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選ばれし子供「デーモンの捕虜になったわけだが」

1ナクル:2013/12/03(火) 21:05:15
選ばれし子供♀「もう一生ここ住みでもいいかも」

ヘルムモン「おい」

選ばれし子供♀「あ、いたの?」

ヘルムモン「デーモン様から選ばれし子供♀の守りをせよと命をうけているからな」

選ばれし子供♀「ポテチうめぇ」

ヘルムモン「くっ……しかし選ばれし子供として、お前はそれでいいのか?」

選ばれし子供♀「だって寝るところは保証されてるし、食べるものは美味しいし。あ、サイダーちょうだい」

ヘルムモン「確かにそうかもしれないがな……はいよ」

選ばれし子供♀「あんがと。そういえばヘルムモンって作者のオリデジか何か?」

ヘルムモン「初っ端からメタネタはやめろ! Vテイマーに出てきた魔族っぽい奴だよ、ググれ」

選ばれし子供♀「うわ、このサイダー冷えてないとかありえねぇー」

ヘルムモン「くっ……」

2明日原:2013/12/03(火) 21:13:17
期待してます

3ナクル:2013/12/03(火) 21:15:36
選ばれし子供♀「いやー、でもほんとに旅してる時より楽して生きられてて幸せ」

ヘルムモン「私が言うのもなんだが敵の本拠地だぞ……」

選ばれし子供♀「だって旅してる時の食べ物とかほんと悲惨だったしね。少女にサバイバルさせるなっつの」

ヘルムモン「まあ確かにそれは辛かったかもしれんな」

選ばれし子供♀「それと比べたらもう天国って感じ」

ヘルムモン「どちらかというとダークエリアに近いがな」

選ばれし子供♀「言えば何でも出てくるしね。あ、アイスちょうだい。チョコ、バニラ、ストロベリーのトリプルで」

ヘルムモン「一応言っておくがお前は捕虜で、私は雑用係ではないんだぞ」

選ばれし子供♀「えー」

ヘルムモン「ウゴフッ! ゲハッ……デジソウルの使いどころがおかしい……」

4明日原:2013/12/03(火) 21:17:59
俺もデーモン軍の捕虜になりたい
ごめんやっぱネオ様がいい

5ナクル:2013/12/03(火) 21:24:35
選ばれし子供♀「あー、やっぱトリプルは途中で飽きるわ」

ヘルムモン「くっ……お前な……」

選ばれし子供♀「はい」

ヘルムモン「食いかけを渡すな! 要らん!」

選ばれし子供♀「あーごめん、ゴミ箱と間違えちゃった」

ヘルムモン「くっ……選ばれし子供としてというより人間としてこいつはどうなんだ」

選ばれし子供♀「ほー」

ヘルムモン「ウゴフッ! ガハッ……理不尽……」

6ナクル:2013/12/03(火) 21:31:28
ヘルムモン「どうしてこんな捕虜を丁重に扱わなければならないんだ……」

選ばれし子供♀「まともに殴り合ってもあんたじゃ勝てないからじゃない?」

ヘルムモン「そ、そんなことがあるわけが……」

選ばれし子供♀「やってみる?」

ヘルムモン「……痛っ……今、拳を痛めてしまっていてな……」

選ばれし子供♀「情けないことったら……まあマジレスすると魔王様のお気に入りだからねー、賓客って感じ?」

ヘルムモン「こんな客には今すぐお帰り願いたいわけだが」

選ばれし子供♀「お客様は神様なんでしょ?」

ヘルムモン「私が使えてるの魔王様だし」

選ばれし子供♀「そうか」

ヘルムモン「ウゴフッ! ゲホッ……今のもアウトなのか……」

7ナクル:2013/12/03(火) 21:39:36
ヘルムモン「人間ごときにこんな扱いを強いられるのは懲り懲りだ……!」

選ばれし子供♀「ほんとにねー」

ヘルムモン「くっ……捕虜の癖に流石に調子に乗り過ぎだ! そろそろきついお灸が必要だろう!」

選ばれし子供♀「必殺技の設定も無いのに何する気なんだろう」

ヘルムモン「そこは割と真面目に気にしてるから触れるな! いくぞ、食ら」

デーモン「何をしているのだ」

ヘルムモン「でででデーモン様」

選ばれし子供♀「ヘルムモンにいきなり襲われて……殺されるかと……怖くて……」

デーモン「ほう」

8ナクル:2013/12/03(火) 21:46:54
デーモン「これはこれは部下が粗相をしたようで」

選ばれし子供♀「いえー、ありがとうございますー」

デーモン「一応死んではおらん、安心しろ」

選ばれし子供♀「子供の前だからって遠慮なんかしないで、一思いに殺しちゃってもよかったんですよ」

ヘルムモン「こいつ……俺より悪魔だ……」

選ばれし子供♀「あっ、ゴキブリ!」

ヘルムモン「ウゴフッ! ゲハッ……これはマジで死ぬ……」

9ナクル:2013/12/03(火) 21:54:28
選ばれし子供♀「そういえばデーモン様、あの子は」

デーモン「ああ、かなり疲れ切っておったので今部下に運ばせておる。ほれ、来たぞ」

スカルサタモン「ふぅ、ふぅ、重い……」

選ばれし子供♀「あ、ほんとだ。おーいドルグレモン、元気ー?」

ドルグレモン「……あ、あ……大丈夫、だ……」

選ばれし子供♀「元気そうで良かった!」

ヘルムモン(……これはひどい)

