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投句板 〜自由律俳句〜

415田中恭平:2014/11/26(水) 10:37:06
2014年11月26日(水)。

・雨の日の雲静かなり冬黄葉

・こころ和やかこころ和やか温泉ほど

・雨に降られてひとり歩んで休日かな

・寂しさを句に紛らわし休日かな

・果てるまで歩む性だよ鶏頭花

・夜を越え草と語らう

・この世から消えて浄土に眠りたし

・十一月青空は傷つき血として雨

・この身憎んで汚れちまった哀しみと

・何の為日々を記載し生きるのか

・万感の朝することは少なくもありしよう

・鴉啼くその声は迷いがないようだ

・砂とじっと考えごとしていた

・雨が混乱させるからまっすぐ歩けない

・冬色めく樹々の影に泣いていた

・寂しさ、心臓に巣食う心の翳は

・私のなかの仏と遊ぶ

・暗がりひとりの荒野に遊ぶ

・雨の日暗がりのこころを放っておく

・薬の酔いより覚めて光る水滴

・風邪ひきつつ鳩に餌やっている

・汚い歯おし隠して笑っていたよ

・十代は飲めなかったコーヒーで朝を始める

・炭の火にあたり野に笑う人、ひと、ひと

・病んだ体寒ン風にあたらせている

・ストーヴ職人さんの頭に巻いたタオルの頼もしさ

・この道で善い、句を書きつづく

・雨に冷えた体炭火にあててこれも万感


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