【注釈】 追い詰められたネズミが逃げ場を失ったとき、必死で猫に噛みつくことがあるということ。
『塩鉄論・詔聖』に「死して再びは生きずとなれば、窮鼠も狸(野猫)を噛む(死に物狂いになった鼠は猫を噛むこともある)」とあるのに基づく。
「窮鼠反って猫を噛む」とも。
【出典】 『塩鉄論』
【注意】 -
【類義】 窮寇は追うことなかれ
【対義】 -
【英語】 A baited cat may grow as fierce as a lion.(犬にけしかけられれば猫もライオンのように荒々しくなる)
Despair makes cowards courageous.(絶望は臆病者を勇敢にさせる)
【用例】 「あまりのひどい仕打ちに、窮鼠猫を噛むということもある。権力者は、権力を振りかざしてばかりいると、いつか反撃されるだろう」