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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
824
:
適当
:2013/10/26(土) 20:39:27 ID:snoZnHgc
バカ!!やめろ…!!
「こっちだよお!!電光石火ぁぁぁ!!」
マタイは、財宝の番人の左ナナメから電光石火を当てた。けど、俺の悪い予感が的中した。財宝の番人は、二つの刀でマタイの体を受け止める。マタイは、自分が思っていた感触とは違う事に目を見開く。
「え…?」
マタイが口を開いた直後、右手の刀がマタイの腹部をとらえる。
「が…!?」
「おとなしく眠ってもらおう。いい勝負だった…。」
財宝の番人はそう告げ、残った左手の刀でマタイを狙い打つ。
「がっはぁぁ!!」
マタイは、財宝の番人の攻撃で、5m飛ばされ、そのまま起き上がる事は無かった。
『マタイ!!』
ターニャと俺は、同時に叫びマタイへ駆け寄る。マタイの首からは、血が出ている。つまり、刀の刃の部分を打ちつけられたって事だ。
「ひどい……。」
ターニャは、目の前の光景に衝撃を受け、こらえていた涙が溢れ出し、マタイにすがりついて泣き出した。
「う…うわぁーん!!あん!!あん!!ひどいよぉ!!殺すなんて…ひどいよぉぉ!!」
ああ、腐ってやがるな…。これが勝負なのかよ…。俺達は…このジジィを殺すつもりなんて無かった…。
俺は、泣き出すターニャに何も言葉をかける事が出来ず、心の中で目の前の光景を否定しようとしていた。けど、財宝の番人は謝りもせず、俺達に冷徹な一言を浴びせる。
「これが、“真剣”というものよ。」
………あ?
「主達が奪おうとしていた物と命(それ)は、同等。然るべき、受けるべき運命(さだめ)よ。」
俺は、静かに怒り財宝の番人に殺意に満ちた視線を送る。
「てめ…。今何って言った?」
財宝の番人は、怖じ気づに返す。
「これが“真剣”と言ったのだ。聞こえなかったか…」
愚か者よ。
財宝の番人が浴びせた一言に、ついに俺の堪忍袋の緒が切れる。
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