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投句板 〜自由律俳句〜
1
:
湯原/海紅社★
:2012/10/06(土) 21:37:56
自由律俳句・随句・自由律句・自由律
定型俳句もOKです
502
:
田中恭平
:2015/01/24(土) 15:11:17
・今宵の月は重いと空が嘆いて雨
・風のつきぬけている空を捜してひょうひょうと
・星空に惚れて真っ赤な葉
・大寒の今宵何に酔い眠るのか
・鶴が来てその白さで私の翳を笑う
503
:
田中恭平
:2015/01/24(土) 19:19:51
・ほくほくとキャベツ焼き食べ畜生と化す 恭平
・哲学を好まぬひとの印刷機 恭平
・白鳥を見たことある?と猫に問う 恭平
・幼児転んだ白梅のあと紅梅のころ 恭平
・剪定のあと枝を集める父の作業着 恭平
504
:
田中恭平
:2015/01/24(土) 23:04:59
2015年1月24日(土)。
・修羅の私に恋愛する資格などなし
・いま鴎がとおく飛んだ──私は時間を掛けた自殺していた
・石の声聞こうとして無言だから放る
・夜の散歩のしんとして静かで愉しい
・眠れない夜の様々な要因を想いペン握る
・淋しいことなんかないと月を指さす
・天上への還り道捜し本日も路傍の草となり
・想えば崩れてゆく天候に笑っちゃう
・私は普通ですよという嘘が行き交う駅前
・私に明日なし自由律俳句書きつつくしゃみする
505
:
田中恭平
:2015/01/24(土) 23:15:46
2015年1月24日(土)。
・睡眠薬の効かない敗因を考えて冬銀河
・やっぱり何か欠損している冬薔薇咲いていた
・狂いはじめているのだろうか瞼
・悪路もやはりうきうきする夜の散歩
・淋しいが答えはないだろう仏壇に花
・動かなければ確かに眠いみのむしとして
・昨日の今日で違う夜をオール漕いでゆく
・きちんと無となって椅子も鳴らさず深夜十一時
・夢の川辺を往こう冬に咲く花を見よう
・すると善も悪もないが後悔こころから拭えない
506
:
田中恭平
:2015/01/25(日) 13:26:01
*昼、自由律俳句五句
・ひとり線路を歩いていくんだよ冬銀河
・さびしさは石を磨いて誤魔化す噴水前
・断捨離の中途読み耽る俳本かな
・抗不安剤二錠含んで晴れた枯原
・夢にみたこと骸骨島を踏めばパキパキ鳴る
507
:
田中恭平
:2015/01/26(月) 18:47:23
○本日の自由律俳句三句
・私は私のこころのなかに浮いている 恭平
・このひとには大切なこと指を使って伝えよう 恭平
・短髪となり頭の上で小人がサッカーしている冬 恭平
508
:
田中恭平
:2015/01/27(火) 20:36:01
2015年1月27日(火)。
・初心者呼ばわりされて後々傷つくデイケアに翳
・Nさんに本貸して頂けて明日は俳句三昧になるでしょう
・Aさんの原付と私の原付がすれ違う路にたんぽぽ
・インヴェガ含んで頭明晰─クリア─になって芋煮ている
・住んでいた町を辿る脚が水たまりに二本浸かる
・ぽっと梅咲き流れる河
・星一つへたゆまず歩むに汗一滴
・ちょっと多幸しているとさっと風に時間は吹かれる
・嗚呼、友は先に灰になったか
・澄んだ青空に澄んだこころで動く
509
:
田中恭平
:2015/01/28(水) 19:16:55
2015年1月28日(水)。
・もう凩は吹かない心のなかを歩いてゆく
・しんじつ金なく病気は酷くしかし今朝も善い日で
・風流でゆく判断は風に任せて
・のっぱらやさしく微熱でいた
・ひとりの夢でたらふく食べていた
・病気のことも詠めばよいと諭され青空
・今宵は幻聴もなくしんじつ静かな寝室です
・「死」というタイトルの本正座して読む
・急がず散歩しよう落としてきた脳の欠片を捜そう
