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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

778適当:2013/05/18(土) 09:30:24 ID:q5/3bl26
「仁くん?」
「綾…。」
「仁くん…。仁く〜ん!!」

彼女は、悲願を成し遂げたと訴えるように、俺の名前を叫び、俺の胸へ自分の顔を飛び込ませた。彼女は、俺の胸へ涙を染み込ませつつ、衝撃の事実を口走って来た。

「ぐすっ…。もうダメかと思ったんだよ?だって、仁君、3ヶ月もずっと意識が戻らなくて…。私…ずっと心配していたんだよ?」
“さ…3ヶ月…だと!?”
「でも、無事に目を覚ましてくれて良かった…。えぐっ…、本当に良かったぁ…。」

“何て事だ…。俺は、愛する雌の綾に3ヶ月も心配をかけていたのか!!”彼女は“長い間ずっと俺を待ち続けていた”と告げた。そんな彼女に、俺が罪滅ぼしの為にしてやれる事は、たった1つであった。俺は、小さく“すまない。俺は、何て馬鹿雄(やろう)なんだ…。”と伝え、彼女の背中に両手を回し、彼女を抱き締めた。しばらく、彼女を慰めようと、彼女を長らく心配させた罪滅ぼしの為の、自分が唯一行う事が出来る行為をし、彼女を自分の胸から解放し、両手で彼女の涙を拭った。すると、彼女は嬉しそうに微笑み、もう一度、俺の体温を全身で感じるように抱きついた。俺は、抱きつく彼女へ再度両手を背中に回し、彼女を優しく包み込んだ。彼女が、俺の体温を感じる中、何の関係も無い、俺の膝(ひざ)の上へ乗る小さな彼女は、“ブィ?”と“何をしているかわからないよ。”と告げるように首を傾げ、俺と彼女の行為を不思議そうに眺めていた。小さな彼女の声に気づき、彼女は“え?”と声を上げ、声がした方を見やった。すると彼女は、涙ぐんでいた表情を一瞬で忘れ去り、満面の笑みを浮かべて、小さな彼女を抱きかかえた。

「わぁ〜!!可愛い〜!!」
「ぶ、ブィ!?ブィ、ブィぃぃ!!(え、ええ!?何するの!!)」

いきなり、相手の都合だけで持ち上げられ、目線の位置を胸へ持ってこさせられた小さな彼女は、驚いて声を上げ、小さな両前足と首を激しく動かし、もがき始めた。だが、彼女が“ビックリさせてごめんね。よ〜しよし。”と言葉を掛け、小さな彼女を落ち着かせるように背中を優しくなでたので、小さな彼女は安心し、動きを止めてそのまま彼女の愛情行為を受け取っていた。彼女は、小さな彼女へ行為を続けつつ、俺へなぜ小さな彼女が俺の元に身を置いているのかを訊ねた。

「くふふ。仁君、この娘って、もしかしてカオスさんが抱っこしてたイーブイ?」
「ああ。なぜ、知っている?」
「ずっと、仁君の病室まで通ってた時に、カオスさんと会って話をしたりしていたの。その時に、カオスさんは、いつもこの娘を抱っこしてたから。」
「そうか。カオスは、君の事を既に知っていたワケだな。」
「うん。仁君、それにしてもこの娘どうしたの?何で、カオスさんが仁君に預けているの?」

彼女は、更に推測を混じえて、俺へ質問を行って来た。俺は、彼女に笑顔を向け、彼女が知らないと思われる理由を告げた。


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