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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

785適当:2013/05/18(土) 10:21:13 ID:FYuYzEiA
「やっほー。ピカチュウ君、また会えたね。」
「ああ。君達に会えるとは思わなかった。ここへ来て正解なのかもな。」
「僕もフィアもピカチュウ君に会えて嬉しい。だから、僕もハグして“いい子、いい子”して?」

“はぁ…。しょうが無いな。綾に見られたら、殺されそうだが、いないから問題は…無い。”少女の親友は、少女に与えた行為と同じ行為を求めて来た。ここで断る事も出来るが、それだと少女だけを贔屓(ひいき)していると指摘してくるだろう。また、彼女は本当に嬉しそうな表情を浮かべ、その中には、俺に甘えるような上目遣いを使っているので、そんな彼女を無慈悲に拒否するワケにはいかない。“ワケにはいかない”というより、“出来無い”と言った方が正しいだろう。俺は、心の中で“仕方無いなぁ”とつぶやき、少女の親友の要求を受け、彼女の首の周りに生える棘(とげ)のような鋭く、白色の毛に注意しつつ、彼女を抱き締め、頭を優しくなでた。彼女は、周りを気にしている様子は無く、自然な態度で俺の体温を感じていたが、自分の言葉に責任を持っていたのか、少女よりも短い時間だけ、俺の行為を受けて俺から身を離した。その後すぐに、嬉しいような、何かを企むような、いたずら気で彼女らしい笑みを浮かべている様を見て、“コイツ。”と彼女の額を指で小突きたかったが、遠くで落ち着いてはいるが、本当は自分にもやって欲しいと訴えるような、静かな笑みを浮かべつつ、タバコをくわえている【光】の間の番人であった彼女の目線を気にして、自分の思うままの行動は起こさなかった。少女の親友は“フィさんなら大丈夫だよ。たぶん…。”と言っているが、みじんたりとも大丈夫だとは思えない。【光】の間の番人であった彼女へ警戒を置いていたので、彼女の発言を根拠の無い発言だと感じ、少女と少女の親友の元を離れ、タバコを口へくわえている彼女の元へ駆け寄り、一言交わす。

「また会ったな、フィ。」

俺から声を掛けられると、彼女は口にくわえているタバコを前足にはさみ、口から離し、白煙を吐き出した所で、俺との会話に集中したいのか、タバコを目の前の灰皿に押しつけて火を断った。その後すぐに、俺と死闘を繰り広げた時のように、見るからに妖しい笑みを浮かべ、挨拶を返しつつも、相手を試すかのような質問をぶつけて来る。

「うふふ…。そうね、子ねずみちゃん。」
「子供じゃない。子供がこんな所に来れるワケが無いじゃないか。」
「そう?でも、私はアナタの事を“可愛い雄”と思っているから、そう呼ばせてもらうわ。」
「そうか。じゃあ、そうすればいい。」
「ところで…、やっぱり私よりも“サンちゃん”や“フィアちゃん”の方がよろしくて?」

“はぁ…どう言おうか。”彼女に質問を受けてもすぐには返答出来ず、俺は頭を悩ませた。数分…といっても5分程だろうか。5分程、考えても返答する事が出来無い俺の代弁をしようとしたのか、それとも他の意図があったのか、いつの間にか俺の後ろに付いて来ていた少女の親友が、彼女へ言い放つ。


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