・多幸しつつそれは終焉の感覚に充ちております
510
:
田中恭平
:2015/01/29(木) 20:29:48
2015年1月29日(木)。
・夜──、モーツァルト聞きつつ機械人間は畦道を往く
・闇を二つ抱えて参る
・痩せた体で畑(はた)も打てない
・お菓子以外に囚われず私は自由に書く指
・風鈴の音もない仏間に安心している
・薬と仏と安心して眠る
・陽が射して不安はどこにも落ちてはいない
・アブラカタブラ星が一つ落ちましたよね
・こんなに兎が血の涙を出し──、私の友は何処にいる
・チェロが先導するが何故この道を往くか知らない
511
:
田中恭平
:2015/01/30(金) 19:41:51
2015年1月30日(金)。
・難あって人生止まる一夜です
・寂しさの冷たい窓にハート書く
・祈りあり千の鴉が夜を成す
・ピアノの音降り来る空が紫に
・朝八時家の全ての鍵を掛け
・母不徳しかし叱れず眠ります
・鬱酷く総てが詩へのレールかと
・手招いて来る犬もなく大柳
・冬の夢うどんを外で食べたいよ
・昼休み雨の中行き安心する
512
:
田中恭平
:2015/01/30(金) 22:50:21
2015年1月30日(金)。
詩誌空想用原稿
・月となり背中が寒い、抗不安剤
・ねぇ水が歩いてくるよ枯原を
・地球に飽きて正座を崩す傍に模型飛行機
・天体を家へと入れたい意地に泣く
・湧き水が全部毒だと鬼が吐く
・竹槍をいま何故創る躁総理
・寒さより逃れはできず御花散り
・箱庭の猿が俺なり独りなり
・祭とて死の哀しみは癒されず
・落下する林檎に学ぶことはなし
513
:
田中恭平
:2015/02/05(木) 19:57:44
・苦しみもなく一句も得られず春
514
:
田中恭平
:2015/02/05(木) 22:34:21
2015年2月5日(木)。
・降りしきる雪もなく枯草している
・夕飯の魚が善かったそんなこともどんどん忘れる
・書庫に姉の部屋の光が入って逃げ道を捜している
・不思議な水を飲む心の芥、浮いてはまた沈んで
・風に白い砂かけていて老人
・あたらしい印刷用の紙が届いて万感である
・はためく黒い旗下げる方法は知らない
・今日も不安定であって仮面が取れないように必死でした
・素敵な水の青空を眺めて飲む
・句があって善かった、句に救われていた
515
:
田中恭平
:2015/02/05(木) 22:47:34
2015年2月5日(木)。
・死と遊ぶ今宵野良猫が過ぎ行く
・骸骨となり誰も入ってこない寝室に眠る
・やっと薬が効いてきて安堵する
・疲れすぎた体は眠り動かない
・ひとそれぞれ闘っている、笑えやしない
・どろっとした血巡りして今宵も星を嗜好します
・しんじつ静かになって私は句作する理由忘れた
・天に届くまで句作する毎日が大望
・自殺念慮烈しく硝子に映る私をみていた
・風吹いて爽やかな夜にペン握っている
516
:
田中恭平
:2015/02/06(金) 19:43:29
・酔う位旨い水飲める富士の麓で
517
:
田中恭平
:2015/02/07(土) 20:49:47
2015年2月7日(土)。
今日の自由律俳句十句
・白い樹の下で白い本開く
・一日を酒で潰した男が歩いている
・妹の寝室にデパス、不穏
・これが幸せなのでしょう句を書きつづく
・前進できているのか、デイケアに西日射す
・世界がなくなれば私がなくなれば信仰のお祈りはできない
・ひとのことばかり熱心でしんじつ御金がない
・ふわっとふくらんだ枯原にポツポツ青い花
・夜空を叩けば星の降る
・酒に強い身の亡き祖父の血を感じた
518
:
田中恭平
:2015/02/08(日) 20:41:33
・星を眺めようと出たベランダの板が雨に濡れ冷たい
・今朝もヒトリの食パンをボソボソ頂く
・書きに書き積み上げた紙にまだ充たされず書く
519
:
田中恭平
