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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
810
:
適当
:2013/10/26(土) 19:22:37 ID:OT1oaroo
「てめぇぇ!!調子乗んなぁああ!!」
つけあがった事を後悔させてやる。俺の目の前には、ヤツ以外もう写らない。俺は、怒りくるい、ヤツ目掛けて、イカサマ状態の“捨て身タックル”を放とうと、全速力でヤツへ疾走する。ぶっ殺してやらぁ!!捨て身タックルの射程距離へ入ると、俺はヤツに向けて飛び上がる。ヤツは、俺の冷静さを笑った所へカウンターを狙っていた。
『それが、甘いと言っておるのだぁ!!』
ヤツは、初めて俺と闘った時の技を放つ構えを取る。ヤツが中腰になった時には、もう遅かった。
「しまったぁぁ!!」
ヤツは、刀の刃部分とは逆の柄を俺へむけ、体を捻る。
「くらうがよい!!螺旋狼影拳!!」
「ぐふぁぁぁぁ!!」
ヤツの大技…つーか、必殺技じゃね?ヤツの必殺技をくらった俺は、情けねぇ声を上げ、初回の時と同じく、はるか遠くへ吹き飛ばされ背中を強打した。い…いてぇ…。俺は、仰向けになりつつ、弱々しい自分の瞳にヤツを映す。ヤツ既に背中に刀を納めていた。ヤツは、俺を見下ろし言い放つ。
『お主は、真の強さが何であるか熟知しておらん。』
真の…強さ?
「強さわかりし時、又参られよ。お主の挑戦は、いつでも受けよう。」
ぐふぅ…意味がわかんねぇ…。俺は、宝を見てヤツの言葉の意味を考え始める。が、考えている途中にヤツの顔が目先に現れる。は?今まで、自分から近づく事はなかったのに…。俺は、弱々しい瞳でヤツが近づいて来たことに疑問を持ち始めようとした時、ヤツがとんでもない事を言い放つ。
「されど、主には世の厳しさを教えねばならん…。」
世の厳しさ?
「眠れ。」
眠れって、もう疲れて眠いんだけど。ヤツの言葉の意味がわからない俺は、ヤツへそういい返そうとした。が、ヤツは刀切れない部分を俺の腹に当て、上へ持ち上げる。俺は、突然の状況をつきつけられて驚き、ヤツへ抗議する。
「待てぇへぇ!!眠れってそうゆうい…」
「無論」
「ぐふぁぁぁぁぁ!!」
とんだけ情けねぇ声だっだろうな。よっぽど、あのジジィの行動にビックリしたんだろうな。ヤツは、俺の腹に刀の切れない部分を振り下ろして当てた。俺は、あまりのダメージに気を失いその場に倒れた。
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