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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

763適当:2013/05/18(土) 03:07:54 ID:wKQR3IVc
『生きていたら…ぐっす…。また会おうね!!』

初めは、【若葉】の間の番人が、俺と別れる際に涙を流しながらも、無理矢理笑顔を作って俺へ伝えた台詞(セリフ)である。生きていたら…。この言葉を意味するのは、俺に向かって“無事に脱出出来るように願っている。”という事では無い。彼女は、裏切りを働いてしまった。故に、彼女の台詞(セリフ)は、“自分がもしも生きていたら、また会えるといいね。”という事である。彼女は俺に情報を与えた。彼女は、裏切り者となり処刑され、もう現世(このよ)にはいないのかもしれない。だからこそ、俺は彼女を処刑にした真の黒幕を絶対に倒さなければならない。俺は、自分へ強く言い聞かせつつも、【幻想】と示された扉へゆっくり近づいていく。近づく際に、記憶の中にしまい込んだ台詞(セリフ)が蘇(よみがえ)って来た。

『あはは。ピカチュウ君なら、必ず脱出(で)られるよ。』

次の台詞(セリフ)は、【雷神】の間の番人であり、【若葉】の間の番人であるあの少女の親友である彼女が告げた台詞(セリフ)である。思い出せば、彼女は天才であった。特殊攻撃を得意とするサンダースに属するにもかかわらず、特殊技は使わず、全て接近戦で俺の力を超えて見せた。いや、もしかしたら単に特殊技を発動(だ)す事が苦手だったから、接近技ばかり使って来たと言えるかもしれない。そんな天才肌を持つ彼女が、応援メッセージなのか何なのかは知らないが、俺に“必ず脱出出来る”と告げたのである。彼女を超えた力を脱出する為の糧(かて)とした。だが、最後で殺され結局脱出は叶わなかった。では、話にならないし、俺が殺された事を知ると、“あ〜あ。”と愕然(がくぜん)とするか、もしくは“期待外れだなぁ…。”と呆れた顔をされるかもしれない。俺は、死んだ後、あの世から地上の様子を見た時に、彼女が俺に対しての失望を告げる態度を取る所を、見たくは無いし、そういう言葉も聞きたくは無い。だからこそ、真の黒幕を倒し、彼女(彼女だけでは無いが…。)を恐怖統制から救い出し、彼女と無事再会した際には、“君は、雄の強さを見抜けるのだな。さすがだ。”と彼女をほめてあげたいと思っている。………。俺は、一体何を考えているのだろうか…。深刻とはいえ思えない程の、呑気(のんき)な気構えを行ってしまっていた俺であったが、次の記憶で呑気(のんき)な気構えは打ち破られた。


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