:2015/02/10(火) 18:06:38
2015年2月10日(火)。
・青い夜の明かりぽつんと消えた
・硝子に写る私を嫌ってカーテン閉じていた
・鴉ににらまれて傘ふりまわす
・かなしみをちからに一輪咲いた
・かなしみをちからに一人歩いた
・何かで埋め合わせたいだけ、心の隙間
・きっと頭も良くなるから、社会の闇も知っているから
・苦吟の日々が続く、それは平穏な日々で雪
・私の、いてもいなくてもよい人間の寝室だ
・頭中に泥色の雪降る
520
:
田中恭平
:2015/02/11(水) 13:28:32
今日の自由律俳句
・ひとつふたつ忘れ物しつつ原付を飛ばす
・春の陽、干された掛布団が少し揺れている
・飴が大好き、小さなメロディー大好き、春を散策
521
:
田中恭平
:2015/02/12(木) 20:04:02
2015年2月12日(木)。
・熱いこころが謝って謝って鉄となった
・「それでは善い日を」と砂の建物を去った
・箸一膳巧く握れず二十八歳になる
・眼前にちらつく死を肴に晩酌しとる
・できないことばかり己励まそうと月観る
・宇宙の塵のなかに宇宙あり、春
・約束できず家族で拉麵がとおくなる
・春の雨降る山だちょっと休んだ
・もう春という春が近く又歩きはじめる
・白梅の花薫って目は直線に青空へ
522
:
田中恭平
:2015/02/13(金) 21:23:53
2015年2月13日(金)。
・魂が硬化したまま春の浜
・のっぱらのっぱら、さよならを告げる相手もいない
・真に書斎に落ちつきつつも夜の散歩をしたい
・弥勒菩薩待ちつつ私はあたらしい眼鏡を選ぶ
・よく書いてまだ足らない、頭のなかに詩神が座る
・薬が睾丸にじわりと効いてもう去勢された猫です
・雨降らずの春にあなたの匂いがする
・この峠は永いと薬に酔いつつ句を書いていた
・断捨離します、私のこころも軽くなります
・よく食べてよく眠るのは物の少ない部屋です
523
:
田中恭平
:2015/02/13(金) 22:17:12
2015年2月13日(金)。
・死んだ枝が星を実らせている
・今日も新聞が読めなかった、寒風吹きすさぶ
・冬に青い花咲く、私の目がじっと濡れた
・山を分け入るとぶちまけられてのり弁
・濡れすぎた私を母は急いで迎えてくれる
・やっぱり酒か、山頭火のいそうな昼ののっぱら
・不治の病持ち私も一人
・生きる態度の今日は酔い潰れたい、圧倒した冬
・枯葉舞う、思い詰める
・野良猫最近よく観る、他人の罪に罰が悪くなる
524
:
田中恭平
:2015/02/14(土) 14:15:34
2015年2月14日(土)。
・書を待ちつつ薬を含む影の薄く在るキッチン
・梅にうぐいす、悟ったことを明かせないまま昼休み
・ときは充ちてきらめき苛々して刃物を入れる
・春の陽が夕暮となり復讐してくる
・血の味がして席に過呼吸しとる
・まだ無色なる明日に青い心持ちで往く
・長いお別れになるまで帰路手を繋いで行く
・なかなか溶けないこころのまま風呂に入(い)る
・あなたのことは私のこころと同じでわからないんだ
・バスに乗ってとおく行くきみ、空をのぞいている
525
:
田中恭平
:2015/02/15(日) 13:51:26
・春めいてコロン沢山並べている
・クスリやっと効いてきて陽を愛せる
・酒に溶けて小便として出る脳みそか
526
:
刹那
◆GbvohmL8bU
:2015/05/08(金) 11:11:02
蝉時雨儚い命恋模様
527
:
yuri.
:2015/06/06(土) 17:38:10
アザレア枯れて葉に重たし
528
:
yuri.
:2015/06/09(火) 15:48:01
曇り空にアザミ曇れり
529
:
yuri.
:2015/06/15(月) 19:28:28
すれちがう人に死の匂いしたる
530
:
yuri.