スカルサタモン「ふぅ、デーモン様、こちらまででよろしかったですね? では私はここで」

デーモン「うむ、ご苦労であった」

10ナクル:2013/12/03(火) 22:02:18
スカルサタモン「はぁ、はぁ……重かった……」

ヴァンデモン「ご苦労様だな」

スカルサタモン「ほんとだよ……自分の物くらい自分で運べばいいのに……」

ヴァンデモン「まあまあ。久しぶりにデーモン様の御眼鏡にかなう逸材が手に入ったのだから良しとしようじゃないか」

スカルサタモン「んー、それでいいのかなぁ……」

ヴァンデモン「普段の仕事はきっちりとこなしていらっしゃる。選ばれし子供も抑えている。素晴らしいじゃないか」

スカルサタモン「まあ、そうなのかなぁ。あとはあの性癖だけどうにかしてもらえたらなぁ」

ヴァンデモン「……それは、あのお方に対しては高望みというものだよ」

スカルサタモン「超重度のケモナーだもんなー、自分に標的が来なくてよかったけどさぁ」

ヴァンデモン「何なら私が標的にしてやろうか?」

スカルサタモン「ちょ、俺はそっちの気は」

11ナクル:2013/12/03(火) 22:09:46
デーモン「時に選ばれし子供♀よ、体調はどうだ?」

選ばれし子供♀「いやほんとお陰様で。快調ですよ」

デーモン「それはよかった。ドルグレモンのテイマーに倒れられては一大事だからな」

選ばれし子供♀「あっ、強いて言うならばエアコンのコントロール権がもらえてないのがちょっと」

デーモン「すぐに手配しよう」

ヘルムモン「いいのですか? 経理がなんと言うか」

デーモン「責任はお前に押し付けるから問題ない」

選ばれし子供♀「それなら安心ですね」

ヘルムモン「くっ……」

12ナクル:2013/12/03(火) 22:18:00
デーモン「いいかヘルムモン、選ばれし子供♀は選ばれし子供♀である以前にドルグレモンのテイマーなのだ」

ヘルムモン「はい……」

デーモン「テイマー付きで持久力のあるドルグレモンがどれほどの逸材か、お前もわかっているだろう」

ヘルムモン「はい……いやわかってはいないですが……」

デーモン「くれぐれも、くれぐれもだ。丁重に扱うのだぞ。わかったな?」

ヘルムモン「はい……」

選ばれし子供♀「外寒いし室温25℃にしちゃおーっと」

ヘルムモン「くっ……」

13ナクル:2013/12/03(火) 22:25:21
デーモン「では私はそろそろNSpへの侵攻に向かう。選ばれし子供♀の世話は任せたぞ」

ヘルムモン「デーモン様直々に出向かれるのですか。危険では」

デーモン「この私の実力を疑うのか」

ヘルムモン「い、いえ、滅相も」

デーモン「たまには動かんと身体も鈍る。どうせ蹴散らすのは雑魚だ、心配は要らん」

ヘルムモン「さ、左様で。失礼いたしました」

選ばれし子供♀「よっ! 魔王! 格好いいですよ!」

デーモン「おお、嬉しいな。では、行ってくるぞ」

選ばれし子供♀「お気をつけて!」

ヘルムモン「……お前が本当に選ばれし子供なのかいよいよもって疑わしくなってきたぞ」

14ナクル:2013/12/03(火) 22:35:44
選ばれし子供♀「そういえば。ドルグレモン、気分はどう?」

ドルグレモン「あ、ああ……大丈夫、だ……」

ヘルムモン「あ、労わってやるくらいの心はあるのか」

選ばれし子供♀「相手があんたってわけじゃないしね」

ヘルムモン「くっ……」

選ばれし子供♀「あと大丈夫みたいだったらお土産話聞きたいなって思って」

ヘルムモン「傷口開いてやるなよ!」

ドルグレモン「あ、ああ……大丈夫、だ……」

選ばれし子供♀「ほら本人も大丈夫って」

ドルグレモン「あ、ああ……大丈夫、だ……」

ヘルムモン「うなされてるようにしか聞こえないんだが……」

15ナクル:2013/12/03(火) 22:45:45
ドルグレモン「うう、う…………」

選ばれし子供♀「あっ、寝ちゃった……チッ」

ヘルムモン「テイマーとしての品格はどうなんだ」

選ばれし子供♀「こうね」

ヘルムモン「ウゴフッ! ガハッ……何の説明にもなってないぞ……」

選ばれし子供♀「身体に教えてあ・げ・る」

ヘルムモン「ウゴフッ! ゲハッ……1mmも理解が進まないわけなんだが」

選ばれし子供♀「はぁ……ヘルムモンってこんな愚鈍なのばっかなのかな」

ヘルムモン「選ばれし子供ってこんな暴力的なのばっかなのかな……」

