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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

764適当:2013/05/18(土) 03:12:10 ID:pFdutbek
『無理よ!!元帥様は、伝説種族(伝説ポケモン)のビクティニよ!!坊やに勝てるハズが無いわ!!』

次に蘇(よみがえ)った記憶の中の台詞(セリフ)は、【氾濫】の間の番人である彼女であった。彼女は、俺が22年間生きた中で会って来たどの雌よりも恐ろしい雌であった。そんな彼女に勝利し、彼女に尋問(無理矢理行わせたワケでは無い。彼女との勝負での取り決めである。)を行った際に、彼女が涙を流しながら、俺の“お前達のボスを倒す。”という台詞(セリフ)に対して、返した台詞(セリフ)である。彼女は、この台詞(セリフ)を言い放った際には、恐怖で震えていたと思う。彼女は恐らく、今述べた通りの台詞(セリフ)を口にした後、そんな態度を取っていた事であろう。彼女に勝利したとは言え、尋問を行い、情報を吐かせ、あげくの果てには、危険な情報まで吐かせ、彼女も裏切り者に仕立て上げてしまったのは俺自身である。彼女も、あの少女と同様、処刑されてしまったのかもしれない。そして、俺は彼女に“絶対にお前達のボスを倒す”と豪語という名の約束を結んでしまった。だからこそ、俺は、彼女を処刑にした真の黒幕を倒さなければならない。彼女を裏切り者に仕立て上げてしまったのだから、当然、俺には真の黒幕を倒す義務がある。“まかせろ。シャーズ、君の敵は必ず取るからな。”自分の心へ響かせた後、俺は【幻想】と示された扉へとたどり着いた。“これが…、最後の闘い。”俺は、【幻想】と示された扉のノブを手で握った。握ると同時に、年老いた彼の台詞(セリフ)が頭の中に蘇(よみがえ)って来た。

『勝て!!勝つのじゃ!!勝って、元帥様を倒し、あの娘達とブラッド君と…カオス小佐を、恐怖統制から解放してやってくれ…。』

あの娘達とは、“λ(ラムダ)”除く、“α〜μ(アルファーからミュー)”のバッチの守護者である、イーブイ進化系に当たる雌の兵士の事であろう。カオスとは、【幻想】の間の本来の番人の事と思われる。俺は、彼にこの台詞(セリフ)を託された後、初めは、彼の最上級の上官を倒せる自信が無かったので断りを入れようとした。だが、彼は、“頼む!!これが、ワシの…ワシの一生の頼みじゃ!!”と必死に懇願(こんがん)して来た。ここに“断る”とか“出来るか、わからないがやってみる。”のような曖昧(あいまい)な返事を返す程、俺は彼が託した生涯の願いを軽く見てはいない。俺は、【幻想】と示された扉のノブを掴(つか)んでいない、右手の拳を強く握りしめて、自分に、そして年老いた彼へ言い聞かせるように、決意を込めた言葉を言い放った。

「まかせろ。アンタの望みは、俺の望みでもある。俺は、ブイズを恐怖統制で従わせたアンタのボスを許すワケにはいかない。必ず、倒してやる。」

俺の中にもう迷いは無い。“勝てなかったら…。”なんて、もう一切俺の頭の中には思い浮かんで来はしない。“殺されたくない。”なんて、逃げの感情も一切抱かない。救う。各番人達を恐怖統制から解放してやる為、そして脱出する為に、真の黒幕を倒す事だけしか、俺の頭の中には存在しない。俺は、現実世界へ決意を表明した後、【幻想】と示された扉のノブを捻(ひね)り、【幻想】のステージへと歩を進めた。


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