したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

746適当:2013/04/20(土) 15:44:29 ID:eUXtx3Qk
次に、視覚以外の感覚を持つ場合ですが、中尉は体臭も放ちませんし、音も立てません。どのような生物であろうと、自分の体の匂いを隠す事は出来ませんし、音も完全に消す事も不可能でしょう。ですが、中尉はそれすらもやってのけてしまうのです。以上の理由で、中尉に狙撃対決で勝てる者などいる筈(はず)が無いのです。しかし、実験対象である彼は、中尉に見事に勝利しました。不可能と思われた事をやってのけた彼に、私が驚くのも無理はありません。気配を察知…。私は中尉が負けてしまった映像を見て、実験対象である彼にも、中尉が持つ能力と同じ能力が備わっているのではないかと考えました。やはり、あのピカチュウは、元帥様が求めていた雄なのかもしれない。私は、中尉と彼との戦闘を見終えて、改めて思い直しておりますと、元帥様が私に先刻の勝敗の行方を訊ねます。

「カオス。」
「はい、何でしょうか?」
「どっちが勝った?」

元帥様は、モニターをご覧になっていた筈(はず)。ですが、そのような口を元帥様に訊いてはいけません。黙って質問に答えなければ、死刑にされてしまいます。私は、後方へ体を向け、元帥様の目を見て質問に答えます。

「武田 仁です。」
「フフ…そうか。」

私が質問に答えると、元帥様はまるで、自分の望みが叶ったかのように少し嬉し気に微笑みました。ですが、元帥様には未だに恐怖を覚えます。元帥様が笑おうが、配下は恐怖を覚える事しか出来ません。なぜ、元帥様は笑っているのだろう。元帥様の目的とは一体…。私は、元帥様に畏(おそ)れ多くもその質問を訊ねます。

「元帥様、貴方様は、貴方様と同じ神の力を持つこの雄を、どうなさるおつもりですか?」
「クックック…、では言おう。」

うすら笑いを浮かべた後、元帥様は私の質問に答えます。

「俺は、この雄と過去の因縁(いんねん)の対決を挑む。」
「過去の因縁(いんねん)…ですか?」
「俺の先祖とこの雄の先祖は、大昔にある戦いをしている。その戦いは、決着がつかなかった。神炎を持つ上杉謙信という名のエンテイと、神雷を持つ武田信玄という名のライコウの戦いがな。」

元帥様に言われても私には、何の戦いを指しているのかが全くわかりませんでした。私が、黙って耳を傾けていますと、元帥様は私に、現在実行しているプログラムの目的を告げます。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板