽しむ……
从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | /
＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:|
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
.
＿＿＿_
／ ＼
. ／ （ー） （ー）＼ 完璧な神なんて、父上を除けばオプー様くらいしかいないよ
ｌ^l^lｎ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼
ヽ L ＼ェｪｪｪェ／ | 劣等には劣等の創造がある
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
- ─ ＝＝─ - ､
. ／ ＼
.／ ＼
/ ヽ
/ ﾊ デキーナ様もそうであったと信じたいところだが……
.| ､.＿__... ､_＿__, |
丶 ゝt:::::ﾃ>｀; <t:::::::ﾃﾅ | 今となっては詮無き事か
. ヽ /
.＼ﾄェェェェェェェェェイ .／
..イ ＼
.／ ヽ
i ヽ
. ! ',
┌──────────────┐
│キル夫様は微かに嘆息した ..│
└──────────────┘
.
, --―‐- ､
, ''´ ｀ヽ
／ ＼
,' ＿ _ﾉ ヽ､＿ ',
} { i::::::::i t､ ｨi i::::::::i } {
i ￣￣ ￣￣ i ―――だがそれはお前にも言える事だぜ
i ＿＿＿＿ i
', ,<ﾍ∧∧∧∧７>､ /
＼ ￣￣￣￣￣￣￣／
＞ ＜
／ ＼
｀ー--≧ V ﾚ´{
_,フ' __｀ヽ.
-‐ ≦＝=､､-､ ＼｀ヽ
／ ｀ヽ､ } ｀フ
／ ヽ| ｀ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. ＼ヾ
/ /! ﾄ | ヽ .| ﾐ ﾉ ヽ._
| / | | | | | ヽ | | ヽ } {´￣
}| / __| || ヽ､|__ﾘ＿_ ヽ! |V-/,ｲ 人
ﾘ| | _／ ﾘ | | / y ﾘ| i´[]´ /.ﾉ
| ､ | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/ と……仰いますと？
ヽ ､| | 弋付ソ|/" 弋ｲタ | |ノ/
＼v|| ! !/
|ヽ ヽ ／| ﾄ,
＿_ |ヽ ｲ､/ | }＿......,,__
／ ｀ーヽ ヽ､_ . ‐ ‐ ／ .ﾉ/ ./ ／ ヽ
| ￣＼ ヽ ヽ ＼ ｰ ‐ ´ ／ i / / ヽ
| ヽ ヽ ＼ ＼__／ | / } {
|/ ＼j | |;;} /;;;;;ヽ ／!/ ／ }
/ { | | ./;;;{人;;;;;;;∧/;;;/ﾘ | |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ お前も完璧からは程遠い存在だ
／ (ー） （ー）＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 使徒に完璧は有り得ぬとしても、お前はあまりに歪だ
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
／ |
.. ＿＿＿_
／ ＼
. . ／ （●） （●） 与えられた目的が目的だけに致し方ない事ではあったろうが……
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼
| ＼ェｪｪｪェ／ |. お前はそれを矯正していかねばならない
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ 今のお前が空虚なのは目的が失われたからだ
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | そしてその空白を埋めるのは、お前自身の決定でなければならない
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
丿 ｀ ::::...... ＼ ＼＼
／ ＼::::::::. . :. :.
￣｀ / ﾟ .:::::::. | | |
＼ / ﾟ ::::::::. | |.ノ
. / ＼ ｝:::::::〉 八 |
/ ＼. |::::く ＼ ｜
. ′ |＼:::.. | |＼|
V/⌒ヽ ′ ﾟ｡::::. ′＼ | |
| | | | (＿, / /Λ::.| / ＼|
| | | | /l / | |::|／
| | _,Ｌ斗匕 | | ノ 八⌒V' |::| は……
| | l | | _L斗ｧ | | ＼ |::|
| | l |ﾉ ,√ス刎 八 ′ /＼＿|::|
|八 . 卜、 И/ V / /V::::::::::::::}::}::::........ ＿
. ＼＼ ′ / |::::::::::::::::ノノ:::::::::::::::::::::::::ﾟ:::::...
＼＼/ VＬ_ _ - ｀ヽ|＼|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ..
丿 ≧ _／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.。
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.。
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
ﾟ.::::::::::|::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ﾟ.:::::::::|::::::::::::::/｜:::::::::::::::::::::::::::::::::＼:.:::::::::::::::::::::::::::::::::|
ﾟ.:::::::|:::::::::::/ |::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::｀Y::::::::::::::::::::::::::::::｝
.
＿＿＿_
／ ＼ 今すぐに決めるのは難しいだろうが……
／ ＼
／ (●） （●）＼ オレ以外の神とも相談するといい
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
.〉 ∩ノ ⊃ ／. そうすれば自ずから結論は導き出されるだろう
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
イ
, -―-、 ／/
{ {⌒/ /
_ゝ、 ∨ {／⌒｀ミ、＿＿_
f, /7 ━=三≦ミ、ヽ 、／
／ // / ヽ ヽ ', ヽ
/ / } } } ﾍ ヽ ＼
/ イ // へ ﾘ/ ヽ ヽ ヽ
ﾉ´/ ヽ /" ', ＼ ヽ
. / { } ヽ ヽ | ヽ ＼!