選ばれし子供♀「え、誰が?」

ヘルムモン「ウゴフッ! ガハァッ! ゲハッ……」

16ナクル:2013/12/03(火) 22:57:49
選ばれし子供♀「あー、寝ちゃった……やっぱりもっと頑丈なのがいいなー」

???「おい! 選ばれし子供♀!」

選ばれし子供♀「あ、その声は」

選ばれし子供♂「俺だ! 選ばれし子供♂だよ! なんかこの部屋暑いな!」

選ばれし子供♀「頑丈そうじゃないけど……及第点かな」

選ばれし子供♂「何の話だ! とりあえず早くこっちに! 逃げるぞ!」

選ばれし子供♀「はぁ?」

選ばれし子供♂「は?」

選ばれし子供♀「ちょっと言ってる意味がわかんないんですけど。Can you speak Japanese?」

選ばれし子供♂「俺もお前が言ってることがわからないんだが」

17ナクル:2013/12/03(火) 23:08:14
パンジャモン「そういうことなんだよ」

選ばれし子供♂「ぱ、パンジャモン」

パンジャモン「デーモンの捕虜になったけど凄く厚遇されてて満足してるから逃げたくないんだよね?」

選ばれし子供♀「さっすがパンジャモン、察しがいい」

選ばれし子供♂「察しがいいってレベルじゃねーぞ!」

パンジャモン「前のレス読もうよ」

選ばれし子供♂「あの、そういうことじゃなくって」

選ばれし子供♀「まあそういうことだから帰って。手ぶらもなんだしこのヘルムモンでも手土産にしてさ」

選ばれし子供♂「要らねぇよ」

選ばれし子供♀「デーモン城名物だよ?」

選ばれし子供♂「えっ、そうなの」

パンジャモン「……はぁ……こんなのがテイマーとかやっぱないわ」

18ナクル:2013/12/03(火) 23:12:18
選ばれし子供♂「手短に話すと、諜報員からデーモンがNSpに侵攻するっていう情報がリークされてだな」

選ばれし子供♀「ふーん」

選ばれし子供♂「本当に今しかチャンスが無いんだ。二度と来ない機会かもしれないんだ」

選ばれし子供♀「あっピザ食べたい」

選ばれし子供♂「だから頼む、デジタルワールドの未来のために、一緒に脱出してくれないか!」

選ばれし子供♀「ヘルムモ……うわ、まだ伸びてる。使えねぇー」

選ばれし子供♂「聞けよ!!」

パンジャモン「まるでピザのチーズのようだね」

選ばれし子供♀「座布団一枚」

選ばれし子供♂「おまえら!!!」

19ナクル:2013/12/03(火) 23:19:46
ヘルムモン「ん……んん……」

選ばれし子供♂「! 目が覚めるぞ、早く!」

選ばれし子供♀「そう急かされても……急いでヘルムモン、ピザ宅配注文お願い。もちろんフルトッピングで」

選ばれし子供♂「そういうことじゃねーよ!」

ヘルムモン「んん……はっ、お前は確か……選ばれし子供♂! くそ、いつの間に」

選ばれし子供♂「くそっ、起きちまった……」

ヘルムモン「くっ……そうだ、おい、こいつがどうなってもいいのか!」

選ばれし子供♂「選ばれし子供♀! 人質とは卑怯だぞ!」

選ばれし子供♀「あーもう……ごめんパンジャモン、ピザ注文頼める?」

パンジャモン「オッケー、シーフードも注文していい?」

選ばれし子供♀「もち。あ、代金はヘルムモンでツケといて」

ヘルムモン「くっ……今月キツいんだよ……」

20ナクル:2013/12/03(火) 23:29:26
選ばれし子供♂「お前らホントなんなんだよ……もういい! 行くぞパンジャモン!」

パンジャモン「あ、俺パスで」

選ばれし子供♂「なんでだよ!」

パンジャモン「だってほら、アレ」

選ばれし子供♂「ん? アレは……?」

デーモン「ぬぅ……蝋燭と鞭を忘れるとは、何のために侵攻しているのか我ながら本末転倒だったな……」

ヘルムモン「で、デーモン様!」

パンジャモン「一体何しに侵攻してるんだよ」

選ばれし子供♀「活きのいいゴートモンとかがいるらしいよ」

パンジャモン「ああ……」

ドルグレモン「……うっ……うう……」

21ナクル:2013/12/03(火) 23:33:30
デーモン「ん? お前、何をしている!」

ヘルムモン「デーモン様! 丁度いいところに、こいつらが」

デーモン「選ばれし子供♀は丁重に扱えと言っただろうが!」

ヘルムモン「えっ、私?」

選ばれし子供♀「デーモン様……助けて……」

ヘルムモン「えっこれ私が悪いの、えっ」

デーモン「覚悟はできておろうな……?」

ヘルムモン(ああ……死んだな)

