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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
787
:
適当
:2013/05/18(土) 10:33:51 ID:eA20ZRR.
「フィ、あのピチューは誰の子なんだ?」
「うふふ、シャーズの子よ。」
「シャーズ。」
「ええ。ちょうど、2ヶ月前だったかしら?無事に、卵を産んで二週間前に誕生(かえ)ったんですって。」
“生後二週間か…。生まれたばかりだな。”彼女の言葉を耳にして、俺は【業火】の間の番人であった彼女の背中に乗って楽しそうにはしゃいでいる、生まれて間もない子を眺めていた。俺が眺めている途中、少女の親友が生まれて間もない子とじゃれている彼女達を批判する。
「うわ…よく、どこの誰かもわからない雄の子供可愛がれるよね。」
「可愛いじゃないか。君達も、触って来ればいいじゃないか。」
「えぇ〜いやだよ。ねぇ〜フィア?」
「うん。私もサンと同じ。フィさんも?」
「いいえ。私は、自分の子供以外愛を注がない主義なの。まぁ、今はいないけど、いずれそうなるかしら?」
“変わってるな…。雌にも、すぐに母性本能が働くヤツと、すぐには働かないヤツがいるのか。”俺は、彼女達の意見に首を傾げ、彼女達の発言から自分の既知の情報をあらため、彼女達が“興味が無い。触りたく無い。”と主張するも、俺自身は生まれて間もない子を気になっていたので、彼女達を置いて、生まれたての子の元へと歩を進めた。
「ピチュウ!!ピチュうぅぅ!!(楽しい〜!!)」
「ははっ!!コイツ、調子に乗るんじゃねぇよ。」
「ふふっ。スター、この子に罰を与えたら?」
「そうだな。くらえ!!このやろう!!」
生まれて間もない子は、【業火】の間の番人であった彼女の背中で、馬(馬獣 馬型のポケモン)を乗り回すように、上下に動いて、楽しそうに笑っていた。【業火】の間の番人であった彼女は、【零下】の間の番人であった彼女の提案を受け入れ、背中から生まれて間もない子を下ろし、腹部をくすぐっている。“スターとシーアは、子供が好きなんだな。”生まれて間もない子と、その子とじゃれあって楽しそうにしている彼女達の元に向かいつつ、様子を眺めていると、生まれて間もない子とじゃれあっている彼女達が俺の足音に気づき、俺を見て驚き声を上げた。
「ははっ!!他獣(他人)様の背中であばれ…は?はぁ!?」
「ふふふ、スターを怒らせると恐…え?ええ!?」
俺は、驚いて目の前の光景を疑っている彼女達に微笑みかけ、彼女達へ会釈(えしゃく)する。
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