:2015/06/21(日) 20:43:12
あぢさゐに蝶咲いている
531
:
yuri.
:2015/06/23(火) 23:29:51
階段に星の止まり木
水たまりの地図広がる雨上がり
闇の中から雨降りぬ
532
:
yuri.
:2015/06/24(水) 00:26:40
闇の中から雨落ちて来る
533
:
yuri.
:2015/06/24(水) 10:46:43
水たまりの地図に広がる雨の王国
534
:
yuri.
:2015/06/24(水) 17:40:35
文字と話す女
535
:
yuri.
:2015/07/01(水) 22:00:32
紫陽花の枯れ花に一つ青
自転車止めたら蜘蛛乗っていた夕暮れ
536
:
yuri.
:2015/07/03(金) 21:42:29
闇雨に降っている
537
:
yuri.
:2015/07/04(土) 17:11:59
雨の糸に絡まる心
闇に雨の音降っている
538
:
yuri.
:2015/07/05(日) 14:42:49
小熊座届いて開く星空
539
:
yuri.
:2015/07/06(月) 20:51:17
石ころみたいに蹴られる平和
540
:
yuri.
:2015/07/08(水) 18:43:42
蝉のモールス信号聞こえた夏の朝
541
:
yuri.
:2015/07/11(土) 19:00:36
蝉降る前のしづけさ
影も蒸発する炎天
542
:
田中恭平
:2015/07/11(土) 20:31:11
あじさい崩れて半日すうすう寝ていたようだ 恭平
543
:
田中恭平
:2015/07/12(日) 05:53:19
梅雨空マスカット実る道へあなたと逃避する 恭平
544
:
yuri.
:2015/07/12(日) 13:11:22
「復帰したんですね。よろしく。自由に発表出来る場にしましょう」。
545
:
田中恭平
:2015/07/12(日) 17:46:27
「宜しくお願い致します。」
546
:
田中恭平
:2015/07/12(日) 19:05:10
風鈴ほのかすゝしく葉のおと 恭平
547
:
田中恭平
:2015/07/13(月) 17:13:40
(福)と旗に画かれた船は雲峯のむこうひかりへ 恭平
548
:
田中恭平
:2015/07/14(火) 08:15:01
夕栄そして月もでていて雲峯 恭平
549
:
田中恭平
:2015/07/14(火) 19:56:54
大鍋のしろいけむり届いたのは雲峯 恭平
550
:
田中恭平
:2015/07/15(水) 11:30:57
焼砂に中也の御墓雲の峰 恭平
551
:
yuri.
:2015/07/15(水) 19:07:11
炎天に影を探しているのか蟻
星のように言葉を置く夜空に
552
:
yuri.
:2015/07/15(水) 21:15:29
舵を切つた空が泣いている
553
:
田中恭平
:2015/07/17(金) 01:08:42
夏の夜の明けはじめへと社あり 恭平
554
:
田中恭平
:2015/07/17(金) 21:56:52
夕立や煙草の煙押さへこむ 恭平
555
:
田中恭平
:2015/07/18(土) 08:51:35
夕立とおいあなたを思うはだかにて 恭平
556
:
田中恭平
:2015/07/18(土) 19:28:16
夕立雀がともだち夏の内 恭平
557
:
田中恭平
:2015/07/20(月) 09:15:46
短夜明ければ軍手落ちているみち 恭平
558
:
yuri.
:2015/07/20(月) 19:11:51
夕焼け歩いて来る
559
:
田中恭平
:2015/07/20(月) 19:55:31
短夜明けかねこのままとまれと腕時計にぎる 恭平
560
:
_
:2015/07/21(火) 00:54:43
友の鼻を笑う他愛もない日
561
:
_
:2015/07/21(火) 00:55:51
憂鬱が夏の風に炙り出される
562
:
_
:2015/07/21(火) 00:57:35
寝苦しい夜 空き缶が転がる
563
:
_
:2015/07/21(火) 00:59:19
頭を抱える 友の名を呼ぶ
564
:
_
:2015/07/21(火) 01:05:06
覚醒剤に溺れ 誰とでも寝る君
565
:
_
:2015/07/21(火) 01:07:43
思いだせない君の名を呼ぶ
566
:
_
:2015/07/21(火) 01:11:33
君は自由と言う名
567
:
yuri.