22ナクル:2013/12/03(火) 23:37:30
選ばれし子供♂「パンジャモン、ここはとりあえず一回退くぞ!」

パンジャモン「あ、シーフードミックス切らしてるんですか。えー、じゃあどうしよ、うーん」

選ばれし子供♂「そんな場合じゃねーから! ほら早く、俺達だけでも逃げるぞ!」

パンジャモン「あ、ちょっと一瞬電話すみません……いやもう無理だって、ほら、囲まれてるし」

選ばれし子供♂「お前らがコントやってるうちにな!」

パンジャモン「投降しまーす……あ、お待たせしました、えーと、じゃあそうですね、ずわい蟹のピザでお願いします」

選ばれし子供♂「勝手にするなよ!」

パンジャモン「一番高い奴だけど大丈夫だよ、俺の金じゃないし」

選ばれし子供♂「財布じゃなくて命が危ないんだよ!」

パンジャモン「誰かさんが死亡フラグに進化させたからじゃないの?」

選ばれし子供♂「俺のせいかよ!」

23ナクル:2013/12/04(水) 21:02:39
選ばれし子供♂「結局捕まってしまったわけなんだが」

選ばれし子供♀「ハハッだせぇ」

選ばれし子供♂「お前も捕虜なはずなんだけどな!」

パンジャモン「まあまあ。牢獄行きじゃなかったんだからよかったじゃん」

選ばれし子供♀「騒ぎで起きたドルグレモンがお願いしたから牢獄行き回避できたんだから感謝してよね」

パンジャモン「ほんとそれは感謝だね」

選ばれし子供♂「いやお前がなんでお願いしてくれてないんだよ」

選ばれし子供♀「日本語でおk」

選ばれし子供♂「くそっ……表情がむかつくのに伝わらない」

24ナクル:2013/12/04(水) 21:08:06
パンジャモン「俺はデーモンのストライクゾーン外れてたってだけでもう大満足だよ」

選ばれし子供♀「四足じゃないとダメらしいねー、よかったよかった」

パンジャモン「ストライクゾーンだったら自らフラグ回収してたね」

選ばれし子供♂「そんな簡単に死ぬなよ!」

パンジャモン「死への心づもりは誰よりもできてるつもりだけど?」

選ばれし子供♂「そういうことじゃなくて」

パンジャモン「ドルグレモンが今何を希望にして生きてるのかさっぱり理解できないよ」

選ばれし子供♂「流石に言いすぎだろ! 選ばれし子供♀もなんとか言ってやれよ」

選ばれし子供♀「ピザ届いたって。食べよ」

選ばれし子供♂「なんなんだよこいつら」

25ナクル:2013/12/04(水) 21:13:50
選ばれし子供♀「ドルグレモンもピザ食べる?」

ドルグレモン「……すまん、今胃が食べ物を受け付ける気がしないんだ……」

選ばれし子供♀「そっかー、風邪かな?」

選ばれし子供♂「もっと他に思い当たる節はないのか」

ヘルムモン「……人の金で食らう飯は美味いか」

選ばれし子供♀「あ、いたの?」

パンジャモン「死んだかと思ってた」

ヘルムモン「くっ……影が薄いのは認めるが死んではない! 正直死んだと思ったけど!」

選ばれし子供♀「チッ……ああ、まあピザの会計あったしね」

パンジャモン「あ、ずわい蟹のピザ食べる?」

ヘルムモン「……蟹アレルギーなんだよ!」

26ナクル:2013/12/04(水) 21:42:13
選ばれし子供♂「パンジャモン、ちょっとそれ貸して」

ヘルムモン「何を……いやだから私はアレルギーでムゴフッ!?」

選ばれし子供♂「……これで俺達だけで話ができるな」

選ばれし子供♀「えっげつな」

パンジャモン「ひどいことするね」

選ばれし子供♂「お前らに言われたくはないがな!」

選ばれし子供♀「誰にって?」

選ばれし子供♂「ンガハッ! ゲホッ……そのデジソウルをもっと平和的にだな……」

