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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

833適当:2013/10/26(土) 21:13:17 ID:XyikfVgo
「ちょっと待ってよ。どこへ行くんだい?」

どどど…どんなバケモノになっているんだ…?俺は、恐怖のあまり後ろへ振り返らず、マタイへ返事する。

「ににに逃がさねぇってか?」
「う〜ん。逃げられるかねえ。」

くそっ…、闘うしか無ぇのかよ!!俺は、覚悟を決めてマタイへと振り返ったが、マタイが想像を覆す姿になっていた事に驚く。

「うわぁぁぁ!!」
「きゃあああ!!」

ターニャも、想像とは違っていた安心感のある驚きを見せた。俺達の目の前にいたのは、バケモノなんかじゃなくポニータの次の形態のギャロップへ姿を変えたマタイだった。マタイは、安心しつつも驚いている俺達に満足気に笑みを向ける。

「すごいねえ!!ラックが小さく見えるよお〜!!」
「す…すげぇ…。進化しやがった…。」

マタイが姿を変えた事に、俺は驚きを隠せない。俺は、口を開けたままぼそりとつぶやいたがターニャは俺とは正反対の素直に喜ぶ驚きを見せる。

「きゃ〜!!ギャロップだぁ〜!!大きい〜!!」
「はははあ〜!!もう、ターニャを背中に乗せる事は出来ないねえ〜。」
「むぅぅぅ!!乗ってやるもん!!」

ターニャは、マタイ目掛けて駆け出し、背中に向かって高く跳び上がる。マタイは、聞き違えたターニャを慌てて抑止する。

「あわわわ!!違うよお!!高さ的な意味じゃなくて!!」
「え〜い、ジャ〜ンプ♪」
「ええ!?ちょっと無茶過ぎ…」

マタイが止めても無駄だったようだな。それ程ターニャは、気分がノっているらしい。………。つーか、大丈夫か?マタイの背中に乗ったら確実に焼…

「とうちゃ〜く♪」

死する…っておい!!ああ…ついに乗っちまいやがって!!ターニャがマタイの背中へ乗ると同時に、俺は“もうダメだ!!遅かった!!”とターニャから顔を背けた。マタイも俺と同じく“どうなっても知らねぇ…!!”と言いたげそうに激しく目をつむる。きっとマタイは、同時に耳から入る音も無視しようとしているかもな。そりゃそうだぜ。自分の背中の炎でターニャの体が燃える音なんて聞きたくねぇだろうし、俺だって聞きたくねぇ!!俺は目をそらす事に必死で耳を塞ぐことを忘れちまっただけだ…。俺は、ターニャが背中に乗った瞬間、“止めない俺も悪かった。けど、自業自得だ。”と考えつつも、ターニャが炎でもだえ始めた瞬間、ターニャを助ける準備も整える。


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