,' ﾊ ハ }ヽ ', / ｝ ＼
{ T7寸 / 寸7T } }/ ,' ヽ! しかし他の神々にお会いするツテが私にはありません
!ﾊ / {戊テ、/ 〒テｱ| ﾘ､ /| ハ }
ヽ∧ﾊ''｀´ ｀¨´ }. /ノ/{ jノ ヽ!
|ﾘ 、 ' '' |. / ｲ从
r-イ ＞ _` , イ j/／ }
〃ﾍ |ﾉヽ } ィ／ ⌒ヽ
／ ヽヽ 〈//≧≦〃 ＿＿_/
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | ……ああ、なるほど
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
／´￣ ｨヽ
〈 ￣ ‐- 、 i
｀ｰ,‐ -、_ ヽ | l
/ ヽ.て 〉 .| l
l | ､彡ｲ ヽ_⊥-‐ ､
l _,l ￣／ ｌ
γ ﾄ､＿ ／￣ `l_-‐ ´
（＿＿＿〉 ￣ヽ --‐'
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ 試練を受けたいと言っていたから、もしやとは思ったが……
／ （ー） （ー） ／^ヽ
| （ﾄｪｪｪｪｪｪ（ / 〉|. お前、何か勘違いしてるな
＼ ＼ェｪｪｪェ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ 神々はお前を拒絶しているわけではないぞ
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 会いに行きさえすれば、誰もが迎えてくれるはずだ
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
r､ r､／ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ さすがにキャロル様（十一柱第三位）や
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u.|. ヤーン様（十一柱第四位）に会うのは止めておいた方がいいかもしれんが…
. /,'才.ﾐ)ﾄｪｪｪｪｪｪｪｲ）／
. | ≧ｼ'ヽェｪｪｪェ／ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
＿＿＿
／ ＼ とりあえず、ヤーナ（十一柱十一位）のところへ行ってこい
／（● ） （● ）＼
／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） ＼ 場所は教えてやる
| ＼ェｪｪｪェ／ |
. ＼ ／. そこから道を開いていけ
と⌒ヽ ｀＞ 〈´
ヽ V´ ヽ
ヽ / ､
. /ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
. ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
. _ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
. _,,. -‐''"´ ／ ＼ ＼ ﾍ
. ￣￣／ ／ ／ l ﾍ ＼ ＼ ﾍ
／ ／ ／/ l ﾍ ＼ ヘ ハ
／ ./ ／ / l ﾍ ＼ ハ ヽヽ ヽ
. / / ／ l ﾍ ＼ ゝ、ﾊ ', ハ
/ / ／ ／l / l l l ＼ ＼ i ﾊ V}
. l / ／ ／ l-/ .|、 l ,.ｨ≠=ミi＼ ﾍ ﾏ∧ } }',
l / / ／i l/二二 l ﾉ" .》ﾍ＼ ﾍ ﾏ∧,ヽ i} はっ――――
. l / ﾒ ／ l ／ .l / ,ｘ＝=ミ､ ./ / | i| ＼ ＼
. / i ／/ l 彡ｲ《 ,ｘ=＝ミ l: :/ / / .i| ﾘ ハ≧=－. 慈悲深きお言葉、ありがとうございます
／ヽ{/l l i 弋` 〃 |i/ '''' /イ} ﾘ / ＼ ＼
.l ﾍ k ヽ＼ ＼ ,,,, , ハ/ ／ |i ＼ ハ
l -ﾍ ヽ .}‐一 /} // i! ハ |
l l lli＼ ヽﾄ､:ヽ ヽ ア ｲ| 〉∧ | ﾊ /} i!
l iﾍ l ヽﾘ ＞ ＿_,.ィ --――-､ .l / } ./ i| /
l/l l .／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ | イ |//
. ヽ l }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､ /／ /
. ヽl ./三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
. ／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
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│こうして私の――― .│
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＿ 、 ィ
≧⌒ ｀‐イ⌒≧
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. / ／´ ／ , -‐- _ ﾆ= 、
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}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l }
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / '
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ,.' /
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′ ﾞｰﾟ ｲ /
} .∧ } {、{ , ／{ /
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/
} ﾚﾊﾍ ヽ、. ＿＿ --――-､
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│十一柱が第六位できない夫様の筆頭使徒であった、できない子の ...│
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::. ::. ｲ ､ ヽ
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＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
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:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| }
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､
: :}: .:从 小:ト:.＼
: :r´}:.::.}＼ ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. /
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│神々への探訪が始まった │
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│ 神々の世界設定 │
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／￣＼
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＼＿／
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／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ ┌─────┐
／ .<●>::::::<●> ＼. │ 完璧神 │
| （__人__） |. └─────┘
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
十一柱が第一位オプーナ（真名オプー）
所有する世界：数千億の銀河で構成される長大広大な無限の空間
総人口：十数兆の高次存在
使徒数：8000（使徒筆頭アカギ）
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │ ┌─────┐
| ｀⌒ ´ | │ 偏屈神 │
. | |. └─────┘
. ヽ /
ヽ /
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十一柱が第二位やらない夫（真名ヤラー）
所有する世界：半径数万キロ程度の半円状ドーム空間
総人口：0
使徒数：2（新城＆佐々木）
.