選ばれし子供♀「んー、やっぱりもうちょっと頑丈なのがいいな」

パンジャモン「ゴメンね、うちのが耐久性なくて」

選ばれし子供♂「消耗品みたいな扱いはやめてもらえないかな!」

27ナクル:2013/12/04(水) 22:02:15
選ばれし子供♂「とりあえずここをどうやって脱出するかっていうことなんだが」

選ばれし子供♀「うわぁヘルムモン口から泡吐いてる、汚い」

パンジャモン「折角美味しいピザが勿体ないよね。まあ俺の金じゃないけど」

選ばれし子供♂「聞けって」

ドルグレモン「す、すまない……意識を保つだけで、精一杯なんだ」

選ばれし子供♂「お前は寝てていいよ……」

選ばれし子供♀「ドルグレモン、ちょっとヘルムモンどっかに運んでってくれない?」

選ばれし子供♂「ちょっと一連の流れ理解してる?」

選ばれし子供♀「ピザが勿体ない」

パンジャモン「ピザが勿体ない」

選ばれし子供♂「どんな流れだよ!」

28ナクル:2013/12/04(水) 22:13:10
ドルグレモン「選ばれし子供♀が言うなら……」

選ばれし子供♂「いやマジで無理するなって」

ドルグレモン「なんのこれしき……」

選ばれし子供♀「いやぁでもデーモンのケモノ系デジモンの可愛がり方は異常らしいね」

パンジャモン「というと?」

選ばれし子供♀「週に30体くらいのケルベロモンが消費されるんだって」

パンジャモン「へぇー」

選ばれし子供♂「へぇーじゃなくてドルグレモン止めてやれよ!」

ドルグレモン「俺には……構うな……」

選ばれし子供♂「お前がそれだから選ばれし子供♀が図に乗るんだよ!」

選ばれし子供♀「誰が?」

選ばれし子供♂「ンガハッ! ゲハッ……これで乗ってないっていうのか」

29ナクル:2013/12/04(水) 22:27:54
選ばれし子供♂「話を戻そう、どう脱出するかっていうことなんだが!」

選ばれし子供♀「ピザ飽きた……」

パンジャモン「俺も正直ずわい蟹そんなに好きじゃないわ」

選ばれし子供♂「くそっ……全然ストーリーが進まない……」

選ばれし子供♀「いや、でもね? 実質不可能でしょ脱出とか」

選ばれし子供♂「聞こえてるなら初めから応えろよ」

選ばれし子供♀「こっちはまだ完全体、ドルグレモンは風邪気味なんだし」

パンジャモン「俺も部屋が暑すぎてちょっと実力出しきれないし」

選ばれし子供♂「なんかちょっとおかしいけど、だからそこを知恵をつかってどうにかしようってことなんじゃないか」

パンジャモン「わざわざ自分からフラグ回収したくないんだよ俺は。わかれよ」

選ばれし子供♂「脱出して生存フラグを立てようとしてるんだよ!」

30ナクル:2013/12/04(水) 22:34:04
選ばれし子供♂「ほら、例えばあの排気口のところとか。脱出できそうな感じがするじゃないか」

パンジャモン「高すぎて登れないけど」

選ばれし子供♂「ドルグレモンがいるじゃないか」

選ばれし子供♀「あそこをドルグレモンが通れるとでも思ってるの? ちょっと脳外科行く?」

選ばれし子供♂「だから、申し訳ないが俺達だけが脱出して、また助けにくるんだ」

選ばれし子供♀「なんか連帯保証人を押し付けるみたいな感じ」

パンジャモン「薄情者」

選ばれし子供♂「でも……俺に思いつくのはその程度なんだ。他にもっといい考えがあれば言ってくれよ」

選ばれし子供♀「永住」

パンジャモン「平和的だね」

選ばれし子供♂「ドルグレモンの負担を都合よく無視するスタイルはやめろ!」


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