:2015/07/21(火) 09:33:43
これ以上ここに俳句を投稿すると何かと誤解を受けそうなので、止めることに致します。いちいち説明するのも、馬鹿馬鹿しいですが。
568
:
田中恭平
:2015/07/21(火) 16:52:56
わたしももう投稿はしないようにします。Twitterやっておりますので、そちらで作品発表行います。
569
:
yuri.
:2015/08/21(金) 11:56:01
自分がトットちゃん並みにそそっかしいと、この年になって気が付きました。名無しの方の投稿があったんですね。いつの間にか。でもやはり何か名前を名乗って欲しいです。
570
:
yuri.
:2015/08/22(土) 18:03:36
投句再開します。
571
:
yuri.
:2015/08/22(土) 18:05:23
白く濁る昼の月
572
:
yuri.
:2015/08/22(土) 19:09:40
月は空のタマシヒだろか
573
:
yuri.
:2015/08/22(土) 23:57:17
昼に濁る月 推敲
574
:
yuri.
:2015/08/23(日) 16:18:50
しわくちゃの手でしわくちゃの日傘たたむ老婆
575
:
yuri.
:2015/08/23(日) 16:25:01
違ふ空の色がそこまで来ている
576
:
yuri.
:2015/08/23(日) 16:42:46
違う色の空がそこまで来ている 推敲
577
:
yuri.
:2015/08/23(日) 19:39:41
空を仰げば何もない空
578
:
yuri.
:2015/08/23(日) 23:42:33
意志あるように落ちている手袋
鶏頭ぐんぐん雨をすつたようだ
579
:
yuri.
:2015/08/24(月) 18:28:51
つくつくぼうしに風暮れてゆく
580
:
yuri.
:2015/08/24(月) 22:04:22
夕焼けついて来る
581
:
yuri.
:2015/08/25(火) 00:06:44
夕焼けついて来るふりかえればもうない
582
:
yuri.
:2015/08/25(火) 00:08:54
違う色の空がそこに見えている
583
:
yuri.
:2015/08/25(火) 09:17:33
星をねだれば卑しき言葉
584
:
yuri.
:2015/08/25(火) 10:33:53
悲しい朝に悲しい色の朝顔だ
585
:
yuri.
:2015/08/25(火) 11:13:58
むかで空に投げても星にはならず
586
:
yuri.
:2015/08/25(火) 19:27:43
夕焼けついて来る坂登りきるまで
587
:
yuri.
:2015/08/25(火) 22:54:42
坂を登りきるわたしと夕焼け
588
:
yuri.
:2015/08/27(木) 15:50:52
うつむいても向日葵
589
:
yuri.
:2015/08/28(金) 08:32:10
蝉の翅が一枚秋を指している
590
:
yuri.
:2015/08/28(金) 23:39:21
ひとしきり鳴いただろう翅落ちている
591
:
yuri.
:2015/08/30(日) 23:59:53
鉦叩に秒針動いたり止まつたり
592
:
yuri.
:2015/08/31(月) 18:25:32
蝶群れ飛ぶ星のうら
593
:
yuri.
:2015/09/01(火) 20:41:47
蝶群れ飛ぶ星のうら側 推敲
594
:
yuri.
:2015/09/01(火) 22:05:21
雨ふる虫の声にふる
595
:
yuri.
:2015/09/01(火) 22:47:00
雨音虫の音にふる
596
:
yuri.
:2015/09/05(土) 22:09:48
女郎花白粉花厠に秋桜
597
:
yuri
:2015/09/07(月) 10:03:00
水鏡のひかりに遊ぶ秋の蝶
598
:
yuri.
:2015/09/07(月) 17:31:07
触れなばががんぼ人臭く
599
:
yuri.
:2015/09/07(月) 23:34:47
水鏡のひかりに群れる蝶の影 推敲
600
:
yuri.
:2015/09/09(水) 16:43:33
晴れてまた空高くなりし
601
:
yuri.
:2015/09/28(月) 22:17:24
TV時々秋の虫
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