＿__＿
／ ＼ ┌─────┐
／ ﾍﾆヾﾞﾘン ＼ │ 剛健神 │
／＝▲▼--▼▲＝＼ └─────┘
| /（__人__）ヽ |
＼ ｀⌒┃ ／
・
十一柱が第三位やる雄（真名キャロル）
所有する世界：一つの銀河
総人口：三千億の高次存在
使徒数：30000
ο Ｏ ／ 。
ヽ。 Ｏ ／ ο
ο ヽ 。 ／/ Ｏ_, 。 ┌─────┐
iヽ:''"ﾞﾞ'':.,／ │ 情操神 │
－―＝＝ニ二 ;: :; 二ニ＝―‐‐ └─────┘
。 'Ｏ :､,. ..,::'､‐- 。
Ｏ ／／｀ｖ:: ､j 。 Ｏ_,
/／。 | ヽ
／ ο Ｏ
／
十一柱が第四位氏名不定（真名ヤーン）
所有する世界：一つの星系
総人口：数億の低次存在
使徒数：13（使徒筆頭 飛龍）
.
＿＿＿_
／ ＼ ┌─────┐
／ ⌒ ⌒ ＼. │ 純愛神 │
／ （●） （●） ＼ └─────┘
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
十一柱が第五位できる夫（真名デッキー）
所有する世界：半径十数万キロの広大な浮島
総人口：三千万の超高次存在
使徒数：150（使徒筆頭できる子）
／￣￣＼
／ 「 へ ＼
| （●）（●） | ┌─────┐
. | ｜ |. │ 狂気神 │
| __´___ ﾉ └─────┘
| }
ヽ }
ヽ ノ
/ く
| |
| |
十一柱が第六位できない夫（真名デキーナ）
所有する世界：二千億の銀河で構成される宇宙
総人口：数兆の穢れし生命
使徒数：1（使徒筆頭できない子）
.
＿＿＿_
／ ＼ ┌─────┐
／ ＼ │ 偏愛神 │
／ (●） （●） ＼ └─────┘
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
十一柱が第七位キル夫（真名キール）
所有する世界：二十の惑星
総人口：数千万の高次存在
使徒数：8（使徒筆頭キル子）
＞─'´￣｀ ‐-､
／ ｀Ｙ
./::::::::::::::::::/i::::∧::::::::::::ヽ ┌─────┐
.ｌ::::::::::::::メ､ {m／{::::::::::::::} │ 虚無神 │
.|:li::::::::::●> <●ﾌ i:::::::ﾉ. └─────┘
ﾘ',:::::::/ ヽ 「):::/
ヽ;;ﾄ､_ ─ _,.ィ::/
lﾊiニlハ1ﾘ
十一柱が第八位ねらう緒（真名ネーラ）
所有する世界：惑星一つ
総人口：数万の中位存在
使徒数：3
.
(ヽ三/) ））
＿＿( i)))
／:::::::::::＼ ＼
／:::/⌒Ｙ⌒ ＼ ） ┌─────┐
|::::/ （ ●）（●）. │ 奇矯神 │
. |::::> （__人__）.. └─────┘
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
⊂ヽ γ く
i !ｌ ノ ﾉ |
⊂ｃノ´| ｜
十一柱が第九位いかない夫（真名バイオ）
所有する世界：一つの星系
総人口：十数億の中位存在
使徒数：60（使徒筆頭めぐる）
＿＿＿
／〜〜〜＼ ┌─────┐
／（ ◎）―（◎）＼. │ 老害神 │
／:::::（ （（__人__）））::: ＼. └─────┘
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
十一柱が第十位やる蔵（真名ヤーゾ）
所有する世界：複数の星系
総人口：百億の低次存在
使徒数：500
／￣￣＼
／ ─ ─＼ ┌─────┐
/ （●） （●）ヽ │ 観察神 │
.| （__人__） | └─────┘
.| ｀⌒´ |
ヽ /
/ ヽ ノヽ
/ ヾ
十一柱が第十一位やらないのか夫（真名ヤーナ）
所有する世界：無し
総人口：0
使徒数：3000（三千世界の監視要員）
.
できない子編とネエカ編を交互に進められたら、と思ってます。
無論、書き溜めはありません。
（催促を躊躇わない）
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1503745382/
何があったんだこれは……
>>1000ならできない子は実は…
こういう設定好きやで